c

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ
"5ch." katonai BBS GYIK Kvázi-top oldalaba

サイト・マップへ Oldaltérképbe

「未分類草稿別館 wiki」トップ・ページへ
Az "Besoroltatlan Vázlat wiki" Oldal Tetejéréjébe

目次へ Index felé

初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 900 ※重複スレッド
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 900b

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収客観基準値 v.e.r. = 10
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 10

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
「徴兵制は兵器がハイテク化した現代ではありえない」
 こう言う主張する人が最近までいましたが,冷静に考えれば馬鹿な話ですか?
 若い国民の人口や志願兵の数の減少,政権の変化や近隣の情勢の変化によっては,時の政権がまずは経済徴兵制から始まって徴兵制自体を復活させる可能性は十分あると思うんですが,徴兵制は日本で将来ありえませんか?

 【回答 válasz】
 「ありえない」は軍事の世界では「ありえない」

 軍事の世界の常識は「意図ではなく能力に警戒せよ」.
 今そんな気はなくても,将来ブッ飛んだ政権が誕生して何かトチ狂ったときに,「そういうことをやらかせる能力があるかないか?」
 これこそ軍事の世界では警戒し対応するもの.
 どんなに友好的な国であっても,だ.

 もちろん,そこには現実的な選択というものがある.
 例えば,日米安保を日本から破棄するという道は,現時点で日本が持っている戦力からは考えられない.
 だからその方向を警戒する必要性は限りなく低い.
(でも,決してゼロにはならない)

 で,本題の徴兵制だが,可能性がゼロになることは決してない.
 ただ,それは本当に「ゼロではない」というだけ.

 そして少なくとも短期的には,日本では「ありえない」.
 これは単純に,法制度や徴兵検査や兵隊の収容施設といったソフト・ハード面の整備が,今この時点では存在しないから.
 上で書いた徴兵制を「実施する能力」が現時点の日本には存在しないということ.

軍事板,2018/08/28(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/08/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 スイスやイスラエルなど,いわゆる先進国で皆兵型・大規模な徴兵制を実施している国では,MBTやSAMなどのいわゆるハイテク兵器の要員にも徴兵者を充てるのは極普通.
 韓国やフィンランドなど,特殊部隊や特務兵(フィンでは空挺やパイロットすら) まで徴兵者から選抜して充当してる所もある.
 勿論,歩兵兵卒同様,練度・有効性の問題は残るけどね.
 なんで,ハイテク云々と徴兵制とは直接関係ない.

軍事板,2018/08/28(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/08/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 ハイテク化してるからあり得ないと言うよりは,核の抑止力が働いてるから必要性が薄いだけ.
 もし仮にミサイル迎撃技術だのなんだのが発達して,大国間戦争でも即座に共倒れみたいな事にならない状態になったら,大規模な徴兵を行わないと全く戦争は成り立たない.
 先進国と発展途上国並に国力に差があったとしても,大規模徴兵軍を組織した軍隊を職業軍のみで撃破するなんて不可能.

軍事板,2018/08/28(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/08/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 軍事作戦における水の補給では,今はナノフィルターとかで水なら何でも真水にして調達するの?
 海水だろうがフィルター1枚通すだけ

 【回答 válasz】
・逆浸透膜を使えば良いが,当然動力が要る.
 動力には燃料が要る.
 燃料は運んでくる必要がある.

・逆浸透膜による真水精製には少なからず効率ロスがあり,その分は燃料が廃熱になって捨てられる.

・逆浸透膜には寿命があり,一定量使用すると交換する必要がある.
 その交換部品も運んでくる必要がある.

・真水生成装置は逆浸透膜をコアとした大規模なプラントであり,兵隊が真水ストローで泥水濾して飲む以上のことをしようとすればプラントを設置し,維持管理修理を続ける必要がある.
 そのプラントも維持部品も,スタッフも持ってくる必要がある.

・泥水にせよ海水にせよ,とにかくもとの水がなければ当然真水も作れない.
 元素合成してるんじゃないから.

・海水頼りだと,海から離れられない~真水プラントから輸送タンクに水を移し,海から前線まで延々と水を運ぶ街道と輸送手段(と護衛手段)が必要
 ならその海で輸送船から水タンク降ろしてそのまま運ぶ方が簡単.
 プラント故障とか破壊工作とかも心配しなくていい.

・その水をコンスタントに入手するには水際から動けないか,これまた大規模な送水システムが必要になり(以下略

 なので比較的短期の運用である前線基地では,水そのものを運んでくる方がずっと簡単.

軍事板,2018/08/28(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/08/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 湾岸戦争時の米軍かな,後方に大規模な物資集積基地作ってたのは.
 敵国内だし,多量の真水なんか転がってるわけでなし.
 消耗物資や燃料といっしょに水も全部お持ち込み(海からとサウジからと)してた.

軍事板,2018/08/28(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/08/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 離島やサウジとかで水道を逆浸透フィルタを使って確保していることから疑問に思ったのかもしれませんが,あれは
・コストがかかってもインフラとして確保しなければいけない
・水道料金を徴収できる
・基本的には平時の運用のためのもの
なので,軍用なら運んでしまったほうがいろいろ早いんでしょう .

軍事板,2018/08/28(火)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/08/28(kedd)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 戦後の北海道分割を免れたのは,占守島守備隊がソ連軍を足止めしたおかげ?

 【回答 válasz】
 実はこの話には根拠がない.
 占守島守備隊の勇戦は,ソ連軍から北海道を守らなかった.
 何故か?
 そもそも,得撫島以北の千島に侵攻した部隊と,北海道占領を予定していた部隊は別だからだ.

 まずは,ソ連側でどのように「北海道占領」が計画されたか,を, ボリス・N・スラヴィンスキーというロシア人研究者の研究に依って見ていく事にする.

 北海道占領問題がソ連首脳部の間で討議されたのは,1945年6月26・27日だった.
 その席で,第1極東方面軍司令官K・A・メレツコフ元帥は北海道占領を提案する.
 フルシチョフもそれに賛成した.
 いっぽう,モロトフ外相,ヴォズネセンスキー元帥,ジューコフ元帥らは反対する.
 二人の軍人は,軍事的見地から反対した.
「強力な防衛線を敷く日本軍の攻撃のもとにソ連軍を『曝す』べきではない」

 結局スターリンは,作戦遂行の準備ができている事を確認するに留める.
 彼が北海道占領を決意するのは,対日戦開始後.
 彼はトルーマン米大統領に手紙を送り,千島と北海道北部の日本軍をソ連軍に対し降伏させるよう要請した.

 しかしトルーマンは,スターリンを欧州での会議の経験から全く信用していなかった.
 ゆえに彼は,ソ連軍が千島を占領する事は認めたが,北海道はマッカーサーが占領すると譲らなかった.

 スターリンはこの圧力に屈した.
 極東方面の総司令官A・M・ヴァシレフスキー元帥は,既にメレツコフ元帥,ノヴィコフ空軍元帥らに北海道占領の準備をさせ,部隊を樺太に集結させていたが,ワシントンの頑なな姿勢を前に,北海道侵攻作戦を中止せざるを得なくなる.

 かくしてソ連軍は北海道を占領せず,南樺太・千島を占領して今に至る.

 つまり大筋として,ソ連軍の動きや北海道の帰趨ひいては日本の運命は,局所的な軍事上の事象で決まったのではなく,オモテやウラの大きな「政治」の流れで決まったというお話.

軍事板,2018/09/01(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/09/01(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 なお,カムチャッカ方面の第二極東軍は在来の守備隊そのままで,それを近在の沿岸船舶掻き集めて乗っけた代物でやらかしたやっつけ上陸作戦なんで,航続距離はじめ,占守島パスして北海道に侵攻出来る能力なかった.
 占守で8/18交戦開始,8/21停戦.
 8/23-24に武装解除して8/26に松輪島,23-31に得撫島占領.

 南千島は,樺太を占領した第一極東軍を転用して8/29-9/4に占領している.

軍事板,2018/09/01(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/09/01(szombat)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


目次へ Indexbe

「未分類草稿別館 wiki」トップ・ページへ
Az "Besoroltatlan Vázlat wiki" Oldal Tetejéréje felé

サイト・マップへ Oldaltérképbe

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ
"5ch." katonai BBS GYIK Kvázi-top oldalaba