c
※青文字:加筆改修部分
ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
※既に分類され,移動された項目を除く.
※荒れ過ぎにつき,レス回収基準は「Ver.7」
スレ立てる前に此処で質問を 642
目次
【質問】 戦時中,日本やその他の国々では,女性や学生を工場に兵器製造のため徴用させていましたが,工具はあるとはいえ,素人が銃砲弾や手榴弾などを製造できたのでしょうか?
【質問】 インドネシアは,オーストラリアとの間で紛争になったら,一瞬で粉砕されない?
【質問】 インドシナ戦争ディエンビエンフーの戦いで,フランス軍が大規模拠点の設置場所に,盆地を選んだ理由はなんでしょうか?
【質問】 戊辰戦争で「長岡藩の方に分がある」というのは,上から狙う場合には先込め式の方が有利ということですか?
【質問】 日本やイギリスの様な島国の陸軍は,本土防衛用の師団・旅団と,海外展開や外征用の師団・旅団はそれぞれ別々に用意するんですか?
【珍説】 「現代のボディーアーマーやヘルメットは,数十メートルの距離から発射された7.62oNATO弾の直撃から,装備者の身体を守れる様に出来ているんです!」???
【質問】 小銃弾に抗堪しうる装甲板を有するボディアーマーは,すでに戦地で着用されているといって誤りではないのでは?
【質問】 後部主砲を撤去して,VTOL用の飛行甲板とスキージャンプを載せる,というアイオワ級近代化改装案について教えてください.
【質問】 大戦時,世界各国のエホバの証人信者はどうしていたのですか?
【追記】 無人砲塔の戦車って
【質問】 99式軽機の性能って,戦局を変えることができるレベルだったんですか?
【質問】 ロンドン条約非加盟国は,「代艦枠を使って新型艦の建艦競争」をしたのですか?
【珍説】 「でしたら,『ワシントン条約の加盟国でロンドン条約の非加盟国である,イタリアフランスは,ワシントン条約の代艦規定によって,建艦を開始し,ロンドン条約の加盟国であるイギリスは,ロンドン条約の消滅まで,建艦できなかったので,1月1日建造開始>なんてことをやってるわけだが』は誤りですね!」???
【質問】 それぞれ条約に参加した国同士が,「代艦枠を使って新型艦の建艦競争」をしたという意味でよろしいのですね?
【質問】 何故C-2輸送機は,10式戦車を輸送可能なように開発しなかったんですか?
【質問】
戦時中,日本やその他の国々では,女性や学生を工場に兵器製造のため徴用させていましたが,工具はあるとはいえ,素人が銃砲弾や手榴弾などを製造できたのでしょうか?
【回答】
ケースバイケース.
初めから,非熟練工でも生産できるように作られた生産ラインなら,問題が少ない.
アメリカを中心に普及していたフォード生産方式はこれ.
設備投資がかさむ代わりに,工員はいくらでも入れ替え可能.
逆に,旋盤やヤスリを使った職人的技術に頼っていた工場は,性能の落ち込みが激しかった.
弾薬類は構造が単純だから,不発が増えるぐらいで済むが,航空機のエンジンなんかは末期に近づくほど,まともに動かなくなっていった.
そんな工場で生産できるように,兵器の方を省力化・簡略化する努力もされていたが,限度がある
.
モッティ ◆uSDglizB3o in 軍事板,2010/07/13(火)
青文字:加筆改修部分
大まか過ぎるが,特に間違いは無い.
ついでに補足すると,「初めから非熟練工でも生産できるように作られた生産ライン」は,その生産をする工具が,非熟練工でも精度に狂いが無い全く同じものを作れるようにする工作機械であることなどを指す.
これに,各工員ごとに簡単な最小の部品をひたすら作らせる事で,熟練工員のような技術を持っていなくても,同じものを大量に作る事が出来る.
(そうして出来た部品同士を組み合わせる工程も,非熟練工による単純流れ作業)
ただ,この方式の欠点として,単純で同じ作業を延々続ける事で,工員の精神的疲労が高く,同じ人がずっとその仕事を続けていく事が出来ない事.
そのため,工員は定期的に新しい人を雇って,入れ替えていく必要があるが,もともと誰でも工員になれる上に,簡単に取り替えられる前提であるので,あまり問題が無い.
そして戦時中の日本の場合,その「工作機械」が無かったので,非熟練工を雇っても本当に単純なものしか作らせる事が出来なかったし,作らせるものの方を単純簡略化する,という対応ぐらいしかできなかったという.
ちなみに旋盤加工にも,後付けで倣い旋盤装置なんかを取り付けて,非熟練工でもある程度,精度の高い製品を複製できるようにした装置なんかもある.
軍事板,2010/07/13(火)
青文字:加筆改修部分
【質問】
インドネシアは,オーストラリアとの間で紛争になったら,敵の優勢な戦力に対して一瞬で粉砕されない?
ちゃんとした軍備と,それを運用できる能力ってあるんですか?
【回答】
オーストラリアに,単独でジャカルタを陥落させたり,インドネシアを制圧して屈服させるだけの戦力は無い.
広大な大陸防衛で手一杯なのがオーストラリア.
<インドネシアの戦力>
●海軍
潜水艦2
フリゲイト8
コルベット19
ミサイル高速艇4
哨戒艇107
ドック型輸送揚陸艦1
輸送揚陸艦1
戦車揚陸艦14
中型揚陸艦12
兵員輸送艦5
揚陸艇54
掃海艇11
測量/調査艦8
指揮艦1
給油艦5
支援艦6
練習艦2
航洋曳船2
艦載ヘリ13
陸上固定翼機57
(世界の艦船2009.2より)
●空軍
(戦闘機)
Su-27SK×2,
Su-27SKM×3(予定)
Su-30MK×2,
Su-30MK2×3,
F-16A Block-15 OCU×7,
F-16B Block-15 OCU×3,
F-5E×4(COIN機)Hawk 209×29
軍事板,2010/07/14(水)
青文字:加筆改修部分
【質問】
インドシナ戦争ディエンビエンフーの戦いで,フランス軍が大規模拠点の設置場所に,盆地を選んだ理由はなんでしょうか?
盆地は防御しにくいのではないでしょうか?
その盆地を囲む山地も,まとめて陣地化するのなら分かりますが.
【回答】
政治的にはベトミン(ベトナム独立同盟)が1953年に行った,ラオス北部での攻勢・侵攻作戦に対し,フランス連合の正式加盟国であるラオスを支援・防衛するため.
戦略的には,地理的にラオス侵攻において,ベトミン出撃拠点になるディエンビェンフーを占領することで,ベトミン軍の侵攻を食い止める.
また,かつてベトミン支配地域に設定したナサン空軍基地が,空輸補給のみでベトミンの攻撃を撃退したことの再現をもくろみ,敵支配地において拠点を設け,空輸のみで維持して敵に出血を強いる.
戦術的には,
「盆地を囲む山岳地域に大量の砲兵なんて,ベトコンゲリラどもには展開できないし,馬鹿なベトコンのゲリラどもには砲兵部隊の間接射撃なんて運用できないから,フランス軍の砲兵と航空兵力で,がむしゃらに攻めてくるベトコンなんて瞬殺」
と考えたから.
それが相手を酷く甘く見た偏見だったことは,戦史が示す通り.
軍事板,2010/07/14(水)
青文字:加筆改修部分
【質問】
http://bosinwar.hp.infoseek.co.jp/TANKYUU/HOKUETU/ASAHIYAMA04.htm
> 奇兵隊の装備するミニェー銃は元込めだから斜面から射撃されると装填しずらい.
> 一部は改造スナイドル銃を装備していたとはいえ,微々たるもので戦いに貢献もしていない.
> 第一,長岡藩の装備もこれまたミニェー銃で,しかも山頂から射撃できるからこっちのほうに部がある.
>防御側としては,斜面から登ってくる敵を狙撃すればいいし
>(ミニェー銃だからできる訳で,会津のゲベール銃では無理)
この意味が分かりません.
何故元込め式だと,斜面から射撃されると装填しづらいのでしょうか?
先込めの方が装填しづらい気がするのですが.
また,「長岡藩の方に分がある」というのは,上から狙う場合には先込め式の方が有利ということですか?
さらに,ゲベール銃では無理,というのはどういうことでしょうか?
射程距離や命中精度の関係で,逆に斜面を登ってくる敵に狙撃される恐れがあるということでしょうか?
【回答】
ゲベール銃は先込めで,ライフリングが無い滑腔銃だから,遠距離での命中精度は,ライフリングがある銃に大幅に劣る.
ミニエー銃,スナイドル銃は両方ともライフリング有だから,射程距離で大幅なハンデがあるわけで,「狙撃はムリ」ってのはそういう意味だと思う.
地形的状況はよく分からんが,文章を読むに「相手が斜面の上」「自分が斜面の下」だとする.
装填方式に関係なく,自分が斜面の上に向かっている時は姿勢が斜めを向くので,まあ,装填はしづらいだろう.
逆に斜面の下側を向いてる時は,姿勢が下を向く上に,いちいち銃口を上に向けて火薬を入れ,弾丸を入れて付きこめなきゃならない先込め式は,相当に装填しづらくなる.
が,地形で装填しにくいのは先に書いたように,同じ
(ていうか元込め式ならあんまり関係無いんじゃ…?)
たぶん,それ書いた人は何か勘違いしているものと思われる.
どちらかというと装填方式よりも,下から上に向かって撃つのは,狙いにくい&投影面積が小さくなって当たりにくいって事の方が,重要な要素だし…
ゲベール銃については,ミニエー銃でない前装(先込め)式マスケット銃は
火薬と弾丸を念入りに付きこんでないと,斜め下方向に銃口向けると弾丸が重力に引かれて
ポロっと出てしまう,と言う事を言いたいのかもしれない
ちなみにスナイドル銃は元込め(後装銃)だが,ミニエー銃には先込めの他に,元込め式に改修されたものもあって,新政府軍にも採用されてる.
特に戊辰戦争の頃から,元込め式銃が大量輸入されると同時に,以前からの先込め式銃も続々改修された.
後装式に改修されたミニエー銃ってのは,主にエンフィールド銃.
戊辰戦争当時の日本のミニエー銃ってのは大抵,アメリカで南北戦争が終わって,大量に輸入されたエンフィールド銃.
軍事板,2010/07/15(木)
青文字:加筆改修部分
【質問】
日本やイギリスの様な島国の陸軍は,本土防衛用の師団・旅団と,海外展開や外征用の師団・旅団はそれぞれ別々に用意するんですか?
それとも,ほぼ全ての師団・旅団が,本土防衛師団・旅団と,海外展開・外征師団・旅団を兼ねてるんですか?
【回答】
分けてる.
一般的に,普通科師団(旅団)も機甲師団(旅団)もその他特殊師団(旅団)も,本土防衛と海外侵攻では,求められる装備や能力が違うから一緒にはできない.
加えて,本土防衛用の師団・旅団も,政治・経済の中枢を防衛するための編制のものと,その師団・旅団を応援に行くために駆けつけるための編制のものに分けられる.
島国だけでなく,イタリアとかの半島国家もその傾向がある.
どっしり構えてその場所を守るのと,遠隔地に出張するための機動力を備えるのとでは,必要な性質が違うからねえ.
仮に陸上自衛隊に敵地侵攻能力を持たせようと思えば,新たに敵地侵攻用師団(旅団)を創設しないといけない.
自衛隊は外征のための戦力は持って無いが,政治や経済の重要地である大都市部を守るために位置している師団を政経中枢師団といい,他の即応近代化師団ならびに北海道の総合近代化師団とは区別されている.
参照:「中期防衛力整備計画(2005年度 -
2009年度)について」
それ以前からも,政経中枢師団と総合近代化師団以外の師団・旅団は,例えば冷戦期に北海道が侵攻を受けた時の事を想定して,その増援のため機動力を重視した編成になっている.
アメリカ陸軍の場合,朝鮮戦争時の重装備師団編制から,迅速な海外展開能力を持たせるためAOE軽歩兵師団を経て,モジュラー・フォース化師団などの変遷があるし,それ以前から海兵隊は陸軍よりも外征能力を持った軍隊として別個の戦力だし…
韓国軍やイタリア軍も,北朝鮮との国境方面や,イタリア半島北部の陸地と接している部分には,戦車装備の重装備部隊,南部には装輪戦車などの機動力重視部隊を置いているし(イタリア軍),2個歩兵連隊を基幹とし,砲兵大隊を欠くなどの軽量化が行われている(韓国軍)
少なくとも,全部の師団・旅団が本土防衛も外征能力も持つってのは,やや古い時代の編制になりつつある.
大昔はともかく,現在の近代的軍は外征用や遠隔地の増援に機動力・展開能力を重視した師団・旅団編制と
,防衛用の重装備な師団・旅団の編制はしっかり分けられている.
というか,全ての師団に全ての目的に合致した装備や編制を与える事のほうが,余計に金がかかって仕方が無い.
どちらかというと,防衛だけ想定する軍は敵を食い止める用師団と,その間に駆けつける用師団,外征を考える軍は,基本外征に向いた師団編制にってのが最近の流れ.
そりゃ,全土を防衛用の師団を駐屯した上で,外征用師団を別個に保有してるというのは効率が悪いが,そういうのは,一部の,攻められる可能性の低い地域の師団(例えば日本の陸自なら,太平洋方面はアメリカの勢力下にあるので,そっちから攻められる可能性は低い)を防衛用ではなく外征用に編成して,置いておくだけの事
.
軍事板,2010/07/15(木)
青文字:加筆改修部分
【珍説】
519 :霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. :2010/07/16(金)
22:43:55 ID:3ambeghg
>408
>陸軍や海兵隊の歩兵が装備しているボディーアーマー,肘当て,膝当て,ヘルメットは,
>数十メートルの距離から発射された7.62oNATO弾の直撃から装備者の身体を守れる様に出来ているんですか?
409 :名無し三等兵:2010/07/16(金) 00:54:35
ID:???
出来ていません
霞ヶ浦の住人の回答.
「出来ているんです」!
説明.
「その後,PASGTの後継としてインターセプターボディアーマーがアメリカ陸軍と海兵隊で採用され,
一般の兵士にも小銃弾を阻止できるボディアーマーが広く普及することになった」
「ボディアーマーの素材としては強靭な繊維であるケブラーやアラミド繊維を幾重にも織り込んだものや,
金属,セラミックプレートが主に使用される.なお,ボディアーマーの防護性能は使われる素材によって異なっており,
拳銃弾程度しか防げないものからNIJ規格レベルWクラスのもの(ドラグノフ狙撃銃によって15m先から発射された7.62x54mmR徹甲弾を停止させる[2])までさまざまである.」
下記,ウィキペディアのボディアーマーの歴史の1980年〜現在を参照ください.
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC
【事実】
お前さんがこの話題で珍説を開陳するのは2度目ですが?
抗弾装備の能力はピンキリで,能力を求めれば重量が増加し,行動能力,すなわち機動性を求めれば,抗弾能力は限定され,二律背反,完全なジレンマ状態が成立しています.
適時,重点的の防備する箇所を決めて,限定的に抗弾能力を高める事はあっても,装備の主目的は飽くまで銃弾ではなく,「砲弾片」からの防御です.
小銃弾への防御は二次的なもの,良くて至近弾の横弾で,「死なない程度の傷で済んだらラッキー」なのです.
三等自営業 ◆LiXVy0DO8s in 軍事板,2010/07/16(金)
青文字:加筆改修部分
珍説者引用文の,その
>現在は「一般の兵士にも小銃弾を阻止できるボディアーマーが広く普及することになった」.
ってのは5.56mmの小銃弾の事で,7.62mmに付いては依然として,兵士が走ったりする行動に障害がでるために,歩哨任務程度にしか装備できない部類のものだよ.
つーか,そのウィキペの記述の中に,
>しかし,これらの防御力を追求したボディアーマーは重量が増大しているため,
>兵士の機動性が低下したり疲労や腰痛を起こすことが問題となった.
>特にアフガニスタンの山岳地帯などで戦う兵士にとってはこれは深刻な問題であったため,
>アメリカ軍では防御範囲を減らすことで軽量化を行ったSPCやMBAVを採用した.
って,しっかり書いてあるじゃん.
また,自衛隊がイラクで装備したボディアーマー(防弾チョッキ2型)も,挿入してるチタンプレートって胴体全部を覆う幅広の前鎧みたいなもんじゃなく,小さいチタンプレートを複数枚,ポケットに挿入するタイプだし.
チタンプレートにうまく当たらなかったら,銃弾は防げない.
――――――
SAPIはNIJ規格LevelWの性能を持ったセラミックプレートで,OTVの前後に1枚ずつ挿入することができる.
ソフトアーマーと併用すれば,旧NATO標準弾の7.62×51mm弾を20m以内から3発撃ち込まれても,阻止することが可能.
前面のみ,SAPI緊急投棄機能が備わっている.
――――――from wikipedia(強調,編者)
軍事板,2010/07/16(金)
青文字:加筆改修部分
一度レプリカでも良いので「プレートキャリア」を着用して御覧になれば,珍説者にも理解出来ると思いますが,歩兵の装備に抗弾装備を追加する以上,重量の制限が必ず付き纏います.
樹脂製のダミー装甲板でも,相当行動を拘束されます.
三等自営業 ◆LiXVy0DO8s in 軍事板,2010/07/16(金)
青文字:加筆改修部分
保留
【質問】
一応,AK-47の7.62mm弾(NATO制式の7.62mm弾とは異なる)に耐えたとみられる例です.
http://www.youtube.com/watch?v=NgN0JBFfJvo
他には「ドラゴンスキン」でいくつか動画があります.
なので,小銃弾に抗堪しうる装甲板を有するボディアーマーは,すでに戦地で着用されているといって誤りではないのでは?
【回答】
別に7.62mm小銃弾に抗堪しうるボディアーマーの存在だけなら,ドラゴンスキン以前にもとっくの昔に登場してます.
問題は,そいつが重量問題によって,兵士が長期作戦行動をするのに障害が出るので,限定的にしか使うことが出来ないというのは昔から,今でも解決されて無いという事であって…
いくらケブラー増やして脇や首を防護しても,それだけじゃ小銃弾防げないし,防護プレートを挿入すれば,そのプレートの素材自体が重いと言う事実は,変えようがありません.
セラミックは,そりゃあチタンよりは軽いけど,チタンより高価だし,割れたら修復できない上に,防弾能力無くなるし,いくら軽いって言っても前面全部覆ったり,後部や側面も防ごうとしたら結局,重量はかさむに違いは無いんだし,チタンは重いし金はかかるし,結局の所,安価な鋼鉄で代用してる軍も未だに多いし…
5662010/07/16(金) 23:45:08 ID:???
>559
>543のインターセプターボディアーマーはイラクやアフガンにおけるアメリカ陸軍とアメリカ海兵隊の標準装備のようです.
5772010/07/16(金) 23:51:01 ID:VZxXtdge
>>559
英軍がヘルマンド州で待ち伏せにあい,態勢を立て直してる動画です.
パトロール中だったとみられますが,ボディアーマーを着用し,大きな
背負い具を背中に担いでいます.
http://www.youtube.com/watch?v=vtrJc_B5t08
これをみるに,たとえ不自由で,かつ銃の肩付けに支障がでかねないような
ボディアーマーでも現地で着用している可能性が浮かびます.
元質問の40mという至近距離から,たとえばAK-47の7.62R弾に耐えられるかは
明らかでありませんが,現代の歩兵戦闘ではたとえ暑くて他のものを着用できぬ
ときでもボディアーマーは着ている場合が多いように思われます.
5812010/07/16(金) 23:54:38 ID:???
>>577
だからさ,「実際にあって着用してる事」が問題視されてんじゃないの
カスが7.62ミリ小銃弾も防げるボディアーマーが一般的だ,見たいな話をしたけど
その引用先の記述と食い違ってる上に,依然として重量問題は付き纏ってるし
使用に制限は付き纏ってる事そのものは変わって無いし,
なおかつウィキペ記述内にすら
「重量が問題なのでまた軽量型に戻す改良してる」記述もあるのに
カスが無視してることが突っ込まれてんの
5972010/07/17(土) 00:10:42 ID:JRCTCCA6
>>581 戦地で一般的にボディアーマーは着用されており,
小銃弾を止められる面積は限られてはいるがセラミックプレートも普及している.
重量問題はたしかにあるが,アフガニスタンにおいてはたとえば
個人携帯無線から小隊無線に各種装具全体の重量の問題などから
みるべき話.
ボディアーマーとしては各種動作にどのような支障をもたらしかねないかが
まず問題となるでしょう.たとえば伏せて射撃する場合などですね.
で,セラミックプレートをいつも挿入して使っているかはなかなか動画からは
確認しがたいです.なので,この点については霞ヶ浦の住人さんの見解を否定
するだけのものはなく,むしろ,動画をみるにボディアーマーは一般的であり,
野戦迷彩服を着ずにシャツの上に装具と一体化したものを着ている場合などが
見受けられる.
ただ,既に指摘されているようにたとえば小銃弾を止められるヘルメットは求められて
はいるし,テストもされているけどまだ失敗しているようで採用支給はされていない
ようです.なのでボディアーマーといえど万能ではなく,弾片を止めるのが主体という
見解も誤りではないのです.
6012010/07/17(土) 00:15:03 ID:???
>>597
>個人携帯無線から小隊無線に各種装具全体の重量の問題などから
>みるべき話.
重量問題ってのは,装具全体でさえ重いのにプレート入りボディアーマーまで
追加して負担がさらに増加になることだぞ?
>この点については霞ヶ浦の住人さんの見解を否定するだけのものはなく
その点以外が間違いだらけというか,前提からして間違いなんで
カスは全部間違いになっており,そこを突っ込まれてんです
一部だけ正しくても全体の論調が間違ってたら意味がありません
602 :三等自営業 ◆LiXVy0DO8s :2010/07/17(土) 00:16:46 ID:???
>>596
英語表記を見て理解出来ないとは驚きですが,わかりやすく言うと
ボデーアーマーは小銃弾を含む,戦場における飛来物からの防御が主体で
抗弾ベストは主に拳銃弾からの防御を目的とした装備です
他にわからない事はありますか?
6052010/07/17(土) 00:19:17 ID:???
>>596
日本国内での一般および警察,そして軍事趣味などでの狭義に置いては
プレートを挿入して無い(追加挿入が出来ない)ものを防弾チョッキ
プレートを挿入している,あるいは追加挿入する能力があるものをボディアーマー
として区別してる
というのも,民間用や旧来の日本警察用に「防弾チョッキ」として定着してたものは
プレートの追加挿入機能が無いものだったため
英語に関してはどちらもボディアーマーだが
軍事板,2010/07/16(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
米海軍がアイオワ級を近代化改装する際,後部主砲を撤去して,VTOL用の飛行甲板とスキージャンプを載せる,という案が存在したと聞きますが,その詳細や完成予想図のようなものが掲載された書籍,サイト等がありましたら教えていただけないでしょうか.
【回答】
想像図だけでよいのなら.
http://www.combatreform.org/chuckmyersBBG21interdictionassaultship.jpg
http://www.combatreform.org/chuckmyersinterdictionassaultshiprear.jpg
ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/07/17(土)
青文字:加筆改修部分
本では, 『世界の艦船』1983年1月号の本文記事中に,PheseU改装について「6案ある」と.
同誌の1987年1月号の写真キャプション中で「沙汰止み」と…
航空戦艦に改装案の図は,20年くらい前の『世界の艦船』に出ていたような気がする.
艦首に向かってV字型に飛行甲板で,Vが開いた所にVLSがあったような……
模型では,ニチモ辺りで出していた.
ニチモの30aシリーズの一つ.
通常アイオワ型,ミサイル戦艦型もあったので,それの改修型だと思う.
本来はモーターのやつなので,それに拘束されて,スケールは正確ではない.
幅の制限があるので,長さの割に幅が大きすぎ,異様に太っちょの大和みたいなアイオワだけど.
検索したらこのタイプは,やはり現役キットじゃないんだな.
それにしても,あの模型,そんな貴重品だったのか.
軍事板,2010/07/16(金)〜07/17(土)
青文字:加筆改修部分
【質問】
大戦時,世界各国のエホバの証人信者はどうしていたのですか?
アメリカやイギリスでも,ドイツのように処刑や収容所送りですか?
ちなみに私はエホバの証人の信者なのですが,徴兵がある国の場合,信教の自由を盾に断れるのでしょうか?
【回答】
メノナイト
ここいらを参考にして,自分のところの指導者に聞くといい.
ちゃんとした人ならきちんと調べて,返事をくれるはず.
以下,上記wikipediaより.
――――――
カナダのメノナイトは,1873年の枢密院令により,第1次世界大戦でも自動的に兵役を免除された.
第二次世界大戦中,メノナイトの良心的兵役拒否者は軍隊の統率下にある医療または歯科部隊で非戦闘員として従軍するか,市民の監督下で公園や道路で働くという選択肢を与えられた.
95%以上が後者を選択し,代替奉仕に就いた.
最初,男は道路工事,林業や消防のプロジェクトで働いた.
1943年以後,国中で労働力不足が発生し,男は農業,教育および工業に移った.
カナダの良心的兵役拒否者10,700のうち63%がメノナイトで,20%がドゥホボルだった.
アメリカ合衆国では,市民公共サービス (CPS)が,第2次世界大戦中の兵役に替わるものを提供した.
1941年から1947年,アメリカ合衆国全国とプエルトリコの152のCPSで「国のための労働」を実行した1万2千人の良心的兵役拒否者のうち,4,665名がメノナイト,アーミッシュおよびブレザレン・イン・クライスト[13]だった.
徴集された者は,土壌保全,林業,消防,農業,社会奉仕および精神衛生の分野で働いた.
CPSの男は報酬無しで働き,連邦政府からの支援もほとんどなかった.
CPSの維持費用と労働者の必要とする費用は,その宗派と家族の責任だった.
メノナイト中央委員会は,メノナイトが働く場所の世話をした.
――――――
軍事板,2010/07/17(土)
青文字:加筆改修部分
【追記】
4752010/07/16(金) 18:09:01 ID:9Hi3Etea
無人砲塔の戦車って何ですか?
有人砲塔の戦車とはどう違うんですか?
また,どれくらい強力でどれくらい高性能なんですか?
6732010/07/17(土) 13:20:01 ID:???
>>475
無人砲塔の戦車で,現時点である程度形になったものとしてはロシアのT-95があります.
・・・開発中止になりましたけどね.
通常,戦車の砲塔は車体の上に載っている部分のさらに下に,上の部分と一体になった砲塔バスケット
と呼ばれるスペースがあり,車長・砲手・装填手は通常ここに搭乗します.(ロシア戦車は自動装填装置
を搭載しているため,乗組員は装填手を省略した3名ですが)
T-95は乗員を砲塔バスケットには乗せず,全て車体側の砲塔と隔離された戦闘室に乗せる構造を取って
います.
通常の戦車(M1A2)の断面
ttp://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq25cm01a01.gif
T-95の断面
ttp://1.bp.blogspot.com/_rW9MKg-VgDo/TAAaaorchiI/AAAAAAAAA7M/L8tVpzmx3VY/s1600/t95diagram.jpg
このような構造を取る目的は,砲弾などを搭載した砲塔と乗員を完全に分離してしまうことで,仮に砲塔に
被弾して,砲弾が誘爆した場合でも,乗員が生き残れるようにするためです.
(ロシアのカセトカ式自動装填装置は,砲塔バスケット内に砲弾を置いているため,砲塔に被弾すると
砲塔ごと乗員が吹っ飛んでしまい,生存性に劣るという欠点がありました)
また,砲塔を小さくする事ができるため,砲塔の小面積を極限し,被弾確率を小さくすると共に,装甲に
割く重量を軽減する事が可能になります.
軍事板,2010/07/17(土)
青文字:加筆改修部分
【質問】
撃鉄って必要な部品なのですか?
回転式拳銃の時は,撃鉄で直接雷管を叩いていましたが,今は撃針が叩くので,撃鉄は無くても問題ないのでは?
惰性で付けてあるのですか?
【回答】
撃鉄(ハンマー)と言う部品が,何故今でも使われるかと言う点を説明すると
・外装式の場合,不発の時に指で起こして再度激発を試みる事が出来る
・見た目に起きているか,倒れているかが視認出来るので銃の状態を一目で把握出来る
・回転する部品なので,自動的に連動する内蔵安全装置を周囲に配置しやすい
と言う利点があります,
これは撃針打撃方式の銃でも同じような事が言えますが,そもそも打撃針(ストライカ)方式の登場は,ボルトアクション式や自動装填式など,撃鉄を配置しにくい,或いは露出した撃鉄の存在は不適切な設計要件を満たすと言う,撃鉄以外の打撃方式を模索しての結果,試行錯誤されて来た経緯があります.
ストライカ方式のメリットは,撃発装置を小さく設計出来,銃の形状の自由度と,内蔵安全装置の確実な動作を担保出来る技術的な要件を満たせる限り,撃鉄を使いたくない,と言う設計要件において発達してきました.
ちなみに,従来撃鉄と撃針が一体化していたS&Wは,逆に今では分離させて,撃鉄が起きた時の突起を無くす,と言う利点を選択しており,また,撃発機構に惰性による打撃力が必要な場合も,撃鉄式を採用する傾向があります.
三等自営業 ◆LiXVy0DO8s in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
――――――
39 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2010/07/18(日) 07:47:12 ID:W6iGpSjO0
前線じゃ,拾い物のM1911やM1ガーラント使ってる兵士は割と居た.
いかんせん南部とサンパチは,信頼性という意味ではお世辞にもいいとは言えない.
対して軽機は,日本のが世界最強とまで言われてるんだよね.
九九式軽機は,もっと数が揃ってれば戦局に影響が出るレベル.
――――――
99式軽機って,本当に戦局を変えることができるレベルだったんですか?
【回答】
日本軍の軽機関銃を使用した戦術思想は,今現在露西亜が採用している,軽機関銃による火力支援の下,浸透,突破すると言う縦浸戦術の原型にもなっています.
つまり近代戦の重要な要素である,機動力を重視した戦術要件を満たす,
・小銃よりも長射程で良好な命中精度
・制限点射や指切り単発射撃での狙撃に活用出来る
・歩兵と共に前進出来る軽便性
を満たした装備であった事から,軽機関銃が必要数揃った弾薬が潤沢な条件下では,打撃力,浸透力の高い有効な戦術を駆使する事が可能に成るのです.
しかし如何せん,国力の無い日本では,理想的な戦術が有効に生かせませんでした.
三等自営業 ◆LiXVy0DO8s in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
869 :霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. :2010/07/18(日)
17:43:46 ID:CYXLerh8
>826
>つまりわかってないじゃないか.
>あなたが出すべきは,条約の破棄でなく,各国が建艦競争を始めたという事実を認めることです.
>805
>霞ヶ浦の住人の確認.
>条約非加盟国が「代艦枠を使って新型艦の建艦競争」をしたという意味でよろしいのですね?
【回答】
違います.
フランスもイタリアもロンドン条約に調印しています.
一般的に理解されている質的制限や代艦建造の制限についてのみ,参加しなかったのであって,立派にロンドン条約に名を連ねています.
ただしイタリアは,リットリオ級が排水量制限枠を大幅超過していることを,百も承知で建造を強行したし,ドイツもまたベルサイユ条約どこ吹く風といわんばかりに,シャルンホルストの建造に着手しようとしました.
(後に英独海軍協定締結によって,事後的に承認されたようなものです).
ドイツがシャルンホルストの前に構想していた装甲艦Dを見ても,もはやベルサイユ条約の制限に従う気などなかったことは明白です.
これはヒトラー登場以前のことですよ.
ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
条約未締結国ではなく,イタリア・フランスはワシントン&ロンドン条約,ドイツはベルサイユ&英独海軍協定という,それぞれ条約に参加した国同士での建艦競争です.
代艦枠,というのは合ってますが,額面通りの使い方をしていなかったのはイタリア,ドイツの例を挙げた通りです.
なお,ソビエト連邦も遅ればせながらこの建艦競争に加わっています.
そしてソ連の膨張に一定の歯止めをかけるべくイギリスが動き,英ソ海軍協定を締結しています.
この協定はかなり知名度が低いですが,欧州の建艦競争を理解する上で覚えておいて損はありません.
あまり言うまでもないことなのですが,ワシントン&ロンドン条約と英独海軍協定の質的制限は同じです.
さらに,英独海軍協定でドイツが認められた保有量は事実上フランス・イタリアと同等の水準です.
いわば仏・独・伊は質的にも量的にも,対等の土俵の中で近代化競争に突っ走っていたことになります.
ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
【珍説】
873 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/07/18(日) 18:03:15 ID:CYXLerh8
>872
>870
>その第二次ロンドン条約は質的制限だけで
>建造は一切掣肘していないんだが?
>建艦競争し放題だぞ
霞ヶ浦の住人のお礼.
でしたら,下記は,誤りですね!
「勉強しなおせ」!
>819
>814
>ワシントン条約の加盟国でロンドン条約の非加盟国である,イタリアフランスは,
>ワシントン条約の代艦規定によって,建艦を開始し,ロンドン条約の加盟国である
>イギリスは,ロンドン条約の消滅まで,建艦できなかったので,1月1日建造開始
>なんてことをやってるわけだが.
>霞ヶ浦の住人は,条約の区別を理解してないのなら,勉強しなおせ.
【事実】
「あなたが」勉強しなおしなさい.
独・仏・伊三国間で勃発した建艦競争を,37年まで傍観するしかなかった英国の危機感が,極めて深刻なものであったことは,以前回答した通りです.
日本の大和の起工が遅かった,と以前は言われていましたが,その実アメリカのノースカロライナも大差なく,イギリスのKGXのみ異常なほど早かったのが真実です.
その理由こそが,すでに勃発していた欧州建艦競争です.
ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
886 :霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. :2010/07/18(日) 20:24:05 ID:CYXLerh8
>883 :ゆうか
>876
>違う,と書いています.
>条約未締結国ではなく
>イタリア・フランスはワシントン&ロンドン条約,
>ドイツはベルサイユ&英独海軍協定というそれぞれ条約に参加した国同士での建艦競争です.
>代艦枠,というのは合ってますが額面通りの使い方をしていなかったのはイタリア,ドイツの例を挙げた通りです.
>なお,ソビエト連邦も遅ればせながらこの建艦競争に加わっています.
>そしてソ連の膨張に一定の歯止めをかけるべくイギリスが動き,英ソ海軍協定を締結しています.
>この協定はかなり知名度が低いですが,欧州の建艦競争を理解する上で覚えておいて損はありません.
霞ヶ浦の住人の確認.
条約加盟国が「代艦枠を使って新型艦の建艦競争」をしたという意味でよろしいのですね?
【回答】
半分だけ合っています.
戦艦については代艦枠からはみ出ていません.
時間的にも不可能ですから.
残り半分は巡洋艦以下の話で,こちらは野放図と言えるほどに建艦競争が過熱しています.
イギリスは本気でロンドン条約エスカレーター条項の発動を検討していた節もあります.
ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
【珍説】
875 :霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. :2010/07/18(日)
18:10:40 ID:CYXLerh8
>845
>39
>27
>前線じゃ拾い物のM1911やM1ガーラント使ってる兵士は割と居た.いかんせん南部とサンパチは信頼性という意味ではお世辞にもいいとは言えない.
>対して軽機は日本のが世界最強とまで言われてるんだよね.九九式軽機はもっと数が揃ってれば戦局に影響が出るレベル.
>99式軽機って,本当に戦局を変えることができるレベルだったんですか?
霞ヶ浦の住人の回答.
違います!
説明.
チェコ機関銃の模倣であり,性能も同程度です.
「本銃は九六式軽機関銃を基本設計に開発された新型軽機であり,当時の世界の趨勢にあわせ口径を6.5mmから7.7mmに拡大したことが大きな改良点である.
九六式軽機の開発時に参考にしたとされるチェコのZB26軽機関銃やZB30軽機関銃,
ZB26の使用弾薬を.303ブリティッシュに変更してライセンス生産したイギリスのブレン軽機関銃に近い」
下記,ウィキペディアの九九式軽機関銃を参ください.
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/99%E5%BC%8F%E8%BB%BD%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%8A%83
【事実】
元になった96式軽機は,ZB26と外見上似ているが,機構上別物.
ZB26軽機関銃を模倣したといえるのは九六式軽機関銃であるが,しかしながら模倣したと言えるのは試作のB号銃で,実際に採用されたのはA号銃.
なお,採用されなかったB号銃は,九七式車載重機関銃の開発へ繋がることになる.
――――――
九六式軽機(A号銃)の開発には,中国国民党軍が使用していた「無故障機関銃」こと,ZB26や改良型ZB30を模倣したとされることがあるが,外見がよく似た面が多くあるものの銃床は右に張り出してオフセットされており,機関部はガス作動式であるがZB26系とは異なる点として,南部麒次郎が開発担当した多くの機関銃と同様にホチキス[4]の影響が強く[5],ボルトロック機構など相違点が多い.
また,B号銃やZB26系とは異なり機関部右側面より排莢する方式を採用しており,ZB26やイギリスのブレン軽機関銃のコピーではない.
九六式 - wikipedia
ZB26 - wikipedia
――――――
軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
珍説者は本当に誤読と出鱈目の総合商社ですね.
質問者の知りたいのは,日本軍の軽機関銃の品質や出自ではなく,軽機関銃を使用した戦術の評価はどのようなものだったか?です.
命中精度とある程度の軽便性は,その後の他国の機関銃運用で求められる性能ですが,日本は独自にその運用思想を設計に盛り込み,軽機関銃とその弾薬を必要な数量揃える事が出来れば,太平洋戦争の趨勢は全く異なるものであった事は言うまでもありません.
そう言う視点での議論なら,幾らでも受け付けますが.
三等自営業 ◆LiXVy0DO8s in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
何故C-2輸送機は,10式戦車を輸送可能なように開発しなかったんですか?
また,自衛隊が10式戦車を輸送可能な輸送機を保有しないのは何故ですか?
【回答】
日本の場合,国土の形状を考慮すると,海路で輸送したほうが,部隊としてまとまって,輸送可能なので効率がいいから.
それにもともと,戦車を迅速に空輸するような需要があまり想定できない.
現実的に既存の空港で運用できる大きさの輸送機では,戦車は乗員や弾薬等も含めると,1機に2両積むのがせいぜい.
それも国際空港クラスの大型空港で,長距離の滑走路がなければ,輸送するのは難しい.
そんな拠点はそうそう確保はできないし,そんな搭載量では戦力として使えるような,まとまった数を運ぶのにものすごい手間がかかる.
価格も運用維持費もバカ高い超大型輸送機を,何十機も保有するわけにもいかないし.
となると,現実的には主力戦車を空輸して展開させるのは現実的ではないし,それを目的として輸送機を設計・開発する意義は薄い.
もちろん,できないよりできるほうがいいのは間違いないが,そのためだけにペイロード要求を引き上げるのは無駄が多すぎる.
軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
そして忘れちゃならないのは,輸送する行き先の受入態勢が整っていないと,どんな大規模・重装備な部隊を派遣しても話にならないことです.
似たような事例として,災害時の救援活動が同質の問題を抱えています.
人手も物資も欲しいのに,それらを受け入れる体制が崩壊しているために派遣もままならない,
頻繁に起きている悲劇です.
それに戦車を積めるほどの大型機では調達はもちろん,整備も配備もままなりません.
空輸の本質はお手軽かつ迅速.
戦車でさえそれができる国=派遣先の受入態勢さえ予め用意できる国というのは,極限られた少数であり,その中に日本は入っていません.
ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
ちなみに自衛隊では,空輸を前提とした装甲戦闘車両として,「機動戦闘車」というものを開発中.
ここの板の住人には評価が低いが・・・.
軍事板,2010/07/18(日)
青文字:加筆改修部分
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