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初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 915
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 915

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収客観基準値 v.e.r. = 9
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 9

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
 旧海軍は漸減邀撃作戦を思い描いてずっと訓練してたのに,土壇場で航空機で真珠湾攻撃にしたのはなぜですか?
 山本五十六や黒亀?の独断ですか?
 例の「ダメなら艦隊司令を辞める」ってので押し切られた?

 【回答 válasz】
 一言で言えば「敵がアメリカだけじゃなくなったから」です.
 南方の資源地帯を攻略するために,第二艦隊を中核とした連合艦隊の3割を超える戦力を割かねばならなくなったことで,漸減作戦が成立しなくなったのですよ.
 南方攻略作戦の間に米艦隊を封じ込めておく策がどうしても必要で,軍令部からすれば真珠湾は天啓とも言えるものでした.

 ぶっちゃけ,五十六と軍令部の思惑は相当異なっていますが,ゴーサインが出たのはそういうことです.

ゆうか :軍事板,2019/07/15(月)
Júka : "5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/15(hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 ちなみに山本五十六は,駐米大使館付武官勤務を終えて日本に戻ってきた昭和3年の時点で,漸減邀撃作戦ではなく真珠湾攻撃で一気に米艦隊を撃滅することを提唱している.

軍事板,2019/07/15(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/15(hétfő)

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** 【質問 kérdés】
 兵隊の異常な動員数の例としてWW2時のスイスが1割弱と聞いたんですが,そもそも兵隊って人口のどれぐらいが普通なんでしょうか?
 現代でもそれ以前でもいいのですが,各国の兵隊/総人口の割合をまとめている資料ってないでしょうか?

 【回答 válasz】
 第一次大戦の協商の人口と動員数はここに,
https://en.wikipedia.org/wiki/Allies_of_World_War_I
中央同盟はここにある.
https://en.wikipedia.org/wiki/Central_Powers

 基本的に総動員数は"戦争中に軍服を着た人間の数全員"と考えるべき数で,一度に集めた数とはかけ離れる.

 例えばフランス軍は合計で約840万人を戦争中に動員したが,基本的には350万人前後が1914-1918年を通した動員総数で,戦死・捕虜・負傷としていなくなったり労働に回されたり老齢になって交代したりして結果的に840万人になった.
 だから一度に集めた人数としては1割前後と言える.

(第一次大戦中のフランスの動員数やその内訳については,ここに記述されてる.
https://en.wikipedia.org/wiki/French_Army_in_World_War_I#Organization_during_the_war
 当時のフランス人口が4000万人くらいだったことを考えれば,極端な動員数と損失で,これがその後の出生率の低下をもたらし,第二次大戦でのフランスの消極的な作戦と敗北の大きな要因になっている)

 第一次世界大戦は戦線が膠着しがちで人員をかなり交代しながら戦った国が多かったので,総動員数が膨れ上がるのはこのため.
 まあそれを考慮しても協商のフランス,イタリア,セルビア,ルーマニアと,中央同盟の全ての国は動員割合の高い国になると思う.

 動員とは関係ないけど,
オーストリアは200万以上の捕虜
ドイツは100万以上の捕虜
フランスは50万人前後の捕虜
が出ていて,これも死傷者にカウントされてる事があるので注意.

軍事板,2019/07/17(水)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/17(szerda)

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 「徴兵限界」でググると,君の求める答えが幾つか出て来る.

 社会構造と人口の年齢比率と国家財政にもよるから,一概には限界値は出せないだろう.
 まず,0歳から100歳まで等しく徴兵出来るわけでもなく,兵士としての適齢期として17歳から40歳ぐらいを対象として,その国の社会構造がこの年齢層をどれだけ必要としているかで徴兵出来る限界値は変わる.

 あとは受け皿と財源の問題.
 徴兵した兵士を裸で飲まず食わずで野山に放置ってわけにもいかない.
 給料も必要だし,最低限の衣食住な環境と訓練と装備を与えないといけない.
 徴兵にも金はかかるのだ,根こそぎ動員と言っても受け皿と財源がなければ闇雲に数など増やせないのだから.

軍事板,2019/07/17(水)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/17(szerda)

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※ フランスは死者の膨大さもそうだけど,死ななかった者含め大量に動員した兵士たちに十分な休暇が無くて家に帰れず,戦争中全然子供が産まれなかったのが,余計に人口ピラミッドに効いてる.
 ドイツだって死者が少なくないけど,休暇があったので家に帰ってやることやって,戦争中でも産まれてる.

軍事板,2019/07/17(水)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/17(szerda)

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 【反論 kifogás】
 まあ,人口だけならアルザス・モゼルの190万人で50万人くらいお釣りがくるほど完全にプラスになってて,戦間期に内戦状態になったりファシスト化したりした各国から100万人以上の移民が集結したんで,1914-1918年の出生率以外の総合的な人口動態自体はかなりの勢いで改善されてるんだけどね.
 それでもちょうど1934-1938年前後に動員される男子は激減したので,1939年辺りは1番タイミングが悪かったのはある.
 計算上は1940年代中頃以降になれば,これもほぼ問題ない数字に近くなる筈だった.

 19世紀末には既に生涯平均出産数が2.5を切り自然減(年間の出生数より死者のが多い)社会になってたフランスと,人口激増期にあったドイツとでは,WW1が人口動態に与えた影響が全く違って当然なのよ.
 戦時中の出生数の変化で言えば,独仏他とも戦前比で半減とほぼ同程度なんだけど,自然減なフランスはそこからのリカバリーができなかったのよね.

軍事板,2019/07/17(水)~18(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/17(szerda) - 18 (péntek)

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** 【質問 kérdés】
 機関銃(砲)とガトリングガンを比較した際,大まかな長所と短所の差は何ですか?

 【回答 válasz】
 ガスト式は身も蓋もなく言うと「普通の機関銃(砲)を横に並べて繋いだだけ」なので,機構がシンプルで故障しづらいし,作動そのものには外部動力が要らないっていう利点がある.
 でもそのぶん(2丁分で1丁なので)重くなるし嵩張るって問題がある.
 あと,ソビエトの実用結果からすると,
「左右のが何らかの原因(薬室の汚れ方が不均一とか)で完璧にシンクロしなくなると,結構あっさり壊れる」
という問題があったらしい.

 ガトリングは機関砲の一種.
 通常の火薬ガス作動式単銃身の機関砲に比べ,
発射速度を速くし易い,
銃身が過熱しにくい,
(外部動力の場合は)不発弾があっても発射し続けることができる
という利点がある.
 だがモーターガトリングはどうしても重くなるし,「外部動力が絶たれると動かない」っていう問題がある.
 発射速度は一番だけど,動かした瞬間には最高速度で撃てないし,高速で撃てる分あっという間に銃身が加熱して使えなくなる,っていう問題もある.
 もちろん「発射速度が早いことを活かすなら弾が大量にいる」って問題も.

 リヴォルヴァーカノンはモーターガトリングに対して外部動力がなくても作動する(燃焼ガス駆動なので)っていう利点があるけど,ガスト式ほど単純な構造でもなく,モーターガトリングほどには発射速度はない,って存在で,つまりは中途半端.
 中庸だ,とも言えるけど.

 ちなみにリヴォルヴァーカノンは
「世界で最初に開発されたものがほぼそのままの形で使われ続けている」
という「最初のものが最終到達点」な存在で,おそらく現在存在するものから設計が変更されることは今後もないだろう.
 事実上
「世界最初の実用品のコピーしか存在してない」
(複数ある機種はどれも「世界最初のオリジナル」とは口径と使用弾薬が違うだけ)
という究極の存在であったりする.

 なおソビエト/ロシアのGsh-30みたいに,「従来型の作動機構だけどむりやりメチャクチャに発射速度上げた」っていうもある.
 耐久性を求めなければこれが一番いいんじゃないか,って話も.

軍事板,2019/07/22(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/22(hétfő)

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 単純な構造の昔ながらの機関銃/機関砲:シンプルイズベストに勝てるものはないのでずっと使われてるしこれからもずっと使われる
*モーターガトリング:高発射速度機関砲の主流の座には居続けるだろうが,欠点とされるものは根本的に解消できないので,従来型のものに全面的に切り替わることはない
*リヴォルヴァーカノン:モーターガトリングと同じ
*ガスト式:リヴォルヴァーカノンの定着した現在では主流になることはない

 ただ,ガスト式はこれが主流だった旧東側(ソビエトの開発した機体)に搭載されているものは,その機体が全て運用停止になるまで使われ続けるだろう.
 欧州系の機体がそうだけど,モーターガトリングは
「自国産としては開発と生産のノウハウがいまいちない」
っていう国が結構ある.
 そういう国は外国(と言ってもメジャーなものとしてはアメリカとロシアくらいしかないが・・・)から輸入するんでなければほとんど一から開発しなきゃいけないので,現状で実用充分なリヴォルヴァーカノンが作れるなら,今後もずっとリヴォルヴァーカノンを使い続けるだろう.

軍事板,2019/07/22(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/22(hétfő)

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** 【質問 kérdés】
 搭載重量がハインドくらいあればガストではなく3銃身ガトリングで良いかもなんて思ったけれど,そこはモーターの問題ですかね?

 【回答 válasz】
 Mi-24は初期の型を中心に12.7mm4銃身ガトリング砲搭載してる.
 23mm3銃身ガトリング砲くらいなら機体の規模として搭載できないってことはなさそう.
 でもあまりデカイ砲にすると砲塔が重く大きくなりすぎるから,砲塔式にするのならその辺が限界なんだろう.

 実際,型によっては23mm連装機関砲に変更してるけど,反動による振動が大きすぎるので安定して射撃できない,銃が故障する,というので
「前方に固定しとかないと安定して撃てない.つまり砲塔式にしてる意味がない」
っていう結果になったりしている.

 ちなみにガスト式は「2丁分で1丁なのでかさばるし重い」という機構的な問題があったけど,ソビエトの実用化したガスト式は,みんな構造を切り詰めて「1.5丁分で1丁」くらいの重量と大きさに収めている.
 その分全体として耐久性とかに無理は出たらしいが,ソビエト/ロシア軍としては
「どうせ一回の出撃で1.2回,1000発以下発程度しか撃たないんだから無問題」
と,あまり気にはしていないようだ.

 なおこれ(どうせ数回1000発以下撃つだけだろ,問題ないって)っていうのはソビエト/ロシアの航空機関砲の設計に共通する思想で,上で出てるGsh-30-1なんかもその思想になっているようだ.

軍事板,2019/07/23(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/23(kedd)

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** 【質問 kérdés】
 韓国海軍の潜水艦の歴史について教えてください.
 2018年の記事
https://www.asahi.com/articles/ASLBC3HR5LBCUHBI01F.html
ですが,この中に
「韓国海軍が9月に進水式を行った3千トン級の新型潜水艦を建造する際も,自衛隊に対し,非公式に建造技術や運用に関する情報提供を求めたという.」
という記述があります.
 十年以上前の話ですが,朝日ニュースターというCSチャンネルがあり,そこで「愛川欽也のパックインジャーナル」という番組がありました.
 その番組には,軍事評論家の田岡俊二がレギュラーで出演していました.
 その田岡俊二が番組内で韓国の潜水艦隊の歴史について少し紹介していまして,概要としては
「そもそも韓国が潜水艦を調達した目的は対日戦の為.
 北朝鮮にそんなものは必要が無かったから.
 ただ,調達したが運用方法が分からないから,各国の海軍に潜水艦の運用の仕方を教えてくれと打診した.
 しかし,潜水艦の運用方法は機密の塊なので,どの国も拒否してきた.
 そこで,韓国は日本に対して潜水艦の運用方法を教えて欲しいと打診した.
 日本は困惑したが,日韓友好の為,”常識の範囲内”の知識を教えてあげた.」
といった旨の事を話していました.
 上記の記事と相まって,田岡俊二が紹介した歴史は真実性があるように思えますが,韓国海軍が潜水艦を調達し,少なくとも現在のレベルまでの運用方法を獲得した経緯をご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください.

 【回答 válasz】
 おそらく,退役自衛官を再雇用したり,個人的に接触し何かの利益(金銭・女性など)と引き換えに情報を得ている可能性が高いです.
 半導体技術,リチウムイオン電池技術なども同様に電機メーカーの社員を個人的に篭絡して情報をとっていたのが韓国です.
 以下の中国に関する記事が参考になるでしょう.

-----------
https://nikkan-spa.jp/504987
「中国の情報筋からの話によると,海上自衛隊OBが,中国空母に戦術指導のため乗っているらしい」
 この情報を元に関係者に取材をすすめると,実はこの「惠発言」以前から,中国空母に海自OBが乗り組んでいるという噂は防衛省情報本部や海上自衛隊内でも,既に話題に上っていたというのだ.

 では,その海自OBとはいったいどのような経歴の持ち主なのか.
 どういった背景から中国に渡り,「遼寧」に乗ることになったのか.
「退職した海自OBの再就職先が中国が出資する企業で,その関係で中国に渡り,空母に乗り組んで技術指導をすることになったと聞いています.
 当時は,にわかに信じがたい話と思っていたが,惠氏の発言で,信憑性高い話として意識するようになった」
(防衛省情報本部員の事務官)

 防衛省情報本部に勤務する海曹長も
「防大出身のパイロットかタコー(航空戦術士)が,定年退職後,中国に渡ったと聞いた」
と話す.
 また在外公館の防衛駐在官経験もある幹部自衛官も,
「話を聞いたことがある」
と前置きした上でこう見解を述べた.
「中国空母に戦術指導のために海自OBを乗せるのなら,それは潜水艦乗りでしょうね.
 そもそも海自は空母を保有しておらず,運用のノウハウを有していない.
 中国側にとっても,運用のオペレーションを知らない人物をわざわざ乗せる意味はない.
 とはいえ,何らかの形で,『遼寧』に海自OBが乗っていた可能性は,隊内での話から否定し難い」

 2人の話以外でも,パイロットやタコー,航空管制,潜水艦乗員とそれぞれプロフィールに違いがあるにせよ,中国空母に乗り組んでいるOBがいるという話を耳にした自衛官は少なくない.

 いずれにせよ,これらの話を総合すると,何らかの形で「遼寧」に,海自OBが乗り組んでいる可能性は低くはなさそうだ.
-----------

 ただし,田岡にせよ日刊スパ!にせよ,お世辞にも信頼性の高い情報源とは言えないので,話半分以下で聞く必要はある.

軍事板,2019/07/23(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/23(kedd)

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 ちなみに韓国の立地的に,ソ連と中国の海軍力に対抗する事は,自国単体としても西側同盟としても必須事項っすよ.
 ここら辺は,マトモな海軍の無い東独と直接対峙してた西ドイツが,潜水艦含め欧州有数の対水上/水中戦力を有さねばならなかったのと一緒.

軍事板,2019/07/23(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/23(kedd)

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** 【質問 kérdés】
 昔話で民家の裏の手作りの防空壕に焼夷弾が落ちて死んだというものがありますが,それなら手作り防空壕は何の役にたったのですか?

 【回答 válasz】
 そういった手掘りの防空壕のことを,現代の行政用語では「特殊地下壕」と呼びます.
 これらは,昭和17年7月に内務省防空局が作成した「防空退避施設指導要領」に基づいて,木造家屋に住んでいる個人であっても作るよう指導されました.
 この指導要領によれば,以下のようなものでした.
・各戸ごとに設けることを原則とすること
・地下に儲ける場合は素掘りでいい.
・土砂/砂/布団など材質によるが80センチ~100センチのものを作れ

 ここで,相手となる航空爆弾の能力は,初速2000m/sで有効破片は5~20グラムです.
 つまり,エネルギーとしては10000~40000Jとなります.
 例えばM2 50cal重機関銃のエネルギーが20000Jなので,だいたいそのくらいです.
 M2の貫徹力は60cmサンドバックを1発で貫通する(Browning .50-caliber Machine Guns, Gordon L. Rottman)ので,この指導要領はまさにギリギリ最低限のものでした.

 家屋倒壊についてはむしろ
「出られなくなるから留意せよ」
と書いてあるくらいで,それを避けうるというよりは,むしろ
「他にどうしようもない場合のみ床下に作れ」
という指示でした.
 焼夷弾(M69ナパーム弾)に対しては史実のとおり全く役にたたないか,質問のとおり壕内にいたために酸欠または一酸化炭素中毒で死ぬ有様でした.

 結果的にやくたたない上に,現代にあっては地盤劣化を引き起こす無用の長物ですが,昭和17年4月に行われたドーリットル空襲(空母から発信した爆撃機による日本本土爆撃)によって日本の世論に一種の航空機恐怖症が発生し,これに対する対策として十分な立案の時間もないままに,内務省が壕を掘るように泥縄的に指示した結果がご質問の結果です.

 現実には空襲に対しては早期警戒情報で早めの避難をすべきであり,個人シェルターを掘るなどは全く意味がなかったのです.
(歴史が証明しているとおり)

軍事板,2019/07/27(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/27(szombat)

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 向こうから警告票は撒いてくれるんだから,それで素直に逃げればって話でしかない.
 消火活動も水で消せる燃料じゃないし,警告票を拾うのも禁止というのは失策としか.

軍事板,2019/07/27(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/27(szombat)

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 まあ,昭和17年(1942年)の段階では4月に初めて空襲されて,それまでは「帝都の空は絶対に安全」と言っていた大嘘が国民にバレてしまい大きな不信感を招いた.
 そのため,積極的に防空壕掘りや防空演習を民間人にやらせることで,「なんとなく皆んなで参加して防空してる感」を出したかったのだろう.
 内務省もすぐに民間でもできる防空対策を策定しろと無茶ぶりされて,当時ある知識と民間の施工能力を考えて作ったのでしょう.

 今回,回答にあたって航空爆弾の破片のエネルギーを手持ちの情報で整理したら,だいたい50口径機銃の貫通力情報と矛盾しなかったので,まったく何も考えずに作ったわけでは無い事も理解できた.
 ただし,現実の航空攻撃は面制圧だしナパーム弾も落ちてくるしで,シェルターとしては何の機能も無かった.

 そして実際には大規模な空襲を予期できず,自分たちに都合のいい判断と,政治的な都合により防空壕堀りを命じてしまったため,そこに閉じ込められて命を落としたり,避難のタイミングを失った人も多かった.

 伝単が積極的に撒かれるのは1944年以降だし,ドーリットル以前はまさか敵の爆撃機が本土まで到達はできないだろうという前提の防空計画だった.
 敵の航空技術が急速に発展することも予期できなかったし,空母から陸上機を発進させるという奇策も予期していなかった.
 貴重品である石油に火をつけた缶が上から落ちてくるなんて,考えることもできなかったというのが実態だろうなぁ.

 「防空退避施設指導要領」の総則を調べたら,弾片と爆風からの防護する応急的な施設を作るための要領だから,はじめから焼夷弾による被害は予測してなかったということ.

軍事板,2019/07/27(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/27(szombat)

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 米軍の収束焼夷弾は実際に日本家屋を作って実験し,屋根を破って天井板で止まったところで点火するようになっていた.
(そのため「この世界の片隅に」でも描写されているが,空襲が始まると民家は天井板を外して床に落ちてきたところで消火するように指導されていた)
 なので落下速度はそれほど速くない.

 しかし急増の防空壕は,穴を掘って上に簡単な覆いを作り,その上に土を軽くかぶせた程度の雑なものが多かった.
 そのため,落下してきた焼夷弾が簡単に突き破って内部に落下したり,爆弾の衝撃で防空壕そのものが潰れる場合もあった.

軍事板,2019/07/27(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/27(szombat)

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>落下速度

 空気抵抗を考えた場合,ma = mg - Ct (Cは抵抗係数)で,これを解くと以下になります.

v = (mg/C) * (1 - exp(-Ct/m))

 この式は以下に収束します.

v = mg/C

 要するに質量が大きくて抵抗が小さいほうが落下速度が速いわけです.
 こうなると,例えば500ポンド爆弾(220kg)等に比べて質量の小さいM69焼夷弾は,落下速度が小さくなりそうです.
 ところが,落下速度が遅いと爆撃機から投下した際に受ける横風などの影響が大きくなり,命中精度が極端に悪化してしまいます.
 それを避けるためにM69焼夷弾は集束爆弾(クラスター爆弾)方式をとっており,命中精度を確保しながら高度600m程度で開裂・散布するように設計されていました.

 ですので,M69の貫通力が低いのは落下速度が遅いからではなく,1個あたりの質量が3kg以下と軽くて衝突エネルギーが低いためです.
 記述の通り集束爆弾方式にしているのは,落下速度を高く保って命中精度を確保するためです.

軍事板,2019/07/27(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/27(szombat)

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+++

** 【質問 kérdés】
 軍人や公安や警官の人間が敵に捕まって,尋問や脅迫や拷問をされて機密情報喋っちゃった時って,その教えちゃった人間は国からなんか罪に問われるんですか?
 それとも,拷問されたら言うのは仕方ないって感じ?
 それと今のアメリカ軍は,例えシールズみたいな超精鋭でも敵に捕まって拷問されたらゲロらない事は難しいし,実際ゲロっちゃう事例の方が圧倒的に多いから,ゲロる前提で考えるようにしている的な話聞いたんですが,これ本当ですか?

 【回答 válasz】
 なんか話がぐちゃぐちゃしてるから,一度整理しますね.

 まず,戦争捕虜とスパイの立場の違いを考えてみましょう.

戦争捕虜:
 ハーグ条約やジュネーブ条約で保護されるべき存在です

スパイ:
 犯罪者です.
(日本においてスパイであることは犯罪ではありませんが,何かすれば犯罪です)

 戦争捕虜については,その義務としてビッグ4(氏名・階級・生年月日・識別番号)を回答しなければなりません.
 それ以外のことについては原則的には喋る必要はありません.
 当然,捕虜にした側は聞き出そうとするでしょうが,答える必要はありません.

 スパイについては,犯罪者であり,その国の法律や軍法に基づいて処罰されます.
 尋問されることについても,犯罪者ですから,その国の法律において許容される方法で尋問が行われます.

 喋った人が罪に問われるかですが,それはYES/NOで答えられる問題ではありません.

軍人の場合:
 喋ったことの状況と内容によります.
 ただし,アメリカ軍人であれ日本の公務員であれ,職務上知りえた秘密を漏らすことは保秘義務規定に反しますので,処罰の対象にはなります.
 ただし,やむを得ない状況であった場合は,様々な形で救済されることが考えられます.

スパイの場合:
 スパイ行為そのものが相手国における犯罪ですので,多くの場合,逮捕されてもその行為自体を本国が認めません.
 そのまま相手国の監獄に入れられて,その国で処罰を受けます.
 帰ってきてからそのスパイを処罰することは,その人がスパイだったことを認めることになりますので,帰ってきて処罰はされないでしょう.

 例えば,現在でも日本のスパイとして中国に逮捕され収監されている人物が複数名いますが,彼らは帰国しても無視されるでしょう.
 多くの新聞が,公安調査庁が雇ったスパイだと報道しましたが,政府はそれを認めていないからです.
(もっとも,中国の場合,外交上の理由などにより,普通の一般人を簡単にでっち上げ逮捕しますので,本当にスパイだったかどうかは何とも言えません)

軍事板,2019/07/29(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/29(hétfő)

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** 【質問 kérdés】
 韓国k-2戦車って,「いま」実戦配備部隊ありますか?
 見込みとか予定とか,笑韓プゲラとか,そんなのばっかで
 韓国k-2戦車の車体姿勢制御システムは,
・前後だけ
・前後左右いずれも
・あきらめて「いま」配備されてる車体には「存在しない」
どれが正解ですか?

 【回答 válasz】
 ドイツ製のパワーパックを搭載した第一次生産型100両はすでに引き渡されてる.
 開発が遅れていた国産パワーパックを搭載した二次生産型はこの5月にロールアウトし,今年中に引き渡しが始まる予定.
 一次生産分については
https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%A0%9C20%EA%B8%B0%EA%B3%84%ED%99%94%EB%B3%B4%EB%B3%91%EC%82%AC%EB%8B%A8

https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%88%98%EB%8F%84%EA%B8%B0%EA%B3%84%ED%99%94%EB%B3%B4%EB%B3%91%EC%82%AC%EB%8B%A8
によれば,2014年7月に最精鋭の第20機械化歩兵師団に配備されてる.

https://ko.wikipedia.org/wiki/K2_%ED%9D%91%ED%91%9C#%EA%B8%B0%EB%8F%99%EB%A0%A5
によれば,もう一つの精鋭師団である首都機械化歩兵師団には2014年にK1A2が配備とあるので,こちらはまだのようだ.

 また,グーグル翻訳だけど
> 前後左右に自由精密に姿勢を制御することができる半能動型有気圧懸垂装置が装着されて,地形が険しい戦場環境でも優れた戦闘力と機動力を発揮することができ,半能動型(Semi-Active)ISU(In-arm Suspension Unit)懸垂装置は,前方に取り付けられているセンサーを利用して,最初のビュー輪から地形のエネルギー量を最小限に抑えるため,自動的に最適化された位置に最初のビュー輪を位置させる機能を有している.
> 今後まだ計画上のみに存在するKNMBT-PIP型では,完全なアクティブISU装置に開場して前方に10?50m以内の地形を高解像度で検出して,すべてのビュー輪が地形に最も適した形で配置されて動くことができるよう改良される予定と思われる.
とのこと.
 意味は大体読み取れるだろう

軍事板,2019/07/29(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/07/29(hétfő)

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** 【質問 kérdés】
 軍備が旧式の国と最新鋭の軍備を有する国が戦争したとき,必ずしも先進国が圧勝せず,苦戦することもあるのはなぜ?
 例えばベトナム戦争など.
 たとえ軍事的に劣勢でも,強国に勝つ可能性はあるの?

 【回答 válasz】
 戦争で実現したい目標の違いと,立場によって選択できる戦略に差があるから.
 そして目標達成に使えるのは軍事的な手段に限らない.
 ベトナム戦争に関してはテト攻勢が典型的で,軍事的に見た敗北だが,アメリカに政治的に勝って戦争の決定打にしてる.

軍事板,2019/08/02(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/02(péntek)

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 ベトナム戦争の場合において言えば,純粋な兵力バランスとその質から考えることができる.

・ベトナム共和国側勢力約 2,000,000
南ベトナム軍
1,400,000
アメリカ軍
548,383
韓国軍
312,853

・ベトナム民主共和国側精力約 1,260,000
北ベトナム軍
280,000
南ベトナム解放民族戦線
800,000

 上の数字から見れば数的には南ベトナム側が圧倒的有利.
 ところが,南ベトナム政府・軍は完全に腐敗しており,将校の戦闘意欲が低かった.
 その上,北ベトナム側の「スパイ浸透戦術」が成功しており,南ベトナム政府や将校に北ベトナムシンパが多かった.

 結局,
・アメリカ軍の兵力は限定的,
・南ベトナム軍は腐りきって使い物にならないい,
・韓国軍は勇猛だけど,レイプや民間人虐殺を繰り返し,さらに北ベトナム側の戦意を煽った.

 南ベトナム軍は大量の死者を出し,アメリカ軍は撤退し,最後の最後に南ベトナムの精鋭部隊がだいたい裏切って(スパイだったから)崩壊した.

軍事板,2019/08/02(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/02(péntek)

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** 【質問 kérdés】
 「スルー」って何?

 【回答 válasz】
 「無視すること」「シカトすること」「気にとめないこと」の意味.
 語源は「スルー・パス」などの英語の「Through」.
 荒らしに反応しないようにとの注意喚起の意味で「スルー推奨」されることもある.

 無視のやり方によって以下のような種類がある(笑)


真・スルー 何もレスせず本当にスルーする.簡単なようで一番難しい.
偽・スルー みんなにスルーを呼びかける.実はスルーできてない.
予告スルー レスしないと予告してからスルーする.
完全スルー スレに参加すること自体を放棄する.
無理スルー 元の話題がないのに必死でスルーを推奨する.滑稽.
失敗スルー 我慢できずにレスしてしまう.後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ.
願いスルー 失敗したレスに対してスルーをお願いする.ある意味3匹目.
激突スルー 話題自体がスルーの話に移行してまう.泥沼状態.
疎開スルー 本スレではスルーできたが,他スレでその話題を出してしまう.見つかると滑稽.
乞食スルー 情報だけもらって雑談はスルーする.
質問スルー 質問をスルーして雑談を続ける.
思い出スルー 攻撃中はスルーして,後日その思い出を語る.

 【参考ページ Referencia Oldal】
https://www.paradisearmy.com/doujin/pasok_through.htm
https://kotobank.jp/word/スルー
https://pcsket.com/2chslang.html

軍事板,2019/08/01(木)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/01(csütörtök)

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** 【質問 kérdés】
 一部の零戦等に付いてたクルシー無線帰投方位測定器ですが,これを使えば自分の位置も分かるの?

 【回答 válasz】
 連合軍が使っていた電波航法装置(ロラン方式)と,クルシー装置の違いが以下:
http://i.imgur.com/uTbyt8F.png
(図表番号 faq190812k,元出典不明)

 クルシー装置は,あくまで自機が2局の垂直二等分線上にあることを示すだけの装置.
 だから,クルシー装置で分かるのは「自機が帰投目標を示している2つの電波局の垂直二等分線上にいるか,右にそれているか,左にそれているか」だけ.
 だから,クルシー装置で自機の位置は絶対に出ません.

 ちなみに,クルシー局は地上局でも艦上局でもどっちでもいいです.
 てゆうか,艦載機の帰投用の装置なのに,艦上局では使えないとかありえない.

 某撃墜王(戦後に本を書いてボロ儲け,ネズミ講もやってボロ儲け,戦友会からは総スカン)が分かりもしないで変な解説を書いたりしたせいで誤解が広がっている.

 一方でクルシーはスーパーヘテロダイン方式の受信機(現在でも使われる高性能受信機)なので,ラジオ波を聴いたり等の受信機としても使えたので,原理を知らない搭乗員が勝手に思い込んでいろいろな事を書いているのが実態.

 実際問題,パイロットは原理なんか知らなくても操縦要領と空間認識能力が高ければ上手になる.
 F1ドライバーが流体力学や物理化学に詳しくなくても運転が上手なのとおなじ.

軍事板,2019/08/02(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/02(péntek)

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** 【質問 kérdés】
 このページの画像の,砲塔がなく箱みたいなのが車体の上に載ってる3号戦車が牽引しているものってなんですか?
 地雷処理装置?
https://www.deviantart.com/futurewgworker/art/Bergepanzer-IV-german-recovery-tank-673872517

 【回答 válasz】
 該当する車両は,三号戦車を改造して作られたベルゲパンツァーIIIという戦車回収車です.
(1944年の1月以降は全てのオーバーホールに戻ってきた3号戦車を回収車に改造するよう命令されていた)

 窪地などにはまりこんでスタックしてしまった戦車を引きずり出すためには,回収車自身が相当の重さを持っている必要があります.
 残念ながらIII号戦車ベースのベルゲパンツァーIIIはそれほどの車重をもっていないため,より大型の戦車を回収する際に困難が予想されました.
(それでもスタックしたタイガーIを引きずり出すにはSd.Kfz.9が3両必要だそうだから,それよりはマシのようですが)

 そこため,適切な場所にアンカーを打ち込み,アンカーについたウインチを介してスタックした車両を引きずり出すことにしました.
 ここに写っているのはそのためのアンカー"Panzerbergeanker (1 achs)" 1軸式戦車回収用アンカー,と呼ばれる器具です.

 詳しくは下記でもどうぞ.
http://axisafvs.blogspot.com/2016/03/german-recovery-vehicles.html

軍事板,2019/08/04(日)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/04(vasárnap)

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 もちろんベルゲパンターがあれば御の字だということで,相当頑張って作ってる.
 パンターの生産数,約6,000両に対して,ヤクトパンターの生産数が415両.ベルゲパンターの生産数は626両.
 すなわち全体の10%戦車回収車.
 戦車製造のボトルネックはターレットリング加工と砲塔だから,車体のみの加工でできるベルゲパンツァーは生産が比較的容易だった.
 ベルゲパンツァーIIIが回収車の改造であったのに対し,ペルゲパンターは,マン,ヘンシェル,デマーグの各社において新造されていた.

 ちなみに,ベルゲパンターは車体にアンカーが取り付けられている.
http://combatgroupdynamix.com/Diorama/WargameSeries/Armour/BergePanther/80tonExtractionDiagramV2.jpg

軍事板,2019/08/04(日)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/04(vasárnap)

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** 【質問 kérdés】
 日本海軍の主力対空機関砲だった25mmはオチキス社製のオリジナル版がフランス軍でも運用されたと思いますが,フランス軍における評価はどういうものだったのでしょうか?
 また,フランス陸軍の部隊はアハトアハトや2cm Flakが有名なドイツ陸軍部隊と比べると,電撃戦の最中スツーカやHe111に一方的に空爆されっぱなしのようなイメージがあるのですが,彼らには十分な高射砲や対空機関砲が無かった(他の列強軍隊と比べて弱体だった)のでしょうか?

 【回答 válasz】
https://en.wikipedia.org/wiki/25_mm_Hotchkiss_anti-aircraft_gun#Development
 最初に提案された25mmは発射速度が遅いということでフランス軍は拒否.
 しょうがないのでオチキス社は輸出することにしてルーマニアと契約したら,制式採用したシュナイダー37mmの生産が間に合わなそうなのでやっぱ考え直すわ,ということでフランス軍が再契約.
 ルーマニアに売られる予定だった25mmをテストしたら三脚台が不安定なので,新型の車輪付き架台に変えて数百台が配備されたところでドイツが侵攻.
 その他にエリコン対空機銃もあったけど数が足りないまま,フランスの負け,というグダグダな過程だったと書いてある.

 ちなみにフランス戦でルフトヴァッフェは空中戦での損失も含めてだろうけど3割近くの損失を被ってる.
 それでもまだパイロットはそれなりの数いたので,バトル・オブ・ブリテンにそのまま移行できた.
https://en.wikipedia.org/wiki/Operational_history_of_the_Luftwaffe_(1939%E2%80%9345)#Invasion_of_France_and_the_Low_Countries
The battle for France had cost the Luftwaffe 28% of its front line strength, some 1,428 aircraft destroyed. A further 488 were damaged, making a total of 36% of the Luftwaffe strength negatively affected.
The Luftwaffe still retained a total reserve strength of 10,000 pilots, which would be needed in the battle of attrition that was to follow over the British Isles.

軍事板,2019/08/05(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/05(hétfő)

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 75mm対空砲もっていたが,数も揃わず活躍もしていない.
 それどころか,接収されてドイツ軍に使われましたとさ.

軍事板,2019/08/05(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2019/08/05(hétfő)

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