c

「兵器別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ

◆◆◆◆VSTOL機
<◆◆◆戦闘機
<◆◆種類別 目次
<◆航空 目次
兵器FAQ目次

VTO(Vertical TakeOff)とは,「垂直離陸」の意味です

(朝目新聞より引用)


 【Link】


 【質問】
 VTOL機って何?

 【回答】
 VTOL機とは Vertical TakeOff and Landing の略で,垂直離着陸機,すなわちヘリコプターのように垂直に離着陸できる固定翼飛行機のことです.
 滑走路を必要としないため,狭い場所にも離着陸できるという長所があります.
 しかし積載能力や航続距離において普通の飛行機に劣り,発進にも重量などの制約があり,ヘリコプターに比べ構造的に複雑になるという欠点もあります.

 【参考ページ】
http://www.apg.jaxa.jp/res/uiat/b01_04.html
http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?VTOL
http://kids.gakken.co.jp/jiten/6/60014060.html
http://homepage2.nifty.com/KIBUN/Aircraft/Vtol_Ge.html
http://page.freett.com/Umania/fw.s.html

 【関連動画】
http://jp.youtube.com/watch?v=2HcFrlUcMHU
http://jp.youtube.com/watch?v=Jkk6jsAEPJI&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=upvJKT_pBHE
http://jp.youtube.com/watch?v=ymT75toI_YQ&feature=related

 はい,そこ↓の仮想戦記作家!
 VTOL零戦といった代物を安直に出さないように!

【ぐんじさんぎょう】,2008/12/14 21:00
に加筆

「VTOL連合艦隊で欧州戦線までひとっ飛びだ!
 誰も思いつかなかっただろ!
 俺様天才!!」

ぎんなんそう 2008年12月13日 23:45

 いやだなぁ,零戦をVTOLにしたら,エンジンが上向きに稼動したときに前が見えなくなるじゃないですか.
 VTOLにするのなら屠龍ですよ,
 オスプレイみたいでカッコよす!
(マテ,落ち着け,俺)

鉄底海峡 2008年12月14日 00:07

>  いやだなぁ,零戦をVTOLにしたら,エンジンが上向きに稼動したときに前が見えなくなるじゃないですか.

 待ってください,空母に縦積み出来るようになっただけでも金鵄勲章モンじゃないですか.
 小官こそ天才である!!

クローム・ツァハル 2008年12月14日 00:15

 悪魔の辞典風に;

 航空機設計者が,誰しも一度は開発を夢見るが,すぐに夢のままであった方が良かった事に気が付く物.
 サッカーのナショナル・チームの監督と酷似.

 結局,今のところ物になっているのは,イギリス製ハリアーだけだが,当たり前の兵器を開発しても失敗作に成るのに,変った兵器を作ると成功してしまう,イギリス人の不思議さよ….

新所沢の三等兵 2008年12月14日 02:08
& 14:22

 ブラックジャックが手術代として受け取ろうとする程度の代物.

フナムシ 2008年12月14日 09:58

英国のVTOL機案P.103

同じくP.1214

同じくP.1216

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 垂直離着陸機(VTOL機)の仕組みについて教えてください.
 リフトエンジンで浮き上がって,推進エンジンで移動して,圧縮空気を噴出して姿勢制御する.
 昭和45年ごろだと,こんな感じで実験をしてたらしいです.
 検索しても,この頃のしか引っかからなかったので,現在どうなのかを教えてください.

 【回答】
 ハリアーの,同一エンジンの排気をベクダードノズルで偏向し揚力と推進を切り替える ベクタードスラスト方式が,技術的にみて 最もシンプルでスマートな方式で有る事は間違いない.
 もう1機種 何とか実用化したYak−38は,リフトジェット+ベクダードスラスト(主エンジン)だったが,その実用性の低さに関しては,折り紙付きだ.

 ハリアーのベクダードスラスト方式には,下記のようなデメリットが有る.
・エンジン装備位置が重心位置(より前)に限られレイアウトが不自由.
・A/Bが付け難いので超音速性能に不利
・離陸重量がエンジン推力以上(当り前な様だが,これを乗り越えるために これまで膨大な努力が為された)

 そこで今 実用化を目指しているJSFでは,次の方式にチャレンジしている.
・ローキード・マーチン案:ベクタードノズル付き主エンジン+主エンジンで駆動するリフトファン
・ボーイング案:ベクタードノズル付き主エンジン+一部排気を前方に導きトリムを取る
 最新のエンジンと制御技術で,50年代からこれまで(ハリアーを除き)死屍累々のハードルをどうクリアするか,興味律リツって所.

 ところで,今一番普及しているVTOLって言えば,ヘリコプターだよ.

G_Tomo :軍事板,2001/03/16(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 地上基地にカタパルトを設置するのは如何かな?

 【回答】
 意味がありません.以上.

Posted by JSF at 2006年09月16日 20:20:27

 最近の若い子はRATOも知らないのかな?
 Rocket Assisted Take-Off.
 地上基地ならカタパルトなんど使わなくても,これを使う方が合理的.
 カタパルトはシステムが大き過ぎて高価だから,空母みたいに自前で持ち歩けるならともかく固定基地に置く意味は存在しない.

 ・・・だが結局,ベトナム戦争で使って見て「駄目だこりゃ」と判明.
 そこで垂直離着陸機ハリアーを導入することになる.

Posted by 名無しT72神信者 at 2006年09月16日 21:24:23

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年08月23日付


 【質問】
 何故,日本や台湾は,航空隊の基地が少なく,国土も狭いのに,A-8やF-35Bみたいな垂直離着陸機が実戦配備されてないでしょうか?
 特に台湾は,中国の攻撃で滑走路が破壊されたらどうするつもりでしょうか?

 【回答】
 「基地」=「滑走路」ではありません.
 あなたが考えている様に,仮にVTOL機がそこらの空き地に発着できるとしても,補給や整備はどうするつもりでしょうか.
 更に,航空機が発着する以上管制設備や駐機場も必要です.
 それらの付帯設備を揃えれば,結局通常の基地と同等のものが必要となってしまいます.

 また,VTOL機は通常のCTOL機に比べて「垂直離着陸能力」という部分でリソースを取られています.
 垂直離着陸機は,垂直離着陸できるかわりにその他の能力ががた落ちなのです.言わば,一旦空中に上がってしまえば無意味な能力をわざわざ抱え込んでいる訳で,純粋な空中性能でCTOL機に劣るVTOLを主力機に据えることは現在の技術レベルでは有り得ません.

 優勢な空軍を持つ国と国境が隣接していて,奇襲を受ければ即航空基地壊滅な国と違い,日本は海を隔てているので,固定翼航空機でも十分なのです.

垂直離着戦闘機……
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 Yak-141はトリプルエンジンでVLやSTOをやってのけてます.
 なのに双発の機体ではVTOLやSTOVLは無理とする理由が分かりません.
 双発機でVTOLを作れない理由を教えてください.

 【回答】
 単純に,推進用に双発だと重すぎるとか.
 エンジンに比例して単純に性能が倍になるわけではないので,推進用エンジンを一つ増やした場合の能力向上が,STOVL機として費用対効果が優れているのかとか.

 (試作機だけど)Yak-141でも双発機並の重量だったはず.
 まして双発化,機体を大型化したらSTOVL機として不利.
 中途半端というより兵器としてのバランスの問題かも.

 また,通常の双発なら片肺でも無事帰還して着陸できる.
 しかしVTOLの双発だと,片肺では帰還できても垂直に着陸できない.
(垂直方向の推力がアンバランスになるため)
 だからVTOLでは双発にするメリットが少ない,ってことなんじゃないかな.

 技術的には作れない理由なんてまったくないよ.
 ちなみに過去には,エンジン8個だとか12個積んだVTOL戦闘機の試作機が飛行している.

軍事板


 【質問】
 アメリカ海軍のジェットVTOL戦闘機で,試作したけどエンジン出力の不足で,全く飛べなかった機体の名前が思いだせません.
 確かノースロップ製で,A-4スカイホーク等々の部品を繋ぎ合せて作っていたはずなのですが,どなたか覚えてないですか?

 【回答】
 Rockwell XFV-12Aだす.
 米海軍が1972年に超音速VTOL戦闘機開発の提案要求を行った中の,ロックウェル社案.
 小型艦からの発艦,マッハ2のスピードを目指し,コストを抑えるためA-4からコクピットや機首部分,F-4からインテークと胴体を流用した.
 完成したものの,Thrust Augmenter Wingによる 推力の増強率が目論見ほどではなく,自力飛行は不可能だった.

 詳しくはこちらで.
http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/xfv-12.htm

軍事板,2004/01/16
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ハリアー,シーハリアー,ハリアーII,さらにはそれぞれの各バリエーションの外見からの判別方法を教えてください.

 【回答】
http://homepage2.nifty.com/KWAT/kit/harrier2_vma231.htm
を参照のこと.
 模型のページだが,実機についての段落に識別点がまとまってる.

 上記ページによれば,

AV-8B(NA):夜間攻撃能力を付与したタイプ.AV-8Vとの相違点は,機首上のAN/APR-51 FLIR(赤外線前方監視装置)

ハリアーIIプラス:AN/APG-65パルス・ドップラー火器管制レーダー搭載)のため,AV-8B(NA)の機首を43cm延長

軍事板
青文字:加筆改修部分

AV-8XM ハリアーXmas型
(画像掲示板より引用)

 AV-8Aとの違いは,
・非武装
・クリスマス一日で世界中を回れるよう不思議エンジン搭載
・世界中の子供たちのオモチャを搭載するための4次元ポケット装備


 【質問】
 F-35の短距離離陸は,エンジンを下に振ってるからなんとなくわかるのですが,ハリヤーってなんであんな短い距離で離陸できるのかな?
 機体が軽いからかな?

2011年01月04日 10:15,しまだ,

 【回答】
http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/av8back.gif
 車輪の下の直線が水平面=地面ですから,地上に置いた時の迎え角が多分にデカいですよね.
 要するに,凧揚げみたいな感じなわけですから…
 そこんところでも,短距離離陸に影響があるかなと.

2011年01月04日 12:15,ソフトヒッター99

 そもそもハリアーって,短距離離陸でもノズルを斜め下に振ってませんでしたっけ ?

2011年01月04日 12:16,井上@Kojii.net

 すんません.そもそも,その通りですね(笑)

2011年01月04日 13:21,ソフトヒッター99

 ただ,ハリアーは F-35B と違って,STO の際にスタビレーターが露骨に「前上がり」にならないようですね.

2011年01月04日 13:53,井上@Kojii.net

 ハリアーは…
・最初から機体の前方が上がったような地上姿勢
・前方ノズル(ターボファン)と後方のジェットとの推力差が,比較的少ない.

→ スタビレーターによる機首上げの必要の度合いが,比較的小さい.

 F-35Bは…
・頭からケツまで,フラットな地上姿勢
・操縦席直後のリフトファン(クランクシャフトによる回転)と機尾のジェットとの推力差が比較的大きい

→ スタビレーターによる機首上げが,どうしても必要になる.

ということじゃないですかね.

2011年01月04日 15:46,ソフトヒッター99

 ところがところがところが.
 F-35B の動画を見ると,逆向きなんですよ.STO 時に限ってスタビレーターが前上がり,つまり機首下げの方向に向いてるんです.
 後ろ側でも揚力を生じるように,ということなのでしょうけれど.

2011年01月04日 16:45,井上@Kojii.net

以上,「軍事板常見問題 mixi別館」より



 【質問】
 みなさま,ありがとうございます.
 ハリアーの変な形の意味が,分かり一てきました.
 上向き姿勢と高翼配置と排気ノズルの合わせ技なんですね.

 ハリアーの排気ノズルとF-35Bのスタビレーターの動きは,動画を見てもよくわかりませんでした.む,む,む.

 F-35Bの排気ダクトを135度まで曲げて,短距離着陸するのは無理かなぁ.

2011年01月04日 23:41,しまだ

 【回答】
 上向き姿勢は脚が自転車配置である飛行機の宿命です.
 このさい,あんまり関係ないと思います.
 B-52も(主翼のみですが)そうでした.

 ハリアーが高翼なのは,ペガサス・エンジンありきの話なんですよね.
  でまあ,ペガサス・エンジンなかりせばハリアーという存在も無かったわけでして.
 『あわせ技』というよりも,『ペガサス・エンジンでVSTOLを実現するには他に選択肢が無かった』という話になります.

2011年01月08日 21:50,ゆきかぜまる

 「自転車式配置の脚」っていうのは,何が問題かっていうと,前後の脚は,同時に地面についていなければならんのです.

 現代のジェット旅客機にしろ戦闘機にしろ(その他諸々も),ごく普通の脚配置ならば,主翼(付近)に存在する主脚だけ,地面についていれば良いということになります.
 現代の飛行機の離陸を眺めると,前脚が先に地面を離れて,主脚はそれよりも後に地面から離れます.
 着陸の場合は逆です.
 主翼(付近)に存在する主脚が,先に地面に到着し,後に前脚が地面に到達します.

 よーするに,現代の一般的な飛行機は,前脚と主脚地面から離れるタイミングをずらすことにより,上向き姿勢,つまり,迎え角を大きくとる姿勢をとることにより,離陸・着陸を容易にすることに成功しています.

 しかし,自転車式の脚配置の機体は,主脚と前脚が地面から離れる(あるいは接触する)タイミングを,同時にしなければいけないがために,最初から,上向き姿勢,つまり迎え角を大きくとっている形式になっています.
 
 あ,そういえば,自転車式の脚配置の場合は,主脚・前脚とは言いません.
 後脚・前脚,ですね.
 この呼び方からしても,脚の役割が大きくことなることが読み取れると思います.

2011年01月08日 22:06,ゆきかぜまる

@麦飲人 >ハリアーの排気ノズルとF-35Bのスタビレーターの動きは,
>動画を見てもよくわかりませんでした.む,む,む.

 F-35の水平尾翼は,明らかに,普通の飛行機と逆向きです.

 揚力中心と機体の重心との関係を図示できるならば,一発で理解してもらえる話なのですが…………

 AAで表現できれる能力が私にあればなあ.

2011年01月08日 22:17,ゆきかぜまる

以上,「軍事板常見問題 mixi別館」より


 【質問】
 ハリアーの垂直着陸方法を教えてください.

 【回答】
 テキトーに.

 着陸地点へのアプローチは基本的に通常の飛行機と同じ.
 徐々に速度を落としつつ進入し,適正な速度でギアを出す.

 垂直着陸のモードでは,速度の低下と伴なってエンジンのノズルを下に向け,翼の揚力を補いつつ着陸最終段階へ.

 ラダーやエルロンなど,空力制御の効きかない速度に達すると,姿勢制御は翼端などにある小さな穴から,エンジンからバイパスしたエアを噴出して行い,ヘリの様に機体を傾けてメインエンジンの推力方向を変えてやり,最終減速や着陸位置への移動を行ない,出力を絞りつつ降下・着地.

 PS2の「エアロダンシング4(セガ)」をプレイして頂くと解りやすいかと(笑).


 【質問】
 ハリアーのホバリング可能時間について
「90秒制限というのは,吹き降ろしたジェット排気でアスファルト舗装が融解してしまうからっていう,純然たる設備側の問題であります」
という話と,
「ハリアーはエンジンの冷却水が加熱してしまうのでn秒しかホバリングできない」
という話とを聞いたんですが,どっちが正しいんでしょうか?

 【回答】
 ハリアーのホバリングについては
www.aerospaceweb.org/question/planes/q0123.shtml
に良い質問回答が載っています.

 これによると,ホバリング可能時間は運用条件によるのであり,シビアな環境(例えば高度が高く気温も高いなど)のため,エンジン全開を続ける必要があれば,冷却水の容量の問題――水噴射により全力運転時のタービン過熱を防ぐ機構と水タンクがあり,こちらの消費に伴う時間制限――から90秒程度になるようです.

 しかし,そのような状況は稀であるため,実際にはそれよりかなり長くなる,として実際にエアショーで5分以上のホバリングを行った例が紹介されています.

(True/False ◆ItgMVQehA6他)


 【質問】
 ハリアーには機関砲は搭載されていないのですか?

 【回答】

▼ 英軍は25mmADENを載せるつもりで開発していたんだ.
 でも当初,予定されていたADEN25は開発中止になってる.
 なんでも給弾機構のトラブルとか重量とか,いろいろな問題が解決しなかったらしい.

 そのため現在,英軍ハリアーは機関砲は搭載していないということのようだ.

 古いけど手元の資料(世界航空機年鑑91,93,戦闘機年鑑1999-2000)だとこんな感じ.
30mmADEN    ハリアーGR1,GR.3, シーハリアーFRS1,FRS.51,FRS.2(FA.2)
25mmADEN    ハリアーGR..5,GR.7
GAU-12      AV-8B ハリアーU

▼ ちなみにGR.5に30mmとか,その逆とか,GAU-12を……みたいな組み合わせには言及なしなので,実際にもないかもしれませんね.

軍事板,2007/07/14
青文字:加筆改修部分

▼ ハリアーと言っても大きく系列は2系統あるので,そこら辺が分かりにくいですね.

 イギリス産(初代)ハリアー系列(ハリアーGR.1〜GR.3,AV-8A,シーハリアー)はADEN30mmをガンポッド2つに計2門装備.
 ただしAV-8Aでの装備例はあまり多くありません.
 フォークランドでは機関砲での撃墜例があったはずです.

 アメリカ産ハリアーII系列(ハリアーGR.5以降,AV-8B)は,AV-8Bがガトリング形式のGAU-12をポッド式で装備(左舷側ポッドに機関砲本体,右舷側ポッドは弾倉)しています.
 ただし実際の装備例はそう多くなく,揚力増強用のストレーキだけの機体も多いです.

 イギリスは,新開発のADEN25mmを装備する予定でした.
 これは既存のADEN30mmも交代するつもりでしたが,重量問題,装弾問題が解決できず,101丁の生産にとどまり,GR.7までの機体は中身が空のポッドだけ,揚力増強のために装備していました.
 これはポッドの砲口部分に栓がしてあるので,すぐわかります.
 GR.9からはもっぱらストレーキだけになったようで,場合によってはレーザー誘導ポッドを装備していたりします.
 実戦経験上,近接支援時には地上掃射用のgunが欲しいという話はあるようですが,いまのところADEN30mm,GAU-12の装備予定はないようです.

BMP in FAQ BBS,2010/4/25(日) 13:2
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ハリアーGR.7からGR.9への改修の中身は?

 【回答】
 エンジンをペガサスMk.107に換装.
 IWP(統合兵器計画)と呼ばれる,MIL-STD-1760 SMS(兵装管理システム)やINGPG(慣性/GPS航法システム),SIFF(次世代敵味方識別装置),RAIDS(レンジレス空中計測出ブリーフィシングシステム),秘話通信システムなどの新型アビオニクス搭載.
 ペイブウェイIVやブライムストーン,マベリックなどの空対地ミサイル運用能力付加.

 詳しくは「航空ファン」 2006年4月号,p.126を参照されたし.


 【質問】
 シーハリアーFA2は現役のはずでは?
 初期型のFRS1はもう残ってませんが,新型のFA2の引渡しは93年からなので,退役しているとは考えづらいのですが……

 【回答】
 もうシーハリアーは退役してしまい,空軍のGR.7/9には対艦ミサイル運用能力は無い筈.

JSF in mixi支隊

 FA.2 は昨年 3 月に退役しています.
 寿命が来たわけではなくて,「機種統一による効率化」「エンジンをパワーアップする余地がなかった」等の理由によります.
 退役した機体をインド海軍が買いたがったのですが,レーダーはサポート対象外,スラマーの運用能力は撤去,と条件が悪くて折り合いがつきませんでした.
 シーハリアーは FRS.1 も FA.2 も,スーパークリティカル翼を採用した “ハリアー U” 系列じゃないんですよ.
 そのことも影響したのでしょう.
 ただ,艦隊防空の立場からすると,FA.2 の退役でスラマーを使えなくなったのは,ちょいと痛いところです.

井上@Koji.net mixi支隊

 だってシーハリアーって,初期型ハリアーのサブタイプの1つなんだもん……

ヘリックス in mixi支隊


 【質問】
 ハリアーよりも優れた垂直離陸機が開発されないのはどうしてですか?
 土地が狭い日本とかなら,より優れた機体を開発するのに血眼になりそうなんですが?

 【回答】
 STOVLに限らず,兵器というのはどう運用するのかというドクトリンとセットだから.

 ハリアーの場合は,NATOとして数で優位に立つWTOにどう対抗するのかという命題の中から,航空基地が破壊されたあとでも対地攻撃を続ける軽攻撃機,という運用思想を立てた上でRAFが開発.
 アメリカ海兵隊は,「航空基地が無い状況(強襲揚陸)での支援攻撃という運用要求が,「機能としては」ハリアーで満たせることから導入.
 攻撃空母を全廃した英海軍は,「それでもなんとか戦闘機を運用したい」という方針の中で,ハリアーの初期型を改造して達成できる性能の範囲で満足するという条件付きで,シーハリアーを作った.

ふみ in 軍事板,2009/06/05(金)
青文字:加筆改修部分

 で,ハリアーを作って運用してみたところ,垂直離着陸機構が戦術的な優位につながらないことがわかった.
 確かに小型の空母にたくさんめて便利だけど,垂直離着陸は危険だし,滑走路が必要でもその分単純で頑丈で積載量があったり,空戦性能がたかいほうが良いと.

 日本の場合,空母運用が眼中になく,航空基地の整備された本土での運用が前提なので,なおさら垂直離着陸には興味なし.

軍事板,2009/06/04(木)
青文字:加筆改修部分

 ハリアーより優れた性能のSTOVLを求めるのであれば,そのSTOVLで何をするのか,あるいはその必要性があるのかという部分を明確にしなければならない.
 血眼,という言葉を予算の投入という意味で使うのであれば,より予算をかけるべき対象が他にあったということであり,STOVLでできることに対しての「ハリアーより優れた」機体への要求そのものが,低い順位に置かれていたことの証左であるとも言える.

ふみ in 軍事板,2009/06/05(金)
青文字:加筆改修部分

 それでもまったく計画されなかったということではない.
 ハリアー以上のVTOL機は過去幾つも計画され,Yak-141の様に実機が飛んだ物もある.
 それらを含めても十分な実用性を持って実戦化されたのはハリアーファミリーくらいのもの.
 そして現在もF-35B計画が進行中.

軍事板,2009/06/04(木)
青文字:加筆改修部分

JSF計画がまだ纏められる前,AV-8B後継のASTOVL計画のコンセプトイラスト.
これはこれで.
http://twitpic.com/3qld3t

PaveSpike in twitter


目次へ

「兵器別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ