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(画像掲示板より引用)


 【Link】

774号埋立地」◆(2010/08/02)シベリアンジョーク集積所:戦闘機の傾向

「Blogs o fWar」◆(2013/03/29) RAF Typhoon fighter jets refueled by Italian Air Force Boeing KC-767A tanker on their way to LIMA 2013

「DNA」◆(2012/07/03)建物のそばでジェット戦闘機が音速で飛ぶとこうなるという動画

Fighter Pilot Aces List

「kojii.net」■(2011/10/10)ファイター マフィアという名の宗教 (?)

「kojii.net」■(2012/02/27 07:50) 戦闘機と試乗の要否

「Togetter」◆(2011/02/09)戦闘機用HMD話

「カラパイア」:世界の高価な戦闘機トップ10:奇想天外生物図鑑

「ワレYouTube発見セリ」◆F-18 vs Mig-29

「ワレYouTube発見セリ」◆Sea Harrier Tribute (re-edit)

「ワレYouTube発見セリ」◆Spanish Typhoon (Typhon)

「ワレYouTube発見セリ」◆Typhoon (EF-2000タイフーン戦闘機)

「ワレYouTube発見セリ」◆【ニコニコ動画】ユーロファイター・タイフーン

●French Fighter

「ワレYouTube発見セリ」◆Dassault Mirage IVP

「ワレYouTube発見セリ」◆Mirage 2000 into the Sky

「ワレYouTube発見セリ」◆Mirage 2000 ’Sky Fighters’

「ワレYouTube発見セリ」◆Rafale on Charles de Gaulle (ラファール戦闘機)

「 ワレYouTube発見セリ」◆Sky Fighters ”Welcome to Cloud Nine” (ミラージュ2000戦闘機)

「ワレYouTube発見セリ」◆Moroccan Mirage F-1

●書籍

『戦闘機対戦闘機 兵器ハンドブック』(三野正洋著,朝日ソノラマ文庫,1998.7)

 この本は,エアワールドに連載された「戦闘機対戦闘機,猛禽類の戦い」をまとめたもの.
 この本の中で,戦闘機の性能を,数式から得られる指数で表現していたり,あえて名機といっておいてフルボッコしたり,まぁ面白い.
 とりあえず,戦闘機の誕生から移り変わりまでさらってあるし,まあ,良い本.

-------------軍事板,2012/02/07(火)

『戦闘機入門』新装版(碇義朗著,光人社NF文庫,2005.10)

 割と駄目だわ.
 入門と銘打った割には,各トピックを軽く流しすぎ.
 言葉と簡単な背景を紹介して終わりで,読者の『なぜ』に答えようとしてるのかすら疑問.
 特にテクニカルな話題のスルーぷっりは酷く,揚力の原理すら,まともに説明されてない.
 説明してある項目でも間違いが酷い.
 F-14の可変翼は翼面積ではなく,後退角を変化させてるのに.
 初心者にもそれ以外にもお進めできんな.

------------軍事板,2011/03/06(日)

 【質問】
 なぜ戦闘機は出現したの?

 【回答】
 飛行機は当初は偵察機として使われた.

 最初の頃は非武装なので,敵同士でも空中で飛行機を見つけると,わざわざ近寄って行って挨拶したりしてたとか.
 そのうち空から偵察されることの重要性が認識されると,敵の偵察機を見つけたら何とか撃墜するか追い払おうとするようになる.
 始めは石やレンガをぶつけようとしたり,鉤フック付きのロープを曳航して引っ掛けようとしたり.

 結局,拳銃を持ち込んでそれで撃ち合いはじめたが,拳銃では射程距離が足りない上,威力が低すぎるのですぐに小銃になり,そして機関銃になった.
 「戦闘機」という概念が確立されるのはここから.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 迎撃機,追撃機,制空機,戦闘機,制空戦闘機,戦闘攻撃機,戦闘爆撃機,要撃機はそれぞれどう違うんですか?
 任務,用途,性能,最近の傾向などの違いを教えてください.

 【回答】
迎撃機
 自軍の勢力圏に侵入してきた敵機を迎え撃つことが任務.
 故に性能は素早く戦場に到達する高速力と上昇性能,そして強力な火力を優先し,航続性能などは二の次にされる傾向がある.

制空機
 そんな機体はない

戦闘機
 質問内容の全てを包括する.総称と受け取っても良い.

制空戦闘機
 敵地に侵攻し,力ずくで敵地の制空圏を獲得することが任務.
 故に性能は敵地に侵攻するための航続性能と,迎撃してくる敵戦闘機を倒すための機動力が優先される.

戦闘攻撃機
 戦闘爆撃機とほとんど同じ.もう少し攻撃機寄りで対地・対艦攻撃力を増した一部の機体について
 そう呼びたい国がそう呼んでるだけ.

戦闘爆撃機
 戦闘機に敵機の相手ばかりさせるのはもったいないと,対地・対艦攻撃力も与えた機体.
 その分純粋な制空・迎撃機に空戦能力で劣るが汎用性が高まるため最近は一定の対地攻撃力を持つ機体ばかり.

要撃機
 迎撃機と同じ.

追撃機
 アメリカの空軍設立前,アメリカ陸軍航空隊の戦闘機は追撃機と呼ばれ,追撃 (pursuit) の頭文字 P から始まる一連の番号が振られていたが,1948年6月から戦闘機 (fighter) の頭文字 F が与えられるようになった.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ある国が戦闘機を買う場合,その戦闘機は購入国へどのようにして運ばれるのでしょうか? 飛べる範囲なら飛ばして購入国へ持っていくんでしょうが・・・
 ばらして輸送船?それとも空母もどきな輸送船があって,甲板上に満載して一気に運ぶんでしょうか?

 【回答】
 フェリーと言うことで完成機を空輸する場合もありますし,部品状態で海上輸送する場合もあります.
 大抵は完成機空輸が多いのではないでしょうか.
 昔は,護衛空母を艦種変更した航空機運搬用の専門艦がありましたけどね.

 韓国,インドネシアは部品状態からでも,自国の工場で組み立てることが出来ますので,ばらしもあるかもしれませんが.(中進国の場合は,ノックダウン生産の方が一般的)

(眠い人 ◆gQikaJHtf2)


 【質問】
 何百億もする高価な戦闘機1機揃えるなら,近代改装した安い戦闘機を数機揃えたほうが,良い気がしてならないのです.これは,素人目だからでしょうか?
 例えば,空自の調達しているF15やF2は,途上国や旧共産国が装備しているMig29と値段やキルレシオ等で考慮した場合,割りに合った装備なのでしょうか?

 【回答】
 それは多数機を所有運営し,多数のパイロットを造作なく集め,かつ消費できる国家の場合です.
 さらに言えば,現在の「高価な」戦闘機は安い戦闘機を完全にアウトレンジするため,交換率がはなはだ大きいものとなり,極論すると安い戦闘機を敵一機に対して,敵の装備ミサイル数分プラス1~2機割り当てないと迎撃できなくなります.

 しかし航空機はパイロット,整備,設備,補給品等等が極めて高価です.これらは機体が旧式だろうが最新型だろうがそれほど代わりません.
 ですから機体のみの安さで飛びつくと,むしろ費用対効果が悪くなってしまう恐れが強いのです.湾岸の様な技術的優位に立った者による一方的虐殺の例もあります.安物買いの銭失いってやつですね.

 また戦闘機単体の優劣のみで語るのも片手落ちです.このあたり,あまり一般化しすぎた議論は危険です.

 近代改装とおっしゃいますが,機体能力(ペイロード,機首の直径=搭載レーダーの限界性能)などはなかなか改装できるものではありませんし,現代戦用の近代改装は大変高価につき,時間もかかります.
 せっかく改装したのに機体自体の能力が足りなくて活用できない,あるいは機体寿命のため元を取れないうちに使えなくなるという事もあり得ます.
 近代化改修はいたるところで行われており,このため現代の戦闘機は数十年の運用寿命を持ちますが,どこかで上記の理由による費用の交差点が生じ,新型機に更新することになります.とりあえず,日本の実情ではパイロット使い捨て型の軍備は無理でしょう.

(90式MTB ◆8ijqzUsUAo,"System"他)

近代改装した安い戦闘機(チェコのMig-21)
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 旅客機と戦闘機は,どちらのほうが騒音がうるさいのですか?

 【回答】
 間違いなく戦闘機のほうがうるさいよ.
 上空を通過するときだって,旅客機はギィイイイイインって感じの音なのに,戦闘機はバリバリバリグアァアアアンって空が割れるような音がするでしょ.

 爆音のおもな原因は,高温の燃焼ガスが急激に膨張するときの周囲の大気との摩擦音だからね.(車のマフラー取っ払ったときの爆音と同じ理由.航空ジェットエンジンにはもちろんマフラーなんてついてない)

 旅客機のエンジンとジェット戦闘機のエンジンでは,推力の構成がぜんぜんちがうでしょ.
 旅客機は高バイパス比ターボファンで,推進効率や騒音防止のために強大な推力のほとんどをファンで稼いでる.ファンをドライブするためにエンジンを回してるようなもの.
 くわえて,分厚いファンジェットで燃焼ガスを包んでいるから,後方以外にはあんまり騒音が広がらない.

 逆に戦闘機のエンジンは,高速域での効率のために低バイパス比ターボファンだから,推力のメインは燃焼ガスで生み出してる.
 ついでにファンジェットによるマフラー効果も薄いから,同じくらいの推力のエンジンでも無茶苦茶うるさい.

(軍事板)

 神奈川県綾瀬市の鶴島地区に住んでみぃ?
 NLT(夜間離着陸訓練)期(これが中高の定期試験準備期間と見事重なる)になれば,あまりの爆音に反米少年の出来上がり.
 100フォン超えますし.

(水上攝提;みずかみ せってい by mail)


 【質問】
 ジェット戦闘機が初めて戦争に使われたのはベトナムですか?

 【回答】
 第二次世界大戦でイギリスのグロスター・ミーティア(隕石の意味)とドイツのMe262シュヴァルベ(ツバメの意味)が1944年の7月にほぼ同時に実戦配備され,これがジェット機が戦争に使われた世界最初.
 実はMe262の方がミーティアよりも三年も先に完成していたが,ヒットラーが
「戦闘機ではなく爆撃機として実戦配備せよ」
と横槍を入れ,それに対するすったもんだをやっていたので,実戦配備がずっと遅れた.

 余談だが,日本もMe262のコピー版「橘花」というものを試作だけだが製作して,飛行に成功している.
 パルス・ジェットの桜花22型も計画されていた.


 【質問】
 Mig-15のような小型のジェット戦闘機が最近,製作されなくなったのは何故ですか?

 【回答】
 あれらは別に特に小型な訳ではなく,当時としては標準的な大きさに過ぎないのだが・・・.

 それはともかく,ジェットの時代には長らく軽量小型で格闘戦性能を重視した――その代わり高度な電子機器を積まず爆弾搭載量等も少ない――戦闘機のジャンルがあったが,技術が進むと電子装備の優劣が勝敗を決するようになった
(電子装備が貧弱だと遠距離からレーダー誘導ミサイルで一方的に墜とされる)
のと,大型の機体を余裕を持った推力のエンジンで飛ばせる――むしろ大出力のエンジンは大きくなるので,それを搭載するには機体も大きくなる――ようになると,軽量小型高機動の優位がなくなってしまった.
 航続距離も短くアビオニクスの性能が劣る小型機は,少々,数をそろえても最新機の大型機にはあまり脅威にならないしね.

 なので小型のジェット戦闘機は,今はあまり流行らない.
 たとえば旧ソ連のMiG-29とSu-27はほぼ同時期に登場した機体だが,上記の理由から,海外セールスでSu-27がMiG-29に圧倒的な差をつけている.

 ただ,ヨーロッパ諸国の開発する戦闘機は,長大な航続力をあまり必要としないのと,大きな搭載能力を求めない
(アメリカみたいに長距離を大量の爆弾と燃料抱えて飛ぶ必要性が低い)
ので,今でも比較的小型ではある.

 あと,小型ジェット戦闘機の用途は,亜音速の高等練習機で代用できるしな.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 戦闘機の強さは1世代違うと,どれくらい差があるんですか?
 よくアニメでやってるみたいに,最新鋭の機体を旧式の機体で倒すというのはあり得ますか?

 【回答】
 そもそも世代ってのは強さではなく,「求められる性能と思想」の変化です.

第1世代:
 黎明期.
 機銃で戦うWW2の戦闘機をジェット・エンジンにしただけ.

第2世代:
 エンジンが強力になり,空対空ミサイルも登場.
 高速でペイロードの大きい(=ミサイルが多く搭載できる)戦闘機が開発される.

第3世代:
 第二世代ではまだいまいちだったミサイルの性能が向上し,ミサイル万能論が登場.
 第2世代の思想をつきつめ,機動性を切り捨ててミサイル運用に特化した戦闘機が開発される.

第4世代:
 実戦を経験したことにより,現代戦でも格闘戦が起こることが判明し,ミサイル万能主義が廃れる.
 最高速度よりも機動性が重視されるようになり,キャノピー形状やアビオニクスが発達する.

第4.5世代:
 基本的には第4世代と同じ.
 スーパークルーズができたり,ベクタードノズルがついていたりする,
 その中で特に最新の技術を使用した機くらいの意味.

 ゆえに世代間によっては
「ミサイルが使える」「使えない」
「音速が出る」「出ない」
「レーダーで探知できる」「出来ない(範囲が狭い,あるいは向こうがステルス機」
といった圧倒的な差を生むことにもなる.
 劣勢側でも,その世代機の得意な交戦距離や高度,また速度で戦えば,勝ち目も出てくる可能性も無くは無いが,普通,そのままで有利な側が相手の有利を生み,自分は不利な状況に自分から合わせてやる意味も,発生する確率も殆ど無い.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 戦闘機の運動性能は1~2世代前と現用戦闘機と比較すると,かなり差があるのですか?
 電子機器関係は話にならないと思うのですが,機体だけ見たらどうですか?

 【回答】
 高迎え角での機動性は大きく進歩している.
 スホーイの曲芸にしても,昔は単なる曲芸にしか使えなかったが,現在では高迎え角からさまざまに機動して,実戦に応用できるレベルに進化している.

 フライバイワイアーの熟成と,それを制御するソフトの進歩が大きい.
 また,エンジンもそのような条件で確実に動き続けるよう,FADEC(デジタル制御)が進化している.
 効率も上がっているので燃費がいい.
 ついでに整備も頻繁にしないで済むようになってる.

軍事板
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 【質問】
 何故,米以外の国では,ATFのような大規模な第5世代制空戦闘機の開発計画が行われないのでしょうか?

 【回答】
 世界の軍事予算の半分を占める米国ですら苦労してるのに,他の国にどうしろと?

 元々,米のHigh側制空機にガチで対抗可能な戦闘機を,同時代に開発できてたのは旧ソ連のみ.
 で,そのソ連はSu-27/MiG-29の次世代機開発初期の時点で,あぼーんして計画が頓挫したり大幅遅延したり.
 21世紀に入ってロシア経済が復興し,ようやくPAK FAがモノになりつつあるが,F-22に対抗可能なほどでは無いっぽい.

 ヨーロッパはユーロファイターの開発が終わったばかりだし,ステルス機についてもF-35の輸出を待つ機運が強い.

 こうなった原因には,
・昔と違って,機体の開発にめちゃめちゃコストがかかるので機体自体の寿命が伸び,アビオニクスや搭載ミサイルの開発で性能UPを続ける時代になった事.
・にアメリカの技術が突出しすぎてて,F-22やF-35に追随する計画すら,かなり無謀である事.
・大規模な空戦でのアドバンテージを,そこまでして差し迫って必要としている先進国が存在しない事
挙げられる.

軍事板
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 【質問】
 Su-35BMに搭載されているとされるイルビスレーダーと,ラプターに搭載されているAPG-77,どちらが探知距離が長いのですか?
 昔から旧東側の軍用機は,アメリカの軍用機に比べ,電子機器に後れを取っているなんて,言われていましたけど,イルビスの400kmというのを見て,そうでもないんじゃないの?と疑問に思い,質問させていただきました.

 【回答】
 電子機器の東西差はなくなりつつあると思います.
 その程度は不明ですが・・・

 わかりやすいまとめがあった:
http://www.f-16.net/f-16_forum_viewtopic-t-8912.html

 Irbisは,
3m2 at the range of 350 to 400 km away

 一方APG-77は,
1 m2 at the range of 200 km away
= 3m2 at the range of 375 to 440 km away theoretically

 ほぼ同等といっていい数字です.
 しかし,探知角ではIrbis圧勝.
Maximal horizontal scanning angle of Radar:
・F-22A: +/- 60 degrees
・Su-35: +/-120 degrees

 同時探知目標数ではこんな数字.
17. Capability of multiple target engagement:
・F-22A: Tracking 100 and engaging 6+.
・Su-35: Tracking 30 and engaging 8.

軍事板
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 【質問】
 F-15JはAAMを八発搭載できるが,敵が囮の旧式戦闘機を8機繰り出して来たとしよう,
 当然,F-15JはAAMを使ってその旧式機を撃退するわけだ.
 その直後に,消耗しきったF-15Jに向けて,Su-35BMやJ-11を繰り出されたらどうなる?

 【回答】
 本命の戦闘機がレーダーに発見されずいきなり出現するわけはないから,こちらも予備戦力のF-15をぶつけて,終わり.

 質が量を上回る,あるいは互角に持っていける限りは,質の伴わない量なんてものに意味はなく,量で質を上回る,あるいは互角に持っていける国力があるなら,とっくに旧型から新型に更新して相手と質と量の両方で互角に戦えるようにする.
 つーか性能的旧型機は当然機体そのものも老朽化してるので,何時までも使ってると,そのうち劣化で事故を起こすとか整備部品の調達が出来なくなるとかで戦力外になる.
 当たり前の話だが. というわけで旧式戦闘機は,最終的には空飛ぶ(飛べるのも怪しいが)粗大ゴミでしかない.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 MIG-15bisの「bis」って何でしょうか? 「量産型」っていう意味らしいんですが,な ぜ「bis」が「量産型」っていう意味になるのでしょうか?

 【回答】
 bisは英語で「2番目,2つめ」という意味があり,そこから派生して改良型,発展型という意味を持つ.
 語源はラテン語のbis(「再び,繰り返す」という意味)から.
 フランス語の「bis」もこれは同じ.

MiG-15
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 現代の戦闘機は,武装の換装によりあらゆる任務をこなす,マルチロール機が主流になってきているのはなぜでしょうか?

 【回答】
 製造技術・アビオニクスの高度化による機体価格の高騰
→配備機数の削減
→どうせ高くて数が少ないならならいろんな事させようぜ
→マルチロール化
→機体のフィッティングのテスト増加による開発遅延
→さらに機体価格高騰(以下ループ)

 つまり単純な話で,片方できるより両方できた方が効率がいい.
 機種を統一できれば,まとまった量が調達できるようになって単価が下がる.
 あるいは保守部品を統合できるのでランニングコストが下がる,といったメリットが期待できる.

 あと,特にスペース的な制約が大きい空母艦載機では,両方の任務に投入できることが重要だったりする.
(もちろんパイロットを,どっちにも対応できるよう猛訓練した上での話)

 昔は,例えば対地対空両用のレーダーが技術的に困難だったとかの理由で,なかなかマルチロールは実現できなかった.
 ちなみに現代でも,マルチロールと言いつつ得意不得意があることが多い.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 マルチロールファイターの開発で,開発費や製造コストが暴騰したり,予定の性能が出せなかったりと,失敗しない為にはどうすればいいのですか?

 【回答】
・過大なマルチロール性を求めない
 例:陸上戦闘機,陸上攻撃機,艦上戦闘機,艦上攻撃機,
 短距離陸/垂直着陸戦闘機,短距離陸/垂直着陸戦闘機をこれ一機で全てできるようにしよう

・高性能を求め過ぎない
 例:単発エンジンで,安価で,小型だけど,従来機を覆す高性能を.
 しかも,ステルス性がある.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 現代の戦闘機はマルチロール化が当たり前というか必須だから,「爆撃能力のないor弱い」新型戦闘機を探すほうが大変そうな予感.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年08月28日 10:00:29

 【回答】
 ユーロファイタートランシェ1は制空戦闘機に特化していますよ.
 今見かけることが出来るユーロファイターは皆これです.
 限定的に爆撃能力を持つトランシェ2は未だ生産されず.
 完全な爆撃能力を持つトランシェ3は配備すら決まっていない.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年08月28日 23:46:12

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年08月23日付
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 イギリスのジェット戦闘機,グロスター ジャベリン,デハビランド シーヴェノム や シーヴィクセン は,ウルトラシリーズに出てくるウルトラ戦闘機のモデルなのでしょうか?

 【回答】
 ジャベリンが1951年初飛行,1956年部隊配備,
 ヴェノムが1949年初飛行,1952年部隊配備,
 シーヴェノムが1954年部隊配備,
 シーヴィクセンが1951年初飛行,1959年部隊配備,

 ゆえに,ウルトラシリーズが製作開始されたころには,日本でも航空雑誌等で写真は見れたはず.
 みんな特徴ある形なので,デザインの参考にされた可能性は大いにあるだろう.

ジャベリン
(引用元;Keyのミリタリーな部屋」)

ヴェノム
(引用元:ウィキペディア)

シーヴィクセン
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 ユーロファイターって実際どうなの?
 順調に引渡しが進んでいるという記事を見たこともあるし,実は駄作機で,だめだめ,まっすぐとべない,ソフトウェアがだめだめとかいう話も聞いたこともあるし・・・.

Posted by ぽへぽへ at 2005年09月29日 09:12:03

 【回答】
 別に駄作ってわけではない.
 ユーロファイター・トランシェ1は不具合が多く出たけど,どんな戦闘機だって初期不良はある.

 問題はトランシェ2,トランシェ3の実用化がいつ頃になるのか・・・
 予算が足りないのね.

 本当ならトランシェ3まで含めて10年以上前には実用化できてないといけないんだが,共同開発はどうしても多国間で揉めるし,フランスは抜けるし,そうこうしている間にソ連は滅んじゃったので急ぐ必要もなくなったので,ノホホンとしていたらアメリカがステルス戦闘機を開発しちゃって,ステルスなんて考えてないユーロファイターは対抗できないぞオイッ!って話になっちゃって,フランス以外にも複数の国が購入を取り止めちゃって・・・
 イギリスはF-35を導入するからもうユーロファイターなんてどうでもいいんだけど,開発に参加した以上は元を取らないと大赤字~.

 性能的にはトランシェ3がものになれば,F-15Eストライクイーグル以上の高性能機となる・・・予定なんだが,F-22には逆立ちしたって敵いません.
 でもまぁ,フランカーを相手にする分なら十分か.

 問題は今現在,精密誘導爆撃能力が付与されていないトランシェ1しか存在しないという点.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年09月29日 13:51:47

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年09月27日付より
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 タイフーンは,なぜ尾翼が一枚なのですか?
 2枚と何か違いがあるのですか?
 ステルス性を考えたとしても,ラプターは二枚ですし.

 【回答】
 高AOA時の気流のコントロールがうまくいって,垂直尾翼が一枚ですんだから
 ぶっちゃけていえばカナードのおかげ.
 異論が出そうな予感もするが,面倒くさいので細かく解説するつもりなんかない.

 ステルスについていえば,タイフーンやらラファールやらの設計が始まった時点では,欧州の設計者は何も知らなかったに等しく,あまり考慮されていない.

 ついてながら,空力やステルスを突き詰めるとみんな似た形になるとかいうのは,パクリを正当化する屁理屈に過ぎない.
 ついに形にはならなかったYF-22のライバルたちをみれば,そのことがとてもよく分かる.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 何故タイフーンは小型ながら,あれだけの兵器を一度に搭載できるんですか?

 【回答】
 第4.x世代機中ではエアフレーム自体の設計が最新だから,空力にしても重量/強度比にしても,基本設計が70年代の機種よりは新しい知見に基づいた設計になってる.
 カナードデルタなのも,小型機で搭載量稼ぐには有利.
 カナードデルタならではのデメリットもあるけど.

 これが第5世代機になると,ステルス性の重視が空力や軽量性を損なうんで,搭載量/機体規模比は却って不利になる.

軍事板,2008/07/25(金)
青文字:加筆改修部分

 ちなみに,Eurofighterの兵装ごとのスーパークルーズの速度:
http://www.eurofighter.starstreak.net/Eurofighter/engines.html

 上から1/3あたりの部分.

------------
Much is currently being made about supercruise, that is the ability to cruise supersonically
without the use of reheat (afterburn) for extended periods of time. Although never stated
explicitly (as for example with the U.S. F-22) the Typhoon is capable of and has demonstrated
such an ability since early in its flight program according to all the Eurofighter partnets. Initial
comments indicated that, with a typical air to air combat load the aircraft was capable of
cruising at M1.2 at altitude (11000m/36000ft) without reheat and for extended periods. Later
information appeared to suggest this figure had increased to M1.3. However even more recently
EADS have stated a maximum upper limit of M1.5 is possible although the configuration of the
aircraft is not stated for this scenario (an essential factor in determining how useful such a
facility is). The ability to maintain transonic and supersonic flight regimes without resorting to
the use of reheat is achieved mainly thanks to the advanced materials and design of the EJ200.
For times when a quick sprint is required the Typhoon can employ reheat with an upper (design)
limit of Mach 2.0.
------------

軍事板,2002/12/15
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 タイフーン・トランシェ3って何?

 【回答】
 Typhoon Tranche 3は,タイフーンに対地攻撃能力を完全実装したモデル.
 AESAレーダーへの換装や搭載エンジンEJ200の推力向上,更に処理能力が向上したミッションコンピュータへの換装により,さらに高い攻撃能力を持つようになると言われている.
 しかしまだ開発中の上,ドイツの議会が削減を求めるなど先行きは不透明.

 【参考ページ】
http://www.strategypage.com/militaryforums/6-52804.aspx
http://www.kojii.net/opinion/col050912.html
http://m3i.nobody.jp/military/ef2000menu.html
「Asia Press」:英トランシェ3合意で  ユーロファイター加盟社が歓迎声明
http://www.geocities.jp/eaglet_f15/MILITARY/EF2000.htm
http://yaplog.jp/d_t_a_k/category_13/

【ぐんじさんぎょう】,2009/6/2 00:30
に加筆


 【質問】
 某ブログのコメント欄に書かれていた,
>トランシェ3なら対艦ミサイル6発積めるらしい
というのは本当ですか?

 【回答】
 大型レーザー誘導弾6,AMRAAM4,ASRAAM2という装備例は見つけましたが,嵩張る対艦ミサイルでいけるかなぁ?

faq01e01t.jpg
(http://www.defensetech.org/archives/Eurofighter.jpgより引用)

JSF in mixi,2009年05月31日 21:05

http://www.globalsecurity.org/military/world/europe/images/eurofighter-maritime.jpg
 グロセキュにいくつか搭載例があるけど,SSM×6発はないです.
 仮にできたとして,たぶんハープーンじゃなくて,短射程のペンギン×6,しかも1500リットル増槽二本を取り外さなければいけないので,戦闘行動半径が恐ろしく短くなりそうです.

極東の名無し三等兵 in mixi,2009年06月01日 01:51

http://www.eurofighter.com/et_sr_mc_ma.asp
 こっちの図だと,ハープーン×4,増槽×3,スラマー×4,ASRAAM×2 ですね.

 物理的には増槽を降ろして ASM を追加することも可能だろうけれど,配線があるのかとか,テストしてるのかとかいうのは別の問題.
 分離試験やフラッター試験をやってないステーションに,兵装を積むわけにはいかないわけで.

井上@Kojii.net in mixi,2009年06月01日 08:02

http://typhoon.starstreak.net/Eurofighter/weapons.html
 この図によれば,両翼の増槽を吊るすステーションにAGM-84かPenguinを搭載可能とあるモサリ.
 でも多分,インテグレートしてないモサリね.
 というか「物理的に空いてるからいけますよ」ならF-2だってASMを6発積めるモサリが,ペイロードレンジも多分大差無いモサリ.

モッサー=ハルゼー in mixi,2009年06月01日 19:33

http://www.airforce-technology.com/projects/ef2000/
>Maritime attack - four AMRAAM, two ASRAAM, six anti-ship missiles
が,もしかしてソースかもしれません.
 が,「tranche2」についてのデータですな,これは.

消印所沢 in mixi,2009年05月31日20:17


 【質問】
 機種は忘れてしまいましたが,何かのプロペラ戦闘機は,プロペラ羽を幅広タイプに換装することで大幅に性能アップしたという話を見たのですが

・初期はなぜ細いプロペラだったのですか?
・もしもさらに一段と幅広のプロペラに換装した場合,性能はどのように変化するのでしょうか?

・プロペラ機のプロペラが扇風機の羽よりずっと細いのは何故なのでしょうか.もし扇風機のような羽に換装したら,どのような理由でどのような不都合が起こるのでしょうか?

 【回答】
 プロペラに関する一般的な事柄として
・プロペラは主翼のアスペクト比と同様に細い方がプロペラ効率が上がります.
・同じ直径ならばブレード幅が広いほうが吸収馬力が上がります.(主翼面積同様)
・同じブレードでもプロペラ枚数が増えるとプロペラ効率が下がります.
・でもプロペラ枚数が増えた方が吸収馬力が上がります.

 プロペラ直径に制約がある場合,吸収馬力を増やしたい時は,少々効率が低下しても翅数を増やすかブレードを広くする事になります.
(例えばエンジンを換装した場合とか)

 また,ペラのブレードの形状については,空力的・構造的な問題があります.
 簡単に言うと,扇風機のファン状のペラでは重量・抵抗が大きすぎて効率が悪すぎるのです.
 例えば,周速の低い根元近くでは,幅広の形状では抵抗が増加し,ペラそのものの回転の足かせになります.
 逆に先端近くでは,周速が上がって音速近くになるので,できるだけ薄い翼型にしたいのですが ,ブレードそのものの強度の問題からそうもいきません.
 これらの関係から,プロペラブレードの形状は細長くなっていくのです.

 この様な問題が限界に達したために,プロペラ→ジェットへの転換が起こったとも言えます.
 直径数十センチのファンでは多少の効率や重量は無視されますが,航空機用の直径数メートルのペラでは重要な問題です.

 ただし,幅広ペラで性能向上,という考え方が 全ての戦闘機に通則的に適用できる訳ではありません.
 例えば,「雷電」の様にプロペラの共振防止のために根元部分が幅広のペラに換装したもものの,プロペラ効率そのものは悪化したという話もあります.
 この場合,
「エンジンとプロペラの共振」という問題は抑制された→性能向上
「プロペラ効率の低下」→飛行性能は低下(したかもしれない)
総合的には性能向上 
という風に性能が変化している訳です.

 末期のレシプロ戦闘機は,大馬力を推進力に変換するためにプロペラ周りの設計に腐心しています.ペラそのものの大直径化・ブレードの多板化・二重反転ペラなど.
 「ブレードの大面積化もその一つである」と言えます.


 【質問】
 戦闘爆撃機を初めて実戦投入したのは?

 【回答】
 所謂,戦闘爆撃機として考えられていたわけではないが,戦闘機のような軽快な単座機に爆装して地上軍を攻撃する試みは,スペイン戦争のコンドル軍団で組織的に行われた. 敵戦闘機の脅威が大きい地域に軽爆撃機を投入したら損失が多き過ぎたので,戦闘機に爆弾を積もうじゃないかと思いついた.
 このときは,主力戦闘機の座をBf109Bに譲ったHe51を使用し,指揮したのはガ-ランドだった.
 この件で,ガ-ランドは対地攻撃の第一人者と見なされ,第二次大戦開戦時には戦闘機ではなく,地上攻撃機部隊に配属されていたのは,有名な話でもある.

 戦闘爆撃機というカテゴリ-を確立して実戦に使用したのは,独空軍の第210実験航空団.
 1940年のバトルオブブリテンでのことで,使用したのはBf109EとBf110Cに爆装したもの.
 低空を高速で侵入する戦闘爆撃機は,当時の英空軍には迎撃不可能で,従来の爆撃機では危険と考えられた目標の攻撃に威力を発揮した.

 太平洋戦線のアメリカの場合はちょっと違って,いくら探しても日本の戦闘機が見つからなくなったから,仕方なく戦闘機に爆弾を積み始めた.

(軍事板)


 【質問】
 良く仮想戦記で震電に対戦闘機戦をやらせてますが,エンジンが真後ろに剥き出し配置な飛行機で対戦闘機戦は危険ではないでしょうか?
 同じくエンジン後部配置なサーブJ21とかDo335とかはどうだったんでしょう?
 通常配置なら,機体後部からエンジンに到るまでの間に,搭乗員用の防御鋼板があるけど,エンジン後部配置だとそれすら無いので危ないかな?と.
 しかもプロペラ爆破用の火薬さえ積んでるわけで.

 【回答】
 確かに後ろにエンジンとペラがあると,後ろから撃たれた時にまずペラとエンジンが被弾するが,じゃあ前にエンジンとペラがあるなら後ろから撃たれても問題ないのか?と言えば,全然そういうこともない訳で.
 普通の機体だったら,機体後部から撃たれたら昇降舵や垂直尾翼をやられて操縦不能になる.
 そもそもエンジン被弾しなくても,パイロット撃たれたら死ぬじゃん.
 だったらむしろ,機体後部とコクピットの間にエンジンがあるエンテ式のほうが,パイロット的には(ほんのわずかだけど) 安心といえる .

 別にエンジン後部配置でも防弾板は積めるし,被弾してプロペラ緊急投棄用の爆薬が誘爆するようなら,既にプロペラは深刻な被害を受けてるだろうから,無問題だろう.

 震電は設計思想からして高速性を生かした一撃必殺の迎撃戦闘機なので,通常の戦闘機と格闘空戦やらせるのは,存在意義の無駄使いだろう.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 戦闘機が増槽を投棄した時に,これが他の機に当たったりする危険はないのですか?

 【回答】
 あります.

 例えば,F-105Fの緊急投棄したドロップタンクを喰らって墜ちたMiG-17が落ちたことがあります.
 このときには「パイロットの日頃の行いが云々」とまで書かれる始末.

 1972年7月29日にはF-105Gが味方の投下した増槽にブチ当たって墜落.

 増槽ではないけど,味方の投下した爆弾が翼に命中して墜落するB-24の記録映像 も見たことがある(大昔のNHK歴史ドキュメンタリーで).

 空は危険がいっぱいだ!

軍事板


◆◆◆おフランス製戦闘機


 【質問】
 昔,記録映像で見た初期のジェット戦闘機のことを知りたいので,お願いします.
http://www4.axfc.net/uploader/9/so/No_2699.jpg.html(リンク切れ)
 こんなのです.

 【回答】
 Leduc 0.10/0.16/0.21/0.22のうちのいずれかと思われます.

 イメージは↓.
Leduc 0.10/16
http://flatrock.org.nz/topics/flying/assets/leduc_10.jpg
Leduc 0.21
http://www.editorialbitacora.com/armagedon/raroavion/zz06.jpg
Leduc 0.22
http://1000aircraftphotos.com/Contributions/VanTilborg/2669L.jpg

 0.10/16は概念自体は,1938年からReneLeducが手がけ,戦後の1947年に初飛行したラムジェットエンジンの実験機です.
 国産の四発旅客機やHe-277の背中に乗っけて空中発射したものが0.10で,3機が試作されました.
 これに離陸用の補助ジェットエンジンを付けたのが0.16で,1952年まで実験が重ねられました.

 んじゃ,これをscale upしたら超音速戦闘機出来るんじゃね?と言う考えで試作されたのが,1953年の0.21ですが,こいつは重量7tで音速が出なかった上,自力で離陸が出来なかったのがネックになって試作中止.

 で,そうこうしているうちに,フランス空軍の軽量迎撃戦闘機試作コンペがあり,これに対応するため,自力離陸出来,マッハ2.5を出すと言う性能を掲げ,Atar101を搭載し,推力予定60tのラムジェットを付けて1956年に試作したのが,0.22.

 流石にこんな色物,フランス空軍も採用せず,試作1機が出来ただけで,2号機は80%製作で中止.
 あえなく,Leduc先生の野望は潰えましたとさ.

眠い人 ◆gQikaJHtf2


 【質問】
 フランス製ジェット戦闘機に戦闘経験はありますか?

 【回答】
 フランス最初の「まともな」国産ジェット戦闘機である,Ouraganは,インドとイスラエルに輸出されました.
 1955年末までにイスラエルに供給された機体は,1956年4月に,エジプト空軍のVampireを撃墜して初戦果を挙げ,その後も国境紛争に於いて,MiG-15と戦闘を繰り広げています.
 また,1967年の第三次中東戦争では,旧式機ながら奮戦しました.
 1980年代に,エンジンをA-4の余剰部品であるJ52に換装する魔改造をやって,中米に輸出され,そこで対ゲリラ戦に投入されています.
 1953年に104機を購入したインド空軍機も,パキスタンとの戦争に投入しています.

 その後に作られたMystereIVも同様にインドとイスラエルに供給され,インドでは印パ戦争,イスラエルでは,1956年10月のシナイ侵攻と六日戦争などにも出撃しています.
 特に地上攻撃に活躍した模様です.

 MirageIIIは最初に輸出されたのがイスラエルで,CJを72機,BJ5機を受領しました.
 これらは6個飛行隊に配属され,第三次中東戦争では,シリアのMiG-17を撃墜したのを手始めに,第四次中東戦争では,エースを複数輩出しています.
 このエレクトロニクスを簡易化して稼働率を上げるように要請して,Dassaultが作り上げたのがMirage5ですが,これは,アラブに軸足を移したフランス政府によって対イスラエル禁輸とされ,完成した機体はフランス空軍に配備されました.
 諦めきれなかったイスラエル政府は,この設計図を入手して国産化を図り,この機体がアルゼンチンに後に輸出され,フォークランド紛争で用いられました.
 また,アルゼンチンはそれとは別にMirageIIIEA/DAを購入しています.

 オーストラリアのMirageIIIOは,マレーシアとの協定で同国の基地に配備され,共産ゲリラ攻撃に使用されたこともあります.
 先述の印パ戦争では,パキスタンはMirageIIIEP/DP/RPを導入し,使用していますが,撃墜記録は無い模様です.

眠い人 ◆gQikaJHtf2


 【質問】
 ミラージュⅢの元になったミラージュⅠやⅡってどんな機体なんですか?
 できたら画像お願いします.

ケニー

 【回答】
 M.D.550 MirageI は,1955年6月25日に初飛行したものです.
 これはフランス空軍の小型戦闘機コンペに参加したもので,デルタ翼機でしたが,後のMirageIIIとは似ても似つかないもので,Armstrong-Siddeley Viper双発でM.1.15を出し,更に胴体後部に加速用の液体燃料ロケットSEPR.66を搭載して,M.1.3を狙ったものでした.

 そもそもは,朝鮮戦争の戦訓から,世界的に軽戦闘機重視の方向が打ち出されたことに始まります.
 その流れで1950年代初期にFrance空軍は,小型軽量,高度18,000mまで6分で上昇可能という性能を持つ超音速迎撃機の仕様を公開します.
 これに基づき,Franceの各航空機メーカーが色々な機体を開発します.
・Sud-EstはS.E.212 Durandal,
・Sud-Ouestは,S.O.9000/9050 Trident,
・SFECNASは,1402/1405 Gerfaut
などを開発しています.

 Dassault M.D.550もその一つで,軽量高性能を達成するために,前縁後退角60度,翼厚比5%の無尾翼デルタ翼形式を採用し,エンジンにArmstrong-Siddley Viperのライセンス生産品である,Dassault M.D.30(推力770kg)を2基搭載,これによって総重量5,000kgに抑えた機体としました.

 しかし,初めての形式の機体だったため,不具合が続出し,翼端を27cm延長したり,胴体全長を1.3m短縮という大手術を施しました.
 こうして,軽いDiveでM.1.15を達成しますが,更に改造を加え,エンジンをオリジナルのものにアフターバーナーを加えたM.D.30R(A/B980kg)に換装し,SEPR66ロケット(1500kg)を追加して,水平飛行でM.1.3を達成します.

 これは上記軽量小型戦闘機のうちで,一番高い性能を持っていましたが,実用機としての装備を施すと著しく性能が低下することが予想できたため,MirageIIが開発されることとなり,機体を大型化してエリア・ルールを採用,動力にはより推力を増強したTurbomeca Gavizo(A/B1,500kg)を搭載する予定でしたが,これでも大型化した機体には推力不足だったこと,更にFrance空軍の要求仕様がM.2級となったため開発を中止し,次のMirageIIIになりました.

 MirageIIはTurbomeca Gavizoエンジン双発の機体で,同じく,液体燃料ロケットSEPR.66を搭載する予定でしたが,エンジンの開発が頓挫したのと,SNECMAがより性能の良いATARを開発したため,中止となりました.

http://www.ussmirage.de/Schiff/pics/mirage/md550-i.jpg

http://www.europa1939.com/aviones/cazas/mirage3.JPG

http://anfas.free.fr/mir4/md550.jpg

眠い人 ◆gQikaJHtf2


 【質問】
 ミラージュ2000って何?
 3行で教えて!
Mi az Mirage 2000?
Kérem, modja meg a három sorban!

 【回答】
 ダッソー ミラージュ2000 Dassault Mirage 2000は,ミラージュF1の後継機として開発された,小型・軽量な第4世代ジェット戦闘機.
 1979年に単座のC型が初飛行し,試作機を含めると600機以上が生産された.
 フランス空軍以外に8か国の空軍に採用され,2007年に生産終了.

 【参考ページ】
http://seesaawiki.jp/w/namacha2/d/%A1%D6%A5%DF%A5%E9%A1%BC%A5%B8%A5%E52000%A1%D7%C0%EF%C6%AE%B5%A1
http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?%A5%DF%A5%E9%A1%BC%A5%B8%A5%E52000
http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/Mirage2000.htm

(画像掲示板より引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/11/16 20:00
を加筆改修


 【質問】
 せっかく完成していたミラージュ4000が破棄され,ラファールが新たに開発された理由は何ですか?

 【回答】
 ラファールと違い艦上で運用できないから.
 仮にミラージュ4000を採用しても,艦上機は別に開発しなければならない.
 なら,調達数や軍事予算の限られるフランスの場合,陸上機と艦上機を統合したラファールの方が運用面で有利.

 M4000はF-15のライバルとして開発された機体.
 サウジアラビアがF-15の導入を考えていると聞き,これまでのミラージュシリーズよりも大型の機体であっても,需要は意外とあるかも,ということで開発された.

 F1がF-16に完全にセールス面で負けそうなので,単発の軽量小型戦闘機以外にも販路を広げようとした,という事情もある.

 結局あまりにも高価な機体になってしまったため,フランス軍にすら売れなかったが,M4000開発で得た経験はラファールの開発に大きく役立った.
 でもラファールは艦上機にするために,小型化することが求められてその過程で開発が難航し,結果的に量産型の性能は若干削られてるのは,皮肉と言うかなんというか.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ラファールはスーパークルーズできるの?

 【回答】

「ラファールがスーパークルーズをした」
という一番手近なソースは,ラファールのM88のエンジンメーカSNECMAのサイト.
http://www.snecma.com/en/group/history/1975.php

>In February 1990, the M88-2 made its first flight on the Rafale A demonstrator built by Dassault Aviation.
>It showed exemplary performance throughout its test flights.
>During the first flight, it hit Mach 2 and almost 15,000 meters (almost 50,000 feets), without using its afterburner.

>A month later, the twin M88-2-powered Rafale C01 prototype hit "supercruise" (supersonic flight without afterburner) during its first flight.

 しかし,Newsのrec.aviation.militaryのFAQあたりを読むと,F/A-22以外は当確線上って感じだねぇ.
http://www.canit.se/~griffon/aviation/faq/ramfaq-upd.txt


64 : 名無し三等兵[] 投稿日:02/12/15 14:52 ID:kUCjmsmp [1/1回]

 つーか,武装なしのクリーン状態でスーパークルーズして,ナニが楽しいんだ?


65 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:02/12/15 15:13 ID:???
>>64
 スペック表に「スーパークルーズできる」と書ける!

軍事板,2002/12/15
青文字:加筆改修部分


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