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 ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.

※既に分類され,移動された項目を除く.


■○創作関連質問&相談スレッド 57○■

目次

 【質問】 陸上機化した二式大艇に,ドイツから技術導入した無線誘導爆弾積んで,桜花特攻を回避だぜ!,という話を妄想しとるのですが,大艇の爆弾倉に収めようとしたら,爆弾の容積をどの程度に収めないと,外に突き出すことになるでしょうか?

 【質問】 ニューヨークのエンパイアステートビル近く,上空800mで100ktの核弾頭が空中爆発した場合,地上の鉄筋コンクリートの建築物は,やはり大半は倒壊せずに残るのが自然でしょうか?

 【質問】 ポーランドの軍事力なら,ドイツとソ連に同時に攻められさえしなければ,WW2序盤であっさり退場する事も無く,結構戦えたのでは?

 【質問】 旧軍の単発戦闘機や爆撃機・攻撃機に,米軍のHVSRのような5インチ・30sクラスのロケット弾を,翼下に多数搭載できるような改設計をすることは可能でしょうか?

 【質問】 将校の年齢相応で適切な階級が知りたいのですが,何歳くらいならこの位の階級,みたいな表は無いものでしょうか?

 【質問】 現代の先進国の軍隊に置いて現場叩き上げで士官学校を出ずに,促成の幹部教育だけを受けて,下士官から士官に昇進した人物が,参謀職や後方勤務に就くことはあり得ますか?

 【質問】 小さい武装勢力が割拠して内乱してる国で,ある武装勢力が対地ヘリを入手すれば,一気に軍事バランスが崩れるでしょうか?

 【質問】 第二次世界大戦の連合国の反攻前の西部戦線で,孤立無援のヨーロッパの小国が,ナチスドイツの侵攻を跳ね返し続けるには,何が求められますか?

 【質問】 ソマリア内戦でアイディード派が,アメリカを撤退に追い込んでいますが,同様のことを中央アジアの小国がロシア軍相手にできるでしょうか?

 【質問】 作中に登場する,「20世紀末にアフリカでようやく分裂状態から統一されて,できあがったばかりの国だけど,周辺諸国と国境紛争を抱えてる国」に,空軍を持たせたいのですが,どの程度の戦闘機と攻撃機と攻撃ヘリがあれば,地域の空軍大国として周辺諸国ににらみを利かせられるでしょうか?

 【追記】 筋力アシスト系のパワードスーツ

 【質問】 能力がそこそこ高くて,上に忠実なエリート部隊と,能力は飛びぬけているけど扱いづらいスターや職人ばかり集めた部隊では,戦場ではどっちが強いんでしょうか?

 【質問】 市街戦で特殊部隊を侵入させて,敵が占領したホテルに置いている司令部を爆破させ,指揮系統が破壊された隙をついて,市内に潜伏した他の部隊が,市内各地にある敵の拠点を一斉に奇襲すると言う作戦を考えているのですが,この場合,特殊部隊にはどんな装備を持たせれば良いですか?

 【質問】 対レーダー・ミサイルを使って,電波を出してる携帯電話元に攻撃することは出来るのでしょうか?

 【質問】 第2次世界大戦の日本軍で,護衛船団強化のためにできることはありますか?

 【質問】 第1次世界大戦の西部戦線で,重武装の巨大な要塞を,少ない損害で短期間で攻略する場合,どんな戦術が適切でしょうか?

 【質問】 ある国から独立闘争の末に分離独立した小国があるとします.この小国に独立元の国や,周辺諸国と戦っても,守りきれるだけの軍備を整えさせるには,空軍と陸軍のどちらを優先整備させるべきでしょうか?

 【質問】 映画「アバター」に登場する,回転半径の小さい二重反転ローターを機体両脇に備えた軍用機は,現実世界には実例はありますか?

 【質問】 大軍が峡谷に誘い込まれ,地形を巧みに利用した半数の兵力で包囲された場合,敵の大軍はどの時点で抗戦を諦めて降伏するでしょうか?

 【質問】 特殊部隊の敵地への浸透作戦や偵察任務の一連の流れを,実体験を交えて書いてある本ってありますでしょうか?

 【追記】 多脚ロボット

 【質問】 女性兵士

 【追記】 核ミサイルによる巨大隕石への対処は可能でしょうか?

 【質問】 傭兵部隊の戦闘員と主計将校なら,どっちが潰しが利くのでしょうか?

 【質問】 大日本帝国陸軍は突撃馬鹿だったの?

 【質問】 パトレイバー2では自衛隊が治安出動で,戦車やら装甲車やら引っ張り出していましたが,あれって警察力に代わるには過剰な装備ではないですかね?

 【質問】 ジャングル戦で活躍するスナイパーが脱出を図る場合,サブウエポンとしては何を持たせるのが良いですか?

 【質問】 ヒトラー暗殺後,暗殺グループがクーデターをも成功させるには,どの程度の兵力が必要ですか?

 【質問】 もしWW1直前までのいずれかの時代,フランスを英国が属国化していたら,その植民地も手に入って「イギリス無双」になれますか?


 【質問】
 陸上機化した二式大艇に,ドイツから技術導入した無線誘導爆弾積んで,桜花特攻を回避だぜ!,という話を妄想しとるのですが,大艇の爆弾倉に収めようとしたら,爆弾の容積をどの程度に収めないと,外に突き出すことになるでしょうか?

 1式陸攻に積むと,限界ギリギリに近い搭載量と,爆弾倉からはみ出た部分による空気抵抗増で,間違いなく神雷部隊の徹を踏む可能性が大,
 銀河や飛竜などでも,双発かつ搭載量1トンである以上,状況は大して変わらない.
 機体内に爆弾を収め,ペイロードに余裕を持たせるためには,四発機に積むしかないが,連山はまず終戦までに間に合わない.
 とすれば陸上四発機に近い性能を持っており,機体構造が比較的頑丈な二式大艇の設計を流用して,胴体を再設計,爆弾槽を設けた方がまだ望みはあるんじゃないか?,大艇の設計直後から改良を進めれば,何とかレイテ沖までには間に合うかも…と妄想しました.

 いや,紫電改設計と並行してそんなことやってたら,菊原静男氏が間違いなく過労死すると思いますが.

 【回答】
 いっそ,爆弾にもエンジンつけて飛ばしてしまえ.

 私らの知っている日本の技術力だと,新規開発のほうがまだマシなものが出来る.
 終戦までに間に合うかどうかはしらないが.

 羽をつけて曳航するという手もあるが,既に原型を留めとらんな(笑)


引用元はこちら

 まあMe262の場合,大型爆弾(これは1t)を機体下に吊るすスペースがないという理由以外に,滑空爆弾によるアウトレンジも狙っていたわけだけど.
 Ar234+V1飛行爆弾という組み合わせも計画されていた模様.
 機体の搭載能力を大きく上回る爆弾でも運用できるメリットはあるものの,曳航中の機動が著しく制限されるので没となったとさ.

 さて,御題の対艦ミサイルについてだけども,これを曳航するという手も創作的にはありだと思う.
 ミサイルに翼を付けると,空気抵抗が大きくなるように思えるが,そもそもHs293のような初期の対艦ミサイルには,最初から翼が付いているため,抵抗増は少ない.
 この翼を若干拡大して曳航すれば,ミサイルの重量はミサイルが自分で支えてくれることになり,機体側の揚力は食われない.
 馬力さえあれば,小さな機体でも大きなミサイルを搭載できるため,機体コストを抑えられる.
 投弾後は小型機本来の運動性を取り戻せるので,大型機にミサイルを丸ごと搭載するよりも,攻撃後の帰還率は高くなる・・・
等々,ちょっと考えただけでもそれらしい理屈は色々思いつく.

 あくまで「創作上の嘘理屈」なので,実際にやったらMe262の例のように失敗するだろうけども,創作として書けないことはないはず.

軍事板,2010/04/29(木)
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 【質問】
 ニューヨークのエンパイアステートビル近く,上空800mで100ktの核弾頭が爆発したという話を考えています.
 核爆発の威力について調べてみたのですが,この程度の威力の核弾頭の空中爆発だと,地上の鉄筋コンクリートの建築物は,やはり大半は倒壊せずに残るのが自然でしょうか?

 【回答】
 ウチにある資料で調べた,1Mtと100kt核爆発の威力の差(空中爆発のようだが高度が書いてない)は,

空中爆発の火球半径 1Mt:530m 100kt:210m
衝撃波で吹き飛ぶガラス片が致死傷を負わす範囲 1Mt:2750m 100kt:1300m
閃光熱傷で皮膚が黒焦げになる火傷を負う距離 1Mt:13000m 100kt:4500m

とある.

 これを参考にすると,火球と衝撃波の威力は約半分くらいっぽいね.
 熱線は1/3くらいか.

 あと,参考までに,200ktの核爆発の場合は,爆心地からの半径で,

爆風で高層建造物が崩壊する距離:0〜2.2km
同自動車が横転する距離:3.5〜4.5km

熱線で金属が蒸発する距離:0〜1.7km
同金属が融解する距離:1.4〜2.5km
同木材が燃えるか黒焦げになる距離:3.7〜5.8km

だそうなので,こっから少し割引いた数値にすれば,当たらずとも遠からずかと思う.

 後は頑張ってくれ.

軍事板,2010/04/29(木)
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 【質問】
 第2次世界大戦でポーランドが主要な連合国側の国家として参戦し,終戦まで欧州各地を転戦して戦い抜くという話を考えてます.
 実際,ポーランドの軍事力なら,ドイツとソ連に同時に攻められさえしなければ,序盤であっさり退場する事も無く,結構戦えたと思うんです.
 ポーランドの陸軍と空軍は精鋭ですし.この場合,ポーランドは米英仏ソの戦時体制が整うまで,ドイツ相手に孤軍奮闘することになったでしょうか?
 それとも,比較的早い時期から米英仏ソと共に,ドイツやイタリアを転戦することになったでしょうか?

 【回答】
 マンシュタインの回想録に,ガムラン将軍がリズ・スミグリ元帥に宛てた文書の一文が引用されてる.
 内容は,
「東北にある我が現役諸師団の約半数以上は,戦闘中なり.
 国境を越えて以来,独軍は仏軍に対して強力なる抵抗を行えり.にも係わらず前進す.
 しかしながら,我が軍は防御態勢の敵と対峙して陣地戦に陥り,しかも本官は,いまだ必要な砲兵の配属を受けておらず….
 空中戦は当初より地上作戦に連携しており.我々は独空軍の相当な部分は,仏軍に対しているものと認知す.
 それ故に本官は,最初の仏軍の動員日より15日目に,その主力を持って攻撃を開始するという約束は遂行せり.
 これ以上のことは不可能なり.」
とあるので,ポーランドはドイツ相手に孤軍奮闘せざる得ないと思われる.

軍事板,2010/04/30(金)
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 【質問】
 旧軍の単発戦闘機や爆撃機・攻撃機に,米軍のHVSRのような5インチ・30sクラスのロケット弾を,翼下に多数搭載できるような改設計をすることは可能でしょうか?
 五四型以降の零戦が,噴進弾4発を搭載できたことは知っていますが,他は機体強度的に見てどうなんだろうか,と思いまして.

 後,すごく基本的な質問で申し訳ないのですが,一般論として
「小型艦艇に急降下爆撃するのと,ロケット弾で攻撃するのとを比較した場合,後者の方が命中率や破壊力は低くなるが技量を必要とせず,危険も低い.
 駆逐艦や輸送船などが標的であれば,ある程度の損害も与えられる」
という認識でいいんでしょうか?

 【回答】
 零戦に搭載できた最大のロケット弾は六番九号爆弾で,重量は84kgあったので,重量的には5inch FFAR(36kg)を10発近く搭載できる余裕がある.
 ただし日本のロケット弾発射器は,英ソの物と同様なレール式なので空気抵抗が大きく,多弾数搭載になればなるほど,抵抗問題が深刻になる.
 米軍のような,ゼロ・レングス型の発射器をコピーないし鹵獲できれば,問題は一応解決.
 日本には,より小型の一番二八号爆弾(9kg)もあったので,ハイドラ70のような多連装チューブランチャーを使えば,大型爆弾1発分の抵抗で,10発単位の搭載も可能.
 これは少し仮想が過ぎるかも知れないが,技術的困難よりは発想の問題かと.

 急降下爆撃との比較に関しては概ね正しいと思うけど,戦闘爆撃機の攻撃方法としてなら緩降下爆撃と比べるべきかと.
 緩降下爆撃は降下角度を浅くして高速で突っ込むので,精度は多少落ちる代わりに,急降下爆撃と違って専用機材(機体・照準器)は必要ない.
 ロケット弾攻撃と緩降下爆撃は同一の機体で兼務できるが,急降下爆撃は普通は専用機で行う.

 特攻回避なら「反跳爆撃にもう少し速く気付く」ってのも定番.
 技術的にはロケットより手軽(長遅延信管の開発程度)で威力も期待できる.

 要求される技量はロケットよりは高度だが,厳密な見越し角計算が求められる程ではない.
 対空砲火に対する危険度は魚雷攻撃並みで,前方機銃の強化は欠かせないが,コレは戦闘機ならクリアできるだろう.

 ここのサイト
http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002238.html
http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003489.html
を見ると,反跳爆撃はそれなりに効果を出しているみたいだぞ.
 250kg爆弾だから99式かもしれんが.
 ただ,証言を見るだけでは,個人の技量と運が必要みたいなので,実験結果を鑑みるに,金のない日本では難しいかもな.

軍事板,2010/05/02(日)〜05/03(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 作中に出てくる将校の年齢相応で適切な階級が知りたいのですが,何歳くらいならこの位の階級,みたいな表は無いものでしょうか?
 舞台は現代で,米軍や自衛隊みたいな,一般的な軍隊の例が都合が良いです.

 【回答】
 基本的にない.
 曹から叩き上げの将校から,防大出身で,指揮幕僚コース修了者なんてエリートまでいるんだから,幅が広すぎる.
 せいぜい,それぞれの階級の退官年齢だけ抑えとけば,たいてい問題ない.

 たとえば陸軍中佐だったら大隊を率いる立場.大隊の人員は数百〜千人規模.
 海軍中佐だったら小型〜中型軍艦の艦長.
 それだけの人員のトップに立つ年齢ってことであり,階級ってのはそれだけの数の部下を使うからついてるわけ.
 「個人的強さの基準」とかじゃあないことを忘れないでおけば,あとはその作品中の軍隊の規模や性格によるわけで.

 しかし米軍についてならば一応,代わりになるものがある.
 icasualties orgなどで,戦死者の年齢と階級を対比させていけば把握できる.
 准士官や上級下士官などはかなり年齢に幅があるが,士官と兵については大体まとまっている.
 下士官はちょっと幅がある.

 また,州兵については,年齢と階級は現役と完全に異なる.

 一方,自衛隊や米軍以外の他国軍については,米軍とこれらの事情が異なる.
 たとえば中隊長は英軍では少佐が多いようだが,米軍の場合,大尉がやっている.
 自衛隊でも三佐が中隊長になることが多いらしい.

 したがって,米軍が一般的であるとは必ずしも言えないようだ.

軍事板,2010/05/03(月)〜05/04(火)
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 【質問】
 現代の先進国の軍隊に置いて現場叩き上げで士官学校を出ずに,促成の幹部教育だけを受けて,下士官から士官に昇進した人物が,参謀職や後方勤務に就くことはあり得ますか?
 それとも,そういう人物は現場指揮官か,現場で補給などを仕切る現場責任者にしかなれませんか?
 昇進するとしたら,将官にはなれますか?
 それとも佐官がせいぜいですか?
 現場叩き上げで,兵の苦労を知っている参謀と言うのを出してみたいんですが.

 【回答】
 戦時で士官が大消耗してる最中でも無い限り,促成の幹部教育だけで士官になる事は無い.
 兵や下士官で見込みありとされた場合は,士官学校で正規の教育を受けた上で,正規士官として任命される.

 ましてや促成教育だけの士官が,専門教育が必要な参謀や後方勤務士官になる可能性は更に低い.
 こういう専門職は,士官学校を出て何年か部隊勤務をこなしてから,専門過程を新たに受けるのが普通.

 あと,本来その役職に無い現場の人間が指揮官になるのも,基本的には緊急時の一時的な話.
 事態が終われば本来の指揮官に任せるか,新しい指揮官が任命される.
 ついでに言えば,ベテラン下士官が実質的に現場を仕切るのと,明確な責任者としての士官は全く別の存在.

 昇進に関しては国や時代,状況によって全然違うので必ずこうというものは無い.
 出したいキャラは,兵として勤務した分だけ年を取ってる事にすれば,さほどおかしくないと思う.

軍事板,2010/05/04(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 小さい武装勢力が割拠して内乱してる国で,ある武装勢力が対地ヘリを入手して,一気に軍事バランスが崩れると言う話を考えています.
 武装ヘリで問題ないでしょうか?

 【回答】
 重機関銃のいくつかは,即席の対空機関銃(ソ連製KPV重機関銃など)に出来るようになっていて,これらの改造は現地で比較的簡単にできるようになってる.
http://ja.wikipedia.org/wiki/KPV_重機関銃

 武装ヘリは装甲がペラいので,現地改造の即席対空マウントあり重機関銃とかの攻撃だけでも,かなりの脅威になってしまうんだよ.
 装甲の厚い戦闘ヘリならともかく,「携帯SAM」なんて用意していなくても,手持ちの機関銃を移動可能にし,下や死角から武装ヘリを狙って撃てば,対空兵器として使えるんよ.

 これをカバーするなら,武装ヘリをわんさか用意するか,別の方法を考えるしかない.
 少なくとも,複数の勢力が軽/重機関銃を装備している支配地域の上空を,武装ヘリでのんきに空爆するなんて,いいカモだよ.

軍事板,2010/05/04(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】


 【回答】
1792010/05/06(木) 19:01:43 ID:???
第二次世界大戦の連合国の反攻前の西部戦線で孤立無援のヨーロッパの小国が,
ナチスドイツの侵攻を跳ね返し続けると言う話を考えています.
ええ,フィンランドの西部戦線版です.
この場合,物量でも装備の質でも劣る小国側が勝ち続けるには,
何が求められますか?優秀な戦争指導と錬度の高い将兵と地の利以外に必要なものはありますか?
フィンランドと違って,冬の寒さは使えないので,その辺を補える何かがあればと思います.
1802010/05/06(木) 19:05:29 ID:???
とりあえずベネルクス三国がどうなったかくらいの歴史は踏まえようや
1812010/05/06(木) 19:28:53 ID:???
>>179
ドイツ陸軍がものすごい間抜けで,やる気もなくてグダグダなイタリア並,でないと成立しないなw
史実でも例えばベルギーは王室以下国民一丸となって精一杯の抵抗をしてる.
これをもっと長引かせようと思ったら戦間期に「小さいながらも強大な軍事国家」に変貌してないと
勘定が合わない.けど国力の範囲で精一杯の軍事的努力をした上で通り道にされてるんだなあw

フィンランドの冬戦争は色んな意味で「奇跡」だよ.
1822010/05/06(木) 19:33:48 ID:???
ナチスドイツは海軍が弱くて空母も無くて飛行機の航続距離も無いから
離れた孤島,グリーンランドとかあたりの国があるとしたら徹底抗戦も可能だと思うよ
まーナチスドイツが何のためにそういう辺鄙なとこに出かけるのかの理由がわからんが
1832010/05/06(木) 19:55:31 ID:???
>>179
・戦争継続を支持し,積極的に参加,協力する国民の意志
・安定した物資の供給
軍需物資だけでなく,食料その他の生活物資も含む.
その為の安全な港湾も必要.
・国際的な支援,コネクション
・潤沢な資金

ちなみに,ナチスドイツは山岳地帯を主戦場にしたユーゴ,ギリシャも素早く攻略している.
最盛期のドイツ軍は非常に優秀なので,単に行動困難な地勢だけではあっさり突破されそう.
1842010/05/06(木) 20:17:33 ID:???
>>179
誰かも言ってるが,せめてベネルクス三国の末路とスイスの生き延び方を見た上で
書いたほうがいい.

あと,主体的には勝てない
1852010/05/06(木) 21:39:02 ID:???
機甲師団の侵入を阻害する物は必要なんじゃないかと書こうとして
ふと疑問に思ったんだけど,オランダって何でWW2の時堤防切らなかったのかな?
ドイツが連合軍相手に切ってた様な憶えがあるんだが.
空挺の数がそこまで多いとも思えないし,切る前に近くまで来られたのか
爆撃でボコにされたのか.
1862010/05/06(木) 21:49:57 ID:???
>>185
国土が水没することを覚悟したならできるだろうけど,
ドイツの進撃を止めるためなら,堤防を切る位置もおのずと絞られるからだろ.
1872010/05/06(木) 22:01:29 ID:???
>>179
歴史をちっとでも調べるのも億劫なのかね?
他の人も散々書いているがベネルクス三国がどのような運命を辿ったのか
少しでも調べてみれば君の考えがどれだけ無茶なものかがわかるよ,うん.

はっきりいってフィンランドは相手が将校を粛清しまくって弱体化していた
ソ連軍でかつ地形と気候とが味方して偶然勝てた「奇跡」にすぎない.
大体あのフランスは電撃戦であっけなく敗れたかのように考えている
人もいるがあれでもフランスは陸軍国でかなりの大国だったんだが
それでもドイツに負けたんだよ.
そんな国に小国が立ち向かえる訳無かろう?
むしろ小国の王ならドイツ軍を通過させてなるべく国民に被害が出ないように
するのが最善の策かもしれんぞ.

1882010/05/06(木) 22:07:14 ID:???
なーんか最近無茶な質問増えてね?
どう考えても無理だろとか(素人考えでも)
ちょっとは調べろよ的な

時期的にこう言うのが増える要因あったか?

あと質問者はID出しして欲しい
1892010/05/06(木) 22:15:01 ID:???
>>179
無理.
奇跡でも無い限りまあ絶対勝てないし,継続して戦闘を続けられる見込み
も全く無い.
第二次世界大戦が始まって早期にフランスが陥落し英国が脅かされ,欧州
の頼りになりそうな国が全てダウンしているのにどこの国がその小国の経済
やら物資の面倒を見てくれるのかね?
いや,勝てるどころか国土を焦土にされて属国どころかただの占領地として
扱われかねんな,米国が出てくるにしてもその国が内陸国なら米軍の支援
は期待できんしな.

君の考えが小説を書くための題材だとしてもどれだけ無理ゲーな事を書いて
いるかよくわかる資料があったので紹介しておく.

ttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/5215/war-economy.htm
第二次大戦各国戦時経済

マンパワーに相対的な意味で連合国に劣っていた枢軸国ですらこれくらい
の地力はあるのに,中規模国家(ハンガリーとか)ほどの力も持たない小国
が出来ることがあると本気で考えているのなら地理と経済の勉強をした方
がいいよ.
あと国力は人口の大小でも決まってくるから人口の少ない小国が出来ること
はそれほどない.
ゲリラ戦を仕掛けようにも国力が続かないし,そういった戦闘に回せる人員
や武装も無い.

もし戦場のヴァルキュリアなんかのゲームをやってみてこの設定を考えた
のだとしたらゲームと現実がごっちゃに成ってるぞ.
アレは所詮ゲームであり「ファンタジー」でしかなく実際はもっと冷酷な現実
が転がっている.
1902010/05/06(木) 22:18:10 ID:???
>>188
無茶というか自分の妄想をこれっぽっちも考証せずにただ
面白そうなネタだけ放り込んでいるよーな書き込みだよな.

>時期的に
昨日までカレンダー的にGWだったからかもしれないし,この
無茶苦茶な妄想を垂れ流している諸氏がまだ休暇中なのかも
しれない.


1912010/05/06(木) 22:19:03 ID:???
>>179
「孤立無援のヨーロッパの小国」と言っちまったところで「無理!」と言う答えしかもう出しようがないな.
1922010/05/06(木) 22:22:36 ID:???
>179
スイスやルクセンブルグやモナコみたいに土下座外交で生き残る話なら何とかなると思うよ,それ以外は無理ゲー
1932010/05/06(木) 22:25:32 ID:???
みんなでかさに掛かっていじめるのは傍目に感じが良くない.
「奇跡」承知で,寒さ以外の要素を聞いているのだろうし.
ドイツ軍は強いが,He51で実用化していた増槽をMe109初期で
さぼったり,総統のご命令で雷撃禁止とか「すべてのエンジンは空冷で
部品の交換性あるべし(実施はされなかった)」といったようなポカも多い.

正解というつもりはないし裏もとっておらず,たとえば,だが,
・ド田舎なので却ってWW1緒戦期の砲兵の近接直射のノウハウが残って
いて(「炎のロマンス」のようなアナクロニズム),大損害出しつつも
二号戦車三号戦車の阻止に成功する率が高い
・お雇い空軍なので迎撃機が平気で逃げ帰るから独機の燃料が保たない.
お雇い空軍なので変な誇りもなく,戦闘機からは逃げ,爆撃機のみ狙い,
しかも撃墜目指さず爆撃阻止が徹底できる
・ローマでしばし行方不明になったお姫様の呼びかけに応えて強力な
義勇軍が・・・


1942010/05/06(木) 22:29:33 ID:???
その小国が,アメリカイギリスフランスあたりの連合国と同盟・・・
ならそれこそポーランドベルギーオランダみたいにレイプされて終わるだろうが

逆に日本やイタリアあたりの枢軸国,もしくはロシアあたりと同盟ならあるいは・・・
1952010/05/06(木) 22:31:18 ID:???
>>189
うーん,一国だけチートな国があるだけというのがよくわかる資料だなw

あの戦争参加時には充足率が4割も無かったんじゃないか? とされている
イタリアですら陸軍兵力は40万もある(動員後の数字だけれど).
40万といえば現代のルクセンブルク大公国の人口に近い数値か.
>>179の設定している国の人口がどの程度のものなのかは不明だが
平時において国家が維持している兵力は人口の1〜数%程度なので
現代のルクセンブルク大公国が仮に兵力を持っていたとしても
総数は4,860人か.
動員しても総人口の1割を超えられない(そんなことをすれば国家が
破綻してしまうし,国家総動員をかけられるほども人がいない)から
ますます正面切っての戦闘は不可能だ.
地形と気候と,優秀な指揮官(天才的なだけど)がいても無理だろう.
兵器を転用しようにも工場がない,物資も無い,あってもそれらを
利用し維持出来る人がいない.


1962010/05/06(木) 22:33:33 ID:???
>>194
三角外交的な?
ソ連と同盟を結んだりしたらドイツに攻め込まれる理由付けを
されるようなもんだし,ソ連にいいように使われるのがオチだよ.

1972010/05/06(木) 22:39:27 ID:???
>>193
>>179の質問のアレゲな所は単に小国としか書いていないのが一番の問題
なんだよな.
こういった小説を書くときに一番最初に決めて置かないといけないのはその国
の人口だったりするしな.
いきなり兵力が沸くなんて事はありえないわけでその人口によってドイツ軍
への反抗(限りなく絶望的なだが)の手段が変わってくるよね.

1982010/05/06(木) 22:43:03 ID:???
オカルトに走るのはどうよ
その国は・・・

たとえば兵士が不死身とか凄いアドバンテージ
1992010/05/06(木) 22:45:39 ID:???
考えてみてあまり勝ってない,フランス戦位までだったら
独のクーデターは狙えるな.司令官がハマーシュタインとかヘープナー辺りだと
尚良し.

>>186
歴史的に見て堤防切るのはまず考えてたと思うんだが
後のこと考えて切る判断が遅すぎたということか.
運河を張り巡らせた方が面白いかな.鉄道までは有効な流通手段だった訳だし.
2002010/05/06(木) 22:47:45 ID:???
>>179
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
そんな方法は存在してないよ,空想であっても現実の数値や設定を
持ち込むのならそれだけで無理な話になる.

そうだな・・・その国が地中海にある島国とかでWW1レベルの海軍を
何故か保持していたというのなら牽制くらいは出来るかもしれないが
ドイツ海軍は陸軍国の海軍としては比較的優秀な方なので潜水艦
が出てきたら補給線を立たれて国が干上がるだろうな.
島国ならドイツが何故来襲してきたのかという理由付けが難しく
なるが国としての生存率はちょっとだけ上がる.

問題はドイツの海軍が駄目でも同盟国のイタリア海軍(印象は薄いが
陸軍よりは少し優秀)がいるし,ヴィシー政権下のフランス海軍もドイツ
は利用できるのでこれが攻めて来るとその時点でチェックメイトになる点か.
2012010/05/06(木) 22:53:28 ID:???
ヴィシー政権嫌いなフランス海軍の一部が寝返ってくれればだいぶマシな状況にはなる,この設定だとこれしかない
リシュリュー&ジャン・バールは当時世界最強の戦艦だし,この位のハンデが無いと戦いにすらならないと思う
2022010/05/06(木) 22:58:27 ID:???
>>198
そんな事してたらますますドイツが何らかの形で介入して来るぞw
ドイツにはルドルフ・ヘス(神秘主義に惹かれる傾向があってWW1戦後「あの」
トゥーレ協会に関わった)しかりハインリヒ・ヒムラー(自分はフリードリヒ大王の
生まれ変わりと信じていた)のような本物のオカルトオタクがごろごろいる
国だからな.


2032010/05/06(木) 22:59:53 ID:???
>>179 
ゲリラ戦で対抗するにしても,ドイツの場合,ハイドリヒが暗殺されちゃったから
村人全員根絶やしにしちゃうとかそういう手段をとる.

一応,ユーゴスラビアとギリシャでは連合軍の支援を受けたパルチザンが活動
していたようだけど,どちらも通常戦ではボロ負けして占領された中での抵抗.

考えられるのはマルタ島で,ヨハネ騎士団が独立して,世界各国から義勇兵を募り,
英国の大々的な援助を受けて生き延びるようなパターン.ペデスタル作戦の
ようなことを英海軍が高い犠牲を払い,時には米空母にも助けてもらって,英潜水艦隊
が駐留してと色々英米だのみだけど.

クレタ島でもいいかもしれない.イタリア海軍は石油不足がたたるし,アレキサンドリア
とジブラルタルが健在ならば,どうにかなるかもしれない.

2042010/05/06(木) 23:03:39 ID:???
アイルランドを舞台に連合国と枢軸国全部を相手に戦うお話とか燃えますよね
2052010/05/06(木) 23:08:38 ID:???
>>201
確かにそれなら>>179の小国の生存性は少しだけ上がるな.
ただ反旗を翻したフランス艦隊の一部すら満足に維持出来ない可能性もある
わけだが.

でもそれやってどう戦うのかとなるとこれも難しいだろうな.
ドイツには潜水艦もあるし,地中海が舞台だと陸軍航空機による支援まで付いて
くる.
第二次世界大戦におけるドイツ海軍の基本は通商破壊戦だから鬱陶しいな
とドイツが考え,ドイツ海軍が出張ってきたら終わりだろう.
連合軍の反抗の可能性が出てくればそういった小国海軍の作戦行動もドイツに
とって無視されなくなるからここぞとばかりにコテンパンにされかねん.
そうなったらポーランド以上の悲劇がその国にもたらされるだろう.
2062010/05/06(木) 23:10:50 ID:???
>>203
史実と一緒で「あしか作戦」が実行されないという条件が必要だね.
2072010/05/06(木) 23:11:52 ID:???
独出身の首相にクーデターを起こされて,国王が亡命.
義勇兵を募ってヘリボーンで国土奪回し,首相が亡命政府を作ったりするんですね.
2082010/05/06(木) 23:20:22 ID:???
>>179
海軍国で伝統的に陸軍より海軍偏中な配備状況とかなら絶望的だが
分はまだあるよ(金やリソースが無いので装備を更新出来ていないが
前弩級戦艦や巡洋艦を配備していたという設定が使える).

だが小国が陸軍国ならその考えは捨てろ,少なくとも同じ土俵に上がって
の戦いは無理だ.相手は欧州有数の陸軍強国で,前の大戦でとことん
負けているとはいえ短期間で再軍備を行い攻め込んできている程の国
だから同じ土俵に上がらせてもくれないだろう.
砲火力でどうにかなる程の国力がある訳ではないし(むしろあったらそもそも
小国ではなくなる),戦車なども無いのなら下手な反抗は相手の過剰反応
を誘発しかねん.

2092010/05/06(木) 23:25:49 ID:???
>>200
ジブラルタルを抜けてくる独潜はそこまで多くないから
地中海だったら独潜はあんまり気にしないで良いと思う.
イギリスの戦略方針がまず地中海を安定させることなんで,
支援もたんまり受けられる.
問題は,あんまり美味しい位置だとイギリスが何故手元に置いてないのかの
説明が必要になる.

>>206
手下は随分踊ったけど,ヒトラー的にあれはブラフではないかと.
2102010/05/06(木) 23:49:14 ID:???
>>179の国の生存条件をまとめると

・海軍国であり,英仏のどちらかもしくは両方と友好的か何らかの同盟関係
にある(あった),その上で「小国にしては良好な海軍力」を持つ事.
・孤立無援ではなく軍事的にドイツと一定の距離をとれるだけの後ろ盾が
期待できる状況にあること
・ドイツ海軍が動かないもしくは動いても少数しか自国には来ない事
・小国が陸軍国で孤立無援などという死亡フラグのような状況に成り得ない


くらいか?
何にしても欧州の小国であればそもそも外交力が問われる(国家が小さい
以上外交で独立を維持しないといけない)から孤立無援という状況に至る
時点で国としては大チョンボだからなぁ.立憲君主制であれ共和制であれ
政府の責任はとてつもなく大きい.


2112010/05/06(木) 23:53:19 ID:???
>>179
初期のフィンランドがそもそも孤立無援という状況になってしまった
のは出来立ての国家であり,場所がソ連の隣で北欧の国家が中立
よりだったからであって中央ヨーロッパのような密度の高い地域で
孤立無縁な状況を自分から作ってしまうような国の設定自体が
おかしい.

小国に限らず欧州のミニ国家とよばれる国がどのようにして独立
を維持しているのかをまずは勉強してみよう.

2122010/05/06(木) 23:54:22 ID:???
欧州っても,カレーみたく外れてて,かつ,セバストポリとかジブラルタルなみに要塞になってれば
案外どうにかなるかも.

ただし,英艦隊が沖合をうようよしてる必要がある.

んで,英陸軍の大陸派遣軍を収容できるほどの広さがあるともっといい.
2132010/05/06(木) 23:56:27 ID:???
>>210
それに加えて>>183が上手く要点を列挙してると思うぞ.
こういう小国作りってみんなでやると結構楽しいんだよね.
2142010/05/07(金) 00:02:56 ID:???
>>179
その国は勝ち続けられない.
少なくても一回奇跡的に勝ったとしてもその後が続かない.
相手は内陸国なので鉄道網などをフル活用して後方から物資と兵力
を補充できるがその国にはそのようなあてがないので簡単に押し切られ
蹂躙される.
「孤立無援」という設定はそういうことだよ.

一回だけの勝ちでどれくらいの出血をドイツ軍に強いられるかにかかるだろう
けど冬戦争のソ連軍とは違いドイツ軍は精強なので損害を与える事自体難しい.
そして人口の差からドイツ軍の出血が小国にとっては大きい数字だったとしても
その兵力の穴埋めはドイツにとっては容易にできうる可能性が高い事もある.
小国側は戦闘によって大きな被害を受けて兵員の補充にも苦しむだろうがドイツ
にとってはそれほどでもない.

>>213
話しているうちは楽しいだろうが小説を書く場合は別だな.
どうにもこうにも負ける要素しか見つからないからw
2152010/05/07(金) 00:04:14 ID:???
>>179
孤立無援という響きがカッコいい!! 小説の題材にしてやろうと考えて
いるんならやめとけ.

2162010/05/07(金) 00:16:14 ID:???
>>214
いやいやいや,もしも負けるのであれば,どのようにして派手な悪足掻きし,
華々しく負けるかが楽しいんじゃないか.亡命政府軍とかも実に燃える.
2172010/05/07(金) 00:21:15 ID:???
>>179の設定で内陸国というのはかなり無理があるが島国や領土内
に島嶼があり海軍を保持していて,イタリア海軍やドイツ海軍に対して
「はったり」が多少でも効きそうな武装ってどの程度だろうな?

前弩級戦艦や巡洋艦(巡洋戦艦)を保持しているとしたらそれは
他の国における艦で言えばどんな種の船があれば生き残れる
のだろうか.
イギリス戦艦アガメムノンは少し古いか,ジョーレギベリ辺りの
石炭専焼型でその石炭はなんとか国内で自活出来るとでもすれば
燃料の心配はしないで済むかな.
戦艦を友好国から購入するという手もあるな.
海軍の休日の期間に何かしらの対価を払って(金とは限らない)
入手できていれば工業力が低くてもどうにかなるし.




2182010/05/07(金) 02:26:03 ID:???
沿岸防備だけならモニター艦という手も

同じく沿岸防備用の小型潜水艦,沿岸砲台とあわせて運用することで,
海の防備は(敵に空母がないなら)まず大丈夫ではないだろうか
2192010/05/07(金) 06:37:24 ID:???
>>218
モニター艦くらいだと与し易しと判断されないか?
ああいう船は内水域やごく狭い沿岸防衛にしか使えないし装甲もさほど厚くない
から水上戦闘艦と交戦する能力を持っていない=抑止力とみなされない可能性
も出てくる.外洋航行能力がない時点で戦力にならんよ.
そもそもこの国が海軍に国力を注ぐ理由は外交を円滑に進め,独立を維持し
ドイツ軍艦隊やイタリア艦隊に対して何らかの圧力をかけるための戦力なんだから
沿岸だけどうにかするという物じゃないだろ?

敵艦隊はドイツ海軍だけでなく陸軍や空軍の戦闘部隊も入ってくるのだし.
前弩級戦艦を>>217が一例にあげているのはあれらが旧式とはいえ装甲の
厚い戦艦だからだろう.
ただでさえ国民の数が少ない国で大国の脅威を感じているのに海軍が
沿岸警備向けの艦艇しか持っていないとしたらどうなる?


2202010/05/07(金) 06:38:00 ID:???
これまで出たアイデアをまとめると,

IF ナポレオン三世の時代にコルシカがフランスから独立して軍事国家になってたw

WW1ではフランス,イタリアと共同して戦勝国になった.
戦間期には海軍条約に加わらず独自に軍拡.
イタリアのファシスト政権とは利害対立.
WW2ではフランス側に付いて抗戦し,ヴィシー政権を認めない.
自由フランスに根拠地を提供,優秀な軍人をゲットする.

これなら米英の欧州反攻までギリギリ粘れるんジャマイカ?w
2212010/05/07(金) 07:38:18 ID:???
>>217
弩級か準弩級が1隻あれば
レーダーなら余程戦力差がない限り水上艦で殴ろうとはしない.
イタリアだったらご近所さんであれば殴ってくる.
ただ条約前でないと列強から買えない.
2222010/05/07(金) 10:05:25 ID:???
ww1前にかなり無理して弩級戦艦を1〜2隻購入した.みたいな感じ?
スペインのアレみたいな,かなりしょっぱい戦艦になりそうだが
2232010/05/07(金) 11:07:41 ID:???
海軍条約締結時に,数合わせで廃棄される旧型と建造中止の新型を,
合わせて捨て値でゲットの方がおいしいんじゃない?
特に新造中で建設中止になるヤツは,戦間期に研究が進んだWW1の
戦訓を取り入れてて,条約明けまで通用する.
2242010/05/07(金) 12:10:13 ID:???
>>223
条約時代の戦艦て石炭専焼缶じゃないよな?
国の周囲を枢軸国海軍に囲まれて補給が滞る状況になっている場合重油や
石油製品の補給はどうするんだ?

>>179の想定に立ち返ってみるならば「孤立無援のヨーロッパの小国」とある
からこの設定を生かす場合は初戦においては孤立無援であって後に支援を
受ける(支援なしの状態で戦い続けることは海軍国であっても不可能)まで
国を持たせるためには自国の周辺を艦隊が遊弋し続けるだけの燃料を
持っていなければならないから重油専焼缶とかだと不利じゃね?

リバダビア級戦艦のように前弩級戦艦じゃないけど旧式で列強でもない国
が維持していた石炭専焼缶戦艦もあるから外注した際に305mmの主装甲帯
を持っていたら旧式戦艦であっても相手に嘗められなくなると思う.
リバだビア級戦艦に関していえば石炭専焼缶だけど最大速力は20ノットを超える
から使えなくはないと思う.
2252010/05/07(金) 16:59:18 ID:???
大戦後に廃棄するイギリスの弩級戦艦を捨て値で売ってもらう.
というのが一番堅実かね?
石炭専焼缶だろうし.
2262010/05/07(金) 18:48:21 ID:???
いや,孤立無援の小国が,小国にしては強力な海軍をそろえたところで,
ドイツが投入してくる圧倒的な潜水艦の数の暴力に前には無力だろうし,
弩級戦艦が一隻や二隻あったところでドイツ空軍に沈められておしまい.
航空戦力無しでは,海軍国がドイツ相手に生き延びる道はないと思われるから,
小規模でも空軍を持った方が,まだいい戦いできるんじゃ?
ぶっちゃけ,正規空母とまとまった数の航空隊揃えられなきゃ,
話にならないと思うが,小国にはそんなもん揃えらんねえ.
フィンランド空軍並みの少数精鋭の強力な空軍が必要か?
2272010/05/07(金) 19:08:05 ID:???
>>225
取り外せる武装を外した(主砲を除く)スクラップ同然の弩級戦艦を
譲ってもらうならリソースの無い小国でもなんとかなるかも.
石炭なら世界中に広く資源として分布しているし質に目を瞑れば
火力発電だけでなく,戦闘艦艇にも使用できるから有事に強い
利点が大きいよね.

>>179の世界においてドイツがその小国を狙う理由付けが欲しいのなら
地政学的な問題から高品質で高火力の無煙炭の入手がその国では
何故か出来るという事にでもしたらどうだ?
列強主要国の海軍艦艇燃料が重油に変わっても石炭の重要性は
この時代ならそんなに低くないだろうし.
2282010/05/07(金) 19:10:46 ID:???
日本国内での受けを狙うなら
そのタダ同然軍艦が日本製で受けるな
天城あたりがいれば無敵なんじゃね?

2292010/05/07(金) 19:14:27 ID:???
>>226
お前さんのその意見はおかしくないか?
空軍で強力なもの持っていても意味ないよ.
相手と同じ土俵で小国が戦っても意味はない,第一ドイツは陸空にリソース
を配分しているんだぞ(日本は海空に配分)空軍力はドイツもそれなり以上
の物を持っていて地中海の国であれば陸上発進の航空機の攻撃にも晒される
のに空軍を揃えて対抗って考え自体無意味だ.

他の国では出来ない事をやってなんとか成り立つというのに同じ組み合わせ
で勝負したらリソースの少なさで戦いにもならないのは当たり前のことだろ.
>>209や他の人間の意見を少しは見直してから考えて意見を書いてくれよ.
2302010/05/07(金) 19:17:53 ID:???
>>228
天城って木製スループじゃないのか?
計画倒れに終わった天城型巡洋戦艦だとしてもあれは燃料が重油使う
から補給が出来ないだろ.
孤立しているのにどうやって石油を調達すんだよ.
2312010/05/07(金) 19:20:04 ID:???
>>179の出しているネタが様々な要因から「絶望的な話」
であるのは疑いようがないが延命策をあえて考えるなら
という意見を元にして出されたのが海軍国案に過ぎない
のに>>226のような奴はなんなんだ?


2322010/05/07(金) 19:29:43 ID:???
>179
ファイナルカウントダウン・・・だとそのままドイツ全土が核の焦土になって終了なので
戦国自衛隊みたいな感じで現用戦車数台とその他いろいろがタイムスリップで数年粘れるかもしれない

M60あたりだってガチでそのほかの支援コミで遣り合えばドイツ戦車に10000:1くらいのキルレートでいけるだろうし
時代的に50年程度の差だし燃料や弾薬そのほかもだいぶ劣化はするだろうが補給も無理ではなかろう
それにそういう「超兵器」ならナチスドイツが全戦力を挙げて奪取を企てる理由にもなる,俺天才だな
2332010/05/07(金) 19:36:36 ID:???
>>232
工業力がハンガリーほどもない小国だったら維持出来ねーよ.

2342010/05/07(金) 20:32:29 ID:???
>M60あたりだってガチでそのほかの支援コミで遣り合えばドイツ戦車に10000:1くらいのキルレート

さすがに無理がありすぎ.砲弾とか当たれば貫通はなくても各種ゆがみやらが発生するし,代用できない部品や壊れやすい部品も多い.
動かすだけで壊れる戦車がそこまで無双出来るとはとても思えんぞw
2352010/05/07(金) 20:33:30 ID:???
>>232
数台じゃあ何も出来無いな.

>>179の小国がフィンランドをベースにしているなら当時のフィンランドの
人口は300万かそこらだったので伝統的海軍国とかなら小規模な艦隊
を保有している可能性は出てくる.
装備の質で劣ると>>179が設定しているから陸軍国の設定で行ったとしても
戦車を保有していないか保有していても軽戦車止まりだろう(ルノーFT-17があれば
上出来なくらい)から内陸の陸軍国の場合ベネルスク三国以下の扱いに.

海軍国想定の場合日清戦争前の日本のような形で計画途中で建造が
頓挫したり買い手が付かなくなった戦闘艦を安値で購入し「伝統的海軍国」
の面子を保たせているかもしれない.
海軍国だからといって大国である必要はないのでこの理屈でなら不釣合い
な軍備を持っている理由付けにはなるだろう.
2362010/05/07(金) 21:01:57 ID:???
小国の切なさは,緒戦に勝っても相手が増援してきたら負け,にある.
他方,ドイツとしても,小国相手に大軍を向けたくはない.
小国が果敢に抵抗し,無視できない損害を与え,かつ,ドイツと伍長の
メンツが立つ理由があれば(ソ連がいるから英国が降伏しないんだ.
先にソ連を叩くぞ),これはむろん外交チャンネル通じて提案する等する
わけだが,ドイツが名を取り小国が実を取る手打ちは可能だろうし,
そう見せかけて英米の反攻を待つもあり.

という大枠だと,独軍に異常な出血を強いればいける,という嘘がつける.
小国の戦争は小規模.戦争が小規模なら,特異な個人の戦果が戦略的な
意味を持ちうる.つまり,その小国がシレジアを含むと設定すれば良い.
牛乳好きな青年がとれる.
2372010/05/07(金) 21:09:00 ID:???
おそらく『救急戦隊ゴーゴーファイブ』36話「奥義!竜巻落とし」ですね.
ゴーイエロー=巽ダイモンが,災魔獣スパルタンに対して着装せずに,
牛乳1リットルを飲み干し「はいぃぃ〜っ!」と気合いを入れたあとに,
スパルタンに「牛乳竜巻落とし」をくらわすのですが,
この時に飲んでいたのが雪印牛乳と思われます.
パッケージがそれっぽかったです.



2382010/05/07(金) 21:41:17 ID:???
>>179的には困った展開かもしれん.すまん.

>>222
美味しいのは英発注→WW1勃発で接収→何らかの理由で引き渡し不能

>>223
条約廃棄艦を他国に売るのは駄目だったと思う.休戦〜条約間で買うのがベター.
艦に拘らないなら13.5inの砲塔と予備砲身買い集めて要塞砲塔群ウラーでもおk.
英艦なら注文流れのエリン.墺艦ならフランス接収のプリンツ・オイゲンがお勧め.
イタリアは仮想敵国にモノは売るまい.
2392010/05/07(金) 21:43:56 ID:???
極端な話島国なら侵攻作戦を行えばドイツ軍も大損害ではないが
それなりに手痛い事になるとわからせるだけの戦果があればいいのよな.
それを行える兵力はドイツ軍の得意とする陸戦では無理だが海戦
ならまだ分があるかもしれない,と.
陸続きなら増援はどんどん来てしまうので>>179設定な「孤立無援の
ヨーロッパの小国」ではそもそも戦争にもならない.
だが海ならば・・・という奴かな.
上の方で潜水艦出てくれば一発じゃね,という発言もあったが小国だからこそ
虎の子の潜水艦が出てこないという事もあるからな.


2402010/05/07(金) 21:51:39 ID:???
条約廃棄艦が駄目なら前弩級戦艦か弩級戦艦(初期型)の配備か.

>>238
フランス艦はやっぱり微妙なのかな?
シャルルマーニュ級戦艦とかこれの改良型で爆発事故を起こしている
イエナとか標的艦となっているものを売り渡すとかどうよ.
あんまり一流過ぎるところから戦闘艦を購入するとやる気があると
勘違いされかねないからあえて少し外した国から買うとか.
2412010/05/07(金) 22:44:35 ID:???
マルタが落ちてないんだからコルシカだろうがサルデーニャだろうがなんとかなるだろうが・・・
どうせなら西のレニングラードとよばれるくらいの伝説的な篭城戦を
しかしブルターニュ辺りになると孤立無援って感じじゃないしな
シェラン島に立てこもるデンマーク軍でも妄想するかね
2422010/05/08(土) 00:41:42 ID:???
>>138
ドーラに木端微塵にされるフラグとしか…>13.5in要塞砲塔.
2432010/05/08(土) 07:44:17 ID:???
>>240
もともと準弩〜弩級を狙ってたのでWW1直後のフランス海軍に売る余裕はないと
思ったので考えから外してた.

>>241
ピレネーの北側は?割となだらかだけど.

>>242
その辺はおまかせさ.
2442010/05/08(土) 08:46:51 ID:???
デンマークとグレートブリテン島の間の北海に架空の島を作るってのは?Me109やJu87の作戦行動半径外ならドイツ空軍の活動も不活発になるだろうし,着上陸を防ぐことができれば……
2452010/05/08(土) 13:40:51 ID:???
まあ創作なんだからどんな手でも可能だわな
近くの火山を噴火させるとかアトランティス大陸が浮上したとか魔法で動く人型ロボットに乗り込んでゲリラ的な戦いを仕掛けるとか.

2472010/05/08(土) 14:25:21 ID:???
>>179の条件からするとアトランティスとか魔法みたいなあからさまなオカルトは無しだと思うが.

軍事板,
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ソマリア内戦でアイディード派が,モガディッシュの戦闘をきっかけに,アメリカを撤退に追い込み,軍事介入をやめさせていますが,同様のことを中央アジアの小国がロシア軍相手にできるでしょうか?
 チェチェンでいくら犠牲を出しても退かなかったロシア軍が,撤退して軍事介入をやめる状況が起きるとしたら,モガディッシュの戦闘どころじゃ済まない,よほど大きな軍事的敗北を喫さないといけないでしょうか?

 【回答】
 実際アフガンからは嫌になって撤退しただろ.
 つまり,あのくらいの損害と時間が必要だということだ.

 アメリカ人にとってモガデシュの戦闘が衝撃的だったのは,
「冷戦も終わったし,これからは"世界の警察"として世界の国々を助けてくべきだ.
 手初めに,内戦で滅茶苦茶になったアフリカの小国の,恵まれない人を助けに行こう」
という形で政府が宣伝し,マスメディアが政府の意向に沿って,
「救援を求める現地の貧しく可哀想な人達を助けて,感謝される我がアメリカ軍」
的な映像ばかり流していたから.

 それがあの事件で,「助けに来た」アメリカ兵の死体を引きずり回して,石を投げつけ,口々に憎悪の言葉を投げつける「可哀想な現地の人達」の映像が流れたせいで,アメリカの一般市民に浸透しかかってた
「救援を求める現地の貧しく可哀想な人達を助けて,感謝される我がアメリカ軍」
の幻想が見事に破壊され,更に
「全く感謝されてないし求められてもいない.
 それどころか遺体の引き回しに遭うような憎悪の対象」
という印象が焼き付けられたため,アメリカ政府はそれ以上,「人道的救援のための派遣」をソマリアで続けることができなくなった.

 ロシア政府は別に周辺地域に,「人道的救援のため」なんて名目で派兵はしていないし,ロシアの一般国民も自国の軍隊が,そういう目的で派遣されてるなんて思ってない.
 それどころか,チェチェンは
「自国に麻薬を売りさばき,マフィアとして犯罪行為を繰り返す,クズ劣等民族の国」
だと,ほとんどのロシア人は思ってるし,ロシア人の意識として中央アジアの周辺民族に,
「貧困と飢えに苦しみ救援を持っている可哀想な人達」
という印象はない.

 仮にあの状況が,アメリカがロシアでソマリアが中央アジアの何処かで起こったとしても,ロシアの一般国民は
「恩知らずなアジアの猿共に鉄槌を!!」
と,余計にヒートアップするだけだろう.

軍事板,2010/05/08(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 作中に登場する,「20世紀末にアフリカでようやく分裂状態から統一されて,できあがったばかりの国だけど,周辺諸国と国境紛争を抱えてる国」に,空軍を持たせたいのですが,どの程度の戦闘機と攻撃機と攻撃ヘリがあれば,地域の空軍大国として周辺諸国ににらみを利かせられるでしょうか?
 とりあえず国土も人口も中規模だけど,天然資源が豊富で,軍拡の資金には困っていないという設定です.

 【回答】
 普通にアフリカの小国だと,空軍と言ってもCOIN機しか無いってのが珍しくない.
 それも専用の軽攻撃機じゃなくて,民生用改造のガンシップだったり,払い下げの練習機に後付のガンポッドだったりと,ショボイ事この上なし(笑)
 ヘリだと,Mi-8系列にドアガン付くのが精一杯.
 ロケッドポッドなんぞが付けば高級品.
 なんで高級かって言うと,ポッド式の兵装積めるって事は,コックピットに照準とトリガーが来てるって事だから,民生改造じゃなくて正規の軍用品だから(笑)

 そんなのがアフリカの水準なので,MiG-19/21やJ-6/J-7(中国産)といった,言わば最低限のジェット戦闘機持ってるだけで,周辺国より頭抜けた制空戦闘が可能.
 相手が有視界で近接支援しかできないんだから,全天候のマトモな兵器体系を揃える必要は無い.
 晴天下で,朝から日が沈むまでスタンバイして,前線から要請があれば,ヘリやプロペラ機を追い払いに行くってのが空軍のお仕事.
 のんびりしたもんだけど,今時スティンガーは相手も持ってる可能性があるから,長居は出来ない.
 可能なら,敵の空港を突き止めて,エプロン上で撃破したい.
 そしたらもう出番無し(笑)

 んで,考えるべきは相手もそれぐらい持ってる場合だけど,その場合は東側基準ならMiG-29が第一選択.
 もっと金がうなってるというなら,Su-27ファミリーが導入できるだろうね.
 西側基準だと,F-16やミラージュ2000が候補に挙がる.

軍事板,2010/05/11(火)
青文字:加筆改修部分


 【追記】
「人工兵士なんて役に立つかなあ?」って質問は「パソコンなんて役に立つかなあ?」という
質問に似ている.技術レベルを設定しなければ何とも言いようがない.

そのパソコンが8bitで独自OSでアプリケーションが無く完全にスタンドアロンで動いていると
仮定すると,使いこなすにはまずプログラミングを覚えないといけない.よほどセンス良く素
早くアプリケーションを組めるようになったとしても,じゃあその能力で他の仕事した方が稼
げるんじゃねえの?と問われればオシマイだw

マルチコアで最新のOS入りで,現在のネットに繋がっているなら,誰でも役に立つ使い方が
出来るだろうね.人を雇って図書館で何日も資料と格闘しなければ分からなかったような事
が,自分の机で一瞬で分かったりするんだから,役に立つことは間違いない.

SFガジェットとして,人造人間の兵隊,もしくは兵隊を大幅に改造強化したシロモノを考えて
も,技術レベルにはそのぐらいの差がある.従来は退役させて軍人恩給で養うしかなかった
「大怪我の後遺症」を抱えた兵士を,高度な義肢技術でカバーして前線勤務が可能なまでに
治癒したとすると,それはもう改造兵士の一種と言っても良い.
役に立つか立たないか.軍の予算で義肢を開発して与えても,恩給で払う年金より安上がり
かどうかはあやしいが,当人にしてみれば不自由なく行動できるなら金には換えられない.

高度な自律機械が人間のかわりに前線で戦うのだと仮定しても,徴兵制を布くよりも安く上が
るかどうかは設定次第.たとえ人間より能力が劣っていて,雇うより遥かに高いのだとしても,
人命を危険にさらさないなら金には換えられない価値があると言うことも出来るし,人間の方
が安くてタフで簡単に調達もできる,と言うことも出来る.

開発する方から見て「人造人間開発の口実と予算獲得に軍の協力を得る」という設定も可能.
まだまだ高価なオモチャに過ぎないと現場で陰口を叩かれながらも,軍事行動する事に意味
がある場合もある.何も出来ない高価なオモチャだったとしても,最初に作られたコンピュータ
もそうだった事を考えれば,可能性は無限大.

4262010/05/18(火) 13:29:48 ID:???
筋力アシスト系のパワードスーツが行軍に使えないか?という研究があったが,
パワーパック(電池にしろ発電機にしろ)と燃料を持ち運ぶ負荷を考えると,行軍
はムリポという当たり前の結果にw 
エンジンと燃料運ぶなら車輪が付いてないと現代のテクノロジーでは効率が悪す
ぎる.車輪を翼,足を回転翼と考え,固定翼の航続距離とヘリのそれとを比べた
場合に似ている.使い道が柔軟な分,効率は犠牲になってるわけだ.

そこでヒモ付きの高機動歩兵というアイデアが出てくる.
多分最初の軍用パワードスーツは後方兵站用に,もしくは前線重整備用に,電源
別置き(ヘソの緒付き)で実用化されるハズ.早期にそれを前線で使おうと思ったら,
IFVや戦車から電力供給を受けつつ,ヘソの緒が許す範囲で周辺に散開して,
戦車から見てリモートなセンサ兼,器用な長い手足として活用される.

特殊部隊や法執行機関では,装輪の電源車で目標建物に横付けしインドアの制圧
に使うという手はアリだと思う.主なメリットは装甲化.現用のモノより分厚い,至近
距離のライフル弾に抗甚する装甲を付与しても二本足で動けるとなれば便利だ.
自爆テロや至近距離での発砲に耐えられるなら,人質事件への突入班辺りが最初
に使うようになるのかな.実働5分でオケ,って用途ならヘソの緒無しでもイケる.
万一途中で電源切れると,クソ重い上に関節自由度が無い甲冑になって「着る棺桶」
状態w 電磁パルスやスタンガン対策が大事になる鴨.

4582010/05/19(水) 08:07:55 ID:???
一応貼っておくか
ttp://www.raytheon.com/newsroom/technology/rtn08_exoskeleton/
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Powered_exoskeleton#cite_note-10
後者によればサーコス/レイセオンのエクソスケルトンは150ポンドだそうだ.
つまり装甲なしのフレームや駆動機構だけで70kg程度.

人間70kg+エクソスケルトン70kg+歩兵装備一式40kgに装甲重量が加わると,
一人当たり200〜300kgくらいになるのかな.
4592010/05/19(水) 08:13:23 ID:???
ちなみにこっちは国産.
ttp://www.cyberdyne.jp/robotsuithal/index.html
重量 全身一体型約23kg,下半身型約15kg
稼働可能時間 約2時間40分(バッテリー交換で連続使用可)
だそうだ.
4602010/05/19(水) 09:36:11 ID:???
エクソスケルトンはいいから
早くセクサロイド開発してください>レイセオン様

軍事板,2010/05/13(木)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 能力はあるけど扱いづらい人間ばかり集めた,はみだし者の精鋭中隊と言うのを考えているのですが,能力があっても集団生活に馴染まない人間ばかり集めたら,個々のスタンドプレーに走りがちで,戦闘能力としてはかえって弱くなってしまうような気がします.
 能力がそこそこ高くて,上に忠実なエリート部隊と,能力は飛びぬけているけど扱いづらいスターや職人ばかり集めた部隊では,戦場ではどっちが強いんでしょうか?
 投入される戦場は,中隊単位で行動する,地形の険しい戦場や市街戦など,少数での高い戦力が求められる戦場を考えています.

 【回答】
 軍事に最強はない.
 さまざまな任務に「最適」があるだけ.

 たとえば特殊部隊は,潜入任務や敵地での破壊工作には最適だが,広野で正面切っての殴り合いならば,通常部隊には鎧袖一触でひねり潰されるような存在.

 問題は適材適所なんだな.

 また,「扱いづらいはみ出し者」が指揮官に従うようにしないと,いくら能力が高かろうが,烏合の衆になっちゃうような……

 軍隊で下される命令ってのは,受けた本人が自分の命と比較して損得勘定してしまえば,「常に」割に合わないモノだよね.
 ソレに従えるって事は,軍人にとって最低限の能力.
 命令に従わない軍人ってのは,文句なしに「無能」なんだよ.
 物語的にはそういう奴らをカリスマ的なリーダーシップを持った指揮官が統率するって話になるんだろうけど,中隊長から分隊長までカリスマ指揮官なんて組織が,リアリティあるわけないじゃん.

 質問と良く似た設定のお話として(精鋭じゃなくて落ちこぼれだけど),ご都合主義なお気楽SF?で,「銀河おさわがせ中隊」シリーズと言うのがあるけど,これの場合は指揮官(主人公)が宇宙有数の大金持ちで,自身の財力や信念,身をもった行動等で,隊員の信頼を集めるって筋になってる.

 あと,「ナントカの名手」みたいなのばかりの寄せ集めだと,その名手が倒れた時に戦力が激減する場合があるので,SASなんかは専門的な事はともかく,技能的には出来るだけ全員が同じようなレベルをめざすようにしてるそうな.
 でないと統一された動きができん.

軍事板,2010/05/13(木)〜05/14(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 市街戦で特殊部隊を侵入させて,敵が占領したホテルに置いている司令部を爆破させ,指揮系統が破壊された隙をついて,市内に潜伏した他の部隊が,市内各地にある敵の拠点を一斉に奇襲すると言う作戦を考えているのですが,この場合,特殊部隊にはどんな装備を持たせれば良いですか?
 司令部に到着して爆弾を仕掛けて逃走するまで,戦闘はなるべく回避しますが,司令部に到着するまでにどうしても避けられない場合のみ,隠密裏に一瞬で敵を皆殺しにして作戦が露見しないようにします.

 【回答】
 イラクの武装勢力がウォルフォウィッツを殺しかけた例だと,発電機をのせた荷車に偽装した多連装ロケット.
 レバノンで1個MAU司令部を破壊したヒズボラの例だと,爆薬を沢山積んだ自爆トラック.

 いずれも,司令部に到着するまで,戦闘をできるだけ回避するという条件に合致する.

 むしろ,このようなテロ活動のほうが,特殊部隊の潜入よりも容易.
 これはドバイにイスラエルのモサドが要員を多数送り込んで,ハマス幹部を殺害した事件で,要員の空港やホテル,ショッピングモールなどでの行動が,監視カメラで露見したことを考えると分かりやすい.
 「欧米の正規軍」でなければ,特殊部隊よりテロ屋に近い方法を採るだろうね.

 現用の兵器体系だと,その手の爆殺に「正規軍は」爆薬を持ち歩いたりしないね.
 砲兵観測員(陸軍の管轄)なり前線管制官(空軍の管轄)なりが,レーザーマーカー持ってって ターゲットの正確な場所を特定したら,ロケットでもミサイルでも誘導爆弾でも,何でも好きな手段で配達出来るから.

 露見した場合に自爆前提という手段も,正規軍の任務だと,特殊部隊とはいえ難しい.
 ただ,「脱出不能に陥ったので,自分達がまだ現地に居る事は無視して攻撃させる」という手は使えると思う.

 有力な航空支援が常に受けられる,初期の奇襲の後に正規部隊が間髪入れずに送り込まれる,などのプラスアルファが無いと,態勢を立て直した敵の反撃で痛い目に遭う可能性がある.
 なんだかんだいっても,特殊部隊自体は錬度の高い,でも少数の軽歩兵に過ぎない.
 大軍に押しまくられたり,戦車や装甲車などの重装備を相手にすると対抗し切れない.
 作戦の目的と計画が不明なので断言は出来ないが,敵性地域で特殊部隊を大量投入するやり方は ,リスクとコストが高過ぎると思う.
 「特殊部隊でスマートな作戦を鮮やかに」と考えたが,見積もりの甘さと不測の事態の発生で失敗したのが,イランの米大使館員救出を目論んだイーグル・クロー作戦と,「ブラックホーク・ダウン」で有名になったモガディシュの戦闘.
 どちらも,実働部隊は精鋭といっていい陣容だった.

 ただ,モサドやKGBといった組織であれば,後方からの「配達」が大がかりになって,攻撃の意図が他国に露見するよりも,現場の人員が多少危険でも隠密裡に事を運ぶ方を優先するかも.

軍事板,2010/05/15(土)〜05/16(日)
青文字:加筆改修部分

自爆前提

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 対レーダー・ミサイルを使って,電波を出してる携帯電話元に攻撃することは出来るのでしょうか?

 【回答】
 対レーダー・ミサイルが携帯電話の(レーダーサイトに比して)微弱な電波を拾えるかは置いておくとして,携帯電話の周波数はそれぞれの電話ごとに固有のものではなく,ある範囲の周波数を複数の携帯電話で共用して使う.
 標的の周囲で使われている携帯電話が,他に無いならそれでも問題ないが,同じ電話会社・同じ通信方式の電話が複数ある場合,ミサイルにも携帯電話の番号を読み取る能力が必要になる.
 これは既存の対レーダーミサイルでは無理で,専用の「対携帯電話ミサイル」が必要になる.

 3G携帯電話は軍用無線と基本的に同じ「スペクトラム拡散」という方法で多重化をしているので,軍用無線の発信源を標的にできる対レーダーミサイルがあれば,技術的には可能かと.
 電波強度の問題から,標的の数km内に来るまでは携帯電話の電波が届かないので,一般の対レーダーミサイルのような数十kmの射程を得るには,何か別の方法で大まかな誘導をしなければならないけど.

軍事板,2010/05/17(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 第2次世界大戦の日本軍で,海軍が米軍の潜水艦による海上封鎖を排除して,自由に海外領土や占領地から物資を輸送できるようになって,継戦能力が高まって,史実よりも日本の軍事行動が自由になるような風にしたいと思ってます.
 この場合,日本の護衛船団の強化は必須ですが,性能のいい駆逐艦や海防艦の配備や,対潜装備の充実,護衛空母の配備などの他に,できることはありますか?
 なお,作中の日本海軍は決戦主義を放棄して,シーレーン防衛に全力を注いでいるものとします.

 【回答】
 米の作戦計画が史実のままだと,結局制海権は奪われてしまう.
 艦隊決戦をしないということは,米の戦艦にせよ,空母にせよ自由に動き回れるということになる.
 ここらの辻褄をあわせる必要有ではないかと思うよ.

○防備戦闘要員の不足,ノウハウの欠如の解消
 平時においては,防備隊要員の教育の見直し,予備士官教育の見直し.
 WW1の特2の戦訓を帰るか,日本の参戦状況を変えるか.
 例えば,WW1で陸兵の派兵→Uボートの餌食→防備戦闘への圧力が陸軍からかかるとか.
 このあたりは,新見提督の提言あたりを参考にすると,もっともらしい上手な嘘になるかもしれん.

○戦時商船の不足の解消
 そもそも,商船の数が通商破壊を喰らわなくても少ない.
 陸海軍の徴用によって,元から足りないという点を解決する必要がある.
 更に,日米戦により傭船が利用できない状況を考えると,アメリカの潜水艦が特に何もしなくても厳しい状況になる.
 この前提に立つと,「商船の増産」をしなければ補給能力は上がらない.
 こうなると,「造船業」と相互依存関係にある「鉄鋼業」とあわせて,史実の行政指導の内容を変更する必要有.
 WW1後の人件費の高騰,設備投資の陳腐化,中間財の高騰による鉄鋼行政の隘路をどう解決するか?
 これが解決できないと,鋼材不足という造船の隘路が解決できない.

○艦隊決戦思想の放棄
 統帥権干犯→戦時計画の決定権が軍に移動→軍内部の統帥権問題から軍令部,参謀部が戦時計画の決定権を掌握→広義的防衛論の浸透
って流れをなんとかしないと結局,艦隊派&宮様に引きずられて,艦隊決戦主義は変わらないと思う.
 「末次は事故死,犬養は病死」はいかがだろうか.

 こんな感じでは?

軍事板,2010/05/18(火)
青文字:加筆改修部分

※ 原文ママ.正しくはどう表記したかったのかは不明.


 【質問】
 第1次世界大戦の西部戦線をモデルにした話で,塹壕線では無く,交通の要衝に築かれた,旅順要塞のような重武装の巨大な要塞を,少ない損害で短期間で攻略させようと思うのですが,この場合どんな戦術が適切でしょうか?
 塹壕線とは違って要塞なので,浸透戦術は効かないと思います.
 近くは平地なので,高所からの大口径砲による砲撃も意味をなさないとします.
 何か第1次世界大戦レベルの軍事技術で,短期間で永久要塞を落とせる良い戦術は無いでしょうか?

 【回答】
 寝言は寝てから言えと小一時間(以下省略

 一応,史実の要塞巡る攻防は多少知ってる前提で,
「壕も塀も積み上がった死体で平らになるような突撃の繰り返し」
でもって,諦めずに攻撃し続ける以外に,「短期間で」なんて条件は満たせないよ?

 だからそんな損害を銃後の世論が許せるかどうか,また,それでも要塞を抜こうとした,前線指揮官の決断を政治が引き受けられるかどうか,が焦点だね.
 つまり戦術として上手い方法なんて無い.
 国内世論対策と兵士の士気を保つ方法を考えないといけない.

 百歩譲って戦術もしくは技術で何とかしようと言うなら,実用化されたばかりの多発の大型爆撃機に,載せられる最も大きな爆弾積んで,ピンポイントで弾薬庫なり砲座なりを吹き飛ばして,味方の被害をある程度少なくする.
 要塞まで数十キロの範囲に静水面(運河,湖,海など)が有れば,戦艦クラスの大砲を何とか運んで,徹甲弾による直撃を狙う.また軌道を敷いて列車砲で同上.ぐらいか.

 WW1の技術レベル,と言うのを無視すると,成形炸薬持った戦闘工兵が,空挺と一緒にパラシュート降下でという話になる.

軍事板,2010/05/20(木)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ある国から独立闘争の末に分離独立した小国があるとします.
 独立元の国が地域大国な上に,周辺諸国の盟主的な存在なので,独立元だけじゃなく,周辺諸国との関係も険悪です.
 独立元の国は周辺諸国と結んで,独立した国を再侵略しようと企てていますが,国際世論が小国に味方しているので,国際世論が小国の事を忘れて,手を出せるようになるまでには時間がかかります.
 この時間を使って,小国に独立元の国と周辺諸国と戦っても,守りきれるだけの軍備を整えさせようと思うのですが,空軍と陸軍のどちらを最優先で整備させるべきでしょうか?
 どのような兵器を最優先で購入すべきでしょうか?
 幸い,金属資源と石油が豊富なため,資金は潤沢です.
 独立元の国と周辺諸国はそんなにお金があるわけじゃないので,安価な東側の旧式の兵器を装備しています.

 【回答】
 そういう条件で独立できたということ自体,背後に米露といった大国が後ろ盾になってたとする方が自然じゃないか?
 レアメタルやレアアースの大鉱山があるけど,独立元の地域大国がゴネるので,鉱山周辺をヒモつきで独立させた,みたいな.

 空軍にしろ機械化部隊にしろ,最先端の装備をととのえるのは,ポッと出の小国には負担が大きいから,バックの大国に基地を提供したり,軍事顧問団を招聘.
 自国出身の兵士はとりあえず数の必要な歩兵に.少数の優秀な士官を幹部として,バックの大国に留学させるなり,軍事顧問団と行動を共にさせるなり.

 空軍に関してはエリア88じゃないが,「機材といっしょにパイロットをレンタルしてもらう」手があったりする.
 やってる(やってた)のはロシアだったかな?
 ま,どうするにしても海なり隣接する友好国なりの物資輸送用回廊が無いと,周り中からタコ殴りじゃ瞬殺されちゃうかと.

 現代戦だと,他の大国の支援を受けつつ,地形を最大限に生かし,粘り強く泥沼に持ち込んで,相手が根負けするのを待つ(費用対効果で割に合わなくさせる)以外の方法は無いって断言できる.
 しかし敵勢を喰いとめるにしても,領土的縦深が無いとなると辛い.
 冷戦時代の西ドイツは,ワルシャワパクトのスチームローラーで蹂躙される前提で,核地雷だの爆破パイプラインだの自国避難民の群れを敵前進の障害にする想定だのまで用意して,何としてでも食いとめるってな準備をしてたと聞いたこともある.
 しかしそれにしたって,後ろに他のNATO諸国が控えてる,ってのが大前提なわけだし.

 これがもし,マンマ「ボスニア内戦」のような状況なら,「小国」側には元ゲリラと元警官くらいしか居ないんだから,ナニ買ったって無駄.
 数年で「正規軍」の体裁が整うはずが無い.
 軍曹が消防士で,中隊長が消防署長.戦闘機パイロットが自家用飛行機乗りのドラ息子で,戦車兵は土建屋かい?.大隊長が元ジャーナリストで,師団長が市民運動の指導者,なんて軍隊は想像したくもない.

 そんなの無理って状態なら,イスラエルみたいに逆に先手を打たないといけないかも.
 ちょっと考えてもすっごい厳しい立場だなー.

 WW1〜WW2 なら,夢膨らます余地がいくらでもあるが.

 つか,独立元の大国は直接関与できない事にしちゃあかんのか.
 直接関与を許す状況なら,そも独立闘争を全力で潰して終了だろう.
 「独立闘争は直接的手段で潰せないけど,再侵攻で直接関与はします」って矛盾しすぎで,どうゆう状態なのか想像もつかん.

 対抗勢力の圧力や支援の変化があるなら,いくらでも理由はつくけど,そこに一切触れられてないあたり,独立闘争も再侵攻防衛も,小国が単独の実力で無双!って妄想臭ぷんぷんで困る.

軍事板,2010/05/20(木)〜05/21(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ジェイムス・キャメロン監督の映画「アバター」に登場する傭兵部隊のヘリコプターは,回転半径の小さい二重反転ローターを機体両脇に備えています.
 軍用ヘリとしてはかなり良いアイデアに思えるのですが,現実の世界には実例はありますか?
 また,そもそもああいうのはヘリコプターと呼んで良いのですか?
 ティルトローターにはいるのかな?とも思ったのですが.

 【回答】
 あれはヘリコプターじゃなくて,技術的にはダクテッド・ファンと呼ぶ.
 実在するのかと言えば,たとえばこんな実験機があった.
http://www.fantastic-plastic.com/Nord500CataloguePage.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/X-22_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29
 幾多のSFメカの元になった有名な機体.

 あの手の機体は見栄えはいいから,特撮で謎の円盤UFOやキャプテン・スカーレット,帰ってきたウルトラマンやウルトラマンガイアにも出ているな.

 V-22オスプレイを見れば判るように,ティルトローター機はプロペラの直径が,どうしても大きくなる.
 それが両翼端に2つ付いてると,プロペラ展開時に喰うスペースが異様に大きくなるので,効率の高いダクテッドファンを小口径4基にしてみたものなのだが,コンピューターによる制御ができない時代だと,4つを連動させるのが難しく
(4基のファンの推力と方向角度が完璧に揃ってないとマトモに飛ばない)
更に,機体後部にあるエンジンから,ギアとシャフトを介して動力を引っ張らなきゃいけないので,その構造が複雑で,技術的困難にぶち当たって計画倒れに終わった.

 ダクテッドファンにすると効率はよくなるかも知れないが,ダクトの分重くなるし,空気抵抗が増えるので,結局高速性能が欲しいなら,直径を大きくしないといけない.
 しかしダクトがある分,同じ直径の露出ローターと比べると能力で劣ってしまう.
 水平飛行に移行した後の速度は早いかもしれないけど,垂直離着陸できる重量は小さくなるので.じゃあ小さいダクテッドファン複数つければいいじゃん,という発想の結果が前述のX-22なのだが,結局うまくいかず,総合的に見てティルトローターの方がマシだということになった.

軍事板,2010/05/22(土)
青文字:加筆改修部分


http://www.fantastic-plastic.com/Nord500CataloguePage.htmより引用)


(画像掲示板より引用)


 【質問】
 物語のクライマックスとして,敵の大軍を峡谷に誘い込んで,地形を巧みに利用して半数の兵力で包囲して,降伏に追い込もうと思います.
 敵の包囲を突破しようという試みは,地形を巧みに利用した味方の強力な包囲網に阻まれます.
 敵の援軍(包囲軍と同規模)も撃退します.
 さて,この場合,敵の大軍はどの時点で抗戦を諦めて降伏するでしょうか?
 弾薬が尽きた時点でしょうか?
 食料が尽きた時点でしょうか?
 援軍が敗れて,救援の見込みが無くなった時点でしょうか?
 それとも,包囲を突破しようという試みがすべて失敗した時点でしょうか?
 包囲する側の軍は,南北戦争の北軍,包囲される側の軍は南軍をイメージしています.
 包囲側,被包囲側とともに士気も錬度も高いです.

 【回答】
 物語のクライマックスにふさわしいと,質問者が判断した時点.

 現実だったら包囲してる側が危機的な状況.
 半数の戦力をさらに半数に割って包囲して,前後に分かれた支隊同士の連絡,連携は困難だって状況だから.
 包囲されてる側の士気と指揮に問題がなければ,内線の利を生かして各個撃破されてしまうだろう.
 北軍は一貫して南軍に対する数的優位を保っていたのに,そんな北軍が不利な状態で,博打のような戦闘をする理由がよくわからない

 それでも,あえて被包囲側が降伏することにするとするなら,
一番早いのは被包囲側の指揮官があっさりやる気を失って降伏を命じた場合.
一番遅いのは最後の一兵まで抵抗する場合.
 どちらも実例として存在する.

 つまり,個別の例としては挙げられても,一般的な基準は示し辛いという事.
 なぜなら,どんな指揮官にも兵にも,自分が置かれている状況を100%把握出来るわけじゃないから.
 逆に言えば,そんな真似が出来る指揮官がいれば,最初から包囲などされない.

 物語的に見れば,被包囲側の指揮官の能力と性格,精神状態などを勘案して,一番盛り上がると思う所にしとけばいいと思う.

軍事板,2010/05/22(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 特殊部隊の敵地への浸透作戦や偵察任務の一連の流れを,実体験を交えて書いてある本ってありますでしょうか?
 アフガン(ソ連,米とも)やイラク等,比較的最近のものであれば嬉しいです.

 【回答】
「SBS特殊部隊員」ダン・キャムセル
 フォークランドや湾岸戦争での偵察潜入や,ジブラルタルでのキーロフ撮影とか.
 本の紹介ページ
http://namiki-shobo.co.jp/military/shosai/m_yomu020.htm

「ブラヴォー・ツー・ゼロ」アンディ・マクナブ
 湾岸戦争でのイラク潜入任務が主体(後半は尋問と拷問の実体験)
 潜入のための準備とかも細かく描写されてる.

「SAS戦闘員」アンディ・マクナブ
 コロンビアの麻薬製造工場の捜索任務が後半にある.

「SAS特殊任務」ギャズ・ハンター アンディ・マクナブとクリス・ライアンの上司
 西側のアフガンムジャヒディンへの支援の様子などが描かれている.

「LARP」フランク・キャンパー
 ベトナム戦争での長距離偵察隊.
 曰くつきの著者が語るLARPの実情.

「アフガン,たった一人の生還」マーカス ラトレル
 読んでないけどSEALのアフガンものみたい.

「ホース・ソルジャー―米特殊騎馬隊,アフガンの死闘」ダグ スタントン
 これも読んでないけど,陸軍特殊部隊モノって紹介されてる.

「ネイビー・シールズ」ミール・バフマンヤール
 これも読んでない・・・
 アマゾンの内容紹介だと,
「成り立ちや組織,訓練の様子,パナマ侵攻や南米での対麻薬作戦,アフガンやイラクでの対テロ戦の詳細など,元隊員ならではの情報と視点が,ふんだんに盛り込まれた決定版.
 200点を越える豊富な写真も迫力満点,ミリタリー・ファン愛蔵の書.」

 あとは下の二冊かなぁ.
「暗闇の戦士たち」マーティン・C. アロステギ
「デルタ・フォース極秘任務」エリック・L. ヘイニ

 いろいろと書いてある本は多いけど,肝心なところはぼかしてあったり,微妙な評判もあったりするようなので,全てを鵜呑みにするのは危険かもしれん.
 切りもないので後は読んで確かめれ.

軍事板,2010/05/23(日)
青文字:加筆改修部分


 【追記】
5632010/05/24(月) 09:56:53 ID:???
>>538
質問するなら一応IDは出して欲しいな.

んで多脚ロボットの不整地性能だが日本でも土木用ロボットとして多脚ロボット
が実用化されているので斜面などで履帯では踏み込めない場所に行く手段
としては使えそうだ,これらのロボットは無人でも操作できるが人が乗り込む事も
可能らしい.

ttp://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20071003/512012/
ttp://www.taisho-kk.com/index.htm
ttp://www-robot.mes.titech.ac.jp/home.html
工事現場に巨大グモ出現?,斜面を登る4足歩行ロボット

ttp://kennkinews.blog.shinobi.jp/Entry/1231/
タダノが,業界初の四足双腕作業ロボット「ROBOTOPS」(ロボトプス)を開発・公開

整備性と移動における駆動系への負担を考えるなら多脚でも四脚程度にしておくのが
ベストだと思う.
移動速度を極端に上げるのは技術的に難しい問題なので市街地で活動する際には
多脚装甲車両の重量と大きさ次第だろうな.
61式自走無反動砲くらいのコンパクトさがあれば大口径砲を無反動砲や対戦車ミサイル
のフォーマットとしては使えなくも無いだろう(装甲はアルミ合金装甲か炭素素材になる
かも).

6182010/05/26(水) 17:05:24 ID:???
>>538
ちょっと亀だけど接地圧の事について触れた回答者がいないようなので簡単に.

人間の接地圧はだいたい0.2〜0.4kg/平方センチメートル(以下単位省略)ぐらい.
ただし歩くときは片足を上げるのでこの倍になって0.4〜0.8.
これがスキー板を履くと0.03〜0.04ぐらいになる.
だから普通なら足が沈む新雪でもスキーで滑れば楽しめるわけ.
対して重い装甲と強力な砲で武装した戦車は,これが覆帯のおかげで案外軽く,
だいたい1.0前後,軽いのだと0.5ぐらいで収まっている.
具体的には28tのT34/76で0.66,32tのT34/85で0.51,
ドイツだと25tのIII号Gが0.89,
重いと評判のVI号2型でさえ70tあって1.02しかない.
現用戦車だと日本の90式が50tで0.89,
劣化ウランアーマーで重いはずのM1A2が69tで1.19.
これら全て覆帯の存在のおかげだ.

逆に覆帯じゃなくて転輪の車種だと軽自動車でも1.3は軽いし,
大型トラックになると0.6や7.0,競走馬だって2.0はあるんだぜ.

ここで多脚型歩行戦車というものについて考えてみると,
接地圧としてはかなり厳しいという事がわかると思う.
いくら多脚とっても接地面積は覆帯に適わないだろうし,
歩行する時点で確実に接地圧は増えまくる.
足で地面を蹴って速度を稼ぐ「走行」なんてしたら最悪だ.

つまり,
>通常型の戦車や車両が動けない戦場
だと動けない可能性が極めて高い.

619 :618 :2010/05/26(水) 17:07:10 ID:???
すまん訂正

>大型トラックになると0.6や7.0,競走馬だって2.0はあるんだぜ.
0.6

6.0

6222010/05/26(水) 18:23:47 ID:???
>>618
脚形式なら,無限軌道ないし車輪より高い接地圧でも許容できるんだけどな.
車輪は車軸の深さまで地面にめりこんだらどうやっても脱出できなくなってしまうが,
脚は上に引き抜くことが出来るから,より深くめり込んでも脱出できる.

例えば,人の両足の裏と同じ面積の無限軌道を持った,人と同じ重量のロボットを考えてみるといい.
こいつの接地圧は人間と同じだが,ぬかるんだ田んぼを移動することは恐らくできない.
一方人間は片足を上げる分だけ無限軌道ロボットよりも接地圧が高くなるが,田んぼでも歩ける.

接地圧の数値だけをもって脚と無限軌道の走破能力を比べるのは間違いだよ.

6652010/05/27(木) 11:28:55 ID:???
>>664
あと,泥濘の密度にもよるよな
浅くても水分の比較的少ない泥濘地は地面を掘って掻き分けてるようなもんだから
人間の足でも脚が抜けなくなって嵌るし,戦車でも動けなくなる

そういう点では常識的・平均的な深さがある程度判る水の張った田んぼよりも
普段は堅い地面で,雨が降ると泥濘状態になってしまう,みたいな土地の方が厄介
見た目でも通れる地面なのか,そうでないのかわからんし

軍事板,
青文字:加筆改修部分


 【質問】


 【回答】
19:35:38 ID:???
>>669
直接戦闘に参加している場合当然捕虜になったり「不当な扱い」を受ける覚悟
くらいはさせていないとならない.
正真正銘の職業軍人ですらこの「不当な扱い」を受けるとキツイのに動員
されただけの女性兵士が耐えられるとは思えないな.

反対にだ,いくら人口が少ない国でも直接戦闘要員として大規模に女性
を前線に送り込むような国は小国であればこそ考えられない話.
君がまだ学生なら経済学の勉強をしてみるべきだし,そうでなくとも国家総動員
体制については勉強するべきだ.

例えば冬戦争と継続戦争を戦ったフィンランドなんぞは戦争の勝敗は別として
小国における第二次大戦前夜(冬戦争の話ね)の総力戦について考えさせ
られる.
あの国の場合戦力が足りなくなったら上は老人からしたは高校生まで民間人
の「男性」が戦場に出て,そのために足りなくなった生産力を女性がかなり補っている.
戦争するためには兵器を作ったり補給物資を戦線に送ったりといくらでも労働力
が必要とされる場面はあるし総力戦ともなればそれは特に顕著に現れるので
なおのこと女性を死亡する確立の高い前線に送り込むのは小国ならリスクが
大きすぎる判断だ.
少なくともこんな事を小国の政権が考えているようでは亡国の道を選択肢
にしているようなもんだぞ.これが当たり前のように感じるなら作者の頭はちとおかしい.
ソ連みたいに人口が多くて人間を物扱いするような国ならともかく,だ.

あと重要なこととしてだがあの戦争でソ連が受けた人的損失はその後も長くソ連の
国力に影響を残した.これは大国ソ連(当時のソ連は人口規模でみても今のロシアより
ずっと大きい)であっても痛手となるほどの死者を出したという事になる.

6792010/05/27(木) 19:55:28 ID:???
「戦争は女の顔をしていない」や魔女飛行隊より
オスプレイの本読めよ「第二次大戦の連合軍婦人部隊」な,ドイツ軍のもあるけど連合軍の方が面白かった
生活なんかのミクロな視点より編成なんかのマクロな視点ならこちらだ
女性兵士数はソ連100万人,英国50万人,米国20万人
第1次大戦からあるソ連と英国
アメリカ,カナダ,オーストラリア,南アフリカ,インド,ニュージーランド,ビルマは英国とほぼ同一な編成
ポーランド,フランス,オランダ,デンマーク,ノルウェーのいわゆる自由〜軍の義勇軍部隊
どの国でもやっぱ多いのは看護,通信,ないし事務的な部局だな

ソ連はかなりごちゃ混ぜな混合編成多めでほぼ完全に平等で戦車兵やパイロットや歩兵や工兵やら・・・
”魔女飛行隊”は連隊規模の独立編成ね

英国は少将クラスからの独立編成で,一番実戦的な部隊でせいぜい僻地の飛行場の対空機銃手
この対空砲兵は混合編成にもなってるが,これは大口径砲を男性に操作させて小口径砲を女性に操作させているのだと創造する
だって砲弾重いもの・・・
自由ポーランド軍は女性兵士に歩哨辺りまでならやらせてるみたいだ

まあ英国に近い国か?ソ連に近い国か?そこから始めなきゃな

英国タイプだと敵が近くに来たらさっさと撤退させるだろうから
逃げ遅れました〜みたいな展開にしないと実戦に巻き込まれる様は描けないねぇ・・・
ソ連タイプなら極端な国として描かなきゃいかんからこっちも中々束縛されるしね
設定は小国なんでしょ?
ちょっとはじめっから戦闘を目指した女性部隊は,説得力に欠けるよなぁ

ちなみにドイツでさえ英国に近いが英国より実戦的でない編成でした(終戦数ヶ月前に対空砲の操作が許可された)
もちろん実際には英国のそれよりも激しい戦いに巻き込まれたんだろうけど・・・

6812010/05/27(木) 20:09:47 ID:???
>>669
女性の特性を生かすなら直接戦闘に従事させるより単純作業の繰り返し
に強いという事で英国のようにレーダー警戒網とか通信関係の部署に
大量に配属させるほうがいいんじゃないか?

大隊規模で装備を独自編成させられるほどの軍事予算を小国がまかなえる
のかという事にも疑問が残ってしまう.
現代の欧州,北米,日本のような栄養状態の良い国家が主流ならともかく
体格的にも男性に劣っている女性が大口径砲や大口径小銃を装備し
数十キロも行軍出来るとはとても思えない.
小国だからトラックの調達数も多くないだろうしね.
>>679の言うように初めから戦闘任務を中心においた実戦部隊というのは
難しいと思う.予備部隊みたいな感じで3ヶ月程度の基礎訓練を受けた部隊
が偶発的に戦闘に巻き込まれて〜みたいな感じでないと,ね.

6852010/05/27(木) 21:21:25 ID:???
小国未満のゲリラ組織で,女性兵が多数を占めている例
http://www.google.com/images?q=mujahidin+khalk

ムジャヒディンハルクでググると分かります.

タミルイーラムの虎もやはり,女性の割合が高かったとされており
女性自爆兵部隊などもあった由.

ちなみに,イスラエル国防軍では創建当初から女性ゲリラがいたそうです.

最近の軍隊なら,アパッチなどのヘリパイロットから潜水艦乗員まで女性がいます.
アパッチの場合はアフガニスタンへ派遣されて近接航空支援してるし,
A-10サンダーボルトは撃墜されかかった女性パイロットなどが有名です.

ただし,すでに海自艦艇を舞台にした女性だけの部隊ってのは過去作品で
あります.

6862010/05/27(木) 21:27:52 ID:???
ホームガードの編成より女性の対空砲兵部隊の編成の方が先

1938年:女性の対空砲兵部隊のプランが研究される
1939年:限定的に女性が対空砲兵部隊に配属される(射手にはならなかったようだ)・ホームガードが研究される
1940年:ホームガードが編成される
1941年:本格的に女性兵士が対空砲兵部隊に配属されるようになる

あとホームガードの任務のメインは地元の街の守備で
主に飛行場の守備をした女性兵士達とは任務が異なる

ボフォースの操作員は恐らくホームガードじゃないだろう

6952010/05/28(金) 02:06:48 ID:???
>>690 ムジャヒディンハルクの場合は,ゲリラなのか解放組織なのか
定義が難しいでしょう.

小国未満の規模で,追い詰められればチェチェンゲリラのごとく
女性の戦闘参加をためらわなかった結果として,女性の比率が高く
なっていき,女性部隊が作られ,最後には男性が従者となり,女性が
戦闘員となったのだと思われる.ここらはよく調べないと分かりませんが.

成人男性に体力が劣るとはいえ,自動小銃の普及でとりあえずの戦闘を
地回りでこなしたり,ゲリラの挺身行動として影響圏からの短時日の出撃を
行うにはどうにかなるのかもしれません.

最近の軍隊では,需品・輸送・武器など戦務支援部隊では
女性の比率が割合高めです.中には司令官と参謀長がともに女性の
ところもありました.

イギリスやアメリカでもフェリーパイロットとして女性が働いていたケースは
第二次世界大戦あたりからありますし.

6972010/05/28(金) 06:03:35 ID:???
>>695
だから最近の軍隊の例を出しても仕方ないだろ.
>>669の質問文をよく見ろよ「装備と戦術は第二次世界大戦直前のヨーロッパ」って
書いてあるのに現代の軍の装備を出してどーすんだよタコ.
この時代半自動小銃なり自動小銃を一兵卒まで全てに提供出来る国といえば米国
くらいのものでほとんどの国はボルトアクション式小銃が主流だろ.
それを言うならポーランドとかハンガリーとかで女性兵士がいたかとか当時の装備
はこれくらいの重量があるので実際の運用数は男性より低くなるとか具体的な
情報を書くべきだろ.

最近の軍隊における女性兵士の役割なんざ時代の変化と共にで言い切られるが
質問している人間の設定年代を無視して自説をぶち上げるなや.
小国だから配備している小銃は当然半自動小銃とかじゃないわけで重い小銃+
弾薬+その他装備一式を歩兵は担ぐんだよ.

7062010/05/28(金) 13:26:12 ID:???
国力全体を見た場合,「男性的体力」が重要なのは軍だけではない.
たとえば英国では,各農場の中心的な農業労働者の徴兵猶予が行われている.
機関士も優先的に残されている.
逆に,軍で「男性的体力」が重要なのは一部だけ.重いもの(工具とか履帯,
有線巻いたドラム,あるいは小銃)持つ必要があれば厳しいが,同じ整備でも
無線・電装関係ならかなりマシ,とかね.動力源が別にある機械装置の
操作ならハンディはほとんどない.華やかな戦闘兵科をイメージしている人が
多いようだけど,軍隊組織の過半は縁の下の力持ち的な部署だろう.
そして,たとえば昔ながらの歩兵でも,
後備役(50代)の男を徴兵するなら,現役世代(20代)の甲種を召集した方がマシだ.
ともいえる.20代女子スポーツ選手と40代〜男性労働者を比べた場合,
前者を歩兵として軍に,後者を生産現場に置くほうが効率的なケースだって
ある.四十肩五十腰の持ち主は慣れた現場では使えても歩兵に向かない,
オッサンを兵隊にする教育,女子を労働者にする教育のダブリは無駄,とか.
つまるところ,どういう経緯や歴史を経て,その国の文化が,女性兵士を
活用するようなものとなったか,の書き方に説得力を持たせられるかどうかに
よるのではないか.ナチスが女性兵士登用に消極的だたのは伍長閣下の
個人的な考えが関与しているわけで,支配者の趣味です! でもいいけど.

7132010/05/28(金) 19:13:49 ID:???
整理を試みる.三つのレベルに分けよう.
1 軍隊的合理性 2 国家経営的合理性 3 その国の来し方,有り様
(合理的とは限らない)

1においてはまずは>712のごとく.だが,1においてはある程度不合理でも
(女性兵士前線配置とか),2,3に合致すれば実現しうる.
よって3→2→1と設定するのがよい.
1は諸賢が難を示しておられるので説明は割愛.
2が,「WW2イギリスでは重要な農夫は男でも招集せず,女性を軍で活用」
みたいなところ.
3は,前項の例が,前段はWW1の反省に基づき,後段は階級社会とWW1の
成功体験に基づく,といったこと.

比較しやすい一例として女性パイロットに注目する.30年代に民間航空熱が
高かったソ連とドイツ,ソ連では女性戦闘機パイロットまで生まれたが,
ドイツでは後方でさえ活用していない.これは2のよらず,3の差異による.
当時の民間航空熱がさほどではなかった英米では,後方では女性が飛ばして
いるので中間的である.だが,英と米とでは3の中身は異なるであろう.
なお,ライチェ女史のケースは,伍長閣下に「飛びたがる人外パイロットを
止められない性質」がある故.女史個人として活躍したが,女性パイロットの
組織的な活用はできていない.

そして,他の兵科,職務であっても同様に3→2→1と設定することで
説得力を持たせやすいのではないか.

軍事板,2010/05/27(木)〜
青文字:加筆改修部分


 【追記】
 本州を越える大きさの巨大隕石が地球に衝突し,地球が死の星と化すシミュレーションがありますが,それが予測できた場合,各国の軍は,地球衝突する前に核ミサイルによる巨大隕石への対処は可能でしょうか?

ttp://www.youtube.com/watch?v=hu-iYG-mgpo
7402010/05/31(月) 01:54:06 ID:???
>>739
むり.
7412010/05/31(月) 02:54:50 ID:???
>>739
物の爆破の基礎知識が不足しているね.まず映画「アルマゲドン」でも観てから出直しなさいな.
7422010/05/31(月) 02:56:45 ID:???
>>735
特殊部隊うんぬん関係なしに.
安全地帯まで2晩3晩不眠の強行軍で到達できる見込みがあるなら,しない理由は無い.
1週間以上かかると予測されるのに,不眠の強行軍なんてするのはただの馬鹿.
7432010/05/31(月) 06:50:43 ID:???
>>735
Cat Shit Oneを読んだらどうだ?
ベトナム戦争の米軍長距離偵察部隊の漫画だ
7442010/05/31(月) 08:55:21 ID:???
>>739
隕石まで核を持っていく手段のある国がほとんどない.
かつ,核程度でどうにかなるサイズでもない.

これ以降は筋違いなのでSF板にでもどうぞ.
7452010/05/31(月) 10:06:00 ID:???
>>739
>>1
・「こんな設定の小説書きたいんですけどどうですか?」から
 「この漫画(/小説/映像作品/ゲーム)の設定は正しいのですか?」まで,
 とにかく創作&妄想に関する質問はこちらで.

・ミリタリーもの以外の既存の漫画,小説,ゲーム等の作中における
 軍事関連の描写についての質問もOKです.

・質問者の人は,最初の質問の時に考えている設定を書いて下さい.
 世界観,設定の出し惜しみは適切な回答が得られる可能性を遠ざけます.

・極端に軍事常識から外れたSF兵器,魔法兵器,人型兵器などはそれぞれの該当板へ.

そもそもその質問はスレ違い.
これは宇宙やSFの範疇であって軍事は関係ない.
テンプレは「よく読もう」.
あと一つ宇宙空間では核爆発の影響力は破壊力を増すための大気が存在していない
ので惑星大気中ほど大きくはない.そしてあのシミュレーションに出てくるような大きさ
の隕石は人類が持つ核兵器でどうにかなるものではない.核兵器より隕石まで出かけて
いってロケットを取り付け進行方向をそらス程度だろう.
どっちにしても無理やり核兵器を絡ませる意味は全くない.

7462010/05/31(月) 11:37:01 ID:???
>>739
本州を核兵器で木っ端微塵に出来るかどうかを考えたら無理と分かるだろ
7472010/05/31(月) 12:17:24 ID:???
>>739
核兵器=すげー威力のある爆弾(兵器)としか考えつかないから
こんな考えが浮かぶんだろうな.
恐竜絶滅の一因(主因ではない)となった推定直径10kmの隕石
ですら地球上の核兵器全ての爆発よりも威力があるのに
思い当たらないのかねぇ.
すでに恐竜の絶滅という事実があるのにそういった考えはスルー
できる辺りはおめでたいというか,想像力がそこまで生かせないのか・・・・.
単に少しの労力だけど調べるのが面倒だから質問丸投げしているだけ
かもしれないけど.

ほんの10年ほど前だって木星にシューメーカー・レビー第9彗星が激突して
巨大なきのこ雲が地球からも観測されていたがあれよりもこの隕石の方が
威力は大きい.

とりあえず「隕石 核兵器 破壊」とかで検索しているとどんぴしゃり
なWEBサイトが出てきたので提示しておこう.

ttp://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/POPULAR/98sf/meteo/meteo.htm
空が落ちる日−杞憂ふたたび−

地球上に存在する全核兵器(約1万メガトン)4×10の19乗J(破壊力)
直径10kmの隕石 1.6×10の23乗J(衝突エネルギー) クレーター直径120km

直径200kmの隕石つーか小天体だとこの20倍だからどのような被害が地球に
出るかくらいは想像がつくよな?
こんな絶滅級のエネルギーを人類がどうにか出来るとまだ思っているなら
一度天文台にでも見学にいってこい.
748 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2010/05/31(月) 12:24:38 ID:0i0iVOYm
完全にSFの分野だよな.妖星ゴラスのほうがまだありそうだ.
7492010/05/31(月) 12:46:18 ID:???
質問者は「対処」としか書いてないのに,いつの間にか「破壊」前提になってる件.

超遠で発見できて,超遠で対応できるなら,そんなにエネルギーは必要ない.
ほんの少し軌道をずらせれば外れる.遠ければ遠いほど,わずかな軌道変更ですむ.

まあ現代では,超遠で発見するには凄まじい幸運が必要になるし
見つけてから間に合うように,超遠に物を運ぶこと自体不可能ですけどね.

結局無理なんだけど,隕石のエネルギーとか核の破壊力とかとは
まったく別の理由で無理なわけです.
7502010/05/31(月) 12:48:44 ID:???
何も破壊する必要は無いよ.できるだけ早い段階で軌道をずらしてやれば良い.
横殴りのフックを与えてやれば軌道がずれて地球と衝突しなくなる.
問題は衝突までの時間が数年単位で残されていなければ衝突を避けるまでの
ズレを起こせないってことだ.
7512010/05/31(月) 12:50:45 ID:???
>>750
本州の大きさだといくら核兵器を爆発させても軌道が大きくずれたりしないだろ.
7522010/05/31(月) 12:51:38 ID:???
とりあえず本州よりもでかい隕石という設定はぜったいに止めろ.
せいぜい直径10kmとかそんなもんにしておけ.
7532010/05/31(月) 12:58:07 ID:???
>>751
軌道をずらすのはできたとしても僅かだけだ.衝突までの時間が大きいほど僅かな
軌道変更で済む.
今まで衝突の可能性が指摘された小惑星は地球に近い軌道を持っていて
それで数年〜十数年の猶予があり,ミサイルの射程も短くて済んだだろうけど
遠くからまっすぐ地球に向かってくる天体を迎撃するのは無理だな.
7542010/05/31(月) 13:17:18 ID:???
>>739 発見して衝突するまでに時間的猶予があり,幸運が重なれば
対処可能.

たとえば,たまたまその隕石と軌道要素が近い小惑星が別にあり,さらに
その小惑星のそばに太陽系近傍を通過する別の隕石(彗星)がある
という具合の天文学的な幸運が重なった場合.

人類の手が届く範囲の彗星に核パルスエンジンを据え付けて
玉突き衝突を繰り返して,最後にはその巨大な本州並みの大きさの
隕石を破壊,或いは軌道をそらすことが可能だろう.

ただし,その過程で極めて大きなデブリが生じるから,これを木星や太陽などの
太陽系内の巨大惑星や恒星に吸い取ってもらう必要があるかもしれない.

この辺の軌道計算などはきちんと計算できるはずなので,面白おかしく
筋立てと組み合わせれば楽しいだろう.
7552010/05/31(月) 13:45:56 ID:???
>739
十分な時間があれば可能.
その場合でも破壊するのではなく軌道を変えて当たらないようにする,
くらいが精一杯だと思う.

http://www.astroarts.co.jp/news/2000/07/14icarus/index-j.shtml
という研究もあるけどね

7562010/05/31(月) 13:49:03 ID:???
しかし,どうかんがえても軍事板じゃ板ちがいだ.
7572010/05/31(月) 13:51:08 ID:???
しかし,どうかんがえても軍事板じゃ板ちがいだ.
7582010/05/31(月) 13:56:03 ID:???
チラ裏…役に立つかな?
小惑星などが地球に衝突するかもって話で子供向けとか考証が甘い話に多いけど
「小惑星が衝突する」ことが最初に分かって「いつ衝突するかを詳しく計算する」
って流れになるけど,順番が逆.

まず,「何月何日,何時何分に衝突する可能性がある」という事が最初に分かる.
計算が難しくなっていくのは「本当に衝突するか?」という事.その天体と地球・月・
太陽・木星など主な重力源の影響をニュートン力学によって計算し危険なほど接近
又は衝突する事が判明する.この時点で正確な時間が分かる.
その後,もっと小さな天体の重力の影響も計算に入れて正確な軌道を割り出していく.
影響すると考えられる全ての重力の影響を足し合わせて最終的な結論にたどり着く.

遠くから地球を直撃する天体がある場合,未知の天体が多いので軌道計算も正確には
できないんだよね.
7592010/05/31(月) 14:07:44 ID:???
>>750
核兵器の宇宙空間での使用はともかく衝撃波が大した事が無い(熱線
とかはあるよ)から大きくずれないんだよ.
爆発の影響でややこしい軌道に入ってしまう可能性もあるからそんな
面倒なことになるくらいなら最初から計画性があり軌道計算が出来る
ロケットを取り付けて延々噴射させて軌道変更させる方が現実的.
極端な話地球や月に衝突しないのならなんとでもなるだろう,仮に
金星や火星に向かうとしてもそれはそれで.

>>754
それはかなーり幸運で無いと無理だろう・・・・.

>>739
対処するには隕石まで出かけてロケットを取り付ける作業を行える宇宙船
と大量のロケットなどが必要.
そしてそれらの作業が可能な宇宙船が無い以上無理.
隕石が20年後にぶつかるとかならまだあれだがほんの2,3年とかだと無理だねぇ.

探査機「はやぶさ」は小惑星帯に行って帰ってきているが決まった軌道を公転している
小惑星に行くのもあれだけ大変なのだから衝突コースをとっている隕石に有人
宇宙船を接近出来るかどうかもまた難しい.

7602010/05/31(月) 14:09:25 ID:???
>>739
SFの範疇なんで他所に行ってくれ.

7612010/05/31(月) 14:18:09 ID:???
>>759
核弾頭をめり込ませて小惑星の一部を推進剤にしてしまえばいいじゃない.
7622010/05/31(月) 14:21:00 ID:???
>>739
>>747のリンク先にブリティッシュ作戦,コロニー落としの力学って項目もあるから
見とけ.
あとピンポイントクラッシュというのも参考に.

ttp://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/POPULAR/98sf/colony/colony.htm

ttp://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/POPULAR/98sf/crash/crash.htm
ピンポイントクラッシュ−平均自由行程と衝突時間−
宇宙の彼方から飛来してきた天体 (他の惑星や恒星,はたまたブラックホール)が,
太陽系に突入し,太陽(あるいは地球)に衝突する.
しかもピンポイントクラッシュ!
太陽系の危機だ!! ピンポイントクラッシュが起こる可能性は?

直径が200kmあってもアルベド比によっては直前まで発見出来ない可能性が高いから
衝突予測がしにくいんじゃないかな.
まだ,宇宙人が載ってて識別用に電波発信している宇宙船とか核融合推進
ロケットの噴射炎で光通信をしている宇宙人とかの方が発見しやすいよな.

>>761
意味分からんぞそれだとw

7632010/05/31(月) 14:29:29 ID:???
>>762
>>>761
>意味分からんぞそれだ
真空中で核の威力が落ちるのは分かるが,バンカーバスターみたいな核ミサイルで
小惑星の内部に侵入させ一部を蒸発させてロケット噴射にしてしまうか,アルマゲドンは
行き過ぎだが破片を吹き飛ばせば運動量を変えてしまえば軌道が変わる.
7642010/05/31(月) 14:44:36 ID:???
>>763
吹き飛ばした破片の大きさが十分大きくてそれが地球への衝突軌道
に入ってたらどーするの?
破片だからさらに発見しにくくなるし吹き飛ばした時に運動エネルギーを
得ることによってより威力が増す可能性があるよね?

7652010/05/31(月) 15:14:11 ID:???
>764
>吹き飛ばした破片の大きさが十分大きくてそれが地球への衝突軌道
>に入ってたらどーするの?
社会党的言い掛かりだなあ.
本体が当たるより全然良いじゃん

>破片だからさらに発見しにくくなるし吹き飛ばした時に運動エネルギーを
>得ることによってより威力が増す可能性があるよね?
被害が出るくらいの大きさの破片なら見えるだろ.
運動エネルギーにしても,一年かけて地球の半径だけ動けばいいだけのエネルギーしか与えるつもりはないんだから気にする程じゃない.
惑星間の相対速度に比べたら蚊の涙ほどの速度変化だよ.
7662010/05/31(月) 15:23:21 ID:???
>>765
俺は>>764じゃないけど本体が当たるより全然いいという君の考え方が
わからん.
あと社会党云々はお前さんの個人的な思想であって言い訳に使うなよ.

直径20mの破片でも最大級の核爆発に匹敵する威力があるんならそれを
迎撃できるのか?
破片が100とか200とかになってそれら1つ1つが数百メガトンクラスの威力
を持ちこれら多数が地球への衝突軌道に乗っかってたら対処出来るの?
ほんの数十メートルの大きさの破片ですら局所的に壊滅的な被害が出る
なら基本破片が地球に落ちない,破片を出さないように努力するのが
当たり前のことだろ?

7672010/05/31(月) 15:44:13 ID:???
そこで南極に巨大なロケット推進装置を設置して,地球の方を・・・
7682010/05/31(月) 15:46:43 ID:???
地球と衝突コースにある天体の軌道をそらすのに核を使うという時,想定としては
ペネトレーター(貫通体)中に核弾頭を入れて,ある程度まで貫通してからの起爆を
想定する.米露の計画もそうだし,小説や映画もほとんど.理由は前述の通り,小
天体には大気が無いので,表面で爆発させた反動だと核出力の数分の一〜数十
分の一しか伝えられず,非効率極まりない.

小天体の一部を吹き飛ばすのに核を使うと,作用反作用の法則で,小天体から
分離した一部の重さと速度になった分の反作用が小天体に作用する.
その後,観測する小天体が二つもしくはそれ以上に増えるというデメリットはある.
もし本体が衝突コースをそれたが分離した一部が再び衝突コースに乗ってしまった,
という場合に再びぶつけるために,核搭載のペネトレーターは時間差を持って複数
打ち上げ,地球からの指令で多少の軌道変更を行えるように設計するのが望ましい.
また複数の核弾頭を搭載し,爆発させる数を直前まで変更可能にすると,どの程度
の衝撃を天体に与えるか直前まで変更が可能になる.

小天体の軌道観測は時間を経るほど詳細になるが,小天体とぶつける核はなるべく
早い段階で打ち上げて,地球から遠くで作用させたい.
つまりとにかく打ち上げてしまい,途中で追って微調整し,最終的には貫通する深さと
起爆する弾頭の数で軌道変更要素をギリギリまで可変にしておく.
さらに目標の軌道変化を見極めてからフォローする二発目,三発目,それ以降を時間
差を設けて打ち上げておく.使わないと決まった段階で宇宙花火だが,沢山打ち上げ
た方が安全.最終的に「飛来するが大気圏で燃え尽きる」まで細分出来れば成功.

上記の内で最も問題になるのは,一番最初.とりあえず小天体に向けて核を載せて
飛ばせるミサイルが一番難しい.人類が今まで打ち上げてきた多くのロケットは,せい
ぜいが静止衛星や月軌道を目標にしたもので,深宇宙へはスイングバイ方式を用いる.
対小惑星ミサイルの場合,使えても月でのスイングバイが精一杯.早ければ早いほど
遠くで軌道に干渉できる為,用意できる目一杯のサイズで一発目を打ち上げる事に.
残ってるサターンVの1段目からすると,最初の二発が最大.
後はだんだん小さくなるしかないw 困ったw
7692010/05/31(月) 15:54:29 ID:???
>>768
運搬方法が一番困るんだよなw
人類がどうにか出来るのは静止軌道くらいまででその向こうはスイングバイ
くらいしか速度をあげる方法が無いし,大きなペイロードを運ぶ方法が無い.

イオン推進ロケットは低速だけどずーっと加速し続けて最終的に速度と距離を
稼ぐ方式だから小天体迎撃(こっちの方が軍事板向け表現)には向かない.
核パルス推進宇宙船とかにミサイル搭載とかかなぁ.

7702010/05/31(月) 16:06:20 ID:???
>>769
一度にやろうと思うとサターンVで遷移軌道に載せられる100トンに収まる
範囲が,対小天体ミサイルの最大限度になっちゃうんだよね.
ただし,ドンガラが100トンで,燃料はエネルギアやシャトル使って継ぎ足し
に昇っていくなら,かなりデカイ発進重量になるお.
時間掛かるけど,とりあえずの方法としてはそれが最大級かな?

国際宇宙ステーションの隣に作業ヤードを作って,精密作業はステーション
内で,ブロック工法は宇宙空間で,なんてのが夢がひろがりんぐでSF的には
面白いけど,実際の宇宙空間で精密な工作なんてムリ.
ましてや歩留まりなんて考えられないから,冗長にはなるが地上で「打ち上げ
の衝撃に耐える」頑丈なモノを作るしかないんだね.

宇宙工作が実用段階に入れば,加速をイオンエンジンや太陽セイルでゆっく
りなモノにして,本体もかなり軽い構造でイケるようにもなるんだけど,10年単
位の技術の進歩が必要になるなw

今考えられるのはとりあえず,F-1エンジンの在庫の有効利用.
人類はここ50年足踏みしてるんだよね.
7712010/05/31(月) 16:52:49 ID:???
>>735
特別な理由がない限り
その作戦そのものが特殊部隊らしくない
あまりにもバックアップがなさすぎるし大部隊の規模が
連隊規模ならそれほどの大部隊の動向をつかめないというのもね

まあ,予期せぬ出来事があるので何ともいえないけどね.設定が足らなすぎる
7722010/05/31(月) 17:07:01 ID:???
>>770
だな,隕石の衝突をなんとかしようとするアイデアと衝撃を与える
道具(核兵器など)はあっても運搬手段が無い.
離島に荷物を届けようにも手元には手漕ぎボートしかないそんな状態.

なので>>739へ回答するなら現在の人類の技術では無理.

7732010/05/31(月) 17:55:27 ID:???
>772
惑星探査機が飛んでるじゃん.普通に届けられるよ.

7872010/05/31(月) 19:20:09 ID:???
>>773
志村〜探査機の重さ,重さ.

まあネタなんだろうけど運搬用核ミサイルもしくは宇宙船一式とたかが数トン
の惑星探査機を比べられてもな.
探査機はどれだけ遅くても目標につけばいいけれど隕石は待ってはくれない
からスピードが要求されるしな.
到着に数カ月かかる海外向け船舶郵便と航空郵便を比べるような話だ.

7892010/05/31(月) 19:27:55 ID:???
重量のある探査機で外惑星系まで到達出来たのってカッシーニくらいか.

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/カッシーニ
重さ5.8 t

ボイジャー1,2は800kgも無い.
カッシーニにしても大半が推進剤でこの重量がやっとこでスイングバイ
までして速度を得ている以上核ミサイルなんてのはもっと重いからな.
核弾頭だけじゃ話にならないし隕石に穴を穿つ機械も含めたらエラいことになる.

7962010/06/01(火) 01:25:56 ID:???
>>766
>直径20mの破片でも最大級の核爆発に匹敵する威力があるんならそれを
>迎撃できるのか?

数キロのヤツが落ちてきて「人類終了」よりはいいべさ
ソレもダメってんならアンタ日本社会党だw

>>769
「ハレー艦隊」のときのソ連のヴェガは4トン級
7972010/06/01(火) 02:14:21 ID:???
>>764
>吹き飛ばした破片の大きさが十分大きくてそれが地球への衝突軌道
>に入ってたらどーするの?
どんだけ悪運なんだよ.数億個の実数は分からない小惑星が今までほとんど衝突が
確認されてないのに破片が衝突する可能性なんて考慮に値すると思ってんのか?

7982010/06/01(火) 02:25:13 ID:???
粘着君がいてるナァ.

7992010/06/01(火) 02:51:05 ID:???
つか,数年単位での時間があれば余裕.超余裕.
20世紀の技術でも十分可能.

>>744
>隕石まで核を持っていく手段のある国がほとんどない.
というのも間違い.

>>746
>本州を核兵器で木っ端微塵に出来るかどうかを考えたら無理と分かるだろ
>>747
>恐竜絶滅の一因(主因ではない)となった推定直径10kmの隕石
>ですら地球上の核兵器全ての爆発よりも威力があるのに

というのも根本的に誤解している.

地球衝突までの数年間で,その小惑星の軌道を地球の半径と同じ幅(6400km)だけずらせば地球への衝突は回避できる.
なにも木っ端微塵に粉砕する必要は無い.

仮に一年間しか余裕が無くても,その小惑星に対し秒速20センチ程度の速度変更が行えれば地球との衝突はない.
技術的にさほど困難はない.
8002010/06/01(火) 03:50:00 ID:???
だからSF板の方で聞けといっておろうが.

>>隕石まで核を持っていく手段のある国がほとんどない.
>というのも間違い.

今衛星打ち上げ技術を持っている国がどれだけあると.
そのロケットのペイロードがどのくらいあるかと.
でもって,その小惑星にたどり着けるおよびそこで作業のできる技術がある国がどれだけあると思っているのだ.
日本のH2型であの程度,ICBM程度じゃ衛星軌道すら怪しいシロモノだが.

>仮に一年間しか余裕が無くても,その小惑星に対し秒速20センチ程度の速度変更が行えれば地球との衝突はない.
>術的にさほど困難はない.

現在の反動推進だと消費した推進剤の分しか動かせないのだが.核を使っても軌道変更すら怪しい.
均一素材でも構造強度が有り余っているわけでもない小惑星の軌道変更なんて現行の技術じゃ困難にも程がある.
宇宙ステーションすらあの程度のものがやっとだという宇宙開発の困難さを舐めてはいけない.
8012010/06/01(火) 03:58:03 ID:???
ISSは金の問題
8022010/06/01(火) 04:02:32 ID:???
>>799
本州大の小惑星を秒20cm動かすエネルギーってそんじょそこらの核兵器
では出せないんじゃないかと思いますが?
8032010/06/01(火) 04:03:18 ID:???
>今衛星打ち上げ技術を持っている国がどれだけあると.
アメリカもロシアもESAもそして日本も持ってるね

>現在の反動推進だと消費した推進剤の分しか動かせないのだが.
推進剤を高速で噴射すればいいだけ
イオン推進とかでいいんじゃないの
電源は太陽電池でいけるでしょ
8042010/06/01(火) 04:06:53 ID:???
冗談みたいな核兵器を新たに作るでしょ.
8052010/06/01(火) 04:08:10 ID:???
宇宙ヨットという新たな手段が今実験されとりますな.
8062010/06/01(火) 04:32:22 ID:???
>>803
本気で言ってるのか?
イオン推進は推力が非常に弱くほんの少しずつしか押せない.
小さい探査機ならそれでもいいが相手は直径200kmの隕石だぞ?

8072010/06/01(火) 04:34:57 ID:???
ああちと違うな,比推力は大きい.

8082010/06/01(火) 04:37:00 ID:???
>>807
沢山設置させればいいじゃん
年単位の期間があれば確実に移動させられるよ
8092010/06/01(火) 11:11:12 ID:???
で,どこからその推進剤はわいて出るのかを詳しく.

>>803
で,そのうちで衛星軌道よりも上に持ち上げられる能力がどれほどかと.
今のロケット技術衛星の打ち上げ成功率がどのくらいか知っているのかと.
人が乗らないものだと丁半博打だぞ,アレ.
8102010/06/01(火) 11:29:28 ID:???
>>808
小惑星全面に設置しても力不足
8112010/06/01(火) 11:33:14 ID:???
まあ現状じゃあ運任せなのは事実.

アルマゲドン計画でもとっととぶち上げて哨戒網をきちんと作るのが先決でしょう.
ハッブル級の衛星を数個打ち上げて天文学者貼り付けて,怪しいコースのやつには探査機飛ばして...ここまででどれだけ予算使うか.

実際に来襲となれば桁違いの質量をもっと遠くに投げなきゃいけないんですよ.

8132010/06/01(火) 12:00:33 ID:???
推進剤が少ないならそのぶん高速度で噴射すればいいじゃない
8142010/06/01(火) 12:21:43 ID:???
>>812
爆発事故が起きかけたことはあります.しかし,原潜が原爆にはなりません.
8152010/06/01(火) 12:28:19 ID:???
まあ推進剤の量が同じなら,噴射速度が速い(比推力が大きい)方が
増速量は大きいな.
8162010/06/01(火) 12:33:47 ID:???
太陽光で得られるエネルギーで小惑星を溶かしてガスにして推進力を得る.
8172010/06/01(火) 12:52:08 ID:???
1,太陽光が常時当たるとは限らない
2,小惑星がとかせるだけのエネルギーが得られるとは限らない
3,その小惑星が溶かしてガスになるものになるとは限らない

>>812
核融合による爆発はそうそう起こせないと思いますが,核動力に関した爆発なら簡単です.蒸気圧によるものとかで炉心溶解とかで

8182010/06/01(火) 12:59:53 ID:???
小天体に掘削装置を複数取り付けて坑道を掘り下げ,放射状に核爆弾
を多数埋め,天体の一部を放り出すカタチに爆発させる.
質量の何%でも真横に飛ばせれば,反作用で軌道がズレる.
地球軌道のあっちとこっちに残った部分と跳んでった部分が挟叉だから,
ちょっとでも計算が狂うと「やらない方が良かった」になりかねないがw
全部リモートってわけにいかんから,人間も届けようとなると現用の技術
ではムリだな.映画のようなわけにはいかん.地中貫通爆弾タイプで精密
誘導できれば良いけど,それだと「やらない方が」の確率が上がりかねんw

最初っから直径200kmで直撃コースでは難しいので,目標は数百mで月軌
道内に入り込むかも?な奴を撃ってズラせる作戦とか複数経験した後じゃ
ないと,いきなりは出来ないだろうなぁ.
けど本来無害な小天体を「技術開発の為にデブリにしました」だと宇宙環境
問題になりかねんw

月に巨大な太陽光発電装置とレーザー砲を設置して,天体の一部を蒸発
させ続け.生成ガスの反動で軌道コントロールするはなんてSFのアイデア
だったっけ? これなら一回作れば小さい目標から大きな目標まで,繰り
返し実用しながら技術が蓄積できると思った記憶がある.
8192010/06/01(火) 13:08:22 ID:???
>>817
原子炉の燃料じゃ核融合ははそうそう起こせないどころか確実に起きない.
8202010/06/01(火) 13:08:30 ID:???
>>818
破片が地球に当たる危険は無いし,小惑星を地球に向けて加速したとしても
軌道はズレて外れるよ.
衝突対象に加速して衝突時間を早めるような相手は太陽系では太陽だけだ.
8212010/06/01(火) 13:46:09 ID:???
明確に分離するほどの加速度を与えられた破片が地球に衝突するということは,
本体は元々衝突軌道に無かったということになるか.
8222010/06/01(火) 14:08:53 ID:???
>>821
そう単純でもない.
太陽系内では太陽などの重力で全ての天体が加速度運動をしている.衝突コースは
1つじゃないし,太陽を回って思わぬ方向から衝突というのもあり得る.計算上は.
(現実にはランダムに飛ばした破片が地球に衝突する可能性は皆無だが)

惑星探査機を目標の天体と全く無関係と思える方向に打ち出してスイングバイで
より早く到着させているくらいだ.
8232010/06/01(火) 14:14:55 ID:???
惑星としては大きい木星が,その重力で引き受けてくれてる小惑星も多いんじゃなかったっけ?
おかげで地球まっしぐら且つヤバい質量の天体直撃が少なくなってるらしいが
8242010/06/01(火) 14:37:53 ID:???
>822
単純でおk
そう当たるもんでもないよ
むしろピンポイントでの衝突のほうが余程レアケース

軍事板,
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 パイナップルアーミーという漫画で,
「戦闘員はいくらでも行き先があるが,俺みたいな人間は小さな会社の経理係が関の山だ」
と,傭兵部隊の元主計将校が言っていました.
 しかし,戦闘員よりは主計将校の方が,社会では役に立ちそうなスキルを持ってる気がします.
 実際問題として,傭兵部隊の戦闘員と主計将校なら,どっちが潰しが利くのでしょうか?

 【回答】
 日本の話なら,いくら現場経験があっても資格持ってないと,中途採用は厳しいぞ.
 その現場経験も「海外で傭兵やって主計をやってました」じゃね.
 笑われるのがオチだろな.

 日本よりは中途採用に厳しくない欧米でも,キャリアがなければ専門職は,中途採用は難しい.
 欧米でも「傭兵」は,「まともな仕事にありつけなかったか社会不適応のドロップアウト組」の扱いだから,やっぱり「海外で傭兵やって主計をやってました」じゃ笑われるだけだ.
 コネが無ければ,一般社会への再就職はかなり難しいだろう.

 今じゃ「PMC」と呼ばれるようになって,「ちょっと特殊な警備会社」とか「ちょっと危険な現場に出る会社員」みたいな扱いになってる「傭兵」だが,「金で雇われて,他国の兵隊として戦闘行為をする」のは,基本的には国際的違法行為だということを忘れないように.

「傭兵部隊の主計将校だった」
というのは,日本でいうなれば
「暴力団で金庫係幹部やってました」
というようなもの.
 組を辞めたあと,社会で再就職が簡単にできると思う?
 ヤクザ時代に培ったスキルで,潰し効くと思う?
と考えれば解るかと.

 以前の経歴を語って潜り込むより,再就職訓練をした方が遥かにいい.
 正規軍にいて退職後,どこかの会社に就職というのなら,国によっては扱いはいいけれど,傭兵はそれだけダーティ(汚い)なイメージが付いて回るよ.
 ぶっちゃけ職業訓練を受けるつもりが無いか,受けても自分がカタギの仕事に向かなかったという事に対する,言い訳だろうな.
 何にせよ,一部の漫画の設定を鵜呑みにして,実際問題として考えるのはやめとけ.

軍事板,2010/05/31(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 大日本帝国陸軍は突撃馬鹿だったの?

 【回答】
 歩兵操典くらい目を通してから書いてくれ.
 いつから陸軍は「突撃しか能がない軍隊」になっているんだ?
 重機関銃による火力支援については,歩兵操典ではこうなってる(原文ママ)

――――――
第三百四
 第一戦歩兵突撃ヲ準備スルニ至レバ機関銃ハ最モ有利ナル位置ニ進出シ準備ヲ周到ニシ第一線歩兵ニ密接ニ連絡シ我ガ突撃ヲ妨害スベキ敵特ニ側防機能ヲ撲滅若シクハ制圧スベシ
 突撃の機熟スルヤ機関銃ハ火力ヲ最高度ニ発揚シ歩兵ノ突撃ヲ誘起スベシ側防機能ノ射撃ニ専任スベキ機関銃及自動砲ハ地形地物ヲ利用シ予メ周到ナル準備ヲ整フ
 機関銃鉄条網ヲ破壊スルニ方リテハ突撃部隊ニ密ニ連絡シ勉メテ敵ニ近ク進出シ短時間ニ目的ヲ達スルヲ要ス

 第三百六
 第一線歩兵敵陣ニ突入セバ小隊ハ機ヲ失セズ最前線ニ進出シ陣地内ノ攻撃ニ密ニ協同スベシ特ニ自動砲ハ行動ヲ機敏ニシ対戦車射撃ニ遺憾ナカラシム此ノ際一地ニ蝟集シテ無益ノ損害ヲ被ラザルヲ要ス此ノ時機ニ於ケル幹部以下ノ勇敢ナル動作及戦機ニ投ズル射撃ハ戦闘ノ成果ヲ特ニ大ナラシムルモノナリ
――――――

 突撃前の地ならしとして重機関銃で徹底的に敵を叩き,陣地移動を繰り返し行いつつ,歩兵部隊を支援せよと読める.
 これでも,日本陸軍は白兵突撃思想しか無いと思うか?

軍事板,2010/06/03(木)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 パトレイバー2で自衛隊が治安出動で,戦車やら装甲車やら引っ張り出していましたが,あれって警察力に代わるには過剰な装備ではないですかね?
 陸海空幕僚長が辞任しているのに,防衛長官や首相が直接部隊を指揮しているのでしょうか?
 命令系統も良く分かりません.

 【回答】
 その警察力では対処できない事態だからだろ.
 劇中ニュースの石川官房長官(だっけ?)の会見によると,「予想される最悪の事態」に備えて「陸上自衛隊内の信頼の置ける部隊」を集めて配置してる訳なんだけど,政府が考えている「予想される最悪の事態」ってのは自衛隊の蜂起なんで,警察じゃ到底太刀打ち出来ないから,同じ装備持ってる自衛隊を呼んだということ.

 そして,「治安出動」に「用いる武器の制約」はない.
 「武器の使用基準」に対する制約があるだけ.
 ので,別に戦車や装甲車を持ち出してはいけない,ということもない.
 武器として使用するんでなければ.
 戦車の主砲使って人間を吹き飛ばす,オーバーキルなのは使用基準違反だが,戦車を障害物として道路封鎖するのに使ったり,普通科隊員を銃撃などから守る遮蔽物として利用するのは,特に制限が無い .

 ゴム弾込めたスタン銃と,ポリカーボネートの盾.
 その上は投石避けを装備した放水車.
 それでも排除できない場合は戦車や装甲車.
 砲は使わない前提だが,装甲の厚さは役に立つ.
 日本では,陸自が治安出動した実績はないけどね(笑)

 外国でも,非武装のデモ隊の設置したバリケードの排除に,ドーザーブレード付けた戦車が先頭に立ったりする.
 これが開放コックピットの普通の建機だったら,デモ隊が近付かないように,盾を並べて行進しないといかん――あさま山荘事件では,鉄球車の操縦席を守るため,鉄板巡らせた――が,戦車なら護衛は不要.
 圧倒的に強い道具を使う事で,双方の被害を防ぐ,という発想が有る.

 ただし視界が悪いので,車体の直前にデモ隊の一部が身体を投げ出す等すると,気付かないで踏み潰す場合が有る.
 不可避な状況であっても,被害側はヒートアップするので,戦車を持ち出しても動かさない方が無難だったり.
 交差点を塞ぐバリケードに使ったりする例の方が多い.

 ちなみに,ロシアでは出動した戦車が,首都の街中で主砲をぶっ放した実績がある(笑)

 自衛隊の指揮命令系統について言えば,陸海空の3幕僚長は直接的な指揮権は,少なくとも建前上は持ってない.
 彼らはあくまで,「防衛大臣(長官)と総理大臣を補佐する」という位置付けなので.

軍事板,2010/06/04(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ジャングル戦で活躍するスナイパーが主人公ですが,途中で狙撃銃が壊れてしまい,敵兵が大勢いるジャングルからの脱出を図るシーンがあります.
 こういう場合,見付かった時用のサブウエポンとしては,何を持たせるのが良いですか?
 拳銃とナイフしかありえないですか?

 【回答】
 そんなあなたに是非オススメしたいのは,ベトナム戦争で狙撃手物の定番,『狩りのとき』
 『極大射程』がすごく有名なので,読んでいる人も多いですし,ちらっとオマージュという形で嫌味なく出せるといいかも.

 装備は任務やチーム編成による.
 狙撃手は大体,スポッターと2人組.
 場合によっては警戒役もいれて3人組になってる編成もあある.

 狙撃手は狙撃銃の他にも突撃銃などを持っている事が多い.
 移動や警戒時に,狙撃銃では使い勝手が悪いし,精度を維持する為に慎重な扱いが必要な狙撃銃は,いざという時までケースなどに収めて使わない事もある.

 拳銃は,市街地やジャングルなど交戦距離が短い地域では重宝するが,砂漠や平原が任務地だった場合,他の装備との兼ね合いで所持しない事もある.

 ナイフは生活用具として,最低1本は所持するだろう.
 しかし実際には,フィクションのような白兵戦はそうそう起こるもんじゃないので,戦闘用のものをわざわざ持ち歩く可能性は少ないかも.

軍事板,2010/06/04(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ヒトラー暗殺後,暗殺グループがクーデターをも成功させるには,どの程度の兵力が必要ですか?

 【回答】
 1944年7月20日のアレでいいんだろうか?
 それより後となると草刈りで,積極的に事を為す連中は潰されてしまうので.アレで良かったら,総統大本営で事後に綺麗に掃除を出来る部隊が居れば,事は為せたと思う.
 ヒトラーをちゃんと殺せていれば,風見鶏している将校が寝返るので,首都の方は居るに越したこと無いけど,戦力的には現実のままでも大丈夫.
 ただ,どちらにせよ史実のような部隊掌握では駄目で,もっと忠実な部隊が必要.
 具体的に部隊名とか出せない程度で申し訳ない.

 一番良いのは1923年の段階で,ハンマーシュタイン少佐麾下の大隊に鎮圧命令が出ていることなんだけど.
 戦争前だとチェコの時.

軍事板,2010/06/05(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 もしWW1直前までのいずれかの時代,フランスを英国が属国化していたら,その植民地も手に入って「イギリス無双」になれますか?

 【回答】
 19世紀よりも前,ルイジアナをフランスが持ってたり,19世紀にメキシコへフランスが戦争ふっかけてして敗退して頃なんかから色々あれば,話も違ってくる.
 仏の植民地というとアルジェリア,ベトナムもあるけど,アフリカ大陸では結構あちこちに広がってるから,アフリカ経営という点でみれば,英領と一体化される利益は大きいはず.

 また,クリミア戦争のようなこともやってるし,トルコからのギリシャ独立,エジプトへの介入なんかも始まっているわけだし,イタリアのリソルジメントにもどう関わっていくのかで,随分話が違ってくるし,

 そもそもプロイセンにフランスが負けるかどうか分からなくなってくる.

 ということで,正直言って,そのテーマは書き方一つで随分変わる.

軍事板,2010/06/05(土)
青文字:加筆改修部分


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