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青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.

※荒れ過ぎにつき,レス回収基準は「Ver.8」


●初心者歓迎 スレ立てる前に此処で質問を 731

目次


** 【質問】
 リボルバー・ランチャーってどういうものなのですか?
 対装甲車用の武器なのでしょうか?

 【回答】
 基本的には「連発式催涙弾発射機」として開発されたもので,治安任務用.
 治安維持を超えた市街戦兵器としても注目されたが,軍用としての使用には,大きな可動部分があるので「武人の蛮用」に耐えず,なかなか難しいようだ.

 あと,やたら重いとか,射手はグレネード以外の制圧火力を持てないとか,軍用として考えるとデメリットがいっぱいあった.

軍事板,2012/01/07(土)
青文字:加筆改修部分

 各国で造られ,特殊部隊が使ったりもしてるので,一概に催涙弾用とか,軍用には不向きとか書くのは不適切でしょう.
 対装甲車用にも使えますが,対人用,対バンカー用にも多用されます.

 オートマチック・グレネード・ランチャーを車載でぶいぶい使える環境なら,確かに半端な兵器ですが,そうは行かず,しかもアサルトライフルの おまけランチャーでは,火力が足りないときには,有り難い武器となります.

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2012/01/07(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 狙撃にはオートマック・ライフルよりボルトアクション・ライフルの方が適しているとよく聞きますが,このコラムを読むと,少なくとも弾頭が銃口を飛び出すまでは,オートマチックでもボルトアクションでも優劣はない,とあります.
 ではなぜボルトアクション・ライフルのほうが,狙撃に向いていると言われるのでしょうか?
 銃の機構の問題ではなく,ハンドロード弾の使用にオートマチック・ライフルが向いていないからなのでしょうか?

 【回答】
 半自動式の小銃は,ローラーロックなどの反動利用式を除いて,自動装填機構を作動させる目的で,発射ガスの一部を機関部に取り込みます.
 その為のガスポートが,必ず銃身の先端近くの穿孔されて居るので,何も無い槓桿(ボルトアクション)式と比較して,腔内弾道に影響を与え易いです.
 この僅かな差と,銃自体のフォロースルー,つまり弾丸が銃口を離れた後の,極々短時間の銃の動揺も,弾道に影響を与えます.

三等自営業 ◆LiXVy0DO8s :軍事板,2012/01/09(月)
青文字:加筆改修部分

 バレルの精度や品質が同じだとして,狙撃銃の精度は,如何にチェンバーで精確に弾丸を保持するかって問題になってくるんだが,ここでオートとボルトアクションの差が出てくる.
 オートだと信頼性を確保する為に,どうしても可動部にクリアランス等を設けないといけないので,手動である意味強引にボルトを動かせる方式より,その部分での精度に遊びが出ざるを得ない.

 機械的には機構,特に遊底周辺の構造の部品数と,遊びの多寡がある.
 オートって自動排莢の分,シリンダーやバネなど機械的に複雑なんだけど,これってつまり隙間があることと,部品が多い事を示してるんだよね.
 つまり,誤差が生まれる余地が多い.
 ってか部品があれば,程度はあれど,誤差は必ず生まれてくる.
 銃の機構は薬室周辺で,0.1mmの動きの違いがあれば,作動特性が全く違ってくる.
 つーか,現代のまともな自動小銃で,機関部の工作精度が0.1mmずれたら完璧に欠陥品.
 そういう世界だから,同じ技術水準なら,単純なボルトアクションの方が,精度は出しやすくなる.

 あまり精度を求めて,あまりタイトな可動部にすると,埃や加わる応力も多い戦場で,なおかつ周囲の天候や仕様弾丸の品質もバラつきがある事を想定される軍用銃としては,致命的な程,信頼性が下がる.
 この信頼性と精度のトレードオフってのは,狙撃銃に限らず可動部分の多い銃では,必ず付きまとう問題でもある.

 究極的には,原始的な先込銃が最高だけどな.
 単結晶の適切な合金を用意して,削りだしとかできればさらにいい.
 実際の銃でどこまで複雑化するか,単純化するかってのは,運用の要求にかかってくる.

 それにそもそも,セミオートの狙撃銃って,初めから狙撃銃として作られたのは少ない.
 多くがアサルト・ライフルを改造したもの.
 だから,初めから狙撃銃として作られたものが多いボルアクと比べると,セミオートよりボルアクのが,精度のいいものが多いことになる.

軍事板,2012/01/09(月)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 先日,「SS戦車隊」という,武装SS戦車隊員の手記集を読みました.
 その中に,戦死した戦友の遺体から,認識票と給与支払い帳を回収する場面がありました.
 質問ですが,
1 認識票は分かりますが,給与支払い帳を回収してどうするのでしょうか?誰(どの部署)に提出するのか?
  受け取った人(部署)はそれをどうするのか?

2 会計担当部署が一括管理しているのではなくて,なぜ,現場の戦闘員が給与支払い帳を所持しているのでしょう?
  これが親衛隊の仕組みなのか,ドイツの仕組みなのか,はたまた,当時は世界的に各自で持つ物だったのか.

 私は,バイト時代も本採用されてからも,給料はもらっても,給与支払い帳などと言うものがあること自体,この本を読むまで知りませんでした.
 名称からの感じと検索で,おそらく会計担当者が仕事で使う書類なんだろうと推測.

 【回答】
 こちらを参照.
 ドイツ軍では給与支払い帳(ゾルトブーフ)は,その兵士の身分証明書を兼ねていた.
http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-category-8.html
 給与支払い帳には,その兵士の氏名出身地などの個人情報の他,訓練を受けた部隊や,現在所属している部隊などの情報が,記載されている.
 つまりこれが敵に入手されると,様々な情報(所属部隊,その規模,兵員の補充状況など)を与えることになる.
 よって,捕虜になったり戦死した場合は,通帳そのものか機密部分の破棄・隠滅が義務付けられてた.

 こういう重要な書類なので,敵に奪われたり紛失しないように回収したんだろう.

軍事板,2012/01/10(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 1941年時点での日本陸軍は,日露戦争時の陸軍に比べ,どれほど火力や戦術が向上していますでしょうか?
 戦車と航空機以外の純粋?な歩兵,砲兵について教えてください.

 【回答】
 日露戦争時の主力野砲は,簡単な緩衝装置のみで,駐退復座機を持たない三十一年式速射野砲だったが,41年時点では駐退復座機を持ち,仰角も拡大した改造三八式野砲,もしくは九〇式野砲となり,発射速度と射程が向上.
 また,日露戦争時と違って,師団レベルで十榴を持つ(無い師団もあったけど)
 歩兵装備については,小銃は三十年式歩兵銃から,三八式歩兵銃または九九式短小銃となり,信頼性が向上.
 九九式の場合は,威力も向上(ただ反動が増大した)
 さらに,日露戦当時はなかった軽機関銃や重擲弾筒が小銃小隊に配備され,九二式歩兵砲が歩兵大隊に,四一式山砲が歩兵連隊に配備 .
 重機関銃については,日露戦当時の保式機関砲に対し,威力の向上した九二式重機関銃が配備された.

 戦術については,他の人に任せた(笑

軍事板,2012/01/12(木)
青文字:加筆改修部分


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