c

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページに戻る

目次に戻る

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.


スレ立てる前に此処で質問を 606
※重複スレッド.
 長期間放置された後,vol.626として再利用.

目次

 【質問】 実際,自走砲VS戦車と言うような状況はあったのでしょうか?

 【質問】 アメリカ大使館の救出作戦中に,輸送機が墜落してしまったのって,なんて作戦でしたっけ?

 【追記】 知覧にある疾風が動態機であったことは有名ですが,何が原因で現在静態機になっているんですか?

 【質問】 コンゴの反政府武装組織は,どんな武装をしているんでしょうか?

 【質問】 ライセンス生産した国は,要は,「アメリカに忠実でライセンス生産する技術はあるが,それを転用して戦闘機の自主開発をする能力はない」国々ってこと?

 【質問】 なぜ,F-15やそれ以前の戦闘機は輸出・ライセンス生産可だったのでしょうか?

 【質問】 F-2の共同開発決定は,ビジネス面が前面に出た決定では?

 【質問】 軽機関銃って,どのくらいの頻度で銃身交換するんですか?

 【追記】 国産の主力戦闘機ってつくれないのですか?

 【質問】 本質は時の防衛利権を誰が持ってるかでは?

 【質問】 武器輸出を禁じた法律が,日本にはあるの?

 【質問】 もし予算の制約が無いと仮定すると,全部装軌のIFVにするのがベスト?

 【珍説】 「零戦は制式採用されてから実戦投入されてる」???

 【珍説】 霞ヶ浦の住人の回答.機体略号は同じA6M2aで,大きな改修は無いと,想像します.

 【追記】 大和の有賀艦長は沖縄出撃の説明を受けた際,反論はせず,笑みを浮かべて「俺に任せろ」といった仕草をしたといわれている.

 【質問】 海自草創期に旧海軍将校らが作った海軍再建プランだと,米軍供与の空母を保有する案があったんじゃないの?

 【質問】 最初から候補者の出願基準自体を大変厳しくし,出願基準に達した志願者は,過酷な選抜試験を受けても,不運な怪我病気にやられない限り,ほとんど合格できる……と言う採用方法をとっている特殊部隊はあるでしょうか?


 【質問】
 自走砲によっては緊急時の対戦車用の砲弾があるそうですが,実際自走砲VS戦車と言うような状況はあったのでしょうか?
 また,陸自の自走砲にも同様の砲弾は配備されてるのでしょうか?

 【回答】
 独ソ戦では,迫り来るT-34の大群に対して,自走砲が水平射撃なんてことがザラだったらしい.
 ブルムベアの奮戦とか比較的有名.

 また,対戦車砲が現役だった頃は当然の事ながら「自走対戦車砲」ってのも有ってね.
http://combat1.sakura.ne.jp/M56.htm
 でもねぇ,コレも戦車を撃った事は無いはず.

 戦車は兎も角,砲兵まで自走化されてる国って,先進国とは言わないまでもソレナリの工業国なわけで,そういう国がゲリラじゃなく,戦車を持ってる正規軍と戦争した事自体が少ないんだよ,「戦後」は.

 「戦後」ってのが実に言いえて妙なんだな.
 戦争してないのに,戦闘の事例が出てくるわけがない.

 陸自では,105mmにはHEATが有ったよ.
 現在は退役してる.
 ロシア軍の自走砲にはHEATが存在する.
 上述の独ソ戦の経験による.
 ドイツも自分で自走砲を設計をしたら,夜間暗視装置とレーザ測遠機付きのPzH2000になった.

軍事板,2010/02/25(木)
青文字:加筆改修部分

「それなりの工業国」ではない対車輛?自走砲
まあ,何事にも例外はある,ということで……

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 アメリカ大使館の救出作戦中に,輸送機が墜落してしまったのって,なんて作戦でしたっけ?

 【回答】
http://en.wikipedia.org/wiki/Operation_Eagle_Claw
 輸送機が墜落というか炎上するといえば,この作戦が有名.
 しかし,難民の子供というのは関わってこない.

 この作戦は,イラン革命が起きて,米国との関係が一挙に冷却したイランの首都テヘランで,駐イラン・アメリカ大使館まるごと占拠されてしまい,人質となった大使館員とその家族を救出しようとしたもの.

 実際に救出に掛かる前,テヘランへの中継地点に航空機が集結する時点で作戦中止となり,帰還しかかってたところで事故が発生した.

 なお,「あれは実際にはソ連軍機に撃墜された」って話を,落合信彦が書いていたが,当時,イラン沖に空母が2隻(コーラルシー,ニミッツ)が待機してRH-53を発進させているので,ソ連機に撃墜されたという説には俄かに賛同できない.

 イランと米国の関係は,イラン革命でパフレヴィー朝からホメイニ体制へと変わったことで,劇的な変化を経ているとはいえ,イランとロシア,ソ連の関係は伝統的に良好ではない.
 むしろ,第二次世界大戦当時には英ソから南北分割占領されるなどしている.

軍事板,2010/02/27(土)
青文字:加筆改修部分


 【追記】
93 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/03/14(日) 14:34:17 ID:???
 知覧にある疾風が動態機であったことは有名ですが,何が原因で現在静態機になっているんですか?
 また,復活させる予定はないんですか?

「理解ある日本人オーナーならば譲る」と73年に返還された.が.

動態維持とはその出資者たちの手に余るほどの金がかかり,企業の援助も富士重工が
エプロンを提供する程度.そのうちオーナーたちも高齢で死んだり手を引いたりして嵐山
美術館に.

このときに客寄せパンダとして触り放題,乗り放題だったので,マニアが部品を盗みまくり.
機体やエンジンの整備なんか「なにそれうまいんか」状態で腐食も進行.嵐山のオーナー
が高齢で引退するんで知覧に売られたが,飛ぶのどうこうなんてお笑いな状態にまで悪化
していた.修復するより設計図見て作り直したほうが早い.

ま,富士重工ってのはF1に参戦したときに作った水平対抗12気筒を,無様な経緯から撤退
したあとに鋳潰してしまうような会社なので,フライアブルな零戦を修復名目でほぼ新造し
てしまった三菱とはだいぶスタンスが異なる.日本においては大企業単位の支援がなけれ
ば,とてもじゃないが動態保存なんて無理.

94 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/03/14(日) 14:39:40 ID:???
まず富士重工がF1に参戦したことはない
F1用とうわさされた12気筒エンジンはそのまま社内に保管されていて
これはなぜだが自動車雑誌界の嫌われ者マガジンXが実物撮影を許された
三菱が補修保管しているゼロ戦はフライアブルではない
もちろん,欠落した一部のパーツは新造したが,なぜか現存している図面で
なく,某社のプラモを参考にしたため実物とは似ても似つかない形になった
ことはこれまで新聞雑誌でさんざんに叩かれている

95 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/03/14(日) 15:27:48 ID:???
>>94
スバル・コローニを知らんのか?
96 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/03/14(日) 15:42:18 ID:???
>>94
F-1は三菱重工だ,ボケ!w
97 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/03/14(日) 17:26:20 ID:???
>>96
ああ俺はいすずと勘違いしているのかと思った.
98 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/03/14(日) 23:02:15 ID:???
フォーミラ1はF1,航空機は三菱はF-1,ダッソーはF1,RAFはF.1
コローニ・スバルは当時あった予備予選を一度も通過していないので,本予選に結果が残っていない.
富士重工はエンジンサプライヤーとしてF1に参戦,エンジンはカルロ・キティ率いるモトーリ・モデルニとの共同開発
マルフは金だけで,実働はイタ公,カルロ一派だっけだったとも言われる
下着のワコールとレーシング・コンストラクターの童夢が組んで,量産を目論んで開発されたスーパーカーw,
ジオット・キャスピタの初期の搭載予定エンジンが,件のF1用エンジンのデチューン版であった.

125 :名無し三等兵 :2010/03/28(日) 20:04:39 ID:???
>>87
ちなみに元のオーナーは
「今ならまだ飛行可能状態にするのに間に合うから,返還して欲しい」
と訴えて,交換条件として複数の飛行機との交換(世界で唯一の現存機である雷電を含む)を
提案している.

疾風も日本に返還さえされなければ,良い余生を送れたのに・・・志賀の件といい,この日本では
軍オタですら何故か技術遺産としての大戦時の兵器の保存には消極的なのは,残念なこと・・・.

軍事板,
青文字:加筆改修部分


 【質問】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100328-00000014-cnn-int
 コンゴの反政府武装組織が少なくとも10カ所の村落を襲撃,斧(おの),なた,大型の木製棒などで惨殺したというとありますが,他にはどんな武装をしているんでしょうか?
 流石に今時,斧や棍棒だけとは思えないけど・・・
 戦車や戦闘機とかも持ってるんでしょうか?
 それとも槍とか弓ってレベル?

 【回答】
 さすがに斧・槍だけって事はないかと・・・
 AK47・RPG(軍用ライフルと個人携行のロケット砲)等の,基本的な小火器は装備しているでしょうが,移動手段はピックアップトラック等を現地で改造した,「テクニカル」と呼ばれる車両を配備してるかと(あればですが)

 戦車・戦闘機の操縦と戦闘には,高い技術が必要とされる訳でして,そういった人員を養成するには,時間と設備とノウハウが必要です.
 さらに整備・補給が必要となりますが,さらに人手と設備と技術が必要になります.

 そういった装備と,それらを支える技術・設備には膨大な資金が必要になります(戦車だけでも,軽く数億円かかりますし)が,そこらの子供を拉致って少年兵に仕立て,頭数を揃えているような反政府側の民兵が,資金と技術を湯水の様に必要とする事をできるとは思えません.

 追記ですが,LRAは現地の住民が復讐できない為にと,国力を下げる為に,両腕をぶった切ってしまう習慣がありますので,斧や鉈等の虐殺に使ったのかと思います.

軍事板,2010/03/29(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ライセンス生産した国を見ると,
F-104は西欧(実質オランダイタリア西ドイツ)とカナダと日本
F-4は西ドイツと日本
F-15は日本のみ
ですが,これは要は,「アメリカに忠実でライセンス生産する技術はあるが,それを転用して戦闘機の自主開発をする能力はない」国々ってこと?
 自主開発能力を入手する段階に達したら,ライセンス生産は認められなくなるの?

 【回答】
 過去の機種は機体自体に機密事項と言えるようなものはなかったし,1970年代までは戦闘機は運用の寿命が短かった.
 F-104は米軍じゃ主力戦闘機じゃなく,もともと西側先進同盟国の向け戦闘機の性格が強くて問題なし.

 F-4は米軍運用開始から既に10年以上たった機体.

 また,F-4Fは全機がFMSによる輸入.
 日本の大蔵省も,同様の措置が取れないかを航空自衛隊に求めたが,ライセンス生産と比べて,FMSの手続き,輸送費や保険の諸費用が結構かさむことから機体単価としては1割程度しか差が無く,国内に製造設備を設置することでの,稼働率や整備性の向上などのメリットを提示することで,ライセンス生産の同意を得たとか.
 昔の人が,「大蔵省にも(表面上の兵器単価ではなく)わかってる人がいた」と懐かしむ理由でもある.

 西ドイツの場合は,三軍合わせて50万からの兵力を,NATOの最前線で維持するという大仕事があり,パイロットの養成を米本土で行うことまで含めて,FMSでやったほうが手間がかからないという,向こうの事情による別の損得があった.

 F-15も機体自体に大きな秘密があった訳ではないし,F-14程ではないが,高騰によって調達が充分ではない事に悩んでいたから,アメリカは大いに海外に売りたがっていた.
 それに,レーダーなどのソフトは日本製だよ.

 一方,F-22は機体自身が機密だし,今の時代は昔からは考えられないような長期の運用を強いられてるから,アドバンテージは少しでも長く保ちたい.米軍の保有機でさえ少数なんだから.
 日本の機密保持能力も,疑問をもたれてることもあるが.

>自主開発能力を入手する段階に達したらライセンス生産は認められなくなる

 お安くない費用を使って戦闘機開発能力を確保した以上,その産業を維持するには,他所から買ってくる意味が無いというだけでは?
 カナダはCF-105という高性能戦闘機の開発能力を持っていたが,費用負担から国産の開発を諦めて,ライセンス生産をするようになったし.

ふみ ◆Y.QUKJBduY(黄文字部分)他 in 軍事板,2010/03/29(月)〜03/30(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 米国製戦闘機の輸出・ライセンス生産についてですが,F22は,特に機密保持の観点から外国への輸出・ライセンス生産は行わないようです.
 一方,F-15やそれ以前の戦闘機は輸出・ライセンス生産させてくれました.

 なぜ,F-15やそれ以前の戦闘機は輸出・ライセンス生産可だったのでしょうか?
 F-15もF4もF104もそれぞれの時代において,米国の最高機密の塊だったのではないでしょうか?

 逆に言うと,なぜ,これまで可だったものが,F22に限っては不可になったのでしょうか?

 【回答】
 輸出したりライセンス生産の許可を出した当時において,同盟国とアメリカの共通の利益があるか否かにかかっているかと.

 日本のF-15,カナダのCF-188,NATOのF-16などは,ライセンス生産の決定が冷戦期です.
 F-2もそうだし.明白な敵が居れば,アメリカが世話を焼いてでも同盟国の国防基盤の強化を図ります.
 航空機の製造,整備能力の底上げと言う部分で,ライセンスの供与(それに伴う支援)は,絶大な威力があるからです.

 しかし冷戦が終わってからであれば,ソビエトのような敵も居ないわけですし,戦闘機の選定や購入もビジネスとしての損得が重視されます.
 F-22の例であれば,F-15との大きな違いとして,ライセンスの供与の決定時点での「次」の存在の有無になるかと思います.
 日本がFXを選定した70年代末には,決定ではありませんでしたが,米空軍内で後のATF,現在のF-22になる次期戦闘機の計画が進められていました(提案要求は81年6月).
 現在,開発中のJSFのほかには戦闘機の開発計画は具体化していませんし,今F-22をライセンスさせたら相対的に米軍が新式を装備するという目処も立ちません.
 日本の防衛環境として,ロシアにせよ中国にせよ,日米の現有戦力で対処不可能という判断も下していないのでしょう.

 中国でもロシアでも,ステルス戦闘機を大量配備するようになれば,アメリカがアメリカ自身の利益のために,F-22などの新型戦闘機の売却や,ライセンスを申し出てくるとは思いますが,まだ大分先の話になるのではないでしょうか.

ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/03/30(火)
青文字:加筆改修部分



 【質問】
 旨は概ね賛同するが,F-2の共同開発決定は1988年だから冷戦期とは言えない.
 ビジネス面が前面に出た決定では?

 【回答】
 FSXの話であれば,1986年12月には「国内開発」が単に「開発」となり,共同開発をこれに含めることになっている.
 87年7月には改造母機としてのF-15,F-16,F/A-18の得失の話になって,10月にはF-16が選定されているのだから,MOUの締結が行われた88年を引き合いに出しても意味が無いし,そもそも88年が冷戦期ではないという解釈そのものも,一般化できるかは異論が出ると思うが?
 少なくとも85年以降89年までを終結期とする説明においても,88年は冷戦期であるし,FSXの開発の決定が行われた時期は,レーガン政権による対立路線が選択された新冷戦期にあたるが?

 だいいち,
「こっちの見積もりだと開発費6000億円,1650億では無理.
 ポシャたら大変だから手伝おうか?」
とか,
「改造母機には,今あるアメリカ製戦闘機ならどれを選んでもいい」
というアメリカ側の発言は,それこそ冷戦期でもなければ出てこない.
 F-16でもF/A-18でもいいし,ASM4発搭載に際して機体規模が足らないなら,F-15でもF-14でも「改造母機として」選んでくれ,と伝えてきていた.
 完成品輸入ではなく.

 単純にビジネスなら,既存品を押し付けるか,日本に開発費を負担させて,アメリカのメーカーにサブタイプを作らせ,完成品の輸入を迫るだけだと思う.

ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/03/30(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 歩兵が携帯するような軽機関銃って,銃身が交換出来るらしいですが,どのくらいの頻度で交換するんですか?
 1000,2000くらいは楽勝?
 銃身を交換しても冷えたらまた使えるんですよね?

 【回答】
 銃身の交換の理由は,連続発射の加熱によって歪んで集弾が悪くなるから交換する場合と,ライフリングが摩滅して銃身そのものの寿命が尽きて交換する場合との二種類となる.

 発射速度が高い機関銃ほど,加熱の度合いは大きくなり,ライフリングの寿命以前に使用できなくなる.
 軽機関銃であれば200発,M60は100発で交換するらしい.
 交換した銃身は冷えたら再使用できるので,数本の銃身を取り替えながら使うことになる.
 マキシム機関銃は,重くなるとか水を確保しなきゃならないとかのデメリットがあるものの,冷却能力に秀でた水冷にすることで,1本の銃身で1万発の連続射撃を行った.
 陸戦で水冷式は廃れたが,艦艇用の76ミリ速射砲とかボフォース40ミリ機関砲とかで採用されている.

 銃身そのものの寿命は数千発から1万発以上.
 内部のメッキ処理の有無によっても変わり,64式小銃は硬質クロムメッキによって3万発の寿命があるらしい.
 逆にH&Kは「そんなに弾を撃つ前に,兵士が死ぬか弾の補給が切れるか,戦争が終わるか,銃が更新される」として,メッキなし4000発の寿命らしい.

ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/04/01(木)
青文字:加筆改修部分


 【追記】
229 :名無し三等兵 :2010/04/01(木) 04:41:27 ID:kwqpr7Qn
国産の主力戦闘機ってつくれないのですか?

 【回答】
242 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/02(金) 12:02:39 ID:???
>>229
基本的にはコストの問題.
元々膨大な開発費用のかかる戦闘機開発は,米軍でさえ単独での開発は困難でJSFのような形をとっている.
欧州でもユーロファイターなのは周知でしょう.
過去には国産航空機産業の育成と言う観点から国産戦闘機の単独開発も行ったが,
既にF-2の頃でも単独開発でのメリットが薄いと判断されている.
今はその当時よりも更に財政は悪化しているから財政的にそんな余裕はまったくなくなっている.
武器輸出三原則って言うのは確たる法律はないのだが,不文律で継承されているのでそのまま
輸出して商売には出来ない点もある.
輸送機や対潜哨戒機の自国開発は,将来的にメリットがあるが,戦闘機の技術は直接的に日本が商売に
出来るメリットが少ない→自国開発するメリットがない.

243 名前: ふみ ◆Y.QUKJBduY [sage] 投稿日: 2010/04/02(金) 12:40:15 ID:???
>国産の主力戦闘機ってつくれないのですか?

国産の戦闘機を作る,という理由が必要.もちろん兵器が国産できるのであれば
それはいろんなメリットがある.自分のとこの要求だけを盛り込めるから無駄が無
いし,それは相対的に安く作れるわけだし,調達ペースにしても自由度が上がるか
らラインの維持費さえ払えば年に1機だろうと20機だろうと好き勝手ができる.

しかし国産で要求を満たす性能を確保できないのであれば,同じ軍事的効率を発
揮するために数を増やさなきゃならなくなるので,調達数もそうだけど部隊数や配
備基地,ひいては空自の編制や定員にも変更を加えなければならなくなる.そうな
ると国産のメリットなんか吹っ飛んでしまうから,ライセンス生産だったり完成品輸
入という話になる.

現在のところ「自衛隊が欲しい性能の戦闘機」と「日本が作れる戦闘機」で乖離が
激しいので,日本の防衛の要となる「主力戦闘機」を国産することはできない.
日本が持っていない技術や経験をこの先積み上げていけばできるようになるかも
しれないけど,そのためには10年単位で莫大な投資が必要で,その投資と,輸入
やライセンス生産との費用対効果の比較になる.それに,いま手に入らない技術
では,いま装備することもできないわけだし.

軍事板,
青文字:加筆改修部分



 【質問】
 上記は正論ではあるけど,本質は時の防衛利権を誰が持ってるかでは?
 この国で将来的なビジョンを持っているのは,”政治家”は防衛に限らずほとんど居ない.
 目先の利益にだけ血眼になる”政治屋”がいるだけ.
 だから今は国産戦闘機推進論者が弱いだけなのでは?

 【回答】
 うーん,防衛利権が政治家に落ちるカネの話だけでみるのであれば,別に国産だろうと輸入だろうと構わない.
 将来的なビジョン,と言ったところで,国産戦闘機の開発能力の維持について重視する人間も居るかもしれないけど,最新技術を持った国とのパイプを維持すべきだという人間もいるだろう.
 それは日本の国益に対する答えのコインの裏表でしかない.
 海原天皇と呼ばれた防衛官僚,後の軍事評論家は,国内での開発能力に冷めた目を向けた上での「ビジョン」ってものを持っていた.
 将来的なビジョンを持った上で,61式戦車も74式戦車も薄い装甲にしろと言い,T-2だのF-1だの止めてT-38とF-5にしろと繰り返した.
 もしこれが通っていたら,日本の防衛は現在とはかなり違った形になっていたと思う.
 そして結構悲惨なことになっていたかも.

 ただ,空自のFXについてはF-104のごたごたからこっち,空幕がとにかく政治的介入を排除しようという努力はしている.
 F-4のときもF-15のときも,内輪でまとめて外に出したときは,政治家が機種選定に口を挟ませてないし.FSXも防衛産業の好みだったF/A-18を潰しているし.F-22も米議会が許可しないから別のを今決める,ではなくF-15の改修で時間を稼いでいるし.

 にしても,空自がF-22を熱望している状況で国産にしろ,というだけなら,まあバカでしょ.
 カネをかければ出来るはずだ,というのも,現実を見ていないという点では同じ穴の狢だし.
 エンジンまで国産の戦闘機の開発は,向こう20年は無いだろうし,エンジンが手に入ったとしても,心神飛ばしてデータを咀嚼したあと,10年は先の話.
 国産戦闘機論者なんてのは,夢とロマンに浸った人間を外したら,それこそ目先の利益しか見ない政治屋しか いないんじゃないの?

ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/04/02(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 武器輸出を禁じた法律が,日本にはあるの?

 【回答】
 武器輸出を禁じた法律もないけど,逆に輸出の手順を定めた法律も無い.

 三原則以前のKV-107はライセンス生産品の輸出であり,自衛隊で採用もしているけど,武器の輸出にはカウントしていない.
 武器としての輸出で見ると,銃砲弾やその製造プラントを除くと,台湾への91式魚雷20本と,インドへの訓練用機雷2個と,インドネシアへの射撃管制装置1セットの輸出しかしていない.
 しかも自衛隊ができる前だったりする.

 つまり,開発費の回収を輸出でやったことは無いわけだ.
 自衛隊がカネを出して開発した兵器を売るにあたって,輸出の可否,あるいは売れないコンポーネントの判定,売った相手国からの訓練教育の受け入れに始まって,自衛隊が持つパテントにいくら払えば良いのか,どうやって国庫に組み込むのかという仕組みさえ無い.
 そういう意味では,「そんな法律が無い」とういのは事実.

ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/04/02(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 装甲を施した歩兵を運ぶ車両は,装軌にせよ装輪にせよ,歩兵戦闘車,装甲兵員輸送車があるが,もし,予算の制約が無いと仮定すると,戦場での優劣という意味じゃ,全部装軌のIFVにするのがベストって理解で正しいかなもし?
 後,戦車に随伴するべきIFVであるところの89式装甲戦闘車の後継が,装輪の理由は予算?
 それとも空輸のため?
 それとも装軌だと戦車扱いになるから,財務省への当てつけ?

 【回答】
 89式IFVの後継はまだ開発されてないはずが,96式APCもしくは開発中の新装輪のことかな.

 まあ,予算のためだな.
 本体価格だけじゃなく,装備車両は平時の運用が楽なんだ.
 装備にかかる予算や人員を大幅に削れる.
 車両そのものがトランスポーターみたいなものだからな.
 道路上に限れば早いし.
 96式の場合,日本の法律的に警察にいちいち届け出を出さなくてもいい幅に車体を作ってあるそうな
(そのために足回りが特殊な構造してるのは本末転倒な気がするし,法律の方を何とかして欲しいが)

 演習場ではたまにスタックして,お荷物扱いだけどな!

モッティ ◆KV660gJA1o in 軍事板,2010/04/25(日)
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 【事実】
466 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/04/25(日) 19:09:11 ID:pgnCq2da
>463
>461
>有名なのが,零戦だね.12試艦戦と呼称されてる時から,実戦投入されてる.

霞ヶ浦の住人の回答.
制式採用されてから,「実戦投入されてる」.

説明.
制式採用は,1940年7月です.
実戦投入は,1940年9月13日です.
「12試艦戦と呼称されてる時から」,中国大陸へ派遣されて,現地でテストを繰り返しているのを,勘違いなされたのではないかと,想像します.

「開発
零戦の開発は1937年(昭和12年)9月に海軍から提示された「十二試艦上戦闘機計画要求書」に端を発する.
三菱では前作である九六式艦上戦闘機に続いて堀越二郎技師を設計主務者として開発に取り組んだ.
十二試艦上戦闘機に対する海軍の要求性能は堀越技師らが「ないものねだり」と評するほど高く,ライバルの中島飛行機が途中で辞退したため,
三菱単独の開発となった.1939年(昭和14年)4月に岐阜県の陸軍各務原飛行場で試作一号機が初飛行,翌1940年(昭和15年)7月に制式採用された.」

「中国軍との戦闘
1940年(昭和15年)9月13日,零戦は大陸戦線(中国戦線)で初陣を飾り,13機の零戦で味方機の損失(被撃墜)無く敵機27機全機撃墜という伝説的な戦果を報じた[14].」

下記,ウィキペディアの零式艦上戦闘機を参照ください.
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%AD%E6%88%A6
467 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2010/04/25(日) 19:09:11 ID:q7pbWb14
>>461
>>463
そうなんだ
とすると今の戦闘機は作るのすげー難しいんだなあ・・・
468 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:13:00 ID:???
>>465
ttp://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/20/jigo/honbun/09.pdf
469 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:23:53 ID:???
>>461
有名なのが,ガンダムだね.中立コロニーで試験されてる時から,実戦投入されてる.
470 名前: モッティ ◆KV660gJA1o [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:32:48 ID:???
89式IFVの後継はまだ開発されてないはずが,96式APCもしくは開発中の新装輪のことかな.

まあ予算のためだな.本体価格だけじゃなく,装備車両は平時の運用が楽なんだ.
整備にかかる予算やコストを数割削れる.
96式の場合,日本の法律的に警察にいちいち届け出を出さなくてもいい幅に車体を作ってあるそうな
(そのために足回りが特殊な構造してるのは本末転倒な気がするが)

演習場ではたまにスタックしてお荷物扱いだけどな!
471 名前: モッティ ◆KV660gJA1o [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:35:39 ID:???
89式IFVの後継はまだ開発されてないはずが,96式APCもしくは開発中の新装輪のことかな.

まあ予算のためだな.本体価格だけじゃなく,装備車両は平時の運用が楽なんだ.
装備にかかる予算や人員を大幅に削れる.
車両そのものがトランスポーターみたいなものだからな.道路上に限れば早いし.
96式の場合,日本の法律的に警察にいちいち届け出を出さなくてもいい幅に車体を作ってあるそうな
(そのために足回りが特殊な構造してるのは本末転倒な気がするし,法律の方を何とかして欲しいが)

演習場ではたまにスタックしてお荷物扱いだけどな!
472 名前: モッティ ◆KV660gJA1o [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:36:33 ID:???
微妙に改訂したすまん
473 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:36:57 ID:???
>>466
>実戦投入は,1940年9月13日です.
>「12試艦戦と呼称されてる時から」,中国大陸へ派遣されて,現地でテストを繰り返しているのを,勘違いなされたのではないかと,想像します.

実戦配備されてる事自体を実戦投入といいます.前線の漢口へは7月21日に到着しており,普通これをもって実戦投入といいます.
9月は重慶への初出撃であり,霞ヶ浦の住人の勘違いです.

474 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2010/04/25(日) 19:39:42 ID:APTICFNc
GPSはアメリカの軍用設備なので有事には機能を停止または制限させられて
カーナビが使えなくなるって見たんですけど本当ですか?
最初2005年に停止すると聞いたけど何もなくて,次に2010年に一旦終了すると
2009年に掲示板で見たんですけど本当ですか?
名古屋矢場町で携帯電話の道案内を使ったけどこういうサービスも終了するの?
475 名前: モッティ ◆KV660gJA1o [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:41:57 ID:???
>>474
有事なんて何度もあったがカーナビ使えたろ.
民間向けは普段から精度落としてるから気にしない.
全世界相手に戦争でも始めない限り全面停止されることはないだろう
476 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:44:42 ID:???
>>474
現在解除されているSAが再び入る可能性があるのは事実

まあカーナビはGPSのみで位置を特定するわけじゃないからほとんど気にせず使えるだろう
477 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:51:29 ID:???
>>471

> 96式の場合,日本の法律的に警察にいちいち届け出を出さなくてもいい幅に車体を作ってあるそうな

届け出の問題よりも,高速の料金所を通過出来るってのがデカい
478 名前: モッティ ◆KV660gJA1o [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 19:52:10 ID:???
あらら勘違いしてたかも すまんね
479 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/04/25(日) 20:04:28 ID:pgnCq2da
>473
>466
>実戦投入は,1940年9月13日です.
>「12試艦戦と呼称されてる時から」,中国大陸へ派遣されて,現地でテストを繰り返しているのを,勘違いなされたのではないかと,想像します.
>実戦配備されてる事自体を実戦投入といいます.前線の漢口へは7月21日に到着しており,普通これをもって実戦投入といいます.
>9月は重慶への初出撃であり,霞ヶ浦の住人の勘違いです.

霞ヶ浦の住人の回答.
中国の漢口進出が,1940年7月初めです.制式採用が,1940年7月末です.
「重慶への初出撃」が,1940年8月19日です.初撃墜が1940年9月13日です.

説明.
「 昭和15年7月海軍は12試艦上戦闘機15機を,現地で実用実験を続け
   ることを条件に異例の措置として,
海軍航空隊の前進基地である漢口に進出を命じた.
    それから約一月,実戦的猛訓練をする中,技術陣の努力で問題点も
   徐々に解決,同時に搭乗員らも操縦に自信を持ってきた7月末,
12試艦戦は海軍の制式戦闘機として採用される事になった.
  ------------------------------------------------------------------------
  昭和15年7月初旬より中国戦線の前進基地,漢口に進出し,実験
   飛行を兼ねた実戦的訓練を続けていた12試艦戦は,機体にあった幾
   つかの問題点も解決し,残す習熟訓練を一層激しくおこなっていた.
    昭和15年7月24日,遂に12試艦戦は海軍の制式戦闘機に採用が決
   定した,皇紀2600年の末尾の零を採り「零式(レイシキ)」則ち,
   零式艦上戦闘機と命名された.
    搭乗員の意気は揚がった.さらに,猛訓練が重ねられ,実戦に
   も強い自信を抱くようになった8月の中過ぎ,待ちに待った,出
   撃命令が下った.「零戦隊ハ96式陸攻隊ヲ掩護,出撃スベシ.」
    8月19日,指揮官横山保大尉指揮する,零戦隊12機は漢口を離陸,
   54機の陸攻隊を掩護し,目的地重慶に向かった」.
480 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:06:08 ID:???
これはカスミンが正しいな
481 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:08:23 ID:???
>現地で実用実験を続けること

どう考えても正式採用前の実戦配備です,本当にありがとうございました

他に有名な例としては二式単戦装備のかわせみ部隊(増加試作機が実戦投入されてる)とか
80機以上も増加試作機を作り,前線でもむことで正式採用機にフィードバックさせた四式疾風とか
482 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:15:38 ID:???
人工衛星にウイルスを感染させれば簡単に通信システムを無力化出来ますよね?
483 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:27:23 ID:???
>>468
そのサイトの信憑性はどうなん
484 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:28:21 ID:???
>>482
そりゃ打ち上げ前にウィルスが仕込まれていればな.
485 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:31:56 ID:???
>>483
防衛省のサイトだからね,そこが信頼できないんだったら,
何聞いても無駄だよ.
486 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:32:36 ID:???
>>483
日本国政府を信用できんならもう何も言うことはない.
487 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:33:34 ID:???
首相は信用しなくてもいいから政府公刊物くらいは信用してあげましょう.
488 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/04/25(日) 20:44:30 ID:pgnCq2da
>481
>現地で実用実験を続けること
>どう考えても正式採用前の実戦配備です,本当にありがとうございました
>他に有名な例としては二式単戦装備のかわせみ部隊(増加試作機が実戦投入されてる)とか
>80機以上も増加試作機を作り,前線でもむことで正式採用機にフィードバックさせた四式疾風とか

霞ヶ浦の住人の回答.
「制式機と認められていたので試作機のまま戦いに臨んだのではけしてない.」

説明.
「そして7月21日に第一二航空隊に配属された十二試艦戦が漢口基へ向けて進出した.
この日は横山大尉の率いる第一陣の6機が横須賀基地を出発した.
これに続いてさらに進藤大尉が率いる9機が空輸されて合計15機が漢口基地に揃った.
そうして直ちに訓練が開始された.しかし当時十二試艦戦には数々の問題点を抱えていたのですぐに戦闘に投入するには危険であった.
そのため内部から空技廠の長野治技術尉,高山捷技術大尉,卯西外次技師らが派遣され,トラブルを一つ一つ解決していった.
第一連合航空隊司令官山口多聞小将,第一連合航空隊司令官大西龍治郎少将などの現地部隊の指揮官からは催促が激しく続いたが横山大尉は自信が持てるまでこれを頑としてはね返した.
------------------------------------------------------------------------------

初の戦いで全機撃墜
 その後7月24日,十二試艦戦は零式一号艦上戦闘機一型として正式採用された.
そして8月19日,準備万端の状態で初陣の日を迎えた.
つまり7月24日の時点で十二試艦戦はれっきとした制式機と認められていたので試作機のまま戦いに臨んだのではけしてない.」

下記,初陣・中国大陸を参照ください.
ttp://contest.thinkquest.jp/tqj1998/10043/senrekisyozin.html
489 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:46:43 ID:???
機体そのものは試作機のままで呼び方が変わってだけで,制式機だという詭弁ですか.
490 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/04/25(日) 20:50:47 ID:pgnCq2da
>489
>機体そのものは試作機のままで呼び方が変わってだけで,制式機だという詭弁ですか.

霞ヶ浦の住人の回答る
制式化されたので,制式機です.
「機体そのものは試作機のままで」も関係ありません.
491 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:53:27 ID:???
>>490
詭弁です.なぜなら,最初の質問者の意図とは完全に外れた,自分の言ったことを擁護するための屁理屈になってるからです.
492 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:54:16 ID:???
>490
試作機と量産機は別物です.
識別上も別の記号がつけられます.
「十二試艦戦」と「零式艦戦11型」は別の戦闘機です.
はっきり言いますが,そのHPの解説が間違っています.
493 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 20:55:49 ID:???
よくあることだが,大事なのは質問者に解答することであって,カスミンの面子など誰にとってもどうだっていい事なのにな.
494 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/04/25(日) 21:00:21 ID:pgnCq2da
>492
>490
>試作機と量産機は別物です.
>識別上も別の記号がつけられます.
>「十二試艦戦」と「零式艦戦11型」は別の戦闘機です.
>はっきり言いますが,そのHPの解説が間違っています.

霞ヶ浦の住人の質問.
1940年7月に漢口へ飛んだのは,とちらの飛行機ですか?
1940年8月に実戦をしたのはどちらの飛行機ですか?
495 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 21:08:21 ID:???
>>494
どちらも十二試艦戦です.
後続で到着した量産機が零式艦戦11型です.
試作機と量産機は識別上明確に区別されます.
戦史の上では区別に大した意味がないし
本人たちもよくわからないのでしばしば混同されるしまたそれで問題にならないのです.

よって,識別が必要なときは必ず書類に頼らなければなりません.
496 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2010/04/25(日) 21:08:49 ID:hOELW9am
>>468>>471
アリがd
最近の装輪は戦車並みの機動性を持てる可能性が出てきたって事か.
アクティブサスで砲の衝撃をどーのって話は聞いたことあるけど
結局のところタイヤの半径以上は登れないとかどうなったんだろうね.
497 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 21:11:55 ID:???
>>494
つか,お前の最初の回答

> 制式採用は,1940年7月です.
> 実戦投入は,1940年9月13日です.
> 「12試艦戦と呼称されてる時から」,中国大陸へ派遣されて,現地でテストを繰り返しているのを,勘違いなされたのではないかと,想像します.

と,もう整合が取れていないわけだが.
9月13日は初戦果であって,8月19日には初陣を済ませてるわけだが,これは?
498 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 21:17:14 ID:???
>>488
不都合改修とかおこなって,11型に改修されてます.
そのまま移行したものではありません.
ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~cocoro/sub21.htm

軍事板,2010/04/25(日)
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 【事実】
610 名前: 霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk. 投稿日: 2010/04/26(月) 21:06:38 ID:03yLh+At
>609
>607
>駄目だこのバカ,実用試験を行いながら,不都合改修改良を加え,
>11型仕様に改修して揃えてるという意味が読み取れてない.

霞ヶ浦の住人の回答.
機体略号は同じA6M2aで,大きな改修は無いと,想像します.

説明.
一二試艦上戦闘機1号機と2号機は, A6M1です.

一二試艦上戦闘機(A6M2a,1号機〜)3〜5号機
(のちに零式艦上戦闘機11型)
3号機は1939年(昭和14年)12月28日初飛行
零式1号艦上戦闘機1型(12艦戦3号機)後に
11型改称A6M2a

下記,新検証・零戦の型紹介一二試艦上戦闘機〜11型を参照ください.
ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~cocoro/sub21.htm
611 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/04/26(月) 21:15:55 ID:???
>>610
そのリンク先の下のほうに,試作機は,計器パネルのレイアウトが試作各機で
違ってることが書かれてるけど.
計器パネルのレイアウト変更って,すごい改修ですけど.
それを制式採用された機体仕様に合わす改修やってるんですけど.
それに試作各機は,データ取得のためいろいろと装備品の取り付け位置なども
変えてるのを制式採用時には正式仕様に合わせる必要があります.

改修が殆どなかったと言い張るならそのソースを出してくださいな.
あなたの想像は不要です.

軍事板,2010/04/26(月)
青文字:加筆改修部分


 【追記】


 【回答】
657 :名無し三等兵 :2010/04/27(火) 02:33:47 ID:???
>>576
まず基本的な誤解があるのは,
大和の有賀艦長は沖縄出撃の説明を受けた際,反論はせず
笑みを浮かべて「俺に任せろ」といった仕草をしたといわれている.

おそらく反論したという話は
第二艦隊司令長官だった伊藤中将と混同しているものと思われる.
もともと第二艦隊では討議の結果
もう艦隊は役に立たないため解散して
艦もできるかぎり武器を外して解体するべきと上申することが決まっていて
反論はその主張を兼ねてのもので,講和のビジョンとかの次元ではない.

草鹿中将の「一億特攻の先駆けになってほしい」という言葉は
あくまで説得のためのレトリックで,別にそれが理由で作戦が決まったわけではなく
作戦は神大佐がかねてから主張していた
大鑑で沖縄作戦に寄与させることは可能という見解をもとに実施された.

伊藤中将も作戦遂行が困難になれば
突入前でも作戦中止していい許可はもらった上で作戦を承諾しているので
作戦の成否と無関係な突撃というわけではない.

662 :名無し三等兵 :2010/04/27(火) 03:13:03 ID:???
>>565
降伏反対派の本土決戦の根拠は一撃講和論というもの.
日本本土上陸で米軍が大きな損害を出せば無条件降伏を回避して有利な講和が結べるという考えだった.

もっと早く降伏すればというのは正しいが
中国は首都を占領されても次々と根拠地をかえて総力戦を続けたし
ドイツも首相官邸で銃撃戦までやって徹底抗戦していた.
日本は本土に対する空襲だけで降伏し,むしろ諦めが早かった.

軍事板,2010/04/27(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 海自草創期に旧海軍将校らが作った海軍再建プランだと,米軍供与の空母を保有する案があったんじゃないの?

 【回答】
「どうせ中国朝鮮ソビエト相手に,またぞろ厄介事が起きる」
と考えていた元海軍の高級士官たちが,旧海軍を基準に「規模を縮小」したものだから,哨戒機だけでも1000機を保有するとかのすごい計画になっている.

 敗戦後の日本は,占領軍の駐留経費を負担させられていたから,それだけでもあっぷあっぷ.
 サンフランシスコ講和条約で占領軍が撤退するまでは,そんな予算は逆さに振っても出てこないし,講和条約後であれば,潜水艦お性能向上で護衛空母程度のフネでできることなどは無くなっていたし,同時に締結した日米安保があるので,自前で「使える空母」を持つ理由も希薄になっていた.

 防衛庁そのものも,内局の背広組が足らなくて元内務省の警察官僚とか,大蔵官僚とかを出向させて間に合わせていたくらいなので,自衛隊の規模や影響力,あるいは予算の拡大などを「役所として」望まないという体勢ができてしまっていた.

 世相が安定して,防衛予算が税収の1割程度で推移するようになれば,現在の戦力を維持するために最適化されていくので,そこで組織も任務も大きく変わる空母を導入する必要性はどんどんなくなっていって,大型対潜ヘリを搭載する強力な護衛艦をそろえることで,冷戦を乗り切ったわけだ.
 これから先は事情も変わっては来るだろうケド,実際問題として戦闘機並みに高価になっていく多目的高性能な艦載ヘリを,何の任務のために載せるのかという理由付けは,対潜目的という冷戦を引きずったものしか存在していない.
 それ以外の任務を思いつくまでは,ヘリ空母と呼ばれようが車両甲板つけてLoLoできようが,「護衛艦」でしかない.

ふみ ◆Y.QUKJBduY in 軍事板,2010/04/27(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 特殊部隊員候補者の選抜試験ですが,米海軍シールズや英軍SASでは,多数の候補者を極めて過酷な選抜試験でふるいにかけて,合格者は極僅かとのこと.

1 では,最初から候補者の出願基準自体を大変厳しくし,出願基準に達した志願者は,過酷な選抜試験を受けても,不運な怪我病気にやられない限り,ほとんど合格できる……と言う採用方法をとっている特殊部隊はあるでしょうか?
 出願基準自体既に現役特殊部隊員レベル.
 もし,そんな採用方法をとっている特殊部隊は無いと言うのであれば,この方式にはどのような欠点があるのでしょうか?

2 1の方法が行われているのであれば,特殊部隊の選抜試験が,「多くの志願者,僅かな合格者」と「僅かな志願者,僅かな合格者」は,どちらの方が多く行われている選抜方法なのでしょうか?

 もちろん特殊部隊は世界中に多々存在するので,有名どころを例にとっていただければ幸いです.

 【回答】
 特殊部隊の例では無いけど,陸自のレンジャーの場合,選抜候補に挙がる時点で合格できるだけの体力や技術は充分持ってるのを候補に上げる.
 満たない奴はまず,やりたいと言っても許可は出ない.
(まあ実際には,連隊からかならず一人は候補を出すようにとか言われて出すのも少なく無いが)

 でも,レンジャー訓練期間中は,成績が下のほうの奴からふるい落とされる.
 合格できるだけの力を持っていても,合格するのは何名だけってケツを叩く事で競争心をださせ,訓練意欲を自発的に出させる.
 でないと,「どうせ合格する事が決まってるから」ってゆるみが出る.
 それでは厳しい訓練の意味が無い.

軍事板,2010/04/28(水)
青文字:加筆改修部分


目次に戻る

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページに戻る

軍事板FAQ
軍事FAQ
軍板FAQ
軍事まとめ