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ウクライナ情勢 1
Ukrajna helyzete 1

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収客観基準値 v.e.r. = 10
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 10

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
 兵力的にはイラク戦争時の連合軍の半分くらい

 【回答 válasz】
 地上部隊としては米SBCT(ストライカー旅団戦闘団)は機械化歩兵大隊x3+偵察大隊が基幹となるので,兵力的には3個BTGと同等と言えます.
 しかし戦力としては戦車やMLRSを保有しないので,そのままでは2個BTG相手に攻撃をかけた場合,非常に苦戦することになると思われます.

 これは陸自も参加した米NTC演習が,SBCT+陸自派遣連隊戦闘団vs仮想敵BTGx2だったことからもほぼ確実と思われます.
(陸自派遣連隊戦闘団は72戦車連隊を基幹とし,90式戦車,99自走砲などを保有)
(軍事研究の記事から読み解くに,これら陸自機甲部隊なしのSBCT単独の場合,SBCTは任務失敗してた可能性大)

 つまり兵力比較では,その戦力比は正しく認識できないという事です.

 米機甲旅団戦闘団(ABCT)ならば3個諸兵科連合大隊なので,戦車を保有し近接戦闘であればロシアBTGx3個と五分に渡り合える戦力と言えます.
 しかし,MLRSを特別に増強配属しない限り,ロケット中隊を内包するロシアBTGに一方的にアウトレンジされる可能性が高いです.
(その危険を主張する米軍内論文や記事も存在します)

 しかもロシアはクラスター条約に入っていませんので,ばらまき自由です.
 湾岸戦争で鉄の雨と恐れられた長距離ロケットによるクラスター攻撃を,今度は米軍が食らう訳です.

 これを五分に持ち込む為には,別途MLRSを配属しなければいけませんが,それぞればらばらに配備されているので,合流調整には時間がかかります.
(それだけ派遣が遅れるということ・・・)

 なお,ロシア版MLRSの攻撃は以前のウクライナ戦で,2個機械化歩兵大隊の陣地を,数分で壊滅されたという実績があり,そのニュースを聞いた米軍を当時,恐慄させたそうです.
(そもそも,お前らが湾岸でやってたことだがな)

 ちなみに正規戦におけるUAVの使用ですが,
米軍<<ロシア
です.
 そもそもロシア軍は前回のウクライナで大量のUAVを投し,ロケット誘導に使用した為に,その後にあわてて米軍がその手のUAV導入を大慌てで進めたという経緯があります.

 なお,米軍の防空能力は今まで空軍に依存しており,野戦防空については陸自にも劣るレベルです.
 そして空軍の派遣は基地の確保,設営,整備機材の搬入など大変です.
 そして,多分空軍はポーランドに基地を借りることになりますが・・・

 まあ,そこからロシア-ウクライナ国境は遠いですね.
 常時滞空支援のソーティ計画を組むのは至難と思われます.

 つまり緊急展開した米軍では,断続的な航空支援がやっとと思われます.
(時間があれば,改善しますが・・・その時間が今はない)

 その常態で上空に両軍の偵察UAVが乱舞することになりますが,そこにはどちら側にも航空優勢は一時的にしか存在しないので,この場合,長射程側&防空戦力の高いロシア側の有利が予想されます.

 時間をかけて準備して,空軍をポーランドに展開させ,さらにMLRSを配属したABCTを全地球からかき集めれば米国の完全勝利も可能でしょう.
 しかし今の状況は,それを準備する十分な時間が米/NATOに与えられていません.

 緊急展開できる程度の戦力では,損害を受けるだけで政治的にまずい状況になりかねないかもしれません.
(戦力の逐次投入という奴の典型)

 米軍には時間が必要です.
 時間がないなら武力介入は大損害を覚悟.
(だからバイデンは,米は単独での武力行使はしないと言っているのではないかと推測)
(米軍の不足する部分をNATOが埋められないと,米軍単独では厳しい状況)

Lans ◆cFcS.yrpJw : 軍事板,2021/12/15(水)
Lans ◆cFcS.yrpJw : "5 csatornás" katonai BBS, 2021/12/15(szerda)

青文字:加筆改修部分
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** 【質問 kérdés】
 ウクライナ軍戦車は数の上ではT-64BMという2005年改修を施したモデルが主力だが,T-72の新品すら買えなかったの?

 【回答 válasz】
 勘違いしてはいけない.
 T-72<T-64 です.

 T-72はT-64のいわば量産用廉価版.

①T-64→T-80の流れ
と,
②T-72→T-90の流れ
があり,基本的に②は①の下位にあたります.
(ただし改修時期と内容によっては上回るタイプのあるので注意)

 まあ,なんだ,性能差はそこまで無いが,ガンダムとGMと思えばOK.

Lans ◆cFcS.yrpJw : 軍事板,2021/12/16(木)
Lans ◆cFcS.yrpJw : "5 csatornás" katonai BBS, 2021/12/16(csütörtök)

青文字:加筆改修部分
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** 【質問 kérdés】
 ウクライナはロシアと関係悪化してから軍事技術もらえてないだろうけど,ソ連時代の3VBM13劣化ウラン弾が在庫限りで残っていたとしても,最大500mm貫通力ではT-90の正面抜けない.
 ロシアは開発継続して740mmまで改良が進んでいるから,ハード面では一見それなりでも,差しでは勝負にならんのでは?

 【回答 válasz】
 ソ連ロシア流兵学としては,戦車は戦車を撃破するのもにあらず.
 戦車は機甲部隊として,敵の弱点(つまり敵戦車の少ない所)を攻撃します.

 では,敵戦車を撃破するのは何か?
 第一義的には対戦車部隊です.

 戦車は機甲部隊の攻撃時に妨害に出てきた少数の戦車を撃破しますが,本格的な敵機甲部隊の攻撃に対しては,まず対戦車部隊が防波堤になり,そこに予備の機甲部隊が側背から攻撃し止めを刺します.
 なので,ソ連流は戦車も大量に使いますが,対戦車部隊も潤沢です.
 ということで,対戦車部隊としてATGMなのですが・・・

 T-64以降のソ連/ロシア戦車って,なんで西側ではイロモノ扱いの主砲発射ATGMなんかを装備してるのか?
 西側では滑膣砲の命中率が低いからだと推測していますが,彼らから見れば対戦車というばATGMなのです.
 劣化ウラン弾などの弾頭もありますが,それこそATGM使う時間がない程のせっぱ詰まった時の切り札.

 このあたり,西側の軍事常識で考えると理解しにくい部分ですががが,彼らなりのロジックとして破綻はないのです.
(問題は,その使い分けや戦術指揮に高い練度が必要とされるのですが・・・そこはBTGなりの西側とは全く違う解決法をとっているのは秘密だ)

米軍の対ロシア解説書(最新版はDLは無いが尼で売ってる)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2017-07-The-Russian-Way-of-War-Grau-Bartles.pdf

米軍のハイブリッド戦争解説書
https://info.publicintelligence.net/AWG-RussianNewWarfareHandbook.pdf

米軍の対ソ連解説書
https://irp.fas.org/doddir/army/fm100-2-1.pdf

Soviet Military Operational Art: In Pursuit of Deep Battle
 →「ソ連軍<作戦術>」(作品社)として翻訳が出てる

The Soviet Conduct of Tactical Maneuver: Spearhead of the Offensive
 →戦術面にフォーカスしてるので,イズビー「ソ連地上軍」(原書房)でもある程度の代用可能

Lans ◆cFcS.yrpJw : 軍事板,2021/12/16(木)
Lans ◆cFcS.yrpJw : "5 csatornás" katonai BBS, 2021/12/16(csütörtök)

青文字:加筆改修部分
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** 【質問 kérdés】
 射程の短いロケット砲は,今じゃ限定的な用途にしか使われてないの?

 【回答 válasz】

 ロケットの射程が短い?
 WW2じゃあるまいし,何をいっているだ?

まるちぷる らんと ろけっと しすてむ=MLRS

 ロシアのMLRS B-30(および後継のタルナードs)の300㎜は射程70~90km.
 最新は120kmも存在.
 クラスター弾頭で鉄の雨を降らせるぜ.

 一番小型の122㎜は,射程15~40Km.
 中型の220㎜は,射程35~40Km.

(米軍のMLRS,あれただしくはM270な,MLRSは種類名称)
(回転式機関砲をM61じゃなくても,みんなバルカン砲って呼んじゃうのと同様)

 ちなみに,米軍の155㎜自走砲M109A5の射程がロケット延伸弾(RAP)で30Km.

 現状,M109系統での最大射程は45kmのがあるが,その弾種を使用できる改修型M109はまだ数が少ないが改修は進んでいる模様.
 日本の99式や独PzH2000等は40kmと言われ,韓国K9や中国05式は100Kmというが,さてこれはどこまで本当だか不明.

 なお,ロシアの152mm自走砲2S35は最大70Km(誘導砲弾)と言われています.

 なお,ロシアはクラスター条約を批准していないので,クラスター弾頭使いまくりです.
 以前のウクライナ侵攻では,ウクライナ機械化大隊2個の陣地が数分で壊滅という話がありました.
(米軍もそれを認識し,米軍側の砲兵危機論文にもよく出てくる話)

Lans ◆cFcS.yrpJw : 軍事板,2021/12/17(金)
Lans ◆cFcS.yrpJw : "5 csatornás" katonai BBS, 2021/12/17(péntek)

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** 【質問 kérdés】
 ウクライナ危機に関するロシア提案はどんなもの?

 【回答 válasz】

 おなじみタス通信から,
https://tass.ru/politika/13229131
より米とNATOへの提案部分引用

------------
NATOの提案
 ロシアは,NATOがお互いを敵対者と見なさず,双方の安全を脅かすような状況を作り出すことなく,すべての矛盾を平和的に解決することを提案している.
 新たな問題を解決するために,ロシア-NATO評議会を含む緊急協議のメカニズムを使用することが提案されています.
 モスクワは,特にロシアとその同盟国の国境およびNATO諸国の国境からの「合意された側のゾーンおよび各側の構成」での旅団レベルを超える作戦を禁止することにより,軍事演習の実施を制限するよう求めている.
 冷戦中に北大西洋同盟に加盟した国々は,1997年5月27日以降にNATOに加盟した国々,つまり東ヨーロッパ全体での兵器の配備を放棄することが奨励されています.
 ここまでに配置されていた武器はそのままにしておくことができます.
 ロシアは,NATOに対し,東欧(ウクライナを含む),コーカサス,中央アジアでの軍事活動を放棄し,ウクライナを犠牲にすることを含め,同盟のさらなる拡大の拒否を保証することを提案している.
 さらに,モスクワは,ロシアの領土と北大西洋条約機構の国々の標的を攻撃することができるゾーンでの中距離および短距離の地上ミサイルの配備の相互放棄を要求します.

米国のオファー
 さらに,ロシアは米国に対し,重爆撃機の飛行と,両国の領土の標的を攻撃できるゾーンでの水上軍艦の出現を放棄することを提案しています.
 モスクワは,船舶と航空機の間の危険な和解を防ぐためのメカニズムを改善することを求めています(現在,当事者は,1972年に署名された協定によって導かれています).
 ロシアは,米国が同じことを行う場合,核兵器を領土外に配備しない準備ができています.
 モスクワは,すでに海外に配備されている弾頭を返還し,対応するインフラストラクチャを排除するよう求めています(米国の弾頭の一部はNATO諸国にあります).
 ロシア連邦はまた,核兵器を保有していない国の軍人に核兵器の使用を教えたり,核兵器の使用シナリオを練ったりしないことを提案している.
------------


176名無し三等兵2021/12/17(金) 23:32:39.78ID:78uzxwT6

 ほんと東欧~中央アジアあたりを属国程度にみてるんだろうなぁ,とは見てて思う.
 戦略的縦深が欲しいというのはどこの国も多かれ少なかれあるとは思うが,そのためにここまでやるかというのは,タタールのくびき(どうも後世になるにつれて支配の過酷さが誇張され続けてるぽいが)によるロシアの一般的なものなのか,プーチンらソヴィエトの崩壊からの凋落に対して強烈な不満をもってる支配層特有のものなのか.


201名無し三等兵2021/12/18(土) 11:34:49.58ID:gdVOm+fF

 ロシア提案はそもそも対米・対NATOでしか提案してないんだよね.
 ウクライナ他東欧とかの国々関わるのに.なんというかロシアの傲慢さが表れてるなぁと.

 他,目立った提案としては
勢力圏をほぼ冷戦期は旧西側/旧東側だったのを西側/西側より緩衝地帯/東側と再分割?旧西側+旧東独=西側
くらいで,NATOの不拡大と行動範囲をほぼ旧西側に限定(ウクライナを含む東欧,コーカサス,中央アジアでの軍事活動を放棄)
 米ロともに領土外への核兵器の配備の取りやめというか,実質NATOニュークリアシェアリングの廃止かな?

 ニュークリアシェアリング廃止については切りしろ位に考えてるのかもしれないけど,ガチであってもおかしくない.
 ロシア側の第1段提案ということでふっかけてはいるんだろうけど・・・
 各国の権利をそれなりに重視する西側とは,考え方の差異が表れてるね.


203名無し三等兵2021/12/18(土) 11:42:17.46ID:gdVOm+fF

 なお案第4条で「従来(冷戦期)のNATO加盟国はこれ以上以下の国に自国軍・兵器配備しないでね!」と緩衝地帯扱いされるのは以下の国です.
1999年3月加盟:チェコ,ハンガリー,ポーランド
2004年3月加盟:バルト3国(エストニア,ラトビア,リトアニア),スロバキア,スロベニア,ブルガリア,ルーマニア
2009年4月加盟:アルバニア,クロアチア

 全会一致が委員会の類で基本となってるNATOが飲めるわけないよなぁ・・


648名無し三等兵2021/12/25(土) 09:31:12.73ID:VOVy3/XF
>>646
 そもそもプーチンはバルト三国を「ロシアの小銭」呼ばわりするなど,大国意識を丸出しにしてかえって離反を招いているんだよな.
 バルト三国にNATO入って欲しくなかったのなら,頭を下げて
「過去に無理やり併合したのは悪かった.
 今後はロシアがあなた方を守る」
と言うべきだったな.

軍事板
"5 csatornás" katonai BBS

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