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機種別
<◆航空関連
<兵器FAQ目次

◆◆link
「Airborne Grafix」:.Stipa-Caproni Monoplane
「朝目新聞」●パドルを漕ぐようにして飛ぶ飛行機が100年越しの飛行に成功
「エルエル」:「空飛ぶ円盤」型の無人偵察機、コアンダ効果で垂直離陸
「ワレYouTube発見セリ」:AIM-132 ASRAAM (11/20)
「ワレYouTube発見セリ」:Best Prototype Aircraft
「ワレYouTube発見セリ」:C-5 Galaxy Tribute
「ワレYouTube発見セリ」:EA6-B Cat shot (EA-6Bプラウラー電子戦機の発艦)
「 ワレYouTube発見セリ」:Hellenic Air force C130 Hercules
「ワレYouTube発見セリ」:MAD Mission! (近代から現代軍用機の映像集)
「ワレYouTube発見セリ」:Northrop Grumman KC-30
「ワレYouTube発見セリ」:KC-30 D-1 The Story
●UAV
「ワレYouTube発見セリ」:Not your Daddy’s Radio Controlled Airplane (プレデターUCAV)
「ワレYouTube発見セリ」:RAF Reaper UAVs (2008)
「ワレYouTube発見セリ」:Tactical UAV launch
「ワレYouTube発見セリ」:The RQ-4 Global Hawk
●ヘリコプター
日本ヘリコプタ協会(AHJとは管理人が同じ西川渉)
「ワレYouTube発見セリ」:AH-56 Cheyenne
「ワレYouTube発見セリ」:AH-56 Cheyenne: Turn Tail & 30mm Gun!
「 ワレYouTube発見セリ」:Comanche Attack Helicopter(コマンチステルス偵察戦闘ヘリ)
「ワレYouTube発見セリ」:Greek Army 4th TEAS Chinook Battalion (ギリシア陸軍,チヌーク大隊)
「ワレYouTube発見セリ」:Hawk (BAeホーク練習機)
「ワレYouTube発見セリ」:KA-52 Alligator vs AH-64 Apache
「ワレYouTube発見セリ」:Longbow (アパッチ・ロングボウ)
「ワレYouTube発見セリ」:S-67 BlackHawk with Wings Gunship & Recon Team Insertion (S-67ブラックホーク戦闘ヘリ)
「ワレYouTube発見セリ」:Tiger Tribute (ティーガー戦闘ヘリ)
「ワレYouTube発見セリ」:USMC helicopter lies: U.S. Army & Germans First Combat Use
「ワレYouTube発見セリ」:アパッチ・ヘリとハイテク戦術
「ワレYouTube発見セリ」:攻撃ヘリ アパッチ オリジナル・デモ・テープ
◆◆機種別・総記
【質問】
すみません,どっかのスレに戦闘機の
F=戦闘機
A=攻撃機
B=爆撃機
みたいなテンプレ貼ったのありませんでしたっけ?
あと,アルファベット順のフォネティック・コードもあったらお願いします.
【回答】
A:Attack(攻撃機)
B:Bomberdment(爆撃機)
C:Cargo Transport(輸送機)
D:Drone(綴り合ってましたっけ?無人機のドローンのこと)(無人偵察機運用機)
E:Electronics Installation(電子戦機)
F:Fighter(戦闘機)
G:Glider(グライダー…は死語か)
H:Helicopter(ヘリ)と救難(その意味は調べきれなかった).
J:一応,ドローン母機の初期とか汎用機で,今は使われていない,かな?
K:給油機(Kerosine)
L:Liaison(連絡機)
M:Multimission(特殊作戦機)
N:少数の実験機
O:Observation(観測機)
P:Patrol(哨戒機)
Q:無人機
R:Reconnaiance(偵察機)
S:Anti Submarine(対潜機)
T:Trainer(練習機)
U:Utility(汎用機)
V:V.I.P.(要人輸送機)あるいはV/STOL機
W:Weather(気象観測機)
X:Experimental & Research(実験・研究機)
SR:Strategic Reconnaiance(戦略偵察機)
フォネティック・コードは
A:ALFA,
B:BRAVO,
C:CHARLIE,
D:DELTA,
E:ECHO,
F:FOXTROT,
G:GOLF
H:HOTEL,
I:INDIA,
J:JULIETT,
K:KILO,
L:LIMA,
M:MIKE,
N:NOVEMBER
O:OSCER,
P:PAPA,
Q:QUEBEC,
R:ROMEO,
S:SIERRA,
T:TANGO,
U:UNIFORM,
V:VICTOR,
W:WHISKEY,
X:X-RAY,
Y:YANKEE,
Z:ZULU
【質問】
戦闘機,攻撃機,爆撃機以外で,とても高価だったり,現代戦で戦局を左右する重要な軍用機があったら教えてください.
【回答】
輸送機 戦うには人員や物資が必要です.
偵察機 敵を知り己を知れば百戦危うからずや.
空中給油機 空中給油で航続時間を延ばします.
対潜哨戒機 潜水艦対策
早期警戒機 遠くの敵を見つけます.
早期警戒管制機 遠くの敵を見つけ,管制行為も行ないます.
前線統制機 見当違いのところを攻撃しても無駄です.
練習機 パイロットは一番高価な兵器です.
【質問】
XB-70とかYF-23のXYはそれぞれどういう意味があるんですか?
【回答】
X,Yは類別記号と言われるものの一つです.
Xは1924年5月14日から使用された記号で,Experimental(試作)の状態にあることを示しています.
通常は原型機に与えられますが,生産機でも実験のため特に改造されたものには,X記号が割り当てられる場合があります.
なお,単独で使用する場合は,特殊研究機の接頭文字となります.
Yは1928年より使用されているもので,Xで示される基本的な試験を終わって,実用段階の試験に移った機体に与えられ,Xの記号は恒久的なものであったのに対し,Yの記号は,機体が実用試験が終わると除かれることが多かった様です.
第二次大戦の機体の場合,通常,X記号の機体は1機,Y記号の機体は13機発注されることになっていました.
蛇足ですが,Y1B-17の様に,Yと機種記号の間に,「1」が入ることがありますが,これは,通常の陸軍航空隊(当時)の資金からではなく,"F-1"財源という資金で購入したことを表します.
(眠い人 ◆gQikaJHtf2)
YF-23

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【質問】
ベトナム戦争前〜F/A-18が空母に配備されるくらいまでの時代について質問します.
この時代の戦闘機と攻撃機の違いって,そもそも何なのでしょうか? F-8とA-7の関係を見るに別にF-8に爆装でもいいんじゃないのか?と思ってしまいます.
電子装備等が問題なのであれば,F-4の皮にA-6な装備突っ込んだ物でもOKな感じがします.
でも現実には,A-6という攻撃専門の機体が生まれている事を考えるに,電子装備だけの違いではないと推測します.
構造的な物も含め,攻撃機として何か決定的な違いが,この時代の戦闘機と攻撃機にはあったのでしょうか?
【回答】
当時としては,戦闘機と攻撃機に求められる仕様は現代以上に異なる.
要は,高高度での空戦を主任務とする超音速戦闘機を,低高度・低速での対地支援任務に投入する事は効率上好ましくないという話.
一口に「電子装備」と言っても,A-6の求められるものとF-4に求められるそれとは異質なもの.
また,A-7は「F-8の基本設計に範を取った軽攻撃機」であって,F-8の攻撃機型という訳ではありません.
設計としてはMiG-23と27の間柄より更に遠い機材です.
当時の戦術や技術背景としては,機種の統一化による整備や機材調達上のメリットよりは,機材の多機能化の追求によって機体が肥大化したり高額化したり,はたまた器用貧乏化するデメリットの方が大きかったという事です.
◆◆宇宙機関連
【質問】
佐藤大輔の小説「征途」に出てくる宇宙往還機は,実現可能なのでしょうか?
>時速4万キロも 実用上は困難なようです.この条件で,16m飛ぶうちに耐熱装甲の
20%を失う
というレスを見たのですが,これが本当だとすると,あの小説に出てくる,マッハ20出せる宇宙往還機は,存在不能になってしまうのですが.
【回答】
単段式の軌道往還機はいまんところ無理.
NASAやらの研究努力にもかかわらず,実現するための要素技術が出そろってないから.
実際にどういう方法で実現するか見当も付いていない機能もあると聞く.
単段宇宙往還機の最大の問題は,行って降りてきた機体の重量は,すべてムダに持ち上げられているという点です.
どのような原理を使用するにせよ,軌道速度に物体を加速するにはエネルギーが必要であり,それを地上静止速度まで大気圏突入によって減速すると,それはすべて熱エネルギーとなって失われます.
しかも,加速するには燃料が必要であり,その燃料自体,機体と共に加速されねばなりません.
軌道上に必要な質量だけ加速し,不必要な部分は切り捨てていく多段式の方が,必然的に効率がよいのです.
もちろん,機体の使い回しで節約できる部分もありますが,同時に使い回すたびに上記の効率損失が発生するので,単段往還機は効率以上の必要性がないと,単なる趣味の乗り物になってしまうわけです.
空気利用エンジンとロケットエンジンの二段式にして,一段目の空気利用エンジン(つまりジェット)の機体を再利用する,というのが機体,燃料合わせてもっともムダがない方法だろうと言われています.
再使用しないロケットなら,サターンVやエネルギアなど実在のロケットでも低軌道に50t以上のペイロード投入が可能でした.
再使用するかどうかを純然たる経済性で判断するなら,機体・エンジン価格がすごく高価,そのかわり維持整備が極めて低コストというものになれば,意味があります.
http://science.ksc.nasa.gov/shuttle/nexgen/rlvintr2.htm
がNASAの次世代往還機についてのまとめですが,下の方の表にあるように,単段ロケットでは重量の90%近く,二段式でも85%が燃料で占められています.
この燃料自体,燃料を用いて持ち上げ,加速しなければならないわけで,ムダが多い.
Combined Cycle Airbreather,つまりジェットとロケットの組み合わせになると,単段式で燃料の占める割合が70%,二段式だと60%程度となり,俄然効率が良くなります.
これはもちろん,空気中の酸素を利用できるために酸化剤の重量が不要になるからですが,
同時に空気の揚力を利用して高度を得られるからでもあります.
通常のジェット・エンジンでは到達高度,速度とも限界がありますから,なんらかの方法でマッハ2程度まで初期加速を行うと共に,空気抵抗の少ない高度まで上がり,そこからRAMジェット,あるいはさらにSCRAMジェットを点火してマッハ5〜10程度まで加速してさらに高度を上げ,そこからロケットに切り替えて軌道速度を得るのが効果的なわけです.
初期加速は普通のジェット・エンジンでも良いし,それこそ高地に接地したレール射出でも良いでしょう.
そこで問題なのは,単段式の場合,ジェットエンジン部やからになったジェットエンジン燃料,翼などがすべて軌道ではデッドウェイトになるということです.
これらをそのまま持ち帰って速度・位置エネルギーを突入時の熱としてムダに放出することになるのは前述したとおりですが,問題はそれだけではありません.
特に軍用,宇宙戦闘機として考えた場合,デッドウェイトを山ほどしょった戦闘機になるわけで,これを満足に機動させるためには巨大なロケットエンジン,バーニアが必要となり,そのための多量のロケット燃料が必要になり,
このため全体の重量はさらに増加し,より強力なエンジンが・・・
と,悪循環が始まります.そもそもジェット兼ロケットエンジンの構成の複雑さ,開発の困難さを考えると
,単段式往還機といっても,結局動力,揚力系は二段になっている可能性が甚だ大きいわけで,それを無理矢理一緒に軌道に上げるには,なにか特別な理由が必要とされます.
ふつーは空気吸入ジェット/揚力翼部分を切り離して,無人誘導なり何なりで基地に戻すでしょう.
射出方式については,高山の気圧が低いところから撃ち出せばよいという考え方があります.斜面で加速し,頂上から発進.
http://merlinxl5.net/video/FBXL5_Open_Ignit-Liftoff_BB.ram
のレールを高山に設置し,メイン・エンジンをジェット・エンジンにして,軌道部分を切り離したら地上に戻る(無人機にしてもいい)という方法が望ましいようです.ブースター・ロケットの替わりにリニアモーター加速でもいいし.
理論的な可能性はあります.シャトルの後継として構想は上がっていましたが,構想で終わっており,開発が進められる様子はありません.
当初から上記 のような反論も多く,やっぱりダメだったか,という感じで中止されました.
不可能というわけではありません.
構想は理論的に可能であり,技術的にも時間と費用さえかければ可能だと思われています.
参照.
http://www.nasda.go.jp/press/2001/03/x33x34_010321_j.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/print/20050328308.html
http://hotwired.goo.ne.jp/newspic/2005032811.html
794 :一等自営業 ◆JYO8gZHKO. :2005/04/22(金) 03:25:09 ID:???
設定にギコギコ固まるとお話が作れなくなるよ.
あるいは話が面白くなくなります.
ノリと話の滑らかさ優先で,設定とか邪魔な部分は二の次です.
【質問】
巨大なロケットに兵員や車輌を搭載,航空支援無しで目標に大量発送,敵戦力の駆逐を回避しつつ,敵の指令部や武装の脆弱な深部の戦略目標を占領する事は可能ですか?
【回答】
一言で言って不可能です.
弾道弾の弾頭とロケットのサイズの関係から言えば,「大量の兵員や車輌」を弾道飛行させるためにどの程度のサイズのロケットが必要になるでしょうか?
史上最大のサターンV型で低軌道なら130トンのペイロードを上げられます.
しかし,壊さずに地球の重力を中和して重量物を降ろすには,パラシュートでは無理.
翼なり逆噴射装置なりが必要であり,中身を壊さずに(人間を含め)降ろす装置はそれなりに重い.
楽天的に考えてペイロードの半分を着陸装置に振るとすれば,実際に運べるのは65t前後.M1A1をばらさずになんとか運べるというところ.
30機のサターンVを打ち上げれば30両のM1A1を持ち込めるから,それに附随するIFV,2週間程度の燃料弾薬食料等,指令通信関係などで,まあ10倍でガマンするとすれば,サターンV300機でなんとか一点はしばらく確保できるでしょう.おっと対空装備がいるから400機か?
このロケット戦隊を5点ぐらいに送り込めば,2週間ぐらいは相手の動きを止められるかも知れません.
ちなみにサターンVは開発費込みで一機500億円.
量産で安くなるが,価格は40年も前の価格だからそのまま読むとして,1000機でも500兆円.
まあアメリカなら,20年足らず軍を解散すれば浮かせる金額ですな.ただしこれだと,ロケットに乗せる軍も兵器もなりますが(笑).
オレなら130トンのTNT入れて2000箇所の拠点を破壊して,乗せるはずだった兵力で攻め込みますけどね(笑).
さて,ロケットで輸送するとなると,着陸が必要になってくる.
そうなると,着地時に捕捉殲滅される可能性がある.分散すれば逆に部隊として統制が取れなくなるかもしれん.
これだけのテクノロジーがあるなら,おとなしく地上戦艦を建造した方が吉.
また,他と連携不可能な地点に戦闘部隊だけ放り込むというのは作戦上は全く無意味です.
それらのロケットが目指す目標である「敵の司令部や戦略目標」を,仮にそうやって占領できたとして,敵中で孤立無援では,自分からわざわざ包囲殲滅されに行くようなものではありませんか?
占領部隊側に手持ち分の食糧弾薬しかなく,且つ補給の当ても無いのですから,相手側としては包囲して日干しになるのを待っていればいいだけです.
現代が舞台なら,普通に核攻撃したほうが手っ取り早いですね.
ただし,1960年代にダグラス社が再使用型ロケットで戦場に兵員や物資を緊急輸送するアイディアを提案している.
http://www.abo.fi/~mlindroo/SpaceLVs/Slides/
のDouglasIthacus
http://www.abo.fi/~mlindroo/SpaceLVs/Slides/sld013.htm
さすがに戦場への強襲降下というわけではなく,紛争地域付近への緊急戦力展開用というかんじだが.
完成予想図では原子力空母からの打ち上げも考えてみたみたいだが,どこまで本気だったのか.
ちなみに,このネタは宇宙開発ライターの江藤巌氏が80年代初頭に日本に紹介していて,「マクロス」の後番組「オーガス」で使われている.
(記憶があやふやだが,軌道エレベータ建設現場への強襲作戦だったと思う)
【質問】
(1) スペースシャトルがあのような大きな翼を持つようになったのは軍事ミッションのためであり,ただ単に滑空して帰ってくるだけならもっと小さな翼で良かったという話を聞いたんですが,それは本当でしょうか?
(2) また,そのような大きな翼を必要とする軍事ミッションってどんな内容だったのでしょうか?
(3) それから,スペースシャトル計画が宇宙船の再利用による効率的な運用を目指したものというのは建前で,実際は軍事ミッションを主目的にした計画だったなんて話も聞きますが,実際はどうだったのでしょうか?
【回答】
リフティングボディやら鈍頭再突入体やらの理論が,伝言ゲームの過程で歪んだものでしょう.
恐らく話を伝えた人物は,怪談で人を怖がらせるのが大好きな性質の人でしょう(笑)
(1)について
翼の面積というよりも,極超音速域でL/Dが大きなデルタ翼か,亜音速でL/Dが大きな直線翼かの選択の問題.
NASAでは最初着陸速度を引き下げられる直線翼を考えていましたが,空軍の極超音速機動の要求もあって,デルタ翼に切り替えました.
ただしデルタ翼には熱防護上の有利もありますので,軍事ミッションだけがいまのオービターの形をきめたわけではありません.
確かに「大気圏再突入」に関して言えば,翼は必ずしも必要ではありません.
しかし,滑走路に着陸という運用形態を取った場合,あの主翼は必要最低限度のものと言えるでしょう.
シャトル(と言うかオービター)は単独で大気圏内飛行が可能,と思い込んでいる人もいますが,再突入時のオービターには既に推進剤はなく,着陸進入もやり直しの利かない難しいものです.更に,滑空機として見た場合のオービターはかなり運用に制限が加わる種類の飛行体です.
そんな制限の多い大気中のオービターで,どんな「軍事ミッション」ができるのか,私が訊きたいくらいです.
なお,シャトルの翼はあの図体のグライダー(なのだよ)にしては異常に小さく,縦横比も小さいので滑空効率はめちゃくちゃ悪い代物です.
それというのも,主翼は再突入して滑空に入るまで(つまりミッションの大部分)でデッドウェイトにしかならない上に,打ち上げ時に余分な抵抗を生じて厄介極まりないからです.
そうした努力を重ねても,結局宇宙機に翼をつけるなんてアイデアは愚の骨頂であったことがその後のシャトルの運用で明らかになっています.
したがって,「あのような大きな翼」自体が誤りです.
(2)について
当初から軍事衛星の放出や故障した衛星のお持ち帰りを主目的の一つにしていましたし,それで予算を通しました.
しかし実際には,通常ロケットで打ち上げたほうがはるかに安かったうえに,チャレンジャーの事故で信頼性に疑問がでたため,現在ほとんどの軍事衛星はタイタンなどで打ち上げられています.
また,極軌道で地球を一周して帰還するミッションが考えられていました.
西海岸のヴァンデンバーグAFBから打ち上げて,極軌道の敵性衛星にランデヴー査察あるいは捕獲あるいは破壊して,さっと一周でエドワーズ基地に帰着する.
周回中に地球が回って軌道が西にずれるから,再突入時に大きく針路を変えねばならない.
で,そのためには大きな極超音速L/Dが必要になります.
なお,NASA・・・というかアメリカの宇宙計画自体,軍事利用と不可分です.
(3)について
ミッションを効率的にこなし得る事と「軍事ミッション」とは,別にバラバラに考える必要はありませんよ.
効率的な運用のできる宇宙機は,軍事だろうが民生だろうが,「ミッションを効率的にこなし得る」機材です.
まあ効率と経済性という点で,スペースシャトルが触れ込み通りのシステムかと言うと,それは激しく疑問ですが.
【質問】
スペースシャトルはどうして三角翼なんでしょうか?
高速での飛行を要求されないし,テーパー翼でいい気もしますが.
【回答】
スペースシャトルの帰還時(再突入〜着陸まで),
そのスピードはマッハ20以上〜時速数百キロのオーダーまで変化します.
例えばテーパー翼では,自ら発生させた衝撃波を自分の翼で受けることになり,
まず間違いなく翼がふっとびます.
(翼が吹っ飛ぶ直接の原因は他にも色々考えられるので,
直接の原因はもしかしたら衝撃波ではないかもしれませんが,
どちらにせよ確実に吹っ飛びます.)
帰還時に機体構造に無理な圧力がかからず,
大きく変化する各速度域でそれなりの性能を発揮する翼の形を考えると,スペースシャトルのような翼の形になるのではないでしょうか.
参考:翼平面形(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%BC%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E5%BD%A2
デルタの特徴は,大迎角で失速し難く,その時大きな抗力と引替えに大きな揚力を
得られる事,また翼面積に対し剛性が高い事です.
超高空(つーか大気圏外)から 超高速で下降し,空気抵抗により着陸可能な速度まで減速するには理に適った翼形と言えます.
【質問】
もし万が一将来地球衝突の可能性のある小天体を,事前に察知できたとして,現有軍事力を駆使してこれを迎撃する事は可能でしょうか?
【回答】
http://www.astroarts.co.jp/news/2000/07/14icarus/index-j.shtml
「巨大な爆弾とロケット群〜実際に考案された『アルマゲドン』案〜」を参照.
サターンV型に100Mt水爆を詰め込んで爆砕しよう,ってアイデアは1968年時点でもうあった.
今はもう,宇宙機の惑星間ランデブーの技術はあるし,宇宙機の自律制御も可能.
つまり技術的には何も問題ない.
試してないから成功すっかどうかはわかんないけどな.
◆◆空中給油関連
【質問】
空中給油機は,海軍機でも空軍機でも給油できるのか?
【回答】
米軍では,現在では殆どKC135及びKC10いずれもフライングブーム式
とプローブアンドドローグ式の給油装置を備えており、エアフォース(米空
軍)、 マリーン(米海兵隊)、アーミー(米陸軍)いずれの空中給油装置を
備えた航空機にも対応可能となっています。
KC135はフライングブームの先端 にドローグを装着することで両用可能としており、KC10は胴体後部に両方の装備を搭載して対応しています。
【質問】
空中給油機は自分の給油をどうするのか? 給油中に自分がガス欠になる怖
れはないの?
【回答】
空中給油機の自機の燃料ですが、例えばKC10を例にとりますと、他機に給油
する燃料は、床下を燃料庫とし自機の燃料は通常通りに搭載しております。
原型機が旅客機なので滞空時間も長いので、エリアごとに担当空域を持つ空中
給油機には大した問題とは言えません。
給油する相手の戦闘機や攻撃機に比べ れば、遥かに長い時間飛行することが可能です。
【質問】
空中給油機は単機で出動するのでしょうか?
【回答】
ミッションにより状況は変わります。
単なる機体の空輸任務であれば,空輸す る機体数に見合った給油機を飛ばすことになります。単機で出動することは十
分にあり得ます。
【質問】
編隊を組むのであれば,どういう内容になるのでしょうか?
【回答】
編隊を組む場合、被給油機と給油機となれば,給油される側が複数となる場合,給油機と被給油機は給油中は無防備となるため、給油待ちの機は、当該機を援
護する必要があります。
援護する位置についてはご容赦を。大体皆様のご想像
通りですが(笑)
【質問】
空中給油機の行動可能時間はどのくらいなのでしょうか?
【回答】
原型機が旅客機や輸送機で存在するので、おわかりの方も多いかと存じます
が、燃料の搭載量に大きく左右されますので、これいった数値は示せませんが
同型の旅客機程度は飛行可能です。
例えばKC135Rであれば、約18,00 0キロ程度の飛行は可能です。
原型となった航空機と殆ど変わらないと考えて
差し支えありません。
【質問】
空中給油機は,一体何のために導入されているのでしょうか?
【回答】
それは、航空機の有効利用です。
例えば機体をフェリーする場合、ルート上に着陸可能な基地が無い場合、緊急を要するミッションで着陸する時間を割けない場合などにあたります。
遭難者の捜索などの災害派遣では、捜索機の航続力を延ばし,捜索可能時間を延長することができますし、少ない機数でCAP(戦闘空中哨戒)を行う場合もそうです。
世間の知識者(?)と呼ばれている方の中には
「他国へ侵攻するため」
と言う方がお出でになりますが、そうであれば、攻撃侵攻する機数に匹敵する数の給油機を装備する必要があるでしょう。少数を給油完了の度に戦場に投入していては
戦闘の原則である戦力の集中にはほど遠いでしょうし、1機あたりの給油量などたかが知れております。
空中給油機の導入は、確かに航空機の滞空時間を飛躍的に延長します。
航空基地の数が限定されており、民間機との共用の問題等がある,日本のような国では,ある程度のその解消が目的であるとも言えますし、今後、用途廃棄の航空機が続出し、新しく就役する機体が減少することを考えれば、少ない機数で
やりくりしなければなりません。
空中給油は少ない機数を多く見せることが可能です。
また、日本のように航空基地の少ない国では、基地が損害を受けることは致命的です。
着陸可能な基地が無い場合、基地機能が復旧するまで空中給油機は最後の砦と
なるでしょう。少なくともフューエルレベルロー(燃料切れ)で墜落することはありません。搭乗員も機体も救うことが可能となるのです。
侵攻用「空中空母」(笑)

【質問】
空中給油機を保有している空軍には,どのような国があるのでしょうか?
【回答】
我が国以外の西側諸国、欧米諸国では大抵の国が装備しており、戦闘機、攻
撃機、爆撃機のみならずヘリや輸送機などにも空中給油が可能な機体が使用さ
れています。
【質問】
アメリカ軍の苦衷給油機の後継機の開発・更新が遅れてるのはなぜですか?
その方面の予算が削られてきたからでしょうか?
289:名無し三等兵:2006/05/08(月)02:46:01ID:L0mJvnCH
苦衷給油機→空中給油機です.
【回答】
いちどボーイング767発達型のリース契約に決まったのだが,当時の調達担当者がボーイングに天下りの約束をしていたことが判明して,契約がご破算になった.
そのあおりで議会がリース契約そのものにも疑問を呈することになり,最初から選定をやり直すことになった.
ちなみに現在の候補は767発達型,777発達型,エアバス発達型.
と言うことで,空軍にとってはほんとに苦衷給油機なのだよ(笑).
以下,Jwings2006年6月号,青木謙知の記事より引用.
こうした様々な案について空軍は2005年8月に,KC-10のような大型の給油機を装備するのが最適との考え方を明らかにした.ベースとなる機体はボーイング777,エアバスA330,ボーイングC-17などである.ただこのうちC-17については,旅客機転用型との混合装備も考えられたが,2007年会計度予算で計画していた180機の調達を完了し,生産ラインを閉鎖するための予算も付けられている事から,旅客機改造型1機種に絞られる公算が強くなっている.
(中略)
また最近では,以前のKC-767のリース案を再評価する動きもある.
ただ,仮にエアバスがA330の多用途給油輸送機(MRTT:MultiRoleTankerTransport)案を提示すれば,もともと期待の規模などが違うから,能力的には見劣りがする.
加えてフライ・バイ・ワイヤ操縦装置などのシステム類を備えている事も確かである.
こうした点では777改造機の方が競争力があるといえよう.
未来型空中給油機

【質問】
KC-45採用問題について質問です.
会計検査院の勧告でボーイングの逆転勝利か,と言われてたみたいですが,どうやら米軍はKC-45のまま強行突破する腹積もりのようです.
KC-45の何がそんなに優れていたのでしょうか?
日本でも購入したKC-767はそれほどダメだった機体なのでしょうか?
あと,もしこのままKC-767の敗退が決まったとした場合,自衛隊が追加購入する際にはさらに調達価格が上昇するという事に繋がったりするのでしょうか?
【回答】
KC-45が勝ったのはペイロードが大きく,拡張性,多目的性に優れているからということになってる.
ボーイングは「そんな条件,最初は言ってなかっただろ」と抗議中なわけ.
日本の空自給油機にそこまでの条件が求められるとは思えず,別にダメな機体というわけじゃない.
給油機として使用する分にはKC-767の方が安価で良いという考えもある.
第一,運用開始が遅くなる.
もともと量産ラインで作ってないので,追加購入がとても先になって機体入手に問題,とかない限り,大幅な価格上昇はないと思うが,商売もからむ話だから確言できない.
軍事板
青文字:加筆改修部分
▼米空軍の次期空中給油機選定結果は誤り,米会計検査院がボーイングの主張を認める判断
テクノバーンの記事だけども.GAOからの勧告があったのはマジ.
ボーイングの主張が認められた形になりますです.
実際にKC-767が採用されるかはまた別の話ですが.
KC-45の方が大型機なので,貨物搭載(パレット搭載)量やら燃料搭載量が大きかったりします.
あとはまたKC-767とは違った新型ブームを装備しているので,1分間辺りの給油量もKC-45の方が上だったりもします
(参照:『軍事研究』)
KC-767の方が小型になりますし,KC-767が搭載する新型ブームによる1分間辺りの給油量も下になります.
というわけで,コストでしか勝負できないのがKC-767なんですけども.
(『参照:軍事研究』)
その辺をどう空軍が要求するかで,また選定も変わったりするかもしれません.
・・・んでも,こうもgdgdになると,KC-135Eの寿命は大丈夫なんだろうか.
邪夢 in mixi,2008年06月20日15:44
▲
【質問】
KC-130のJ型への改修点は?
【回答】
・プロペラを後退型のダウディー6翅プロペラに.
・機首レドームにライトニング・アレスター(落雷対策装置)を増設.
・赤外線ゴーグル・モードの航法灯を装備可能に.
・垂直尾翼の付け根に防氷装置を.
・フラップをアルミからカーボン複合材製に.
・コックピットにHUDを
・給油ポッドを,給油速度を増したフェーズII,Mk32B-901Eポッド,通称「FRL」に(KC-130J
mod2から)
・TCASなど安全装備を追加.
・取り外しできる最大8,500lbタンクを2個搭載可能に.
・乗員を約10名から2名に減員.
詳しくは「航空ファン」2006年7月号,p.13-16を参照されたし.
◆◆偵察機
【質問】
無線が発達していない時代,偵察機は地上とどうやって連絡したのか?
【回答】
通信筒というものを使った.
これにメモを入れ,地上に投下.
地上からメッセージを受け取る場合は布標識を地上に置く.
または,通信筒をつけたロープを,2本の竿の間に張る.
偵察機は鉤紐を垂らし,それを引っ掛けて引き上げた.
でも一番確実なのは,近くの原っぱに着陸して,口頭での連絡.
第2次大戦でも使われていたらしい.
たとえば1944年,ヒ31船団を護衛していた駆逐艦「天津風」が被雷,大破したときには,一式陸攻から通信筒を投下,救援の駆逐艦「朝顔」の位置を知らせている.
また,終戦3日後,祖国の再起を信じて浅間山に突入,自爆した特攻機パイロット・西川俊彦中尉が,突入前に自宅近くの岩村田国民学校に通信筒を投下.
中には遺書が入っていた.
現代でも,陸上自衛隊航空機の運行実施に関する達(陸上自衛隊達第99-7号)の中に,通信筒についての記述があることから,今もなお使われているようだ.
ローテクを侮るべからず.

消印所沢
【質問】
ちょっと前一部で騒がれていた,アメリカの謎の新型機「オーロラ」って結局何だったんでしょうか?
【回答】
オーロラ:その名前を付けてる軍用機,開発はけっこうありますが,この場合は,米の超音速,高空飛行の偵察機,ひょっとして爆撃機.一般には極秘の偵察機と言われた(言われる)存在です.
AW&ST誌が2006年3月6日号のp.48から特集記事を掲載していますが,最初はガセと言われたこの機体,どうやら実在したようです.
XB-70ヴァルキリー(!)の予備部品を元に母機(SR-3)を作り,ここから発射する子機(XOV
Experimental Orbital Vehicle)によって偵察を行うという試験機だったようです.
単に偵察といっても,シャトル爆発事故頃の話であり,名前通り低軌道に小型の偵察ペイロードを緊急に打ち上げる手段を確保する試みと考えられているようです.
米ホロマン基地でF-15の機付き長がXOVの目撃記事(さすがに詳細)を寄せているほか,嘉手納基地(地理的に不調時の不時着場所として最適)に不明機が着陸し,ただちに基地が一時閉鎖された事件も報告されています.
この直後に那覇空港に赴任した私の義弟が,先輩から
「スゴい速度と降下率で嘉手納に降りたレーダー像があった」
という話を聞いたと語っていたのを思い出します.「オーロラ」はガセだと思っていたのですが,どうも裏に幾分かの真実がありそうです.
【質問】
米空軍が開発しているXF−19オーロラという偵察機のスペックや実機の画像があるサイトはないでしょうか?
【回答】
実機は存在しません。
よって、写真もありませんし、スペックも不明です。
一時期、ロッキードF-117がF-19という名称ではないかと言われていたことはありましたが。
これがオーロラ妄想サイト(分かってやってるのだが)の一例です。
www.abovetopsecret.com/pages/aurora.html
存否については上記サイト末尾の質問一覧でもふれています。
www.abovetopsecret.com/forum/thread4461/pg1
また,F-19は上記の妄想サイト
www.abovetopsecret.com/forum/thread23022/pg1
によると,F-5発展型がF-19となるべきだったのところを,新世代らしい雰囲気を与えるため,一つ飛ばしてF-20としたために欠番となった、という話があるようです。
もう少しマジメなサイトでもう少し詳細に論じているのが
www.aerospaceweb.org/question/history/q0082.shtml
です。
ここでは上記のスキップ説はじめ、ソ連を混乱させるためにわざと抜かした、秘密の開発機に割り当てられた、などの説が紹介されています。
このサイトは「この番号がなぜ」FAQに対する良い回答になっていますので、ご一読をお薦めします。
(system ◆systemVXQ2他)
【質問】
WW2の戦艦や重巡って水上機積んでいますよね、あれって何時(何年)くらいからなのでしょうか。
あれの用途も教えてください。偵察?着弾確認?連絡?とかでしょうか。
【回答】
1910年10月、停泊中の米軽巡バーミンガムに仮設された木製滑走台より民間人パイロットが操縦するカーチス複葉機が飛び立った。
これが世界最初の艦艇からの飛行機の発艦。
翌年には装甲巡洋艦ペンシルヴェニアへの着艦に成功している。
ただし,これは水上飛行機ではなく陸上機を使用している。
1911年にはイギリスが戦艦アフリカから、これも滑走台を使って水上飛行機の発艦に成功している。
水上飛行機を艦艇から飛ばすのは偵察が目的であった。
初期の飛行機はペイロードが小さく,通信機も未発達だったので、リアルタイムの通信が必要な弾着観測にも用いられるようになったのは第一次大戦後。
(ただし南北戦争時代に、偵察と弾着観測用気球の運用を行う艦艇があった。)
偵察手段としての飛行機の運用を行う艦艇として,まず水上機母艦が作られ、次いで空母が誕生した。
1920年代以降に建造あるいは改装が行われた戦艦や巡洋艦などに最初は滑走台、ついでカタパルトが設置されて水上飛行機を搭載するようになった。
水上飛行機の収容には艦を停止させなければならないので、連絡に用いられるのは重要な貨物や人員の輸送など特別な目的に限定される。
ちなみに戦艦ビスマルクが撃沈される前日、航海日誌や乗組員の手紙などの重要書類を搭載した水上飛行機が発艦を図ったが,カタパルトの故障で失敗。
これらの書類は艦と共に失われた。
【質問】
巡洋艦に搭載されていた水上機は、対潜哨戒・攻撃は行えるのか?
【回答】
巡洋艦に搭載されていた水上機は、偵察、着弾観測の為の物で対潜哨戒・攻撃任務は行っていませんでした。
また、主砲を使用した際は、利根型以外は爆風で搭載機も被害を受けてしまうので、壊れる事は折込済みで運用していました。
具体的には、砲雷撃戦が始まる前に、偵察、観測の為にさっさと投射してしまい、海戦の最中は回収も無理なので放置。海戦後に余裕が有ったら回収すると言う形で、半場使い捨てに近い運用だった様です。
元々、水上機の外洋での着水性能にも期待は出来ない物でしたし。
で、遭遇戦でいきなり砲雷撃戦に成ったら壊れるに任せると言った訳です。
だから、当然、巡洋艦搭載機は爆装はしていません。
【珍説】
SR-71の発表会見でジョンソン大統領は機体名を言い間違い,この失言を糊塗するために数千億円という巨費が投じられた.
この機体の名称は当初RS-71であったが(RSはReconnaissance
Strike:偵察爆撃を意味する),1964年に同機の存在を認める際,リンドン・B・ジョンソン大統領がSR-71と誤って発表したため急遽名称をSR-71に変更する事態となった.
RS-71に関連する全ての書類がSR-71に修正され,それにかかった時間は4ヶ月,費用は17万ドルだったといわれている.
SRはStrategic Reconnaissance(戦略偵察)を表すと後から定義された格好になる.
結局,本機は爆撃機として使われる事なく,純粋な偵察機としてしか用いられなかったので,結果としてジョンソン大統領の失言は事実となった訳である.
ちなみに71の数字は,同じく偵察爆撃機として開発されたRS-70からの連番.RS-70は爆撃機B-70の仕様変更(偵察兼用に目的を改めた)である.
【回答】
これは都市伝説ですね.
名称が土壇場で改められたのは確かですが,合理的な軍隊がただの言い間違いを訂正するために数千億円ものお金を投入するはずがないでしょ.
真相は,"RS"の順番を毛嫌いしたカーティス“鬼畜”ルメイが,大統領の発表直前に"SR"と原稿を書き換えさせることに成功したものの,速記官のミスで発表後にプレスに渡された資料に再び"RS"と記載されたため,プレスの間でこのような伝説ができたみたいです.
〔上記引用文章は,〕訂正にかかったお金と時間がやけに具体的なのですが,どこで誰がどうやって調べたものやら.
ソースはウィキペディア英語版で引用されている,米軍機の命名を調べ上げたドイツの軍オタさんとAviation
Week & Space Technologyという雑誌に米空軍でRS-70(ヴァルキリーの偵察派生型)の開発に当たっていた人が寄稿した記事です.
バグってハニー by mail
【質問】
「SKUNK WORKS」by Ben R Rich(邦訳『ステルス戦闘機 スカンク・ワークスの秘密』,講談社,1997.1)P.431に
「ちょっとした良い間違いだから,すぐ訂正すればすむことだったのに,空軍は,最高司令官が間違えたと思われたくないばかりに,SRのほうを正式名称にして,2万1000枚の図面と書類を書き換えるよう指示したのである.
RS-71からSR-71に書き換えるためだけに,数千ドルの余計な金がかかった」
とあります.
事の経緯はどうなのか分かりませんが,ブラックバードに関して,少なくとも図面と書類の書き換え指示が出て,数千ドルの金がかかったのは事実と思われますが?
【回答】
ご指摘の件ですが,上述項目にもある通り,ブラックバードの名称が発表直前に変更され,書類が書き換えられたのは事実です.
当然それには費用がいくらかかかったことでしょう.
私が強調したかったのは以下の二点です.
(1)そうなったのは大統領が言い間違ったからではない.
(2)いくらなんでも書類の訂正に17万ドルはかからないだろう.
まず(2)から話すと,例示された著書では「2万1000枚の図面と書類」の訂正に「数千ドル」かかったとなっていますが,それが妥当なところじゃないでしょうか.英語版Wikipediaでは「2万9000枚」となっています(ソース無し).
(1)に関しては,ベン・リッチも大統領の言い間違いとしていますね.
この方,ロッキードでブラックバードなどの開発に当たってた方ですから,おいそれと否定するわけにはいかないのですが,それよりも私はドイツの軍オタさんAndreas Parsch氏の説を支持します.
というのも彼は,大統領の原稿と会見時のテープという一次資料に当たっており,それには全て「SR-71」と正しく表記されています.
一方,速記官がプレスに渡した資料には「RS-71」という間違いが3箇所あり,これが「伝説」の原因になったとしています.
つまり,言い間違ったのは大統領じゃなくて速記官ですね.
http://www.designation-systems.net/usmilav/nonstandard-mds.html#_MDS_SR71
このドイツの軍オタさんめちゃめちゃ気合入ってます.彼のサイト見てあげてください.
数学者・プログラマーということで,アルファベットと数字の組み合わせの規則性に興味を持ったのが,ここまで調べ上げるきっかけになったようです.
「なんで数字が飛んでるの?」
とか.
一方,「17万ドルの巨費と4ヶ月もの時間を費やしてついに完成」という「珍説」をウィキペディアで掲げたのはMcTcという方です.こちらで彼(彼女)の投稿履歴を確認できます.http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%B9%E5%88%A5:Contributions&limit=500&target=McTc
軍オタというよりもB'zオタのようですね.特に軍用機に詳しいというわけでもないようです.
じゃあ,なんで一体,名称が突如変更されたの?ということですが,上記項目で挙げた専門誌で事の成り行きを暴露しているのが,空軍のシステム・コマンド・プロジェクトチームにいたジェームズ・フルトン(James T. Fulton)氏です.
話は遡ることRS-70の開発時のこと,兵装を決める会議でルメイの顔がどんどんこわばってくる.
どうやらRSの語順がお気に召されないらしい.
曰くSRの方がもっとアグレッシブだ.全部書き直せ,と.
それで,今度は71もRSになりそうだと聞き及んで大統領に猛烈にアタック.
発表直前に大統領原稿のRSを全てSRに書き直させることに成功!
なんとなくルメイらしいエピソードというか.
このフルトン氏の記事に対して,この専門誌の編集者は冒頭に
「リチャード・グラハム(Richard Graham)空軍退役大佐はホワイトハウスの電話・訪問者ログをチェックしたほうがいい」
というアオリを入れています.
「ルメイがジョンソンに接触したことを確認しろ」
という意味でしょう.
グラハム大佐はブラックバードの元パイロットで本も出していますが,それでもこの故事を知らなかったということなのでしょう.
空軍でブラックバードに乗っていた人も知らなかったとすれば,スカンク・ワークスのベン・リッチがこの故事を知らなかったとしても不思議ではないのではないでしょうか.
【質問】
「最速偵察機SR-71 ブラックバード 」
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1074705185/l50
の一連の書きこみをみて混乱してしまったのですが、SR−71偵察機のエンジンはラムジェットなのでしょうか? ターボジェットなのでしょうか?
【回答】
特殊な燃料は使ってるけど普通のジェットエンジンですよ。
このページを読むヨロし。
http://www.tiheisennoame.net/aircraft/sr71/sr71.htm
ただし,このページ、間違いも多いから全面的には信用しないのが吉。
例えば,
>液体水素エンジンは,高空で不足する酸素の代わりを
>水素によって補うというコロンブスの卵的な代物であった。
という記述があるが,水素は酸素の代わりにはならない。水素を燃やすのには酸素が要る。
また例えば,
>SR−71のJ58もラム・ジェット化はするが,
>完全な意味でのラム・ジェットではなく、
>エンジン本体の直前にはファンが備えられている。
も誤り.ファンじゃなくってコンプレッサー(圧縮機)だろう。J58にファンはない。

【質問】
偵察機のSR-71には戦闘機型のYF-12があったそうですが,一体何を迎撃するつもりだったのでしょうか?
【回答】
YF-12Aはソ連爆撃機がアメリカ本土に到達する前に迎撃するための超音速長距離迎撃機でした.
YF-12Aは厳密にいえばSR-71の戦闘機型ではなく,その前身であるCIAの超音速スパイ偵察機A-12の派生機種です.
開発者であるケリー・ジョンソンが量産効果を見込むため,A-12の戦闘機型として売り込んだのがAF-12(YF-12A),空軍向け複座偵察機として提案したのがR-12(後のSR-71)でした.
YF-12Aは開発中止となったノースアメリカンF-108レイピアに搭載予定だったASG-18レーダーとGAR-9(AIM-47A)スーパーファルコンミサイルを装備して迎撃任務につく予定でしたが,ちょうどそのころからアメリカはベトナム戦争に本格的に参戦したため,マクナマラ国防長官は,量産型であるF-12Bの予算を認めず,開発はキャンセルされてしまいました.
名無し軍曹◆Sgt/Z4fqbE
【質問】
早期警戒機と電子偵察機の違いを教えてください.
【回答】
早期警戒機ってのは自分でレーダーを積んで相手を見つける物
電子偵察機ってのは相手のレーダー波や通信波を傍受してその特徴や内容を調べる物
早期警戒機は大型のレーダーを装備,AEWと訳されることが多い.高空に滞空する事により(水平線までの見通し距離が伸びる)地上,洋上のレーダーでは探知不能な遠距離の敵航空機を探知する.
電子偵察機は様々な電子装備を搭載,電波に関する偵察を行う航空機,例えば無線の傍受とか敵国の軍事無線通信の状況(周波数,変調方式,符号暗号等)の偵察とか.
早期警戒機が探知した敵機接近情報は,味方の迎撃戦闘機や対空ミサイル部隊に伝えられ,それら部隊の作戦に役立てる.
電子偵察機が受信した電波は,地上で分析して,その後の作戦に役立てる.
早期警戒機

◆◆◆UAV
【質問】
米国等で実用化を検討中という無人機は,電波霍乱にあった場合,大丈夫なのですか?
【回答】
現用UVAも含めてですが,最新バージョンではさまざまな不具合が生じた場合,民間旅客機同様,あらかじめ設定した緊急着陸地点に向かいます.それ以上でもそれ以下でも無し.
エンジンが停止していれば,滑空でなんとかその地点まで行こうとします.届かなければ落ちます.
「大丈夫なのですか?」
の意味が不明ですが,上記の範囲で大丈夫です.
ジャミングに対しては衛星経由の秘匿リンクや多重の通信回路でカバーしています.
もちろん,どんな対策に対してもさらにジャミングを試みることは可能です.
一応,現代の米vs.その敵 関係では大丈夫なようです.ジャミングでUVAがあぼんされた報告はま,私は見たことないです.それだけだけど.
【質問】
電磁パルスや磁気嵐を食らったらUAVはどうなるんでしょうか? やっぱり故障?
【回答】
軍用兵器は基本的に核EMP対策を考えて作られますが,小型のUAVなどでは十分な対策がなされていない(あるいはできない,価格や重量に見合わない)ことも多いようです.
このため,対UAV兵器としての高エネルギーマイクロ波の使用も考えられています.
不調時(通信リンク切れ,故障など)の自動着陸では,離陸前にあらかじめセットされた着陸候補地から,到達しやすい地点を選んで指向し,到達不可能,あるいは飛行自体が不可能な場合には,螺旋降下に移って可能な限り損害が少なくなるよう不時着します.
【質問】
グローバルホークって言う完全自動操縦の無人偵察機ありますよね.
あれって高い費用かけてわざわざ完全自動操縦にするメリットってあるんですか?
無人機の最大の利点って撃墜されても人命が失われずに済むって点にあると思うんですけど,それなら完全自動操縦にしなくても,遠隔操作できるようにするだけで無人機としての役割は十分だと思うんですが・・
【回答】
常時データリンク張ってたら,貴重な衛星などのレスポンダー独占で大顰蹙です.
姿勢や高度,自然状況によってはデータリンク切れることもあります.そのたびに落ちてたら悲しい.
24時間とか運用する機体なので,そのために4時間かける6人張り付けると大変な体制と費用になる.
では自動操縦を付けよう,ということになると,自動離着陸も考えることになる.
結局,自己位置の正確な把握,姿勢,エンジン等の制御という自動操縦に必要な要素は,もう一歩で自動離着陸につながるし,
この一歩はけっこう大きいものの,すでに運用している国であればそれほどではない.
データリンク装置が故障した場合(何例もある),自動的に帰還してくれないと何十億円もの高価な偵察装置がムダになる.
さまざまな理由で,人がいなくとも少なくとも帰還してくれる装置は経済的に見合うということです.
あとは機体,搭載機器の値段,運用時間,距離とのバランスなので,ものによっては完全手動のこともあります.

【質問】
先ほど,NHKスペシャル 「危機と闘う(2)軍事転用の戦慄・ロボット」という番組を見ていましたが,無人で飛行し遠隔操作で攻撃できるロボット兵器が紹介されていました.
番組中では,通常の飛行機様と思われるものが紹介されていましたが,その飛行体が撮影し,攻撃をしたと紹介されていた画像は,上空のある一点に静止しているように見えたのですが,そのようなことは可能なんでしょうか?
もしくは,単にヘリコプター型の無人兵器からの画像を番組で使用したんでしょうか.
【回答】
プレデタ−,って名前の奴を始め番組中に出てきた無人偵察機(軍事略語でUAV,と呼ぶ)のカメラ部分は球体が機体から飛び出したみたいな形になってたでしょ.
あれには物理的,電子的な安定化装置(スタビライザー)と自動追尾装置がついていて,一定の高度を狭い範囲で旋回しながら,同じフレームで目標を撮影しつづけられる.
目標との距離と角度によっては,あのようにほとんどフレームの動かない映像が撮れます.
【質問】
この防衛庁御謹製無人偵察機は「武人の蛮用」に果たして耐えられるのでしょうか?

消印所沢
【回答】
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/hum/hum6.html
>これは朝霞の陸自研究本部筋では非常に好評らしい.
>こういうのが欲しかったとの声すら出たとのことだ.
防衛庁一押しの新装備っす.
http://www.jda-trdi.go.jp/topi1611.html#3
動画はこれですね,
手投げタイプは見た目が華奢なのが多いですよ.TRDIのと似たようなのも外国で開発中です.



こっちはアメリカの防衛高等研究計画局(DARPA)が開発しているMAV
マイクロスター(MicroStar).ロッキードとBAeが関連してます.


見た目が頑丈そうなUAV・・・ならこれ.
Aurora Flight Sciences社の垂直離着陸UAV,GoldenEye100.

ラヴリーっすよ.
JSF
どうもUAVというと,RQ-1 Predatorの印象が強すぎて・・・
手投げタイプも結構数があるんですね.
写真左,イスラエル製,Casper200.
写真右,USAF Air Force Research Lab.製VTOL
UAV, SkyTote.


Phantomer
>MAV マイクロスター(MicroStar)
右側の写真見てたら↓を思い出しましたよ.
http://www.epson.jp/osirase/2004/040818.htm
http://www.epson.jp/osirase/2003/031117.htm

上のやつの開発者のコメントが・・・・.
http://recruit.epson.co.jp/sin_mess_pro04.html
「国内よりもむしろアメリカを中心とした海外での注目度が高いですね」
例えば,搭載したカメラで物陰に隠れる不審者を発見する,災害現場の状態を映像で知らせるなど,人災や自然災害に対して情報収集の分野で威力を発揮する.さらに,ガス漏れの検知や災害被害者との無線交信など,今後考えられるアプリケーションの広がりも豊富だ.
どう見ても偵察(略)…です.本当にありがとうございました.
国債@gainer
【質問】
俺は軍オタじゃないんでよく分からんが,これ
http://kiyotani.at.webry.info/200612/article_4.html
って,最新技術なの?
軍事板
【回答】
無人小型ヘリにカメラのっけて,決まったルートを偵察させる(もち,自律制御で)ていうのなら,何年か前から実証試験に入ってますね.
http://polaris.nipr.ac.jp/~pras/keiji/20050303-04/13Chiba.pdf
この話のミソは,「自律」で飛ばすって所.
簡単に言えば人工知能に操縦させるてこと.
人が操縦するラジコンにカメラ乗っけるのとは,ワケが違うよ.
この手の制御技術は最新技術って言っても,過言じゃないと思う.
◆◆ヘリコプター関連
【質問】
ヘリを最初に軍事利用したのは、どこなんでしょうか?
【回答】
ドイツはFa-223、Fl-282の実用化に成功しており、1943年のMussolini救出作戦には、Fa-223を当初使用する予定でした。
Fl-282の試作機は、1942年に軽巡洋艦Koelnに搭載され、テスト旁々対潜哨戒に用いられています。
Fa-223は10機が製作され、その総飛行時間は100時間程度でした。
このうちの1機は、少なくともMont Blancで、17名の救助に出動しています。
際物ですが、1942年中頃に、回転翼装備凧とも言える、Fa-330がU-861に搭載され、1943年に日本に引き渡されています。
連合国側では、1944年のビルマ戦線で、Sikorsky
R-4を救難に試用したのが最初です。
(眠い人 ◆gQikaJHtf2)
【質問】
ヘリコプターが救難機として認知されるまでの経緯を教えられたし.
【回答】
その実用化が初期段階にあった頃,Helicopterの操縦士達は固定翼機の操縦士から異端視され,彼らの事をRotor
Headと呼んでいました.
1946年9月18日,Rotor Head達にとって,彼らの存在を一般の人々に見せつける出来事が起きます.
その日,サベナ・ベルギー航空のDC-4が,悪天候の最中,Newfoundlandの飛行場に計器進入を試みますが,位置を誤り,Gander空港から30km離れた樹海の中に墜落してしまいました.
当時,米軍は勿論,カナダ軍にもHelicopterは配備されておらず,米国沿岸警備隊に白羽の矢が立ち,米陸軍航空隊は,Helicopterを輸送出来る大型輸送機を提供しました.
間もなく墜落現場には軍関係者や漁師が辿り着きますが,乗客には重傷者が多く,飛行機で救出するほかありません.
しかし周辺は樹海で,在来の航空機は着陸出来ず,現場から少し離れた湖に水陸両用機が離発着出来る事は出来ますが,現場近くには小さな空き地しか有りませんでした.
米国沿岸警備隊のHelicopterは,Brooklynで一部が分解され,大型輸送機でGander空港に輸送されて,再組立てされます.
組立てられたHelicopterは,生存者を輸送する為に空港を飛び立ち,現場の空き地に急行し,生存者を乗せて,湖畔まで飛行した後,PBYに載せ替えられてGander空港に飛び,其処から救急車に乗せ替えて一路病院に向かいました.
Helicopterは空き地と湖畔の間を往復し,18名の生存者を助ける事に成功します.
この事件が切っ掛けで,Helicopterの価値が認められ,各国でHelicopterの導入が研究される事になりました.
以後4年間,米国沿岸警備隊ではその運用に対するKnow-howが蓄積され,それを見て次に海軍が航空母艦に配備し,離着艦に失敗したパイロットの救助を行う任務に投入したり,南極観測船の水上機の代りに搭載されたりする様になりました.
朝鮮戦争ではHelicopterの威力が遺憾なく発揮され,900名以上の国連軍関係者を敵戦線の背後から救出したり,9,000名近くが前線から病院に直行させる事が出来た事で,死亡率は第二次大戦の半分に抑える事に成功しています.
その後,Vietnam戦争など各地の戦争で,Helicopterが果たした役割は大きなものがありました.
話は戻って,1955年のChristmas,その日はCalifornia州にとって災厄でした.
風速45m以上と言う巨大なHurricaneがその地を襲い,それが齎した嵐により,この地方に平年の2倍の雨を齎し,所によっては13日間で813mmに達しました.
こんな状況ですから,河川の堤防は各地で決壊し,集落は孤立し,5万世帯が水に浸かりました.
流失家屋6万戸,被害総額は当時の金で2.5億ドル,死者が100名に達しています.
奇跡的には死者がこれくらいの数字で済んだ訳ですが,米三軍と沿岸警備隊が,数千人を死の淵から救っています.
沿岸警備隊のHelicopterであるHO4S(S-55)は,6機が投入され,500人を救助しました.
そのうちの1機,CG-1305は2名の士官と2名の兵士によって交代で運航されました.
12月23日夜遅く,とある町を流れる川の堤防が決壊し,町は6mの水底に沈み,数百人が孤立したり死亡したりしました.
CG-1305は,12月24日早朝4時35分に初めてこの町に到着し,惨状を目の当たりにしました.
04時35分,手近な家の屋根の上から吊上げ開始.
04時44分,地元空港に救助した3名を乗せて到着.
04時47分,大人3人,子供5人,犬1匹を吊上げ.
05時05分,男性1名をトレーラーの屋根から吊上げ.
彼の妻がトレーラーに残っている事が判明した為,兵士が降りて救助開始.
その間,近くの屋根にいる人々4名を救助.
05時28分,残っている妻を救出し,兵士も回収.
05時36分,救出者を地上に.
05時45分,機長交替.子供を抱いた大人2名吊上げ.
別の場所で大人1名電柱上から吊上げ.
06時44分,乗員交替.大人3人,子供4人吊上げ.
07時02分,空港に到着し,給油.
07時04分,大人4人,子供4人吊上げ.
07時15分,空港到着,給油続き.
08時44分,機長交替.大人6人,子供1人屋根から吊上げ.
08時58分,屋根に避難していたポリオ患者とその夫救出.近くに避難していた大人4人,子供2人を吊上げ.
09時21分,空港到着,給油.
10時01分,大人6名吊上げ.
10時50分,車の屋根にいた女性を海軍が救命ボートに収容.
彼女を吊上げ,彼女の抱いていた赤ん坊と海軍の救出担当者を車輪を水に浸けつつ,収容.
11時08分,高速道路に首まで水に浸かっていた男を発見.彼を収容するが錯乱し,凍死寸前.
11時35分,機長,乗員交替.11名の子供,3名の大人を救助.
16時00分,応援のパイロットと乗員が到着.
結局このCG-1305は,11時間半救助活動を行い,1名が10回の飛行で66名,もう1名の機長が13回の飛行で72名の合計138名を救助し,空戦殊勲十字賞を受けました.
後に,水陸両用Helicopterが出現し,救助はより容易になります.
初期のHelicopter訓練装置



眠い人 ◆gQikaJHtf2 in mixi,2007年09月21日21:43
【質問】
SH-60KはJに比べ,どの点が改良されているのか?
【回答】
・AHCDS(戦術判断支援システム),低周波アクティヴ・ソナー,着艦誘導システム,ISAR(逆合成開口レーダー),FLIR(赤外線探知装置),自動防御装置等を搭載.
・高性能化メインローター・システムによるホバリング効率向上と低振動化.
・エンジン出力の20%向上.
詳しくは「航空ファン」 2006年4月号,p.(小野正春著述)を参照されたし.
消印所沢
また,
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/sh-60k.html
によれば,
高性能化メイン・ロータ・システムへの換装
機体を延長してキャビン容積を拡大し,搭載可能乗員数を12名までとした.(SH-60Jは8名)
新型低周波アクティブ・ソナーの装備
僚機間データリンク機能
自動飛行制御装置の能力向上
着艦誘導支援装置の装備
逆合成開口レーダー(ISAR)等の装備による哨戒能力の向上
FLIR(赤外線探知装置)の装備
ミサイル・機銃等の装備によるASuW(対水上戦)能力の強化
自機防御システムの装備
新型武装ヘリの開発中止、戦略的意味ないと米陸軍
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200402240016.html(リンク切れ)
コマンチあぽーん。ようするにヘリにステルス性なんてイラネってことか?
【回答】
ゲリラ相手にはそんな高価な機体はいらないって事。
ソ連が今でもバリバリ健在で、怪しげなファイヤーフォックスみたいな新型機をバシバシと作ってくれてたら、コマンチも安泰だった。
それとやっぱり,キャンセルになった一番の理由は、コストの暴走。
やっぱりすごいヘリだし、欲しいにきまってる。あれば役に立つさ。
コマンチの計画が始まった1983年には5,023機生産するつもりで1機$12.1
millionの予定だったのが、2003年には650機の量産計画に削減されて、1機あたりのコストは4.86倍にはね上がって$58.9
millionになっている。1ドル120円としても14.5億円から70.7億円への値上がりだよ。
いくらなんでも軽攻撃ヘリ1機に70億は出せないんだろ。
ちなみに,アメリカ政府の政策を監視する第三者機関が書いたレポートによると,
欲張った要求による重量増加と性能低下、
それを挽回するためのエンジンのパワーアップのための改造、
コスト上昇、
複雑な電子機器のインテグレーションの問題、
ソフトウェア開発の問題、
レーダー性能の不調、
レーダ反射面積と赤外線放射低減の不調、
ステルス・アンテナの不調、
飛行試験で発生した振動とバフェットと方向安定の問題、
尾翼の構造疲労の問題
などなどなど、いろいろ書いてある。
【質問】
ディカバリーチャンネルの「最強のヘリコプター」って歴代ベスト10を決める番組を観てたんですけど,AH-64のような戦闘ヘリを除き,輸送・汎用ヘリはなんか,ベトナム前後から新しい物があまり出てないような気がします.
UH-1のように設計コンセプトが初期で高いレベルだったせいで,その後の進歩が頭打ちになっている印象です.
武装とか装備以外の点,機体そのものの設計コンセプトから革新的なヘリが出る余地なんてのは,実はもうないのでしょうか? オスプレイはなんかヘリとは違う気がします.
或いは,今までの機体で十分だから新型開発する必要がないってことですか?
【回答】
確かにUH-1は後の汎用ヘリの標準形を作った傑作で,以降ヘリの有り様を変えるような革新は起こってませんが,中身を見るとかなり進歩してますよ.
特にローターシステム(ヒンジレスハブ・複合材ブレード),胴体構造(クラッシュワージィ),エンジン(出力だけ見ると莫迦みたいに向上),軍用としての耐弾性等は,まあ367-80とB777(こちらも外形上はそれほど変化なし,中身はかなり・・・)以上には進歩してるんじゃないでしょうか.
(次の革新はティルトローターなのかX翼かはたまたコンパウンドか,それともどれもぽしゃるか,オスプリ頑張れよう.)
それに,汎用ヘリの魅力は身軽さ,手軽さだからなぁ.
図体でかくして搭載能力を増やしても場所食うし,
コストかけて航続距離や巡航速度をあげた新型バンバン作ってもそんなに美味しくない.
ゲリラすら対空ミサイル持っているこの時代において,前戦で生き残れる仕様をヘリに求めると,コマンチみたいな化物になるしな.
もしかしてコマンチの開発技術をフィードバックした,ヘリボーン用ステルス汎用ヘリなんてのがこの先あらわれるかもしれないが.それは見知らぬ未来の話.
【質問】
スタンダードな,テイルローター型でテイルをやられれば簡単に墜落する危険があるのと,二重反転ローターでローターマストが高くなってしまい,被発見性が高まるのを比ぶれば,どっちが有利と言えますか?
【回答】
軍用以外では二重反転ローターのメリットよりはデメリットのほうが大きい.
二重反転ローターは構造が複雑になって故障しやすくメンテナンスが大変になる,というデメリットがある.
あと,空気抵抗が大きくなる(まぁでも通常のテイルローター式よりはマシ)ので,高機動性を求めるとより大きいエンジンパワーが必要に.
現状ではテイルジェット式(ノーター式,テイルローターの替わりにジェット噴射で機体の回転を相殺する方式)ダクテッドテイル式(垂直尾翼にテイルローターが埋め込まれている方式)がベストか.
テイルローター式は,メインエンジンの出力を分けてテイルローターに伝えなければならない.
二重反転式は,メインエンジンの出力はメインローターにのみ伝えればよいので,同じエンジン出力であれば有利に働く.
ホーカムの機動性が非常に高いのはそのためだ.
【質問】
プロペラ一枚だけで飛ぶヘリとかないんでしょうか?
【回答】
プロペラでなくローターだが,60年代始めぐらいにマクダネルが試作してる.
Xナンバー機じゃなかったかな.
結果は非常に良好だったが,もちろん小型機にしか適合しないので,大型化の流れの中では実用化しなかった.
いわゆるワンマンヘリに対する応用例もあったと記憶.
軍事板
青文字:加筆改修部分
▼ まあ,こういうのなら,見た目だけなら外部から確認できるのはメインロータだけですから,この系統を想定した質問だったのかも,と妄想中です.
▲
【質問】
ヘリを自動小銃で落とすことは可能ですか?
【回答】
普通のヘリならば可能.
軍用の対地攻撃ヘリは,各部に装甲板が取り付けられているので,小銃程度で撃墜するのは困難.
最近の武装ヘリはチタン系合金などでがちがちに固めてあり,ガラスは防弾加工兵員輸送ヘリなどになれば,生残性を高めるために更に防御力は高くされている.
もっとも,急所をピンポイントで狙えばいいが基本的に無理,
狙撃銃を使っても,常に動いているのでやはり無理.
ヘリを落としたいのなら12,7oの重機関銃(M2など)を使う.
落とそうと思えば出来ないでもないが普通は無理,というか落とそうとしない.
【質問】
戦闘機がヘリを撃墜するのは難しいと聞きました。
そこで質問なのですが、戦闘ヘリ同士の空中戦の事例などはあるのでしょうか?
また、戦闘ヘリの対空重武装化や、敵ヘリの撃墜のみに特化されたヘリが計画された事はあるのでしょうか?
【回答】
対空戦闘専用ヘリというのはありません。
そもそも戦闘ヘリは地上攻撃用であり,対空戦闘能力はオマケの自衛用に過ぎないからです。
あるところが
「短AAMも撃てます.たまたま敵の戦闘ヘリに出会ったら攻撃できます.ひょっとしたら航空機にも・・・
」
とか宣伝したため、対抗上よそも運用可能にし始めた、というのが実情です。
ただ、当初は単に赤外短AAMのセンサーロックオンに頼っていたものが、AAMの進歩と共にヘルメットマウントサイトでのロックオンが可能になってきたため、実戦能力も追いつきつつあります。
空対空戦闘の頻度は相変わらず疑問ですが、レーダー搭載ヘリの増加もあり、空戦能力自体は今後向上していくでしょう。
また、ミサイルの多目的化と、ヘリの火器管制装置の能力向上に伴って,対装甲車両攻撃と対ヘリ攻撃に兼用できるミサイルなども開発されてきています。
いずれにせよ、そのような「対空戦闘もあります」的な商品に留まるでしょう。
無人回転翼機の構想の中では,対空戦闘専用の護衛ヘリのアイデアも出されていたと思いますが、これは一機の能力が小さいため、数でカバーする手段として、偵察、地上攻撃、自衛を分担させる(そしてネットワークでつなぐ)ものです。
もっとも、費用効果比がかえって悪い、という反論が強いようです。
なお,ヘリ同士の戦いであれば、レバノン侵攻の際にシリア軍のヘリをイスラエル軍のAH−1SがTOWで撃墜している。
また,イラン・イラク戦争でもヘリ同士の空戦が発生したという(詳細不明)
以下引用.
しかしこのイラン・イラク戦争では,双方がヘリコプターを,しかも大量に同じ戦線に投入している.
このため,ヘリコプター同士の空中戦とか,撃墜した相手方のヘリコプターのすぐそばに着陸して,負傷した相手のパイロットを捕虜にして連れ帰ったとかの記事が,時々テヘランの新聞紙面に登場したりもする.
ヘリコプター部隊の損耗は,それだけに激しいものがあるのだろう.
具体的には,明らかにされることの少ない自軍の損害発表でも,ヘリコプター・パイロットの戦死はひときわ目立っている.
平山健太郎 from 「危機の三日月地帯を行く」
(日本放送出版協会,1981/4/20),p.86
補足.
旧ソビエトが米軍のAH-64アパッチを超える攻撃ヘリとして開発した機体で,1982年6月17日に初飛行のKa-50というものがある
これは世界最初の単座型であり,これの存在が西側世界に明らかになった当初は空対空(対ヘリコプター)戦専用機との誤解も生まれたが,結局,実際の任務は通常の攻撃ヘリと同様の近接支援が主だったという話もある.
これから分かるように
「対地攻撃はもちろん,対空戦もバリバリ」
な攻撃ヘリが開発されるのをどこも恐れてはいるが,技術的な問題等等によっていまだ実現できていないのが現状.
というか,できたとしてもヘリではなくなっている気が・・・.
アパッチはスティンガーミサイルとシダームミサイルが搭載できますし,スーパーコブラ&バイパーはサイドワインダーが搭載されています.
Ka−50&Ka−52はSA−18グラウスとAA−11アーチャーが搭載可能です.
またK型ヘルファイアも空中目標に対応出来ます.
ただし何れも「自衛用」に装備するもので,積極的に装備していません.
ヘリ同士の空中戦はシミュレーションとして擬似訓練で行なわれていますが,実際この訓練を行なった米空軍のパイロットはこれを
「電話ボックス内でナイフ片手に格闘するようなもの」
と表現しています.
【質問】
携帯式ロケットランチャーや無反動砲用にVT信管付き対空砲弾とか作ったらヘリ避けに(成形炸薬,榴弾以上に))使えませんか?
携帯式地対空ミサイルよりは低性能で安価だが,普通のロケットや無反動よりはよほど効果があるって兵器として.
【回答】
「ヘリ避け」に最も効果的なのは制空権を渡さないことです.
仮に同数のヘリが友軍にあっても,そうであるなら敵はまずそのヘリのある基地を叩きに来ます.ハイ.
そのために先んじて制空戦闘が行われるか,ステルス攻撃機があればそういうのが先に来ます.ハイ.
戦闘ヘリ同士が相対して戦うなんて事は,アニメの世界以外では滅多に行われません.
地上戦の段階で,敵歩兵部隊,戦車部隊が戦闘ヘリの航空支援を伴って現れたときに,VT信管つきのジャベリンをぶっ放したところで「精神的ダメージ」を与えられると思ってるなら,そんなあなたこそ,次弾装填の合間に敵戦車に踏み潰されて死んでしまいます.
軍事板
ジャベもLMATもIIR誘導方式で撃ちっ放しだから,原理的には「やれないことは無い」.
ただし,目標ヘリの高度が低く,かつ,移動速度が数十キロ以下で,尚且つ,射程内という「限られた条件下」での話だと思うが.
つまり,無誘導で短射程のRPGやLAWや84ミリより"マシ"なだけ.
これがMPMSやポリフェムくらいになると,生存性や命中率はずっとマシになる.
どっちにしても,ゼロ高度の目標を潰すミサイルなので,低高度とは言え,航空目標相手となると命中率も射程もガタ落ちし,目標捕捉も非常に困難となる.
おまけにHEAT弾頭で近接信管など使っていないので,直撃でなければ意味が無い.
要するに非常手段だな.
碌な対空装備を持ってないゲリラならRPGを"常用"するだろうけど.
そういやポリフェムってポシャった?
メッサー=ハルゼー in mixi支隊
つか,無誘導だろうが何だろうが,RPGクラスの奴がヘリ直撃したら絶対耐えられないだろうと・・・まあ,当たればですけどね.
EF63-24 in mixi支隊
ちなみに「ブラックホークダウン」小説版だと,RPGを,見つからないように木の陰から撃ったり,地面にあおむけになって(爆風よけの穴掘ったりして)待ち伏せしてたりします.
さすがにVT信管はないですが,時限発火信管にとりかえてたりもします.
それではみなさんご一緒に!
「アァールピィージィー!!!!!!!」(BHD厨と人は呼ぶ(笑))
ハッシー in mixi支隊
【質問】
ヤマハ発動機が中国に売った無人ヘリって,実際のところ軍事転用は可能なのですか?
ペイロードとか余り無いですよね?
あと,売った行為って,倫理的に問題のある行為?無い行為?
【回答】
可能でし.
例えば無人機にカメラ積んで戦線偵察とか,最近ではロケット砲積んで攻撃したりとか,
この分野は今非常に熱いよ.
陸自が富士重工製の同じような無人ヘリをFFOSとして開発してたし,今回の問題のヘリと同じものが,イラク派遣のために納入されている.
警備監視に使うのなら十分.
ヤマハのは,即ペイロード的にも問題ない.農薬散布用ラジコンだからね.ケーブルの先端掴ませて橋のケーブル対岸に渡したりとかにも使われている.
いささかソースがアレだが,オウム真理教が無人の農薬撒布用ラジコン・ヘリ買って,サリンをまこうとしていたという話もある.
麻生幾の本だと,自衛隊および警察庁は事態をかなり本気で憂慮していたらしく,サティアン突入の際,万一それが使われた時には,自衛隊のヘリでどうにかして撃墜しようと待機していたそうな.
倫理的問題を言うなら,違法行為をしたって時点で問題あるっしょ.

【質問】
漫画のように,テロリストやマフィアや非合法組織が武装ヘリとかを持ってるってことはありえるのですか?
【回答】
エクゼクティブ・アウトカムズ社の関連企業アイビス・エア社が,払い下げのハインドを運用した実績ならある.「戦争請負会社」読め.
あと,スホーイ社が自社の攻撃機に指揮官パイロット整備員消耗機材その他組み合わせたレンタルサービスやってるそうだ.
本当の意味での「戦闘ヘリ」だとちょっと難しいかもしれないが,輸送ヘリに機関銃や仮設のロケット弾ポッド積んだくらいなら,中南米の麻薬カルテルが持ってたぞ.
昔コンゴ動乱では傭兵軍が戦闘機(と言っても練習機に機銃と爆弾架増設したやつだけどね)持ってて国連平和維持軍の脅威になり,急遽スウェーデンが戦闘機部隊を派遣したりもした.
【珍説】
自衛隊は空っぽの洞窟?(その6):核武装と日本の軍事講座〜防衛省OB太田述正ブログ
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いずれにせよ,英国において,かつてガゼルに対戦車ロケットを装備していたという以上,私が英国の「対戦車機動攻撃力」の中にこれをカウントをしたのは適切であったのではないでしょうか.
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【事実】
イギリス陸軍のガゼルAHヘリコプターには武装がありません.
[quote]
http://en.wikipedia.org/wiki/Westland_Gazelle#Operational_history
British Gazelles were only armed when used in the Falklands, where they were fitted with machine guns and rocket pods, but these were not used.
(イギリスのガゼルはフォークランドで使われた時だけ機銃とロケット弾ポッドで武装していましたがこれらは使われませんでした.)
[/quote]
実際にその後の湾岸戦争,アフガン対テロ戦争,イラク戦争といった実戦でガゼルAHに再武装が施される事はありませんでした.
それ以前の問題として,無誘導のロケット弾ポッドでは「支援攻撃」任務が基本の筈で,「対戦車機動攻撃力」とやらに分類する事は出来ません.
無誘導のロケット弾で敵戦車に命中弾を与えるには接近を余儀なくされ,遠距離から撃てる誘導式対戦車ミサイルに比べると生存性が大きく下がります.
同じガゼルでもフランス軍のSA341Mには,HOT対戦車ミサイルの運用能力がありますが,保有するガゼルの内最も多いタイプのSA341Fは対戦車ミサイルを運用できず,一部に機関砲を搭載し支援任務に充てています.
イギリス軍のガゼルAH(SA341B)もフランス軍のF型と同様です.
フランス軍のこの分類は最新鋭戦闘ヘリ「タイガー」でも同じで,対戦車用のタイガーHAC(HAD)は機関砲を搭載せず対戦車ミサイルの運用に特化し,偵察支援用のタイガーHAPは30mm機関砲とミストラル対空ミサイル,SNEB68mmロケット弾ポッドが基本装備となっています.
つまりガゼルの開発元であるフランスは,ロケット弾ポッドを搭載しただけのヘリコプターを対戦車用とは見なしていません.
誘導式の対戦車ミサイルを運用するヘリを対戦車型としています.
これはイギリス軍も同様ですし,各国軍もそうでしょう.
イギリスの対戦車攻撃力の中にガゼルAHをカウントをしたのは明白に不適切である,としか言いようがありません.
ましてやイギリス軍のガゼルAHは,太田氏の2001年執筆当時も,今も,非武装です.
◆◆◆攻撃ヘリ
【質問】
攻撃ヘリと攻撃機の主な相違点は、どのあたりなのでしょうか?
航続距離程度なら素人でも推測はつきますが、他には単価あたりしか思い浮かびません。
主な相違点や、使用される状況の違いを宜しければ教えてくださいm(_
_)m
【回答】
回転翼機と固定翼機で分けて、それぞれの特性がどう違うのかを考えてみるのをお勧めする。
回転翼機は一般に固定翼機より低空を低速で飛ぶことに長け、比較的航続距離は短いが、ホバリング
能力、垂直離着陸能力を持つ。つまり地上部隊と密接な連携をとりながら火力支援を行える。
また比較的前線近くから運用することができる。
一方、固定翼機は一般に回転翼機より高速で高空を飛べるし、航続距離、ペイロードとも大きい。
そのため大破壊力が必要とされる場合、長距離の侵入が必要とされる場合などに使われる。
ただし速度が大きく静止できないので、地上目標を識別するのは前線管制官や機材を必要とする場合もある。
誤解を承知で大雑把に言ってしまえば、ヘリは空飛ぶ装甲車と考えていい。
後、攻撃機というのは非常に範囲の広い(戦闘機としての能力を持つ戦闘攻撃機から、対地攻撃専門のものまで)
言ってみれば「その他」の分類。
【質問】
攻撃ヘリ,例えばAH-64の機関砲はどれぐらいの装甲された敵を想定しているんですか?
【回答】
最初にアパッチのM203E1ってのは「機関砲」の名称だ.
方式は電気モーターを利用したチェーン駆動方式(チェーンガン)で,照準は『昼夜/全天候型の使用可能な暗視装置(TADS/PNVS)』で付けられ,発射速度は毎分最大で650発で1200発ほど積んでる.
発射される30mm機関砲弾の威力は戦車の上面装甲を貫通して内部の人間をバラバラに出来るほど.地上にあるモノなら大抵ぶち壊せる.
で,IHDSSってのは,日本語で『統合ヘルメット表示照準システム』.
コイツはヘルメットの顔の前にあるドラゴンボールの『スカウター』みたいな部分に操縦に必要な情報だとか,目標だとかの色々な情報が写る,まぁ大変便利な装備のコトだ.
戦車などの上から撃つためにアパッチのM203E1は,ヘルメットに装着されているIHADSSとも連動して水平方向は機体中心線各左右100度,垂直方向は上方11度,下方には60度可動可能になっている.
名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM
アパッチ

【質問】
攻撃ヘリのスタブウィングを見ていると,ロケット弾が外側だったり,TOWが外側だったりするのですが,どういう基準で付ける場所を決めているのでしょうか?
【回答】
AH-1の場合,TOWを搭載できるパイロンは外側だけだったが,AH-64は内外ともにヘルファイアを搭載できる.
その他の攻撃ヘリも,それぞれ機種ごとに決まりというか制限みたいなものがあって,それによって内側だったり外側だったりするだけ.
TOWの場合,ミサイルコンテナごと横からランチャーに搭載するから,外側にあった方が搭載作業がやり易いってのもあるかも.
A-10のパイロンなんか11ヶ所あるが,けっこう専用化が進んでてどこにでもバラバラに搭載してる,
というか搭載できるわけじゃない.
ただし,左右対称が基本.正面から見て左から1,2,3,4として,1と4,2と3のパイロンには同じものを搭載するのがたしなみ.
【質問】
アメリカ海兵隊は,AH-1シリーズを改良しながら使い続けていますが,AH-64にしないのはどういった理由からなんでしょうか?
塩害対策が決定打になるとも思えませんし,やはり価格でしょうか?
【回答】
大きさの問題.
同じ格納スペースなら,コブラはアパッチの1.5倍くらいの数が積める.
塩害対策を施してない軍用機は存在しません.
まさか海岸沿いの基地での使用を禁止するつもりですか?
【質問】
ふと,気になったのですが,AH-1はバルカン砲搭載してますが,AH-64はチェーンガンですよね.
なぜ,同じような用途の機体に違う機関砲なんでしょう? 大して差がないなら,どちらかに統一してもよさそうなもんですが.
多銃身機関砲とチェーンガンで,何か大きな違いがあって,それぞれの機の使われ方に向いているから使い分けられているのでしょうか?
【回答】
AH−1は元々は「対戦車ヘリ」ではなく,ゲリラ戦用の攻撃ヘリだったので.ちなみに最初期型は7.62mmガトリングガンを装備していた.
AH−1のフレームに積めるのは20mm3銃身が限界というところ.
無理してあれ以上大口径の機関砲を積むメリットは少ない.
一方,AH-64は最初から対戦車/対装甲攻撃を主体に開発されたので,戦車の上面装甲を射貫く事を考えて30mmという大口径の機関砲を搭載している.
◆◆その他の機種
【質問】
AWACSでは,操縦席はレーダーの走査範囲に影響を与えないのですか?
【回答】
AWACSの胴体は電波遮蔽が為された構造になっています.
そのため,外からの電波の影響も内からの電波の影響も受けませんし与えません.
窓ガラス等の数少ない開口部も,電磁波を遮断するコーティングが何重にも塗られた,宇宙船の窓ガラスのごとくの構造になっています.ボーイングによれば「E-3の胴体内に居れば宇宙空間へ出たって大丈夫」だとか.
また,搭載する大量の電子機器が発生させる熱を冷却する為,強力なエアコンと冷却設備を備えています.
滅多に写真は出ませんが,E-3セントリーの乗降ハッチの開いた写真を見ると,明らかに母体になった旅客機よりも扉が厚く,また胴体の断面も分厚くなっているのが解ります.
ただ,すべてのAWACSがそうなっているのか・・・というと微妙なところで,ロシアのIL-76改造のAWACS,A-50は当初胴体の電磁波遮蔽が不足していたので,搭載した機器が自身のレーダーの電磁波障害で壊れたり作動不良を起こしたり,逆にレーダー画像に搭載機器の発生するノイズが入ったりしたとか・・・.
昔の中華AWACS

【質問】
地上からの管制に比べて,AWACSはどういう点が有利なのでしょうか?
データリンクが完備しているなら,安価なAEWを大量に投入して,管制は地上でやったほうが,人員の確保もコストも楽な気がするのですが.
【回答】
最初にAWACSの有効性が認識されたのは,ベトナム戦争におけるEC-121とレーダーピケット艦による敵領土上での航空管制において.
つまり遠征軍である米軍にとっては可搬である事が重要だった,
後に防空戦闘においても,先制攻撃・防空制圧に対する脆弱性を持つ固定施設に頼らず防空リソースを移動・集中出来るAWACSの利点が注目された.
また,戦時には「データリンク」(を構成する諸々の要素)への攻撃も行われるし,リンクの不具合や電子的な妨害も考えられる.
警戒システムと指揮システムが同一のプラットフォームに載っていれば,データリンクを妨害されるなどのリスクも減る.
さらに防空指揮所を地上に置いとくと,核攻撃される惧れがある.現代ならテロ工作とか.
如何に頑丈に作っても地上施設は動けないので,先制攻撃に弱い.
可能性として核攻撃を受けることが予想される国の場合は,航空管制/早期警戒設備は空に上げておかないと,先制核攻撃で全滅する恐れもある.
さらにまた,早期警戒レーダーを空に上げれば,地上設置レーダーの死角をカバーする事ができる.
>安価なAEWを大量に投入して,
>管制は地上でやったほうが,人員の確保もコストも楽な気がするのですが.
真逆.
安いからといってちまちました機材を大量に投入する方が,コストがかさむ.

【質問】
装着型の,操縦桿付きグライダー『Gryphon』:時速240キロで正確に降下


…これは,どうやって着地するのだろう?
Tono
【回答】
背中の上半分 (前半分 ?) にパラシュートらしきものがあるので,最後の着地はそれを使うのかも.
井上@Kojii.net

動画ありました.
やはり,最後はパラシュートのようです.
ちょっと姿がマヌケだけど.
Tono
以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より
【質問】
E-3やE-767の後継機があれば教えてください.
【回答】
E-10マルチセンサー指揮管制機ってのを開発中.
E-3,E-8C,RC-135,EC-130Hの後継を狙ってるそうです.
E-10の
spiral 1ではE-8のような地上観察能力,
spiral 2段階でAWACS能力が追加され,
spiral 3でEC-135のようなSIGING/ELINT能力が追加されることになっています.
ただAWACS能力はWedgetail並みと言うことで,AESAの能力が向上しない限り,E-3レベルの多様な情報は処理できないのではないか(逆にそのレベルに達するよう,AESAを開発熟成中)という話もあります.
もう一つの問題は,ただでさえ数が足りない電子戦機を兼用化すると,絶対数が不足して動けなくなるのではないか.共用化にも限界があり,低価格化よりも数不足→高価な多機能機体を多数購入になるのではないか,という点も懸念されています.
【質問】
MH-53,MC-130なんかのMってなんですか?
【回答】
MはMultimissionです.
MC-130E/H Combat Talon I/IIは特殊作戦用航空機として空軍特殊作戦コマンドの指揮下にあります.
装備としては,赤外線暗視装置や地形追随レーダーなどの夜間飛行用装備.
このほか通信妨害のための電子装置や高感度テレビカメラ,気象情報システム,高性能多目的レーダー,GPS等.
また,敵レーダーに発見されにくい特殊素材で機体を覆い,装甲性能も高めている.
主な任務は,敵レーダーに発見されないように低空飛行をしながら敵地奥深く潜入する輸送や,偵察,索敵,査察などの情報収集,CombatSearchandRescue,空中給油など.
MH-53Jは特殊作戦用ヘリコプター.夜間での全天候飛行に対応するためのFLIR,地形追随レーダを搭載.
地対空ミサイルへの対応としてミサイル感知システム,レーダー妨害装,GPS,フレアも搭載.
主な任務は敵に察知されずに物資,人員を輸送すること.
以上,ソースは笹川英夫著「世界の特殊部隊 武器・装備編」.

【質問】
既存の機体に電子戦ポッド搭載するのとEA-6の様な専用機とでは,電子戦でどの程度の能力差があるものなんでしょうか?
【回答】
専用の電子戦機はセンサーと発信器がよく統合されており,脅威や電子信号に反応して最適の電子戦を行うことができます.
操縦,航法機器と電子戦機器との干渉も十分研究され,対策がなされています.
複数の電子戦ポッド,電子戦機器を同時運用しても,相互干渉や操縦への影響がないよう,徹底的に試験され,対策がなされています.
電子戦自体も専門の士官が専用のコンソールを用いて効果的に行うことができます.
既存の機体ではそこまでのチェック,対策はできませんから(大変な費用がかかる),単一の電子戦ポッドを一応運用できる程度.
また,操作自体もパイロットは手一杯なので,ワンパターンの単調な運用しかできません.
どの程度,といわれても測り方がわかりませんが,既存の機体をたくさんもってきたら電子戦機の替わりになると言うものではありません.
とはいえ,プロセッサーとアルゴリズムの高度化によって,なんとかそれに近い状態にF-35やF-22を持って行きたい,と米軍は考えているようです.
【質問】
EA-6の電子戦ポッドには,電力供給用のプロペラなんていうアナクロなものが付いていますが,あれって機体から電力を供給できないんですか?
ただの補助用なんでしょうか?
【回答】
電子戦は「どれだけの出力で妨害電波を発信できるか」が勝負なんで,電波の出力は大きければ大きいほどいい.
機外搭載型のポッドとはいえ,あれ4つに十分な電力を供給することができるジェネレーター(発電機)となると相当なものになる.
プラウラーは本体にも電波妨害装置を持っているので,そうなると供給電力が足りなくなってしまう.
かといってジェネレーターの大出力のものに増設すると,ポッドを積まない時に無駄になる.
機外ポッドは積まない任務装備もあるので.
ポッドに自前で電源を級給できる能力があれば,搭載機を選ばず搭載できる.
戦闘機にポッドだけ積んで電子戦機にできるわけだ.
十分な電源供給能力のある母機から電源を供給しないと使えないのであれば,搭載機が限られる.
それだったら最初から作りつけの内蔵型にすればよい.
ちなみにEA-6は任務に合わせ,電子妨害装置のポッドをそれぞれ取り換えて使用する.
本体内蔵の機器で全ての周波数に対応させるよりは,機外装備にして取りかえる方が効率的で,それもあってポッドは電源を,あのプロペラだけで自給できるようにしてある.
機体からの電源供給も出来る筈だが,あの手の装備は性格上全容がまず公開されないので,正確なところは分からない.
【質問】
漫画「ジパング」に「海鳥」という航空機が出てきますよね? あれって正式名称は何ていう名前なんですか?
【回答】
架空機であって,正式名称なんてありゃしない.
「ジパング」での日本はパラレル・ワールドの日本,という設定なので,現実にはない装備が登場する。
あえて似た機体を挙げれば,「オスプレイ」というティルト・ローター翼機が存在するが,「海鳥」とは機構が異なる.
海鳥はローターが翼ごと回転するが、オスプレイではローターのみ回転する。
海鳥のようなタイプは,翼の付け根に過大な負荷がかかるのでNG。
他にもNG要素はいっぱいあるけど。
【質問】
ティルトーローターとティルトウィングってありますね.
どっちも飛行機とヘリコプターを足したような機なんですが,なぜ二種類あるんでしょ?
機構の違いが,何か性能さになっているのでしょうか?
特許とかの関係で二種類あるだけで,どちらが主流になったら,一方は廃れていくんですかね.
ティルトローター機にはオスプレイがありますが,飛行音はどんな感じなんでしょう? へりっぽいバタバタバタ……って感じですか?
【回答】
ティルトローターは,ローター・・・というかプロペラブレードの付いてるエンジンポッド部分の角度を可変させて,垂直離着陸と水平飛行を行う.
ティルトウィングは,翼を丸ごと可変して垂直離着陸と水平飛行を行う.
T・ローター式は左右のポッドを連動させて可変させるのが結構大変で,(完璧に同調させないと大変なことに),ブレードを高速回転させている最中のエンジンポッドを動かすのに技術的難度が高い.
また,機構が複雑になる.
T・ウィング式はエンジン部分は翼に固定されたままで,翼の角度を可変すればいいだけなので機構も単純だが,航空機の揚力を生み出す源である翼の一番荷重がかかるところが可変式になってるので,構造強度的に問題がある.
オスプレイの飛行音はヘリコプターとは全く違っているな.
検索すれば音声ファイルが見つかる筈.
【質問】
これ〔オスプレイの〕免許はどっちなんだろう?
【回答】
FAAによると,『Powered Lift』と言う新カテゴリらしいです.
Boeing 公式サイトによれば,
Osprey Pilots Receive First FAA Powered Lift Ratings
[quote]
Ray Stinchcomb, Jr., aviation safety inspector with the FAA Flight Standards District Office No. 7, awarded the certificate that specifically recognizes tiltrotor aircraft with a new pilot certificate category, the "Powered Lift" category.
[/quote]
『"Powered Lift"』って,なんと和訳したもんでしょうかねえ.
PHLS(powered high lift system)が動力高揚力装置ですし,それに近い語感になるのではないでしょうか?
Powered Lift...動力付き昇降機...直訳過ぎますか.
オートローティションは難しくとも,緊急時には使用せざるを得ない訳でしょうから,独自免許の試験にはティルトローター機を使用する事になりますね.
民間での普及は,まだまだ先かもしれません.
これって日本人が開発したら,飛行艇としてローターを後ろに倒したんじゃないかと思ってしまいました.
私の先入観で有って,根拠も理由も有りませんが...
【珍説】
しろうと考えですが,[オスプレイは]空を飛ぶための羽の角度を変えてしまうのですから,安定するわけがないと思います.
〔以下,「オスプレイの沖縄配備ハンターイ!」へと続く〕
あつこば(小林アツシ)ブログ:東村 高江で強行される米軍ヘリパッド建設
【事実】
羽の角度自体を変える技術は,大戦前の時点で既に開発されており,ゼロ戦などにも搭載された「枯れ果てた技術」です.
プロペラ(プロップ)機やヘリコプターでは,当たり前のように使われている技術ですね.
そして推進力の方向を動かす技術は,ハリアー等の垂直離着陸機で実績のある技術で,こちらも「枯れた技術」ですね.
また,音速域において推進力の方向を変える事で機動性を増す技術も,90年代には既に存在してたかと.
オスプレイに用いられているのは,これら実績のある技術を合わせたものであり,機械工学的にはあつこば氏の心配は杞憂です.
ジェットがプロップ(要するにプロペラ推進)に変わっただけで,基本はハリアーと同じな訳です.
ハリアーの場合,排気口に向かって推進力が発生しますから,機体が左,矢印を推進力とした場合.
離陸時 ↓
飛行時 →
と切り替わる訳です.
オスプレイはプロペラ(プロップ)推進ですから,通常の航空機同様,プロペラの反対側(オスプレイの場合機体後方)に推進力が発生しますね.
機体が左,矢印を推進力とした場合.
離陸時 ↓
飛行時 →
となります.
オスプレイと同じ推進力の方向を変える技術が,ハリアーで既に実用化されているのですから,安全性の点ではさほど問題ないのではないでしょうか.
また,一般的なヘリコプターは,プロペラの角度を機体ごと変える事で,上向きの推進力を斜めに傾けて前に進みます.
オスプレイの推進力の変換時では,これと同様状態になる訳ですから,変換時でも何ら問題ありません.
【質問】
Xウイングやテイルトローター以外で,どういうヘリと固定翼のフュージョンの可能性があるか、聴きたいでつ。
実際Xウイングは(ローターの翼断面の前後を同形にして、エアの噴出しで整流するとか解説してた方がいましたが),相当技術的に冒険ではないか? それ以外にもヘリと固定翼ジェット機を融合させるやり方あるんじゃないか?
……とか思わないでつか?
【回答】
先人は、あなたが想像してるより色んな事を考え試しています。
中には1翅(!)ローターを水平飛行中には格納するという、あなたも顔負けなアイデアも有ったりします(シコルスキーXV-2).
あなたは現場の人間を過小評価しすぎだと思いますし、単なるアイデアと実際に有用な機体との間にある深い溝も過小評価されてるようです。
例えばVTOL/UAVのアイデアですが、トマホークの様な高速UAVに格納ローターを付けるなんて,コストを増大させ、ペイロードレンジを切り捨て、システムの信頼性を低下させるだけのように思います。
素直なブースターによる発射、パラシュート・エアバッグ等による回収(必要なら)に対しメリットあるとは思えません。
VTOLによる迅速なターンアラウンドを求めるなら素直にへりにすべきでしょうし、更にローター機を越える展開速度・レンジを求めるのなら、テールシッターかティルトローター(これでもUAVにはかなり高級)というのが妥当な処ではないでしょうか。
【質問】
マッハ3での飛行を目的として開発されたSR-71やXB-70ヴァルキリーは一方で機体強度が低く、
旋回も相当制限されていたと本で読みました。
これは軽量化などで高速を追求した結果、強度を犠牲にした技術上の問題なのか、最初からその強度しか求められなかったという設計上の問題なのでしょうか?
【回答】
XB-70やSR71が最高速度に近い速度を発揮する場合、直線飛行しか出来ない.
超音速時には,Wave Ridingといって,発生した衝撃波の上に乗るような形で飛行する.
そのときには操縦翼面がほとんど無効になるし、自分の衝撃波が想定外のところに当たると機体が破損する
.
超音速飛行以外に関しては,特別にG制限が厳しいということは無い.
詳しくはここを呼んでみるがよろし 英文でスキャンそのままの.gifだけど
SR-71 Flight Manual
http://www.sr-71.org/blackbird/manual/index.htm
Flight Envelope Limitsとして各速度での荷重制限が出てる
http://www.sr-71.org/blackbird/manual/5/5-8.htm
【質問】
掃海に飛行船は使えないんでしょうか? 結構便利なんじゃないかと思ったんですが.
【回答】
飛行船の軍用応用というのも頻繁に出る話題です。
事実、飛行船は,最近の技術を応用することで実用性が見直されつつあり、早期警戒やデータ収集に応用するプランも提出はされています。
ただ、次のような欠点から、なかなか実用段階には至らないと思われます。
1.移動が低速である。
2.天候によっては使用できなくなる。
3.繋留、整備に大きな面積を必要とする。
攻撃に対して脆弱なのは、こちらの勢力圏で使用するから良いとしても、掃海で問題になるとしたら2.3.でしょう。
また、掃海というからには,掃海具を運用しないといけないわけですが、飛行船から有効にそれが行えるかどうかも疑問です。
さらに,掃海艇はダイバーやロボット、カメラのプラットホームでもあるので,完全に飛行船が取って代わることは無理ではないかと思われます。
そして常に言えることですが、開発、配備に要する費用に見合うだけの能力向上が得られるかどうか。
通常は、軍用としては運用できる天候条件に通常の航空機、艦艇以上の制限があることから、飛行船は軍用に適さないと考えられます。
某漫画では大活躍したりもしましたが……

【質問】
何で軍用輸送機ってみんな高翼形式なのでしょうか?
民間輸送機はわりと低翼ですよね。
民間輸送機が旅客機のアレンジだからなら、逆になんで民間旅客機は低翼なのでしょうか?
乗り降りとか考えたらタラップが短くて済む分,高翼配置のほうが便利そうな気がします。
というわけで、大型機における低翼と高翼の意味について教えてください。
【回答】
低翼のほうが強度的には有利。
胴体の円形の桁の下部に主翼を取り付けるから,上方へ曲げる力を桁に分散することができる。
高翼では長い主翼の真中に胴体がぶらさがる形になるので,曲げモーメントが強くかかる。
しかし軍用輸送機は戦車、ヘリ等ひじょうにかさばる荷物を運ぶので胴体内の空間の寸法を最大限にする必要がある。
翼を胴体の上へ追い出し、脚も胴体側面のバルジに収容することで胴体内部がほぼ完全にフリーと
なる。
このデザインはC130ハーキュリーズで完成された。
また,胴体が地面に近くないと車輌が自力で乗り降り出来ません。
設備の整った空港間を飛ぶ民間の輸送機とは使い道が異なるのです。
空中で扉を開き物資を投下するには尾翼が邪魔になるし。
トラックとバスは大きさは変わりませんが,エンジンの位置や貨物(バスの場合は人間)の積み下ろしの方法が違います。
使い道の異なる機械が形が違うのは別に不思議な事ではないのです。
(トラックの荷台に客を乗せて運ぶ国も有るには有るでしょうが)
【質問】
輸送機のタイヤの数はどれくらい?
【回答】
タイヤ数纏め
:メイン:ノーズ:MTOW
An-225:28:4:600t
An-124:20:4:405t
An-70:12:2:145t
An-22:12:2:250t
An-12:8:2:61t
Il-76MF:16:4:210t
C-5B:24:4:381t
C-17:12:2:265t
C-141B:8:2:147t
C-130H:4:2:70t
A400M:12:2:136t
C160:8:2:49t
C-X:12:2:141t
C-1:8:2:45t
ムリヤの無理やりっぷりは毎度のこととして,C-17とAn-22のタイヤが重量の割りに少ないのが目立つ.
逆にIl-76は初期型の重量を思い出すと,多過ぎとすら思える.
【質問】
軍用の輸送機の乗り心地ってどんなものなんでしょうか?
いやまぁ,大きなものから小さなもの,ターボジェットからレシプロまでいろいろありますが,ターボプロップの中型輸送機なら,YS-11のようなものとして考えていいんでしょうか?
【回答】
とんでもない.そんな素晴らしいものではない.
キャビンの中は内装材がないから,機内側の構造材はむき出し.防音も最低限しか考慮されてないからうるさいし,そもそもシートにしてからが,キャンバス張りのベンチの様なものの事が多い.基本的に人間も荷物扱いって事.
しかし,C-135,KC-10,最近じゃB.767派生型などの,背広組や支援要員の輸送が主となる機種は,
エコノミークラスまではいかないまでも,荷物扱いよりはだいぶマシ.
さらに,VIP輸送機は言うまでもないくらいのいい乗り心地.
平時とはいえ,下っ端の兵隊運ぶ輸送機は「落ちないだけありがたい」代物もあるね.
その中にあって,ターボプロップの中型輸送機である米海軍のC-2は,VIPも水兵も公平に荷物扱いできる稀有な存在.
しかも空母着艦体験付きで,乗り心地は最悪.
軍事板
輸送機の乗り心地って言えば,C-1は酷かったですね
シートと言いつつ,要は腰掛ハンモッグみたいなものがぶら下がってるだけなんです.
だから,乱気流に入ればユーラユラ,高度変えればユーラユラ.乗り物酔いには強い私ですら,気持ち悪くなりました(笑).
当時はYS-11が当たると,
「やった! ラッキー!」
なんて思ってましたね.
EF63-24 in mixi支隊

【質問】
急降下爆撃という攻撃手段は消滅してしまったんですか?
ということは、航空爆弾で船を攻撃する事はもう無いのですか?
【回答】
緩降下爆撃は現代でも行われている.
爆撃指示装置によって降下角、進路などが指示されて、それに従って自動的に爆弾投下.
ただし、対艦船の場合は対空兵器によって撃墜される危険が大きいので、まず行われない.
対艦ミサイルが普及する前はSkip Bombingなどの戦術が採用されていた.
フォークランドではToss Bombingと併用されたが、信管の最低作動距離の調定に失敗して不発が多かった
.
水面ギリギリを接近するので地平線に隠れられる+クラッターに紛れてレーダーが補足しにくい
.
航空自衛隊もドイツ空軍も対艦ミサイルの普及するまでは訓練していました.
写真:フォークランド紛争時、HMS Coventryに突進するA-4P
フォークランド紛争の英空軍公式ページの中の
82年5月21日サンカルロス上陸作戦
http://www.raf.mod.uk/falklands/dday1.html
に低空で攻撃を仕掛けるミラージュまたはダガーの写真がある。
どの船にどれだけの命中弾があり、どの程度が不発だったかも書いてある。
【質問】
なんで対潜哨戒機に対艦ミサイルや長距離対空ミサイル積まんのん?
積めばいいじゃん.
【回答】
対艦ミサイルは搭載できますよ.例えばP-3Cはハープーンを搭載可能です.
対潜哨戒機が対艦ミサイルを搭載しているのは,後述する特徴が洋上哨戒にも向いており,その為の改修も比較的容易であるためです.
対潜哨戒は広範囲の海域を捜索し,場合によっては長時間目標を追尾する必要があります.
そのため,対潜哨戒機は長い航続距離や,捜索のための各種センサや攻撃用兵装を効率よく機体に配置できる機体容積の大きさが第一に求められます.
故に対潜哨戒機は旅客機や爆撃機,飛行艇を転用したものが多いのです.
(余談ですが,S-3対潜哨戒機→US-3A輸送機という「逆転用」の例もあります)
さて,当然ながら上記の要求は高速・高機動性能が求められる空対空任務とは対極のものであり,既存の機体を改修するとしても,まずアビオニクスを空対空戦闘に対応させなければならず,場合によってはレーダー機器の換装や追加を求められる可能性もあります.
そこまでやっても,機体そのものが機動性に欠ける為に,積極的な空対空戦闘は出来ません.
自衛手段としての改修にしても,対潜哨戒任務自体,基本的に自国航空優勢下で行うものです.
必要なら戦闘機の護衛を付ければ済む話ですし.
以上の理由により,対潜哨戒機に対空ミサイルを搭載する行為はあまり意味がないと言えます.
丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM in 軍事板 & FAQ BBS
【質問】
空中巡洋艦構想とは?
【回答】
「ミレニアム」によって建造された,装甲した飛行船.
V-1改巡航ミサイルなどを装備し……
ではなくて,対潜哨戒機P-3Cオライオンの早期警戒タイプに,長距離空対空ミサイルAIM-54フェニックスを12発搭載する構想.
過去に実際に海上自衛隊が検討し,朝日新聞で記事になった事もあります.
今また同じプランを練るなら,母機はP-X,ミサイルはAAM-4にラムジェットエンジンを付けて射程延伸したもの,あるいは長距離AAMを新規開発になるでしょう.
(アクティブ誘導型中距離空対空ミサイルにラムジェットを付けて射程延伸を図る計画は各国にありますが,ミサイルの直径は変わらない為,終末誘導用のアクティブレーダーのパネル面積も変わらず,結局は中間誘導をしっかりしてやらないと遠距離で命中させることは難しい)
空中巡洋艦はそれ単独で見ると,敵戦闘機との交戦は避けなければならず,使い道が限定されるものの,Tu-22Mバックファイアが攻撃を仕掛けてくる場合への対処としては有用なものに見えてきます.
ただ,それは相手が何の対策も施さなければ・・・という事なのだと思います.
もし自分が敵国の立場であるなら,直ぐに簡単な解決方法として「同じ物を用意する」という方法を思いつきます.
戦車には戦車を,戦闘機には戦闘機を,空中巡洋艦には空中巡洋艦をというわけです.
早期警戒機に長距離空対空ミサイルを装備して遠距離射撃戦・・・あんまり想像がつかない世界ですね.
そうなるとAIM-54フェニックスよりも大型のミサイルであるR-37(AA-13 Arrow)を持つロシアは,優位に戦いを進められそうですが,レーダーの探知能力やECM等が勝負の分かれ目となるので,どちらが有利とは一概には言えません.
ですが対抗手段が確保された場合,バックファイアが生き延びる確率が高まります.
そしてロシアにはR-37以上の超長距離空対空ミサイルの存在があります.
ノヴァトール設計局が開発した対AWACS用空対空ミサイルKs-172.
このミサイルの詳細は謎に包まれています.
中間誘導にパッシブホーミング,つまり敵の早期警戒機の出すレーダー波を捉え,さながら対レーダーミサイルのように目標に向かうという説がありますが,逆に通常の長距離空対空ミサイルを大型化(二段式)させただけ,という説もあります.
私は後者の説を取りますが,もしパッシブ誘導による空対空ミサイルとして実用化していた場合,バックファイアに搭載して敵空中巡洋艦に対する自衛武器とさせることが出来ます.
とはいえ普通に考えれば,中間誘導を指令せずにパッシブで捉えた電波情報だけを頼りに発射した所で命中は全く期待出来ない筈です.
例え終末誘導がアクティブレーダーだったとしてもです.
しかしもし技術的に可能だったら,護衛を付けなくてもバックファイアを送り込むことが出来ます.
そしてKs-172が普通の長距離空対空ミサイルだとしても,空対空ミサイルとしては大変大きく射程も長いので,こちらが大幅にアウトレンジされてしまうことには変わりがありません.
もし自衛隊が新たに空中巡洋艦構想を採用する気なら,これを超えるミサイルを併せて新規開発しないと対抗出来なくなるでしょう.
・・・これらを考えていくと,空中巡洋艦構想は割が合わない計画なのではないか,と感じます.
どうしても相手も対抗策を練ってきますから,そこまで想定して収支が合うかというと・・・微妙ですね.
普通に空母を配備した方が面倒が無くてよいし,防空以外の色んな任務に使えてお得なのではないでしょうか.
産経新聞の野口裕之記者は5月16日の記事で,このような主張をしています.
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『自衛隊に外洋におけるTu−22Mの迎撃手段はない.
台湾有事の際,日本の対米後方支援を嫌う中国がTu−22Mで日本出入りの船を威嚇か攻撃すれば,日本のエネルギー輸送路は大きな打撃を受けるのは必至で,日本にとっても安全保障上,大きな脅威となる.』
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相手(中国,ロシア)の立場に立って考えて見ます.
すると,果たして虎の子の超音速長距離攻撃機を「米空母攻撃」に使わず,日本の商船を攻撃する任務に投入すべきだろうか・・・という疑問が湧いてきます.
そういう任務なら旧式潜水艦を使い捨て覚悟で投入すれば良い筈です.
もちろん,日米の対潜部隊に捕捉されたら生き延びることは出来ませんが,消耗したって別に構わないという感覚で投入すればいい.
バックファイア搭載のAS-4巡航ミサイルのほうが貴重であり,温存すべきです.
それに「日本の対米後方支援を嫌う中国がTu−22Mで日本出入りの船を威嚇か攻撃」という状況であるならば,米空母が周辺海域に集まって来ているでしょう.
自衛隊単独でバックファイアに対処するわけではないので,バックファイア迎撃は米空母艦載機の仕事とすればよい筈です.
<この記事へのコメント ↓>
そういえば,変態の国ではニムロッドにサイドワインダー装備できるようにしてましたね.
うろ覚えですが,
フォークランド紛争時,アセンション島から哨戒に出たニムロッドが,たびたびアルゼンチン空軍のボーイング707哨戒機と鉢合わせして,お互い攻撃手段がないのでしばらくにらみ合った後分かれるということがあったのが理由だったと思います.
趣味と戦争は本気でやる皆さんなので,「次に出会ったら撃墜してやるっ」気合をこめてサイドワインダー発射機能を付与したのですが,幸か不幸かその後アルゼンチン空軍機と出会うことは無かったので,実戦では使用されていないはずです.
Posted by 名無し零戦三二型信者 at 2007年05月29日 22:58:22
【質問】
現在でも伝書鳩による通信は行われているのでしょうか?
【回答】
少なくとも先進国では行われていません.
衛星通信までを含めれば,伝書鳩を使用しないと連絡が取れない事態というのがありませんし.
(機械の故障に備え伝書鳩を持ち歩くというのはどう考えても非効率)
また,近年,訓練された鳩でも帰巣率が極端に下がっているという問題があります.
(携帯電話の影響など様々な説が言われているが確かなところは研究中)
ちなみにアメリカで「鳩誘導ミサイル」ってのを考えた奴がいます.
(さすがに試作すらされなかったが)
四月馬鹿のネタとして伝書鳩を使ってインターネット上のデータを伝送するプロトコルを発案したハッカーがいたな.
RFC 1149っていって滅茶苦茶有名だが.
伝書鳩

【質問】
飛行場を建設出来ない小さな離島なら,大型飛行艇とかどうなんでしょうか? それでも高速船より高コストですか?
【回答】
飛行艇と言うものは,飛行艇作れば何処でも着水が出来ると言う訳ではありません.
緊急事態とかなら未だしも,定期便運行となると,滑水する為の水域を指定する必要があります.
その水域維持のために(例えば,定期便が着水する前にその水域に関係ない船舶が入らないように),警戒船が必要となりますし,着水域を確定するための浮標の敷設と維持管理のための船舶が必要となります.
また,その水域が荒れた場合,波を抑えるための船が必要になりますし,飛行艇から岸壁までの交通手段が必要となります.
もし,ビーチングギアで上陸させるのなら,上陸するためのスリップが必要となりますし,整備施設が必要になり,その施設には機体を塩害から守るための真水を機体に掛けるシャワーが必要となります.
(孤島の場合,往々にして水の確保が重要になりますが,それを海水から作る場合,高コストな水になります)
既存の岸壁があって,既存の荷役設備が流用でき,機体を地上に引揚げる設備を新たに作る必要も無く,燃料代だけ航空機程度の高速船の方がまだコストは安くなる訳で.
余談ですが,戦後1960年代くらいまで,和歌山の白浜,三重県の志摩・串本,徳島,愛媛の新居浜に就航させていましたが,陸上機の方がコストが安く,特に船舶の交通を妨げるとの事由で,空港整備後は陸上機に移行(白浜,徳島),または廃止(志摩・串本,新居浜)となってしまいました.
眠い人◆gQikaJHtf2
ほぼ蛇足ですが,経済的合理性を考えるなら,飛行艇自体の耐用年数が少ない事も大きな理由になります.
US-1の話なら,,唯一荒波でも着陸できる機能を備えている(→過酷な使用に耐えうる)ため,部品の消耗も激しく,耐用年数は15年くらいです.
それと,安定して定期運行できる点では船にかないません.
US-1は他に類を見ない程の離着水性能を備えているとはいえ,台風等で無い限り大抵スケジュールキャンセルにならない船の方が,採算はいいのではないかと.そういう事を考えると,やはりUS-1は救難用かな,と.
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ところで「US-1 飛行艇」でぐぐるとこれがトップにくるのは問題の様な気が.
http://www.masdf.com/news/us1kai.html
某政党が本気にするかもしれないじゃないか.
【質問】
ALE-50 AAED(新型空中曳航デコイ)の使い方は?
【回答】
円筒にフィンをつけたような形状のデコイを射出,ワイヤで曳航してミサイルの囮として使う.
ALQ-184 ECMポッドにALE-50を追加したものもある.
詳しくは「航空ファン」 2006年4月号,p.113を参照されたし.
【質問】
マルケッティS211Aの発展型,アエルマッキM311初等ジェット練習機は,原型機とどう違うのか?
【回答】
機体はほぼ同一.
カナダのCMC社製アビオニクス搭載などにより,コックピットが近代化されており,また,兵装搭載量を増やして対地攻撃訓練にも使用可能にしている.
詳しくは「航空ファン」 2006年4月号,p.127を参照されたし.