c

「アジア別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ
Második felsõ Oldalára hátrálsz

◆◆総記
◆◆集団安保 目次
<◆日本 目次
東亜FAQ目次


(引用元:「リアリズムと防衛を学ぶ」


 【link】

「Togetter」◆(2011/02/07)日本が日米安保に依存しない防衛体制を築くのに必要な予算( #futenma )

「Togetter」◆(2011/03/07)a_nightbreed氏による,メア総領事発言に関する新報記事の問題点を指摘
>日本に於ける反米の根底には,アメリカへの甘えがある

「Togetter」◆(2011/03/09)hirougaya氏による,朝日新聞「メア氏の沖縄発言記事」から見えた「ジャーナリズムの原則−透明性−」と「行政区分に対応して記者を配置するという日本の新聞社の組織マネージメント」

「Togetter」◆(2011/03/09)伊東乾プレゼンツ・・・米軍基地・沖縄・メア発言

「Togetter」◆(2011/03/09)沖縄Tips メア発言を読み直す
>ニュースでは「ゆすりの達人」のところだけ強調されているが,全文読むとかなり的確に指摘してるな

「Togetter」◆(2011/03/10)「和の文化」とは「輪になって相手を取り囲み脅迫する」ではありません
>「沖縄県民はゆすりの名人」というメア発言をめぐるTL

「WSJ」◆(2011/01/14)UPDATE: ゲーツ米国防長官,韓国との協力強化を要求
「雪斎の随想録」◆(2011/01/03)対韓同盟という「迷い」

「アラスカ物語」:東にアメリカ,西に中国とロシア.日本は三つの大国に挟まれている

川村研究所 
(元海上幕僚監部調査部長,幹部学校副校長・川村純彦主催.日米関係)

「極東ブログ」:フォーリン・ポリシー誌掲載マイケル・グリーン氏寄稿をめぐって

「週刊オブイェクト」◆(2010年08月06日)日米同盟漫画(在日アメリカ軍公式)

「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/12/27)「アニメ・漫画以外で日本への関心は低い. 米国人は“前向きに”中国に心惹かれている」 東アジア研究の重鎮が見た日米中三角関係の深層 〜ロナルド・スレスキー サフォーク大学東アジア研究所所長に聞く

「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/01/19)中国とロシアが日本海で初の合同軍事演習 日本は「失われる30年」に突入する ――作家・ジャーナリスト 莫 邦富

「地政学を英国で学ぶ」◆(2009-06-27) 日本周辺の「地政学」とチョークポイント

「地政学を英国で学んだ」◆(2013/04/25) 集団的自衛権と集団安全保障のワークショップ講演録
>「日本がアフガン戦争のような海外での戦争に加わる覚悟と戦略がなければ,この集団的自衛権の議論は成り立たないのではないか」

●核密約問題

黒井文太郎の「スパイ&テロ」:吉田=ハル密約

「国際情報センター」:日米間の核密約について(雑感)

「古森義久」◆(2010.2.15)鳩山政権は「日米密約」をどうしようというのか

「週刊オブイェクト」◆(2010年03月15日)核密約問題でマスコミは右も左も馬鹿ばかり

●民主党政権問題

「WSJ」◆(2010/08/26)【ブログ】小沢氏の米国人は「単細胞」発言

「アルファルファモザイク」◆(2009/12/01)鳩山首相,中東でも信頼を損う サウジ゙に福田元首相でなく友人の岩國氏派遣→サウジ国王出席取りやめ

「痛いニュース(ノ∀`)」◆(2010/04/15)“ルーピー鳩山,最大の敗者”の米紙記事に,「一国の首脳に対して非礼だ!」と官房長官が不快感

「痛いニュース(ノ∀`) 」◆(2010/04/16)「自民党の人に頼むわけにいかない」 鳩山政権,ポーランド大統領国葬に首相経験ない江田議長派遣

「海洋戦略研究」◆(2010/2/5)キャンベル小沢会談

「極東ブログ」:ウォールストリート・ジャーナル紙社説は鳩山政権に怒りを表しているようだ

「国際情報センター」:鳩山内閣と日米関係

「古森義久」:Ozawa's Slander Against Christianity
>民主党幹事長の小沢一郎氏のキリスト教誹謗は国際的に報道されました.

「古森義久」:オバマ政権の核政策は鳩山政権と衝突コースか

「古森義久」:ゲーツ国防長官はなぜ自衛隊栄誉礼を辞退したのか――日米同盟の危機?!

「古森義久」:鳩山外交論文は盗作なのか

「古森義久」:鳩山政権と民主党をアメリカ民主党系識者が酷評した
>ワシントンの国政舞台で外交や安全保障にかかわる識者たちの
>日本の政治激変に対する認識はもっと深刻である.

「古森義久」:鳩山首相に欠ける防衛意識と価値観

「古森義久」:鳩山首相外交ブレーンの言葉の詐術

「古森義久」:「民主党では日米同盟は縮小する」――VOICE論文から(4)

「古森義久」:(2009/12/31)オバマ大統領は鳩山首相に二度,だまされた

「古森義久」:(2010/01/02)日本を惑わすのは誰か

「古森義久」:(2010/01/05)鳩山政権が日米同盟を危機に陥れる

「古森義久」◆(2010.2.16)日米中関係は正三角形ではない

「古森義久」◆(2010/05/04)オバマ政権側の鳩山首相への「真の軽蔑」
>日本は国際的に影響力や存在意義を縮小させており,
>このままだと,アジアでも二線級の中級国家になってしまう

「古森義久」◆(2010/05/06)なぜ「アメリカが日本を捨てるとき」なのか

「産経新聞」:【危うい「友愛」外交】(1)米大物が警告した民主の「反米3点セット」 (1/5ページ)
 ジョセフ・ナイが挙げた三つの具体的問題とは?
「地政学を英国で学ぶ」◆(2010年02月09日)ナイの日米関係についてのご意見

「園田義明めも.」:(2009/12/22)米ウォール・ストリート・ジャーナルが突きつけた鳩山政権への挑戦状

「ダイヤモンド・オンライン」◆(2009/12/18)天皇の「政治利用」と言われても仕方ない 政府の対中外交に高まる不安感

「地政学を英国で学ぶ」◆(2010-02-13)カプチャンとアイケンベリーの「新日米関係論」

「中央公論」:(2009年12月29日)時評2010 危機にある日米同盟再生のために=細谷雄一

「つるや連合」◆(2010年02月11日)小沢氏 「米に行くなら,オバマ大統領にも時間取っていただかないと困る」★2

「つるや連合」◆(2010/04/12)小沢氏訪米中止は「オバマも時間取れ」発言のせい?

「もしも,の英会話入門[軍隊式英会話術]」◆(2010/04/30)「ますますおかしくなっている日本の鳩山首相」

●●「東アジア共同体」関連

「古森義久」:鳩山首相の「東アジア共同体」構想は片思い?

「古森義久」:鳩山「友愛外交」の矛盾と危険を憂う――佐々淳行氏の警告

「古森義久」:東アジア共同体の落とし穴――西原正前防衛大学校長の憂い

「古森義久」:東アジア共同体の鳩山提案は時代遅れ――アメリカの専門家が語る

「古森義久」:「東アジア共同体はアジアからのアメリカ排除策」――ハーバード大学研究員の証言

「古森義久」:東アジアの安全を浸食する鳩山政権――アメリカ政府元高官の警告

「ダイヤモンド・オンライン」◆(2009/11/13)ビル・エモット 特別インタビュー「オバマ政権の日本軽視は誤報! アジア重視の鳩山外交は米国の願い」

「中南海ノ黄昏」:ポッポ胡錦濤会談 2 @東アジア共同体


 【質問】
 今後アメリカの国際的,軍事的影響力は低下し代わって中国,インドなどの新興国が台頭してくるわけですが,現在その強大な軍事力,経済力によって合衆国は反米勢力,国家を抑えているわけで,数十年後アメリカの影響力が地に堕ちた時,既にアメリカには他国に軍事介入する力は残ってなく,世界の軍事バランスの崩壊により米の影響力が低下した地域での紛争,テロが横行すると思われますが,これにより日本は国防政策において対中協調論をとり,アメリカの犬→支那国の犬になるしかないのでしょうか?
 また現在オバマ大統領がブッシュと対局の国際協調を示しているのは,そういった反米勢力を弱める,或いは親米勢力を増やすための外交政策なのでしょうか?

 【回答】
 なんつーか,見事に”風が吹けばおけ屋が儲かる”式の鎖の環が,沢山繋がった未来予想だなぁ(笑)
 そんな鎖の環が一つ解けただけで破綻するような”仮定”を出されて,その上その仮定の数十年後について”なるしかないのでしょうか?”と言われても,
「んなことぁ知らん(笑)
 意思決定を左右する変数があまりにも膨大且つ不確実で,”お話し”は作れるがそれ以上のことはできない.」としか言えんわな(笑)

 まぁ,”なるしかないのでしょうか?”,即ち”進むべき(める)道(選択肢)は一本しかないのでしょうか?”という質問に対する答えは
「多分ありますよ.
 ただしそれがどういう方法で,どのような時期に如何に行われるかは,その時にならないとわからない.
 少なくとも,道が一本である可能性よりは圧倒的に大きい.」
 それだけぇ.
 少なくとも占い師でも全知全能の神でも何でもないので,これ以上は言えん
(言える人は上記の二つのどちらかがそれ以外の何かだ.)

 それにブッシュは,日本のマスゴミがいうほどバカではない.
 その外交政策も,軍事力に頼りすぎた観はあるが,基本方針としては間違ってはいない.
 なぜって,アメリカにとっての敵国がふたつ,実際に消えてるんだから.
(タリバン・アフガンとフセイン・イラク)
 なので,ブッシュの外交はアメリカにとっては間違ってない.
 また,世界情勢のすべての責任をアメリカに押しつけるのは筋違い.
 アメリカの意志などとは関係のないプレイヤーはいくらでもいるのに,それらも「アメリカのせい」などというのは,ダダをこねるのようなもの.

 そしてオバマもブッシュ同様,その基本はアメリカ合衆国の国益を守ること,即ち
”反米勢力を弱める或いは親米勢力を増やすための外交政策”
という大戦略を採用している.
 ただ,その方法(戦略)が違うだけ.
(ブッシュ「軍事的に打倒しようぜ!」
 オバマ「それじゃあ遠回りな上に不経済だ.派手な法方にばかり感けるんじゃない.」)

 どっちが正しかったのかは,・・・
 俺達が爺さん婆さんやあの世の住民になったころに分かるだろ(笑)

戦争・国防板,2009/07/31(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 中韓との連携の必要性と,日米安保を基礎としたアジア諸国による,多国間安保体制の構築は可能?

 【回答】
 この構想は誤りです.

 米軍の力を背景にしただけの実効力も持たない国から,国家の浮沈にかかわる安保体制を一緒に構築しようと言われて,まともに受け入れる国があるとでも考えているのでしょうか?
 そんな国が言うことを誰が信用・信頼するのでしょうか?
 結局は,米国・もしくは中国[中共]のパシリに終わり,国益に資するところはゼロでしょう.

 アジアン多国間安保体制への郷愁は極めて危険です.
 EUを引き合いに出されるかもしれませんが,EU諸国の安保を担っているのはNATOであり,国防面を担おうとしているのがEU軍です.NATOは米国という軍事大国がいてはじめてその機能を果たしています.
 CSTOや上海協力機構などもロシアがあってこその安保体制ですね.

 NATOは唯一,多国間安保体制が機能している組織とされていますが,それでも寄せ集め部隊であるNATO軍の脆弱さには定評があり,抑止力がないとする見方が強いです.
(コソボに出動したNATO軍フランス部隊が,目の前でセルビア軍による殺戮が行なれたにもかかわらず,見て見ぬふりをした,という有名な話もその一例です)

 突出した軍事大国のない安保体制は歴史的に見て,紛争抑止に何の効果もありません.
 ロカルノ体制等を見れば明らかです.

 翻ってアジアを見ると,少なくとも現在の中国[中共]は,軍事面で見れば核兵器とICBMを持っているだけの張子の虎にすぎません.
 米国とくらべればふんどしかつぎと関取くらいの差があります.
 他の国は推して知るべしです.

 しかし,アジアで,米国を盟主とする多国間安保体制ができるとはとても思えません.
 それやこれや考えると,わが国は,正当な軍事力を保有し,国防体制と情報体制の整備を進め,日米同盟機軸で突き進み,武器輸出を通じて各国と軍事協力関係を結んでゆく,というのがベターなのではないでしょうか.

 なお,地政学・歴史的観点から見て,わが国が大陸と深く関わるとろくなことがなく,必ず致命的な失敗をしてきました.(シベリア出兵,21か条要求,日支事変などなど)
 安保や国防を考える際は,こういう面からも検討する必要があると思います.

おきらく軍事研究会,平成18年(2006年)7月17日

 もちろん,こうした意見には異論もある.

 どうなんでしょう.ここまで言い切ってしまうのは.
 日米,米韓という二国間同盟はもう長くやってきているわけで(米韓は最近雲行きが怪しいですが).
 日韓には北朝鮮という共通の脅威があり,経済的結びつきは強いですし,韓国に滞在している邦人も数多いです.
 ひとたび朝鮮半島有事となれば邦人救出のために日韓の軍が協力することは,日本にとって大変有意義だと思います.
 二つの二国間同盟が日米韓の三国間同盟になってしかるべきだと個人的には思っています.

 ちょっと古いですが,三カ国の当時の協力体制と三国間同盟の可能性,その前に横たわる障壁を述べた論文.
http://www.tokai.ac.jp/spirit/shuppan/HS02/01_08.pdf
 著者の肩書きは「外交問題評議会研究員(当時)」となっています.

バグってハニー in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

 問題は「日中同盟」だが.

▼ また,佐々淳行も「東アジア共同体構想」について,以下のように指摘している.

――――――
 〔鳩山首相が〕今回外遊で中国に提案した「東アジア共同体構想」も問題だ.
 覇権国家を目指す中国を利し,日本が中国の属国化する危険性と,欧米,とくに米国の人たちに疑心暗鬼を招く恐れがある.

 核を保有する軍事独裁大国・中国と,経済技術大国・日本の連携は,欧米にいらぬ疑念を生むことにもつながる.

 最後に,鳩山総理は祖父の言を借りて「友愛」に基づく各国協調を訴えたが,国際社会はそれほど甘くない.

http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1272203/
――――――

――――――
 日本の不幸は中国と朝鮮である.
 この2国の人々も,日本人と同じく漢字文化圏に属し,同じ古典を共有しているが,もともと人種的に異なるのか,教育に差があるのか,日本との精神的隔たりはあまりにも大きい.
 情報がこれほど早く行き来する時代にあって,近代文明や国際法について知りながら,過去に拘り続ける中国・朝鮮の精神は,千年前と違わない.
 国際的な紛争の場面でも,「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない.
 もはや,この2国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない.

 「東アジア共同体」の一員として その繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべきである.
 日本は,大陸や半島との関係を絶ち,欧米と共に進まなければならない.
 ただ隣国だからという理由だけで,特別な感情を持って接してはならない.
 この2国に対しても,国際的な常識に従い,国際法に則って接すればよい.
 悪友の悪事を見逃す者は,共に悪名を逃れ得ない.
 私は気持ちにおいては,「東アジア」の悪友と絶交するものである.

――――――福沢諭吉 「脱亜論」(明治18年)


 【質問】
 中国(この板でよく言う大陸中国の方)が日本の同盟相手として不適である,というのは
軍事的に見るとどのような理由によりますか?
(信用できない,とかそういった感情的な次元ではなくて)

 【回答】
 不適格な理由というのがあるわけで.
 感情論だけで言ってる訳じゃありませんよ.

1,
 すでに世界最強の軍事・経済大国であるアメリカと同盟している以上,新たに他国と同盟を結ぶ必要は無い.
 同盟というのは基本的に双務的なものだから,むやみに増やせばいいというものではない.

 海洋国家,自由貿易国の日本としては,通商路の確保と言う意味で,米国と同盟を結んだ方が得る物は多い.
 西部太平洋において,米国の国益と中国の国益とではぶつかり合うので,米国,中国と同時に同盟を結ぶ事は有り得ない.

2,
 距離が近すぎて,領土や漁業などで対立点があまりにも多い上に,政治体制も違っていて,同盟という緊密な関係を構築しにくい.
 例えば領土問題といふ利害衝突点がある.
 尖閣諸島は,エネルギー問題といふ重要な戦略問題もかかわってくる大きな問題である以上,両者が簡単にゆずる可能性は少なく,局所的軍事衝突に発展する可能性をつねに孕んでゐる.
 そのやうな相手との軍事同盟は,仮に存在してもすぐに有名無実となるであらう.

3,
 ある意味これが一番の理由.共通して対処すべき敵がいない.,

4.
 今の中国は余りに覇権主義的すぎ,余りに一国利益追求主義なので,軍事的にも経済的にもパートナーとして協調していくのは難しい

5.
 中国は他国に提供している武器,軍事技術等がショボすぎ,
 おまけに自国の軍備すらまともにできていない,
 こんな国と同盟組んでも,得られる軍事的メリットは皆無,
 それどころか,いいように利用されるのがオチ.

 以上の理由で,中国との同盟は有り得ない.

 中国の軍事的台頭はアジアの不安定要因であるのは間違いない.
 しかし,これに対抗軍拡で対応すれば,軍拡競争に陥ってしまう(抑止力を維持するための最低限の軍事力増強は必要だが)
 このような場合,必要なのは冷戦末期にヨーロッパで試みられたCSCE(現OSCE)やCFEのような「共通の安全保障」政策であろう.
 戦争の回避や軍事費の削減という点で日中の利益は一致するわけだから,これに基づいて相互軍縮が達成できる可能性はある.
 ただしこの場合,台湾問題や北朝鮮問題,アメリカの出方などの不安定要因が多数あるので,欧州ほどうまくはいかないだろう.
 当面はARFやASEAN+3などを利用して対話を積み重ね,いずれ何らかのレジーム構築を目指すというのが現在のアジアが目指すべき方向性ではあるまいか.

(軍事板)

 国際教養大学学長・中嶋嶺雄は,いわゆる 「東アジア共同体」について,それが現実的な論なのかと,疑問を投げかけている.

〔略〕
概(おおむ)ね肯定的な意見が多いマスメディアや学界などの議論を眺めていると,東アジアの現実から大きく乖離(かいり)した楽観的な言説や待望論,中には,このところ起こっている中国や韓国の反日論・反日運動に対処する日本の外交的対応を,よりソフトな方向に誘導しようとする意図が見え隠れする議論も混じっていて,承服できないものも多い.
 それらの議論の大筋は,いまや東アジアには共通の大きな経済実態が存在しており,域内間の貿易総額は域内全貿易額の約60%とEU(欧州連合)のそれを凌駕(りょうが)しているという,経済的相互依存性の進展を背景にしたものである.
 だが,日本の対外貿易における米国の占める比率が減少し,中国をはじめとする東アジア地域が総額の大半になっているといっても,そのことによって日米関係が揺らぐわけではなく,また,そんなことがあってはならないであろう.
 一方,日中間の最近の「政冷経熱」現象を見るまでもなく,東アジア地域には,経済中心の制度面や機能面でいくら問題を論じても意味をなさないほどの政治的,文化的,さらには地政学的な問題が数多く存在している.
 だからこそ東アジアの全体像を体系的にとらえる視点が不可欠だといえよう.

 ヨーロッパとは違って,アジアには中国や北朝鮮のような非民主的な共産党独裁体制が残存しており,台湾海峡をめぐる軍事・安全保障上の危機がさらに増大しつつあるばかりか,米中間の「新冷戦」がアジアを舞台に増幅しつつある現実を直視すれば,「東アジア共同体」なるものは所詮(しょせん),絵空事に過ぎないのかもしれない.

 東アジアの中では,日本と中国,そして韓国が経済的には主要なアクターであり,日中韓三国でGDP(国内総生産)の85%を占めているだけに,ここではこの三カ国について改めて考えてみよう.
 去る七月二十一日,中国は人民元の小幅(2%)切り上げを発表した.中国が国際協調への一定の意志を示したことは歓迎されよう.
 だが,人民元切り上げまでの一連の経過が示したように,中国は国際場裏でいかに自国をプレイアップするかを常に行動原則にしている国家であることも明瞭(めいりょう)であった.
 しかも最近の米国防総省年次報告書が,中国の軍事費は公表数字の三倍であり,最大九百億米ドルにも上ると推計したように,中国の軍事的膨張による周辺諸国への脅威はさらに強まっている.
 当面は台湾海峡での軍事侵攻の可能性も否定できず,さらに将来的には米大陸本土をも軍事的に脅かそうと意図している節もうかがわれる.

 こうした中国と日本との狭間(はざま)に位置する韓国は,二十六日に再開した「六カ国協議」への対応や最近の反日論の高まりに見られるように,南北朝鮮の協調という新政策と一種の事大主義的なジェスチャーによって,自己の存在感を高めようと必死になっている.
 自己中心的な中国の中華思想に倣って小中華思想に依拠する韓国は,一連の「靖国」問題にも示されるように,結局は中国に連動して日本に対峙(たいじ)しようとするであろう.

 このような東アジアの現実を地政学的にとらえれば,中国という大陸国家の大陸性(continentality)と韓国という半島国家の半島性(peninsularity),そして日本という島国国家の島嶼(とうしょ)性(insularity)とでもいうことができようが,そこには容易には一致し得ない文化的・文明的違和が存在する.
 しかも,近代史における歴史的体験の違いや歴史認識の蓄積の違いが大きい.
 したがって日・中・韓で歴史対話を進め,近現代史の共同研究を実施しようなどという提言は,きわめて無責任であるか奇麗事であるにすぎないのである.

 これらの政治的・社会的な問題を棚上げして「東アジア共同体」を語ることは,土台無理であろう.
 しかも,「東アジア共同体」にとって絶対に無視できない台湾を,現実の独立主権国家として認めないことを暗黙の前提にしているのであるとしたら,この点からも「東アジア共同体」は虚妄にならざるを得ないのである.

(産経新聞,2005/8/1)


 【質問】
 日本・台湾・韓国で協力して極東の自由民主主義・市場経済を守り,中共と対峙すべきでは?

 【回答】
 それはもう諦めましょう.

 100年前にも,
『欧米列強に対抗する為,日本・朝鮮・清は同盟を結んでアジアを防衛しよう』
と,李氏朝鮮と清国に打診してみましたが相手にされず,ブチ切れた日本帝国は
『お前らと心中する気は無ぇよ!』
と,清を叩きのめして攻勢防御用の場所(満州)に進出し,其処でロシアと闘い,防衛に成功しました.

 しかしその後の経過はご覧の通り・・・
 同じ事を繰り返してもなんですから,日本は大陸にコミットするのは止めましょう.
 メリット無いし,シーレーン確保に全力を注ぐべき.

JSF in 「週刊オブイェクト」コメント欄,2004/10/05付


 【質問】
 オーストラリアと日本が準軍事同盟(というと大げさすぎですか)を結んだそうですが,どういう意図があってのものなのですか?
 日本もオーストラリアも,アメリカと軍事同盟を結んでおけば十分に思えるのですが……

 【回答】
 環太平洋軍事同盟の一環.
 アメリカ・日本始め,広く太平洋・アジア・南北アメリカ地域の安定を目的とした国々が集まってPAMSという軍事的交流を行っている.
 その発展としてのもの.
 大きな意味はないと思われる.
 ちなみに北朝鮮,中共,ロシアは含まれていない.

軍事板


目次へ

「アジア別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ
Második felsõ Oldalára hátrálsz