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初心者歓迎スレ立てる前に此処で質問を868(ワッチョイ)
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 868 (Waccsoi)

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収基準値 v.e.r. = 8
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 8

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "egyszer írható".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
 ドイツの手榴弾について質問です.
 ナチス時代のドイツの手榴弾(M24柄付手榴弾,M39卵型手榴弾)の信管は,ネジを回して紐を取り出した後,紐を引っ張って点火するタイプですが,WW2後は他国(特に英米仏ソ)と同様のピン固定,バネ打撃式信管に変更されています.
 なぜドイツは,自国独自の方式を捨てて他国に合わせたのでしょうか?

 【回答 válasz】
 摩擦式着火装置(あの紐引く方式の正式名称)はとにかく「紐を引く」のが面倒くさかったから.
 必要な時に即点火して投げられないので,不便だった.
 「キャップ外して紐出して引っ張って点火」よりも「ピン抜いてレバーがバネで跳ね上がったら点火」のほうが手っ取り早いしな.
「なんでこれキャップ付いてんだよ.すぐ使えないだろ!」
ってのも不満の一つであったらしい.
 事前にキャップ外しとく兵士もいたが,そういうことやってると(以下略
 戦闘時にはキャップ外した上で紐の握り玉を出しとく兵士も多かったが(以下略

 あと,「点火した後,紐がぶらつく」という問題もあった.
 これは特に卵型の方で問題になった.
 投げた後レバー式のピンと違って,そこそこ長い紐が手元に残るのは,ドイツ兵にとっては邪魔でしょうがなかったみたいよ.
 「アメリカのはピン一本だからいいよな」的な手記があったりする.

「紐の先についた玉を指に挟んだまま投げ,その時同時に紐が抜け点火する」
という投げ方も教本にも載ってたし,後世では広くやってたように書かれてるけど,
「紐が抜けず,飛んでいかない」(紐で中途半端に繋がった状態の手榴弾が手元に残る)
「紐が抜けず飛んでいかなかった.でも,点火されてる」
「紐は抜けてるけど,柄の中に引っかかって外れてない」
が続出するので,部隊によっては「絶対にやるな」ということになっていたそうだ.

 他にも
「かさばるので持ち運びが不便」
「一度にたくさん携行できない」
「大きくて重い」
と,後世評価されるほどにはドイツ兵自身は評価してなかったみたいね.
 ドイツ軍そのものにも
「無駄に作るのに金と手がかかる」
と,評判はよくなかったようだし.
(棒型の持ち手をくりぬいて紐を通す構造がさすがに無駄と感じたのか,弾頭部に直接,卵型手榴弾と同じ信管を付けた簡易型もあった)

 束ねて対車両用の集束手榴弾にするのには便利だったのだがね,柄付きは.
 普通の用途には使いにくいわ作りにくいわで最終的には,ドイツでもオーソドックスな卵形手榴弾に取って変わられた.

 戦後は,NATO諸国がピン式が殆どなんだから,昔の方式に拘る理由がない.
 再建後の西東ドイツ軍は装備の供給を米/ソに頼ってたから,くれる方が使ってるものを使うしかないし,自分たちで作れるようになってもそれに合わせるしかない.
 1950年代に作られたDM21やDM41は,ほぼアメリカのコピー.

軍事板,2016/11/17(木)
"2 csatornás" katonai BBS, 2016/11/17(csütörtök)

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Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 「高級軍人や屋台骨の士官層の大半を逮捕OR処刑して,軍隊組織自体をガタガタの機能不全にした」例は,歴史上を探してもスターリンの大粛清くらいでしょうか?
 愚かな独裁者がイデオロギーや疑心暗鬼を理由に,軍隊を弱体化させた例は他にもあるんじゃないか?と思うのですが.
 独裁国家に限らず民主国家でもいいので,他に例がありましたらご教授ください.

 【回答 válasz】
 フランス革命で貴族階級ばかりだったフランス騎兵の組織,というか人材が一旦壊滅している.
 ナポ時代に数少ない残った貴族と平民出身者(ポーランド等の異民族含む)で再建され,欧州最強格の騎兵に返り咲いているが.
 フランス海軍も革命で全滅しこちらはその後回復不能になった.
(この教訓から,太平洋戦争後の米海軍は"貴重な一流海軍を滅ぼさせちゃいかん"と,帝国海軍組織の潜伏・保全・再生にかなり手を貸してる)
 文革とかポルポトとか,軍どころか国全体の知識層を破壊してしまった.

 前近代は政権が強く軍隊に担保されていて,為政者は体感でそれを理解していたので,軍隊組織潰しなんて愚行しなかったのと,武装しないまたは極端に弱い国(部族集団や宗教共同体含む)はすぐに強力な軍隊の餌食になって壊滅したので,長生きできなかった.
 それに,傭兵を除けば職業軍人≒貴族で,軍隊内部の昇進だけでなく武芸の教育も世襲のウェイトが大きかったのもある.
 ソ連や中共が知識人や職業軍人を壊滅させても何とかなった(滅亡しなかった)のは,「人間ではなくマニュアルが」「上流階級だけでなく国民全員を」育てる現代的な教育システムと,安全保障や人道主義がガチガチに邪魔して,軍隊が弱った国をすぐに襲えなくなった,現代的な外交システムのおかげ.
 それでも民主カンプチアはやりすぎて弱体化しすぎた・国際的に孤立しすぎたので,ベトナムに侵攻され滅亡した.
(民主カンプチアってのはクメール・ルージュが樹立した政権の正式名称)

 イランも革命後に軍を弱体化させたが,代わりに革命防衛隊のほうを強化していたため,イラク軍の侵攻に対して辛くも持ちこたえた.

 軍隊組織潰しは共産主義というか,プロレタリアートの知識人敵視と結びついていて,
共産主義→人民主義→知識人敵視→軍隊組織潰し
といった構造だろうか.
 左翼でなくとも(それこそ右翼でも)人民主義的な知識人攻撃の一環としての軍隊迫害は他に歴史上の例はあると思う.

軍事板,2016/11/30(水)~12/01(木)
"2 csatornás" katonai BBS, 2016/11/30(szerda) - 12/01(csütörtök)

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** 【質問 kérdés】
 能力よりも適性が一番重視されるのは,やはり潜水艦乗りですか?
 逆に誰でも入れるような部署もあるんでしょうか?

 【回答 válasz】
 「適性はあるけど能力がない人」ってのもいるので.
 そもそも「適性」と「能力」を分けて考えることが難しい,っていう分野もある.

 「誰でもなれる」「誰でもできる」は「何をさせたいか」による.
 でも,文字通り言葉通りの意味で「誰でもできる」配置,というのは軍隊にはまずない.

 例えば「人海戦術で突撃する兵士A」は誰でもできる・・・と言いたいところだけど,
「ちょっとでも"怖い"と思うと,その場にうずくまって何もできなくなる.
 酒飲ませると吐くので,酔った勢いで圧すこともできない」
とか,
「足を痛めたので,全力で走れない.早歩きも難しい」
とかだと,バンザイ突撃要員すらできない.
 兵士をバンザイ突撃せしめるのは同調圧力だが,その同調する心,つまり協調性や集団への順応性がないと,作戦行動に従えない.
 太平洋戦争の戦地では,そういう人(身体,もしくは精神的な問題で自棄のやんぱちの突撃すらできない人)は,事前に自決させるか,本人ができないなら「処分」していた.

 近代軍隊は最末端の兵士でもそれなりに専門的な能力がいるし,何よりも「心身共に健康で体力があること」が必要だから,それだけでも「誰でもできる」わけではないのだ.

 ただ,誰でもなれると言うのとは若干違う気はするが,自衛隊なんかは「入ってから鍛えるから最低限の素質があれば良い」と言う事は結構言われてる.
「近代化して専門化が進んだから,素人には~」
って意見の影で忘れられがちだけど,マニュアルとか訓練も同時に進歩してるから,特殊な技能を必要としないなら,最低限(持病とか)のハードルを超えれば誰でも軍人になれるのも,近代的な軍隊の一面だったりする.

(「誰でもなれる」だけだと勘違いする人もいるので一応書いておくと,「誰でもなれる」は入営(入隊)できればの話で,まず入れなきゃ話にならん.
 最低限のハードルってのが予算によけりなので,志願者多数だとハードルは上がるって側面もある.
 例えば陸上自衛隊の兵卒の採用倍率でも3.5倍(H26),海自で7.9倍.
 この時点で能力が足りていない応募者がふるいに掛けられている.
 合格後の3か月で,デブでも理想体型になる前期教育を受けて,そこで適性を見て,次の3か月で専門教育を受けるとのこと.
 本職の方がいれば詳しく聞けそうだが,「誰でも」になるまでが大変)

 潜水艦乗りの心理適性が,他の水上艦艇に比べて厳しい,ってのはホントだろうね.
 アメリカの原子力潜水艦なんかだと,将校クラスはもちろん下士官クラスにも,工学系の修士号が取れるようなレベルであることが求められるから(将校なら博士号レベル),要求される「能力」のレベルは他とは一段違う.

軍事板,2016/12/06(火)
"2 csatornás" katonai BBS, 2016/12/06(kedd)

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** 【追記 utóirat】

 アルデンヌの森みたいな森林を戦車部隊が突破するときって,戦車が直接重機のように木々をなぎ倒して進むんですか?
 また,戦車がそのようにして森林を容易に抜けられるなら,フランス軍はどうして「アルデンヌの森は戦車が突破できない」と思い込んでいたんでしょうか?
 フランス戦車はドイツ戦車より森を抜ける地形走破性能が低かったから,自国標準で考えてしまった?

162 : 名無し三等兵 (ワッチョイ cb5b-62ww)[sage] 投稿日:2016/12/13(火) 22:51:24.81 ID:wsGYQVY20.net [1/1回] >>161
アルデンヌの森林地帯が戦車の行動に向かないと考えられていたのは道路がないからじゃなくて通っている道路が狭くて入り組んでいたから.
交差点や橋梁で部隊がかち合えば渋滞が起きるし,そうしたチョークポイントを爆撃すれば移動を容易に妨害できる.
ドイツ軍は精密な移動計画を立て交差点に憲兵を配置して交通整理をさせたがそれでも各所に渋滞が発生し,フランス軍の夜間偵察でトラックのヘッドライトの長い列も目撃されている.
それでもフランス軍がアルデンヌに注目しなかったのは,戦車を含む大部隊を移動させるなら道路の発達した低地諸国を通ってくるに違いないという思い込みでこれらの情報を無視するか陽動だと思ったため.164 : 名無し三等兵 (ワッチョイ 5b19-gb6D)[sage] 投稿日:2016/12/13(火) 23:05:03.24 ID:ncxzblYF0.net [2/3回] >>162
森の中に道路が通っていて,あくまでその道路を通っただけなんですか
すると歴史もの戦記もので描かれる「木々の中から戦車が!」の構図はほぼ嘘なんですか?166 : 名無し三等兵 (ワッチョイ cb5b-WrC4)[sage] 投稿日:2016/12/13(火) 23:09:44.34 ID:aBBO/VDA0.net [1/1回] >>164
映画「バルジ大作戦」の序盤のクライマックスシーンみたいなのを想像してるならそれは間違い.165 : 名無し三等兵 (ワッチョイ 5b19-gb6D)[sage] 投稿日:2016/12/13(火) 23:08:02.22 ID:ncxzblYF0.net [3/3回] >>162 >>163
つまり,通れることは把握していたが大規模な戦車部隊の通過には適さないので
抜けてくるまでは陽動だと誤認していた,ということですか 163 : 名無し三等兵 (アウアウエー Sa7f-3+Nm)[sage] 投稿日:2016/12/13(火) 22:59:57.30 ID:6ilIYYFja.net [1/1回] >>161
アルデンヌの森には普通に道路があるのでそこを通ってる
フランス軍がアルデンヌの森をからの通過を過小評価したのは
絶対に通らないと判断したからと言うより
もしアルデンヌを主進撃通路にした場合は限られた道路を利用する為に容易に進撃路を把握出来ると考えた事と
交通渋滞が確実に起こるのとそこを爆撃すれば打撃を与えられると考えた事
またフランス軍は騎兵旅団をこの地域に大量に投入してベルギー領に浸透させていてこれらの部隊はこの地域へのドイツ軍に対する威力偵察的な任務を持っていたが
騎兵旅団は軽歩兵くらいの敵に対して一番有効であって戦車部隊には相性が悪かったので
フランス軍は全く無警戒では無いにしろ軽歩兵の助攻くらいしか想定してなかったのがわかる

それで実際にはどうだったかというと
まず交通渋滞は実際に起きてドイツ軍の車列もフランス軍の偵察機によって確認されてドイツ戦車隊は殆ど的になっていたが
空軍も含めて主力はもっと北に投入されていて陽動の可能性を考慮したりした結果優先順位は下がって迅速な攻撃はされなかった
フランドル平原にもドイツの戦車隊は一部投入されていたし
降下猟兵がオランダやベルギーに投入されたのは陽動として連合軍にアルデンヌから目を離させる役に立ったと言えるだろう
そしてアルデンヌを殆ど通過してセダン辺りまで戦車部隊が来て初めてフランス軍は脅威を感じアルデンヌが主攻方面である可能性を感じ始めて
周辺の全空軍を結集してちょうどドイツ軍がマース川を渡り対岸を攻撃する時に対地攻撃に投入したがこれは結局阻止されて突破されている
アルデンヌの森を通過している最中より引きつけてマース川を渡河してる最中に攻撃した方が確かに効率は良かったがドイツ軍はマース川周辺に対空防御を結集していたのもあって阻止された 167 : 名無し三等兵 (ワッチョイ eba4-drn7)[sage] 投稿日:2016/12/14(水) 04:44:29.48 ID:au0ZSftw0.net [1/1回] 実際,森の中の狭い道上にある小さなトーチカ1つのせいで数時間足止め食らってた 168 : 名無し三等兵 (アウアウエー Sa7f-3+Nm)[sage] 投稿日:2016/12/14(水) 11:27:53.01 ID:f2k7FkY+a.net [1/1回] >>167
連絡線を切断されて後退し損ねたベルギーのアルデンヌ追撃兵が
沼を背後にした村で徹底抗戦した話だと思う
村にトーチカがあったとは書いてあった記憶はないかな 169 : 名無し三等兵 (ワッチョイ 9b3c-bB/5)[sage] 投稿日:2016/12/14(水) 17:24:49.36 ID:zPFryX0O0.net [1/1回] バルジの戦いもまたアルデンヌの森が舞台なのに,フランス侵攻と違って森の中を抜けてきたイメージは映画だけだな

軍事板,
"2 csatornás" katonai BBS

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** 【質問 kérdés】
 ジェット機が地上でタイヤで移動してるときは,ジェットの水力で動いてるの?
 それともタイヤに油圧でもかけてるの?

 【回答 válasz】
 ジェットの推力.
 タイヤに動力とか付ける余裕無し.
 というか工事現場の重機を見れば分かるが,油圧ってすげえ遅いぞ.

軍事板,2017/01/07(土)
"2 csatornás" katonai BBS, 2017/01/07(szombat)

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 ジェットの推力で移動するので,離陸待ちの渋滞行列中も着陸してからの移動も,ずっとでかいエンジン回しっぱなしでとても効率悪い.
 また,ターミナルから離れてエンジンスタートするまでの間,牽引車が必要になる.

https://www.jal.co.jp/entertainment/cockpit/captain96.html
「お客さまの搭乗が終わり,出発準備が整った旅客機は,殆どの場合,トーイングカー(牽引車)によるプッシュバックの最中に,メインエンジンを始動させます」
 ドアが閉まって旅客機が動き出した(牽引車によって)あと,つまり旅客ターミナルを離れてからエンジンを起動する.
 ちょっと離れたとこで一旦停止して,エンジンを順に起動していくことが多い.
 それから牽引車離して,自力滑走初めて,整備員さんたちが手を振って「行ってらっしゃい」をしてくれるわけ.

 ということで,現在補助動力装置~バッテリーによる電力でタイヤを回し,エンジンを止める方向で開発,試作が進行中.

system ◆system65t. : 軍事板,2017/01/07(土)
system ◆system65t. : "2 csatornás" katonai BBS, 2017/01/07(szombat)

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** 【質問 kérdés】
 第二次世界大戦頃の軍用機パイロットの機種別の差別意識・対立意識ってどうなっていたんでしょう?
・最新鋭戦闘機に乗れる優良部隊のパイロットが旧式戦闘機パイロットを見下していた
・艦爆乗りと艦攻乗りは犬猿の仲で,互いに交友したりせず罵り合っていた
・安全地帯を飛ぶ輸送機パイロットが危険な爆撃機パイロットに馬鹿にされていた
等々の,フィクションではありそうなエピソードは,実際にもありふれたものでしたか?
 戦闘機・爆撃機・偵察機・哨戒機などの機種別のカースト序列(?)みたいなものがありましたら,そちらも教えてください.

 【回答 válasz】
 あのね?
 君,質問する前に,疑問を抱いた時点で「本を読む」事はしないのか?
 まず,その手の伝記を片っ端から読むほうがいい.
 一部を切り取った回答より,枝葉まで書かれた伝記読んだ方が良い情報拾えるし,質問もンな広く浅く聞くハメにならずに絞れるだろ.

 して,この手の話は世界中似たものがあるんだけど,お国柄が出る場合もある.
 また,訓練と戦意高揚の意味もあって,フネや部隊事に競い会う(競技会もある)のが普通で,対立意識は自然と出来るもんだ.
 だから個人間の上下,君の言う所の差別意識は誰でも持っていた.

 しかし,新鋭機持たされて他人に対し優越感を持つか見下せられるか,これは一概にそうとは言えない.
 新鋭といえど極端に使いにくい物を渡されて,回りを見下せるものだろうか?
 機種や任務が違えば,人によっては他人を羨む事も出て来るだろう.

 物ではなく人柄が部隊の特徴を決める場合もある.
 エースが居る,ベテラン揃い,それだけで機種関係なく部隊が羨望の眼差しを向けられる場合だってあるだろう.

 だから君の質問はズレている.

 一般的に,と言いたいならそれこそ書籍を読み漁って,君なりの解釈を持つべきだよ.

軍事板,2017/01/25(水)
"2 csatornás" katonai BBS, 2017/01/25(szerda)

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** 【質問 kérdés】
 軍帽がナポレオンみたいな帽子から学生帽みたいな帽子に変わったらタイミングとか理由とか分かりますか?

 【回答 válasz】
 ナポレオンが被っていたような帽子はビコルヌ(二角帽)といって主に将官など高級指揮官が着用していました.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E8%A7%92%E5%B8%BD%E5%AD%90
 ビコルヌが別の形の軍帽に変わって行ったのは,18世紀末から19世紀初めに掛けてです.
 シャコー/筒型軍帽に変わって行きましたが,シャコーの原型は18世紀のハンガリー騎兵が被っていた帽子で,ナポレオン時代にはもう歩兵の帽子になっています.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%BC%E5%B8%BD
 途中にレザーヘルメットを経てシャコーを採用した国も多く有りました.
 フランス軍では18世紀末に軽歩兵とユサールが採用.
 1806年に全軍で採用されましたが,将官や元帥はビコルンのままでした.
 軽快な動きが要求される兵科から採用され,威厳が要求される部署では採用されていないので,変更の理由は運動性なのかな?

 「学生帽みたいな帽子」を文字通り受けとると,ツバの付いた柔らかい帽体の帽子(ピークドキャップ)になります.
(シャコーは固い帽体)
 こちらの正規軍での採用は19世紀初めのロシア軍が始まり.
 ツバが付いていたのは将校用のみで,下士官兵士用の物はツバ無しでした.
 騎兵用の略帽として採用され,1811年には全軍の略帽として採用されました.
 この形式は後にプロシア軍でも採用され,明治8年には明治陸軍でも採用されました.
 で,後に学生帽へと.

 シャコーはオスマントルコの軍帽から影響を受けたとされています.
 ピークドキャップはコサックで使用されていた物をロシア正規軍が参考にしたと.
 どちらの軍帽も東方起源なのが興味深い所です.
 これに限らず,西欧の服装は東方の影響が多いとされていますが・・・

軍事板,2017/02/04(土)
"2 csatornás" katonai BBS, 2017/02/04(szombat)

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** 【質問 kérdés】
 対水上艦ミサイルで,敵艦の直前で水中に入って竜骨折るのを狙うタイプのミサイルて,
・現役で実在する
・かつて実在したが廃れた
・最初から検討もされなかった
いずれでしょうか?
 また,後2者の,その場合の問題となったデメリットて何ですか?

 【回答 válasz】
 ロケット搬送魚雷(ASROCのような)は対象外の話だよね?

 デメリットは
・水中部分を正しい深度,位置に導いて正しいタイミングで起爆させることの困難
・そのような機構を水面との衝突時に保護することの困難
・そのために減速するなら迎撃を容易にさせてしまう問題
・そのままぶつけても十分有効ではあるだという議論

 亜音速で飛翔するミサイルがそのまま水中に突入すれば,衝撃で破損する.
 そのため,ASROCのような対潜ミサイルは着水前にパラシュートやバリュートで減速するが,水上艦のすぐそばでそれをやってもCIWSなどに撃ち落とされる.
https://ja.wikipedia.org/wiki/RPK-3_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB)

 そも対艦ミサイルは費用効果比考えて,「当たれば轟沈」などは狙わず,とにかく対空網くぐってミッション・キルできれば良しという考えなので,ややこしい仕掛けで魚雷積んだりしない.
 竜骨下爆発の魚雷の方が効果が無駄ない,とかいっても,それを実現させるために非現実的なサイズのミサイルになったり,現実的なミサイルサイズだと非現実的に小さなミニ魚雷になったりして,結局効果が発揮できない.
 ミサイルの下に魚雷を吊り下げる形で飛翔するソ連/ロシアの対潜ミサイル「RPK-3メテル」には対艦バージョンがあるけど,ハープーンなどに比べるとミサイル本体もランチャーもかなり嵩張る.

 よって,高速度を活かして迎撃網をくぐり抜け,速度をそのままエネルギーに変えて直撃,破壊というのが現代の対艦ミサイルの考え方.

 とはいえロシアあたりが作ってないとは言えない.
 識者の回答を待ちます.

system ◆system65t.(黄文字部分)他 : 軍事板,2017/02/15(水)
system ◆system65t. (sárga karakter) s egyébként : "2 csatornás" katonai BBS2017/02/15, (szerda)

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** 【質問 kérdés】
 哨戒機・練習機兼用の軽攻撃機・COIN機でサイドワインダー等のAAMが運用可能だとして,セールス用や能力誇示目的で実際に装備して飛ばしたりもしていますが,「実戦で」「本職の戦闘機以外のこうした機種から」AAMが発射されたという実例は今まででありますか?

 【回答 válasz】
 有名なとこではプレデター.
https://www.wired.com/2012/11/predator-defenseless/
https://en.wikipedia.org/wiki/AIM-92_Stinger

 装備ならいくらでもあるんですが,練習機やCOIN機,哨戒機の「おまじない」AAMが,実戦で発射された例となるとなかなか.
 この辺
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_aircraft_shootdowns
から掘り始めても出てこないでござる.

 T-27が密輸業者と思しきアエロコマンダ(かな?)を落とした動画はあるのだけど
https://www.youtube.com/watch?v=gHDZqUa0m1s
(3分50秒ぐらいから)
これは機関銃なんよね
https://en.wikipedia.org/wiki/Embraer_EMB_312_Tucano#Honduras
「On 14 April 2003, the type was used to shoot down an Aero Commander 500 with 7.62 mm (0.30 in) machine gun pods」
「In the following month, a Honduran Tucano shot down a drug smuggling twin-engine prop Cessna over the Bay Islands killing the two occupants, including an undercover DEA agent.」

軍事板,2017/02/21(火)~02/22(水)
"2 csatornás" katonai BBS, 2017/02/21(kedd) - 02/22(szerda)

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** 【質問 kérdés】
 警察がウ―ジーみたいなのもって市街戦やるみたいですが,普通の国はどうやってるんですか?

 【回答 válasz】
 警察はもあり得る脅威に対抗して武装します.
 一般人がふつー銃器を持たない日本では拳銃で対抗できますし,
一般人がふつー銃器を持つ国ではサブマシンガンやアサルトライフルも装備します.

 オウム真理教事件のように日本で神経ガスが使われることもあり得ますが,そんな滅多にない事のために警官がガスマスクを常時携帯はしません.
 可能性ではなく蓋然性に備えるのが現実的,とも言えるでしょう.

 また,RPGやミサイルで武装したテロリストが日本に入るのは簡単ではありません.
 それでもそのような事態が発生した場合には,自衛隊の出番になります.

system ◆system65t. : 軍事板,2017/02/25(土)
system ◆system65t. : "2 csatornás" katonai BBS, 2017/02/25(szombat)

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 一般論であれば,テロリストの火力が警察を上回って対処できなくなった所で一線を引いて戒厳令が布告され,その国の軍隊が対処することが多いですね.
 日本の場合は戒厳令を布告できる法がないので治安出動になるのですが,平時と非常時のボーダーが曖昧で問題があったりします.
 歴史的に戒厳令に対する抵抗感が強いので,仕方がないのですが.

軍事板,2017/02/25(土)
"2 csatornás" katonai BBS, 2017/02/25(szombat)

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** 【質問 kérdés】
 一次大戦序盤のフランス軍はエラン・ヴィタールの精神論教育のせいで,機関銃に対して無謀な突撃を繰り返して損害を無駄に増やしたとか言われますが,同時期の独・英・露軍と実際に統計的に比較しても,際立って自殺的突撃が多かったのでしょうか?
 例えば,後のソ連軍のせいでロシア軍=人海戦術に任せた正面突撃のイメージが強いですが,帝政ロシア軍は慎重に立ち回るスマートな軍隊だったのでしょうか?

 【回答 válasz】
1914年8月から1915年1月までに50万の死者
1915年2月から1916年1月に40万以上
1916年2月から12月までで35万
1917年1月から12月までで19万人
1918年1月から11月までで31万人

 フランス軍内の数字だけで緒戦に置ける数字が飛び抜けているのは分かり易いが,同時期における他国陸軍との比較になると,そもそも状況の違いが大きい.

 フランス軍の損害が大きいのは,独仏国境地帯でドイツ軍要塞地帯に対して大規模な攻勢をとってそれが頓挫した上に,その直後にベルギーを通過してきたドイツ軍主力を押し留める戦闘に突入した為だ.
 ドイツ軍のこの時期の損害も非常に大きいが,ベルギーの大半の占領とフランス北部への突入自体は果たしている事で,最終的な短期決戦で勝利する目標は崩壊したが,戦果は挙げている.

 東部戦線ではロシア軍の東プロイセンへの侵攻に対し,タンネンベルクで打ち破ったのだが,ロシア軍は東プロイセンへの侵攻自体はスムーズ.
 その後のドイツ軍による包囲作戦が成功して敗退しているので,要するに戦術的に無謀な突撃というよりは,戦略的に無策な突撃であって性質が違った.
 後の1916年のブルシーロフ攻勢では,ロシア軍はオーストリア・ハンガリー軍に対して,短期間の集中砲撃と突撃部隊による敵の弱点の突破という,先進的な戦術で大きな勝利をおさめてる.
 もっともロシアはその戦術を充分に活かすことができなかったが,ドイツがそれを発展させた浸透戦術を西部戦線で多用するようになり,さらに西欧諸国も模倣を始めてる.

 英軍は緒戦において数が少なかった事と,到着時既に防御戦に移行していた事で,この時期の損害は数の印象としては少ない.
 戦術的にはイギリス軍も歩兵大隊が行軍時の重装備のまま,敵の陣地に横一列に歩いて前進させたりしたので,無駄に死傷者を出している.

 この辺を比較して最初の段階の国境要塞への攻勢という,なんら部分的にも戦果を挙げられず,被害だけが甚大だった部分をもってエランヴィタールの失敗が強調されるのではないかな.

軍事板,2017/02/28(火)
"2 csatornás" katonai BBS, 2017/02/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
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** 【質問 kérdés】
 アメリカ軍の機動阻止システムは実戦投入されているの?

 【回答 válasz】
 mobility denial systemのことなら,私の知る限り実用された話はありません.
 メーカーのSouthwest Research Instituteでも採用の報告はなく,群衆管理のソフトウェアなどに重点を移している様子です.
http://www.swri.org/vidclip/html/mds.htm

 mobility denial systemについては,
・あらかじめ散布しないと十分な効果が発揮しにくい
・敵味方傍観者緊急車両など区別なく作用するので,マイナス面も大きい
・転倒すると頭部を強打して重症~死亡に至る可能性がある
などのデメリットが指摘されています.

system ◆system65t. : 軍事板,2017/03/28(火)
system ◆system65t. : "2 csatornás" katonai BBS, 2017/03/28(kedd)

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