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ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
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●初心者歓迎 スレ立てる前に此処で質問を 713
目次
** 【質問】 ソ連はアフガニスタンですら苦戦する弱小国だから,自衛隊が本気を出せば千島全土を制圧できたのでは?
【回答】
その論理ですとアメリカも,アフガニスタンで苦戦する「弱小国」ということになりますよ?(笑
1980年代中盤の自衛隊の戦力でも,千島列島を上陸・制圧すること自体はできたと思いますよ.
日本人には知る由もない(防衛庁は知ってたかも)ですが,ソビエトの防衛計画自体が,
「攻められたら到底守りきれんから一旦放棄するしかない」
と結論づけてたくらいですし.
しかし上陸に成功出来たとしても,ソ連太平洋艦隊が補給線を断てばどうしようもなくなります.
80年代のソ連太平洋艦隊は,現代のそれとは全く異なる,海上自衛隊を圧倒するだけの艦艇を揃えていましたから.
具体的に言えば潜水艦だけで100隻以上.
有用な潜水艦は,海上自衛隊が保有するそれ以上に配備されていました.
自分が知っている限りで恐縮ですが,
戦略原潜
デルタ級原子力潜水艦10隻以上?
巡航ミサイル原潜
チャーリー級原子力潜水艦11隻?
攻撃型原潜
ヴィクター級原子力潜水艦?隻(70年ぐらいに登場)
アクラ級原子力潜水艦(当時最新鋭)が4隻?
通常型潜水艦
キロ級通常潜水艦10隻?(80年代)
これだけでも海上自衛隊の潜水艦を上回ります.
他に,対艦戦をやらない原潜とか,1950〜60年代とかに就役した旧式艦があります.
自衛隊は対潜能力に優れていますし,米潜水艦に比べれば静粛性に劣る(と言われている)のが救いでしょうか.
更に彼らは,長距離対艦ミサイルを持つミサイル巡洋艦,強襲揚陸艦(戦車や兵士を揚陸する艦艇),キエフ級航空巡洋艦まで持っていました.
これらの潜水艦の対艦ミサイル,ミサイル巡洋艦の長距離対艦ミサイル,爆撃機の対艦ミサイルの集中攻撃.
これが有名な「飽和攻撃」と呼ばれるものです.
対する海上自衛隊には当時,イージス艦(こんごう級護衛艦)は就役しておらず,飽和攻撃に非常に脆弱でした.
勿論,やってみなければ分からないのですが.
上陸成功後,即停戦して外交交渉,という早業に持ち込めば,あるいは可能だったかもしれません.
しかし当時の(現代も,ですが)日本に,そのような高度な戦略推敲能力があったとは,到底思えません.
軍事板,2011/08/25(木)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】 最近,他の板で何度か,「F-86はメッサーシュミットのP1101のコピー」という書き込みを見ました.
私がF-86について興味を持ったのは,ちょっと前の話なのですが,そのとき読み漁った本には,そのような記述はありませんでしたし,どう見てもコピーといえるほど似てるようにも見えません.
検索してみるとネット上では,確かにそのような意見を目にしますが,どこをどうパクッたという具体的な話のことは,まず書いてありません.
最近そのような関連をうかがわせる資料でも見つかったのでしょうか?
【回答】
P.1011の真似っ子をしたのはF-86ではなく,ジェット可変翼実験機のベルX-5.
http://en.wikipedia.org/wiki/Messerschmitt_P.1101
http://en.wikipedia.org/wiki/Bell_X-5
デザインを見れば一目瞭然.
F-86や同時代のMiG-15の元ネタと言われてるのは,フォッケウルフ社のTa-183.
http://en.wikipedia.org/wiki/Focke-Wulf_Ta_183
ただし米ソ共に,ドイツの後退翼を含む大量の技術情報を得ているので,その中の一つとして参考にしたかもね?というレベル.
後退翼についても,ボーイングの人がTa183とは関係ない資料,データを発見したことが元となり,そこから米の他の会社→ソ連というルートだったかと記憶している.
F-86は1945年の6月には,モックアップの審査を通過しているが,5月に降伏したドイツに調査団が入り,資料分析したところ,多くの興味深い資料が発見された.
特にゲーリング航空研究所の,大量の風洞実験試料は,高速機の後退翼の優位性を裏付ける物であった為に,米の空力の専門家は衝撃を受け,設計中の機体の変更を行った.
ボーイングB-47なども有名.
この情報は広く公開され,F-86も再検討の結果,後退翼に設計変更した.
つまり後退翼はドイツでは,既に特定メーカーの特許ではなく,NACAのように総合的に研究機関で研究・実験された結果から生まれた物で,特定メーカーの特許ではない.
したがってF-86の後退翼も,特定機を参考にした訳ではない.
一方,ソ連はTa183を接収し,Mig-15はコピーに近い形で誕生した.
機体構造,後退角など酷似している.
ソ連のジェット機の技術的な進歩の過程を見ると,BMW003をソ連化した,MiGの前作9からの発展具合が急速なので,Ta183の技術を「大いに参考にした」のは否定しようがないと思う.
ただ,失速防止のフェンスに代表されるように,ソ連流のアレンジは各所に見られるから,冷静に見れば完全コピーとは言いがたい.
MiG-15とF-86はご承知のように,朝鮮戦争で戦う事になったが,
「実は両者のネタ元は一緒だよ」
って物語を面白くする為に,Ta183コピー説が一部言われているものと推察される.
また,MiG-15出現当時は,アメリカのとっては大変な衝撃であった.
そしてその根底には,「ソ連にはまともな技術があるはずはない」というと言う偏見と,そう思いたい恐れがあったんじゃないから,「コピー」と言う説が出たんじゃないかな.
零戦と同じように.
B-29のデッドコピーと言えるTu-4の存在もあり,状況証拠から「Ta183コピー」説が一部で言われ,今でもそれが時々顔を出す・・って言うのが妥当な見方ではないかな?
軍事板,2011/08/27(土)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】 現在のアメリカ海軍は世界中に空母打撃群を派遣して,他国への牽制を行っているようですが,このような活動は諸外国に大しての脅威として機能しているのでしょうか?
というのも,どんなに空母だのを送ろうと,それこそ海とは程遠い内陸部で起きてる紛争などに関しては,あまり無意味
なのでは?と思いまして.
そりゃ,海岸で虐殺でも行ってたら別ですが・・・
【回答】
地球の7割は海で,それに接してる国家をけん制できるってだけでも,その効果は計り知れない.
空母艦載機の航続距離を,遥かに越えた内陸になる国家の方が,少数だと思うよ.
空母部隊の最大の利点は,空母は常に臨戦状態あるって事.
何か事が起きれば,直ぐ駆けつけ初期対応ができる事.
核の威力で空軍が,わが世の春を謳歌したのに対し,WW2後大幅な縮小で風前の灯だった時に発生した朝鮮戦争でも,真っ先に対応できたのが空母部隊.
ナム戦でもそうだ.
空軍の対応が遅い一因は,各国への調整に時間がかかること.
攻撃の為の基地を提供するどころか,攻撃の為に上空通過さえ拒否する国が出てきたりする.
空母は公海上から作戦を行えば,そのような調整が不要だ.
紛争が起こった時に,アメリカが介入するとする.
空軍がベース基地をを設けようと,隣国に打診して,二つ返事で貸してくれると思うのか?
たとえば湾岸時に基地を提供したサウジアラビアは,後のアラブ諸国から強い反感を買った.
だからイラク戦争時には,基地提供を拒否した.
それぐらい基地提供って言うのはデリケートな問題だし,交渉には時間もかかるし,見返りも必要.
アメリカ本土から空中給油で継ぎ継ぎ攻撃しても,自国上空通過さえ拒否する国も出てくる.
そうすれば,大きく迂回するルートを取らざるをえない.
時間も経費も機材トラブルの可能性も高くなる.
一方,航海中の空母は常に臨戦態勢にあるから,当該地へは最短2〜3日.
遅くとも1週間は掛からない.しかも攻撃は公海上から行うから上記のような危惧は不要.
とにかく初期の対応能力は,他には変えられない物なのだ.
朝鮮でもデザートシールドでも空母の対応の早さが,敵側勢力の拡大をかろうじて食い止めた.
確かに近年の湾岸・アフガン・イラク等での戦争で
空母は相対的にそれほど活躍していない(艦載機のソーティ数的な意味で)のだが,少なくとも米海軍は,これからも空母が必要だと考えているらしい.
空母が費用対効果があるかどうかは,冷戦終結以来縮小される一方のアメリカ議会が,何隻もの空母建造を認め,現在も建造中である事実を見れば明らか.
これは英仏などでも,基本的に同じ.
また,空母は攻撃するためのものというだけでなく,そこに存在することにより,他国に政治的影響を与える道具でもある.
ミサイルや航空機だけでは,代わりにならない.
軍事板,2011/08/28(日)〜08/30(火)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】 昔の軍艦の模型を見ると,空中線が嫌がらせのように大量に張ってるけど,現代の戦闘艦はすっきりしてます.一体何があったのですか?
【回答】
人が嫌がることをしないという道徳が浸透しました.
軍事板,2011/08/27(土)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】 中国空母の艦長は空軍のパイロットで,海軍の艦長を務めたそうですが,そんな経歴ありえるんですか?
【回答】
http://j.people.com.cn/94474/7434329.html
によれば,
――――――
08年の「解放軍報」の記事によると,中央軍事委員会は1987年に広州艦艇学院で初の,そして唯一の「パイロット・艦長クラス」を開講.
軍で最も優秀なパイロットが選ばれ,艦艇指揮訓練を行った.
つまり1987年から中国軍は,空母の艦長を務められるよう,すでに海軍パイロットの訓練を実施していたということだ.
海軍パイロット10人がこの研修で選考され,うち9人が3年半から4年にわたる海洋航行指揮訓練を終え,それぞれの部門に配属され,副艦長の職務を担当,その後艦長に昇進した.
――――――
つまり空軍じゃなくて海軍のパイロット.
http://en.wikipedia.org/wiki/People%27s_Liberation_Army_Naval_Air_Force#Fighters
によれば,人民解放海軍には航空部隊があって,戦闘機も保有してる.
ちなみに米海軍の空母の艦長も,艦載機パイロット出身者がなるのが普通.
空母の艦長をやりたくて,年齢制限をぶっちしてパイロットの資格とった,ハルゼーみたいな人もいる.
軍事板,2011/08/28(日)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】 東部戦線において両軍のスナイパーに支給されたという,小銃用の炸裂弾について,詳しく教えていただけませんか?
通常の弾と比べて何が違うのかや,製造目的などを教えていただきたいです.
【回答】
4832011/08/29(月) 02:39:35.34
>>482
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E4%B9%9D%E5%BC%8F%E6%99%AE%E9%80%9A%E5%AE%9F%E5%8C%85#.E4.B9.9D.E4.B9.9D.E5.BC.8F.E7.89.B9.E6.AE.8A.E5.AE.9F.E5.8C.85
日本で開発された7.7mmの炸裂弾(九九式特殊実包)はこれ.
ただし狙撃用に使われたという「炸裂弾」と同じものかどうかは別.
4842011/08/29(月) 02:50:00.41
>>482
ちがいます.観測弾 (B弾=Beobachtungspatrone)という着弾確認おための火薬入りの弾頭で,>>478の人の方がホローポイントと勘違いしてるのです.
「これを人体に対して用いると腕が千切れたり,顎が吹き飛ぶなどの残酷な傷をもたらす.観測弾の対人使用はハーグ陸戦条約に違反するが,
前線部隊では敵に恐怖心を与える手段として多用されていたという.」(Wikipediaより)
4852011/08/29(月) 03:00:17.46
>>479
ttp://www.ww2f.com/weapons-technology-wwii/20017-explosive-bullets.html
ここに7.9mmの炸裂弾(炸薬入り)は独ソ双方で開発されたけど対人用には使用されなかったとある.
理由は炸薬量が少なくてわざわざ使うほどの効果がなかったから.
まあ小銃弾は重くて速度が早いからそんな小細工をするまでもなく当たればひどい事になるからな.
重量が軽くなって弾道特性が変わるというデメリットを考えればわざわざ使う理由がない.
4862011/08/29(月) 03:13:01.89
元ドイツ軍狙撃兵・アルブレヒト・ヴァッカーの著作『最強の狙撃手』ではB弾を双方で使ってた,と書かれてる.
4872011/08/29(月) 03:15:47.25
訂正・元ドイツ軍狙撃兵・ヨーゼフ・アラーベルガーの体験を描いたアルブレヒト・ヴァッカーの著作『最強の狙撃手』
493 名前:system ◆systemVXQ2 :2011/08/29(月)
08:34:48.65 ID:GGw5lCfH
>>473
蛇足するなら.
B-patroneはもともと測距用のスポッティングライフル弾として開発され,
狙撃手の測距,弾着確認用に流用されたようです.
炸裂弾といっても,発射時の衝撃では発火せず,弾着時に複雑な信管/伝爆薬を
使わずに着火するという制限があるため,爆発というほどの効果は期待できません.
閃光,発煙が主目的です.
二次大戦後のスポッティングライフル弾には燐が多用され,現在でも12.7mmでは
普通にAPI,つまり徹甲焼夷弾(Armour Pierce
Incendiary)が使用されますが,
これも装甲の後ろで爆発して殺傷するというより,車内や屋内,燃料貯蔵施設などに
火災を起こさせるのが主目的です.対人狙撃に使用した場合,白燐が使用されていると
組織を焼くので痛いことになりそうです.
4952011/08/29(月) 10:47:13.23 ID:VArV/HSa
非常に勉強になりました.
まさに『最強の狙撃手』を読んで思った質問でしたので.
元は観測用の弾で,当たれば手足が吹き飛ぶほどの威力がある,ということですね.
文章を吟味していると明らかに通常弾よりも威力がありそうな感じですが,
製造に時間がかかりそうな弾より通常弾を生産した方がいいって感じでしょうか.
最初のほうにまともな回答が得られなかったのは時間が悪かったようですね(笑)
回答者の皆様方,ありがとうございました.
499 名前:system ◆systemVXQ2 :2011/08/29(月)
12:27:51.61 ID:/cCjAqDb
>>495
そんな威力はないと思いますよ.はっきりした実測データは持ち合わせませんが,
薬量と用途を考えると,通常弾とは少し違う程度では.
それも硬い物に当たらないと発火しません.まあ,装備に当たって発火し,貫通すると
ばらけた弾が突入するので,ホロ-ポイント状態,あるいは破片まき散らし状態になって
破壊効果が出る,というのがありそうなことです.爆発で吹っ飛ばすのとは違うような.
もちろん(一応)炸裂するので,対人使用はハーグ陸戦条約に違反します.
5002011/08/29(月) 13:28:23.13
ツェッペリン飛行船攻撃用に開発され,バトル・オブ・ブリテンでも使ってた,英軍のデ・ヴィルデ弾みたいな焼夷弾なのかも.
あれもむしろ着弾観測に役立ったそうだし.そういや「西部戦線異常なし」でこれで狙撃されたらしい戦友が苦しんで死ぬ描写があった.
軍事板,2011/08/29(月)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】 砲兵の射撃方法で,異なる種類の砲でも,発射時間をずらして目標に同時に着弾させるっていうのがあるって聞いたんだけど,なんで同時に着弾させるの?
一気に壊滅させて逃げるため?
【回答】
発射地点を特定されないため.
軍事板,2011/08/29(月)
青文字:加筆改修部分
発射地点を特定されないためには,複数の射点から同時に射撃するのが,冷戦時代のセオリーでした.
同時弾着は,一定量の弾量を着弾させる際,必要とする時間が短くなるほど,効果が大きくなるためです.
つまり3発撃ち込むのでも,1分おきに3発撃つのと,同時に3発着弾するのとでは,敵の被害が数倍違うのです.
これは多数同時に着弾すると,遮蔽を取る間もなく,命令を下す間もなく大混乱が生ずるためです.
結果として,少ない弾量で効果が得られるため,短時間の射撃で任務を完了し,対砲兵射撃を避けるために,移動を開始することが可能になります.
通常は3発同時弾着が実用的に要求される範囲です.4発目以降は即応弾薬による速射となり,あとは装備によって10発目,あるいは15発目といったあたりから,ゆっくりした持続射撃に移ります.
敵反撃が想定される場合は,即応弾薬による速射の範囲までで移動します.
同時弾着を利用しても,敵の砲兵は一ヶ所ではありませんから,だらだらしていると,他の敵砲兵から対砲兵射撃を食らうことになります.
なお,対砲迫レーダーは通常は360度の覆域を持っていないため,複数の射点から同時砲撃を受けた場合,レーダーが面している方向の射点しか同定できません.
また,通常から作動させていると,自己位置を放送してしまうことになるので,敵の砲撃が始まってから,あるいは敵の攻撃が強く疑われ,自位置を暴露してもかまわない場合に作動させます.
対砲迫レーダー対策として,メインの砲兵とは別に,分散させた小規模な部隊を置き,多数の砲撃位置を敵に示して混乱させるという作戦も,冷戦時代には普通に考えられていました.
この場合,ダミーの部隊は短時間派手に撃った後,ただちに退避します.
system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/08/29(月)
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** 【質問】 米国軍用拳銃はストッピングパワーが足りないと言われて,45ACPのM1911を採用したにもかかわらず,今は9mmのベレッタなのは何故ですか?
もうストッピングパワーは重視されなくなったということでしょうか?
【回答】
ピストルは実戦ではほとんど使われないため,一発で相手の動きを止める能力より,扱いやすさ(低反動,装弾数)が重視されるようになったのです.
軍用拳銃の用途は3つ.
誤操作で自分を撃つ,
誤操作で相棒を撃つ,
そして自殺用,
と言われるぐらいです.
どれも 9mmで問題ないようです.
.45ACPのような低初速弾では,NIJ IIAクラスの軽量防弾ジャケットでも,止められてしまうことがあるため,NIJ
IIクラスの9mmパラの方が実戦でも有利とされているからです.
ちなみに,防弾ジャケットなど着ていない場合には,同じ銃口エネルギーでも,口径の大きい.45
ACPの方が大きな永久空洞を作るため,出血量が多く,早く動きを止めることが出来ます(一般に).
つまりストッピングパワーは大きい.
しかし,軍用では上述の通り.
system ◆systemVXQ2 :軍事板,2011/08/31(水)
青文字:加筆改修部分
** 【追記】
8572011/09/01(木) 09:30:35.04 ID:es1C2BqE
有刺鉄線の刺ってあまり意味がないですよね?
ただの鉄線だけでも十分に敵を阻害できると思うのですが.
8582011/09/01(木) 09:34:59.98
あの棘は引っかけると肉を大きく切り裂くから大ダメージになる
ただの鉄線ならなんぼでも触れるが刃がついてると慎重にならざるを得ない
兵隊は銃だのなんだの重い装備山ほど抱えてるから簡単に乗り越えるとかできないんだよ
それでも鉄線なら無理して超えられるが有刺鉄線は不可
要するにさ,ただの鉄線は「壁」に過ぎないが,有刺鉄線は「罠」なんだ
まったく違う性格なんだよ
860 名前:system ◆systemVXQ2 :2011/09/01(木)
10:20:45.09 ID:/KQAmRYP
>>857
>>858氏に蛇足するなら.
装備を固めて無理矢理超えようとしても,有刺鉄線は滑らかな鉄線と違って,衣服や装備に絡みつきますから,
仮にケガがなくとも,乗り越えるのに大変時間がかかります.その間に警報が鳴り,警備兵が駆けつけ,
あるいは機関銃に掃射されるので鉄線よりはだいぶ有効です.
最近の有刺鉄線はカミソリ式のレイザワイアが主体で,それも力が加わると大きく揺れるように
コイル状に巻いて設置されているので,ワイアカッターでも下手に使うと大怪我します.
顔面保護も考えると,宇宙服+鎧みたいな装備でないと,超えるのは困難です.
そんな装備だとひっかかりやすいので,と以下繰り返し.
なので,第一次大戦以来,有刺鉄線網は砲撃や工兵爆薬で爆破してから突破するのがたしなみ.
8612011/09/01(木) 10:21:33.22
>>857
敵の兵隊もバカじゃないので,大概は有刺鉄線に自分から進んで突っ込もうと思いませんし
有刺鉄線を突破しようとするなら,爆破筒・ワイヤーカッターの類を用意してきますので
阻害を目的とした場合,有刺鉄線「だけ」を設置しても効果は薄いです.
ただの鉄線ならば尚更です.
阻害したい方向に有刺鉄線を複数・数段構えに張り,適所に警戒要員や機関銃等を配置しつつ
有刺鉄線(刺)+警戒(敵兵士)+火線(機関銃等)+地雷(有るかもしれないよ?)といった感じで,やっと敵への障害となります.
有刺鉄線+αで敵の突破を躊躇させつつ,足を鈍らせ,その隙に火力を浴びせるというのが野戦での有刺鉄線の使い方です.
軍事板,2011/09/01(木)
青文字:加筆改修部分
** 【質問】
これからは無人先頭爆撃機が鍵だと思う.
だから戦闘機はF-15の改修にとどめて,その分予算を無人機にかけるべき.
どうだろうか?
【回答】
無人戦闘爆撃機が有人と対等に,あるいは同予算内で対等に戦えるようになれば,その通りかも知れません.
そのようなものが実用化され,配備されるまで,どの程度時間がかかるかが問題でしょう.
それはF-15改修でカバーできる時間ではない可能性が大きいでしょう.
今のところ,無人機は一般空域を飛ぶ事すら許可されていない事が多いし.
「うまくいけばOK」
「予定通りなら間に合う」
というプランに,国防を賭けるのは賢明でないかも知れません.
ご存じの通り,現代の兵器開発は遅れて予算超過して当たり前なので.
軍事板,2011/09/01(木)
青文字:加筆改修部分
** 【追記】
8822011/09/01(木) 15:37:28.67 ID:qsFJflBk
小川和久著「14歳からのリアル防衛論」から引用します
●中国の潜水艦は何度も“撃沈”されていた
先ほどもふれたように,04年11月,中国の原潜が日本の領海を侵犯した事件がありまし
た.中国の「漢」級原潜が青島の母港を出港し,太平洋に出てグアム島を回ったあと,石
垣島付近で日本領海を侵犯したのですが,このとき海上自衛隊のP・3C哨戒機2機ずつ
がリレー方式でずっと追尾し,監視していたのです.
しかも,自衛隊機は中国原潜を「撃沈」する訓練を繰り返していたのです.2機の哨戒
機は,中国原潜に対してソノブイ(対潜水艦用音響探知機)のうち,「パッシブタイプ」を
投下しながら追跡しました.これは,聞き耳を立てるようにして潜水艦のデータを収集す
る装置です.そして,中国原潜が日本領海に接近すると,今度は「アクティブタイプ」の
ソノブイを投下し,そこから発する音波によって警告したわけです.
これは潜水艦を航空機の魚雷で攻撃するときの手順で,要するに潜水艦を正確に捕捉
し,魚雷を命中させたのと同じことになります.このやり方で,海自の哨戒機は,中国原
潜の出港から帰港までを追尾し,数え切れないほどの回数,“撃沈”することに成功しま
した.海上自衛隊の対潜水艦能力は,それほど高いのです.
(中略)
不可抗力によるものであれば,原潜が自分の全長より浅い水深100メートルを切る
石垣水道を潜って航行できるはずはありません.潜水艦は海中に潜って隠密性を発揮する
のが任務です.浅い海峡を通過すればすぐに発見されて一巻の終わりです.
しかも原潜はたえず微妙なバランスをとって航行するので,少しでも舵を切り違えば海
底に激突する危険がある.そんな場所を航行するのは,常識では考えられない.「不可抗
力による事故」とは考えにくいのです.
引用終わり
↓の事件のことを話しているのだと思います.
漢級原子力潜水艦領海侵犯事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E7%B4%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E9%A0%98%E6%B5%B7%E4%BE%B5%E7%8A%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
これは小川氏の言うように海上自衛隊の対潜能力の高さを示した事件だったのでしょうか.
8832011/09/01(木) 15:57:33.81
>>882
評価なんてのは基準によって変わる曖昧なモノで,明確には言いづらい面がある.
その事件の件だったら,確かに対潜能力の高さを示した一方,中国の漢級は老朽艦な上にノイズが大きいことでも知られ追尾は容易いとの
指摘もある.中国の東シナ海海底データの充実を思わせる操艦も見られたと言うし,事前の米海軍の事前察知と通告が無ければ海自単体で
艦の侵犯を発見して,その後の追尾が出来てたのかは何とも言えない.
それらを加味した上で,海自の対潜能力をどの程度評価するのかは,その人の尺度による.
8842011/09/01(木) 16:02:23.99
発見できた潜水艦は記事になるけど,発見できない潜水艦が
悠々と泳いでる事は知りようがないわけで,その場合は
海自の対潜能力は低い,ということになるかもしれない.
とはいえ,海自の掃海能力,対潜戦能力には定評があるから,
上記のような状態なら,他国でも発見できない可能性大.
8852011/09/01(木) 16:07:04.62
>>882にしても,実は老朽艦をノイズメーカーに使って,
ディーゼル潜を潜入,遊弋,脱出させる訓練だったかも知れない.
だとしたら,中国海軍のレベルの高さと,それについていけなかった
海自のレベルの低さを示す記事になる.しかし,さらに,実はディーゼル潜を
探知していたが,今後のために,海自が発見した事を極秘にしているのなら
レベルの高さを示す事になる.
要するに,そんな表面的な記事から大したことは言えないという事.
とはいえ,うるさい潜水艦すら見つけられない海軍も少なくないのだから,
一定のレベルを示した事にはなるだろ.
軍事板,2011/09/01(木)
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