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◆◆◆◆◆伊藤和也拉致殺害事件
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<◆◆◆治安回復問題
<◆◆戦史
<◆アフ【ガ】ーニスタン
<南アジアFAQ目次
※ 本サイトは原則,文中敬称略
(こちらより引用)
【質問】
伊藤和也拉致殺害事件とは?
【回答】
2008/8/26/06:30頃,アフ【ガ】ーニスタン東部,ナンガルハル
Nangarhar 州 クズクナル Kuz Kunar で,NGOペシャワール会の農業専門家,伊藤和也とアフ【ガ】ーン人運転手1人が,自動小銃で武装した4〜5人組によって拉致された事件.
建設中の灌漑施設の点検に向かう途中だったという(AFP,2008/8/27付)
運転手は26日に治安部隊によって救出されたが,伊藤は27日,射殺体で発見された.
享年31歳.
拉致に関しては,ターリバーンが犯行声明を出している.
【関連リンク】
「kojii.net」■「テロ対策と NGO 活動のあり方と」
「tufuk」:「他地域に比べ治安も比較的安定しているジャララバード市」(JICA, 2007年)
【質問】
伊藤和也の直接の死因は?
【回答】
静岡県警が2008/8/31未明に浜松医科大で行った司法解剖によれば,左太腿を銃器で撃たれたことによる失血死だという.
遺体の左ふとももに2カ所の貫通した銃創があり,うち1つが動脈を切断.
また,左足下腿部にも銃創があり,内部から破裂した銃弾とみられる金属片2つが摘出されたという.
ほかに目立った外傷はなく,死後4,5日程度,とされている.
【質問】
伊藤和也はなぜ殺されたのか?
【回答】
2008/8/28現在,情報は錯綜していて,まだよく分かっていない.
28日,共同通信が伝えるところによれば,身柄を拘束された犯人2人は,
「治安悪化を印象付け,外国人を追い出すため」
だったと述べているという.
また,ターリバーン広報官は
「全ての外国人がアフ【ガ】ーンから出て行くまで殺害を続ける」
と述べたという.
しかし共同通信によれば,身代金目的だったとの見方も強く,もし仮にそうだったとするならば,何らかの偶発的な事態によって死亡した可能性もなくはない.
また,8/28付時事通信,および8/28/2338付産経新聞(共同通信電)によれば,時事通信社の電話取材に対し,ターリバーンのスポークスマン,ムジャヒードは,
「人質を連行中,治安部隊と遭遇して銃撃戦となり,足手まといになったため射殺した」
という旨,説明したというが,8/28/12:27付読売新聞によれば,ターリバーンは
「治安部隊との銃撃で巻き添えになって死亡した」
と説明しているという.
【質問】
伊藤和也拉致殺害事件について,ペシャワール会の公報担当者ヌール・ザマン
Noor Zaman は,
「地元住民が米軍の活動に反発して勘違いした可能性がある」
と述べている(2008/8/26付,共同通信)が?
また,中村哲医師は,
「単なる強盗,身代金目当てで,政治的なものではないと思う」
と述べている(2008/8/27/2248付,時事通信)が?
【回答】
ターリバーンが犯行声明を出しており,その可能性は極めて低い.
何かあるたび,ペシャワール会がアメリカを非難するのは毎度のことなので,真に受ける必要はないと思われる.
▼ 以下引用.
――――――
【アフガン邦人男性拉致】タリバン「殺害した」 全外国人が標的
2008.8.27 23:33,産経新聞
【ジャララバード(アフガニスタン東部)27日共同】アフガニスタンで日本の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(本部・福岡市)の伊藤和也さん(31)が拉致され死亡した事件で,関与を認めていた反政府武装勢力タリバンのムジャヒド報道官は27日,遺体発見後に共同通信の電話取材に応じ
「日本人を殺害した.すべての外国人がアフガンを出るまで殺し続ける」
と述べた.
報道官は
「このNGOが住民の役に立っていたことは知っている.
だが,住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」
と主張.
「日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも,われわれは殺害する」
と訴えた.
報道官は伊藤さんの拉致後,
「日本人は政府側との戦闘に巻き込まれて死んだ.
政府側の流れ弾に当たった」
と責任を回避する発言をしていたが,一転して意図的に殺害したことを認めた.
――――――
▲
また,中村医師のその発言は,バンコク滞在中,新タイ国際空港でのインタビューにて出たものであることを考えると,インタビュー当時,中村は事態を正確に把握していなかった可能性が高い.
消印所沢
▼ ちなみに以下のブログによると,中村哲医師はいまだに
「伊藤和也氏を殺害したのは山狩りを行った村人達である」
という主張をしているようです.
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51257911.html
in FAQ BBS,2009年11月30日(月) 23時1分
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
伊藤和也殺害犯の素性は?
【回答】
犯行グループはタリバン系のヒズブ・イスラミのメンバーだったようです.
「最初から殺すつもりだった」なら金目当てでは無いですね.
アフマドのメンバーだというのはガセ情報の模様.
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082801000580.html
>身柄を拘束された拉致犯の2人はこれまでの調べに,
>反政府武装勢力タリバンと協力関係にある「ヒズブ・イスラミ」のメンバーであると認めた.
>「最初から殺すつもりだった」と供述,
>逃走中の拉致犯の1人が伊藤さんの頭を石で殴ったとも話しているという.
>捜査当局はタリバンとの関係や犯行動機などを追及,
>逃走中の拉致犯3人の行方を追っている.
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080829/crm0808290314003-n1.htm
>武装グループは,金目当ての犯罪集団ではなく,
>反政府武装勢力タリバンと関係がある可能性が強まっている.
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082801000168.html
>「アフガンの治安悪化を印象付けて,外国人を追い出したかった」
ただ,金目当ての線も消えては居ないと思います.
ちなみにヒズビ・イスラミ(イスラーム党)と自称する勢力は2つ.
一つはヘクマチァール派.
一つはハリス派.これはヘクマチァール派から1979年,分裂.
事件のあったジャララバードは,ハリス派の勢力の強い地域だが,今回の犯人の所属は不明.
そもそも犯人の自供の信頼度もそれほど高くはないと思われる.
【質問】
拉致殺害犯は,伊藤和也がペシャワール会メンバーだと知らなかったのか?
【回答】
犯人はタリバンだったが,ペシャワール会とは知らずに誘拐しようとした可能性があります.
それと命令を発したタリバン司令部と,実働部隊との間に意志疎通が図られていない模様.
――――――
http://mainichi.jp/select/world/news/20080829k0000m040163000c.html
反政府武装勢力「タリバン」のザビウッラー報道官は28日,毎日新聞に対し,
「拉致グループはタリバンの命令で拉致を実行した.
当初は日本人だとは知らなかった」
と語った.
日本人と判明した後は
「日本政府にアフガン復興支援すべてを中止させるつもりだった」
とした上で,
「タリバンは殺害までは命じていない」
と弁明した.
――――――
ただし,広報官の言葉も二転三転していること,ソースが毎日であることを勘案すると,この報道が信頼度5割を超えるかどうかも怪しいところ.
【質問】
http://reishiva.exblog.jp/9383800/
のように,無理な強攻策をやったんじゃないか?という指摘には一理あると思うのですが.
【回答】
1,000人とも言われる武装住民が,自発的に山狩りはじめて,治安当局にも統制取れない状況で,その指摘にどれほどの重みが……
パキスタン,バジャウル行政区のタリバンが,最近の戦闘・空爆で多くのタリバン兵が治安部隊によって殺害されたにも関わらず,ラマダン停戦に先立って,以前に捕らえられた6名の政府保安要員を解放した例もある.
Taliban release six security men ahead of
Ramazan
捕らわれた人質が解放されるか否かは,何もタリバンに憎まれる度合いが強い弱いではなく,単純に戦略に基づいていることが分かる好例.
やはり伊藤さんの死は,救出作戦の歯車が悪い方向に回ったということでしょう.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【関連リンク】
「週刊obiekt」:伊藤さんが殺害された責任をアフガン警察に転嫁する人は,武装住民の自発的な山狩りを何故非難しないのか
【質問】
伊藤和也は,どのような活動に従事していたのか?
【回答】
2008/8/28/01:36付読売新聞が,元ペシャワール会農業指導員,高橋修の言葉として伝えるところによると,農業のほか,ブディアライ村(本件の拉致現場)で,灌漑井戸と枯れ川の修復作業を行っており,基本的に毎日見回りと作業のチェックをしていたという.
一方,2008/8/26/22:46付,産経新聞が外務省情報として伝えるところによれば,彼はダラエ・ヌールで農業指導をしていたとされている.
さらに,2008/8/27/2248付,時事通信では,サツマイモの普及などに携わっていたとされている.
ちなみに,静岡県掛川市出身の伊藤は,静岡県立磐田農業高校卒業後,同県のアフ【ガ】ーン支援NGO「カレーズの会」での活動の後,2003年6月にペシャワール会に入会している.
【質問】
伊藤和也拉致殺害事件当時,ペシャワール会では職員の安全対策はどのようにしていたのか?
【回答】
2008年8月27日付,読売新聞によれば,
>「我々は短期間だけ来て帰るようなNGOや国連機関とは違う.
> 我々にとって,現地人からの信頼が最大の安全保障と考えて」
>外務省が海外旅行者や在留邦人向けの危険情報で最も危険度が高い
>「退避勧告」を出しているにもかかわらず,現地で活動を続けてきた
と,同会の福元満治事務局長は説明したという.
そのため,
>「一人で行動しない」「夜間は出歩かない」「移動は車で」という最低限の注意を払っていたが
>民兵に警護を依頼することはなかった
という.
また,2008/8/29付,朝日新聞によれば,28日夜の記者会見で中村医師は,
――――――
「護衛をつけても,プロテクションにならない.警察官がねらわれ,かえって犯行に巻き込まれる可能性がある.
私は(安全のために)数十人のグループの中にいることと,トランシーバーか携帯を持つことの2点を強調しておいた」
「(安全な地域なので)安心していたが,山を越えて犯人がやってくることには無防備だった」
――――――
と述べたと言う.
治安悪化に関しては,上述読売新聞によれば,
>日本人スタッフ約20人を危険回避の目的で順次,日本へ帰国させる方針を決定,約10人が帰国
していたという状況で,伊藤もいずれ帰国予定だったとしている.
一方,中村医師のほうは,上述の記者会見において,
――――――
日本大使館からは極力用心するように言われていたという.
「昨年が一番多かった.
日本人を拉致する計画があるとの内容だった.
荒唐無稽(こうとうむけい)な内容で,韓国人の拉致事件を模倣したいたずらだと考えていた」
――――――
と述べている.
実際に起こったことを考えると,必ずしも荒唐無稽ではなかったのではないか,との疑問が残る.
また,たしかペシャワール会は,同会がペシャワールで運営する病院,PMSには門衛を置いていたはず.
ペシャワール会会報No.96(2008/6/25号),p.17にも,ジャララバードの会計事務所のチョキダール(チョウキダル,「番人」の意味)の登場する,ちょっとしたエピソードが書かれている.
門衛は必要だが,殆ど単身で行動する日本人ワーカーにはガードが必要ないと考えていたのであれば,その理屈が分からない.
なお,ペシャワール会会報 No.96(2008/6/25号),p.3(中村哲医師著述)には,
>(ターリバーンは)「外国軍とその同調者だけを標的とする」と宣言
しているとする記述があり,その情報を信頼して安全対策を軽視していた可能性もある.
▼ さらに以下のような証言もある.
――――――
何年か前に長崎で,東松照明と中村哲の講演会があったので行ったのだが…
前日の長崎新聞に東松照明が,ペシャワール会の物資を運ぶトラックは不思議と襲われないと聞くと書いてたんだよね.
しかし講演会で大学生から,物資を運ぶトラックが襲われてペシャワール会ののメンバーが,散り散りになって逃げたらしいがと質問されて,タジタジになってたよ.
その時は東松は何も答えられず,中村が
「逃げても,やらなくちゃいけない!」(意味不明)
とか言ってた.
――――――軍事板
ソースが軍事板であるため,推定信頼度は7割程度だが,これが事実であるとすれば,「ペシャワール会は襲われない」という根拠の無い思い込みが,会の幹部には蔓延していた可能性もある.▲
▼ 一方,
――――――
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080831-01-0901.html
ペシャワール会は,日本のNGOとしては最もアフガニスタンから信頼され,情報も持っているNGOだ.
当然十分な安全対策をとっていた.
誰もペシャワール会を責めることはできない.
――――――
とする,伊勢崎賢治のような意見もある.
ただし同記事では伊勢崎は一般論でしか述べているだけであり,今回のケースについて具体的な論拠を挙げてはいない.▲
【関連リンク】
「週刊obiekt」:伊藤さん誘拐殺害事件を"単なる事故"で片付ける伊勢崎賢治の異常な論理
【質問】
ペシャワール会は本当に地元住民の信頼を得ているのか?
【回答】
正確に回答するには,地元で綿密なリサーチを行うしかないが,現在のところマスメディアにはそのような動きはないし,今後も期待できそうにない.
したがって傍証で述べるしかないが,現在までの情報で判断する限り,そのどちらとも言えない.
まず,長期間に渡ってペシャワール周辺で活動を続けているという実績が存在する.
また,事件発生直後,大勢の地元住民が山狩りに参加したという事実もある.
地元民の信頼を得ていない限り,そのようなことになりそうにない.
ただし後者については,地元住民は長老の命令によって,どのようにでも動くという部族社会的現実も報告されており,傍証という点ではやや弱い.
逆に,信頼されていないという証言もある.
以下はパキスタンのムラーに近い筋の,とある一般市民の証言.
――――――
件 名 : イスラムのひとたちに きいたら
ペシャワール会なんか信用してないそうですよ.
あいつら結局スパイ活動してたんじゃないですか?
常識で考えてもアフガンがいくら馬鹿でもいもの作りかたくらい日本人よりうまいでしょ.
お茶なんかほおっておいても生えますよ.
彼らはイスラムとして行動してないから結局どうかしないですよ.
内緒でトン汁のんでたりしたり酒も
女をじろじろみたり
ああいうところには日本人イマームアブドーラマリクがいきゃあいいんですね.
――――――2008年09月23日 17時09分
――――――
なんで タリバンがそんなに好きなの?
だっら NGOもイスラム原理主義になりなさい.
〔略〕
日本のNGOが 拉致しころされた事件に 対して
うちのスンニ派 元神学生のムスリム親父は「 非イスラムだから なにか悪いことをいったのに 違いない」
イスラムとムスリムは違うから
イスラムは、神様のこと ムスリムは人間
だから いろんな人がいて 大バカ者もいるし
やさしいい人もいるんですよ.
殺された青年はすごく かわそうですが
ペシャワール会という お偉い方々は、認識の甘さに反省してほしいですね.
タリバンと親しい?????
あなたたちイスラムですか?
イスラム名 教えてくださいよ.
ちゃんと 礼拝してますか?
まさか 左手で飯食っていないでしょうね.
ミズ立ち飲みしてないでしょうね.
女性に気楽に声掛けていないでしょうね.
恰好だけ民族衣装着てもダメですよ.
あのタリバンのいるところは、パシュトゥーン
パキスタンでは パターン人といっうんですが
ものすごく厳格なイスラムなんだそうですよ.
だから イスラムでないものはすべて地獄に落ちるんですよ.
親しくなれるというのは、そこの部族の一員になれるということかもとれませんよ.
パターン女性と結婚して誰かの息子となる.
彼らは部族間結婚しかしないから
無理ですよ。ぜったい無理
もし恋愛関係になったら 姦淫罪成立 おめでとうこざいます.
早く逃げないと殺されますよ.
パキスタンとアフガニスタンの間の田舎のイスラム教徒は、グローバルな判断なんて期待するほうが
愚かで ノンイスラムのNGO殿様は 不浄な存在
地獄に落ちるべき存在なのです.
阿片の売買は本来イスラムでは 死刑に値するものでしょうが
大きな金が動く産業ですから イモやお茶では
軍閥の金儲けにはなりません.
「アフガニンタンだって イモやお茶の作り方くらい
しってますよ。馬鹿にすんなー!!! そんな遅れている人は縄文時代の人じゃありませんか?」
これは宗教と無関係な人間の欲望の問題
あくまでも イスラムとムスリムとは違う
ということを 認識してかからないとだめなんですよ.
イスラムというのは たいていおとなしい家族を大切にしてつつましく生活している.
人たちなんですよね。ただし身内の中では,
コップの中の仲良しグループなんですよ.
イスラムの教義と関係ないところでも
パキスタンやあの山のパターン人は
身内通しで結婚を繰り返しているほど
コップの中の仲良しなんですよ.
また 山の中の何もわからない
イスラム原理主義 (復興主義)を相手に
どうやってペシャワール会という異教徒の集まりが
親しくなれるのか説明してほしいくらいですよ.
もし 山の中のパターン人のタリバンが一番喜ぶとしたら
イスラムになってくださいよ.
現地のモスクのイマームにイスラムにしてもらう
それが 彼らが一番喜ぶことだと思います.
へたな 政治介入されるのは迷惑だと思いますよ.
考えても見てください.
NGOに 権力なんてないんですよ.
NGOには なんの力もないんですよ.
中立的立場は戦闘地おいてあり得ないのです.
敵か味方か 中立は見方でないからイコール敵
現地の日本大使館にとっても迷惑な話ですよ.
権威もくそもない 集まりが 何か起こすと 厄介なだけです.
後始末は、結局は日本政府
ようするに
>また他宗教や無宗教、無神論に対する凄まじい憎悪でも特徴付けられ、
>『イスラーム以外の宗教や無神論・無宗教は皆間違い、
>地獄に落ちる』などという主張を行うのが通例である
私の家ですら ノンイスラムやシーア派の人
スンナを批判する人たちは お出入り禁止なんですよ.
電話で話してもいけない
ペシャワール会は、私の家で研修受けてから
イスラムスンニ派になって
コーラン朗詠できるようになってから 行ってくださいよ.
SP ああいう 政治的に難しい場所は NGOの行くべきところではない、アフガニスタンのように無政府状態の場所は、麻薬武器偽札の組織の垂涎の場所です.
昔カンボジアがそうだった.
マフィアとオウムカルトと北朝鮮が 稼ぎまくっていましたが 運びは軍艦で運んでいました.
それも フンセンが強くなりほかの軍閥の資金源を潰しまくり その中に 高橋君もいたわけ
NGOは 豊かで平和な国の癒されない人たちだから
自分たちよりも かわいそうな人たちを
世界中に求めて歩き それで 「ああかわいそう何とかしなくては」
タリバンでもフンセンでも 何かくれる人には
とりあえず頭下げますよ.
しかし、本心は、どうなんですかね?
彼らはもっと大きな金を稼ぐルート持っているんですよ.
パキスタンもアフガニスタン難民を強制送還して
NGOも撤退させて 自分を守るのが精いっぱいなんだと思いますよ.
外国人が中に入るともっと厄介になる.
あいつをポーンと殺せば 怖くなって
全員帰国するだろ.
本当に思惑通りに動いてますね.
ペシャワール会は自信がおありのようだから
不法滞在してボランティア続けてくださいよ.
お願いします.
「世界の平和のためですよ。」
これって 間抜けな発言ですよ.
――――――2008年09月14日14:36
また,
「アフ【ガ】ーニスタンでは援助をしても感謝の対象はアッラーに対してであって,援助者ではない.
援助者は単にアッラーの遣わした道具としか見なされない」
とする報告も,他の援助支援活動本において複数散見される.
これが本当だとすれば,上記メールを裏付ける傍証となり得るだろう.
結論として,現時点ではペシャワール会は地元に信頼するとも信頼されていないとも断言することはできない.
したがって安易に「ペシャワールは地元に信頼されているので/信頼されていないので」という前提で何かを論じているような文献もまた,検証不足ということを意味するので,安易に信頼すべきではない,ということになるだろう.
【質問】
外務省からのペシャワール会への警告はどのようなものだったのか?
【回答】
外務省サイトによれば,
>外務省は,昨年7月に現地の治安情勢の悪化を受けて
>アフガニスタン全土を退避勧告に指定したことを踏まえ,
>「ペシャワール会」に対しても累次にわたり注意喚起を行ってきた
という.
ただし,「害務省」と揶揄までされる省庁のことであるし,また,佐藤優などの暴露などから考えても,これはとうてい鵜呑みにできない.
クロス・チェックが必要だろう.
【質問】
http://spikemilrev.com/news/2008/8/29-1.html
>不思議なことに,今回は自己責任論は噴出しませんでした.
これは何故ですか?
【回答】
自己責任論で叩かれてた連中は,他人(日本政府やアメリカ)に責任を転嫁していたから叩かれていたのであって,伊藤さんの遺族はそういう真似をしていないから叩かれていない.
中村哲医師ですらタリバーン擁護はしても,アメリカに責任を転嫁したりはしていない.
ペシャワール会の広報,ヌール・ザマンは当初,アメリカのせいとほのめかすような発言をしてたけど,今はそんなこと口に出して無いし.
ニュース極東板
青文字:加筆改修部分
――――――
「非戦闘地域」などと空想を信じて疑わない平和ボケした政治指導者によって「作戦参加」は喧伝され,日本の「美しき誤解」は雲散霧消し,武器をもたず本当の人道復興支援を続けてきた若者が狙われた.
現場にいる彼らのリスクを高めたのは,まちがいなく日本の政策だ.
――――――アフガニスタンでペシャワール会スタッフが拉致: 辻元清美ブログ: つじともWEB
という意見もありますが?
【回答】
ターリバーン広報官のコメント
――――――
【アフガン邦人男性拉致】タリバン「殺害した」 全外国人が標的
2008.8.27 23:33,産経新聞
「このNGOが住民の役に立っていたことは知っている.
だが,住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」
――――――
「日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも,われわれは殺害する」
――――――
を信頼するとするならば,自衛隊がいくらインド洋で給油しようがしまいが,無関係だったと考えられます.
そもそも「非戦闘地域」議論が行われたのは,イラク派遣自衛隊に関してであり,アフ【ガ】ーニスタンは関係ありません.
よって,辻元の主張は的外れです.
ちなみに,「空想を信じて疑わない平和ボケ」なのは,このごに及んでも非武装中立を唱えている――まさに非武装中立状態にあった伊藤和也は殺害されたわけですが――ご自身ではないかと.
【質問】
TBSラジオでアジアプレス記者が今回のペシャワール会員殺害事件を
『テロ特措法の所為で,アフガニスタンの対日感情が悪化したことで起きた可能性がある』
と発言しておられましたが?
2008/08/28(木) 15:45
【回答】
おかしいです.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008082700205&genre=E1&area=Z10
>このNGOが住民の役に立っていたことは知っている.
>だが,住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ
>日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも,われわれは殺害する
このターリバーン広報官の言からすると,テロ特の存在は考慮されていません.
また,アメリカ等のアフガンに部隊を駐留している国とは,明らかに一線を引かれています.
というか,テロ特はその存在すら知られていない可能性があります.
ニュース極東板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
>8月31日(日) 憲法9条の化身=伊藤さんの命を奪ったのは小泉元首相だ
〔略〕
>徒手空拳でアフガンの人々のために献身した一青年の命を奪ったのは,日本政府の誤った外交
>政策でした.小泉元首相が,ブッシュ米大統領の愚かな「対テロ戦争」を全面的に支持しなければ,
>伊藤さんは殺されずに済んだかもしれません.
〔略〕
>日本国憲法第9条の趣旨を踏みにじり,第99条の憲法尊重擁護義務に反して「対テロ戦争」に
>加担し,中東での対日感情を悪化させた小泉元首相こそ,伊藤さんの命を奪った張本人だと言う
>べきではないでしょうか.
【事実】
ターリバーンのムジャヒド広報官によれば,
「外国人を全て追い出すためにやった」
ことですので,日本の外交政策に無関係である可能性が非常に高いです.
また,ターリバーン戦争は,「イスラーム系カルト集団でしかないターリバーンを放逐する」という点に関しては,中東諸国も殆ど全てが支持しており,これで対日感情が悪化する可能性は低いです.
ターリバーン政権当時,ターリバーンが対米のみならず,周辺国(当然ながらイスラーム諸国)にもテロを「輸出」していたことを思い出すべきでしょう.
なお,憲法9条は集団的自衛権を決して否定しているわけではないという,それなりに説得力ある説もあります.
詳しくはこちらを参照されたし.
【質問】
伊藤和也殺害を受けたペシャワール会の対応は?
【回答】
福元満治事務局長が,中村哲医師から電話を受けたところによると,中村医師以外の全ての日本人メンバーを帰国させるという.(2008/8/28/1129付読売新聞)
事件前,ダラエ・ヌールには日本人4人(伊藤を含む),ジャララバードには日本人5人が活動していたという.
同会の意思決定は,中村医師個人の考えによってなされる,ということが伺える.
【質問】
なぜ今回,ターリバーンはペシャワール会までテロの対象にしたのか?
【回答】
アルカーイダの論理では,
「今日のイスラーム世界の問題は全て,欧米のせいだ.
あらゆる欧米的な影響のあるものを排除しさえすれば,問題はおおよそ全て解決する」
とされており,ターリバーンもその論理に染まっている可能性が高い.
事実,2008/8/27/23:38付,産経新聞(共同通信電)によれば,ターリバーンのムジャヒド広報官は,
「このNGOが住民の役に立っていたことは知っている.
だが,住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」
と主張している.
また,27日夜,NHKに出演した田中浩一郎は,
「外国支援を絶ち切れば,自分達の武装闘争がもっとスムーズに進むと考えている」
との旨のコメントをしている.
さらに同氏は,27日夜のNHKでは,
「彼らは,全ての外国人をアフ【ガ】ーンから追い出せば,外国に支えられているカルザイ政権を倒すことができる,と考えている」
との主旨のことも述べている.
ただしターリバーンはコアなメンバー以外は,思想的つながりよりも地縁・血縁で結びついているケースも多くあり,正確なところはまだ不明.
【質問】
伊藤和也拉致殺害事件は,他のNGOにはどんな影響を与えると予想されるか?
【回答】
2008/8/27日夜,NHKに出演した田中浩一郎は,
「ペシャワール会は地元民から信頼されていたし,ベテランだった.
比較的安全な地域で発生した事件ということもあって,NGOへの影響は避けられない」
との旨のコメントをしている.
山本敏晴によれば,ある国で援助活動をしている外国人が1人死んだ場合,他団体も撤退や活動縮小が検討されるという.
このようなことに絶対にならないよう,国際協力に関わる人々は,絶対に自分の身を守らなければならない,と山本はその著書で述べている.
【質問】
ペシャワール会からは今後も犠牲者が出るだろうか?
【回答】
方向性を変えない限り,そうなるだろう.
日本人職員は撤退しても,現地で現地人スタッフによって活動は続けると宣言している以上,犠牲者の国籍が変わるだけだろう.
作家の村上龍は,日本人による支援・協力の問題点として,かつて以下のような指摘をしている.
――――――
他国や他人に協力したいと思うならば,その国や人が何をしようとしているのか,また何を望んでいるのかについて正確な情報がなければならない.
当たり前のことだが,彼が望むことを知らなければ,彼に対し協力することはできない.
だが日本社会には,そういうコンセンサスが希薄だ.
「あなたはわたしに何をして欲しいですか」
という質問は,日本社会では開き直った態度になってしまう.
直接相手に問うのではなく,「相手の意を汲んで」何事かを行うのが美徳になっている.
それは国内的に風習や習慣が比較的均一的だったせいもあるだろう.
また,支援や協力というのは,その実効性よりも,それがいかに自己犠牲的だったかで評価されがちだ.
実際的な手伝いの内容よりも,日曜日・休日を返上して上司の引っ越しの手伝いに行ったということで,部下の忠誠心が計られる.
したがってこれまでの日本社会における支援や協力というのは,自己犠牲とほぼ同義語だった.
何をやったかよりも,いかに自分を犠牲にしたかが問われてきたのだ.
――――――『すべての男は消耗品である.vol.7』(村上龍著,ベストセラーズ,2003.6.10),p.63
ペシャワール会は「地元のニーズを満たしている」ことになっている.
しかしそれは第三者が検証したわけではない.
他方,中村医師のアフ【ガ】ーンについてのトンデモ情報を見る限り,「正確な情報」に基づいて活動かどうかは非常に疑わしい.
その上,「他のNGOが撤退しても,我々は最後まで残る」というような発言を見る限り,
「いかに自分を犠牲にしたかが問われてきたのだ」
という村上の言葉が,そのまま当てはまる可能性が高い.
その2点を考えるにペシャワール会も,日本の支援団体特有の陥穽に陥っている可能性が高く,ゆえに今後も「実効性より自己犠牲」的な活動が続くだろう.
自己犠牲的な活動は,政情不安定地域では実際に犠牲者を生むことは自明である.
これを変えるには外部の第三者機関による,客観的な情報収集と客観的な活動評価が行われねばならない.
しかし『ドクター・サーブ』(丸山直樹著)によれば,ペシャワール会は本質的には,中村医師を支援するための団体であり,意思決定は事実上,中村医師個人によってなされるので,改革は望めないだろう.
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