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●初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を 187

青文字:加筆改修部分
 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karaktert: retusált vagy átalakított rész

※既に分類され,移動された項目を除く.

※レス回収基準は「v.e.r. = 8」

※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.

※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.

目次


** 【質問】
 某漫画であった方法でしたが,
・目的:
 人力はある後進国(旧イラククラス)が敵国(てかアメリカ類似国家)のステルス攻撃機の攻撃から重要拠点を防衛
・方法:
 国境線にある程度の部隊を配置しておき,聴音や目視で捉えて時間及び概略方向を司令部に送る
 司令部は概略情報を捉えた時点で肩打ちSAM及びAAG部隊に警報
なる方法は
・実現性
・費用対効果
の面でどうなのでしょうか?

 【回答】
 日本では大々的に行ってましたよ.
 日本の大戦末期では,聴音機等という高級なものはなく,飛行機が来そうな方向に穴を掘っておいて,その前に人を立たせ,横に電話を置く.
 音が聞こえたら,大体の方向を検討付けて,電話で上部機関に連絡する,と

 後,日中戦争期の中国では,事前情報が必要ですけど,爆撃機が飛行している方向に目をこらし,爆撃機が見えたら狼煙を上げて次の監視哨に連絡すると言うものもありました.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/06/02(木)
青文字:加筆改修部分

 レーダー以前の防空監視手段としては,サーチライトと並んでデフォ.
 ただ,聴音機を通して耳で方向を確認するのではなく,複数のマイクで捉えた音を電気信号に変えて,その干渉パターンで正確な方向を確定した.

 しかし現代戦では,肩打ちSAMでステルス攻撃機の相手をしている所でダウト.

 非ステルス機であっても高高度相手だと,やはり大型SAMや防空戦闘機が無いと無理.

 低空・低速進入する敵機対策なら,ボスニアヘルツェゴビナの件を考えると,機関砲で撃墜できる可能性は有るように思える.
 AAAと車載SAMなんかを拠点付近に集中配備すれば.

 ただし,費用対効果の面では効率が悪い.
 敵の進入路が予測できない以上,国土を監視部隊の網の目で蔽い尽くさなければならない訳で,配置する部隊の人員は膨大なものになるだろう.
 また,それらの部隊からの情報を統合して状況判断を行なうシステムを構築するのもオオゴト.
 更に,情報の伝達を如何にして行なうかも大問題で,亜音速で侵入する攻撃機に時間的に対応できるかどうか疑問.
 SAMやAAAの射高の問題については上述の通り.
 システム的に無理が大き過ぎという気がする.

軍事板,2005/06/02(木)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 SH-60JからSH-60Kへの更新の理由は,最新の対潜機の導入ということでしょうか?
 SH-60Jは代替されたあとは破棄でしょうか?
 機体寿命があるのなら持っていてもいいような気もしますが,メリットよりも維持費のほうが高くつくのですか?
 よく,海自の艦載機は少なくて,大型DDHには普段はあまり積まない予定だと聞きます.
 それならSH-60Jの再利用をと重茂ますが.

 【回答】
 まぁそういうこと>最新の対潜機の導入

 ただSH-60K開発の理由の一つには,艦載の汎用機が欲しいというのがある.
 昔と違って,海上自衛隊のヘリは対潜と哨戒だけに使うわけじゃなくなったので.
 キャビンを拡張したのは特殊部隊を乗せて輸送できるようにする為だし,Jでは仮設だった機銃架も作り付けになっている.

 で,御役ご免になったJは基本的にはスクラップに.
 何機かは展示用として余生を過ごすだろうが.

 日本はディビスモンサンのように「ほったらかしにしといても痛まない」天候環境がないから,保管しておくにも設備が必要でお金がかかる.
 航空機は常に整備しなければすぐに動かなくなるので,新型が導入できるのであれば,無理に旧型を維持するのは予算が無駄にかかるのみ.

 系列機とはいえ二種類の機種を同時に使うのは,整備と予備部品調達の手間と経費が嵩むので,あまり望ましくはない.

軍事板,2005/06/03(金)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 航空機で操縦中にうんこしたくなったらどうするんですか?

 【回答】
 時代と機種を指定してもらわんと答えられんがな.

 WW2の話なら,単座機なら漏らすしかない.
 あまり漏らした話は聞かないが,基本的に搭乗前に用を足しておくし,下痢気味など,体調不良の際はウンコ以外にも支障が出る恐れがあるため乗せなかった.
 また,当時の単座機は飛行時間が割と短く,数時間程度.
 一回用を足しておけばまず二回目はない.
 小便の場合は良く漏らしたらしいが.

 双発機などの大型機は,トイレが付いている機種もかなり多い.
 飛行時間が長時間に及ぶからね.

軍事板,2005/06/03(金)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 よく「中帰連の人間は全員中共に洗脳された」みたいな事を聞きますが,証拠はあるんですか?

 【回答】
 「ある憲兵の記録」(朝日文庫)という本を読んでごらん.
 ここに登場するT氏という元憲兵は,終戦後シベリアから中国に引き渡されて撫順戦犯管理所に送られているが,ソ連では全く共産主義になびかなかったのに,中国でころりと心情が変わって帰国後は「懺悔」を繰り返している.
 こういう人ばかりが集まった組織なら,そりゃあ洗脳されたと言われるわな.

 ソ連では言うまでも無く苛酷な労働を強制して,赤化したものを厚遇すると言う手段だったわけだが,中国では逆に戦犯容疑者達をわけへだてなく非常に厚遇した.
 食事も優遇し,作業も軽作業のみで明らかに恵まれていたが,その一方で,戦犯容疑者だからいつ殺されてもおかしくないと言うプレッシャーが常にあった.
 だから,そのプレッシャーから逃れるため,中国側が用意した教育プログラムにあっさり乗っかってしまったわけ.
 あとはもう,
「死なないで済んだのは中国様のおかげだ,悪いのは日本だ」
と,まあそんな感じ.

軍事板,2005/06/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 高射砲弾の炸裂音の表現で,「ホ°ッホ°ッホ°ッホ°ッ」というものとクラッカーのような「ハ゛ンハ゛ンハ゛ンハ゛ン」.
 どちらが本物に近い音なのでしょうか?
 距離にもよりますか?

 【回答】
 うちの親曰く,
「B-29が来るやろ.
 でな,爆弾落とす訳や.
 その直前に,池田の陣地から
『ぼんっ…ぼんっ…ぼんっ』
言うて,高射砲撃つねん.
 せやけど,その遙か下で,
『ぼっ,ぼっ,ぼっ』
って炸裂してなぁ.
 全然,落ちたところ見たこと無いわ.
 飛行機?
 こっちも全然やったな」
と言う話でした.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/06/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 旧海軍の航空魚雷に使用されたといわれる凧型信管って,どういうものなんでしょうか?
 90年代前半の「丸」に紹介されてたもんなんですが,けっこううろ覚えです.
 艦底起爆を可能とするために,ゲイラカイトみたいなかっこうした「浮き」を魚雷頭部とワイヤーで結んでおいて,その「浮き」が的艦の舷側に激突すると,ちょうど艦底で魚雷が爆発する,みたいなメカニズムが紹介されてました.
 舷側に凧がぶつかったのをどうやって魚雷本体に伝えてたんだか,ちょっと想像がつかないので……

 【回答】
 その本では,艦底起爆用のものとして,潜没時に尾部から木製の飛行機状のものを出して,それが艦艇の側面にぶち当たったときにバラバラになり,その引張力が無くなったときに尾部の信管を起爆する装置として紹介されていました.
 気になって探しているのですが,空に飛んだか地に潜ったか…(苦笑

 水中凧で思い出すのは,雷道安定のための安定板と安定器ですね.
 安定板は,魚雷の尾部にある舵の部分に取り付けることから別名を尾框と言い,厚さ10mmのベニヤ板を十文字に組み合わせて,尾框にアルミ鋲で取り付けられていた保護板で,これによって入射角と空中姿勢を維持していました.
 安定器は,魚雷尾部の左右に8cm角の鋼製翼を取付,これに幅12cm,長さ20cmのベニヤ板製空中舵を取り付けたもので,空中姿勢の維持,射入時の横舵の効きをよくして,沈度不規則の修正と水中での安定性維持のために使われています.

 ちなみに,ベニヤで作られたものは両方とも,着水時に四散するようになっていました.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/06/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 銃にはシングルアクションとダブルアクションがあると知りました.
 そこでなんですが,M92FSの事を調べていたらシングルアクションとダブルアクションに切り替えができると書いてあったのですが,どこを操作すれば切り替えられるのでしょうか?

 【回答】
 ダブルアクションとは,トリガーを引く動作でハンマーを起こす→ハンマーが落ちて発砲
 シングルアクションの場合は,予め起こしてあったハンマーがトリガーが引かれて落ち,発砲.

 ベレッタの場合,初弾はハンマーが落ちているのを,トリガーを引く指の力で起こし,落として発砲→ダブルアクション.
 2発目以降はスライドが後退する時にハンマーを起こしているので,トリガーを引くとハンマーが落ち,発砲→シングルアクション
 初弾を予め指でハンマーを起こしてから発砲すればシングルアクションとなります.

 撃鉄が起きたままでは危険なので,安全装置として起きた撃鉄を安全に落とすレバーがスライドの後部についています.

 因みにリボルバーの場合,ダブルアクション(DA)リボルバーでDA射撃を行なう場合,常にトリガーを引く力でハンマーを起こす事になります.
(反動でハンマーが起きる訳ではないので)
 更にSAAのようなシングルアクションのみのリボルバーの場合,一発発砲する毎に指でハンマーを起こさなければなりません.

軍事板,2005/06/04(土)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 旧日本海軍の使っていた砲弾は,本当に魚雷のように直進するのでしょうか?
 そして効果はあったのでしょうか?

 【回答】
 ご質問の砲弾は九一式徹甲弾.
 軍縮条約で未完成のまま廃艦となった戦艦土佐を標的として砲撃実験を行った際,水中に落下した砲弾の一部が水中を進んで喫水線下に命中した.
 このデータをもとに開発された砲弾.
 砲弾頭部が魚雷のように丸まっており,そこに円錐形の風防が被せてあった.
 海面に衝突すると風防が壊れ,その後砲弾は魚雷のように海中を進み,敵艦の喫水線下を貫通後爆発する.
 これにより近弾(砲撃側から見て敵艦の手前に着弾すること)の場合でも,浸水などの損害を与えることが期待された.

 ただし,実戦において目に見える効果が確認できた例はない.

軍事板,2005/06/05(日)
青文字:加筆改修部分

 本来の徹甲弾は,錐で装甲をぶち破り,中で爆破させるものですが,九一式徹甲弾では肝腎の水上部への着弾は,風帽がじゃまで信管が遅く,装甲を破る本来の使命を果たせていません.
 これは霧島たちと撃ち合ったサウスダコタやボイスの被害分析の結果で,サウスダコタを機能不全にしたのは霧島の榴弾1発であり,巡洋艦の徹甲弾は殆ど無効だったとか.
 あと注目すべきは,ボイスに1発だけ水中で命中した不発弾があり,命中精度は悪いが,下手をすれば危険と見なされて,水中防御増強の口実となっています.

 あえて徹甲弾の効果があったといえるのは,フィリピン海戦におけるガンビアベイの撃沈ですが,それも傾斜状態の船腹に至近弾効果を与えたに過ぎないとも予想されています.

 要は,ボイスにかすり傷,ガンビアベイのリンチ中にたまたまヒットしたということで,むしろ水上構造物への破壊力を弱めたマイナス要因が非常に高い砲弾だったようです.

鷂 ◆Kr61cmWkkQ :軍事板,2005/06/05(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 戦車長がやられたら,他の乗員が替わりになるんですか?

 【回答】
 状況によります.
 即時戦闘中止して後退するか,医療班を呼ぶかして,負傷あるいは遺体を渡して,交代要員が本部から補充されて戦闘を継続します.
(戦車長の次の階級,あるいは先任がその場で指揮を受け継ぐが,交代要員が来るまででしょう)
 戦車が損傷している場合は,自走出来るなら修理班に行くでしょう.
 動けないなら戦車回収班が来ます.

一等自営業 ◆JYO8gZHKO. :軍事板,2005/06/05(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 軍事的に見てロズウェル事件はありえるんですか?

 【回答】
 UFOを見たと言うのは事実だろう.
 ただし,UFOとはUnudentified Flying Object(未確認飛行物体) の略称.
 つまり,見た人にとって,なんだか良くわからない飛行物.
 正体が確認されたなら,それはUFOでは無い.

 解剖の証言は聞いた事は無い.
 ただ,ロズウェルでは別の軍事実験も行われていて,その中に高高度からの人体の落下に関する研究もあった.
 これは,高高度からの脱出に関する研究の様だ.
 この際,生身で音速を超えると言う,恐ろしい記録も打ち立てている.

 閑話休題,この実験に先立って,ダミー人形を用いて何度も実験が行われている.
 ダミーは,ぱっと見,宇宙人の様な格好(当然宇宙服に近い物を着させていた)で,回収されるまで地面に横たわっているのだ.
 それを回収する際に民間人に目撃されたという記録があるようだ.

 てな事を,こないだ見た記憶があるよ.

軍事板,2005/06/05(日)
青文字:加筆改修部分


** 【質問】
 金日成の特殊部隊の実力はSASを上回るって本当ですか?

 【回答】
 SASの実力については不明.
 これは実際に書籍などをあたって想像する余地が与えられていると思いましょう.

 そして,北朝鮮はイギリス以上に情報を統制している国です.
 軍や労働党の工作機関の実力,何を訓練しているのかなどはさらに断片的にしか伝えられていません.
 従って,想像をたくましくする余地が与えられていると思いましょう.

 さて,これを前提とすると,北アイルランドでSASと北朝鮮の部隊が戦ったらSASが勝つでしょう.
 オーストラリアの砂漠だったら,(オーストラリアの)SASが勝つでしょう.
 ニュージーランドの氷河だったら,(NZの)SASが勝つでしょう.
 北朝鮮の山岳地帯だったら,不明です.

 今は統合作戦が盛んであり,特殊部隊の投入は回収,救難の可能性を十分に検討してからであることを考えると,これらはまぁ,遊びみたいな推測というか与太話に過ぎません.

軍事板,2005/06/06(月)
青文字:加筆改修部分


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