c
※青文字:加筆改修部分
ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
※既に分類され,移動された項目を除く.
スレ立てる前に此処で質問を 615
目次
【質問】 なぜIFVは,戦車に匹敵するくらい高いんでしょうか?
【質問】 何故,空母艦上機や空母艦載機の空中給油の方式は,どれもプローブアンドドローグ方式なのですか?
【質問】 現代で,幼少の頃からの軍人教育というのは無いんでしょうか?
【質問】 日本の小学校とか「軍事教練みたいな事して」るということになりませんか?
【質問】 なんで大破した戦艦・空母などは,自軍の魚雷とかで自沈処理するの?
【質問】 仮に日本が対米宣戦しなかったらアメリカの世論は変わらず,戦争の介入は無かったのですか?
【質問】 ヒトラーは「日本の攻撃がなくても,アメリカとの開戦は時間の問題だった」と語った,というのは本当か?
【質問】 「ドイツが事前に日本の対米開戦を諒解していた」というが,それは大島大使のスタンドプレーだったって説もあるが?
【質問】 Bristol Type 192 Belvedere ヘリコプターについて教えてください.
【質問】 ヒトラーが対米戦を回避しようと模索してたという記録は無いの?
【質問】 バットフックという,釣り針みたいなやつって,なんのためにあるんですか?
【質問】 ドイツは日本と交渉の際に,対ソ戦参戦を求めなかったの?
【質問】 シビリアンコントロールって,何が何でも守らなければいけないものなのでしょうか?
【質問】 あえて基地を奪わせてから奪い返す,という作戦はあったのでしょうか?
【質問】 第3次ハリコフ戦で,ハリコフ放棄を決断したのはマンシュタイン?
【質問】 装甲戦闘車輛から,銃眼(ガンポート)が廃止されたのは何故ですか?
【質問】 米陸軍の勤務者が勤めている場所は,日本には一か所だけじゃなかったでしょうか?
【質問】
戦車って値段が高い兵器じゃないですか.
で,装甲やら主砲やらエンジンやら足回りやらと,お金がかかるのはわかるんですが,なんでIFVもそれに匹敵するくらい高いんでしょうか?
なんか高い物ありましたっけ?
【回答】
そりゃ,戦車に準じた装甲防御力と機動力を持たせれば,安くはならないよ.
で,重武装重装甲の上に人を載せて,更にサイズは戦車と同じ程度にコンパクトにしなければならない.
それだけでも設計は激しく面倒で,むしろ戦車よりも複雑な車輛になる.
IFVは射撃管制装置も高度なものを積んでることが多いので尚更.
結構な衝撃と反動を発生させるものを,安定して狙いを付け続けられるようにすることは,ある意味戦車砲の射撃管制以上に難しい.
単に鉄の箱に機関銃積んで,エンジン載せて履帯付ければ出来上がり・・・と言うレベルのものでもなければ,装甲兵員輸送車の方が,技術的にも予算的にも開発するのは大変だったりする.
ただし,日本の場合89式装甲戦闘車があんなに高価なのは,年間量産数が異様に少ないからだ.
作るの大変なのに生産数少ないから,コストが上がりまくってあんな結果に.
また,89式FVの調達単価と調達数量がそのようになったのは,同時期に調達する事になった海自のイージスDDGの予算しわ寄せだと,一般的には言われていることも留意.
尚,89式FVの開発で一番大変だったのは,車内から射撃できるようにするガンポートのボールマウントの開発だったそうだ.
「装甲防御力があって,尚且つマウントとの摩擦が少なく,スムーズに動く材質」を開発することから始めて,「ポートを動かしても擦れて禿げない塗装」の開発に手間取ったとか,一旦開発した後,重量問題で最初からやり直しになったとか,「なんでそこまで・・・」な話がてんこ盛り.
日本は本格的なボールマウント式のガンポートを作ったことがなかったので,一から始めるとそうなる.
しかしそこまで苦労して開発したのに,89式が制式化された頃には,
「IFVのガンポートって実際には使い辛いし,防御の弱点になるからいらないよね」
というのが世界の流れになっていた,という悲しいオチがついている.
・・・合掌.
(ただし,
「IFVのガンポートって実際には使い辛いし防御の弱点になるからいらないよね」
というのが世界の流れ,というのは一般的な説だが実際にはそうでもない.
そういう国と軍隊と戦場が,世界中の戦場全体からの割合が多くなっただけで,一部の国では国情および,想定される戦場の状況から依然として,ガンポートの有用性は継続して存在し,今もガンポート付きのIFVやAPCが運用されている国もある.
日本も,その国々の一つに含まれている,と分析する軍事評論も存在する
そもそも防御の弱点といっても,大抵のIFVやAPC――どころか主力戦車の側面装甲でさえ――は,RPGなどの火器によって破壊されてしまうし,小銃程度ならガンポートは早々破られない設計になってるので,実用上懸念するほど大差が無いという説もある.
後は,運用される戦場地形や状況が,ガンポートから射撃する乗車戦闘にとってどれだけ有効であるか,というケースバイケース.
まあ,日本で戦争が発生して,89式FVとガンポートのバトルプルーフが証明されない限り,「使えない」とも「有効」であるとも,どちらともはっきりした事はいえない.
ただ,米軍の様な代表的な,世界中の広域で活動する軍隊が想定する戦場には,ガンポート付きの車輛は向かない事が証明されている)
軍事板,2010/02/05(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
空母艦上機や空母艦載機は,空中受油方式がどれもプローブアンドドローグ方式になっていますが,これは,フライングブーム方式で給油できる艦上空中給油機で,まともな性能をもったものが物理的に作れないからだと聞いたのですが,実際どうなんですか?
何故,空母艦上機や空母艦載機の空中給油の方式は,どれもプローブアンドドローグ方式なのですか?
【回答】
フライングブーム式の給油機はどうしても大型化してしまうので,空母での発着艦が難しくなる.
また,フライングブーム式は取り外し式の構造にし辛く,ポッド式の給油装置が作りづらいので,事実上給油専用機にするしかなくなる
(大型機なら輸送機兼用にすることもできなくもないけど,専業の輸送機のような大型のものにはできない).
空母搭載機は搭載する数を抑えるためと,効率的に運用するために,極力兼用機にしたいので,「空中給油以外のことができない」フライングブーム式の給油機は,総体で見ると邪魔になる.
P&D式の“バディタンカー”なら,戦闘機に給油ポッドと増槽積めるだけ積んで給油機にすることができるが,ブーム式の給油装置備えた「戦闘給油機」は作れないからね.
・・・いや作ってもいいけど,どっちつかずすぎて無意味だろう.
軍事板,2010/02/06(土)
青文字:加筆改修部分
【質問】
現代の軍隊では,10代後半や20代まで普通に育った人間を一から訓練しますが,昔の軍や戦闘員は幼少の頃から乗馬や弓を習っていた例も多いですよね.
現代でそのような構想(つまり武士や騎士の様な幼少の頃からの教育)というのは無いんでしょうか?
【回答】
人権問題とか児童虐待問題とか色々あるから,先進国では出来ない.
子どもの権利条約に違反する.
アフリカとかの後進国や,国というか民族・部族がまるごとゲリラ兵士となってる状態,あとは一部共産主義独裁国家なんかでは,少年を軍事訓練してエリート兵士に育成したり,あるいは適当に銃を使える程度に教えて,即席兵士にして戦場に送り込むとかの例は幾つかある.
もちろんその中には,どっかから誘拐してきた子供を洗脳&訓練して兵士に……ってケースも多数含まれ,昔の様な,社会全体が戦士階級を育てるのを常識として受け入れ,そうやって戦士になった男が一人前の大人,というような風潮は殆ど無い.
あるとしたら…未だに猛獣とかを槍と弓矢で倒したら一人前の成人って認められる,みたいな文化で生きてる少数民族とかぐらいか.
その代わりアメリカやロシアなどには,私立のミリタリースクールやミリタリーアカデミーと呼ばれる学校がある.
たいてい全寮制で,生徒は集団生活をしながら,通常の中高校レベルの教育とともに軍事教育や訓練を受ける.
いってみれば士官学校入学のための予備校だが,親が規律を学ばせるために入学させ,卒業後普通の大学に進学するものも多い.
また,軍事教育や訓練っていってもピンキリ.
本当の兵隊並のことをさせることだけが訓練じゃないし,本当の兵隊も入隊直後の基礎体力付けるための運動とかも,れっきとした訓練の範疇.
集団生活させて規律に慣れさせる事や,軍隊式の挙動や号令に習熟させる事も訓練の一部だよ.
というか,演習とか派手でハードな事をするのが軍隊とか軍事だろうって一般人の誤認識が,「トンボやチョウチョも鳥のうち」みたいな唄を産むんだろう…
(あれって,旧軍が兵站とか輸送職種の兵をそう扱ってたかのように思われてたと言われる事もあるけど,実際は軍じゃなくて一般大衆がそう言ってたものだし)※
軍事板,2010/02/06(土)〜02/07(日)
青文字:加筆改修部分
※要出典
【質問】
んなこと言ったら,日本の小学校とか「軍事教練みたいな事して」るということになりませんか?
【回答】
いや,そんな事言われても日本の小学校のアレは実際に,軍事教練の基礎を基にしているわけで…
まあそういう風に言うと,一見戦前からの影響だとか思われそうでもあるが,日本を始めとした幾つかの国の学校教育における体育の内容ってのは,西洋式の軍学校・士官学校制度から影響や手本を貰ってきている事から来てるし,割と幕末〜明治初期あたりの時代からの慣習でもあったりする.
ちなみに,映画の『野生の証明』の自衛隊員役をやる大学生達を,ウエストポイントに送って訓練したら,向こうの教官がびっくりしたらしいね.
並べ!と命令したら,いきなりビシッと整列.
走れ!と命令したら,みな揃ってザッザッと走り始める.
教官は目を剥いて,日本の大学生は軍隊の経験があるのか?と言ったとか.
アメリカ人だと新兵にはまず,整列することから教えなくちゃいけない.
アメリカ人なら普通は整列なんかしたことないから.
日本では幼稚園の頃からたたき込まれる.
軍事板,2010/02/08(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
アルカイーダとターリバーンの違いって何?
どちらとも狂信者っていうだけ?
イスラム教はこいつらのせいでかなりのイメージダウンだと思うのだが,敵視しているのか,もしくは支援しているのか教えて下さい.
【回答】
アル・カーイダ=国際規模のテロ組織
ターリバーン=パキスタンが育てたパシュトゥン人武装勢力.
今やパキスタンのコントロールもきかず,アフガンとパキスタンにまたがった勢力範囲を持つに至っている.
元アフガンの支配勢力.
かなりのレベルで協力はしてるが,同一の組織ではない.
同盟関係.
アル・カーイダは狂信者というよりは,反米,反体制思想の連中が宗教をよりどころに集まってる感じ.
ターリバーンはガチの狂信者から,利害や現政権への反発でくっついてる奴までさまざま.
イスラム教の主流派はイスラーム法学者も一般信者も,冷ややかな目で彼らを見てるが,ごく少数の反米反体制連中が支援している.
軍事板,2010/02/06(土)
青文字:加筆改修部分
【質問】
なんで大破した戦艦・空母などは,自軍の魚雷とかで自沈処理するの?
放っておけばいいのでは?
【回答】
鹵獲・曳航されて修復され,敵国に再利用されても困るし,船体に使われている技術とかの機密情報を調査されても困るから.
それに,ただ大破しても沈没までせず漂流しちゃってたり,沈没までに何日もかかるとかの場合もあるんで,穴あけて強制的に急速に沈めて始末しちゃう.
可能だったら味方艦が曳航して,自陣営で修復して最就役させるんだけどね…
火災が曳航してる艦に引火しかねなくて危険とか,引っ張って帰ると船足が遅くなり,引っ張ってる艦まで,いっしょに沈められたりする恐れがあるとか,戦闘が劣勢でそんな余裕無く逃げなきゃいけないとかあるんで,やむなく沈没させちゃうわけよ.
軍事板,2010/02/06(土)
青文字:加筆改修部分
そういえば,小室直樹は「ミッドウェイで大破した赤城と加賀は,曳航して帰投できたはず」などと書いていたが,はてさて…….
【質問】
アメリカは世論が真珠湾で変わって参戦することができましたが,仮に日本が対米宣戦しなかったらアメリカの世論は変わらず,戦争の介入は無かったのですか?
【回答】
フィリピンというアメリカの領土(植民地)が日本の南方との航路上に立ちはだかってる限り,日本としては,占領もしくは,無力化しなければならず,どっちにしろアメリカに宣戦する羽目になる.
アメリカの大西洋での行動を見ると,戦線しなくてもしっかり介入してくることは明白だけどな.
軍事板,2010/02/08(月)
青文字:加筆改修部分
※要加筆
【質問】
>ヒトラーは日本の攻撃がなくても
>アメリカとの開戦は時間の問題だったと語っている
ソースの提示をお願いする.
まるでヒトラーは米国との開戦を望んでいたかのように読めるが,事実はまったく逆で,日本の真珠湾攻撃を知ったヒトラーは,日独の同盟を維持したまま,不名誉にならずに米国との開戦を回避する方法を調査させている.
その結果,ドイツに何の相談もなく日本が開戦したにしろ,ドイツはアメリカに宣戦布告するしかないとわかった.
その報告を聞いたヒトラーは,顔面蒼白になった.
真珠湾空襲からドイツの対米宣戦布告まで3日の間があるのは,このためである.
一方,チャーチルは日本の真珠湾空襲を聞いて,飛び上がって喜んだ.
チャーチルの当日の日記は,この言葉で締めくくられている.
「わが国は勝ったのだ」
【回答】
ヒトラーの発言のソースは,マルティン・ボルマンがヒトラーの発言を口述筆記した記録にある.
「日本の参戦は,ルーズヴェルトのために絶好の口実を与え,アメリカ軍を我々に対して動員するきっかけを作ったとは言え,我々にとっては何らの不利な結果も伴わなかった.
しかしルーズヴェルトは,ユダヤ人にはっぱをかけられて,日本の参戦がなくても,国家社会主義を殲滅するための戦争を決意していた.」
http://www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=1&isbn=02246-9
同書の中で,最終的にアメリカの参戦は避ける方法はなかったことと,日本の参戦はドイツにとって幸運だったことも述べられている.
次に,日本は昭和16年11月5日の御前会議で,日米交渉の決裂が避けられない情勢になった場合,速やかにドイツに対して対米参戦の要請を行なうことが決定されている.
そしてその要請に対し,12月3日にリッペントロップから大島大使に対して
「日本が開戦すれば,ドイツもただちに戦争状態に入る」
という返答が行なわれ,それに基いて対米英単独不講和についての交渉も行なったと,御前会議で報告されている.
http://www.jacar.go.jp/nichibei/djvu/19411206e_01/index.djvu
このことから,ドイツが事前に日本の対米開戦を諒解していなかったとは考え難い.
開戦日時などは,大多数の将兵にも直前まで伏せられていたほどの機密だから,外交などで軽々しく言い出せなかったのは当然として,
「直ちに戦争状態に入る」
や,
「戦争協力は及ぶ限りを行なう」
とまで約束しておいて,
「対米戦の意志を認識していなかったり,戦争協力についてのコンセンサスも無かった」
なんてのは強弁の類.
また,ドイツの対米宣戦布告は12月11日だが,ドイツは8日の段階で既に,米輸送船に対する攻撃命令を出しており,仮にアメリカとの戦争回避を必死に模索していた時であるとすれば,極めて不自然であるというしかない.
そのため返答ついでに逆にお尋ねするが,
「ヒトラーが顔面蒼白になった」
というようなことを推察できる資料的根拠があるのであれば,是非提示をお願いしたい.
軍事板,2010/02/08(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
それは大島大使のスタンドプレーだったって説もあるぞ.
そもそも三国同盟には軍事協約がなかったんだから,軍事行動について何か話し合われたはずがない.
【回答】
いや,御前会議で報告されていることなんだよ.
対米交渉決裂するとドイツに対米開戦の意志を伝え,参戦を要請する交渉を行なうことも,11月5日の御前会議で決定されていたわけだし,スタンドプレーと判断するような根拠は無い.
また,以下の文書を見ても,その説はガセっぽい.
________引用開始___________
十一月五日 御前会議決定「帝国国策遂行要領」ニ関連スル対外措置
一,対独伊
日米交渉決裂シ戦争不可避ト認メラレタル際(大体十一月二十五日以後ト想定ス)ニハ遅滞ナク独(伊)ニ対シ帝国ハ近ク準備成リ次第英米ニ対シ開戦スルノ意向ナル旨ヲ通報シ右準備ノ一部ナリシトテ左記事項ニ付必要ナル交渉ヲ行フモノトス
一,独(伊)ノ対米戦争参加
二,単独不講和
備考 独逸側ヨリ対「ソ」参戦ノ要求アリタル場合ニハ差当リ参戦セサル旨ヲ以テ応酬ス但シ之カ為独逸ノ対米参戦ノ時期カ遅ルルカ如キ事態生スルモ止ムヲ得ス
――――――
もちろん三国同盟には軍事協約がなく,日本は独ソ戦に参戦しなかったのだから,ドイツも対米参戦する義務はなかった.
顔面蒼白になってまで嫌々対米戦を行なう必要は,そもそもないわけで.
軍事板,2010/02/08(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
すみません,このヘリの名前を教えてください.
フランス軍,輸送ヘリ,双発,車輪式・・・などでぐぐったのですが,結局分からずじまいでした
orz
【回答】
ブリストルBristol Type 192 Belvedereですね.
1960年代に,イギリス空軍で少数が使用された多用途機です.
原型となった民間型はブリストル173.
ちなみにその写真もフランス軍じゃなく,イギリス軍のものです.
フランス三色旗みたいですけど,英軍の識別マーク.
機体の詳細は以下を参照.
http://en.wikipedia.org/wiki/Bristol_Belvedere
ちなみに,捜し物するなら日本語よりも英語,
この場合は「twin rotor helicopter」で画像検索すると見つけやすい.
軍事板,2010/02/08(月)
青文字:加筆改修部分
【質問】
要するにヒトラーは米国の参戦が避けられないと判断してたわけね?
しかし対米宣戦すれば100%敗北って火を見るより明らかだと思うんだけど,対米戦を回避しようと模索してたという記録は無いの?
【回答】
ドイツ陸軍アメリカ駐在武官のベティカー中将が,アメリカの戦力・戦争遂行能力について,極めて過小評価した報告書をあげていて,ヒトラーはその報告書に非常に関心をもっていたといわれている.
100%敗北というのは,ようするに後知恵だな.
実際,アフリカ戦線投入初期の米軍だったか?は,兵士や部隊としての質も悪くてボロ負けしてるんだよな.
ただしアメリカの凄い所は,そのボロ負け戦訓や相手の戦法を完全分析して,対処・対抗を行い,きわめて迅速に経験値を積んで急成長するアップデートの早さであり,事実,最強の軍隊と制度を作り上げたが.
軍事板,2010/02/09(火)
青文字:加筆改修部分
【質問】
フランキ・スパス12にあるような,釣り針みたいなやつって,なんのためにあるんですか?
素人目には邪魔なような感じしかしないんですが.
【回答】
あれはバットフックといって,グリップを握ってる腕にあのフックの部分をひっかけて,銃をしっかり保持するためにある.
たとえば物陰から銃だけを突き出して,片手だけで撃つときに,あのフックを使えば,銃身の重みで銃口が下を無くのを防ぐことができる.
そのため,どちらの腕でも撃てるように,左右両方向に90度曲がるようになっている.
また,ストックを折りたたんでいるときはキャリングハンドルになる.
このマニュアル(pdf)の最終ページを参照.
http://spas12.com/spas12-manual-us.pdf
軍事板,2010/02/09(火)
青文字:加筆改修部分
【質問】
ドイツは日本と交渉の際に,対ソ戦参戦を求めなかったの?
独ソ戦開戦直後よりドイツ側からは参戦要請があったと聞くけど,日本側は拒否,っていうか様子見だったんだよね=「情勢の推移に伴う帝国国策要綱」
対米宣戦してやる代わりに日本はソ連に宣戦しろとか,駆け引きなかったのかな?
【回答】
ドイツ側も無理な要求だと諦めているんだと思われるが,対米戦についての話し合いの中では,対ソ参戦までは要求されていない模様.
その代わり,アメリカの軍需物資がウラジオストクを経由してソ連に渡るのは困るから,日本の立場は了解するも,それだけは阻止することを文書で約束してほしいと申し入れられている.
それに対し日本側では,どう返答すべきか御前会議で討議され,阻止作戦のリスクに関する色々な意見がでたあと,以下のように返答することに決まった.
「米国より『ウラヂオ』へ軍需品の輸送阻止の件は,日本に於て承認す.
但し日本の作戦の見地上,『ソ』との戦争に入ることを絶対に避けなければならぬ時期の間は,十分に之を実行できぬことを諒承せられ度」
(弟75回連絡会議)
軍事板,2010/02/09(火)
青文字:加筆改修部分
保留
【質問】
4212010/02/09(火) 22:13:34 ID:t2NCwsIr
シビリアンコントロールって何が何でも守らなければいけないものなのでしょうか?
【回答】
4242010/02/09(火) 22:17:08 ID:???
>>421
北朝鮮やソマリアみたいになっていいなら,特に必要ありません.
4272010/02/09(火) 22:20:38 ID:???
>>421
武力を持っていて政権を倒しうる実力のある軍人に政治介入されないための枷です.
これがないと民主国家も独裁国家も皆軍の言いなりになります.
432 :モッティ ◆uSDglizB3o :2010/02/09(火)
22:37:30 ID:RU6GAaEq
>>421
昔は統治者それすなわち軍隊を持った領主・武将達であって
「軍隊を指揮できない王なんてありえないよね.戦場で戦えないやつは社会的地位なんて無いよね」
みたいな感じだったよね.
現代でも軍隊と警察という暴力装置の存在が国を国たらしめている.
そして民主政国家においてもそれは同じ.
民主政国家が他と地がうのは,
軍隊のトップは国民に選出された文民(つまり政治家)が担うというと言う事が決められていること.
これすなわち文民統制のことであり,文民統制が主権たる国民と国家をつないでいる鎖なの.
438 :モッティ ◆uSDglizB3o :2010/02/09(火)
22:52:36 ID:RU6GAaEq
もうちょっと掘り下げると,国民国家って徴兵制とともに生まれたの.
戦場で戦えないやつは社会的地位なんて無いよね
↓
銃が進歩して平民でも戦えるようになったよ!
↓
じゃあ成人男子には選挙権あげよう
これを実現したフランスがすげーつよかったので右にならえで民主制による国民国家というものが広がったわけね
ちなみに女にも選挙権が与えられるようになったのは
総力戦になったので男が兵役についてる間,女性も工場で働くことになりました
↓
じゃあ成人女性にも選挙権やるか
って出来事があったから.
じゃあなんで徴兵制を廃止した国にも選挙権が残っているの?ってことになると思うけど
それは徴兵制が最強の軍事制度で無くなったから.
現代の戦争では兵器の高度化,そして核兵器という兵器の強大化によって
兵隊の頭数は重要でなくなった.
じゃあ何が重要になったかといえば,主に軍隊を整備維持する経済力.
(冷戦という経済力の戦いで自由主義陣営が勝利を収めました)
経済力を維持するには自由経済の効率性とともに,
民主政の持つ機能である,特定者への権力集中を防ぎ自己浄化するという機能が
必要不可欠らしい,というのが現代を生きる僕たちの経験則結論です
有りたいに言えば,僕らは徴兵の代わりに,税金を収めたり,為政者を監視して
最強の軍事力≒国家を支えているのです
そういうわけで,予見出来る範囲において
文民統制と民主政のセットは,最強のシステムとして君臨していくでしょう
4452010/02/09(火) 23:02:54 ID:???
>>421
バランス次第ですね.
シビリアンコントロールと統帥権はコインの裏表の関係になります.
統帥権が暴走すれば,かつての旧軍のようになります.
では逆にシビリアンコントロールの行き過ぎと言うのは軍が政治に振り回されている状態になります.
某スペースオペラの民主国家であったような「支持率UPのために戦争」なんてのが分かり易い例かと.
ベトナム戦争時のアメリカのように国家戦略が不鮮明で
統帥権と言うのを真面目に考えている人は上記のような状況を恐れているが故です.
4472010/02/09(火) 23:04:35 ID:???
途中送信してしまいました,すみません.
>>421
バランス次第ですね.
シビリアンコントロールと統帥権はコインの裏表の関係になります.
統帥権が暴走すれば,かつての旧軍のようになります.
では逆にシビリアンコントロールの行き過ぎと言うのは軍が政治に振り回されている状態になります.
某スペースオペラの民主国家であったような「支持率UPのために戦争」なんてのが分かり易い例かと.
また,ベトナム戦争時のアメリカのように国家戦略が不鮮明で
軍事作戦があいまいになったり,
軍事的に不合理過ぎて,現場の方で政府の指令を破らざるを得ない状況が多発したりします.
統帥権と言うのを真面目に考えている人は上記のような状況を恐れているが故です.
4302010/02/09(火) 22:24:17 ID:???
>>424
北朝鮮はむしろ世界最強のシビリアンコントロール国家でしょ.
4432010/02/09(火) 23:01:19 ID:???
>>430
将軍様に奉仕する軍隊と
将軍様に奉仕する秘密警察が
市民を縛っている
究極の反シビリアンコントロール国家です.
軍事板,2010/02/09(火)
青文字:加筆改修部分
【質問】
基地を“あえて”奪われてから(=奪わせてから)奪い返す,という作戦はあったのでしょうか?
【回答】
それ,三国志の時代以前からある,極ありふれた計略.
1943年2月,東部戦線におけるドイツ軍の反撃作戦が好例.
http://www2.nsknet.or.jp/~ytaka/kharkov/replay/3rd_battles/history_of_3rd_battles.htm
意外と「バックハンド・ブロウ」のいいウェブサイトってないもんだな…….
軍事板,2010/02/09(火)
青文字:加筆改修部分
ただ,そういう作戦って失敗したとき大変なことになるよね.
昔と違って総力戦になったから,ちゃんと補給線を組んでおかないと,絶対と言って良いほど戦争に勝てなくなった.
それに昔と違って,兵隊にも人権があるから,適当に戦病死させるわけにはいかないし,占領地で略奪してOKって時代では無くなった.
そもそも,軍事的に陣地とは,有利になるから保持してるだけで,不要になればすぐに放棄するもの.
はじめから放棄する事を前提に,予備陣地をたくさん作っておき,必要に応じて移動する.
その辺のことをよくわかっていないヒトラーちゃん,政治的な理由とかで死守命令を乱発して,かなり困ったことになりました.
しかしドイツ軍は,徹退が即敗走に変わるような軍隊ではなかったので,死守命令を無視してハリコフ放棄を決断し後退.
敵の攻勢限界を待って反撃に転じ,ソ連軍を総崩れにさせる大戦果を挙げました.
モッティ ◆uSDglizB3o in 軍事板,2010/02/09(火)
青文字:加筆改修部分
【質問】
第3次ハリコフ戦で,ハリコフ放棄を決断したのはマンシュタイン?
【回答】
マンシュタインは積極的なハリコフ放棄の下令は行っていないと思うぞ.
ヒトラーに具申していたけどね.
ハウサーのSS装甲軍団を一時的に指揮下に置いて,ハリコフ周辺の防衛に責任を持っていたのは,ホリト軍支隊.
そこへヒトラーの死守命令が,ドン軍集団あらため南方軍集団すっとばしで届いていた.
そしてハリコフ放棄は,ハウサーの独断で行われた.
その結果,ハリコフ死守ができなかった責任を問われたのは,軍支隊の司令官ホリト大将で,クビが飛んだ.
もちろんマンシュタインは,有力な反撃用戦力がすり潰されずに済んだわけだから喜んだし,後退のタイミングがもっと遅くなれば,自らハリコフ放棄を命じた可能性はすごく高いけどね.
軍事板,2010/02/10(水)
青文字:加筆改修部分
【質問】
聞いた話によると,女性兵士が前線で危機になると男どもが蛮勇になりがちなので,あまり宜しくないということです.
逆に男性が危機に陥った時には女性が蛮勇をふるうということも.
もしそのような事態になれば,反戦運動が活発になってやりにくくなる.というのは短絡的でしょうか?
【回答】
起きてみないと世論の反応は不明.
女性軍人が捕虜となった例は幾つかある.
イラク戦争で,英海兵隊がバスラ沖,イラクとイランの境が不明なシャトルアラブ川の先の海域で,船上臨検チームを活動させていて,イラン海軍に艇ごと拘束されたことがある.
この臨検チームには,女性兵士1名が含まれていた.
後にこのチームは,イラン側から解放されている.
1991年の湾岸戦争では,米軍の女性士官が捕虜となっている.
ちなみに,女性兵士の艦艇乗り組みなどはかなり進んでいる国も多い.
豪州では潜水艦にも乗り組んでいるし,米軍でも艦内の居住スペースに比較的余裕がある弾道潜に,女性士官を乗り組ませるという話がある.
これは2009年のマレン統合参謀本部議長の二期目指名の,公聴会のときに話題になった.
それ以上に現在の米軍では,同性愛者が性癖を公言して勤務できるようになりそうだが.
これはオバマ大統領が2010年一般教書演説で盛り込んでおり,軍上層部も反対していない.
早晩実現するとみられる.
軍事板,2010/02/10(水)
青文字:加筆改修部分
【質問】
装甲戦闘車輛から,銃眼(ガンポート)が廃止されたのは何故ですか?
【回答】
防御上の弱点になる,と考えられるようになったから.
IFVの登場から50年,多くの戦場で使われたが,ガンポートの戦闘力はあまりにも限定的であった.
そして,防御力不足がすべてのIFVで問題になった.
予想以上に歩兵の対戦車火器が進歩したし,まさに最前線で戦うので,あらゆる兵器を食らう.
乗員と分隊員あわせて十人程度が一網打尽になりかねない.
これが第二世代(?)のIFVであるプーマがぐっと重装甲になった理由.(89式は過渡期なので中間)
あと,実際に装備してみると
*走行中に射撃−こんな激しく揺れる車内から潜望鏡程度の視界で外見ながら撃ったって全然当たらないよ!
*停止中に射撃−天井のハッチ開いてそこから身を乗り出して撃った方が早い! 危ないけど
と,あんまり役に立たなかった.
元来,ガンポートの戦闘力は限定的.
だってガンポートから「手動」で行進間射撃しても,そうそう当たらないっしょ.
止まってるときは下車戦闘すべきだし.
そもそもなんで乗車戦闘が重要視されたかといえば,開発されたときはそうせざるを得ない状況での使用を想定されていたから.
そう,核戦争下で放射性物質で汚染された戦場での使用を想定されてんだよ.
だが冷戦は終わった.
その上,対戦車兵器に対抗して増加装甲をゴテゴテと後付けするようになると,装甲に遮られて無意味になっちゃうので,実用性が低い上にコストが嵩む・・・とあっては無駄なだけじゃん,ということになって廃れた.
とはいえ,全く銃眼のない装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車ってのもまた,ほとんどない.
車体側面にガンポートのついてる歩兵戦闘車は少なくなったが,MRAP(地雷,仕掛け爆弾と小銃弾に堪えられる車輛)では防弾ガラスとともに復活している.
歩兵戦闘車であっても,後部ランプや後部ランプ内のハッチなどに,下車前の状況確認に使うために残されていることはある.
つまり,通常戦ではあまり必要がなかったのかもしれないが,不正規戦,内乱戦ではそれなりに意味がある.
余談だがアメリカは「IFVにはガンポート」に拘った結果,
「専用の自動小銃じゃないと使えない」
という,本来のメリットからかけ離れたガンポートを装備するIFVを完成させるハメになった.
当然,無意味にコストが掛かり,歩兵を載せない偵察型は最初からガンポートは塞いでる――一応,盲蓋を外してマウントをはめ直せば使用可能,そんなめんどいこと実際にやったとは到底思えんけど――上,歩兵戦闘車型も初期型以降は,「増加装甲付けると使えないから」という理由で最初からつけてない.
モッティ ◆uSDglizB3o(黄文字部分)他 in
軍事板,2010/02/10(水)
青文字:加筆改修部分
【質問】
日露戦争で樺太全土を日本軍が占領したにも関わらず,何故北樺太を露西亜帝国に返還したんですか?
どうせもうすぐ滅亡する国なんだから,全土を日本領とすればよかったのに.
【回答】
「北半分もほしい」
とごねていたら,
「あ,そう.じゃあこの講和はなしね.あと1年くらい戦争やろうか」
と返されてしまう危険があった.
そうなったら満州軍全員,討ち死にを覚悟しなければならない.
あの瞬間,国力の限界に近かったのはロシアより日本だ.
実際,ロシアは樺太と賠償金に関しては強硬姿勢を崩さなかった.
ポーツマスの講和会議で,日本側は樺太全体の割譲を要求したが,結局は南部分で譲歩している.
12年後に革命が起きるような国に,と思うかもしれないが,革命起こすためには世界大戦に全力で参戦して,ボロ負けしてドイツ軍の主力に抵抗するすべもなく,畑は荒れ放題で都市には餓死者が,という状態になるまで待たなければならなかったのだから,1905年当時のロシアは,腐敗しているとはいえまだまだ国力に余裕はあった.
そもそも樺太は当時は,資源も何もなく,アメリカの交渉の材料にするためという説得で,しぶしぶ占領したもの.
あのときの日本は,そんなところに兵力回すなら,満州に回したいというのが本音だった.
軍事板,2010/02/11(木)
青文字:加筆改修部分
【質問】
物理的に戦車内でのポジション移動は可能?
他の要員が邪魔なら,車内には一人と仮定してでも.
そういう隙間といいますか,通路はあるものなのでしょうか?
【回答】
「その戦車による」としか言えないが,大概の戦車は他の乗員のポジションに,車内で移動することは「できないこともない」.
大概は「こんな狭い隙間を移動できるかよ!」な空間しかないけれども.
ただ,君の質問の場合だが,車内で「他の乗員と車内でポジションを交換する」には,
「移った先に2人分の座る/立つスペースがあって,場所を入れ替えられる」
もしくは
「移動する途中にすれ違える空間の余裕がある」
ことが必要になる.
そこまでのスペースが車内にある戦車は,古今東西数少ない.
90式も無理.
ただ,
「自分の席から”空いている”他の乗員の席に移動する」
ならば,大概の戦車は狭くて移動が大変だが,できる.
90式の場合,砲塔の床部分と「砲塔」そのものの間(砲塔の車体に入ってる部分・・・って説明でわかるかな?)は,ぐるっと金網のようなもので囲ってあるので,砲塔と操縦席部分は自由な行き来はできない.
でも,操縦席の隣(車体前部右側)には予備弾薬庫があり,砲塔からここに入ってる弾薬を取り出すために,「囲い」は一部を開けられるようになっている.
この開けられる部分を,操縦席の真後ろに合うように砲塔を回し,操縦シートの背もたれを倒せば,まぁなんとか操縦席から砲塔内へ移動する事はできる.
逆に砲塔側から,操縦シートの背もたれ倒して操縦席へ移動する・・・事もできたはずだが,これは詳しく知らないのでパス.
軍事板,2010/02/11(木)
青文字:加筆改修部分
【質問】
アメリカのシンクタンクについて教えてください.
【回答】
国際関係について提言するシンクタンクは色々アメリカにあります.
有名どころはRAND,Brookings,CSIS,CNASなどでしょうか.
とりあえず組織としてどの程度なのかは,こういった研究所が外部からどんな人を招いて講演しているか,その講演後どんな質問が出るかなどが重要な指標でしょう.
この点でいえば,CSISなどは特に重要です.
ときどき日本記者が講演会に大量に現れて,質問していたりしますね.
また,米国の政官学や軍内での人材還流,交流の動き以外でも英国や国際ジャーナーリストなどのシンクタンクもあります.
ChattamhouseやRUSIにクライシスグループなどです.
こちらもなかなか重みがありますし,データ自体は米国が作っているが著名なミリタリーバランスを出しているIISSなどもあります.
軍事板,2010/02/12(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
アーミーのステーションは日本には一か所だけじゃなかったでしょうか?
彼の上司が一週間,日本に出張で行ったことがあると自慢してて,Eの人たちがえらく羨ましがってたくらいですし.
本人も日本人は初めてといっていたし,中韓もぞろぞろいる場所で,日本人かどうか探りいれるのにだいぶ知恵を絞っていたので,まあそんなにキレ味いいわけでもないかと.
ちなみに制服の海自パイロットさんに,米軍艦船でナンパされたのは良い思い出です…(笑)
【回答】
陸軍の勤務者が日本国内で勤めている場所は複数あります.
たとえば,星条旗紙の報道員などの機関への勤務,このほか,キャンプ座間での第T軍団前方司令部(少将),相模原補給廠など.
沖縄だけでも複数個所あると思います.
代表的なのが特殊作戦部隊のトリイステーション.
他に連絡将校などもおそらくあるでしょうし,よほど古い人ならば,第\軍団が日本にあったときのことを覚えているかもしれません.
さらに古いときであれば,日本を米軍が占領していたときは各地に師団がいます.
今,自衛隊の駐屯地となっているところには,日本軍から米軍キャンプを経て,返還にこぎつけて自衛隊へと戻ったところがあります.
朝鮮戦争のときのタスクフォース・スミスは,日本の九州から朝鮮へ装備を慌ててかき集めて向かったものです.
軍事板,2010/02/12(金)
青文字:加筆改修部分
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