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初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 893
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 893

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収客観基準値 v.e.r. = 10
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 10

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次 Index


** 【質問 kérdés】
 南北戦争において主力の武器がミニエー銃だったのはなぜでしょうか?
 既に連発銃が実用化されいたのに,時代遅れの先込めを量産していた理由は政治的なもの?
 それとも軍事的なメリットがあったんでしょうか?

 【回答 válasz】
 南北戦争では,管状弾倉装填式のレバーアクションライフルであるスペンサーライフルが,北の海軍が1861・陸軍が62年から正式採用しており,終戦までに10.7万丁が納入され,主に騎兵部隊で使用されてます.
 戦争中~後半では,北軍騎兵の標準装備ですね.
 歩兵の主力は北軍のスプリングフィールドM1863(1863年モデル),南軍のエンフィールド銃(1853/1858/1861年モデル),共にミニエー形式の前装式小銃でしたが.

 南軍では連発ライフルの使用は限定的でした.
 これは(特に金属薬莢弾薬を製造可能な)工廠/企業が北にあったこと+経済力格差ゆえで,鹵獲された連発銃も弾薬入手できず,有効/集団活用はできませんでした.
 連発ライフルの普及で最大のネックになったのは製造能力(生産機械と職人数)で,戦時中の北軍は限界まで生産数上げろ・全部買うから‥というスタンスでした.

 ライフルドマスケットに対する難点は,
・金属薬莢弾薬の製造能力,
・弾薬消費量が多い,
・約3-5倍という価格,
・遠距離射撃時の精度と威力
‥といったあたりです.

 利点は圧倒的な発砲率/火力ですね.
 当時は有煙火薬と練度から,歩兵による遠距離での集団射撃戦は有効な戦術ではなかった(弾を浪費するばかりで当たらない/決着付かない)ので,遠距離戦で劣る事は実質的には問題とならなかったと思います.

 なお,南北戦争終了前に,前装式小銃は時代遅れであり処分すべき物とみなされ,戦後多くの銃が後装式に改造されました.

軍事板,2018/04/02(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/02(hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 なお,レバーアクションのヘンリーライフルは,製造会社のニューヘイヴン・アームズ社は最大でも月産290丁と生産能力が低くて,総数14000丁ほどしか生産されていないので,北軍に行き渡るほどの量には全く足りなかったし制式にもなっていない.
 少数の兵士が私費で購入し,その連続射撃能力に絶大な信頼を置いていたけど.
https://en.wikipedia.org/wiki/Henry_rifle

 その後同社はウィンチェスター社に買収されて改良されたのが有名なウィンチェスターM1866だけど,これが生産されたのは戦後のこと .

軍事板,2018/04/02(月)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/02(hétfő)

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Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


** 【質問 kérdés】
 瑞雲とかが潜水艦を攻撃する時って,爆雷を投下するのですか?
 機銃で撃つのですか?
 水中にいる潜水艦位置がどうやって分かるのですか?
 浮上してるのを見つけて攻撃するのですか?

 【回答 válasz】
 潜水してるけど上空から見れば位置が分かる(水が澄んでたり水深が浅いと空から見下ろすと結構水の中は深いとこまで見える)なら爆雷や爆弾で攻撃した.
 潜水艦が潜航売するのが間に合ってなくて,艦体が水の上に出てるなら機銃掃射もした.

 第二次世界大戦当時だと,海の透明度が高いと潜っている潜水艦でも目視で発見出来るし,潜水艦は「必要な時に短時間だけ潜れる」という程度の”潜水艦”でしかなく,普段は浮上して航行してた.
 あの時代の潜水艦は,高容量高効率(そして小型)のバッテリがないから,電池駆動だとそれこそ分単位~2日くらいしか潜水して航行できない.
 電池は水上航行してる時に発電機回して充電しとくけど,潜航能力と合わせて「非常用」といって構わないものでしかなかった.
 シュノーケルの装備で潜水しながらエンジン(ディーゼルエンジン)回して走ったり充電器動かすことはできるようになったけど,シュノーケル高く上げると発見されちゃうし(レーダーにもかかる),低く出してると波を被って安全弁が作動して給排気途絶でエンジンが止まるから,やっぱり「非常用」的なものなのは否めなかった.
(この辺は大戦後は特に充電池の性能向上で改良されていく)

 潜水艦は艦橋やマストの位置が低いから,たとえレーダー持っててもあまり遠くが見えないけど,航空機の方は遠くからでも水上航行してる潜水艦が見える時は見えるので,航空機は潜水艦に発見されない距離から一気に近づいて攻撃できたし,潜水艦が気づいて急いで潜っても上から見れば分かるくらいの深さにしか潜ってられないことが多いから,目視だけでも航空機はそれなり以上に潜水艦を発見して攻撃できた.
 他にも磁気探知機使ったり海上の艦艇に誘導されたりした.

 主な攻撃手段は30kgか60kgの爆弾で,損傷して浮上してきたのにトドメさす場合には機銃も使った.
 逆に航空機が対潜艦艇誘導して艦艇の爆雷で攻撃する場合もあった.

 レーダーが航空機にも積めるようになると,レーダーによる探知も行われるし,戦争の後期になると磁気探知機も装備されるようになって,潜水艦の方は航空機を発見,探知してから潜るのでは間に合わなくなる.

 なので「ある程度は潜りっぱなしでいられる」ことを可能にする装備(シュノーケルが代表)が備えられるようになるけど,これも水上に突き出してるとレーダーで探知されちゃうので,潜水艦は「必要な時に短時間だけ潜れる」ではなく「ほぼ常に潜っている」ことができないと航空機の的みたいな存在になってしまった.

 ということで原子力潜水艦が生まれる.

軍事板,2018/04/07(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/07(szombat)

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 二次大戦時の潜水艦でも潜航したままごく低速で数時間這うように動くことは出来た.
 むろん今の潜水艦に比べれば「可潜艦」と呼ばれそうなレベルではあるが.
https://cs.stanford.edu/people/eroberts/courses/ww2/projects/fighting-vehicles/submarines-intro.htm

大型潜水艦USS Balao(2,415トン)の話だが
「holding her speed to 2 knots (4 km/hr), she could remain submerged for 48 hours.」

 速度を2ノットに絞れば潜航したまま丸2日間動き続けることが出来たという.

軍事板,2018/04/07(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/07(szombat)

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** 【質問 kérdés】
 素人の考えが合っているのかどうかを教えてください.
 戦車の優位性は分かっています.
 しかし敵国が世代の新しい戦車に更新したら,自国も手を打たなくてはなりません.
 しかも世代が新しくなればなるほど価格も高い.
 だから最新戦車で全ての旧式戦車を更新するのは難しい.
 それならば,敵の戦車(あるいは車両)を撃破する任務については,対戦車ミサイルや対戦車砲などに役割分担させて,多目にそれらを配備する.という考えです.
 もちろん旧式戦車でもそれなりに使いみちはあるというのは理解しています.
 それらを踏まえた上でこういう考えはあるのかないのか教えてください.

 【回答 válasz】
 アリかナシか,で言えばナシではない.
 現に機動戦闘車は,それに近い考えの元に開発された訳だし.

 ただし,対戦車兵器のコストと防御力の絶対的な差が抜けてるかな.
 新型戦車に対抗するには対戦車兵器も更新しなければならず,結局戦車だろうが対戦車兵器だろうが高コスト化するのは変わらない事.
 そして,その高コストレースにおいて,特に対戦車ミサイルは絶対的に不利である事.
 90式戦車(約10億)は砲弾(1発95万)を40発搭載できて,合計10億3,800万円(+乗員3名).
 一方,対戦車兵器を同数揃えようとすると,携帯式の対戦車ミサイルでも1基1,000万とか2,000万とかとか平気でするんで(しかも1人で1基しか操作できない),とまぁ結局戦車の方が安上がり,なんて事になるのよね.

 そして戦車ってのはその役割上,特に正面には機関砲や榴弾砲ではまず対抗できない装甲が施されているんだけど,対戦車兵器って大半が非装甲か,機関銃や迫撃砲を防ぐ装甲しか施されていないんだわ.
 理由は上で挙げたコストの問題.
 勿論,対戦車兵器には対戦車兵器の利点があるから,全部戦車で良い訳ではないんだけどね.

 「戦車不要論」でググれば,あなたと同じような主張やそれに対する反論が沢山見つかると思うよ.
 ミリオタを煽って反論を誘う種として長らく人気のネタだね.

軍事板,2018/04/08(日)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/08(vasárnap)

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 てか,敵戦車を撃破する役割を戦車オンリーに割り当ててる軍隊なんて滅多になかろ?
 どこでも(その余裕があれば)即応性,費用価格,地形や平坦の関係で「多目」にしてるだろ?
 戦車大国ロシアでさえ.

軍事板,2018/04/08(日)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/08(vasárnap)

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** 【質問 kérdés】
 どうせ最後は銃剣でのブッ刺し合いになる戦いなら,鎧てれば銃剣なんて一切かないのでは?

 【回答 válasz】
 それが出来れば武田軍団は設楽ヶ原で惨敗してないぞ.
(まあ織田,徳川軍が馬防柵から出てきた後の白兵戦ではキルレシオ逆転するが,それは甲冑の有無は無関係だし)

 例え単なる丸い鉛弾を撃ち出す旧式のマスケット銃でも,甲冑で防ごうとすると馬に乗らなきゃ満足に動く事も出来ない位重い物が必要になるよ.
 マスケット銃のあのでっかい弾がそれなりの速度で飛んでくる.
 普通の鎧なら貫通するし,貫通しなくても大打撃を受ける.
 種子島銃でも破壊力は強烈だよ.
 一撃必殺.
 ただし連続発射は困難なのが難点.

 で,貫通防げても衝撃や轟音は防げないから,撃たれれば相応に打撃受ける.
 どうせなら巨大で分厚い盾でも構える方がまだマシだけど,盾構えるだけで体力使って武器もまともに持てないから,やはり無意味だわな.

軍事板,2018/04/13(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/13(péntek)

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 ちなみに18世紀中頃,フランスのサックス元帥が歩兵用の胸甲と盾を復活させるべきと主張しました.
 材質は酢で強化処理した革製.
 そして白兵戦専門の槍兵の復活も.
(同時に後装式ライフルを装備した散兵の導入も主張していたので,射撃を軽視していた訳では無いです)
 一言で言えば最新(当時)装備で武装したローマ軍団の復活.

 歩兵用胸甲と盾の復活は有りませんでしたが,同時に主張していた騎兵用ローマ式兜は自身の義勇槍騎兵に採用.
 このデザインが7年戦争後に竜騎兵に採用.
 ナポレオン戦争中には拡大された胸甲騎兵に採用.
 しかし何れも防刃用途の物で,防弾性は殆ど望めませんでした.

 ナポレオン戦争中に兜と胸甲を装備した「歩兵」が投入された例としてはボロジノ会戦が.
 行軍中に馬を失い補充も受けられなかったフランス軍胸甲騎兵が,徒歩胸甲騎兵として投入されました.
 兜と胸甲を着用し,着剣した騎兵銃を携え前進.
 残念ながら戦闘の詳細は不明・・・

軍事板,2018/04/13(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/13(péntek)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 戊辰戦争でも保守的な上級武士が,戦国期の甲冑に弓矢や槍を手に,新政府軍の歩兵隊に挑んだ例があるけど,防弾効果無いどころか甲冑の破片が傷口に食い込んで余計悲惨な状況になった.
 白兵戦になれば圧倒的に甲冑武士だけど,そこに至る例は少数だった.

 第一次大戦でも,塹壕でスコップでドツキ合うのを想定した革のプロテクターなんかは存在した.

 結論としては,もう散々既出だが,
「素人が思いつくようなことは,プロがとっくに検討して採用するか捨てるかしている」

軍事板,2018/04/13(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/13(péntek)

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** 【質問 kérdés】
 戊辰戦争のときの騎兵って,何で戦ってたんですか?
 和弓?
 サーベル?
 槍?
 鉄砲?

 【回答 válasz】
 戊辰の頃は騎乗戦闘兵種は居ないよ.
 騎乗武士格は他の兵種もろとも洋式装備の銃兵へと統合化するのがトレンドだったし,そもそも江戸の長い平和下では莫大なコストの掛かる軍馬・騎乗戦闘スキルを有する人間が激減していた.
 上級旗本だと,軍制上は騎馬武者数騎を備えておく事になってたけど,実際には登城で使う馬が数頭居る程度.
 戦国末期に独立編成の騎馬鉄砲隊を運用し,江戸時代になってもそういう編成・訓練やってた仙台藩でも,幕末期には銃歩兵に改編されてる.

軍事板,2018/04/13(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/13(péntek)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész

 例外的に存在していた幕軍騎兵は,文久三(1863)年の兵制改革で誕生.
 文久二年の暫定案では
重騎兵:6大隊,800騎
軽騎兵:2大隊,180騎
とされていましたが,文久三年の戎服色目では,騎兵組,騎兵槍組とされているなど,兵種や兵力などの実体は不明.

 屯所は一橋外護持院原に新設され,長崎で西洋馬術を習得して来た貴志大隅之守などから伝習を受けましたが・・・

 慶応二年の時点でも十分な数の洋式鞍を用意出来ず,戎服も洋装の影響を受けた和装でした.

 伝習中に落馬する者も多く,怪我防止の為に練兵場に砂を敷いたりもしました.
 その時点での兵力は,定数200騎に対して実数70騎だった様です.

 慶応三年に仏式伝習が始まると,あらゆる面で洋式化が進みました.
 鞍も顧問団の指導の下,馬具商の六代目森村市左衛門が軽騎兵用鞍を製造納入しました.
 その当時,騎兵指図役の福井某が画かせた演習中の幕軍騎兵の絵が,靖国神社に収蔵されています.
 それによるとランサーだった様です.
 軍装はフランス外人部隊の乗馬中隊に似た物で,白カバー付きのケピを被り,腰にはサッシュを巻いています.

 騎兵奉行を務めた成島甲子太郎(柳北)は明治に入り文筆家になりましたが,幕軍騎兵に付いての回想は残していません.
 書くに値しなかったのか・・・
 肝心な軍用馬が未整備でしたから,前線に投入出来る様な状態では無かったのかもしれません.
 鳥羽伏見で伝令に数騎が使用されましたが,その他には特に実戦の記録は残っていない様です.

軍事板,2018/04/13(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/13(péntek)

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 その後,明治陸軍で鎮台制から師団制への改編に伴って,西欧式騎兵隊編成が決まったの明治21年(1888年)のこととなる.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A8%8E%E5%85%B5%E9%80%A3%E9%9A%8A

軍事板,2018/04/13(金)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/13(péntek)

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** 【質問 kérdés】
> 銃の重さが同じなら,反動の強さは弾丸の運動量(弾丸重量×初速)に比例するから,銃口エネルギーが同じなら軽量高速弾の方が反動の点では有利.
> とはいえ,銃口エネルギーが同じでも速度の減衰率は軽量高速弾の方が大きいから,遠距離目標に対する威力は劣ることになるが.

 では,拳銃や短機関銃の類であれば,基本的に軽量高速弾の方が有利になりますか?

 【回答 válasz】
 「有利」が「同じ反動で大きな運動エネルギーを得ることが出来る」という意味ならその通りですが,殺傷力は運動エネルギーではなく,相手の体幹部に十分なサイズの穴を開けることで得られます.
 軽量高速弾では人体突入後,急速に減速して体幹部に到達できない,あるいは到達しても開ける穴が小さいために十分な出血量が得られない可能性があります.
 ライフル弾のように十分な貫通力を持っている弾ですら,5.56mmNATOでは同様の理由で相手を無力化する能力が,より大口径の7.62mm AK弾に劣ると言われるほどです.

 弾丸の威力を運動エネルギーで表わすのは簡単であり,それなりの意味もありますが,実際の殺傷力から「有利」を考えた場合,特に拳銃弾のように小威力の場合には軽量小口径高速弾有利とは言えないのです.
 長距離射撃時については引用文の通りです.

 なのでライフル弾などでは,運動エネルギーをいかに体内の大きな穴に変えるかが問題になり,命中後破砕してたくさん穴を開ける,タンブリング(でんぐり返し)して大きな穴にする,などの工夫がされていますが,なかなかその通りにならない,なっても大口径弾と比べるとやはり劣る,のが現状です.

 まして拳銃弾レベルでは,上記のような方法では体幹部まで弾丸(弾片)が到達しなくなるため,ますます軽量高速弾は不利となります.

 結果,9mmパラでは口径が小さすぎる,.45では反動が大きすぎるため,FBIではピストルの殺傷力を定量的に検討した結果,.40 S&W(10mm)を採用したわけです.
 ただ,その後9mm弾薬も改良された,女性でも扱い易い,価格も安い,などの理由からFBIは9mmに戻ってきているようです.
 とはいえ,未だに.45信者もおり,FBIの9mm回帰は妥協の産物という見方も強いようです.

 またFBIはホローポイントを使っており,FMJの軍用ピストルではますます9mm不利となりそうですが,軍用拳銃は実際の殺傷力より撃つこと,撃ち易いことに意義があるため,弾数が多い9mm有利という面もあります.

 短機関銃の場合は「全自動射撃時に十分コントロールできる」ことが必要ですから,これは9mmパラあたりがおそらく最適解となります.

system :軍事板,2018/04/14(土)
system : "5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/14(土)

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 【反論 kifogás】
 FBIなど警察組織を中心に9mm弾が再評価されてきてるのは,事例分析と実験から,無力化の確率は弾丸の貫入距離と正相関の関係にあるって説が主流となってきたからです.
 FBIが9mm再導入する際にはこの点が協調され,生身で45を数発喰らった容疑者が反撃し,逃走したケースを複数挙げて,衝撃力主義(45神話)は疑問だと主張してます.

 現在の技術・商品レベルで比較すると,45など他の弾丸と比べて9mmは貫通力が高目で装弾数・命中精度といった利点もあり,バランスが良いんだって.

軍事板,2018/04/14(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/14(土)

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 以前,拳銃スレッドに実体験を書き込んでいた人が居たが,40S&Wはまぁまぁマイルドな撃ち味だったが,357Sigはビッシ! と強く鋭くて閉口したそうだ.
 撃った本人は,我慢を強いられる反動で撃ってて楽しくないし,インストラクターも勧めなかったとか.
 希望者のみに撃たせてたけど,その人はすぐやめたとさ.

 ただ名高いSMG,バラライカことPPSh-41は,トカレフ弾を使っていたせいで射程が長かった.
 9mmパラベラムや45口径が100mの所を150mまで狙えた.

軍事板,2018/04/14(土)
"5 csatornás" katonai BBS, 2018/04/14(土)

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