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「JB PRESS」◆(2012.03.15)被災地で自衛隊がアメリカ海兵隊に後れを取った理由 美談だけで済ませてはいけない「震災と自衛隊」(北村淳)
「Togetter」◆(2011/07/03)@tetteikaikyou さんの「「護衛艦「ちくま」,東日本大震災奮戦記」
「Togetter」◆(2012/10/07)赤旗新聞政治部(@akahataseiji)の一連のTWEETから始まる東日本大震災の自衛隊についてのちょっとしたお話
「VOICE」◆(2011/04/11)最後に頼りになるのは自衛隊だ/佐藤正久(参議員議員)-1
「VOICE」◆(2011/04/11)最後に頼りになるのは自衛隊だ/佐藤正久(参議員議員)-2
「クーゲルシュライバー」◆(2014/04/28) 自衛隊員の人達が懸命にお掃除してくれてんのに被災者らしきオバサンが腕組みして突っ立って隊員の人達に「隅々まで綺麗にして下さい」と偉そうに指示していた
「スパイ&テロ」◆(2011/05/11)災統合任務部隊司令部
『自衛隊員が撮った東日本大震災』(防衛省編,マガジンハウス,2012.3)
『ドキュメント自衛隊と東日本大震災』(瀧野隆浩著,ポプラ社,2012.5)
『東日本大震災自衛隊救援活動日誌』(須藤彰著,扶桑社,2011.7)
東北方面総監部の中の人が書いた,3月16日から4月24日までの日記.
著者は,所謂背広組と制服組の橋渡しをしている様な立場の人ですが,あの阿鼻叫喚の中,ともすれば自分を見失いがちな非常事態の中で,淡々とその日その日に体験した事,感じた事をきちんと整理して書いている感じを受ける.
その中でも,非常事態に際しての陸自幹部の士気を保つ努力,決断力の素早さ,また,内局でも某省の様にグダグダな事がなく,防衛大臣自らの率先垂範で,痒い所に手が届くと言う内幕も書かれていて,(自画自賛かも知れないが),とても興味深い.
この本では,陸自と空自,海兵隊を「下町三兄弟」と書いている.
長男陸自,次男空自,三男海兵隊だそうで….
それだけ緊密に連携して動いたのだろう.
海兵隊の学校復旧についても書いているが,目に見える支援という意味では,これも一つのアイデアと書いている.
もう1つの海兵隊の事例として,気仙沼向いの大島のケースが取り上げられていた.
地元の意向では,観光港と小学校の清掃を依頼したかった様だが,米軍独自の判断で,小学校の代わりに,漁港の整備をしたとか.
漁港が整備出来れば,漁船が使えるようになり,島民は取り敢ずの移動手段が確保出来ると言う理由.
目先の希望だけでなく,自立を考えた米軍の判断に考えさせられたそうだ.
遺体捜索から復興に向けての動きについても,非常時における役所のあり方について書いてあり,地方自治の面でも役立つものだと思える.
――――――眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2011/07/09(土)
JSDF Action in East Japan Great Earthquake|軍事板常見問題 アジア別館
に以下リンク
『東日本大震災と自衛隊 自衛隊は,なぜ頑張れたか?』
荒木肇編著
四六判並製216ページ・カラー口絵64ページ
http://okigunnji.com/url/364/
おはようございます,エンリケです.
★東日本大震災に出動したわが自衛隊の生の姿
★被災地で活動した陸上自衛官400人の声声声!
★自衛隊提供のカラー写真が,1ページ約2点で約130枚収録!
ご紹介;
武士道とは縁もゆかりもなさような戦後日本に生まれた自衛隊という組織のなかで,震災派遣に出動した諸官・隊員を動かしたのはいったいなんだったのでしょう?
一貫して,「ひと」を通じてわが軍事・軍隊を見続け,各方面での啓蒙活動を展開してきた著者だからこそ,聞ける話があり,書ける話があります.
本著は,東日本大震災という未曽有の国難に対処したわが自衛隊の活動を,四〇〇人の軍人の声,自衛隊提供・約130枚のカラー写真を通じて伝えるのみではありません.
戦後日本が軽蔑し,自ら捨て去ろうとしている「自国ならではの美質」を,荒木肇という,格好の語り部を通じて見つめ直させてくれる「祖国復興の書」なのです.
□本書について
10万人態勢で災害派遣出動した自衛隊は,多くの人命を救い,インフラの復旧に力を発揮しました.
あまりの悲惨な光景に,ときに心が折れそうになっても,互いを信頼し,励まし合い,これこそが自分の「つとめ」と信じて,自衛官は活動を続けました.
終わりの見えない任務の中,自衛隊はなぜこれほどまでに頑張れたのでしょうか?
この本は,被災地で活動した400人の隊員のアンケートと直接取材をもとに,自衛隊の活動を支えたもの,その思いの強さに迫るものです.
[中略]
------------おきらく軍事研究会(代表・エンリケ航海王子)
http://archive.mag2.com/0000049253/index.html
2018.10.30
【質問】
東北太平洋沖大震災における,自衛隊の活動状況を教えられたし.
【回答】
(110320防衛省発表 1200現在)
※ 数値等は速報値であり,今後変わることがある.
1.派遣規模
人員 約106,600名
(陸:約69,000名,海:約16,100名,空:約21,300名)
回転翼210機,固定翼325機
艦船57隻
が活動中
※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成
・3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において,自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を決定(約54億円)<18日閣議決定>
2.自衛隊による救助状況
○大規模地震災害派遣による活動
・自衛隊による救助者数 約19,400名(現時点で確認されているもの)
救助者数
11日~18日 約19,400名
19日 3名
計 約19,400名
○原子力災害派遣による活動
・原子力災害派遣に係る除染者数(民間人のみ)約2,850名
3.災害派遣要請元
11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事
4.連絡員(連絡将校(LO))の派遣
北海道(根室振興局,日高振興局,釧路総合振興局,胆振総合振興局,えりも町),
宮城県(県庁,東松島市),
岩手県(県庁,山田町役場),
秋田県庁,
青森県(県庁,八戸市役所),
福島県(県庁,田村市役所),山形県庁,茨城県庁
5.自衛隊の実施事項(調整中含む)
○大規模地震災害派遣による活動
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令
(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令
(17日03:00原子力災害派遣命令発出のため廃止)
16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等召集命令
17日03時00分 原子力災害派遣命令
17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
航空機による情報収集
被害者の救助
防衛大学校が周辺住民約190名を武道館に受け入れ
人員,物資等輸送
給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供
○原子力災害派遣による活動
避難支援,冷却水,給水支援,物資等輸送
○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
6.自衛隊の活動
○派遣部隊
▼陸自
▽東北方面隊
【6師団】
神町20普通科連隊,多賀城22普通科連隊,福島44普通科連隊,郡山6特科連隊,
神町6後方支援連隊,大和6戦車大隊,郡山6高射特科大隊,神町6施設大隊,
神町6通信大隊,大和6偵察隊,神町6飛行隊,神町6特殊武器防護隊,
6師団司令部付隊(神町)
【9師団】
青森5普通科連隊,秋田21普通科連隊,弘前39普通科連隊,岩手9特科連隊,
青森9後方支援連隊,岩手9戦車大隊,岩手9高射特科連隊,八戸9施設大隊,
青森9通信大隊,八戸9対戦車隊,弘前9偵察隊,八戸9飛行隊,青森9化学防護隊,
9師団司令部付隊(青森)
八戸4地対艦ミサイル連隊,船岡2施設団,東北方面特科隊(仙台),八戸5高射特科群,東北方面通信群(仙台),東北方面航空隊(霞目),東北方面後方支援隊(仙台),東北方面衛生隊(仙台),東北方面総監部付隊(仙台)
▽北部方面隊
【2師団】
名寄3普通科連隊,遠軽25普通科連隊,留萌26普通科連隊,旭川2特科連隊,
旭川2後方支援連隊,旭川2施設大隊,旭川2通信大隊,旭川2偵察隊,旭川2飛行隊,旭川2化学防護隊,2師団司令部付隊(旭川)
【5旅団】
帯広4普通科連隊,美幌6普通科連隊,鹿追5戦車隊,帯広5特科隊,帯広5後方支援連隊,帯広5偵察隊,鹿追5飛行隊,帯広5高射特科中隊,帯広5施設中隊,帯広5通信中隊,帯広5音楽隊,5旅団司令部付隊
【7師団】
師団司令部,東千歳11普通科連隊,帯広72戦車連隊,東千歳7後方支援連隊,
東千歳7施設大隊,東千歳7通信大隊,丘珠7飛行隊,7師団司令部付隊(東千歳)
【11旅団】
真駒内18普通科連隊,函館28普通科連隊,真駒内11戦車隊,真駒内11後方支援隊,11旅団司令部付隊(真駒内)
北千歳1特科団,北部方面施設隊(南恵庭),北部方面航空隊(丘珠),北部方面後方支援隊(島松),北部方面通信群(札幌),北部方面会計隊(札幌),北部方面補給処(島松)
▽東部方面隊
【1師団】
練馬1普通科連隊,武山31普通科連隊,板妻34普通科連隊,北富士1特科隊,
練馬1後方支援連隊,駒門1戦車大隊,駒門1高射特科大隊,朝霞1施設大隊,
練馬1通信大隊,練馬1化学防護隊,1師団司令部付隊(練馬)
【12旅団】
高田2普通科連隊,松本13普通科連隊,新発田30普通科連隊,宇都宮12特科隊,
新町12後方支援隊,相馬原12ヘリコプター隊,相馬原12偵察隊,新町12対戦車中隊,相馬原12高射特科中隊,新町12施設中隊,相馬原12通信中隊,
相馬原12化学防護隊,12旅団司令部付隊
古河1施設団,東部方面後方支援隊(朝霞),東部方面航空隊(立川),松戸2高射特科群,東部方面通信群(朝霞),東部方面会計隊(朝霞),朝霞1教育団(朝霞),相馬原駐屯地業務隊(相馬原),霞ヶ浦駐屯地業務隊(霞ヶ浦),木更津駐屯地業務隊(木更津),宇都宮駐屯地業務隊(宇都宮),北宇都宮駐屯地業務隊(北宇都宮)
▽中部方面隊
【3師団】
福知山7普通科連隊,伊丹36普通科連隊,信太山37普通科連隊,姫路3特科隊,
千僧3後方支援連隊,今津3戦車大隊,姫路3高射特科大隊,千僧3通信大隊,八尾3飛行隊,千僧3偵察隊,
【10師団】
金沢14普通科連隊,久居33普通科連隊,守山35普通科連隊,豊川10特科連隊,
春日井10後方支援連隊,今津10戦車大隊,豊川10高射特科大隊,春日井10施設大隊,守山10通信大隊,豊川49普通科連隊,春日井10偵察隊,守山10化学防護隊,10師団司令部付隊(守山)
【13旅団】
米子8普通科連隊,山口17普通科連隊,海田市46普通科連隊,日本原13特科隊,
海田市13後方支援隊,出雲13偵察隊,防府13飛行隊,日本原13戦車中隊,
日本原13高射特科中隊,海田市13施設中隊,海田市13通信中隊,13旅団司令部付隊(海田市)
【14旅団】
善通寺15普通科連隊,高知50普通科連隊,松山14特科隊,善通寺14後方支援隊,善通寺14偵察隊,北徳島14飛行隊,日本原14戦車中隊,高知14施設中隊,
善通寺14通信中隊,14旅団司令部付隊(善通寺)
大久保4施設団,中部方面後方支援隊(桂),中部方面通信群(伊丹),中部方面航空隊(八尾),中部方面衛生隊(伊丹),中部方面会計隊(伊丹),守山駐屯地業務隊(守山),大久保駐屯地業務隊(大久保),善通寺駐屯地業務隊(善通寺),出雲駐屯地業務隊(出雲),自衛隊阪神病院(川西)
▽西部方面隊
【4師団】
大村16普通科連隊,小倉40普通科連隊,別府41普通科連隊,久留米4特科連隊,
大村4施設大隊,福岡4通信大隊,福岡4偵察隊,目達原4飛行隊,福岡4後方支援連隊,4師団司令部付隊(福岡)
【8師団】
国分12普通科連隊,北熊本42普通科連隊,都城43普通科連隊,北熊本8特科連隊,北熊本8後方支援連隊,玖珠8戦車大隊,川内8施設大隊,北熊本8高射特科大隊,北熊本8通信大隊,北熊本8偵察隊,北熊本8化学防護隊,
8師団司令部付隊(北熊本)
【15旅団】
那覇15後方支援隊,那覇51普通科連隊,那覇15通信隊
小郡5施設団,西部方面特科隊(湯布院),飯塚2高射特科団,西部方面後方支援隊(目達原),西部方面通信群(健軍),西部方面航空隊(目達原),西部方面衛生隊(健軍),西部方面会計隊(健軍),自衛隊福岡病院(春日),自衛隊熊本病院(熊本)
▽中央即応集団
習志野1空挺団,木更津1ヘリコプター団,中央即応連隊(宇都宮),中央特殊武器防護隊(大宮),対特殊武器衛生隊(朝霞),中央即応集団司令部付隊(朝霞),国際活動教育隊(駒門)
通信団(市ヶ谷),警務隊(市ヶ谷),高射学校(下志津),施設学校(勝田),
需品学校(松戸),化学学校(大宮),自衛隊中央病院(三宿),武器学校(土浦)
▼海自
指揮官:横須賀地方総監
▽航空集団(厚木),教育航空集団(下総),横須賀地方総監部(横須賀),
掃海隊群(横須賀),第1護衛隊群(横須賀),第2護衛隊群(佐世保),第3護衛隊群(舞鶴),第2潜水隊群(横須賀),第1航空群(鹿屋),第2航空群(八戸),
第4航空群(厚木),第5航空群(那覇),第21航空群(館山),第22航空群(大村),第31航空群(岩国),下総教育航空群(下総),第1護衛隊(横須賀),
第2護衛隊(佐世保),第3護衛隊(舞鶴),第4護衛隊(大湊),第5護衛隊(横須賀),第6護衛隊(佐世保),第11護衛隊(横須賀),第12護衛隊(呉),
第15護衛隊(大湊),第1掃海隊(呉),第2掃海隊(佐世保),第51掃海隊(横須賀),第101掃海隊(呉),第41掃海隊(横須賀),第42掃海隊(呉),
第43掃海隊(佐世保),第44掃海隊(舞鶴),第45掃海隊(大湊),第46掃海隊(佐世保),第203教育航空隊(下総),第211教育航空隊(鹿屋),第2潜水隊(横須賀),第1海上訓練支援隊(呉),横須賀警備隊(横須賀),第2ミサイル艇隊(舞鶴),横須賀衛生隊(横須賀)
護衛艦「はるさめ」,護衛艦「たかなみ」,護衛艦「おおなみ」,護衛艦「さわゆき」,護衛艦「やまゆき」,護衛艦「しらね」,護衛艦「くらま」,護衛艦「ゆうぎり」,護衛艦「あまぎり」,護衛艦「せとぎり」,護衛艦「さわぎり」,護衛艦「きりしま」,護衛艦「ちょうかい」,護衛艦「あしがら」,護衛艦「ひゅうが」,護衛艦「あぶくま」,護衛艦「おおよど」,護衛艦「ちくま」,護衛艦「とね」,
掃海艦「やえやま」,掃海艦「はちじょう」,
掃海母艦「ぶんご」,
輸送艦「くにさき」,輸送艦「ゆら」,輸送艦「のと」,
訓練支援艦「くろべ」,訓練支援艦「てんりゅう」,
多用途支援艦「ひうち」,多用途支援艦「すおう」,多用途支援艦「あまくさ」,
海洋観測艦「すま」,海洋観測艦「わかさ」,海洋観測艦「にちなん」,
潜水艦救難母艦「ちよだ」,
試験艦「あすか」,
補給艦「ときわ」,補給艦「はまな」,補給艦「おうみ」,補給艦「とわだ」,
掃海艇「ひらしま」,掃海艇「たかしま」,掃海艇「つしきま」,掃海艇「まえじま」,掃海艇「くめじま」,掃海艇「まきしま」,掃海艇「ながしま」,掃海艇「ゆげしま」,掃海艇「つのしま」,掃海艇「なおしま」,掃海艇「とよしま」,掃海艇「あいしま」,掃海艇「あおしま」,掃海艇「みやじま」,掃海艇「ししじま」,
掃海管制艇「さくしま」,
特務艇「はしだて」,
試験艦「くりはま」
▼空自
▽第2航空団(千歳),第3航空団(三沢),北部航空警戒管制団(三沢),第6高射群(三沢),北部航空施設隊(三沢),第4航空団(松島),第6航空団(小松),第7航空団(百里),中部航空警戒管制団(入間),第1高射群(入間),第4高射群(岐阜),中部航空施設隊(入間),西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日),第5航空団(新田原),第8航空団(築城),西部航空警戒管制団(春日),第2高射群(春日),西部航空施設隊(芦屋),南西航空混成団司令部(那覇),第83航空隊(那覇),南西航空警戒管制隊(那覇),第5高射群(那覇),南西航空施設隊(那覇),第1輸送航空隊(小牧),第2輸送航空隊(入間),第3輸送航空隊(美保),三沢ヘリコプター空輸隊(三沢),入間ヘリコプター空輸隊(入間),千歳救難隊(千歳),秋田救難隊(秋田),新潟救難隊(新潟),百里救難隊(百里),浜松救難隊(浜松),航空総隊司令部飛行隊(入間),偵察航空隊(百里),警戒航空隊(浜松),警戒航空隊(三沢),高射教導隊(浜松),航空システム通信隊(市ヶ谷),第1航空団(浜松),第1術科学校,第2術科学校,北部航空音楽隊(三沢),第4補給処東北支処長(東北町),防空指揮群(府中),プログラム管理隊(入間),中部航空音楽隊(浜松),教材整備隊(浜松),第11飛行教育団(静浜),幹部候補生学校(奈良),第4術科学校(熊谷),電子開発実験群(入間),航空中央業務隊(市ヶ谷),第1補給処(木更津),第1補給処東京支処長(十条),第2補給処(岐阜),第3補給処(入間),第4補給処(入間),西部航空音楽隊(春日),第12飛行教育団(防府北),航空教育隊(防府南),第3術科学校(芦屋),西部航空施設隊(芦屋),南西航空音楽隊(那覇),作戦情報隊(府中),航空保安管制群(入間),航空気象群(府中),飛行点検隊(入間),航空開発実験団司令部(入間),航空安全管理隊(立川),航空警務隊(市ヶ谷),航空機動衛生隊(小牧),補給本部(十条),基地防空教導隊(千歳),第3高射群(千歳),航空教育隊第2教育群(熊谷),航空中央音楽隊(立川),第1補給処立川支所(立川),飛行開発実験団(岐阜),第4補給処高蔵寺支処(高蔵寺),飛行教導隊(新田原),飛行教育航空隊(新田原),第13飛行教育団(芦屋),第5術科学校(小牧),航空医学実験隊(入間),幹部学校(目黒),航空支援集団(府中),航空救難団(入間),航空教育集団(浜松),岐阜病院(岐阜)
○陸自
(11日)
18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し,救援活動を実施
18時45分 第2施設団,名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため,初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送.
(12日)
05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名,車両6両(水トレーラー4両含む)により,給水支援及び輸送支援を実施
20時00分頃,21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(13日)
00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送.
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日)
09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については,現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(15日)
07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
(16日)
17時09分 第4地対艦ミサイル連隊 物資輸送(米,毛布,りんご)
20時21分 第25普通科連隊 給水支援1t
23時32分 後方支援連隊 給水支援6t,物資輸送(ガソリンドラム缶×18樽)他,細部確認中
(17日)
16時00分 第9飛行隊 UH915 新浜町へ食料毛布等650kg空輸,UH718 唐丹中学校へ食料毛布等650kg空輸
16時05分 第10師団司令部付隊 蔵王向山地区の給水支援(3t),丸森町筆甫(ひっぽ)避難所での給食支援(460食)
17時30分 第26普通科連隊 給水支援3.4t,炊き出し(1220食)
(18日)
16時59分 第9飛行隊 UH915 青森空港,大船渡東高校へ食料品計600Kg空輸
17時57分 第1大隊が給水作業終了(給水量6.8t)
(19日)
00時19分 第40普通科連隊が志津川町で救援・捜索活動,物資輸送・瓦礫除去他,細部確認中
17時15分 第2戦車連隊が田老地区で瓦礫の除去他,細部確認中
○海自
(11日)
20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者,私有車両140両を収容.
21時50分 大湊地方隊,毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚,風間浦500枚,三沢市500枚,八戸市500枚,むつ市1000枚),缶詰1000個を搬出.
(12日)
12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助.
別に,救助された5名をあわせた32名のうち,4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送.
残りの28名は艦内で待機.
14時32分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助,八戸まで移送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助,気仙沼小学校へ搬送
16時30分 第4護衛隊群第8護衛隊「きりしま」の回転翼が鹿妻小学校への物品輸送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助,岩沼市陸上競技場へ搬送
(13日)
07時02分 73空 UH64号が大湊を離陸,尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載の回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助,岩沼市陸上競技場へ搬送
08時30分 さわぎりHS阿武隈川河口の要救助者10名を岩沼市に搬送
10時40分 第73航空 救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
15時43分 MH─53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食,毛布500枚,水157箱を輸送
17時50分 UH78号が白浜小学校から被災者37名を救助,釜石市民体育館へ搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
19時20分 UH66号が白浜小学校から被災者66名を救助,釜石市民体育館へ搬送
19時31分 SH00号が白浜小学校から被災者28名を救助,釜石市民体育館へ搬送・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送
(14日)
13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L,カンパン192個,パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送中
14時30分 「さわゆき」が引き渡した救援物資
14時37分 25空隊の回転翼機が孤立住民等の捜索・救助のため離陸
15時40分 「おおなみ」による物資輸送(乾電池単1単2単3各20,水170L,缶飯168缶,乾パン64食,乾パン用オレンジスプレッド72本,コーンドミート48缶)
午後 「たかなみ」艦内で待機していた28名を海自ヘリ(MCH-101)で石巻専修大学グランドに搬送
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
(15日)
09時47分 UH-60Jにより厚木から長沼に飲料水1トンを輸送
10時18分 MCH-101により「はまな」から八戸に糧食15トンを輸送
13時51分 大湊地方総監部は海上保安庁と協力し,八戸港の入港に係る,港湾調査を実施
14時02分 「ぶんご」は牡鹿半島および田代島の被災者に対する救援物資(牡鹿半島:糧食1800食,水約1トン,田代島:糧食180食)を輸送
14時30分 SH-60Jにより三沢から久慈に糧食50食分を輸送
16時08分 2空群 八戸基地避難小中学生に対する登下校支援(根木小4名 多賀小1名 市川中3名)16日~19日基地隊車両で輸送
17時15分 「はしだて」 漁船からの救援物資の要請に対し,物品を提供
(ガソリン8リットル,米50キロ)
(16日)
08時55分 「くにさき」LCACにより3回目の救援物資陸揚げ(缶飯,缶詰,水等).石巻市渡波周辺の被災民の安否確認実施.渡波公民館 500名(傷病者15名,重傷者なし,搬送の用なし),渡波農協 55名,渡波保育園 55名,洞源院 300名,シクタ1区集会所 220名,シクタ2区集会所 60名,渡波小学校 1300名,タンノウラ中学校 2000名,ケヤキ水産 400名
14時57分 21空群 千葉県東方沖を震源とする地震の状況偵察を実施.異常なし
(17日)
09時13分 「にちなん」搭載艇により,志津川湾細濱漁港にて,白米125kg,トイレットペーパー4箱(400ロール)引渡し
11時08分 輸送艦「くにさき」渡波公民館に救援物資(おにぎり5000個,水)を輸送
11時41分 輸送艦「くにさき」渡波公民館にて医療支援を実施
14時24分 下総消防車及び給水車搭載の水全てを空自消防車MB-3に補給
(18日)
06時30分 「ぶんご」が宮城県気仙沼東湾の被災者に対し,軽油10200L,ガソリン200L,飲料水600L,非常用糧食10032食,毛布200枚,日用品を提供
06時30分 「ぶんご」が気仙沼東湾において被災者130名に対し,診療等の支援を実施
07時01分 「たかなみ」が宮城県女川第2小学校の被災者に対し,おにぎり360個,毛布50枚を提供
07時01分 「さわゆき」が宮城県雄勝湾水浜地区の被災者に対し,おにぎり300個,毛布50枚,日用品を提供
08時29分 「くにさき」のLCAC(エアクション艇)が石巻市渡波漁港に主食缶詰10896個,副食缶詰8400個,飲料水4500本を輸送
08時59分 111空の回転翼機MH-53Eが厚木から石巻運動公園に医療品10Kg,毛布1100枚を輸送
09時14分 「さわゆき」搭載回転翼機が石巻市自然の家から石巻赤十字病院へ被災者2名を輸送
09時38分 「くにさき」が石巻市渡波公民館の被災者に対し,主食缶詰10896個,副食缶詰8400個,飲料水4500本を提供
11時13分 「おおすみ」のLCAC(エアクション艇)が小名浜港マリーナ南海岸に簡易トイレ194個,飲料水600Lを輸送
11時23分 「くろべ」が石巻市高城浜漁港の被災者320名に対し.毛布30枚,医療品,ガソリン20L,日用品を提供
11時52分 横須賀警備隊は千葉県浦安市オリエンタルランド岸壁で給水車による給水支援を実施.本日まで,給水車472台分(1215トン)
11時30分 MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布700枚及び医療品を輸送
12時40分 「にちなん」が宮城県大須小学校の被災者に対し,軽油1080L,日用品を提供
13時02分 MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布400枚を輸送
13時10分 「つきしま」が宮城県神止地区の被災者150名に対し,主食缶詰168個,副食缶詰244個,飲料水168本,日用品を提供
13時51分 「おおすみ」が小名浜港マリーナ南海岸の被災者に対し,簡易トイレ194個,飲料水600Lを提供
14時59分 「おおすみ」が小名浜港藤原埠頭第3岸壁の被災者に対し,毛布20680枚,アルファ米31150食,テント9張,簡易トイレ570個を提供
15時00分 11時00分から「つきしま」が気仙沼東湾 神止地区に飲料水 168個,電池 150個,赤飯 168個,牛肉缶詰 144個,おにぎり 150個を輸送
15時14分 回転翼機UH-60Jが長浜から桂島へ飲料水及び糧食を500Kg輸送
15時19分 回転翼機MH-53Eが霞目から大島まで飲料水6.5トンを輸送
15時45分 MH-53Eが霞目から大島へ飲料水6.5トンを輸送
15時50分 「なおしま」が宮城県尾浦地区の被災者180名に対し,主食缶詰288個,副食缶詰288個,日用品を提供
15時50分 「ちょうかい」が石巻萩浜中学校の被災者200名に飲料水190Lを提供
15時50分 「くろべ」が石巻市高白浜漁港に毛布30枚,医薬品,ガソリン20Lを輸送
15時55分 「くろべ」が石巻市野ノ浜漁港の被災者50名に対し,毛布30枚を提供
16時36分 13時57分からUHJ-72により柱島に物資輸送
17時49分 「おおよど」が広田湾に投錨し,1208から,灯油ドラム缶 60本,軽油ポリタンク 15個,空ポリタンク 265個,海水ポリタンク 20個を合計18回に分けて広田地区に輸送
(19日)
07時33分 「なおしま」が立浜地区へガソリン18L輸送
09時00分 SH-60Kにより松島へ生活関連物資(カップ麺103箱)を空輸
09時30分 US-2により厚木から松島へ生活関連物資(2.5t)を空輸
12時46分 YS-11Tにより徳島から松島へ救援物資(6.4t)を空輸
12時46分 「あぶくま」が田代島の被災者に,ガソリン20L,水ポリタンク10個分(180L),トイレットペーパー4箱(384ロール),米200Kg,軽油54Lなどを提供
14時31分 「さわゆき」搭載HS-60K 76号機が名足小学校の被災者に対し,菓子パン550個,うどん(箱入り)4箱,カップ麺420個,水(520mlペットボトル)864本,シャツ60枚,解熱剤(箱入り)100箱,おむつ(セット)2セット,生理用品(セット)12セット,簡易トイレ3個などを提供
15時02分 YS-11Mにより,岩国から八戸へ物資(毛布等)を空輸
16時04分 SH-60Kにより厚木から郡山へ救援物資を空輸
17時38分 「さわゆき」搭載HS-60K 76号機が水浜保育所跡地の被災者に対し,カップ麺324個,シャツ60枚,簡易トイレ2個,などを提供
20時37分 111空 気仙沼に1.5tの物品供与(生活用品)他,細部確認中
○空自
(11日)
18時10分 三沢ヘリ,陸前高田で11名を救助完了
18時48分 陸前高田の高台へ11名の救助者を御下
(12日)
08時41分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送.
08時51分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約40名を輸送.
09時30分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送.
09時40分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が10回の空中消火及び要救助者30名を収容.
10時36分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が岩手県下閉伊郡山田町の43名を救助.
12時40分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約30名を輸送.
23時33分 第2輸送航空隊(入間)がDMAT8名を羽田から福島まで輸送.
(13日)
06時07分 百里救難隊の回転翼3機が阿武隈川付近で計47名を救助
06時45分 新潟救難隊の回転翼が南気仙沼で10名を救助
06時50分 空教団が回転翼で要救助者20名を収容.阿武隈川で要救助者20名を移送完了.
07時32分 航空支援集団の回転翼が要救助者20名を収容
07時39分 航空支援集団の回転翼が要救助者84名を収容
08時20分 新潟救難隊の回転翼が救助者69名を気仙沼小学校に搬送
09時18分 航空支援集団の回転翼が要救助者66名を気仙沼へ移送完了
12時51分 空教団が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者18名救出完了
13時40分 秋田救難隊が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者12名救出完了
14時20分 航空支援集団の回転翼が36名搬送完了
(14日)
06時45分 百里救難隊の回転翼が12名救出
07時03分 回転翼が東浜小学校で高齢者2名救助
07時17分 回転翼が東浜小学校で8名救出
08時34分 秋田救難隊の回転翼が石巻郵便局要救助者10名収容
08時45分 三沢ヘリ隊が湊中学校で41名収容完了
08時55分 入間ヘリ隊が石巻第2小学校より17名を搬送
12時03分 百里救難隊がよりいそ小学校で要救助者11名(大人7名,子供4名)の収容完了
15時34分 第1輸送航空隊(小牧)が救援物資の毛布5000枚を福島空港に輸送
20時34分 第2輸送航空隊(入間)が救援物資の糧食600箱を新潟へ輸送
(15日)
07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
07時13分 CH-47J消火活動開始(大槌トンネル)
09時54分 北空第1派遣隊 折笠地区消火活動開始
13時57分 航空支援集団司令部(府中)が気仙沼での孤立者80名を空輸
16時20分 CH-47J×1機消火活動終了(天候悪化のため)
18時37分 原発給水部隊 福島県庁到着
22時06分 第2輸送航空隊C-1×1機(入間)が非常糧食(カップ麺)を花巻に4200個,福島に1500個輸送
22時19分 第2輸送航空隊C-1×1機(入間)が消火バケット輸送のため,百里に向け名古屋発
22時57分 第1輸送航空隊KC-767×1機及びC-130×1機(小牧),第3輸送航空隊C-1×1機(美保)が非常糧食(パン)18万2000食を花巻に空輸
※15日を通じて,航空支援集団(府中)の回転翼が石巻市で187名,東松島市で8名孤立者等を空輸
(16日)
07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
08時11分 UH-60J 捜索救難のため千歳離陸
08時17分 U-125A 捜索救難のため千歳離陸
08時22分 第1輸送航空隊C-130×1機が物資輸送のため入間離陸.
第3輸送航空隊C-1×1機が糧食輸送のため広島到着
08時46分 第1輸送航空隊C-130H×1機が物資輸送のため百里到着
09時37分 第1輸送航空隊C-130H×1機が水輸送(10トン)のため花巻到着
10時04分 第3輸送航空隊C-1が水輸送(5.2トン)のため花巻到着
15時32分 第1空輸隊C-1×1機が物資輸送(カンテラライト及び糧食3.2トン)のため松島着陸
15時39分 第3輸送航空隊C-1×1機が糧食輸送のため入間離陸
16時17分 第3輸送航空隊C-1×1機が水輸送のため福島着陸
16時20分 北空:山田第1派派遣 毛布配布完了,豊間根生活改善センター200枚,豊間根中学校580枚,豊間根小学校350枚,自治交流センター40枚(合計:1170枚)
16時39分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(マドレーヌ3.2トン)空輸のため花巻到着
17時38分 第1輸送航空隊C-130Hが水輸送(13.4トン)のため福島到着
18時34分 第1輸送航空隊C-130Hが水輸送(10トン)のため福島到着
18時53分 第3輸送航空隊C-1が糧食30000食(3.3トン)を百里に輸送
19時13分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(糧食3.6トン)空輸のため百里到着
19時30分 第1航空輸送隊C-1×1機(小牧)が糧食30000食を百里基地に輸送
23時00分 小牧空港から福島空港にKC-767×1機 糧食158000食を輸送
23時45分 第1輸送航空隊C-130Hが救援物資(毛布2000枚)空輸のため福島到着他,細部確認中
(17日)
06時15分 大滝根炊き出し部隊が田村市船引高校にて炊き出し開始
07時04分 第3輸送航空隊C-1が救援用器材(防護セット)(1.3トン)を百里に輸送
07時10分 北空山田作業隊(人員9名,車両2台)山田漁港から国道45号線までのガレキ除去
07時11分 第1輸送航空隊C-130H×1機が救援物資(医療品16トン,糧食4トン)を福島空港に輸送
08時40分 山田第1派遣隊(カーゴ1台,人員30名)北浜地区の人命救助とガレキ除去
10時57分 第1輸送航空隊C-130H×1機が救援物資(8.5トン)を花巻空港に輸送
11時32分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(3.9トン)を花巻空港に輸送
11時47分 第1輸送航空隊C-130H×1機が救援物資(水)を花巻空港に輸送
12時57分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(毛布,水,紙オムツ)空輸のため福島着陸
13時46分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(防護マスク,防護衣,米)空輸のため福島着陸
14時33分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(ビスケット)空輸のため福島着陸
15時31分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(カーゴローダー,毛布)空輸のため松島着陸
16時15分 第1輸送航空隊C-130が救援物資空輸のため松島着陸
16時19分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため花巻着陸
16時36分 第1輸送航空隊C-130が救援物資空輸のため松島着陸
17時26分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(防護マスク,ガスフィルタ)空輸のため花巻着陸
17時40分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため花巻着陸
(18日)
06時13分 第1輸送航空隊KC-767×1機が小牧から福島へ救援物資(おにぎり及びパン)を空輸
07時56分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(カップ麺)空輸のため松島到着
07時56分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(おにぎり,パン)空輸のため福島着陸
08時20分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
08時27分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(パン)空輸のため花巻着陸
08時31分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(カップ麺)空輸のため松島着陸
08時51分 那覇ヘリCH-47J×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺及び燃料)を空輸
09時00分 第3輸送航空隊C-1×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
09時27分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため松島着陸
09時45分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため松島着陸
09時54分 那覇ヘリCH-47が救援物資(カップ麺)空輸のため松島着陸他,細部確認中
11時07分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
11時52分 第3輸送航空隊C-1×1機が福岡から福島へ救援物資(毛布,水,紙おむつ)を空輸
12時36分 第3輸送航空隊C-1×1機が名古屋から花巻へ救援物資(パン)を空輸
13時02分 第3輸送航空隊C-1×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
13時08分 第3輸送航空隊C-1×1機が名古屋から福島へ救援物資を空輸
13時21分 第1輸送航空隊C-130×1機が小牧から花巻へ救援物資(パン)を空輸
13時24分 入間ヘリCH-47J×1機が,患者等13名を庄内空港へ空輸
14時17分 第1輸送航空隊C-130×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
14時32分 第1輸送航空隊C-130×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
14時39分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
15時01分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
15時27分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
15時37分 入間ヘリCH-47J×1機が,患者等9名を庄内空港へ空輸
15時52分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から福島へ救援物資(パン)を空輸
16時07分 飛行開発実験団C-1×1機が岐阜から花巻まで支援物資輸送
16時17分 三沢ヘリCH-47J×1機が,患者等を庄内空港に空輸
16時20分 入間ヘリCH-47J×1機が,庄内から松島へ救援物資(糧食等)を空輸
17時33分 三沢ヘリCH-47J×1機が,庄内から松島へ患者を空輸
18時21分 第2輸送航空隊C-1×1機が小牧から花巻へ救援物資を空輸
18時48分 第1輸送航空隊C-130×1機が千歳から花巻へ救援物資(おにぎり,米)を空輸
22時26分 第2輸送航空隊C-1×1機が福岡から松島へ救援物資を輸送
(19日)
05時57分 第1輸送航空隊KC-767×1機が名古屋から福島へ救援物資を空輸
08時59 第1輸送航空隊C-130H×1機が名古屋から松島へ救援物資を空輸
09時28分 第1輸送航空隊C-130H×1機が名古屋から花巻へ救援物資を空輸
10時03分 第3輸送航空隊C-1×1機が名古屋から花巻へ救援物資を空輸
10時47分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から花巻へ救援物資を空輸
10時50分 第3輸送航空隊C-1×1機が福岡から福島へ救援物資を空輸
11時02分 第1輸送航空隊C-130H×1機が福岡から福島へ救援物資(毛布,紙おむつ及び簡易トイレ)を空輸
11時24分 新潟救難隊UH-60J×1機が宮城病院から高田駐屯地へ患者2名を空輸
11時25分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(灯油及び糧食)を輸送
11時35分 飛行開発実験団C-1×1機が岐阜から花巻へ救援物資(ブルーシート)を輸送
11時55分 第1輸送航空隊C-130H×1機が三沢から松島へ救援物資(水)を空輸
11時52分 第2輸送航空隊C-1×1機が福岡から福島へ救援物資(毛布,紙おむつ及び簡易トイレ)を輸送
12時14分 新潟救難隊UH-60J×1機が高田駐屯地から新潟基地へ患者2名を空輸
12時22分 那覇ヘリコプター空輸隊CH-47J×1機が入間から松島へ救援物資(灯油)を空輸
12時29分 第2輸送航空隊C-1×1機が岐阜から花巻へ救援物資(特殊ミルク)を輸送
13時41分 第1輸送航空隊C-130H×1機が千歳から花巻へ救援物資(水及び米)を空輸
13時58分 第3輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(燃料)を空輸
14時40分 入間ヘリコプター空輸隊CH-47J×1機が入間から松島へ救援物資(灯油)を空輸
15時02分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(もち)を輸送
15時04分 第1輸送航空隊C-130H×1機が千歳から花巻へ救援物資(米)を空輸
15時21分 第1輸送航空隊C-130H×1機が小牧から花巻へ救援物資(パン)を空輸
15時26分 新潟救難隊UH-60J×1機が宮城病院から高田駐屯地へ患者2名を空輸
15時54分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から福島へ救援物資(流動食)を輸送
15時59分 百里救難隊UH-60J×1機が石巻市内避難所から石巻日赤病院まで患者(6か月乳幼児,親及び医師)空輸
16時07分 第1輸送航空隊C-130H×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
17時11分 第2輸送航空隊C-1×1機が岐阜から花巻へ救援物資(簡易トイレ及び水)を輸送
17時37分 第1輸送航空隊C-130H×1機が入間から福島へ救援物資(もち及びパン)を空輸
17時37分 第3輸送航空隊C-1×1機が小牧から福島へ救援物資(民生救援支援物品)を空輸
18時33分 第3輸送航空隊C-1×1機が小牧から福島へ救援物資(民生救援支援物品)を空輸
18時40分 新潟救難隊UH-60J×1機が宮城病院から新潟基地へ患者1名を空輸
19時13分 第1輸送航空隊C-130H×1機が小牧から福島へ救援物資(流動食)を空輸
20時09分 第3輸送航空隊C-1×1機が小牧から福島へ救援物資(もち)を空輸
20時30分 第1輸送航空隊C-130H×1機が小牧から福島へ救援物資(流動食)を空輸
20時55分 第1輸送航空隊C-130H×1機が小牧から福島へ救援物資(水,医療品及び流動食)を空輸
(20日)
08時40分 百里RQ UH-60J×1が田代島から松島へ医療チーム(9名)を空輸
08時40分 2輸空隊C-1×1が入間から松島へ救援物資(簡易トイレ)を空輸
08時58分 2輸空隊C-1×2が入間から松島へ救援物資(ドラム缶)を空輸
09時03分 飛実C-1×1が岐阜から花巻へ救援物資(トイレットペーパー,水)を空輸
09時11分 2輸空隊C-1×1が入間から福島へ救援物資(カップ麺)を空輸
09時25分 2輸空隊C-1×1が入間から福島へ救援物資(カップ麺)を空輸
10時34分 3輸空隊C-1×1が岐阜から花巻へ救援物資(トイレットペーパー,水)を空輸他,細部確認中
○原子力災害派遣による活動
(11日)
21時20分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が駐屯地を出発.
(12日)
02時05分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が矢板ICへ到着.
02時25分 東京電力のケーブルを輸送するための第1ヘリコプター団のCH47×3機が霞ヶ浦飛行場へ到着.
到着後,ケーブルを搭載し,福島第2原子力発電所へ輸送予定.
03時35分 中央特殊武器防護隊(大宮)の副隊長含む2名が福島第1原発付近のオフサイトセンターへ到着
04時50分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が白河ICへ到着.
じ後,オフサイトセンターへ向け前進.
06時14分 航空支援集団(府中)が福島第1原発へバッテリーを空輸
06時48分 東北方面隊の人員約100名,車両50両がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発.(活動場所は,確認中.)
08時30分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)がオフサイトセンター到着.
20時00分 CH-47×3機,UH-1×3機をもって,双葉町老人福祉会館及び厚生年金病院の寝たきり・要介護老人等約200名を川俣町農村広場へ空輸.
20時34分 CRF(朝霞)のUH-3機,CH47×3機が福島第1原発周辺住民の避難輸送を終了.
22時07分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機が冷水ポンプ用のモーター3個を福島へ輸送.
じ後,陸上自衛隊の車両で輸送.
(13日)
08時05分 原発冷却水支援のため,北部航空方面隊,中部航空方面隊,航空総隊直轄部隊の水タンク車9台が四倉町到着
10時50分 第12化学防護小隊が二本松で除染対象者40数名のうち約半数を除染完了
13時37分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため木更津駐屯地を離陸
13時56分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮に着陸
14時00分 第12化学防護小隊が二本松の除染所において除染対象50名の除染
15時15分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮を離陸
15時55分 CRFの回転翼が空中モニタリング一時中止
17時57分 空自給水車両10両が福島第2原発に到着,作業開始
17時58分 CRFが福島第2原発での給水作業を開始
20時28分 空自による福島第2原発での給水作業終了
(14日)
01時00分 中央特殊武器防護隊(大宮)が川俣町体育館において住民100名に対して除染
01時30分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)再開
05時00分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)終了
06時45分 福島第2原発に対する給水活動継続実施中
12時34分 福島第2原発で人員50名が給水活動を実施中
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
20時56分 福島第1原発2号機が危険な状態のため,オフサイトセンターから郡山駐屯地へ移動
(但し,CRF副司令以下14名はオフサイトセンターに残留)
※福島第1原発3号機の爆発により自衛隊員が4名負傷
(15日)
08時15分 回転翼による空中モニタリング終了(女川原発付近)
15時52分 冷却水注入に必要なポンプ燃料の第2原発への輸送完了
16時30分 回転翼による空中モニタリング終了 (横須賀教育隊付近)
16時46分 福島県庁で中央特殊武器防護隊27名が除染終了
18時35分 除染部隊 県庁から郡山駐屯地へ撤収
22時20分 福島県立医大病院に,中央特殊武器防護隊15名で除染所を設置
(16日)
22時36分 原発空中消火のための回転翼 霞目基地到着
23時20分 原発放水支援部隊 Jビレッジより郡山駐屯地に到着他,細部確認中
(17日)
09時14分 モニタリング機(UH-60×1),福島第1原発へ向けJ-ビレッジを離陸
09時48分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(1回目)
09時53分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(2回目)
09時56分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(3回目)
10時00分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(4回目)
16時14分 消防車Gp Jビレッジ出発 原発へ 消防車5,化防車2,小型1,マイクロ(東電)1 合計9両
17時37分 自衛隊の消防車×5及びその他の関係車両が第1原発正門に到着
19時35分 自衛隊の消防車による福島第1原発3号機への放水開始
20時07分 自衛隊の消防車による福島第1原発3号機への放水(5回)終了
(18日)
13時54分 モニタリング機(UH-60×1機)J-ビレッジに着陸
14時00分頃 自衛隊の消防車により福島第1原発3号機に放水開始
14時38分 自衛隊の消防車により福島第1原発3号機に放水終了
20時20分 第7化学防護隊主力が郡山駐屯地に到着
21時10分 第5化学防護隊が郡山駐屯地に到着
(19日)
06時47分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定機搭載)×1機による福島第1原発上空モニタリング終了
19時35分 福島第1原発(東電)で使用予定の投光機×25をJビレッジに輸送
(20日)
08時20分 自衛隊の消防車による福島第1原発4号機への放水開始
09時29分 自衛隊の消防車による福島第1原発4号機への放水完了
参考
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/20a.html
平成23年3月16日12時00分現在 自衛隊による救助者数 約19,300名
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/16d.html
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ラッキーマン. in mixi,「軍事板常見問題 mixi別館」,2011年03月16日 22:54
【質問】
自衛隊初の統合任務部隊設置について教えてください.
【回答】
北沢防衛相は,東日本大震災に派遣されている自衛隊を,10万人体制に増強すると共に,君塚・陸自東北方面総監を司令官とする,陸海空の統合任務部隊を設置しました.
これにより,自衛隊による救助活動はスムーズに進むと共に,今後の防衛や災害派遣における自衛隊の活動の前例も作られました.
自衛隊派遣 10万人規模に増強
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1533454&media_id=2
また,自衛隊だけでなく,在日米軍を中心とするアメリカや欧州各国の救助活動も本格化しました.
アメリカ海軍は空母「ロナルド・レーガン」をベースとしたヘリによるに救助活動やドイツ,スイス,ニュージーランドからの救助隊も到着,中国も国際救助隊を派遣する方向のようです.
自衛隊や米軍による,被災者への食糧配給も始まりました.
■米空母のヘリで捜索・救助へ…各国の支援本格化
(読売新聞 - 03月13日 11:38)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1533575&media_id=20
これからは救命と復旧,さらには復興がメインとなります.
阪神大震災のような愚はさすがにないと思いますが,与党も野党も一時休戦して政府の地震対策に協力していくべきでしょう.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月13日19:15
青文字:加筆改修部分
被災地に向かう彼らに,声援を!
【東北・関東を頼む!】
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ベタ藤原 in 「軍事板常見問題 mixi別館」,363 2011年03月18日 07:24
【質問】
ぶっちゃけ,見てて出動が遅いし少ないと思えてならないんです.
大災害が予想される地震の直後は,空には報道ヘリがぽつんと飛んでるのではなく,自衛隊の救助ヘリでいっぱいで,すでに何らかの救助を開始しているべきではないのかと・・・.
もちろん素人考えですが,そう思っている国民は多いはずです.
【回答】
自衛隊は武力集団だからねぇ.
なんだかんだいって役所と調整して,命令をもとに動かないとだめだから.
特にヘリなんて空域統制が必要だし,「とりあえず行って,やみくもに捜索」なんてできないのよ.
そりゃ急遽前進して,全員で人海戦術やったらいいと思うかもしれんけど,それじゃあ継続的な活動ができないわけ.
まず拠点を置いて,通信手段を確保しないと,命令を受けられないし,状況が変化した場合混乱するし,宿泊も補給も物資の要請もできない.
救助に行って隊員が余震で死んでも,搬送したり救助を呼んだりすることもできない.
まぁ,36時間後には救助活動を本格化できているわけだし,速い方だと思います.
それに本当は,被災者の避難や食事なんかは,避難者本人や自治体でやるものなのよ.
自治体には保存食を用意しているはずだし,被災者も緊急避難場所とか行く必要があるしね.
今回のような大災害の場合は,その避難場所からなくなるわけだけど,
まず,死にそうな人の救助,
次に,助かった人の安全化,
って順序で活動すると思うの.
今食事を3日抜いたって死なないでしょ?
埋もれてる人を救助するのは,長くても1週間以内が勝負でしょ.
今は何よりも,埋もれてる人を救助することが先決なわけ.
「多少は飯くらい我慢してよ.
不満だろうけど手が足りないの」
ってとこだね.
自衛隊板,2011/03/17(木)
青文字:加筆改修部分
緊急事態にいきなり突っ走るのは大間違い(阪神淡路の反省点もふまえて)
先ずは情報収集で人命救助と,緊急性の高い場所への支援.
大地震が発生したら,自動的に情報収集に航空機を飛ばします.
防衛省を通じて対策室に情報集中.
その後,準備が整い次第,人命救助(災害派遣の命令が必要な場合も)
今回は大津波警報が解けなかったので,沿岸部には入れなかった.
そして緊急度の高い原発支援.
この3つが主力になっている.
生活支援も大切なのですが,可能な範囲で行っています.
防衛省のまとめを読んでね.
予備海士長 ◆0J1td6g0Ec :自衛隊板,2011/03/18(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
東北太平洋沖地震救援のための,予備自衛官召集について教えてください.
【回答】
東日本大震災での,救援活動の増強が続いています.
予備自衛官が初めて,災害派遣のために招集・動員されました.
予備自衛官も救援活動に投入へ…自衛隊初:読売新聞
予備自衛官の投入は,自衛隊史上初めての事であり,東北地方沿岸での災害がいかに大きいかを物語っています.
宮城県南三陸町では,町が「消滅」したと思うぐらいの惨状であり,大船渡や気仙沼,相馬でも被害があり,仙台空港や松島基地では,津波の被害が尋常ではない事を考えると,マグニチュードでは関東大震災を越える大災害であるのは間違いないでしょう.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月14日18:09
青文字:加筆改修部分
地震津波の伝播状況
(twipicより引用)
【質問】
東日本大震災に対する自衛隊の即応体制を,中国はどう評価しているのですか?
【回答】
これについては,中国政府系メディア・中国網が,自衛隊の即応体制を高く評価する記事を掲載しています.
以前,香港のフェニックステレビの記者が,「自衛隊はお粗末」と書いたブログが話題になりましたが,やはり国家の軍事のプロ――まあ中国網も意味不明な記事を書きますが――が書く記事は,やはり違いました.
大地震で即応戦力を十分に示した日本自衛隊=中国メディア
■参考記事 <中国人が見た日本>「東京での48時間」,国民の秩序は最高,政府や自衛隊はお粗末
特に着目した点として,陸自中央即応集団の部隊が,緊急時には2時間で現場に行けた事,中央武器防護隊か被災地(おそらく福島第2原発)に駆け付けた事でした.
また,空自のF-15Jがいち早く被災地の上空に展開,被災地の情報収集に乗り出した事です.
このF-15Jはおそらく,震災の被害をあまり受けなかった千歳の第2航空団か,小松の第6航空団所属の機体と思われます.
百里の第7航空団は,震災による滑走路や施設の点検や,震災被害を受けた茨城空港の救援のために,とても部隊の発進出来るとは思えず,やはり千歳か小松からの機体と思われます.
さらに,海自のP-3Cの哨戒飛行の即応体制にも,評価を与えています.
さらにまた,海自の艦艇が,マグニチュード5以上の地震が発生した場合には,4時間以内に出航し,時間通りに数十隻の大型艦艇が到着出来る点も評価しています.
というか大型「戦艦」って,これ翻訳ミスですよね・・・.
中国がこのような評価の記事を書いた背景には,台湾有事での尖閣紛争の際に,仮に那覇や下地島の基地を巡航ミサイル等スタンドオフ攻撃で破壊しても,新田原の基地からF-15Jを出撃させ,さらに尖閣諸島奪還では陸自の中央即応集団が早く展開出来るという見方をしているという認識があります.
また,自衛隊がこんな即応体制を作っているのなら,中国人民解放軍も同じような即応体制を作るべき,そのための予算という思惑もあります.
しかし,日本の自称親中派から,この評価についてのコメントがないのはどうした事でしょうか.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年04月03日19:25
青文字:加筆改修部分
▼
眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2011年04月30日 23:51
▲
【質問】
NHK 日曜討論 東北関東大震災 今何が必要か(平野副大臣).wmv
>平野副大臣
> 現地現地のスタッフはですね,自分で責任をもってやると覚悟を持ってやってもらいたいです.
> なにか上の判断を仰がなくちゃ決断ができないとかですね,それはもうぜひ止めていただきたい.
副大臣が判断と責任を現場に丸投げしてますが,現場の自衛隊はどの程度まで好き勝手にやれるのですか?
【回答】
日曜討論を聞いていたけど,驚いたよ,
スマイル党とかUFO党の幹事長でも出ているのかと思った.
副大臣から許可が出たんだから,「バナナはおやつに含まれません」「今日は無礼講だ」ぐらいです.
(無意味な指示)
結果が良かったときは「私の指示が活かされている」
結果が悪かったときは「自衛隊の独断専行,戦時中を思い出される」
予備海士長 ◆0J1td6g0Ec :2011/03/21(月),自衛隊板
青文字:加筆改修部分
【質問】
東北太平洋沖大地震救援のための,海自による物資輸送について教えてください.
【回答】
東北関東大震災から一週間.津波で破壊された港湾は徐々に回復に向かいつつあります.
塩釜港や釜石港はようやく使用できるようになり,また,仙台港は埠頭の半分が無傷だったことから,多くの救援物資を積んだ海自の輸送船が入港して,物資を陸上げしています.
東日本大震災:仙台塩釜港,支援物資初陸揚げ:毎日新聞
復旧に全力 釜石港,食料など陸揚げ:日本経済新聞
中でも大きいのは,塩釜港には海自のおおすみ級ドック型輸送艦「おおすみ」が入港した事です.
塩釜港のある塩釜市は,南三陸町や気仙沼,大船渡に近い位置にある場所で,唯一使用が可能な港なだけに,おおすみが入港出来たのには大きな意義があります.
おおすみ型輸送艦 - Wikipedia
また,大型艦船が入港できない場所や,港湾施設が破壊されたり,コンテナ等が流出して,入港できない場所には,海自のエアクッション水陸両用揚陸艇(LCAC)が直接上陸して,物資を運ぶという手段が取られています.
海自が水陸両用艇投入,被災港から救援物資輸送:読売新聞
このLCACは,海自のおおすみ型輸送艦「くにさき」に搭載されている艇で,支援物資を積んで,コンテナ等が流れ出して入港できない石巻港近くの,石巻湾に上陸したものです.
本来は離島などに上陸して,占拠した敵の軍に対して上陸作戦用に使用されるものですが,このように災害派遣にも大いに活躍出来ます.
LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇 - Wikipedia
このLCACは,同じく三陸沖に展開している米海軍ワスプ級強襲揚陸艦「エセックス」にも搭載されており,こちらも救援物資上陸のために使用される事になるでしょう.
なお,これらの艦艇では支援物資だけでなく,遺体の搬送も行われる事になるでしょう.
非常に辛い任務ですし,私としても任務に当たる隊員の事を考えると,とても辛く思えてきます.
現在,災害派遣に展開している自衛隊は以下の部隊です.
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況(11時00分現在):防衛省・自衛隊
私の住んでいる松戸市や,実家のあるお隣の鎌ケ谷市と,柏市にある海上自衛隊下総航空基地に配備している教育航空集団も,災害派遣に向かっています.
この部隊は固定翼哨戒機・P-3Cが配備されており,海自のパイロットの教育に従事していますが,今回の派遣は物資輸送とかではなく,救難のための捜索活動と思われます.
教育航空集団 - Wikipedia
特に沿岸部での津波災害の被災は酷く,P-3Cならこの捜索は可能だと言えるでしょう.
それにしても,下総のP-3Cは高校時代から見ていますが,災害に出動するのは初めて見ました.
今回の震災の大きさを物語っています.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月23日15:03
【質問】
東北大平洋沖大地震における,松島基地の被害を教えてください.
【回答】
11日に発生した東北大平洋沖地震(東日本大震災)は,自衛隊基地にも被害を与えました.
航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)は,大津波の被害に遭い,同基地の自衛隊員300名と連絡が取れていません.
隊員の安否が心配されます.
また,同基地に配備しているF-2戦闘機とT-4連絡機全機が,水没してしまいました.
この中には航空自衛隊の曲芸飛行チーム,ブルーインパルスで使用されているT-4も含まれています.※
自衛隊2万人態勢 300人不明に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1532827&media_id=4
松島基地は今は定年退職しているものの,私の叔父が整備隊員として勤務していましたし,私が高校2年の時に初めて航空祭に行った基地でしたので,とても心配しています.
また,松島基地は,戦闘機操縦課程を任務とする第4航空団が駐留しており,基地の被害によっては,航空自衛隊のパイロット養成方式にも影響を与えるでしょう.
松島基地-Wikipedia
第4航空団-Wikipedia
さらに,第4航空団は前出のブルーインパルスのホームベースなだけに,航空自衛隊の航空祭にも影響を与えるのは必至です.
松島基地の航空祭は,毎年夏に開催されますが,今年は開催出来るのでしょうか・・・.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月12日15:39
青文字:加筆改修部分
▼※ 「同基地に配備しているF-2戦闘機とT-4連絡機全機が,水没してしまいました.
この中には航空自衛隊の曲芸飛行チーム,ブルーインパルスで使用されているT-4も含まれています.」
とあるのは,ブルーインパルス全滅のような誤解を招きます.
ブルーインパルスの主力は,九州新幹線開業祝典のため,芦屋基地に遠征中で無事です.
ブルーインパルス用の7機のT-4では,失われたのは1機のみです.
読売新聞,2011年3月17日付を参照のこと.
名無し三等兵 in FAQ BBS,2011/3/30(水)
青文字:加筆改修部分
▲
塩津計 by mail,2011.3.13
【質問】
F-2戦闘機が数十機水没したと聞いたんですが,国防に影響はないんですか?
【回答】
水没したF-2はF-2B,主に訓練に使われてる機体なので,すぐに国防上すぐにどうこうということはないけど,長期的には問題あり.
予算や人員育成やパイロットの職務に影響が出る.
外国の軍隊が突入するほどではない.
2重3重どころか,さらなる多重なバックアップを持ってきたし,現在進行形で持ち続けている.
1996年の阪神淡路大震災を,現場で経験した人達が自衛隊幹部だし,東北で地震が発生する前から,自衛隊は日米共同で,あらゆる事態を想定して訓練してきた.
どこか基地が混乱しても,別の基地が埋め合わせする.
震源地と,死者が出ていない府県の距離は,数百kmだが戦闘機は1千km以上の航続距離を持ち,陸で海で空で,対海域と対空域にレーダー波に注意し,提携を取っている.
それほどの装備と練度を持っていたら,一市民の俺としては十分,国防になると思う.
軍事板,2011/03/12(土)
青文字:加筆改修部分
【質問】
水没させるくらいなら飛ばせなかったの?
いくら税金かかってると思ってんだ.
【回答】
・機体の損傷をチェック (要修理なら除外)
・滑走路の点検 (離陸に問題はないのか?)
・管制の機能は生きているのか? 飛ばしても問題ないのか?
・パイロットの怪我の有無 (早い話,操縦できるのか?という確認)
・どこに飛ぶのか,いつまで飛ぶのか? というブリーフィング
これらを津波が来る前にやれと?
それ,どこのエースコンバット?
点検もしないで飛ばしたら,基地の外,市民がいるかもしれない所に落っこちる可能性が高まる.
それは,基地の中で戦闘機が破損するより,もっと悲劇だ.
基地の機能の回復が行われたほうが,日本国内の自衛隊の航空機の数の,全ての緊急着陸場所になるであろうことからして,航空自衛隊員のとった行動は,適切な部類と考えられる.
水没は悩みではあるが,震度7の大きな力がかかったことは,機体の強度に影響するには十分な要因であり,滑走路の途中で機体が爆発して,破片が散乱する問題などを考慮すれば,基地機能の被害の減少関連を含めて,震災という困難な環境の中で,あらゆる選択肢をとった上での結果と,ご理解頂ければ.
軍事板,2011/03/13(日)
青文字:加筆改修部分
今日の松島基地周辺を,国道45号線から撮影
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屠瘤煮壱 in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2011年04月01日 12:45
【質問】
以下の記事で批判されていますが,東北地方太平洋沖大地震において,なんで自衛隊は,輸送機による物資の空中投下をしないのですか?
――――――
〔前略〕
自衛隊を動かし,米軍に協力を求め,道路が寸断されているのであれば,空から物資を投下すればいい.
とにかく,これだけモノがある日本で,避難所に食べ物がないとはどういうことか.
あり得ない政治の怠慢なのである.
軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう言う.
「私も小松基地にあるC-130を出して,食料を投下すればいいと思います.
なぜ,それができないのか.
これも菅首相のパフォーマンスのせいです.
首相は当初,2万人だった自衛隊の動員数を5万人,10万人と上積みさせましたが,幕僚は何も聞いていなかった.
首相が思いつきで口にしたことなんです.
5万人がいきなり10万人になり,現場は大混乱になった.
そのため,今度の震災の指揮系統を東北方面隊にするという決定も大幅に遅れた.
自衛隊はなかなか,本格的な活動ができなかった.
確かに72時間以内に生存者を探すことは大事ですが,自衛隊は首相のパフォーマンスに振り回されている格好です」
軍事評論家の神浦元彰氏は
「C-130からパラシュートで落とす場合は,高度150~200mが必要.
その高さから投下すると,風で流される.
ヘリで運ぶ方が確実と思っているのだろう」
と言う.
そんな訓練はしていないという事情もあるらしい.
とはいえ,食料自体はあるのである.
自治体が動かず,ガソリンがないから配れない.
だったら自衛隊がヘリでも輸送機でも使って,フル稼働するしかないではないか.
避難所の被災者52万人は,生きるか死ぬかという瀬戸際だ.
菅のパフォーマンスは論外だし,政府は手段を選ばず,何でもやるべきなのである.
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1540599&media_id=10
――――――
【回答】
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・(・・)・) < 条件がそろわないからです.
/JベタJ \__________
物資の空中投下を行うには,
1. 最低でも長さ1㌔以上,幅40㍍の周囲とその範囲に障害物のない場所が必要です.
理由:
輸送機による空中投下は,ピンポイントで落とすことはできません.
投下地点にはある程度の大きな空間が必要です.
物資を投下する際,輸送機は一直線に飛ぶ為に,目標地点には長さが必要になります.
また,落下地点やその周辺に障害物があると,それに乗り上げたり,引っかかったりして,投下した物資が破損する可能性があります.
その為,障害物の無い空間が必要になります.
「道路を狙って投下すれば良い」と云う意見は,道路に中央分離帯やその周囲に街路樹,街灯等があるので,不可能と云う事になります.
2. 天候の問題.
理由:
投下された物資は,地表に到達するまで風の影響を受けます.
その為,強風下では投下した物資が狙った場所に届かず,人の行けないような山の中,海の中に落ち折角の物資が無駄になる可能性,また最悪被災者が避難している非難所を直撃する危険性があります.
以上のような理由で,強風下での物資投下はできません.
実際,習志野の第1空挺団の降下始めでも,強風の為中止,と云う事がままあります.
物資投下の為に輸送機を1機用意し,強風の為投下が中止になったら,その日,輸送機を1機無駄にしたことになります.
効率性の観点から見ても 『行わない方が良い』 と云う事になります.
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・(・・)・) < 神浦はやはり神浦だったか……
/JベタJ \__________
ベタ藤原 in mixi,2011年03月20日10:09
青文字:加筆改修部分
【質問】
でも,自衛隊って空中投下の訓練してるじゃん!
基地開放で見たもん!
【回答】
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・(・・)・) < アレは純然たるデモです.
/JベタJ \__________
基地開放等で物資投下をやってるのは,習志野の第1空挺団が降下始めや,富士の総火演でデモンストレーション用にやっているような物です.
大体,輸送機がちんたら飛べるような場所で,部隊の緊急の展開が必要な戦況って,どんな戦況Yo!
航空機から人が降下する空挺降下と,物を投げ落とす物資投下は全くの別物ですから,その点は留意しましょう.
ベタ藤原 in mixi,2011年03月20日10:09
青文字:加筆改修部分
【質問】
じゃぁ輸送機は,何をやってるの?
【回答】
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・(・・)・) < 輸送業務をしています.
/JベタJ \__________
現状,陸海空の自衛隊が保有するヘリコプターと輸送機は,被災地でフル稼働中です.
ヘリコプターと違い,輸送機がTVに映る事は少ないですが,各地の基地から被災地へ物資の輸送を行っています.
決して遊んでいるワケではありません.
記事に
『政府は手段を選ばず,何でもやるべきなのである』
とありますが,失敗や効率性が悪い事が目に見えているコトをやるのは,パフォーマンス以外の何物でもありません.
ベタ藤原 in mixi,2011年03月20日10:09
青文字:加筆改修部分
【質問】
東日本大震災に際して災害派遣されている,自衛官の活動環境は厳しいのですか?
【回答】
JBPRESSの配信記事,
「災害派遣,現場自衛官から上がる悲痛な声
」
参照.
題名どおり,ほんとに悲痛な内容です.
ぜひご高覧ください.
この記事をご覧になった元将校さんから,コメントをいただいてますので,上記記事の傍証のため,一部引用させていただきます.
----------------------------------
記事にある,
1 十分な装備品がない.
2 強烈な臭気の中での捜索業務.
の2点は,全くその通りで小生も経験済みです.
1 十分な装備がなく,自前で補う件は,自衛隊の場合,日常茶飯事です.
極端な例としては出張旅費も自前です.
それは,空自が運航している輸送機等を利用すること,また近傍の自衛隊基地,駐屯地に宿泊することを
前提として出張計画を作成しますので,旅費,宿泊費,食費も実費は出ません.
実際は,そのように実行出来ませんので,結局自前で補うことになります.
2 強烈な臭気は,人間といい,獣といい,その死臭は,半端ではありません.
特に水死体の悪臭は,通常の死体以上の酷さです.
作業後も鼻から離れず,他のどの臭いも死臭に認識されます.
食事も喉を通りません.
〔略〕
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おきらく軍事研究会,平成23年(2011年)4月15日(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
被災者を全基地に分散させて,受け入れればいいんじゃないかな?
その間に復旧活動して,基地では被災者を支援してあげようよ.
そしたら物資が足りないとか無くなるし,衛生面も今より改善される.
支援物資も最寄の基地にお願いすればいいだけなら,簡単だから人数も増えると思う!
そしたら全員の自衛官を,災害の為に稼動できる.
少しだけ俺の意見を考えてみてくれ.
今のままだったらストレスが半端じゃないんだよ!
衛生面も心配だし,プライバシーも何も無しだから辛いと思う.
これが1番効率が良いと思う!
基地での活動なら,能力をフルに発揮出来る!
その為の自衛隊でしょ?
予備自を召集するなら,現職自衛官をフル稼動させようよ!
【回答】
基地や駐屯地に,そんな人を受け入れる容量はないし,受け入れるだけ受け入れたとして,受け入れられない人間はどうするんだよ.
早い者勝ちか?
女子供老人優先?
できるわけない.
駐屯地内は隊員を収容する余裕もなくなってきていて,隊員はすし詰めで生活してるんだぞ.
よしんば全国の体育館やら「使ってない空間(笑)」を被災者の収容に使ったとして,被災者への食事は?
炊きだし要員は?
ゴミの処理は?
天幕は?
ストーブは?
燃料は?
出入りは?
管理は?
掌握は?
地域への立ち入りは?
誰が引率するの?
誰が警戒するの?
全国の基地・駐屯地に分散させて,警戒要員その他の人員はどれだけ必要になるの?
便所はどこを使うの?
トイレットペーパー足りるの?
それも全国の場所に輸送するの?
一つの基地・駐屯地に平均して,何人収容できると思ってんの?
被災者をすし詰めか?(笑)
駐屯地の体育館に400人受け入れるとして,プライバシーないのは当たり前だし,すし詰め状態.
外に天幕建てる?
業天2号連結して平均すし詰め16人態勢にする?
そっちのが不健康&ストレスだし,簡易ベッドもない.
荷物取りに帰りたい人・復興作業に戻りたい人は,わざわざ輸送してあげるのかな?
だいたい,被災者の生活を保護するのは自衛隊がするのか?
上げ膳据え膳を残留者がやるの?
現地との調整や2次・3次派遣隊はどうするの?
準備もできないの?
体調崩した人はどうするの?
医務室なんて隊員だけでも手一杯なのに,敷地内でなんかあったら誰が責任取るんだよ?
まさに世迷言.
被災者の数を考えたり,兵站とか後方関係考えたら,無理難題なのは明白.
また,どこの誰ともわからん人間を,秘密一杯の自衛隊施設内に入れるとか,どんだけ性善説?
自衛隊施設内によくわからん人を入れるには,引率や監視が必要ってわからない?
まず基地内自体が本来であれば,民間人が自由に出入りすべき場所ではない.
だから警衛が立って,24時間365日入出門をチェックして,身分証や許可証を持ってる人間だけを通すわけでしょ?
避難民受け入れたら,その辺どうするの?
全員に許可証渡す?
それともフリーパス?
避難民を装ったテロリストその他が混じってたらどうする?
仮にゲートの通行は何とかしたとして,基地や駐屯地の中でも,更に部外者を許可なく入れてはならない場所がどうしてもあるでしょ.
そういう区域に収容した避難民が紛れ込まないように,絶えず人員張り付けとく必要があるよ.
100人いたら,それぞれいろんな行動するだろ?
監視の目をやるには何人必要なんだよ?
今の警戒態勢は,駐屯地外に対する警戒だろ.
内部の人間を新たに監視警戒する必要が出るんだよ.
現場で捜索救助活動する人員が減るだろ.
考えろよ.
自衛隊は公共性がないと,出動もできないんだぞ.
個人のために自衛隊が動くわけにはいかない.
予備自にできることもあるが,現役にしかできないこともある.
現職フル災害派遣とか無理.
普段の業務を知らない予備自が,警備とか配食とかの簡単な仕事以外に,何かできると思うの?
自衛隊板,2011/03/21(月)
青文字:加筆改修部分
まぁ実際の所,避難受け入れ施設自体は足りてるのだ.
関西方面の自治体が提供すると言っているものだけでもね.
問題は被災者が,あまり遠くに避難したがらない事でね.
政府は法律上,避難指示は出せても,避難命令は出せなから.
正直60才以上の人,18才以下の人,女性は一時期,関西にでも疎開した方が,復興も早いような気もするのですがね.
剣恒光@Free Tibet ◆yl213OWCWU :自衛隊板,2011/03/21(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
女性週刊誌に,災害派遣された女性自衛官が乗っていました.
「女性自身」◆ママ自衛官の奮闘40日間
運転席で携帯の子供を見ながら頑張っています,とのコメント等.
多分,週刊誌の取材に応じたのだと思います.
それって幹部を通さなくてもいいんですか?
ましてや公務中に,子供の映った携帯を見せたりして,本人も運転席で公務中のようでした.
公務員は公務中に私生活なんか,取材に応じて写してもいいいんですか?
【回答】
基本的に「自衛官」に対する取材は,ほぼ全て「広報」を通しての取材です.
部隊が活動している様子を取材したり,写真に撮ったりというのは,特に許可等は不要ですが,個人にインタビューしたりするのは,「広報を通してください」となります.
そういう意味では,多くは自衛隊のプロパガンダとしてやっていると思ってください.
ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA :自衛隊板,2011/05/08(日)
青文字:加筆改修部分
現地では報道統制はちゃんとしてるが,言うこと聞かない隊員なんてのも結構いるわけで,なんとも言えないが.
ただ,今回の自衛隊追い風ムードに乗って,さらなるイメージアップを画策してるから,自衛隊が協力している空気は感じるな.
PKOでもそうだが,現場に危険がないと判断されると,戦力外でも見栄えがいいWACを送り込むのは,広報の常套手段だな.
放射能は自衛隊じゃどうにもならんし,瓦礫除去なんて雑用だから,これからは広報戦略とバカ隊員の服務事故防止が焦点だな(笑)
そろそろ,お涙頂戴逸話が出てくる頃だ.
ローレディ ◆0KvSZqbvRI :自衛隊板,2011/05/08(日)
青文字:加筆改修部分
うん.
ただ,マスコミの人はプライド高いから,
「提灯記事は書くものか!」
って傾向なんだよね.
だから,自衛隊から「お奨め」を出すんじゃなくて,各社から「○○に関する取材がしたい」とか「~な話しない?」というニーズを,じっと待っている.
その為に,日々「エピソード収集」は怠らず,オーダーに対するアンサーファイルが整備されていると思われ.
ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA :自衛隊板,2011/05/08(日)
青文字:加筆改修部分
最近はね,マスコミのネタ探しを待たずに,自衛隊から振るパターンがあるんですよ.
やり方としては,日頃からパイプを持ってる記者に,
「私があなただったら,こんな記事を書きますよ」
ってなカンジでFacs.する.
で,裏を取りたいとか,絵が欲しいなら現場をセットすると.
ただし,今回の記事には,そこまでの周到さは見えにくいですね.
ローレディ ◆0KvSZqbvRI :自衛隊板,2011/05/08(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
下っ端が,いきなり広報に許可受けに行くかな?
広報が直接,女性自衛官に
「週刊誌から取材にくるからな」
って言いにくるか?
【回答】
う~~んと,各マスコミが「報道」であっても,フリーパスの取材が担保されている訳ではないのですよ.
災害や事故の現場等では,人命救助優先であり,その業務を妨げる取材,また安全上必要な場合は取材の規制がなされます.
また,取材対象となった場合は,取材を拒否する権利もあります.
ですから大規模な災害派遣になった場合は,その現場を所管する上級司令部等で,報道各社と報道協定を結んで,「取材のルール」を取り決め留のが通例ですね.
(多くは「記者クラブ」加盟の報道機関との協定ですが,非加盟の報道機関にも準用されます.)
件の雑誌社の取材も,このルールに基づいて行われたのもであると思われます.
(でないと防衛省広報から雑誌社へ抗議と派遣部隊への注意喚起があると思われるので)
パターン的に考えられるのは・・・,
(1) 雑誌社が取材企画を立て,自衛官で「女性の共感を得られるようなエピソード」を持つ隊員への取材を自衛隊に打診する.
(2) 手駒の内で該当しそうな自衛官を何人かピックアップして雑誌社へ提示
(3) 双方のニーズが合致
現場では指揮系統で支持を受けた非直の隊員が業務の内容を「展示」←同行密着取材!
(4) 原稿のゲラを見せてもらって「内容に誤解はありません」というOK出し→雑誌発行
・・・こんな感じかな?
ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA :自衛隊板,2011/05/08(日)
青文字:加筆改修部分
【質問 kérdés】
東日本大震災後の自衛隊の変化と課題は?
【回答 válasz】
本日で東日本大震災から6年が経ちました.
宮城県では今も行方不明者の捜索が遺族会の手で行われています.
> 震災6年 遺族会の呼びかけで不明者捜索 宮城 | NHKニュース
> http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170310/k10010905741000.html
震災以降自衛隊の評価が高まったのは事実で,基地祭や駐屯地祭は人だかりとなっており,阪神大震災での教訓も生かされました.
しかし被災の規模が大きく,自衛隊だけでは手に余る状態から在日米軍による救援の支援も行われました.
あれから6年,自衛隊を巡る状況は変わりました.
離島防衛のため,MV-22が17機陸自に導入される予定です.
MV-22の物資輸送能力は昨年の熊本地震でもその有効性が証明されました.
また,AAV7水陸両用装甲兵員輸送車の導入により,津波被害での物資や人員の輸送が効率的に行われる事が期待されます.
さらに,いずも型護衛艦2隻の就役は,海上からの人員と物資の輸送や病院船としての役割を果たすものとして,前級のひゅうが型護衛艦と共にその活動が期待されるところです.
一方で,空自のC-130Hが松島基地に先に着陸出来なかったという政治的な問題点もありました.
以前訪問した下総基地祭では空自のプロがこの点を悔やんでいたという事実があります.
その意味からすると,危機管理の更なる見直しが求められるところです.
また,松島基地の被災では,海上に接する空自基地や海自航空基地の津波災害の対策が改めて焦点となりました.
どこの軍隊でもそうですが,空軍基地や海軍航空基地は災害派遣に限らず有事においても人員や物資,前線部隊の拠点となるだけに,震災で松島が被災して機能不全となったという事実は重く受け止めなければなりません.
その意味からしたら空自のC-130H部隊は24時間出動態勢にしてもいいかと思います.
C-130Hに限らず,陸自のMV-22部隊やAAV7を保有する部隊は24時間体制にすべきでしょう.
更に,今回の震災で東電福島第一原発が事故を起こしたという教訓から,原発の安全対策はしっかりすべきでしょう.
原発の是非はここでは問いませんが,稼働中の原発はもとより稼働休止中の原発にも核燃料が冷却されている他,使用済み核燃料が冷却状態で保管されている事から,自家発電の抗堪性の充実による核燃料の冷却を維持していく必要があります.
[中略]
今回の震災では10万人の自衛官が動員され,予備自衛官も招集されましたが,一方で国防に支障をきたすのではないかという指摘も一部のマスコミからありました.
特に,海自航空基地の固定翼哨戒機部隊の場合は他の基地の部隊で穴埋めは可能ですが,空自基地の場合,対領空侵犯措置に支障が出る可能性があります.
その意味からしたら,F-35の追加調達した上で追加調達分はやはりVTOLが可能なF-35Bが最適かと思います.
私事で恐縮ですが当方は震災当時神奈川県に勤務しており,JR私鉄各線は震災で終日運休した事から自宅まで帰宅出来ず,地元の中学校の体育館に設置された避難所での宿泊を余儀なくされました.
中学校では卒業式の準備の最中だっただけに,それが印象的でした.
また,携帯電話も繋がらなかったという事から,テレホンカードなどのアナログによる通信手段を個人で確保すべきかと思います.
最後に震災で亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます.
ねらっずーり in mixi, 2017年03月11日
青文字:加筆改修部分
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