c

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ
"5ch." katonai BBS GYIK Kvázi-top oldalaba

サイト・マップへ Oldaltérképbe

「未分類草稿別館 wiki」トップ・ページへ
Az "Besoroltatlan Vázlat wiki" Oldal Tetejéréjébe

目次へ Index felé

初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 941
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 941

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収客観基準値 v.e.r. = 9
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 9

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
 第二次大戦後に中国大陸や南方どちらかで終戦を迎えた日本軍兵士の事情が知りたいのですが,1945年中に帰国出来た兵士は恵まれてたのでしょうか?
 それともそれほど珍しくないのでしょうか?

 【回答 válasz】
 手持ちの資料から答えれる範囲で答える.
 海外からの復員・引揚げは660万人.兵士300万以上,民間人350万の推定.
 年月別の復員・引揚げは以下の通り.

20_09__131205
20_10__245103
20_11__317847
20_12__247582  20年計942737
21_01__221714
21_02__248008
21_03__568826
21_04__516500
21_05__579557
21_06__625482
21_07__374383
21_08__176186
21_09__209385
21_10__335188
21_11__072062
21_12__091212  21年計4018503
『復員・引揚げの研究』から(引用元『引揚援護の記録』所収「引揚者受入月別統計」)

※この統計は民間と軍人を区別していない点に注意.
※この統計は「中国や南方」以外の海外からの数値を含む.

 20年内は全体660万人の中から約14%が帰国.
 21年は約60%.
 ただし国の方針として民間人を優先したので,20年の復員兵は14%よりかなり少ないだろうと思われる.

軍事板,2020/10/02(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/02(péntek)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 ソビエト初の空対空ミサイルAA-1「アルカリ」について.
 世界唯一のビームライダー方式だそうですが,レーダー誘導と具体的に何が違うのでしょうか?
https://www.weblio.jp/content/AA-1

 母機レーダーが当てたビームを(の)
・辿るのがビームライディング式
・反射を辿るのがアクティブホーミング式
でOK?

 【回答 válasz】
 まあ,そういうこと.

すごく分かりづらい説明だけど,真っ暗で明かりがないと何も見えないグラウンドで
*発射母体 懐中電灯持った人
*ミサイル  自分
として,
・懐中電灯持った人が照らしてる目標に向かって走っていく
のがセミアクティブレーダーホーミング.
・懐中電灯の光が作ってる光の軸線を見ながらそれに沿うように自分で動きながら走っていく
のがビームライディング誘導.

 んで,
・自分自身が懐中電灯持って目標がいると思われるあたりを照らしながら進んで,目標を捉えたら自分で照らし続けながら走っていく
のがアクティブレーダーホーミング.
・味方に懐中電灯照らしてる人はおらず,懐中電灯持って周囲を照らしてる相手(目標)の懐中電灯の明かりに向かって進んでいく
のがパッシブレーダーホーミング.
・自分はアイマスクをして,味方の「もうちょっと右」「いやもっと左」という声に従って真っ暗な中を走っていく
のが指令誘導.
 対戦車ミサイルとかなら目標の捕捉と追尾にレーダー使わない指令誘導はあるし,対空ミサイルだって黎明期にはレーダー使わない完全目視の指令誘導,ってのもありはするけど.

軍事板,2020/10/05(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/05(hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 要するにレーダー誘導は,目標に当たった電波の反射波をミサイルが感知して反射源に向かって飛ぶ.
 ビームライディングは,目標に当てたビームから外れないようにミサイルが飛んでいく(のでミサイルのコースが蛇行する)

軍事板,2020/10/05(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/05(hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 アリューシャンの戦いとミッドウェーの戦いAL作戦,MI作戦がほぼ同時期に行われた理由は何でしょうか?
 当然,戦力を二分することになります.
疑問点としては,日本海軍としては,もし,米軍が投入可能全艦隊を,AL作戦部隊だけの,又はMI作戦部隊だけの迎撃に集中投入したら,二分割されている日本艦隊が各個撃破される事を心配しなかったのか?

 日本海軍としては,AL作戦とMI作戦を行う時期をずらして,どちらか一方に戦力を集中させ,アリューシャンの攻略完了後に改めてミッドウェー作戦を行う,又はミッドウェー攻略完了後に改めてアリューシャン攻略を行うという選択はできないものですか?

 【回答 válasz】
 第二段作戦策定時には兵力的に余裕があったから,同時攻略が認められた.
 MI作戦のあとには連続してFS作戦が行われる予定なので,MIの後にALをいれるのは無理でしょ.

 計画によればMI以降の予定は以下の通り
6月7日ミッドウェーとアリューシャン攻略
6月18日MI作戦部隊トラック集結
7月1日トラック出撃
7月8日ニューカレドニア攻略
7月18日フィジー攻略
7月21日サモア攻略破壊

 また,MI作戦の日程は月齢の関係上動かせないので(それでも準備が遅れてやむなく延期したために,攻略船団がミッドウェー空襲開始前に敵の哨戒圏に突入することになってしまったけど),ALに先に兵力を集中して行うことは不可能だしね.

軍事板,2020/10/06(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/06(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész



** 【質問 kérdés】
 皆さん,AL作戦,MI作戦に関するレスありがとうございました.

 「作戦開始時においては戦力的に余裕あり」かあ・・・
 それにしてもキツキツの連続作戦予定ですね.
 小心者で,二兎追うもの一兎も得ず,急いては事を仕損じる,ローーリスクならローリターンでいいやという私の脳からは一生出てきそうにない作戦であります.

 それとも高度な軍事教育を受け,実務経験を積み,他の指揮官参謀と語らえば,結局同じ答えに到達するのだろうか?
 まあ,再現実験ができないので答え合わせは不可能ですが.

 【回答 válasz】
 連続した攻勢を行うという考えが出たのは,真珠湾以来攻勢を続けることによって米軍に立ち直りの時間的余裕を与えないため.
 これによって米軍に対して短期戦を強要し,その勝利による米国の士気喪失による終戦を目論んでた.
 その最終的な目標がハワイ攻略.
 これを17年の10月には行いたいと考えていた.
 だから山本五十六率いる連合艦隊司令部としては守勢にたちたくなかったし,長期持久体制の確立により来航する米海軍との艦隊決戦なんてほざいてる軍令部を批判した.
 このことは山本長官が昭和3年の海軍水雷学校での講話において,対米戦はハワイ攻略のような積極作戦をとるべしと述べてることにもその思想が現れているとされてる.

 軍令部も長期戦になる可能性が高いとは見てたけど,長期戦になれば必然通商破壊戦が主となるので,内戦部隊,第三艦隊,南遣艦隊,連合艦隊水雷戦隊の大部によって対応すればいいし,豪州等の敵潜水艦の前進基地となりうる場所の破壊に努めれば十分対応できると考えてた.
 それに米軍が潜水艦等の増強をしても,こちらも南方資源による戦力の増強を見込めるし,敵は遠距離からの攻勢となるので,持ってる潜水艦の全てが一度に投入されることはないと考えてたみたいだし.

 また,軍令部は英国の陥落による米国の態度の軟化にも期待してたしね.

軍事板,2020/10/07(水)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/07(szerda)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 当時の日本においては,「国力が尽きる前にアメリカと講和結べないと,戦争継続そのものが不可能」っていうハイリターン以外を求めるのが不可能だった.
 で,ローリスクハイリターンなんて都合のよい話はそうそうないんだが,まだ戦力的に優位なうちにアメリカへ多正面作戦を仕掛けて各個撃破しようという(考えた当時としては)可能な限りローリスクな作戦が,MI&AL同時発動と,それに勝った上でのFS作戦だったわけです.

 つまり,そんなのハイリスクハイリターンだろうと後知恵で考えるのは構わんのですが,
「じゃあローリスクローリターンで,最終的にハイリターンを得られる作戦って何よ?」
って問いに意見を出さないと,
「それって木を見て森を見ない人が,勝手な事言ってるだけだよね」
ってしかなりません.

軍事板,2020/10/07(水)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/07(szerda)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 戦前の日本では護身用に拳銃が買えたようですが,終戦後はその銃の処理はどうなったのでしょうか?
 GHQ占領下でも護身用として持てたのでしょうか?

 【回答 válasz】

------------
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%83%E7%A0%B2%E5%88%80%E5%89%A3%E9%A1%9E%E6%89%80%E6%8C%81%E7%AD%89%E5%8F%96%E7%B7%A0%E6%B3%95
 銃砲刀剣類所持等取締法は,第二次世界大戦後,日本軍の解体と武装解除を徹底するため,1946年に連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) の指令によりポツダム勅令として制定された銃砲等所持禁止令(昭和21年勅令第300号)により銃砲等の所持を禁じたことを直接の嚆矢とする.

https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/Detail_F0000000000000044191
勅令第三百号
 朕は,昭和二十年勅令第五百四十二号ポツダム宣言の受諾に伴ひ発する命令に関する件に基く銃砲等所持禁止令を裁可し,ここにこれを公布せしめる.
裕仁 昭和二十一年六月一日
内閣総理大臣 吉田茂 司法大臣 木村篤太郎 内務大臣 大村清一

銃砲等所持禁止令 第一条
 鉄砲,火薬類及び刀剣類(以下銃砲等といふ)は,これを所持することができない.
 但し,法令に基き職務のために所持する場合及び左の各号の一に該当するものについて,内務大臣の定めるところにより,地方長官(東京都においては警視総監)の許可を受けた場合は,この限りではない.
・有害鳥獣駆除のために必要とするもの
・狩猟を業とする者がその業務の用に供するもの
------------

 この勅令によって,民間人が許可を得て所持していた銃や,軍人が自費で購入したもの,あるいは終戦後の除隊時にそのまま持ち帰ったものなどは,届け出て没収された.
 が,そのまま隠し持っていた者も多く,数十年経って所持者が死んで遺品整理してたら,納屋やタンスの奥とかからひょっこり出てきて,ニュースになることがよくある.

軍事板,2020/10/07(水)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/07(szerda)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 WW2の陸戦で日本陸軍は迂回・浸透を多用しましたが,WW1カイザー攻勢でドイツが見せた「浸透戦術」とはどのような点が違うのでしょう?
・ドイツ式は敵の強固な前線を正面から堂々と砲撃や毒ガスで無力化して大規模に浸透
・日本陸軍は火力が貧弱で敵の正面からの浸透が出来ないので迂回してこっそりと浸透
という違いの認識で合っていますでしょうか?

 ドイツとの砲兵火力の違いを,夜襲やより慎重な敵陣地との対決回避で補ったのが日本式の浸透で,そこが砲撃による敵陣地の麻痺を前提とした「浸透戦術」とは違うのかなと考えましたが.

 【回答 válasz】
 目的がそもそも違います.
 WW1でドイツ軍が行った浸透戦術は,幾重にもなる堅固な塹壕線により膠着した戦線の打開の為に発案されたもので,特長は「「独立して高度な判断が出来る少数精鋭な戦闘グループの”大群”による大規模な浸透攻撃」です.

 夜間や地形や天候(霧)などを利用して小グループの精鋭部隊で敵の前線を突破し,後方攪乱を行う浸透戦術自体は古今東西幾らでも行われて来た事で,べつだん珍しい戦術ではありません.
 それを師団規模で大規模にやった事に,まずその特長があります.

 奇襲効果を生かすために短時間ながら苛烈な砲兵火力を叩き込むのは,堅固な塹壕陣地に綻びを作り突撃隊が突破するきっかけを作る為のものですし,前線の強固な抵抗拠点は迂回(回避)しながら戦線後方へと進んで行き,後方へ進むのは,そこにあるであろう敵の指揮中枢と予備戦力を叩く事で,前線の敵兵の孤立化を招き戦線維持を困難にさせる事が目的です.

 よって個々の突撃隊は上級指揮官の判断を仰ぐ事も無く,味方と連携を取る事も無しに,独立した判断で行動しながら敵中を動かなければなりません.
 突撃隊の指揮官には高度な判断力が必要です.
 それを大群をもって行うのです.
 通常の部隊で迂回や浸透を行った日本軍の戦術とは,かなり性格が違う事が分かると思います,
 要は,目的が膠着した塹壕戦の打破に特化されているのです.

軍事板,2020/10/08(木)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/08(csütörtök)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 ツァーリボンバについて質問です.
 あれを爆発させてみた事で,今までと違う新たな知見はあったのでしょうか?
 ってゆうか,米ソは広島型に比べて100倍,1000倍と出力を上げたものを実験してみて,広島型に比べて単に爆発規模がデカくなる以外の違いがあったのでしょうか?

 【回答 válasz】
 ソ連が一発で大都市とその周辺地域を完全に破壊しうる核兵器を開発・保有しうる能力を持ち,米国に対して核戦力の質的優位(たとえば数発あれば東海岸を消せる)に立つことができることを内外に知らしめるという効果はあった.
 その後は米ソともに核兵器の小型化に力を入れて,巡航ミサイルでピンポイントで目標を狙うとか,IICBMやIRBMを多弾頭(MIRV)にして効率的に破壊できるようにするといった方向に向かったけど.

 あと,ツァーリ・ボンバは計画出力は100Mtだったけど,これでは大量の放射性物質をソ連国内を含めた広範囲にばらまいてしまうので,タンパーの一部をウランから鉛に換えて出力を半分の50Mtに抑えている.
 この結果,出力の割には放射性物質の量が少ない「クリーンな」核爆弾になっている.

軍事板,2020/10/09(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/09(péntek)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 核融合→核融合のステージング可能が出力の制限なく可能なことを示したのが大きい.

1. プライマリ(核分裂) → 2. セカンダリ(核融合) → 3. ターシャリ(核融合)

の 2. から 3. が大出力で可能なことを(理論的には分かっていたが)実証したのが「新しい」部分.

 米のB41
https://en.wikipedia.org/wiki/B41_nuclear_bomb
もターシャリ・ステージを持つ核融合爆弾で,米最高の25メガトンを出力した.
 ほぼ同時期にB41は配備されたから,ツァーリボンバの方が遅い感じだが,B41は4段目(ツァーリなら100Mtを発揮したはず)まで含めての出力なので,ターシャリ・ステージの出力は十分大きくできる,あるいはさらに4段目を追加することで出力に限界がない事を示した意義がある.

(初心者用に説明を加えると,通常の熱核爆弾はステージ2まで.
 それ以上の出力は重量考えると実用的でないので)

 補足.
 B41の「4段目」は,ツァーリなら100Mtを発揮したはずの核融合燃料タンパーの事
(つまり 1. プライマリ(核分裂) → 2. セカンダリ(核融合) → 3. ターシャリ(核融合) → 4.(タンパーの核分裂))
だが,
「4段目を追加することで出力に限界がない」
の意味は,それと違っていて

1. プライマリ(核分裂) → 2. セカンダリ(核融合) → 3. ターシャリ(核融合)

の後に,さらに 

4. クオタナリ(核融合) → 5. クィナリ(核融合)

と無限に,しかも各ステージごとに格段に出力が増加する核融合爆弾を作ることができる,という意味.

system ◆system65t. : 軍事板,2020/10/09(金)
system ◆system65t. : "5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/09(péntek)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 40年前の映画『ミッドウェー海戦』での爆弾を魚雷に変えるシーンで,交換作業中に攻撃を受けてましたが,当時の海戦は分秒の戦いだったのですか?
 映画の演出?
 史実で交換せず爆弾で攻撃した場合,勝てたのですか?
 映画でかなり切迫した交換作業のイメージが強く,何故爆弾のまま攻撃しなかったのか未だに疑問です.
 爆弾だから当たったらそれなりに叩くことできると思いますが.

 【回答 válasz】
 あの映画は,今日では否定されている所謂「運命の五分間」説に基づいて作られている.
 その後の研究から,仮に山口司令官の進言通りに出撃した場合,戦闘機の護衛がほぼ無しに等しく,空母機動部隊への攻撃としては無力に等しかったと判明している.
 根本的な問題として,搭載機の定数すら満たしていない高々四隻の空母で,島と機動部隊の双方を相手にするという点において致命的欠陥のある作戦なので,戦術的なミスをあげつらっても意味が無い.

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 「運命の五分間」の根拠とされる赤城からの発艦も,0722に出された増強のための上空警戒機の一機を誤解したものだしな.

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 より厳密に言うと,ドーントレスによる襲撃開始直後,増強のため準備されてた零戦の先頭機へ急遽飛び乗ったパイロットがおり,1機だけ緊急発艦が間に合った.
 ただし発艦直後に味方対空砲火の誤射で補助翼が破損し,飛龍へ緊急着艦直後に投棄.

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 実際の戦争は気長に,そしてヤキモキしながら待つ長い待機時間と,そして寸刻を争う修羅場とが混在する複雑なもので,そもそも運命の5分間などなかった.
 また,爆弾から魚雷に換装するにしても,日本海軍の攻撃機はパイロンから変更せねばならないので,実際には5分で終わるような代物ではなかった.
 更に言えば,当時のエンジンはまだ技術的に未熟なもので,理想的に言えば充分な暖機運転が必要だったりして,あまり即応できる訳でもない.

 戦争とは,理想的な状況でも先の見えない『戦場の霧』と,簡単な事でも思い通りにいかない『戦場の摩擦』が支配する混沌で,帝国軍はそのコントロールが下手.
 アメリカ軍は国力に余裕があった事もあるが,全体的に日本側よりもその辺りの調整やコントロールに長けており,それが勝敗を分けたと思われる.
 ミッドウェー海戦にしても同様で,少なくとも「あの時こうすれば良かった」などと言う,小手先の細工や戦術,判断などで覆るようなものではなかった.
(戦力は帝国海軍が互角以上であったとしても)

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 もっと根本的な問題ですが,日本側が勝ってあたり前と巷では言われるミッドウェー戦ですが,戦力比較では参加水上艦の総数こそ日本側が有利でも,内実は南雲機動部隊他は,山本直率の名ばかりの主力部隊と攻略部隊で,これは航空戦には関与してませんし,肝心の航空戦力は
米側 空母搭載機232機+基地航空隊101機,
日本側 空母搭載機232機
で,その実,ミッドウェー基地の航空戦力も合わせれば日本側が劣勢なのですよ.

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 なお,南雲が兵装復旧作業の終わった二航戦艦爆隊だけで先行させなかった理由としては,
・利根四号機の報告によれば(この報告位置は完全にデタラメ),敵位置がいまだ210海里離れているので敵艦戦来襲の可能性が少なく上空警戒機で対応できると考えられたこと
・敵が艦戦を攻撃隊につけるとすれば距離をもっとつめないといけないので,敵の攻撃開始までまだ時間的余裕があること
・珊瑚海海戦で艦爆隊と艦攻隊だけ出して失敗した例があること
・来襲する敵機は戦闘機を伴っていなかったために味方上空警戒機にことごとく撃墜され,攻撃効果を全くあげていない状況を目の当たりにしたこと
・そのためこちらの攻撃隊には護衛をつけたかったけど,防空戦闘に全部あげていたので護衛をつける余裕がなかったこと
・南雲長官が0445「敵艦隊攻撃準備 雷撃機雷装其ノ儘」と命じていることからも分かる通り,南雲は,兵装転換には時間がかかることや,兵装転換命令を出してからまだ30分しかたっていないことから艦攻の爆装への転換作業はほとんど進んでおらず簡単に雷装に復旧できると考えたこと
・水平爆撃と雷撃では雷撃の方が命中率が高いこと
(海軍の平時の命中率は水平爆撃10%前後なのに対して雷撃60%以上とされていた)
が理由とされる

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

> また爆弾から魚雷に換装するにしても,日本海軍の攻撃機はパイロンから変更せねばならないので,実際には5分で終わるような代物ではなかった.

 いや,九七式艦攻のは魚雷も爆弾同じ投下器なんだけど.

 それに5分で換装するとかじゃなくて,あと5分あれば攻撃隊が発艦していた,という話なんだが.
 まあ,その後5分あればっていうは,実はそうじゃなかったわけだが.

軍事板,2020/10/10(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/10(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 榴弾砲が長砲身化したものがカノン砲になったですか?

 【回答 válasz】
 榴弾砲がカノン砲化してきた,という意味なら,そういうコト.

 もともと
榴弾砲>砲身は短め,仰角かけて比較的低速の榴弾を山なりに撃ち込む
カノン砲>長い砲身から,より高初速で平射に近い弾道で撃ち込む(ので精密射撃なんかに強いが砲がデカくて重い)

だったのだが,榴弾砲がより長射程を目指した結果,だんだん長砲身化してきて,もはや分ける意味がなくなった.

軍事板,2020/10/19(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/19(hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 単純にはそうなんですが,カノン砲と榴弾砲では機構的に相反する要素があります.
 一番大きいのは必要な砲身の仰角,それと装薬の量による砲尾の後座量です.
 カノン砲は仰角45度まで取れれば可,それ以上は必要ありません.
 対して榴弾砲は曲射弾道を取らせるのに仰角65~70度は必要とされます.
 かつ,射程が命のカノン砲は強装薬で高初速で砲弾を撃ち出しますが,砲尾の後座量を大きくすれば,その強い反動を吸収出来て,さほど砲架を頑丈にする必要はありません.
 つまり砲を軽量に作れます.
 しかし曲射弾道の高仰角時では,後座量を大きくとる設計だと砲尾が地面にめりこんでしまいます.
(そうはいかないので必要なら地面を掘り下げたりしますが)
 カノン砲に合わせた設計とすると,榴弾砲的には強い反動を見込んだ砲架の構造が無駄になり,カノン砲を榴弾砲に合わせると大仰角を取らせる構造が無駄になります.
 両者を兼用とすると砲耳の位置,砲架や駐退機・復座機の設計が難しいのです.
 無理に兼用とすれば,だいたいは砲が大型化・大重量化します.

 両者が兼用出来る様になった背景には,砲口制退機やら駐退機・復座機の性能が良くなって,カノン砲的に強装薬での低伸弾道で遠くまで飛ばす時でも後座量を抑える事が出来る様になって,共通砲架で両者の兼用が楽になった技術的な側面と,自動車牽引が当たり前,かつ,自走式とする事も増えた事で,カノン砲&榴弾砲兼用な構造として多少,砲が重くなってもうるさく言われなくなって,それよりも共通化した方が調達コストや現場での運用メリットが大きいと言った判断が優った面もあります.

軍事板,2020/10/19(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2020/10/19(hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


目次へ Index felé

「未分類草稿別館 wiki」トップ・ページへ
Az "Besoroltatlan Vázlat wiki" Oldal Tetejéréje felé

サイト・マップへ Oldaltérkép felé

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ
"2ch." katonai BBS GYIK Kvázi-top oldala felé