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青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.


Kampfgruppe 29

目次

 【追記】 中東短信

 【質問】 シャブワ州におけるイエメン軍の掃討作戦について教えられたし.

 【追記】 アイヌ語その他の消滅

 【追記】 ■支那軍艦が対馬海峡を南下

 【質問】 ロケット兵器S-300のデータを入手しようとした容疑がかけられている中国人

 【追記】 「韓国政府,韓日会談で個別請求権放棄」 朝鮮日報 2004/09/17

 【追記】 アルカイダ系ら11人に死刑判決=イラク中枢テロ事件

 【追記】 空爆でアルカイダ系勢力の軍事部門責任者が死亡,イエメン

 【追記】 国連事務所爆破の容疑者逮捕=イラク

 【追記】 カナダ版「同時テロ」首謀者の男に終身刑判決

 【追記】 FBI,通話記録を違法収集=02〜06年に2000件以上−米紙

 【追記】 ■中共への懸念を表明

 【質問】 チベットでの空港建設計画について教えてください.

 【質問】 日本周辺国における,第五世代戦闘機配備計画について教えてください.

 【追記】 ■インド洋補給支援作戦が終わりました

 【質問】 ブラジル・サンフランシスコ河における,原発建設計画について教えられたし.


 【追記】

2010年1月14日(木),ガザとエジプトの境界の下の密輸トンネルで労働することをイスラム
法学者が禁止.理由として,労働中にパレスチナ人300人が死亡し
たこと,貧しい労働者への搾取,武器や麻薬の密輸を挙げた.(P)

2010年1月17日(日),エジプト・ガザ境界の密輸トンネルで火災が発生し,7人負傷,3人
重傷.密輸トンネルは計1千あると推定され,ガザ人権団体によると,
これまでに,そこで125人が死亡,590人が負傷している.(H)

2010年1月18日(月),イスラエル総保安局の統計によると戦闘での負傷者は08年の679
人から09年には234人と減少.イスラエルに向けて発射されたロ
ケット数も08年の2048から09年には566に減少.(H)

2010年2月10日(水),ハマスが財政難に陥り,1月分の給料を職員に支払えていないことが
判明.密輸トンネル経由の資金が減ったためと見られている.(Y)

2010年2月12日(金),国連のガザ戦争調査報告書の作成に当たった「軍事専門家」が,開戦
前月にハマスがイスラエルに向けて撃ち込んだロケット弾は「約2発
だった」等と,事実とかけ離れた発言をしていたことが判明.(P)

2011年9月7日(水),イスラエルにさらなる制裁を加えるとトルコのエルドアン首相.すで
に防衛産業貿易の停止に踏み切っている.首相の会見後,関係者は「
商業貿易はこれまで通り継続する」と語っている.(Y,H,P)

2011年9月7日(水),IDFに向けてガザから迫撃砲攻撃があったため,IDFが報復.PRCの戦闘員1人が死亡した.パレスチナ人親子2人も巻き添えにあ
って負傷したと病院関係者.PRCはすぐさま報復を発表.(Y,H,P)

2011年9月7日(水),悪化するイスラエル・トルコ関係回復のために,米大使らが尽力.ク
リントン国務長官はトルコ外相とパリで会談し協議を行う.(Y,H)

2011年9月7日(水),ハマス指導者のアブ・ティルがエルサレム北部の自宅で再逮捕された
との報道.アブ・ティルは2006年にシャリート兵士誘拐後の一斉
摘発で逮捕され,イスラエル領土への立入が禁じられている.(Y,H)

2011年9月8日(木),IDFの空爆によりイスラム聖戦メンバー1人がガザ地区で死亡した
とパレスチナ筋.「明らかな停戦協定の侵害だ」とイスラム聖戦.国
防軍は同地区への今回の空爆を否定している.(Y,P)

2011年9月8日(木),数か月にわたるシンベトとIDFの合同作戦により,西岸地区の複数
のテロ拠点が摘発された.ハマスの戦闘員多数を逮捕.3月に英国人
1人が死亡し,47人が負傷したテロの首謀者も今回逮捕.(Y,H)

2011年9月9日(金),次回ガザへ人道支援船を送る時は小型砲艦を同伴させるとトルコのエ
ルドアン首相.イスラエルの政治家らが論調を抑える中,トルコ側は
激化.「支援船を攻撃にさらす訳にはいかない」と語る.(Y,P)

2011年9月9日(金),イスラエル支持と取れる発言を行ったトルコ野党党首を同国外相が非
難.党首はイスラエル大使の国外追放に反対し,国連報告書はトルコ
の敗北を示すなどと語る.「リブニを見習え」とトルコ外相.(Y)

2011年9月9日(金),ディオールの元デザイナーであったガリアーノが,反ユダヤ主義的発
言のため執行猶予付きの罰金刑(6千ユーロ)を受けた.(Y)

2011年9月11日(日)
 金曜日にエジプト・カイロのイスラエル大使館に暴徒が乱入.政府は
外交官ら80人とその家族を急きょ帰国させた.6人が一時大使館内
に取り残されたが,エジプト特殊部隊の協力で無事脱出.(Y,H,P)
,カイロのイスラエル大使館襲撃事件を米国などが非難.エジプト情報
相は,事件の首謀者らを法廷に引き渡すと約束.デモには約4千人が
参加し,警察との衝突で3人が死亡,1千人が負傷した.(Y,P)
,在エジプト・イスラエル大使館への暴動を受けて,ネタニヤフ首相は
「エジプトとの和平協定は保ち続ける」と発言.(Y,P)

2011年9月11日(日),トルコのエルドアン首相が先週の「小型砲艦」発言を修正.記者たち
が文脈を無視して書いたもので,真意は「同海域での活動の自由を妨
げない限り,小型砲艦を同伴させない」だったという.(Y)

2011年9月12日(月),エジプトのイスラエル大使館侵入の際に,暴徒が窓から投げ捨てた書
類は「価値の無いものだった」とエジプトのメディアが報道.しかし
その中にはビザ申請書などの重要な書類もあったもよう.(Y)

2011年9月22日(木),2009年にイランでスパイ罪の有罪判決を受けていた米国人2人が
近く釈放されることが決定.ハイキング中に逮捕されていた.(Y,H)

2011年9月23日(金),国連本会議で演説したトルコのエルドアン首相が,ガザ支援船団急襲
事件での「殉教者」について,イスラエルに謝罪を要求.(P,Y,H)


 【質問】
 シャブワ州におけるイエメン軍の掃討作戦について教えられたし.

 【回答】
 2010.1.12にイエメン軍ウェブサイトで発表されたところによれば,同国中部シャブワ州でアル・カーイダ系勢力の掃討作戦を実施して交戦,ハッバン地区の責任者を銃撃戦で殺害したという.
 奇襲作戦を逃れた民兵25人を山岳地帯で捜索していたところ,激しい銃撃戦となり,同州のアル・カーイダ系武装組織の指導者が死亡,4人を逮捕した,としている.
 また,国営サバ通信によると,同州の別地区でも掃討作戦を実施,アル・カーイダ系戦闘員4人を逮捕したという.
 さらに内務省は,同国北部でも過去2日間にわたって作戦が行われ,少なくとも15人の反政府組織メンバーを殺害したとしている.

 【参考ページ】
2010年1月14日12時27分,ロイター
2010年1月13日20時18分,CNN


 【追記】

今日は久しぶりに八重洲に出掛ける.
で,またしこたま買い込んだ訳ですが,最近,どうも言語関係の歴史が面白くて仕方ない.

と言うか,植民地帝国と言われた国々が既存の民族の境界を越えて支配する植民地を統治する手法として,言語を用いると言う話に非常に興味がある訳で.
言語の違いと言うのは,民族の違いに繋がる訳ですから,勢い内乱や対外戦争の原因がそこにあったりする訳です.
そうした内乱を押さえ込むのに,各国が取り組んだのが言語教育という名の自国言語押し付けだったりします.
なので,独立した植民地が,自国内に居住する民族間で使う共通語が,英語だったりフランス語だったりするので,結果として民族独自のアイデンティティたる言語が消滅してしまうと言うのがあったり.

日本でも樺太や北方領土のアイヌ語は消滅してしまいましたし,北海道アイヌ語は消滅の危機にあるし,琉球方言は辛うじて生き延びているのだが,実は東京方言と言うのもあって,これは既に消滅しているんだとか.
これも明治期の標準語教育が総ての日本居住者を均質化させようとしたからな訳です.
そのうち,取り上げようと思っていますが,琉球方言でも,特に名前の読み方は現在と戦前とでは随分と変わってしまったと言われています.

眠い人 ◆gQikaJHtf2,2011/08/06 23:02


 【追記】

■支那軍艦が対馬海峡を南下

110809の統幕発表
http://www.mod.go.jp/jso/Press/press2011/press_pdf/p20110809.pdf
によれば次の通り.

110809 1500頃,海自4航空戦隊所属「P−3C」(厚木)が,
上対馬の東約50kmの海域を南西進する
支那海軍のジャンウェイ2級フリゲート1隻
(艦番号527 「洛陽」 東海艦隊 2005年就役)および
ダシン級練習艦1隻(艦番号81 「鄭和」 北海艦隊 1987年就役)を確認した.
その後,当該艦艇が,対馬海峡を南下したことを確認した.

■支那潜水艦の東シナ海における航行

110805の統幕発表
http://www.mod.go.jp/jso/Press/press2011/press_pdf/p20110805.pdf
によれば次の通り.

110805 0900頃,海自1航空戦隊所属「P−3C」(鹿屋)が,
沖縄本島の北西約500kmの東シナ海中部海域において
支那海軍ユアン(元)級潜水艦を確認した.
この艦艇は,海自において初めて確認したものである

⇒艦番号330の同級頭号艦(2004年就役 南海艦隊)であろうと思います.

おきらく軍事研究会,2011年9月19日 月曜日 午前8:00


 【質問】
 【回答】
 【参考ページ】

http://japanese.ruvr.ru/2011/10/05/58198796.html
スパイ容疑の中国人に対する捜査終了 ロシアで
露連邦保安庁はロケット兵器S-300のデータを入手しようとした容疑がかけられている中国人の捜査が終了したと発表.連邦保安庁報道センターにインターファックス通信に,事件はモスクワ市裁判所に回された,と伝えており,容疑者には露連邦刑法の規定で「スパイ未遂」の容疑がかけられている.
連邦保安庁の資料によると,容疑者は中国国家安全部の使命を帯びて公式訪問団に通訳の肩書きで同行し,賄賂と引き換えに国家機密となっているS-300の技術的資料を入手しようとした,とされており,容疑者は昨年10月28日にモスクワで拘束されている.


 【追記】

「韓国政府,韓日会談で個別請求権放棄」 朝鮮日報 2004/09/17
http://www.chosunonline.com/article/20040917000026
--------------------------------------------------------------------------------
太平洋戦争犠牲者遺族会(ヤン・スンイム会長)は17日,「1961年の韓日会談当時,韓国政府が日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し,国が補償金を受け取って支給する方法を選んだ」と主張した.

遺族会はこの日,国会で記者会見を開き,その証拠として「第5回韓日会談予備会談会議録(一般請求権小委員会第12,13回会議録)」を公開した.

遺族会は「会議録を見ると,韓日会談当時,韓国政府は労務者と軍人・軍属を含め,徴用の方法で国外に動員された生存者,負傷者,死亡者,行方不明者など,被徴用韓国人の肉体的・精神的苦痛に対する補償金の支給を請求した」とし,「しかし韓国政府は日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し,国が補償金を受け取って支給する方法を選んだことが記録されている」と主張した.

遺族会はさらに「朴正熙(パク・チョンヒ)政権はしかし,65年の韓日協定締結後に受け取った5億ドルの対日請求権資金で,被徴用韓国人に対する補償を実施すべきだったにもかかわらず,浦項(ポハン)製鉄と京釜(キョンブ)高速道路の建設に投入し,維新政権時の70年代に軍人・軍属の死亡者8000人に限って補償をしたにとどまった」とした.


 【追記】

アルカイダ系ら11人に死刑判決=イラク中枢テロ事件
1月14日16時46分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000108-jij-int
 【カイロ時事】イラクの裁判所は14日,首都バグダッドで昨年8月に起きた政府関連施設を標的とした爆弾テロで,国際テロ組織アルカイダ系武装勢力メンバーを含む被告11人に死刑判決を言い渡した.AFP通信が伝えた.
 同裁判事は,判決公判で「彼らは計画した犯罪行為により死刑判決が下された」と述べた.サリム・ジャシム被告は,シリア在住の旧フセイン政権時代の軍幹部からテロ遂行のための資金を受け取ったと供述した.


 【追記】
空爆でアルカイダ系勢力の軍事部門責任者が死亡,イエメン
1月16日14時39分配信 CNN.co.jp
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100116-00000003-cnn-int
(CNN) イエメン国防省当局者は15日,同国北部で国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ」拠点を空爆し,戦闘員6人を殺害したと述べた.同組織の軍事部門のカッシム・ライミ責任者を標的にした空爆で,同責任者は死亡したとも語った.

ライミ責任者の「アラビア半島のアルカイダ」での序列は3位としている.同組織は昨年末,米デトロイト上空で起きた米機爆破テロ未遂事件で犯行を認めている.米軍がイエメンで実施した空爆への報復攻撃としていた.テロ未遂事件後,イエメン治安当局は米国の支援を受け,国内で掃討作戦を強化していた.拠点への空爆は過去1カ月で5度目となった.

駐米イエメン大使館は声明を出し,空爆で外国人戦闘員の勧誘役の責任者ら最重要手配者3人も殺害されたと述べた.別の2人が逃走し,行方を追っているという.

米国家テロ対策センター(NCTC)によると,「アラビア半島のアルカイダ」は昨年1月に隣国サウジアラビアの武装勢力と合流して結成された.指導部は,ワヒシ首領,ライミ責任者のイエメン人の他,サウジ人2人で構成されていたがサウジ人1人は昨年投降している.


 【追記】

国連事務所爆破の容疑者逮捕=イラク
1月16日22時57分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100116-00000160-jij-int
 【カイロ時事】イラクの首都バグダッドの国連事務所が2003年8月に爆破されデメロ事務総長特別代表ら22人が死亡したテロで,イラク軍高官は16日,事件に関与した国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の幹部アリ・アルアザウィ容疑者を逮捕したと発表した.AFP通信が伝えた.
 同容疑者は,イラク武装勢力「イラクのイスラム国家」の指導者とみられ,バグダッドでの作戦で身柄を拘束された.03年3月の米軍のイラク進攻前は,当時の国営イラク航空でパイロットを務めていた.


 【追記】

カナダ版「同時テロ」首謀者の男に終身刑判決
1月19日10時51分,CNN
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000002-cnn-int
(CNN) カナダ最大の都市トロント市内で同時多発テロを首謀していたとして起訴されたザカリア・アマラ被告(24)に対し,裁判所は18日に終身刑判決を言い渡した.

アマラ被告は,1トンの爆発物と3台のワゴン車を使った爆弾攻撃を計画していた疑いで,2006年春にメンバーが拘束された青年イスラム教徒の集団「トロント18」の背後にいた人物とされる.潜入捜査官がCNNに語ったところによると,同被告は米同時多発テロから5年にあたる06年9月11日,市内3カ所で爆弾を爆発させる予定だった.同集団は爆発物の材料を実際に入手しようと試み,携帯電話を使った爆弾のテストも行っていた.

アマラ被告は14日の審理に提出された書簡で改心を強調し,量刑について情状酌量を求めていた.18日には終身刑のほか,テロ集団関与罪でさらに9年の実刑判決を言い渡された.


 【追記】

FBI,通話記録を違法収集=02〜06年に2000件以上−米紙
1月19日17時26分,時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000085-jij-int
 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は19日,連邦捜査局(FBI)が2002〜06年に2000件以上の通話記録を違法に収集していたと報じた.同紙が入手したメールなどから判明.テロ対策の名の下に正規の手続きを踏まなかったり,緊急性がないのに緊急捜査の手法が取られたりしていたという.
 同紙によると,FBI関係者はテロを含む調査のため,緊急の要請を受けた場合に正規の手続きを踏まずに収集したことがあったと認めた.


 【追記】

■中共への懸念を表明

米のグレグソン国防次官補(アジア・太平洋安保担当)が13日の下院軍事
委員会の公聴会で中共軍事に関する発言を実施.内容は以下のとおり.

1.極端な軍事力近代化を進める中共は,台湾に最後通告を突きつけたり
近隣国を軍事力で威圧する懸念がある.
1.米シ間の誤解・連絡ミスが危機や衝突につながる可能性もある
1.中共の軍事情報の不透明さがその意図に対する疑念を生んでいる
1.安保上の課題に取り組む相手にふさわしい振る舞いを中共には求める
1.具体的脅威は「核能力」「サイバー攻撃」「宇宙空間における軍事能力」
1.米政府のコンピュータ網に対する攻撃は中共から行なわれているようだ
1.北鮮・イランの核開発問題やアフガン・パキスタン情勢に関する米シ協力
はうまくいっているが,もっと協力すべきで,それは可能である

⇒グレグソン次官補は元海兵隊中将.国防総省アジア太平洋政策部長,沖縄米
軍トップの4軍調整官を経て太平洋海兵隊司令官を最後に退官.現職に就いて
います.太田文雄さんの『同盟国としての米国』によれば大変クールな人物だ
そうです.

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)1月18日


 【質問】
 チベットでの空港建設計画について教えてください.

 【回答】
 新華社によれば以下のとおり.

1.チベット自治区当局者は12日,ラサ市北東のナクチュ(那曲)地区に,新空港を建設する計画を明らかにした.
1.標高は4436メートルである

 ⇒対インドの空軍基地ではないでしょうか.

地図:http://tinyurl.com/yfjcwuy

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)1月18日


 【質問】
 日本周辺国における,第五世代戦闘機配備計画について教えてください.

 【回答】
 11日の共同が伝えるところによれば,米がわが国に提供した,ロシアとシナの第五世代戦闘機実戦配備計画では,

1.ロシアは2016年ごろ
1.シナは2021年以降

になっているそうです.

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)1月18日


 【追記】

■インド洋補給支援作戦が終わりました

思うのが,

1.米からの情報
2.テロとの戦いの意味合いの重さ
3.金で解決する姿勢の危うさ
4.日米同盟の整備

に国内は鈍感だということです.

1.戦後日本は国家運営に関わる情報面で極めて弱い国です.
そのため,米国との情報パイプは国家生存に当たってとても重要です.
まずこの現実を認める必要があります.

本件で多くの人が気付かないのが,米からの情報パイプへの影響という
観点です.英や豪などは,米から得られる情報レベルを上げるために
浅ましいまでの必死の努力を,テロとの戦いへの参加を通じ現在もしています.

わがイラク派遣やインド洋派遣の意味合いには,中東・シーレーンにおける
日章旗のプレゼンスとあわせ,「日米関係再構築に伴う米との情報パイプ確保」
という観点が大きかったのではないかと思います.

小泉さんの決断と派遣隊員諸官の汗のおかげで,湾岸戦争後の不安定な
世界で,国内政局の混乱に伴う日米関係悪化を通じ低く細くなる一方
だった必須情報入手のレベルは回復したのではないでしょうか.


2.以前,ある雑誌の中で米陸軍の故三島瑞穂さんが,テロとの戦いについて
「第4次世界大戦に相当する戦いだ」とおっしゃってました.
おそらくこれが,欧米諸国等の認識と思います.

テロとの戦いへのわがプレゼンス発揮は,
21世紀の新たな世界秩序構築にわが国が参加することも意味し,
見過ごせないものと考えます.

米をはじめとする欧米諸国等が,2001年9月11日以来,
警察権でなく自衛権の発動をもってテロとの戦いに対処していることを
忘れてはいけません.

このことを理解把握し,特定の人に極端な負担を押し付けることのない,
現実と国力に応じた貢献を行なう姿勢が求められます.


3.補給支援に代わるアフガン支援策として小鳩政権は,50億ドル,
約4600億円(これから先5年という事なので年間920憶くらい)の
拠出を口にしています.

8年間のインド洋給油経費(約700億円とされます)の約7倍を5年で使う.
年あたりでいうと10倍の額をアフガンに落とすというわけです.

湾岸戦争時(1991年)の海部政権に逆戻りしたように見えます.

国民に多大な出血を強い,
それでいて国際社会から侮られる効果しか生まない.
その上,米から入る情報に影響がでかねない.

今回の政府の決定は,現実に立脚しない明白な失敗と思います.

とはいえ,こうなることははじめから分かっていたことです.
昨年夏の選挙前から・・・


4.本音を言えば,日米同盟が補給派遣中止程度のことで傷つくことは
ありませんし,この同盟はいまや米にとっての意味合いのほうが緊要と
いえます.

ただ,同盟関係は生き物であり,人と人のつながり・信頼関係が基盤です.

テロとの戦いについては,同盟国として,極力軍事面で目に見える協力を
行なう必要があると思います.それもリスクの低いやり方で.
諸国は「自衛権を発動」しているのです.

部隊を戦地に派遣することはわが国にはできないので,
現状では陸や空でなく,やはり海の部隊を派遣するのがベストではないで
しょうか.(必要な法・規定の整備や解釈変更等が前提になりますが)


最後に,湾岸戦争時のことをご紹介します.

湾岸戦争時(1991年)にわが国は1兆3000億円(国民一人当たり約100
ドル)の大金を支払いながら,国際社会から「小切手外交」と散々に嘲弄され
ました.

わが米国駐在武官は米国防総省に出入り禁止となりました.

ペルシャ湾に派遣された掃海部隊の将校は,多国籍海軍のパーティーの席で,
「冷戦の恩恵を受けながら,新たな世界秩序を作るというときになぜ日本は
協力しない?」と問われ,憲法のことや国民一人当たり100ドルを負担し
て支援したことなどを説明したところ,相手は激怒し,
「お前に100ドルやるから戦場に来い」と言われ,涙が出るほど悔しい
思いをしました.

これらの経験に代表される「湾岸の屈辱」後,
国防当局は,よい情報をGETするための良い関係作りにどれだけの苦労を
積み重ねてきたことでしょうか.そのことが国内では十分理解されていない
ように思います.

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)1月18日

こんにちは!
おき軍事のエンリケです.

補給支援特措法の再延長が行なわれなかったため,
100115 1100,防衛大臣は,わが自衛艦隊司令官 杉本海将に対し,
平成22年1月15日24時をもってインド洋における補給支援活動を終結させ

補給支援活動のために編成した部隊を帰国させるよう発令しました.

100115 大臣会見
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2010/01/15.html

100116 0000をもって,インド洋におけるわが海自の補給支援作戦は
終結しました.派遣隊の「いかづち[雷]」(護衛艦[駆逐艦]) 「ましゅう[摩
周]」(補給艦)[指揮官(7護衛隊[駆逐隊]司令) 酒井良1等海佐[海軍
大佐]以下約600名]は帰国の途についています.

8年にわたる長き作戦にたずさわった海自諸官とご家族の皆様に対し,
一国民として感謝申し上げますとともに,わが国威を発揚し,日本及び
日本人の素晴らしさを世界に伝えた諸官に敬意を表します.

インド洋への派遣は,9.11テロをきっかけにテロ特措法を通じて小泉政権が
はじめたもので,その後一時中断.補給支援特措法の立法を通じて再開さ
れ,本日に至りました.

・インド洋上に日の丸が存在するというわがプレゼンス発揮
・わが海自が持つ高い能力を通じたテロとの戦いへの貢献
・補給を通じた各国軍との交流

などなど,「世界の中のわが国の存在感」を維持する上で非常に意義ある
作戦でした.

洋上補給という難度の高い任務を,ここまで完璧に遂行できるのは,
世界広しといえどもおそらくわが海自のみでしょう.

戦後日本の限界のなかでできる,
「最もリスクの低い」「先進諸国がほぼ全て参加する「テロとの戦い」」
への貢献策だったわけですが,残念ながら,自らの手で掌中からこぼしたと
いえます.そして,国際社会のわが国への評価は低下しました.

国内では,この作戦の意義が理解されるところ少なく,
一貫して国内政局に利用・翻弄され,一度は中断しています.
(このときは再開されました)


インド洋補給支援に代わる「テロとの戦い」への国際貢献策としては,
今年に入ってからクローズアップされている「イエメン」沖方面で展開
中(ソマリア沖・アデン湾)の海賊対処作戦への補給部隊転進を考え
るべきと思います.
通常国会では,必要な法整備を速やかに行うべきでしょう.

それ以外だと,リスクが高いですし,
必要な国内手続きの高いハードルを現政権が越えられるとは
とても思えません.

(エンリケ)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
◎◎◎ 現在海外派遣中の自衛隊部隊・隊員概要 ◎◎◎
----------------------------------------------------------------------☆
■インド洋方面派遣部隊

●海賊対処任務隊

090314に派遣された水上任務隊は海上警備行動に基く派遣でしたが,
090619に海賊対処法が成立しました.
090724に政府は海賊対処法の対処要項を閣議決定.大臣が新法に基く
行動命令を発令.
090706に本邦を出立した派遣水上任務隊は,090729より新法に基く
船舶護衛をはじめています.

「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律
(平成二十一年六月二十四日法律第五十五号)」
http://law.e-gov.go.jp/announce/H21HO055.html

1.水上任務部隊

【展開背景と目的】
ソマリア沖・アデン湾の海域は,年間約2000隻の日本関係船舶が
通航するなど,日本の暮らしを支える重要な海上交通路にあたり,
海上自衛隊は,この海域を通航する船舶の護衛や監視警戒を実施
しています.

<派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦は,会合地点で護衛対象
となる船舶と会合し,A点とB点間(*)において護衛を実施しております.

その際には,護衛艦に搭載したヘリコプターを飛行させ,周辺を警戒
しつつ護衛を行っております.>(統幕HPより)
(*)http://www.mod.go.jp/jso/pb_02.htm

【編成】
・海賊対処法に基くソマリア沖・アデン湾派遣海賊対処水上任務隊

(2次隊)
指揮官(4護衛隊[駆逐隊]司令):中畑 康樹 1等海佐[海軍大佐]
「たかなみ[高波]」(護衛艦[駆逐艦]),「はまぎり[浜霧]」(護衛艦[駆逐艦]

【任務】ソマリア沖・アデン湾における保護対象船舶の防護
【派遣期間】2009/10/3〜

(1次隊)
指揮官(2護衛隊[駆逐隊]司令):在原 政夫 1等海佐[海軍大佐]
「あまぎり[天霧]」(護衛艦[駆逐艦]),「はるさめ[春雨]」(護衛艦[駆逐艦]

【任務】ソマリア沖・アデン湾における保護対象船舶の防護
【派遣期間】2009/7/6〜2009/11/2

・海警行動に基くソマリア沖・アデン湾派遣海賊対処水上任務隊

指揮官(8護衛隊[駆逐隊]司令):五島 浩司 1等海佐[海軍大佐]
「さざなみ[細波]」(護衛艦[駆逐艦]),「さみだれ[五月雨]」(護衛艦[駆逐艦]

【任務】ソマリア沖・アデン湾における保護対象船舶の防護
【派遣期間】2009/3/14〜2009/8/16

2.航空任務隊

【展開背景と目的】
ソマリア沖海賊対策として船舶の安全を確保するため,現在ソマリア沖・アデ
ン湾に護衛艦2隻を派遣しています.
アデン湾は非常に広大(長さ約1000km,最大幅約400km)であり,年間
約2000隻ものわが国に関係する船舶が通航することから,2009年5月には,
より効果的な海賊対策を行うため,護衛艦による護衛活動に加えて固定翼哨戒
機P−3Cによる哨戒活動を実施するよう派遣海賊対処航空隊が派遣されました


 派遣海賊対処航空隊は,海上自衛官約100名及び陸上自衛官約50名から
成る部隊で,ジブチ国際空港を活動拠点として,ソマリア沖・アデン湾におい
てP−3Cによる警戒監視及び情報の収集等を実施しています.

 陸自派遣要員は主としてCRF(*)司令部及び集団隷下部隊である中央即
応連隊の隊員が中心で派遣されており,ジブチ空港において基地管理業務や
航空機(P−3C)の警戒等の業務を担っています.

(中央即応集団HPより http://www.mod.go.jp/gsdf/crf/pa/ )

(*)CRF:Central Readiness Force =中央即応集団のことです

【編成】
ソマリア沖・アデン湾派遣海賊対処航空隊
(2次隊)
司令(3航空隊副長):浅岡 哲史 1等海佐[海軍大佐]
P−3C哨戒機 2機
【拠点】ジブチ
【任務】上空からの警戒監視・情報収集,基地等の警衛
【派遣期間】2009/10/8〜

(1次隊)
司令(3航空隊副長):福島 博 1等海佐[海軍大佐]
P−3C哨戒機 2機
【拠点】ジブチ
【任務】上空からの警戒監視・情報収集,基地等の警衛
【派遣期間】2009/5/28〜2009/10/8


3.連絡官
5月19日からバーレーンに連絡官一人(海自2佐)が配置.
ソマリア沖・アデン湾で海賊対処に当たる海自P3C哨戒機の
用兵などについて,現地米軍等と連絡調整業務や情報交換を
実施しています.


●インド洋補給支援任務隊(インド洋北部等 約600名 01.11〜)

【任務】
テロリストの海上移動や,武器・麻薬の輸送を監視・摘発することを目的とす
る海上阻止活動(MIO)に参加中の米英仏パキスタンなど8カ国の有志連合
各国の艦船に燃料及び水を補給すること

【編成】
(補給支援特措法に基づく7次隊)
指揮官(7護衛隊[駆逐隊]司令) 酒井良1等海佐[海軍大佐]
「いかづち[雷]」(護衛艦[駆逐艦]) 「ましゅう[摩周]」(補給艦)
【派遣期間】2009/11/9〜2010/1/16

(補給支援特措法に基づく6次隊)
指揮官(5護衛隊[駆逐隊]司令) 内山哲也1等海佐[海軍大佐]
「すずなみ[涼波]」(護衛艦[駆逐艦]) 「おうみ[近江]」(補給艦)
【派遣期間】2009/7/21〜2009/12/24

◎海上自衛隊は,国際テロを防止する艦艇が頻繁に寄港しなくても,長期間の
活動が継続できるよう, 燃料や水を洋上補給することで海上阻止活動を支援
しています.(統幕)

081212,インド洋におけるわが海自の補給支援活動を一年間延長する補給
支援特措法改正案が成立した.これを受け,081224に実施要項が閣議決定
され,首相が承認している.

090703 政府は090715までとしている派遣期間を,100115まで半年間延長する
実施計画変更を決定.
090916発足の社民・国民新党・民主の連立政権は,再延長せず,
この活動を中止する意向を示している.(090919現在)

100115 社民・国民新党・民主の連立政権は補給支援特措法の再延長を
行なわず.100116 0000をもってインド洋におけるわが海自の補給支援活動は
終結,派遣部隊は撤収.


(参考)
「テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法
(平成二十年一月十六日法律第一号)」
http://tinyurl.com/n9c2ov


■国連スーダン派遣団(UNMIS)

【展開背景と目的】
スーダンでは1983年イスラム法導入を契機にキリスト教徒主体の南部の
反政府勢力とスーダン政府が武力衝突した.東部アフリカ諸国や米国などの仲
介で,2005年1月,スーダン政府とスーダン人民解放運動・軍が南北包括
和平合意(CAP)に署名し,これを受けて設立された国連スーダンミッショ
ン(UNMIS)がCAP履行支援のための停戦監視などの任務を行っていま
す.UNMISは停戦監視などを行う軍事部門に加え,選挙支援や人道支援調
整を行う文民部門を有し,その規模は1万人近くに及ぶ多機能かつ大規模な国
連平和維持活動です.

日本国政府は国連からの要請により2008年10月3日閣議において派遣
を決定し,同年10月下旬からUNMIS司令部要員として2名の陸上自衛官
を派遣しています.(中央即応集団HPより)

090622の閣議で政府は,派遣期間を2010/6まで延長する実施要項変更
を決定しました.

【任務】UNMIS司令部における各種業務
・兵站幕僚として現地南部地域各セクターとの業務調整.
・同司令部で情報幕僚としてデーターベースの維持管理を担当.
【派遣期間】2008/10〜

【編成】
スーダン国際平和協力隊

<3次要員>(0910〜)
隊長 ?留 貴弘 3等陸佐[陸軍少佐]
隊員 田中 宗太郎 1等陸尉[陸軍大尉]

<2次要員>(0904〜0910)
隊長 山本正巳 3等陸佐[陸軍少佐]
隊員 勝又一博 1等陸尉[陸軍大尉]


■国連ネパール支援団(UNMIN)

【展開背景と目的】
ネパールでは,1996年,マオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)が国
王からの政権奪取を目的とした武装闘争を開始し,以来約10年間にわたり内
戦が続いていましたが,2006年に新政権が誕生し,政府とマオイスト間の
合意の元,国連に対しネパール国軍及び及びマオイストの武器および兵士の監
視等を要請しました.
その要請を受け,国連は2007年1月,安全保障理事会においてUNMIN
の設立を採択しました.

日本国政府は,国連からのUNMINへの軍事監視要員の派遣要員を受け,
同年3月27日閣議により派遣を決定し,同月30日より陸上自衛官6名が
派遣されることとなりました.

2008年4月には,ネパールの制憲議会選挙が実施され,7月には,
ネパール政府からの更なる要請を受け,UNMINの活動は2009年1月
23日まで延長され,その後2009年7月23日までの再度の延長が決定
されました.同年3月6日の閣議で政府は,派遣期限を9月末まで延長する
実施要項変更を決定しています.

現在は,第2次要員(浅野2佐以下6名)と交代した遠藤2佐以下6名の第3
次軍事監視要員が,CRF司令部所属かつ内閣府PKO事務局に出向した個人
派遣として,ネパールの各地において2009年3月中旬より,引き続き軍事
監視部門における武器及び兵士の管理の監視等を実施中です.


【任務】
・UNMIN軍事監視要員の任務
3ヶ所の地域司令部(東部:ビラトナガル,中部:カトマンズ,中西部:ネパー

ガンジ)に2人ずつ配置され,ネパール共産党毛沢東主義派の兵士や武器庫,
ネパール軍の監視活動の任についている.
・連絡調整要員の任務
カトマンズを拠点に,軍事監視要員との連絡・調整をはじめ,UNMINとの間

連絡調整,軍事監視要員への追送品の送り届けなど後方支援に当たっている.
【構成】
1.軍事監視要員【陸】
遠藤祐一郎 2等陸佐[陸軍中佐]以下幹部[将校]6名
2.連絡調整要員:5名


■ゴラン高原 国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)

【展開背景と目的】
UNDOFは停戦に合意したシリアとイスラエルの間に設定された兵力引き離
し地域(AOS:Area of Separation)に展開し,両国間の停戦監視及び兵力
引き離しなどに関する合意の履行状況の監視を任務とする国連平和維持活動
[作戦]です.
1974年の設立から約30年が経過する現在活動中の国連PKOの中で最も
古い歴史を持つPKOの一つで,現在六ヶ国が参加しています.

自衛隊はゴラン高原に1996年から輸送隊を派遣しています.
総派遣期間は10年を超え,陸・海・空から選ばれた延べ約1,000名が
日本より約9000Km離れたゴラン高原の平和と安定に寄与してきました.

自衛隊はこの活動の中で輸送隊43名,UNDOF司令部要員2名を派遣して
います.中東和平のための国際的努力に対する,我が国の人的な協力としての
意義を有しています.本来の任務以外の交流を通じても,「より安定した安全
保障環境の構築」に貢献しています.

25次の派遣(0803)から派遣形式が変わっています.
24次隊までは,各次隊を編成し,部隊として交代する部隊交代方式でしたが,
25次からは,授与された派遣輸送隊旗はゴラン高原の地にとどまり,要員の
みの交代となる要員交代方式に変わっています.

任務はこれまでと変更はありません.<参考:中央即応集団HP>

090724 政府は2009年9月で期限が切れる派遣期間を
半年間延長(2010年3月末まで)する実施計画の変更を閣議決定しました.

【任務】
・司令部要員の任務
UNDOF司令部における,UNDOFの活動に関する広報・予算の作成並び
に輸送・整備などの業務に関する企画及び調整.期間は約半年.

・輸送部隊の任務
国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)の中にあって,UNDOF宿営地への
食料,燃料,資材などの輸送やパトロール,道路の補修などの業務を担当

【編成】
1.司令部要員(3名  96. 2〜)
(UNDOF司令部先任兵站幕僚) 服部真之介3等陸佐[陸軍少佐]
2.輸送部隊(名称 ゴラン高原派遣輸送隊 43名 96. 2〜)
(28次要員)指揮官 小山直伸3等陸佐[陸軍少佐](11旅団主力 43名)


[参考]
DSI http://dsimil.com/jdf/143.dep.htm
日本国防協会 http://www.kokubou.jp/jieitai-x-2.html

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)1月16日
☆ メルマガ紹介(まぐまぐ):< http://www.mag2.com/m/0000049253.html >
☆ 公式メインサイト:< http://okigunnji.com/


 【質問】
 ブラジル・サンフランシスコ河における,原発建設計画について教えられたし.

 【回答】
 現在,ブラジルの原発は,アングラ・ド・スール(657メガワット)にあるのみだが,サンフランシスコ河沿岸にも1350メガワット,1405メガワットの2基を建設する計画があるという.
 ブラジルには約11億トンのウラニウム埋蔵量があり,これを使用すれば,外貨を費消せずに発電可能.
 そこでアングラ2の1350MW,アングラ3の1405MWを建設,現在あるアングラ1の657MWと合わせて,合計3412MWを原子力発電で賄うようにしたいというのが,ブラジルの狙い.
 なお,現在の電力は68.5%が水力,ガス火力が10.5%,石油火力が5.0%,生物火力が5.34%,原子力1.70%,炭火力1.33%,風力0.52%,輸入7.11%というエネルギー源で補っている.

 【参考ページ】
「BRAZIL TODAY」,2010/01/18(446号)


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