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◆◆◆車輛
<◆◆装備
<◆地上兵力
<ロシアFAQ目次

ロシア戦車について詳しい情報が書かれており,装甲については特に詳しい,
また画像も豊富であり,その道関連の人が率いてる優良サイト
――――――CRS in mixi,2007年06月02日22:05
「You Tube」:Russian tank inside
T-72系列かT-64系列かわかりませんが,内部の映像がよくわかる.
特に装填装置の動きは必見!
しかし物凄い狭いなぁ(笑)
昔話題になった「人の腕を食う装填装置」は,あながち間違ってはいないかもね(爆)
――――――CRS@空挺軍 in mixi,2008年09月22日05:37
地中戦車とかオーバードブースト搭載戦車にクソワラタwwwwwww腹痛いwwww
ジェット機ならまだしも戦車にwww
絵にしたらカッコよさそうだが,まさか実際に試すとは思ってもみなかったぜ!
―――CRS@空挺軍 in mixi,2008年03月31日18:28
目の付け所は面白いけど,運用や整備や武装・装甲の問題でお蔵入り決定間違いなし.
開発名称は不明.
―――CRS@空挺軍 in mixi,2008年03月31日18:28
「らばQ」:ロシアの史上最大の戦車「レベデンコ」は車輪9メートル
「らばQ」:ドリルで突き進む,冗談みたいなソ連の珍兵器「ZIL-29061」(動画)
「ワレYouTube発見セリ」:Военное дело - ≪Смерч≫(スメルチ自走多連装ロケット・システム)
「ワレYouTube発見セリ」:Strzelanie z 2S1 (2S1グヴォズジーカ,122mm自走榴弾砲)
「ワレYouTube発見セリ」:Военное дело - БМД-3
「ワレYouTube発見セリ」:BMP-3M coming to Greece
「ワレYouTube発見セリ」:BTR-90 ROSTOCK
「ワレYouTube発見セリ」:Russian Army-Sprut-SD anti-tank self-propelled gun
「ワレYouTube発見セリ」:VTTV OMSK-2003 (T-80UK)
「ワレYouTube発見セリ」:Руски тенк Т-90: Russian Main Battle Tank T-90
「ワレYouTube発見セリ」:T-90 Vladimir ( Object 188 )
「ワレYouTube発見セリ」:VTTV-Omsk 1999
「ワレYouTube発見セリ」:VTTV-Omsk 1999 (T-90戦車)
【質問】
ロシアが最近の装甲車に搭載しているとかしてないとか言われてる,接近してくる対戦車ミサイルに散弾を発射して迎撃するシステムってありますよね?
あれって名前,何でしたっけ?
また,西側諸国がこれと同じ物を開発中と言う話は無いでしょうか?
【回答】
あれは重量やドクトリンほかのしわ寄せを受けて今ひとつな装甲防御をカバーする,というのが目標のシステムでありますね.ATM迎撃のみならず,APFSDS弾にもある程度の効果がある,と唱っているのはそのためでもあります.
ただ敵弾の襲来方向へ散弾を発射する原理のために,近くにソフトスキン(人でも車両でも)がいると巻き添えを食らわせてしまう懸念があります.
いわゆる西側陣営の戦車は,前述の懸念と,装甲防御で十分な防御力を持つ方向に進んでいたためなどにより,戦車用近接防御兵器のたぐいはあまり好まれておりません.
メルカバMk2以降に内蔵されている迫撃砲は,別の意味では近接防御兵器といえるかも知れません.
弾を迎撃するのは無理ですが,市街地戦で近寄ってきたソフトスキンを攻撃するなど使えます.
軍事板
ちなみに二種類あって,「DROZD」と「ARENA」と言う
「DROZD」
http://armor.kiev.ua/fofanov/Tanks/EQP/drozd.html
「ARENA」
http://armor.kiev.ua/fofanov/Tanks/EQP/arena.html
見た感じ効果はありそうだが・・・信用は出来ん.
上述のように周りの歩兵が悲惨なことになるので,搭載した写真は少ない.
T-80&T-90にはもちろん,BMP-3にも搭載可能.
もう一つATM防御システムがあって,こちらは「Shtora-1」と呼ばれる
「Shtora-1」
http://armor.kiev.ua/fofanov/Tanks/EQP/shtora.html
上二つが「散弾発射型」型に対して,こちらはATM誘導妨害装置とでも言うべきか.
赤外線誘導ATMに対しては強烈な赤外線をATMに照射して,ミサイルの軌道を変化させてしまう.
レーザー誘導ATMはレーザーを感知すると,音声などによって乗員に警告し,スモークディスチャージャーを起動させ煙幕を張る.
こちらの「Shtora-1」の方が搭載してる戦車が多い
Voennoe delo - Shtora
http://www.youtube.com/watch?v=lC1EB-sqKBY
まぁアメリカもイスラエルも,戦車及び装甲車などがRPGやATMによって損害受けてるし,この迎撃システムは標準装備になるかもね.
イスラエルは「Rafael社 Trophyアクティブ自衛システム」の量産配備を行うように手配したし,アメリカも確か研究中だったな.
この一連のシステム欠点は,歩兵との協調作戦が難しくなることであり,都市戦闘では重大な問題であるので,どう解決するか気になる.
ARENA

DROZD


CRS in mixi,2007年04月11日
「Shtora-1」におけるレーザー感知の原理

(引用元:朝目新聞)
【質問】
2T Stalkerって何?
【回答】
ロシアの支援を受けてウクライナの企業が民間開発した装甲偵察車輛です.
2000年に試作車両が完成しました.
30mm機関砲と7.62mm機銃とで武装し,さらに30mmグレネード・ランチャーやAT-6
"SPiral"対戦車ミサイル,SA-18 "Grouse"
対空ミサイルを搭載可能です.
車体はステルス性を有し,戦闘での生残性向上が図られています.
<要目>
重量 27.4t
全長 7.77m
全幅 3.38m
最高速度 95km/h(路上)
行動半径 1000km
2T Stalker

【質問】
ロシア軍の装甲兵員輸送車について教えてください.
【回答】
ソ連の装甲兵員輸送車はBTR-40から始まった.
コンセプトは,第2次世界大戦中にアメリカがソ連に大量に供与した装輪式装甲偵察車M3ホワイト・スカウトカーを参考にしたので,ほぼ同じ.
同時期にBTR-152も出たが,こちらも大体同じ.
本格的に装甲兵員輸送車の開発に着手するのはBTR-60から.
というのも,BTR-152は通常の貨物トラックのシャシーを用いていたので不整地踏破能力が殆ど無く,戦車部隊への追従が難しい場面があった.
PT-76水陸両用軽戦車をベースとした装軌式装甲兵員輸送車BTR-50シリーズも開発したが,生産コストと日常の整備コストの面で大変な負担となったのでお蔵入り.
<BTR-60>
BTR-60シリーズの最初の生産型はBTR-60Pといい,操縦室と兵員室がオープン・トップ式になっていた点が珍しい.
後部にウォータージェットを一つ装備しており,それで水上を推進する.
動力はガソリンエンジン2基.
特殊ギアを介してそれぞれが第1,第3車軸と第2,第4車軸の駆動を分担.
仮に1基のエンジンが破損または故障しても,残る1基を使用して走ることが可能だが,整備面では不評の嵐(笑)
その後,フルシチョフ時代には核戦争への対応が求められ,軍装備にも核戦争に対応する能力が求められるようになったので,これまでのオープン・トップ式の兵員室を改造し,密閉式兵員室を持つBTR-60PAが量産された.
その後また,兵員を8名に減らし,14.5mm重機関銃KPVTと7.62mm機関銃PKTを同軸装備する円錐形の砲塔を搭載したBTR-60PBが生産された.
これにより,搭乗兵員の下車戦闘時において有効な援護射撃が可能.
搭乗兵員は3名の乗員の他は,8名の完全武装歩兵(1個分隊)が搭乗.
これは当時配備されてた本格的な歩兵戦闘車BMP-1の搭乗兵員数と同じ.
BTR-60の最大の功績は,大量配備されたことにより,全狙撃師団を完全に自動車化狙撃師団に変更出来たことで,これにより迅速な展開能力が持てることになった.
本車は積極的に輸出されたので,東側のベストセラー装甲兵員輸送車となった
でも欠点はあって,それが,兵員室の上面に2個設けられた内開き式のハッチ.
車体の左右側面上部に設けられた前開き式のハッチから出入りするんだが,どれも大きさが十分でない,
車体上部の銃火に晒され易い部分にあることも欠点.
これが問題となったが解決されなかった,
アフガン紛争でも本車は戦ったが,ガソリンエンジンは燃えやすく,被弾時に直ぐ炎上することから,アフガン紛争では兵士から「燃える車輪付き墓標」という蔑称が付きましたとさ.
<BTR-70>
BTR-60の改良型,
具体的には
・車体上部のハッチからしか乗降できなかった欠点を改善.第2・第3車軸の間の車体側面下部に,3角形の前開き式の乗降用ハッチを設けた事,
・搭乗兵員の乗車戦闘を容易にするため,ヴィジョン・ブロックの増設等,視察装置の改善を行った事,
・対空および高所目標への射撃を可能とするため,14.5mm重機関銃KPVTおよび同軸機関銃の仰角を+60度まで増やしたこと
の三点
車体は全くの新規設計にしたので,60より20cmほど全高が低くなった.
ウォータージェットももちろん搭載しているが,60とは違って車体に消波器が設置されている.
でも,不評の種であったガソリン・エンジン2基でそれぞれ第1・第3車軸と第2・第4車軸を駆動させるシステムは継続しており,アフガン紛争とチェチェンでは問題になった.
第2・第3車軸間の乗降用ハッチも,装備を身に付けた兵員の出入りにはあまりに狭すぎて,抜本的な改善とはならなかった.
そのため,早々と生産が打ち切られた.
本車は輸出はされておらず,細々とロシア陸軍で運用している.
<BTR-80>
BTRシリーズの集大成と言えるのが本車.
70からの改造点は,絶不評のエンジン2基システムをディーゼルエンジン1基に置き換えて,生産性・整備性の向上,安全性の向上,燃費の向上などが実現した(やっとだよ).
車体後部にはウォーター・ジェットが装備されており,約10km/hの速度で水上航行が可能だが,スノーケルを左右2本取り付ける必要がある.
車体側面の乗降用ハッチも全面改良され,より大型のものに変わっていて2つのパーツに分かれており,上部を開くと,下部のハッチが自重で外に倒れてステップになるというもので,兵員の迅速な展開が可能に.
砲塔にも若干の改良が加えられ,搭載機関銃の仰角が+80度まで増やされており,対空射撃(アフガニスタンにおいては急斜面を見上げての射撃)が可能.
本車は自動車化狙撃師団の主装備車両として,ロシア軍の装甲兵員輸送車の主力を担うに至っている.
<BTR-90>
BTR-80までの装輪式装甲兵員輸送車より一回り大きな車体で,30mm機関砲2A42と7.62mm機関銃PKTを同軸に装備する,BMP-2歩兵戦闘車とほぼ同様の2名用砲塔を搭載している.
車体下部がV字型にしており,車体下で炸裂した地雷の爆風を横に逃がすことで被害を減少させる工夫を施している.
エンジンは,BTR-80装甲兵員輸送車の約2倍の510hpの出力を持つ,V型10気筒液冷ディーゼル・エンジンが搭載する.
車体後部の兵員室には,10名の完全装備の歩兵を収容することが出来る.
兵員の乗降は,BTR-80装甲兵員輸送車と同様,車体左右側面のハッチか,車体上部のハッチから行われる.
装甲防御力については,車体と砲塔の前面にて,14.5mm重機関銃弾の直撃に耐えることができるレベルと言われている.
他にもBMP3の砲塔を載せたタイプも確認されている.
ロシア人の火力信仰ワケワカラン(笑)
輸出用に作ってみたという車輌で,ロシア陸軍では本格的に装備している様子は無く,輸出も成約は無いようだ.
一応BTRシリーズには兵員室は存在しますが,兵士は車体の上に乗るのは伝統なんで気にしない事
.
兵員室は荷物置き場や負傷兵の搬送などにしか使われていません.
BTR-90



CRS in mixi,2007年04月16日20:18
【質問】
BTRシリーズは,戦闘時に一番安全(な筈)の車体後面から乗降出来ないのは何故ですか?
【回答】
BTRシリーズは車体後部にエンジンがあるので
元々の設計要求が,「安価に数が揃えられる装甲貼ったトラック」なので,これはコンセプトの問題.
だからBTR60シリーズは一番最初はオープントップ.
だが,これでは脆弱だしNBC戦に対応出来ない,というので密閉型に改良されてBTR-60PBが誕生した.
BTR-60PBは天面のハッチから乗降するが,これは戦闘時には非常に不便
(ハッチから出たあと飛び降りなきゃいけないし,目立つからいい的)
なので,改良型のBTR-70になったら第2輪と第3輪の間に側面ハッチが新設された.
でもこのハッチは小さくて,素早い乗降が出来ないので激しく不評
(完全装備状態だとよく装備が引っかかったらしい)
な上,側面にあるので戦闘時外に出るときに,やっぱり銃撃されやすかった.
そこで更なる改良型のBTR-80では側面ハッチを大型化し,2枚式の上下開きのハッチに改良されて,これでようやく迅速な乗降が出来るようになった.
まあ,ロシア兵はたいていは車の上に乗っていて,車内は単なる荷物置き場としてしか使われていないから,ハッチが後部にあろうが側面にあろうが,現場では大して問題ではなさ気.
BTR-60初期生産型(露天タイプ)

BTR-70の側面ハッチ


【質問】
BTR-60には,なぜツイン・エンジンが採用されたのですか?
【回答】
採用の背景には,既存車両のエンジンの流用による開発コストの低減と,量産数の急速な向上に対応出来たのがその理由です.
しかし元々型式が同一であっても,エンジンには製品毎のクセがあり,不調の原因になり易いという問題点もあったので・・・・・
メリットを相殺するのはあの国らしいです.
CRS in mixi
▼ BTR-60,60PB,70が,2つのエンジンでそれぞれ2軸ずつの車輪を駆動するというソビエト兵器にあるまじき(?)複雑な構造をしていたのは,エンジンが(例え2個積むにしても)小型ですむし片方壊れても走れるように,ということと大馬力エンジンを開発する手間を端折ったため.
だが,2基のエンジンを同調させるのが難しく,故障多発の原因になったし整備が面倒(ソビエト兵器なのに!)
という多大なデメリットがあった.
さらにエンジンはガソリン・エンジン(ソビエト兵器なのに!!)のため,アフガン等で実戦に投入された際には被弾するとすぐ炎上,犠牲が多く不評だった.
(当然,地雷にもメチャクチャ弱い.場合によっては対人地雷踏んだだけで炎上した)
このためBTR-80では大馬力ディーゼルエンジン1基に改良されてようやくマトモな動力廻りになった.
▲
BTR-60

BTR-60@ブルガリア警察

【質問】
ロシアの自走砲,"Coalition"(「コアリツィア-SV」Koalitsia-SV)
について教えてください.
【回答】
新型連装自走砲.
1分間に16発,152mmの砲弾を叩き込める.
そして……
うつくしい!!!
この攻撃的センス溢れる2連装.
西側はオーソドックスな単砲身の自走砲で同時弾着をやろうとしているようですが,発射速度が高く信頼性のある自動装填装置の開発がネックに.
一方ロシアは,2つ載せた.
まさにスラヴ合理主義の結晶.
CRS in mixi,2007年01月03日22:23
この"Coalition"(「コアリツィア-SV」Koalitsia-SV)
は2S19ムスタの改良型であり,計画名でもある.
2連装にしたのは自動装填装置の関係もあるが,車体の問題もある,
フィンランド&スウェーデンが合同開発したAMOSシステム(迫撃砲だけど)のように横にしても良いけど,それだと砲のサイズに合わせて車体も改造しなければならない.
これでは新造した方が早いし,金も掛かる(ここ重要!)
資金難なロシア陸軍で金掛かる新造設計なんて,お話にならない.
でも近代化しなきゃならない.
そのジレンマが砲塔システムを開発を開発させた,
いかにもロシアらしいね(笑)
間違ってはいないけど,そのデザインは素晴らしい
また,この砲塔システムはあらゆる角度でも装填可能とも宣伝している.
よく言われるように,「とにかく撃って撃って撃ちまくってトンズラ」という現代自走砲の戦術の究極を目指した計画とも言えるかな?
CRS in mixi,2007年05月15日18:07
▼ 『軍事研究』,2008年1月号.
やっと新型連装自走砲「コアリツィア-SV」が載りました.
このシステムの乗員は2名.
車両前部がコンパートメント,中央が自動砲座,後部がパワーパックによって構成されています.
自動装填装置を採用しリモコン操作で152mm榴弾を給弾しまして,装薬も砲座の直下にあり自動装填されており,効率的な連続射撃が可能になります.
公開されたのは試作モデルであり,サーマルスリーブや煙換気装置・砲口初速計測レーダーは取り付けられていないようですが,製造モデルでは取り付けられるでしょう.
自衛用に12.7mm重機関銃が上部に装備でき,81o電磁式スモークグレネードも装備しています.
コアリツィア-SVでは50発の弾と装薬を積むと考えられており,装甲弾薬車から補給も可能です,多目標同時弾着射撃も可能と見られております.
ただ気になる文が存在しておりまして,引用してみたいと思います.
(引用開始)
トライアルのためにKoalitsia-SVは,改良された片側六輪の主力戦車(MBT)のシャーシを使用しており,新しいシステムでは片側七個転輪の新型シャーシが使われると見られている.
このシャーシは将来ロシアのMBTになると憶測が流れており,その場合さらに大口径の砲を搭載し,シャーシの中にすべての乗員が収まる仕様になると考えられている.
(引用終了)
トライアルしだいではKoalitsia-SVに新型シャーシが与えられることになります.
つまり新型戦車と共通のシャーシを使うことによって,製造コストを下げる狙いがあると考えられます.
文中にある新型戦車はT-95を指していると推測できます.
しかしロシア陸軍はコンパクトで機動性が高い戦力を重視する傾向なので,新型戦車は二の次という考えで動いています.
またMBTに大口径の砲を搭載するのは対テロリスト戦が主流な現在,120mm(ロシアでは125o)で間に合ってる現状を鑑みれば,弾薬数を減らしてまで搭載するメリットは考えられませんが,新型戦車は随分先の話になるのは間違いないと思います.
まだまだT-72神・T-80・T-90が主力として存在するでしょうね.
CRS@空挺軍 in mixi, 2007年12月13日11:55
▲





CRS in mixi,2007年01月03日22:23
【関連リンク】
「ニコ動」:Koalitsia-SV(Коалиция-СВ)垂直2連自走砲
【質問】
コアリツィア-SV Koalitsia-SV を艦載砲に流用するアイディアもあるそうだが,その実現性は?
【回答】
ロシア海軍には,建造中の22350型フリゲートに続き,新型の駆逐艦の建造計画がある事が最近,ロシア海軍総司令官ウラジーミル・マソリン上級大将によって明らかになりました.
【ロシアは,近い将来に海軍のための新型駆逐艦と空母を計画する】
サンクトペテルブルク,6月25日(イタルタス)
「海軍モデル」とやらは,おそらく,この新型駆逐艦(эсминц)への搭載を考えているものと思われます.
確かに近年,同クラス(155mm)の砲を,駆逐艦などの大型水上艦に搭載する構想を持つ海軍は,アメリカを筆頭に増えつつあります.
ドイツでは,新型ミサイルフリゲート「ハンブルク」(ザクセン級)に陸軍用の155mm自走砲を搭載して,テストが行われています.
しかし,西側の海軍とロシア海軍では,置かれている環境が全く違います.
ロシア海軍の方針に「フロム・ザ・シー」などというものは無い.
対地(対艦も?)攻撃にしか使えない152mm2連装砲を駆逐艦に搭載しても,今のロシア海軍には使いどころが有りません.
アメリカ海軍に「御付き合い」して一緒に対地攻撃するわけじゃないしね(^^;
それよりも,新型駆逐艦には,ロシア駆逐艦の伝統的な艦砲である130mm砲の最新型A-192-5P-10を搭載する可能性の方が高いのではないかな?
このA-192は単装で,発射速度が毎分30発,射程距離は23kmと,2連装「コアリツィア-SV」にも劣らぬ能力を有する.
しかも「コアリツィア-SV」と違って,対空射撃や対艦ミサイル迎撃にも使える万能砲です.
「コアリツィア-SV」艦載型の試作品は製造され,2009年にサンクトペテルブルクで開催されるであろう,海軍兵器展示会IMDS-2009あたりに出展されるかもしれないが,採用する国が有るかどうかは怪しいでしょう.
ロシア海軍も含めて,ね.
いかにも,企画倒れのトンデモ海洋兵器の匂いがプンプン漂ってくるんだけどねえ・・・(笑)
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/7/15(日) 午後 3:04
コアリツィア-SV


Coalition海軍モデル

CRS in mixi,2007年05月15日18:07
【質問】
2S25スプルート-SD 対戦車自走砲って?
【回答】
「ドラえもーん,空挺軍用の対戦車装備出してよぉ!
BMD3の対戦車ミサイルだけじゃ心配だよぉ!」
「しょうがないなあ,ノビタコフ同志は.
はい,『スプルート』ぉ!」
「わあい,125mm滑腔砲2A75だぁ!」
「この砲は,レーザー照準で誘導できるんだよ」
「凄いや!」
「それにBMD-3空挺戦闘車の車体を流用してて,Il-76輸送機から投下できるんだよ」
「それなら緊急展開が可能だね」
「それから,時速10kmで浮航もできるんだよ.
ちなみに乗員は3人だよ」
「ありがとう,ドラえもん!」
……ところが,
「おい,ノビタコフ! お前,いいもん持ってるじゃねえか」
「ジャ,ジャイアノフ……」
「ノビタコフのくせになまいきだぞ.そいつを海軍歩兵にもよこせ!」
……というわけだかどうかしらないが,海軍歩兵部隊にも配備されるかもしれないとさ.
written by 藤子F.不二雄(うそ)
……そんなわけで,空挺軍に新しく配備される新型自走砲です.
空挺軍では2015年までにスプルートSDを58両導入する予定です.
海軍歩兵でも同車輛を上陸支援用に導入するという話もあります.
これは海軍歩兵が使用してる2s1自走砲&2s9自走砲の後継です.
両自走砲は現代では砲撃能力不足なので,それを補うために採用を検討しています,
実際に揚陸艦からの出撃テストを行っています
しかし優先導入順としては
空挺軍>>>>>>>>(超えられない壁)>>>>>海軍歩兵
なので,今度数十年は海軍歩兵は2S9ノーナ-Sを使い続けることでしょう.
CRS in mixi,2007年04月14日21:31 & in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
【参考サイト】
http://www.rusarm.ru/products/army/sprut.htm(リンク切れ)



◆◆◆◆戦車
【質問】
ソ連軍の1個師団当たりの戦車の数を教えてください.
【回答】
陸軍国である旧ソ連の編成は以下の通りです.
まあ,ソ連ですから数字通りの編成とは思えませんが,一個連隊百輌,一個師団で三百輌といったところですね.
うろ覚えですが,戦車大隊が二個中隊編成だったような気がするので,もう少し減るかも知れません.
そうなると一個連隊七〇輌,一個師団で二〇〇輌です.
旧ソ連型戦車師団
戦車連隊x3
(本部,戦車大隊x3,偵察中隊x1,機械化中隊x1
対空中隊x1,架橋中隊x1)
自動車化狙撃兵連隊(機械化連隊)x1
(本部,機械化大隊x3,戦車大隊x1,偵察中隊x1
対戦車中隊x1,対空中隊x1,工兵中隊x1)
砲兵連隊x1
(本部,砲兵大隊x3)
野戦ロケット連隊x1
(本部,ロケット中隊x3,各中隊BM21x8)
戦略ロケット連隊x1
(本部,ミサイル中隊x3)
装甲偵察大隊x1
(本部,戦車中隊x1,偵察中隊x2,歩兵中隊x1)
工兵大隊
(本部,工兵中隊x2,架橋中隊x1)
その他,通信,整備,補給部隊で構成
【質問】
ソ連の機甲師団の戦術は,要するに人海戦術の機械版のようなもの?
【回答】
違う.
ソビエトの機甲師団はある意味で
「機甲師団をとにかく進撃させ,後続が残骸を乗り越える方がいい」
というような発想があるが,これは「数で押す」という言葉から想像されやすい,人海戦術の機械版のようなものではないぞ.
赤軍の中の人も,軍事ドクトリン実行のためにいろいろ考えている.
基本的に,攻勢攻勢,常に攻勢.イニシアティブを握り続け,相手に立ち直らせる隙を与えない.
いわば師団・軍団の火力を短期集中し,一気に敵ののど元を食い破る.極端なインファイトタイプだ.
冷戦の盛りには,NATOはこのソ連式スチームローラーを押しとどめるために,侵攻初期から戦術核兵器の使用を考慮していたといわれてる.
それと
「局地的優勢を確保し,それを積極的に活用する」
という抽象的なレベルでは,ソ連のスチームローラーもNATOのエアランドバトルも同じといえる.その実現方法ががらっと違うだけで.
スチームローラー戦術

【質問】
旧ソ連の戦車は狭いので,ソ連軍戦車兵は中央アジア出身の小柄な連中が多いと読んだ事があるのですが
,ソ連が解体してしまった今,ロシア軍では戦車に乗れない戦車兵が続出したりはしていないんでしょうか?
【回答】
その話,デマらしい.
軍事評論家の斎木伸生が以前にロシアの戦車部隊を見学したときに,上記の質問をぶつけたら,
「そんな規制ねーよ」
と笑われた,と,以前「丸」誌で読んだ記憶が.
軍事板
斎木君に確認したところ,該当する記事は1999年11月号の「軍事研究」,2002年10月号の「丸」だそうです.
で,「ロシアの戦車部隊」ではなく,「ウクライナの戦車部隊」だとか.
それで,私が以前,モンゴル国軍の参謀本部・副本部長であるガンバット中将に似た様なコトを質問した事があるのですね.
彼はウクライナのリズナ戦車学校出身(斎木君が取材したところと同じ)なんです.
彼が言うには,旧ソ連の戦車兵は身長165cm以下と言う規定があったそうです.
これは同じ戦車学校出身であるブヤンジャルガル大佐(現150部隊連隊長)からも同じ話を聞いていますから,間違いないと思われます.
おそらくですが,ウクライナが独立してから,その様な規定が撤廃されたのでは無いでしょうか.
旧ソ連の時代は,身長制限があっても広く戦車兵を募集出来ましたから,問題は無かったでしょうが,ウクライナが独立した後はそうは行かないでしょうし.
アッシュ by mail
BMPも,これだけ狭い

T-72内部
狭いかな?

【質問】
ロシアの9M119のような,砲発射型ミサイルの運用のメリットとデメリットについて教えてください.
砲身の疲労などが早くなるような気もするのですが.
【回答】
メリットは,あたりまえだが,発射装置を増設しなくてもミサイルを運用できる点.
デメリットは,ミサイルを発射する機構を付加させなきゃいかんため,構造が複雑になったり,戦車砲としての精度や威力に影響が出る事がある点.
運用するミサイルも専用のランチャーが使えないため,設計構造上の制約を受けてしまう.
後,強力な対戦車砲を持つMBTが,わざわざ嵩張るミサイルを車内に積んどく意味なくね?とか,運用上のメリットがそう大きいわけでもない・・って話もある.
軍事板
青文字:加筆改修部分
ソ連がミサイルにご執心なのは,125mmAPFSDSで西側戦車と渡り合えるか不安だったから.
あれは自動装填装置の関係で,西側120mmAPFDSより弾芯が短く貫徹力で劣っていた.
FCSでも一歩後れをとっているため,遠戦においてアウトレンジされる恐れがあったので,誘導能力を備え射程が長いミサイルによって逆にアウトレンジしてしまおうという意味もある.
この傾向がはっきりしたのは湾岸戦争が原因.
この戦いにおいて,モンキーとはいえ旧ソ連製戦車が西側第三世代戦車に一方的に撃破されたことで,性能差が明らかになり,しかもそれが広く知れ渡ってしまった.
これ以降,旧東側戦車は武器市場において苦戦をしいられ,本国の抑止力としても疑問符が付くようになる.
それへの対応として砲発射ミサイルの開発配備が本格化した.
詳しくはロシア戦車スキーが起きるのを待て.
モッティ ◆uSDglizB3o in 軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
ソ連のロケット戦車開発史を教えてください.
【回答】
ソビエトではロケット戦車が数多く試作されましたが,しかしどの試作車もボツの憂き目にあってます.
唯一成功したのが「IT-1 ロケット戦車」ですが,こいつも極少数生産で終わってしまいました.
オブイーェークト-282試作ロケット戦車がソビエトにおける初のロケット戦車です.
1961年にレニングラード・キーロフスキー工場局が開発着手し,同工場で開発・採算されたT-10M重戦車の車体に,誘導ミサイル発射用の低圧砲を装備しており,極端に平らな2名用砲塔を搭載していました.
ミサイルの装填はお得意の自動装填で,車長と砲手が砲塔要員です.
ちなみに,被弾面積を可能な限り減らしたこの砲塔は,後の試作ロケット戦車の共通砲塔デザインとなりました.
演習場でテストが行われましたが,具体的なデータは不明です.
T-55試作ロケット戦車:
ウラル貨車工場で,1961〜63年をかけT-55を改造したモデル.
100ミリ戦車砲のかわりに,ミサイル発射用ランチャー・73ミリ低圧砲・12.7ミリ重機関銃を同軸に装備.
砲塔と同調して動く底部ターンテーブル上から砲塔天井にかけて対戦車ミサイル「タイフーン」を10発装備.
73ミリ低圧砲はBMP1の流用品.
本車は軍レベル直轄の独立連隊に所属し,重要戦線で主力戦車部隊に対する火力支援や歩兵部隊の対戦車戦闘支援にあてることが考えられていました.
また,T-55の改造品であることから,生産面でもメリットがあり,整備・運用面でも極めて実用的であると言えますが,肝心の誘導ミサイルがダメダメだったので結局ボツ(笑)
同じくT-62試作ロケット戦車も製作されました,こちらは新規設計砲塔を搭載してます.
でもこちらもタイフーン・ミサイルがダメだったのでボツ.
オブイーェークト-775試作ロケット戦車:
P・P・イサコフ技師がチェリャビンスク・トラクター工場で開発したモデル.
この戦車の特徴が全高1.1メートル,潰されたような車体と砲塔が特徴的な戦車.
車体に操縦手の乗るスペースはないので,砲塔内に搭乗する2名のみで操縦と戦闘を行う.
砲塔右側に位置する戦車長&操縦手の席は,キューポラごと砲塔の旋回角度如何にかかかわらず常に一定にの方向を視向するようにスタビライジングされている.
武装は125ミリ低圧砲で,対戦車ミサイル「ルービン」か対人榴弾「ブル」を発射可能.
対人榴弾については短距離用として割り切っている.
自動装填装置を搭載しており,底部に回転式弾倉を搭載している.
車体高を極限まで低めるために,サスペンションは油気圧式を採用したが,確かに意欲的な設計だったものの,コスト高と人間工学の無視という観点上,実用化は見送られた.
また,同戦車の改良型であるオブイーェークト-780試作ロケット戦車も製作された.
これは乗員が3名になったのが最大の特徴である.
結局,戦車長が操縦手を兼任するのは無理があったようで,砲塔に操縦席を新たに設け,自動装填装置も別のものに変えられている.
外見的には車内の操縦性を向上させるために,車高を80センチほど増している.
両フェンダーに砂塵巻上げ防止のサイド・スカートを取り付けてある.
でもコイツもボツの憂き目にあう.
面白いことにT-64ベースに開発された試作ロケット戦車が4種類存在する.
オブイーェークト-432試作ロケット戦車
オブイーェークト-772試作ロケット戦車
オブイーェークト-287試作ロケット戦車
オブイーェークト-288試作ロケット戦車
しかも共通するのも同じ「T-64がダメだったのでボツ」(笑).
ミサイルの性能は良かったのですが,車体がそれどころの問題じゃない関係上,計画は全て白紙になりました.
最後にやっと実用化に成功したロケット戦車が,1968年正式採用された「IT-1 ロケット戦車」です.
本戦車はウラル貨車工場のL・N・カルツェフ技師が開発を統括.
T-62に必要最小限の改造を加え,誘導ミサイルランチャーを搭載しました.
新規開発した砲塔に,「ドラゴン」誘導ミサイルを発射するランチャーと7・62ミリ機銃,ミサイル誘導装置を搭載しています,
IT-1 ロケット戦車は自動化狙撃師団に配備させる戦車駆逐大隊の主要装備の予定で,1968〜70年にかけて量産されましたが,実際はわずか2個の独立大隊が編成されて実験的運用が行われただけした.
ちなみにソ連軍では,本車輌の存在と実戦配備が最高機密事項にされていました.
ところが70年以降は,有名な有線誘導式の「マリュートカ(NATOコード AT-3 サガー)」が普及しはじめていたことから,本車の存在意義が無くなってしまいましたとさ.
ギャフン.
CRS@空挺軍 in mixi,2007年10月14日19:14
なお,IT-1の開発が推し進められた背景には,重度のミサイル・マニアな気があるフルシチョフの意向もあった.
でも本車のみならず,ロケット戦車の技術が無駄になったわけではなく,その後のT-80戦車からT-90まで使われている,戦車砲から発射される対戦車誘導ミサイル・システムの先駆けとも言えるだろう.
【関連リンク】
IT-1 - The rocket tank
動画
ミサイルの標的は3号戦車か?
「YouTube」:IT-1 - The rocket tank
Nowdays you can see IT-1 in Kubinka museum
TANK Object 279 -prototype heavy tank
オブイェクト279試作重戦車
Experimental Soviet BMP (Object 19)
オブイェークト19試作歩兵戦闘車
物凄い微妙感が漂っているのなぁ(笑)
CRS@空挺軍 in mixi,2007年11月14日21:24
オブイーェークト-775/780試作ロケット戦車



CRS@空挺軍 in mixi,2007年10月14日19:14
【質問】
「Drakon」ミサイルのスペックを教えてください.
【回答】
YouTubeに上げられていた映像の補足説明によれば,以下の通り.
(3M7 Drakon missile) Guidance: Radio SACLOS. Weight: 54 kg Warhead: 5.8 kg Diameter: 180 mm Wing span: 860mm Length: 1240mm Range: 300 m to 3300 m (day) 400 m to 600 m (night) Speed: 217 m/s Penetration: 250 mm versus RHA at 60 degrees show less
どこまでアテにできるかどうかは不明.
2K4/ZM7 Drakon

同ミサイルのランチャーを主砲としたIT-1戦車


画像:CRS@空挺軍 in mixi
【質問】
旧ソ連の戦車でキャタピラが4本あるものがあったと思いますが,名前を教えて頂けないでしょうか?
また,それは役に立つものなのでしょうか?
【回答】
オブイェクト279試作重戦車だね.
これだ.
http://www3.kcn.ne.jp/~a400lbs/sfs/page009.html
http://ho-to-.infoseek.co.jp/ob-279.html
核攻撃時,核爆発の爆風を受け流せるよう,全体が御椀型になってる戦車だな.
IS-7重戦車のために開発された130mm砲の改良型を搭載.
長距離砲撃用に光学レンジ・ファインダーを装備したという.
エンジンは12気筒ディーゼル 1000hpで,時速50km以上を出したという.
しかし審査には合格したものの,車体構造があまりに高価についたため,部隊配備されることはなかったとか.
詳しくは,上記2つのページを参照されたし.
ゲーム・ネタでスマンが,「MGS3」で一気に有名になったな,この戦車.
【関連動画】
「YouTube」:TANK Object 279 (prototype heavy
tank)
軍事板・改
(青文字:加筆部分)

【質問】
T-64の魅力を教えてください.
【回答】
ドマイナー過ぎて知らない人も多いかもしれないT-64ですが,皆様もこの機会にT-64の魅力に轢か・・・もとい惹かれてください
まずT-64の特徴としては
@ソ連戦車の基本型をつくった
Aソ連初の複合装甲採用
B滑腔砲を採用し,125mm滑腔砲用のミサイルのベースを築いた
が挙げられます.
T-64を開発したのはハリコフ機械製造設計局
かつてT-34中戦車を生み出したハリコフ機関車工場設計局を前身としており,大戦中から引き続き同局を統括するA.A.モロゾフ主任技師
「攻撃力,防御力,機動力の全ての面でT-54中戦車を上回り,なおかつ,車体サイズと重量はこれを上回らないこと」
を設計局に要求しました
この要求内容が以後のソ連戦車を形作ったのです.
普通に考えてもこの「車体サイズと重量はこれを上回らないこと」は無茶苦茶で,開発陣は少しでも装甲を重要部の防御力の強化に振り向けるために,機関室容積の削減と,それによる後方部分の装甲板面積の節約がより徹底して行いました.
自動装填装置の採用により4名から3名に
複合装甲を取り入れさらにコンパクトに
水平対向エンジンを採用し,さらなる容積の減少を
(やっぱり変速・操向装置関連は小型化に苦労したようで)
等など.
この一連の涙ぐましい努力のお陰で!機関室容積わずか2.6m3(車内容積の25%)となり,ディーゼル・エンジンを用いる戦車の動力システムとしては,当時としては画期的にコンパクトなものとなりました!!!
基本型の再重量は36.7トン(T-55とほぼ同じ)
最高時速は70km
凄い!凄すぎるぞ!! ハリコフ機械製造設計局
A.A.モロゾフ主任技師ウラー!!
と こ ろ が
この機関システムがT-64の致命的な弱点となったわけで・・・
「不具合」,「信頼性の欠如」,「整備のやり難さ」といった諸々の欠点を生み出しました.
自動装填装置のお陰で素早い発射能力が得られたわけですが・・・
よりにもよって装填不良になったり,乗員を巻き込んだりする事故を多発.
(これはコンパクト化による弊害で狭い砲塔内容積に起因していました)
かの有名な「ソ連の自動装填装置は人を食う」との話は,T-64から始まりました.
もしかすると,T-72&T-80&T-90でも同様の事故が起きているかもしれませんね.
運用面でも滅茶苦茶不評でブーイングの嵐.
部隊では運用や整備に戸惑い,T-64の配備を露骨に嫌がり,T-54/55の継続配備を要求する部隊もあったようです.
改良型のA・B型でも構造的欠陥を改善出来ず,少数生産で終わってしまいました・・・
ちなみにB型は性能面では素晴らしいモノでした.
コーブラ対戦車誘導ミサイルを採用して4000メートル以上から攻撃可能になり,確実に撃破でき.FCSも高性能なモノに変えられ,1976年当時,世界最強といっても言っても過言ではありません.
しかし時のソ連は停滞期に入っており,慢性的な熟練労働力の欠如&規律の怠慢&工場のインフラ老朽化によって精密工業がどんどん立ち遅れ,せっかくの新技術も生産現場で反映されない事が多くなってきました.
部品の精度と質の悪さが戦車の性能低下を招き,このため革新的技術を盛り込んだT-64は,欠陥戦車の烙印を押されてしまいました・・・
T-64に不安を覚えたソ連上層部は,T-64の廉価版戦車を開発する事に決定しました・・・・
T-64は高すぎる生産&運用コストがネックだったのです.
複合装甲&滑腔砲を採用し,枯れた技術を使う事で,コストを抑える計画を立ち上げました.
後のT-72の誕生の瞬間です(オブイェークト).
そして主力戦車の座はT-64からT-72に移行し,生産もT-72が優先されました.
しかしT-72が主力となった時でも,T-64の生産は続いていました.
これは,A.A.モロゾフ主任技師に率いるハリコフ機械製造設計局は傑作中戦車T-34を開発し,その後の戦車開発を手がけて来たところなので,その名誉を汚すわけにはいかないとして,生産&配備を行いました.
所謂「政治的事情」です.
しかし,総生産数は12,500輌程度で打ち切り.
「欠陥戦車」を生産する余裕は最早ソ連にはなかったのです.
軍も社会も耐え切れない状況にあったからです.
改良型のT-64BM型はチェチェンで対ゲリラ戦に従事してるとの事.
T-64は革新的技術で構成された戦車でしたが,ソ連の衰退の様子を現した戦車とも言えるでしょう.
理念は素晴らしくとも現実が追いつかない.
儚い悲劇のソ連戦車ですね(泣)
そこに私は惹かれるわけですが.
T-64

CRS in mixi,2007年01月07日14:18
【質問】
T-72関係の書き込みでしばしば目にする,「オブイェークト」という単語には,どういう意味があるのでしょうか?
【回答】
ロシア語Объект(Obiect)の発音を日本語に直した物です.意味は「対象」で,英語で言うObjectになりますね.
ソ連−ロシアでは,新規開発された採用前の戦車を,オブイェークト+数字で呼んでおりました.
ちなみに軍事板では,T-72こそ史上最強戦車と考えるT-72教の信徒が,神を称える言葉として,この言葉を使用します.
事の始まりは湾岸戦争などの結果から,T-72は最新の西側戦車に対抗できない,使えないと言う揶揄に対し,根拠が無くても「T-72は最強」と返すのが流行りました.
そしてT-72最強論のスレッドが幾度か立ち,皆適当なネタで遊んでいたのですが,遂に3年1月に立ったスレッドで,T-72を神格化する書き込みがなされます.
554 名前:名無し三等兵 :03/04/01 15:14 ID:???
そう.
T−72は既に出来たものでもあり,未だ出来ていない物でもある.
T−72こそアルファにしてオメガ.
T−72こそ全てにして無.
T−72こそ,唯一の我等が主なり.
オブイェークト(Tの字を切りながら)
これが,T-72教の最初です.
オブイェークトの聖句に感化されたスレッド住人が,直後に創世記を作成,信者となった者達が,黙示録,審判,聖母の歌,樹形図等々を歴代のスレッドで作り上げ,ネタの研鑚を行い,現在に至ります.
まあ,冷戦時代後半のソ連戦車部隊(ソ連脅威論)の象徴のような戦車ですし,思い入れのある年長の軍オタも多い.
それに,異様に車高の低い,あのフォルムに機能美を感じてしまう人も少なくない.
で,湾岸戦争でのやられ役となり,判官びいきなどもあって,ネタとして昇華したわけです.
【神殿】
http://obiekt.hp.infoseek.co.jp/t72/index.html
T-72



CRS in 「軍事板常見問題 mixi支隊」他
【質問】
T-72神はいかにしてこの世に降臨したのか?
【回答】
意外と開発背景が面白い.
「ハリコフ戦車工場VSウラル戦車工場」という図式ね.
別項目にも書いたけど,両者ライバル心むき出し(笑)
●ハリコフ戦車工場
T-34・T-44・T-54/T-55の開発実績あり
A.A.モロゾフ主任技師は,国防省のGBTU(装甲車・戦車総局)に大きな影響力を有している,
次期MBTについてもT-64が優先的とされたが,肝心のT-64は走行装置やエンジンやトランスミッションが不具合続出.
メンテナンス性は最悪なので軍から大不評.
●ウラル戦車工場
カルツェフ技師が設計局を率いていた.
T-64の作業から除外され,密かにT-62の後継について独自の設計・開発を行っていた.
「どうやらチャンスが巡ってきたようです(笑)」
CRS@空挺軍 in mixi,2007年05月31日22:15
初めにオブイェークト167があった.
1961年から開発作業を行っていたT-62の発展型だった.
この試作戦車はT-62と同じ砲塔と,比較的大型の転輪各6コを使った新型サスペンション,700馬力の新型ディーゼルエンジンV-26を搭載する新型の車体とを組み合わせた車輌だった.
この車輌を元にして生まれたのがT-72である.
カルツェフはこのオブイェークト167にコルジナ自動装填装置を組み込んだが,どうも不具合が多すぎて,芳しくない評価だったらしい
そこでコヴァリョフ&ビストリツキー両設計局に,新型自動装填装置の製作を依頼した(結果的にコレが良かった)
1967年頃に新型125mm滑腔砲が完成したのでウラル設計局でも,新型125mm滑腔砲とコヴァリョフ&ビストリツキーの新型自動装填装置を組み合わせた,システムの開発作業が開始された.
1967年11月に輸送機械工業相であるS・ズヴェレフがウラル戦車工場を訪問.
そこで125mm滑腔砲と自動装填装置を組み合わせたシステムを見せられたS・ズヴェレフは,ハリコフT-64に対して喧嘩を売っているのかとカルツェフに問いただし非難した.
対してカルツェフは答えた.
「ハリコフT-64の自動装填装置はダメじゃないですか,
あれでは西側の新型戦車に勝てません,
私達のシステムをご覧ください.ハリコフ製よりスムーズに作動しますよ」
ズヴェレフ「・・・・・・・・・(確かにウラルの方がよく動いている)」
↑
反論できないのは当たり前だよな(笑)
結局ズヴェレフは折れ,この自動装填装置の試作システムをT-64に搭載する試作車輌を6輌製作する許可を与え,またこの車体に,チェリャビンスクのトラシューチン設計局が開発した新型エンジンを搭載する許可も与えたのであった.
流石のソ連でもT-64に対して危機感を持っていた証拠ですね.
CRS@空挺軍 in mixi,2007年05月31日22:51
中央のお墨付きを得たカルツェフはさっそく,1967年にオブイェークト172の作業を開始.
ここまでの作業は国防省GBTUは殆ど関与しておらず,T-64の改良という建前でひっそりと行っていた,
しかし,そんなことでは満足しないカルツェフは,オブイェークト172に独自の新型トランスミッションを取り付けようと考える.
この独断を察知したズヴェレフは,1986年1月にカルツェフをモスクワに呼び出し,またもや非難をしたが,カルツェフはT-64の走行装置の不具合を指摘し,
「改良しないと戦車は満足に戦えません」
とズヴェレフを説得した.
この説得に応じたズヴェレフは,カルツェフに2種類の試作車輌を製作してもいいという許可を与えた.
この2種類の試作車輌を簡単にまとめると
●オブイェークト172
T-64の車体をそのまま採用し,ウラル製の新型自動装填付き砲システムを採用したもの,
エンジンはT-64から流用.
●オブイェークト172-2
カルツェフの考えを具体化させたもの.
ウラル設計局で開発されたオブイェークト167
の走行装置を採用し,エンジンはウラル設計のファン冷却装置付属V-45.
もちろんウラル設計局が開発した新型自動装填付き砲システムを搭載.
ここまで来ると,オブイェークト172-2はウラル設計局オリジナル戦車と言っても過言ではない.
このウラル製新型試作戦車オブイェークト172-2は,工場の名前を取って「ウラル」というニックネームが与えられた,
これはハリコフに対する強烈なライバル心と,この車輌に対する大きな自信の表れであった.
こうしてハリコフ打倒に燃えたカルツェフであったが,皮肉なことに1967年頃,A.A.モロゾフがハリコフ設計局を引退し,後任を打診された.
しかしカルツェフはこれを辞退,アカデミーの後輩であるショーミンを推薦した.
1968年春にカルツェフはGBTU科学技術委員会(NTK)の議長に就任,ウラル設計局はベネディクトフが設計局長に就任した.
この一連の人事により,ソ連戦車工業へのカルツェフの影響力は増大し,T-72の開発を後押したことは想像に難くない.
T-72の主任設計者はベネディクトフがよく知られているが,基本を形作ったのはカルツェフだと言える.
さて,オブイェークト172-2「ウラル」のプロトタイプは1968年モスクワ南方に存在するクビンカ試験場でテスト開始.
1969年には砂漠地帯でのテストも開始された.
砂漠地帯でのテストはもちろん,ソ連領域内の砂漠地帯での作戦行動を想定したからでもあるが,同時に中東諸国への輸出も考えたためだった.
テストの結果は良好であったが,重量増加に伴うパワー不足が指摘され,新型エンジンV-46へ換装された,
この変更を受けて1969年11月に,V-46エンジン搭載型オブイェークト172-2Mが完成.
オブイェークト172-2Mは1970年2月にザバイカル地方で寒冷地テストを開始,
ちなみにエンジンV-46はT-34に採用されたV-2エンジンの技術発展型なので,信頼性もとても高かった.
一連の全てのテストが終了し,いずれも良好な成績を収めた本車輌は,1973年にソ連軍に正式採用され,74年からシリーズ生産が開始された.
T-72神はこうしてこの世に降り立ったのである.
Объект
T-72



CRS@空挺軍 in mixi,2007年06月01日20:40
【質問】
T−72やT−80などのロシア戦車の名前の数字の意味は何でしょう? 採用された年度ですか?
【回答】
T-**はソ連が命名した制式名称であり,
・前身となった戦車に関連する事例(T-44→T-54,T-54→T-55),
・量産決定の年号に準ずる事例(T-62,T-64),
・obiekt番号からとられた事例(T-72)
等がある.
Hull,Markov and Zaloga著「Soviet/Russian
Armor and Artillery Design Practices:1945
to Present」によると,Tナンバーはofficial
service designation,つまりソ連/ロシア当局の与えた制式名称.
(NATOは新型戦車が出現すると,例えば SMT
M1983/1 などと呼び,この場合T-80Bのこと)
WWII後は基本的には制式,もしくは生産開始年に近い番号が与えられるが,例外も多い.
T-54はT-34(1940年生産開始obiekt134)→T-44(1944年制式obiekt136)に続く中戦車(obiekt137)として1946年に命名.西側に知られるようになったのは1956年.
T-55はobiekt155として,T-54の小改良型として命名.制式・生産開始は1958年.
T-62はM60対抗としてobiekt166を1961年制式化1962年生産開始.
T-64は115mm砲搭載obiekt434が1964年に制式化,1967年ごろから部隊配備.
125mm砲を搭載したT-64A (obiekt437)は1973年生産開始.
T-72はobiekt172が1971年に制式化.T-90(obiekt188)はT-72の改良型だが主にマーケティング上の理由からT-90と1996年に命名.
T-80(obiekt219)はT-64のガスタービン化戦車として別の設計局で設計され1976年制式化.
T-34は,設計者ミハイル・コーシキン技師が,ソ連戦車部隊増強が布告された1934年を記念して「T-34」としてもらえるよう主張し,それが通った.
(Steve Zaloga「T-34/76中戦車 1941-1945」,
大日本絵画,2001/2, p.7,抜粋要約)
【質問】
T-72って第2世代だったっけ?
行進間射撃とか出来ないんですか?,T-72は.
鉄底海峡
【回答】
技術的に見ればT-72は第2世代です.
T-80&T-90は第3世代ですね.
CRS@空挺軍
初期型は行進間射撃を出来ませんでした.
砲軸はスタビライズされていたのですが,レーザー測遠器からのデータをアナログ計算機のFCSに一々手で入力せねばなりませんでした.
これを瞬時に計算できるFCS(1A40-1)が導入された,1985年以降のT-72Bからは行進間射撃が可能となりましたので,第三世代戦車を名乗っても良いと思います.
JSF
▼
T-72B?@第1次チェチェン紛争

レンガじゃなくてERA!

そういえばT-72BVだと,ERAを227個取り付けるという話.
もっとも乗員次第で数は増える(笑)
2重3重に取り付けた例もある
CRS@空挺軍 in mixi,2008年10月05日17:57
▲
【質問】
T-72が湾岸戦争でボコボコにされたのは,やっぱり性能が劣っていたせい?
【回答】
それだけではなく,想定された戦場の違いもある.
戦後のソビエト戦車は,第2次大戦の戦車戦の研究から導き出された
「戦車戦というものは,そのほとんどが2000m以内で,それも圧倒的に遭遇戦が多い」
という結論に従って開発され,戦術理論も立てられている.
実際中部ヨーロッパは丘や林が多く,平原地帯といっても意外と見通しが効かない.
NATOが大規模演習をやったら「敵」戦車がなかなか発見できず,数十m単位での撃ち合いが続出したりした.
ソビエトの戦車はそういう状況を想定して開発されたので,射撃指揮システムも近距離での撃ち合いを想定して設計されており(つまり高度なシステムがいらない),砲弾も有効射程距離が短く設計されていた(どうせ余り遠くには撃たないのだ).
総じて遠距離射撃能力が低く,接近戦向きだった.
相手に先手を取られた不利は,何台か殺られるうちにダッシュで距離を詰めれば良いのだ.
こういった設計思想だったので,見通しがよく,遠距離から攻撃された中東戦争や湾岸戦争では,西側戦車に一方的にやられる羽目に陥った.
もちろん,高度な射撃指揮システムや砲弾を開発する技術力がない,というのは大きかったのだけれど,それを「要求しなかった(ので技術開発も進まなかった)」というのが大きい.
基本的には,北ヨーロッパでのみ戦う事を考えた兵器体系だった訳>ソビエト兵器
Т-72Б"Рогатка"
第三世代の爆発反応装甲「レリークト」を装着
T-72の最終生産型で,T-90並みの性能を持つ



【質問】
戦後第三世代のT-72は弾道計算機を備えているにも拘らず,戦後第二世代のレオパルト1に命中率で劣っているのは何故ですか?
【回答】
T-72は近距離で高速徹甲弾で戦闘することを考えてるので,精密射撃をあんまり重視してない.
西側の戦車は遠距離でHEAT弾で戦闘することを前提にしていたため,精密な弾道計算と射撃管制が重視された.
近距離で高速徹甲弾で撃ち合うなら,大概はまず「狙ったところに飛んでく」ので,複雑な射撃管制は要らない.
遠距離目標にはちっとも当たらなくなるけど,「確実に当たる距離」まで突撃すればOK,という考え方.
数で圧すのが前提だから,距離を積める間に何両かやられても構わない,と.
HEAT弾は弾速がトロいので,遠距離射撃がしたかったら精密な射撃管制装置が必要になる.
特に冷戦時代の西側戦車は,数で勝る相手に防御戦を強いられるのが前提だったので,「初弾必中」を求めたから,命中精度に拘った.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
74式戦車等に使われている)105ミリ戦車砲・106ミリ無反動砲・カールグスタフ・パンツァファウストで,モンキーモデルでない本国純正のT72の正面装甲を撃ってみたら,1発で撃破出来るでしょうか?
【回答】
T72にもバリエーションがあり,厳密な数字はなかなか公表されていませんが,ひとまず砲塔正面で270〜350mmのRHA相当(正面他の部はこれと同等以上).
105mmにも砲弾,砲身の違いがあり,距離にもよりますが,上記厚さはぎりぎり.
高性能のタングステン,劣化ウランAPFSDSなら貫通可能だろう,という感じです.
105mmのHEAT弾でもぎりぎり.カールグスタフとかになると苦しいでしょう.
【質問】
ソマリア海賊にT-72神が降臨したようです.
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1178282.html
T-72神に不埒な振る舞いをすれば,彼らに神罰がくだることでしょう.
オブイェークト.
ラッキーマン.
正直な話,神戦車はソマリア人が奪っても,操縦したりメンテしたり維持できるもんなんでしょうか?
外国へ売り払うという手もありますけど.
Tono
【回答】
新生アフガン国軍なんかでもわざわざT-55やT-62を運用しているところを見ると,難しいんじゃないですかね.
丼炒飯
北部同盟がT-72をもらって,「複雑で扱いきれない」ちゅうてT-55にした話も聞いたから,ソマリアのレベルじゃ高度すぎるんじゃないかなあ.
緑川だむ
T-55とネ申じゃ,電装系が格段に違ってますからね.
動かすだけなら,足回りの整備だけなのでどうとでもなるんでしょうが,レーザー測遠・照準機や自動装填装置,弾道計算機まで積んだT-72を,そのまま運用するのは難しいでしょう.
その点,T-55は人力装填,整備不要の基線長式測距儀なんで,運用する側は楽って言えば楽だ.
能力もそれなりだけど.
極東の名無し三等兵
動かせるだけでいいのかもしれませんねぇ.
戦車砲は撃てなくても,PKO軍の装備じゃ撃ち抜けないような,とんでもなくタフなテクニカルとして魔改造しちゃえば充分,脅威になりうるし….
Tono
――――――
“神戦車”に怯える米国防総省,警戒レベルは危険を示すオレンジに.(USO800)
33両ものT-72戦車が盗まれた事件,昨日の時点ではどこの軍のものかは不明とされていたが,日が開けた今日,ウクライナからケニアへ海上輸送中だったものと判明した.
T-72は旧ソ連製の戦後第二世代型戦車で,オリジナルのそれは神通力を持つことで知られており,そのため別名を神戦車と言われることで有名.
一部のモンキーモデルが,破壊神ルーデルの魂の欠片から作られ,T-72戦車と同様に神通力を持つとされる,米空軍のA-10攻撃機などによって,湾岸戦争などでの戦いで一方的に蹂躙されたことが,我々の記憶には新しい.
一方で,避弾経始を意識した低い車体に,強力無比な125mm砲を装備したその姿は神聖かつ優美であるとされ,多くの人々から
「この世に存在する全ての陸戦兵器の頂点に君臨する存在」
「ありとあらゆる陸戦兵器はT-72によって撃破され,逆にT-72に対して有効な火力を持つ兵器は存在しない」
と信仰を集めており,専門家の間でも最強にして神聖,革命的な神戦車であるとの呼び声が高く,この戦車が盗まれたことに対して,各国の国防・諜報機関は大慌てで情報収集にあたっている.
白い狐の取材に答えた米国防総省(ペンタゴン)の高官は
「もし盗まれた戦車に神通力を持つオリジナルが紛れ込んでおり,海賊を通じて非合法組織に流れたものが米本土に向かった場合,大西洋を守る米海軍第二・第六艦隊の総力をもってしても海上で撃破できるとは言い切れない.
最悪の場合は公海上で戦術核を使うことになるかもしれない」
と語った.
一方,同じく記者の質問に応じた米第二艦隊スポークスマンは
「一部の報道で米海軍は勝てないとの予測が報じられているが,そんなことはない.
そもそもオリジナルのT-72と決まったわけではない」
と話し,さらに記者からのオリジナルだった場合はとの問いに対しては
「負けることはない.
我々はどんな強敵と対峙する作戦であっても成功させる.
我が艦隊(第二艦隊)は全力で任務を遂行するだろうし,本土を守るためにあらゆる犠牲を甘受する用意もある」と答えた.
――――――
白い狐
オリジナルが混ざっていた事態に備え,CIAがルーデルを復活させる黒魔術を始めたとの未確認情報が(ry
ヨシフ
囲まれました.
「AFP」:ソマリアの海賊が乗っ取った貨物船,外国軍艦に包囲される
2008年09月28日 23:08 発信地:モガディシオ/ソマリア
消印所沢
さすがに海の上ではTー72神のご加護が得られなかったのか,それとも何か怒りに触れることをしてしまったのか,戦車神学に詳しい方の見解をお願いします.
クローム・ツァハル
地に足の付いていないことをするからです.
井上@Kojii.net
【質問】
中東等におけるソ連系125mm戦車砲の,50t越え西側戦車撃破率が悪いのは,
・砲弾が悪い
・砲自体が悪い
・威力が有っても照準機が悪くて当たらない
で良いのでしょうか?
又は西側戦車が硬すぎる?
逆に西側戦車がバカスカ破壊していけるのは
・重量的にソ連系戦車の防御力が低い
・弾薬配置等設計が不味い
それとも120mm戦車砲の砲と弾が凄いだけ?
【回答】
全部当てはまります.
・砲弾・・・劣化ウランかタングステンを使うはずなのに,モンキー・モデルは鋼鉄製弾芯だった.
・砲身・・・ロシア製の砲身・砲弾は工作精度が悪く,長距離射撃が当たらなかった.
・照準装置・・・煙幕や砂塵に遮られると,照準が不可能に(M1は平気で撃ってくる)
・装甲・・・複合装甲技術が低く,同じ厚さでも弱かった.
・砲弾配置が悪い・・・西側の戦車は砲弾が誘爆しても,弾薬庫が吹き飛ぶだけで済むように設計されているが,ロシア戦車は砲塔直下の車体に並べて収納していたので,車体に直撃弾を貰うと誘爆して砲塔が吹っ飛びます.
軍事板
アッガーイ,ではなく,T-90の正面断面図
砲弾位置に注意.
T-90はT-72の改良版なので,基本構造は同じ.

CRS by mailform
ロシア戦車の砲弾収納図及び装填図



CRS in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
【質問】
T-80って何?
【回答】
ソ連軍が採用した第三世代戦車.
ガスタービン・エンジンを世界最初に搭載した戦車として有名.
試作車両であるОбъект219sp2は,1976年8月6日に(7月6日という説もあり)
T-80として軍に正式採用された.
同じくガスタービンで有名なアメリカのM1戦車は,その4年後に採用された.
T-80ってT-72神の影に隠れているけど良い戦車だ・・・・よ.



CRS@空挺軍 in mixi,2008年10月05日19:09
【質問】
T-80の初めての出動は?
【回答】
『ウォーマシン・レポート 6 ロシア軍MBT』によれば,T-80の初めての出動は,1991年の「ソ連8月クーデター」の時にモスクワの街路上に展開した時.
この出動命令はクーデター側の国防相の命令により,出動したものであったが,一部の戦車はエリツィン側に寝返るなどしたという.
T-80の初めての実戦参加は,1993年10月4日モスクワの連邦最高会議(通称;ホワイトハウス)を占拠した議会派に対して砲撃を行った時であったという.
砲撃を行った部隊は,第4親衛カンテミール戦車師団所属のT-80UDの6輌.
建物に向かってAPFSDS弾 2発 HE弾 10発 の計12発の砲撃を行った.
本格的な戦闘は95年〜96年の第一次チェチェン紛争.
T-80B&BVが参戦したようだが,T-80の損害が増す結果になり,散々な事態になったとさ.
T-80初めてのおつかい@最高会議ビル


CRS@空挺軍 in mixi,2008年09月28日23:17
青文字:加筆改修部分
【質問】
T-90とT-80の違いはエンジンのパワーとースになった戦車が違い,T-90はどちらかというと輸出用として造られて少し安い,としか分かりません.
他にも何か違いがあるか教えて下さい.
【回答】
T-90の砲塔の変化,T-80との比較.
http://btvt.narod.ru/4/history/_80_90_90a.gif
http://btvt.narod.ru/4/t-90_v_strou.htm
T-64,T-72,T-80,T-90,次世代戦車の開発系譜
http://btvt.narod.ru/4/history/_all.gif
T-90の初期型はT-72の砲塔にコンタクト5ERAを搭載したものでしたが,T-90Aからは砲塔を新設計の溶接式砲塔に換装しており,防御力が向上しております
T-80は正面防御力では,冷戦時代のソ連で最も強力な正面装甲を有する戦車であり,電子装備やエンジン出力の面でもT-72を上回っていました.
ただし第一次チェチェン戦争では,被弾した際の二次爆発の発生する確率がT-80>T-72>T-62という予想外の結果が出てしまいました.
生産・運用コストもT-72,T-90をかなり上回っていたこともあり,ロシアでは今年T-90は生産されましたが,T-80の発注は行われませんでした.
また,T-80の早期退役を主張する軍幹部も現れたそうです.
T-90は,T-72ゆずりの信頼性,比較的安価な値段に加えて砲塔換装やエンジン出力の強化,電子装備の改良によって,T-80との性能差はほぼ無くなったと見てよいでしょう.
とはいえT-80もT-90も,ロシア戦車の根本的問題である致命的な二次爆発を引き起こしかねない自動装填装置,人間工学を無視した狭い車内スペースという問題は共通しています.
軍事板
T-90



【質問】
T-80の設計局がT-80のさらなる改良を行い,T-90に対して性能が再び逆転する可能性はありますか?
【回答】
その可能性は非常に低いかと.
T-80を開発していたオムスク輸送機械は,主力製品であるT-80U&T-80UKの調達をロシア政府から打ち切られ,高価なT-80を海外に売ることも出来ずに,1998年から戦車の発注無し.
こうして2002年に倒産しました.
同じくT-90を生産するウラル車輌製造との合併話もありましたが,重荷を背負いたくないウラル車輌製造が猛反発し,話は無かったことに.
見捨てられたオムスク輸送機械は,2007年3月に軍需産業委員会でT-80の修理及び近代化のみを担当する修理センターへと格下げが決まってしまいました.
よってオムスク輸送機械が開発していた「チョールヌィイ・オリョール(ブラックイーグル)」も消滅しました.
ソース『軍事研究』2007年7月号「プーチンの安全保障・機構改革・産業再編 投稿 ロシア軍事機構の変革」 より
CRS in 2007年06月09日21:10
T-80



【質問】
T-80やT-90の正面装甲は,西側の120mm滑腔砲の徹甲弾に耐えられるのですか?
【回答】
「東側」の戦車の正面装甲は東側の125mmには耐えられても,西側の120mmには耐えられない,と考えられている.
少なくとも,最近の高性能弾薬については.
逆に「東側」の125mmは運動エネルギーが小さく,西側主力戦車の正面装甲を貫通できない,と考えられている.
これは「東側」の戦車は軽量化,機動性をやはり重視しており,高性能徹甲弾に対しては重ERAの追加で対抗するという考え方がある(あるいは強いられている)という事情もある.
ちなみにイラクにおけるM1A1同士の誤射の結果は,M1A1の120mm劣化ウラン弾ではM1A1の正面装甲は貫通できないが,側面は楽勝だった.
対面まで貫通 - double penetratino -の例あり.
T-80



【質問】
ロシアの新型戦車はどうなってるの?
【回答】
現在,新型戦車は「T-95」というのが開発中.
前に話題になった「チョールヌィイ・オリョール(ブラックイーグル)」は,開発していた企業が2002年に倒産したんで計画中止.
まぁ,この「チョールヌィイ・オリョール(ブラックイーグル)」を元にした,T-80&T-90の車体に対応出来る新型砲塔を開発しているという噂もある.
西側との大規模戦争の蓋然性は無いに等しい.
一方では北カフカスの地域紛争・テロリズムが,ロシアの安全保障にとって重大な課題であり,頭の痛い問題.
今までのような,ソ連型の大規模機甲戦力では動かしにくい.
これに対抗するためにコンパクトで機動性が高い戦力を重視している.
そのため戦車はあまり必要とされない背景がある.
戦車の代わりに機動性のある空挺戦車や装輪装甲車の配備が急がれてるのはこのためである
ロシアの新型戦車はウォトカでも飲みながら気長に待て(笑)
亡くなった「チョールヌィイ・オリョール」氏の生前の姿



CRS in mixi,2007年04月25日18:21
【質問】
T-95の開発状況は?
【回答】
2009年から配備される計画.
CCCP1917氏の日記から拝借
「ロシア軍は根本的に新しい戦車を装備に加える」
同氏のブログからも
T-95は現在試験中 配備は2009年から
んでこちらがイメージ図
http://www.btvt.narod.ru/3/t-95.html
T-95と思われしき戦車が運ばれてる動画
http://jp.youtube.com/watch?v=DutQ_CdOhiQ
ロシアが誇る世界最強の戦車「T-95」,09年に生産開始へ(朝鮮日報)
http://news.livedoor.com/article/detail/3442381/
確かに構造上は革新的であり,これまでのソ連戦車の型から一気に進化.
これからの「非対称戦」に相応しい戦車となるに違いないが・・・
疑問点が幾つか.
(1) 135〜152mm説があるがそんな大口径砲を搭載する意義はあるのか?
(2) 新型戦車のコストにロシア陸軍が耐えることが出来るのか?
(3) T-80シリーズをどうするのか?まさか新型戦車導入のさい全廃という愚は考えにくい
輸出にしろT-80では諸外国には立ち向かえない.
同氏のブログにもあるように,90年代の経済危機により技術流出という悲劇からロシア産業界は立ち直っているのか?という点でも疑問が残る.
T-90も主力として残り続けると思われる.
また新型砲塔の話はどうなったのか?
ともかくロシア軍の新型戦車には素直に期待しようと思います.
ふと思った装甲兵員戦闘車の新型の件はないのかねぇ?
CRS@空挺軍 in mixi,2007年12月25日23:01
『独立軍事評論』(以下,"NVO")によると主砲口径はどうも135mmのようです.
西側第三世代MBTの複合装甲に対抗するためにはその程度が必要とされたのでしょうが,たしかに時代錯誤の感は否めないですね.
(2)(3)についてですが,おそらくは空軍と同様に既存戦車の改修,既存戦車を徹底的に再設計した新規生産型,新世代戦車の三本立てでやるつもりではないでしょうか.
仰るとおり,コスト的に全てT-95というのは厳しいでしょうし,T-80を見捨てるのももったいないですし.
ちなみにオムスクトランスマーシュはとうとうウラルヴァゴンザヴォードに吸収合併のようです.
http://brrs.exblog.jp/7137980/
CCCP1917 in mixi,2007年12月26日 01:43
▼ロシア周辺・旧ソ連圏スレ 3より
Sergei Maevロスボルエクスポルト長官が語ったところによれば,ニジニ・タルギのウラルヴァゴンザヴォードが現在T-90を超える新型戦車を開発中.
新型戦車の加速度はT-90を上回っており,乗員が24時間戦車から離れずに作戦を遂行できる.
戦車の名称は現時点では不明.
Maevは,T-90が2025年までにロシア軍の中核的な戦車となることを約束した.
新戦車は,容易にアップグレードを行い戦闘効率を改善できる.
同じインタビューの別の報道では,
・新戦車はより強力な火力と高い兵器効率を持つ.そして射程7kmの対戦車ミサイルを運用できる.
・平均速度はこれまでの30〜50kmから50〜60kmに向上している
という.
また,
http://www.strategypage.com/htmw/htarm/articles/20080714.aspx
によれば,ロシアの最新の戦車は約300両のT-90,残りの20000両はT-72とT-80だが,ロシアは2025年までに,T-90とT-95でT-72とT-80を代替したいとする.
その後T-90をT-95で代替することになるだろう,という.
CRS@空挺軍 in mixi,2008年07月16日20:22
▲
◆◆◆◆歩兵戦闘車
【質問】
ロシアのBMD-3は,ロケットとパラシュートを組み合わせることによって,中に兵員を乗せたまま降下可能,とありますが,実際はどのようにして投下するのでしょうか?
車体にロケットとパラシュートをくくりつけて放り出すのか,それともパレットに車体と降下装置を別々に取り付けているのでしょうか?
【回答】
ロシア(ソビエト)の車両空中投下システムは,数個のパラシュートから下がったライン(要するに,吊り紐)にロケットアシストパックが付いていて,そこから車両の載ったパレットが吊り下がっている.
降下速度を殺すアシスト・ロケットはパレットではなく,パラシュートとパレットの間についている(ので,ロケットノズルは真下に噴射しないよう,斜め下を向けてある).
こんな感じ
(>−ロ−<|
横にした図ね.
また,ロシア(ソビエト)の空挺車両(BMDシリーズ)はパレットに乗せなくても,直接車体を吊り下げる方式での空挺投下も出来る.
この場合はサスペンションを最大限に縮めて固定し,着地時の破損を防ぐ構造になってる.
【質問】
BMP1について教えてください.
【回答】
ソ連が世界で初めて採用したIFV(Infantry
Fighting Vehicle=歩兵戦闘車).
世界に「BMPショック」を与え,各国がこぞって自国のIFVを開発を始めるきかっかけを作った
.
開発の背景には二つの要因がある.
1960年代前後,ソ連では装甲兵員輸送車(APC)に申し訳程度の歩兵支援用機関銃だけでなく,14.5mm重機関銃KPVTのような,軽装甲車両の撃破が可能な重火器を搭載するようになってきたことが一つ.
二つ目は,軽くて使いやすい,装甲貫徹力の大きな成形炸薬弾頭(HEAT)を発射するロケット弾や誘導ミサイルが次々に開発成功し配備されたこと.
装甲車などに強力な対戦車&対物火器を搭載可能になったわけである.
この二つの要因から,歩兵戦闘車の元祖,BMP(バェヴァヤ・マシーナ・ピホートゥイ=歩兵戦闘車)の開発が始まった・・・
また,その当時「核戦争」というのが現実的に受け止められた時代でもあり,密閉式兵員室を採用し,機械化歩兵を効率良く迅速に展開できる本車は,冷戦時代を象徴した車輌とも言えるかもしれない.
<BMP1>
73mm低圧滑腔砲と7.62mm機関銃を砲塔防盾に同軸装備.
対戦車誘導ミサイル9M14M「マリュートカ」用の発射レールを砲塔防盾上部に備える基本型.
砲塔が何故か1名用なので,車長は操縦手席の後方にある車長席に座る.
ペリスコープ3基を備える全周視察装置を持っているが,右後方にある砲塔のため,視界が360度に及ばず,中途半端な視察能力となった.
さぞ車長はイラつたことだろう.
「マリュートカ」対戦車ミサイルは有線目視誘導式.
73mm低圧滑腔砲は自動装填装置が採用され素早い砲撃が可能だが,この73mm低圧滑腔砲で発射されるPG-9擲弾は,歩兵用の携帯式対戦車ロケット砲RPG-7のものとほぼ同じPG-9擲弾を,後部の発射薬で撃ち出して,弾頭底部のロケット・モータに点火して,加速し飛翔するもの.
飛翔する際弾底部から,4枚の折り畳み式安定翼が展張されるようになっているため,横風の影響を大変受けやすく,実用有効射程は約800m程度であった.
砲塔より後ろの兵員室は,中央を燃料タンクとバッテリボックスで仕切られており,左右両側に各4名分の搭乗歩兵席が設けられた.
兵員室には,上部に4つの大型ハッチがある他,後面に観音開き式の燃料タンク兼用乗降ドアがあり,搭乗歩兵はここから乗降するようになっている.
また,この兵員室にはガンポートがあり,搭乗兵は車外に出ずともガンポートから発砲可能である.
これは「核戦争」の際,放射能汚染された戦場で車外に出ずに戦闘行動を行い,そして車内で防護服に着替えて,汚染が収まったところで降車し,戦闘を継続するという考えだったようだ.
本車の存在を知った西側軍事筋は,ソ連が,APCクラスの車両に当時のMBTを撃破可能な火力を備えさせたことに大きなショックを受けた,
後に言われる「BMPショック」である.
西側ではAPCクラスに強大な火力はいらないと考えていたので,その時の衝撃は計り知れなかったのかもしれない.
BMPショック以後,西側でもAPCのIFV(Infantry
Fighting Vehicle=歩兵戦闘車)化が大急ぎで進められた.
しかしBMP1は,ソ連独自の考えによる「車体の低さ」をもちろん受け継いでおり,その車高の低さは確かにメリットはあるが,そのデメリットはもろに搭乗兵に辛く当たることになる.
観音開き式の燃料タンク兼用乗降ドアは,被弾すれば簡単に炎上し,また,天地が低いため,前かがみの姿勢で出なければならなかった.
車内は狭く,息苦しい,その中で長時間乗車や戦闘すればもの凄い疲労である.
また調達コストも意外に高く,BMP1の一輌はMBTのT-55とほぼ同じだった.
流石のソ連も,自動車化狙撃師団に所属する3個機械化連隊全てにBMP1を配備することは不可能であり,一個機械化連隊をBMP1にし,残る2個連隊をBTR-60PB装甲兵員輸送車に配備するという,ハイ・ロー・ミックス型の編制をとるしかなかった.
本車は輸出も積極的に行われ,今でも戦場で戦っている.
現在,多くのBMP1は「マリュートカ」用の発射レールを外している.
グランドパワー 2006年11月号の「歩兵戦闘車BMP(2)」特集によれば,1973年第4次中東戦争ではシリア軍とエジプト軍がBMP1を戦闘に参加させたが,その評価は散々たるものだった.
敵戦車と対戦することは問題外,
先頭の戦車集団が撃ち漏らした機銃座を始末するにも命中精度が低いという,泣きたくなるような惨状だったようだ
.
また車体が低すぎて,BMPの前面に歩兵を展開して支援に当たせる場面では,BMPの砲火により歩兵が危険となり過ぎで支援にならないという欠点も多くあげられている.



CRS in mixi,2007年04月17日22:11
【質問】
BMP2について教えてください.
【回答】
BMP1は西側に多大な影響を与えた素晴らしい車輌であったが,運用側であるソ連は,本車の武装である73mm低圧滑腔砲,対戦車誘導ミサイル9M14M「マリュートカ」に不満を感じていた.
BMP1の項で述べたように,73mm低圧滑腔砲の命中率の低さも挙げられるが,他にも対戦車誘導ミサイル「マリュートカ」が第1世代の有線目視誘導式であるため,飛翔速度が遅く,車両を停止させて発射せねばならなかった.
これは命取りになりかねない
また,アフ【ガ】ーニスタン紛争のさいにBMP1も参戦したが,73mm低圧滑腔砲の低命中率や低仰角――ゲリラは高所から攻撃するので,73mm低圧滑腔砲は高角度の仰角が取れず,有効に反撃できなかった
――が問題になった.
BMP1には30mm自動擲弾発射機AGS-17を搭載した型もあった.
これは有効射程が400m程度の小型擲弾発射機である.
手榴弾程度の爆発威力のある擲弾を連続して撃ち込むことが可能であり,対ゲリラ戦には大変有効な装備だとして部隊では珍重がられていた.
以上の反省点を踏まえてソ連軍でがBMP1をベースにした新たな歩兵戦闘車を開発したのがBMP2である.
BMP2はアフ【ガ】ーニスタン紛争さなかの1980年に登場した.
30mm機関砲2A42と7.62mm機関銃PKTを採用し,新型の半自動誘導式の9M111/9M113対戦車ミサイル発射機を装備した.
また,大型の2名用砲塔を採用,本来的意味の車長と砲手が配置された.
BMP1の欠点の一つである車長の索敵能力不足を是正するためである.
これにより,BMP2では索敵能力が大幅に向上した.
しかし大型の2名用砲塔を搭載したので,車内の人員配置が変更された.
BMP-1より搭乗兵員が1名減り,兵員搭乗スペースを砲塔の前後に分けて前部に1席後部に6席を設けた.
ガンポートは廃止されずにそのままにされた.
BMP-2は以後1990年代を通して量産された.
アフ【ガ】ーニスタン紛争の中期〜終盤にかけて,最前線のゲリラ戦に投入された.
対ヘリコプター防御を考えて装備した高角度の仰角が可能な30mm機関砲は,高所からのゲリラの待ち伏せ攻撃への反撃に大変効果的だった.
ゲリラが好んで狙った輸送トラックのコンボイの護衛に活躍した.
しかし,ゲリラ側がRPG-7のような携帯式対戦車兵器を装備していた事による損害の増大や,中国からの供給武器12.7mmDShKや14.5mmKPV等の重機関銃(いずれもソ連製のコピー)が,BMPシリーズの側面装甲などを近距離から簡単に貫徹するという事態が頻発したため,装甲強化型であるBMP-2Dが1982年に登場.
既存のBMP2も装甲強化キットを装着した.
現地改造品であるがRPG対策に砲塔周囲に鳥籠装甲を付けたり,先に述べた30mm自動擲弾発射機AGS-17を装着したBMP2も多く見られた.
しかしBMP1で問題になった「居住性の無さ」は,BMP2になっても相変わらずで,逆に深刻化した.
上部ハッチはさらに狭くなり,直ぐに飛び出せなくなってしまった.
室内はBMP1より削減されて,狭さ,息苦しさがさらに悪化したのであった.
また,待ち伏せ攻撃するゲリラは携帯式対戦車兵器を所持しており,車上戦闘などはもっての他という状況だったため,BMP1&2に搭乗する兵士は兵員室に入るのを嫌がり,車体の上に乗るようになった.
BMP-1&BMP-2は西側との陸上戦闘を想定し,核戦争下でも戦闘行動可能な歩兵戦闘車として開発されたはずだったが,アフ【ガ】ーニスタンなどの地上戦非正規軍の戦いに投入されたため,BMPによる対戦車戦闘など無く,待ち伏せするゲリラへの防御やゲリラ拠点に対する歩兵攻撃の支援といったものが主な任務であった.
そこでもBMP2は,その戦闘能力の高さと支援能力が高く評価された.
現在でもロシア軍戦車師団や自動車化狙撃師団の歩兵大隊の主力IFVとして存在している.
また東欧諸国などに輸出もされている.
現在,東欧や南アにはBMP2の改良型が登場している.
まだ計画段階のようだが,無人砲塔が主流.



CRS in 2007年04月18日19:20
【質問】
BMP3について教えてください.
【回答】
BMP1&BMP2の運用で最大の問題になったのは,兵員室の居住性の無さだったが,それまでのBMPシリーズは全高が2mしか無く,これでは改良にも限度があった.
BMP3歩兵戦闘車は実質的にBMPシリーズの後継車輌であるが,デザインが大きくかけ離れているのは,ベースとなった車輌が違うからである.
元の車輌はASU-85空挺自走砲と,PT-76水陸両用軽戦車の後継車両として計画したもので,オブイェークト685水陸両用軽戦車と呼ばれていた.
これはアルミニウム製の箱型装甲車体に,チタニウム装甲板で組み立てられた全周旋回式砲塔を持ち,軽戦車用として新開発された.
長砲身の100mmライフル砲2A48を搭載していたが,新型軽戦車計画は当時のブレジネフ政権末期の慢性的な国家財政と国民経済の悪化の影響が深刻化したため予算が得られず,暗礁に乗り上げて破棄される所だったが,
・ASU-85空挺自走砲の後継には,2S9「ノーナ
S」自走砲を
・PT-76水陸両用軽戦車の後継には,BMP-1歩兵戦闘車の後継として開発されるべき新BMPで兼用する
という政治的判断が下されて開発中止された.
オブイェークト685水陸両用軽戦車はこうして,軍が別に求めていた新BMP開発のベースとされることになったのである.
軍は新型BMPの防御力については,同じジャンルのIFVであるアメリカのM2ブラッドレーが装備する25mm機関砲に対して,正面装甲が抗堪し得るものであることを要求仕様に入れた.
また武装も変更された.
当初,西ドイツのマルダー歩兵戦闘車のものと良く似た平盤なディスク式の全周旋回マウントに,露出した形で
・30mm機関砲2A42と同軸の7.62mm機関銃PKT,
・発組でコンテナごとマウントに搭載された対戦車誘導ミサイル9M113「コンクールス」,
・装甲カバー入りの30mm自動擲弾発射機AGS-17
を装備していたが,軍での演習結果,直ぐに改良要求の申し出がされた.
アフ【ガ】ーニスタン紛争の戦訓にも基づくものであったが,ゲリラによる携行対戦車兵器に対抗するには,より命中精度と高威力の火器を搭載することが必要であり,これが無ければ生存は出来ないという意見だった.
新たに搭載された30mm自動擲弾発射機AGS-17も,完全に要求を満たすものではなく,主武装の30mm機関砲2A42は,弾頭が小さい故に炸裂威力が劣るため,堅固な防御構築物等には有効性を発揮し得なかった事もそうだが,2A42機関砲は高発射速度で連続発射した場合,発砲ガスと騒音が乗員に耐え難いほどの苦痛をもたらすことが,BMP2歩兵戦闘車の運用経験を踏まえて指摘された.
新型BMPは新発想で武装システムを検討することとなり,新型低圧滑腔砲と機関砲とそれに現代的な火器管制システムを組み合わせた車載武装システムである2K23コンプレクスを開発した.
2K23コンプレクスは
・自動装填装置付きの100mm低圧滑腔砲2A70×1
・30mm機関砲2A72×1
・7.62mm機関銃PKT×1
・レーザー測遠/ミサイル誘導装置
・熱線暗視装置付き昼/夜間兼用サイト,対空射撃用サイト
および 弾道コンピュータを組み合わせた武装システムである.
またBMP2譲りの高い仰角も誇り,高地からの攻撃にも有効に対処できる.
今までにIFVにこのような重武装を施した武装システムは無い.
100mm低圧滑腔砲2A70は,強力な威力を持つ噴進式榴弾を発射できる他,T-55戦車の近代化改修型
100mmライフル砲D-10T2S から発射できるようになった砲腔内発射式の対戦車誘導ミサイル9M117「バスティオン(砦)」も
発射することが可能な,歩兵戦闘車用火器としては例の無いものである.
こうしてBMP3は戦車や防御構築物,その気になれば対ヘリにも転用可能な武装システムを兼ね備えた攻撃力は,戦車以上の火力を持つ新型歩兵戦闘車として誕生した.
確かに武装システム面では,最高のモノであるが新機軸を各所に盛り込んだ車体と共に,この全く目新しい武装システム等が旧ソ連軍内で嫌悪され,装備化が遅れる原因ともなったのも指摘しておく.
寸法的には戦車並みの大きさを持つBMP-の防弾アルミニウム製車体は,良好な浮航性能と十分な武装システム,乗員・歩兵を収容するスペースを確保しており,特に砲塔の高さを抑えながらも(全高2.30m),車体高を従来のBMPシリーズに比べて大幅に増やしているため,搭乗歩兵の居住性は向上したのが最大の特徴である.
他にBMP3の車体で特徴的なのは,西側の装甲戦闘車には見られない独特な人員配置である.
車体前部中央には燃料タンクと操縦手席,そして左右には,車体前部両側に配置された7.62mm機関銃PKTの操作をも担当する,搭乗歩兵のための座席が用意されている.
車体中央部は,バスケット(自動装填装置を収容)付きの全周旋回式砲塔が大きなスペースを占め,その斜め後方両側に1席ずつ,そして機関室隔壁前に3席の搭乗歩兵用座席が配置されている.
後部の3席の間には,ステップを兼ねた2席の補助席が設けられており,これによって本車は,ロシア軍で標準的な7名編成の歩兵分隊,または必要に応じて9名までの歩兵を乗せられる.
この部分の車体両側面には,従来のBMPシリーズと同様のガン・ポートが各2カ所ずつ設置されている.
兵員室後部は,機関室とその上部の外部アクセス用デッキがあり,上面および後部に両開き式のハッチ・ドアが配置されている.
いわば二重底式の箱のような構造で,一層目がアクセス・デッキ,二層目部分が機関室とされている.
アクセス・デッキから歩兵が乗降する場合は,上面および後面のハッチ・ドアの双方を開放して,機関室上面部を通るようになっている.
上面の細長いアクセス・ハッチには,左右共に,前部に楕円形の補助ハッチが設けられており,必要に応じて歩兵・乗員がここから車体上面に出たり,対空戦闘の際に歩兵が携帯式対空ミサイル9M36「ストレラ(矢)3」を発射することができる.
駆動システム関連も一新され,UTD-29Mディーゼル・エンジンは,戦車用と遜色の無い出力を持つ戦闘重量が18.7〜19t程度ながら,路上最大速度は70km/hとBMP-1/2歩兵戦闘車を大きく上回り,新鋭のT-80戦車並みとなった.
操向・操縦も,流体トルク・コンヴァータを導入した変速・操向装置のおかげで,BMP-1/2歩兵戦闘車以上にスムーズで容易になっている.
浮航時の推進力はBTRシリーズで好評だったウォーター・ジェット式に換装.
装甲防御面は車体前部において,少なくとも25mm機関砲の直射に交戦距離内で耐えられるものを目標としたが,実際に旧ソ連における実験では,30mm機関砲による射距離300mからの射撃に耐えることが出来たという話である.
車体前面下部のアルミニウム装甲の厚さは45mm程度で,これに浮航時に上部にスライドされ,10mm厚鋼板でできた波除けのトリム・ヴェインが追加される.
前面上部の装甲厚は10〜15mm程度だが,さらに薄鋼板と思われる追加装甲がボルトオンされている.
また本車では,車体前部に燃料タンクが配置されているが,これはHEAT(成形炸薬弾)に対する防御のためだという.
燃料タンク内のディーゼル油によって,灼熱した貫徹弾や成形炸薬の爆発ジェットのエネルギーを吸収するというものである.
(これはイスラエルのメルカバMBTと同じ構造であり,恐らく参考にしたと思われる).
死角となり易い車体後部も,事実上の二重装甲構造となっており,武装と乗員を車体中央部に集約させて,防御範囲を縮小させる発想を行っている.
BMP3はそれまでのBMPシリーズとは違い,まったく新しい発想&構造が施されており,旧ソ連とは違う考え方で開発されたのである.
BMP3はチェチェン共和国との武力紛争に投入され,その高い攻撃力は評価された.
一方,歩兵戦闘車の宿命である装甲の薄さが指摘され――撃破された車輌が多くあったらしい――このためオプションとして,浮力を失わないように大型ボックス化されたERA装甲が開発された.
しかし今のところ,搭載しているBMP3は殆ど見られない.
「ARENA」 対ATMシステムも搭載可能と言われ,実際,「搭載できる」と宣伝されている.
実戦写真では搭載した写真はない.
(BMP3の実戦写真自体,殆ど出回っていないせいもあるが)
BMP3はソ連崩壊後は,積極的に輸出セールスが行われ,アラブ首長国連邦やクウェートの他,大韓民国でも採用されている.



CRS in mixi,2007年04月21日18:16
【質問】
BMPT/BMP4について教えてください.
【回答】
戦車支援装甲戦闘車BMPT/BMP4は,戦車や歩兵を近接防御する目的に開発された.
兵士からは「ターミネーター」という愛称で呼ばれている.
2005年以降にロシア軍に引き渡され,配備が進んでる模様.
開発の背景には,第一次チェチェン紛争で数多くの戦車・歩兵戦闘車・装甲兵員輸送車が撃破され,甚大な損害を受けた反省がある.
指揮系統の拙さも挙げられるが,チェチェン側は旧ソ連軍で将校だった者も多く,アフガニスタンで実戦の洗礼を受けている者も多かった.
そのために戦車などに対して有効な攻撃方法をも知っており,これがロシア軍にとって仇となったとも言える.
本車輌は,実績もあるT-72戦車の車体も元に徹底的に改造された.
武装は2A42機関砲を2門配備.
2門AG-17D 30mm擲弾発射機を車体に搭載.
9M133セミアクティブレーザー誘導対戦車ミサイルを4発配備している.
BMPTの重量は47トン,乗員は5名.
1000馬力のB92C2液冷ディーゼルエンジンに換装している.
最高速度は65km/h,作戦距離550km.
火器管制システムはT90Sの技術を大量に採用し,Agate-MR総合式昼夜映像コンバーター,レーザー測距器,操縦用TBH-5光学暗視器などの設備が付属している.
TBH-5は主動式可視距離60m,受動式可視距離は180m,
また,自動煙幕発射装置も搭載されている.
最大の特徴はCITV(車長用独立熱線映像装置)を4つも付けている事であり,索敵能力は今までの装甲戦闘車輌と比較に出来ない.
防御力もT-72の装甲とERA装甲も付けているので,BMP-2,3より生存性は向上している.
対戦車ミサイルは,建物に隠れている敵を吹っ飛ばす目的だと想像出来る.
(イラク戦でも米軍は建物に対戦車ミサイル撃ち込んでいる)
実戦投入はされており,その索敵能力&攻撃力から現場からは好評を得ている,
輸出は考えていないという話だ.
【参考動画】
http://www.youtube.com/watch?v=-G3_hAyTf6g
http://www.youtube.com/watch?v=zbGDNLV6ahg



CRS in mixi,2007年04月21日18:43
【質問】
BMP-T/4なのですが,あれって人員輸送室は付いてませんよね?
あれは,戦車や歩兵戦闘車を支援するための車両だそうですが.あれを導入するならT-90を導入した方が使い勝手がよいと思うのですが.
【回答】
あれは市街戦で歩兵を支援する車両なので.
歩兵を機関砲で支援し,敵兵の立て篭もってる建物とかに,大砲代わりにミサイルぶち込むのが任務.
市街戦で兵は装甲車に乗ったまま戦わない(そんなことすると棺桶)から歩兵戦闘車はいらないし,戦車は市街戦に使うと小回りが効かなすぎる――砲身が引っかかるので砲塔回せないとか,砲の仰角が取れないのですぐ近くの建物の上の階が砲撃できないとか――ということがチェチェンの戦訓から判明したので,それに基づいて作られた市街戦用近接戦闘車両がBMP-T/4.
BMP-T/4は要するにナチスドイツの作ったブルムベアの現代版と思えばよい.
市街戦用の「突撃砲」なわけね(積んでるのは機関砲とミサイルだが).
ブルムベアは市街戦用としてではなく,むしろ野戦や山岳戦で活躍したが,現代ロシア軍が野戦で使う車輛なら,BMP-T/4よりは普通に戦車でいいだろうな.
山岳や森林と異なり,市街地は幸いにして道路が四通八達しているから,無理に軽歩兵だけに任せずとも,火力を遺憾なくバリバリ発揮して,敵の拠点を丸ごと迫撃砲や榴弾砲で潰してから,装甲車両で制圧して,その後歩兵を降ろして掃討すればいい.
何も最初っから危ないところに軽歩兵を送り込む必要は全くないわけで.
【質問】
オブイェークト19試作歩兵戦闘車について教えてください.
【回答】
1965年にアルタイスキー・トラクター工場で造られた試作歩兵戦闘車.
最大の特徴として,前後に間隔の開いた4つの装輪の間に,上下可動式の補助履帯システムを配置した,装輪・装軌兼用式の走行システムを採用.
武装はBMP歩兵戦闘車の砲塔システムを応用.
乗員は操縦手・車長兼砲手 2名.
最大搭乗人数は8名.
このユニークすぎる走行システムは,装輪装甲車と比べて構造が複雑,装軌式と比べても路外踏破性能が中途半端であったことから,運用者の評判か芳しくなかった(笑)
ちなみに開発者は
「装輪走行モードから履帯併用モードへはたった15〜20秒で転換できる!!!」
とその“便利”さを強調してたらしいが(爆)
車体構造の関係上エンジンが車体後部に設置されており,搭乗歩兵の乗降のしにくさや,それ程でもない走行性能なんで,結局ボツになりましたとさ.
ギャフン!
オブイェークト19試作歩兵戦闘車



CRS@空挺軍 in mixi,2007年08月20日18:30