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百式司令部偵察機


 【link】

Net Bunker」◆元パイロットが語る,SR-71ブラックバード操縦のスリル : ギズモード・ジャパン(D.B.E三二型)

朝目新聞」●当時UFOと間違われていた6種の極秘アメリカ軍偵察機  (of 奇想天外生物図鑑 カラパイア)

●UAV

「Blogs of War」◆(2013/05/06) The Hidden Cost Of The Drone Program

「Defense News」◆(2012/06/12)U.S. Navy UAV Crashes in Maryland

「Defense News」◆(2012/06/25)European UAV Alliance Widens

「Defense News」◆(2012/06/21)U.K., French UAV Contracts May Be Signed at Farnborough

「Defense News」◆(2012/08/14)U.S. to Test Hypersonic Vehicle Over Pacific
「Defense News」◆(2012/08/16)USAF Hypersonic Aircraft Fails Flight Test
「VOR」◆(2012/08/16)米空軍の超音速無人機 失敗

「GIGAZINE」◆(2012/06/04)死んだ愛猫をフライングキャットマシンとして弔うアート

「Indian Defence」◆(2013/05/07) RQ-4 Euro Hawk UAV: Certification Kill?

「Military Technology」◆(2013/05/24) US Navy’s MQ-4C Triton BAMS UAS completes maiden flight

「Military Technology」◆(2013/05/28) Northrop Grumman's X47-B Completes 1st Carrier Catapult Launch

「Military Technology」◆(2013/05/28) X-47B Carrier Suitability Testing Spring 2013

「NY Times」◆(2012/07/14) The Moral Case for Drones
無人機は人権を守る・・・か??

「Strategy Page」◆(2013/05/01) PROCUREMENT: Reaper Reined In
 アフ【ガ】ーニスタン以外ではUAVは出番がないため,調達は削減される模様

「Strategy Page」◆(2013/05/08) WARPLANES: The Day Of The Droids Is Fast Approaching

「Strategy Page」◆(2013/05/22) MURPHY'S LAW: The Sad Death Of Euro Hawk

「Strategy Page」◆(2013/05/22) NAVAL AIR: Mixing Droids And Pilots In The Same Squadron

「Strategy Page」◆(2013/05/24) ELECTRONIC WEAPONS: Gorgon Stare
 UAVに装備される新しいマルチカメラ・システム「Gorgon Stare」

「Strategy Page」◆(2013/05/31) NAVAL AIR: Triton Takes Off

「Togetter」◆UAVとのデータリンク,「防御手段」を持つ意義(仮)

「VOR」◆(2012/11/30)米国 ステルスの軍用飛行ロボを実験(ビデオ)

「WIRED.jp」◆(2012/09/12)「携帯できる攻撃用無人機」米軍が開発

エルエル」:「空飛ぶ円盤」型の無人偵察機,コアンダ効果で垂直離陸

「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2013/02/24) アメリカ  再燃する無人機攻撃の合法性問題

「地政学を英国で学ぶ」:キルカレンの意見
(無人機の使用のベネフィットは,三つの点においてコストに負けていると主張)

「地政学を英国で学ぶ」:無人機パイロットの地理感覚

「地政学を英国で学んだ」◆(2012-06-22)無人機ネタ4連発

「東京の郊外より…」◆(2013-03-07) 昆虫型UAVと長距離自立対艦ミサイル開発

「東京の郊外より・・・」◆(2013/03/09) 画期的!?:RQ4→JSTARS→地上部隊

「東京の郊外より・・・」◆(2013/03/03) 一般科学雑誌が描く無人機の世界

「東京の郊外より・・・」◆(2013/03/28) 米海軍が夏に無人艦載機のRFP発出へ

「東京の郊外より・・・」◆(2013-04-05) グアム配備予定海軍無人機MQ-4Cトライトンは今

「東京の郊外より・・・」◆(2013-04-22) お馴染みジェームズISR部長が語る
 無人機関連

「東京の郊外より・・・」◆(2013-05-15) 映像:空母から初離陸:無人艦載機X-47B

「東京の郊外より・・・」◆(2013-05-23) 海軍レーザー兵器と無人哨戒機MQ-4:Triton初飛行の映像

「マスコミに載らない海外記事」◆(2012/12/24) 無人機操縦者の苦悩

「ワレYouTube発見セリ」:Not your Daddy's Radio Controlled Airplane (プレデターUCAV)

「ワレYouTube発見セリ」:RAF Reaper UAVs(2008)

「ワレYouTube発見セリ」:Tactical UAV launch

「ワレYouTube発見セリ」:The RQ-4 Global Hawk


 【質問】
 戦略偵察機(U-2S),偵察衛星,無人偵察機(グローバルホーク,プレデター)の,それぞれの運用目的の違いとは何ですか?
 バッティングしたりするんじゃないかな?とも思うのですが……
 手札を増やす為?

 【回答】
 基本的にはU-2が進化してグローバルホークになったと思えばいい.
 偵察機は人間が乗っている必要がない,というか人間が乗っていない方が,運用の幅が広がるし.

 あと,グローバルホークは高高度戦略偵察機.
 プレデターは低高度戦術偵察機(最近では無人戦術攻撃機).
 同じ無人機でも任務が違う.

 偵察衛星は宇宙空間から一方的に,安全(最近はそうとも言えないが)に偵察できるが,気象条件に左右されるし,解像度の高い情報を得るのが難しい.
 それに,望む時間に目標の上空を飛んでるとは限らないので,リアルタイム性に劣る.
 さらに,定点を継続して監視することができない.

 その点,偵察機なら望む時間に望む場所の情報を収集できるし,情報の解像度も高い.
センサ類もペイロードの限り,高度なものが搭載できる.
 ただし,撃墜されたりする可能も高まる.

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 早期警戒機と電子偵察機の違いを教えてください.

 【回答】
 早期警戒機ってのは自分でレーダーを積んで相手を見つける物
 電子偵察機ってのは相手のレーダー波や通信波を傍受してその特徴や内容を調べる物

 早期警戒機は大型のレーダーを装備,AEWと訳されることが多い.高空に滞空する事により(水平線までの見通し距離が伸びる)地上,洋上のレーダーでは探知不能な遠距離の敵航空機を探知する.
 電子偵察機は様々な電子装備を搭載,電波に関する偵察を行う航空機,例えば無線の傍受とか敵国の軍事無線通信の状況(周波数,変調方式,符号暗号等)の偵察とか.

 早期警戒機が探知した敵機接近情報は,味方の迎撃戦闘機や対空ミサイル部隊に伝えられ,それら部隊の作戦に役立てる.
 電子偵察機が受信した電波は,地上で分析して,その後の作戦に役立てる.

早期警戒機


 【質問】
 無線が発達していない時代,偵察機は地上とどうやって連絡したのか?

 【回答】
 通信筒というものを使った.
 これにメモを入れ,地上に投下.

 地上からメッセージを受け取る場合は布標識を地上に置く.
 または,通信筒をつけたロープを,2本の竿の間に張る.
 偵察機は鉤紐を垂らし,それを引っ掛けて引き上げた.

 でも一番確実なのは,近くの原っぱに着陸して,口頭での連絡.

 第2次大戦でも使われていたらしい.
 たとえば1944年,ヒ31船団を護衛していた駆逐艦「天津風」が被雷,大破したときには,一式陸攻から通信筒を投下,救援の駆逐艦「朝顔」の位置を知らせている.
 また,終戦3日後,祖国の再起を信じて浅間山に突入,自爆した特攻機パイロット・西川俊彦中尉が,突入前に自宅近くの岩村田国民学校に通信筒を投下.
 中には遺書が入っていた.

 現代でも,陸上自衛隊航空機の運行実施に関する達(陸上自衛隊達第99-7号)の中に,通信筒についての記述があることから,今もなお使われているようだ.

 ローテクを侮るべからず.

消印所沢


 【質問】
 戦後のB-50,B-48には偵察型というのがあると,あるサイトにあったのですが,これはどの様な偵察任務についていたのでしょうか?
 戦術偵察なのか内陸まで深く入りこむのか,いまいち任務の性質がわかりませんでした.
 冷戦の初期なんでそれほどソ連奥地まで飛ぶ航続距離があるとも思えませんでしたので.
 また,もしよかったら,そのような記述のある文献も教えていただけると幸いです.

 【回答】
 RB-50は写真撮影とELINT任務についていました.
 同じB-29の派生型であるRB-29は,「アメリカ製をコピーした初期の早期警戒網」を調査,レーダーの穴を見つけてはソビエト領内まででかけていたようです.
 この当時はソビエトのレシプロ戦闘機では,旧日本軍同様にRB-29の飛行高度3万5000フィートまで上がって来れなかったようです.これが1948年ごろの話です.

 RB-50のころはジェット戦闘機も実用化されたので,ELINTが主任務のようです.
 横田から出撃してウラジオストックを偵察したり,カムチャッカで電子情報を収集していたようですが,1952年からはソビエト戦闘機の攻撃を受けたり撃墜されることもあったようです.
 主任務も領空に突入するのではなく,沿岸からのELINTになっていますが,基地から100海里離れた地点でも迎撃されるようになっており,安全とは程遠い任務でした.

 RB-47は1953年以降に配備されていますが,写真偵察任務で撃墜されかかってイギリスにたどり着いた事件が1件,
1960年にバレンツ海でELINT任務中に撃墜されたのが1件,
あるようですが,冷戦中のことなので他にもあるのかもしれません.

ふみ in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 RF-4のような偵察機は,どのくらいの速度で写真撮影をするのでしょうか?
 戦闘機が元なので,敵の制空権の中を全速力で突っ切るか,敵の防空網をかわしながら強行撮影というのが,本来の使い方だと思うのですが,マッハで飛んでいる戦闘機から撮影すれば,さすがにブレル気がするんですけど.

 【回答】
 昔,航空ファンだったか航空情報だったかエアワールドに書いてあったのでは,RF-4系はM1.5以上で撮影するらしい.
 搭載カメラは画像がぶれないように,撮影時に自動で流し撮りするのだが,その対応速度が上記の数字.
 特にベトナム戦争当時は,超音速飛行中の物体を撃ち落す技術は,まぐれ当たりのケースを除けば存在してないし.
 で,そんなら何で侵入飛行から超音速で飛ばないのかというと,燃費の悪化が激しくて,15分以上継続すると帰還するだけの燃料が無くなっちゃうからさ.

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ちょっと前一部で騒がれていた,アメリカの謎の新型機「オーロラ」って結局何だったんでしょうか?

 【回答】
 オーロラ:その名前を付けてる軍用機,開発はけっこうありますが,この場合は,米の超音速,高空飛行の偵察機,ひょっとして爆撃機.一般には極秘の偵察機と言われた(言われる)存在です.
 AW&ST誌が2006年3月6日号のp.48から特集記事を掲載していますが,最初はガセと言われたこの機体,どうやら実在したようです.
 XB-70ヴァルキリー(!)の予備部品を元に母機(SR-3)を作り,ここから発射する子機(XOV Experimental Orbital Vehicle)によって偵察を行うという試験機だったようです.
 単に偵察といっても,シャトル爆発事故頃の話であり,名前通り低軌道に小型の偵察ペイロードを緊急に打ち上げる手段を確保する試みと考えられているようです.
 米ホロマン基地でF-15の機付き長がXOVの目撃記事(さすがに詳細)を寄せているほか,嘉手納基地(地理的に不調時の不時着場所として最適)に不明機が着陸し,ただちに基地が一時閉鎖された事件も報告されています.
 この直後に那覇空港に赴任した私の義弟が,先輩から
「スゴい速度と降下率で嘉手納に降りたレーダー像があった」
という話を聞いたと語っていたのを思い出します.「オーロラ」はガセだと思っていたのですが,どうも裏に幾分かの真実がありそうです.


 【質問】
 米空軍が開発しているXF-19オーロラという偵察機のスペックや実機の画像があるサイトはないでしょうか?

 【回答】
 実機は存在しません.
 よって,写真もありませんし,スペックも不明です.
 一時期,ロッキードF-117がF-19という名称ではないかと言われていたことはありましたが.

 これがオーロラ妄想サイト(分かってやってるのだが)の一例です.
www.abovetopsecret.com/pages/aurora.html

 存否については上記サイト末尾の質問一覧でもふれています.
www.abovetopsecret.com/forum/thread4461/pg1

 また,F-19は上記の妄想サイト
www.abovetopsecret.com/forum/thread23022/pg1
によると,F-5発展型がF-19となるべきだったのところを,新世代らしい雰囲気を与えるため,一つ飛ばしてF-20としたために欠番となった,という話があるようです.

 もう少しマジメなサイトでもう少し詳細に論じているのが
www.aerospaceweb.org/question/history/q0082.shtml
です.
 ここでは上記のスキップ説はじめ,ソ連を混乱させるためにわざと抜かした,秘密の開発機に割り当てられた,などの説が紹介されています.
 このサイトは「この番号がなぜ」FAQに対する良い回答になっていますので,ご一読をお薦めします.

(system ◆systemVXQ2他)


 【質問】
 WW2の戦艦や重巡って水上機積んでいますよね,あれって何時(何年)くらいからなのでしょうか?
 あれの用途も教えてください.
 偵察?着弾確認?連絡?

 【回答】
 1910年10月,停泊中の米軽巡バーミンガムに仮設された木製滑走台より,民間人パイロットが操縦するカーチス複葉機が飛び立った.
 これが世界最初の艦艇からの飛行機の発艦.
 翌年には装甲巡洋艦ペンシルヴェニアへの着艦に成功している.
 ただし,これは水上飛行機ではなく陸上機を使用している.
 1911年にはイギリスが戦艦アフリカから,これも滑走台を使って水上飛行機の発艦に成功している.

 水上飛行機を艦艇から飛ばすのは偵察が目的であった.

 初期の飛行機はペイロードが小さく,通信機も未発達だったので,リアルタイムの通信が必要な弾着観測にも用いられるようになったのは第一次大戦後.
(ただし南北戦争時代に,偵察と弾着観測用気球の運用を行う艦艇があった.)
 偵察手段としての飛行機の運用を行う艦艇として,まず水上機母艦が作られ,次いで空母が誕生した.
 1920年代以降に建造あるいは改装が行われた戦艦や巡洋艦などに最初は滑走台,ついでカタパルトが設置されて水上飛行機を搭載するようになった.

 水上飛行機の収容には艦を停止させなければならないので,連絡に用いられるのは重要な貨物や人員の輸送など特別な目的に限定される.
 ちなみに戦艦ビスマルクが撃沈される前日,航海日誌や乗組員の手紙などの重要書類を搭載した水上飛行機が発艦を図ったが,カタパルトの故障で失敗.
 これらの書類は艦と共に失われた.

軍事板,2004/12/08
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 巡洋艦に搭載されていた水上機は,対潜哨戒・攻撃は行えるのか?

 【回答】
 巡洋艦に搭載されていた水上機は,偵察,着弾観測の為の物で対潜哨戒・攻撃任務は行っていませんでした.
 また,主砲を使用した際は,利根型以外は爆風で搭載機も被害を受けてしまうので,壊れる事は折込済みで運用していました.
 具体的には,砲雷撃戦が始まる前に,偵察,観測の為にさっさと投射してしまい,海戦の最中は回収も無理なので放置.海戦後に余裕が有ったら回収すると言う形で,半場使い捨てに近い運用だった様です.
 元々,水上機の外洋での着水性能にも期待は出来ない物でしたし.
 で,遭遇戦でいきなり砲雷撃戦に成ったら壊れるに任せると言った訳です.
 だから,当然,巡洋艦搭載機は爆装はしていません.


 【質問 kérdés】
 SR-72について教えてください.

 【回答 válasz】
 1999年に退役した米空軍戦略偵察機SR-71の後継機種として,ロッキード・マーティンの先進開発計画部門「スカンクワークス」によるSR-72戦略偵察機の開発計画の存在が明らかになりました.

SR-71後継機種は極超音速SR-72,ただし配備は2030年代に:航空宇宙ビジネス短信・T2

 SR-72は既存の無人偵察機や偵察衛星,U-2などの有人偵察機では難しかった機動性情報収集能力を持つ機体で,過去にはSR-71がこの任務を担っていましたが,冷戦終結や低強度紛争への対応の難しさから1999年に退役しました.
 しかし中国の軍拡,北朝鮮やイランの核開発などから機動性情報収集能力を持つ戦略偵察機が改めて必要になった事から,スカンクワークスがSR-71の後継機種を開発し始める事になりました.

 SR-72ですが,言うまでもなくこの機体は無人機・ステルス機であるというだけでなく,巡航速度がマッハ6も出ますので,Su-30などの戦闘機はもとよりR-77やS-400のような対空ミサイルでも迎撃は不可能です.
 ただ,巡航高度は不明です.
 これは当方の個人的予想ですが,SR-71では25000mでしたので,SR-72はもしかしたら30000mまで上昇出来るかも知れません.

 一方でこのSR-72ですが,米海軍協会では歓迎の向きがあるものの,その実現のための技術面や国防予算の削減等がネックになるとしています.
 実際,予算強制削減はまだ撤回されていませんので,開発は難航するという見方もあります.

SR-72について 米海軍協会はこう伝えている:航空宇宙ビジネス短信・T2

 個人的にもマイミクさん達とのお話でも,考えられる対策が次期爆撃機計画とも兼ねるのではないかという事です.
 実際,B-52後継機開発計画ではボーイングとロッキードマーティンが名乗りを上げています.

ボーイングがロッキード・マーティンと共同で新型爆撃機開発に名乗りを上げる:航空宇宙ビジネス短信・T2

 事実,SR-72には攻撃能力を持たせるとAviation Weekでは書かれてありますので,敵地でのミサイル攻撃も想定されています.
 そうなると爆撃機としても運用は可能になりますので爆撃任務をも可能になります.
 そうなると中国やイランが進めるスタンド・オフ・攻撃の心理作戦であるA2ADに対し,逆に弾道ミサイル発射プラットフォームに先制攻撃を仕掛けることも可能になるのです.

 もっとも2030年代にロールアウトで,初期作戦能力はその後になると予想されます.

ねらっずーり in mixi, 2013年11月10日
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 SR-71の発表会見でジョンソン大統領は機体名を言い間違い,この失言を糊塗するために数千億円という巨費が投じられた.

 この機体の名称は当初RS-71であったが(RSはReconnaissance Strike:偵察爆撃を意味する),1964年に同機の存在を認める際,リンドン・B・ジョンソン大統領がSR-71と誤って発表したため急遽名称をSR-71に変更する事態となった.
 RS-71に関連する全ての書類がSR-71に修正され,それにかかった時間は4ヶ月,費用は17万ドルだったといわれている.
 SRはStrategic Reconnaissance(戦略偵察)を表すと後から定義された格好になる.
 結局,本機は爆撃機として使われる事なく,純粋な偵察機としてしか用いられなかったので,結果としてジョンソン大統領の失言は事実となった訳である.
 ちなみに71の数字は,同じく偵察爆撃機として開発されたRS-70からの連番.RS-70は爆撃機B-70の仕様変更(偵察兼用に目的を改めた)である.

ウィキペディア(2007年4月19日アクセス)

 【回答】
 これは都市伝説ですね.
 名称が土壇場で改められたのは確かですが,合理的な軍隊がただの言い間違いを訂正するために数千億円ものお金を投入するはずがないでしょ.

 真相は,"RS"の順番を毛嫌いしたカーティス“鬼畜”ルメイが,大統領の発表直前に"SR"と原稿を書き換えさせることに成功したものの,速記官のミスで発表後にプレスに渡された資料に再び"RS"と記載されたため,プレスの間でこのような伝説ができたみたいです.
 〔上記引用文章は,〕訂正にかかったお金と時間がやけに具体的なのですが,どこで誰がどうやって調べたものやら.

 ソースはウィキペディア英語版で引用されている,米軍機の命名を調べ上げたドイツの軍オタさんとAviation Week & Space Technologyという雑誌に米空軍でRS-70(ヴァルキリーの偵察派生型)の開発に当たっていた人が寄稿した記事です.

バグってハニー by mail

 【質問】
 「SKUNK WORKS」by Ben R Rich(邦訳『ステルス戦闘機 スカンク・ワークスの秘密』,講談社,1997.1)P.431に
「ちょっとした良い間違いだから,すぐ訂正すればすむことだったのに,空軍は,最高司令官が間違えたと思われたくないばかりに,SRのほうを正式名称にして,2万1000枚の図面と書類を書き換えるよう指示したのである.
 RS-71からSR-71に書き換えるためだけに,数千ドルの余計な金がかかった」
とあります.
 事の経緯はどうなのか分かりませんが,ブラックバードに関して,少なくとも図面と書類の書き換え指示が出て,数千ドルの金がかかったのは事実と思われますが?

ななしさん in FAQ BBS

 【回答】
 ご指摘の件ですが,上述項目にもある通り,ブラックバードの名称が発表直前に変更され,書類が書き換えられたのは事実です.
 当然それには費用がいくらかかかったことでしょう.

 私が強調したかったのは以下の二点です.

(1)そうなったのは大統領が言い間違ったからではない.
(2)いくらなんでも書類の訂正に17万ドルはかからないだろう.

 まず(2)から話すと,例示された著書では「2万1000枚の図面と書類」の訂正に「数千ドル」かかったとなっていますが,それが妥当なところじゃないでしょうか.英語版Wikipediaでは「2万9000枚」となっています(ソース無し).

 (1)に関しては,ベン・リッチも大統領の言い間違いとしていますね.
 この方,ロッキードでブラックバードなどの開発に当たってた方ですから,おいそれと否定するわけにはいかないのですが,それよりも私はドイツの軍オタさんAndreas Parsch氏の説を支持します.
 というのも彼は,大統領の原稿と会見時のテープという一次資料に当たっており,それには全て「SR-71」と正しく表記されています.
 一方,速記官がプレスに渡した資料には「RS-71」という間違いが3箇所あり,これが「伝説」の原因になったとしています.
 つまり,言い間違ったのは大統領じゃなくて速記官ですね.

http://www.designation-systems.net/usmilav/nonstandard-mds.html#_MDS_SR71

 このドイツの軍オタさんめちゃめちゃ気合入ってます.彼のサイト見てあげてください.
 数学者・プログラマーということで,アルファベットと数字の組み合わせの規則性に興味を持ったのが,ここまで調べ上げるきっかけになったようです.
「なんで数字が飛んでるの?」
とか.

 一方,「17万ドルの巨費と4ヶ月もの時間を費やしてついに完成」という「珍説」をウィキペディアで掲げたのはMcTcという方です.こちらで彼(彼女)の投稿履歴を確認できます.http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%B9%E5%88%A5:Contributions&limit=500&target=McTc
 軍オタというよりもB'zオタのようですね.特に軍用機に詳しいというわけでもないようです.

 じゃあ,なんで一体,名称が突如変更されたの?ということですが,上記項目で挙げた専門誌で事の成り行きを暴露しているのが,空軍のシステム・コマンド・プロジェクトチームにいたジェームズ・フルトン(James T. Fulton)氏です.
 話は遡ることRS-70の開発時のこと,兵装を決める会議でルメイの顔がどんどんこわばってくる.
 どうやらRSの語順がお気に召されないらしい.
 曰くSRの方がもっとアグレッシブだ.全部書き直せ,と.
 それで,今度は71もRSになりそうだと聞き及んで大統領に猛烈にアタック.
 発表直前に大統領原稿のRSを全てSRに書き直させることに成功!
 なんとなくルメイらしいエピソードというか.

 このフルトン氏の記事に対して,この専門誌の編集者は冒頭に
「リチャード・グラハム(Richard Graham)空軍退役大佐はホワイトハウスの電話・訪問者ログをチェックしたほうがいい」
というアオリを入れています.
「ルメイがジョンソンに接触したことを確認しろ」
という意味でしょう.
 グラハム大佐はブラックバードの元パイロットで本も出していますが,それでもこの故事を知らなかったということなのでしょう.
 空軍でブラックバードに乗っていた人も知らなかったとすれば,スカンク・ワークスのベン・リッチがこの故事を知らなかったとしても不思議ではないのではないでしょうか.

バグってハニー in FAQ BBS


 【質問】
「最速偵察機SR-71 ブラックバード 」
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1074705185/l50
の一連の書きこみをみて混乱してしまったのですが,SR-71偵察機のエンジンはラムジェットなのでしょうか? ターボジェットなのでしょうか?

 【回答】
 特殊な燃料は使ってるけど普通のジェットエンジンですよ.
 このページを読むヨロし.
http://www.tiheisennoame.net/aircraft/sr71/sr71.htm

 ただし,このページ,間違いも多いから全面的には信用しないのが吉.

 例えば,

>液体水素エンジンは,高空で不足する酸素の代わりを
>水素によって補うというコロンブスの卵的な代物であった.

という記述があるが,水素は酸素の代わりにはならない.水素を燃やすのには酸素が要る.

 また例えば,

>SR-71のJ58もラム・ジェット化はするが,
>完全な意味でのラム・ジェットではなく,
>エンジン本体の直前にはファンが備えられている.

も誤り.ファンじゃなくってコンプレッサー(圧縮機)だろう.J58にファンはない.


 【質問】
 SR-71(というかA-12)は,どういう設計思想で三胴(?)機になったんでしょう?

 【回答】
 あれを三胴機と呼ぶのは,多分あなただけ.
 三胴機は一般用語だが,SR-71は三胴機ではない.
 胴体+2エンジンナセル形式を三胴機と呼ぶなら,B-29は五胴機になるわな.

 SR-71があの形なのは,インテーク推力を最大限に生かすためだ.
 後にいうブレンデッド・ウイングボディの先駆のような断面は,空力以外に,初期のステルス技術が関与してる.
 こっちは効果はほぼなかったようだが.

 SR-71/A-12にとって,インテーク・J58エンジンからなる推進システムが非常に重要なのは判ると思う.
 インテークが高い効率で総圧回復を行えなければ,正味推力を得る事さえかなわない.
 それでインテークは出来る限り,胴体や主翼の影響の及ばない位置に置き,衝撃波で減速されない気流中に置きたい.
(また,巨大な熱を発生するあのエンジンを胴体内に収めるのは,熱的にも問題有ったろう.)
 水素燃料を使ったCL-400の検討の際は翼端部に,Aシリーズの検討の中では翼下等も検討されたが,結局あの位置に収まった.
 デルタ翼,翼なかばの巨大なエンジン・システム,それとあのチャインで基本形態が固まった.

軍事板,2010/04/21(水)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 SR71がマッハ3の時は,インテークの部分で推力出してるらしいんですが,だれか詳しい人いらっしゃいますか?

 【回答】
 プライマリエアだけ見て簡単に説明してみる.

 SR-71がマッハ3.2の時,インティークの可動式コーンはラム圧を利用して,外気流の動圧を静圧に変換し圧縮する.
 ただしこの場合,ショックコーンを潜っているから,利用できるラム圧は厳密にはマッハ3.2相当ではない.
 圧縮された気体は,膨張しようと周囲に圧力をかけるが,このとき進行方向からみて後ろ側は,コンプレッサが頑張ってるから負圧になる.
 このため気体は,後ろに向けてふっとんで行き,反作用でインティーク内のななめってる内壁が蹴られるため,前に進む力が生じる.
 別の言い方をすれば,造波抵抗&ラム圧を利用した,効率のいい圧縮方法で増える抵抗<圧縮された気体から与えられる圧力なので,圧力の低い方向に力がかかる.

軍事板,2010/12/06(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 偵察機のSR-71には戦闘機型のYF-12があったそうですが,一体何を迎撃するつもりだったのでしょうか?

 【回答】
 YF-12Aはソ連爆撃機がアメリカ本土に到達する前に迎撃するための超音速長距離迎撃機でした.
 YF-12Aは厳密にいえばSR-71の戦闘機型ではなく,その前身であるCIAの超音速スパイ偵察機A-12の派生機種です.
 開発者であるケリー・ジョンソンが量産効果を見込むため,A-12の戦闘機型として売り込んだのがAF-12(YF-12A),空軍向け複座偵察機として提案したのがR-12(後のSR-71)でした.
 YF-12Aは開発中止となったノースアメリカンF-108レイピアに搭載予定だったASG-18レーダーとGAR-9(AIM-47A)スーパーファルコンミサイルを装備して迎撃任務につく予定でしたが,ちょうどそのころからアメリカはベトナム戦争に本格的に参戦したため,マクナマラ国防長官は,量産型であるF-12Bの予算を認めず,開発はキャンセルされてしまいました.

名無し軍曹◆Sgt/Z4fqbE


 【質問】
 後継機のSR-71は退役したのに,なぜ前任のU-2はまだ使われているのでしょうか?

 【回答】
 運用コストの差.
 SR-71は1回飛行するのに,ロケットを打ち上げるのと変わらんくらいの費用がかかる.
 1回のフライトで何千万ドルも掛かる金食い虫を,そうそう飛ばせるかっての.
 偵察衛星と仕事が被るので,衛星の技術が発達するとお役御免って事に.

 U-2は戦術偵察や,鮮度や確度の高い情報収集に用途があったから生き残れた.
 もっとも,こっちも無人偵察機の発達で退役の時期だが.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 U-2偵察機の運動性ってどの程度なんでしょうか?
 見るからに悪そうなんですが,実際はそうでもない?

 【回答】
 見た目の通り悪い.いや,ほぼゼロだ.
 あの超長い直進翼に加え,ギリギリまで削られた機体強度.
 翼幅荷重や推力重量比が良いので上昇率や維持旋回のポテンシャルは高いが,ロードファクターが低いので無理な機動は出来ない.
 もちろんロールレートなんて最悪なので,戦闘機と後の取り合いなんてしちゃダメ.
 おまけに最高高度での失速速度は,最高速から20km/h弱くらいしかない.

 つまり,真っ直ぐしか飛べない.
 旋回したら,高度をガクっと落として迎撃機かミサイルの餌食だろうな.
 そして,高高度が狙えるSAMが出てきたら,ただのカモと化した.

軍事板
青文字:加筆改修部分

U-2


◆◆◆UAV


 【質問】
 UAVって何?

 【回答】
 「Unmanned Aerial Vehicle」または「Unmanned Air Vehicle」「Uninhabited Aerial Vehicle」 の略語で,ぶっちゃけ無人航空機のこと.
 偵察機や標的機として用いられているほか,攻撃機/戦闘機(UCAV)も開発中.
 また,民間でも農薬散布や消防などに用いられています.

 【参考ページ】
http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams04/uav.html
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/190426-1/190427-1houdou_h05.pdf(PDF)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/hum/hum6.html
http://www.kojii.net/opinion/col060717.html

(2)
 「UA(うーあ)のビデオ」の略語.
 「悲しみジョニー・デップ」や「アントニオ猪木の歌」などがある.
http://www.jvcmusic.co.jp/ua/uauaua/
http://www.youtube.com/watch?v=gFtUVmMO3dg&feature=related

【ぐんじさんぎょう】,2008/12/7 01:10
に加筆

(3)
 使用済おとなビデオ.

udon in mixi,2008年12月06日 03:25

(4)
 ユナイテッド航空を舞台にしたビデオ作品の総称.

井上@Kojii.net in mixi,2008年12月06日 07:26

(5)
 「サモラーノの再来」と呼ばれるものの,飛行機に乗ることが大嫌いな世界的サッカーのFWの渾名,「飛べない垂直離着陸攻撃機(Unflying AV)」.

ぎんなんそう in mixi,2008年12月07日 17:46

UAV@ドイツ


 【質問】
 いわゆる「無人機」って,どれも生理的に気持ち悪く感じるのは何故なんでしょうか?
 プレデター,グローバルホーク,X-47等,どれもお化けみたいで気持ち悪いんですけれど・・・.

 【回答】
 あれを「カッコイイ」と思う人もいるので,個人の感覚の問題に確たる答えはない・・・というのが返事だが,一応解答しておくなら,それは多分キャノピー(風防)がないから,だろう.

 心理学の有名な話として
「人間は「頭」に見立てた,もしくは「頭である」と認識したものに「目」がないと,生理的嫌悪を感じる」
(ただし,「目」が異様に大きかったり「目」が2つ以外だとやはり生理的嫌悪を感じる)
というのがある.
 今現在,実用化されている無人機はどれもキャノピーがなく,航空機の全体デザインから機首を「頭」に見立てた場合,「目」にあたる部分がなく,機首がのっぺらぼうなので,そういう感覚が起きる人には起きるものと思われる.

 ちなみに,あの頭が膨らん部分には,衛星通信用のアンテナが入ってる.
 アンテナに360+90の稼動範囲を与える必要があるので,あんな膨らんだ形状に.
 X-47とか最近のは平面状のフェイズドアレイ式アンテナになったので,稼動範囲を確保する必要がないからそれ用の膨らみがない.

軍事板,2009/07/18(土)
青文字:加筆改修部分

確かに,キモいな……

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 UAVはコックピットがいらない分,航空機として最適化できるそうですけれど,航空機にとって,コックピットや乗員の為の機器というのは,それほど大きいスペースを占めるものなのですか?

 【回答】
1.人体が耐えられないGなどの条件が大幅に緩和される.
2.単純に「人が乗る」スペースを考慮しなくて済む.
 UAVなら高Gのことは考えなくていいかもしれんが,2.は重要.

 つまりどんなに飛行機を小型化しようとしても,人が乗るスペースは絶対に必要で,
 その「人が乗る」スペースが機内に組み込まれることを前提に,機体を設計しなければならない.
 もっと簡単に言えば,数十cm×数十cm×1m弱くらいの直方体が,機体のどこか(主に前方)に必ず入ってくるから,その前提で空力特性や空気抵抗を適正化した設計にしなければならないということ.

軍事板
青文字:加筆改修部分



 【質問】
 爆弾倉なんかがある訳ですから,航空機にはある程度の厚みは必要ですよね?
 それを考えると,人のスペースくらいはたいしたスペースでもないと思うのですけれども,やはり人の座席というのは,空力や重量配分を考える上で,相当,邪魔なものなのですか?

 【回答】
 UAVは軒並み「変な」形をしてるでしょ?
 あれはコックピット無しという条件で最適化を行った結果.
 まあ論拠として,エライ人のソースを一つ引用する.

 軍研別冊の『軍用ロボット&先端無人兵器』より,新郷美可氏(MHI名古屋航空システム製作所 航空技術部 主任技師)の記事から.
---
 無人航空機の機体デザインは~変化に富んでおり~このように多様な形状が許容される理由の一つには,乗員の搭乗にまつわる制約が一切ないということである.
 有人航空機ではパイロットの操縦に必要な視界を得るため,機種部にコックピットを設ける必要がある.
 高高度を飛行する機種であれば当然,乗員区画には与圧構造と十分な空調が必要である.
 また,レーダーなど電波機器のアンテナ配置も,乗員に有害な影響があるものであってはならない.

 無人航空機ではこうした制約は全く必要ないため,機体形状の選択自由度はきわめて大きい.
 また,乗員の姿勢も考慮する必要がないから,垂直発信して水平飛行する方式や,長時間背面飛行を行う方式なども選択可能である.
---

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
> アクロバット飛行なんてあらかじめ予定された通りに飛べばいいんだ.
> それこそオートパイロットに手を加えてやればいいだけ.
と言う人がいるのですが,軍隊でやってるアクロバット飛行とかって無人でも出来るものなんですか?

 【回答】
 単機での飛行は可能だろうけど,チーム組んでのは難しいはず.

 まあ,単にチームでの技の難易度というか,複雑な計算をプログラミングするのが大変だってことなんだけどね.
 3Dフライトシミュレータでもかなりの処理容量を食うそうだし,生半可なスペックのパソだと落ちるそうで.

 例えば,3機にAパターンBパターンCパターンの機動を,それぞれ別個にプログラミングして飛行させ,チーム技を実行させるのは,それぞれの機体に搭載するコンピュータの負荷は減るが,それを計算してプログラミングする人間の方が大変
(万一を考えて失敗しないように,何度も何度もチェックするから,デバッガーは地獄)

 3機にそれぞれの機動や位置をお互いに確認させながら,自分の機動もチェックして,修正を行う(自動車の無人で車間距離をとるシステムみたいに)のは,搭載コンピュータのスペックを大幅に必要とする
(また,そのシステムとプログラムを開発するのはやはり人間)

 いったん完成させてしまえば,あとはどうという事は無いと思うけど,無人機にやらせたいという情熱でもない限り,普通に人間にやらせた方がいいと思うね.
 システムを有人機に積んで,パイロットを補助させる応用には,かなり見込みがあるけど.

 【反論】
 70年代に,わが国のC-1が
「互いの位置情報を交換しあう」
という簡単な方法で,それを解決しちゃってるよ.
 本来は雲中飛行を自動操縦でやりたいっていう,わけわからん要求から開発が始まったんだが.

 ベトナム戦争当時に使われていた,無人標的機/試作無人戦闘機のファイアビーシリーズですら,4Gから8G程度(サブタイプによる)の機動(アクロバット飛行)が可能でした.
 もちろん,プログラム誘導も人間による無線操縦も可能でした.

 ちなみに偏流による速度/機体姿勢の変化を自動補正し,等速直線運動を可能にする程度のオートパイロットなら,米国では第2次大戦の直前辺りで実用化されています.

軍事板,2008/11/01(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 米国等で実用化を検討中という無人機は,電波霍乱にあった場合,大丈夫なのですか?

 【回答】
 現用UVAも含めてですが,最新バージョンではさまざまな不具合が生じた場合,民間旅客機同様,あらかじめ設定した緊急着陸地点に向かいます.それ以上でもそれ以下でも無し.
 エンジンが停止していれば,滑空でなんとかその地点まで行こうとします.届かなければ落ちます.
「大丈夫なのですか?」
の意味が不明ですが,上記の範囲で大丈夫です.

 ジャミングに対しては衛星経由の秘匿リンクや多重の通信回路でカバーしています.
 もちろん,どんな対策に対してもさらにジャミングを試みることは可能です.
 一応,現代の米vs.その敵 関係では大丈夫なようです.ジャミングでUVAがあぼんされた報告はま,私は見たことないです.それだけだけど.

軍事板,2006/03/11(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 電磁パルスや磁気嵐を食らったらUAVはどうなるんでしょうか? やっぱり故障?

 【回答】
 軍用兵器は基本的に核EMP対策を考えて作られますが,小型のUAVなどでは十分な対策がなされていない(あるいはできない,価格や重量に見合わない)ことも多いようです.
 このため,対UAV兵器としての高エネルギーマイクロ波の使用も考えられています.

 不調時(通信リンク切れ,故障など)の自動着陸では,離陸前にあらかじめセットされた着陸候補地から,到達しやすい地点を選んで指向し,到達不可能,あるいは飛行自体が不可能な場合には,螺旋降下に移って可能な限り損害が少なくなるよう不時着します.


 【質問】
 何処かの記事で,U-2S一機で,韓国くらいの面積ならば偵察可能であるというものを見た気がするのですが,本当ですか?
 グローバルホークがU-2Sの進化系ならば,それ以上の範囲を偵察可能ということですか?

 【回答】
 U-2の滞空時間は約10時間程度と言われる.
(本当かどうかは機密なので解らん)
 一方グローバルホークは,最大で35時間の連続飛行が可能と言われている.

 ということは,グローバルホークの方が一回の飛行で遥かに広い範囲を偵察できるということ.

 有人機はどうしても人間の限界以上には飛んでられない(複数人数乗れるようにして交替で操縦させるとか,トイレをつけるとかして限界を伸ばすことは可能だが,そうすると肝心の「偵察」の為に積む機材が減る)から,連続飛行時間=偵察範囲では無人機に絶対のアドバンテージがある.


 【質問】
 グローバルホークって言う完全自動操縦の無人偵察機ありますよね.
 あれって高い費用かけてわざわざ完全自動操縦にするメリットってあるんですか?
 無人機の最大の利点って撃墜されても人命が失われずに済むって点にあると思うんですけど,それなら完全自動操縦にしなくても,遠隔操作できるようにするだけで無人機としての役割は十分だと思うんですが・・

 【回答】
 常時データリンク張ってたら,貴重な衛星などのレスポンダー独占で大顰蹙です.
 姿勢や高度,自然状況によってはデータリンク切れることもあります.そのたびに落ちてたら悲しい.
 24時間とか運用する機体なので,そのために4時間かける6人張り付けると大変な体制と費用になる.
 では自動操縦を付けよう,ということになると,自動離着陸も考えることになる.
 結局,自己位置の正確な把握,姿勢,エンジン等の制御という自動操縦に必要な要素は,もう一歩で自動離着陸につながるし,
 この一歩はけっこう大きいものの,すでに運用している国であればそれほどではない.
 データリンク装置が故障した場合(何例もある),自動的に帰還してくれないと何十億円もの高価な偵察装置がムダになる.

 さまざまな理由で,人がいなくとも少なくとも帰還してくれる装置は経済的に見合うということです.
 あとは機体,搭載機器の値段,運用時間,距離とのバランスなので,ものによっては完全手動のこともあります.


 【質問】
 先ほど,NHKスペシャル 「危機と闘う(2)軍事転用の戦慄・ロボット」という番組を見ていましたが,無人で飛行し遠隔操作で攻撃できるロボット兵器が紹介されていました.
 番組中では,通常の飛行機様と思われるものが紹介されていましたが,その飛行体が撮影し,攻撃をしたと紹介されていた画像は,上空のある一点に静止しているように見えたのですが,そのようなことは可能なんでしょうか?
 もしくは,単にヘリコプター型の無人兵器からの画像を番組で使用したんでしょうか.

 【回答】
 プレデタ-,って名前の奴を始め番組中に出てきた無人偵察機(軍事略語でUAV,と呼ぶ)のカメラ部分は球体が機体から飛び出したみたいな形になってたでしょ.
 あれには物理的,電子的な安定化装置(スタビライザー)と自動追尾装置がついていて,一定の高度を狭い範囲で旋回しながら,同じフレームで目標を撮影しつづけられる.
 目標との距離と角度によっては,あのようにほとんどフレームの動かない映像が撮れます.


 【質問】
 この防衛庁御謹製無人偵察機は「武人の蛮用」に果たして耐えられるのでしょうか?

消印所沢

 【回答】
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/hum/hum6.html
>これは朝霞の陸自研究本部筋では非常に好評らしい.
>こういうのが欲しかったとの声すら出たとのことだ.

 防衛庁一押しの新装備っす.

http://www.jda-trdi.go.jp/topi1611.html#3
 動画はこれですね,

 手投げタイプは見た目が華奢なのが多いですよ.TRDIのと似たようなのも外国で開発中です.

 こっちはアメリカの防衛高等研究計画局(DARPA)が開発しているMAV マイクロスター(MicroStar).ロッキードとBAeが関連してます.

 見た目が頑丈そうなUAV・・・ならこれ.
 Aurora Flight Sciences社の垂直離着陸UAV,GoldenEye100.

 ラヴリーっすよ.

JSF

 どうもUAVというと,RQ-1 Predatorの印象が強すぎて・・・
 手投げタイプも結構数があるんですね.

 写真左,イスラエル製,Casper200.
 写真右,USAF Air Force Research Lab.製VTOL UAV, SkyTote.

Phantomer

>MAV マイクロスター(MicroStar)

右側の写真見てたら↓を思い出しましたよ.
http://www.epson.jp/osirase/2004/040818.htm
http://www.epson.jp/osirase/2003/031117.htm


 上のやつの開発者のコメントが・・・・.

http://recruit.epson.co.jp/sin_mess_pro04.html
「国内よりもむしろアメリカを中心とした海外での注目度が高いですね」
 例えば,搭載したカメラで物陰に隠れる不審者を発見する,災害現場の状態を映像で知らせるなど,人災や自然災害に対して情報収集の分野で威力を発揮する.さらに,ガス漏れの検知や災害被害者との無線交信など,今後考えられるアプリケーションの広がりも豊富だ.

 どう見ても偵察(略)…です.本当にありがとうございました.

国債@gainer

以上,mixi支隊


 【質問】
 俺は軍オタじゃないんでよく分からんが,これ
http://kiyotani.at.webry.info/200612/article_4.html
って,最新技術なの?

軍事板

 【回答】
 無人小型ヘリにカメラのっけて,決まったルートを偵察させる(もち,自律制御で)ていうのなら,何年か前から実証試験に入ってますね.
http://polaris.nipr.ac.jp/~pras/keiji/20050303-04/13Chiba.pdf

 この話のミソは,「自律」で飛ばすって所.
 簡単に言えば人工知能に操縦させるてこと.
 人が操縦するラジコンにカメラ乗っけるのとは,ワケが違うよ.
 この手の制御技術は最新技術って言っても,過言じゃないと思う.

極東の名無し三等兵 in mixi支隊


 【質問】
 CORAXって何?

 【回答】
 「Corax」は,2006年に英国が発表した,BAEが開発中のUCAV(無人戦略偵察機).
 レイブン Raven 無人実験機のデータをもとに開発されており,各種システムは共通性を持つが,主翼が長距離高々度飛行に備えて通常のフラップ付き直線翼に変更されたため,機体形状は異なる.
 翼を短いモノに変えれば高速飛行も可能だという.
 2005年1月からサブスケール試験機を使用してテスト中.

 開発中止となった米軍の無人偵察機「Dark Star」に形状が似ているという指摘もある.
 パクリだなどと言うと,英国紳士のバカ歩き酔拳で撲殺されるので要注意.

 【参考ページ】
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4617588.stm
http://10e.org/mtlog3/archives/200601/270153.php
http://www.geocities.jp/aobamil/mil-dic/Ko.html
http://www.kojii.net/news/news071116.html
http://en.wikipedia.org/wiki/BAE_Corax

faq01ag21c.jpg
faq01ag21c02.jpg
(画像掲示板より引用)

【ぐんじさんぎょう】,2010/04/30 21:19
を加筆改修

 CORAXはプレデターの対抗馬になりえるか注目.

バルセロニスタの一人 in mixi,2010年04月26日 22:23


 【質問】
 「トライトン」って何?

 【回答】
 MQ-4C「トライトン Triton 」は,無人偵察機RQ-4グローバルホークの機体に、海上監視用の各種センサーを搭載した広域哨戒(BAMS)無人機(UAV)
 約6万フィートで約30時間に連続飛行が可能であり、行動半径は約2000nm(3700km)と,広いエリアの常続的な監視に適している.
 2012年にグアムに配備されたが,そのうち嘉手納にも配備されるらしい.

 【参考ページ】
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-07-07
http://en.wikipedia.org/wiki/Northrop_Grumman_MQ-4C_Triton
http://flyteam.jp/news/article/11685
http://www.northropgrumman.com/Capabilities/Triton/Documents/pageDocuments/Triton_data_sheet.pdf

【ぐんじさんぎょう】,2013/02/22 20:40
を加筆改修


 【質問】
 RQ-3「ダーク・スター」って何?

 【回答】
 RQ-3「ダーク・スター Dark Star」は,敵地上空での地上監視を目的として,ロッキード・マーティン社とボーイング社の共同で開発されていた高高度無人偵察機.
 事前にプログラムすることにより,離陸,目標までの飛行,センサーの操作,情報の伝達,帰還飛行,着陸すべてを人間の遠隔操作無しに行うことができる完全自律性を備え,また,敵に探知されにくくするためステルス性を有していた.
 1996.3.26,初飛行.
 しかし,空力的に安定しないことや,費用対効果の悪さにより,1999年,計画は中止された.
 製作総数3機.

 ただし一部のぁゃしぃ情報によれば,極秘で開発が続いているとかいないとか.

 【参考ページ】
http://blog.livedoor.jp/aircraftchannel/archives/835533.html
http://airport.world.coocan.jp/l_1749.html
http://blog.livedoor.jp/asigaru_news/archives/51485536.html
http://milido.blog.shinobi.jp/Date/20110414/

「ダーク・スター」
faq120325ds.jpg
faq120325ds2.jpg
faq120325ds3.jpg
(こちらおよびこちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,
を加筆改修


 【質問】
 「ドラゴンアイ」って何?

 【回答】
1)
 RQ-14 ドラゴンアイ Dragon Eyeは,アメリカ海軍研究所とアメリカ海兵隊戦闘研究所が,アメリカ海兵隊用に開発した無人航空機.
 2003年のイラク戦争から実戦に投入され,主に市街戦での偵察活動に使用されている.
 分解すれば背嚢に収まる大きさで,約1時間の偵察飛行ができるが,自力では離陸できず,市販のバンジー・コードを使って離陸しなければならない.
 ……もっと小型化できれば,「携帯用無人偵察機」も造れそうだな.

 AeroVironment 社が本機の生産を受注し,同社のUCAV,RQ-11「Raven B」に更新されるまでに,1000機以上が生産された.

2)
 『龍眼 -ドラゴンアイ-』は,『月刊少年シリウス』(講談社)にて連載中の漫画.藤山海里作.
 感染すると殺戮の化け物「異形種(ドラクル)」と化すウイルス,「Dウイルス」の脅威に晒された世界において,それと戦う特殊部隊隊員を描く.
 ……何その「バイオハザード」.
 2008年5月号から長期休載中.再開未定.

 【参考ページ】
http://en.wikipedia.org/wiki/AeroVironment_RQ-14_Dragon_Eye
http://uavforum.org/factSheets/RQ-14-Dragon-Eye.pdf
http://olive-drab.com/idphoto/id_photos_uav_rq14.php

【ぐんじさんぎょう】,2012/03/10 20:00
を加筆改修

RQ-14 ドラゴンアイ

唯野 in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2012年01月01日 06:16

運用写真
faq120310rq.jpg
faq120310rq2.jpg
(こちらより引用)


 【質問】
 RQ-170「センチネル」って何?

 【回答】
 RQ-170「センチネル Sentinel」は,2009年12月4日にアメリカ空軍が公式に存在を認めるまで,極秘にされていたステルス無人偵察機.
 性能など詳細は,未公表につき不明.
 アフ【ガ】ーニスタンにて実戦投入されており,ウサマ・ビン=ラーディン殺害作戦の際の偵察活動にも使用されたらしい.
 2011年12月6日に,イラン軍によって鹵獲されたことでも知られる.

 映画「マトリックス」3部作にも,改良型「センチネル」が登場することから考えて,およそ30世紀頃まで使用された模様.

 【参考ページ】
http://en.wikipedia.org/wiki/Lockheed_Martin_RQ-170_Sentinel
http://www.afpbb.com/article/politics/2844786/8180088
http://topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=591418
http://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?172150-RQ-170-Clear-Daylight-Photo

写真撮影された「センチネル」
(こちらより引用)

「センチネル」イラスト
faq120327sn2.jpg
faq120327sn3.jpg
(こちらより引用)

3D想像図
(こちらより引用)

30世紀頃の「センチネル」

【ぐんじさんぎょう】,2012/04/03 20:30
を加筆改修


 【質問 kérdés】
 引退した戦闘機をUCAVに改造することは可能?

 【回答 válasz】
 それについては,
数多先生のブログを見て面白いなと思った記事をご紹介しておきます.

脅威の中国新型巡航ミサイルQJ-6:数多久遠のブログ

 数多先生はZAKZAKの記事を引用していますが,このZAKZAKの記事は当たっているかも知れません.
 同じような記事をaviation.weekも書いています.
 もっとも,1000機は大げさで,実際は300機程度のようです.
 元のソースがサブスプリクションが必要な過去記事なので,この記事を翻訳したサイトから引用する事にします.

------------
多様な中国の無人機開発動向に注意が必要:航空宇宙ビジネス短信・T2

 ター ボジェット,ターボファン動力UCAVの開発もされている.
 台湾ではPLA空軍がJ-6戦闘機をUCAVに改造してすでに300機以上が配備されていると指摘し ている.
 超音速のこれらUCAVは精密誘導ミサイル発射が可能なため,台湾は地対空ミサイル防衛の拡充を迫られている.
------------

 とはいえ,中国空軍の稼働率は過去記事でもお伝えした通り60%程度ですので,実は180機以上といったところでしょうか.

 ただ,発想としては悪くはないです.
 J-6は旧ソ連のMiG-19の中コピーで,最高速度もマッハ1程度しかありません.
 当然巡航速度も亜音速程度ですが,ミサイルキャリアーとしてはかなり役には立ちそうですし,場合によっては機体そのものを体当たりさせる「ミサイル」としての役割も可能です.

 当方は自衛隊がUCAVを持つのなら,空対艦任務と空対地任務は全てUCAVに任せるべきだと思っています.
 空対空のUCAVについてはまだアメリカでもロシアでも開発されておらず,我が国を含めた他の国でも実現していませんし,空対空をUCAVの任務にするのには色々な意見と議論があってまだ結論は出ていませんが,空対地任務と空対艦任務についてはUCAVでも可能と言える結論は出ています.

 そこで,F-35配備と同時に引退するF-4EJや,三沢にF-35が配備されると同時に三沢のF-2が捻出される事で,やはり引退が予想される修理された松島のF-2,さらにやはりF-35の配備が進めば引退されるであろうF-15J未改修型は,UCAVに改造してもいいかと思います.
 引退した戦闘機をUCAVに改造し,空対艦ミサイル(XASM-3やASM-2)やJDAMなどのレーザー誘導爆弾(厳密にはそのキッド)を搭載して,海上侵攻や離島防衛など本来はF-2で担っていた任務を無人機に任せれば,F-2はもとよりF-15をも敵防空網破壊阻止やAWACSやAEW,海自の哨戒機の護衛に回す事が可能になります.
 元の機体があるのでいちいち新たにMQ-9などを調達しなくてもいいですし,衛星通信システムを輸入して,JADGEと連結すれば済みます.

 過去,空自では引退したF-104を無線誘導の無人ドローンにしたQF-104を開発,実用化して運用していた事を,このページでも以前お伝えしました.

空対空の無人化の是非③自衛隊のUAV運用の歴史

 ですからそれを無人攻撃機としても空自には抵抗はないでしょう.

 また,少子化の問題でパイロット不足も将来的には予想されるので,無人化できる部分は無人化すべきとも思っています.
 そうなると引退した戦闘機をUCAVに改造しても悪くはないでしょう.

 ロートルの機体ではないかとも言われそうですが,数多先生も言われた通りB-52もTu-95も初飛行から50年以上経っているのに未だに現役です.
 爆撃機は戦闘機とは違って運用時間が短いので,結構長持ちするのです.
 また,F-15やF-2はかなり頑丈に作られていますから,延命措置を施せば無人機としても使えます.
 無人機はアラート任務には就きませんので,案外長持ちは可能かも知れません.

 引退した戦闘機を無人化するのは中国だけでなくアメリカもやっていますし,上記で書いたように我が国でも行われています.
 その事実を無視して,やれRQ-1でなければダメだの,MQ-9のような機体でなければUCAVではないだの言いだすのは,単に米軍が持っている「玩具」を欲しがっているだけと思われても仕方ないでしょう.

ねらっずーり in mixi, 2013年03月24日
青文字:加筆改修部分


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