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軍事オタが薦める一冊
目次
「2ch. 軍事板」◆(2000/07/02〜) 軍事オタが薦める一冊
レス回収済
** 【書評】
2000/07/02(日) 07:00
ジョージフリードマン+メレディスフリードマン 徳間書店 2千円
内容:投石の時代から第二次大戦,ベトナム,核,現代兵器,近未来,宇宙兵器などの解説と未来予想.
空母が衰退し,核はほとんど意味を持たず,戦車はそのうち鉄の塊という感じに書かれてます.
結構面白かったです.
軍事板,2000/07/02(日)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
7 :ナイツ:2000/07/02(日) 11:49
「悪の論理」
一度は読んでおく本なのでしょうね,良いも悪いも.
私の知ってる大学教授も読んでいた.
以外に読んでる人が多い,と認識しています.
軍事板,2000/07/02(日)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
14 :ミルク:2000/07/02(日) 21:25
大橋武夫 兵法ナポレオンを読んだ.
一・五倍になった
オーストリア軍をカッコよく各個撃破する
ガルダ湖畔の戦いを読んで,
私もこうありたいものだと
内心思っていたら,
その解説文で,このようなことを続けていけば
破綻するのは明白だと書いてあった.
¥2500もしたがそれなりの価値はあったと思う.
20 :竹田丹後守:2000/07/03(月) 00:22
>大橋武夫 兵法ナポレオンを読んだ.
余談になりますが,大橋武夫さんの本は俺も何冊か持っていますが,最近,日本
古戦史に関しては従来の定説を覆すほどの説得力を持った異説が続出してまして,
そっち関係については全然信用できなくなりました
例:桶狭間合戦で織田軍の迂回奇襲はなかった
第4次川中島合戦で上杉軍は妻女山に布陣していなかった
姉川合戦で徳川軍の迂回攻撃はなかった
長篠の合戦で鉄砲三段撃ちはなかった
いわゆる武田騎馬軍団などというものは存在していなかった
鉄砲の威力は喧伝されているほどではない
・・・・・・・・等々
20 名前: 竹田丹後守 投稿日: 2000/07/03(月)
00:22
余談になりますが,大橋武夫さんの本は俺も何冊か持っていますが,最近,日本
古戦史に関しては従来の定説を覆すほどの説得力を持った異説が続出してまして,
そっち関係については全然信用できなくなりました
例:桶狭間合戦で織田軍の迂回奇襲はなかった
第4次川中島合戦で上杉軍は妻女山に布陣していなかった
姉川合戦で徳川軍の迂回攻撃はなかった
長篠の合戦で鉄砲三段撃ちはなかった
いわゆる武田騎馬軍団などというものは存在していなかった
鉄砲の威力は喧伝されているほどではない
・・・・・・・・等々
<
私もそのような欠点はよく知っています.
しかしそれまでの意見をまとめた研究成果があればこそ
それに対する批判が成り立つのであり,
欠点はあっても価値はあります.
また今読み返してみれば,
意外と新しい発見があるかもしれない,と再度研究中です.
http://union-jp.net/home/ysngmilk.html
軍事板,2000/07/02(日)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
23 :民間人1:2000/07/03(月) 07:05
皆さんが出しているのとは違った系列ですけど・・・
古本屋で100円で買ってきた「僕は日本兵だった」
英国人父と日本人母のハーフで,外見まったく外人の筆者が父の死を機に
英国籍から日本国籍になってしばらくしたら開戦.なぜか外国人収容所に
入れられて,ようやく出られたらすぐ徴兵,中国に送られて戦ったという
話.
こういう数奇な運命で日本兵になった人もいたのだなぁ,と感心.
少し古めの本なので,今も存命かどうかは知りませんが,NHKの英会話
のラジオの仕事をしているようです.
25 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月)
13:57
>23
図書館にあったナ.
旧友がビルマで日本軍のスパイをしていた際に,作者の名前で活躍していた為,
復員してきた後,英軍から追及を受けた,なんてありましたっけね.
軍事板,2000/07/03(月)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
25 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月)
13:57
村上兵衛著「桜と剣」
戦争末期に陸士を卒業した氏の自伝的作品.
当時の陸軍士官の卵達が何を考え,死地に赴いたかが分かる貴重な作品.
軍事板,2000/07/03(月)
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** 【書評】
27 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月)
15:21
私がいた某私立大の図書館に
防衛庁公刊の第二次大戦史が全冊そろっていました.
ハードカバーで100冊以上.
各巻ごとに地図とかいろんな付録がついてました.
地理的な,あるいは公式文書的な詳細資料を求めている方,
および自衛隊の戦史観・戦史分析を知りたい方にはお勧めします.
が,読み物としては,ものすごく退屈なしろものでした(笑)
29 :>27:2000/07/03(月) 18:13
それは「戦史叢書」というのです.全102巻
軍事板,2000/07/03(月)
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** 【書評】
38 :レン・デイトン「スパイ・ストーリー」:2000/07/03(月)
20:31
ボード・ゲームファンなら泣いて喜ぶ一冊.
なぜなら小説全体がアバロンヒル華やかなりし70年代に,「北大西洋におけるNATO対
ソ連原潜艦隊」の図上演習をやるお話だから.
だいたいレン・デイトンは(仮想戦記はすかんからあげたくないが佐藤大輔に似て)奇想小説家だが,
「SS-GB」以上のとんでもなくおもしろい,常人では想いつかぬお話をかく作家です.
ダニガンの「ウォーゲームハンドブック」を片手に読むべし.
軍事板,2000/07/03(月)
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** 【書評】
44 :名無しさん@1周年:2000/07/05(水) 14:56
坂の上の雲は,日本の軍事史を語る上での名作!
クライマックスの日本海海戦の描写は見事
個人的には,バルチック艦隊を発見した沖縄の人たちが
電話のある,近くの島まで急ぐエピソードなどが好きです.
軍事板,2000/07/05(水)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
49 :自衛隊マニア:2000/07/08(土) 19:42
システム86の新自衛隊四方山話シリーズ
セキュリタリアンでは書けない事がたくさん載っていてメチャ面白い.
っていうかメチャお勧め!!
軍事板,2000/07/08(土)
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** 【書評】
「軍事学入門」(防衛大学校・防衛学研究会編)かや書房
厨房向けのエンターテイメント性はゼロ,真面目なヲタの入門書.
執筆者群は,元自衛隊幹部の方々.
軍事板,2000/07/09(日)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
53 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日)
18:07
ピーター・パレット編『現代戦略思想の系譜』ダイヤモンド社.
これもエンターテイメント性はゼロの真面目な軍事思想入門書.
訳者も軍事オンチではなく防衛大の方々だから,
J.F.ダニガン『戦争のテクノロジー』みたいな酷い誤訳はない.
軍事板,2000/07/09(日)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
71 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/11(火)
07:00
?氏が過去に薦めてくれた本として
High Velocity Impact Phenomena
Fundamental of Shaped Charge
を上げておきます.確か著者はJonas A. Zukas
洋書だけど,火器の威力を語るうえで必要となる最低限の物理知識
がこれで得られるはず
軍事板,2000/07/11(火)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
田辺英蔵「統率のパラドックス」ダイヤモンド社
その,「アメリカ海軍士官候補生読本」と,
日本の「海軍次室士官心得」との共通点とか述べてます.
面白いっす.
軍事板,2000/07/12(水)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
85 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/12(水)
22:45
類型としては81に似てるかもしれんが
阿川弘之「海軍こぼれ話」光文社文庫
作者は元海軍予備士官.題名通りのこぼれ話がいっぱい.
RSBCにもネタが使われてたような気もしないでもない.
軍事板,2000/07/12(水)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
88 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/14(金)
16:41
ちょっと外れるかもしれませんが,児島襄なんかはどうでしょうか?
あと最近読んだのでは
堀栄三「大本営参謀の情報戦記」文春文庫
この人RSBCに出てたりもする.
89 :柘植久慶:2000/07/14(金) 16:46
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/7676/tuge.htm
90 :>88:2000/07/14(金) 17:06
保坂正康「瀬島龍三 参謀の昭和史」(文春文庫)を読むと,
堀氏の著書の情報をさらに補完することができます.
あと瀬島氏関連では,日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞した,
「沈黙のファイル」共同通信社社会部編(新潮文庫)などもあります.
軍事板,2000/07/14(金)
青文字:加筆改修部分
** 【書評】
92 :マグロ男:2000/08/22(火) 08:33
長谷川慶太郎 の頭脳シリーズ
『軍事頭脳を持っているか』『リスク頭脳を持っているか』や
『歴史頭脳を持っているか』とかおもしろいものが多い.
わかりやすい文体なので万人向け.
長谷川慶太郎はよく予測するんだけど当たるときは当たるし外れるときは
思いっきり外れる(笑)韓国の経済成長を予測したのは彼自身自慢しているが
小沢と羽田は自民党から出るわけが無いと予測しておもいっきり外れているし
一番悲惨なのは1986年(だったと思う)にソ連軍が北海道に攻めてくると書いて
それを真に受けた当時高校生だった兵頭二十八氏が陸上自衛隊に志願して入隊.
さらに志願して北海道に戦車兵として行ったのは有名な話(笑)
軍事板,2000/07/22(火)
青文字:加筆改修部分
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