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上陸作戦決行中
(画像掲示板より引用)
【質問】
着上陸戦一般について調べてるのだが,ガレポリ戦について,良い資料に心当たりはないですかね?
あと,上陸戦モノで,これは読んで置いたほうが良いという話も.
◆V2ypPq9SqY in 軍事板,2011/01/02(日)〜01/04(火)
青文字:加筆改修部分
【回答】
『ノルマンディー上陸作戦 地図で読む世界の歴史』(チャールズ・メッセンジャー著,河出書房新社,2005.5)
ノルマンディー関連の書籍では最高とか思っています.
なにより戦況図が詳細かつ豊富.
オマハなんぞ,米軍の突撃波が中隊単位で記載.
そして上陸後の戦闘も,チャーンウッド作戦j(グッドウッドの前段階)やブルーコート作戦など,マイナーな作戦までも戦況図を掲載.
(当然,有名なのはモルタン攻勢も含み完備(笑))
しかし,この本の重要なことは,実はノルマンディー以外のWW2欧州における,各種上陸作戦についても記述されているところです.
独軍のゼーレーヴェやノルウェーを筆頭に,ダカール作戦,1940〜1943における英軍特殊部隊の欧州への上陸,サンナゼール襲撃,ディエップ襲撃,北アフリカ,シシリーに関しても記述あり.
あとは,
「アメリカ海兵隊の太平洋上陸作戦(上中下)」河津幸秀
アリアドネ出版
ガリポリ上陸作戦なら,手に入りやすいものでは,学研「図説 第一次世界大戦(上)」に判りやすい概要記事があります.
って・・・ああ,今度,参考書籍聞いてきますわ.
Lans ◆xHvvunznRc in 軍事板,2011/01/03(月)
青文字:加筆改修部分
「ガリポリにおける上陸作戦」参謀本部部員陸軍歩兵中佐田尻昌次著
入手し辛いかも知れないけど,これイイヨ.
要所要所に図版が挿入されているし,第1期作戦から第3期作戦まで,上陸計画から連合軍の撤退まで,けっこう細かい戦闘が記載されている.
因みに昭和4年発行.
名無しの愉しみ in 軍事板,2011/01/03(月)
青文字:加筆改修部分
入手できるのなら,上でも絶賛されている田尻昌次の
『上陸作戦戦史類例集』(昭和7年,陸軍運輸部将校集会所)
もいい.
ガリポリを中心に,7年戦争カナダ戦線,クリミア戦争,英エジプト遠征,日露,青島,1917年独エーぜル島上陸作戦や,足利尊氏の湊川上陸などの戦例を,準備,乗船,情報の蒐集,陸海軍の協定,作戦細部の事項,上陸実施に分析,解説している.
・田尻昌次『千九百十五年 ガリポリに於ける上陸作戦』(イギリス寄り)
・Edward Erickson『Gallipoli: The Ottoman
Campaign』(オスマン寄り)
の2冊がオススメ.
田尻中佐は上陸戦闘,およびその前後にわたる陸海軍の協同について,詳細に記述してる.
イギリス側の命令や戦闘序列も載っているのでイイ!!
あと名文.
この頃の本にありがちな,精神主義的な記述も全くない.
ただ,初期の海軍作戦はほとんど飛ばしてる.
米Erickson退役中佐はトルコ側の資料を広く参照して,英語圏での間違った認識を正してる.
ガリポリ戦時のオスマン軍兵が,英兵よりも強かったことがわかる.
ガリポリ関連では,あとは英豪土公刊戦史,ハミルトンとザンデルスの回顧録,アラン・ムーアヘッド「ガリポリ」かな.
第1次世界大戦の第2次リガ湾攻防戦については,古いもので,
独逸予備役陸軍大将フォン・チッシュウイツ原著
『婆爾的諸島攻略に際する海陸協同作戦』高瀬五郎訳
(海軍軍令部,1933年)
というのがあった.
軍令部序言より
「其の規模に於て,将又其の戦訓に於て,ダルダネルス作戦に対比し,一籌を輸するものあるべしと雖も・・・此の種作戦を研究せんとする者に採り,好参考資料なるを疑はず」
軍事板,2011/01/02(日)〜01/04(火)
青文字:加筆改修部分
【関連リンク】
「地政学を英国で学んだ」◆(2012/09/29)水陸両用作戦,上陸戦などに関する文献
【質問】
上陸作戦は,どのような手順で行われるのでしょうか?
【回答】
簡単に書いてみましょう.
手順
1. 目標上陸地点周辺の制空権を奪取.
2. 制海権の奪取
3. 揚陸艦艇の展開
4. 支援部隊の攻撃
5. 上陸部隊発進
だいたいの制圧が完了したと判断されると,上陸が開始されます.
最近は車両や重装備は舟艇で,歩兵はヘリか水陸両用車両で行うことが多いです.
一回の上陸は1個中隊程度です.
(これは輸送手段や上陸展開場所の広さなどで決まります)
これが数波に渡って,計1個大隊程度が突撃部隊として上陸します.
まずは歩兵,そして車両です.
6. 上陸援護部隊
上陸作戦の間中,空母などの支援艦隊は上陸を援護する為,沖合い100km程度のところから作戦を行います.
直接援護部隊の方は艦隊護衛と上陸援護にわかれ,艦隊護衛は揚陸艦隊の沖合いに,上陸援護は上陸地点の直後に位置し,支援砲撃を行います.
8. 上陸部隊の進撃
上陸部隊は当初,海岸地帯を確保します.これを橋頭堡(海岸堡)といいます.
(ちなみに空挺作戦の場合は空挺堡と呼ぶ)
ある程度,安全を確保したら,すみやかに前進を開始.
確保は後続部隊にまかせ,上陸した部隊はどんどん,内陸へ進出します.
なるべく早く橋頭堡を拡大しないと,相手の反撃で追い返されるか,その狭い地点に閉じ込められ,後続を送る場所さえ無くなってしまいます.
海岸はせまいのです.
前の部隊が前進して場所があいたら,どんどん部隊を上陸させます.
部隊の上陸が終わったら,今度は海岸に補給物資を揚陸です.
海岸は補給物資でいっぱいになります.
しかし,この補給物資は上陸部隊がどんどん消費するので,どんどん送る必要があります.
上陸作戦でやってはいけないこと.
制空権や制海権をまだ確保してないのに,上陸部隊を発進させ,上陸と同時に他の攻撃を開始したりしてはいけません.
あくまで,上陸部隊の発進のまえに事前攻撃を行わなくては,上陸部隊が危険なだけです.
(もしやったら,上陸部隊と敵防衛部隊がいりみだれてしまい,味方がじゃまで支援攻撃が行えなくなります.)
ただし,最近では強襲といって,かなり急速に制空,制海権を奪取し,間髪を入れず(もしくは,その最中に)上陸部隊を発進させることが可能となってきました.
これは揚陸艦艇の進歩によるものです.
しかし,この場合も,上陸支援攻撃は直前に行われます.
そして上陸最中は内陸攻撃というのは変わりません.
例外としては,上陸部隊が苦戦し,直接連絡がとれる場合は,上陸部隊の指示でそこを攻撃することはあります.
さて,この上陸する兵員は一体どんな部隊が行うのでしょうか?
基本的には海兵隊などの特殊訓練をうけた部隊が,上陸第一波にあたります.
この海兵隊は,普段から艦に乗っている訳ではありません.
普段は地上の基地に居ますが,作戦に応じて艦艇に乗り組みます.
では通常,戦闘艦に陸戦部隊が乗艦していないのか?というと,また違います.
アメリカなどでは,かならずといっていいほど海兵隊が乗艦してます.
海兵隊は海軍とは別組織なのですが,憲兵のような役柄で乗り込む事が多いようです.
そればかりではなく,戦闘時には砲塔にも配置され,大抵の第3とか第4砲塔の操作要員は海兵隊員だったりします.
彼らは特に上陸戦用の兵員ではないのですが,海兵隊員は全員,陸上戦闘の訓練がなされています.
実際,イギリスなどは,第二次大戦中,相手の艦(補給艦)に接舷し,移乗白兵戦を行い,制圧占領した駆逐艦もいたりします.
(さすが,大英帝国!海賊の国である(笑)
話は上陸作戦に戻りましょう.
上陸作戦のバリエーションとして,空挺作戦を加える場合,空挺部隊は,多少内陸部に降下,重要地点をあらかじめ奪取させ,敵の増援部隊の阻止などの任務が与えられます.
この際,空挺部隊は重装備を携行できないので,早急に上陸部隊が合流できないと壊滅する危険があります.
ともかく,上陸はスピードが命です.
敵が上陸に気がついて,反撃を掛けてくる前に,その予想される反撃に耐えられる体制を確保しなければなりません.
(この反撃を遅らせれば,その時間ぶん,多くの兵員,装備を揚陸できるので,航空機で敵の後方を荒らしたり,空挺部隊で敵の増援を妨害して遅らせるのは,大いに意味があります.)
69 : Lans ◆hl8ndTrrhI [sage] 投稿日:03/04/28 20:56 ID:???
そんな古い奴,コピペいや〜ん(笑
(それとも,私に対する召還呪文でつか?)
軍事板,2003/04/25-04/28
青文字:加筆改修部分
【質問】
有義波法とは?
【回答】
有義波法は,波浪推算(Wind Wave Estimation)による波浪予測手法の一つ.
第二次世界大戦では,敵の支配下にある海岸への上陸作戦の敢行が不可避であった.[0][2]
上陸部隊は沖で上陸用舟艇に分乗して海岸へ侵攻するが,沖波が1.5mを越えると,砕波帯の中で上陸用舟艇が転覆し,兵士が溺死してしまう公算が大きい.
このため,日本を含む各国は,気象予報の信頼度を高めるとともに,的確な波浪予報の手法開発を急がせた.[0][2]
米国海軍が波浪予測手法開発を委託したのが,海洋学者 スペドラップ Sverdrup と当時大学院生だったムンク Munk である.[1]
彼らは,実際には複雑で多彩な波の状況を,有義波という単一の代表値を導入して表現し,この有義波がどのように変化するかに着目した.[1]
2人は,風から波へ供給されるエネルギー量を見積もり,船舶通報による風と波のデータを活用.
目視波高は有義波高に相当するとして,風速・吹送距離・波高・周期の関係式を導き出して作成したのが波浪推算図表であった.
時に推定1942年.
しかし当時これは軍事機密とされ,学会での公表は1946年になってからだった.[0][1][2]
1947年には両名は,実務者用のマニュアルを,米国海軍水路部の出版物 no.601として刊行し,これによって多くの人々が新しい波浪予測手法を利用できるようになった.[2]
その後,Bretschneider を初めとする多数の研究者によって予測法の改良が続けられ,1950 年から1970 年代にかけて精度のよい実用的波浪予測手法として確立された.[1]
特にBretschneider の貢献は大きく,このため有義波法はしばしば彼ら3 人の名前をとってSMB 法とも呼ばれる.[1]
【参考ページ】
[0] 合田良實『海岸工学 その誕生と発展』(技報堂出版,2012),p.16
※[1]〜[4]以外のほぼすべての文章の出典・引用元.
[1] http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/78/vol78p185.pdf
[2] http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00027/1999/35-B03.pdf
【質問】
「強固な意思で上陸を決意した軍を航空機や船舶での攻撃のみで上陸を完全に阻止するのは不可能」
という話を見たのですが,これは何故なのでしょうか?
幾らガッチリ固めても,船や輸送機を全て洋上で破壊することは不可能なのでしょうか?
【回答】
大抵の場合,攻撃側は,望むときに戦力を投入出来る.
これは,戦理だから覚えておいてね.
防御側が戦力的に優勢でも,攻撃側は局地的な優勢を確保出来る.
ドイツ空軍の冬至作戦とか春の目覚め作戦とか読んでみそ(まあ,あれは末期すぎてどうにもならなかったが).
もう少し具体的に説明するとするならな…
例えば,某大陸軍国が,日本に上陸準備をするとする.
日本にそれが分かっても,上陸地点がどこになるかは分からない.
で,その不明の上陸地点近辺には,護衛艦群が1個しかないとする.
で,某大陸軍国は,短時間でも制海権の確保のために,日本に投入できる海軍力の総力と空軍力のできるだけを,投入するかもしれない.
場所によっては,他の方面にいる護衛艦群や米艦隊が来援に来るまでには,時間が掛かる.
とすれば,海上で十分な阻止行動ができない可能性が高まる.
実際に着上陸されてしまう可能性も高くなる.
実際には,時間をかければ制海権も奪還できる可能性も高く,兵站の締め上げもできるかもしれない.
しかし,世論が…着上陸された→もうだめぽ…という風になる可能性がある.
そうならないうちに,強力な陸上戦力を着上陸した部隊にブチ当てて,敵の兵力に大打撃を与えるとか,あるいは,内陸侵攻を断念させてしまいたい…そういうことが考えられるわけだ.
ロシア海軍歩兵
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq49g07m.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq49g07n.jpg
同戦車部隊
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq49g07t.jpg
(画像掲示板より引用)
【珍説】
クラスター爆弾の欠点について|スパイク通信員の軍事評論
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強襲上陸は阻止できないのが戦史の通例ですし,クラスター爆弾を使ったから阻止できるという根拠をあげることは,誰にもできないでしょう
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【事実】
戦史上,上陸作戦の失敗例なんて幾らでもあるだろうに,駄目だこりゃ.
第二次大戦の上陸作戦とは形態が違うが,第一次大戦のガリポリ上陸作戦は大失敗だったろうに.
第二次大戦でもディエップ上陸作戦は無残な失敗に終わった.
まぁディエップ作戦は,6時間だけ上陸して戦闘して帰るというイカれた作戦だから,失敗して当然だったけど.
Posted by 名無しT72神信者 at 2008年06月29日 04:49:40
そしてその1942年のカナダ軍のディエップ攻撃での失敗から,連合軍は最初の上陸で,フランスの港を直接攻撃しないことに決定した.
港湾をいきなり直接奪取するというのは,リスクが大きい.
Posted by 名無しT72神信者 at 2008年06月29日 04:56:36
2008年06月29日付「週刊オブイェクト」コメント欄
青文字:加筆改修部分
▼ スパイク通信の方は,オペレーションとしての上陸ではなくて,タクティカルなレベルでの着上陸の阻止が難しいという話を,両者区別できずに混同しているのではないでしょうか.
上陸作戦は何らかの目的があって,その目的を達成する手段として上陸するわけですが,彼の中では上陸という行動そのものが目的であると認識しており,「何のために上陸作戦が行われるのか」という認識が欠落しているのでしょう.
だから上陸後に封じ込められたり海に追い落とされたりして,上陸作戦の目的を達成できなかった戦例でも,彼の頭の中では「(タクティカルなレベルでの)着上陸そのものは阻止できなかったじゃないか,だから自分の認識は間違っていない」となっているのでは?と想像します.
個人的にはいずれにせよ,ダメな認識であろうと思いますが.
名無しクルセイダー信者 in FAQ BBS
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
太平洋戦争の島々では日本軍が次々に玉砕してますが,島の防備の場合は守備隊の方が圧倒的に不利なんでしょうか?
【回答】
一般論としては,守備隊が圧倒的に有利.
だから兵站線が寸断された状態で,数に勝る米軍相手にそこそこ闘えた.
逆に,米軍がガチで守ってる島なんか,近寄りすら出来なかった.
現代になると,
「燃料(石炭)水,食料の制約があるから遠方の海のど真ん中まで兵力を,長期に渡って展開するのが難しい」
という問題が軽減されてしまったので,
「その気になれば取り囲んで飽きるまで砲爆撃でボコれる」
ということで,防御側の優位は島嶼戦だと薄い.
海上封鎖されたら食料尽きて餓死するし.
そういった攻撃側の優位が活かせない(攻略に時間の制約があるとか)と,硫黄島みたいなことになったりもするが.
また,余りに小さく幅も狭いと島内のどこでも艦砲射撃をくらう.
攻める側が十分に兵力を用意し,取り囲まれると救援が来ない限り,兵糧攻めを喰らったり,やがて上陸するまで好きなだけ砲爆撃をくらう.
さらに,どの島を攻めるかは攻める側が好きに決められるから,防御側は的を絞りにくい.
島嶼の間が離れていると迂回されてしまう.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
現在でも上陸地点や奇襲って読めないもんなの?
それと攻撃側がいつどこから攻めてくるか解らない,ってのは普通の陸戦でも言える事じゃね?
【回答】
奇襲や上陸を事前に察知できるかは状況次第.
攻撃側の方が場所や時間を自由に選べるのは普通の陸戦も一緒.
陸戦でも,例えば砂漠や平原での戦闘のように,
海に近い捉え方ができるような地形の場合は,確かにどう来るかわからない.
しかし陸戦の場合,例えば冷戦時代の「フルダ地峡」や「音威子府峠」のように,「ここを通らないと侵攻兵力が速やかに進撃できない」ポイントがある場合は,そこを重点的に防御することで,防御兵力を有効に使える.
現在では偵察衛星情報などで,大規模な揚陸作戦の準備状況や,敵揚陸部隊の進発状況を把握することも可能になったが,それでも,揚陸作戦に適した地形の海岸に限っても,おいそれと的確な位置に防御側の兵力を貼り付けることは難しい.
軍事板
ロシア海軍歩兵
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http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq49g07p.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq49g07q.jpg
(画像掲示板より引用)
【質問】
「プライベートライアン」見てて思ったのですが,戦車や装甲車の揚陸に適する海岸の条件とはどのようなものですか?
例えば緩やかな浅瀬とか,ある程度奥行があるとかが重要なのですか?
日本海に面する海岸では,どこが揚陸に適していると言えますか?
【回答】
一昔前のビーチングが上陸の主流なころは,波が穏やかでできれば,長い海岸線,遠浅,平野部まで,傾斜がなだらかなところ.
最近のホバークラフト揚陸艇を使うんだったら,護岸工事されてないところだと断崖以外だと揚がれるだろ.
最適地点については,自分で地図帳見て決めてくれ.
普通は戦略目標により決めるものなので,最適地点だけだったら,好きなところへ揚がれというしかない.
ちなみに,『プライベートライアン』の舞台となったノルマンディ上陸作戦では,なぎさの広さや勾配といった地理的要素のほかに,
・味方戦闘機の行動範囲内か,
・内陸への進撃に使える道路があるか,
などの戦略上の条件から上陸地が決められた.
むしろ後者の方が重要視された.
軍事板
青文字:加筆改修部分
地形を選ばない上陸作戦
(引用元:『Oh!デカ大百科』)
【質問】
制空権が完全では無いにも関わらず,上陸作戦を行う場合どのような敵の妨害を受け,上陸作戦を成功させるにはどうすればいいでしょうか?
【回答】
冷戦期にソビエトが北海道に上陸してくる場合が,そんな感じの想定だったと思う.
敵の航空攻撃によって輸送船団にかなりの損害は出るが,ギリギリ上陸自体は成功する.
時々敵の空襲を受けるが,地上戦力ではこちらが優勢なので,散発的な空襲程度では進撃は止まらない・・・という感じか.
要は上陸側の兵力を防御側よりはるかに多くしとけばいいかと.
(ソビエトが北海道に上陸するならそういう状況にはならないだろ,っていうのはこの際置く)
一般論としては,
・揚陸船団が敵に発見され,海/空から攻撃を受ける可能性がある
・揚陸船団の進路がバレた場合,上陸地点に濃密な阻止線が引かれている可能性がある
・上陸地点の欺瞞に成功したとしても,揚陸中に空襲を受ける可能性が高い
これら脅威に対しては,
囮や欺瞞を駆使して,相手の裏をかいて奇襲的に上陸する(相手にAWACSなどがあった場合,それも非常に厳しい)か,持てる航空戦力を可能な限り護衛に注ぎ込み,強行的に上陸するかどちか.
前者は大船団ではバレるし,後者はそれなりの損害は覚悟.
どちらにせよ,そのような状況下で上陸後に満足な兵力を稼動させられるか,というのは難しいだろうね.
【質問】
上陸戦での海兵隊の役割はどこまで?
【回答】
上陸戦に必要な専門部隊として,まず挙げられるのは海兵隊です.
ですが,その専門部隊が必要なのは橋頭堡/港湾部を確保するまで.
それ以降は通常の陸軍部隊の投入で構わないのです.
海兵隊やらの専門部隊があれば上陸戦を行うのはそりゃ楽でしょう.
専門部隊なんだから.
橋頭堡の確保には,海兵隊があるととても便利です.
迅速な橋頭堡/港湾部の確保は,後続部隊をスムーズに送り込むには必須ですからね.
ですが,仁川でもフォークランドでもヴェーゼル演習でもノルマンディーでもシチリアでもアンツィオでもそうですが,海兵隊だけで上陸戦を敢行した例などどれだけあったのでしょうか.
つーかまぁ,現代だと港湾部さえ一定期間確保すれば,RoRo船で重装備部隊送り込めるしなぁ.
ノルマンディーでもRoRo船はないにせよ,やってたんだし.
……あ,当然補給とかは置いといて,ですよ?
「上陸戦を行える」能力だけでお話しするのです.
渡ってくる部隊も,一定期間動けるだけの物資持って来るだろーしねぇ.普通は.
政治状況云々まで放り込むと頭痛くなるのです><
や,ま,相手の能力と自分のお財布と蓋然性を考えた想定というか,判断は大切ですけどね.
何事においても.
邪夢 in mixi,2009年03月11日02:11
青文字:加筆改修部分
【質問】
橋頭堡とは何ですか?
輸送船なので主力部隊や後続部隊,物資を送り込むためには,港湾と港湾の安全を確保するために必要なエリアを制圧・占領しなければ駄目なのでは?
LCACやヘリコプターで運んだ小部隊で,どうやって制圧するんですか?
優勢な敵守備隊にふくろにされてしまうのでは?
【回答】
橋頭堡とは,海や大河を渡った場所に確保した制圧地域のこと.
上陸作戦はいかにこれを確保するかが勝負.
橋頭堡を確保できれば,沖合いの強襲揚陸艦やドック型揚陸艦を橋頭堡に近づけるから,短時間で上陸部隊を揚陸させることが出来る.
あとはここに後続の部隊を続々と上陸させて,本格的に進軍できる.
最初から港湾を占拠,制圧できればベストだが,それは大概の場合,非常に難しい.
だからこそ,港湾以外の場所を制圧して,港湾以外の場所に部隊や物資を陸揚げできる装備を持った部隊,つまりは揚陸部隊が必要になるわけだ.
一方,守備隊は正に「守備隊」なのだから,防衛を命令された場所から動けない.
ある海岸を守備してる部隊が居るなら,その海岸と後方との連絡を例え小部隊ででも断ってしまえば,孤立させて撃滅できる.
昔はそういった後方遮断攻撃には,大規模な空挺部隊を必要とした.
今はそれをヘリコプターによって,揚陸艦からもっと効率的に行えるようになったわけだ.
LCACは通常の上陸用舟艇の倍以上の速度が出せるので,従来と同じ兵員や物資を運ぶなら同じ量なら半分の時間で可能に出来る.
上陸作戦の場合,守備隊は守備陣地から出てこれない(出てきたら航空戦力のいい的になるし,陣地に篭ってる優位が生かせない)から,一回辺りの輸送戦力が半分であっても,包囲の危険は少ない.
LSTは,最初やや沖合いで尾錨を下ろしてから,浜に乗り上げるんだが,
「一旦浜に乗り上げると次の満潮まで離岸できない」
(次の満潮のときに沖合いの尾錨を手繰って離岸する)
浜に乗り上げて動けないLSTは「絶好の砲撃の的」
だから普通は,水陸両用装甲車(+少数の揚陸艇/LCACに乗った戦車)を先鋒に揚陸して,「無停止で」海岸周辺を占領して制圧地域を広げてゆく(最近の浜頭堡)
(・昔は揚がって直ぐ海岸に塹壕掘って陣地を作った・水陸両用装甲車不足の時代の話だが)
守備側砲兵の目である海岸周囲観測点を占領してしまい,上陸点周囲の守備側隠匿砲迫の掃討が終わって海岸の安全が確保されて,ようやっとLSTが砂浜に乗り上げて,戦車・火砲の大部分を陸揚げする.
橋頭堡というのは渡河作戦のときに先遣隊が河を渡って,橋の敵側のほうに確保した陣地/制圧地域を言うのだけど,揚陸戦と渡河は似ているので浜頭堡を橋頭堡と呼称する人もいる
上陸作戦の場合,守備側は橋頭堡を確保されないためには,「とにかく土地を侵攻軍に渡すわけにはいかない」という制約を受ける.
なので海岸の守備陣地に篭って戦い続ける以外には,戦術の取りようが無いため,「守備三倍原則」があっても,単位時間当たりの侵攻軍の兵力が少数であっても,自側の数の優位を生かせないという不利がある.
そこに「高速揚陸部隊」というものが,優位性を持てるポイントがあったわけだ.
・・・ただし,実のところ現在のような高速強襲型の揚陸部隊が,大規模に実戦投入された例は無い.
なので本当にこれが理論の通りに有効なのか,が実戦で証明されたことは実はなかったりする.
ちなみに現代の揚陸は,空港/港湾の占拠がひとつの峠であり,攻勢側の目標.
空挺部隊が浜から港湾へいたる進撃路の「橋」「峠」など緊要地や,母艦を砲撃する守備側砲兵(SSM含む)の観測点付近に落下傘降下/ヘリボーンして占領して,浜から港に進撃する重装備部隊の進撃を助け,合流する.
イキナリ空挺で港湾を奪取して,守備側が港湾奪還しようと襲ってくるのと,戦っている間に,遅れて到着した浜上げ重装備部隊がやってきて守備側を蹴散らして空挺と合流して港湾を占拠する場合もある.
そんで,港湾/空港占拠してフェリー/輸送機なども動員して港湾/空港に第二波大兵力を揚陸すれば,ある程度攻勢側の勝利が確定する.
無論,敵前上陸は避けたほうがいいが,硫黄島攻防戦みたいに地積が狭い島で大兵力が戦う場合,敵前上陸は避けられない.
米海兵のドクトリンでは夜間に水平線外から忍び寄って,一晩で揚げ切って空港占領して,米本土などから占領空港に直接大兵力流し込むつもりのようだ.
ただ,そうそう簡単に空港/港湾を占領できないので,事前集積船とウエーブピアサー高速船を随伴して,米本土から最寄の同盟国空港に海兵空輸して,其処から高速船で揚陸艦隊後方の事前集積船に海兵流し込んで,浜上げ/ヘリボーン戦力を増強できる仕組みになっている.
予算削減とのからみで米海兵も苦肉の策を講じているみたい.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
『こち亀』でボルボ〔=登場人物の1人〕が,鬼ヶ島(鬼の数は100として)を攻略するのなら,鷹(手榴弾付き)200羽,ゴリラ100頭,ドーベルマン(多分,軍用犬)100頭と言ってたが,軍事的に正しいのだろうか?
2010年06月29日 12:26,島の人
【回答】
上空掩護付で兵力2倍?
あっとうてk(ry
2010年06月29日 14:12,ゆずこせう
>ドーベルマン100頭
この時点で普通の人間1Co.分なら,まず勝ち目がありませんね.
鬼の身長,腕力などの能力は,いかほどに設定されるのでしょうか.
2010年06月29日 18:32,クローム・ツァハル
鬼ヶ島の築城具合にもよるでしょうね.
サイパン島レベル(水際に野戦築城に毛の生えた程度)なら,あとゴリラが100頭プラスぐらいで行けそうですが,旅順港や硫黄島クラスまで築城が進んでいれば,兵力,火力共に足らないでしょう.
2010年06月29日 15:36,新所沢の三等兵
鬼ヶ島の規模にもよりますな.
小さな島であれば,海上封鎖も有効かと.
2010年06月29日 17:03,ペッパー
守備隊長が中川州男だったら,落ちるまでに2カ月かかる.
2010年06月29日 18:12,ぴぴ
鬼って人間じゃないんですよね?
人じゃないなら,『非人道兵器』を使ってもOKですよね?
2010年06月29日 18:13,ぴぴぷー
そういえば,こういうコピペがあったな,と.
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701 水先案名無い人 2010/03/13(土) 23:27:56 ID:HpCS+8w20
面接官
「あなたは桃太郎です.
鬼退治をするためにお供にする動物3匹を教えてください」
俺
「あ,うー〜シャチとクジラとサメです」
面接官
「選んだ理由を聞かせてください」
俺
「鬼ヶ島から出る時に船を使うはずです.
それを動物3匹で沈めます」
2次通った.
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2010年06月29日 19:43,ガ・チャー・de・畜生
酷い! 無制限潜水艦戦だなんて!
2010年06月29日 19:48,JSF
このときの苦闘と鬼の上層部を呪う文言をしたためた記録が残され,出版された.
のちの「海上護衛戦」である.
2010年06月29日 20:00,ゆずこせう
そして桃太郎側はプロパガンダ映画を作った.
(クライマックス箇所を貼りつけ)
http://www.youtube.com/watch?v=xAeK-UAuyUQ
改めて気付きましたが,鬼側が(それなりの)英語をしゃべっている…
2010年06月29日 20:30,ぎんなんそう
ノミとハエとペスト菌で済むやん>3匹
2010年06月29日 20:18,消印所沢
ペスト菌は一株が一匹扱いですか?
2010年06月29日 20:29,遠吠犬
むしろどうせなら,鬼を調略して,戦わずして我が方大料理という….
2010年06月29日 20:13,あっとさせぼ
負けそうな方に付くのが信条の僕は,人間のくせに鬼側につこう.
さて,相手はヘリを含む諸兵科連合部隊か.
近距離打撃部隊のみのこちらは,対空兵器が無い分つらいな.
よし,まずは穴を掘ろう.
こん棒を振り回して持久防御に徹する作戦でいく.
相手の吉備団子が尽きるまで耐えきるのだ.
最悪でも敵の戦略目標(略奪)の達成を妨害するため,財宝も奥の洞窟に隠して,,,
しまった,相手には「ここ掘れ,わんわん」型探査機があるではないか.
2010年06月29日 19:59,Fabius(KT)
▼ 史実通り?の兵力と装備(攻撃方法)を考えてみた.
桃太郎軍
桃太郎1人(日本刀,きびだんご等々)
犬1匹(特になし,噛み付き?)
猿1頭(特になし,噛み付き,引っ掻き?)
雉1羽(特になし,目突き?)
鬼軍
鬼100〜200?(金棒,石等々)
鬼軍が勝利するには,
・相手への増援や補給はないと思われるので,単純に館の防備を固めて,相手の補給が切れるのを待つ持久戦か
・館の防備が不安ならば,上陸地点で兵力を集中させて,兵力差に物に言わせて海に追い落とす水際作戦か
・桃太郎一人を倒せば瓦解する組織でもあるので,戦国時代の合戦みたいに敵将一人を狙うか
結論:
ゴルゴ13に桃太郎の狙撃を依頼する(報酬は宝物)
2010年06月29日 21:17,島の人
しかし,史実(?)の通りの戦力差だと,どうやって鬼ヶ島を攻略したのか気になるところ…
ゲリラ戦で戦力を切り崩した…?
それとも桃太郎がセガールやシュワちゃん並みの戦闘力だったか…
2010年06月29日 21:35,ペッパー
髷を結ったセガールまで妄想して,きびだんご噴いた.
2010年06月29日 21:47,inn
桃から生まれた時点で常人とは考えづらいので,やはりものすごい能力があるかも.
おそらく奇襲で,もしかしたら最初に鬼の首領を殺って,烏合の衆と化した鬼を各個撃破したたとか・・・
2010年06月29日 21:58,島の人
桃太郎は桃から生まれただけに,壮絶な桃臭をさせていた.
鬼は桃の臭いを嗅ぐと,ガンダムに鼻パイプを千切られたザク如くヤル気をなくす……
つまり,化学兵器のの使用を疑うべきであるでしょう.
2010年06月29日 22:21,ベタ藤原
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, ∧
N { l ` ,, i _|\/ ∨ ∨
ゝヽ _,,ィjjハ, | \
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ > 青酸ガスは桃の香りがする……
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ つまり,桃太郎とは,青酸ガスの使い手のことだったんだよ!
'、 `,-_-ュ u /| ∠
ヽ`┴ ' //l\ |/\∧ /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__
`´
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..!
{L..l ))
| |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l
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2010年06月29日 22:31,ゆきかぜまる
>どうやって鬼ヶ島を攻略したのか
あくまでも猿と雉は,斥候および観測任務に当たっていたものと思われます.
彼らが収集した情報を元に,犬が陽動をかけ(猿はその支援),雉の誘導により鬼の頭目を桃太郎が倒すか,講和を結んだものと思われます.
また,沿岸の百姓や漁民も桃太郎の決起を知り,若い衆が漁港に集結して上陸の準備をしていたのではないでしょうか.
そうでなければ,単身で乗り込んできた獣使いのコマンドウ風情に,鬼があっさり敗北を認めるわけがないと本職は考えます.
2010年06月29日 22:50,クローム・ツァハル
何故に鬼が負けたか.
「鬼達は九条教徒だったんだよ!」
戦略的へ理屈おわり
2010年06月29日 23:10,ゆずこせう
ちなみに犬サルキジはネトウヨ.
2010年06月29日 23:13,ゆずこせう
鬼の中に内応者が,ってのはどうかしら?
2010年06月30日 00:25,ゆずこせう
本当に犬・猿・雉なんでしょうか.
犬っぽい狼,猿っぽいキングコング,雉…は何だろう?
雉といえば,情報本部のエンブレムに雉がいますね.
2010年06月30日 01:00,Ryozov
雉=ラドン
2010年06月30日 01:35,Cpt.hige
雉=ルーデル なら大丈夫
2010年06月30日 02:01,矢乃崎
犬,猿,雉ではなく,実際にはロデム,ポセイドン,ロプロスだった.
2010年06月30日 17:25,ポポフ★まる
ももたろうさんは おともに いぬ きじ さる すいばくを つれてゆきました.
2010年07月01日 22:04,花ながみね軍曹
>何故鬼が負けたか
まず,鬼の兵装からその当時の情勢を知る事が先決です.
鬼の一般的な兵装と言えば,金棒と相場が決まっていますから,おそらくこれが主兵装でしょう.
では,何故太刀や青龍刀等の斬撃武器じゃなく,打撃武器の金棒なのか.
ここに鬼ヶ島陥落の秘密が眠っています.
打撃武器が隆盛を極めるのは,金属加工の技術さえ無い古代か,防具の普及と性能の向上により,斬撃が通り難くなった中世後半です.
金棒を鋳造する技術がある位ですから,前者はありえません.
よって鬼ヶ島の敵対勢力に,優れた防具を有した勢力があった事が伺えます.
また,この勢力の存在は,鬼達が鬼ヶ島を本拠地とし,大陸(?)に勢力を拡大せず,本拠地に戻っていく事からも類推出来ます.
そう,平地での鬼ヶ島勢とその敵対勢力が正面衝突すれば,鬼ヶ島勢の敗北は確定していたのです.
では,何故鬼ヶ島が今まで陥落しなかったのか.
それはヴァイキングよろしく,鬼ヶ島の鬼達は水練に長け,対する敵対勢力は船の保有すら危うかったと推測します.
これはおじいさんが山に柴を刈ってまで材木を集めていた事から類推出来ます.
(これは無茶か)
つまり桃太郎一行とは,勇敢にも夜間上陸を決行した,鬼の敵対勢力の先遣部隊だったんだよ!
(推理放棄)
2010年06月30日 02:18,SIROWENLI
ピサロがインカを破ったようなものかと愚考.
あのときも騎馬,火縄銃の存在,インカ側の先入観,ピサロの姦計があったわけだが.
でも鬼はそれ以前に,島の外に積極的に襲撃を繰り返してたっぽいから,上記当てはまるかどうか.
2010年06月30日 07:47,ゆずこせう
桃太郎=重歩兵,猿=軽歩兵,犬=戦車,雉=攻撃ヘリor攻撃機.
これは,強力だけど他兵科の支援がない歩兵部隊=鬼に対する諸兵科連合部隊による電撃戦なんですよ.
桃太郎が勝って当たり前でしょう.
2010年06月30日 11:48,ソフトヒッター99
逆に鬼の勝機は,入念なる縦深防禦により,敵主力(桃太郎)をわが支配圏に誘引し,各個に包囲殲滅しかないのかと.
2010年06月30日 13:21,ゆずこせう
その場合,防衛側に侵攻側よりも有利に集中のできるための内線機動の手段が必要かと.つまり外部曝露して敵に遮断されるということのない地下通路と陣地が妥当と愚考.
2010年07月01日 11:10,ゆずこせう
それなんて鬼ヶ硫黄島?
2010年07月01日 11:40,colo
あれか,水際防衛ならカタパルトで投石か.
擂鉢山が鬼が島のあの形状になるんだな.
2010年07月01日 12:33,Bernoulli
奪取した元山飛行場にキジが不時着.
2010年07月01日 12:55,ゆずこせう
鬼が島総統「上陸はパ・ド・カレーだ!」
2010年07月01日 12:25,よしふ
犬は人間より遙かに強いと,動物戦争の権威,平賀太平先生が仰ってました.
桃太郎は囮で,桃太郎に向かっていった鬼達は真の主役たる犬に,易々と撃破されたと思われます.
2010年06月30日 13:31,HASU
鬼が人から奪った財宝を,さらに鬼から奪っいとて,お爺さんお婆さんと山分けした桃太郎のヤクザな行為にも,言及する必要が有るのでは?
2010年06月30日 05:34,遠吠犬
実は宝物というのも符丁であり,沿岸に向けてセットされたVXガスミサイルだったのでは…
鬼と言うのも,政府の酷い仕打ちに怒りを覚えた反乱兵士たちという.
2010年06月30日 17:17,ペッパー
鬼=渡来人,桃太郎=大和朝廷つう話もありますからなあ・・・
2010年06月30日 18:33,島の人
千葉の人骨山に伝わる鬼の話は,姨捨を隠蔽する為に作られた話みたいですね.
2010年07月01日 08:21,遠吠犬
桃太郎の原型吉備津彦の吉備津神社には,釜殿というのがあって,温羅(鬼)を封じ込めたといわれてますね.
2010年07月01日 09:20,ゆずこせう
桃太郎の攻撃さえ防げれば話は進まなくなる.
従って鬼側は,桃太郎の剣を迎撃すればよい.
というわけで鬼の側は,全方位型海上赤外線誘導対剣迎撃ミサイル Omnidirectional
Naval Infrared Guided Anti Sword Intercept
Missile Aritllery = ONIGASIMAで対抗だ!
ちなみに鬼が桃太郎側に勝つ漫画は
*****ネタばれネタばれ*****
「異形人おに若丸」
「つっぱり桃太郎」
*****おわり おわり*****
2010年06月30日,20:06 Fabius(KT)
鬼は冥府のものどもであり,【生命の木】である桃から生まれた桃太郎のもつ「生命を与える力」に抗うことは初めから不可能でした.
アンデッドに生命を与えれば「死体」に戻ります.
桃太郎が放散する「生命を与える力」に触れれば,鬼もまた冥府の力を失って,もとの死体や木石に戻ってしまうのです.
これでははじめから勝負にすらなりません.
犬猿雉のお供は,この「生命力」を効率よく伝達する手段だったのでしょう.
ヒトより平地を早く走る犬,樹上を駆け上る猿,そして空を飛ぶ雉,彼らは桃太郎に分け与えられた「生命力」を鬼に注ぎ込むことで効果的に鬼を屠っていきました.
この桃太郎の持つ「生命を与える力」を,彼らおともに分け与えたものこそ,あのマジックアイテム,「きびだんご」に他なりません.
つまり鬼ヶ島の陥落は,婆様が桃を拾って桃太郎が誕生した時点で,既に決定づけられていたのです.
しかもこの爺婆が,「きびだんご」という桃太郎の霊力を他者に仮託することのできる,マジックアイテムの製作方法を知っていた(=いくらでも味方を増やすことができる)という時点で,たとえ冥府魔導の全ての鬼が束になっても,現世世界で鬼が桃太郎に勝つ見込みはまったくありませんでした.
おそらく「鬼ヶ島」は,冥府のものたちが現世世界に建造した橋頭堡であったと考えられます.
なにせ,あの世とこの世ならぬ手段で接続されているわけですから,いくら囲んでも物理的な手段で補給を断ち切ることは絶対に不可能です.
鬼が持つ圧倒的な物理戦闘力と併せ,この橋頭堡は古代人たちにとって,文字通り絶対攻略不能な不落の要害であったはずです.
しかし,冥府魔導の力を打ち消す桃太郎の登場により,全ては反転し,鬼にとっての鬼ヶ島防衛はそれまでの赤子の手をひねるような安楽なものから一転し,鬼側にのみ選択的に働く致命的なBC兵器での攻撃を受けながらの,地獄の拠点防衛へと変貌を遂げました.
この条件でもし鬼に勝たせるのならば,生命力が支配する現世から桃太郎を切り離し,鬼たちの真の力を発揮できる冥府へと,彼を引き込んで勝負するという可能性しかないと思います.
しかし桃太郎の「生命力」は,彼本人から発せられているものですので,もし作戦が失敗した場合は,本拠地である冥府そのものが汚染され,崩壊する可能性も捨てきれません.
彼らが橋頭堡を築いて現世の侵略に乗り出した理由は一切不明ですが,桃太郎の追撃を断ち切るために財宝をもってこれを買収しようと試みるところを見ると,住環境の悪化によりやむを得ず,というわけではなくて,単に経済的利益を得るための進出だったように思えます.
2010年07月01日 12:58,ひな
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以上,「軍事板常見問題 mixi別館」より
青文字:加筆改修部分
faq060805c.jpg
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(画像掲示板より引用)
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