c

「兵器別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ

◆◆航空 総記
<◆航空 目次
兵器FAQ目次


(画像掲示板より引用)


 【link】

「2ch. 航空・船舶板」◆(2002/09/03) 航空機事故
 回収すべきレス無し

「2ch. 航空・船舶板」◆(2005/09/05〜) 【NTSB】航空機事故を検証するスレ【DFR]】
 レス回収済 回収基準ver=10

Aeroshow.net

Aircraft Archive(古典機,相互リンク)

Air Force Historical Research Agency

Asymmetric Aircraft(左右非対称な飛行機――実在,または実際にあった案――を集めたサイト)

Aviation Now/航空の現代

Blue Rider Decals(古今航空記章,英語)

「D.B.E. 三二型」(2012/11/11)◆航空機の機体に描かれた様々なノーズアートたち(画像42枚)

Fighter Pilot Ace List(英語)

Fighter Tactics Academy(英語)

「Kojii.net ココログ別館」◆(2010/10/08)シェルターの内部で排球

Lockheed-Martin
 ロッキード=マーチン社公式サイト(英語)

MASDF

Military Aircraft Database

Missile Index(用語集,データベース集)

nag's Gallery
>飛行機の精密イラストと昭和45年頃の羽田空港写真などをご紹介するギャラリーです

「Togetter」◆(2011/02/15) VADS話など

World Air Forces(英語)

イスラエル空軍撃墜一覧

インターネット航空雑誌「ヒコーキ雲」

「カラパイア」◆(2012/05/14)航空機・軍用機の迷彩塗装

シベリアン・ジョーク集積所

蛇乃目伍長の「エアフォースの英国面に来い!」 Mk.2◆(2013/03/09) RAF The Dangers of altitude hypoxia
 低酸素症について語る英国産アニメーション

全翼機の世界

「地政学を英国で学んだ」◆(2013/03/01) あるエアパワー理論家の講演
「地政学を英国で学んだ」◆(2013/03/02) あるエアパワー理論家の講演:後半

「日本航空宇宙工業会」:航空宇宙産業データベース 平成21年7月(PDF)

「日本航空宇宙工業会」:航空機の生産・輸出・受注額見通し(平成21年5月)(PDF)

日本ヘリコプタ技術協会:AHS Japan Chapter

日本ヘリコプタ協会(AHJとは管理人が同じ西川渉)

ミサイル入門教室

『アトラス世界航空戦史』(アレグザンダー・スワンストン著,原書房,2011.2)

 ビニール・パッケージされ,立ち読みできない状態で並べてあったので,とりあえず買ってみた.
 5千円と高い代物だったが……
 で,感想だが,広く薄く,航空戦の歴史を知りたいって向きにはいいんじゃないだろうか.
 気球が軍用に使用された時から,湾岸戦争までの戦史上の航空作戦を,地図等の図版を多用して解説してある.
 ただ,これ一冊で航空戦の全貌を把握するのは,ちょっと無理だろう.
 あと,かなり大判の書籍なので,手荷物が多いときには,購入は避けたほうがよい.

――――――軍事板,2011/02/27(日)

『くらべる飛行機』(矢吹明紀他著,東京書籍,2011.9)

 意外に良い本だった.
 水冷・空冷エンジンの違いや,当時の燃料のオクタン価,空戦の戦法の進化についても書かれている.
 カラーイラストも豊富で読みやすいし,一種の副読本としてはコストパフォーマンス高い.
 お薦めできる.

-----------------軍事板,2011/10/07(金)

『図解・現代の航空戦』(ビル・ガンストン著,原書房,1995.5)

 『スミソニアン現代の航空戦』とは別物なのね.
 流し読みした程度だけど,戦闘機動とかかなり載っていていいね.
 さすがはエバタン,著者のブリテン分に対する突っ込みも,あとがきできっちりやっていて笑える.
 自分はハードカバー版を買ったけど,まだソフトカバー版が残っていたよ.
 ちょっと表紙傷んでるけど.

――――――軍事板,2009/12/02(水)

『スミソニアン現代の航空戦』(ロン・ノルディーン著,原書房,2005.5)

 書いたのはボーイング社の人.
 ベトナムから始まり,フォークランド紛争までを書いた第1版(日本では出てないと思う)と,それに加えてイラン・イラク戦争,湾岸戦争,バルカンの内戦を足した物が第2版.
 これはその第2版を翻訳したもの.
 ベトナム戦争からバルカンの内戦まで,航空機がどのようにして戦争に関わってきたのかが,分かりやすく書かれてる一冊.
 各戦争の何日にどこの軍がどこの軍の航空機を破壊した等,細かく書かれてる.

 著者曰く,航空戦はシーソーゲームとのこと.
 西側が新しい戦闘機を開発投入したら,東側は防空網を強化し,対処する.
 その結果生まれたのが,湾岸戦争でのイラクの防空システム.
 まあ,米軍のハイテク兵器完敗してしまったが…

 ミサイル万能論やら各種ミサイルなんかにもわかりやすく触れていて,初心者にもオススメできる.

 ただ,個人的に思ったのは,第1版で書かれた部分と,第2版で書かれた部分が,ちょっと気になった.
 第1版は事細かく書かれてるけど,2版は結構おおざっぱな感じがした.
 でもまあ,ジェット時代の航空戦に関する本は,これがあれば良いと思う.

-------------軍事板,2012/05/12(土)
青文字:加筆改修部分

『世界の戦闘機・爆撃機 (学研の大図鑑)』 (小室克介監修,学研,2003.3)

 初心者向けの平易な解説,内容の本だけど,昔学研から出ていたX図鑑を高価にしたもの.
 Bristol ScoutからF-22まで各種の機体を取り上げたり,戦術,技術の変遷を分かり易く描いている.
 透視図や,マイナーな機体もきちんと取り上げており,なかなか良い.

------------眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2003/03/21

『大空戦』(E.H.シムズ著,朝日ソノラマ文庫,1989.2)
※URL不明

 朝日ソノラマ・シリーズは,実際に捲って見るまで,中身が分からないのが多くて困る.
 第1次大戦からベトナム戦争あたりまでの,欧米の空戦戦略について.
 第1次大戦のエースのインタビューが,いくつも載っているあたりが素晴らしい.
 当時イギリス,ドイツの取っていた空軍戦略の違いからくる,損害の差とか面白い.
 イギリス側戦闘機は,敵の陣地を飛び越えて戦うことを指針としたが,ドイツ側は基本的に防衛的な使い方だったそうで,目に見えてイギリス側の損害が酷くなったとか.

 日本に全く触れていないのはご愛嬌(笑)

――――――軍事板,2011/07/20(水)
青文字:加筆改修部分

『チタンのおはなし』(鈴木敏之&森口康夫著,日本規格協会,2003.5)

 本当は工学系学生とか技術者向けの本みたいだけど,チタン自体が軍事と関係が深いので,ちょくちょく軍用機とかの話がでてくる.
 例えば,F-15を1機製造するために,約29tのチタン合金素材が購入されるけど,完成した機体に部品として載ってるの5tだけで,残りは加工の際に,削れたりなんだりで失われちゃうとか,そんな感じの話.
 チタンがどんな部材に向いてて,どんな環境まで耐えられて,どういう理由でコストがかさむのかという話は,軍用機オタとして知っていても損はないはず.
 ガスタービンエンジンにも使われるし.
 他にも耐食性とかで,いろんな産業で使われてるから,そういう方面の話が好きな人にも面白いと思う.
 あと,引用文献と参考文献に,それぞれ2ページずつ振ってて,しかも参考文献にチタンについて調べたい人向けの本とかのマークが振ってあって,これほど親切な参考文献は見たことがない.

------------軍事板,2012/02/29(水)

『トム・クランシーの戦闘航空団解剖』(トム クランシー著,新潮文庫,1997/08)

 本書の問題は,「統合戦闘航空団」構想をもとに書かれ,その後,実際に編成されたが,しばらくして,また大規模改編がおきてしまった事にあります.
 従って,現在の米空軍を理解しようとするには不正確極まりないですが,過渡期の理想とその失敗を理解するには,逆に良い資料となると思います.

------------Lans ◆xHvvunznRc : 軍事板,2012/05/16(水)
青文字:加筆改修部分

 【質問】
 航空機はどのように分類されるのですか?

 まず,空を飛ぶのは「飛行機」だと思われているが,軍事用語では有翼機とヘリコプターをひっくるめて「航空機」と呼ぶ.

林信吾著『反戦軍事学』(朝日新聞社,2006/12/30),p.108

というのは本当ですか?

 【回答】
 この林とか言う奴は無知にもほどがある.
 航空宇宙工学科の学生として言うが,有翼機とかいう区別は無い.
 これは混同とかそういうレベルじゃない.脳内定義だ.

 先ずLTA(軽航空機:空気より軽い)とHTL(重航空機:空気より重い)に分けられ,そのどちらも航空機だ.
HTAは

・固定翼機
・回転翼機
・V/STOL機

で,
LTAは

・気球
・飛行船

となる.

ヘリックス in mixi支隊

 航空機の分類は,まず,浮揚するために静的揚力を利用する「軽航空機」と動的揚力を利用する「重航空機」に大別されます.

 軽航空機には気球・飛行船といった,同体積の空気よりも軽い航空機が当てはまります.
 重航空機は翼に働く動的揚力を利用して飛行する航空機が当てはまります.

 「飛行機」といえば,「重航空機のうち,固定翼により動的揚力を得て且つ推進装置を持つ」航空機の事を指します.
 「ヘリコプター」といえば,「重航空機のうち原動機で回転翼を回して動的揚力を得る」航空機の事を指します.

 どうも林氏は重航空機と有翼機(?)と固定翼機を混同しているようです.

 ちなみに〔林の脳内では〕,ヘリコプターは「回転翼機の一種」ですが,これは「有翼機」には入らないらしい(笑)
 また,気球・飛行船の類は航空機の仲間に入れてもらえないらしい(笑)

:ゆきかぜまる in mixi支隊



 【質問】
 有翼機って言葉自体はありませんでしたっけ?

丼炒飯 in mixi支隊

 【回答】
 言葉があっても,航空機の分類では余り使われることは無いんです.
 航空機は専ら「固定翼」と「回転翼」で分けますから.
 講義でも習いませんでしたし,
 何しろ有翼機を「翼があるもの」という分類で分けると,飛行機・滑空機・ヘリコプターと「重航空機」が全て当てはまってしまいますから.

 ですから推察しますと,ロケットとか「大抵の場合翼がついてなさそうな物」の類を分類するときに使うのではないでしょうか.

ヘリックス in mixi支隊

 航空機の分け方としては,林氏のようには使わないです.
 何冊か航空機関連の書籍をあたりましたが,見当たりませんでした.
 耐空性審査要領にも有翼機なんてカテゴリは無かったはず.

 使うのは宇宙機に対してですね.スペースシャトルの類です.
 あとは,用法をみるに固定翼機と混同しているとしか思いません.
 航空機の分類として使用するのは,正確さに欠けます.

 まあ,使ったら,私のような人間に,鬼の首を取ったかのように突っ込まれるでしょう(笑)

ゆきかぜまる in mixi支隊


 【質問】
 現代の軍用機は,輸送機は別としてマルチロール化が進んでいますが,ゆくゆくは戦闘機・爆撃機・攻撃機・偵察機が一つの機種でこなせるような方向に向かっていっているんでしょうか?

 【回答】
 偵察機と言っても戦術偵察と戦略偵察があるが,戦術偵察任務は結構前から専用機の開発を止めて,戦闘機の機首にカメラを搭載したり,パイロンにカメラポッドを搭載したりして対応している.
 爆撃機はそもそも戦術爆撃機の存在自体が,既に攻撃機と一体化して過去のものとなっている.
 戦闘機と攻撃機のマルチロール化も進んでいるし,戦術任務に関する限り,「ゆくゆく」ではなく「現在既に」上げた4種は同一機種でマルチロール化されつつある
(例えばF-18系しかいなくなった米海軍).

 戦略任務に関しては,戦略爆撃機はペイロードの問題で戦闘機との統合はまず無理.
 それ以前に戦略爆撃機の新規配備自体なくなってるが.

 その他,戦略偵察機も要求される航続力が戦闘機とは段違いなので,専用機種を用いる.
 こっちも偵察衛星の発達や時代の流れで新規開発自体見なくなったが.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 空母艦載機の
「艦上戦闘機」
「艦上攻撃機」
「艦上爆撃機」
には,それぞれどんな飛行特性の違いがあったのでしょうか?
 また,どうして用途ごとに飛行機の種類を分けなければいけなかったのでしょうか?
 現代戦においてはこ,れらはみんな「艦上戦闘機」に一本化されたと考えてよろしいでしょうか?

 【回答】
 第二次大戦当時の艦上爆撃機というのは,急降下を行える復座の単発機で,250〜450kgの爆弾を搭載し,急降下を行うためのダイブブレーキを装着しているため,運動性と速度は最悪で,とても戦闘機との空中戦は行えません.
 また,艦上攻撃機は800kgの爆弾または魚雷を搭載し,敵艦に水平爆撃または雷撃を行う,三座の単発機で,これまた速度は遅く鈍重,しかも急降下爆撃は行えません.
 これらの攻撃用航空機を護衛し,また敵の航空攻撃に対して艦隊を守るため,各空母は艦上戦闘機と呼ばれる空母での運用が可能な単座,単発の戦闘機を搭載していたのです.

 ちなみに,英軍の場合には急降下爆撃機を装備せず,復座の戦闘機を用いたりと,その用法が異なったりもしますので,艦戦,艦爆,艦攻という分類は,あくまで日米の当時の空母航空隊にのみ当てはまるものだといえるでしょう.

 日本海軍も,最終的に流星で艦攻と艦爆を統合することになります.
 そして,流星艦爆の最高速度は,零戦と大して変わらなかったりします.
 このような艦攻と艦爆の統合は,世界の趨勢といってもよいもので,アメリカ海軍はスカイレーダー艦上攻撃機でそれを果たしています.

 で,朝鮮戦争のころから,ジェットの時代になって航空機の運用方法が大幅に変わったため,艦戦,艦攻,艦爆という分類は用いられなくなります.
 それでも1980年代までの米空母はF4またはF14戦闘機とA7小型攻撃機およびA6中型攻撃機を搭載していました.
 その後1990年代以降,F/A18という戦闘攻撃機が登場し,またF14が順次退役していくことで,「戦闘機に一本化された」というイメージを抱かれたのだと思います.これは,各種技術の進歩(余剰推力の向上によりペイロードの増大・航法アヴィオニクスの発達等)によって1機種で済ませる事が出来るようになったということです.

「流星」模型
(画像引用元:「おもちゃじいさんの部屋」

◇      ◇      ◇

 例えば,97艦攻と零戦は「栄」,99艦爆は「金星」(画像引用元はこちら)ってエンジンを積んでるんだが,両方とも実は1000馬力級エンジンだったりする.その当時の技術水準で艦載機に搭載できる限界だった訳だ.

 エンジンが同じ程度という事になれば,800kgの魚雷を積む為には翼の面積を増やして揚力を稼ぎ,なるべく軽く作る必要が発生する.翼の面積が増えれば抵抗も増えるから速い飛行機には成らないし,軽いから急降下できる強度も確保できない.コレが艦攻.

 急降下を可能にする為には搭載量を250kgまで落として機体を強化して,ダイブブレーキを付けて・・・と,コレが艦爆.

 そこら辺の制約を無視して空中戦に必要な速度や機動性に割り振れば艦戦になる.

 これらが一本化されたのは,割と最近の話だ.同じ技術水準で性能を割り振るとこういう機種の差は大なり小なりできるが,艦載機の場合,一機種でいろんな仕事をさせたいという事情が先に立つ.本当ならステルス攻撃機も積みたい所だろうけどね.


 【質問】
 第二次大戦以降の軍用機について,詳しく載っている本をご存じないでしょうか?
 光栄から出てる航空機名鑑は見てみたんですが,もう少し詳しく,機種も多く載っているものがないかと思いまして・・・.

 【回答】
 ジャンルに依ります.
 何処の国かでも変わってきます.

 米国,英国の戦後軍用機なら,日本語の文献はそこそこありますけど,
(例えば航空ファン別冊とか航空情報別冊とか…それなりに取捨選択は必要だけど,デルタ出版系の本とか)
これが,フランスとかソ連その他の国となると,途端に日本語の文献は怪しくなります.
 この辺は洋書を当たるしかないですね.

 全てまとまっているものと言えば,日本語の文献なら,小学館の万有ガイドシリーズがお勧めですが,今は古本屋にすらありませんね.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 : 軍事板,2003/03/11
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 実験機や開発機,配備されなかった航空機について詳しい書籍はないでしょうか?

 【回答】
 何処の国のものでしょう?
 日本やドイツなら,グリーンアロー出版から,試作機,計画機の本が出ています.

 英国,米国のものなら,資料の記述内容はナニですが,デルタ出版から,ミリタリーエアクラフトの増刊で戦中,戦後のものが出ています.
 これについては,戦後のものには,フランスなどの欧州諸国のものも掲載されています.

 ソ連に関しては,KoeiからSoviet X-Planeの邦訳本,「ソビエトXプレーン」が出版されています.

 このほか,戦後の軍用機に関しては,酣トウ社から出版されている,航空情報の別冊でグロリアス・ウィングス1〜3が詳しいです.

 洋書では,ChartWellBooksのAIRCRAFT PROTOTYPEとか,HaynesのBritish Research & Development Aircraft,それにAirfileのCombat Aircraft Prototype Since 1945辺りもあります.

 いずれも古本屋,大きな書店を巡ればあるかと思います.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2003/05/04
青文字:加筆改修部分

 失敗作が中心で,配備はされたものの使い物にならなかった機体まで含めた内容のものだと,岡部ださく(いさく)の「世界の駄っ作機」1〜2巻(大日本絵画)がありますな.
 無反動砲搭載機とか,複葉→単葉可変戦闘機なんていうゲテモノばっかりだけど.

軍事板,2003/05/05
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 この本の内容はどうだろう?
・世界の「最悪」航空機大全

 【回答】
 機種のセレクトはまともだが,(デファイアント&ロック,エアラクーダ,ポゴにFXV-12にマキシム・ゴーリキーにバッファロー.日本からは,空中タンカーという前提構想が狂っとるキ105,F16ベース単発でF15の重量どうなのよF2,存在自体論外問題外桜花).
 日本語版は本自体が,機種ごとの索引が付いてないというトンデモ仕様…
(いくらなんでも原著ではんなこたないだろうが.並びはメーカー別アルファベット)
 いまいちお勧めしかねる.

 それに,日本だと「世界の駄作機」という偉大な先人がいるからなぁ,その手の分野(笑)
 とりあえずいさくが扱っていない機種がどの程度,掲載されてるかで買うかどうか決める.
 でも原書房なら,上述のような編集上の不備は勘弁して欲しいとこ.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 中古本屋で『世界の傑作機』を買おうと思ったら,『丸メカニック』という本に気づき,中身を見るとかなりよい本であると感じました.
 しかし自分の小遣いでは,両方のシリーズを買うことはできそうにありません.
 『世界の傑作機』・『丸メカニック』,両シリーズの特徴や違いがありましたら教えて下さい.

遠目塚 :軍事板,2002/01/13
青文字:加筆改修部分

 【回答】
 丸メカは比較的古い本ですがイイ本です.
 世傑との違いは,丸メカの方が,テクニカルというかギミック的な部分の解説が豊富なことでしょう.
 世傑は写真中心のモノグラフですから,個別の装備や機構の踏み込んだ解説は,あまりありません.
 ある機種の変遷をなぞるには世傑の方が向いていますが,一歩踏み込んだ理解となると,丸メカも必須でしょう.

 丸メカは現在,ハンディ判が出てるので,お金がなければ後回しにする手もあります.

軍事板,2002/01/13
青文字:加筆改修部分

 「世界の傑作機」は,写真から情報を読むたぐいの本であって,資料としてホントに活用しようとすると,結構知識のいる本ではないかと.
 写真から情報が読めてしまうと,キャプションの間違いに気付いたりもする(苦笑

 ビジュアル主体で,かつ,どう読んでも一定の情報が得られるというなら,「丸メカニック」とかの方が良い編集ですね.

軍事板,2002/07/02
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 空軍や航空自衛隊の哨戒飛行とか訓練飛行のスケジュールって,航空団が決めてるんですか?
 それとももっと上のほうから
「○○飛行隊は○月○日○○○○時から○○の空域で○時間哨戒飛行」
とか命令されるんですか?

 【回答】
 空軍に限らず,軍隊組織運用の大原則として「指揮の要諦」ってのがある

 曰く
「明確な意図の元,適時適切な号令を持って隷下部隊を任務達成に邁進させる.この際,統制事項は最小限に留め,下級指揮官の自主裁量の余地を残す事が望ましい」

 命令に置いて重視されるのは,「明確な意図」の部分.
 例示されたような命令だと,何のための任務なのかわからん.
 部下にして見りゃ「言われた時間.言われた場所を飛んできました.任務終了」ってだけになっちゃう.
 中間指揮官(例えば飛行隊長)なんか「言われた任務をコピペして部下に渡しました」ってだけだろ?
 その部下が「何しに飛ぶんですか?」って聞いても「わかんねぇ,上から時間と場所だけ指定されてる.とりあえず飛べ」ってしか答えられないじゃん.
 そんなの指揮とはいわん.

 予想される脅威を見積もり,それに対する対処の上級部隊の意図を示し,隷下部隊の具体的な任務分担を指定するのが命令だ.
 そうやって示された上級部隊の意図を,達成出来,かつ指定された自部隊の任務を完遂出来るよう,自部隊の命令を作成するのが「自主裁量」の部分.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 現代のアメリカ空軍と航空自衛隊の1個航空団の定数って,何機なのでしょうか?
 また,航空団より下の位の単位もあればそれも教えてください.(飛行隊?)

 【回答】
 戦闘機の場合だよな?
 日米の場合,1個の戦闘航空団(fighter wing)は2個の戦術戦闘飛行隊(tactical squadron)から構成される.
 1個の戦術戦闘飛行隊は約20機の戦闘機を保有する.
 よって1個戦闘航空団は約40機の戦闘機を保有する.

 空自の場合,それぞれの戦術戦闘飛行隊は数機のT4も保有している.
 また,空自の第3航空団のみは1個の支援飛行班(support flight)も組み込まれている.
 支援飛行班は数機のT4を保有している.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 飛行機を戦争に使ったのはどの国が最初?

 【回答】
 イタリアだと言われています.
 伊土戦争(リビア戦争,1911年-1912年)でイタリアは飛行船2隻,航空機28機を使い,偵察や爆撃を行っています.
 その後,第1次大戦を経て,1923年にはイタリア軍航空隊は空軍として独立することになります.

【ぐんじさんぎょう】,2008年7月24日20時30分

現代のイタリア空軍
(画像掲示板より引用)


\

 【質問】
 世界最初の,海上からの航空作戦は?

 【回答】
 1914/9/5の,日本の水上機母艦「若宮」の搭載するモーリス・ファルマン機による,青島攻略支援偵察・爆撃.
 以下引用.

 青島攻略に当たっては,開戦前年の1913年に運送船「若宮丸」を改装した水上機母艦が4基を搭載し,金子養三少佐ら搭乗員8人を含む35人の航空要員(のち52人を追加)が乗り込んで出動し,11月7日のドイツ守備隊降伏まで,計49回の出撃を行いました.
 1回の出撃で1時間半に渡る偵察飛行を行って,作戦に多大の貢献をしただけでなく,8cm砲弾,12cm砲弾を改造した爆弾,計90発を投下し,汽艇1隻を撃沈,軍事施設,市街地にも損害を与えています.

 ドイツ軍はルンプラー単葉機1機しか持っていませんでしたが,活発に日本軍陣地の爆撃,偵察を行ったので,日本陸軍機3機,海軍機1機で包囲して,撃墜を図りましたが成功せず,脱出されてしまいました.

 第1次大戦の緒戦期に,既に日本陸軍のニューポール,ファルマン(派遣,計5機)が機関銃を装備し,陸海軍機共爆弾を搭載して,戦争前に水上機母艦も作られて訓練を重ねていたことは,同時期の欧州よりも先進的だったと言えましょう.
 陸軍機は10月末からは,滑走路のかがり火と着陸誘導装置を用いて,夜間爆撃まで行っているのです.
 日露戦争で旅順港内を望見する203高地を取るためだけに,多大の損害を出した苦い経験を持つ日本軍は,第1次大戦前から航空機の活用に積極的であったことは,記録するに値します.

「世界の艦船」2005年6月号,p.178(田岡俊次著述)


 【珍説】
 ところで,航空機の技術が急速に発達したのは,1930年代に入ってからである.
 布製の複葉(二枚羽)機が金属製の単葉機になり,より小型でしかも大馬力の発動機(エンジン)が開発された結果,速力,安定性,兵器搭載能力などが,いずれも飛躍的に向上した.
 これを受けて,英国,ドイツ,イタリアなどは,相次いで空軍を創設し,航空戦力の運用を一本化した.

林信吾著『戦争に強くなる本』,P198〜199

 【事実】
 英空軍は1918年4月1日に設立されています.
 ドイツ空軍の前進であるドイツ帝国軍航空隊は1910年に設立されていますが,第一次世界大戦に敗戦により解体.1935年2月,ヒトラーによりドイツ空軍として復活.
 イタリアは1923年に空軍を設立.

 それに,金属製単葉機は第一次世界大戦のドイツで作られていますよ.

90式改 in FAQ BBS


 【質問】
 これまでで最大の軍用機はXB-70ですか?
(飛行船は除きます)

 【回答】
 C-5やAn-124のほうが,さらにもうちょっと大きいだろ.

・ノースアメリカンXB-70「ヴァルキリー」;56.6m,空虚重量93t

・ロッキードC-5「ギャラクシー」:75.3m,空虚重量170.0t

・アントノフAn-124「ルスラーン」:69.1m,空虚重量175t

 なお,An-225は軍用機としての実績がないため,これに含まれない模様.

軍事板,2010/08/03(火)
青文字:加筆改修部分

 【参考画像】
大きさ比較図解(画像掲示板より引用)


 【質問】
 冷戦以後の航空戦闘(できれば対地も含めて)について,詳しく書かれた本を教えてください.

 【回答】
 ロン・ノルディーン『スミソニアン 現代の航空戦』(原書房,2005年)かな
 中身はナム戦からアライドフォースまで.
 とりあえず現代航空戦史やるなら必携だと個人的には思う.

 あとちょっと外れるかもしれんけど,石津朋之・立川京一・道下徳成・塚本勝也編著『シリーズ軍事力の本質(1) エア・パワー その理論と実践』(芙蓉書房出版,2005年)
 確か運用思想とかの話がメインだから,実際何があったのかを知りたいってのには不向きかもしれん.
 でも読んで損はしないと思う.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 米空軍飛行隊を例に,任務を実行するまでの道筋を教えてください.
(空軍のどの役職の人が作戦を考え,どの役職の人が飛行隊長に任務を飛行隊員に説明させるのか)

 【回答】
 まず,各飛行隊が単独で作戦を立てることは,ごくまれです.

 通常は,より上級の司令部で決められた作戦計画にもとづく各飛行隊に対する命令を飛行隊長が受領するところから,各飛行隊での行動が始まります.
 命令を受領した飛行隊長は,副官や作戦・情報などの各担当将校とともに作戦計画と命令の内容を分析し,飛行隊が行うべき作戦行動や予想される敵の妨害活動,気象などの阻害要因を分析し,必要な準備を行うより具体的で詳細な計画を作ります.

 その上で,必要な準備の一つとして,隊員に対するブリーフィングが行われます.
 ブリーフィングでの説明を誰が行うか決まっているわけではありませんが,通常は,作戦の目標や目的,参加兵力,開始時期などの概要を指揮官が説明し,飛行経路やタイムスケジュール,攻撃方法,予想される脅威,通信管制などの詳細は,各担当将校に説明させるようです.


 【質問】
 自衛隊は戦闘機の稼働率が高いと聞いた事があるんですが,この稼働率とはどーいう意味を言ってるのでしょうか?
 直ぐに飛び立てる機体を指してるのでしょうか?
 実際,その稼働率はどのくらいなんですか?
 また,アメリカ,中国,韓国などもどの程度なんでしょうか?

 【回答】
 「稼働率」は部隊配備機数に対する飛行可能機数の割合
で,空自も米韓との技術レベルと大差ないので,楽観的に評価して6割前後.

 稼働率に関して一言で言うと
日本>アメリカ>韓国>中国
 ただし,アメリカはもともとの数が多い(含む予備).日本と比較すると全部あわせて3桁以上違う.
 日本はむしろ,少ない機体を工業力による高稼働率でカバーしている感じ.
 韓国は準戦時国にしてはあんまり高くない.稼働率は4,5割くらい.
 中国はかなり低い.新旧混合で古い奴はかなり稼働率が低い.自慢のフランカーも低稼働率で,現時点では期待できない.

 ちなみに,ある作戦に必要な機数が実際に飛べるかどうかの割合を「可動率」と言う.
 これは,燃料入れて武装すれば直に作戦行動が取れる状態の飛行機の割合.

 戦時には可動率≒稼働率が成り立つけど,平時は違ってくる可能性がある.

 日本の場合,「作戦」は2機または4機編隊での訓練かスクランブルに限定されるので,「可動率」は9割以上をキープしているけど,特に誇ることでもないような.


 【質問】
 装備単体では地対空ミサイルのほうが高いかもしれませんが,戦闘機の場合,まず空港が必要ですし,そのうえ燃料費も馬鹿にならないし,パイロットも育成しなければならない.
 総合的にどっちがお得なんでしょうか?

 【回答】
 防空コンプレックスのどこに比重を置くか,ってのは案外難しい問題でね.
 それは軍事ドクトリンによる,としかいいようがない.

 誤解を恐れずにいうと,旧東側諸国や第三世界の国は,地対空火器に重点を置きがちだ.
 理由は,あなたのご指摘のとおり,なにしろ金がかからずに済むからだ.
 一方,西側諸国は航空機に重点を置く場合が多い.
 金はかかるが,投じたリソースが防空以外にも使える.

 まあ,ある程度金のある国はほとんど後者の道をとるので,そちらの方が効率がいい,という判断なんだろう.

戦争板,2010/04/26(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 軍用機の値段は,なぜ,その時々によって変わるんですか?
 結局,売る側の言い値なんですか?

 【回答】
 必ずしも言い値ではありません.
 変動する要素はいろいろあります.

・調達数(マスメリット)
・調達時期
・競合機種のあるなし
・双方の政治的状況
・交渉力

などなど

 あとはオプションかな.
 固有の機能をつけてもらう場合は金額が上がる.
 逆にダウングレードにより安くなる場合もあるかもしれない.

 また,技術供与の有無,ライセンス生産やノックダウン生産するかどうかで,その権利にかかる費用が上増しされる.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 最近の他国の戦闘機の購入記事を見てると,契約総額が航空機単品での発注機数の総額よりも何倍も高額になったりしてますが,その内訳はどうなってるのですか?
 付属のパイロット・整備訓練や部品・装備品はそんなに高いのでしょうか?

 【回答】
 パイロット一人の人件費.1年雇うだけで最低でも数百万〜一千万以上吹っ飛ぶ.
 さらに,そのパイロットを育てるためのインストラクターその他の人件費もプラス.
 訓練に使う飛行機の燃料代.磨耗した部品代.その飛行機を整備する人件費.
 かくして雪だるま式に増えていく.


 【質問】
 アメリカのモスボール機について質問なんですが,
「ホントは新型欲しいんだけどお金無いんで,補修パーツ用にモスボール機売ってください(´;ω;`)」
とかあるわけですか?やっぱ.

 あと,F-14・F4なんかの退役した機体も多数ありますけど,どうしても,ってときはこいつも復帰するって事もあるんですか?
 もし事例などあれば教えていただければ…

 【回答】
 A-4やF-16あたりは保管されてあったものを改修して他国へ売ったり.

 飛行時間に余裕があるうちに退役,保管されるので,建前上は「いざというときには実戦復帰できる状態」のものもあるが,実働部隊から完全に退役した機種は,現場の運用や整備,費用の問題もあって,実際にアメリカ軍の実戦部隊,訓練や試験に使われるのも稀で,実働部隊や訓練部隊から直に移動するものばかり.

 需要や役割がなくても何十年も取っておくのがアメリカ軍流らしく,軍艦も武装はいだまま係留されているものがいくつもあるが,駆逐艦あたりは戦艦のような復帰の兆しもないまま.

軍事板
青文字:加筆改修部分

 最近だと,オーストラリア空軍が自国が保有するF-111Cに翼の構造疲労が発見されたんで,AMARCの米空軍のモスボールしたF-111からパーツをひっぺはがして修理してたり.
 エンジンなんかも流用してますね.

名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 飛行機雲が温暖化の原因となるという調査結果が以前に発表されたようですが,これに対して何か反応を示した空軍組織はありますでしょうか?

 【回答】
 「飛行機雲が温暖化の原因になる」ではなく,排気中の窒素酸化物が温暖化効果をもたらし,かつオゾン層を破壊するといった研究なら多数ある.
 しかし「飛行機雲が温暖化」はないと思うぞ.
 気象学的にいうと,雲の発生はむしろ寒冷化の要因だ.

 で,窒素酸化物対策なら,米軍や欧州の軍は燃料の改質などの手を打ってる.

 【参考サイト】
 飛行機雲と地球温暖化の関係.
http://www.agu.org/sci_soc/prrl/prrl9919.html

 関連して, 雲の形成による毛布効果を指摘したもの.
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20020516304.html
も興味深い.

飛行機雲のシミュレーション
http://www.caero.mech.tohoku.ac.jp/research/condensate/hikoukigumoJ.htmlより引用)


 【質問】
http://www.morizumi-pj.com/okinawa/nago-nenoko/nago-henoko.html
より

>ヘリの二倍の速度,航続距離で五倍,積載量で三倍という侵攻能力をもっている.

という文を読んだのですが,侵攻能力と輸送能力の違いが分かりません.
 侵攻=敵地への兵輸送 輸送=自軍基地への兵輸送 という事ですか?

 【回答】
 そもそも「侵攻能力」という言葉は,輸送航空機単独の性能だけで語れるものではありません.
 戦闘機などの制空能力,攻撃機の対地制圧能力,輸送機の輸送力といった,部隊トータルの能力の総和が「侵攻能力」です.
 オスプレイが単独で制空戦や対地制圧戦を行なえる訳ではありませんから,この場合,
「米軍の侵攻能力の一翼を担う」
とか
「本機の配備で米軍の侵攻能力は大幅に強化された」
とでも表記すべきでしょう.

 恐らく「侵攻」という,ある意味「悪い戦争」を印象付ける為に書いている人間が,自分でもよく解らない単語を使ったのでしょう.

 要は「軍艦=戦艦」「装軌車輌=戦車」と同列の,針小棒大な表現と言って良いでしょう.


 【質問】
 史上最大規模の空戦はだいたい,双方何機ぐらいの戦闘機が参加していたのでしょうか?
 時代,戦場は問いません.
 単に一度の空戦で,両軍最大限の戦闘機を動員して,どれぐらいの規模の空戦が,物理的には限界なのでしょう?
 話のクライマックスに,本土決戦前の総力戦の一環として陸海空全部で最大規模の戦いが行われたとして,持ってこようと思うのですが,数十機規模の空戦については分かっても,それ以上の規模の空戦ともなると想像が付きません.

 【回答】
 同戦域の同時在空機数の問いなのだろうが,大規模空戦になると戦域が広くなり,時間的な同一性も保たれなくなる.
 とりあえず300機出せたとしても,一度に全機出すわけじゃない.
 事情を理解できるのは,広い範囲を見渡せる高級司令部だけになるが,同じ理由でオンタイムでの把握は難しくなる.

 その辺ねぐってザックリ言えば,ドイツ防空戦ではないか.
 B-17,B-24,英米軍護衛戦闘機,独軍防空戦闘機.
 数百機規模ではないか.
 質問者の想定に沿うものなら,1945年元旦に行われたドイツ空軍の「ボーデン・プラッテ」作戦あたりが適当かねぇ.
 WW2末期,ドイツ本土近郊まで侵攻して来た西側連合軍に対する反撃作戦の一環で,それまで戦闘を避けて温存されてきたドイツ空軍戦闘機,約一千機による航空攻勢作戦.
(戦闘機ばかりで爆撃機が殆どないのは,今までの熾烈な航空消耗戦により,爆撃部隊の維持を諦め,全ての資源を戦闘機部隊に集中したため)

 元旦の攻撃によって見事に奇襲に成功.
 米英軍の航空機300以上を地上撃破
(航空撃滅戦は本来,爆撃機による航空基地破壊が主目的で,戦闘機による空中戦は爆撃機を推進せしめるための補助に過ぎない.
 この作戦ではドイツ軍の多数の戦闘爆撃機が,米英軍前線基地に殺到した)
したものの,米英軍はドイツ軍の攻撃範囲外の後方基地から,多数の応援機を呼び出し(機数は不明ながらも,ドイツ軍を数で圧倒したところから見て,最低でも1千機を軽く越えている)反撃,ドイツ軍は多数の訓練された搭乗者(死者・行方不明者・捕虜含めて237名)を損失し,ドイツ空軍は実質的に崩壊した

 質問者の「一度の空戦」の定義が,「1回の作戦中」ではなく,「特定の空域における戦闘への参加機数」だとするならば,ノモンハン時に視界内で敵200以上,味方100以上という話があるな.
 この場合は敵がソ連空軍で,味方が日本陸軍.

 ただし視界内の定義も難しくて,無塗装の米重爆群は100km以遠から見えたという話もあるが,だからといって見た独パイロットの空戦対象にはなるまい.

軍事板,2010/06/09(水)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 航空戦に限っても,攻撃側には防御側の3倍の兵力が必要になりますか?

 【回答】
 必要.
 必要なのはまずレーダーって目を潰すこと.
 これには,レーダーサイトに攻撃を加えるまで,攻撃機が捕捉されないことが前提.
 迎撃機を誘導されるからね.
 だからまず,電子戦用の作戦機が必要になる.
 これも戦力って数えなきゃならん.
 制空作戦ってのは,戦闘機を撃墜することじゃなく,航空機基地を無力化するのが重要なんだよね.
 だから,条件によっては制空戦闘機より攻撃機・戦闘爆撃機の数が多くなる.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年09月06日 01:52:27

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年08月23日付
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 現代航空戦の一般的手順を教えてください.

 【回答】
 まず,第一段階.
 電子戦でのソフトキル.
 攻撃(?)目標は敵対国の警戒管制網.
 これにより,敵対国迎撃機の誘導を阻害する.
 当然,少数の電子戦用機では,ジャミングを仕掛けた段階で目標を察知される恐れがあるので,一定数,もしくは一定の範囲をソフトキルしなければならない.
 状況によっては,護衛戦闘機が必要.

 第二段階.
 管制システムのハードキル.
 攻撃目標は敵対国レーダーサイト.
 事前にレーダーサイトの位置を特定し,爆撃.もしくは対レーダーミサイルを用いる.
 この段階で,広範囲のレーダーサイトを無力化できるか否かで,第二撃での戦果に影響する.

 第三段階.
 防空陣地・航空機基地への攻撃.
 言うまでも無く,航空優勢を確保するに当たっての直接手段.
 防空陣地はともかく,航空機基地を一つ無力化するためには,相当数の反復爆撃が必要.
 味方が上陸作戦を行い,橋頭堡を確保している段階であれば,作戦地区に近い航空基地への,空挺による戦力展開も効果的.
 いずれにせよ,味方陸戦部隊との連携が(可能であれば)望ましい.

 こんなカンジですか?
 攻撃側は,電子戦用機・制空用の戦闘機・爆装した戦闘爆撃機が必要.
 対して防御側は,スタンドオフ能力の高い制空戦闘機のみで良い.
 日本の場合は,レーダーサイトを潰しても早期警戒機があるので,これの撃墜任務も必要になってくるでしょう.
 同様の理由で,日本海に展開したイージス艦を初めとする護衛艦郡の撃沈任務も.

 詳しい人,補足よろです.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年09月05日 17:07:54

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年08月23日付
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 低高度侵入と高高度侵入,それぞれのメリット・デメリットを教えてください.

 【回答】
低高度侵入のメリット
・地平線や地形が利用できるので発見されるまでの時間が短くなるかも
・高度な誘導技術に頼らなくても精密爆撃できるかも

低高度侵入のデメリット
・下手な飛び方すると墜落するから技術や技能が優れてないと難しい 機体が鈍重だと死ねる
・対空兵器の鴨
・位置エネルギーを殆ど持ってないので迎撃機が追ってきたとき逃げにくい

高高度侵入のメリット
・対空兵器の脅威が減る
・位置エネルギーたっぷり持ってるので迎撃機に負担がかかる 機動性に劣ってもそれなりに可

高高度侵入のデメリット
・精密爆撃には誘導爆弾とか必須 なければ諦めて絨毯爆撃
・高空をまともに飛ぶにはそれなりの技術が必要 特にエンジンと操縦性の確保
・ステルス性を考慮されてないと早めに発見される 目標上空に迎撃機とか上がってると鴨撃ちの刑

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ペイロードの大きな双発機が制空戦闘機で,ペイロードの小さい単発機が攻撃機として使われてるのは,どういう理由があるんでしょうか.単発機では対戦闘機戦を戦うのに何か不都合でもあるんですか?

 【回答】
 たまたま昨今の制空戦闘機がF-15,F-22が双発でF-16,F-35が単発になっただけの話.
 ロシアのHI-Loミックスは両方とも双発だしSu-27,Mig-29とか.


 F-15が膨大なペイロードを持つに至ったのは,あくまで制空戦闘能力を追及した結果.F-15等の制空戦闘機には探知範囲の広いレーダー,高い重量推力比が必要だった.
 そういう意味ではF-15E系への発達はオマケの様なものです.
 実際,ストライクイーグルの構想が持ち上がった当初は,低翼面荷重から来る低空での安定性の悪さ,大型の機体ゆえの慣性モーメントの大きさから,米空軍の反応は冷やかなものだった様です.(翼面荷重に関してはF-16に関しても同様)

 対戦闘機の格闘戦を主眼とした場合,むしろ単発軽量の機体のほうが好適という見方もあります.
 F-16は元々そういうコンセプト(+簡素化による低廉化――F-15の大型化高価格化により調達数が減ぜられる可能性があったため,当時LWFと称してレーダー積まない,軽量安価な戦闘機を多数調達する目的もあった)で設計された機体です.
 設計チームの元メンバー(名前忘却)の言では
「現在の様な使われ方(対地攻撃を含む多用途対応)をするのが判っていたら,F-16をあの様な機体構成にはしなかっただろう」
との事.

 単発機(F-16)が専ら対地攻撃を専門に行なっている様に見えるのは,数の上での主力の座を占めているからでしょう.
 また,F-15EやF/A-18も対地攻撃は行なっていますし,F-14にも対地攻撃任務が付与されています.

F-16
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 空軍戦闘機と艦載の戦闘機を一緒にしようという試みが殆ど失敗しているのは,陸上機と艦載機とで構造に違いがあるために,コストが余計にかかるからですか?

 【回答】
 空軍と海軍,という分け方でなく陸上機と艦載機,という分け方で考えれば,転用,両用はさして珍しい事例ではありません.
 たいていが艦載機→陸上機,という形ですが(運用の制約は艦載機のほうが厳しいですからね),たしかに艦載機のほうが色々と「厄介」なところはありますが,数打ちの利点は遙かに勝ることが多いわけですし,構造云々もあるでしょうが,やはりセクショナリズムが最大の壁となっていることは間違いのないところでしょう.

 例えば,F-8なんかも陸上運用されたたようですし,F-14なども,実際に輸入したイランやオーストラリア空軍とスイス空軍,購入を検討していた日本も当然空母運用など考えてるわけもなく...
 戦闘機以外の固定翼機もいっぱい採用されてます,海陸双方で.
 A-4やA-7,S.エタンダール.最初から海陸で共用するつもりの機体としてはラファールなんかもそうですし...
 探せばまだまだあると思います,

 コストに関しては意外と「空母で使うからかかるコスト」って少ないんですよね.
 海の上で使うからという防蝕措置や高い整備性,短距離離着陸性能,頑丈な脚などはいずれも陸上運用時も生きてきます.
 たしかに余計な場合も(過剰品質というか)はありますが,たくさん作ってたくさん売ることで(軍としては買うことで)コストの面は相殺に近づきます.

(軍事板)


 【質問】
 フランカーやファルクラムなんかには艦載型がありますが,陸上機を艦載機にするのに,なにやらデメリットはないのでしょうか?
 ペイロード落ちたりとか.

 【回答】
 陸上機として設計された物を艦載機にするには,エアフレームを大幅に教化する必要があり,多大な努力(改修)が必要となります.
 主な点では以下のような物.
・低速飛行性能の改善
・大きな沈下率に耐える脚構造・胴体強度の強化
・カタパルト発進用のランチバー搭載・首脚構造の強化,拘束着艦の為のアレスター・胴体構造強化
・エンジン・機体のマリナイズ(塩害対策)

 YF-17⇒F/A-18,ホーク⇒ゴスホークなどの変更点が参考になるでしょう.
 それらの結果,機体は概して重く・抵抗が大きくまた高コストになります.

 それならば当初より艦載機として設計し,その後陸上機として軽量化する方法論の方が,合理的な設計手法である,と言えます.

 ですから陸上機として設計が完了している機体を,艦載機に改造する事にメリットは有りません.
 寧ろ全ての設計変更は重量増を招く結果となり,デメリットしかない,とも言えるでしょうか.


 もちろん,それは必ずしも戦闘機として艦載機が陸上機に劣ると言う事を意味しているわけではありませんが.

三等自営業 ◆LiXVy0DO8s(黄文字部分)他 in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「空母無き艦載機部隊」という存在はありますか?

 【回答】
 アルゼンチン海軍航空隊がの代表.
 前は「ベインテシンコ・デ・マヨ」という軽空母を持ってて,スカイホークやシュペルエタンダール,トラッカーなんかの固定翼機を運用していたが,この軽空母の機関の不調がどうにもならず,換装するにも予算が無かったので退役してしまい,艦載機だけが残された.
 現在,同隊は隣国ブラジルの空母「サンパウロ」を使って訓練だけはやってるが,特に次期空母を導入する予定は無い.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 艦載機はカタパルトやスキージャンプを用いなくても,例えば陸上の滑走路等から,短距離で離陸できるものなのですか?

 【回答】
 2ch.軍事板に出入りしている技術者さん(TFR氏)によると,他の陸上機(F-16とか)に比べると,劣る面も有るようです.
→艦載機の地上基地での離着陸性能

286 名前:TFR◆ItgMVQehA6 投稿日:05/01/2918:02:05

 しばしば生じる誤解ですね.
 陸上機は自力のみに頼って離陸速度を獲得し,また引き起こしを行います.
 ですから(良い子は実施してはいけません)地上駐機状態のF−15のテールに人間が何人かぶらさがると,尻餅をつきます.
 そのようなバランスに(重心位置と主脚の位置関係に)設定されています.
 ロッキードが陸上機の経験だけで開発した当初のS−3なども似たようなものでした.

 が,カタパルト射出を前提としている米海軍の艦載機はそうではありません.映像でも見られるとおりにデッキを離れてから引き越します.
 それが可能なだけのエネルギーをカタパルトが与えます.

 で,足回りは滑走と駐機状態での安定性を優先して設定されています.F/A−18に尻餅をつかせるのは大変です.

 さて,この特性は陸上の滑走路から発進するときには困ったことになります.
 滑走時にテールを下げにくいということは,離陸引き起こしするには,水平尾翼が同クラス陸上機のそれよりも大きなダウンフォースを発生できないといけません.
 だからと言って,水平尾翼を大きくして重量と空気抵抗を増やすのは避けねばなりません.母艦運用時には離陸引き起こし性能は要らないのですから,不要な性能のためにハンデを負うことにしかなりません.
 垂直尾翼を傾け,ラダーにも上下モーメントを発生させることでいくらか補ってはいますが,たとえばF−15などの離陸時に比べれば,離陸機首上げパワーはやっぱり劣ります.

 【質問】
 ターボジェットやターボファンは,ターボプロップに比べて,低空・低速域での安定性が悪いから敬遠されてるんですか?
 現代の技術で,新規に艦上早期警戒機と艦上輸送機をそれぞれ開発すると,どうなりますか?

 【回答】
 まぁ普通にターボファンになるだろ.

 君が書いてる「艦上早期警戒機」と「艦上輸送機」って,今だとアメリカのE-2とC-2しかないけど,イギリスのガネットやフランスのアリゼも含め,開発した当時は「燃費がよく航続距離/滞空時間の長いジェットエンジン」はターボプロップしかなかった.
 だからみんなターボプロップなだけで,それ以上の理由はない.

 アメリカのS-3はターボファン機なので,もし今新たに「艦上早期警戒機」と「艦上輸送機」を 求めるなら,これがベースになるのだろうから,同じエンジンを積むターボファン機ということになるだろうな.
 その予定は今のところないけどね・・・.

軍事板,2009/09/09(水)
青文字:加筆改修部分

E-2
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 航空機部隊の編成について便乗質問です.
 航空母艦には戦闘機の他に早期警戒機や攻撃機,電子戦機,といった各種の航空機が搭載されていますが,あれらは全部ひっくるめて「空母**搭載部隊」という1部隊なのでしょうか?
 それとも,機種ごとに別部隊なのでしょうか?
 国や年代によって違っているのかもしれませんが,その場合は個別にお教え下さい.

 【回答】
 アメリカ以外の場合.

 ロイヤルネイビーは,「艦隊航空隊(Fleet Air Arms)」という海軍航空隊の総元締め組織が有り,その隷下にシーハリアー部隊や艦載ヘリコプター部隊が有り,それが随時,支援空母に載せられる.
 だから,「インヴィンシブル航空隊」とか「イラストリアス航空隊」などというのは存在しないわけだね.

 ロシアは,艦上戦闘機連隊1個を中核とした「空母航空隊」が一応は存在する模様.
 ただ,「艦上戦闘機」Su-33は,今のところ,合計24機しか生産されていないので,1個戦闘航空連隊の定数(36機)には及ばないね.
 パイロットは,少なくとも,2002年8月の時点で30人は居た.

夏光華(シア・クァンファ) ◆BFSytpS.uc


 【質問】
 なぜ航空機の速度の基準が,高度によって変わるというマッハになったんですか?

 【回答】
 航空機の速度は通常,対気流速度(単位はノットやkm/hなど)で表します.
 音速に近づく,あるいは音速を超えるような場合は,衝撃波の発生等特殊な状況が発生するため ,音速を基準としたマッハを併用します.

 フライトエンヴェロープ見てもらえば判りますが,航空機の飛行可能な領域は,失速,動圧,マッハ数,エンジンフレームアウト限界などにより制約されています.
 高速側は,普通 戦闘機では動圧と空力加熱(マッハ数)で,亜音速機では動圧と臨界マッハ数で規定されます.

 航空機の速度が大気に対して速くなると,大気が航空機の圧力によって割かれることがなくなり,直接ぶつかるようになります.
 航空機の前進が,大気の分子の運動によって航空機の前方に伝わり,先ぶれのようになってあらかじめ大気が別れる.そこに入っていく航空機は幸せです.
 この時の空気の圧力の伝達速度が,つまりはその空間でのマッハ1,音速です.

 これを超えると,実力で大気分子と衝突することになり,圧力波の替わりに衝撃波と会話しなければならなくなった航空機は,タフでないと生きていけません.
 この伝達速度は温度,高度によって変わり,航空機にとっては時速なんkmよりも,この伝達速度より遅いか速いかが死活問題なので,その高度での音速を基準にものを考えるのが道理に合うわけです.

(そういう事あまり考慮せず使ってる場合も確かに見られるけど)

84 :名無し三等兵 :2005/05/28(土) 20:30:27 ID:???

>(そういう事あまり考慮せず使ってる場合も確かに見られるけど)

 映画のタイトルに使ったりとか


85 :名無し三等兵 :2005/05/28(土) 20:33:40 ID:???

 プロレスラーのリングネームに使ったりとか.

 【質問】
 シャア・アズナブルは大佐の階級ながら,自らモビルスーツ部隊を率いて戦場に出ていますが,現実の軍隊で大佐クラスが機体を駆って戦線に出た例はありますか?

 【回答】
 海軍だと,機体でなく船体だが,大型艦の艦長や駆逐隊の隊司令あたりから大佐なので,割と一般的.
 陸戦でも近代辺りまでや負けが込んでる時などは,将軍先頭で突っ込むのはそれなりにある.

 WW2でいいなら,中将が戦闘機に乗って戦った例がある.
 それにあのルーデルは,最終階級は大佐だ.

 アドルフ・ガーランドは,Me262ジェット戦闘機を爆撃機として使いたがったヒトラーとゲーリングに,
「本当の使い方を教えてやる!」
って啖呵を切って戦闘機隊総監を辞めて,Me262の1個中隊を編成.
 話を聞いた撃墜王連中がわらわら集まってきて,参加資格は騎士鉄十字章とまで言われた精鋭部隊Jv44を編成するに至った.
 無論,中将自身Me262で出撃している.
 ガンダムの映像レベルで描いたら,「やりすぎだろ…」って頭を抱えかねん実話だな.
 「第44戦闘団』という本に詳しい.

 ちなみに,ジョニー・ライデンのキマイラ隊は,このエピソードが元だ.

 ヴェトナム戦争では,ロビン・オルズ大佐のオペレーション・ボロの例があるな.
 ありゃ部下達もやる気満々だったみたいだ.

 他にも,朝鮮戦争の多富洞の戦いのある局面では師団長自らが,歩兵突撃の先頭に立って戦ったという例がある.
 クルトマイヤーとかの実例もありますし,無いわけではない.
 ただ,考えてみるとどっちも将官としては凄く若い.
 白将軍の場合で確か二十代後半だったはず.

軍事板,2010/07/06(火)
青文字:加筆改修部分

▼ 第2次大戦中の米陸軍航空隊では,航空群指揮官に上級佐官(たいがいが中佐か大佐)を充てていまして,このクラスまでは普通に実戦出撃してます.
 一例として有名なゼムケ大佐ですが,彼は1943年5月に大佐に昇進したあと,翌44年11月に捕虜になるまで1年以上,大佐の階級で実戦出撃を続けてました.
http://en.wikipedia.org/wiki/Hubert_Zemke

 面倒くさいので彼以外は特に調べてませんが,航空群指揮官クラスなら大佐は普通にいるはずです.
 米軍は当時から,操縦要員は原則として士官なので,比較的階級が高めに出る傾向はありますが,まあそういう組織もありますと言うことで.

名無しT72神信者 in FAQ BBS,2010/8/23(月) 2:15
青文字:加筆改修部分

▼ 忘れてましたが,CAGも大佐ですね.

名無しT72神信者 in FAQ BBS,2010/8/24(火) 13:49
青文字:加筆改修部分

 大佐クラスというか大将クラスでは,ハイドリヒがしばしば出撃していたそうです.
 ただ,彼は親衛隊では大将でしたが,空軍での階級は大尉〜少佐でした.

おまめ in FAQ BBS,2010/8/26(木) 8:52
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 TRAPとは?

 【回答】
 航空機および人員戦術回収作戦(Tactical Recovery Aircraft & Personal)の略称.
 UH-1Nが前線統制のため現場上空を監視,揚陸艦からカタパルト射出されたRQ-2無人偵察機が捜索,上空をAV-8BやAH-1Wで警戒しながら,CH-53などの輸送ヘリで,武装した海兵隊員を一気に送り込み,クルーを救出する.

 詳しくは「航空ファン」2006年7月号,p.を参照されたし.


 【質問】
 スウェーデンや台湾で高速道路を滑走路に使用するのは,近くに仮想敵国が存在して,国内の滑走路が少ないからでしょうか?

ヤン

 【回答】
 その認識でOK
 滑走路が少ない上に敵国が近いと,下手すると,「敵の第一撃で航空戦力が壊滅しちゃいました」ってなる.
 第三次中東戦争みたいに.

 台湾はどうか知らないけど,スウェーデンはそれを最も警戒していて,平時から航空機を分散させてシェルターに隠してると聞く.

極東の名無し三等兵

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より


 【質問】
 軍用機の国籍マーク(自衛隊の縁取り赤丸,アメリカの帯付き星)は,各国間で位置や大きさの規定があるのでしょうか?
 それとも紳士協定のようなもので,国旗で代用したり,ロービジ化したり,なくしたりしてもよいものなのでしょうか?

 【回答】
 無くすのはX.
 国籍マーク描かない兵器は「不審**」の扱いになる.

 ハーグ陸戦条約の空戦版として,1920年代にハーグ空戦規則案というのが作られた.
 発効しなかったので効力はないが,国籍マークは基本的にはそれに基づいた慣例になってる.
 あと,国際法ではないが,空自には国籍マークに関する規定があるらしい.

 もっとも,国籍マークを描けって規定はあるけれど,具体的な位置や大きさなどは規定がない.
 そのためWW2の時太平洋方面のイギリス軍は
「赤丸つけてると日本機に間違えられる」
して,勝手に国籍表示の赤丸を省略してたし,アメリカ軍も大した布告もなく,白星の真ん中に赤丸描くのをやめた.
 ロービジ化が始まってからの米軍機は,国籍マークをグレイで描いてるのでよく見えないし,他国もやたら小さく描くので判別しづらい.
 でもそれが問題視されたことはほとんどない.

 ただ,航空自衛隊が国籍マークを濃いグレイの丸にしたら果たして通用するのか・・・?と考えると微妙かも.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 イギリス軍機のあの丸いマークも国旗から?

 【回答】
 あい,その通り.

 1914年の第一次大戦勃発時には胴体と主翼に大きなUnion jackを書いていました.
 1914年から1915年にかけて,
「そんな手間なん書いてられるかヽ(*`Д´)ノゴルァ」(意訳)
と言うことで,海軍機では1915年3月16日から,方向舵にのみ白地にUnion jackを描き,主翼には赤白の丸(ラウンデル)を書きました.
 しかし,海軍と陸軍(まだ空軍は出来ていません)の機体で異なる国籍表示は如何なものか,と言うことになり,1912年7月26日に採用していたフランスの国籍表示と同様に,1916年初頭より,英国軍用機は,胴体と主翼に白縁付の外側から青,白,赤の丸(ラウンデル)を,方向舵に胴体側から赤白青の縦三色を描くことになりました.

 ちなみに,フランスは,胴体と主翼には外側から赤,白,青の丸(ラウンデル)を採用し,方向舵に胴体側から青白赤の縦三色を描くことになっていましたので,英国軍用機は全く逆の配置になっています.

(眠い人 ◆gQikaJHtf2)

faq01ag02.jpg
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 戦闘機の塗装は普通,空に溶け込むような色使いにしてあるのですか?

 【回答】
 そうなのとそうじゃないのと二種類ある.
 空色や青や灰色っぽいカラーで塗ったり迷彩を施す場合(空に溶け込ませる)と,茶色系や他の色にする場合(大地に溶け込ませるor気にしない)が.
 夜間作戦主体の場合は黒色系にするケースも多いし,実験機や試作機の場合は派手なパターンにするのもあり.
 まあ,最終的にどんなカラーにするかはその国の好みだな.
 日本は空に,イスラエルなんかは砂漠に溶け込ませるのを好むようだけど.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 軍用機についている丸いマーク,ラウンデルの起源は?

 【回答】
 もともと,軍帽につけていたコッケード章が起源.
 フランス軍が翼章として採用した後,各国がそれに倣った.

参考URL
「Wikipedia」:Cockade
Roundels of the World

-------------------------------------------------
「国旗ほか旗が好き! 」
のオフ会にて教えていただいた話です.

ゆきかぜまる in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

英国のラウンデル
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 帝国陸軍戦闘機の 「尾翼の派手な塗装」 は,各部隊が現地で手書き塗装したかと思うのですが,米国のB29の様な大型機の垂直尾翼の部隊マークは,製作工場で塗装(足場が必要?)するのでしょうか?
 又,画伯や画家が描いたものならば,芸術的価値(オークションなどで取引される)があるのでしょうか?

 【回答】
 両方とも,基本的に部隊内の整備士で絵心のある奴が描く.
 絵を描くのに足場が必要,との事だが,それを言ったら垂直尾翼の整備が出来ないだろ.
 あと,ノーズアートの芸術的価値についてだが,当時の文化を知る資料としても,単純に大衆芸術的な価値もあるので,写真や資料は色々あるが,絵画のようにオークションで取引するような物=ノーズアートを描いた実機そのものは,流石に簡単に売ったり買ったり出来るものじゃない.
 と言うか,むしろ機体のほうに価値があるんで,程度のいい実機を手に入れて,それを元に機体に有名なノーズアートやマーキングを復元する方が普通かな.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 戦略爆撃機や攻撃機が地上攻撃をする際,戦闘機が編隊を組んで同行するのでしょうか?
 それとも,まず戦闘機が制空権を確保して,その地域は安全と判断して,爆撃機や攻撃機だけが戦闘機の護衛なしに目標に向かうのでしょうか?

 【回答】
 所謂戦爆連合と呼ばれる直協形式は,第1次大戦からベトナム戦争まで(いやまあ現在でも)一般的に見られます.
 ベトナム戦争では,まずワイルドウィーゼルが対空火器制圧を行い,敵機の来襲しそうな方向にはバリアーCAPを置いた中を援護戦闘機とエスコートジャマーに守られた攻撃部隊が(場合によってはパスファインダーに先導され)侵入する,
 後方にはタンカーが待機,AEWが見守る,と大変大所帯な物でした.
 AWACSの登場は確かに変化をもたらしましたが,各種サポートの必要性が減じたわけではなく,湾岸・イラク戦争では相手の空対空戦闘が不活発だった事が一番大きな要因でしょう.
(あと,ステルス攻撃機による単独攻撃が行われたりとか)


 【質問】
【国際】ロシアのTu-95爆撃機,米空母の上空600メートルをかすめ「挑発行為」も.領空侵犯当日に[2/12]

 領空侵犯とか米空母接近で,どうして撃墜されないんでしょうか?
 こんなんだと真珠湾攻撃じゃないけど,開戦と同時に艦隊壊滅とかなりそうな.

 【回答】
 武装してない偵察型だとわかってるから.
 もしミサイルの一発も吊り下げてたら,もっとアメリカ側だって警戒する.

 つか,この程度の事は冷戦中は毎日のようにやってた.
 このくらいで一々撃墜してたら,核ミサイル突き付けあって対立などしていられない.

 基本的に,アメリカとロシアは(融和は進んだが)核弾頭付きの弾道ミサイルを向けあっている仲.
 そんな相手に攻撃を仕掛けると言うことは,戦争覚悟と言うこと.
 そんな間柄なのに,たった一機で攻撃を仕掛けてくるなんてありえない.
 もし意表をついて攻撃して来ても,あとは全面核戦争覚悟の態勢になるだけ.
 空母が一隻損害を受けた事など大した問題ではなくなる.

軍事板


 【質問】
 ドラマ「24」にて;
戦闘機のパイロット「こちら目標確認,ミサイル発射許可を要請する」
管制塔「こちら管制塔,ミサイル発射を許可する」
戦闘機のパイロット「了解」

 ミサイルって独断で発射してはいけないのですか・・・・?

 【回答】
 基本的には.特に平時のスクランブルの時は,最高クラスの責任者の許可がなければ武器を使用してはいけない.
 もっとも,何か電子的なロックや暗号がかかってる訳ではないので,戦闘機の方で指示を待たずに勝手に撃つ事は出来る事は出来る.

 湾岸戦争のときは,早期警戒管制機の管制が,許可を求める戦闘機からの通信要求量に追い着かず,目標を逃す事を嫌って独断でミサイルを発射する戦闘機が続出して問題になった.


 【質問】
 敵機が新型機なのか旧型機なのかは,交戦するまではなかなかわからないわけですよね?
 そうするとスクランブルさせるための嫌がらせの場合,旧型機を使ったほうがお徳では?

 【回答】
 第二次大戦のころ,Aスコープというオシロスコープみたいに波形しか表示してない画面をみて
「こいつは大型機,機数は何機」
と言い当てる名人はいた.
 理屈の上では,波長の短い電場であれば,物の形によって反射が変わる.

 米軍のイージスシステムなんかだと,膨大な
「レーダー波をこう当てたら,こう反射するはず」
というデータベースを持っていて,それで機種を特定する.

 けど,イラン航空機撃墜事件のように,レーダーの反射特性が似た全然別の飛行機であるエアバスを,F-14と誤認したりもする.
 このときは,正面からレーダーを当てた場合の反射がそっくりだったそうだ.

 ま,存在しない飛行機は飛ばないし,事前の情報収集によってその空域にこれるはずの飛行機というもの限定できるし,飛んでるときの高度速度が他の飛行機では無理ならば,消去法で特定できる場合もある.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 C-X・P-Xの設計で使われたDMUは,どんな感じ?

 【回答】
 「19年度技本研究発表会」によれば,

・機体設計関係
 DMUは配線とか公差の大きい素材が苦手.
 短期間で干渉チェックが出来るので,設計チームのお仕事も短期高密度化.
 実機製作で発生する問題は減った筈.
 干渉してたら担当者がジャンケンして決めて下さい☆(パイプと壁で壁担当が負けて壁にパイプ穴開口とな)

メッサー=ハルゼー

 便利ですよぉ.
 なんと言っても,二次元の図面じゃあ分からない箇所までばっちり一目で分かりますから.

 公差との兼ね合いは三次元CADが出来た頃からの問題ですね.
 公差の大きい部品もそうですが,+0.5 -0 なんて片側公差も問題になります.
 まあ,小さい場合は干渉の問題と言うよりは,単品製作の場合に問題になるのですが.

 ただ,高密度化というのはどうなんでしょうか.
 要するにOA化ですからDMUの操作はともかく,三次元データを作る工数がずいぶんと大きくなっています.
 昔,製図工,今,CADオペレータの仕事は全くなくなりませんね.

 設計者・オペレータの工数が一番小さかったのは二次元CAD全盛期でしょうね.
 私はその時代を知りませんが.

ゆきかぜまる

 昔は図面送って実物作ってそこから干渉チェック上がってという感じだったのが,DMU上で干渉チェックするので実物製作工程の分,短くなって却って忙しくなったとかなんとか.
 まぁオイラは製図なんて中学の授業でやったっきりですが.
(変なポンチ絵は良く描くのにな)

メッサー=ハルゼー

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より


 【質問】
 カタパルトとアレスト・ワイヤーを地上で利用すれば,より短い滑走路でも航空機の発着が出来て,軍の飛行場を狭い所でも作れたり便利だと思ったんですけど,あまりメリットは無いんですかね?

 【回答】
 空軍機を常にその様に使う,というのなら残念ながら無い.

 海軍機が行う「カタパルトで射出・アレステイング・フックで制止」という運用は,主に強度(≒重量)の点で機体のリソースを喰うので,空軍機のメリットが損なわれてしまう.
 アレスティング・フックを装備するコストだってタダじゃない.
 陸上でしか運用しない航空機の着陸脚を,無駄に頑丈にせよ,と仰る?
(艦載機の脚が頑丈に作られてるのは急角度で着艦する必要がある為で,アレスティング・ワイヤーを利用するからでは無いが)
 構造強化は重量増を招き,結果的に航空機のペイロード減少につながる.
 長い滑走路を作れば済むのに,なんでそんなに陸上機のアドバンテージを好き好んで失いたがるんで?

 また,空母のカタパルトとアレスティング・ワイヤーの下には,巨大なカラクリがある.
 広い場所が取れる地上で,大金かけてわざわざ使う意味はない.

 さらに,空軍機のアレステイング・フックは常用するものではなく,エアブレーキの故障などの際に用いるものであり,あくまで非常用.
 F-105のそれの様に,作動に火薬カートリッジを使用し,一度降ろしたら地上で整備するまで格納できないものもある.
 そういう意味において,空軍機にもフックを装備した物は多い.
 F-15やA-10にも装備されてる.

 空軍機でフックを使う場合,バリアと呼ばれる機材を使う場合がある.
 海軍機のワイヤーと違うのは,幅広ゴム状のバリアを滑走路上に張り,機がランディング後にこれを踏み越してからフックでヒット,制止という流れになる点.
 ヒット後の滑走距離も,海軍機のそれに比べて長い.
 空自もこれを持っていて,悪天候時やブレーキその他のトラブル時,滑走路が爆撃された想定時の訓練などで使用している.
 映像作品で確認しただけなので字がわからないが,現場では「バークワンツー」「バルクワンツー」などと発音している様だ(BLK-12?).

 米海兵隊など,海軍仕様の機を陸上に展開させている場合にカタパルト/ワイヤーを使用して運用した例は,ベトナム戦争中に在る.
 チュライなどでは陸上設置型のカタパルトギアとアレスターギアを使って,F-4やA-4を運用していた.

 あと,海空とも,RATO(ロケットブースター)を使って短距離離陸させる場合もある.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 空軍の航空機基地に陸上戦力は配備されていますか?
 敵地上部隊に敷地内に侵入され,滑走路を破壊,もしくは占領行動を試みられた場合の対処法もあるのですか?

 【回答】
 航空撃滅戦とその対処は基本の基本.
 必ずと言っていいほど自衛用の対空火器を配備しているし,滑走路が破壊されてもできるだけ早急に回復できるように備えられてる.

 陸上部隊への対処であるが,陸上部隊から攻撃をうけるような状況では,航空機は後方の基地に退避しており,不時着用程度の扱いになってると思われる.
 味方の陸上兵力による防御については,陸軍および上級司令部の意向次第であるが,通常,航空基地は重要な戦略拠点と看做される.
 基地(防衛)隊ってのがたいていの国の空軍にあるし,また空軍基地の人員も兵士であるから,自衛戦闘程度は行える.

 また,現代の戦闘機は,車輪を地面につけた純粋な滑走距離だけなら,200mちょいあればいいから,滑走路破壊には意外に強い.
 滑走路全壊ならどうしようもないが,半壊程度ならなんとか離着陸可能なSTOL性の確保は,概ね70年代以降(第四世代以降)の戦闘機では要求性能のひとつ.
 最近の戦闘機で推力偏向ノズルが採用されつつあるのも,STOL性の向上が目的のひとつ.

 もちろん短距離での離陸を余儀なくされた場合, 必要ならある程度武装を捨て,機体を軽くするなどのペイロード調整も行う.
 しかし武装を減らせば,無理に飛ばす意味も低下してしまうので,出来るだけ搭載するだろう.
 迎撃用のAAMなら大した重量で無いしな.
 単に後方に逃がすためだけに飛ばすこともなくないだろうが.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 自分でも軽くググったのですが,判然としないので質問させていただきます.

 軍用の航空基地の場合,一本ないしは二本の平行滑走路の場合が多いですが,この場合の離発着については何か決まりなどがあるのでしょうか?

 自分でざっと考えたところ,
1,予め離陸方向と着陸方向が逆で永久固定されている.
2,天候等に応じてその場で決めている.
の二つしか思い浮かばなかったのですが.

VF-22

 【回答】
 その土地の風の吹く方向の頻度をレーダーグラフにしたもの
(バラみたいに見えるのでウインド・ローズと言います)
を参考にして,なるべく横風にならない方向に滑走路を作ります.

 実際の離発着は,常に向かい風になるよう管制が指示するはずです.

zen

 軍用では有りませんが,たとえば羽田だと,片方を着陸専用に,もう片方を離陸専用にといった具合に使い分けていたかと.
 成田だと,片方をB747など大型機が,もう片方をB767など小・中型機が,といった形で運用していたかと思います.

 つまりこの辺りの具体的な運用は,その基地のによりけりかと.
(極端かつ例外的な例が辺野古のV字滑走路の運用ですね)
 国内だと,千歳基地や嘉手納基地辺りが参考になりそうですが,自分は分かりません.

 また,滑走路の使用方向についてですが,基本的には風上に向かって使用します.
 ただ,ILS等の設備やその他の事象によっては,テイルウインド(追い風)の方向で使用する事も希に有ります.

hide

 基本的に飛行機の浮かぶ力(揚力)は空気に対する速度(対気速度)に依存しますので,向かい風の分だけ,滑走路に対する対地速度に+α出来るのは大きなメリットとなります.
 一方,緊急着陸の場合,時間が優先するのか(そこまでたどり着けるのか他),対地速度(その分余裕が持てます)他(支援設備他)が優先するのかという話に帰結しますので,一概には言えずに,その際の事情で総合的に選択と愚考します.

へぼ担当

 エマー機の着陸なんかで滑走路点検のためクローズされても,もう一本が代替できるってのもある.
 付近に代替飛行場が無い基地なんかだとそうだと思われ.

 千歳は除雪が・・・

雪風伍長

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より



 【質問】
 有り難うございます.
 ウィキペディアで方々の航空基地を見ると,平行滑走路持ちは片方ILS有り,もう片方が無しですので,やはり離発着を分離させてると見るべきでしょうか?

VF-22 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

 【回答】
 主に平行滑走路の場合を想定されているかと思いますが,そう考えていただいて結構だと思います.
 単純に考えても同じ滑走路を離陸・着陸の2つに使い分けるのと,機能を一本に絞って分離するのと,どちらが簡易,効率的,かつ安全かを考えていただければ理解しやすいかと考えます.
 一方,軍用飛行場の場合,フライイン等で一斉に大量の航空機が降りる場合や,その逆(全力出撃)の場合,着陸・離陸に一本に絞ることが出来,かつそれが合理的な場合,その限りに有らずと考えるべきかと思います.

へぼ担当 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」


 【質問】
 世界最長の滑走路は何mありますか?

 【回答】
 旧ソ連や中国のデータが手元にないので正確とは言えませんが・・・

 確かアメリカのエドワーズ基地が,試験機のテストサイトという性格上,長い滑走路が必要で,乾湖を利用した10qオーダーの滑走スペースを設定していたと思います
 但し,これはただ平坦なスペースがあるというだけで,舗装も電波誘導もありゃしません

 舗装された滑走路に絞ると,世界で1番速いスピードで降りてくる飛行体スペースシャトルが降りられる飛行場(3000m以上)になります
 具体的にはヴァンデンバーグ,エドワーズ,ケネディー(NASA管理)の各アメリカ空軍基地などが持つ4576mが最長ではないでしょうか?

軍事板

 滑走路の長さを考える場合,降下速度も勿論重要ですが,滑走路が設置される空気の密度も考慮する必要があります.
 つまり標高の高いところだと→空気が薄い→パフォーマンス低下→同じ飛行機でも離陸するのにより長距離が必要,という事になります.
 同様に,気温が高いとその分,空気の密度が低くなり,これまたパフォーマンス低下します.

 従って,大型ジェット旅客機や輸送機を常日頃運用する忙しい空港で,かつ標高が高くて暑そうなところを探せば一番長い滑走路がみつかるはずです.

 で,AirNav.comでそこ等辺をみてみると,デンバー空港が4877mの滑走路があります.
Denver International Airport
Runway 16R/34L
Dimensions: 16000 x 200 ft. / 4877 x 61 m
http://airnav.com/airport/KDEN
 これが一番長いような.少なくとも民間では.

Fabius (KT) in 「軍事板常見問題 mixi支隊」


 【質問】
 現代の滑走路には,着陸の目印となるものは何か置いてないの?

 【回答】
 ILS(計器着陸装置)というものがあります.
 ILSの周波数を合わせたら,回答にあるとおり十字が連動してどちらにずれているか教えてくれます.
 悪天候時や視界の悪いときによく使われます.
 飛行機にILSインディケーターが装備されていないといけないんですけれども.セスナくらいの飛行機でも計器飛行可能な飛行機なら必ず装備されています.

 その他に,VASIと言って1〜4個のランプが並んでいる物があって,何色が見えるかで着陸進入高度の目安になるものがあります.
 こちらはILSと違って,飛行機側には何もいりません.
 赤と白のランプが横に並んでいて,赤が多いと低すぎ,白が多いと高すぎ,ってのを教えてくれます.
 横のずれまで教えてはくれないけど,流石にそれは目印無くてもわかるし,この光が見えるという事は大幅にはずれてないわけでして.

 なお,私はヘリも飛行機もやっとるんですが,基本的にはどちらも滑走路上のRunway Number(滑走路の方角を示す数字)めがけてアプローチしますね.

Fabius (KT) in 「軍事板常見問題 mixi支隊」


 【質問】
 国土防衛用の地対空ミサイルや早期警戒レーダーの管轄が,日本の様に空軍にある場合と,アメリカのように陸軍にある場合がありますが,それぞれどう違うんですか?
 また,それらは空軍と陸軍のどちらの管轄である方が有利なんですか?

 【回答】
 日本の航空自衛隊は空軍と言うより,防空軍としての性格が強い.
 防空軍の任務は,自国領内に侵入してくる敵航空勢力の排除が目的だから,創設の経緯や目的,防空軍としての性格上,航空自衛隊が早期警戒レーダーや地域防空用の長SAMを管轄することになった.

 乱暴に言えばアメリカ空軍は元々,核爆弾を敵国に送るための専門部隊として陸軍から独立した組織.
 だから,核爆弾の輸送とは関係ない高射任務は,空軍の管轄にならなかった.

 日本国航空自衛隊,米空軍のどちらも普通の空軍ではないから,例としてはあまり相応しくない.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 防空システムが敵軍からのサイバー攻撃を受けた場合,一時的にせよ麻痺しちゃうなんてことはありえますか?

 【回答】
 ありえないとは言わないが,どの程度の可能性があるかは一般人には分からない.
 現在でも機密のベールに包まれているのがサイバー戦.

 コソボ紛争やイラク戦争で
「サイバー攻撃で防空網に穴を開けたっぽい?」
というケースが確認されている.
 ……が,当の米軍は公式にサイバー攻撃を認めていない.
 手法についても,コンパス・コールみたいな電子戦機が関ったという説がある程度で,やっぱりよく分からない.

 グルジアとロシアの戦いでもサイバー戦は行われたという話.
 グルジアの政府系サイトが落ちたとか聞く.

 中国では超限戦という概念を提唱している軍事理論家がおり,米国は中国によるサイバー攻撃(非対称戦)を警戒している論調がある.
 一方の中国は,ウィルス攻撃にしても中国発よりも米国発のほうが多いのが実態だと主張している.

 ちなみに,世界初のコンピュータウィルスを作ったのはパキスタン人という話を,以前読んだ覚えがある.

軍事板
青文字:加筆改修部分


目次へ

「兵器別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ