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Az "Besoroltatlan Vázlat wiki" Oldal Tetejéréjébe
軍事とかについて質問すると住人達が答えてくれるスレ@オープン
※青文字:加筆改修部分
ただし,「である」「です」調の統一のため等の補正を除く.
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész
Azonban, kivéve a korrekciót s a más, hogy úgy korrigáljuk, hogy
egyesítse normal stílus "dearu である" s udvarias stílus "deszu
です"
※レス回収基準値 v.e.r. = 8
Res felépülés Kritériuma, v.e.r. = 8
※既出Q&Aの関連記述は,「追記」で処理.
Úgy kezeltem a Fentiekből Q&A-nak vonatkozó leírása, mint egy "utóirat".
※編集に手間取りそうなもの,または,調査が必要なもの等は,<保留>として後日回し.
Az res volt folyamatban és kerülták ki , hogy szánjonok időt szerkesztni
vagy ki kellem vizsgálni.
目次 Index
** 【質問 kérdés】
騎兵と竜騎兵と騎馬歩兵の違いを教えて.
特に竜騎兵と騎馬歩兵がよく分からん.
どっちも戦闘時は下馬だよな?
【回答 válasz】
竜騎兵は16世紀頃から19世紀後半頃まで存在しているけど,その定義・意味は国ごとで違う.
16世紀頃なら竜騎兵は騎兵科ではなく歩兵扱いで,純粋な乗馬歩兵.
その後,拳銃やカービン銃で騎乗したまま銃撃を加える(騎馬鉄砲隊)のような運用でも,竜騎兵という言葉が使われている.
さらに,プロイセンやオーストリアだと胸甲騎兵(重騎兵)のことを竜騎兵としている場合も有り,フランスあたりだと軽歩兵と竜騎兵を同じような意味合いで用いる場合もあって,とってもややこしい.
騎兵を廃止した今日でも,名誉称号として竜騎兵連隊とか言葉だけ残している場合もある.
竜騎兵という言葉は使われていないが,日露戦争頃の日本陸軍の騎兵なら,どちらかというと乗馬歩兵の性格が強い騎兵だったりするわな.
関連スレ
[近世総合(1400年頃~1849年)]火縄銃登場後の戦国時代・大航海時代 01
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/army/1395236325/
[19世紀後半からWW1後まで総合(1850~1938年)]幕末・日露・満州事変 01
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/army/1395237263/
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/01(火)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/01(kedd)
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** 【質問 kérdés】
第二次大戦時代の戦闘機による空中戦について質問です.
まず航続距離やスピード,装甲などその他の条件が全く同じだと仮定します.
「たくさんの銃」を持つ戦闘機と,「少数ながら威力の高い砲」を持つ戦闘機とは,一体どっちが強いのでしょうか?
一例として
「15mm機銃10門」を搭載した戦闘機と,
「30mm砲2~3門」を搭載した戦闘機と(30mm砲5門としたかったところですが,5門も搭載した時点で絶対にスピードは落ちますよね……)
果たしてどちらがより有利に敵機を撃墜できますか?
【回答 válasz】
個人的には後者だと思うよ.
前者だと弾切れが早いうえに攻撃が軽い.
大戦後期の戦闘機,攻撃機,爆撃機などは非常に堅く,7.92mm,12.7mm,13mmじゃ装甲を貫通出来なくなってきたんだ.
ちなみに15mm機関銃を10門もなんて積めない.
双発でも多くて8門.
20mm,30mm砲は1,2門だね.
基本的には13mmなどの小さなもの1~2門と,30mmなど大きなもの1門のような組み合わせ.
ちなみに積んでいる弾は200発以下なので,10門も積んだら速攻で弾切れ起こす.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/19(土)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/19(szombat)
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** 【質問 kérdés】
ありがとうございました.
何門積もうとも,弾薬は一定数しか無いんですね.
だったら確かに威力の高い砲を装備した砲が強そうです.
威力の低い13mmを持たせる理由は,敵機の牽制か何かに使うためですか?
【回答 válasz】
航空機の武装は「何を攻撃するか」という想定において決定される場合が多い.
まず,WW2において,12~13mmクラスの機銃はその以前主流だった7~8mmクラスの機銃が,対小型機(戦闘機など)においてすら威力不足になったため,主要な装備になったものなわけだ.
そもそも小口径機銃が選定される理由は,搭載弾数,発射速度,初速等が優れている点にあり,発射時間毎の命中弾発生確率が高いから選ばれるという理由がある.
しかしながら,攻撃対象が頑丈な爆撃機や対地攻撃機,更には地上目標なんかが想定される場合,それよりひとクラス上の20~30mmクラスの機関砲が必要になってくる.
しかし機関砲は機銃に比べて上記の3要素が劣ってるので,発射時間毎の命中弾発生確率は低い.
だから対小型機相手にはそれほど優れた装備であるとは言えなくなるわけだ.
結果的にWW2において12~13mmクラスを4門以上揃えて搭載するスタイルより,12~13mmの機銃と20mm機関砲を混合するスタイルが流行ったのは,より多様な目標を撃破できるようにするためであって,一概に威力不足による砲口径の大型化だけがその装備を決定していたわけではないと言える.
ただし,米軍のように弾薬の共有化や合理化という目的で,単一の12.7mm機銃しか装備しないという思想も存在する.
小口径機銃も集中すれば威力不足をカバーできるという考えでもあるね.
しかし最末期の艦載機F8Fの武装が20mm4門になってることを考えると,WW2末期には12.7mmはどの目標を攻撃するにしても威力不足である(7.7mmから12.7mmに変わった歴史と一緒)という認識に変わっていったことになるね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/19(土)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/19(szombat)
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** 【質問 kérdés】
自衛隊の保有してる兵器で,アメリカから購入してるのがあるけど,自衛隊が欲しいから買ってるのか?
アメリカに買わされてるのか?
どっちなんだろう?
【回答 válasz】
両方.
E-3Cのようにアメリカの判断で大量に購入した兵器もあれば,F-35のように日本が望んだものもあるし(できればF-22が良かったようだが,個人的にはF35でよかったと思っている),E-767,イージスシステム,パトリオットのように両方の利益が合致したものもある.
F-104なんかは買わされてたんだろうなあ.
冷戦時代は日本は対共産主義の最前線で,ソ連を封じ込めるための装備を日本が持つことをアメリカが望んだ.
だけど冷戦が終了しアメリカの軍事費が削減されると,日本には特化した兵器ではなく多目的兵器でアメリカと共同して作戦が行えることを望んだ.
現在,自衛隊単体で侵略から防衛をするのは不可能で,アメリカとの共同戦線をどうしてもしないといけない.
その時情報や弾薬の共有を考えると,同じような兵器やシステムを使うことは理に叶っている.
だからアメリカが開発した装備を日本が買ったからって,日本がアメリカに買わされていると一方的に考えるのは間違い.
現在の日本は極東からアメリカへの弾道ミサイル防衛の最前線,中国の太平洋進出の蓋だし,それに関してはアメリカは最新の技術と情報を提供していると思うよ.
これは日米両方の利益だし.
それと,今アメリカが大幅な軍事力の削減をしている.
これが続くようなら,アメリカが日本の自衛隊の拡大を望む可能性もある.
現在の集団的自衛権も,これの一環ではないかといわれているね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/20(日)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/20(vasárnap)
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** 【質問 kérdés】
やっぱ軍事の世界にも「合成の誤謬」ってあるの?
「ミクロではどんなに正しくても,マクロで見たら大間違い」みたいなこと.
【回答 válasz】
WW1かな.
WW1の原因がサラエヴォ事件だということは知っていると思う.
この事件でオーストリアの王位継承権をもつ大公がセルビア人によって暗殺された.
当然オーストリアはセルビアに対して最後通牒を突きつけた(事実上の宣戦布告).
ここまでは当然の反応なんだけど,悪いのは暗殺から最後通牒を突き詰めるまでにかかった時間だ.
この間実に1ヶ月かかっている.
1ヶ月も時間が空いたことによって周辺国は,オーストリアが1ヶ月の間に周辺国と手を結んだんじゃないかと考えた.
このオーストラリアの動きをみて,セルビアと仲が良かったロシアは総動員を布く(戦争準備を始まる).
このロシアの動きに反応したのがドイツ.
ロシアの総動員を見て,ロシアがオーストリアだけでなくドイツまで攻めてくるかもしれないと考えた.
当時ドイツはロシアに対する防衛計画を一つしか持っていなかった.
その計画の名前はシュリーフェンプラン.
この計画の概要は,ロシアが総動員を始めたら総動員が完了するおよそ40日(ドイツ予想)の時間の間にドイツ西側を完全制圧.
後方の憂いを無くして,全兵力で東部戦線に臨むという計画だ.
つまりロシアの総動員が始まれば,自動的にベルギーオランダフランスとの戦争が始まることになる.
ドイツはロシアに対して総動員の中止を求めたが,受け入れられなかった(ロシアの総動員もある程度自動進行にされており,途中で中止することが困難).
そしてドイツはロシアと戦争を回避することが困難と見て,シュリーフェンプランを発動することになる.
ドイツとフランスが戦争することになり,欧州のバランサーたるイギリス,ドイツフランス間の南迂回ルートのイタリア,ロシアと対立していたオスマン帝国等欧州全てを巻き込んだ大戦争が始まったってわけ.
みんな自国を守るためにいろいろ行動した結果,戦死者1600万人もの戦死者を出したってわけ.
まぁ,当時の複雑な同盟関係やマニュアル化による全自動化,軍拡競争などそういう原因もあるけどね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/24(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/24(csütörtök)
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軍事では,「連続した目的」が上手く構成されない場合,ミクロの努力が無に帰することはしょっちゅうある.
たとえばナチ・ドイツの国防軍は兵器・技術・戦術・戦果等々多くの面で高い評価を受けており,対ソ戦を覗いたときに,ドイツは確かに寡兵で大軍を圧倒したし,戦果対被害の割合もべらぼうに高かった.
それを成しえた理由は,緒戦において技術者や軍人の「ミクロの努力」がソ連のそれを圧倒していたからなわけだけど,結果はご存じのとおり英米との二正面作戦になり,ジリ貧で敗戦に至るわけだ.
つまり良質な兵器・軍人・戦術の統合が勝利を呼び込むという幻想こそ,軍事において「合成の誤謬」を生む最大の原因と言える.
軍事力はクラウゼヴィッツの言うところの「政治の一手段」であって,その目的は国益の確保にある.
つまり国家戦略の目的の下に軍事戦略の目的がつき,以下に戦術目標といった更にミクロな目的が構成される.
良質な軍隊とは国家戦略に寄与するものだけを指すのであって,その強化のみを指向することは結果的に無益な破壊を生む.
無制限戦争(現代だと核戦争がそれだが)の生起原因にしかなりえないってこったね.
「戦争が国益の追求ではなく破壊を指向するようになったのは,市民革命以降に徴兵制を導入した国民国家が誕生してから」なんて論説がままあるけど,それによると従来であれば軍は国家指導者が国家戦略にある種の従い対価を払うことで軍事力を行使できたが,国民国家の常備軍はそれを構成する兵士それぞれが政治的意思と参政権を持っており,常に「集合の意思」が戦争指導に作用するようになってしまったから,合理的な戦争指導がなされなくなり世界大戦をはじめとする無制限戦争が起きたんだ,とかいう主張だった気がする.
経済と一緒で,諸悪の根源は「集合の意思」なわけだね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/24(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/24(csütörtök)
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** 【質問 kérdés】
レールガンを使って北京に100kg級の爆弾を落とすには,どのくらいの大きさが必要でしょう?
なぜレールガンかというと,弾数の問題です.
100kg級でも誘導/推進装置がなければ外殻と着火だけで済むので,威力が出せますよね.
で,レールガンの装弾数を10発同時くらいしてやると,都市攻撃には有効でしょう.
ごく一部の政府系組織やミサイル発射装置を的にするなら散弾銃のように撃つ方が確実でしょうし.
何より冷却系を工夫すれば,連続発射も相当有利ではないかと思いまして.
電源についてはそこそこの原子炉が必要なのは理解できます.
普段は陸上への電源供給をすべきかも.
【回答 válasz】
ふむ.
単位時間当たりの発射数をレールガンに求めたか.
だが重要な問題がある.
その大型レールガンの初速に精密誘導装置が耐えられるかは疑問である.
都市攻撃の有用性はない.
なぜなら移動できないからだ.
戦線は常に移動し,対象は常に変わる.
つまり陸上設置型において,攻撃兵器としての価値はない.
艦砲射撃による対地攻撃においても,有効性が疑問.
船が近づけるほど航空優勢を取っているなら,空母など航空機で爆撃した方が確実(沿岸から数百kmで普通は敵国の防空圏内だと思われるため).
アメリカのようにあくまで陸軍の援護のための艦砲射撃にとどめるべき.
>>ごく一部の政府系組織やミサイル発射装置を的にするなら散弾銃のように撃つ方が確実でしょうし.
そんなことはない.
相手国の政府軍施設を狙うなら最低でも1000kmの射程が必要.
そんな速度を確保できるとは思えない.
散弾のような弾頭(フレシェット弾やサボによってまとめられた細い複数の弾心かな?)は賛同できない.
フレシェットみたいな爆裂破砕弾頭なら,爆発によるエネルギーの分散によって確実性が下がるし,サボで纏めたものなら,超音速飛行下でのお互いの衝撃波による干渉で弾道が不安定になる.
>>普段は陸上への電源供給をすべきかも
おいおい,さすがにその選択肢はない.
それは海に出ませんって言っているようなものだ.
非常時のみに動く艦艇なんて,練度にも問題がありすぎる.
上記を全く度外視して,単純に技術的可能性だけを考えた場合,レールガンの砲弾重量と投射距離は電力量に比例するから,その電力を発生させられ船を作れるかどうかじゃない?
原子力艦を作ってその発電能力を全てレールガンに入力すればできるんじゃない?
まぁ,費用対効果が皆無だし,作る意味ないけど.
でも,これは北京にいちばん近い渤海から撃つことを想定した場合(北京まで200kmぐらい).
実際こんなに近づけるわけないし,500km以上離れたところから撃たなきゃいけないわけで,それをやるには電力が足りるかどうか….
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/24(木)~04/25(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/24(csütörtök) - 04/25(péntek)
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** 【質問 kérdés】
散弾銃といったのは,例えば中心軸を円柱状にぐるりと囲った10発分という意味です.
精密誘導ではなく,単純に軌道計算による砲撃のイメージ.
海上艦も戦闘機も,10発以上を円状に発射することで多少の照準ミスもカバーできるでしょ.
近距離巡回だと大型の原潜で実現するしかないですかね.
複数艦体制にして,必ず1艦が撃てるように回していくような感じで.
現状では特殊コマンドに対応するチームを配置することはできます.
しかしPAC3を配備するとなると時間かかるし,そんなに基数もない.
レールガンは開発こそ金がかかるでしょうけど,量産化すれば大した金はかからないように思います.
少なくともPAC3では飽和攻撃に耐えることはできないでしょう.
地上の原発に置くなら,弾の保管を込みで考えても弾が小さい分だけ有利ではないかと(笑)
【回答 válasz】
意図的に散布界を作るというかとかな?
それをやるには連射性が足りなさすぎる.
少なくとも毎分600発以上の速射性が欲しい.
それを大型砲で再現するのは不可能.
というか,レールガンの命中精度に幻想を抱いてないかい?
アメリカのAGSですら射程100kmで誤差50m以下を目指しているレベルなんですけど...
>>距離巡回だと大型の原潜で実現するしかないですかね.
そんなの必要ない.
巡視艇や旧式艦艇で十分だ.
相手の存在さえ知れればいんのだし.
飽和攻撃?
それこそレールガンじゃ対応できない.
巡航ミサイルだと仮定して数十キロまで近接するまで目標は水平線下だ.
どう考えても迎撃が間に合わない.
迎撃には海上戦力が必要になる.
弾道ミサイルの飽和攻撃ならイージス艦隊が防衛する.
レールガンの出番はない.
というか弾道ミサイルの飽和攻撃って何よ?
無駄でしかない.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/25(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/25(péntek)
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** 【反論 kifogás】
第二次大戦に持ち込んだのはポーランドだよ.
ダンツィヒはドイツ人が多数派だったし,英仏はドイツに譲り渡すのが妥当と考えていたよ.
問題は,ポーランドが何をとち狂ったか,英仏によってダンツィヒがポーランド領土とのお墨付きを得たと勘違いして強気になった事なんだけど?
ヒトラーとリッベントロップは何度も融和的な外交提案を行ってるし,イギリスだって何度もポーランドに「話し合いのテーブルにつくよう」要求してるよ.
結局,ポーランドの夜郎自大こそが,戦争の原因と言っても過言じゃないよ.
【再反論 Surrebuttal】
何が言いたいのか全く分からん.
戦争が発生したことに関しては責任を追及すべきという姿勢なのに,戦争が起きなければ他国の主権を侵害する圧力外交は無制限に認められるって考え方なんか?
それに「戦争を持ちかけたのはポーランド」だの言ってるが,ドイツは戦争を始める大義名分を偽装工作(ラジオ局襲撃事件な)で作ってまで宣戦布告を行ってるわけだ.
逆に追えば,ドイツはポーランドに宣戦する大義名分をその時点で持ってなかったことの裏返しになる.
他人に殴りかかっておいて,「お前が素直に財布を出さないのが悪い」と言ってるようなもんだぞ,それって.
それに,ポーランド主観で見ても本来ならば相互援助条約によってドイツを二正面作戦に引き込めて勝算があったわけだし,開戦という選択をとったこと自体にはそれほど不思議はないように感じる.
自衛のための軍事行動という選択が「悪」というなら,冬戦争だってソ連の恫喝に対して開戦で望んだフィンランドに開戦の責任があるという意味不明な考え方になる.
そもそもドイツはミュンヘン協定で,それ以上領土を望まないと国際会議で合意したのに,リトアニアのメーメルを望み,さらにダンツィヒを望んだんだぞ.
どう考えてもドイツから戦争吹っかけに行っているじゃねぇか.
メーメルは選挙でナチ党が勝って併合で,まだ言い逃れができると思うが,ダンツィヒは武力によって取ろうとしたので完全協定違反.
WW2の戦争指導に関して問題があったとすればフランスだろう.
対ドイツの圧力を強めるために軍事同盟を強化しておきながら,最後まで外交による解決しか考えず,その圧力に利用したポーランドを見捨てて引きこもってたんだからな.
まあ,結果的にナチに蹂躙されてるわけだし,自業自得というか酬いは十分に受けてると思うが.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/25(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/25(péntek)
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** 【質問 kérdés】
>ドイツは戦争を始める大義名分を偽装工作(ラジオ局襲撃事件な)で作ってまで宣戦布告を行ってるわけだ.
素朴な疑問なんだけど,迫害とか攻撃されている事実が無いのに,
『我が同胞が迫害を受けている!』
とか自国民に信じ込ませることってできるもんなのかな?
満州事変だって同じ.
「関東軍の謀略」って言われるけど,中国人が日本人を迫害しているって事実が無いにも関わらず,
『中国人,許るさ~ん!!!』
みたいに日本人に思わせることって,できるもんなの?
仮に謀略だったというのが事実だとしても,その謀略を信じさせるに足る「迫害を受けている」という明白な事実があるからこそ,国民は信じるんじゃないかな?
どうなの?
【回答 válasz】
現代だとやりにくくなったけど一応できる.
元々が友好関係なら難しいが,日ごろから小さな不満が積もっていた場合は簡単.
ありもしない小さな暴行のうわさをそれとなく流して,それをどんどん拡大させていけば不信は大きくなる.
南京大虐殺論みたいに,小さくても元となる事件があれば簡単簡単.
現代だと報道規制がやりにくくなったため,昔に比べればばれ易くなったが,それでもテレビ新聞ラジオは現代でも重要な情報統制媒体.
中国は特にその情報統制に力を入れていて,超巨大なインターネットフィルタリング金盾は有名.
あと,戦争だと民族的な煽りは非常に強力.
ナチスのユダヤ人虐殺とアーリア人至上主義見れば分かると思うけど.
先進国だともうあまりないけど,発展途上国じゃそういう扇動はまだたくさんある.
ちなみにこのような大規模な自作自演を防ぐことは不可能であり,現代でも宣戦布告の口実に使われたりするよ.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/04/26(土)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/04/26(szombat)
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** 【質問 kérdés】
軍国主義者になりたいんだけど,日本を軍国化させるためにはどこの政党に投票すべき?
自民なんか甘ちゃんすぎでしょ?
【回答 válasz】
まず軍国主義とは何かを考えてみよう.
単純に軍隊が強いという考えは間違い.
正確には軍が政治に介入していることだ.
軍国主義下では軍が政権そのものを持っていたり,軍人があるいに特権を持ってたりする.
ここで問題になるのが自由主義経済.
これは軍事主義下では育つことができない.
そもそも軍事主義自体が経済に対して制約を多く課すからだ.
強力な軍産複合体でも形成しない限り,軍事主義国家は経済大国なりえない.
国家予算の多くがぐんと軍産複合体に流れるわけだから,国のサービスの質は低下し,貧民を多く作ることになる.
我が国日本はシビリアンコントロールを第一とし,軍出身者が政界に入りづらくなっている.
もし軍国主義を作りたいなら,時々出馬する自衛隊出身者に投票するか,防衛費拡大をマニュフェストに入れている候補者に投票するのがいいでしょう.
だけど,たかが10年や20年で日本が変わると思わない事.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/03(土)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/03(szombat)
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** 【質問 kérdés】
ゲーリングは空軍司令官に向いていない気がするんだがどうだろう?
そもそも,ヒトラーと言う最悪の将軍が居るので誰がやっても大差無いんだけどね.
【回答 válasz】
ゲーリングを責める前に,当時の空軍理論の方が問題なんじゃないのかな?
具体的に言えばドゥーエの理論だよ.
爆撃機至上主義って言うか,護衛戦闘機の軽視と言うか,この思想を持ち出したのってドゥーエじゃなかったの?
ヒトラーもゲーリングも,決して単なる思いつきで運用してたわけじゃない.
軍事理論的には最新鋭の理論を研究していたのは確かだろう.
ドゥーエ理論は以下の色々な欠点があったが,当時の空軍運用の常識的理論だった.
1,あちこちに飛行場があるヨーロッパを前提にしているので,航続距離は必要ない
(航続距離不要論)
2,護衛の戦闘機など不要.飛行機は爆撃機さえ有れば良い
(爆撃機至上主義)
3,爆撃機で敵地を壊滅させれば,敵は戦闘能力を喪失して降伏するしか無くなる
(戦略爆撃至上主義)
加えて,ドイツはヴェルサイユ条約によって航空研究を禁じられていた.
そこで航空エンジンの研究が貧弱なまま世界大戦になってしまったのが問題なんじゃないだろうか?
ドイツも飛行艇をいくつか開発したらしいけど,日本の二式に匹敵するような物は遂に生産できなかった.
工業力はドイツの方が上だったにも関わらずである.
ヒトラーやゲーリングの希望としては,ドゥーエ理論に基づいた戦略爆撃機を作りたかったのだが,ヴェルサイユ条約によって弱体化させられていたドイツの航空エンジン技術では,B-29のようなどでかく,航続距離のある戦略爆撃機など作れなかったのではないか.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/08(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/08(csütörtök)
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戦略爆撃による戦争終結を訴える空軍至上主義のドゥーエ理論と,地上戦に寄与する近接航空支援を重視したドイツ空軍とは,若干噛み合わん気がするけどね.
ドイツが爆撃機至上主義になったきっかけは,ウーデットが急降下爆撃に注目し,スペイン内戦やWW2緒戦での活躍した経緯を経てゲーリング,ヒトラーのお気に入り兵器のひとつになってしまった点が大きいんじゃねーかな?
また,戦闘機が軽視されるきっかけとして同じく88mm高射砲の「お気に入り化」もあるし.
とにかくヒトラーは単一の兵器をお気に入り化して生産計画に口を出すのが好きだったからね.
「この作戦には○○が何個必要である」
「貴官の支援のため○○を何個生産し,用意する」
いろんな文献でこういう口調が出てくる.
素人ならこういう言い方になるだろうが,これじゃ兵器の生産計画が偏るのは当然.
というより,世界的に見れば爆撃機万能論の背景には爆撃機の高速化によって,戦術爆撃機単種でも航空撃滅が可能になったと見られるようになった側面がある――つまり敵戦闘機も地上破壊してしまえば制空権がとれるという理論で,制空の軽視ではない――のに,ドイツだけは低速な急降下爆撃機のみを過大評価してるのは,結局のところヒトラーが地上戦にしか興味がなく,同じくお気に入りだった装甲師団の活躍に近接航空支援機として寄与したという結果が合わさることで,ドイツ空軍が単なる「電撃戦の一翼を担う組織」になっていたからだと推察できる.
そしてゲーリングは,後々始まる英米の戦略爆撃に対する用意不足を「高射砲だけで十分」という理屈で包み隠し,「制空戦闘機が必要」という現場の声を反映させる人間は最後まで現れなかった.
そんなところじゃないかね?
ヒトラーもゲーリングもウーデットも単一の兵器のみに注目し,体系立った空軍理論なんて誰も持っていなかった.
ウラル爆撃計画なんかもあるし,BoBで都市爆撃を重視しだしたりしてるから,ヒトラーやゲーリングが戦略爆撃を完全に無視してたわけじゃないんだろう.
だけどドイツ空軍とヒトラーが戦略爆撃を意識するのは,BoB後の1940年中以降の話になるわけで,根本的に重爆を作る技術がなかったというよりかは,1930年代に実戦機として重爆を運用してなかった生産・開発基盤の薄さが問題だった気がする.
(1930年代に独四発機はことごとく試作止まり)
そもそも元から四発重爆が戦略上必要な兵器として認識されていれば,普通は競争開発させておきながら全て正式採用しないという判断を下すのはおかしい.
どうして四発重爆を運用してなかったといえば,ヒトラー,ゲーリング,ケッセルリンク,ウーデットらが皆,一貫して四発爆撃機の役目は二発爆撃機でも代用できると考えていたからじゃなかろうかね?
(エンジンだけで考えても,四発爆撃機1機分で二発爆撃機なら2機,単発機なら4機も作れる)
勿論,その頃はイギリス本土を本格的に爆撃するつもりなんてなかったろうから,そう思うのも仕方ない.
これもたった数人の人間の判断で兵器を運用するか否か決定してた,ナチ・ドイツのよくあった弊害かもね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/08(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/08(csütörtök)
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** 【質問 kérdés】
あれ?
スペイン内戦中のゲルニカ空襲には戦略爆撃の実験の意図もあって,あれでヒトラーとかゲーリングは戦略爆撃の高い効果(ドゥーエ推奨の理論)を確信したんじゃなかったっけ?
バトルオブブリテンの際にも,
「ロンドンをゲルニカにしてやる!」
とか言ったとか,どこかで読んだんだけど.
戦略爆撃の効果とかはゲルニカで実験済みで,でも第二次大戦までに戦略爆撃機の開発と生産が間に合わなかったんだと思ってたが.
【回答 válasz】
なんか皆,ドゥーエの思想を拡大解釈してるようだけど,元々の発想は,
「敵の都市を爆撃しまくれば,怯えた国民が降伏するハズだから,制空権とって爆撃した方が勝つだろう」
という試作的な発想で,現代に続く,
「敵の弱点を爆撃し,後に生起する地上戦を有利に進める」
という基本的な考えとば若干ベクトルが違うんだわ.
それは英米のやってた敵の産業基盤を破壊して戦争終結を早める戦略爆撃とは,思想が若干異なる.
(ただ,ドゥーエの考え方は,核弾頭の開発や敵指導者を抹殺できるレベルのピンポイント爆撃が開発されたことで正しいと証明されるが)
そして,ヒトラーがドゥーエの思想を信奉していたからこそ,独空軍は四発重爆の利点である爆弾の搭載量を,逆にあまり重要視しなかったのではないかと考えられる.
精神的な攻撃が目的だから,効率的な破壊は二の次ということね.
つまり,二発爆撃機でも届く距離に目標があれば,二発爆撃機に爆弾積んで都市爆撃すればええやんという考え方に当然至るわけだね.
そしてそれらは戦術爆撃・近接航空支援にも利用できる.
しかし結果的に,ロンドンを爆撃してみても英は全く降伏する様子を見せず(同じくモスクワも爆撃してるけど,ソ連はへのかっぱだったね),逆に,英米の産業爆撃が始まるとドイツのインフラ・産業基盤はガタガタになり,その効果は誰もが認めざるを得なくなった.
つまりその時になってやっと,遠方にある敵産業基盤を爆撃したいという欲求が大きくなったということだろうね.
また,一時的に爆撃機万能論が流行った理由も
「戦闘機より速い爆撃機が作れれば,戦闘機は無用になる」
という説が割と現実味を帯びたからという背景がある.
そして日本軍は,中国やフィリピン,インドシナにおいて「敵機を事前に地上で破壊する」航空撃滅を実際に行い,かなり成果を挙げている.
ヒトラーも日本軍もそうだけど,実際にやってみて成果が挙がってるものを評価しないわけにはいかない,というのはある程度しょうがないね.
しかしそれに拘りすぎたからこそ,時代に追いつけなかったともいえる.
書いてて思ったけど,この頃の航空機運用・開発事情はかなり混迷を極めてるな.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/08(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/08(csütörtök)
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** 【質問 kérdés】
>逆に,英米の産業爆撃が始まるとドイツのインフラ・産業基盤はガタガタになりその効果は誰もが認めざるを得なくなった
ごめん,これ初耳なんだけど.
ドイツの工業生産は1944年までずっと右肩上がりじゃなかった?
空襲に備えて,工場を地下化した結果,戦略爆撃にそんな効果は無かったんでしょ?
せいぜいドレスデン空襲みたいに,工場で働いている労働者やその家族を殺戮する事くらいは出来たかも知れないけど.
木と紙で出来た家の日本の場合も,戦略爆撃よりは海上輸送路封鎖の方が地味に効いてたんでしょ?
港を機雷で封鎖したり,輸送船を潜水艦で沈めたり.
【回答 válasz】
産業爆撃を受けながらも軍需工場生産が常に右肩上がりだったのは,民需から軍需への国家総動員が段階的に進んでいたから(つまり相対的に民需の優先度は下がった),というような記述をどこかで見た記憶があるが,具体的なデータがなくて申し訳ない
確かに,英米の産業爆撃は1943年のルール工業地帯集中爆撃が開始されるまで,優秀なドイツの迎撃システムによって防がれていたけど,この頃から開始される連続集中爆撃は,投入機数の多さと短時間の出撃でドイツの防空システムを麻痺させようというもので,実際にこれは1943年春に行われたエッセン爆撃で成功が確認されている.
たった一日の爆撃で,クルップ社の大工場が中規模の被害を出すレベルだそうだね.
これが年何100回は繰り返される.
つまり,英米が一度連続集中爆撃を行えばドイツはほぼ確実に対抗することができなくなるという構図が完成した瞬間であり,そのときから「防げない被害」を積算させられてたことが分かる.
敵に被害を与えられ続ける一方で,こちらはの被害は抑えられてるので効果的なはずという理屈だね.
また,日本に対する戦略爆撃の効果に関する疑問は俺も感じてる.
なぜなら度重なる都市爆撃,港湾封鎖を受けても日本は全く降伏しなかったわけだし,戦争の終結もソ連参戦と原爆投下(これ自体が戦略爆撃でもあるが)によって迎えるわけで,戦力・産業の減衰による終戦にはあまり結びつかないからね.
こういった失敗を米軍はベトナムでもう一度やらかし,その教訓を経て湾岸戦争を成功させる.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/08(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/08(csütörtök)
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** 【反論 kifogás】
>なぜなら度重なる都市爆撃,港湾封鎖を受けても日本は全く降伏しなかったわけだし,
これは戦略爆撃ウンヌンは関係なくて,アメリカが「無条件降伏」に固執したからじゃないのかなぁ?
日本はソ連やスイス,スウェーデンを介して,「名誉ある講和」を求め続けたでしょ.
ポツダム宣言でようやく「条件」が付けられて,
「日本民族を奴隷化する意図はない」
となったってのが大きい.
(でも,日本人にとって一番大事な天皇について何も書いてないから,日本としては黙殺するしかなかった)
元駐日大使だったグルーなんかは,
「天皇の助命と安全さえ保証すれば日本は簡単に降伏する」
と進言して,元々ポツダム宣言の草案もそれを踏まえた形だったんだよね.
でも,トルーマンが天皇条項を全削除したらしいけど.
つまり,日本本土が灰になろうが沖縄が占領されようが,日米で競り合ってたのは「国体維持」と「無条件降伏」の論争で,後押しになったのが原爆とソ連参戦.
じゃあ無理に日本を焦土にする必要なかったんじゃない?と思われるが,
「日本は戦略爆撃と港湾封鎖で無条件降伏するハズ」
という思惑が前段としてあったということを忘れてはならない.
それこそドゥーエの理想とする「爆撃による勝利」だね.
しかしこれは叶わないことが証明される.
我々日本人は灰になった国土を見て「こりゃ戦争に負けるわ」とよく口にするが,実際のところ本土決戦まで考えられてたわけで,国家総動員された国はあれだけ戦略爆撃をされても降伏しないという,逆の結果を証明してるんだよね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/09(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/09(péntek)
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** 【質問 kérdés】
結局,日独の航空戦力整備にはどのような意図があったの?
【回答 válasz】
日本海軍・ドイツ空軍ともに,航空分野における戦略思想は単純明解だし,それに沿った準備と運用をしてた,と思うけどな.
日海は砲撃決戦の前段階としての敵地襲撃による航空優勢確保と長距離攻撃による艦隊漸減作戦で,零戦の要求仕様である長距離 高速重武装(ソコ笑わない)は,味方爆撃機の護衛と敵爆撃の迎撃を意図してのもの.
ドイツ空軍は電撃戦で,高速双発爆撃機の敵地襲撃で航空優勢確保,攻撃機で敵要衝を破壊して陸上部隊の高速進撃を実現する.
双発で急降下備えた爆撃機も,焼き払うのではなくピンポイント破壊が目的だから.
スツーカだって,陸上部隊への直協ではなく敵の指揮交通といった戦略目標へのピンポイント爆撃,がその開発コンセプトだからね.
大戦後期の連合軍のような,敵の経済活動全般(米)やパニック(英)を目的とした戦略爆撃とは,その方向性はまた違うのよ.
問題は↑の戦略の初期段階,航空優勢確保ができないって事だが…
一応フランスとかインドシナでは上手くいったから(震え声
ついでに米軍全体の意向としては,経済痛めつけて軍事力を削ぐ.
戦略爆撃だけで降伏するなら僥倖だけど,多分無理だから占領しに行くで.
だから本気で国民の士気挫こうとしてたのって,英空軍だけだな.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/08(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/08(csütörtök)
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** 【質問 kérdés】
ドイツは海軍を小型艦で編成して,その分空軍に力を入れるべきだった?
【回答 válasz】
結果論としてはそうだね.
当初のプラン通り,イギリスへの早期上陸・降伏を前提にするなら魚雷艇やはしけ.
史実の通り西側ではイギリス『だけ』が残ってて,しかも優勢な海軍を維持してる.
それを日干しにして…なら潜水艦や哨戒機.
航空優勢下なら港湾へ機雷を投下して封鎖したり,停泊する船舶を爆撃することもできるしね.
つまり,潜水艦による通商破壊で得られる心理的効果を,航空機による戦略爆撃でも再現することができる.
だけど,ドイツが海軍を整備している時には,イギリス『だけ』残るってのは大甘な想定だったの.
ドイツ海軍は(潜水艦含めて)欧州沿岸に封じ込められる,出るには艦隊決戦で海上優勢取らないと…で大型艦隊(WW2には間に合わず)の整備に走るのさ.
史実でドイツ海軍が大西洋で活動できたのは,北欧の早期侵攻降伏,南欧の中立()維持により,北と南に航空支援のある沿岸,という安全な迂回路ができたから.
それが解ってれば戦艦なんて建造してない,かも.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/09(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/09(péntek)
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** 【質問 kérdés】
やっぱりドゥーエ理論は間違いだったのだな.
ドゥーエはイタリア人だったから,戦略爆撃を受ける側もイタリア人並みのヘタレという事が無意識に前提になってたのでは?
【回答 válasz】
ちと違う.
ドゥーエが戦略爆撃論で活動してた1920年代は,欧州諸国内部で共産主義革命の動きが切迫・現実的な脅威となっており,左翼・右翼ともに国家体制の変革を求めて活発に活動していた,
不安と圧力が一気に高まっていた時期.
そこに空爆による直接打撃を加えれば,圧力が暴発して国民の戦争協力体制が瓦解する,ってのがその論理.
戦時・空爆ではないけど,社会が困難な時期に打撃を加えて圧力を暴発させ社会変革,ってのは共産ソ連やファシスト独伊のそれと一緒.
んで,爆撃では物質的には量的に大きな打撃効果を与えらえない非現実的なリソースが必要,ってのは当時から言われていたし,少なくとも20年代後期の列強軍部には共通理解だったと考えてよい.
野砲の投射弾量と効果と照らせば一目瞭然.
WW1やスペイン,各種演習でもそれは明らか.
そこから電撃戦のようなポイント絞って要所を叩き,一時的な麻痺を作って陸海が進撃,そのためには空軍の優越が絶対必要だよ,って新たな空軍理論が出てきて実践されてくと.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/09(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/09(péntek)
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** 【質問 kérdés】
八八艦隊計画は,速力26ノットの戦艦8隻と速力30ノットの巡洋戦艦8隻とを巧みに運用し,数で勝るアメリカ海軍を迎撃する計画だったが,建造費や維持費が掛かりすぎるのが難点だった.
そこで,速力28ノットの高速戦艦8隻と速力34ノットの装甲巡洋艦8隻の計画に,コストダウンする事は出来なかったのだろうか?
高速戦艦なら戦艦と巡洋戦艦の一人二役が可能だし,装甲巡洋艦は戦艦や巡洋戦艦よりも低コストな上,重巡洋艦の代わりを務める事も可能だ.
【回答 válasz】
巡洋戦艦も装甲巡洋艦もWW1からWW2前半のちょっと古い概念なのだが,どれぐらいの大きさ考えてる?
装甲巡洋艦なんてWW1の概念で,WW2前に殆ど全て解体されているはず.
そもそも装甲巡洋艦が巡洋戦艦に発展したのであってWW2にはもう存在しない概念.
巡洋戦艦はフッドとかシャルルンホルスト有名かつ活躍したものもあるけど,基本的に被弾したら大破一直線.
(ドイツの言い分ではシャルンホルスト級は「戦艦」だけど,高速性(実際は艦種の関係で生かされなかったけど),吃水線付近以外の装甲の薄さ(排水量の近いノースカロライナやキングジョージと比べるとね…)などを考えると,実質的には巡洋戦艦だと思う.
まぁサイズ的には普通の戦艦だがな.
フッドも巡洋戦艦って言っているのに戦艦よりでかいし)
さらに高速戦艦というけど,実質的には巡洋戦艦と変わりない.
そんなのを前に出したらあっという間に沈んでしまう.
高速性を生かすのはいいかもしれないけど,殴り合えないなら意味がない.
交戦後のたびにドックに入れていたんじゃ,工業力で押し切られる.
高速戦艦と書いたところから金剛型を意識したのかもしれないけど,あれもかなりの旧型艦.
WW2で活躍できたのは,近代化と旧型艦のため損失を恐れない運用によるものが大きい.
勿論基本設計が優れていたのが一番大きいだろうけど.
ちなみにいくらコストダウンしようが,ワシントン条約により破棄せざるをえない….
ロンドン条約破棄後は大和の建造に全力注いでいるから,新たに作ることも不可能だと思うよ.
それとも,質問者の言う装甲巡洋艦とは,アラスカ級とかデモイン級みたいなラージクルーザーってこと?
それでもロンドン条約破棄後からだと作る余裕ないよ.
八八艦隊計画がなくなった理由は,財政的な理由よりもワシントン条約なんだから.
今思えば八八艦隊計画って明治大正の計画なんだよな.
WW1ならともかくWW2で通用したとは思えないな….
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/08(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/08(csütörtök)
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** 【質問 kérdés】
軽空母のスキージャンプ台というのは,甲板の前部そのものが勾配になってるタイプと,艦橋の反対側の方に台が載せてあるようなタイプのを画像で見たことあるのですが,あれにはどういったメリット・デメリットの違いがあるのでしょうか?
また,最近色々と話題になっているいずも型・ひゅうが型が,もしも仮に軽空母に改造可能であって,実際に改造される状況となったとした時,どちらのタイプになりえそうですか?
【回答 válasz】
メリット云々と言うより,単純に各艦各国の設計思想や運用上の違いによるものと思われます.
前者のイギリスのインヴィンシブル級は,初期段階ではスキージャンプ台は設置予定はありませんでしたが,艤装段階で設置されたので,若干後付け感のある形になりましたね.
イタリアのカブールなんかは,元々イタリア海軍は重武装が好きなところもあり,カブールも前後に76mm砲を搭載予定です.
そのため艦首部分を飛行甲板にしないで武器の設置スペースにしておくために,片側にしたのも一因ではないかと.
後者はスペインのプリンシペ・デ・アストゥリアスとタイのチャクリ・ナルエベトがありますが,は米軍の制海艦と言う構想の軽空母をもとに造られた艦で,最後部中央にエレベーターがあり,甲板に上げてそのまま離陸する感じなので,まっすぐ艦首が上がっていますね.
実際は後に左後方から右前方に若干斜めの滑走ラインになるのですが,イタリアのジュゼッペ・ガリバルディは上記の艦に比べると目立たない位の少ない傾斜になってますね.
余談ですが,ガリバルディも重武装で対艦ミサイル積んだり連装40mm3門積んだりと,こいつのカテゴリーは史上初の戦闘空母でもいいんじゃないのかとも思ったりしましたね.
いずも・ひゅうがに関しては艦首右舷にCIWSを積んでいること,甲板ほぼ中央にエレベーターが設置してあること,又後付けであることを考慮すると,インヴィンシブル級のように左側につけるほうがいいのかなと思います.
艦首左側が欠けてる?感じなので,そこに張り出す感じでしょうかね.
しかし,いずも級は250m近くあるので,米揚陸艦の様にスキージャンプ無しと言う選択も有りだと思います.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/10(土)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/10(szombat)
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** 【質問 kérdés】
「旧日本軍は補給を軽視していた」
とはよく聞きます.
が,果たしてどこかに文書として「補給は軽視すべき」とか書いてあるのでしょうか?
『統帥綱領』の中には次のように書いてあります.
『将たる者,方向を指示し,兵站す』
ここではっきり『兵站す』と書いてある以上,公式文書の上では補給を軽視するのが日本軍の方針ではないと思うのですが.
【回答 válasz】
その一文から既に分かる通り,
「『(1)将たる者』が勝利の確信という『(2)方向を指し示し』たら,これを実現するためにどうあっても『(3)兵站す』れ」
という認識の順位が分かる.
つまり,優越した精神力を持つ兵と将を用意し,将が勝利の道筋を指し示し,兵がどうにかそれを実現させる.
かなり乱暴な言い方をすると,日本陸軍の用兵思想はこういった具合に組み立てられてる.
日本陸軍が参考にしたプロイセン式では,勝利の「可能性」追求という考え方になるけども,それは自身の状態を自覚(兵力,士気,兵站等の制約を加味)した上で初めて考えだされるものであって,日本は敵より優越した精神力を得ることが第一であると考えられ,その信念によって様々な制約を打開するという考え方だった.
「プロイセン式の勝利の可能性追求」は,自身の状態自覚に始まる.
つまり現状,自軍はどれほどの戦力・士気・兵站能力を有しているのか自覚し,そこから「勝利のために何ができるか」という可能性を模索することで,最低限の努力による勝利を得ようとする.
これはポテンシャルの自覚であって,最終的に現場が実行できるかどうかという場面になって初めて分かることなわけだ.
つまり現場が上官の命令を「無理難題」と感じるか,それとも「これなら勝てる」と感じるかの差になって出てくる.
当然,最終的に補給部隊が「無理難題だ」と感じて目標の補給量が達成できなければ作戦はとん挫する.
兵站能力の見誤りだね.
そして日本陸軍が兵站軽視と言われるゆえんは,勝利の確信と精神優越が至上であるという価値観から,かなり現実的な問題である戦力や補給能力に関しても,
「敵より精神が優越していれば勝てる」
という考え方に陥ってしまったことにある.
そりゃ,確かに精神優越による自助努力で,餓死寸前の兵士が奮闘したり,ジャングルを徒歩で補給させたりすることはできたろうけど,それは「勝利の確信」による作戦の継続が至上命題になっただけで,誰もが「無理難題だ」と感じる・発言することが許されない状態が生まれる.
結果的に,勝利を確信し続ける指揮官は,それがために消耗を繰り返し,現場の兵士もこれに合わせて無為な努力を続けさせられる.
各戦線でこれが,指揮官自身の頭に敵の銃口が突きつけられるまで続くわけだね.
蛇足だけど,これらは教義が問題だったわけで,実際に無理な作戦を実行し続けた指揮官達に責任があったかどうかは,議論の余地があるとは思う.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/09(金)~05/11(日)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/09(péntek) - 05/11(vasárnap)
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【質問 kérdés】
孫子くらいは日本陸軍だってしつこい程叩き込まれたんじゃないの?
つまり『敵を知り,己を知れば百戦危うからず』の有名な文言くらいは,即興でそらんじられるくらい,叩き込まれていたはずだよ.
だから,日本陸軍だって決して『敵を知る』事を否定してなかったし,己を知る事も頑張ってはいたんじゃないのかな?
【回答 válasz】
当然,誰もかれもが頭でっかちになっていたわけじゃないのは確かだろうし,軍事のより本質的な面を探究していた人間も沢山いたと思う.
しかし,組織としての軍隊は最終的な勝利(国益の維持確保)という命題の下に,トップダウンで目標に指向した思想教育を行うものでり,日本陸軍の場合その教本となったのは軍人勅諭&戦陣訓,それに高級軍人であれば統帥綱領・統帥参考書といった,「武士道・皇道精神こそが日本の持つ最たるアドバンテージである」と説くものに占められていた.
これは元々ロシアを仮想敵として,寡兵で大軍に勝たねばならない矛盾を克服するために考え出されたものであって,本来は組織・技術・士気の優越をもって物量を補う,複合的な思想であったわけだけど,それら多くの要素にて勝ち目がない相手が出てきたとき(すなあち米軍だが),結果的に日本陸軍が口を大きくして言えることは
「精神(士気)は優越してる」
という部分しかなくなってしまった.
敵を知れば知るほど勝てないと分かってしまう.
では,そんな敵に勝つ方法とは何であろうか?
それは,こちらが負けたと言わなければ(思わなければ)負けることはないと考える他なかったということかもしれんね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/11(日)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/11(vasárnap)
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** 【質問 kérdés】
日本もアメリカに裏切られる日が来るんでしょうか……
【回答 válasz】
今後のアメリカの戦略次第かなぁ.
現在のアメリカオバマ政権は,軍事費を減らして(世界の警察止めて)社会保障にお金まわしたいわけよ.
アメリカが中国に依存している面もあるから,積極的には対立したくはない.
しかしこれは首脳部,国務省の考えで,国防総省は別.
アメリカとしては中国を南シナ海や太平洋に出したくない.
グアムはハワイに直接攻撃される可能性が増し,海上航路的にも膨大な危険性を孕むことになるからだ.
だから中国の高空識別圏の問題の時も,国防総省の独断でB52を出したし,今回の南シナ海のにもブルーリッジなどを出している.
こんな感じでアメリカにも内部での意見対立があるし,アメリカの軍事費も無限じゃない.
いずれはそこら辺の仕事日本が担わなくてはいけなくなるとは思うけど….
とはいっても日本も優柔不断だしなぁ.
また民主党みたいなのが来ないとも限らないし….
まぁ,いろいろいったけど分からないというのが本音.
アメリカは大統領が大きな権限持っているから,大統領選次第かなぁ.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/12(月)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/12(hétfő)
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** 【質問 kérdés】
日本国は,いざ戦争になった際,ちゃんと戦えるのですか?
自衛隊の能力よりも,むしろ政治家や防衛省の能力の点で.
福島原発の事故の時,地震から一週間経って,日本政府が行えた事と言えば,わずか自衛隊のヘリを一機,三号機に向けて散水する事だけでした.
あれを見れば,容易に有事の際の日本政府の対応も推測出来そうなんですが……
【回答 válasz】
その時の首相にもよると思いますが,結構難しいんじゃないかな.
組織的行動は内閣からの命令がない限りできないし.
とはいえ東日本大震災では,各基地が自発的に調査を始め,即座に対策本部ができている.
福島での事故では自衛隊にできる仕事があれしかなかった.
放射線環境下の装備も少ないしね.
東日本大震災における対応と教訓はこれを見てね.
http://www.mod.go.jp/j/approach/defense/saigai/pdf/kyoukun.pdf
日本の方針は専守防衛なんだけど,これは相手より軍が大きくないと多大な犠牲を伴うともいえる.
特に相手の明確な戦争計画を持った電撃戦的侵略やスタンドオフ攻撃には非常に脆弱で,一時的には国土を占領される可能性が高い.
だからその奪還作戦に必要な戦車の開発を常に進めている.
だけど一般人に,そんな日本の取らせてから取り返す戦略を分かってくれる人なんてごく少数だろうし,有事には非難の対象になる可能性が高いと思うけどね….
それと,政府が自衛隊に全部任せればまだ円滑に進むと思うんだけど,福島の原発事故前後で政府が現場に対して物凄い指示を出していたことを考えると難しいかな….
最大の敵は味方…か.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/14(水)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/14(szerda)
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** 【質問 kérdés】
>それと政府が自衛隊に全部任せればまだ円滑に進むと思うんだけど,
私も無知蒙昧な政治家がしゃしゃり出てくるくらいなら,専門家に任せて余計な口出しするなと思います.
が,そうすると「戦前の失敗の二の舞」になるという危惧もあるんですよね.
すなわち,軍部が独走して政治家が手綱を取れないという状態です.
まぁ,あの時代の政治家たちも,平成現代の政治家と同じく党利党略ばかりに明け暮れ,軍事とか国防などについてはまるで知識の無い連中ばかりだったのですが.
「シビリアン・コントロール」は理想としては良いんですが,問題は防衛大臣とか総理大臣になるような政治家に,軍事や国防の知識が全く存在しないという事です.
これで果たして有事の際に何が出来るのか?
それこそ自衛隊や在日米軍の足を引っ張るだけなのではないか?
と言って,完全に自衛隊に委任してしまえば,「シビリアン・コントロール」はどうなるのか?
どうすれば良いのか,私にはさっぱり解りません.
【回答 válasz】
「シビリアンコントロール」と軍部の暴走.
そう,これが一番の問題点なんですよね.
結局,高度に民主化された国家の軍隊でクーデターが発生するかというところなると思う.
民衆が軍隊を信頼しきれるか的な.
発展途上国とかはこの軍や政府への信頼がないからクーデターとかおきるのかなと思う.
だけど時間がたてばやっぱり腐敗するだろうし,財布のひも以外にも首輪をつける必要があるのかなぁ.
政府自体が自分や敵を研究し必要最低限のものを割り出せる組織があるのなら,効率的に財布のひもを握れると思う.
よって政府に常設の自衛隊以外による軍事研究組織が必要だと思う.
でもやはり一番は超国家的な組織による政軍分離だとは思いますが,宇宙人でも攻めてこない限り難しそう….
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/14(水)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/14(szerda)
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旧陸軍の失敗があったからこそ,自衛隊は法によって拘束されてると言っていい.
アメリカのような,有事の際はできうる限り広い権限を軍に与える仕組みが整備されていない以上,自衛隊は各官庁に頭を下げてながら政府の大方針に違わない範囲で努力させられることになる.
ただ,それは自衛隊の政治介入を抑える仕組みなのであって,シビリアンコントールに関しては法制度が変わらない限り安心していいと思われる.
(ただし無政府状態になるレベルにまで国政が崩壊すれば,武力は権力になりうるが)
有事の際,自衛隊が的確に動けるかどうかは,文民側が自衛隊に「何をさせたいのか」という方針を明確にし,自衛隊への指示ではなく,自衛隊からの要請を聞き入れる(各官庁との中継になる)体制をとる必要がある.
これはひとえに「そのとき誰がその地位にいるか?」にかかってくる.
自衛隊の権限を抑えてるということは,その分の責任を政治家が負っているのだということをその人間に自覚させるのが最も良い手立てなんだろうけど,まあそう簡単にはいかないわな.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/14(水)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/14(szerda)
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** 【質問 kérdés】
潜水艦のディーゼル,原子力,AIPとか語る時に電力の話とかになるけど電力のこと分からない…
AIPが生み出す電力が何kwとか.
あれらを詳しく教えて.
【回答 válasz】
俺もちょっと気になったから調べてみた.
*は1つあたりの出力と数を表し,/は合計の出力と数を表すとする.
はるしお型 ディーゼル出力不明*2 モーター7200PS
おやしお型 ディーゼル3400PS*2 モーター7700PS
そうりゅう型 ディーゼル出力不明*2 モーター8000PS スターリング102PS*4
212A型 ディーゼル4230PS モーター2300PS 燃料電池54PS*9 or 163*2
214型(ギリシア)ディーゼル8460PS/2 モーター3860PS 燃料電池325PS/2
209PN(214派生) 〃 〃 〃
214型(韓国) ディーゼル4230PS モーター3860PS 燃料電池415PS/9
キロ型 ディーゼル1360PS~2030*2 モーター5800PS
ラーダ型 ディーゼル1700PS*2 モーター5560PS
攻撃原潜
ロサンゼルス級 原子炉35000PS
シーウルフ級 原子炉45500PS
バージニア級 原子炉40000PS
アクラⅠ,Ⅱ 原子炉47600PS
ヤーセン型 原子炉271000PS
リュビ級 原子炉9500PS
トラファルガー級原子炉15000PS
戦略原潜
オハイオ級 原子炉60000PS
タイフーン級 原子炉98000PS
デルタⅣ型 原子炉60000PS
ヴァンガード級 原子炉27500PS
ル・トリオンファン級原子炉41000PS
ランフレクシブル級原子炉16000PS
原潜は他にも蒸気タービンやディーゼルも積んでいたりする場合があるけど,基本的に出力不明.
ヤーセン型の原子炉の出力おかしいだろ….
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/15(木)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/15(csütörtök)
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** 【質問 kérdés】
安倍ちゃんの集団的自衛権の考え方への憲法解釈の変更は,国家間や国際連合による「集団安全保障体制」が国際秩序の主流になっているという,時代の移り変わりに即したもの?
【回答 válasz】
全然違うと思うけど.
安倍がマッキンダーやスパイクマンを本当に読んでたら,あそこまで親露に傾斜しない.
マッキンダーやスパイクマンを読んだら,必然的に『反ソ』『反露』にしかならないからだ.
侵略大好きロシア人は,永遠と檻の中に封じ込めておいて,絶対に好き勝手させておかないのがマッキンダーやスパイクマンの主張.
安倍晋三には地政学の観点の知識は皆無.
むしろ麻生太郎の『自由と繁栄の弧』の方が,よっぽどマッキンダーやスパイクマンの考えに近いよ.
(それでもマッキンダーやスパイクマンの足下にも及ばないけど)
安倍晋三の頭の中にあるのは,
『アメリカに付いていけば百年大丈夫』
とかっていう事大主義でしょ?
事大主義って言葉がイヤだったら,「媚米主義」でも良いけど.
集団的自衛権には賛成だが,こんな低レベルの発想で解禁されるのは俺は反対だな.
アメリカがベトナム戦争やアフガニスタン,イラク戦争,もしくは遠く離れたアフリカの内戦に介入したら,集団的自衛権を行使して日本も一緒に参戦して血を流せってのか?
冗談じゃない!
戦前の日英同盟ですら,日本の受け持ちはインド洋までと明記されていた.
今の日本には,インド洋までをカバー出来る帝国海軍は存在しない.
全然不十分だが,カバー出来ても「台湾海峡まで」くらいが精一杯だ.
そんな国が,集団的自衛権でアメリカの戦争に駆り出されるのは勘弁だね.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/16(金)
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS, 2014/05/16(péntek)
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【回答 válasz】
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732 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)15:04:09 ID:Ws8CGs0uo [2/8回] 旧ソ連からウクライナ全域を掠め取ろうとしてるアメリカの方が頭おかしいよw
これまでクーデター政権は認めてこなかったのに,ウクライナに限って全面支援?
アメ公が仕掛けたからOKってミエミエじゃんか.733 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)15:51:10 ID:3gbaCRntl [1/1回] >>732
第二の冷戦を起こさない為にも,東欧諸国をアメリカが支援するのは当たり前なんだけど.
あまりに地政学を知らなすぎるし歴史も知らなすぎる.
それともロシアの工作員なのかな???
745 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)16:15:17 ID:ojEizoF43 [6/10回]
『アメリカによるウクライナへの謀略活動が無かった』
そんな事は一度も主張してないし,そんな事実も有り得ない.
『共和党政権だろうと,民主党政権だろうと,基本的にアメリカ政府にとってロシアはずっと仮想敵国である.』
そう言っているだけだ.
そんなのはマッキンダーやスパイクマンを読めば明らかだし,最近ではネオコンのケーガンですら,ロシアを仮想敵国として考えている.
だからこそ,アメリカによるウクライナへの謀略活動は止まる事は無い.
今回のウクライナ情勢は,『アメリカの謀略によるもの』というより,『ロシアの謀略によるもの』と考える方が筋が通る.
アメリカのウクライナへの謀略は「昨日」「今日」に始まったわけではないからだ.
むしろ,「ソ連領土の復活」を考えているロシアの方が,新たにもめ事を引き起こす動機も実利もある.
758 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)19:34:29 ID:V8sUOUQ9a [4/9回] 何を言っているんだ?
グルジアもウクライナも直接日本とは関係ない.
日本にとっては石油の値段さえ安定するならEUにつこうがロシアにつこうがどうでも問題だ.
ただ,ロシアから離脱するのは構わんがすぐEU,NATOに属さないと永遠に紛争することになるだけだ.グルジアみたいに.
それにバルト3国とポーランドに直接軍事的圧力かけるのはあり得んだろ.両方EU,NATOに入っているんだぞ?核戦争でもする気か?
ウクライナやグルジアはEUにもNATOにも属していない.外交的後ろ盾のない国家がどれだけ脆いか分かるもんだろ? 764 : 名無しさん@おーぷん[sage]
投稿日:2014/05/16(金)20:49:42 ID:m9nkbSCNT [2/5回] >>758
>グルジアもウクライナも直接日本とは関係ない.
は?
ロシア帝国が極東侵略を始めたのはロシアがクリミア戦争で敗退したからだし,
第一次大戦は日露戦争で敗退してヨーロッパに視点を切り替えた結果.
日本にとっては,ロシアがどっちの方向を見ているかは大いに関係ある話なんだけど.
んで,ロシアはどっちの方向を向いても侵略しかやらない国なのだから,日本としては侵略者の応援なんぞしない.
侵略者の応援なんぞやってはならない.768 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)21:23:09 ID:9ysjyKLFi [1/1回] 現在進行形で日本の領土を侵略して奪ったままのロシアなんぞ,真っ当な日本人から見れば【敵】以外の何者でもない.
そんな歴史経緯を知らずとも,そもそもロシアと日本とは平和条約すら締結していないのだから,【敵】以外の何者でもない.
外交の基本・原則は『遠交近攻』と言う.
従って日本の隣国であるロシアなんぞ,【敵】以外の何者でもない.
>>758はグルジアもウクライナも『直接日本とは関係ない』と言う.
「遠交近攻」の原則から言えば
直 接 関 係 な い か ら こ そ
外交交渉の余地があるのであって,考え方が真っ逆様に転倒している.
繰り返すが,日本にとってロシアは【敵】以外の何者でもない.
である以上,ロシアと争う国に対してこそ,日本は救いの手を差し伸べねばならない.
「敵の敵は味方」というのも,外交の基本・原則ではないか.
しかも中国のような,日本の隣国であり,おまけに【敵】の一つであるような国に救いの手を差し伸べるのは気が引けるが,
グルジアやウクライナには,日本との間に直接的な利害関係が無い.
利害関係が無いからこそ,彼らを支援して強化しても,日本にとっては何らの脅威にもならない.
ロシアにとっては隣国が強化されて脅威となる.
日本にとっては全く損が無い.
「軍事板」の住人が考えるべき発想はこうではないのか 759 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)19:34:51 ID:V8sUOUQ9a [5/9回] どうでも→どうでもいい
762 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)19:46:19 ID:V8sUOUQ9a [6/9回] ロシアの日本の領空侵犯は日本へそじゃなくてアメリカへロシアの極東航空軍が原潜とは違ってきちんと機能していることのアピールだぞ?そん位気づけよ.
個人的には領空侵犯より太平洋艦隊へのミストラル級配備の方が気になるんだがね.766 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)20:59:24 ID:m9nkbSCNT [4/5回] >>762
お前の頭が悪すぎて何を言ってるか理解できない
つーか,理解したくもない
どんな理由があろうと,
領 海 侵 犯 及 び 領 空 侵 犯 は 許 し て は な ら な い 777 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)23:00:05 ID:yvBNJlJR3 [1/1回] もう一度>>762の馬鹿すぎる書き込みを再掲しておく.
>ロシアの日本の領空侵犯は日本へそじゃなくてアメリカへロシアの極東航空軍が原潜とは違ってきちんと機能していることのアピールだぞ?そん位気づけよ.
『アメリカへロシアの極東航空軍が原潜とは違ってきちんと機能していることのアピール』
の為であれば,日本の領空はいくらでもないがしろにされて良いらしいw
これが逆であれば,
すなわち,日本政府が
『ロシアへ航空自衛隊がきちんと機能していることのアピール』
の為にロシアの領空を侵犯しても許されるとでも言うのだろうか?
こういう人たちは.778 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)23:11:34 ID:V8sUOUQ9a [9/9回] >>777
なぜそうなる.
しかもなぜロシア式でアピールする必要がある.ロシア人か?
領空侵犯ぐらい許してやれよなんて一言もいっていない.
領空侵犯は許す許されない以前に領空侵犯に対してスクランブルを取るのが当然だろ.
領空侵犯自体がアメリカへのアピールだといっているだけだ.許される許されない以前の事実だろうが.
それとも領空侵犯の時点で無条件に撃墜しろと?
ロシアが日本をなめているのは分かるが日本から戦争の引き金を引きに行くのか?
それこそない選択肢だ.
ロシアが日本に領空侵犯し,それを日本が撃墜できない以上スクランブルによる監視しかできることはないんだよ.779 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)23:21:10 ID:ojEizoF43 [10/10回] >>778
だったら,>>754への反論に>>762のように言うのは不適当きわまる.
『日本への領海・領空侵犯だって,冷戦時代と同じように続いてる』
だから
『ロシアはかつての帝国やソ連と同じ侵略国家である』
と書いてる人間に向かって,
>>762
『ロシアの日本の領空侵犯は日本へそじゃなくてアメリカへロシアの極東航空軍が原潜とは違ってきちんと機能していることのアピールだぞ?』
と書くような奴が『馬鹿』か『ロシアの工作員』でなくて一体なんなのか?780 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/17(土)00:05:45 ID:YcKYsxxnu [1/4回] >>779
いや,おかしいと思うぞ.
ロシアは領土的侵略より経済的侵略を重視しているって言うことに対して領土的侵略も大いに考えているって言われた.
で,その証拠が日本への領空侵犯って言われた.それに対して日本への領空侵犯は日本への領土的野心ではなく,実質的に既に機能していないロシア太平洋艦隊とは違い極東空軍は機能しており極東の軍事力は維持して事をアメリカにアピールしているといった.
それに対して領空侵犯は当然許さないって言われたら「はぁ?」ってなるだろ….763 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)19:47:02 ID:V8sUOUQ9a [7/9回] 日本へそ→日本への 765 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)20:57:29 ID:m9nkbSCNT [3/5回] >日本にとっては石油の値段さえ安定するならEUにつこうがロシアにつこうがどうでも問題だ.
だったら「ロシアにつく」なんて論外だ.
中東の産油国の殆どは親米政府だろうが.
それこそアメリカを怒らせてでも,ロシア・イラン・ベネズエラなどの反米産油国が,
日本の需要を満たすだけの石油をタダでプレゼントしてくれるのなら話は別だが.
石油価格の安定だったら,ロシア政府と仲良くするより,
先物取引市場を荒らしてる投機家を取り締まった方が十倍百倍役に立つ.
>両方 EU,NATOに入っているんだぞ?核戦争でもする気か?
「ロシアが信用できないから」加盟したんだよ,アホ
なに,論点を逆さに転倒してんだ?
俺の主張はこうだ.
「東欧諸国の殆どはロシアを信用していない.嫌っている.だからNATOやアメリカの支援を強く求めている」
従ってバルト三国やポーランドが加盟してるのなんか当たり前の話だ.
「ロシア政府は信用できない」から彼らがそういう行動に出ているというのに,
そんなロシアの肩を持つ「日本人」とか,アホすぎて話にならんと言っているわけだ.769 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)21:53:01 ID:Ydj7FCRTH [2/2回] 敵に敵対さえすればどんなにアレな政権でも全力支持
で5-70年代にやってきた,その弊害を散々見てきたんじゃないの?
現在,東欧で反ロ・南米で反米勢力が優勢なのも,衛星国として
アレな政権を指示してきた反動だべ?
つーか今どき敵味方二元論って…19世紀の発想だよな 771 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)22:17:02 ID:MjetDNxrr [1/6回] >>769
その「弊害」の時代,日本は高度経済成長の真っ最中でしたが何か?
ソ連も東欧も中国すらも無かったのに高度経済成長を迎えたのはどこの国でしたっけ?774 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)22:42:17 ID:MjetDNxrr [4/6回] >>769
>つーか今どき敵味方二元論って…19世紀の発想だよな
どんな時代の発想であれ,現代でも有効な物は有効だ.
ネオコンのケーガンは思いっきり善悪二元論だが?
「ネオ=新しい」と言ってる連中ですら,過去の価値観をないがしろにはしていないのだが.
大体,今の日本がアメリカ・ロシア・中国などの大国の中を,巧みに泳いで
「昨日の味方は今日の敵,今日の敵は明日の味方」
なんて高等外交ができるもんかね?
そんな高等外交が出来るようになってから,
「19世紀型の善悪二元論的外交は時代遅れwww」
などと言う資格を持つんじゃないのかな?770 : 名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/16(金)21:54:55 ID:V8sUOUQ9a [8/9回] こっちとしてもロシアを無条件に叩きたいだけのようにしか聞こえないのだが.
それと言葉が足りなかった.
日本にとっては石油の値段さえ安定するなら(ウクライナやグルジアが)EUにつこうがロシアにつこうがどうでも問題だ.
日本がアメリカの影響圏から離れる選択肢はない.
>第一次大戦は日露戦争で敗退してヨーロッパに視点を切り替えた結果.
それこそ「は?」だ.
あれはドイツの独露再保障条約を延長せず,ビスマルク体制が崩壊しシュリーフェンプランが発動したせいだ.
セルビアが宣戦布告されその友好国のロシアが総動員したのは別におかしいことではない.
>日本にとっては,ロシアがどっちの方向を見ているかは大いに関係ある話なんだけど.
それは情報通信が遅かった100年近く前の話だろ.
情報伝達の高速化,軍の展開が早くなり,資金力も昔とは比較にならない現在全方位を同時に見ているに決まっているだろ.
ロシアの目が西に向いているから東は安心と言えるの?それはない.
それとウクライナの件はどう考えてもウクライナが悪いぞ.
ロシアへの影響度の大きいウクライナで新EU反ロシア政権がたてばロシアの態度が悪化するのは目に見えている.
オレンジ革命で速やかにEUに参加できなかったウクライナが悪いのは当然だ.
だからといってロシアが正しいわけじゃないがな.
領空侵犯を許すとか許さないとかそういう発想自体がおかしい.
領空侵犯を抗議するのは当然だが?
何が理解できないのかが理解できない.
日本にとってロシア以上に中国の方が脅威な現在,多少ロシアへの依存度を上げてでも対中依存度を下げるべき.
もちろんロシア中国をまとめて相手にしなきゃいけないこともあり得るので可能な限り避けたい.
そもそも経済を無視した軍事って本当に軍事かよ.
772 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)22:23:43 ID:MjetDNxrr [2/6回] >>770
>こっちとしてもロシアを無条件に叩きたいだけのようにしか聞こえないのだが.
叩かれるだけの事をロシアはやっている.
だから叩く.
何もしていない善意の塊だったら叩きなどしない.
>日本にとっては石油の値段さえ安定するなら(ウクライナやグルジアが)EUにつこうがロシアにつこうがどうでも問題だ.
ロシアの力が高まる方向,もしくはロシアの目論見通りに行かせないようにするのが日本の国益だ.
>日本がアメリカの影響圏から離れる選択肢はない.
それについては(残念ながら)同意する.
ロシアは明白に【敵】だし,中国も仮想敵,ついでに北朝鮮も居る.
アメリカへの好き嫌いは脇に置くのは仕方ないだろう.
>あれはドイツの独露再保障条約を延長せず,ビスマルク体制が崩壊しシュリーフェンプランが発動したせいだ.
関係ないね.
ドイツが再保障条約を延長するかしないかの時点で,すでにロシアはフランスと友好を深めている.
ビスマルクがロシアの背信行為を責めたのは一度や二度ではない.
>セルビアが宣戦布告されその友好国のロシアが総動員したのは別におかしいことではない.
は?
セルビアがオーストリアに併合されようが,ロシアと国境を接するわけでも何でもない.
単なる「汎スラブ主義」とか言ってしゃしゃり出てきたロシアの行動が「おかしくない」とか何言ってんだ?
ロシア国内からだって,「セルビアごとき救うに値せず」と反対する意見もあったのだが.776 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)22:52:47 ID:MjetDNxrr [6/6回] >>770
>そもそも経済を無視した軍事って本当に軍事かよ.
誰も「経済を無視する」などとは一言も書いていないが?
ロシアを必要以上に擁護する連中って,俺に言わせれば,
「経済のために国防も軍事も国も魂も誇りも売る」
としか見えないがね.
国が戦争で負ければ「経済」なんて戯れ言は言えない.
まず「国家の存立」こそが第一で,その為には「外交」と「軍事」こそが大事なのは当たり前の事.
その「外交」と「軍事」を裏付けるために「経済」は存在しているって事を忘れてもらっちゃ困るんだけど.
つまり「経済」の役割は第三番目に過ぎない.
(いや,「国家の生存」「外交」「軍事」の順で言えば【4番目】となるか)
むしろ「国防」や「軍事的観点」を忘れた外交だの経済だの,
そんなの本当に日本にとって大事な事か?
戦後60年,ずっと日本の行動がそれだったから,外交とは何か,国防とは何かという観点がすっぽり抜け落ちてるのかも知れないが.773 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)22:37:39 ID:MjetDNxrr [3/6回] >それは情報通信が遅かった100年近く前の話だろ.
百年たとうが,「国家は二正面作戦は出来ない」.
西を向いたまま,東を侵略するような芸当は,超軍事大国のアメリカにすら出来ないのだ.
だからアメリカはイラクから撤退したし,北朝鮮外交では弱腰になった.
アフガニスタンだけで精一杯だったからだ.
超の付く軍事大国のアメリカですらあの体たらくだ.
ロシアに東西両方同時の軍事作戦など「不可能」とは言わなくとも,かなり難しい事は確かだ.
>それとウクライナの件はどう考えてもウクライナが悪いぞ.
ウクライナに悪い点が有ったか無かったか?
それについては「有った」と言うしかない.
何よりも,侵略国家のロシアに,ソ連製核兵器を返還した事が大きいし,セバストポリを貸していた落ち度もある.
だからといって,ロシアの悪い点が相殺されるわけでもないし,ロシアが侵略国家と言う事実は何も変わらないが.
>ロシアへの影響度の大きいウクライナで新EU反ロシア政権がたてばロシアの態度が悪化するのは目に見えている.
「ロシアの態度が悪化する」
これがなぜ「悪い」のか?
ロシアなどにおもねって,その侵略行為を抑止しない事の方がよっぽど「悪」だと思うがね.
もし君が第二次大戦前に生まれてたら,
「ナチスドイツの態度が悪化する」から,ナチスドイツを圧迫するなと主張していたかもね.
そういうのを「売国奴」と呼ぶのであり,「戦争を引き寄せた」と言うのではないか?
(今の)ロシアは,オーストリアやチェコを侵略したナチスドイツと同じとこちらは見なしている.
>オレンジ革命で速やかにEUに参加できなかったウクライナが悪いのは当然だ.
そういう意味の「落ち度」はいくらでも挙げられよう.
だが,「過失」と「強盗殺人」のどっちが罪が重いか?
言わずとも明らかだろうに.
ウクライナのやった事は「過失」,ロシアのやった事は領土の強奪=侵略である.
>領空侵犯を許すとか許さないとかそういう発想自体がおかしい.
おかしいと思えないお前の頭は馬鹿だ.
ハッキリ言う.
馬鹿だ.
領空侵犯が,何か理由さえ付いていれば許されるのなら,
ロシアか中国の上空に航空機でも飛ばしてみれば良い.
撃墜されずに戻ってこれたらお前に土下座してやるよ.
>日本にとってロシア以上に中国の方が脅威な現在,多少ロシアへの依存度を上げてでも対中依存度を下げるべき
なんで「現代進行形で」日本の領土を分捕って居座ってるロシアの方が,
尖閣海域で不法侵入しているだけの中国より「脅威が下」なんて事があるのだろう.
全くもって理解できない.775 : 名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/16(金)22:45:21 ID:MjetDNxrr [5/6回] 日本の置かれた現状を顧みるに,「アメリカに付いていくしかない」のであれば,
アメリカが「ロシアふざけんな!」と憤ってる時には日本も,「ロシアふざけんな!」と憤慨するしか無い.
ろくな軍備も持たない,そもそも有事法制すら満足に出来ていないような日本に,「独自外交」なんぞ百万年早い.
** 【質問 kérdés】
陸海空が離島防衛の訓練をやったとの事で,こんなのはどう?
潜水艦による離島奪還後の沿岸防衛というのは?
【回答 válasz】
寡勢で島嶼防衛という目的を果たそうということなら,戦力の大小に関わらず抑止力として成立し易い,隠密行動の取れる潜水艦を使うということにも一理ある.
しかし実際問題として,最大の仮想敵である人民解放軍の着上陸を防げるか?と問われれば,答えはノー.
多数の水上艦と哨戒機に監視されれば簡単に手出しができなくなる潜水艦は,敵の作戦を完全に阻害はできない.
ただでさえ民間の漁船を利用する物量海軍なら尚のこと.
つまり,敵側が着上陸を行う上で「嫌がらせをされる」という状態を抑止として機能させることは可能だけども,人民解放軍が真面目に動くとするなら,潜水艦にその相手をさせるには荷が重すぎるということかな.
しかし,最大の問題として自衛隊は「専守防衛」という最大の足かせがある.
これにより,日本の兵器が抑止として十分に機能していないことを承知してる人民解放軍は,彼らのお上が暴走したあかつきには,兵力的な抑止を無視して我がもの顔でウチの領土に足を踏み入れるかもしれない.
「どうせ反撃はしてこないだろう」
そういう理屈が成立すれば,日本はどんな兵力を整備しようと意味がない.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/22(木)
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** 【質問 kérdés】
軽空母と護衛空母ってどう違うの?
【回答 válasz】
その概念が生まれた年代が違うから,運用方法も求める性能も全然違う.
艦隊行動に随伴できる速度があるか否かが,軽と護衛を分ける大きな目安.
護衛空母:
WW2に輸送船団を敵駆逐艦や潜水艦から護衛するために生まれたもので,商戦から改造されたものや大量生産されて非常に脆い.
あくまで戦時中だけの急ごしらえの空母で,平時にはない艦種だよ.
ただし,サンガモン級はカタパルトなしでF6Fの運用が可能ってんで,太平洋戦争中期まで艦隊型空母と同じ任務群で作戦行動してたりする.
単純に太平洋戦線の空母不足が原因で,用兵側からは速力不足で不評(当然だ)
軽空母:
生まれた目的は安価な小型版正規空母.
日本の軽空母は艦隊航空戦力の増強のために建造され,使われたが,船団護衛,航空機輸送にしか使えなかった「軽空母」も多い.
米海軍では最初から船団護衛,航空機輸送として計画された護衛空母が艦隊空母として使用されたことがあるのに対して,艦隊空母と同様の役割を望まれた,日本海軍の商船改造空母(飛鷹型除く)が,船団護衛,航空機輸送にしか使えなかったのは,一種の皮肉だね.
現在ではヘリコプターや垂直離着陸機の登場で強襲揚陸艦,ヘリ母艦を吸収.小規模な航空戦力を持つ多目的艦になっている.
まぁ,汎用性が高いゆえに特化性がなく,能力が足りなくなる部分があるのは否定できない.
大まかにこんな感じかな.
また世界を巻き込む大戦争でもあれば復活する可能性もなくはないが,おそらくもう復活しない.
「おーぷん2ちゃん」軍事板,2014/05/27(火)
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** 【質問 kérdés】
原子力潜水艦って普通の潜水艦と何が違うの?
メリット,デメリットと構造を詳しく説明して.
【回答 válasz】
原子力潜水艦のメリット
・航続距離が無限
・酸素を必要としない機関のため,長時間の潜行が可能
・高出力により海水を電気分解し潜航中でも酸素を作り出せる
・機関出力が大きいので水中でも高速で航行できる
・原子炉が大きいので必然的に大型の船体になり,多量の兵器の搭載が可能
・居住性が高い
原子力潜水艦のデメリット
・機関の停止ができないため常に機関駆動音がでる
・機関冷却が必要なため,海水の温度で探知される可能性がある
・建造,保有,廃棄のコストが膨大
・大型の船体なので,それだけで探知され易い
通常動力の潜水艦のメリット
・潜航時は主に電池によるモーター駆動のため静か
・(原子力潜水艦に比べれば)安い
通常動力潜水艦のデメリット
・潜航時の航続距離が短い(特に高速航行すると)
・長時間の潜航は不可能
・電池駆動の為潜航すると高速を出せない(高速だとあっという間に電池が尽きる)
・居住性は悪い
・最近は非大気依存機関(AIP)の発達により,以前より潜航時間が伸びた(数日→2週間程度)
・AIPの弱点は電池とほぼ同一
「おーぷん2ちゃん」軍事板,
"Nyitott 2 csatornás" katonai BBS,
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