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FAQ of FAQ 目次


 【link】

D.B.E. ミニ型」:「規制に反対するヲタクは認知障害者」(東京都青少年問題協議会)U/情報源ゴルゴ31

「D.B.E三二型」(2012/11/11)◆2chまとめを装った悪質広告にひろゆき警告 マジキチ速報,妹はVIPPERなどに「転載禁止」の可能性
「D.B.E三二型」(2012/11/11)◆2ちゃんねるまとめサイトが一斉謝罪 広告料・代理店名など「カモフラージュ広告」の実態明らかに
「D.B.E三二型」(2012/11/11)◆なんかまとめブログの管理人が続々と謝罪してるwwwww

「Fukuma's Daily Record」:ネットの画像を誰もが信じなくなる時代

「Gigazine」:新規保存で劣化していくJPEG形式の画像の様子をとらえたムービー

「Palm84」:ネット論(仮題)

「Slash Dot」◆(2011/03/08)「荒らし」を撃退するベストな方法は「無視」ではない

「Togetter」◆(2011/04/17)ツイッターが「インターネット隣組」という分析

「VOR」◆(2012/04/15)Facebook ユーザーの情報どこまで握っているか
> ボストン警察から流出した情報により,警察の照会によってFacebookが提供した資料の様子が判明.
> 検察側からあるユーザーについて照会があったFacebookは,全てのメッセージや写真のリスト,
>セッションに関した情報など71頁の報告書を纏めている.
> 書類は極秘扱いされ,公開の対象となっていない.

「wiredvision」:「メディアの偏向」をネットで監視:情報を共有できるサイト『SpinSpotter』

「愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記」■「韓国で日本の修学旅行生が土下座」と「日教組の自衛官・警察官の息子いじめ」について

「愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記」■[ネット]ネットテキストの劣化コピー問題は,みんなもっと真剣に考えたほうがいいと思う

朝目新聞」●インターネットで使われてる言語 1位英語 2位中国語 3位スペイン語 4位日本語

朝目新聞」●ホテル・旅館にまつわる不思議な話怖い出来事  (of 週刊弐式(ry)

「痛いニュース」:朝日新聞本社編集局員(49)が「2ちゃんねる」で荒らし行為や差別表現

「痛いニュース(ノ∀`) ◆(2012/11/05)押井守 「ドワンゴ会長曰く『日本は最下層の人間が全部ネットにぶら下がってる』と.だからネットが罵詈雑言の世界に」

小田嶋隆 in twitter◆(2013/03/19)
 どう書いたところで,誤読するヤツは誤読する.
 読めている人間でも,ポジション次第では揚げ足を取りに来る.
 普通に伝わっている人間は返事をしない.
 こんなふうだから,一方通行の自己アピールしかしないアカウントばかりになるんわけだ.

「オモロイド」:アルファブロガーの嘘がバレる時

「人民網」◇(2012/10/29)日本の左派と右派のネット大論争を傍観

「ダイヤモンド・オンライン」◆(2013/01/30) 元フェイスブック幹部が手掛ける新しいSNS 質問サイト「Quora」で繰り広げられる“知恵の競演”
> 日本で質問サイトというと,単純に生活の上でわからないことを尋ねるものをイメージするだろう.
> 一方で,アメリカで何かと注目を集める「Quora(クウォラ)」はちょっと違う.
>「知恵を披露する場」というイメージが強いからだ.

『知の逆転』を読み解く (2013/04/06)◆「国際インテリジェンス機密ファイル」

『ブログ論壇の誕生』(佐々木俊尚著,文春新書,2008.9)


 【質問】
 ネット情報は,どの程度の信頼性を持つか?

 【回答】
 すぐには正否を確かめにくいため,情勢をさらに混乱させる危険な効果を持つことがある.

 たとえば1998年5月のインドネシア暴動に関連し,インターネット情報が国際関係を緊迫させる事態を招いている.
 このときは,中国系女性多数がレイプされたとの告発が,多くの証言と写真つきで,インターネットに世界に流された.
 たちまち中国・台湾の当局が反発,アジア各地で抗議デモを誘発した.

 ところが,一部の写真が全く無関係と暴露された.
 すると今度は,インターネットが中国系住民迫害の全面否定に利用されたのである.

 詳しくは,浅井信雄著「アジア情勢を読む地図」(新潮文庫,2001/12/1),P.222を参照されたし.

 2005年の中国や韓国における反日運動の過熱も,ネット情報が焚きつけている部分があるとされている.

 また,アルカーイダなどのイスラーム過激原理主義組織はネットを通じ,反異教徒感情を煽っているという.

 さらに,ネットでは「冤罪事件」も発生している.
 以下,その具体的事例.

 〔略〕
 もう一人,その〔ヴァージニア工科大学銃乱射事件〕報道の被害者がいる.

 このウェイン・チャンという青年はブログをネットで発表していたが,「犯人=中国人」報道を聞いたネチズンがネット中を探し回って,それを見つけた.↓
http://wanusmaximus.livejournal.com/

 そして,ブログの内容から「こいつが犯人だ」と決め付けたので,ウェイン君に嫌がらせメールなどが4万通近く殺到した(彼はブログのヒット数が以上に上昇した記録などを公開している).

 ウェイン君は昨日からABCテレビやCNNなどに出演して,↓
http://blogs.abcnews.com/theblotter/2007/04/i_want_to_clear.html
無実を訴え,さわやかな好青年ぶりをアピールしている.

 ネットの魔女狩りは恐ろしい,

 ということだが,どうして,このウェイン君のブログが「犯人らしい」と思われたのか?

 「ニガー」と何度も叫ぶ白人少女のビデオ,右翼コメンテイター,アン・コウルターの引用,そして彼が仕留めたらしい鹿の死体の山など,ヤバいエントリに混じって,彼の20挺もの銃のコレクションが披露されている.
 なかでも写真のHKはフル装備!
 お前は一人SWATか!

 とどめとばかりに,ヴァージニア工科大学の女の子にフラれた告白まで書いてあるんだから!

町山智浩,2007/04/19

 ……まあ,犯罪予備軍っぽい匂いはするが.


 【質問】
 情報ソース至上主義を掲げるサイトやブログが,ネット上にあった証言をソースにするというのは,矛盾するのでは?

 【回答】
 出所不明のデマなのか,誰が証言したものか,はっきり明示されていれば,別に矛盾しない.
 例えば,『ジュゴン保護を隠れ蓑にした政治闘争』の記事は誰が証言したものかはっきり明示されている.根拠は既に出ている.たれ君の「証言」がそれ.

 これに対し『情報ソース至上主義と「2chソース」』で話題にしたF16ブラックボックスの件は,一体誰が言い出したことなのかすら不明という代物だった.つまり同列に比較できる対象ではない.

Posted by JSF at 2007年05月28日 18:23:54

 そして,証言が信頼が置けるかどうかは,過去の実績などから証人がどの程度信頼できるか,証言とは直接の関係がない様々な状況と照らし合わせてどの程度蓋然性が高いかでも判断するものでしょう.
 そうでないと,証人が信頼できるという証人が信頼できるという証人を出せ,といくらでも文句はつけられる.

 その証言は信頼できないと判断する理由も必要なんだよ.

Posted by 名無しT72神信者 at 2007年05月28日 08:15:48

 たれ氏の発言は1次ソースという話なんだよね.

 そのソースが信用できるかどうかは,ソースの実績や周辺状況と矛盾するかで決まる.
 証言に矛盾があるとか,ころころ変わるとかの事実があれば,この1次ソースは信用できないとなる.
 たとえば冨田氏本人が否定したりすれば,たれ氏の証言の信頼性を論じることができるが,そういう事実はここにいたるまで全く指摘されていない.

Posted by 191 at 2007年05月28日 21:00:23

以上,「週刊オブイェクト」コメント欄,2007/5/20付より


 【質問】
 なぜ日本では,ネットの独自発信情報が少ないのか?

 【回答】
 「Gigazine」:2007年11月24日 01時34分00秒付は,記者クラブ制度をその原因だとしている.
 以下引用.

[quote]

既存の会員制記者クラブ(新聞やテレビ以外は基本的に加盟すら出来ない)が政治・経済・社会の各種情報を独占するケースが多いため,ブログをやっているだけではそのあたりの情報収集力に限界が発生します.

 〔略〕

 つまり,誰かが情報ソースを持ってくる必要があるのに,その力が今の日本のブログにはほとんどないわけです.
 既存のマスメディアについての問題は山ほどあるにも関わらず,それに頼らざるを得ない,という歪な構造が発生しています.
 記者は記者でプロとして住み分ければいいという考えもありますが,オリジナルの情報ソースを確保する道は,情報の信頼性という点において,やはり担保として必要なのでは?と考えます.
 スクープ的なもの,すっぱ抜き的なもの,つまり「真実」にリーチするためのチカラですね.
 わかりやすく言うと,GIGAZINEが主催して日本国首相の記者会見を開くことができるかというと,現状では「絶対無理」ですが,おそらく既存のブログ全部,インターネット全部が束になれば,国を動かすだけの力を持つことは可能でしょう.
 しかし,それが今の日本では「机上の空論」でしかないわけです.

[/quote]

 同様の問題は,ネット化社会到来以前にも起きてはいた.
 記憶が確かならば,Jリーグ元年の年には,記者会見の場に記者クラブの会員ではない有名サポーターが混じっていたことが,メディアによって問題視された.
 Jリーグ元年当時のスポーツ記者は,多くがプロ野球の知識しかなかったにも関わらず,より高度に専門的な質問をできそうな人物の排斥は不合理であるとして,これに対してセルジオ越後が異議を唱えている.

 まあ,もっと問題が大きくなって,社会保険庁のように大きな社会問題化するまでは,この既得権益墨守制度は維持され続けるだろう,残念ながら.

 【追記】
 2009.9に「記者クラブ廃止」を公約の一つに掲げた民主党政権の誕生により,一歩前進した模様だが,依然として既得権益側の抵抗は続いている模様.


 【質問】
 「ワンフレーズ・ポリティックス」が生まれたのは何故か?

 【回答】
http://www.bk1.co.jp/product/2738533/review/445482
によれば,小泉純一郎とそのチームがテレビの性格を精密に研究し,単純で分かりやすいメッセージの発信に知恵を砕いたことから生まれたのだという.
 何故ならテレビは,発言者の意図とは関係なく,都合よく発言を切り抜いて,繰り返し繰り返し短い報道を行って,勝手なイメージを作り上げる性質があるからだという.
 そしてもちろん,そのフレーズが国民の欲したものでないなら,フクロ叩きに遭うリスクもあるという.

 詳しくは同書評を参照されたし.

 少なくとも情報収集のツールとしては,テレビにはそうした欠陥があることは,覚えておいても損はないだろう.
 その意味においてはテレビは,ネットをとやかく言えるような立場にないように思えるのだが……


 【質問】
 動物病院名誉毀損事件(2ちゃんねる・動物病院事件)とは?

 【回答】
 「2ちゃんねる」に書き込まれた発言で名誉を傷つけられたとして,東京都内の動物病院と経営者の獣医師が, 掲示板の管理者に計500万円の賠償などを求めた訴訟案件.
 「2ちゃんねる」ペット大好き掲示板の,「悪徳動物病院告発」などのスレッドに,2001年1月以降,同病院を名指しで「えげつない病院」などの書き込みがされたという.
 獣医師は同年6月,管理者に削除を求めたが,「2ちゃんねる」がこれに応じなかったため,提訴した.
 ネット情報によれば,獣医師は2ちゃんねるが定めた削除依頼方法が,正しく理解できず,削除依頼を拒否され続けた模様.
 2ちゃんねるの削除依頼というのは,「2ちゃんねる初心者」には分かりにくいとは,複数のブログの弁.
 正直,当方もそう思う.

▼ ちなみに,この2ちゃんねるの削除ガイドラインについて,東京地裁判決(2002.6.26)では以下のように評されている.

――――――
 個人の3分類が明確でないうえ,分類ごとの削除基準も不明確で,管理者の判断に委ねられている部分もある.表現が全体として極めて曖昧・不明確であり,名誉を毀損する発言がいかなる場合に削除されるのかを予測することは困難である.
――――――

 讀賣新聞記者・山田隆司はこの事件について述べた文章の中で,

――――――
 本件掲示板は,約330種類のカテゴリーに分かれ,1日約80万件の書き込みがあったこと,削除人は180人程度だったことからすると,権利を侵害する発言が常時書き込まれているかを常時監視し,適切に削除することは事実上,不可能な状態だった.

――――――『名誉毀損』(山田隆司著,岩波新書,2009.5.20),p.85

と推定している.▲

 2002年,1審・東京地裁判決は
「管理者は,名誉棄損に当たる書き込みを知った時点で削除する義務があったのに,削除を怠った」
と判断.
 2002/12/26,2審・東京高裁はこれを支持.
 2005/10/7,最高裁も1,2審判決を支持,これが確定した.


 【質問】
 ヤフー!の実施した意識調査の内容の何処で不自然に意図的に政治的な配慮が加えられたという証拠があるというのであれば,是非とも伺いたい.

>田母神さん・・・
>ネットのアンケートなんて幾らでも恣意的な結果が出るのだから,

 JSFさん,それは放送局の世論調査でも同じではないのですか?
 幾らでも恣意的,その脆弱性故にヤフーの調査結果が間違っているという絶対的な証拠にはなりませんよ.

Posted by 名無しT72神信者 at 2008年11月13日 00:21:42

 【回答】
 いいえ,そうではありません.
 私はYahoo側が数値を操作しているなどとは言っていません.

 言いたかったのは,ネットアンケートとは「そもそも世論調査ではない」ということなんです.
 要するにYahooなどで実施されている投票式のネットアンケートは,統計学として『世論調査』とは認められません.
 ネット世論調査と銘打っているところもありますが,統計的に意味のあるものではないのです.

 一方,新聞やTVなどマスコミの間で行われているアンケートは,回答者のランダムサンプリング(無作為抽出)を行っているので,統計学的に意味のある調査となります.

 そこで総務省統計局の高校生用学習サイト「How to 統計」を紹介して置きます.

[2] 標本抽出(サンプリング)
--------------------------------------------------------------------------------
 標本調査では,母集団から偏りのないように標本を取り出す工夫と調査結果の精度を保証する必要が出てきます.
 このため,標本調査には,調査結果の精度を保証し,正確な標本を選び出す標本抽出法(サンプリング;sampling method)が用意されています.
 この標本抽出法は,どのようにすれば標本のみから全体を知ることができるか,それが信頼性,客観性を持つためには,いかなる処理が行われるべきかの方法を提供してくれるものです.

 母集団の特徴を調べるために,母集団から標本を取り出し,分析しますが,その際,標本は母集団の縮図になるように,何の作為もなく選び出す必要があります.
 こうした選び方を無作為抽出(ランダム・サンプリング)といい,抽出される個体がすべて同じ確率で選ばれる抽出法です.
 こうして無作為抽出された標本を無作為標本といいます.
 通常,統計調査での標本といえば無作為標本を指します.
--------------------------------------------------------------------------------

 これに対し,投票式のネットアンケートは標本抽出という行為自体を行っていません.
 意味合いとしては単なる人気投票でしかないのです.

 ゆえに,統計学に基づく世論調査とは同列に扱ってはいけません.
 だから田母神前空幕長が国会で,自身が国民に支持されている根拠にYahooアンケートを持ち出した事は失笑を買う結果となっています.
 田母神前空幕長はこの事をきちんと理解した上で苦し紛れに言ったのか,それとも本気で勘違いしているのか・・・
 受けた教育からすれば後者は有り得ない筈なのですが,一連の言動を見る限りどうも本気のようです.

 投票式のアンケートではネットに限らず組織票や面白半分の投票など,現実の世論とは懸け離れた結果が度々起こっています.
 「田代祭り」「川崎祭り」など,社会問題になった例もあります.
 今年のプロ野球オースルターゲームのファン投票にしろ,マツダが主催していたせいか,明らかに不自然な選出がありました.
 選ばれた当の選手が困惑するような事態は,これまで何度も発生してきた事です.
 ですがそれが起こってしまうのが人気投票であり,これを避けることはできません.

 ましてや母集団が少ない中で行われた投票結果を持って世論の声だと主張することは,到底認められるものではありません.

--------------------------------------------------------------------------------
>>123
>組織票が幾らでも入れる事が出来るって話じゃなくて,実際に大規模な不正があったかどうかの話じゃないのか?

 「組織票が幾らでも入れる事が出来るって話」なんだよ?
 方法がダメだから結果は無価値っていう話.

 本来,国民の支持率を確認しようとするなら,国民100%の回答を集めるべきでしょ.
 でもそれは不可能だから,なるべく国民100%の回答と近い結果になりそうな方法を使うしかない.
 例えば無作為抽出とか.

 で,それで得られた結果が国民100%の回答と同じかどうかなんて,絶対分からないわけですよ.
 国民100%の回答の結果なんて,誰も知らないんだから.
 仕方ないから,
「どれだけ国民100%の回答に近くなりそうな調査方法か」
を見て,
「結果が国民100%の回答にどれだけ近いか」
を推し量るしかないのです.

 つまりこうしたアンケート調査は,方法の確かさでしか,結果の確かさが保証できないということです.
 方法にうるさくするのは当たり前です.

 「組織票が幾らでも入れる事が出来る」,いい加減な方法のアンケート調査で結果が出たとしても,その結果が本来知りたいはずの,「国民100%の回答」にどれだけ近いのかが分からないので,結果に意味は無いわけです.

Posted by 名無しT72神信者 at 2008年11月14日 00:59:46
--------------------------------------------------------------------------------

 はい,つまりはそう言う事です.
 実際に大規模な不正があったかどうか以前の問題で,統計学的な手法では無い時点で,これは科学的に意味のある調査では無いので,結果そのものに特に意味はありません.

「週刊オブイェクト」,2008/11/14

▼ ヤフー側もこうした回答をしています.

――――――
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/polls/polls-14.html

 Yahoo!投票はあくまでエンターテインメント用途に開発されており,常に公正な投票結果が得られるとは限りません.
 投票結果に対してYahoo! JAPANは一切責任を負いません.
 Yahoo!投票の投票結果の引用はご遠慮ください.
――――――

 田母神氏の質問の前か後か知りませんが.

ばっし in FAQ BBS
青文字:加筆改修部分

「ネット上のアンケートはいくらでも恣意的な操作ができる」
という話を見て,4年前の毎日新聞のアンケートを思い出した.

ジーコ監督支持しますか?
http://www.mainichi.co.jp/sports/soccer/yoron/200402/18/01.html
(当然ですがこのURLはもう繋がりません)

 2004年2月18日の22時くらいからはじまって,
翌2月19日の17時くらいまで,支持:不支持が200:1600くらいだったのが,
同2月19日の18時半までのわずか90分で,1700:1800になったの.
(不支持票も200票増えてるけど,これは芸スポ板住人の仕業らしい)

 半日かかって200票程度だったのに,90分で支持票が突然1500票入って,ワンサイドだった支持・不支持率がほぼイーブンに……
 リロードするごとに50票ずつ支持票が増えてく.
 あれは本当に衝撃的だった……

 あれ以来,投票式のネット世論調査は一切信用していない.


花ながみね軍曹 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

▼ これ,確かに投票中はこんな動きはしたんですが,結局「両方に大量重複投票があった」ということで,最終的な結果は

1 支持しない 1830  69.8%
2 支持する  755  28.8%
3 その他   34   1.2%

になっております.
 誰かがスクリプト使って荒らしたのか,毎日側が操作したのははわかりませんが(JFAの介入?),リアルタイム・ネット投票は信用できないのは確かでしょう.

 そういや,ほぼ同じことを大統領選挙でやった国がありますが・・・.

kira2 by mail,2008年11月28日 07時36分

 アンケートは結果のみですが,Webアーカイブで見れます.
 リンク先「集計結果(グラフ)」のところに
>※重複投票と見られる投稿がありましたので,修正させていただきます
との記述あり.

kira2 by mail,2008年12月13日 02時20分

 愉快犯の可能性はありますね.
 実際のとこ,芸スポあたりでも組織投票やってたわけで,単純に面白がって対抗した可能性はあります.
 それほど注目される投票ではなかったはずです.
 自分も今回の質問まで,完全に失念してたくらいですから.

 ネット投票の不信という意味ではTBSの「アクセス」でも,同じようなアンケートがあったと記憶します
(あれの結果操作はほぼ常態化してますが)
 例としてはこちらのほうが適切なのかも.

kira2 by mail,2008年12月02日 00時17分



 【質問】
 JSF氏は勘違いしてるね.
 マスコミの世論調査のサンプリング抽出が「ちゃんとやられてる」と思う根拠は何?
 そこを証明できない限り,ネットアンケートとかわらんよ.
 下手したらもっと恣意的なことやってるかもねー.
 少なくとも,日頃の行いによってマスコミの世論調査が信用に値しないってところは押さえとかないと.

Posted by 名無しT72神信者 at 2008年11月14日 09:00:35

 【回答】
 田母神氏が「私はネット調査で支持されている」と発言したから
「ネット調査は統計学的に調査方法として正しくない」
「支持されているという彼の主張は根拠が無い」
というのがテーマであって,
「マスコミの調査だって当てにならねえよ」
というのは単なる論理のすり替えでしかないですね.
 色々問題点はあるにしろ,マスコミは一応,統計学的に正しくやれば精度の高い結果が得られる方法をとっているわけですから

Posted by 名無しT72神信者 at 2008年11月14日 13:55:21

 私が前の記事で言いたかった事は
「ネットアンケートは世論調査ではありません」
である事は,記事タイトルにしている事からも分かるとおり明白です.
 ネットアンケートとは存在そのものが,統計的な意味での「世論調査」では無い以上,幾ら参加者人数を増やしても,例え不正が無くても,世論を表す結果を期待する事は出来ません.

 ネットアンケートとマスコミの世論調査は,存在自体が別物であり,同列視することはできません.
 投票形式のネットアンケートは幾ら努力しても世論調査になることは出来ないのです.
 組織票を投下する事の出来るシステムによるアンケートは,調査の名に値する事は出来ません.

 だから,国会の答弁でネットアンケートを持ち出すと失笑を買うことになります.

 此処までの説明で,私は私が掲げたテーマに対する証明を行いました.
「ネットアンケートは世論調査ではありません」
ということを証明できれば,
「なぜ田母神前空幕長が失笑を受けたのか」
の理由が説明できます.
 これで証明すべき事は完遂しており,
「マスコミの調査が正しい手法で行われているかどうか」
については証明する義務がありません.
 何故ならネットアンケートが統計学的に正しいかどうかは,マスコミの世論調査が正しい手法で行われているかどうかとは関係が無いからです.

 投票形式のネットアンケートはどのようなものであれ,一律に「統計学的に世論調査ではない」と規定する事が出来ます.
 これに対しマスコミの調査が統計学的に正しいかどうかは,個々の調査ケースによります.
 正しい調査方法で行われているものもあったり,間違った方法によるものあったり,一律に判断することは出来ません.
 この点をコメント番号20氏は勘違いしています.
 「マスコミの調査」という大きな対象を一律に正しいかどうか規定する事は,最初から出来ない相談です.

 だからこれを証明する必要性がありません.
 正しいものもあれば間違っているものもある,となら言う事が出来ます.
 まさか「全てのマスコミの調査は間違っている」とするのは乱暴過ぎる主張でしょう,
 これこそ証明は不可能です.

 一方でネットアンケートは全て一律に,統計学的に正しい結果は期待する事が出来ません.
 この点を比較すれば,マスコミの調査とネットアンケートの二つを同列視する事は出来ない事がわかります.
 マスコミの世論調査は,「統計学的に正しい手法で行われているなら結果は正しいものを期待してよい」のに対し,ネットアンケートは前提条件の時点で,既に統計学的では無い以上,「全て一律に期待できない」であるからです.

 全く期待できないものと,条件付きながら期待してよいものとでは,持っている意味合いは全く異なります.

 このような観点から見た場合でも,「なぜ田母神前空幕長が失笑を受けたのか」という理由が分かると思います.

「週刊オブイェクト」,2008年11月14日


 【反論】
 こちらとしては,JSFなんてどこの誰だか分からんし,個人なのか複数なのかも分からない.
 つまり「JSF」名の言論は,責任の所在がどこにも示されておらず,そこで披露される情報や知識について,信頼性がまったく担保されない.
 匿名で書いている時点で,何人かを名指しして議論に挑む基本的資格がないのだ.
 名大の大屋の場合とは,この点が違うのだと述べておいたし,「ウンコに素手で触りたくない」とやんわりオシャレに表現したのだが,理解できなかったようだな.

Posted by 林信吾 at 2007年03月15日 12:33 in 「週刊オブイェクト」

 【再反論】
 ええ,そう〔匿名〕であるからこそ記事内で信頼性の置ける情報ソースの提示を行えばよいわけです.
 それはGoogle検索等で調べれば個人でも確認が出来ますし,こうした確認作業の積み重ねは筆者と読者の知識レベル向上に役に立つと思います.

 資格があるのかどうかという点は別に気にしていませんし,私は著者ご本人の御好意で意見を交わせて頂いているという認識でいます.

<以下コメント欄>

 JSF氏が個人特定できるプロフィールを公開していないのは,それが「ネット上の常識」だからです.
 試しに林氏もネット上に,自分の仕事に使用するメールアドレスを公開してみるとすぐに分かりますよ.次の瞬間から膨大なスパムメールが届くことになりますから.それも「誰かの悪意」ではなく,機械で自動的にアドレスを読み取って自動送信するプログラムによるもので.
 今のネットの現状はそのようなものですから,一私人が開くブログで個人特定しようとするのはマナー違反と言ってもいいでしょう.

Posted by 壱学生 at 2007年03月17日 00:22:59

 〔略〕
匿名だからうんぬん言われましても,匿名の人が正しい数学の定理を書いたらそれは間違いか?というと,そうではないわけで.
 現実の事象と著作物に書いてあることが違うという事実があった場合,指摘した人間の匿名実名かや貴賤を問わず,その事実には変化はないかと.

 今回の指摘の内容が違うというのなら,第三者が検証可能な情報源,たとえば参考書籍のタイトルなどを公表したらいいだけの話で,
 林氏が本当に日本国の防衛を憂うのなら,国防議論の活性化のために正々堂々とご自分のロジックを展開して,その延長線上としてJSF氏との議論――別に対決というほど苛烈なものをしなくてもいいと思うんですがね――を行うべきでは,と思いますがね.

Posted by ノイズメーカー at 2007年03月17日 00:48:23

 〔略〕
 確かに匿名発言をめぐる問題点も指摘されているがwhistleblowingの可能性などから擁護する意見も強いし(例としてはEFFの主張などを参照),アメリカ連邦最高裁は匿名で発言する権利が憲法第一修正の保護範囲に含まれると判示している.
 2ちゃんねる的な「匿名」と,同一性と帰責可能性が担保される「仮名」は区別して論じるべきだというのは私自身が繰り返し指摘しているポイントであるし,そもそも我々には複数の著書等において言論活動を展開している「林信吾」氏が戸籍上(あるいは住民登録上など)どのような「実名」を持つのか,そもそも同一の自然人に帰するのかなどについても知りようがないのだから,それも「仮名」のひとつであるに過ぎず,この点において林信吾氏がJSF氏に対して特権的な地位を主張するのは,まったくの勘違いである.
 さらに言うと,おそらく一連の議論を読んだ人の多くは,(林信吾氏とは逆に)
《仮名・匿名での言論が従来のメディアの特権性を覆して質の高い議論を提供できる可能性》
を意識することにしかならんだろうなあというのがミソであり,それは何故かというと,ネットでの議論の質を下げるのは多く匿名性それ自体よりも,《誤った信念を持ち続けるTrue Believerがその下で活動を続けられるから》なのであって,数多くの「善意の人々」が誤った方向に扇動されるのを避けるためには,《林信吾氏のようなTrue Believerに対抗する仕組みが重要》なのである.
 このことは,おそらく氏の著書より若干権威があるだろうところの私の論文"Flaming, Balkanization, and "Burning-Up": The Modern Bandits Haunting the Internet"(出典略)にも書いておいたので,まじめにこの問題に取り組む気がある人は読むと良い.

 まとめると,問題は実名・仮名ではなく,True Believerかどうかなので,それに対抗する手段としてのブログとか掲示板の有用性,というのが,この問題から読み取るべきポイントだ,と私自身は思うところである.

 〔略〕

Posted by おおや@雷電 at 2007年03月17日 01:37:10

 林先生の喧嘩(論戦)の考えが古いんじゃないかな?

 論戦というか直接対決の場合は,相手を威圧してしまえば,相手の発言を封じ,更に一方的な発言に終始することで勝利を印象づけることが出来るけど,インターネットは違うんだよね.

 脅しの言葉すら,何度も読み返すとおかしい部分が見えてきて,今度はそこを指摘される.
 ネット上の議論は結局その繰り返し.
 後は,その発言に使った資料の精度や解釈の方法と言った純粋な論戦が,勝負を決める.

 例えるなら,JSF氏が総合格闘技のルールで闘おうとしていて,他の観客もそれを期待している.
 それなのに,林氏だけブック付きのプロレスで戦おうとしているようなものじゃないかと.

Posted by 名無しT72神信者 at 2007年03月17日 02:22:10

>素性を一切明かさない匿名というのは,自身の言論に対してなんら責任を負わない

 少なくともJSF氏が事実にそぐわない書き込みをしよう物なら,このブログは即時炎上しますけどね.
 最悪封鎖になれば,リスク背負ってることにはなりませんか?,ネット上という社会では.

「社会的な責任(立場)を損なわない」
というのなら半分同意しても良いけど,作家や記者という他人に影響を与える職で,嘘付いて金取ったり根拠無く他人を誹謗中傷した場合は,社会的に抹殺されても仕方ないと思うんだけどね.
 スマトラ地震の被害者に「自己責任」を押しつけようとした,ハンドル・ネーム「ミッドナイトパックス」というアホのように.

 第一,自由な言論が保証されている現代社会で,自分と違う意見があったら脅しかけて社会的に抹殺するつもりなんでしょうか?
 林信吾氏は.どんな圧力団体というかヤクザだよ.
「自分は顔と名前と経歴を出して,リスクを背負ってるから正しい」わけじゃないんだよ.林信吾氏.
 名前と顔を出して活動している政治家が,ときに「空母からB52が発進して相手国を爆撃」とか言っちゃうしね.社民の現アホ党首ですが.

Posted by 名無しT72神信者 at 2007年03月17日 08:50:05

>素性を一切明かさない匿名というのは,自身の言論に対して
>なんら責任を負わない,と言っているに等しいというのが,社会常識である.

 だからこそ信用の置けるソースを提出する事によって,信用度と確度を高めているわけですが.
 その意味において,JSF氏の記事は信用が置けるものだとは思います(無論,間違いの指摘等はありますが)
 で,貴方はその『ソース』を出さずに間違いである,と指摘しているからこそ,突っ込まれているわけで.
 ご理解いただけていますか?

 それに,貴方が『林信吾である』と主張したところで,ネットという匿名性の高いメディアにおいては,はっきり申し上げますが,信用が置けません.『根拠』がございませんから.
 言い方は悪いですが,言うだけなら何とでも言えるのです.

Posted by MIB at 2007年03月17日 09:01:49

 ていうか,ネットの匿名性と言うものを林信吾氏はまるでわかってない.
 インターネットの場合,プロバイダが必要と思えば簡単に追跡して発信者を特定できる.
 新聞なんかが載せてる世論調査の回答者だの選挙の出口調査だのといった,林信吾氏が想定しているであろう実社会の一般市民の意見開陳に比べれば,匿名性なんて無いに等しい.
 本当に匿名でレスできるような人ってのは,パソコンのスキルがめっちゃ高い,本当に一握りの人なんだよ.
 ここの数百のコメントくらいじゃ,そんな一握りの人が紛れ込んでる可能性なんて限りなくゼロに等しい.

Posted by 名無しT72神信者 at 2007年03月17日 09:28:47

「週刊オブイェクト」,2007年03月16日付

▼ むしろ実名の奴の方が選民意識丸出しの上,顔出しに関する危機意識も無く,おまけに商売がかかってるもんだから間違いを認めない――ってのが,ここ数年で明らかになってんじゃないの?

ニュース極東板,2011/04/07(木)

▼ なお,こうした「匿名だから議論にはなじまない」という論理は,しばしば見られる.
 これはおそらく,対2ちゃんねる訴訟の中でも有名な一つ,動物病院対2ちゃんねる事件についての東京高裁判決が,そうした主張者の記憶の中にあるからではないかと思われる.

 ひろゆき側はこの事件の際,電子掲示板での論争には「対抗言論」による対処を原則とすべきであるとし,本件でも原告らを擁護する発言が書き込まれ,十分な反論がなされているから,原告らの社会的評価は低下していないことになると主張した.
(もちろん本件におけるひろゆき側の主張は,これだけではないので念のため)

 しかしこれは,どう見ても苦しい言い訳で,東京高裁判決(2002.12.25)でも,最高裁でもその主張は退けられている.
 そしてこのとき,高裁はおおよそ次のように判示した.
(1) 言論に対しては言論をもって対処することにより,解決を図ることが望ましいことは,言うまでもないが,それは対等に言論が交わせる者同士であるという前提があって初めて言えることであって,それが期待できない場合もある.
(2) 本件で発言をした者は,匿名という隠れ蓑に隠れ,何ら責任を負わないことを前提に発言しているから,対等に責任をもって言論を交わす立場に立っていない.
 このような者に対しても言論で対抗せよと被害者に言うことはできない.

 実際問題として,名無しさんという大勢の匿名の中に隠れ,うそでもデマでも,何を書こうと,個々の書き手の信頼性がそれに影響されることがないから,うそやデマが横行し易い.
 具体的論拠を挙げて否定したデマを,なおもしつこく繰り返し書くような厚顔無恥なこともできる.
 判決も,そういう状況を指摘しているのだと思われる.

 しかしこれは,大勢の匿名の中に隠れることができる場合の話であって,ブロガーという,少なくとも特定個人が確定できる対象に対しても,(2)だと言えるかどうかといえば,多いに疑問.
 上記のホホイのような主張は,判決論旨を誤用していると見るべきだろう.

 【参考ページ】
『名誉毀損』(山田隆司著,岩波新書,2009.5.20), p.86-92▲

▼ 【反論】
「ネットの匿名掲示板等を,作家は見ない方がいい」
とツィートしたら,
「批判も受けとめての創作ではないか」
と反論が来たのだが,僕はそう思わない.
 元来,表現者は感受性が豊かだし,その匿名性を利用し,それを発言する事で,何も失う物が無い者達の,礼儀無視の罵詈雑言に,心乱れない者など何処にもいない.

小池一夫 in twitter


 【質問】
 軍事板常見問題の,インターネットを扱ったFAQofFAQのなかに,
>絵文録ことのは(2ちゃんねるの『正義感』等の問題を考察.
に,
> ▼ただし,別項に記述されているような問題点も指摘されているブログにつき,その点は留意されたし)▲
と付けたしがあり,リンク先を読み,怖くなりました.
 調べてみると,リンクされた人物は,ただの元オウム信者でなく,上祐の本を出版した,東山出版の社長だった人物であることがわかりました.
 さらに調べると,松永氏は,2ちゃんねるの利用者に対し,中国人に対する差別語にひっかけて,チャン○ロというような,良識が疑われる差別的発言を好んで,使っていることがわかりました.

 その様な人物が,到底中立的な立場で(2ちゃんねるの『正義感』等の問題を考察)しているとはとても思えませんし,
 それがリンクしてある,軍事板常見問題の公平性に疑問が生まれ,今まで信じた情報も「どうだろう?」と思うようになりました.

 そこで質問です.旧FAQの信頼性・客観性はどのくらいでしょうか.

 【回答】
 情報の真贋に当たって人格その他まで考慮するとなると,それこそ主観の問題だからキリがなくなる.

 たとえば●●●という有名なコテがいて,こいつは◆◆◆関係にはおそろしく博識だが,性格はクソだ.

 だけどクソだからといって信頼できないということにはならない.

 というわけで2ちゃんでは,というよりネットでは,「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が最重要視される.

 佐々木俊尚の本でも読んでみな.

軍事板
青文字:加筆改修部分

▼ そもそも軍事板常見問題だろうと何だろうと,情報はきちんとソースを確認して,自分で精度を高めていくもの.
 どこのサイトが信用できる,できないなんて,自分は情報分析ができない馬鹿です,と公言しているようなもの.

軍事板
青文字:加筆改修部分



 【質問】
>というわけで2ちゃんでは,というよりネットでは,
>「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が最重要視される
>佐々木俊尚の本でも読んでみな

 それでは,>>800に出てくる松永氏といっしょですよ.
 ネトヲチで有名なplummet氏も,その点を批判してますし.

 佐々木俊尚氏については,滝本太郎弁護士が,批判しています.
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/252.html
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/257.html

 【回答】
 なんで人のレスの前段省くのか知らんが,まさにそういう態度がおかしいの.

「誰々は○○○だから信頼できない」
「誰々は×××だから信頼できない」
というふうにケチをつけようと思えば,誰に対してだってけちをつけて信頼できないという態度が可能になるの.
 だって欠点のない人間なんていないんだから.

 でもって○○○の部分なんて,主観でどうにでもなる.

 そうすると行き着く先は,自分の気に入らない情報・意見をそういう方法で排除していって,確証バイアスの虜となってしまう.
 911陰謀論者が
「それは政府筋の情報だから」
という口実の下,気に入らない情報に自らの耳をふさいでしまっているようようにだ.

 現に君は今も,ネットの情報の真贋についての反論のはずなのに,滝本弁護士の「オウムに対する佐々木の反応」批判をソースにして,佐々木の意見を読みもせずに排除しようとしている.
 ネットの情報の真贋の問題と,オウムに対する態度の問題とは,まったく別問題であるに関わらず.

 そういう態度は結局,君の世界を狭めてしまう.

 耳ざわりのいい情報だけを聞きたいというのなら,止めはしないが,そうしてていいことはあまりないよ.
 オウム信者がまさにそうなんだしね>耳障りのいい情報だけを聞きたい.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 単刀直入に聞くが,JSFとやら,素性を明かせない理由が,なにかあるのかね?
 実社会では,このような形で他者を批判した場合には「誹謗中傷」としか受け取られない.
 「信頼できるソースを示せば……」という次元の問題ではないのだ.
 当人の言論自体が,信頼するに足りないのだから.

Posted by 林信吾 at 2007年03月16日 23:44:28
in 「週刊オブイェクト」コメント欄,2007年03月16日付

 【事実】
 そもそも
>実社会では,このような形で他者を批判した場合には「誹謗中傷」としか受け取られない.
なんていうルールはありませんが?
 JSF氏の書評の方法の巧拙についての判断は兎も角,その中には「実社会では誹謗中傷と受け取られる」ような内容は見当たりません.
 真っ当な書評を「誹謗中傷」と受け取るようでは,
「この人,余程小さな世界に安住してたんだな〜」
としか解釈できません.
 この程度のことで「誹謗中傷」と受け取るようなナイーブな感性では,「筆を置いた方がいいよ」としか言いようがないでしょうね.

 それと林氏は,いきなり初見で酷く相手を侮辱したようなコメントをしましたよね?
 そんな林氏が,その点について相手を攻撃するのは二重基準じゃないでしょうか?
 これまでのこのブログにおける自分の態度を総括する方が先でしょう.

Posted by 壱学生 at 2007年03月17日 00:22:59

 「素性を明かせないから……」と言うなら,特定の誰かや団体を対象にする新聞記事はほぼ全て「誹謗中傷」では?
 日本の場合記者個人の署名記事は少ないですからな.

Posted by ノイズメーカー at 2007年03月17日 00:48:23


 林信吾氏は
「個人を名指しした上でのコメントの内容が,この時点ですでに非合法すれすれになってきて」
いるとお書きであるが,私が読んだ範囲ではそれに該当するようなものは見当たらない.
 やや懸念があるのは,氏の犯罪歴に関する疑念の部分であり,これは通常人が知られることを望まないであろう情報なので,プライバシーに触れる可能性があるが,第一に「客観的な秘密」に該当するかどうかについて問題があり,第二に仮にプライバシー侵害にあたるとしてもそれは犯罪を構成しない.

 というか林信吾氏は「非合法」というのが
(1) 刑事法上の「犯罪」であり,それは
 (a) 名誉毀損罪(230条)にあたるのか(その際には230条の2について留意ありたい),
 (b) 侮辱罪(231条)にあたるのか,それとも
 (c) 脅迫罪などその他の類型にあたると言いたいのか,
あるいは
(2) 民事上の不法行為を氏に対して構成する可能性があると主張しているのか,
または
(3) 行政的な何らかの取締りの対象になる可能性があると主張しているのか,
明確に示すべきであると思う(のだが林信吾氏にはそんなことできないだろうなあとは予測している).
 なお,その後の文章では(3)が示唆されているが,その通り現時点ではなんら行政規制の対象にならないことが示されている.

 確かに匿名発言をめぐる問題点も指摘されているが,whistleblowingの可能性などから擁護する意見も強いし(例としてはEFFの主張などを参照),アメリカ連邦最高裁は匿名で発言する権利が憲法第一修正の保護範囲に含まれると判示している.
 2ちゃんねる的な「匿名」と,同一性と帰責可能性が担保される「仮名」は区別して論じるべきだというのは,私自身が繰り返し指摘しているポイントであるし,そもそも我々には複数の著書等において言論活動を展開している「林信吾」氏が,戸籍上(あるいは住民登録上など)どのような「実名」を持つのか,そもそも同一の自然人に帰するのかなどについても知りようがないのだから,それも「仮名」のひとつであるに過ぎず,この点において林信吾氏がJSF氏に対して特権的な地位を主張するのは,まったくの勘違いである.

 〔略〕

Posted by おおや@雷電 at 2007年03月17日 01:37:10


 おおや@雷電氏の発言の補足・・・になるかどうかわからん(笑)が,専門用語を定義してみる.

whistleblowing:
 個人の生命財産や消費者の利益を損なう活動をしている企業・公共団体などを,被用者や元関係者が世間に告発すること.

>アメリカ連邦最高裁は匿名で発言する権利が
>憲法第一修正の保護範囲に含まれると判示している.
http://blog.livedoor.jp/protectmona/archives/50138948.html
で和訳による詳細が,原文はデラウェア州裁判所からPdfでダウンロードできるので2005/10/5あたりを探して下さい.
 直接リンクは,URLが複雑なので貼りません.

True believer:
 〔略〕

"Flaming, Balkanization, and "Burning-Up"
 : The Modern Bandits Haunting the Internet
Social and Organizational Informatics and Cybernetics II (SOIC 2006)
FRIDAY, JULY 21, 2006
にて,公表されたことは確認できましたが,全文を現段階では未入手です.
 但し概要はおおや氏のブログにて公表されています.

Posted by 早稲田の論客 at 2007年03月17日 02:38:01


True believerはたぶんこれでないかと.
http://www.genpaku.org/skepticj/truebeliever.html
http://www.geocities.jp/wakashimu/setsumei/tbs.html
 誤解を恐れず要約すると,『客観的な事実より自分の信じたいことを優先する人』かな?

Posted by 名無しT72神信者 at 2007年03月17日 04:39:43


 True Believerはどなたかの補足していただいた通り,「どのような理由があろうが自分の信じたいものを信じて信念を変更することのない人」のことです.
あと私のブログで公開しているのはproceedingsに掲載された全文なので,今のところそれがフルテクストです.

>匿名の人に対する誹謗中傷

 難しいですね.林信吾氏は相変わらずまったく理解できていないらしい概念の区別を使いますが,「仮名」の人物に対する名誉毀損に関して,それが実際の人物とリンクできないから,法益侵害が生じない(から不法行為にならない)という主張はニフティサーブ第一事件で退けられています.
 ただそのときの論理として,たとえ「仮名」であっても,たとえばネット内でのその「仮名」に対する信用・信頼など保護すべき社会的評価としての名誉があれば,それに対する侵害はあり得るといっているので,逆に言うと同一性・帰責可能性のないデフォルト名無しさんの場合には困難かなという気がします.
 念のために言いますが,民事・刑事法上の問題であり,道義的とか道徳的とか難しいことは私ゃ知りません.

Posted by おおや at 2007年03月18日 17:29:52

 「法的には,2ちゃんねる的『名無しさん』をいくら罵倒しても犯罪になることはないし,『名無しさん』の中の人からの損害賠償請求が認められることもなさそう」とは言えます.
 それは刑法上の名誉毀損や侮辱の保護法益(これを守るためにその犯罪類型が設けられている,という利益)が《人の名誉感情》(発言された対象の人の自尊心とかそういうもの)ではなく,《人に対する社会的評価》だとされているからです.
 名誉棄損というのは,それが相手の心を傷つけるからではなく,その発言を通じて相手に対する社会の客観的評価が下落することが問題だと考えられているので,だからこそ発言が公になされる必要があるわけです.
 となると,デフォルト名無しさんのような匿名の存在に対する社会的評価というものを想定できるかどうかが問題となり,私は否定的に解します.
 仮にそれがあっても,刑事であれば告訴,民事であれば損害賠償請求等の訴えを提起できる主体がいないので,やはり追求できないのではないかと思います.
 ただし判例はないと思いますから,誰かやってくれると私は喜びます.
 なお,だからやって構わないと思うかどうか,というのはそれこそ品性の問題ではないかと(笑).

 注意しなければならないのは,これは「名無しさん」に対する発言が,《その対象との関係で》法的問題を生じさせるかという話で,《その発言の「場」の所有者との関係》はまた別だ,ということです.
 たとえば「名無しさん」に対する,見るに耐えないような暴言を,通常許容されないような頻度で書き込んだとすれば,上記の通りそれが名誉毀損・侮辱に問われることは難しくても,「場」に対する威力業務妨害,あるいは民事上の不法行為を発生させる可能性はあるということになるでしょう.

Posted by おおや at 2007年03月19日 11:29:56

以上,「週刊オブイェクト」コメント欄,2007年03月16日付より

 また,以下のような記述が見られる書籍もある.

[quote]

「著名人でもなければ,実名が信頼の担保とはならないんですよ.
 自分の住んでる地域で,自分の名前をみんなが知っているようなところでしか,実名は信頼の担保にはならないと思います.
 でもそうやって地域で実名で発言すると,今度は発言内容の質とは違う判断をされてしまう.
 たとえば学校の先生の発言は重く受けとめられて,コンビニの店員の発言は軽んじられてしまったりというように.
 それに発言する側も,実名だとどうしても発言を自主規制しがちになってしまう.
 そうなるという側も聞く側も,本音で語り合うことは難しくなりますよね.

 匿名のほうが発言の中身で判断し易く,実名だと肩書きに引きずられてしまうことを考えれば,実名の発言のほうがすぐれているという考え方事態がばかばかしくないですか」

 〔略〕
「インターネットの空間で,実名を書いたってあまり意味がないんですよ.
 『東京都千代田区の鈴木太郎さん』という実名のような名前と,『港区の匿名希望さん』という匿名のような名前に,本質的な差はないでしょう.
 ネットの空間では実名と匿名の境界が曖昧で,名前は記号にしか過ぎないんです」

[/quote]
―――佐々木俊尚著『フラット革命』(講談社,2007/8/6),p.42-43

 ただし以下のような意見もある以上,匿名性を全く「何も問題がない」こととするのは難しいかもしれない.

[quote]

「人間の説得力というのは,その人の持つ言葉や思想に加えて,その人の日ごろの付き合いや醸し出す全人格的な雰囲気から生まれてくるものでしょう.
 ネット族という人たちは,おそらくその片方(言葉や思想)だけが突出して発達しているんでしょうね.
 そのうえ匿名性となると,説得力という点では広がりを持たないのではないでしょうか」

[/quote]
―――上掲書,p.187

 以上,加藤紘一衆議院議員の言葉より.
 「ネット族」という単語を使っている点において,あまりよく分かってないのではないかという気もするが.

 余談だが,林信吾が『反戦軍事学』の中で批判の槍玉に挙げている小林よしのりも,これと似たような珍説を唱えていたような記憶が(笑)


 【質問】
 2ちゃんにおける「釣り」とは?

 【回答】
 相手の反応を期待し,奇妙な論理や煽りなどをわざと書き込む行為.

 「釣り師」は,ソレが釣りであるということを証明する必要がある場合,何らかの形で納得させる必要がある.
これを「釣り宣言」と呼び,大まかに以下のバリエーションがある.

「釣り宣言」の種類

├挿入型 →疑似餌をちゃんと読めば,釣りとわかるやり方.
│ │     高度なものは解読法を明かさないと釣り認定されない.
│ │
│ ├単純な偽装:メール欄等
│ │
│ ├軽い偽装 :縦読み等
│ │
│ └高度な偽装:複雑な○読み(斜め読み,末尾読み等)
│           桁数の多い解答トリップ

├事後型 →疑似餌だけでは釣りの判断は不可能.
│ │     納得できる成果や証明が無いと,反発を受ける.
│ │
│ ├完全秘匿:全く情報を与えない
│ │       事後,自己申告する(殆ど信用されない)
│ │
│ └IP偽装 :プロクシ等のIP偽装と,トリップ公開などで
│         釣り師である事を,事後に自己申告で立証する

└準備型 →疑似餌だけでは判別不能だが,
  │     ネタ元が判れば釣りと判別できるタイプ.
  │
  ├定型文 :コピペ・誤字・誤変換
  │
  └リンク先:騙されスレ 誤情報リンク ブラクラ

(軍事板)

   釣り師→ ○  /|←竿
          ト/  |
          │.  ~~|~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
          八   §←餌(疑似餌)     >゚++<


   の組み合わせだったはずだが,最近は自称「釣り師」が,ダイレクトで自分の本音を攻撃されて「釣れた!」と強がる事例が多い.
 これは,どっちかというと,

      ..釣れたよ〜・・・│
      ────y──┘

       ・゚・。 ○ノノ.・゚・
    ~~~~~~~~~~│~~~~~~~~~~~~~~~
           ト>゚++< ミ パクッ
     ジタバタ  ハ
         ノ ノ

   なのではないだろうか.

           ムシャ         |
             ムシャ       |  
      ∩___∩              |  ぷらぷら
      | ノ      ヽ        ((   |
     /  ●   ● |         J  ))
. ((  |    ( _●_)  ミ ・
    彡,   |∪}=) ,ノ ∴  しけた釣り餌だクマー
     /    ヽ/^ヽ ヽ  .
     |      ヽ \ |


 【珍説】
 ○○○というサイトによれば,◇◇◇という通説は誤りだ!

 【事実】
 「通説は誤りだった!」系の話は結構面白いが,大概は無知に基づく事実誤認やら思想的な作り話だったりする.

 歴史的に重大な事件の通説がひっくり返るような発見があれば,かなり大きなニュースとなって,一般のメディアにも乗っかる.

 ネット上の情報は,眉に唾付けて見るのが吉.

軍事板?

▼ 現代の常識を覆しがちな人に見られるお言葉

「まるで地動説が理解できない前近代の人のようですね」 : わかってないのに上から目線

「私の発見した法則は,より高次の包括的なものです」 : 相対性理論否定派によく見られる

「科学と言うのは仮説に過ぎないんですよ〜」 : B-87理論

ニュース極東板


 【質問】
 ヨソのスレッドで議論を尽くして結論が出ているんだから,その結論に沿う形に早く直せ! 

 【回答】
 匿名掲示板での論争は,暇で書き込みする時間がたっぷりある人間が言い合いに勝つ可能性が高いという傾向にあるため,その結論が正しいとは言えません.(元レスは世界史板)
 事実,「タリバーンは清く,正しい」ということになっているスレッドや,「9.11はアメリカの自作自演」ということにされているスレッドも存在します.

--------------------

 たとえばの話ですが,貴方は物理の先生が書いた物理の本と,国語の先生が書いた物理の本のどっちを信用なさいますか?
 地震や災害の際に,「うわさを信じてはいけません.テレビやラジオなどの報道や自治体・政府の発表を待ちましょう」みたいなことを言われるのはなぜか判りますか?

 ソースというのは,その意見がどれだけ真実に近いかを示すバロメータですから,より信憑性の高いソースが良いソースとされます.
 その時,素人や門外漢の話よりも公共性の高い機関やその道の専門家が公式に出す書籍や発表の方がより真実に近いと考えられるのです.
 それは過去に真実を伝えてきた,そういう研究や勉強をしてきたという実績があるからで,そういう実績のない人がいきなり新説を出してもそれは認められにくいものです.

(「通りすがった人」in FAQ BBS)


 【質問】
 陰謀がないなら,ないという証拠を出してみろ!

 【回答】
 学術の世界では,“ある”と言う証明よりも“無い”という証明は難しいのだよ.
 場合によっては状況証拠のみしか集らない場合があり,存在しない理由の直接証明にならかったりもする.これは捜査証拠でもそう.

 また,“ある”または“あった”は検証不可能な形で捏造でもなんでもし易い.
 それを打ち消すのに,無い証明をせよというのは,古来から使われた手法ですね.
 未だに隣国がやっていたりしますが.


 【質問】
 「悪魔の証明」とは?

 【回答】
 「無い事の証明」は実行不可能である事の比喩表現.
 「有る事の証明」は証拠を提示するだけで終わるが,「無い事の証明」はそもそも,『有る証拠が無い』という主張なので,証拠の提示はできない.

 故に,立証責任は「有る」と主張する側に科せられる.「有る事の証明」ができなければ無いものと見なされる.
 「無い」と主張する側は,「有る」と主張する側の矛盾点を指摘するだけで良い.
 これに対し,「有る」と主張する側は証拠を提示しなければならない.

 紛争の最大解決場である裁判においても,民事では『要件事実論』,刑事では『立証責任』『疑わしきは罰せず(無罪の推定)』といった形で基本として流れている考えです.
 権威ある人の言葉とかそういうものではなく,『言論を行う上での原則』ですね.

(JSF & ふゆみ某 in 「週刊オブイェークト」)

 ところで,なぜ『悪魔』の証明という名前なのか?
 『悪魔がいない事を証明せよ,という命題を果たすためには,この世のあらゆる全ての可能性,或いは森羅万象を完全に解明,調査しなければならないため,極めて困難であることから』というのがそれですが,これだけでは,『神の証明』でも『吸血鬼の証明』でも『ネコミミ少女の証明』でも何でもいいんですよね(笑) なぜ悪魔なのかというエピソードがありそうですが.Wikiのカノン法関連と言う言葉を推測するなら,魔女裁判関係でしょうかね.ぐーぐる君は知らないようです.

 神の証明と書いて思いつきましたが,『神がいる事を証明せよ』というのは並居る哲学者が挑戦した有名なエピソードですが,それと逆に『悪魔がいない事を証明せよ』としてみたら,無い事を証明するのは無理だと言う結論に至った,というだけかもしれませんね(笑)

(ふゆみ某 in 「週刊オブイェークト」 BBS)


 【質問】
 ネットにはびこるデマを根絶するには,どうしたらいいの?

 【回答】
 都市伝説化したデマは,確かに根絶は難しいものではあります.
 たとえば,2ちゃんねる・特撮板において,「ウルトラセブン・第12話」にまつわる誤解・デマ・都市伝説を鵜呑みにして語ろうとする人が散発的に現れておりました.

 この「12話」話は,ご存知の通り,ある種"特オタの基礎知識"的なものでありまして,他の"基礎知識"とともに,その都度に進行中の話題を打ち切って,誤解の解きほぐしが行われていたのですが,

 質問
→誤解の指摘と真相解説
→横レスで誤解の蒸し返し
→誤解の指摘と真相解説

の繰り返しに,短気な人々による無知叩きが加わる賽の河原状況が続き,説く者,諭す者,叩く者の三者ともいい加減ゲンナリしてしまいまして,
「特撮の初歩・基本の質問をしてもいいスレッド」
というものを建て,頻出質問はテンプレ化(絶版書籍や当時の新聞記事のスキャン画像を掲載した研究サイトURL含む)し,他のスレッドで誤解ベースの発言があった場合は,発言者に当該テンプレートを提示し以後完全スルーを通し,同時に延焼スレッドを探知してはテンプレ投下,ということを日々にわたり数年続けました.

 その後,朝日新聞で当該作品についての4段記事や「封印作品の謎」といった書籍の登場などもあり,「第12話」にまつわる誤解・デマ・都市伝説は概ね根絶と言って良い状況に到達したのが2004年でしたっけか.

 趣味レベルの世界の話題で,まる4年かかったわけです.

 水虫やインタムと一緒です.1年や2年では根治できんのです.
 信用しうる資料のアーカイブやリンクを設け,発症点と伝染個所で辛抱強く本来の情報を提示し,清潔と乾燥を心がけるしかないのです.

Posted by 英国面のパダワン at 2007年05月01日 13:29:02

以上,「週刊オブイェクト」コメント欄,2007年05月01日付より

▼「原子を割るよりも偏見を割るほうが難しい」
by アルベルト・アインシュタイン▲

 【関連リンク】
扇動の手口


 【質問】
 プロバイダ責任制限法では,どんな場合でもプロバイダは免責されるのか?

 【回答】
 動物病院対2ちゃんねる事件についての東京高裁判決(2002.12.25)によれば,プロバイダなどが権利侵害を「知っていた」か,「知りえた」場合は,責任を負うという.
 すなわち,
「情報の内容が他人の権利を侵害する場合,プロバイダーなどがそれを知っていたときはもちろん,その情報の流通を知り,かつ,通常人の注意をもってすれば,その情報が他人の権利を侵害することを知りえたときも責任を免れない,とする趣旨である」
と,同判決は述べている.

 ちなみに同法施行は2002年5月.
 動物病院対2ちゃんねる事件が発生したのはその前年なので,本当なら適用外のはずなのだが,被告側はどういうわけか「適用される」と主張したので,高裁はその点も一応検討することにしたのだとか.

 【参考文献】
『名誉毀損』(山田隆司著,岩波新書,2009.5.20),p.92-94


 【質問】
 「インターネット報道協会」とは?

 【回答】
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/01/news103.html
によれば,「ネット報道の質の向上」を建前とする民間団体.
 ネット配信する法人や個人を対象にした正会員(年間会費は12万円)と,会の趣旨に賛同し, 運営に協力する準会員(年間会費は1万2000円)を募集しているという.
 ところが発足時の会員企業は,
ジェイ・キャスト,
オーマイニュース,
JANJANを運営する日本インターネット新聞,
「ビデオニュース・ドットコム」を運営する日本ビデオニュース,
「日刊ベリタ」を運営するベリタの5社.
 また,オーマイニュース前編集長で,「週刊現代」「Web現代」の元編集長,元木昌彦さんの個人事務所・オフィス元木も発足時から参加するのだとか.

 オーマイとかJanJanとか元「現代」編集長とか・・・うっぷ.

ニュース極東板,2009/09/20(日)
青文字:加筆改修部分


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