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●初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 224 ※ vol.225の誤記
Várjuk a kezdő! Mielőtt megalkotunk egy új szál, kérjük kérdezzek itt 225

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karaktert: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu です"

※レス回収基準は「v.e.r. = 7」
Res felépülés Kritériuma van "v.e.r.=7"

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "egyszer írható".

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni vagy ki kellem vizsgálni.

目次


** 【質問】
 アメリカの対テロ戦争について質問.
 よく,
「戦争ではテロは無くならない」
「アメがアフガニスタンやイラクで戦争起こした結果,テロが拡散し世界は更に危険になった」
などという説を聞きますが,アメの対テロ戦争は,アルカイダにどの程度の打撃を与えたのでしょうか?
 俺としては,アフガニスタン攻撃がなければアルカイダの聖域が無傷で残り,今以上のテロが可能になっていたように思いますが.
 また,戦争でテロを防止出来た例として,リビア空爆あたりを挙げることもできると思いますが,いかがでしょうか

 【回答】
>アメの対テロ戦争は,アルカイダにどの程度の打撃を与えたのでしょうか?

 微妙なり.
 たとえばアルカイダがどの程度組織として団結性があるのかなどについても,あまり定まった説は無いように思える.
 また,イラクの自由作戦は残念ながら米軍を占領軍とみなす環境をもたらしており,イラク国内がテロリストの訓練場となり,アフガニスタンのタリバン側から留学生を送り込んでイラクで磨きが掛けられた戦術を学んで帰ってきたというような報道もある.
 つまり,打撃を与えても,新たに列に加わるものをどれだけ阻止できるかという問題があるのです.

>戦争でテロを防止出来た例として,リビア空爆あたりを挙げることもできると思いますが,いかがでしょうか

 アルカイダとリビアの違いは前者が国でなく,領土も国民も持たぬ存在ということです.
 テロ支援国家を覆すことはできたが,その国が保護していたテロ組織はおそらく健在(ビンラディンの動向は不明ですし)
 また,転覆させた体制(タリバン)もかつてのムジャヒディンの如く,粘り強い活動を見せるなどしています.
 さらに体制除去のあとの治安の空白,その後の治安回復,生活基盤復興,政治体制と治安勢力の育成,対内乱活動,情報収集などの一連の課題をこなすということも,戦争のうちに入りつつあります.
 今の戦争では,抑止力というのは非常に正確な情報収集能力と短剣にあることはおそらく明らかであると思います.
 この点,人工衛星からみて分かるものを爆撃すれば抑止となりえた時代は比較とはなりえても,そのまま教訓とすることは出来ないと思います.

軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 ヘリや航空機に搭載されている対地ロケットは,何を攻撃目標にしていますか?

 【回答】
 うーんと,何に対して使うか明確に決まっているような兵器というのは意外と少ないんです.
 もちろんおおまかな分類はありますよ.
 けれど,投射兵器の殆どは
「すごい速さで飛んでいって爆発して爆風・破片で被害を与える」
というのが基本であることは同じです.

 だから,対地ロケットは
「何を攻撃目標にしていますか?」
という質問自体が,ややナンセンスに感じられます.

 空対地ロケットはいろんな対地目標を攻撃できる,多目的な兵器です.
 敵の歩兵やトラック,軽装甲車両から戦車,防御陣地など,地上にあるものなら何を撃ってもいいんです.
 主に非装甲の軟目標ですが,装甲目標を攻撃してはいけない訳ではありません.

 それを理解した上で,兵器としての特性を知るのが良いでしょう.
 例えばロケットなら正確な誘導ができないので,ATMのように車両一両ずつを狙って撃つということは苦手です.

軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 大戦末期,五式戦が「使える!」ってなったあとにも関わらず,一式戦三型より量産予定数が少ないのはなぜでしょうか?
 川崎の量産能力が中島より低いから,とかでしょうか?

 某所で見かけた数字では,20年3月18日に決定された20年前半期に航空機整備量を,月産ベースで
一式戦III型 250
四式戦   400
 キ100  200
としていたらしいのですが,なんで新鋭で性能もいい五式戦の量産がこの程度なのか疑問です.

 【回答】
 川崎航空機の航空機工場は明石と岐阜だけです.
 明石工場は1945年1月19日,岐阜工場は6月26日のB29による空襲で壊滅しております.
 ある程度復旧がされても,大量生産は無理だったと思われ.

 その他に地下工場として,幾つかを作っていましたが,いずれも本稼働には至ってません.

 量産能力が低いこともありますし,空襲や資材不足,輸送力不足などの要因で,少なくなったのもあります.
 材料
の問題に加え,発動機その他の部品を集積して組み立てなければなりませんから,輸送路が途絶に近くなっていた状況ではなかなかペースは上げられません.

眠い人 ◆gQikaJHtf2(黄文字部分)他 :軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分

 また,量産開始の立ち上げ時期は,ジグとか工員の熟練の問題もあって少数生産から順次引き上げていくもの.
 1式戦も4式戦も正式採用から最初の半年の生産数って,そんなに確保できてないはずだぞ.
 コンピュータゲームじゃないんだから,正式採用,即全力生産なんて出来るわけないだろ.

軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分



** 【質問】
 そうした国力の低下を踏まえて陸軍の出した数字が上記のものだと思っていたのですが,違うのですか?

 【回答】
 基本的に,その頃になると陸軍と海軍(特に海軍辺りがそうなんですが)の出す数字というのは,殆ど妄想の域に近づいています.
 謂わば,アーアーアー聞こえない(aaryの状況です.

 また,生産現場と計画立案部署との乖離が著しく,計画通りに言った験しが無かったりします.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分

 陸軍は(海軍もだけど)国家の現状を殆ど理解していませんでした.
 いや,理解していたけど無視してた,というのが正しいかな.
 もちろんちゃんと理解していた人もいたのですが,現実逃避の精神論と現状を認識する余りの諦観が横行していたので,マトモな人の発言が通ることはありませんでした.

「戦場から遠のくと,楽観論や精神主義が現実認識にとって変わる.
 そして最高意志決定の段階では,「現実」なるものはしばしば存在しない」
という言葉があるくらいです.

 尚,1945年春の段階で陸軍の出した数字は,あきらかに無謀です.
 絶対無理.

 でも,こうした現状無視の数字が出されることで,
「無理なのは分かってるが,目標として掲げた以上,なんとしても達成しろ」
と圧力がかかり,到底設計性能が出せないスクラップが生産され,貴重な資源を更に浪費する結果となりました.

軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分



** 【質問】
 けど,同じ某所で見つけた陸軍航空総軍の20年6,7,8月の補給計画とかだと,
      6月 7月 8月
一式戦 125  100  80
三式戦 70   40  10
四式戦 200  248  200
五式戦 120  140  50
と,ぎりぎり実態を反映してるっぽい数字に落ちついてるんですよね.
 六月,七月の四式戦は補給計画に近い数字を生産してるし……
 この頃になると現実が見えてきたのかしら?
 この頃になってようやく立案側が生産の実態を把握した,と見るべきなのでしょうか?

 【回答】
 既に南方からの輸送路が絶たれ原料供給の見込みが立っていない状況で,希望的な数値を出しても意味がありませんから.
 ボーキサイトの在庫がどれだけ,それから出来るジュラルミンの製造高がどれだけ.
 ならば,作ること出来る機体の数はこれだけ.
 特殊鋼はこれだけ在庫があるから,エンジンに回せるのはどれだけ…
と引き算の論理で行けば,幾ら盲でも近似値は出せるわけですわな.

 ついでに,これも海軍の例ですが,雷電用の火星エンジンは1944年中期の時点で,誉への一極集中のため生産中止が決定し,治工具は他ラインに流用されてしまいました.

 しかし,1944年11月の中島飛行機武蔵製作所への空襲は,海軍当局を周章狼狽させ,生産中止になった火星を100基を2ヶ月で生産して納入しろと言った訳で.
 工場では「出来ない」と断ったのですが,
「これが出来ないと日本は敗れる」
と拝み倒され,結局,生産簡易化を図って12月から供給出来るようになったと言う話もあります.

 1944年末には航空機生産高の増加を政府が命令しながら,1945年2月には生産現場の疎開(しかも生産を落とさずに)を命じるなど,終始一貫してない訳ですな.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/11/26(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 最近戦車に興味があるので,何か本を買おうかと思っているのですが,お勧めの本はありますか?

 【回答】
 戦車の何に興味があるんですか?
 メカニズムですか?
 デザインですか?
 今ある車両ですか?
 ある時代の戦車ですか?
 装備と性能が知りたいんですか?
 運用面を知りたいんですか?

 戦車と一言に言っても歴史があり,さまざまなタイプがあります.
 せめて,自分がどこから知りたいのかはっきりさせてから質問しましょう.

軍事板,2005/11/27(日)
青文字:加筆改修部分

 本を読む前に,無料でインターネットの情報を集めるとか.
 フリーの百科事典Wikipediaから「戦車」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E8%BB%8A
 同,「戦車一覧」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E8%BB%8A%E4%B8%80%E8%A6%A7

 「戦車研究室」
http://combat1.cool.ne.jp/index.html

 いちのへ氏の「大砲と装甲の研究」
http://sus3041.web.infoseek.co.jp/index.html

陸上自衛隊
http://www.jda.go.jp/jgsdf/japanese/index.html

陸上自衛隊第7師団  ←日本で唯一の機甲師団です.
http://www.nae.jgsdf.go.jp/7d/index.html

軍事板,2005/11/27(日)
青文字:加筆改修部分

 『萌えよ!戦車学校』でも買っとけ.
 萌えに忌避感がないなら初心者向け.

軍事板,2005/11/27(日)
青文字:加筆改修部分


<保留 Tartásba helyezés>

http://mltr.ganriki.net/faq08f03p.html#04555
と統合すべきか検討せよ

** 【質問】
 【回答】

773名無し三等兵 :2005/11/28(月) 21:17:04 ID:lZuDQ+i+
日本の軍用機の生産数のピークが,
物資に相当困っているはずの1944年だったのは何故ですか?


774名無し三等兵 :2005/11/28(月) 21:25:59 ID:???
>>773
戦争が始まってから泥沼的に生産量を上げる努力をして,ようやく軌道に乗ったのが
昭和19年だから.
ドイツも兵器生産のピークは1944年だベ.

776名無し三等兵 :2005/11/28(月) 21:53:01 ID:lZuDQ+i+
>>773
粗悪品が増加しつつも生産力が上がっていったのは分かるのですが
そのころになるとアルミ等がなくなって作るに作れないのでは?との意です.

それとも,それまでの日本の生産力が低すぎて少ない原材すら使い果たせなかったのですか?

779眠い人 ◆gQikaJHtf2 :2005/11/28(月) 22:06:41 ID:Ofw11GPc
>776
生産力が分散して,今まで総花的に,やれ戦艦だ,やれ戦車だ,やれ大砲だ,と色々やってたのが,
1944年以降に航空主兵に転換して,何が何でも航空機を作れと言う話になったからです.

1943年3月に五大重点産業が指定され,航空機生産のため,産業再編成が行われます.
この時に,不要不急産業(繊維産業など)は軍需産業への転換を余儀なくされます.
1943年10月には軍需会社法が制定され,軍需会社に対する統制と特権措置が発動,11月に軍需省が
設けられ,その麾下に航空兵器総局が設置されて航空機増産体制が一元化,1944年1月に航空工業会
が発足,1942年に続き,航空機大増産指令が出され,超重点最優先の産業となります.

この時期に,機械工業力のピークを迎えた訳です.

784名無し三等兵 :2005/11/28(月) 22:48:38 ID:???
>776
戦略爆撃調査団はこう述べています.

戦争中期には航空機生産に関しては,アルミニウムは潤沢な供給があった.
しかし44年に急激に引き上げられた航空機生産目標を達成しようとすれば,アルミの供給は需要を満たすことはできなかっただろう.

以上要約.
アメリカの潜水艦が輸送船攻撃を明確に打ち出したのが43年後半.功を奏すのが44年半ばごろからです.つまり,44年前半までは,ある程度アルミの新規取得が可能でした.
43年のアルミのストックと44年前半のアルミで,44年の航空機生産を支えていましたが,景気が良かったのはあくまで前半の話.
後半になるにつれ,輸送船の被害が拡大.44年後半にはアルミの取得は前年の66%に低下,末には新規取得は事実上0となります.
こうして45年の航空機製造は寒いものになってしまいますが,44年はある程度のアルミの取得が可能だったことと,生産設備の充実に伴って,航空機生産はピークを迎えたのでした.
で,あとは資材不足と空襲で生産設備が被害をうけ,下り坂を転がり落ちていく,と.

軍事板,2005/11/28(月)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 ソ連は満州国を占領した後,おとなしく中国へ返還してしまったのはなぜですか?
 ソ連は一度占領した土地は何が何でも離さないという国だと思うのですが.

 【回答】
 その代わり,旅順を1955年まで租借しています.

 満州国は,中国的には独立国家ではなく,中華民国の一部です.
 元々が曲がりなりにも連合国の一角を形成している国家ですから,いくらソ連といえど,併合とかそう言う状況には持って行けませんでした.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/11/29(火)
青文字:加筆改修部分

 スターリンはヤルタ会談で満州の鉄道,港湾権益は要求していますが,領土の割譲等は要求していません.
 カイロ会談で中国における国民党の正当性を認めているので,その必要がなかったようです.

 そしてその後,中国は内戦に突入.
 毛沢東が勝ったので,殆ど中国も東欧とおなじく,ソ連の勢力圏にはいったという解釈でいいかと.
 ひどく乱暴ですが.

 しかし,中国とソ連の蜜月はフルシチョフの台頭,米キッシンジャー外交で破局.

 内戦には積極介入してないのは国内事情が逼迫してたし,冷戦の産声もあった.

 余談だけど,3年前の旅番組でモンゴルでは,未だにレーニン像が町中にありました.
 民主化は進んでいるけど,
「他の共産国は破壊されてるのに?」
と質問したら,
「風景」
とのお答え.
 なんか,主義とか主張とか,この遊牧民の人達には関係ないらしいです.

 もっとも,チンギスハーンは反革命的だとして最近,教科書に復活した模様.

軍事板,2005/11/29(火)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 なぜアヴロ・リンカーンの機首窓は平面ガラスなのですか?
 ランカスターの球面ガラスのままではまずかったのですか?

 【回答】
 視界の問題かと思います.
 LancasterとLincolnの前面図を比べるとよく判りますが,Lincolnの先端部は,機首を回り込むように窓を張り巡らしています.
 これを球面ガラスで実現しようとしたら,視界が思いっきり湾曲するでしょう.

 ついでに,Lincolnが計画されたのは物資不足の時期です.
 大きな局面部品のプレクシガラスを製造するよりも,小さな平面で構成された部品の方が,生産面から見れば効率的です.

 平和な時期に計画されたShackletonは,大きな一枚の曲面ガラスですけどね.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/11/29(火)
青文字:加筆改修部分


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