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●初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 824
※重複スレッド.実質vol.825

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.

※レス回収基準は「Ver.6」

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.

目次


** 【質問】
 自衛隊の戦車小隊,戦車中隊,戦車大隊,戦車連隊の編成を教えてください.
 ロシアやアメリカの編成も教えてくれると嬉しいです.

 【回答】
 自衛隊の場合,
戦車4輌で小隊
3個小隊+中隊本部2輌の14輌で中隊
2〜4個中隊+大隊本部2輌の30〜58輌で大隊

 連隊編制をとる戦車部隊だと,
4〜6個中隊+連隊本部2輌の58〜86輌で連隊

 大隊と連隊だと規模だけでなく,本部の指揮能力や支援能力等が違うらしい.
 また,10式戦車装備部隊だと,中隊本部が1輌で13輌中隊らしい.

 米陸軍も同じような感じだが,現行の編制では大隊以上の戦車部隊がなく,機甲旅団戦闘団内の混成大隊に戦車中隊2個,機械化歩兵中隊2個という編制になっている.
 こうなる以前は,陸自の大隊と同様の編制だった.

 ロシア陸軍の場合,
戦車3輌で小隊
3個小隊+中隊本部1輌の10輌で中隊

 大隊の編制は戦車旅団所属の大隊と自動車化狙撃旅団所属の大隊で異なっており,前者が3個中隊+大隊本部1輌の31輌,後者が4個中隊+大隊本部1輌の41輌

軍事板,2014/09/27(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 日本陸軍の歩兵小隊下の擲弾筒分隊は,擲弾筒だけ装備してたんですか?
 それとも小銃も装備してましたか?

 【回答】
 小銃も装備していましたよ.

擲弾筒分隊(1940-45年)
 12名,小銃×9,擲弾筒×3

軽機関銃分隊(1940-45年)
 12名,小銃×11,軽機関銃×1

小銃分隊(1940-45年)
 12名,小銃×12

 小隊は分隊×4
 分隊の組み合わせは各種ありました.

軍事板,2014/09/28(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 ライノのF型は,F-14退役したからって,即刻RIOをクビにする訳にいかないから乗せて使ってるんだろ?

 【回答】
 違いますね.
 F型は当初,練習機型の複座型はどうするかって事から始まった.
 練習機型のみの生産・保有は非効率とされだした時期であり,海軍は海兵隊のD型のようなディープストライク仕様(攻撃難度が高い場所への夜間攻撃など)に興味を示して,A-6(それを受け継いだF-14のボムキャット仕様のような)の後継をメインに,転換訓練にも使用出来るという事で,複座型の生産を決定した.

 生産決定当初はA-6のVA並みに2VFAの配備を考えていたが,実線部隊に配備してみると,単座型に比べタンク容量が少ないため,予想以上に航続距離が短く,ディープストライクには不適切であるとされ,2VFAではなく偵察など複座型は有利なミッション使用に必要な1VFAだけの生産という事になった.

 「Fの存在はF-14のRIO失業対策」なんて話があるが,単なる与太話.
 F-14からFA-18Fの転換直後なら良いが,少し時間が経てば,新たにWSOの育成をしなければならなくなるので,膨大な経費が無駄にかかる.
 RIOの失業対策なら,EA-18Gも4座にしなけらばならなかったでしょ.
 F-14と同時期にS-3も退役してるが,1機あたりアヴィエーター以外でも3人失業した.
 人員削減は最も経費削減になるのに,戦闘機のRIOだけが特別扱いな訳がないでしょ.

軍事板,2014/09/30(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 米中露の主力戦車保有台数を教えてください.
 ロシア
はTー90が2562両配備されてて,Tー72,Tー80を12500両保管しているということで良いのですか?
中国陸軍は約8000両ですか
 アメリカ陸軍のM1エイブラムスはM1やM1A1も含んでいるんですか?
 今アメリカ陸軍に配備されているのはM1A2だけですよね?
 M1A2は何両配備されているのでしょう?

 【回答】
 2003年初版本とかの古いデータでよければ当然,損耗と更新,生産が成されてるはず.

アメリカ
M1A1/A2エイブラムス主力戦車 7,900輌
M93フォックス装甲偵察車 110輌
M2/M3ブラッドリー歩兵戦闘装甲車 6,710輌
M113A2/A3装甲兵員輸送車 15,200輌

ロシア
T-55主力戦車 1,200輌
T-62主力戦車 2,200輌
T-62A/B主力戦車 4,300輌
T-72L/M主力戦車 9,700輌
T-80主力戦車 4,500輌
T-90主力戦車 120輌
PT-76軽戦車 150輌
その他装甲車20,000超(打つの面倒になった)

中国
59型T/U主力戦車 5,500輌
69T型主力戦車 150輌
79型主力戦車 550輌
85B型主力戦車 500輌
85C型主力戦車 400輌
98型主力戦車 100輌
62型/621型,63型軽戦車 700輌
その他装甲車5,300輌

ついで日本
74式戦車 860輌
90式戦車 190輌
10式 参考本の上では未配備,2014年度で66輌

 比較すると,日本の戦車は展開する気が無い数字なのが判るな.
 戦車のプレゼンスと生産能力維持と技術更新以上でない,絶妙な数字だ.
 財務省に味方する訳じゃ無いけど,直接的脅威が無い以上,10式は90式並みに減らしてもいいと思ってたら,100輌くらいしか取得しないのね…
 まぁ,その代わりにバージョンアップは細かくして欲しい .

軍事板,2014/09/30(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 COIN作戦に関する質問です.
 マラヤ動乱の際,英連邦軍は戦略村を用いる事で,ゲリラ封じ込めに成功したそうですが,南ベトナムやローデシアが同じ事をやって失敗したのは,何が原因だったのでしょうか?

 【回答】
 マラヤの共産軍は,あくまでも「帝国主義者と戦う」事にこだわって,英連邦軍のみを攻撃して勝利することに固執してた.
 戦術はゲリラ戦であっても,あくまでも「軍隊と軍隊の戦争」だったから,ゲリラと住民を分断する戦略は上手く行った.

 また,支配者側の統治もそんな極端に圧政的ではなかった(異論もあるだろうけど)ので,共産ゲリラそのものが住民の支持を得られていなかった.
 むしろ「守ってくれる」という形で,囲い込まれることに対する反感も低かった.

 支配側が高圧的かつ圧政的で,住民の支持をあまり(もしくは,殆ど)得られてない状況で,更にゲリラの側は「住民の中に紛れてルール無用の闘争を仕掛ける」という戦術に出てくると,「ゲリラと住民の分断」が全くできなくなるので,戦略が根本的に破綻する.

 あともうひとつ重要な点として,マラヤの共産軍は「正面から戦っても勝てそうにない」と判断した時点で,自分たちから戦闘を仕掛けるよりは,自分たちの制圧区域に「解放区」を設立して,そこから出てこない,戦闘も政府側に攻撃された時だけ自衛的に行う,ていう戦略に切り替えた.
(自分たちも「戦略村」を作る方針に転換した,とも言える)
 こうなると共産ゲリラは,「辺境の片隅に引きこもって自給自足してる連中」となり,「放っておいて困らない限り放っておいけばいい」存在なので,政府側としては特に徹底して潰す必要もなく,双方それである程度平和になった.

 南ベトナムやローデシアの場合,「反政府勢力を殲滅しないと政府の安定はない」状況だから,放置することができない.
 反政府勢力は積極的に攻撃してくることをやめないし,孤立させることもできなかった.
 なので防衛的戦略は,「状況のイニシアチブを握れない」ということになり,状況の安定化に全く貢献しなかった.

軍事板,2014/10/01(水)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 EMP爆弾について教えてください.
 EMP爆弾は,半径何KMくらいの電子機器が破壊されるのでしょうか?
 特に中国のEMPです.
 例えば,長野辺りの上空で爆発させたら,本州の電子機器は全てアウトでしょうか?

 【回答】
 通常爆薬で磁界を急激に圧縮させることでEMPを発生させる兵器(いわゆるEMP爆弾)は,確か20年近く前から研究されています
http://www.ausairpower.net/ASPC-E-Bomb-Mirror.html
が,
・出力が不安定,
・指向性が思うように制御できない
などの理由で,未だに配備されていません.
(少なくともそのような情報はない)

 まして中国が,使い物になるようなEMP爆弾を開発,配備しているとは考えられず,したがってその有効半径に対する回答は存在しません.

system ◆system65t. 軍事板,2014/10/03(金)
青文字:加筆改修部分

 核爆弾を高高度で爆発させることによるEMP攻撃という話であれば,重要なのは爆発高度.
 その質問文だけだとなんとも条件が微妙だが,中国が保有してる弾道ミサイルの公表性能から考えると,最適高度で作動させたなら,諏訪湖の上空で作動させた場合,北海道から沖縄までの日本全土(=朝鮮半島や沿海州,中国大陸の東シナ海沿岸地域)まで影響範囲に巻き込める.

 イラクで放送局を麻痺させるのに米軍が使ったものもある.
 こちらはホコリみたいな炭素繊維とかアルミばら撒いてショートさせて電力網無力化するって触れ込みの兵器.

軍事板,2014/10/03(金)
青文字:加筆改修部分

 初使用されたのはセルビア.
http://fas.org/man/dod-101/sys/dumb/blu-114.htm

 大電流が流れれば炭素繊維(アルミメッキの,ではなかったか)は気化してしまいますが,ショートが発生するのでブレーカーが落ちる,機械が破壊される,火災が発生するなど,被害が生じます.
 繊維は細いのであちこちの隅に入り込み,修復後も風などで舞い上がっては,ショートを発生させて困った,という話があったような.

 センサー優位,通信ネットワーク優位な敵相手には,EMP兵器は(相手が十分な防御をしていなければ),優位を消滅させる決定的兵器になる可能性があります.
 特にレーダーや無線機は,電磁遮蔽して運用するわけにいきませんから,EMP兵器で大規模な奇襲をかける作戦は考えられます.

 また,誘導ミサイルに対するジャミング(ソフト,あるいはハードキル)手段としても有効でしょう.

 もっとも,先進国の兵器は冷戦のおかげで,ある程度EMP防御されているものが多いから,一発で完全沈黙,とは行かないでしょね.

system ◆system65t. 軍事板,2014/10/03(金)
青文字:加筆改修部分



** 【反論】
 主にロシア(旧ソ連)の技術だが,核によらないEMP爆弾(弾頭,兵器)つーのも研究されていて,すでに実用段階にあるらしい.
 おれは,1等自営業氏が初めてこの通常兵器型EMPに触れた時,さんざん馬鹿にしたコメントを書き込んでしまったが,今では公開している.

 ちなみにロシアは実用型を多数配備済み.
 北朝鮮は2年ほど前に,非公式なロシアの技術提供によって開発に成功.
 中国はよく分からんが,北朝鮮からロシアの技術を抜いているそうな.
 アメリカについては,今どの段階かにあるかを解説した記事は,見た記憶が無い.

 在韓米軍筋の情報,つまり朝鮮日報の「軍事専門記者」氏のブログが上記の情報源だ(苦笑
 信頼性について云々する人がいそうだが,それはそれ,情報は情報さ.
 URLは手元に保存してないが,韓国軍総合スレに転載した記憶があるので,過去ログを辿れば見つかるかも知れない.

 【再反論】
 それは・・・ 微妙な.
 ググってみると,怪しげなブログに「ロシアが配備してる」とかあるんですが,
http://frankeschein.blogspot.jp/2012/01/russian-emp-bomb_12.html
イヤイヤ.

 現在EMP兵器は爆薬を使うのでは無く,電源を用いた高出力マイクロ波発生装置(電子レンジ的な? あるいはAESA的な?)が開発の主流になっており,米のテストレインジでも使用されたりしているようです.
 英国もやってたはず.
 いわゆるHPM(High Power Microwave)兵器ですね.
http://en.wikipedia.org/wiki/Directed-energy_weapon#Microwave_weapons

軍事板,2014/10/03(金)
青文字:加筆改修部分


** 【追記】

343 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/03(金) 18:07:22.17 ID:rFDjcd/+ [1/1回]
WW1の最中に英軍は戦闘機の数を2桁増やしたそうですが,搭乗員の教育は追い付いていたんでしょうか?
初期の航空機の搭乗員の教育はいい加減でよかったんですか?

344 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/03(金) 18:26:37.47 ID:T0acBo8o [8/8回]
>>343
なんでもいいから飛ばせてるパイロットはそのまま軍用機で少し飛ばせてから前線へ.
飛べないヤツは練習機飛ばせるようになったら軍用機で少し(以下同

なので初戦場のパイロットはばたばた墜とされました.

345 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/03(金) 18:38:55.53 ID:ggFrbwQ7 [2/2回]
>>343
ttp://www.rafmuseum.org.uk/research/online-exhibitions/taking-flight/historical-periods/first-world-war-flying-training.aspx
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E9%99%B8%E8%BB%8D%E8%88%AA%E7%A9%BA%E9%9A%8A#.E5.8B.9F.E9.9B.86.E3.81.A8.E8.A8.93.E7.B7.B4

最初は陸軍の飛行学校では増員に対応できなくて民間の飛行学校を徴用した訓練部隊をいくつも作ったけど事故続出.
訓練中の事故により損耗率は実戦でのそれよりも高かった.
充分な訓練を受けないまま戦場に送り出されるパイロットも多く,損耗率は上昇し続けた.
その後状況は少しづつ改善され,さらに陸軍航空隊のロバート・スミス=バリー少佐が立案した訓練方法「ゴスポート・システム」で訓練中の事故率は劇的に低下し,以後このシステムが訓練のスタンダードになった.

軍事板,2014/10/03(金)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 P-47が対日戦に参加したのは,大戦末期?

 【回答】
 P-47は君が思ってるよりも,ずっと早い時期から日本軍と戦っている.
 大平洋戦線のP-47Dは,まず1943年6月にニューギニア方面に現れ,他の米軍機と共にラエとウエワクの日本軍飛行場を壊滅させている.
 その後,ボルネオの油田を空襲するB-24の護衛に付くが,ドロップタンク3つ搭載でもギリギリの長距離飛行となった.
 マリアナ方面では,サイパン島上陸の支援にも出撃.
 1945年4月には沖縄にも進出しているが,D型では後続性能に限界があった.
 ヨーロッパと異なり,P-38より航続距離が短く,P-40より重い機体なので,機体のタフさが認められるまで,パイロットの評判はイマイチだった.
 他にもビルマや中国で,米軍と英軍のP-47Dが日本陸軍機と戦っており,航続距離の長いP-47Nが日本本土まで来たのはもっと後のこと.

 なお,ヨーロッパにおけるP-47の出撃数に対する損耗率は0.7%と,P-51の1.2%より小さかった .

軍事板,2014/10/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 現代の核兵器というのは,水爆の方が割合が多いんでしょうか?
 原爆みたいなのは北朝鮮あたり?

 【回答】
 現代の核兵器弾頭の大半は米露の所有であり,核分裂あるいは強化核分裂による極小出力の弾頭は,米露では殆ど引退しているはずです.
 つまり,大半は核融合弾頭(いわゆる水爆).

 英仏も核融合弾頭(あるいは熱核弾頭)がメイン.
 可変威力核は基本的には水爆です.
 わざと不発させて,核分裂のみ使用することはあり得ますが.

system ◆system65t. 軍事板,2014/10/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【追記】

385 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/04(土) 14:41:08.71 ID:3ytc1r4/ [1/3回]
>>383
戦略核となると8割から9割ぐらいが水爆(広義)だが,こっちは曲がりなりにも国際条約の規制がかかってる
圧倒的に数が多い戦術核は,ほぼすべてが原爆と見てもいいんではなかろうか
米の可変威力核は本質的に水爆と評価されるべきか強化型原爆と呼ぶべきか微妙ではあるが


393 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/04(土) 19:19:12.81 ID:FPEDLNpe [1/1回]
>>383
「水爆は誰もでつくられる」という本もありましたが,材料さえあれば誰でもできます.
冷戦時代から核を持ってる“核保有五大国”が保有しているのは殆どがより強力な水爆です.

で,原爆の場合はプルトニウムは原子炉で比較的容易に作れます.
しかし水爆の原料である重水素化リチウムや三重水素化リチウム(トリチウム)を作るには
かなりの技術が必要であり,それ専用の工場も作らなければなりません.
なので北朝鮮などの貧乏国が持ってる核は原爆ではないかと思われます.

394 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/04(土) 19:26:01.47 ID:m7I0iQv0 [3/5回]
>>392
使い物になるようになったのは1980年代から
ttp://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/rap.htm

395 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/04(土) 19:30:00.16 ID:m7I0iQv0 [4/5回]
>>393
かなり正確さに欠けてるような.

まともな核分裂爆弾が作れないと水爆は起爆しませんから,
いくら原料をそろえても水爆が原爆より簡単ということはまったくあり得ません.

また,ガンタイプ原爆なんかより遙かに精密な設計をしないと
熱核燃料の爆縮はできません.

396 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/04(土) 19:35:15.21 ID:m7I0iQv0 [5/5回]
ちなみに重水素化リチウムは簡単に合成できます.
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Lithium_hydride

水素を重水素に置き換えるだけ

トリチウムは大量生産は困難ですが一発分ぐらいなら原子炉から持って来れますし,
トリチウム加工品から地道に抽出することもできそう.
ttp://www.risingeel.com/products/list.php?category_id=17

軍事板,2014/10/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 なぜ,御嶽山に自衛隊派遣なんですか?
 人が必要なら,むしろ警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそうな気がするんですが.
 装甲車や戦車は,火砕流には勝てないので意味がないですし.

 【回答】
 パトカーや護送車じゃもっとダメだから.

 随時整備が行える場所では無い為,寸断された道路や路外経路による活動力必須.
 火山弾の飛来もあり得える為,可能な限りの装甲が求められる.
 当然,火山性ガスにも耐えうるのが条件.

 消防は火山弾耐性が減点で,不整地走破性が失格.
 警察はガスと不整地走破性が論外で失格.
 最適解が自衛隊の装甲車.

 完全に防げないからって,出来る範囲での防御や準備を批難するのは,論理性皆無.
 自衛隊アレルギーでヒス起こして,被災者や救助に向かう人間の命を蔑ろにする暴言だね.

 そもそも平時でカツカツの警察に,大多数の被害者を抱えられるほどキャパは無いだろ.
 警察の山岳部隊じゃ,何県から集まろうと,捜索も救助も搬送も装備・能力不足すぎて,自衛隊に仰ぐ他ないっての .
 別に,「戦車や装甲車が必要だから」自衛隊が出動したわけではない.
 仮に装甲車持ってこなかったとしても,自衛隊の出動は必要だろう.
 「装軌式の重装甲車が必要かどうか」(だから自衛隊が必要かどうか)が,問題の重要な点ではないんだから.

 ちなみに,少なくとも生き埋めになってるかもしれない人の救助に今回,地雷探知装置が役に立ってる,ってことは報道でも出たはずなんだがなあ?

411 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 00:16:16.57 ID:6SA34shH [1/1回]

 火砕流に立ち向かうことは誰も出来ない.
 だからどんな救助隊も送ることは無駄.
 よって解散.

 こうですね分かりません.

軍事板,2014/10/05(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 米海軍のF/A-18A/C/Eや仏海軍のラファールMなどは,陸上運用時に離陸できる機体としての最大離陸重量(最大搭載量)で,空母からも発艦できるんでしょうか?

 【回答】
 ラファールについては良く知らないが,ホーネット系に関しては離艦には全く問題ない.
 カタパルトの射出容量は充分余裕がある.
 そもそも開発の要求時に出来ないような要求は出さない.
 むしろ制限があるのは着艦重量の制限だ.
 スーパーホーネットの開発主眼の一つとして,持ち帰る能力(ブリングバック能力)を向上させるって言うのがある.
 これは精密誘導兵器の普及により,以前のように未使用兵器を携帯したままでは,着艦重量を上回る時に海上投棄する事が,高価な兵器では簡単には出来ないからだ.
 そのFA-18E/F系でも,最大離艦重量と着艦重量ではかなりの差がある.
 したがって携帯兵器のみ使用が想定されるミッション,たとえば飛行禁止区域の監視飛行などでは,着艦重量の関係で最大離艦重量が制限されるのが普通だ.

軍事板,2014/10/05(日)
青文字:加筆改修部分


<保留>

** 【質問】
 【回答】
492 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 16:47:47.93 ID:JmNcWU4V [2/3回]
>>483
長時間の監視とかは低価格小型の物ですべての任務をこなせる分けではないって言う一例の話だよ.
偵察機のたとえで言えば長距離や高高度なんて要素も小型UAVでは制約が多すぎる.
あなたが言うように時代は民生品の流用によってコストを抑える,無人化によって
人的損失や育成費用を抑える方向に言っているのは確かだが,
すべてを代替するにはまだ技術的にも予算的にも時間がかかるって事.

493 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/05(日) 16:50:31.13 ID:IfMaKJ/K [14/18回]
>>490
ナイロンといっても耐弾用に特殊化されたナイロンですから.
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Ballistic_nylon

まあ,そのクラスのナイロンを使った民生品もあるようですから
探して数集めて組み合わせる手もあるか.

耐弾樹脂ではDyneemaも有名ですが,これもポリエチレンとはいっても
特殊な作り方をされてるわけで.

結局特殊素材になるなら,前述の市販ケブラーで作るのが手っ取り早いでしょう.

494 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 16:56:49.94 ID:47hZGf2A [4/4回]
>>493 なるほど.これは特別だったのですか! ご丁寧にありがとうございました.

495 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 17:03:43.91 ID:e21wi6Ur [5/7回]
>>491
高度の問題はちょっと思いつきませんし,確かに大型であるにはそれなりのメリットがありますね
燃料はルンバではありませんが,燃料が無くなれば自分で勝手に補給して再度働いてくれるような・・・
これなら,実質ソフトウェアで物的な限界をクリアできないでしょうかね?
また,燃料補給だけ専門でするような自動小型ラジコン隊を作りそれと自動で連動させるなど

>>492
具体的にどういった制約になるのでしょうか?
確かに途上だとは思いますが,民間の技術の進歩が非常に早く,
サイズについても海外では超大型の物のホビー用途のジェットラジコンなどもYoutubeで見かけますし,
軍事用のそれと比べると,民間から軍事への転用速度が遅いような気がしています

496 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 17:27:21.95 ID:nboXr7ET [5/5回]
>>495
無人機に限った話ではないが,小型機は積載量の制約が大きい
偵察機の場合だと偵察機材や燃料に影響するわけで
得られる情報の質や航続距離に問題があるわな

可能性があるとすれば,母機から使い捨ての超小型機を大量に放出して…
ということになるけど,これだと情報の回収をどうするかって問題があるかな
まあこれ以上はSFの世界になりかねんので,ここで続ける話じゃない気がするが

497 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 17:45:10.26 ID:z0S2FZI4 [1/1回]
飛行時間で言えばエアロゾンデとかインテグレーターとか50kgにみたない機体で24時間くらい飛べるのあるし
小型化の一番の問題はセンサーだわな

498 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 17:52:28.51 ID:oxBXdk7V [2/3回]
>>495
ツイッターやってるなら無人機botというアカウントをフォローしてみ.
多分君が思ってる以上に多くの国や企業が様々なUAVを開発・導入してるのが分かるから.

499 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/05(日) 17:56:40.72 ID:GJng4Euq [1/4回]
将来,日本の造船所で外国の軍艦を建造する事になったとして
それの進水式には日本の防衛省や自衛隊の偉い人も列席するのでしょうか?

500 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/05(日) 18:05:42.36 ID:IfMaKJ/K [15/18回]
>>495
1000km先に行って偵察して帰ってくるには1000km分の燃料が必要で,
100kmしか飛べない機でそこに行くには100kmごとに補給機置いて
10回給油する必要があるわけですが,最後の給油機は900km先まで
行って待ってなくてはいけません.そのためには長距離飛行可能な
大型機が必要になりますね.あるいは,大型給油機一機がずっと併行して
100km毎に給油しても良いですが,ならその大型給油機にもう100km行かせて
偵察させた方が良くはないか.

また,高高度に上がるためには余分な燃料と時間が必要です.国際線なんか
巡航高度に達するのに1時間近くかかりますよね.小型機だとそこで燃料が終わる.
また悪天候に対しても大型機の方が原則としてタフであり,運用制限が少なくなります.
そして >>497氏の通り,小型機には高分解能のレーダーも広帯域通信機も積みにくいし
それらに対する動力も供給できない.

501 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/05(日) 18:07:28.71 ID:IfMaKJ/K [16/18回]
モーターボート100隻集めてもフェリーの代わりは務まらない.

502 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/05(日) 18:14:41.48 ID:IfMaKJ/K [17/18回]
小型の給油専用機を多数用意して共食いさせながらどんどん機数減らしつつ
1000kmまで付きそう(帰りの分も要るか)という事も考えられるでしょうが
それって壮大なむだづかいなわけで.

また太陽光発電式とか,水素燃料で,とかいう類の長時間滞空機は
特殊な条件下でただ落ちないでいるだけで精一杯な機体ですから
そもそも話になりません.

503 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 18:17:49.03 ID:oxBXdk7V [3/3回]
>>499
その時になってみないと分からないので可能性はゼロではありませんとしか.

504 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 18:18:44.31 ID:tmFmVAQF [1/1回]
>>500
揚げ足取りになってしまうが1000km先に行って帰ってくるには2000km分の燃料では?
ついでに作戦行動分の燃料も必要になって,尚更小型機には辛いってのは同意だが

505 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/05(日) 18:32:59.37 ID:kUYfQnYY [2/4回]
フォークランドにバルカン爆撃機を送り込むためにイギリスがやった苦労を
考えると,すごく非効率なのが理解できそうなものだけどな.

506 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/05(日) 18:44:21.70 ID:3pRnQGbI [1/1回]
>>499

メリットがあればくるし
無ければ来ない

507 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/05(日) 18:47:57.15 ID:EskrrirB [2/3回]
>>495
過去何度もいってるが,素人が思いつく程度のアイデアはプロがとっくに
試している
今年の初夏に,北朝鮮が中国製の趣味者向けの無人機を大量購入して改造,
韓国の大統領府や軍事基地の偵察に使っていたことが分かった

ま,「偵察機」としては(報道された範囲では)可視光線の光学カメラのみだし
,韓国のあちこちに墜落してるし,たいしたもんではないと馬鹿にする向きもあるが,
それでも,というか,その程度のもんでも過去3年以上,韓国側にばれずに自由に
偵察活動ができていたわけで,あながち捨てたもんでもない

あんたのアイデアは状況と相手が許せばそれなりに役立つ,ということだな

508 : system ◆system65t. [] 投稿日:2014/10/05(日) 19:21:28.56 ID:IfMaKJ/K [18/18回]
>>505
あれは酷かった.で,胸熱だった.

フォークランド思い出す度に,英国にケンカ売る時は
腹括ってやらんといかん,と思うです.

509 : 名無し三等兵[] 投稿日:2014/10/05(日) 19:24:25.27 ID:EskrrirB [3/3回]
あれば本質的に長距離飛行向きでないバルカンを使ったから苦労したんで
バリアントを使えば問題なかった

軍事板,2014/10/05(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 各国の戦闘機がステルス性能を追求し,高めていったら,最後は目視距離での空戦を余儀なくされますか?
 互いに背後を取り合って,機関砲で撃墜は胸アツ過ぎます!

 【回答】
 対ステルスも研究,装備されてますから(IRSTはじめ),そう簡単にミノフスキー・ガンダムにはなりません.

 ただ,BVR(長射程)AAMが従来より使いにくくなり,短射程AAMの活躍の場が出る可能性は十分あるでしょう.

 交戦距離はROEにもよりますけどね.

 彼我のステルス性,あるいはレーダーまで含めたミサイル有効距離(敵を探知し,有効なミサイル発射を行える距離)の差が大きければ,優れた側が一方的に先制BVRミサイル攻撃をかけ,劣った側は逃げ回るばかり,という萎えパターンもありそう.

 まあ,その場合もBVR撃ち尽くした後,さらに突っ込んで短距離AAMで止め刺す,というのもありでしょうが,機関砲の出番となると,これは無理げ .

system ◆system65t. 軍事板,2014/10/07(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 狙撃手による狙撃と機関砲,今のところ,どちらの方が命中率が高いのですか?
 まだまだ狙撃手の方が上ですか?

 【回答】
 ケースバイケースとしか.

 500m先の敵兵の体幹を一発目で直撃するのなら,条件さえ整っているなら狙撃手の方が上でしょね.

 ただ,その機関砲がきっちりゼロイングされてしっかり固定されてて,非常に精度の高い個体で,マッチクラス相当の弾薬が用意されてるとしたら・・・

 それでも熟練狙撃手×上等狙撃手の方が上だろな.
 よほどの悪天候(弾が重いほど有利になる)でもなければ.そもそもそんな悪天候では目視狙撃自体が難しくなる.

 機関砲の火器管制装置が進化しても,狙撃銃にも応用できる技術が多いので,狙撃銃が肥大するものの,結局差は埋まらないような気がします.

 一番の問題は,機関砲は狙撃銃ほどの精度を目指して作られていないこと.
 次にマッチクラスの機関砲弾薬などまずないこと.
 反動もでかいしね.
 これは砲の固定方法でカバーできるけど.

 とはいえ,12.7mmぐらいまでだと(機関「銃」)だけど,きっちり固定して単射するならば,立派に狙撃銃に対抗できる成績が出ます.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0M2%E9%87%8D%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%8A%83#.E7.8B.99.E6.92.83.E9.8A.83.E3.81.A8.E3.81.97.E3.81.A6.E3.81.AE.E4.BD.BF.E7.94.A8.E4.BE.8B

 しかし,機関砲となると話は別.
 的がでかくて硬いから精度より威力重視だし(銃も弾薬も)
 一発一発丁寧に撃つ銃ではなく,とにかく止まらずに弾が出続けること優先するし.
 反動低減〜軽量化のためにオープンボルトから撃つのもあるし(精度落ちる).
 対人なら榴弾使えば直撃しなくていいし.

 車載のM2もボルトクローズして,しっかり狙って単発で撃てば,そこそこ精度は出るはず.
 特にヘビーバレルなら.
 もっとも,照準装置がアイアンサイトでは,長距離狙撃は無理っすけど.

system ◆system65t. 軍事板,2014/10/07(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 10式やM1の様な現用戦車が,高さ10mの崖から転落しても,車体も乗員も大丈夫なのですか?
 自分は橋から転落(10m位)した時,車のフロントは潰れましたが,身体は大した怪我は有りませんでした.

 【回答】
 軍事以前に物理の問題だろ.
http://keisan.casio.jp/exec/system/1204505696

 時速50kmでぶつけて,中の人がだいじょうぶなはずはなかろ.
 頸椎のムチウチくらいは,やるだろうが,何ともない僥倖に恵まれた人もいれば,一生寝たきりになる人もいる.
 かならず同じ結果が出る,とはかぎらない.
 考えるだけ無意味.

 戦車メカのどっかは壊れるかもだし,壊れないかもだし,かならず同じ結果が出る,とはかぎらない.
 これも,考えるだけ無意味.

 自分と同じ相手に,「正面」から撃たれても耐えることを前提に設計している,としか言えない.
 他の角度から,他の軸で衝撃が入ったらどうなるかは,実際ぶつけてみないと分からんし,再現性が無いから,実験する意味がない .

軍事板,2014/10/08(水)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 空挺戦車・空挺装甲車について.
 米空挺や陸自空挺は,それらの車両を今は配備していないようです.
 一方,ドイツやロシアの空挺には,それらの車両が現役であるようです.
 空挺戦車装甲車が,日米には無く,独露に有るのは,どのような考えの違いによってでしょうか?
 なぜ日米空挺に戦車は不要で,独露空挺には必要なのでしょうか?

 【回答】
http://ja.wikipedia.org/wiki/BMD-1
 ソ連がBMD-1を開発したのは,キューバ危機で迅速に戦力を遠方に展開できなかったために,ミサイル撤去を余儀なくされたという経験から.
 ドイツはワルシャワ条約機構軍の侵攻に備えて,要所に迅速に展開できる車両が欲しかったし,冷戦後は国外での国際貢献活動での治安維持任務に,使い勝手が良かったから.

 そして,こういう空挺戦闘車はその性格上,装甲が薄いので,相手が戦車や対戦車兵器を持ち出すと,簡単にやられる危険性がある.
 アメリカなら,海から行くか,ちゃんとした戦車を持ち込むか,あるいは空挺部隊を使うにしろ,航空支援をガッチリやって要地を確保したら,重装備をどんどん運びこむので,脆弱な戦闘車両なら調達の優先順位は低くなる.
 60年代にシェリダン空挺戦車を作ったけど,地雷を踏んだら搭載した砲弾が誘爆して吹っ飛んでしまうことがヴェトナムで発覚したので,その後は湾岸でちょっと使ったくらい.
 できれば後継車輌が欲しいと言っても,予算の問題で切られる.
http://ja.wikipedia.org/wiki/M8_AGS

 日本の空挺団はゲリコマ相手の戦闘や潜入任務を想定してるから,重装備は必要ないということ.

軍事板,2014/10/09(木)
青文字:加筆改修部分


** 【追記】

869 : ふみ ◆Y.QUKJBduY [sage] 投稿日:2014/10/12(日) 17:33:10.29 ID:oteXO5A5 [2/3回]
>>753
>フォークランド戦争でアルゼンチンは何故,艦隊決戦をやらなかったんた?

やるつもりでいたけど,攻撃隊の発艦ができなかった.

>自慢の重巡洋艦が割とあっさり潜水艦に沈められてしまったので,
>「空母出したら出した途端に沈められたらどうしよう・・・」
>ということで出撃に踏み切れなかった.

時系列が違う.1982年5月1日にフォークランドの北に展開してイギリス艦隊を攻撃すべくトラッカーで触接までしたけど,
風が弱くて爆装したスカイホークを射出できなかった.フォークランドの南に展開した重巡が沈められたのはそのあと.
http://www.britishempire.co.uk/images4/falklandswarmapbelgrano.jpg

870 : 名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/10/12(日) 17:39:59.14 ID:eot3P7iI [2/3回]
>>869
便乗質問だけどなんでまた出撃しなかったん?

872 : ふみ ◆Y.QUKJBduY [sage] 投稿日:2014/10/12(日) 19:59:56.56 ID:oteXO5A5 [3/3回]
>>870
アルゼンチンの持ってた空母というのがオランダから買ったイギリス製だけど,機関室の火災をやって修理するより
退役を早めたといういわくつきのもの.一応,未成の準同型艦から機関をかっぱいで移植したけど,調子が悪い.

アルゼンチン空母の持ってるBS4の短い方だと,射出速度が110ノット.A-4が爆装して2万3000ポンドとすると失速速
度は139ノットなんだそうだ.その差をフネの速度と海上の風でなんとかしないといけなかったわけだけど,エンジンの
調子が悪くて速度が出ず,頼みの風は吹かず,アルゼンチンはやる気十分だったのに攻撃隊の出撃失敗という結果
に終わり,機関を何とかしない限り今後も空母からの出撃は風まかせということがはっきりしてしまった.

重巡の撃沈で損失を恐れて…という話が書いてあったりするけど,空母そのものはフォークランドの上陸作戦に出し
ていたし,潜水艦が脅威にせよ空母自体に対潜哨戒機も積んでいるし,戦意が低下したかというとアルゼンチンの航
空攻撃の苛烈さは上層部の立案にせよ実施したパイロットにせよ語り草になっているわけで.

経済危機でご破算になるまでは空母の機関換装の計画を立ててたりするので,出撃するのにいちいち気象の制約を
受ける機関に持病を抱えた空母を使うくらいなら,陸上基地から運用したほうがマシって話になったのではないかと.

軍事板,2014/10/12(日)
青文字:加筆改修部分


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