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※ 『反戦軍事学』の内容についての具体的分析は,本サイトに散在しているため,サイト内検索を利用されたし.
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(画像掲示板より引用)
ゲンダイネット【著者インタビュー】2007年1月17日掲載
「反戦軍事学」林信吾氏「反戦のために,正しい軍事知識をお届けします」
名古屋大学の大屋助教授による『反戦軍事学』書評
ひたぶるにうら悲し.(1)
ひたぶるにうら悲し.(2)※コメント欄を要観察.
続・ひたぶるにうら悲し
続々・ひたぶるにうら悲し
その他,ネット上の『反戦軍事学』書評
http://atype-no-blog.cocolog-nifty.com/atype/2006/12/post.html
http://bekki.asablo.jp/blog/2007/01/11/1105603
http://blog.so-net.ne.jp/wangoro/2007-02-13-1
http://d.hatena.ne.jp/doroyamada/20070204/1170595478
http://d.hatena.ne.jp/noraneko/20061209/p2
http://hosiakari.blog34.fc2.com/blog-entry-251.html
http://kokogiko.net/m/archives/001871.html
http://triceratops.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_36fe.html
http://www.jicl.jp/now/ronbun/backnumber/20070129.html
http://www.yo.rim.or.jp/~ototo/kaimono.html#20070102
【質問】
林信吾のデビュー作は?
【回答】
私は最近まで,林信吾氏の小説家としてのデビュー作は清谷信一氏との共著「真・大東亜戦争」だと思っていました.
これは林氏のネット上の発言や,ウィキペディアの記述に基づくものでしたが,実は林氏はこれ以前に小説を書いてました.
最近偶然知ったのですが,林氏が小説家としてデビューしたのは,「旭日の艦隊・後世欧州戦史Y」という架空戦記でした.
この本を作家の赤城毅氏と共著で書いてます.
あとがきで荒巻義雄氏が,林氏のデビュー小説だと書いているので事実です.
ですがなぜか,この本は林氏の経歴からは抹殺されているのです.
そのためこのことはウィキペディアにも記載されてません.
それは,この本の内容が,「旭日の艦隊」に登場するスパイの「林信吾中佐」が欧州をまたに活躍するスパイ小説(要するに自分で自分の名前のキャラを主人公にして書いている)だからです.
また「デビュー作が火葬戦記『旭日の艦隊』の外伝」というのも,この本を隠したい理由でしょう.
ですが林氏がこの本を隠している本当の理由は,そんな単純なものではないと思われます.
その理由は,あとがきの荒巻氏の文章にありました.
――――――
林さんには,先年,スコットランド取材の折りに車の運転とガイドをお願いして,ひとかたならぬお世話になった. 道中,いろいろと話をしながら,経歴のユニークさにまず驚く.
林さんは高校を出ると,すぐ海外に出て生活をしてきた人なのである.
――――――荒巻義雄編,赤城毅・林信吾共著「旭日の艦隊・後世欧州戦史Y」p.208
これを読む限り,どうも林氏は知人の荒巻氏に対しては,「自分は高校しか出ていない」と言ってるみたいです. 明らかに林氏の自己申告「大学中退」と矛盾しており,これが彼がこの本を抹殺した最大の理由だと推測されます.
モーグリ in FAQ BBS,2010/11/7(日) 14:11
青文字:加筆改修部分
大学中退だと,学歴は高卒になりますけど.
やまやま in FAQ BBS,2010/11/9(火) 0:52
青文字:加筆改修部分
▼ 説明不足でした.
林信吾氏の自己経歴は,「神奈川大学中退(著作によっては「大学入学後4日で自主卒業式」)」です.
林氏は「しのびよるネオ階級社会」の中で,はっきり,
「大学に入学したが,4日間でやめた」
と言っています.
また,大学中退から83年に渡英するまでの数年間,日本でバイト生活を送っていたとありました.
ですが荒巻氏の記述では,林氏は高校卒業後,大学には行かず,その後のバイト生活もなくすぐ渡英したように書かれていました.
それで疑問に思ったわけです.
ですが確かに,やまやまさんの書かれたように「大学中退だと学歴は高卒」になるので,林氏はその辺の事情をはしょって,荒巻氏に説明しただけかもしれませんね.
だとしたら前回の文章の後半部分は自分の勇み足でした,すみません.
モーグリ in FAQ BBS,2010/11/10(水) 20:18
青文字:加筆改修部分
追記します.
気になったので図書館で,「旭日の艦隊・後世欧州戦記」シリーズを全巻入手しました.
「後世欧州戦記」が出版された経緯については,5巻のあとがきで荒巻氏が書いてます.
それによると「後世欧州戦記」は,中央公論社C★NOVELS編集部が計画したものだそうです.
この小説は新人育成の名目で,数人の若手作家が,「旭日の艦隊」の物語が始まる以前の欧州戦線の戦局について,オムニバス形式で書く「エピソード0」的な架空戦記です.
荒巻氏の監修の下,「旭日の艦隊」本編の枠組みを逸脱しないという条件で,複数の作家が参加してストーリーを作るという,いわゆるシェアードワールド物です.
余談ですが,赤城毅氏が作家デビューしたのもこの小説で(3巻より参加),「後世欧州戦記」の後半パートは主に氏が執筆してます.
ちなみに「後世欧州戦記」は,5巻で完結する予定でした.
5巻の中ではっきり「完結」とうたってますし,ストーリー的にも5巻で終わってます.
ところがなぜか,5巻で終わったはずの「後世欧州戦記」は6巻目が出されました(前述の本).
その理由について荒巻氏が,以下のように説明しています.
――――――
『旭日の艦隊』の枝篇に位置付けられる『後世欧州戦記』は,巻を重ねてすでに5巻が刊行された.
主篇の第1期完結とともに,この企画は一応,終了するはずであったが,もう1冊を追加することにした.
新たなる有望な書き手として,林信吾中佐が登場したからである.
(中略)
ご承知のとおり,ハギスこと林信吾中佐は,主篇の登場人物であるが,その人物自身が新たに自分の物語を書くという構造になっているのが本作なのである.
――――――荒巻義雄編,赤城毅・林信吾共著「旭日の艦隊・後世欧州戦記Y」p.207-208
6巻のあとがきを読めば分かりますが,荒巻氏は,自分がひいきにしている林氏を作家デビューさせるために,それまで5巻で完結させていた「後世欧州戦記」の続巻を,新たに出させ,林氏にそれを書かせたのです.
以前の書き込みに訂正を入れます.
林が自分の本当の作家デビュー作を隠している最大の理由は,「荒巻氏のコネで作家デビューした」という事実を隠すためだと思われます.
というのも,「後世欧州戦記」シリーズ(特に5巻と6巻)を読めば,それがすぐに分かってしまうからです.
モーグリ in FAQ BBS,2010/12/24(金) 20:17
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
週刊朝日での林信吾×潮匡人対談はどうでした? ホホイってましたか?
【回答】
読んだけど・・・なんとも薄味の対談でしたな.
林信吾が質問
→潮匡人が回答
→林信吾よく咀嚼せずに次の質問へ
・・・の繰り返し.
その質問も新味のない,撃角の浅い物ばかりで,どうにも全体的にパンチが弱い.
大量のKVを前に,V号短砲身が目標をとっかえひっかえ撃ちまくり,KVは被弾するもノー・ダメージで応射もしない.
そんでひとしきり撃った後,V号の乗員が
「良い勝負だった! 良い汗かいたぜ!」
と額をぬぐい,双方損害なし.
そんな感じ.
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年04月03日
12:54:53
討論というより,全体的にぼんやりした話し合いになってますね.
あんな短い記事なのに,
「主張する→同意する」
で終わっている箇所や,逆に
「主張する→そうは思わない」
で終わってる箇所が随所に見られて,討論としてまとまってないです.
記事にするなら,先に争点をまとめておいて対談すればいいのに,それが出来てないんじゃないでしょうか.
まあ,林信吾の本人確認としては意味のある記事だったということで.
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年04月03日
14:15:53
一応対談読みましたが,〔潮氏の天皇の自衛隊発言は,〕ニュアンスとしては軍部の暴走を止める為の最後の仕組みとして,軍を天皇の保有物にするという思想だと理解しました…好意的に解釈して.
悪意で解釈すると比較的国民のコンセンサスを得やすいからかな〜,とか.
Posted by 士魂号L型 at 2007年04月03日 21:22:51
英国陸軍にはRoyalが付いていないのは国王のものではないからだと言っておきながら,国王には議会無視して宣戦布告する権限がある,と矛盾したことを平然と言ってるホホイ語(笑)
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年04月04日
09:24:59
>英国国王には議会無視して宣戦布告する権限がある(林信吾・談)
――が事実だとして,その権限を発動して,その「戦争」は,ちゃんと戦争として動作するのだろうかと.
Posted by 英国面のパダワン at 2007年04月04日
12:08:59
週刊朝日を読んで.
「ただの素人に軍事は論じられない」潮匡人氏は正論2月号でホホイ語氏・・・じゃない林信吾氏のことを素人と言いました.
一方,林氏は「やはり潮さんの発想はどうも古い感じがする」
しかし,
「(国民に軍事の知識が普及しなかったことについて)むしろ政府自民党の方が,冷戦構造の中でアメリカの軍事力を下支えする自衛隊,という構図を見えにくくするために,意図的に国民から遠ざけてきたのでしょうか.」
それに対し潮氏は
「そうは考えません」
林氏の方が古い左翼的な考えを持っているのではないのでしょうか?
私は地元の有名な高校を卒業しましたが,日教組の力が強く,湾岸戦争が起きたのにもかかわらず,授業で軍事のことを勉強したことはありませんでした.
(他の学校もそうだったのかなあ)
つまり,林氏は事実に反したことを平気で話している(もしくは本で書いている)のです.
Posted by 90式改 at 2007年04月04日 22:55:49
今イラクでテロリストが暴れているのはアメリカがイラク戦争に勝利していない証拠と主張.
(戦争と戦後統治は分けろと突っ込まれ話題転換)
F15F2パトリオットミサイルなどのことと思われる「高価な兵器を冷戦も終わりが見えた80年代後半に買ったのは,貿易摩擦解消という政治目的」と主張.
(その可能性についてはあるだろうが,憲法9条がなければ対地攻撃能力を持っていたかもしれないと反論される,自分には意味がよくわからんのでおそらく編集の介入でしょう)
BMDより対地攻撃能力保有のほうが安くて確実,専守防衛論を捨ててきちんとした報復能力を持つべき,という潮氏の主張に対し,きちんと理解できないせいか先制攻撃論と同一視して,
「先に攻撃を仕掛けないとはっきりいうべき」
「だからそういってるじゃないか.先制攻撃と報復能力の維持は違う」
と2度も突っ込まれる.
最後に根拠も示さず,
「潮さんの発想は古い感じがする」
「古いかもしれないが受け継ぐべきものは受け継ぐべき」
と返されて終わり.
全体に反論に対して再反論ができないまま逃げてますね.
たった4ページなのに.
Posted by ネットカフェで読みながら at 2007年04月04日
23:45:35
ちなみにこの『反戦軍事学』という本は,いわゆるネット右翼からの攻撃を受けている.
それ自体はまあ,想定の範囲内だったが,ちゃんと読みもしないで「左翼叩き」の標的にする人が多いことには,暗澹たる気持ちにさせられた.
たとえば,名古屋大学の助教授だという大屋雄裕氏など「三分の一ほど立ち読み」しただけで,当然の結果として内容をまるっきり誤読した上で,著者(林)は頭が悪い,などとブログで悪口雑言を並べる始末だ.
万引きした商品に難癖をつけるよりひどい話で,昨今センセイの質もここまで堕ちたのかと思うと,嘆かわしい限りである.
(林信吾著『ネオ階級社会を待望する人々』P208〜209)
しかし大屋氏はブログの中で,
>逃げずに語ろう,その中で自らの立場を正当化しようとする
>このような試み自体は,非常に高く評価したい.
と書き,一方林氏は
>立ち読みだけで,本のクオリティどころか著者の資質まで斬るとは……馬鹿丸出し!
>論旨がまるっきピンボケ.馬鹿の大吟醸か,お前.
>国宝級の馬鹿だな.
>採点ーー不可!
>講評ーー書き直すにも及ばず.
> クソして寝ろ!
とコメントしています.
>ブログで悪口雑言を並べる始末だ.
は林氏の方ではないだろうか?
Posted by 90式改 at 2007年03月18日 19:03:38
【回答】
名誉毀損にあたるかどうかですが,まあ立ち読みで1/3程度しか読んでいないのは事実だし,批判的に論評したのも事実.
それが「悪口雑言」かどうかは主観が相当に影響すると思いますから,全体的には虚偽の事実とは言えないでしょう.
で,だとすれば私はこれを名誉毀損だとは言いたくありません.
私自身は公に言論を発表している人間であり,自分を「公人」だと考えています.
だとすれば自分の言論が批判を受けるのは当然ですし,それは受け止めなくてはならないと思います.
また,その点において書籍・雑誌あるいはブログなどネット上の文章に違いはないと考えています.
事実無根の記述や通常許される範囲を超えた表現(脅迫とか)があれば別ですが,そうでない限り,言論による批判に対しては言論によって応答すれば良いのであり,そのどちらが正しいのかを判断するのは読者の方々であると覚悟しております.
でまあその.どのみちいま林信吾氏や氏に近い人々が怒るだろうなあという原稿を準備しているところなので(片方は林信吾氏がきっと読まない本に載る予定ですが),ああまあそうですかという感じです.はい.
Posted by おおや at 2007年03月18日 22:38:13
つうかしかし,これで氏の本を読んで
「ああそうか,林先生に悪口雑言を書いたろくでなしがおるのだなあ.さてどんな悪口雑言なのか」
と思って検索してみた読者の方々が,当のエントリとそこにおける林信吾氏のコメントを見てどう思うのか,というのが気になるところです.
ただの自爆なんじゃないですかねえ,これ.
Posted by おおや at 2007年03月18日 22:43:54
以上,「週刊オブイェクト」コメント欄,2007年03月16日付より
◆◆◆◆◆『反戦軍事学』
【質問】
林信吾著『反戦軍事学』(朝日新聞社新書)という本は,軍事書としてどうなの?
【回答】
総論として,これはひどい.
前半部の入門編あたりは曲解と印象操作が見受けられる.
例えば,前半部に私小説を入れた空想に近い独白を入れているのが読者に予め感情的印象を与えた上で解説を加える手法からして卑劣だ.
第一章の徴兵制度についても,フランス革命による国民皆兵制度が「市民とは兵役の任を果たす者を指す」好例のはずだ.この徴兵制度が出るまでのフランス革命政権は,義勇兵による募兵が中心であったのだが,思うように集まらずに徴兵制度に切り替えた経緯がある.この点で留意されたいのが,この徴兵制度を決めたのは,フランス王政を打破した共和党政権を担うブルジョワ=都市市民階級であり,王政による身分制度が無い以上,革命政権の指導者も国民にあたる.
にもかかわらず,徴兵制度を敷いたのは革命政権での話し合いで「フランス国民は兵役の義務を負う」と決めたのではないか.これを正反対に「市民は兵役の任を果たす者ではない」とはいえないだろう.
また,国民国家と国民軍の成立がたとい200年が歴史だというのなら,国家が国民を守る概念すら例外だろう.国家が国民の生活を守れない場合,自然権の範囲として国民が旧国家を打倒し新しい国家を打ち立てる革命権が存在するのは,人権を勉強すれば学ぶ権利だが,この権利はジョン=ロックによって考え出された17世紀終盤の思想であり,それまでは王権神授説による絶対王政であり,国民が国家=王様に反抗することは当然の権利ではなかった.
またこれ以前の政権が「国民の生活を守る」国家であったかは,歴史が証明しているように,現代にそのような政権が残っているところは極めて少数である.
このような国民と国家の関係を無視した上で「例外的」と指摘したのはどういう事なのか.専制国家は歴史上長い歴史があるから良いとでもいうのだろうか.
更に追記すれば,同じ時期に生み出された概念には私有財産制度の確立やメートル法もだが,それも例外だからと主張されるのだろうか.
後半部になると,他著を引き合いに出したうえ,それを切り刻み個人的中傷を加えた上で,誤った見解を加えて自分の論拠すら立てて話せないのが情けない.
的確な反証もできないまま刹那的,文章を切り出して短く非論理的な批判する行為はにちゃんねるで行われる掲示板の批判と似通ったものではないか.
例えば石破茂の著作「国防」のくだりでは同氏を「軍事オタク」と呼ぶのはご愛敬としても兵頭二十八氏の著作批判では「軍学者というのは,ここまで非論理的に」「自分で自分が何を言っているのかわかっていない」「味噌汁で顔を洗ってから」などと酷くなる.
上坂冬子氏では「何も知らないおばはん」「この本から無知と偏向を廃したら何も残らないだろう」「心象風景を紹介して思考停止している」などと枚挙に暇が無い.
「心象風景を紹介して思考停止」と言うのなら,この本の前半部で稚拙な小説は,一般的でもない心象風景を書いたものであり,思考停止どころではない悪意の思考ですらある.
またこのような心理的印象下ではまともな反証が書いてあったとしても,読者には感情で書いてあるとしか理解されないだろう.読者の感情が著者と同じであれば別であるが.
少なくとも,これで軍事が理解できるとは思えないし,帯にもあるような徴兵制・核武装など,あくまで個別論点をいかにして反証するかしか書いていない.
左翼系の書店にある「救済ノート」(不当逮捕された時にどう行動するか書かれた本)的書籍ではなんら知的成長はあり得ない.
まだ「孫子」「墨子」「戦国策」などのほうが,軍事のなんたるかを理解できるだろう.
HN「早稲田の論客だった人」 in mixi,2007年02月18日18:04
これはダメでしょう.
「学」と銘打った本ではありますが,実際は筋道だった主張ではなく情に訴える本といえます.内容的にもエッセイの域を越えるものではなく,軍事学には程遠いです.
最初の「入門編」の部分.まず,ここからいけません.
架空の軍隊生活を描くドラマと初歩的な軍隊知識が書かれているのですが,このドラマ仕立てというのはわかりやすいけれども,それだけにズルイやり方です.
筆者は「あり得うべき未来図」などと言っていますが,読者は蓋然性の高い予想と解釈する可能性があります.
しかし,決してそうではありません.
例えば,このドラマはいきなり主人公が上官に殴られるシーンからはじまりますが,日本に軍が復活したときにこういう体罰が復活すると考える根拠は示されていません.
こういう印象的な習慣については復活すべき理由が示されてしかるべきでしょう.
要するに小説形式で軍隊の不快な側面を読者に印象づけ,感覚的に軍隊への反感を植え付ける形になっているのです.
これは人に知識を解説する本としてはやってはいけない手法でしょう.
次の「中級編」がまたひどい.
内容は初歩的な兵器の薀蓄にすぎず,おおよそテーマ順に並んではいますが雑文の域を越えていません.
たったの六行の解説で潜水艦について何か意味のある知識が得られるはずないでしょ.というか,雑学的な内容しか書いてないし.
薀蓄の内容も半可通としか言いようがありません.典型的なミリタリーマニア初心者のレベルで,薀蓄としてもかなり水準が低いです.
読者をうんと舐めているのでなければ,筆者はマニアとしても非常に薄いです.
またマニアにありがちなことですが,筆者は日本の兵器を軽蔑しているらしく,滅っ茶苦っ茶にけなしまくっています.
内容は許すとしても自説を強調する演出が多すぎる.
イージス艦をけなしている部分がありますが,その直前に長々と旧海軍の戦艦大和の悪口を書いてある.
大和のイメージをイージス艦にダブらせて,イージス艦が無能であることを感覚的に印象付けようとする姑息な手口としか言いようがありません.
そのあとの「上級編」「応用編」は論外としか言いようがないです.
いろいろな人の発言をあげつらって,ひたすら否定しまくるだけ.
有名人を派手に非難しているので,変な爽快感を覚える読者もいるかもしれませんが,この部分は中身がないです.
自説は他人の論ばかり借りずに,事実と自分で組み立てた論理を中心に主張すべきでしょう.
この本の内容は知識としても理論としてもレベルが低いです.
クラウゼヴィッツの引用など間違ってるところもいくつもあります.
さらに筆者の偏見が濃厚に入ってます.
一番良くないのは読者をだますような策を凝らしていること.
こんな本を読んで軍事についていくらか知識が身についたなどと思っちゃいけません.
格言にも「生兵法は大怪我のもと」と言いますから.
HN「東部戦線} in mixi,2007年01月21日15:56
>自説は他人の論ばかり借りずに,事実と自分で組み立てた論理を中心に主張すべきでしょう.
これはその通りだと思います.
本として,しかも「○○学」として出す以上は自分自身の論説を主論として主張すべきで,それが出来ないのであれば批評本として出すべきです.
決して「○○学」という名前で出すべきではありません.
(ただ,他人の発言を取り上げて否定するという作業は,私もブログでよくやっていることではあります.
以前,雑誌社の方に
「週刊オブイェクトを書籍化しないか?」
と誘われた事もありましたが,本として出す自信が無いので断ってしまいました)
「東部戦線」氏のみならず,「早稲田の論客だった人」氏もこの本をこう評しています.
>「救済ノート」(不当逮捕された時にどう行動するか書かれた本)的書籍
ただし,そういった書籍でも内容さえ正しければ,反戦運動家にとって有効活用できる筈です.軍事分野で反論を受けた時に対処できればよいのですから.
しかし,山田朗教授の『護憲派の為の軍事入門』は救済ノートにすらなれませんでした.内容が悉く間違っていた為です.
そして,林信吾氏の「反戦軍事学」は・・・それは私がこれから行う書評と,消印所沢氏の纏めを見た後で各自で評価してもらいたいと思います.
論旨の主要部も,雑学的な枝葉瑣末部も,何もかも取り上げて行きますので.
買ってきた.
しょっぱながヒデェ(笑)
2度ほど読み返してみたのだが,「この作者には知識を生かす知恵がない」が私の現段階での結論.
なんていうか,大筋の理解はそれほど違っていない(細かな間違いは無数にあるが)のに・・・「まず結論ありき」の呪縛から逃れることができていない.
それゆえ幾つかの(というかほとんどの)反論部分が,いきなり結論,そして結論を補強するための感情論で占められている.
本来なら結論とその論理的展開で補強しなければならないのに・・・それができていない.
720円という新書の値段を考えても,到底お買い得とはいえない.
アリ○ドネのほうがナンボかマシ.
むしろ朝日岩波系文化人にある,観念論,例えば反戦平和の絶対性から来る世界の捉え方が歪んでいるのかと思います.
「そうあれかし」の固定観念で世の中を理解するのは一種の神学,
学問自体の批判はせずに,学問の正当性を問うために議論することになってくるので,神学自体を批判する人から見れば,分からない議論をくり返しているように見えるのだと推測します.
私はこの本のコンセプトや構成に疑問があります.
とりあえず,amazon に載っている目次を見てみましょうか.
-------------------------------------------
第 1 部 入門編 - 基礎知識なくしては,議論のはじめようもない
軍隊って何?
こんな兵器で平気かな?
自衛のため,海を越えて行く
第 2 部 中級編 - 軍事問題は,それほど難しくない
誤解されやすい軍事用語
海軍の基礎知識
イージス艦 VS. テポドン
軍事用語はなぜややこしいか
第 3 部 上級編 - 愚かしき軍事談義を論破する
元防衛庁長官の恐るべき論理
欲しがりません,核なんて
なにも知らないおばはんのための靖国問題
東京裁判をめぐる笑えない漫画
第 4 部 応用編 - 市民の安全なくして「国防」なし
憲法改正論議,ここがポイントだ
世界基準で語る憲法改正
平和戦略の再構築を
視野を広げれば,道は開ける
-------------------------------------------
うーむ.
なんというか,こう,あれですね.「反戦派」の人達が好んで取り上げる論点に対して,助け船を出したいという考えで構成を決めたんじゃないの,という印象が拭えません.
だから,「軍事学」と銘打っている割には,軍事というものを体系立てて説明する構成になっていない.そんな印象があります.
え,「本文を全部読めば分かる」?
いや,本を買うときには普通,目次をパラパラと眺めてみて買うかどうか決めることが多いでしょう.
だから,目次や全体の構成ってすごく大事なわけですよ.
いちいち本文を全部読んでから本を買うかどうか決める人が,どれだけいますか.
いわゆる「反戦派」の旗色がよくない根本的な理由は,彼等が「結論先にありき」で物事を語ってしまい,とことんリアリズムを欠いているところにあるわけです.
つまり,こういう本の必要性以前の問題だということは,以前に本館の方で書きました.それをいいだすと話が始まらないのですが.それにしても.
北朝鮮のミサイル試射や核実験,その他のきな臭いニュースいろいろ,という状況の中で,「これで我々の安寧な生活が守れるんだろうか
?」という不安感があり,それに対して「反戦派」が明快で説得力がある回答を示すことができていないところに,彼等の旗色が悪い一因があります.
以前だったら「9 条で日本の平和が守られた」とかいう類の抽象的・イデオロギー的・宗教的な主張でも受け入れられていたけれど,最近では「そりゃ違うんじゃないの」ということで.
これは,いわゆる「無防備」についても同じですね.
でもって,反戦派が説得力のある回答を示すことができないのは,もちろん安全保障問題に関する正確な知識の欠如もあるわけですが,それだけじゃなくて「どうやって安全を守るのか」という根本的な理念を欠いているせいでもあります.
それであれば,まずは「軍事力とは何で」「何ができて」「何ができないのか」というあたりから話を始めないとダメでしょう.
それが,この見出し一覧からは伝わってこない.
入門編のセクションひとつで済む話とは思えないんですけれど.
兵器のスペックやコードネームがどうだとか,イージス
vs テポドンだとか,陸自の小銃のメンテに関する話だとかいう枝葉末節は,とりあえずどうでもいいんですよ.
その気になれば,後からなんぼでも調べられるから.
それよりもまず,国際政治のパワーゲームにおける軍事力・経済力・政治力の位置付け,相互の関連や影響の度合,地政学的なモノの考え方,といった話からちゃんとやらないと,先に進めないのと違いますか.
なお,これら以外の書評については,上記【Link】を参照されたし.
【珍説】
〔略〕
総じて文章が稚拙で,「論」の体をなしていない.自分の軍事知識を披露したい気持ちは伝わってくるが,そもそも,『反戦軍事学』という素晴らしい本に対して,
「事実と異なる記述がある」
と言いたいのか,
「著者の認識は間違っている」
との趣旨なのか,それさえも不明確.
前者であるとするなら,公正かつ学術的に信頼できるデータと,「問題の記述」を比較してから論じねばならないし,後者であれば,『反戦軍事学』の論議の核心部分を引用し,論理的な批判を加えねばならない.
〔略〕
Posted by 林信吾 at 2007年03月15日 12:33 in 「週刊オブイェクト」
【事実】
恐らく「自分の軍事知識を披露したい気持ち」とは「戦車のお値段編」「銃剣突撃編」等を読んで感じられたと思います.
それらの枝葉瑣末部分の指摘は,そう受け取られても当然だと思います.
元々,主要部分と枝葉瑣末部分に分けて書いていますから.「戦車のお値段編」「銃剣突撃編」は主要部分ではなく,「徴兵制復活?編」こそが主要部であり,これに至近弾判定を頂けた事で大きな成果が挙げられたと認識しています.
また,基本的に「反戦軍事学」には事実と異なる記述が存在しますし,事実は正しいが著者の認識が誤っている記述も存在します.
つまり両方存在するので,両方とも指摘しておきました.
本がそうである以上,反論としてその二つはそれぞれ存在しています.
>前者であるとするなら,〜〜
既に私は「徴兵制復活?編」において,イラク戦争の負傷兵の人種割合データを提示しつつ,反戦軍事学における林信吾さんの主張を否定しています.
「米軍は,危険な任務を負う第一線部隊ほど,黒人やヒスパニック系の兵士が占める比率が高い」
という主張は間違いです.
負傷兵の割合が白人75%であるならば,米社会の人種構成比率と変わりがありません.
>後者であれば,〜〜
「徴兵制復活?編」では上記の人種割合の話とは他に,石破茂氏への記述でそれが出来ていると思います.
【珍説】
とりあえず明確なのは,JSFは『反戦軍事学』について,中級編までしかついてこられなかった,ということです.
【事実】
貴方の言う「上級変」(誤変換したがこのまま投稿しよう(苦笑))の前提が完全に間違っている(あるいは恣意的な前提の下で組み立てられている)ので,論評する価値を認めていないだけでしょう.
【珍説】
私が,『反戦軍事学』のコンセプトについて語った部分ですが,要は,論理的に戦争に反対するために,皆に正しい軍事知識を持ってもらいたい,との趣旨です.
これをJSFは,なんと評したか.
「これが林氏の持論のようですが,『反戦軍事学』という本の中に,間違った軍事知識がヤマのように詰め込まれている以上,まるで説得力がない」
幼稚きわまる論理のすり替えですが,ネットでは,これに引っかかる人も少なくないようです.
【事実】
どこが?
貴方の目的は「論理的に戦争に反対するために,皆に正しい軍事知識を持ってもらいたい」なのですから,
「それが達成されていない」
というのは正しい指摘でしょう.
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