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◇◆県外案
<◇辺野古案代案
<◆◆◆◆◆◆◆普天間移転問題
<◆◆◆◆◆◆沖縄基地移転問題
<◆◆◆◆◆沖縄基地問題
<◆◆◆◆在日米軍
<◆◆◆日米安保
<◆◆集団安保 目次
<◆日本 目次
<東亜FAQ目次
※ 奄美案,徳之島案は便宜上,「県内案」ページに掲載
代案・その30606「月面」

(画像掲示板より引用)
「2ch.軍事板」◆普天間移転先は大村空港にせよ! ←レス回収済
「2ch.軍事板」◆普天間移転先は佐賀空港にせよ! ←回収すべきレスなし
「2ch.軍事板」◆普天間移転先は佐賀空港にせよ!その2 ←レス回収済
「アルファルファモザイク」◆(2010/03/14)民主党「県外だー」社民「国外だー」 →アメリカ「もう普天間でいいわ・・・」 最悪のシナリオへ
「虚構新聞」◆(2010/03/18)普天間移設 鳩山首相「ムー大陸を検討」
「週刊オブイェクト」:鳩山首相,普天間基地のグアム移設を否定
>・・・これまでの騒動はなんだったんだろう?
「週刊オブイェクト」◆(2010/01/24) 普天間基地の海外・県外移設の可能性について
「週刊オブイェクト」◆2010年01月04日)佐賀空港は「有明海の干潟」のせいで海兵隊基地として不適当 ←コメントno.228まで回収済み
「週刊オブイェクト」◆(2010年04月29日)長崎県大村案を主張する識者の台湾有事の軽視
「週刊オブイェクト」◆(2010年05月07日)有田芳生さんの言い訳は「ペンタゴンに聞いてごらん」でした
「週刊オブイェクト」◆(2010年05月08日)グアム・テニアン移設陰謀論を唱える川内博史議員
「雪斎の随想録」◆(2010/05/08)普天間県外移設」は民主党の公式方針である
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/05/14)【週刊・上杉隆】普天間問題の5月末決着は無理 鳩山首相はなぜ国外移設を放棄したのか
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/05/28)鳩山首相「できる限り県外」発言は重大な変節
「つるや連合」◆(2010/05/06)【普天間】鳩山首相,「最低でも県外」は民主党の公約ではないとの認識示す ★2
>「ゆうこりんが首相やったほうがまし」
【質問】
「沖縄県外」「旅客が年間20万人未満」「1600m以上の滑走路」の空港は,どれくらいありますか?
【回答】
山 形(山 形 県) 2,000m 199,380人 特定地方管理
能 登(石 川 県) 2,000m 172,186人 地方管理
大館能代(秋 田 県) 2,000m 146,074人 地方管理
南紀白浜(和歌山県) 2,000m 136,536人 地方管理
松 本(長 野 県) 2,000m 121,243人 地方管理
※滑走路の実効長は短い
石 見(島 根 県) 2,000m 70,369人 地方管理
広 島 西(広 島 県) 1,800m 62,601人 その他
紋 別(北 海 道) 2,000m 54,267人 地方管理
徳 之 島(鹿児島県) 2,000m 161,036人 地方管理
※離島
福 江(長 崎 県) 2,000m 158,540人 地方管理
※離島
大 島(東 京 都) 1,800m 98,533人 地方管理
※離島
隠 岐(島 根 県) 2,000m 53,965人 地方管理
※離島
利 尻(北 海 道) 1,800m 30,779人 地方管理
※離島
佐 渡(新 潟 県) 890m 10,758人 地方管理
※離島,「佐渡空港拡張整備計画」では2,000m級化
軍事板,2009/12/13(日)
青文字:加筆改修部分
▼ ただし,この全てが地方管理空港.
それも大半が生活路線とされる離島空港.
生活に密接した地元自治体管理運営の地方管理空港は,無理だって.
幾ら赤字でも土地・不動産的に言えば私有地だからね.
特に離島便は生活路線と言って特別だからね.
無駄と言われても,転変地位・災害などで緊急を要するインフラだからね.
そもそも民間空港と言う呼び方がいけない!
旅客空港と呼ぶべきである.
民間空港というと,民間による民間の為の民間主体の空港の様に思えるが,天下りウヨウヨの赤字空港,国管理空港は,官による官の為の官主体の空港だから,官庁空港だとか官僚空港と呼ぶべきだよ.
適正にクリーンに運営が行われている空港は,地元自治体空港とか,地域密接空港とか,ご当地空港とか呼ぶべき.
軍事板,2010/03/11(木)
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
普天間基地移設問題について,テレビで那覇市の市長が
「普天間基地は海兵隊ともども硫黄島に全面移設すべきだ」
という旨の発言をしていました.
軍事的に見て,この主張は妥当なものなのでしょうか?
【回答】
沖縄県民の主張としては理解できる.
が,日米の合意では普天間はキャンプハンセン沖合いもしくは沿岸へ移転する.
海兵隊についてはグアムへ後方部門が一括して移転するはず.
現在,移転にかかる費用をどう見積もり負担する者を決めるか,という話に取り掛かろうという段階.
軍事的に見た場合,米軍の前方展開の維持と一方での世界各地での戦力再配置という話があるので,沖縄から硫黄島への移転というのは微妙な線だと思う.
また,移転するのは良いがグアム,名護移転と同様に,誰かが基地をお金を出して作らねばならない.
大型船舶の接岸,上陸用演習地,市街戦訓練施設,各種娯楽施設に兵舎,事務施設,ゴルフ場,そしてヘリポートに将来的にはMV-22が駐機できるエプロンと必要とされる設備は多い.
unknown
▼ 社民党はグアムの他に,硫黄島を候補に挙げていますが,それは話になりません.
台湾までの距離の事もありますが,それ以前にあの島は「自衛隊の秘密基地(※新兵器の試験場という意味)」なので,外国軍の駐留とかは考えられないです.
空母艦載機の訓練に一時的に使うぐらいならともかく,常駐とか勘弁して下さい.
あそこには,見られてはいけないものが山ほど置いてあります.
一時期は,
「硫黄島には密かに,評価試験用のハリアー垂直離着陸戦闘機が隠されている」
なんて与太話まで流れていたくらいです.
信憑性の無い噂話はともかくとして,誰にも見られない事に価値が有る硫黄島が,移転候補になることは考えられません.
・・・与太話といえば,あの島は自衛隊施設随一の心霊スポットで,旧日本軍の亡霊が頻繁に出没するという噂で有名です.
私はそういう心霊現象は信じない性質ですが,実際に出るなら米海兵隊の駐留とか不味いかもですね.
硫黄島から台湾まで約2000km.
グアムよりは若干近いですけど,遠過ぎます.
<以下コメント欄>
さまよえる英霊とかはともかく,硫黄島って活火山の山頂部分だよ.
今でさえ島内で,水蒸気爆発を何度も起こしているんだよ.
地盤の急激な隆起とかあって,将来的には噴火の可能性が大きいとされているだよ!
新兵器開発の実験場はともかく,恒久的な基地としては不適当だろう.
Posted by 名無しT72神信者 at 2009年12月26日
18:21:50
「週刊オブイェクト」,2009年12月26日付
青文字:加筆改修部分
▲
【珍説】
グアム以外の,例えば,オバマ大統領が大好きな福井県の小浜市の沖合に普天間基地を移設したら,小浜市民どもは喜ぶだろうし,対北朝鮮への抑止力にもなるというやり方もあるぞ.
やすし in mixi,2009年12月16日 19:53
青文字:加筆改修部分
【事実】
言葉を交わしたことも無い小浜市民を,どうやったらそこまで見下せるんだ.
てゆーか,福井の沖合になんか基地移設出来るか.
夏はともかく冬は作戦能力なくなっちまうわ.
だいたい台湾有事に対処できんだろうが.
つーかもー,ほんとに「国際的な取り決めをサックリ横紙破りする」ってのが,如何に北朝鮮な行為か理解できんのか…
xotakk in mixi,2009年12月16日 20:01
青文字:加筆改修部分
▼ またしても忘れられている雲仙市小浜町に,全長崎県が泣いた(うそ
そこで小浜町沖合の橘湾上を,代替地として提案ですよ!
石油危機の折りにはタンカー備蓄基地として使われた実績があるほど波穏やか!
しかも湾の名前は,軍神・橘中佐からいただいてます!
ああ,なんと軍事的にすばらしい場所なのでしょう!!11!
「せやから結局台湾からとお(ry」
…ツッコミじゃなくて自爆になってしまった.
だが,言ってみるだけ言ってみたかったんだ.
あっとさせぼ in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2010年01月08日 23:57
▲
【質問】
鹿屋移転案はどうでしょう?
【回答】
とりまとめると以下の通り.
●メリット
・海自鹿屋基地は周辺の国有地まで含めると800haあり,海兵隊のヘリ隊と陸兵を充分収容できる.
・近くに大きな港があり,佐世保の揚陸艦艇群が接岸できる.
・滑走路側に住宅が少なく,拡張工事がしやすく騒音問題が比較的出にくい.
●デメリット
・海自と滑走路を共有するので,海自も海兵隊も嫌がる.
・南九州の南端に位置するので,陸兵が演習場に陸路で移動するのが大変.
日出生台まで片道400キロはさすがにキツイ.
・かつて騒音問題で米軍移転がつぶれた前科あり.
軍事板,2010/01/31(日)
青文字:加筆改修部分
あと,台湾(以下同文
【質問】
関空移転案とは,どんなものなのか?
【回答】
簡単に言えば
(1) 嘉手納基地から可能なだけ関空へ移転
(2) すいた嘉手納へ普天間の部隊を統合
というもの.
> 173回(臨時会)衆議院予算委員会の議事録より
> (平成21年11月2日 第2号 全1件「予算の実施状況に関する件」)
> http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001817320091102002.htm
>
> 下地 幹郎(国民新党:衆・沖縄1区)委員
の 岡田克也 外務大臣 に対する質問・・・・・
>
>○下地委員 そして,岡田外務大臣にお伺いしますけれども,嘉手納統合はというお話をしていただい
>ておりますが,私も嘉手納統合とよく申し上げています.私の嘉手納統合は,一プラス一が二になるの
>でもだめ,一プラス一が一でもだめ,一プラス一が〇・五になりますかというのが私の嘉手納統合なん
>です.だから,嘉手納に統合する,七万回嘉手納が乗りおりがある,普天間が三万回ある,足して十万
>回で,それはだれも納得しませんよ.それが七万回になっても納得しませんよ.それは,F15の戦闘機
>を岩国やそして三沢に移したり,外来機の訓練を伊江島の滑走路を修正してやったり,今よく言われる
>ような,関西空港のB滑走路が全く稼働率ゼロですから,安全保障上は,音も出ないし,あの地域を航空
>母艦が通るわけですから,あそこを活用して外来機の訓練をやるというと,私は,嘉手納の騒音は半分
>になる,そういうことを提案しておる.
以下は最初の提案から2009.11.30現在までの流れ.
最初は黙殺されていたのに突然大騒ぎになった.
それが大問題だわな.
> 大手マスコミ黙殺した橋下発言 「普天間関西へ」浮上の舞台裏
: J-CASTニュース
> http://www.j-cast.com/2009/12/07055624.html
11月02日(月)衆院予算委員会で下地幹郎(国民新党)氏が質問中「関空活用論」を初披露.
I
11月13日(金)橋下氏「関西受け入れ論」会見で答えるも大手メディア黙殺.
I
11月17日(火)衆院予算委員会で下地幹郎(国民新党)氏が質問中「橋下”関西受け入れ論”」を披露.
I
11月30日(月)フリージャーナリスト岩上安身
氏の質問で再び橋下氏「関西受け入れ論」披露.
会見 容を動画サイト「ユーチューブ」に公開.大手メディアが初めて報道.
ただ,まあ無理.
地元自治体は「論外!」と反発している.
これを説得して納得させるだけで20年はかかる.
まぁ,その,確かに関西は軍事的価値は無いし,守る価値すら無い.
今回の提案は全く間に合わない.
しかし橋下は正論,裏の有るキレイゴトを述べてみただけ.
大阪符知事が,神戸市長と兵庫県知事に対して,威嚇射撃をしてみただけだ.
仮に神戸空港が自衛隊管轄の米軍駐留神戸基地になれば,八尾まで更地に出来る.
空自海自の固定機運用可能な滑走路あるから,関西の負担は先ず無い.
今回は決まらないし,次の国と自治体の体制も変化はあろうが,議論の罠を仕掛けた功績は大きい.
米軍負担均等化の名の下に,今後も継続的に湧いて出るだろう.
無駄金使って作った邪魔な空港を,有意義に1個減らしてやろうか,って寸法なんだろ(笑)
鳩山が最初にグズったのがキッカケだな.
軍事板,2009/12/08(火)〜12/14(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
普天間基地を,佐賀空港や関西国際空港へ移転させる(民間空港としては廃止)とした場合の,技術的な課題は何かありますか?
【回答】
問題は残る.
以下,思いつく限りあげると,
1 戦闘機のエンジン出力と騒音は,世代ごとに大きくなっている.
つまり,今は騒音区域が海上であっても,今後,米軍機の世代更新があった場合はそうでなくなる可能性もある.
2 周囲を人口密集地に囲まれており,かつ,伊丹,神戸,和歌山,広島,徳島,岡山,米子と至近に多数の民間空港を抱えている.
これは既に質問氏が指摘されたとおり.米軍の場合,米軍基地の進入管制のほか,空域管制も求めるであろうからこれは大きい.
3 2に関連して航空路も変更を余儀なくされる.
ことに伊丹など,離陸直後に関西新空港を大きく避ける経路を取ることとなり,騒音区域も変わるだろうし,高度も色々と制限が加わるだろう.
4 海兵隊は沖縄,その航空部隊は関西では一体となっての訓練が不可能,もしくは極めて経費の掛かるものとなる.
本土で砲兵射撃訓練などをやるようになっているとはいえ,その他の支援も本土でやるとなれば経費は膨らむ.
5 沖縄の第3海兵遠征軍自体は,米本土西海岸の第1海兵遠征軍の部隊が,交替制で沖縄に出張する形であり,実は沖縄に常駐しているわけでない.
つまり,グアム移転を控えており,今後どれだけの間,日本に居続けるか不透明な面がある.
したがって,そのために関西新空港の各施設を米軍向けに改修するのは,いささか心もとない.
まず背景としてみるべきなのは,米軍自体,欧州からも韓国からもかなりの数の部隊を引き上げさせてきています.
たとえば欧州には,かつて陸軍の機甲師団が2つありましたが,今ではいずれも司令部を米国に引き上げていますし,麾下の旅団も2個旅団を除いて同じく引き上げました.
韓国では2個旅団いましたが,そのうち1個を引き上げています.
このような世界規模での米軍の再配置と,イラクとアフガニスタンへ交替制で大兵力を貼り付けていることを考え合わせると,はたしてどれくらいの間,米国は海兵隊を沖縄に置き続けるか疑問無しとしません.
ましてや,海兵隊は今後アフガニスタンのヘルマンド州あたりに現在の1個旅団よりも大規模な兵力を派遣すると見られています.
沖縄に米西海岸から交替制で1個大隊を派遣する態勢を,いつまで続けられるのか分かりません.
沖縄派遣後,改めて戦地に送られた大隊も,過去にはありました.
それに,そもそも米軍が沖縄にこだわる理由って,嘉手納と近隣に有事の際に使える予備の航空基地が必要という話.
佐賀空港や関空が嘉手納基地の近くにあるなら,別だろうけど.
軍事板,2009/11/22(日)
青文字:加筆改修部分
▼>関西空港への移設の可能性
橋落とされたらどうしようもねえじゃん.
bernoulli,2009年11月30日 15:04
▲
【質問】
1.2.3.普天間ってヘリの基地じゃ?
4.歩兵も敷地内,周辺に移転させれば?
5.そもそも移転の必要性が...
【回答】
滑走路の長さについては,有事の際の嘉手納のバックアップ基地としての機能も要求されています.
滑走路の長さは長いほうが便利です.
短いほど搭載して離陸できる重量も減ります.
これは標高が高い土地でより顕著です.
また,戦時に滑走路が爆撃を受けた場合でも元の長さが長ければ復旧もしやすいし,そもそも切断されにくいのです(複数個所に爆弾を落とす必要が生じるから).
海兵隊はKC-130輸送機兼空中給油機については岩国へ移転させています.
このほか,岩国にF/A-18がいます.
かりに大きな空港が確保できるのであれば,これらは一つの基地に取りまとめる可能性があります.
固定翼機が発着できる能力は,どっちにしろ必要とされています.
http://www.youtube.com/watch?v=8MW50NERRFI
ヘリでもこのように車輪を使い滑走して離陸する場合がある.
また,離陸後は徐々に高度をあげていくし,かつ,一斉に複数機が編隊を組んで離陸するには滑走路があるとしごく便利である.
さらにいえば,ヘリ部隊でも固定翼機が飛来して連絡できればなにかと良い.
もう一つ,MV-22へのCH-46からの更新を海兵隊では控えています.
これはヘリと固定翼機を掛け合わせた性格であり,これも論議に関わってきます.
歩兵の移転については,たとえば瀬戸内海の神戸と大阪のすぐ先で,海兵隊が水陸両用強襲車で演習をするわけにもいかないでしょう.
付近には鳴門の渦潮で有名な難所もありますし.
那覇については日本の主要離島であり,民間機の発着便がかなりあります.
すでに自衛隊が使っており,かなり混雑しているといえるでしょう.
軍事板,2009/11/22(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
ヘリは滑走路ではなく,倉庫と広場で十分なのでは?
【回答】
本土移転の場合,嘉手納と切り離されるから,移転先の飛行場には,輸送機などの固定翼機の運用機能も必要になると思いますよ.
一緒に移転する陸兵などの増援部隊の,兵站基地としての機能も求められるわけだし.
それにヘリ部隊自体,普段は70機程度の配備数ですが,戦時には最大300機程度まで増強されるそうです.
大村・相浦案の場合,ヘリも陸兵も平時の運用だけでいっぱいいっぱいなんです.
それになんといっても,海兵隊が海自や民間機との寄り合い所帯で納得するかどうか・・・
軍事板,2010/01/29(金)
青文字:加筆改修部分
▼
●INTRODUCTION
普天間移設問題の議論において,ヘリコプターに基地はいらない!という意見の前提には,
「ヘリコプターは常に垂直離着陸してどこでも降りれる,だから基地も滑走路もいらない」
というイメージがあるんじゃないかなぁと思っていまして,違和感を覚えていました.
おそらく映画の中に登場するヘリの見せ場が,ビルの上のヘリパッドとか,野外に垂直降下とかなので,それが定着しているからだと思いますが.
ヘリコプターは確かに垂直離着陸できますし,垂直離着陸を繰り返しても問題は無いと言えば無いです.
ましてや軍用のヘリコプターは,私らが乗っているのより遥かに頑丈で,馬力も大きく,余裕があるものでしょう.
しかし,ヘリコプターは一般的に,なるべくパワーに余裕を持たせた状態で飛行します.
そして離着陸中は,パワーを使う量が大きく,その管理が重要です.
滑走路が無いところをベースとするヘリコプターは,毎回毎回MaxPowerに近い状態で離着陸を繰り返すことになり,機体のストレスが大きく,余裕が無い状態での飛行を繰り返す事になります.
従って,ベースとなる基地では滑走路は必要です.
●DISCUSSION
1.ヘリコプターのPerformanceは高度,外気温に大きく影響されます.
レシプロまたはタービンエンジンは,空気と燃料を使って回転しているので.空気の薄い高高度や外気温が高い場合は,Performanceは落ちます.
そしてホバリングは,前進することで相対風により有効前進揚力 (ETL)を得る場合に比べ,大きなパワーを必要とします.
従って,暑いところでホバリング,もしくはそれに近い遅いスピードで飛行するのが,最も余裕が無い状態になります.
ご質問の様に,ベースとなる基地に滑走路なく,滑走路より狭いところに降りるとなると,毎回毎回離陸をMaxPowerTakeOff,着陸をSteepApproachで行う事になり,よりホバリングに近い状態にで飛行することになります.
従って,離陸ではエンジンパワーを限界近くまで使い,さらに障害物に当たる危険性が増します.
また,着陸においては,障害物の場所によってはアプローチがだんだん急になり,垂直に近い形で降りる事になり,SettlingsPowerに陥る可能性が大きくなります.
2.ヘリコプターってのは翼がないので,もし何らかのトラブルでエンジンが止まってしまったら,揚力が発生せず,そのまま重力にひっぱられて落下してしまいます.
注1:空中でエンジンが止まったとしても,適切に対応できれば(1秒以内の反応が必要),その時はオートローテーションで降下して着地できますが,いつも安全に着地できるとは限りません.
高度と速度のが足りないと,オートローテーションに入れず墜落します.
注2:飛行機はエンジンが止まっても滑空出来るので,滑空で到達出来る範囲に広い場所があれば普通に着陸できます.
従って,なるべくエンジンのパワーに余裕を持たせる様に運用し,MaxPowerまで使うのはなるべく避けます.
それはトランスミッションに対する負荷を減らす為でもあります.
MaxPowerについては各機種ごとに,何分間連続使用して良い最大出力の規定があり,その時の外気温や高度によって決まります.
つまり,いつも全力運転,というわけにはいかないのです.
滑走路があればETLの力を借りて,より少ないPowerで飛べます.
Powerに余裕があるということは,緊急事態になっても取れる選択肢が広がる事になります.
3.もし滑走路があれば,ヘリコプターは飛行機の様に地表近くを前進(着地したまま滑走する事もできます)してETLを得て,より少ないPowerで離着陸が出来ますし,緊急事態の際はオートローテーションで無事に降りれる可能性が高くなります.
●Conclusion:
上記の点から,相対的にではありますが,ヘリコプターの運用には滑走路があった方が余裕のある(=事故の確率を減らせる)事になります.
野戦で時々垂直離着陸をするのとは違って,日常的に年間何千何万回と離着陸をする様な場所になるのですから,運用の面では余裕がある方が良いでしょう.
滑走路が無いと,乗る方の心理的負担も,機材にかかるストレスも,大きいと思います.
滑走路の方が運用しやすい点は,他にもあります.
まず,滑走路上は管制により,他の車両や航空機が侵入してこないように管理されているので,安心して離着陸ができます.
また,滑走路上はHard Surfaceなので,でこぼこでな地表や草地にくらべて安全に離着陸できます.
(これらの理由は飛行機にも当てはまります).
ただし,私は普天間で運用される軍用のヘリもタービンのヘリにも操縦した事が無いので,もしこの一般論が当てはまらないという反論があれば,どうぞご教唆下さい.
Fabius (KT) in 「軍事板常見問題 mixi別館」
2010年04月07日 19:01
▲
【質問】
普天間移転先は,佐賀空港ではどうでしょう?
【回答】
様々な面で,無理がある模様.
***
海兵隊のヘリは,陸兵と常に共同訓練する必要があります.
て言うより,ヘリ部隊のことばかり話題になるけど,沖縄以外の場所に移転する場合,陸兵がもれなくセットでついてくると思う.
恐らくはその訓練場も.現状沖縄で海兵隊が使っている面積考えると,圧縮しても最低100平方km程度の用地は必要なんでは?
ちなみに旧川副町の面積は46平方km.
それに有明海で揚陸訓練なんて,水深の関係で無理.
また,有明海は軍港設置に適さないので,軍港は長崎あたりに依存することになるんだろうけど,その陸路でのアクセスはどうするのか?って問題も大きいね.
これから新たに,海兵一個師団の兵隊基地訓練場所セットの場所見つけるなんて,ほとんど絵空事なんでは?
島1つ接収とかしない限り.
軍事板,2009/12/11(金)〜12/16(水)
青文字:加筆改修部分
鹿島出身,明太子県人の私が,佐賀空港軍用化が駄目筋と思うのは,まず海の話.
1.
干満差6mで,築港どころかLCACの海上輸送も不可能.
一般船舶が進入できるのは三池港まで.
雲仙連山の火山灰と流入河川の泥に由来する,軟弱な泥質海底のため,ブイの設置も困難.
水深は20mとされているが,これは島原湾の165mも含めた平均値で,湾奥は干潮時わずか5m.
漁船も平底の有明仕様で,干満差に耐えるため係留は,竹竿を深く突き刺して長目のロープで縛っている.
三池港以北はバルク船舶が進入できないので,もし軍艦を入れるなら,湾の中心部からLCACで片道30�q.
詳細は画像でググれ.如何に無茶かわかる.
しかも,遠浅泥質の中に暗礁があって,牡蠣の名産地だ.
下手するとLCACパンクしますよ.
2.
佐賀空港を作るときに海苔やらの漁協と揉めて,滑走路を2600mまで短縮している.
本来は貨物機を見込んで3500mにする予定だった.
3.
目達原のヘリパッドも移転予定だったが,漁民の反対でぽしゃった.
理由は落ちたら救助が不可能.
おまけに海苔ヒビが沿岸から10kmあたりまで広がっているため.
4.
諫早干拓のために,周辺の漁協はかなり戦闘的.
左巻きと違って生活がかかってるから.
しかも諫干の一件で有明海漁連として,県境またぎの合併話がある.
ちなみに音頭を取ってるのは古賀誠.
5.
佐賀大和,東背振ICへは佐賀中心部の細い道を通らなくてはならない.
佐賀の道路基盤は縦側が貧弱.
大村空港は正面にICがある上に,高速で佐世保直通.
次に航空関連.
1.
福岡東京間の航路は,RJFFのILSを抜けたあと,大分のVOLMETに向かって旋回するのですが,旋回位置がちょうど佐賀空港の東側延長上にあります.
札羽,福羽路線は日本の国内航路でもドル箱であり,これに熊本VORを経由して入ってくる那覇路線をあわせると,木更津に次いで混雑する路線です.
福岡に航空管制センターがあったり,福岡平野を取り巻く山がレーダー銀座なのもそのせいです.
久留米上空の航空路が「横田空域化」されると,滑走路一本14万回と世界で最も忙しい福岡空港が,使い物にならなくなります.
平行滑走路建設も決まりましたし.
福岡県は現空港を手放す気がありません.
2.
福岡空港には自衛隊春日地区以外に米空軍もいらっしゃいます.
福岡は尚武の街ですから気にされませんが,F-15やらCH-47,C-1も良く飛来します.
半島で一朝事あれば軍用機が優先されます.
3.
泥濘干潟ですから落ちたら最後.
ライノは射出できますが,ヘリにはガタスキー常備,機体は諦めると.
東京の保存干潟と違って,有明海の干潟は胸まで沈みます.
(もっと深いけど,浮力でなんとか)
しかも半日で6mの水深下です.
普通に死にます.
救命胴衣は無駄でした(体験談)
特に,米軍基地特有の空域問題があるのが最大のネック.
米軍人が天然の要害を訓練場所に選ぶのは勝手ですがね.
沖積平野と山脈,日本に取っての要衝とチョークポイント.
1.
九州北部は山がちな地形です.
カシミール3Dで見れば,数カ所塞ぐだけで筑後平野は簡単に終了です.
具体的には水城――こは第4師団がいるので困難でしょうが――九州自動車道の橋脚を3カ所落とせば,一番太いところは容易に塞がれます.
次に三瀬峠の福岡側ループ橋,東背振トンネルの橋を爆破,冷水峠飯塚側の破壊,筑後川架橋を三つ落とせば久留米とも分断.
西は多良往還の切り通しを爆破すれば,脆い凝灰岩なので,諫早方面からの補給も不可.
遅滞できます.
444号多良岳トンネルは上部山塊を崩せます.
佐世保間の連絡ルートは,佐世保-長崎-福岡それぞれ三重化されています.
(例えば伊万里の国見バイパスから福岡に抜けられます)
(佐世保長崎間も佐々バイパスの他,西海橋ルートや大村ルート,西九州道もあります.)
長崎佐世保と福岡,鳥栖を抜ける道は,必ずしも経済効果を考えて造られているわけではありません.
が,目達原駐屯地周辺は鳥栖,八女や大分との物資集散しか考えていないので,マリンコ誘致しても,多良岳をやられれば終了です.
大村空港を拡張する方が,余程理にかなってます.
大村からなら数本の冗長があり,一つは高速です.
2.
てか,背振山塊は1000mはあるので,ヘリはともかくライノ運用すると,騒音影響がでかいです.
なに?土地がない?
工業団地の残土で埋めた実績がありまっせ.ソニー様のために.
そして最後に,佐賀市はそこまで金に困ってません.
それに九州では宮崎と並ぶ農業王国.
区画整理にも早くから取り組んでいます.
やっとこさ負担分を償却したのに,田畑を潰して基地を作るなど言おうものなら,農家が激怒しますよ.
基地が来ることよりも,「田畑潰すとは何事か」と.
それ考えると,やっぱりキャンプシュワブ本命,大穴で大村しかないと.
大村案の場合,すでに運行中の民航と海自の中に,どうやって海兵隊を割り込ませるかが難問ですね.
特に民航.年間旅客数が約170万人の路線とどう折り合いをつけるか.
平時はまだしも戦時の海兵隊相手ではなおのこと.
連中は戦時の運用は絶対に妥協しません.
それで妥協したら兵隊が死ぬし,戦争にも負けるからです.
日本側は平時の視点で移転問題を見ていますが,米国側は戦時の視点で見ています.
だからこそ海兵隊の運用レベルが下がる移転案は絶対に呑めないわけで,話がこじれているわけです.
もし折り合いがつけば大村案も有りです.
でも候補地選定まで半年しかないし,手間隙考えたら佐賀で農地買収するほうが楽なような.
軍事板,2009/12/16(水)
青文字:加筆改修部分
▼ 佐賀の場合,用地交渉〜買収なども多難.
造成も軟弱地盤の為に多難.
環境調和も多難.
佐世保基地から揚陸艇は,長崎まで南下して島原半島を周り込み,天草灘から熊本方面へ有明海に入り6〜12時間掛けて到着.満潮を待って接岸し,再び6時間後の満潮を待って離岸するハメになる.大潮の半月には12時間待機になる.
一方ヘリは,訓練空域に行くにしても市街地上空を通過するハメになり,着陸もできない.
また有明海は,全国の海苔生産の70%近く占める生産地.
漁業補償問題以前に 全国のコンビニオニギリでさえ海苔不足で,食生活にも影響する事態に!
また,仮に佐賀案だとして,それら補償費や基地建設コストは天文学的に膨らむだろう.
そして,農政事業の根底から覆す法整備と変更をしなければならない.
通常,圃場整備事業や地元負担金を含め,整備された土地は一定期間,宅地を含め土地変更許可は下りない法律がある.
また,個人組合レベルにまで目線を下げれば,圃場整備で整備された道路は耕作道であって道路ではない.
水路も排水路ではなく農業用水のクリークだ.
仮に土地を押さえても周辺地権者の許可なくして,排水も耕作道の通行も困難になりますがな.
公有水面水路クリークに橋を建設して,上空を覆うだけでも周辺生産者の許可が必要です.
バカみたいな話ですが,農業用水が円滑に流れる為に,年に数回草刈りや清掃したりやってるみたいで,勝手に橋を設置したりできないのです.
例えば土地を購入しても‥.
水路一本にしても,地元負担金で周辺地権者全員が,お金を一部負担して整備してある農地だからです.
軍事板,:2010/01/29(金)
青文字:加筆改修部分
▲
▼ 佐賀空港の赤字転換は夢じゃない.
米軍基地なんか要らない.
――――――
「攻めの姿勢」で生む需要 佐賀空港
2010年2月28日20時42分配信 産経新聞
有明海を埋め立て,平成10年7月にオープンした佐賀空港.
半径約50キロ圏内には,九州の基幹空港である福岡空港のほか,長崎,熊本空港もあり,開港前から
「こんなところに新空港が必要なのか?」
と冷ややかな視線を浴びていた.
定期旅客便は現在,全日空が東京(羽田)1日4便,大阪(伊丹)2便を運行.
羽田路線は開港時2便だった.
20年度決算は1億5800万円の赤字で,まだ独り立ちできるレベルではないが,赤字額は16年度に比べて約1億円も圧縮している.
20年度の両路線の乗降客数は計29万4227人で,16年度に比べて約2万6千人増えた.
さらに,21年4〜11月の伸び率は16.6%増で,全国トップ.
同期間,伸び率がプラスなのは全国でも3空港だけで,しかも2位の山形(2.5%)を大きく引き離している.
新興の小さな空港は,大胆にも“ライバル”として福岡を横目でにらむ.
アリが象に挑むような戦いだが,関係者は,あらゆる知恵を絞り,汗をかいてきた.
〔略〕
午前2時20分,羽田から到着した夜間貨物便が滑走路に降り立つ.
企業の本社から九州各地の支店に向けた物品など,さまざまな荷物が積まれている.
佐賀空港がデイリーの夜間貨物便を始めたのは平成16年7月.
その約1年前,長距離輸送の大型トラックには,暴走を規制するため速度抑制装置の設置が義務づけられていた.
陸路がスピードを失えば,東京−九州間なら空輸にビジネスチャンスが生まれる.
佐賀空港の場合,全日空から打診されたことがきっかけだったが,空港を管理する県の職員らが,
「夜に飛行機が飛べば,牛が驚く」
と反発する地元の畜産農家などを一軒一軒回り,説得して実現させた.
都市部にあり,住宅が近い福岡空港は,使用は午前7時〜午後10時に制限されている.
佐賀空港は半径3キロ以内に民家がない.
福岡の弱点を突く形で生まれた夜間貨物便の輸送実績は,開始時の月473.1トンから,21年12月には2倍以上の965.5トンに伸びた.
旅客の獲得にも見るべき点がある.
「佐賀から羽田へ向かう人が,どうも福岡に流れている」.
疑問を感じた担当者は17年,JR佐賀駅のバスターミナルにしばらく毎朝職員を張り付け,福岡空港行きバスの乗客を数え続けた.
その結果,午前5時20分発の始発から3本のバスが,最も利用されていることがわかった.
佐賀駅から福岡空港まではバスで約1時間.
当時,佐賀から羽田への始発便は9時20分発だった.
「使い勝手のいい早朝便を増やしてほしい」.
担当者はデータを全日空側に示してダイヤ改善を強く要望.
その結果,午前6時45分発の羽田行きを増便させた.
「実績を積めば,増便交渉も有利に進めることができる.
交渉では,数字に勝るものはない」
県空港・交通課副課長の野田信二(45)は強調する.
県は,利用者の囲い込みにも動いた.
21年4月から始めた「マイエアポート運動」.
地元の事業所などを対象に,例えば登録事業所が
「出張での佐賀空港の利用率を80%にします」
と宣言すれば,20回の利用につき羽田または伊丹1往復分の航空券が贈られる.
2月8日現在,240団体と9982人が登録している.
数々のアイデアで空港の活性化を図る佐賀.
だが,挑戦は現在進行形だ.
国が平成19年度に実施した調査データに基づき,県が独自試算した結果,県民が佐賀空港を選択する割合はわずか23.2%.
75.0%は福岡空港に流れていた.
佐賀空港事務所長,合満進(58)は「まだまだ潜在的な需要はある」と話す.
〔略〕
――――――
海兵隊移転の佐賀空港案は
「佐賀空港は赤字であまり使われていないから,米軍基地として活用せよ」
という要素があります.
赤字から黒字へ転換できる可能性が有るなら,その前提は根本から崩れるのです.
〔略〕
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年03月04日
「週刊オブイェクト」コメント欄,2010年01月04日付より
青文字:加筆改修部分
▲
596 :名無し三等兵 :2009/12/28(月) 08:58:10 ID:???
仮に海兵隊が佐賀空港に来るとしてだ.
当然今の民間空港は廃止になるだろうけど,ターミナル2階の売店に松翁軒のカステラを売っているんですよ.
長崎市以外では,ここと天神三越にしか売ってない老舗なんです.
ここが閉鎖されたら天神まで行かないと買えません.
これは困る.
非常に困る.
玉屋デパートに販売を委託するなど,速やかな代替案を提示してもらわねばなるまい.
597 :名無し三等兵 :2009/12/28(月) 09:19:43 ID:???
いいじゃないか.
マリンコ相手のほうが,今よりよほど売れるんじゃないの?
軍事板,2009/12/27(日)
青文字:加筆改修部分
それに地政学的に見ても,台湾から遠いのは(以下同文)
【質問】
すみません.
軍板の初質で満足出来る回答が得られなかったので,こちらで質問します.
――――――
http://news.livedoor.com/article/detail/4446207/
米軍再編の日米交渉に関わった米外交官は,普天間移設先として佐賀空港が「ナイス・ロケーション」と判断し,日本政府に提起したというのだ.
「佐賀空港は発着便が少ない.
周囲に住宅もない.
沖縄の普天間飛行場を移転するのにもってこいだ」
と米外交官は言ったという.
世界中に出撃する海兵隊は,沖縄の基地から単独で行くのではなく,まず佐世保港(長崎県佐世保市)から強襲揚陸艦が沖縄に出発,沖縄で海兵隊を乗せて目的地に向かう.
朝鮮半島で有事の場合,佐世保から沖縄まで約2日かかり,沖縄での搭乗に数日,そこからまた九州方面に戻ってから朝鮮半島に向かうので,航路で4日分ロスしてしまう.
海兵隊基地が佐世保に近い佐賀空港にあれば,大幅に出撃時間を短縮できる
(以下略)
――――――
上記記事に対して質問します.
実際に佐賀県が政治的に受け入れ可能かどうかは別として,地理的,地政学的な観点から,上記の論旨が妥当か否か,教えて下さい.
(空港の性能的に受け入れは難しい,との回答はいただきました)
また,地理的要件だけなら長崎の方がいい,との回答もいただいたのですが,沖縄,佐賀,長崎と比べた場合の地理的条件での運用の長所,短所を教えて下さい.
shigezo in 「軍事板常見問題 mixi支隊」,2009年12月07日 10:10
【回答】
関連地域のぐーぐるまっぷを眺めてみた雑感レベルで恐縮ですが,佐賀にヘリ部隊を持っていってしまうと,台湾有事への即応が難しくなるのではないかと.
ちゃっちゃと下地島に展開して,与那国を抑えて,台北への介入に備える,
これを想定してみると,やっぱり即応部隊が沖縄にいる意義がでてくるかなと.
それに,ヘリをドンガラで佐賀に持っていっても,それに積み込む歩兵はどうするのかという問題も.
佐賀だと沖縄ほどの訓練場は質,量共に確保できないでしょうから,訓練は出張で行なうことになるんでは.
元々第3海兵師団は人員をローテーションで回して,少な目の人員しか置いていない上に,出張訓練が頻繁になるとなれば結構大変じゃないでしょうか.
そもそも対北朝鮮向けの部隊ってわけじゃありませんし,
北朝鮮有事では,韓国軍が支えている間に駆けつけるのが常道になるかと想像しますので,米海兵隊ヘリ部隊が佐世保近辺にいなければいけない理由に乏しいと愚考します.
船舶に積む他無い車両や物資集積施設を,近くに置いておくのはもしかしたらありかもしれませんが,中東に行くことを考えると,別に佐世保は空ブネで出港して沖縄で積み込んだ方が,むしろ効率が良いでしょうね.
こんなところでいかがでしょう.
穴があれば,他の皆さんの突っ込み待ちということで.
音木南樹 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」,2009年12月09日 11:12
【質問】
普天間基地県内移設に合理性は皆無 - モジモジ君の日記.みたいな.
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米海兵隊の戦略と沖縄
マジレスすると,海兵隊にとって重要なことはヘリや支援戦闘機,揚陸艦,上陸部隊が一体となって行動できること.その意味で言えば,佐世保の揚陸艦艇,岩国の支援戦闘機などと一体運用するためには,民間の飛行機がほとんど使ってない佐賀空港あたりにでもヘリ部隊を移し,付近に上陸する地上部隊の駐屯地を作るのが一番いい.九州には自衛隊の演習場も多くあり(大分など),米軍にとっては願ってもないロケーションだ.ついでに言うと,北朝鮮までの距離も半分になる.文句のつけようがない.戦略戦術をいうなら,断然九州.
--------------------------------------------------------------------------------
上記は本当ですか?
【回答】
mojimoji氏の主張する,「海兵隊にとって重要なことはヘリや支援戦闘機,揚陸艦,上陸部隊が一体となって行動できること」とは,一部が正しく一部は間違っています.
海兵隊にとって,平時から近接した場所に基地を設置しなければならないのは,地上部隊とヘリ部隊のみで,他の戦闘機部隊や揚陸艦は離れていた場所にあっても,問題はありません.
というのも,地上部隊とヘリ部隊は平時からヘリボーン戦術(ヘリを使った空挺作戦)の訓練をするために,頻繁に合同訓練を行う必要がありますが,戦闘機部隊は地上部隊やヘリ部隊との合同訓練を滅多に行う必要がありません.
いざ有事の際に合流する場合でも,戦闘機の巡航速度ならば1000km離れた基地からでも,1時間少々で到着しますし,揚陸艦に降ろせる戦闘機はAV-8Bハリアー垂直離着陸戦闘機だけで,揚陸艦からは運用できないF/A-18ホーネット戦闘機は,そもそも有事の際でも一体となって合流することは出来ず,別の離れた基地から支援に飛んで来る手筈になっています.
揚陸艦についても,付近に揚陸艦が入れる港湾が完備されているか,揚陸艦の居る港湾へ短時間の内に到着できる手筈があるなら,少し離れていても問題はありません.
さてそれでは,mojimoji氏の唱える
「佐賀空港あたりにでもヘリ部隊を移し,付近に上陸する地上部隊の駐屯地を作るのが一番いい」
という主張の何がいけないのか,論じることにします.
【佐賀空港】
[ Myマップ ]
見てのとおり,佐賀空港は有明海の沿岸にあります.
この有明海というロケーションが,決定的な問題となります.
有明海名物といえば,広大な面積として出現する「干潟」です.
非常に浅く干満が激しく,座礁の危険が高いこの海には,大型艦船は入れません.
沖合いは入れますが,接岸できる地域は限られ,佐賀空港付近では無理です.
つまりこれは,数万トン級の揚陸艦は接岸できず,部隊の合流が困難であるばかりか,演習でも大変な不都合が生じてしまいます.
mojimoji氏は,近くに「自衛隊の演習場」があるのでそちらに行くように仰っていますが,決定的な要素を見落としてしまっています.
自衛隊には海兵隊に相当する部隊が無く,大規模上陸作戦の訓練の必要性があまりなく,九州には大規模上陸訓練用の演習場を持っていない・・・
つまりこれではアメリカ海兵隊の行いたい「上陸訓練」が,全く出来ないという事になります.
陸上自衛隊には島嶼防衛用逆上陸部隊として,「西部方面普通科連隊」が設立されていますが,規模が小さく特殊部隊扱いで,アメリカ海兵隊のような大規模上陸作戦を行うものではなく,現有の自衛隊の演習場ではアメリカの望む環境を与えられません.
つまり,海兵隊の演習場を新たに造ってやる必要があります.
もちろん,なるべく基地から近い場所がいいです.
でも,佐賀空港付近の海とは有明海なので・・・
干潟で上陸作戦の訓練だなんて,悪い冗談でしかありません.
最悪の条件です,
干潟は底無し沼のようなものなので,水陸両用戦車は簡単に行動不能になり,泥の海に沈んでしまうでしょう.
水平線の向こうまで干潟が続く・・・これが有明海です.
http://www.youtube.com/watch?v=9sXTJSDJJek
LCAC(ホバークラフト揚陸艇)なら使えるかもしれませんが,装甲の弱いLCACは上陸作戦の第一波に使うべきではなく,本来は橋頭堡と揚陸艦の間を反復輸送して物資を運ぶ為のものです.
海兵隊が上陸作戦の先頭で使うのは,こっちの水陸両用戦車です.
http://www.youtube.com/watch?v=Jv9Eq1vopbc
果たして水陸両用戦車で,有明海の干潟を走破出来るでしょうか?
って絶対無理です・・・
そういうわけなので,佐賀空港とその付近に海兵隊の基地を作るという案は,非現実的なものと言わざるを得ないです.
<以下,コメント欄より>
さらに付け加えるとすれば,鳥の多さが問題になります.
該地域は渡り鳥の経路になっております.
で,有明海を含む周辺地域は落ち穂や蟹などの小動物が生息し,それを目当てに羽を休める鳥もいます.
出水平野の鍋鶴なんかがそうですね.
他にもミヤマカラスなど,大型の渡り鳥が多いですが,ここで懸念されるのがバードストライクです.
落ちると救助が大変だと思いますよ.
あと,自衛業の揚陸訓練地はあります.
遠く北海道は大樹町ですが.
TRDIのエンジン試験とか大気球とかやってます.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年01月04日
23:43:45
おお,EFV.
水上では履帯が格納されてウォータージェット推進で走るんでしたっけ.
ただでさえ砂づまりとか履帯格納部ハッチの故障とかが多そうな作りですけど,干潟に上陸したら履帯が泥に沈んで,腹がつかえて動けなくなるのは目に見えてますね.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年01月04日
23:52:33
目に浮かぶようだ・・・
干潟上陸訓練で次々と泥海に飲まれていく,AA7V水陸両用戦闘車の姿が・・・
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年01月05日
00:05:10
あ,あと一点,空域の問題が解決できないです.
福岡空港の運用に問題が発生するようなスキームは,呑めないですね.
MIKUNI-DMEは福岡のアプローチに利用される空の交差点ですが,佐賀空港に海兵隊が来るとここに影響が出ます.
福岡東京線は世界で最も込む路線の一つで,福岡空港の存在が福岡経済を動かす原動力でもあります.
そういえば福岡空港平行滑走路建設で,米軍板付地区の返還と共用化が決定されたようですし.
Posted by 17 at 2010年01月05日 00:05:44
「週刊オブイェクト」,2010年01月04日
青文字:加筆改修部分
【質問】
佐賀などの移転案ですが,艦艇を佐世保に接岸させなくても,直接,佐賀などに飛んでいけるのでは?
いけなくても接岸する必要ある?
【回答】
船を接岸するのはヘリ部隊ではなくて,地上戦闘部隊を乗せるためです.
普天間のヘリ部隊が県内移転する場合は,ヘリ部隊と飛行場の移転だけで済みますが,本土に移転する場合は,ヘリ部隊だけでなく地上戦闘部隊と兵站部隊もセットで移転してくると言われています.
そうでないと,海兵隊は戦争が出来ません.
グアムに移転する在沖縄海兵隊は,司令部機能の大半と一部の兵站部隊です.
ヘリ部隊と地上戦闘部隊,第3海兵旅団司令部,それに兵站部隊の主力は沖縄に留まります.
本土に移転する場合は,これらがセットで移ってくる可能性が大きいです.
軍事板,2010/01/16(土)
青文字:加筆改修部分
【質問】
佐賀であれ大村であれ,民間航路とヘリの運用はバッティングはしないという解釈でよろしいですか?
【回答】
バッティングしますよ.
普天間のヘリは,ほぼvfrっていう有視界飛行方式で飛行するので,何処でも飛べますからね.
他の航空機には結構危ない存在になるのは間違いない.
たぶん(失礼だが)彼等の喋る英語,スラングや軍特有の言い方を理解出来る,長崎の管制官はいないですよ.
全国的に見ても管制官1800人中何人居るでしょうか?
佐賀空港の場合,まず航空管制官が配置されていないです.
それと皆さん誤解してますが,普天間ではヘリではない固定翼航空機もかなり訓練飛行してます(IFR)
7:00〜22:00までの運用している長崎空港を,24時間化するんですかね.
長崎や佐賀では,とても米軍の求める運用要件は満たせません.
軍事板,2010/03/08(月)
青文字:加筆改修部分
【珍説】
君,知らないの??
そもそも基地等では,上空何フィートまでとか制限許可高度が決まっている.
航空機がアプローチする方向なども決まっているから,素人の君が心配することではないですよ!!
【事実】
制限許可高度って管制圏の事かい?
それとも,IFRの承認高度?
ヘリはVFRで飛ぶから,高度や経路に制限はない.
ただし,管制圏等は管制指示に従わないとダメ.
米軍機は地位協定的に遵守義務はないかも.
それと,アプローチ方向が決まってるのはIFR「計器飛行方式」の場合.
VFRとIFRが混在してるんだから,IFRが安全なんていえません.
軍事板,2010/03/08(月)
青文字:加筆改修部分
【珍説】
もし,アメリカと台湾は事実上の同盟関係にあるならば,そして,在沖米軍が台湾有事に備えた兵力であるならば,アメリカ海兵隊の普天間基地は辺野古キャンプ・シュワブ沖ではなく,台湾島のどこかに移設すればよいことになります.
やすし in mixi,2009年12月20日 18:29
青文字:加筆改修部分
【事実】
軍事的・基礎的常識の範囲の話なんだよ,いわば防衛の常識.
台湾に米軍基地をおいた場合,その米軍基地は「足の短い中国軍」の射程範囲にわざわざ自ら飛び込んだことになる.
つまり,短射程ミサイルや空軍機などで先制奇襲された場合の損害が馬鹿にならない.
時と場合によっては,壊滅に近い状況も想像できる.
つまり,「いざ必要となった有事のしょっぱなの攻撃で壊滅」する可能性があるってこと.
そんな危なっかしい基地に,なんの意味があるかね?
ちなみにこれは,想像でもなんでもない.
米空軍はなぜ千歳ではなく三沢を基地にしているのか.
これもまったく同様の理由で,千歳ではソ連(当時)との国境に近すぎたから.
近すぎる基地は,相手の先制奇襲攻撃に対応する暇が少ないのだ.
ちなみに今はロシア相手ではなく,主対象が「朝鮮半島有事」のためだ.
朝鮮半島南部では,どこに空軍基地をおいても「近すぎる」から,三沢がその役割「も」担っている.
Cpt.hige in mixi,2009年12月20日 18:47
青文字:加筆改修部分
「近すぎるのは敵の反撃や奇襲に対して脆い」の実例.
つ 第三次中東戦争初頭
つ 第四次中東戦争初頭
つ 台湾の高速道路での戦闘機離着陸演習
つ グリペンの設計思想
つ スウェーデン軍の戦闘機運用
極東の名無し三等兵 in mixi,2009年12月21日
11:49
青文字:加筆改修部分
また,“事実上”は同盟国であるというだけであり,正式には同盟国ではないからです.
それは“仮想敵”と“本物の敵”の区別が付いていないのと,同じですよ.
事実上の同盟として機能しているとはいえ,台湾関係法はアメリカの国内法です.
それを以って台湾に駐留する事は出来ません.
鉄底海峡 in mixi,2009年12月20日 19:23
青文字:加筆改修部分
【珍説】
Cpt.hige の幼稚な屁理屈を認めるならば,沖縄でも近すぎることになります.大笑
米軍が,本来ならばグァムに移転したかったのは,中国の軍事的能力が年々進化してきていて,沖縄でも近すぎるからなんですよ.
やすし in mixi,2009年12月20日 22:06
青文字:加筆改修部分
【事実】
違います,グアム移転は近すぎるからではありません.
と言うか,グアムでは遠すぎ.
沖縄が近すぎるなら,司令部だけでなく実働部隊も移っている.
グアムに移転したのが司令部だけと言うことを知らないんですか?
沖縄と中国沿岸部の距離ってどのくらいか把握してます?
那覇から上海までが約834km,福州までが約819kmです.
ちなみに,台北と上海までは約690kmですが,福州からはたったの約255kmしかありません.
中国空軍のフランカーの巡航速度はM0.9(約1100km/h),他の戦闘機(対地攻撃能力がある奴)でも同じぐらいです.
福州から那覇までなら約45分かかりますが,福州から台北までは約14分しかかかりません.
これは下手をしたら,スクランブルが間に合わない距離です.
しかも近い分,巡航速度以上の速度で移動しても(当然燃費は悪くなり,行動半径は狭くなる.)燃料は十分に持ちます.
つまり,実際にはもっと対応時間は短くなる.
那覇までなら45分はかかり,十分対応する時間があります.
鉄底海峡 in mixi,2009年12月21日 06:09
青文字:加筆改修部分
【質問】
アメリカ海兵隊の移転問題をめぐるあれやこれやで,
「沖縄に部隊を駐留させておくと有事の際には大陸から短〜中距離弾道ミサイルで,迎撃の間もなく先制攻撃される.
沖縄の位置ならば多数の弾道ミサイルで,一挙に集中攻撃をかけることも不可能ではないので,アメリカとしては対中国戦を考えると,純軍事的には沖縄に実戦部隊を置いておきたくはない,というのが本音.
純軍事的に考えるのなら,グアムとサイパンが安全面では「最前線」で,本来なら沖縄には海兵隊を始めとして実戦部隊は置かずにマリアナまで後退させたい
(ただし,物流の中継地点としての沖縄の価値はまた別).」
という論(?)があったのですが,これは軍事的に考えて正しい見解でしょうか?
【回答】
嘘ではないんだが……
なんというか,軍板あたりを発祥(?)とした元ネタに,よくわからない尾ひれが付いてる感がある.
弾道ミサイル攻撃のリスクについては,例えばエバケンの『米軍再編』(2005年)で紹介されているが,グアムの特徴という形で語られることが多い.
グアムには中国から届く戦術ミサイルがCSS-5しかない,
しかし航空機の作戦圏には入っている,という地理的な利点がある.
関連して,ランドの報告書には,嘉手納基地が早期に機能喪失するケースが指摘されている.
http://www.defenseindustrydaily.com/files/2008_RAND_Pacific_View_Air_Combat_Briefing.pdf
これはもちろん,沖縄・西日本・韓国などと比較した,グアムの相対的な利点として理解されるのが妥当だろう.
沖縄への配置にはプレゼンス的な価値もあるし,そもそも近いことは必ずしも悪ではない.
台湾海峡で紛争というケースを考えれば,中国としては米軍が近ければ近いほど,脅威を受けて動きにくい.
中国と米軍が正面から殴り合いなんて事態は,両国ともにほとんど考えてないだろうが.
ちなみに中国社会科学院の米国研究所軍事力監視センターは,沖縄の海兵隊基地は,中国への牽制から「現状より中国に近くなる」はずだと分析している.
アメリカの立場としては,軍事的にそれが最も合理的だ,と中国側は研究しているわけ.
軍事板,2010/01/04(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
長崎空港とかいいんじゃない?
大村に自衛隊,佐世保には米軍いるし.
【回答】
確かに佐世保に近いですけど,地上部隊の面倒を見たり,物資を集積するための場所が無いみたいですね.
戦時には大量の増援部隊が来るからなおのこと.
竹松駐屯地か大村駐屯地が移転して場所作るにしても,ちょっと苦しい.
近くに野砲の実弾射撃の出来る演習場が無いのも問題ですね.
日出生台までは遠すぎるし.
年間の利用者数は261万人と,佐賀空港の約9倍.
ここを閉鎖して米軍に渡してしまったら,長崎県民が飛行機が使えなくなってしまいます.
軍事板,2009/12/13(日)
青文字:加筆改修部分
それに地政学的に見ても,台湾から遠いのは(以下同文)
【質問】
普天間基地の移駐先として,長崎・大村ではどうでしょう?
【回答】
海兵隊のヘリは,陸兵と常に共同訓練する必要があります.
沖縄には中部北部と点在してる演習場が広範囲にあり,お財布忘れても取りに戻れる程.
陸兵を沖縄に置いたまま大村に移転するのは,目達原の陸自西方ヘリ隊が三重県の明野に移転して,訓練の度に九州に往復するようなもの.
ちょっと無理があるような.
かといって長崎には陸兵が移ってこられるような場所が無いし,演習場も遠い.
ヘリだけなら大村案もありだけど,陸兵のことを考えたら無理だと思います.
て言うより,ヘリ部隊のことばかり話題になるけど,沖縄以外の場所に移転する場合,陸兵がもれなくセットでついてくると思う.
軍事板,2009/12/16(水)
青文字:加筆改修部分
▼ A滑走路はすでに海自のヘリ部隊が居るし,市街地に近すぎる.民航の離発着が多いB滑走路にも近すぎる.
実戦用の飛行訓練をする海兵隊が移転するのは無理だと思うよ.
それに陸兵が駐屯する場所が無い.
まさか大村か竹松の陸自部隊を,どっかに移す訳にもいかないでしょう.
とにかく,どこに持って来るにしても,来年5月までに決定なんて時間がなさ過ぎる.
軍事板,2009/12/27(日)
青文字:加筆改修部分
そもそも,現行案より確実に海兵隊の運用条件が落ちる移転案を,果たして米国側が飲みますかね.
大村は海自と共同運用になるし,長崎空港にも遠慮して運用しなければなりません.
市街地が近いから,24時間運用なんてとても出来そうにないし,A滑走路は輸送機が離着陸出来ないから,兵站機能に確実に影響が出ます.
相浦駐屯地にしても元々,百万平米しかありません.
西普連が移転したところで,せいぜい半分くらいしか使えないから,陸上部隊と兵站部隊が入るには狭すぎます.
西のはずれで演習場も遠いし.
日本側にしたら,既存の自衛隊用地を流用できるから手っ取り早いでしょうけど,米国側が了解しなければ何にもなりません.
私はこの案は当て馬だと思いますよ.
本命は佐賀か,現行案のどちらかではないかと.
軍事板,2010/01/11(月)
青文字:加筆改修部分
▲
▼ とりまとめると以下の通り.
●メリット
「揚陸艦との一体化を考えると,佐世保の南約35キロに海自大村基地がある.
1200メートルの滑走路で元の長崎空港.
国交省管轄だが近く防衛省に移管予定で,以前から基地前面を約11万平方メートル埋め立てる拡張計画があり,環境アセスも本年度で終わる.
水深3メートルほど,底は岩盤で埋め立ても容易だ.
駐機場スペースとしてさらに埋め立ても可能で,辺野古よりはるかに安い」
「現行移設案は滑走路が1600メートル.大村基地はもともと旧海軍飛行場で,かつての滑走路の一部は北隣の竹松駐屯地になっており,移転させれば300メートルほど伸ばすのも可能だ.
補給用の輸送機は,沖の長崎空港も利用できる.
大村基地の東隣には昔,韓国人密航者を多数入れた法務省管轄の大村収容所があり,航空群の兵舎建設も可能ではないか」.
・目の前が海で各種艦船対応の港湾工事も可能.
・基地周辺には住宅が少なく,空港・自衛隊関係者,それらを相手にするサービス業が大半.
騒音問題は,国がお役所仕事で得たデーターが,数字上で基準を超過してるだけ.
●デメリット
・米国が思いやり予算をケチったと面白くない.
・沖縄より北に位置するので,寒くて布団を出るのが辛い.
日出生台まで片道150キロは,近すぎて訓練時間が増えて隊員がキツイ.
・かつて朝鮮戦争時に米軍駐屯ががあったけど,田舎すぎて遊ぶ場所がない前科あり.
軍事板,2010/01/31(日)
青文字:加筆改修部分
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それに台湾(以下同文)
【質問】
「AERA」最新号に掲載された,普天間移転の田岡俊次案を読みました.
グアム移転組をさっ引いた場合,沖縄に残る海兵隊は普天間のヘリと,歩兵第4連隊麾下の1個大隊だけなので,これを大村と相浦にそれぞれ割り振ると言った内容でした.
この案はどうなんでしょう?
【回答】
これだと在沖縄海兵隊の兵力を,ずいぶん少なく見積もってあるんですよね.
砲兵連隊と強襲大隊,偵察大隊やそれを支援する兵站部隊については言及されていないし,歩兵第4連隊にしても,イラクやアフガンに派遣されている部隊が,いずれは帰って来るから,もっと増えるはず.
戦時にはヘリも陸上部隊も増強されて,移転先は兵站拠点として使われるはずなのに,どうもこの案は,平時の沖縄配備部隊のことしか考慮していないみたいです.
MEBやMEFレベルの運用のことまで考慮しなければいけないはずなのに,田岡案は31MEUの運用のことしか触れていないんですよね.
なんか変な記事だと思いました.
ヘリ部隊にしても,新規配備予定のオスプレイの騒音問題については触れてあるけど,それが大村に配備された場合の市街地への影響には触れていない.
隣接する長崎空港と海兵隊の運用が,バッティングするかどうかも言及無し.
やっぱりこの案は当て馬じゃないんでしょうか.
田岡氏,毎日新聞では,
「名護市辺野古での環境影響評価には,3年後に沖縄配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの騒音データを入れていない.
エンジン出力が現在,普天間にあるCH46ヘリの4・4倍(6150馬力が2基)で,騒音が大きい.
鳩山首相が辺野古でない地域を探すのは,現実的判断だ」
などと,オスプレイの騒音絡みで辺野古は適当じゃないと言うなら,大村はもっと駄目な気がするんだが…
田岡って,本当にあの記事の内容をそのまんま民主党に提示したんでしょうか?
素人目にも突っ込みどころが多すぎて,とてもあの状態では実行出来ないと思うんですが.
それとも記事に出ていない極秘案でも提示しているんでしょうか?
もっとも,極秘だったら,時期が来るまでは外に出ないんだろうけど.
軍事板,2010/01/16(土)
青文字:加筆改修部分
田岡氏自身,自分の出した移転案はあくまで軍事面のみを考えた素案に過ぎず,地域住民の都合など,政治的な要素までは勘定に入っていないと言っています.
琉球新報だったか沖縄タイムスだったか,そんなコメントがありました.
軍事板,2010/01/31(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
台湾で九州から駆けつけるまでの時間的余裕さえないような事態って具体的にどういうの?
どっかの斬首戦略としても,特殊部隊の突発テロなら,沖縄からのヘリだって間に合わないし,急襲ヘリで駆けつけるたって,具体的戦略なく「近けりゃ安心」じゃ意味ないよ.
第一,台湾政府の要請なく海兵隊が勝手に飛び込んで行けるものでもない.
【回答】
手を出したら数十分〜数時間以内に直接介入すんぞってカード.
もちろん,海兵隊だけで中国の追い払う事は不可能だが,ヘリボーンで台北にでも降下されたら,中国としては非常に厄介な事になる.
アメリカ軍と認識した上で攻撃すれば,本格的な戦争を呼び込んで,何の為の奇襲作戦だったか意味不明になるしな.
よって,中国としてはアメリカが直接介入する前に全てのカタをつけたいが,沖縄の海兵隊部隊がある限り,そのハードルは極めて高くなる.
軍事板,2010/01/11(月)
青文字:加筆改修部分
▼ 東欧諸国が「米軍基地を作ってくれ」って言うのもその為.
これは,その基地にロシアの侵攻があったとき,それを叩き潰すだけの戦力を置いてくれって事じゃない.
侵攻された時は,その基地の米兵が死に,それによって米軍が介入してくれる事をへの担保,血の盟約.
口先や紙切れだけの安保を信用するような平和ボケじゃ,国を保てん.
軍事板,2010/02/11(木)
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
普天間基地のマリネラ移転案について教えてください.
北マラリア諸島なる未知の諸島への移転案(もうそうとふりがな)も出てるみたいだが,そろそろマリネラあたりも候補地に浮上するんだろうか?
バミューダトライアングルの真ん中だがあそこ.
bohshi in twitter
【回答】
普天間基地の機能をマリネラ王国に移転する案であり,現在のところ,唯一実現可能な沖縄県外移設案と見られています.
以前に一部ジャーナリストによって明らかにされた「マラリア諸島案」は,これが誤って伝えられた可能性があります.
マリネラ案は,核抑止力を含むマリネラの軍事力・特殊能力を,対中抑止力として期待するものであり,今やルーピー首相の率いる国よりも高い確率でアテになると,米国政府も考えているようです.
懸念される斬首作戦に対しては,事案発生後に台湾近海まで海兵隊を送り込み,タイム・ワープで作戦開始直前まで時間をさかのぼることで阻止できるとされています.
また,緊張感が高まりを見せた段階で,在台北のマリネラ総領事館に,黒タマネギやプラズマX一家を派遣し,その高い戦闘能力をもって持久することも計画されています.
アメリカのキャンベル国務次官補も,
「というか,これなら世界中どこでも即応できるんじゃね?」
と,この案に期待を寄せています.
【関連リンク】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm695380
いっそスターダスト計画を発動して,空からクリーンな兵器で武装,という…….
マリネラ沖合だと,小銭三年分くらいで合意に至りそうな.
kureseki in mixi,2010年05月11日 09:52
ツイッターに書いたネタですが,もう,普天間の移転先は宇宙しかない.
宇宙からの軌道歩兵によるピンポイント降下,ハインライン計画を実現化するんだッ.
寄星蟲 in mixi,2010年05月10日 21:23
ここで宇宙要塞「ソロモン」移転案を.
ぎんなんそう in mixi,2010年05月11日 14:44
ぜひ亜空間要塞に!
Cpt.hige in mixi,2010年05月11日 22:57
【質問】
もう,政治的にメンドくさい普天間より,パラワンのほうがマシでは?
【回答】
上手く行けば,普天間基地はパラワンへ移転できる.
フィリピン側の誘致は順調っぽいし.
反米感情が残るフィリピンでは,ここ1年で段階を踏んで米軍容認を進めてきた.
スービック元米海軍基地については,「寄港・整備・補給を認める」という政治的な方針転換.
クラーク元空軍基地(撤退当時は極東最大規模)は,再駐留容認に進んだわけで.
そしてパラワン島に「新しい基地作ってよ」と要望.
しかも,アメリカが公表するより早く,フィリピンや周辺諸国が先行して情報リークするぐらいノリノリなわけで.
「パラワン島って,ろくに設備ないじゃん」
と渋るアメリカに,
「いや,いま滑走路作るところだったんだって,作るから,マジで!」
とノリノリで誘致して,
フィリピン「ハイ!アメリカ様パラワン駐留です!」
アメリカ「いや,まだ返事してないから」
ってやり取りしてたのが数ヶ月前
ちなみにパラワン島には,海上自衛隊も利用を要望されて,海自も合同演習に乗り気.
日本政府としても,フィリピンに巡視船を提供してるし.
パラワン確保できたら,普天間なくても台北がカバー出来るし,朝鮮半島は岩国でカバー出来る.
ちょいと尖閣は遠くなるが,数時間遅れるだけで,「介入」というオプションは維持できるし.
日本側としても,嘉手納・岩国・佐世保が無くならない限りは,そう痛手でもないだろう.
その上,南沙諸島にもプレッシャーになる.
エアカバーは,クラーク基地と嘉手納基地の2枚看板を,アンダーセンで支える体制になるだろう.
日本が自主武装進めたら,嘉手納は日本自身が維持することになるだろうし.
(いつまでもアメリカ依存せず,ある程度は自力で維持すべきだとは思うが)
ただし問題もある.
これらはあくまで「一時配備施設」としての復帰に過ぎない.
恒久配備となると,フィリピン側で憲法改正が必要だし,フィリピンの財政※では思いやり予算は出せず,米側が基地使用料を払う必要があるが,米も財政的に厳しい.
ちなみに2011年度のフィリピンの国防費は,
US$2,225m. ≠ 1,780億円/年
「思いやり予算」から軽減できたぶんをフィリピンに回し,沖縄振興費も全部フィリピンへ回せば,フィリピンの国防費は2〜3倍にハネ上がる.
沖縄の人も基地がなくなって大喜びするだろう.
軍事費として直接支援するのは,政治的に問題があるので,基地整備費の肩代わりとか,他の名目の経済支援(ODA)ということになるだろうけど.
また,以下のような問題も指摘されている.
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「週刊オブイェクト」◆(2010/01/24) 普天間基地の海外・県外移設の可能性について
もしフィリピンに海兵隊を移設する場合は,ヘリコプター部隊と地上部隊を一緒に持って行くのは勿論のこと,フィリピン空軍の防空戦力が皆無に等しい(フィリピン空軍は超音速戦闘機を保有していない)為に,アメリカは纏まった数の戦闘機を連れていく必要があります.
強襲揚陸艦も佐世保からでは遠過ぎるので,これもフィリピンに置くしかなくなるので,結局のところ在日アメリカ軍の戦力を,そっくり配置転換する事となり,かなり大袈裟な話になってしまいます.
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しかし,政治的理由により在沖基地が機能不全となれば,大袈裟だろうが何だろうが,実行する必要に迫られるだろう.
※ 念を押しておくと,フィリピン軍は陸軍だけでも12万人を維持していて,決して軍備軽視ではない.
ちなみに陸自は14.6万人.
軍事板,2012/10/10(月)
青文字:加筆改修部分
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