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青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.

※荒れ過ぎにつき,レス回収基準は「Ver.8」


●初心者歓迎 スレ立てる前に此処で質問を 716
※実質はvol.717だが,カウント・ミス

目次


** 【質問】
 フォークランド紛争における英国艦隊の損害は?

 【回答】
 英艦隊は
空母2隻,
潜水艦6隻(内,原潜5),
駆逐艦8隻,
フリゲート15隻,
揚陸艦8隻,
補給艦16隻,
掃海艇2隻,
測量艦4隻,
哨戒艇2隻,
その他多数
合計100隻以上の大艦隊を派遣したが,そのうち
駆逐艦2隻,
フリゲート2隻,
揚陸艦1隻,
徴用コンテナ船1隻
他を喪失し,その他,中小破多数の大損害を出した.
 損傷して戦列を離れたものまで含めると,全戦力の1割以上を失うほどの激戦だった.

 具体的には,
5月4日 駆逐艦「シェフィールド」エグゾセ被弾,10日に沈没
 ちなみに同日,アルゼンチン潜水艦の攻撃を受けること数度.
 成功はしなかったが,英艦隊は極度の緊張を強いられる展開に.

12日 駆逐艦「グラスゴー」被弾.
 不発弾のため損害僅少.

21日 フリゲート「アーデント」撃沈

23日 フリゲート「アンテロープ」被弾.
 不発弾だったが,処理作業中に爆発,24日に沈没.

25日 駆逐艦「コヴェントリー」撃沈
 コンテナ船「アトランティック・コンベヤー」エグゾゼ被弾,30日に沈没

6月8日 揚陸作戦中の揚陸艦「サー・ガラハド」が爆撃により撃沈.

同日,揚陸艦「サー・トリストラム」被弾大破

同日,揚陸艦「フィアレス」搭載の揚陸艇「F4号」撃沈

同日,フリゲート「プリマス」被弾.
 不発弾だったが,搭載弾薬が爆発・炎上大破.

12日 駆逐艦「グラモーガン」エグゾセを被弾.
 不発だったが中破.

 あと一隻英艦が沈んだら,サッチャー内閣は倒れていたとも言われた.
 アルゼンチン側の準備が充分で,不発弾問題がなければ,紛争の帰結そのものも変わっていたかもしれない.
 それほどアルゼンチンパイロットは勇敢だったのだ.
 「勇敢過ぎた」ともいわれてるあたりが皮肉ではある.
 あまりにも低空侵入し過ぎて,爆弾の信管作動に十分な高度をとらなかったことが,不発多数の要因になったのだから.

軍事板,2011/09/23(金)
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** 【質問】
 日本の偵察衛星H2Aロケット19号機が打ち上げられましたが,アメリカなどの国と比べた場合,この衛星の能力はどれくらいのレベルんでしょうか?
 日本のこういった技術力は,軍事的にはどうなの?

 【回答】
 出されている60cmの光学解像度を鵜呑みにするなら,非常に低いですね.
 光学衛星の最高解像度は10〜15cmのレベルといわれています.
 60cmだと商業衛星でもそんなもん,レーダー衛星の最高解像度レベルです.
 まあ,レーダーで見える物と光で見える物は違いますから,存在意義はありますし,60cmという数字をどう解釈するかも大きな問題ですが.
 仮に正直な数字であっても,広視野なのかズームなのか,カラーなのかモノクロなのか,カラーは60cmだがモノクロズームは20cmだったりするとか(ま,しないだろうけど).

 この解像度では,小さな変化(駐めてある乗用車の種類とか)まで見る,細かな情報活動は困難ですが,軍事的に大きな動きを見るには十分です.

 また,解像度が高いと,得られた情報の処理も大変になります.
 日本の情報処理能力,人員では情報量が増えても活かしきれない,という面もあるかも.

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/09/24(土)
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** 【質問】
ドイツ軍はクリミア半島攻略時に17万,ハリコフ攻略時に14万の,計31万のソ連軍将兵を捕虜にしたとの事ですが,一度にでないにせよ,独ソ戦中,それだけの数の人間をどこに押し込んでおいたんでしょうか?

 【回答】
 捕虜収容所.
 つっても,まさかそんな大量に捕虜が出るとは思わなかったから,ほとんどは,建物もない野原に鉄条網で囲いを作っただけの代物.
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Bundesarchiv_Bild_183-B21845,_Sowjetische_Kriegsgefangene_im_Lager.jpg

 食料もまともに配給されないし,衛生状態も最悪だから,飢餓や伝染病で大量の死者をだした.
 ドイツ軍はロシア人を「亜人間」として扱ったから,待遇を改善する努力はほとんどしなかった.

 そんな状態から逃れるため,ドイツ軍の補助部隊(Hiwi)に志願して,ドイツ兵と共に戦ったり,労働者として収容所やドイツ国内の農場や工場で働かされた者も多かった.
http://en.wikipedia.org/wiki/Prisoner_of_war#Eastern_European_POWs
 ここに引用されてる資料によれば,全部で460万人の捕虜のうち,終戦時に生存してたのは180万人.
(ドイツ軍に志願した者や,一旦釈放されて再び赤軍に徴兵された者を除く)
 だから半分以上は死んだ可能性がある.

 で,生き残ったものも終戦後は,多くがドイツに降服した卑怯者ということで,処刑されたり流刑になったりした.

 ソ連の捕虜になったドイツ兵も,似たような環境に置かれたが.

軍事板,2011/09/25(日)
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** 【珍説】
346 名前:霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I :2011/09/25(日) 11:24:37.50 ID:/5agUsxY
説明.
真珠湾にアメリカ艦隊はいました.
しかし,当時のアメリカ世論は中立主義でした.
日本が,オランダ領東インドに攻め入っても,アメリカは日本に宣戦布告して,アメリカ艦隊を使って攻撃することはできませんでした.

 【事実】
 実際は日本が蘭領東印度に進攻した場合,米軍は対日軍事行動をとることで合意ができていた.
 昭和16年11月27日にマーシャル参謀総長が,ルーズベルトに送った報告によると,
「日本がアメリカまたはイギリスまたは蘭領東印度を攻撃した場合,
タイ領の東経100度より西 北緯10度より南に侵攻した場合,
ポルトガル領チモール,ニューカレドニア,ロイヤルティ諸島のいずれか侵攻した場合に,
日本に対し軍事行動を取ることで合意した」
と書かれている.

 マーシャルは日本がアメリカとの戦争を避けるため,タイ領の一部に侵攻するだけに留めた場合には,開戦の名分を得られるかについて懸念を示してはいるが,蘭領や英領の場合は問題にもされてない.

 上記のソースは,ここに記載されてるな.
http://home.hiroshima-u.ac.jp/heiwa/Pub/33/Part2-3.pdf

>Library of Congress Manuscript Division,The Papers of Cordell
>Hull,United States, Manuscript Division ,Library of
>Congerss,Washington,D.C.20540,Container No.74-75によると,
>陸軍参謀本部長,海軍作戦部長から大統領へ提出されたメモ(1941.11.5)および米英蘭共同反撃条件の大統領へのメモ

軍事板,2011/09/25(日)
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** 【質問】
 アメリカやロシアの核攻撃の第一目標って,やっぱり相手の核戦力ですか?
 人口殲滅目的の相手国の大都市への核攻撃って,優先順位としてはどれくらいのものなんでしょうか?
 2011年現在の段階で,アメリカ・ロシア・中国がそれぞれ全面核戦争に突入した場合,相手国の人口を壊滅的なほどに減らすことができますか?

 【回答】
1) 敵核戦力
2) 空母(米国を相手にする場合),港湾,基地,空港
3) 都市
だったかと.
 ただ,戦略核を使うということは全面戦争を意味しますので,すでに設定してあるこれらの目標に,一気に発射されることになるでしょう.

 人口は減るでしょう.
 その中では中国が最終的に残ると言われてますが.
(あくまで隔地にすむ少数民族がです.山が多いので,生き残る率が最も高いとか)

 まぁいずれにせよ,限りなく有り得ない話です.
 そもそも核兵器なんてものは,使うためのものではないのですから.

軍事板,2011/09/26(月)
青文字:加筆改修部分

 核攻撃といっても局地戦術核使用から全面核戦争まで,レベルが様々です.
 基本は上記の通りです.
 米露とも,優先順位の第一は自国被害の最小化であり,それはつまり敵の未使用核兵器の破壊です.

 次いで,戦争終了後の自国軍事力の優位であり,敵の非核戦力が次の優先順位になります.
 敵の指揮系統の破壊が問題になり,軍事指揮系統の破壊は,高い優先順位が与えられていますが,政治指揮系統については停戦,終戦後処理のために,ある程度温存すると考えられています.

 都市攻撃は最後の選択肢であり,基本的には原潜が報復攻撃のために行うものと考えられています.
 ICBMでも目標が存在しなくなれば,そのような使われ方をするかも知れませんが.

 中国の核戦力は限定的であり,米露の核戦力に致命的な打撃は与えられません.
 このため,中国の核はICBMも都市を目標としているのではないかと考えられています.
 それでも,米露に大損害を与えても,壊滅させることは不可能でしょう.

 つまり,中国の核戦力は,敵の核戦力,軍事力を破壊するためでなく,米露の戦略原潜と似て,自国が核攻撃,あるいは壊滅的な攻撃を受けた場合は,核によって敵国の都市,国民に大打撃を与える,という威嚇のためにあり,敵の核攻撃を抑止するためのものと考えられます.
 米露の核は,全面的に使われれば,どちらも直接,間接に世界の人間社会を壊滅させる力があります.

 現在,イランなどが核武装を狙っている(としたら)のも,イラクの崩壊などの様相から,核武装によって,圧倒的な米通常戦略に対する抑止力とする,例えば,米がイランに攻撃を加えたら,イスラエルを核攻撃する,といった威嚇目的が考えられています.

 つまり,かつては米ソ二大国による相互確証破壊が,核戦力バランスの基本だったものが,核拡散と共に,大国の通常攻撃に対して小国がふるう抑止力としての核戦力という要素が加わってきているわけです.
 問題は,そのような核戦力は全面核戦争ほど重くないので使われてしまいやすい,また,小国の混乱によってテロ勢力などの手に落ちやすい,といった点です.

 元質から脱線してしまったので,ここまで.

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/09/26(月)
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** 【質問】
 軍事に於ける.予備の必要性を教えてください.

 【回答】
●解説
・基本的に,一度前線に投入した戦力は呼び戻せない
 →理由はちょっと分からない.
  一応,推測で誤魔化すと『敵に背中を見せる行為は,敵に背中から斬りかかるチャンスを与える行為だから』

・敵が別働隊を用意している可能性
・何処がピンチになるかを事前に予測しきる事の不可能性
 →この二つへの配慮として,予め備える事が必要
  そこに加えて,前述したように,前線部隊を呼び戻す事は出来ない
  その為,敢えて,前線に投入しないで,待機させておく部隊が必要と言う事

・攻撃と防御では,防御の方が消耗量が少ない
・攻撃は十分なチャンスがある時に,最大戦力を投入して行わないと,被害量がアホな事になる
・しかし,何処にチャンスが生まれるかを事前に予測しきる事は不可能
・『そもそも攻撃しなきゃ良いんじゃね?』への回答は,次レスに回すが,結論を先に言うと攻撃は必要
 →それを踏まえて
  (1)攻撃の被害を減らすには
   ・チャンスが出来るまでは,大量の予備を残しておく
   ・チャンスが出来たら,予備を大量投入して一気に攻めきる
  (2)防御の被害を減らすには
   ・前線に投入する戦力をケチらない
  (3)総合して被害を減らそうとした時のジレンマ
   ・予備の人員を多めにした方が,反転攻勢時の被害を少なくできる
   ・前線の人員を多めにした方が,反転攻勢前の被害を少なくできる
   ・そして,総戦力が同じなら,予備と前線で人員を奪い合う事になる

・そもそも攻撃しなきゃ良いんじゃね?
 ・専守防衛だと,拠点を取られる事はあっても,取り返す事が不可能
 ・敵国に武装解除をさせるには,攻め込む事が必須
  →この2つは,反転攻勢が必要であることを意味する
 ・計画的な攻撃(拠点を増やす)を行うと,自軍の戦力を集中出来たり,敵への包囲を実行できたりする
  →つまり,計画的な攻撃では,一時的な被害を被る代わりに,将来的な被害を減らし得る
   これは,守る為の攻撃と言う事を意味する
    ※ただし,無計画な攻撃(拠点を増やす)は
     自軍の戦力の分散を招いたり,敵に包囲を実行するチャンスを与えたりするので注意

●まとめ
 予備をどの程度置くべきかは,計算するのが難しいが,予備を置く事の必要性自体は,揺ぎ無いものである.

●蛇足
 若し,次の事を予測しきれるなら,予備は必要ない?
・何処がピンチになるか
・何処がチャンスになるか
・何処から別働隊が現れるか

 これに対して答えるとすると,
『自分が先に手を見せる前提で,後出しジャンケンに勝つ事が出来るなら,予備は必要ない』
が答えとなる.
 なぜなら,『敵もアホで無ければ偵察を怠らない』のである.
 その為,『予備を先に前線に出しきる事は,自分の手を先に見せる行為.』なのである.
 ぶっちゃけ,完全無欠な軍事理論があったとしても,予備は必要と言う事である.

軍事板,2011/09/27(火)
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** 【質問】
 擲弾筒について調べてたらwikipediaでは,種類がグレネードランチャーで,種別が重擲弾筒で,軽迫撃砲として使用したと書いてあります.
 グレネードランチャーと擲弾筒と迫撃砲の違いとは何でしょうか?

 【回答】
 擲弾とはグリネード,またはハンドグリネードと呼ばれる装備です.

 こぶし大の弾殻に炸薬を装填し,破片を飛散させて人員を殺傷する小型榴弾の事で,これを推進薬や小銃の空砲燃焼ガスによって初速を与えるものが,擲弾発射機(グリネードランチャー)と呼ばれる装備です.

 発射機と専用の擲弾を組み合わせたものが擲弾筒と呼ばれるもので,その使用法は迫撃砲と同じく,放物線弾道で敵を攻撃するものです.
 その使用法により,軽迫撃砲として運用されたものが重擲弾筒と呼ばれ,手榴弾と同等の装薬量,炸薬量の擲弾筒に比べて,大きな射程と炸薬量を持つ物で,小型の迫撃砲よりも軽便で使い勝手も良く大威力で,歩兵戦闘で重宝されました.

 英語では八九式擲弾筒を膝撃ち迫撃砲(ニー・モーター)と呼び,後のM203開発に繋がりますが,当時鹵獲した擲弾筒を本当に膝に当てて発射し,大腿骨を複雑骨折する事故が起きたそうです.

三等自営業 ◆LiXVy0DO8s :軍事板,2011/09/28(水)
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** 【質問】
 陸上から潜水艦への通信は,存在秘匿の観点から通信ブイを避け,海中に到達する極超長波や超長波が使用されているとのことですが,通信ブイはそんなに発見されやすいのでしょうか?
 サイズや材質,それに浮力等を工夫すれば,情報量の多い周波数が利用できて良いと思うのですが.

 【回答】
 今時,シュノーケルサイズのものでさえレーダーにバッチリ写るんだから,通信ブイでも危険だろ.

軍事板,2011/09/29(木)
青文字:加筆改修部分

 海面上にアンテナを出すと,短い周波数が使えるのは大きな利点ですが,海には波がありますから,水面をただようブイでは一定方向に指向できませんから,衛星が使えず,無指向の電波を放送することになります.
 逆探知は容易ですね.
 また,アンテナには金属を使用しますから,レーダーにも映ります.

 それなら海面下ぎりぎりから,レーダー対策を最大限に施したアンテナ出して,指向性の高い衛星通信する方が,たいていの場合はマシです.

 とはいえ,今ほど衛星通信が確立されていなかった時代の潜水艦記事を読んでも,通信は海面下まで上がってアンテナ出してバースト通信が普通ですね.
 考えてみると,被探知を避けるため,危険海域では可能な限り荒天時に通信を行うでしょう.
 その際,波かぶりまくりの通信ブイでは,送信不良が起きる可能性があり,しかも送信側にはそれがわかりません.
 故障の問題や能力から考えても,通信ブイより,セイルのアンテナの方が有利な事が多いのでしょう.

 でも,米海軍では通信ブイを使用した双方向通信を開発中だそうで,現代の技術なら使い物になる(えらく低速ですが)通信ブイが可能なのかも知れません.
http://www.govexec.com/dailyfed/0308/030508bb1.htm

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/09/29(木)
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保留

** 【質問】
 戦闘機のフレアは,補給を受けない限り,一度しか打てないのですか?

 【回答】
 チャフ,フレアは何十回分かぐらい積んでたはず.

 手持ちの資料にはこんな事が書いてあります.

>Often all expendables are installed in a countermeasure dispenser that can be configured with a mixed load of up to 60-80 expendables chaffs,jammers and flares activated selectively under RWR control.

 この記事の例では,混載で60〜80発と言うことですね.
 もっとも,一度に数発使うことが普通なので,10〜20回分といったところかも.

 戦闘機では,複数のディスペンサーにチャフ,フレアを分けて,もっと多数積んでいることも良くあります.
 ソース探すヒマがないので失礼しますが.

 上記の引用記事は機種がまったく書いてないのですが,ヘリか輸送機っぽい?

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/09/29(木)
青文字:加筆改修部分





8372011/09/29(木) 09:57:33.66
>>832
チャフ/フレアは下のようなディスペンサーに入ってる.
6×5の四角がコンテナで,赤いのがチャフ,白いのがフレア.
通常はコンテナを混載させる.
発射はいくつかのモードがあるが,シングルならコンテナごとに打ち出す事が出来る
からF-15なら上のような物が2つ系8個コンテナがあるので数回に分けて使うのが普通.


8382011/09/29(木) 10:15:38.69
>>832
近年のチャフディスペンサーは受けた捜索レーダー波の波長に応じて金属箔片をカットして放出するので何回分と決めて搭載しているわけではないけども、
複数回の放出が前提の装備なので複数回の使用に足る量を搭載してます。


8392011/09/29(木) 10:16:48.42
あ…質問はフレアに関してだね.
失礼しました。


8402011/09/29(木) 10:20:49.68
アフガン行ったソ連のSu-22なんかは後部胴体にフレアを収めるヒレ状の突起がいくつも増設されてる.
元は埋め込み装備で一回分だったものを,複数回投下できるよう増設されたものと思われる.
空気抵抗や燃費なんかより生残性アップが至上命題だった事をうかがわせる実戦の凄みがあるね.

848 名前:system ◆systemVXQ2 :2011/09/29(木) 11:35:18.85 ID:vL6zOB/6
>>838
爆撃機はそうだったかもしれませんが,少なくとも戦闘機などのチャフはカートリッジに入った
製作済みのものを打ち出すのでは?


8492011/09/29(木) 11:42:27.38
>>848
作りつけのものはともかく,翼などに吊るすディスペンサータイプのものは任意の長さにカットできるようになっている.
編隊先頭を飛んでチャフ・コリドーを形成する役目の機体もいるから,戦闘機にもディスペンサーを搭載する場合はある.


850 名前:system ◆systemVXQ2 :2011/09/29(木) 11:42:55.56 ID:vL6zOB/6
>>848
ttp://maic.jmu.edu/ordata/FullImage.asp?Image=images\K\K2657U02.JPG

の上がフレア,下がチャフのカートリッジで,ごらんの通り,カッターとかなしです.


851 名前:system ◆systemVXQ2 :2011/09/29(木) 11:54:41.41 ID:vL6zOB/6
>>649
電子戦機などの場合ですね.了解しました.

軍事板,2011/09/29(木)
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** 【質問】
 ステルス戦闘機に関して,2つ質問です.
・F-22とF-117はどちらがRCSの面でステルス性が高いのですか?
・F-117には,普通のレーダーだけでなく,対赤外線レーダー用のステルスやX線やら様々なレーダーに対しても,ステルス性はありますか?

 【回答】
 詳しくは軍事機密だから公表されてないけど,純粋な「レーダー探知に対するステルス性」は,F-117の方が高い,そうな.
 F-117は赤外線に対しては,エンジンの排気の温度を下げるような構造にする等の,放射抑制策が採られている.

軍事板,2011/09/29(木)
青文字:加筆改修部分

 グロセキュによると,
F-117のRCSはB-2の2倍,
B-2はF-35と同等,
F-35はF-22の5〜10倍.
なのでF-22が最小.
 全方位という意味でも,F-22の方がベターだったはず.
 X線ステルスは知らないなあ(笑)

------------
According to November 2005 reports, the US Air Force states that the F-22 has the lowest RCS of any manned aircraft in the USAF inventory, with a frontal RCS of 0.0001~0.0002 m2, marble sized in frontal aspect.
According to these reports, the F-35 is said to have an RCS equal to a metal golf ball, about 0.0015m2, which is about 5 to 10 times greater than the minimal frontal RCS of F/A-22. The F-35 has a lower RCS than the F-117 and is comparable to the B-2, which was half that of the older F-117.

Other reports claim that the F-35 is said to have an smaller RCS headon than the F-22, but from all other angles the F-35 RCS is greater. By comparison, the RCS of the Mig-29 is about 5m2.
------------

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/09/29(木)
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** 【質問】
 アメリカの有名なガンマンが使っていた(というのは誤解で,引退後に贈られたものなんだそうですが),拳銃で,やたら銃身が長い,通称「バントラインスペシャル」というものがありますが,そういった「ライフル銃並みの銃身長のある拳銃」って,ちゃんと弾が出るんでしょうか?
 銃の銃身は長いほうが性能が高まる,といいますが,拳銃弾,それもエネルギーロスの大きいリボルバーで,あんなに銃身が長いと,かえって銃身内を進むときの摩擦抵抗で,威力が落ちそうなものですが….

 【回答】
 むろん,どこかで最大初速を過ぎてしまうでしょうが,それはかなり長い場合のようです.
 .44マグナムですが,18インチ銃身(45.7cm !)のリボルバーを,銃身を1インチずつ短くして,初速を測った試験があり,その結果は,

18" 517 m/sec
17" 513 m/sec
16" 509 m/sec


10" 474 m/sec
5" 406 m/sec
1" 243 m/sec

となっています.

 ちなみに Buntline specialは,12インチ銃身長(16インチバージョンも存在したらしい)ですから,.45コルトでも長銃身が,初速の足を引っ張ることにはならなかったでしょう.

system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/09/29(木)
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