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初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 974
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 974

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収客観基準値 v.e.r. = 12
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 12

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
 艦齢の古い艦は「ドックで検査をして,特に強度が落ちていそうな部分を換装」のような事もやっているんでしょうか?

 【回答 válasz】
 船舶一般の話であれば,強度が落ちるというのは錆で鋼板が薄くなることを指し,応力集中部が問題になるのは塗装作業がしにくい,あるいは不徹底による皮膜不足によって錆が発生しやすいからだそうだ.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjasnaoe1968/1993/174/1993_174_735/_pdf

 で,ドック入りで強度に問題がでるほど錆が発生している箇所が発見されると,部材切替工事という,船に使っているのと同じ種類,厚みの鋼板で切った貼ったする.
https://www.idemitsu.com/jp/tanker/know/report/no003/001.html
https://www.classnk.or.jp/hp/pdf/activities/csr/JRSTL_CSR-T_2015.pdf

 軍艦だからやらないってことはないだろうし,アーレイ・バーク級の場合は艦齢20年を超えた船に15年の運用寿命を追加する工事を行っているが,居住区の8割を作り直しとか機械の入れ替えとかの工事をやってる.
https://www.militarynews.com/norfolk-navy-flagship/news/from_the_fleet/arleigh-burke-wrapping-up-certifications-after-mid-life-upgrades/article_47c5ab2e-30b0-5bc0-a655-0f38e5c51dff.html
https://www.marinelog.com/news/vigor-awarded-133-4-million-ddg-85-midlife-modernization-contract/

ふみ ◆Y.QUKJBduY ,軍事板,2022/01/09(日)
Fumi ◆Y.QUKJBduY , "5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/09(vasárnap)

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** 【質問 kérdés】
 ウィキペディアのM1戦車の記事には

>M1A2T(台湾仕様)2019年に台湾がFMSを通して購入を決めた,M1A2Cをベースとした台湾への輸出仕様.
>アラバマ州アニストンにある陸軍補給廠とオハイオ州リマの戦車工場で新規生産される予定.

とありますが,この新規生産はフレームからすべて一から作るってことなんでしょうか?
 いや,普通に読んだらそうだと思うのですが,「M1やM1A1が大量に余っている(=ベース車輌が豊富)」というアメリカの特殊な事情を考えると,
「ベースはストック車だけどA2に改修・フルオーバーホールをしてからは誰も使っていない車輌を引き渡すよ」
という意味かも?と思ってしまって.

 それに,以前,M1戦車のフレームは新規生産できない(のか,やっていないのかは忘れた)ということを聞いたこともあり...

 【回答 válasz】
 新造だね.

 英語版のWikiには,DMCAが議会に通知したFMSの内容が引用されている.

>The MlA2T tank prime contractor will be General Dynamics Land Systems, Sterling Heights, Michigan. Production will be at Anniston Army Depot, Anniston, Alabama, and the Joint Systems Manufacturing Center, Lima, Ohio.
https://www.dsca.mil/press-media/major-arms-sales/taipei-economic-and-cultural-representative-office-united-states-9

 なお,いったんラインを閉じると,再開するのに11億から16億ドルかかるから閉じたくないってのがGDLSと議会の意向.

ふみ ◆Y.QUKJBduY ,軍事板,2022/01/09(日)
Fumi ◆Y.QUKJBduY , "5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/09(vasárnap)

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** 【質問 kérdés】
 そのラインはラインでも改装ラインじゃない?ってのと,その英文にはまるきり新造とは書いてなくない?というのが.

 【回答 válasz】
 改修なら改修と書くし,「有事に備えた保管車両」なのだから,輸出するならその旨を通告している.

Production will be at
https://www.dsca.mil/press-media/major-arms-sales/taipei-economic-and-cultural-representative-office-united-states-9

Refurbishment work will be performed at
https://www.dsca.mil/press-media/major-arms-sales/morocco-abrams-tank-enhancement-support-and-equipment

Refurbishment work will be performed at
https://www.dsca.mil/press-media/major-arms-sales/kingdom-morocco-m1a1-sa-abrams-tank-enhancement-support-and-equipment

The M1A1 tank hulls will come from U.S. inventory.
https://www.dsca.mil/press-media/major-arms-sales/kuwait-m1a1-abrams-tanks

The Government of Australia has requested to buy one hundred sixty (160) M1A1 Tank structures/hulls provided from stock in order to produce the following end items and spares:
https://www.dsca.mil/press-media/major-arms-sales/australia-heavy-armored-combat-systems

 「じゃない?」「なくない?」と思ったら自分が疑問に思ったことを調べて,その上でこういうソースがあるから違うのではないか,分からんぞと質問してくれ.

ふみ ◆Y.QUKJBduY ,軍事板,2022/01/09(日)
Fumi ◆Y.QUKJBduY , "5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/09(vasárnap)

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** 【質問 kérdés】
 中露の砲は有効射程2km,一方西側の砲は4km,一方的にアウトレンジされ敗北していますよね?
 西側に対抗するための苦肉の策として,砲発射型の対戦車ミサイルを装備していますが,対戦車ミサイルはコストが高くなかなか全車両に配備出来ず,砲に装填出来るサイズだと威力も不十分と聞きます.
 ここまでしないと西側に対抗できない,まともな砲を開発できないのは何故ですか?

 【回答 válasz】
 まずはその話の出処からかな.
 1991年2月26日,湾岸戦争でイギリス軍のチャレンジャーがイラク軍のT-55を4700メートルで撃破したレコードについてであれば,「ビリヤード台のよう」と当事者が表現した真っ平らな地形によって,彼我の世代が異なる戦車の性能差がストレートに出た.
https://britisharmyblog.files.wordpress.com/2016/02/attack_c.jpg

 一方的に射撃した「ターキーシュート」だったと言ってるが,じゃあチャレンジャーが4キロ以上での戦闘を考えていたのかというと,クルー曰く「通常の交戦距離1200メートルの3倍,4倍だった」と.
https://britisharmyblog.wordpress.com/2016/02/28/desert-storm-part-22-charge-of-the-heavy-brigade/

 チャレンジャーはT-55に装備されていないサーマルセンサで遠距離で発見し,6キロでも150ミリを貫通する120ミリL11で射撃した.
 T-55の装甲は砲塔正面以外は130ミリ以下だから,T-72だったらもうちょい近づく必要があったかもしれない.

 逆に言うと,ちょっとした…1メートル2メートル程度地形の起伏があるだけで,そっから先が「見えない」し射撃もできなくなる.
 それがNATO正面の欧州の平原であっても.
 実際のところAPFSDSという弾種は2000メートルでRHA換算で貫徹500ミリだ600ミリだと言ったところで,そっから先は威力が落ちるので,正面を抜きたければ近づくしか無い.

 あと,交戦距離が1200メートルというのは,APFSDSはその距離なら弾道が低伸するので仰角をかける必要がない=仰角かけて距離が合わなくて弾道が目標戦車の全高を飛び越える心配が無いから.
 MPATやHEATだと,これが1000メートルとか900メートルになるらしい.

>西側に対抗するための苦肉の策として,砲発射型の対戦車ミサイルを装備していますが

 70年代以降だと東側でもステレオ測距儀とかレーザー測距儀とかを装備して4キロ先でも照準できるが,砲では距離が離れた分だけ威力が落ちるので,4キロ先の戦車を撃破できない.
 それは西側の砲でも同じではあるのだが,ロシア人の算段としては最新型で5キロの射程のATMを使えば,砲での交戦距離3000メートルに入るまで距離で2キロ,時間で2分半から4分のあいだに,最大射程でのミサイルの飛翔時間17秒を考慮すると5発から10発を発射して,「一方的にアウトレンジすることで」より少ない損害で勝利できるとしている.

ふみ ◆Y.QUKJBduY :軍事板,2022/01/10(月)
Fumi ◆Y.QUKJBduY : "5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/10(hétfő)

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 ソビエト軍はWW2の戦訓から
「戦車戦は基本的に3,000m以内,殆どは2,000m以内で発生する.
 遠距離砲撃戦は滅多に起きるものではないので,長射程で威力を発揮することを考えなくても良い.
 そのため射撃照準装置も遠距離性能を重視しなくていい」
って結論していた.
 なので砲弾の有効射程は西側に比べて短かったし(射程内での威力が低いわけではない),照準装置も精度をあまり追求していなかった.
 技術の問題ではなく,
「必要無んだから凝らなくてもいい」
って考え方だったわけだ.

 実際,欧州の大半の地域は「だだっ広い」といっても意外と起伏はあるし,森や林も多いので,そんなに見通しが利かないって地形が多い.
 平原ではあっても「平ら」ではないって土地が殆どで,ソビエトの考え方もそれはそれで正しかった.
 NATO軍が西ドイツで行った大規模機構演習では,予想していたような遠距離砲撃戦(の状況)が殆ど発生しなくて,平均的には1,000m以下,酷いのになると直前までお互い林に隠れてて相手が分からず,出会い頭に数十mの距離で撃ち合った,なんていう結果になったり.

 しかし戦後の世界で,演習ではなく実際に東西の戦車が戦車戦やった場所は主に中東地域の,それも本当に「地平線の彼方まで見通せる」場所があるとこだったりして,そんな環境だと遠距離砲撃性能の低いソビエト戦車には不利だった.
 見通しがいいので遠くから一方的に撃たれる上に,車高が低いので砲の俯仰角が取れず,ちょっとした起伏でも隠れてる敵戦車を撃てない,ってことになり,遠距離から一方的に撃たれまくる例が続出した.

 一方,西側の戦車は,
「数が多い相手と戦うことになるだろうから,地形がなんだろうととにかく遠くから叩いて,接近戦になる前に数を減らしたい」
と遠距離戦闘を重視してたのと,弾速の遅い成形炸薬弾をメインにしてたので精度の高い射撃指揮装置が必要で,そうした性能の高さは想定外の戦場でも有利だった.

軍事板,2022/01/10(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/10(hétfő)

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 イギリスの20ポンド砲もまた,ヨーロッパでの通常交戦距離を1200mと想定しており,それ以上の距離だと命中率が悪化したが,しかし視界がひらけた中東で遠距離射撃を重視するイスラエル軍にとってそれが問題となり,L7 105mm砲に更新された.
 ソ連軍もまたそのくらいの距離での交戦が前提で,照準装置も第二次大戦の頃とさほど変わらない物を使っていたので,T-54/55やT-62の砲は1500mを超えると命中率が悪化.
 後にレーザー測遠器を追加するなどして,改善された.
 つまり,「そもそもヨーロッパではもっと近接した撃ち合いになると想定されていたから」遠距離での命中率が重視されておらず,しかし西側の方が一足早く進んだ照準装置を取り入れたので,湾岸戦争の時点ではアウトレンジされたってこと.

軍事板,2022/01/11(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/11(kedd)

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 砲発射型ミサイルによる対戦車戦闘は本来,副次的なもの.
 西側がATGMの大量配備を進めたことと,攻撃ヘリの実用化がこの種の弾薬の開発の要因で,「ATGMによるアウトレンジ攻撃に反撃する」ことを主目的としている.
 西側戦車砲に対する東側戦車砲の精度の劣等に備えて…という考えは薄く,戦車にしてもどちらかというと西側自身が戦車砲の精度と威力を補うために開発していたミサイル戦車の影響がある.
 最初期の砲発射型ミサイルである9M112の射撃は通常,1000m以遠の標的か空中の標的に対してのみ行われ,このような使い勝手の悪い兵器を全戦車の即応弾を減らしてまで大量搭載する意味は薄かった.
 スタンドオフ距離への制約もあって,装甲貫徹力も高くない.
 ミサイル調達価格が高く負担であったのは事実だが,9M112を運用可能なT-64Bを一個小隊分に充て,それ以外の中隊車両は端からミサイル発射機能をオミットしたT-64B1とするのが基本編制.
 搭載車両もミサイルを多く持つことはなく,なんなら同じように使い勝手の悪いAPFSDSも少量として,大部分の即応弾をHEとする.
 後に事情は変わってくるが,その際は弾頭の改良が進んで通常砲弾のHEAT弾頭を上回る貫徹力,さらに反応装甲の突破能力を持つようになるのでこの場合は「威力不十分」という話にはならない.
 むしろ初速が維持できないAPFSDSより,距離次第では威力に優れる.

 第一,T-80BがAPFSDS使用時に4000m,化学エネルギー弾使用時はそれ以上の射程を謳っていたように,別段射程が劣っていたかというとそういうこともない.
 戦後初期の中戦車は長距離射撃を重視していなかったが,それでも高初速砲弾の配備によってゼロ距離射撃がより長距離から可能になったことなどの要因で,中~近距離では西側戦車に射撃能力に勝る傾向にある.
 T-62の場合,M60A1に対して1800m以内であれば優越すると米陸軍は分析している.
 行進間射撃能力の高さなど,的中てではない状況での有効射程は,70年代頃までは概ね優越していたといって良い.

 暗視装置の性能差が響いた戦いというと90年代,湾岸戦争において,特に偽装・掩蔽中の戦車が一方的に撃破されたことが西側戦車神話に一役買っているが,これも単純な射撃精度というより索敵面での有利不利だからなぁ.
 有名な73イースティングの戦いでも交戦距離自体は短い.
 加えて制空権の喪失や練度差,暗視装置以外にも全般的に装備が旧式化し,禁輸措置で整備もままならない状態だったなど,戦車砲どうこうではすまない話.
 そして,この頃には西側と同等の性能を持つと言われるTO1-PO2系TVDの配備を進めていたので,この点も大きな技術的遅れというわけではない.

 湾岸といえば,前哨戦みたいに扱われるクウェート侵攻では西側戦車が圧倒されているが,大体無視されるな.

名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM :軍事板,2022/01/11(火)
Névtelen Vezértábornagy ◆80fYLf0UTM : "5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/11(kedd)

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** 【質問 kérdés】
 対艦ミサイルの飽和攻撃を基本戦術としている中露が,ミサイル発射艦を導入しないのはどうして?
 必要最小限の兵器を搭載したコンテナ船にVLS500個くらい並べて,レーダー探知等は僚艦にやらせれば,かなり効率良くミサイルを撃ちまくれる気がするのですが.

 【回答 válasz】
 ソヴィエト版アーセナル・シップ構想のような計画としては,「対地弾道ミサイル砲艦」的な代物があるにはあるのだが(Project 1080),アメリカ版と同様にお流れとなった.
 どうせ高価値な大型艦を作るなら航空母艦を用意したいところだが,それを実現する余裕が無かったのがソ連海軍.
 そして,アーセナル・シップを作るくらいなら,核抑止の強化の為に新弾道ミサイルを作りたい.
 当然,アメリカ版と同様に,目標探索と誘導への不安や高価値且つ脆弱な大型艦一隻に火力を集約する危険性などがあり,強力な米海軍相手に直接ぶつけるには問題が多い.
 むしろこの計画は弱い者虐め用,少し前のシリアへの巡航ミサイル攻撃のような役割を担うもの.
 直接これを継承する計画は無かったが,Project 1144などに少なからず影響を与えているとされる.

 PLANも最近になって類似の計画を持っていると噂されるが,949型潜水艦(これもある種のアーセナル・シップと言えないことも無いが)との合いの児のような「(半)潜水型ミサイル砲艦」のようなものらしい.
https://mil.sina.cn/sd/2019-05-23/detail-ihvhiews4072329.d.html?sinawapsharesource=newsapp&;;wm=3200_0001
 4,5年前から幾つかの想像図と共に眉唾な情報として出て来ていた,良く分からん代物.

名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM :軍事板,2022/01/11(火)
Névtelen Vezértábornagy ◆80fYLf0UTM : "5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/11(kedd)

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** 【質問 kérdés】
 上陸前艦砲射撃中は艦艇は停船したままですか?
 潜水艦の好餌にならないですか?

 【回答 válasz】
 もちろんそうならないように周囲を護衛艦艇が警戒する.
https://www.dday-overlord.com/en/d-day/armada/losses

 ノルマンディ上陸作戦では連合軍側の損失は,潜水艦よりも機雷によるもののほうが多い.
 沖縄戦では米海軍は護衛駆逐艦を改装した掃海駆逐艦を投入して,事前に上陸地点近辺の掃海を行っている.

https://www.quora.com/How-many-German-U-boats-were-in-the-water-at-Normandy-during-the-invasion
 ドイツ海軍もUボートを英仏海峡に送り込んでいるが,相当数が沈められている.

軍事板,2022/01/13(木)
"5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/13(csütörtök)

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** 【質問 kérdés】
 米軍のDDG(X)のイメージ画像が発表されましたが,どうしてVLSが32セルと大幅に減少したのか,分かる方いますでしょうか?

 【回答 válasz】

-------------
https://news.usni.org/2022/01/12/navy-unveils-next-generation-ddgx-warship-concept-with-hypersonic-missiles-lasers

Initially, the ship would feature a 32-cell Mk-41 Vertical Launch System forward of the superstructure that could be swapped for 12 larger missile cells capable of fielding the Pentagon’s emerging hypersonic weapons being developed for the Navy, Army and the Air Force.
The current DDG-51s field 96 MK-41 VLS cells and USNI News understands that Navy requirements keep the VLS cells for DDG(X) about the same.
(当初,この艦は上部構造の前方に32セルのMk-41垂直発射システムを備えているが,海軍,陸軍,空軍のために開発されているペンタゴンの新しい極超音速兵器を搭載できる12の大型ミサイル・セルと交換することが可能である.
 現在のDDG-51は96個のMK-41 VLSセルを搭載しており,USNI Newsは,海軍の要求によってDDG(X)のVLSセルがほぼ同じに保たれると理解している)
-------------

 32セルというのは当初装備で,DDG(X)は必要に応じて装備を変えていくことになっている.
 レーザー兵器も搭載することになっているし,そちらの比重を大きく見積もっているのかもしれない.
 USNI(アメリカ海軍協会)の記事の見解では,海軍が同じ数にするよう要求するんじゃないかとしている.

軍事板,2022/01/13(木)
"5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/13(csütörtök)

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** 【質問 kérdés】
 シュリーフェンプランの小モルトケ修正案で,オランダに侵入するのをやめさせて中立で残した主因は,オランダ陸軍を敵に回したくないとか,広大で運河があるオランダの占領に無駄に戦力を吸われてしまうといった軍事的理由ですか?
 それとも,戦略資源の輸入でオランダに依存する面が大きい友好国だからといった政治経済的な理由ですか?

 【回答 válasz】
 1911年に書かれたシュリーフェンプランに対するモルトケの注釈からすると次の通り;

・通過の為に侵犯占領するのは通り道になる一部地域だけであるので,オランダの大部分はそのまま敵対国家として独仏戦線の背後にあり続け脅威になる.
 オランダに侵攻しなければ,イギリスはオランダの中立を侵犯しないだろうから,独仏戦線の背後は守られる.

・オランダの中立性の維持は,海を使った海外からの輸入供給を可能とする意義がある.
 オランダはドイツの呼吸孔になるだろう.

・また,そもそもオランダを通過する意義は,ベルギーのリエージュ要塞の迂回の為であるので,リエージュ要塞を短期間に陥落する見込みがあるならば,オランダ通過の意味はない.
 リエージュ要塞の調査の結果,堡塁間の隙間が大きく,ここを即座に通過して市街地に突入すれば,陥落は容易とされ,奇襲によりベルギー歩兵が堡塁間に強力な野戦築城をする前に,迅速に侵攻することが成功の可否を分ける.

 多少解説すると,この事は「一度動員が始まったらもう止められない」という第一次世界大戦の開戦時の経緯にも関与する.
 ベルギー軍が本格的な防衛準備を事前に始めてしまったら,モルトケにより改造されたシュリーフェンプランは危機に陥るわけだ.
 一方で,ロシアの動員が進む前にフランスをなるべく迅速に倒すという,当初からのシュリーフェンプランと方向性は合致しているので,考えは受け入れやすかっただろう.

 要するにモルトケは,軍事的理由と政治的理由の両方を挙げているが,結論としてこれをどちらが主因と考えるべきかは他の人に委ねる.
 ただ一つこの話に言うならば,そもそものシュリーフェンプランは純軍事的な理由でオランダ侵攻の必要性を説いていて,それ自体をモルトケが否定しているというのが一番重要だろう.

軍事板,2022/01/15(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2022/01/15(szombat)

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