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軍事マニア推薦図書スレッド

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「2ch. 軍事板」◆(2000/08/19〜) 軍事マニア推薦図書スレッド
 レス回収済


** 【書評】

>27 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/08/20(日) 03:49
> >クラウゼヴィッツ,孫子,マキャベリ,マハン
>
>  ↑
> ド素人が読めるわけねーだろ
> 実は俺(ド素人)は何度もこれらの本に手を出したが未だ読破できない
>

マキャベリはいい翻訳あるし,内容もわかりやすいし世界史知ってれば読みや
すいですよ.ものすごく.全集が面白いです.筑摩から出てます.クラウゼビッ
ツはいい翻訳が無い&日本で内容を正しく理解している人が少ない(のでいい日
本語の解説が無い)の二重苦ですね.

英訳買うしかないと思う.(いや,勿論ドイツ語出来る人はドイツ語で.)

37 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:38

クラウゼビッツの誤読っていうのは,日本だけじゃなくてあの有名なイギリス
の,げ,名前忘れた,ほら,あのアーサー・ランサムの家のそばに住んでた,
えーっと,そう,リデル・ハートだ!!,リデル・ハートですら絶対戦争の概念
をまるでクラウゼビッツの考えと正反対に解釈してトンデモなこと言ったりし
てたそうだから,本そのものが難解だってことなんだろうね.

軍事板,2000/08/20(日)
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** 【書評】

38 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:39
>19 名前:ベンゼン元中尉投稿日:2000/08/20(日) 01:06
> 岩波新書
> 第二次大戦下のヨーロッパ 笹本駿ニ著

これは名著ですね.わたしも素晴らしいと思います.

軍事板,2000/08/20(日)
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** 【書評】

42 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 17:39
>40 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/08/20(日) 17:16
> ダニガンの「戦争のテクノロジー」平河出出版 激しく絶版.

この本もこの人も日本では過大評価.

本国では,
「大衆向けにまあまあのこと書いてるね.それから奇を衒い過ぎ」
って感じの評価です.

わたしの印象もそれに近いです.とにかく分析とかが浅い.


43 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 17:41
付け足すと,このひと(ダニガン)の本はやたら多いんですが
「退屈」「新発見なし」「資料の検証が甘く間違いがおおい」
という共通点があります.

軍事板,2000/08/20(日)
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** 【書評】

44 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 18:28
あと,私は読んでないんですが,(これを機会に読もう)

Liddell Hart@` ``German Generals Talk''

は良く引用されてますね.非常に評価も高いです.
大戦(WW2)直後にリデル・ハートがドイツの将軍たちにインタビュー
したものです.

軍事板,2000/08/20(日)
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53 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 21:32
>49

 俺には47は「仮想戦記を頭から信じて読む馬鹿はいない」と書
いている様に思えるが(^^;.確かに,ノンフィクションの体裁を
取っているのに,出鱈目という方が罪が重い.

 SFやアニメの考証を頭から信じる馬鹿は少ないが,その考証
を批評した柳田理科雄や渓由葵夫が出鱈目書いているとは思わん
よね普通.出鱈目なんだけど.

 架空戦記批評の某氏(軍事ライターだそうな)とか,PANZ
ERの90式の記事を書いた某氏,髪型が個性的な某軍事評論家の
「90式は橋を渡れない説」.与える影響から言えば,架空戦記作
家より,始末に終えないと思うよ.

55 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/21(月) 01:28
>53
信じるかどうかより軍事に関するベースの知識になるから困るんです>仮想戦記は.
ここでも散々と素っ頓狂な事をかかれてるでしょうが,兵器関係もそうだけど戦史
ならハワイ攻略とモスクワ占領ね.

軍事板,2000/08/20(日)
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** 【書評】

58 :歴史群像:2000/08/21(月) 06:39
たまに「…はぁ?」というレベルの低い記事が載るのがマイナスだね.

最新号なら,「真田三代」の幸村の台詞とか.
65P3段目の「関東軍20万も候え,男は1人もこれなく」
って家康本陣突入後じゃなく,前日の伊達正宗との戦いの後に吐いた台詞だし.

流し読みして興味を持てば関連書籍を漁るためにはそこそこ使えると思うけど.

軍事板,2000/08/21(月)
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** 【書評】

62 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/21(月) 21:44
専門的に調べたりしている訳ではないのでsageときますが,

「司令官たち〜湾岸戦争突入にいたる決断のプロセス」
ボブ・ウッドワード(ISBN/4-16-345390-3)

戦争突入に至るまでの政治的な運動が解ります.
パウエル氏,チェイニー氏などが主な情報源らしい.
大統領選挙間近なので,読んでみたら面白いかもしれません.

軍事板,2000/08/21(月)
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** 【書評】

65 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/22(火) 23:09
以前の職場にあった,
「ミサイル工学辞典」 久野治義 原書房 1990
が工学的な解説として役に立ちました.
ミサイルに必要な科学技術について一通り書いてあります.
某研?者のような電波なことは書いてありません.
しかし,なぜか,原書房,国会図書館の書籍検索ではそのような本はないとでてきます.

軍事板,2000/08/22(火)
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00:01
結局世界史を一通り学んでから
外交,国際関係に関する本を読むのがバランス良いのかな?
イスラエルの歴史(歴史の教科書に載っている程度)も知らないのに
イスラエル軍の装備は〜って人いそうだし

せっかくなので途中で挫折した良書
「外交」ヘンリー.A.キッシンジャー「日本経済新聞社」

図書館の返却期限が過ぎたので挫折(笑)
興味ある章を選んで読むと良いかも
67 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/23(水) 01:53
>66
>イスラエルの歴史(歴史の教科書に載っている程度)も知らないのに
>イスラエル軍の装備は〜って人いそうだし
そりゃしょうがないって^^m,イスラエルの建国の歴史を知らなくても
センチュリオン戦車の話をしたっていいし,クフィルとミラージュ比べ
てもいい.
ただ兵器開発の「思想」なんて話になるとイスラエルの建国から歴史の
知識がいる,ここらへんは興味の深さによります.
(メルカバの生存性を重視した設計はなぜか?,クフィルはなぜに生まれ
 たかってね)
まあ,戦史オタにはよく兵器オタはバカにされるけど,興味の対象と視点
が違うからしかたないです.逆に戦史オタに兵器を語らせると通説鵜呑み
にしてるからおもしろいですよ.

軍事板,2000/08/23(水)
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** 【書評】

68 :gustav:2000/08/23(水) 02:19
とりあえず秦郁彦の第二次世界大戦航空史話,それに日中戦争関係.
ヨーロッパだとハヤカワのノンフィクションと,光人社の新戦記シリーズの
手島尚さんの空軍本.

個人的にお勧めは大日本絵画社の「空対空爆撃戦隊」
ハードカバーだけど十分もとがとれるよ.
地上でも空中でもベストを尽くそうとする著者の姿は,兵器のスペックくらべる
以外にもWW2から格好よさというものを見つけられるってことを教えてくれた.

軍事板,2000/08/23(水)
青文字:加筆改修部分


** 【書評】

70 :タンク:2000/08/23(水) 10:09
「海上護衛戦」
 大井 篤

日本海軍が 商船護衛を軽視した経緯の草分け
原爆なんぞ 落とさなくても 商船がなくなりゃ 日本は貿易できずに 崩壊するのだ.
71 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/23(水) 10:39
>>70
これ書こうかと思った(笑),たんにシーレーンだけの話しではなくて
日本海軍の体質が読める本です.
(ただし,大井氏の個人的な視点である事には留意して欲しいですけど)
太平洋戦争の入門書としては定番です.

軍事板,2000/08/23(水)
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** 【書評】

03:46
岡崎久彦の本をすすめます.

 「国家と情報」情報関連の基礎と日本の周囲の国の分析
 「繁栄と衰退」オランダの独立,繁栄,衰退.
        貿易国家の一例としてちょっと恐い.
 「陸奥宗光」 陸奥宗光を中心とした幕末から日露戦争直前
        までの外交史.
74 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 16:56
岡崎久彦氏の歴史に対する博学は尊敬しますが,国際政治の分析に関してはか
なり??が,かつてはあったと言う気がします.(私の感じでは.)日清戦争を
根拠として,現有戦力バランスが重要だ,という主張を冷戦時代の真最中に
日本の防衛に関して行なって失笑を買ったのを思い出します.

もっとも,今出ているVOICEの連載では,真珠湾攻撃は大愚策であったという
欧米流の評価を受け入れていますね.ベトナムの将軍に会った時に将軍が岡崎
氏に,「対米戦争くらい楽な戦いはなかった.彼らは,人的損害に耐えられな
い.」と言った時に,岡崎氏が硫黄島での米軍の損害を話たところ,将軍が絶
句したというエピソードが述べられていました.米国を本気にさせてしまった
真珠湾攻撃がいかに愚かであるかということの傍証として.

またこの岡崎氏の連載によると,宣戦布告が間に合ったとしても,米国は真珠
湾を「騙し討ち」であると言っただろうということです.彼らにとって許し難
いのは,交渉をしながら,ヒトカップ湾から既に艦隊が出発していたことだそ
うです.外交当局すら,この作戦は知らされていなかったわけで,めちゃくちゃ
な国だなと思います.

軍事板,2000/08/26(土)
青文字:加筆改修部分


** 【書評】

77 :今もあるかな?:2000/08/27(日) 04:04
「海底十一万浬」 稲葉通宗 元イ6潜艦長回顧録
 
当時の潜水艦乗りの表情が一番よくかかれていると思う.
76の堀さんもでます.(名前は出ないけど)
台南空の潜水艦誤射事件も(これって坂井さん?)
あとサラトガ雷撃の模様を戦時中,山岡荘八が「海底戦記」として
かいたが最近その復刻版が出ました.

軍事板,2000/08/27(日)
青文字:加筆改修部分


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