c

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ

「未分類草稿別館 wiki」トップ・ページへ

目次へ

初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 860 <重複スレッド>

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.

※レス回収基準は「ver = 10」

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.

目次


** 【質問】
 ストッピングパワーとジュールの関係で質問です.
 ヘビー級のボクサーのパンチは38sp弾の2.5倍くらいの威力がありますが,拳銃は頭に撃たれたら,アメフト選手レベルで身体を鍛えていてもほぼ即死ですが,ボクサーのパンチはそれくらい鍛えてたら大怪我とかするレベルに留まります.
 威力的には2.5倍くらい差があるのに,何故こんな風に変わってきたりするのでしょうか?
 例えば,弓矢なんかもせいぜい20Jくらいしかありませんが,遥かにボクサーのパンチより危険で行動不能になるのは確実という感じですし,空手家の手刀も,ビール瓶切ったりしますが,それより100分の1もジュール的に威力がないであろう,5〜8J程度のパチンコでパチンコ玉を打っても,瓶は砕け散りますよね?

 物体を破壊,行動不能にする威力とジュールというのは一体どんな関係になるんでしょうか?

 【回答】
 銃撃死は次の二つに分かれます

1. 中枢神経の破壊による死亡.脳の破壊,脊髄の破壊による呼吸停止など
2. 失血死.これも最終的には失血による循環不全で脳が酸欠死しての死亡です.

 1.の場合には中枢神経を護る頭蓋骨,脊椎などを破壊するエネルギーが必要です.
 ボクサーのパンチに比べると,銃弾はごく狭い範囲に力が集中するため,頭蓋骨を貫通することができます.
 矢についても同様のことが言えます.
 釘を材木に打ち込むのは簡単でも,釘の先に鉄板を溶接すると,その鉄板を打ち込むのは困難なのと同じです.

 2.の場合には短時間で十分量出血させる必要があり,そのためには大血管や血管の多い臓器に大きな穴を開けなければなりません.
 そのような臓器は体幹部にあるので,そこまで貫通させる必要もあります.
 そのためにはある程度大きく,重さのある銃弾が,十分な速度で侵入する必要があり,それをジュールで表現することもあります.

 しかし,それはあくまでも銃弾を前提としての数字です.
 同じジュールでも巨大な板がごくゆっくり当たってきたら,単にずるずる押されていくだけになります.

system ◆system65t. : 軍事板,2016/03/15(火)
青文字:加筆改修部分

 ちなみに,「殺しても死なねえ」なんて仇名されるようなアメフト選手でも,防具何もつけてない状態でヘビー級ボクサーに頭思い切り殴られたら,死ぬか重度の障害負うぞ.

軍事板,2016/03/15(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 偽装核実験には,大量の爆薬の他に何が必要でしょうか ?

 【回答】
 今回の北朝鮮核実験では漏洩放射性物質は観測されていません.
 爆発力に対して十分に備えた地下核爆発実験において,爆発力が期待をずっと下回ると,こーゆー環境に優しい結果が生じます.

 とゆーわけで,放射性物質は必要ありません.
 まあ,検出された方がそれっぽくはあるのですが,検出された物質を分析すると,爆発の詳細が判明するため,下手な放射性物質混ぜると,「これ違うだろ」と欺瞞がばれてしまいます.

 あと,爆発が一瞬である核爆発と,大量の爆薬を爆轟させる通常爆薬とでは,発生する衝撃波のピークが全く異なります.
 これが地震波にどれだけ反映されるかが,どこかのサイトにあったのだけど,探すの面倒.
 まあ,そんなとこからでもバレる可能性はあるよ,と.

system ◆system65t. : 軍事板,2016/03/15(火)
青文字:加筆改修部分

 つーかだな,そんな大量の爆薬を「同時に」起爆するってな,下手すりゃ核爆発以上に高度な技術が必要だぞ.

 なぜなら,最初の起爆で周辺の爆薬は吹っ飛んでしまうから,これは核爆発も同じで,用意された核物質のうち,反応を起こす量は全体の何割か.
 特にごく初期の核爆弾だと1割以下だったりする.
 反応する前に飛び散ってしまうんだな.
 だから核開発ってのは,どんだけ大量の核物質を同時に反応させるかという技術の追究でもある.

軍事板,2016/03/15(火)
青文字:加筆改修部分


<保留>

** 【質問】
 韓国のK-2がクソミソに貶されているのを見ました.
 ぱわーぱっく?がマトモじゃないのは分かりましたし,韓国の地形的特性からして,起伏が激しい地形で,パワーが出ない上に重量が重いのは困るのもわかります.
 ですが北朝鮮の戦車は,どんなに強く見積もっても,湾岸戦争ですごい爆発してたイラクのT-72の廉価版程度ですよね?
 相手が相手なので,こんなモノでもまず作ってみて,技術開発をこつこつ積み重ねていくのは合理的だと思うんですが,それだとなにか困る事情でもあるのでしょうか?
 ひょっとして北朝鮮は,新型の戦車を開発もしくはロシアから購入していて,K-2では覚束ないようなことになっているんでしょうか?

 【回答】
186 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 23:55:11.20 ID:72ONJXvV.net [8/8回]
>>185
>>4
・「〜って本当?」のような質問は,「〜」について述べたソース元(文献やニュース番組,ネット情報など)を提示してくださいそれはただのヨタ話・デマかもしれません

188 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:01:07.67 ID:GAje+1Hd.net [1/4回]
>>186
ニコニコ大百科の記事ですかね.
ホントかよ?って思ってこの板にあるK-2専用スレを見て見たんですけど,
鼻ホジって感じの空気なんで悪く思われてるようにしか思えないんですよね.

187 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 23:58:09.67 ID:NcUZvVo+.net [5/5回]
>>185
あれが必要以上に貶されるのは,まずもってやたらと過剰に「世界最強クラスの実力」だと
向こうのマニアや企業が喧伝するせいだと思うが,それはそれとして機関・駆動関係の
信頼性が低いってのは装甲戦闘車両にとっては致命的.

あと,「相手の国の兵器はとても問題が多くて実戦で役に立たなそうだ」と思われるのは
「実際に使ったら役に立たない」よりも困る.
抑止力にならなくなってしまうからな.

現実的に考える限り韓国軍はM48かM60の近代化型をずっと使ってるほうがよほど
実利があったと思うが,「最新鋭の兵器が調達できない」「最新鋭の兵器が開発できない」
「国産兵器を開発しようとしてもマトモな物が作れない」ってイメージが付くのは,
それはそれで大いに問題なのだ.

190 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:06:07.02 ID:GAje+1Hd.net [2/4回]
>>187
なるほど,わかりました.
しかし日本の61式戦車も「うーん?」ってなってしまうところがあるので,
戦前から戦車を作っていた日本でさえこれなのだから
誰でも最初はイマイチのものにならざるを得ないし,それは仕方がないと思うのですが…
単純に最初は韓国でも作れるところまで目標を下げて手堅く始めるべきだったという話なのでしょうか?

192 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:19:59.39 ID:i0DrbPiI.net [1/1回]
>>190
いやそれが既にあるK1なわけじゃん

194 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:26:55.24 ID:GAje+1Hd.net [3/4回]
>>192
あれは国産ですけど設計はアメリカですよね
あれ,韓国はどこから間違ったんだろ?
国産なのにうまく技術をコピーできないなんてことあるんですかね?

204 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 02:51:12.36 ID:RISySV2Z.net [1/2回]
>>194
問題の根本的なとこで少し食い違いがあるような感じがする.
K2は単純に韓国陸軍のための兵器ってわけではなく,重要な輸出商品でもあるのよ.
なもんで,自国軍で使いながら少しずつ改良して・・なんてやってると顧客が怒るもんで,
必死こいて信頼性を上げようとしてる(実際,K2ベースにアルタイを開発しようとしてた
トルコが激おこ).

199 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/16(水) 01:13:53.84 ID:Ix2smlmY.net [2/4回]
>>187
>現実的に考える限り韓国軍はM48かM60の近代化型をずっと使ってるほうがよほど
>実利があったと思うが,


 M60もM1採用前夜の70年代後半ともなると,サーマルサイトを装備したM60A3が西ドイツに配備されているくらい.
 クネパパの軍事政権下の70年代に,M60を調達しようとしたが価格が折り合わなかった.

 が,アメリカに設計してもらってライセンス料をはらってでも国産戦車としてK-1を作ったら,サウジアラビアがM60を買ったときの半額ちょいで収まった.
 M60が安いというのはそういう印象を持つ人が多いというだけで,当時の実際の売買契約では安かったわけではない.

 日本のF-104もアメリカ製の8割くらいの値段で作れたそうだし,ある程度の質の人材を揃えられるなら,為替や人件費の差が,国産品の調達価格をぐーっと押し下げることになる.

 武装とベトロニクスはM60A3(TTS)なみ.車体と砲塔は新設計だからコンパクト,エンジンは新型大馬力,それで調達価格を国内製造で抑えたことから1000両も買えました,とか,韓国製兵器としてはこんな成功はもうないんじゃないかとさえ思う.

201 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 01:36:39.05 ID:pbl6OZqD.net [1/2回]
>>199
M60って2016年初頭の今でも現役で使っている国があるし,アメリカ自身1990年の時点でも
現役で使っていたわけで,少なくとも1980年代では世界的に現役だったと思うけど.
あとM60A3TTSって1970年代の末だとアメリカにすら大した数無いでしょう.
M60A3が生産開始されたのが1978年なのに.

韓国としてはK-1は成功作なんじゃないの? ってのはそうだと思うけど(少なくとも21世紀を
目前にしてまだほとんど原型のままのM47が多数現役にある,ってのよりかは遥かにマシ
だったと思う),そのレスだけ読む限りにおいては事実誤認もいいところだと思うが.

205 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/16(水) 07:25:12.74 ID:Ix2smlmY.net [3/4回]
>>201
>そのレスだけ読む限りにおいては事実誤認もいいところだと思うが.

キミはバカだなあ,と思うのは「事実は,何である」という指摘以前に「どこが事実誤認か」すら言えないところだな.

>M60って2016年初頭の今でも現役で使っている国があるし,アメリカ自身1990年の時点でも
>現役で使っていたわけで,少なくとも1980年代では世界的に現役だったと思うけど.

じゃあ2016年でも現役で使っているし,アメリカも1990年の時点では現役で使っていたから,第三次FXはF-15では
なくてF-4にしておくのが正解だったということかw

1980年にM60を買ったエジプトは,1988年にM1を買ってる.サウジもM60を買ってるがM1に買い換えた.
「アメリカが1990年でも使ってたもん」と言ったところで1990年から退役が始まり,輸出は中古がメイン.
その中古を買ってたモロッコもM1に買い換える契約を去年結んでいる.

>あとM60A3TTSって1970年代の末だとアメリカにすら大した数無いでしょう.

いやいや,まったくスゴイ面の皮の厚さだな.そこは生産数何両で在欧米軍の戦車の何%でしかない「だから」大し
た数ではない,とやらなきゃならないのに,ただ「大した数無いでしょう(キリッ」とか,底抜けのバカだな.

193 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:26:55.22 ID:Qbo4IZEV.net [1/1回]
K1は手堅い設計で北のT-62を相手にするには必要十分な性能だし,東部山岳地帯ではロシアから借金のカタに取り立てたT-80Uを戦力化してるし.そこで一気に世界水準を狙ったのがK2な訳だが…

195 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:28:29.30 ID:bbZYTIoG.net [1/5回]
質問じゃなくて議論がしたいならうよそでやってくれないか.

196 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 00:35:21.66 ID:GAje+1Hd.net [4/4回]
ごめんなさい.専用スレで聞いてみます.

206 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/16(水) 07:26:33.81 ID:Ix2smlmY.net [4/4回]
>M60A3が生産開始されたのが1978年なのに.

M60自体がT95完成までのツナギでしかなかったってのは理解している?1960年に中止になったから62年にはA1
の量産を開始し,MBT70がポシャったから71年からA1にRISE改修をやって,かつM1が出てくる80年代まで通用させ
るためA1E3,のちのA3としての改修計画を72年に立てた.テスト自体は75年からやっててFY76の四半期とFY77で
予算が下りて,最初の低率生産車の完成が78年2月.このときの発注数が296両.A3は1983年までに新造1686両.
A1からA3への改修はアニストン陸軍補給廠のほか西ドイツのマインツ陸軍補給廠でも行われ,これが5661両.TTS
まで装備したものなら3786両ということになる.年度あたりの生産数で見るなら,新造が500両以上,改修が新造と同
程度であれば合算1000両,改修車両の比率同様に新造の倍であれば1500両程度は70年代末に完成していたことに
なるわけだけど.M60A1の1978年の生産量は「月産」で116両だったそうだし.スペインからM60A1の注文を1973年に
受けて,同じ73年から74年にかけてで250両,1975年の450両の追加注文も75年と76年で引き渡している.81年のエ
ジプトのA3の注文も311両を翌年に納入しているし.

「大した数」ってのはどっから線引きされるわけ?事実誤認と見解の相違ってのはまた違うんだけど?

軍事板,2016/03/16(水)
青文字:加筆改修部分


<保留>

** 【質問】
 第二次大戦時の米空母は精々排水量が3〜4万トンだったのに,何故20年足らずで米軍は2倍の排水量を持つ大型空母を作ったんですか?

 【回答】
159 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 17:39:27.15 ID:TAKRRi64.net [1/1回]
>>158
飛行機がジェット機になってしまいましたからな
空母もそのスペックに合わせて巨大化する

165 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/15(火) 20:00:14.29 ID:JC3xJE4S.net [2/3回]
>>159-162
回答ありがごうとざいます
核戦力の一翼を担う為にに攻撃機が大型化しそれに伴って
空母自体も大型化したって事ですね

170 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 21:05:33.62 ID:5U2u+mVm.net [3/3回]
>>165
それなりのペースで発艦させる事を考えると「カタパルトなんか1基でいいや」というわけにはいかないし,
着艦の安全性を考えるとアングルドデッキは必須,カタパルトに100m,着艦帯に200m,
その他格納庫への上げ下げや武装のアーミングといった作業スペースを互いに干渉しないレイアウトで‥‥
と考えていくと,むしろ今の原子力空母が(あれで)いかにミニマムにまとまっているかが分かる.
受け入れる港湾施設の事も考えれば,これ以上の艦容になるのは避けたいところだろう.

191 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/16(水) 00:06:49.59 ID:Ix2smlmY.net [1/4回]
>>165
補足するなら,米海軍は戦前の軍縮条約時代の試行錯誤のなかで「5個飛行隊は積みたい」というのが固まっていた.
単純に艦載機が大型化するだけなら,大戦中に起工した空母を大改造してファントムまで載せたイギリスや,フランス
の原子力空母,対艦攻撃を大型ASMに割り振ったロシア製のように,搭載機を減らすという手段もある.
戦闘攻撃偵察対潜早期警戒電子戦と一揃いを載せよう,というのが米海軍の空母が並外れて大きい理由.

207 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/16(水) 08:57:17.58 ID:luBXfEma.net [1/1回]
>>191
なるほど全部載せようとも思ったから
8〜10万トンにまで巨大化したんですね
ありがとうございます

160 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 18:12:06.12 ID:jXq7ZIon.net [1/1回]
運用する艦上機の方がジェット化・大型化したので,ベースとなる空母の方も
大型化しないと離着艦距離が足りなくなったり,甲板上で取り回しできなく
なったりするため.
大戦中のエセックス級空母は改装を施されて戦後のジェット世代にも対応したが,
1960年代から主力になりつつあったF-4ファントムは大型すぎて搭載できなかった.

161 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 18:26:32.61 ID:72ONJXvV.net [2/8回]
ミッドウェイ級(就役時は基準排水量45,000t)の建造開始が1943年なので最初からジェット機搭載を目的として大型化したとは言い切れない.
でかい空母を作ったらジェットの運用でも都合が良かったというのはもちろんあるけど.

162 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 18:45:35.07 ID:fURBoKhm.net [3/3回]
>>161
ミッドウェイ級はでかいだけでエセックス級と同世代だから,今の話には不適当.

で,大型化を始めた頃はまだジェットもそんなでかくなかっただろってのは,戦闘機に関しちゃ
そりゃそーなんだが,核攻撃用の重攻撃機(AJとかA-3とかな)の事考えたら,大型化は不可避.

つーわけで最初期は核戦力の一翼を担うため,次に全艦載機に大型化の傾向が見られたため
って事でいいんでないかと.

164 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 19:29:35.95 ID:EojCtOBz.net [1/1回]
レシプロ5発は実在するけど,もういいのかな?

166 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/15(火) 20:36:01.65 ID:72ONJXvV.net [3/8回]
核戦力の一翼を担うはずの超大型空母ユナイテッド・ステーツが陸空軍の猛反対を受け,推進していたフォレスタル国防長官が辞任直後に自殺するという事件を経て起工直後に建造中止になったりしてるので,米空母の大型化はそんなにスムーズに運んだわけでもない.

180 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/15(火) 22:53:56.56 ID:JC3xJE4S.net [3/3回]
>>166
>>170
ありがとうございます
だからあんなデザインでフォレスタル級から余り変わっていないんですね
フォレスタル級が如何に洗練(完成?)されてるかが分かります

208 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 09:35:03.64 ID:TDW7jeJn.net [2/2回]
違うと思うなぁ
単純にスケールメリットの追及,米海軍の戦術戦略では空母を大型化(かつ総数の削減)
した方が経済的だったってだけなんだと思う

211 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/16(水) 14:42:44.74 ID:RISySV2Z.net [2/2回]
>>208
表現が違うだけで,言ってる事が他の人と変わらんぞそれw

244 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/17(木) 16:50:53.49 ID:PHCA65pi.net [1/2回]
>>208
>違うと思うなぁ

思うなあ,ではなく,何がどうだと言わないと,初質スレなんだから.

>単純にスケールメリットの追及,米海軍の戦術戦略では空母を大型化(かつ総数の削減)

 ヨークタウン級の場合は戦闘機18機,急降下爆撃機(索敵爆撃機)18機が2個飛行隊,雷撃機18機で4個飛行隊だった.
 雷撃機がゴミで,まともなほうのドーントレスを索敵機代わりにするから余分に積まなきゃならず,おかげで戦闘機が足らなかった.
 条約型空母だと4個j飛行隊だけど,戦闘機をもうひとつ載せるのに5個飛行隊がほしいね,ってのはこのあたりの事情もあった.
 エセックス級で戦闘機36機,急降下爆撃機36機,雷撃機18機の5個飛行隊となって戦闘機の不足が解消.
 太平洋戦争末期には戦闘機がF6Fが18機,コルセアが72機,アベンジャー18機になる.
 空母守るには戦闘機が大前提で,でもヘルキャットもコルセアも爆撃機代わりに使えたし.
 対艦ならアベンジャーもある,と.

 朝鮮戦争のときのエセックスの艦載機.
 ジェットがでてくるけどコルセアもスカイレイダーもあって,夜間戦闘機も夜間攻撃ができるサブタイプも,さらにヘリコも分遣隊を載せるようになる.

VF-51 Screaming Eagles F9F-2
VF-172 Night Owls F2H-2
VF-53 Blue Knights F4U-4/4B
VF-54 Hell's Angels AD-2/3/4
VC-3 DET.B Blue Nemesis F4U-5NL
VC-61 DET.B Eyes of the Fleet F9F-2P
VC-11 DET.B AD-4W
VC-35 DET.B Night Hecklers AD-4NL
HU-1 DET.B Pacific Fleet Angels HO3S-1

 今のCVWになったのは1963年からでだが,当時は別に総数の削減を図っていたわけではない.
 エセックス級も攻撃空母があったし.
 原子力空母の値段が高すぎてしばらくおあずけになるなんてのも,まだわかってない時期.
 つか,空母の削減をしたくないからデタントと人権外交を掲げたカーター政権でだって,4隻目のニミッツ級もSLEPの予算も認めた.
 でもそれは単純なスケールメリットの追求があったわけではない.
 中型空母案だのVTOL空母だのを盛んに研究させてたんだから.

 ニミッツ級の最初の3隻はミッドウェー級の代艦だったけど,残った2隻についてレーガンは任期中の退役を許さなかったし.
 冷戦下で「かつ総数の削減」とか,やるわけねーわな,600隻艦隊をぶちあげて2期8年で4隻も原子力空母を建造させた大統領なのに.
 そこらへんは冷戦が終わったあとのクリントン以降の話だけど,積極的な削減というわけでもないし.
 地域紛争がなくなったわけでなし.
 ミッドウェイ級3隻,通常動力8隻,エンプラ1隻の計12隻が,ニミッツ10隻,エンプラと交代でフォードが就役して11隻になるんだから.



255 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/17(木) 20:22:44.91 ID:rQazcabz.net [2/2回]
>>245
その論議,小型(対潜)空母の順次削減(最終的に全廃)というのを無視してるよ

313 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/19(土) 09:30:35.63 ID:U9xWFskk.net [1/4回]
>>255
>その論議,小型(対潜)空母の順次削減(最終的に全廃)というのを無視してるよ

小型(対潜)空母ってのが何であるかの具体名と,その削減(全廃)の時期を書いてくんないかな,俺設定ではなく.

まず,アメリカに「小型の対潜空母」というジャンルが定着しなかった.巡洋艦の船体に飛行甲板を張った軽空母は,
1960年を迎える前に売られるか退役か指揮通信艦になるかで航空機の運用と無関係.有象無象の護衛空母など,
再軍備する日本でさえ「いらん」と言った性能なのだから生き残れるわけもない.
TBFやスカイレイダーの対潜型であればハンターとキラーに分けないといけなくて,S-2やアリゼなら重さが8トン以下
のF9Fよりでかい10トンオーバーの大型機.増勢するソビエト原潜をおっかけられる機体を積めるのは,正規空母改
装で満載で4万トンオーバーのエセックス級になるわけだが,これのどこが「小型」になるつーねん.

エセックス級を「隔月刊エセックス」「たくさんある」というイメージで語っているのだろうが,現実はちょっと違う.
完成したのは24隻だがフランクリンとバンカーヒルは日本海軍の攻撃で事実上の廃艦.3隻は改装の対象にすらなら
ない.4隻はLPHだからジェット機の運用能力を持ったのは15隻.レークシャンプレインはSCB-125を受けずに66年に
退役しているからアングルドデッキを持つのは14隻.SCB-27は油圧カタパルト装備のAとスチームカタパルト装備の
Cに分かれるが,対潜空母になったのは油圧カタパルト装備のSCB-27A改装に加え,SCB-125改装を受けた7隻プラ
ス27C改装艦からのイントレピッド.搭載機はS-2にE-1とヘリ,防空用にA-4の分遣隊.

314 : ふみ ◆Y.QUKJBduY : 投稿日:2016/03/19(土) 09:31:40.08 ID:U9xWFskk.net [2/4回]
そしてこれらが消えたからと削減なのかというと,そもそもが中古の,能力の限られた空母の延命でしかなく,その能
力というのは空母でないと発揮できないかというと,対潜ヘリが対潜艦から運用できるようになるまでの間に合わせで
しかない.実際にはDASHの失敗を経ての水上戦闘艦への有人ヘリの搭載ではあったが.

27Cでスチームカタパルトを装備した攻撃空母扱いの6隻も同様で,フォレスタル級と同じ航空艤装を入れて30トンの
スカイウォーリアまで搭載したオリスカニーは別格としても,他のはF-8までの運用がせいぜいで攻撃機もA-4でしか
ない.エセックス級を維持しろってんならこれの後継機が必要になるが,フェニックス6発搭載で30トンもある可変翼
戦闘機を開発している米海軍はもちろんそんなことは考えていない.未練はあったのか対潜空母よりはスクラップに
された時期は遅いけど.戦後のエセックス級の延命とは,そもそも能力が足らない大戦型空母で行ったスーパーキ
ャリア増勢までの時間稼ぎであり,これらが揃ったから更新されている.

「総数の削減」ってのは冷戦が終わってからの話.「大型化」はフォレスタル,ひいてはユナイテッド・ステーツからの
既定路線で,エセックス級で固まった異なる任務の飛行隊を複数搭載して複合的に運用する方針を,艦載機の大型
化,ジェット化でも対応した結果であって,それは「集約して削減」という発想とは異なる.繰り返すが空母が高いと文
句を言ったカーターでさえ「安く作れる中型空母」を研究させはしても空母を削減してない.ミッドウェー級の退役も,
ニミッツ級という後継艦があっての話であり,機関の調子が悪い,プラス高騰したせいで改装費が調達できなかった
フランクリンDルーズベルト以外は延命されたし,そのルーズベルトの延命を模索した海軍も退役を了承したのはミッ
ドウェー級代艦に続く4隻目のフルサイズの原子力空母の予算をカーターが認めたからだ.

軍事板,2016/03/15(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
http://blog.goo.ne.jp/msplus/e/447b5148be2a1a2c022f6c2971338393
 このページにT34/85の模型の写真があるのですが,砲塔に書かれているキリル文字は車両の愛称でしょうか?
 それともスローガンですか?
 意味を知りたいです.

 【回答】
 ЛЕМБИТУ(LEMBITU)は13世紀にリヴォニア帯剣騎士団(バルト地域の征服とキリスト教への改宗を目的としたドイツの騎士修道会)と戦った,エストニアの伝説的な英雄の名.
https://en.wikipedia.org/wiki/Lembitu

 質問の戦車はソ連赤軍の第116戦車旅団に属していて,エストニア人の献金によって製造配備された戦車隊に,このマーキングが付けられた.
http://www.ebay.com/itm/Peddinghaus-1-16-Russian-T-34-85-Tank-Markings-Lembitu-116-TB-Russia-1944-EP2881-/201306054270

 なお,リヴォニア帯剣騎士団は後に暴虐が過ぎて解散が命じられて,プロイセンを領有するドイツ騎士団に吸収され,そのドイツ騎士団は後に世俗国家プロイセンとなり,ドイツ第二帝国となった.

軍事板,2016/03/17(木)
青文字:加筆改修部分


<保留>

** 【質問】
 陣地に馬に乗った騎兵隊が攻めてきた場合,弓とか銃で応戦しますが,弾が馬に当たる確がかなり高いように思います.
 なぜ馬に乗って攻めるのですか?

 【回答】
382 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/20(日) 13:27:49.93 ID:cevxhq/A.net [1/1回]
>>379
そらやっぱスピードとそれによって生まれる衝突力だろうな
特に古代のカタフラクトや中世の後期に出てきたフルアー馬マーの騎士なんかは
鎧を着た騎士との重量をあわせると500kgはあったといわれていてその衝突力は
馬鹿にできたものじゃない.
それに弓矢もヨーロッパの場合だと中世に入るまであまり強力なものはないし,
マスケットも命中率が悪いうえに次弾の装填に時間がかかるから突撃を受ける
までに撃てる数も限られるからある程度有効だった.

ただやっぱりロングボウのような強力な弓やライフルが登場すると,正面からの突撃は無謀と思われて追撃なんかで使用されることが多くなってくるけどね.

383 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/20(日) 13:36:01.25 ID:ocVHXrDQ.net [1/4回]
>>379
14世紀には騎士の華やかなりし時代(騎馬隊の突撃が中心の時代)は終焉を迎えたよ.

マスケットの時代はまだ弓の方がマシだったので槍兵と陣地の構築が重要となった.
そしてライフルの登場で槍兵が消えていき「ライフル+銃剣」の歩兵戦の時代に入った.
もっとも騎兵の方もカービン(騎銃)を装備したけど.

一方で臼砲の時代から迫撃砲や榴弾砲などの火砲が登場して,火砲を設置する場所を
一早くに確保したり,側面などの不意打ちや偵察,連絡に騎馬隊が使われる時代が訪れた.
てなわけで騎馬も運用方法次第で使えた.

385 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/20(日) 15:16:35.93 ID:H1MjRhDi.net [2/2回]
>>383
槍兵が消えたのってライフルが普及する(ナポレオン戦争くらい)よりずっと前だよ
確かに18世紀中盤になってもスウェーデン軍の歩兵大隊にはパイク兵中隊がいたし
下士官がステータスシンボルとしてパイクを持つ伝統はナポレオン戦争より後にも続いたけど

402 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/20(日) 17:12:34.27 ID:ocVHXrDQ.net [2/4回]
>>385
ルイ14世の時代には再装填や銃口の爆発などの問題を起こすために銃剣が禁止されていた.
銃剣の普及(槍兵の衰退)もライフル銃の普及も17世紀後半からじゃなかったか?
ただし18世紀初頭のナポレオンの大陸軍はマスケットであったけど.

420 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/20(日) 20:47:51.25 ID:f4/KMPIw.net [1/1回]
>>402
でも跡継ぎのルイ15世の時代にはスウェーデン軍を除いてマスケット兵を保護する為のパイク兵は絶滅してるんだよな.
ライフルもオーストリア軍の一部が使ってたくらいで全然普及してなかったし

429 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/20(日) 21:45:37.52 ID:ocVHXrDQ.net [4/4回]
>>420
議論するような形になってしまいますが,ルイ15世の時代(18世紀前半)は
一時的に騎兵(槍騎兵など)が主力的地位に返り咲いた時代になったでしょ.
頭数は歩兵の方が多いと言ったら中世も騎士より歩兵が多かったとなるし.

432 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/20(日) 22:49:44.22 ID:vB1rJXtW.net [1/1回]
>>402

 流れが少々違うかと.
 フランス軍の場合ですが・・・
アリン4世時代の1597年(連隊編制の採用),1個歩兵連隊1200名の内訳は,パイクマン2/3,マスケッティア1/3.

 ルイ14世時代の1692年制定の歩兵中隊:
2名 軍曹(ショートパイク,ハルベルド)
3名 伍長(フリントロック・マスケット)
5名 anspessade/兵長または上等兵(フリントロック・マスケット)
10名 パイクマン(パイク)
13名 フュジリエ(フリントロック・マスケット)
21名 マスケッティア(マッチロック・マスケット)
1名 鼓手
下士官兵士合計55名
 この内1〜2名(人数と人選は大尉の裁量)にライフル・カービンを装備させ,徒歩カラビニエとしました.
 将校は大尉1名,下級尉官1〜2名.
 大隊は13個中隊編制.

 銃剣の普及とシュタインキルクの戦訓からパイクマンが減少しています.
 1702年,フランス元帥のヴィルロワ公は指揮下のイタリア方面軍のパイクマンを廃止.
 1708年,フランス軍の野戦兵力からパイクマンが消えました.

軍事板,2016/03/20(日)
青文字:加筆改修部分



438 : 名無し三等兵[] 投稿日:2016/03/21(月) 09:44:33.39 ID:mu9Dbgux.net [1/1回]
>>432
「流れが少々違うかと」こちらに書いてくるのはおかしいからね
まずは>>379の人の質問を読んでから回答しろよな.
歩兵戦の進化の話じゃないよ.騎兵(一時代は騎士)の話だからな.

銃剣の普及はステーンケルケの戦いじゃないだろ.
先にも書いたが1690年頃の銃剣は実用性が低くて歩兵が拒否した時代だったのだから.
キリクランキーの戦いの数年後にその教訓から英独は銃剣をリング式にしたって話だよね?
また例えば槍兵は1794年のポーランドでの蜂起で活躍しているが.

384 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/20(日) 13:44:25.83 ID:KRKMcRNg.net [2/3回]
>>379
陣地にこもった敵にたいしては,砲撃や銃撃で崩してから最後の止めとして突撃する.
そういう手順を踏まない場合は大概突撃した騎馬のほうが大損害くらってる

380 : 名無し三等兵 : 投稿日:2016/03/20(日) 13:25:02.07 ID:H1MjRhDi.net [1/2回]
長篠の合戦はまあしょうが無いとしてそういう場合は正面から歩兵が攻めて陣地側面や背面から騎兵が突っ込むのが定石だね.
戦史で言うならばボロジノの戦いでフランス軍がラエフスキー角面堡を落とした時がそれだね.

軍事板,2016/03/20(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 この間のロシア特殊部隊の最新の訓練映像紹介動画で,対ゲリラ戦用にクロスボウを装備してる兵士がいましたが,ふと思ったのですが,なんでクロスボウを現用してるのは特殊部隊やスパイみたいな,銃器なんて幾らでも選べる立場で,酷いところでは銃も無いゲリラなどは殆ど使用しないんでしょうか?
 ベトコンなども使用したという話は聞いたことがありませんし.
 その一方でグリーンベレーは非正規戦でナム戦の時に使用している記録が残っていたりと,ありますが.

 ゲリラが使わないで特殊部隊は今でも使う,というのには何か理由があるんでしょうか?

 【回答】
 ゲリラが使わないってのは,ぶっちゃけ銃の方がはるかにお手軽だから.
 特殊部隊のように様々なシチュエーションに柔軟に対応する目的があって,はじめて弓という選択肢がでてくる.

 ヴェトナム山岳民族は十字弓&毒矢を狩猟(仕掛け罠猟含む)で多用していて,当時の従軍ジャーナリストも書き残している.
 たしか岡村昭彦のには書いてあったな.
 鉄材が普通に手に入る(↑の例ではそれすらないんだよ.ジム・モリス「グリーンベレー」で,空き缶に藤編みの取っ手付けてコーヒーカップに使ってた話がある)現代の各地紛争地域だと,銃弾が手に入る状況ならいろいろ工夫して,とりあえず弾は出る即席銃作ったほうが作りやすいし扱いやすい.
 zip gun pipe で画像検索するといろいろ出てくる.
 もっと簡単に作れて隠しやすい,パチンコ+矢(矢羽根付き)なら,2010年代に入ってからの地域紛争で割とよく見るけどね.

軍事板,2016/03/29(火)
青文字:加筆改修部分


目次へ

「未分類草稿別館 wiki」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ