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◆航空
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「ワレYouTube発見セリ」:Lavochkin La-17R Tupolev Tu-123 Hawk UAVs
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「ワレYouTube発見セリ」:Russian Air Force Tribute Video
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「ワレYouTube発見セリ」:Су-33 и МиГ 1.44 у лету - The Su-33 and MiG-1.44 in Flight
「ワレYouTube発見セリ」:Tribute To The Russian Air Force
「ワレYoutube発見セリ」:ロシア空軍アクロバットチーム,ストリージ
●スホーイ
「ワレYouTube発見セリ」:220 (RU) (スホーイ設計局)
「ワレYouTube発見セリ」:Russian Airforce power SUHOY EXTERMINATOR
「ワレYouTube発見セリ」:Sukhoi MAKS 2005 Pride of Russia Российская Федерация(スホーイの各種戦闘機)
「ワレYouTube発見セリ」;Sukhoi Fighters - Virgin’s high! -
「 ワレYouTube発見セリ」:Sukhoi Variants
「ワレYouTube発見セリ」:Su-25KM SCORPION (It is made in Georgia)
「ワレYouTube発見セリ」:Sukhoi Su-25 ” Frogfoot” Ukrainian Air Force
「ワレYouTube発見セリ」:CU 25 (без пафоса) (Su-25フロッグフット攻撃機)
「ロシア・ソ連海軍」:艦上戦闘機Su-27KUB「21」号機
「Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜」:ロシア海軍のSu-27UB(サキ飛行場)(2)
「ワレYouTube発見セリ」:Su-27 Family Knaapo - Su-30MK
「ワレYouTube発見セリ」:Сухо? Су-27 - Sukhoi Su-27: Testing, Flight & Demonstrations
スホーイ27戦闘機が墜落,観客に突っ込み大惨事[ショッキング注意]
「ワレYoutube発見セリ」:Sukhoi Su-30 Flanker
「ワレYouTube発見セリ」:Sukhoi SU-32 (SU-34) Fullback fighter-bomber
「militaryphotos.net」:Su 34 video
「The Aviation Forum」:The real cockpit
of the Su-34 Fullback?
「ワレYouTube発見セリ」:Su-34 Platypus
「ワレYouTube発見セリ」:Sukhoi Su-34 (export Su-32, Fullback ) fighter-bomber 4/4 RU
「militaryphotos.net」:Su-35BM Weapons and Technologies
「ワレYouTube発見セリ」:NPO Saturn 'Article 117S' - Su-35-1&PAK-FA Prototype Engine (サターン社117Sエンジン)
「ワレYouTube発見セリ」:Su-35 (Su-27BM) Maiden Flight - February 19, 2008
●対空
「ワレYouTube発見セリ」:Истори?а руске ПВО: History of Russian Air Defense
「ワレYouTube発見セリ」:9K37M1-2「ブークM1-2地対空ミサイル」
「ワレYouTube発見セリ」;Pantsir-S1 (パンツィールS-1自走対空砲・ミサイルシステム )
「ワレYouTube発見セリ」:Portable Anti Aircraft Missile Igla-S (9K38イグラ地対空ミサイル(SA-18))
「ワレYouTube発見セリ」:Russian ABM system Gazelle
「ワレYouTube発見セリ」:S-400(SA-20)トライアンフ地対空ミサイル
「ワレYouTube発見セリ」:New generation of anti-aircraft weapon system complex (S-400(SA-20)トライアンフ地対空ミサイル)
●ツボレフ
「ワレYouTube発見セリ」:Rare Soviet Tu-16 Footage (Tu-16バジャー爆撃機)
「ワレYouTube発見セリ」:Russian TU-16 bomber last flight
「ロシア・ソ連海軍」:廃棄されるマンゴフト飛行場(極東)のTu-22M2「バックファイア」
「ロシア・ソ連海軍」:マンゴフト飛行場のTu-22M3「バックファイア」その1
「ロシア・ソ連海軍」:マンゴフト飛行場のTu-22M2「バックファイア」その2
「ワレYouTube発見セリ」:Tu-22 Blinder and Tu-22M Backfire (rare historical video)
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「ワレYoutube発見セリ」:Tu-95 training video
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「ロシア・ソ連海軍」:マンゴフト(アレクセイエフカ)飛行場のTu-142(その1)
「ロシア・ソ連海軍」:マンゴフト飛行場のTu-142(その2)
「ワレYouTube発見セリ」:Tupolev Tu-143, Tu-141 drones, Yakovlev Shmel and Pchel
「ワレYouTube発見セリ」:Tu-160 Strategic Supersonic Nuclear Bomber [ Russia ]
●ヘリコプター
「ワレYouTube発見セリ」:KA-50 Kamov Helicopter "Black Shark"
「ワレYouTube発見セリ」:Борбени хеликоптер Ка-50: Combat Helicopter Ka-50
「ワレYouTube発見セリ」;KA - 52 русская военно-воздушных сил (Ka-52アリゲーター戦闘ヘリ)
「ワレYoutube発見セリ」:Mil Mi-26 T "Halo"
「ワレYouTube発見セリ」:Mil Mi-28 "Havoc"
「ワレYouTube発見セリ」:Mi-35M IN ACTION !!!
●ミグ
「ワレYouTube発見セリ」:МиГ-15, документарни филм: MiG-15, Development and Build-Up
「ワレYouTube発見セリ」:МиГ-15 на аеромитингу: MiG-15 at an Air Show [1951]
「ワレYouTube発見セリ」:Mig-23 Flogger
「ワレYouTube発見セリ」:MiG-23 "Flogger"
「ワレYouTube発見セリ」:MiG E-155 (MiG-25R prototype)
「ワレYouTube発見セリ」:MIG 29- presentation video
「ワレYouTube発見セリ」:Mig-29M OBT and Mig-31M for Shanghai Co-Operative allies
「ワレYouTube発見セリ」:Very nice MiG-29 Video
「ワレYouTube発見セリ」:МиГ-31 ловац-пресретач: MiG-31 Fighter-Interceptor
「ワレYouTube発見セリ」:Mig The Sky Ruler !
●ヤコブレフ
「ロシア・ソ連海軍」:ファーンボローのYak-38M(38号機)
「ロシア・ソ連海軍」:ヤコブレフYak-38U・24号機
「ロシア・ソ連海軍」:現存するヤコブレフYak-38・その1
「ロシア・ソ連海軍」:現存するヤコブレフYak-38・その2
「ワレYouTube発見セリ」:Yakovlev Yak-130
【質問】
ロシア空軍の「指揮規模」を教えてください.
【回答】
ソ連・ロシアの場合,基本的には戦闘機とかは,
4機で飛行小隊,
それが3個の12機で飛行中隊,
それが3個集まって航空連隊(36機),
それが3個集まって航空師団.
大型機(爆撃機とか)は,
飛行小隊3機,
それが3個で飛行中隊(9機),
それが3個で航空連隊(27機),
それが3個で航空師団.
というのが標準だった.
ええ,まんま陸軍式ですとも
むろん,あくまでも「標準定数」だから,今の超金欠ロシア空軍で,この定数が満たされているかどうかは・・・・・・・一部を除いては,満たされていないだろーなー・・・
夏光華(シア・クァンファ) ◆BFSytpS.uc
【質問】
ロシア海軍各艦隊航空隊の部隊編制と配備基地を教えられたし.
【回答】
ロシア海軍航空隊の主要保有機は,おおよそ以下の通りです.
Tu-22M/MR爆撃機×45機
Su-24爆撃機×42機
Su-24MR偵察機×12機
Su-27戦闘機×30機
Su-33艦上戦闘機×30機
An-12PP電子戦用機×5機
Tu-142対潜哨戒機×25機
Il-38対潜哨戒機×25機
Be-12対潜哨戒飛行艇×4機
Su-25UTG艦上練習機×10機
An-12・An-24・An-26輸送機×計34機
Ka-27艦上対潜ヘリコプター×70機
Ka-29強襲ヘリコプター×30機
Mi-8輸送ヘリコプター×66機
Mi-24攻撃ヘリコプター×15機
【海軍総司令部直轄】
第33中央爆撃機航空連隊:オストロフ飛行場(プスコフ)
Tu-22M3,Su-24M,Tu-142MK,Il-38,Il-18,An-26
第327独立輸送航空連隊:オスタフェヴォ飛行場(モスクワ)
An-12,An-24,An-26,An-72
海軍航空隊指揮統制通信センター:ヤム(ドモジェドヴォ)
【太平洋艦隊航空隊】
Tu-22M×22機,Mig-31×30機,Tu-142×12機,Il-38×15機など
第568独立混成航空連隊:マンゴフト飛行場(ソヴィエツカヤ・ガヴァニ)
Tu-22M3,Tu-142M3,Tu-142MR
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/29527246.html)
第865独立戦闘機航空連隊:エリゾヴォ飛行場(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)
MiG-31
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/10205280.html)
第289対潜航空連隊:ニコラエフカ飛行場(沿海州)
Il-38,Ka-27
第317独立混成航空連隊:エリゾヴォ飛行場
Il-38,Ka-27,Ka-29
第175独立対潜ヘリコプター飛行隊:エリゾヴォ飛行場
Ka-27
第593独立輸送航空連隊:クネヴィチ飛行場(アルテム)
An-12,An-24,An-26
独立通信連隊:ウラジオストク
【北方艦隊航空隊】
Tu-22M×23機,Tu-22MR×5機,Su-33×30機,Tu-142×12機,Il-38×10機,Su-25UTG×10機,Ka-29×10機以上など
第924独立海上偵察航空連隊:オレネゴルスク飛行場
Tu-22M
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/10305650.html)
第279艦上戦闘機航空連隊:セヴェロモルスク-1基地
Su-33,Su-25UTG
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/27937849.html)
第830対潜ヘリコプター連隊:サフォーノヴォ飛行場(セヴェロモルスク-2)
Ka-27PL/PS,Ka-29,Mi-8
第73独立対潜飛行隊:キペロヴォ・フェドトヴォ(ヴォログダ)
Tu-142M3
第403独立混成航空連隊:セヴェロモルスク-3基地
Il-38,An-26
第35独立通信連隊:セヴェロモルスク-2基地
【黒海艦隊航空隊】
Su-24×18機,Su-24MR×4機,An-12PP×1機,Be-12×4機,An-26×3機,An-12×5機,An-2×5機,Ka-27およびMi-8×6機
第43独立爆撃機航空連隊:グヴァルディスコイエ飛行場
Su-24,Su-24MR
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/31601008.html)
第917独立混成航空連隊:カーチャ飛行場(セヴァストーポリ)
An-12,An-26,An-2,Be-12
第872独立対潜ヘリコプター連隊:カーチャ飛行場
Ka-27,Mi-8
第859練習センター:カーチャ飛行場
Mi-14PL,Ka-28,Ka-27PS
第122独立通信連隊:カーチャ飛行場
【バルト艦隊航空隊】
Su-24×24機,Su-24MR×8機,Su-27×28機,Mi-24×15機など
第689独立戦闘機航空連隊:チカロフスク飛行場
Su-27
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/15594406.html)
第4独立爆撃機航空連隊:チェルニャホフスク飛行場(カリーニングラード)
Su-24M,Su-24MR
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/31601139.html)
第125独立ヘリコプター飛行隊:チカロフスク飛行場
Mi-24,Mi-8
第396独立対潜ヘリコプター飛行隊:ドンスコエ飛行場
Ka-27,Ka-29
第398独立輸送機航空隊:ハラブロヴォ飛行場
An-24,An26,Mi-8,An-2,An12,Be-12(予備役)
独立通信連隊:グヴァルデイスク基地
第302独立警戒連隊:グヴァルデイスク基地
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/5/11(日) 午後 2:05
【質問】
アレクサンドル・ゼーリン将軍とは?
【回答】
アレクサンドル・ゼーリン大将は1953年5月6日生まれで,ヴィソツキー海軍大将より1歳年上ですが,1976年に,ハリコフ高等航空操縦学校を卒業しており,同年に黒海高等海軍学校を卒業したヴィソツキー氏とは「コレス(correspond)」になります.
2007年5月5日,ロシア空軍総司令官に任命されております.

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/4/5(土) 午後 9:56
【質問】
冷戦後のロシア空軍の戦力整備状況は?
【回答】
「ロシア空軍の中の人も大変だな」状態.
5兆ルーブル(約25兆円!)を投じた「2007年から2015までの国家武器計画(GPV-2015)」で,ようやく新造機や近代化改修ができるようになった.
『航空情報』 2008年9月号の小泉悠氏によれば,1992〜99年において国内向けに生産された航空機は
15機(うちヘリコプター8機)
ソ連時代には戦術機だけで年産500機,ヘリコプターでは700機を生産していた現実からの落転ぶりが凄まじい・・・
全ロシアが泣いた(´;ω;`)
CRS@空挺軍 in mixi,2008年08月12日23:00
青文字:加筆改修部分
1992〜99年のロシア空軍の第一線機


(うそ)
――――――
空自の緊急発進,14年ぶり300回超 対ロシア軍機で増加
2008年4月18日12時11分,産経新聞
日本の領空に接近する国籍不明機に対し,航空自衛隊が実施している要撃戦闘機による緊急発進(スクランブル)の平成19年度の実績が307回となり,平成5年以来14年ぶりに300回を超えたことが18日,防衛省のまとめで分かった.
防衛省は,スクランブル実績の集計・分析作業を行っているが,19年度はロシア軍機に対するスクランブルが最も多く約250回,次いで中国軍機の約50回となっている.
ここ数年続くロシア軍機に対するスクランブルの増加傾向が続いていることが裏付けられたという.
〔略〕
スクランブル統計の実績回数は,1機の対象機に対し,複数の空自基地から3回発進した場合は3回としており,実績の回数と実際に日本周辺に飛来した対象機の数とは一致しない.
――――――
なんでこんなに多いの? 挑発?
【回答】
ここで注目すべきは,最後の
>スクランブル統計の実績回数は,1機の対象機に対し,
>複数の空自基地から3回発進した場合は3回としており,
>実績の回数と実際に日本周辺に飛来した対象機の数とは一致しない.
という文章です.
〔略〕
これを分かりやすく説明すると,例えば,ロシア軍の爆撃機1機が太平洋を南下した場合
・第2航空団(千歳飛行場)
・第3航空団(三沢飛行場)
・第7航空団(百里飛行場)
・第5航空団(新田原飛行場)
・第83航空隊(那覇飛行場)
がスクランブル発進するので,計「5回」とカウントされます.
日本海を南下した場合は
・第2航空団(千歳飛行場)
・第3航空団(三沢飛行場)
・第6航空団(小松飛行場)
・第8航空団(築城飛行場)
がスクランブル発進するので,計「4回」とカウントされます.
ロシア機が,北海道周辺海域上空だけを飛行しても,千歳の第2航空団と三沢の第3航空団がスクランブル発進するので,最低でも,計「2回」とカウントされます.
ロシア機が,オホーツク海南西海域(つまり日本側に近いところ)上空を飛行すれば,千歳のF-15Jがスクランブル発進してきます.
日本海や太平洋上空を飛行しなくても,スクランブル発進回数にカウントされるケースも有るわけでね.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/29938208.html
で紹介していますが,ロシア海軍総司令部首席報道官イーゴリィ・ディガロ1等海佐は今年3月6日,
「ロシア太平洋艦隊に配備された航空機は,領空外の中立海域上空の使用に関する国際規制・条約に厳密に従い,日本海上空の定期的な哨戒飛行を実施している」
と言っています.
これは,「日本海上空」で,4回程度のスクランブル発進が「定期的に」行われている事を意味する.
また,http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/30330309.htmlで紹介していますが,ロシア海軍のTu-142洋上哨戒機が,沖縄周辺海域へ飛来した事も有りました.
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080321/crm0803212209030-n1.htm
当然,この場合も,航空自衛隊のスクランブル発進は,計「5回」とカウントされます.
ついでに書くと,日本航空自衛隊の「スクランブル実績の集計」には,ロシア・ベトナム間を往復するアエロフロート航空の不定期便(当然,民間機)も含まれています.
ですから計「250回」とは言っても,実際に飛来したロシア機の延べ機数(飛来回数)は,遥かに少ないわけです.
ただ,他のブロガーは,上辺の数字だけ見て,ロシア機が,1年間に250回も日本近海へ飛来したと思っているようだけど(失笑)
上で述べたように,このニュースは,アチコチのブログで取り上げられていますが,ここまで考察している(考慮できる)ブロガーは,皆無です・・・
〔略〕
それとスクランブルってのは,「領空」侵犯されそうになってから行うのではなく,「領空」の外の,航空自衛隊が設定した「防空識別圏(ADIZ)」の近くを「国籍不明機」が飛行しているのをレーダーでキャッチしたら行うもの.
「防空識別圏」自体は公海上空ですよ.
だから「防空識別圏」を飛行しても,「領空侵犯」にはならないわけ.
〔略〕
下の地図を見れば分かるだろうけど,日本の「防空識別圏」は,ほぼ日本海全てをカバーしている.
特にロシア沿海州は,ロシア領空を出たら日本の「防空識別圏」に入ってしまうくらいだ.
これが何を意味するか分かるか?
ロシア沿海州駐留の航空部隊が,洋上で飛行活動(訓練や哨戒)を行えば,自動的に日本の防空識別圏」へ入り,スクランブルの対象になるということだ.
「侵略的な本性」とか「挑発」などとは,トンチンカンもいいところだよ.
ロシア海軍航空隊のTu-142海洋哨戒機

日本の「領空」と「防空識別圏」(ADIZ:Air Defense
Identification Zone)

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/4/18(金) 午後 10:12
【質問】
ロシアの軍需の航空宇宙産業メーカー吸収合併の歴史についての表はないでしょうか?
【回答】
今のロシアの航空機産業は複雑怪奇で,何レスも費やさないと,とても回答ができません.
一応,最近数年の動きは,岩波新書の845に「ロシアの軍需産業」という本があります.
この141ページ目以降に,スホーイグループ,ミググループ,イリューシングループ,ツポレフグループの動きが掲載されていますので,参考にしてください.
眠い人 ◆gQikaJHtf2
【質問】
企業体「スホイ」グループはどのようにできたのか?
【回答】
1996年8月の大統領令で創設.
江頭寛によれば,エリツィン再選後の新内閣で第1副首相に就任していたポターニンが,「スホイ」本社を中心に,
「イルクーツク航空機生産工場(IAPO)」
「コムソモリスクナアムーレ航空機生産工場(KnAAPO)」
「ノヴォシビルスク航空機生産工場(NAPO)」
「タガンログ航空科学技術コムプレクス(TANYK)」
を一グループに大同団結させようとしたもの.
この裏には1995年,中国からのSu-27大型受注を確保していたスホイの株をポターニンが買収し,乗っ取りを策したことがからんでいるという.
中国へのSu-30MKK輸出,Su-27の外国へのライセンス供与などで数十億ドルを稼いでいたKnAAPOは,ポターニンに利益が吸い取られることをいやがり,ハバロフスク地方知事ヴィクトル・イシャエフ(ハバロフスク地方への納税が減るのを嫌がった)と組んで,統合に反対し続けたが,2001年11月,プーチンは大統領令で新たな「スホイ航空機持ち株会社」設立を発表,KnAAPOは将来民営化され,株式の74.5%は持ち株会社に,25.5%は連邦資産基金に管理されると定めて決着がついたという.
詳しくは,江頭寛著『プーチンの帝国』(草思社,2004.6.22),p.274-275を参照されたし.
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:Sukhoi co.History
「ワレYouTube発見セリ」:The Russian Sukhoi
fighters.
【質問】
統合航空機製造会社ってなんですか?
【回答】
小泉悠氏によれば,それまでバラバラであった航空産業を単一の企業連合体へと統合し,研究・開発・生産・販売体制の合理化を図るもの.
株式会社であるが,政府が株式の過半数を所有しているので,国営企業とも言える.
また,航空機のみならずヘリコプター・メーカーも統合が進んでおり,2008年にはエンジン・メーカーの統合も開始されているが,こちらはいきなり単一の企業体にするのではなく,まずは4つの企業グループに再編する模様.
詳しくは,『航空情報』 2008年 09月号 「特集:近未来のロシア空軍」 P24-25を参照されたし.
今現在のロシア空軍の近代化について調べたい人にはオススメなので,是非購入しましょう!
手短に読めるのがポイント.
この私が薦めるのだから間違いない(爆)
CRS@空挺軍 in mixi,2008年08月12日23:00
【質問】
WW2の間,ソ連の戦闘機を開発していたラボーチキン設計局は戦後,すっかりその名を聞かなくなりましたが,どこへいってしまったのでしょうか?
【回答】
http://en.wikipedia.org/wiki/NPO_Lavochkin
によれば,1960年に主任設計者のセミヨーン・ラヴォーチキンの死去に伴い閉鎖.
その後,ソ連崩壊後にNPOラヴォーチキンとして復活し,現在は航空機,ロケットブースターや惑星間探査機の設計・製造を行っているという.
ラヴォーチキン社のロシア語サイトはこちら.
http://www.laspace.ru/rus/index.php
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
Su-27なんかのSuの部分は,普通に「エス・ユー」って読み方でいいんですかね?
【回答】
Suを英語圏の人間は「スウ」と読むようです.Su-27は「スウ トゥウェンティセブン」とかなるわけ.
ソ連大使館の武官もSuをスー,Tuをトゥーと読んでいた.その武官はその後スパイ容疑で逃げ出したが(笑).
軍事板
【質問】
ソ連機のコードネームは,あまりいい意味を持つ単語を避けている――「梃子の支点(ファルクラム)」とか――というのは本当ですか?
【回答】
コード名の意味を調べてみればいーんじゃない?(笑)
というわけで,一例を.
・フォックスハウンド【foxhound】(MiG-31のコード名)
犬の一品種.
狐狩り用の中形のハウンド.
毛は短く,色は白・黒・褐色の斑(まだら).耳は垂れている.
英国原産のものと米国の改良品種とがある.
・フランカー【flanker】(Su-27のコード名)
ラグビーで,フォワード第3列目の左右両端のプレーヤー.
・フリースタイル【freestyle】(Yak-141のコード名)
1 レスリングの種目の一.
グレコローマンスタイルと異なり,相手の腰から下の攻撃も許される.
2 水泳で,自由形.
3 「フリースタイルスキー」の略.
・ファーマーFarmer(MiG-19のコード名)
農業経営者,農場主,農民
・フェンサーFencer(Su-24のコード名)
フェンシングの選手
・・・ハンターとラグビー選手とレスラーと水泳選手とスキーヤーと農家とフェンシングの選手に謝れ(笑)
シア・クァンファ in FAQ BBS
>flanker
>アメフトのWRの片割れで自由に動いてビッグプレイを狙う方の選手
Su-27にはけっこう当てはまってる?
SLE某 in FAQ BBS
自分の知っている例をいくつか.
当初,ツポレフTu-22(Tu-26でない方)はBeautyというコードネームを付けられますが,後に美しすぎるという理由でBlinderに変更されたそうです.
http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/Tu-22bli.htm
Flankerについては米俗語でインチキといった意味もあるそうです
http://www.eigotown.com/culture/sports/football/football_p4.shtml
そして,もしコンピュータでランダムに選んだのならMig-25がFoxbat,派生型であるMig-31がFoxhoundであることが偶然だと言うことになるわけです.
その他NATOコードネームとその意味の一覧
http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/nato.htm
以上,参考になれば幸いです.
M63 in FAQ BBS
「ソ連機のコードネームは,あまりいい意味を持つ単語を避けています」の件ですが,確か週刊エアクラフトに書いてあったと記憶しています.
ただ,具体的にどの号かを確定していないし,コードネームを付ける基準として載っていた訳でもないので,今のところ俗説以上の論拠を出せません.
ちなみに私が読んだのは,MIG-29かSu-27のコードネームに関してでした.
名無し in FAQ BBS
……というわけで,本サイトとしては現状,肯定も否定もできないので両論併記.
【質問】
最近のロシア機のセールスの調子はどうですか?
西側の規格の武装(サイドワインダーやらMkシリーズが運用できるようにする)やネジやボルトを同じにして,ロシア機を作れば,もっと売れるんじゃないでしょうか?
【回答】
ロシア機のセールスは好調です.
特に中国に対してよく売れており,インドやマレーシア等も併せてロシアの輸出産業のスターとなっています.
モスクワで開かれたエアショー,MAKS2005においても1000億円以上の商談が成立したと言われています.
単にいわゆる「西側」に売れていないだけです.
また,軍用機,装甲車両など併せて西側のエレクトロニクス,西側口径の砲などを搭載したモデルも作っています.
ロシアの動静は,米の最新鋭機に見劣りすることもあってあまり報道されないのですが,決して閑古鳥してるわけではありません.
「以前からの武器体系」というものもありますが,価格の割に性能が良いという面が高く評価されています.
第一級を買えるなら米から最新鋭機を買えばよいのですが,そうはいかない場合,ロシア機が次善の選択になる.
特に現在はF/A-22は門外不出,F-35は契約国が先約してていつ入手できるかわからない.ラファールやユーロファイターは実績がない.
……というわけで,東南アジア,中国,インド,中東などに,スホーイを稼ぎ頭に,イリューシンやジェットエンジン,レーダーなども売ってるわけです.
ライセンス生産や共同開発などによる技術供与も,魅力の一つのようです.
対するに米はF/A-18やF-16,F-15を持ってきてるわけですが,上記のような条件や,費用対効果比,米の輸出規制や輸出後もうるさい口出しなどがあって,ロシアの門を叩く国も多いわけです.
それもできない国は,フランスの古いミラージュや中国製に手を出す.あるいは使用条件さえ合えばグリペンのような,最新型だがやや融通の利かない機を選ぶ(南ア)こともあります.
規格に関しては,旧ソ連の設計局>航空企業も,西側アヴィオニクスへの入れ替えての販売攻勢とか,西側企業との合弁,旧式機の換装ビジネスとかも手がけています.
生き残る為に金になる事はとりあえず思いつく事はやってます,その結果としての現状な訳です.
ネジ・ボルト類に関してはヨーロッパの企業も同じ土俵ですし.
ただ,無線機の載せ代えやIRAAMのボアサイトモード程度の追加ならそんなに難しくはありませんが,BVRAAMとなるとFCSもいじらないといけないから結構大変です.
違う外部装備品となると搭載飛行テストもやらないといけない.これらのテストや,図面や治具を2系統準備しなければならないなど,コストがかかる.
その辺をどう経営判断をくだすかという問題になりますが,微妙に仕様の異なる,従来型と西側仕様の2つのラインを生産することにしたら,規模の経済がそれだけ損なわれます.
経営効率,生産効率がそれだけ落ちることになりますね.
軍事板
「世界に広がるスホーイの翼」

【質問】
東側はレーダー兵器の開発にずいぶん手間取ったのに,空対空ミサイルや艦対艦ミサイルなどをすんなりと,西側と互角のものが開発できたのはなぜなんでしょうか?
【回答】
コピーもの※もありますが,Archerはじめ,二桁世代のSAMなど,登場した際に西側に「ショックと怖れ」を
与えたミサイルも多く,米がMOAB用にパテントを購入したので有名なlattice
fin(格子状尾翼)も独創です.
ソ連AAMの優秀性は主に空力面の研究が西側より進んでいたことに依拠しており,西側技術の盗用というよりは,努力の方向が違ったからということではないでしょうか.
対艦ミサイルに至ってはMiG-15を縮小無人化してみたりなど,電子技術に頼った西側とは別の柔軟な
アイデアに基づいた発展をしています.
技術の発展の方法,方向はいろいろある,という事実の一つの表現ということでしょう.
また,もともと流体力学系に強い,といった面もあるでしょうが,
ロケットに関する基礎技術自体,人工衛星が米よりも数年レベルで先んじていた点(重量,信頼性加味)からも,ソ連のミサイル技術は西側と異なる方向性ではあるものの,水準としては同等だったと考えられます.
もっとも,ソリッドステートの電子技術では遅れを取り,いまだにAESA素子の自己生産ができないようですから,
苦手〜遅れている面があるのも確かでしょう.
※アトールは台湾海峡紛争で入手したサイドワインダーのフルコピーとされている(事実らしい)
.
しかし,MiG-23が使った中距離ミサイルはスパローが基になっているとよくいわれるが,詰めていくと根拠はきわめて薄弱だ.
MiG-25のは外見はフェニックスによく似てるが,中身は別物のようだ(「世界の傑作機」ほか).
軍事板
【質問】
Il-114ベースの新型対潜哨戒機について教えられたし.
【回答】
『Roy's Resources - Russian Aviation, Translation,
Language Conferences, Research and Reports』内の,
【イリューシン社は,ロシア海軍の為に新しい対潜哨戒機を提案する】(2008年1月18日)
という記事によれば,この新型機はイリューシン航空機複合企業体がロシア軍当局に対して提案したもので,Il-38の代替となる,Il-114をベースとする機体である.
イリューシン航空機複合企業体の総代表ヴィクトル・リワノフの話では,
「同様の飛行機は,Il-114をベースとして,サンクト・ペテルブルク市の"ラダールMMS(Radar-MMS)"と合同で既に製造されております.
それは完全ではありませんが,しかし,哨戒航空機としての機能は十分です」
「イリューシン」公式サイトより,Il-114のページ
http://www.ilyushin.org/eng/products/passenger/114.html
本文中に出てくる『Radar-MMS』の公式サイト
http://www.radar-mms.com/



Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/1/19(土) 午後 4:31より再構成
【質問】
ソ連のミサイルは旧ナチス・ドイツのもののパクリですか?
【回答】
きみのいうミサイルが何を指すのかよくわからんが,ソ連に強制連行されたドイツ技術者が開発に当たっていたのは中距離弾道弾だ.
しかも彼らはソ連技術者への刺激剤としてのみ使われ,実用になったソ連のミサイルには,彼らのアイデアや努力はほとんど反映されていないらしい.
ソ連から生還したドイツ技術者の回想「ロケット収容所」(サイマル出版)に詳しい.
軍事板
【質問】
赤の広場セスナ着陸事件では,ソ連空軍は動かなかったのか?
【回答】
同事件は1987/5/18,ドイツ人マシアス・ルスト(当時19)が,ヘルシンキの飛行クラブ所有のセスナ172でハンブルクを発ち,フィンランド上空を経由してソ連国境を越え,モスクワの赤の広場に着陸した,というもの.
セスナは赤の広場の南側,道路を跨ぐ橋に南から侵入し着陸,広場南の寺院前で停止した.
ソ連空軍はセスナの領空侵犯後,MiG-23,2機が迎撃に飛び立ったものの,パイロットは大韓航空機撃墜事件後の国際世論のバッシングを思い出して,撃墜をためらったのだとか.
事件後,ゴルバチョフ首相(当時)は国防相と防空軍司令官を解任し,軍人約2000人を処分.
もっとも,この処分は,事件にかこつけて反改革派を一掃するためのものだったとも見られている.
詳しくは「航空ファン」2006年7月号,p.71(西村直紀著述)を参照されたし.
消印所沢
経過は以下の通り.(時刻はすべてモスクワ時間)
1987年5月28日
1321 ルスト機,マルミ飛行場(ヘルシンキ)を離陸
1420 フィンランド湾上空でソ連国境を越境
1429 エストニア共和国レーダー基地がルスト機発見.
レーダー指揮所当直員,クリニツキー少佐は国境侵犯機と判定せず,監視を続行
1430 第14防空師団指揮所作戦当直員,カルペツ中佐と,偵察情報センター担当作戦当直補佐,チョルヌィフ少佐に目標情報(針路120度,速度120〜150km/h,高度600m)を伝達,両人は目標を鳥の群れと判断
1445 カルペツ中佐,上級指揮所へ通報,目標に全ソ戦闘ナンバー8255を付与
1451 656戦闘機連隊のMig23(1機)がスクランブル
1523 Migがルスト機視認,パイロット,プーチニン少佐の報告「目標はヘリコプター」
1528 2度目の報告「目標は胴体に青い横縞の入った白い軽量スポーツ機.国籍不明」
1529 プーチニン少佐に帰投命令
1531 さらにMig4機が相次いでスクランブル,1750まで捜索するも目標発見できず(この間,各地のレーダーがルスト機を追尾)
1747 モスクワ軍管区防空軍指揮所でブラジニコフ中将,レズニチェンコ少将,グコフ少将,シゾフ少将,グヴォズジェンコ少将による協議.
「ヘリだろう?」
「小鳥の群れだ」
「パイロットは自説を言い張っているだけさ」
「あれが飛行機だと,みんなが苦労するぞ」
「隕石か鳥だ」
「雲があんなにあるのに隕石なんておかしい」
「レニングラードは鳥だと言っている」
「同調しよう.連帯表明だ」
・・・「目標は鳥」と決定
1840 ルスト機,レーダー監視対象から外れる.防空軍警戒態勢は平常態勢に移行
1900 ルスト機,赤の広場に着陸
余波
解任=国防大臣ソコロフ元帥,国防次官兼防空軍総司令官コルドゥノフ元帥
解任,名誉剥奪の上,自由剥奪刑5年=カルペツ中佐
同3年=チョルヌィフ少佐(いずれも半年後に恩赦)
ソ連領空不法侵犯,国際飛行規則違反,悪質な不良行為により懲役4年=マチアス・ルスト(1年2カ月で保釈,国外追放)
【参考文献】
「KGB極秘文書は語る」(アンドレイ・イーレシュ著文芸春秋社,),第3章「翼よ,あれが『赤の広場』だ」
赤の広場

【質問】
ロシア軍機が牛を投下して漁船を「撃沈」した事件について教えてください.
【回答】
シベリアだかどっかでの話.
ロシア兵が,「牛でも盗むか」と思い立ち,首尾よくかっぱらって輸送機に乗せた.
ところが運んでいる途中,海上で牛が暴れ出した.
このままでは危険.
なので海上投棄したところ,たまたま操業中の漁船に直撃.漁船は一発で沈没.
漁師たちは命からがら岸にたどり着き,当局に
「牛が空から降ってきて船が沈んだ」
と正直に話したところ,
「アホなことぬかすな!」
と逮捕されたそうな.
【質問】
なぜロシアの戦勝記念日(5/9)はいつも晴れるのですか?
【回答】
戦勝記念日以外でも,大きな祭日ではいつも晴れです.
なぜなら,祝日を晴れにするために,ロシア緊急事態省,空軍,気象台などの何百人もの専門家が,雨雲迎撃作戦を展開.雲行きが怪しくなり次第,イリューシンIl-18などの空軍機がスクランブル発進して,「晴れ薬」を撒布し,町に近づく前に雨を降らせてしまうからです.
詳しくは,
「ロシアンぴろしき:必ず晴れるロシアの祝日.恐るべきロシアの天気操作技術」
を参照されたし.
【質問】
「航空情報」1955年1月号の「カメラが捉えたソ連の新鋭機群!」という小特集には,今でも正体がよく分からないソ連機の写真が多数掲載されているのですが,その中でも特に不明点の多い以下の機について,何か情報がありましたら教えてください.
(現在判明した機名,開発目的,情報が掲載されている書籍紹介等々)
1.ミコヤンの菱形戦闘機
・アメリカのYF-23から水平尾翼を取って単垂直尾翼にしたような姿.
・毎秒50m〜55mという高い上昇力が特徴.
・1954年2月24日初飛行.同年7月19日空中爆発後墜落.(爆発した瞬間の写真あり)
2.ツポレフの6発爆撃機Tu-200
・当初の名はツァギ75.
・当時ターボプロップエンジン説が有力.
・翼の形は後退翼もしくは三日月翼.エンジン密集で識別困難.ほぼ間違いなくTu-16より浅い後退角.
・エンジンは全て翼の前縁より前に突き出している.
【回答】
う〜ん,画像が有れば分り易いと思うんですが….
取り敢ず,1については,こんなものかなぁ.
但し,1955年なので,時期的に合わないですかね.
高度3万mでMach2.8級の戦略偵察機です.
計画自体は,1953年に開始されています.
http://prototypes.free.fr/nm1/nm1-1.htm
もう一つはTu-96かMyassishchevのM-4かなぁ.
Tsybinの高速偵察機2RS

同NM-1

同RS

眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
【質問】
艦上訓練用練習機Su-25UTG について教えられたし.
【回答】
2006〜2007年にウクライナのサキ飛行場で撮影されたロシア海軍の空母クズネツォフ航空隊
(2度に渡ってソヴィエト連邦英雄になったボリス・サフォーノフ名称記念・第279艦上戦闘機航空連隊)
所属のСу-25УТГ(Su-25UTG)艦上訓練用練習機
以下の6機が確認できます.
08号機
11号機
12号機
14号機
15号機
16号機
ロシア側の情報によると,Su-25UTGは,1991年末のソヴィエト連邦解体までに,試作機Т8-УТГ1(T8-UTG1)を含め計12機がウラン・ウデ航空機製造工場で造られ,全てサキ飛行場へ運ばれました.
ロシア海軍は少なくとも8機を持って行き,それ以外はウクライナに残されたようです.
いちばん下の写真)は,ウクライナが入手したSu-25UTGです.
手前の64号機の向こう側に,もう1機のSu-25UTGが見えます.
ロシア海軍所属のSu-25UTGは,この他に「07号機」も居ましたが,2005年,空母クズネツォフ着艦時に事故を起こして損傷しました.
この時の事故の模様は,動画で見た方も多いでしょう.
以後,姿を見る事が無いので,パーツ取りにバラされたかもしれません.
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/2/2(土) 午後 4:46
【関連リンク】
「ロシア・ソ連海軍」:サキ飛行場のSu-25UTG(08号機)
「ロシア・ソ連海軍」:サキ飛行場のSu-25UTG(11号機)
【質問】
マンゴフト基地とは?
【回答】
マンゴフトМонгохтоは,タタール海峡沿岸のソヴィエツカヤ・ガヴァニ港から29kmほど北に位置する海軍航空隊基地です.
もともとは,防空軍との共用基地でしたが,ソヴィエト解体後は,海軍航空隊だけが使用しております.
西側では,カーメンヌイ・ルチェイKamenny
Ruchey航空基地と呼ばれていますが,ロシア側は,この名称は使用していません.
また,ロシアでは,アレクセイエフカAlekseyevkaという別名でも呼ばれます.
マンゴフト村公式サイト
マンゴフト飛行場には,ロシア太平洋艦隊航空部隊のTu-22M3ロケット攻撃機およびTu-142海上哨戒機が駐留しています.
これらの機体は,第568独立ロケット搭載機航空連隊に所属しております.
Google Earthで見ると,Tu-22M3×17機,Tu-142×12機が確認できます.
1枚目:マンゴフト周辺

2枚目:飛行場全景

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/2/23(土) 午後 3:20
【質問】
旧東陣営製のECMポッドってあまり名前を聞いたことがないですが,もし存在するなら名前を教えてください.
【回答】
古い話になりますが,イランイラク戦争時に使用されたSPS-141ポッドは優秀だったようです.
http://www.secretprojects.co.uk/forum/index.php?topic=713.0;wap2
現代であれば,例えばSu-27は 「Gardeniya-1FUE」ECMポッドを使用します.
Su-25はチェチェンでMPS-410「Omul」ECPポッドを使用しました.
下写真の左端の四角いポッド.
http://www.aeronautics.ru/sukhoi/su25046.jpg

http://www.acig.org/artman/publish/article_56.shtml
の後半に,各国のECMポッドが簡単にまとめてありますので,ご参照ください.
◆◆戦闘機
【質問】
よく旧ソ連,ロシアの戦闘機のエンジンはすぐだめになると聞きますが,これは工作精度が悪いのか,そもそもの設計に問題があるのか,どっちでしょう?
前者である場合,ロシア製のエンジンを日本でライセンス生産すれば,信頼性は向上したりするでしょうか?
【回答】
西側のものに比べれば工作精度や材質で劣っている,というのは絶対的にある.
でも根本的な理由は,使い捨てが前提だから.
ロシア(ソビエト)の航空機用エンジンは,修理し部品を交換して長く使うよりは,耐用時間が過ぎるまで使い倒し,限界が来たらエンジンごと交換する,という発想で設計されている.
大量に生産し大量に配備し大量に運用するのが基本理念だったソビエト兵器は,そのほうが合理的だしコストも安く済むから.
ソビエトは,一部の金属工学や金属加工技術ではむしろ西側よりも進んでいた.
だけど,大推力が出せて,かつ,耐久性があるエンジンを,ソビエトの軍事ドクトリンに合わせて安価で大量に生産する事は不可能だった
(別にソビエトが遅れていたからではなく,アメリカにだって不可能だったろう).
アメリカは
「高性能の兵器を,財政の限り生産する.数が揃えられなければ少数精鋭で」
という考え方をしたけれど,ソビエトは
「ある程度性能が低くなってもいいから,自軍の求める数を揃えられる方法」
を選択し,それにはエンジンを使い捨てにする替わり,ある程度の高性能が出せ尚且つ大量生産が可能,という方法を選択した,ということ.
だから,仮に設計をそのまま日本で生産しても,その部分は変わらない.
それを変更したら,エンジンを一から設計し直したのと同じになる.
ちなみに,西側の戦闘機エンジンは機体寿命,運用寿命が終わった後もムダに(数倍とか)残っており,過剰品質というか,実用を考えていない作り方だったという反省が,西側内部で出ています.
過剰品質は重量増につながり,カバーするために全体が大型化し,高価にもなりました.
最近は過剰寿命とならないよう設計が最適化されてきていますから,西側エンジンの寿命はロシアに近づいていくでしょう.
メンテ頻度はまた別の問題ですが,ロシアの最新のエンジンは西側水準に匹敵しつつあるようです.
軍事板
【質問】
ロシアの戦闘機って他国に比べてややでかい感じですが,なぜですか?
【回答】
概算値;
機種 空虚/全備
Su-27 16/30
Mig-29 8/18
Mig-31 22/41
F-15 13/30
F-16 9/19
F/A-18 10/24
タイフーン 10/21
ラファール 9/14
グリペン 7/13
あんま変わらんよ?
おそらく,双発機が多いことと,写真写りが大きく見えるだけで,気のせいかと.
むしろアメリカのものに比べると,ソビエト/ロシアの戦術戦闘機は総じて小さい.
これは欧州の戦場に合わせて設計されているから
(戦域がそんな広大じゃないので,航続距離がそれほどには要らず大型にする必要性も小さい)
Su-27・Mig-31がでかいのは,元々,大型戦闘機として作られたから.長い国境線を守るために必要なものを詰めたらでかくなった.
Su-27は特に,増槽を吊るさなくてもいいように機内タンクを大きくした.
MiG-31は特に,大出力大馬力のエンジンがでかいので必然的に大型になった.
Mig-29が小さいのは,局地戦闘機として開発されたので,小型軽量・航続距離短くてもOkだったから.
ヨーロッパ勢が軒並み小型なのは,国土がそれほど大きくないので,航続距離がいらない=小型で十分.
F-15も必要なもの詰めたらでかくなった.
それだと高価になっちゃったんで,廉価な軽戦もつくろうってことで,F-16を作った.
【質問】
Tu-128「フィドラー」について教えられたし.
【回答】
爆撃機の出来損ないと揶揄される巨大迎撃機.全長30m近く,戦闘機としては世界最大.全備重量40t.
B-52迎撃用として開発され,1961年に初飛行.
上記のように揶揄されるのも根拠ないことではなく,不採用となったTu-98爆撃機から発展している.
当時,ソ連軍迎撃戦闘機は航続距離不足のせいで,広大な領土をカバーする能力がなく,戦闘機隊は各地の飛行場を巡回することで防空任務を遂行していたし,東シベリアのような,基地と基地の間の距離の長い地域では,巡回でもカバーしきれなかった.
本機の登場は,その問題を解決することになった.
なお,FiddlerはNATOコード.英語で「ペテン師」の意味.
正式呼称はTu-28らしい.
written by 掘越二郎(うそ)
【質問】
ミグ21って何?
【回答】
MiG-21「フィッシュべッド」はソ連(現在のロシア)で開発された,軽量・小型で取り扱い易く,素晴らしい運動性能を持つ戦闘機です.
1958年から生産が始められ,色々なヴァリエーションを合わせて10,000機以上造られたと言われます.
そしてMiG-21は世界中に輸出され,現在でも東欧やアフリカ,そして北朝鮮で戦闘機の主力として使われており,北朝鮮では約120機が飛行可能だと推測されています.
▼ 登場初期には,西側の戦闘機と互角の戦果を挙げていましたが,ヴェトナム戦争以降には,西側の新型戦闘機とのキルレシオの幅は広がり続け,F-15との戦力比は,100対0とも955対1とも言われており(恐らく実戦ではF-22相手では,もう理論上負かすことはほぼ不可能でしょう),現在ではT-72神戦車と同じく傑作やられメカの名声を思うがままにしています.
▲
「フィッシュベッド」は,様々なバリエーションがございます
http://www.nissyoukyou.com/ichiran01.html
ので,見ているだけでも楽しいですね(違)
ぎんなんそう in mixi,2008年09月23日 23:01
あまりに急なロールをすると,なかなか止まらないという話をきいたことがあります.
パイロットはたまったものではありません.
ところで,ミグ21と聞いて「初音ミク」をなんとなく思い出しませんか?
室戸たけし in mixi,2008年09月24日 00:01
ミグ21(上から4番目)

初音ミク


(朝目新聞より引用)
【関連リンク】
「ワレYouTube発見セリ」:MIG-21 Cockpit with chatter...
「ワレYouTube発見セリ」:The MiG-21 Lancer
【質問】
MiG-23の艦上機型について教えられたし.
【回答】
可変翼戦闘機MiG-23の艦上機型,MiG-23K(32-31)は,1970年代に計画された原子力空母プロジェクト1153の艦載機として,MiG-23の後期型MiG-23A(MiG-23ML)をベースに,1977年に開発がスタートしました.
原型との違いは,風防のフロントガラスの枠が無くなり,空中給油装置が付けられた事,主翼フラップが拡張された事などが挙げられます.
またMiG-23Kは,蒸気カタパルトを使用した発艦を前提に設計されていました.
しかし,Su-27やMiG-29といった第4世代戦闘機の艦上機型の開発がスタートした為,第3世代戦闘機MiG-23をベースにした艦上戦闘機は価値が無くなった事,そして,蒸気カタパルト装備空母の建造が認められなかった事もあり,MiG-23Kは,ペーパープランだけで終わりました.
その後,1980年代に,MiG-27(MiG-23の攻撃機型)が改造され,スキージャンプ発艦と着艦フックのテストに使用されました.(2枚目の写真)


Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/4/2(水) 午後 8:26
【質問】
MiG-25の特徴を述べよ.
【回答】
MiG-25は双発高翼双尾翼の戦闘機.
アメリカのXB-70バルキリーの開発に触発され,高々度迎撃機として造られた.
マッハ2.8(登場時はM3を超えると思われていた)
F-15に対抗出来る制空戦闘機と西側に思われていた時期もあるが,実際は対爆撃機用の純然たる迎撃機,
後に高速性を買われて偵察機へ転用,MiG-31へと発展した.
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:Low Level MiG-25
Flight - MUST SEE
【質問】
ベレンコ中尉亡命事件で,MiG-25の電装品を調べたところ,真空管が多数使われており,西側技術者は絶句したなんて話があったね.
真空管はそれなりに意味のある部品選択だったの?
【回答】
あのね,1960年代前半の大出力のレーダー(600kWだっけか?
だったら真空管しかない.まだ半導体は未発達.選択の余地もない.
西側でも,F-4Eの頃までは電子機器は真空管とトランジスタの混用.
ただ,西側はメタルチューブの真空管を使ってたが,件のMiG-25はガラスチューブのを使ってたって聞いた覚えが・・・
おまけにリベットを作る熟練工が不足していたために,溶接構造を取り入れていたことも判明している.
余談だが,三極真空管とトランジスタは電圧の変化を増幅させる事ができる.レーダーや無線で受信した電波のシグナルを増幅する役に立つ.
ダイオードは電気の流れる方向を決める.正しい方向なら電気を通すが反対方向からは電気を通さない.
他にも一時的に電気を蓄え,電気を蓄えている状態とそうでない状態,ONかOFFかの情報や電力を保持する働きをするコンデンサ,
電力の分配をする時に3:7とか4:6とか望みの形にする為にそれぞれの回路に電気抵抗を掛ける「抵抗」
などもある電気回路の部品の話.
それらを組み合わせて電気回路は様々な入力に対して適切なON・OFFを出力できる.
レーダーの受信機にアメさんは鉱石検波方式を使って早々に実用化したが,日本はスーパーヘテロダイン方式だったからまともに動かなかったってネタもあるな.
実際にラジオ作ってみると解るけど,スーパーヘテロダインって組んだ上で調整しなきゃならんのよね.
確かに性能は良いんだけど,部品も多いし,えらくめんどい.
当時の日本は真空管なんかの部品精度もアレだったから,その苦労も推して知る可しだわな.
鉱石検波のゲルマラジオなんか部品数4個でも,組んですぐ使えるし.まぁ電波状況にも依るんだが(笑).
その辺の割り切り具合を見ても,アメさんには勝てないのよね orz
軍事板
MiG-25

MiG-25@インド空軍

【質問】
ミグ29って何?
【回答】
MiG-29ファルクラムはアメリカの戦闘機F-14,F-15,F-16,F/A-18に対抗するために作られたロシア軍の迎撃戦闘機で,MiG-21やMiG-23の後継機です.
エンジンの空気取り入れ口に開閉する蓋が付いているのが特徴で,これはエンジンにゴミなどを吸い込まないようにするためのものです.
ロシア空軍の他,世界十数カ国にも輸出されています.北韓にも.
【参考サイト】
http://military.sakura.ne.jp/aircraft/1_MiG-29.htm
http://MiG29fulcrum.hp.infoseek.co.jp/
http://page.freett.com/area508/img/maker/hanger-mikoyan.html
【ぐんじさんぎょう】,2008/9/30 20:30
に加筆.
▼ この機体は,Su-27 フランカーと同じ世代の戦闘機で,フランカーとはハイ(フランカー)・ロー(ファルクラム)ミックスでの運用を前提に設計されました.
兵装搭載量不足や航続距離の短さから,近年ではSu-27系列の機体の方が売れ行きは良いです.
▲


【質問】
統一ドイツ軍でMig-29運用した部隊の評価は?
【回答】
「空中機動性はそれなりに優秀だが,ミサイルの運用能力が低い」
ってな感じのものでした.
ドイツ軍はF-16を運用していないため,直接の比較にはならないわけですが,まあ,少々の差はあっても大きな差はないというところでしょう.
Mig-29の運用自体はそうそうに打ち切られましたので.
軍事板
Jane's How to fly and fight in the Mikoyan
MiG-29に掲載されたJG73パイロットの感想.
「機内燃料が少なすぎ.空対空戦闘半径は150nmが精いっぱい.低空だと100nmしかない」
「航法装置の信頼性低すぎ.ウェイポイントはたった3つしか設定できない」
「レーダーは信頼性低く,ルックダウン能力も劣るし,操作性視認性も悪い」
「そのうえ故障したらライン整備不可なので工場に戻す必要がある」
「BVRミサイルは有効射程短い」
「でも格闘戦になれば非常に素晴らしい能力を発揮する」
「10マイル以内ならHMSとIRSTとアーチャーのおかげで相手がF-16でもほぼ無敵だ」
とのこと.
上記欠点のため,仮想敵任務,局地防空にしか使わなかった.
また,ライン整備ができないため,維持費もはるかに複雑なトーネードの数倍かかったとのこと.
ただし,旧東ドイツのMiG-29は初期型なので,その点は割り引く必要がある.
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:Luftwaffe Mig 29’s

【質問】
昔,イランがMiG-29買おうとしたけど,核兵器運用能力があるからという理由で米国が横取りしてMiG-29を買ったという話を聞いたことがありますが,事実なんでしょうか?
事実だとしたら,その機体はどうしているんでしょうか?
【回答】
元モルドバ空軍のMiG-29ですな.
モルドバはソ連崩壊で独立した際にMiG-29を34機譲り受けたんですが,維持することが出来ず,その大半を売りに出したんです.
これは輸出用じゃなくて本国仕様のフルクラムAなんで,核攻撃能力はありました.
んで,「ならず者国家」の手に渡るのを恐れた米国が,1997年にそのうちの21機を購入しています.
アグレッサーにするという話もあったみたいですが,結局スクラップになったみたい.
名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板
MiG-29

【質問】
MiG-29K/MiG-29KUBについて教えられたし.
【回答】
RSKミグ公式サイトによれば,以下の通り.
――――――
MiG-29K/MiG-29KUB
MiG-29K(単座)およびMiG-29KUB(複座)航空機は,双方とも「第4++」世代の多用途戦闘機であり,海軍の防空任務を意図し,航空優勢を獲得し,昼夜を問わず任意の天候中で海上及び地上目標を破壊する高精密誘導兵器を備える.
MiG-29K/KUB艦上戦闘機は,さらにMiG-29M/M2およびMiG-35/MiG-35Dを含む新たな統一ファミリーの基本的な航空機である.
MiG-29K/KUB航空機は,地上の飛行場および離艦用傾斜路および着艦拘束装置を装備した28,000トン以上の航空母艦に配置される.
MiG-29K/KUB戦闘機における主な技術上の改良点は,下記の通りである.
・機体を改良し,約15パーセントの複合材料を使用
・改良された高揚力装置を備える折り畳み主翼により,離着陸性能が改善された
・4重のフライ・バイ・ワイヤ・コントロール・システム
・著しく縮小されたレーダー照射範囲
・武器搭載量は増加し,外部の8ヶ所のハードポイントに装備される
・内部燃料積載量の増加.そして,飛行中の燃料補給が可能となった
・「パズ-1MK」燃料補給ユニットを装備する事により,他の航空機への燃料補給が可能となった
MiG-29K/KUB戦闘機は,統一ファミリーの他の航空機と同様に,作戦特性は改善され,システムおよび各種機器の部品は,信頼度がより高まった.
以前の戦闘機と比較して,MiG-29K/KUBの飛行時間は2倍以上に増加したが,飛行時間のコストは,約2.5時間分が縮小された.
MiG-29K/KUB戦闘機は,オーバーホール無しで作戦行動を行える.
パワープラントは,2基のRD-33MKエンジンを含んでおり,推力は高められ,無煙の燃焼室および新しい電子制御システム(FADECタイプ)を装備する.
エンジンはモジュール構造であり,信頼性と耐用年数を増している.
飛行用アビオニクスは,MIL-STD-1553B標準に基づいたオープンアーキテクチャである.
戦闘機は「ファゾトロン-NIIP」株式会社によって製作される多用途・多重モード「パルス-ドップラー」方式レーダー「ジューク-ME」を装備する.
レーダーは,スロット配置となっている.
前世代レーダーと比較して,「ジューク-ME」は,より広い走査方位角度,2倍に長くなった目標検知範囲を有し,重量は軽くなり,信頼性は向上した.
「ジューク-ME」は,10個までの空中目標を追跡し,4目標に対し同時にミサイルを発射できる.
MiG-29K/KUB戦闘機は,対レーダー用パッシブ弾頭ミサイルへの目標指示システムを備えた最新の多重チャンネルIRSTを装備する.
航空機は,地上目標解明の為のIR及びレーザー照射設備ポッドを装備する事が可能である.
アビオニクスのオープン・アーキテクチャは,顧客の要望により,航空機へロシア並びに外国製の新しい装備および武器の設置を可能にする.
MiG-29K/KUB戦闘機は,内蔵式自動統合システム「カラット」を装備している.
それは保守性の検査およびデータ記録,ビデオレコーダー,コンピューター支援,飛行任務記録,空中ラジオ電子システムから成る.
飛行自律式パワー・プラントは,地上の主エンジン始動設備の必要が無い.
武器システムは,空対空および空対地ミサイル,誘導航空爆弾,ロケット弾,航空爆弾および内蔵の口径30mm航空機銃を含む.
顧客の要望に応じて,新型の武器を付ける事が出来る.
単座型および複座型の双方の航空機は,機体構造の高い統一性と同様,同じ機上設備および武器を有する.
MiG-29K/KUB戦闘機の為に,運動システムを備えたフルミッション・シミュレータを含む練習手段一式が開発された.
MiG-29KUB航空機の初飛行は2007年1月に実施された.
MiG-29K/KUB戦闘機は,インド海軍の発注の下に生産される.
<MiG-29K/MiG-29KUB主要目
(カッコ内はMiG-29KUB)
全長:17.3m
全幅:11.99m
全高:4.4m
標準離陸重量:18,550kg(18,650kg)
最大離陸重量:24,500kg
最大速度
低空:1,400km/h
高空:2,200km/h(2,100km/h)
実用上昇限度:17,500m
最大G制限:8G
航続距離
増加タンク無し:2,000km(1,700km)
増加タンク3本装備:3,000km(2,700km)
増加タンク3本装備+空中給油1回:5,500km
エンジン:RD-33MK
推力:9,000kg×2
外部装備ステーション:8
空対空ミサイル
中距離:RVV-AE(R-77)×6
短距離:R-73×8
空対地(空対艦)ミサイル
対艦:Kh-31A,Kh-35E×4
対レーダー:Kh-31P×4
誘導爆弾:KAB-500Kr×4
30mm航空機銃:GSh-301



Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/3/17(月) 午後 10:07
【関連リンク】
「ロシア・ソ連海軍」:MiG-29K(9-41) in MAKS-2007
「ロシア・ソ連海軍」:艦上戦闘機MiG-29K(9-41)/MiG-29KUB(9-47)
「ロシア・ソ連海軍」:艦上戦闘機MiG-29K(9-41)
「ロシア・ソ連海軍」:艦上戦闘機MiG-29KUB(9-47)
【質問】
MiG-29の発展型について教えられたし.
【回答】
2000年代に入ってから登場した艦上戦闘機MiG-29Kを含むRSKミグMiG-29の発展型,通称「第4++世代」戦闘機は,以下の3タイプが有ります.
(各タイプとも,単座型/複座型)
[前線戦闘機MiG-29M/MiG-29M2]
фронтовые Истребители
МиГ-29М/МиГ-29М2
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB]
Корабельные Истребители
МиГ-29К/МиГ-29КУБ
[前線戦闘機MiG-35/MiG-35D]
фронтовые Истребители
МиГ-35/МиГ-35Д
まず,MiG-29を大幅改設計したMiG-29M2が2001年に造られ,これをベースとして,艦上機型MiG-29KUB(9-47)およびMiG-29K(9-41)が2007年初頭に造られました.
そして,MiG-29M2試作機(154号機)自体は,2007年にMiG-35へ改造されました.
写真1枚目のMiG-29M2(2005年撮影)の現在の姿が,3枚目のMiG-35(2007年撮影)というわけです.
機首のレーダーですが,MiG-29M/MiG-29M2とMiG-29K/MiG-29KUBは,パルスドップラー方式の「ジューク-ME」(Zhuk-ME)
MiG-35/MiG-35Dは,アクティブフェーズドアレイ方式の「ジューク-AE」(Zhuk-AE)を装備しています.
なお,一時期話題となったMiG-29OVT(2005年初飛行)がMiG-35だと思っている人も多いようですが,両機は,全く別の機体です.
MiG-29OVTは,1987年に初飛行したが,財政難により開発中止となったMiG-29M(9-15)試作機に,フェーズドアレイレーダーと推力偏向ノズルを取り付けた実証テスト機であり,同機でテストされたレーダーと偏向ノズルを,MiG-29M2にフィードバックした機体がMiG-35になります.
新世代MiG-29各タイプの最大の特徴は,単座型と複座型で,全く同一の機体フレームおよびキャノピーを採用している事でしょう.
各タイプの単座型と複座型の違いは,後部座席が有るか無いか,という点のみです.
言い換えれば,各タイプとも複座型がベーシックタイプであり,単座型は,複座型から後部座席を撤去しただけの機体です.
現在,「第4++世代」MiG-29各タイプで,正式採用されている機体は,インド海軍の向けMiG-29K/KUBだけ・・・
・・・だったのですが,2008年5月30日,ソコル航空機製造工場は,MiG-29M2の生産を開始すると発表しました.
ロシアは,新しいMiG-29M/M2戦闘機の生産に着手する
2008年5月30日17時15分(RIAノーボスチ)
最初の量産機は,2010年の4〜6月頃に完成させる計画であり,MiG-29MおよびMiG-29M2は,「明らかにされていない外国」から発注を受けているそうです.
MiG-29Mと呼ばれる機体は,過去にも有りましたが(1987年初飛行),今回生産される「MiG-29M」は,MiG-29M2の後部座席を撤去した機体でしょう.




Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/6/1(日) 午前 0:39
【関連リンク】
「ワレYoutube発見セリ」:Mikoyan Gurevich MIG-29OVT
「ワレYouTube発見セリ」:MIG-29 OVT(vector trust)Manuvrebility Demonstration
「ワレYouTube発見セリ」:Mikoyan Gurevich MIG-35
【質問】
MiG-31ってなーに?
【回答】
ソ連が開発した超音速迎撃機.
MiG-25の改良機でもあります.
主な改修箇所は
1:元となったMiG-25は最高速度などは凄かったものの,エンジンの燃料効率が今一つであったため,エンジンをターボファンエンジンへと交換.
2:レーダーをザスローン(NATOコード)フェイズドアレイレーダーへ.
3:機体材料をチタンなどへと交換し,機体重量を軽減.
4:機関砲の装備
などになります.
更に,MiG-31はMiG-25と違い複座が基本になっています.
現在でもロシア空軍に改良型が多数配備され,ロシアの防空システムの中で大きな地位を占めています.
邪夢 in mixi,2008年10月05日20:27
【質問】
昭和四〇〜五〇年頃ミグと言えばソ連(ロシア)の戦闘機の代名詞的な印象がありました.
しかし最近ロシアの戦闘機と言えばスホイが多く,ミグは影が薄くなった気がします(個人的印象で申し訳ないのですが).
自分で考えた理由として,
1:wikiを眺めておりましたら,以前ミグが重用されたのは政治的なものがあり,今スホイがのしているのも政治的なものがある.
と書いてありました.要するにロシアの政治的潮流の変化の結果.
2:ミグは航続距離が短く,主にインターセプターとして用いられるのに,スホイは航続距離が長く色々使えたから.
3:そもそもミグは影が薄くなっていないから,上記は単なる個人的妄想.
などと考えたりしています.
上記のいずれかでしょうか?
それとも他に理由があったのでしょうか?
【回答】
ファルクラムとフランカーの性能をじっくり見てください.
ファルクラムは簡便で使いやすい戦闘機ですが,航続距離やペイロードがフランカーに比べてかなり小さく,最前線に配備されるべき軽戦闘機,といった趣きです.
要するにF-16ファイティング・ファルコンの系列なんですが,電子兵装の点でかなり遅れをとっており,近接格闘なら互角以上でも,昨今流行の遠距離ミサイル戦は少々ならず苦手なのです.
まあ,今でもMiG-31(フォックスハウンド)はロシア空軍の主力のひとつですが.
MiG-29

MiG-29K

インドネシア空軍のSu-27

【質問】
中小国ではフランカーをちょっとだけ調達している例がいくつか見受けられますが,人件費の安いところなんだから,もっと安い戦闘機をもっと多く調達する方が合理的に思えます.
なぜこういうことをするんでしょうか?
【回答】
フランカーをちょこっとだけ採用している国をよくみてみるといい.
全部といってよいほど世界でもっとも貧しい国々だ.
そんな国だから自国で自国人のパイロットの養成ができず,戦闘機に乗るのはお雇い外国人にならざるを得ない.
きみのいう「安い人件費」は,この問題では意味がないわけだな.
どうせ金がかかるんなら最新鋭機の方が外聞もよいし,ソ連/ロシアなどの軍事援助が受けられれば,自分達の実質的負担は当初予想より少なくてすむ.
だから貧乏国が,国力からみると不釣り合いな高性能最新鋭戦闘機を少数装備するなんて状況が発生する.
ま,よくしたもので,そんな国では軍事援助は高官の懐に入るだけなので,フランカーは格納庫から出ることはなく,周辺の国の脅威にはならんわけだ.
軍事板
もちろん旧式化しても大事に使い続けます.
MIG-23BN@エチオピア共和国空軍

【質問】
Su-27は実戦経験あるの?
【回答】
ある.
1998年,アフリカのエチオピアとエリトリア(元エチオピアの一部.エチオピアの海岸部一帯)との戦争で,エチオピア軍がSu-27を実戦投入している.
対してエリトリアの方はMiG-29を装備しており,この戦争ではSu-27
VS MiG-29という,フィクションみたいな構成の空中戦が行なわれた.
これはモンキー・モデルのSu-27,MiG-29が使われ,まずエリトリアの猿MiG-29がエチオピアの猿Su-27に猿R-27中距離レーダー誘導ミサイルを数発発射→命中せず.
その後エチオピアの猿Su-27が引き返して猿R-27を全弾発射→命中せず.
結局カタがつかず,接近戦による格闘戦に持ち込まれ,エチオピアの猿Su-27がR-73短距離赤外線誘導ミサイルによって,エリトリアの猿MiG-29を撃墜した.
尚,この空中戦の際Su-27を操縦していたのはロシア人の軍事顧問(航空教官)で,,MiG-29を操縦してたのはウクライナ人(エリトリアのMiG-29はウクライナの中古)軍事顧問だったので,元ソ連軍人同士がソ連機で空中戦した事になる,らしい.
これまた
「どうみてもエースコンバットのシナリオです.大変ありがとうございました」
な話だぜ.
軍事板
&軍事板(青文字部分)
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:MiG-29 In Combat
Action
Su-27@Eritrea

Su-27とそのパイロット@Ethiopia

【質問】
ロスケの戦闘機が敵にけつにつかれたときに回避するのに,頭持ち上げて急激に減速する奴の名前ってコブラなんだっけ?
【回答】
プガチョフ・コブラ,テール・スライド・エッヂ・コブラ.
あれは回避のためのマニューバと言うより,ショー的な演出.
あれをするには高度な機体制御技術と強力な推力を必要とする為,兵器輸出対象国向けのデモンストレーションになるらしい.
あれを実戦でやったら,途端に運動エネルギー失うから.敵の一機目はかわせても,二機目の良い餌食.
Cy-27(Su-27)のデビュー当初なら,バックに付いた相手を
「!?」
と思わせることができるので,回避効果は高かっただろうが,今じゃ知られすぎて冷静に対応されそう.
203 :名無し三等兵:2007/06/30(土) 18:34:14 ID:???
そこでこちらもコブラ機動で対抗ですよ(ぇ
「どちらが長くコブラ機動の状態を維持出来るか勝負だ!」
【質問】
未だにMig-29とSu-27の見分けがつきません.
どこを注視したら見分けられるのでしょうか?
【回答】
尻尾があるのがSu-27
尻尾が無いのがMiG-29
http://www.combataircraft.com/aircraft/fmig29.aspx
http://www.combataircraft.com/aircraft/fsu27.aspx
に,MiG-29とSu-37の三面図と回転3Dグラフィックと写真があるから,じっくり眺めると良い.
【質問】
フランカーとファルクラムって大きさが違いますけれど,最近のものだと航続距離は同じくらいですよね?
それはなぜなのでしょう?
確か大型機の方が,航続距離が大きいものなのですよね?
【回答】
「大型機の方が,航続距離が大きい」とは限らない.
大型機のほうが重量が重いから燃料を多く食う.
つまり燃費が悪くなるので,燃料搭載量を増やしたわりに航続距離は伸びなかったりする.
ただ,大型機だと燃料タンクも多く取れるから,その兼ね合いで変わってくる.
基本的に航続性能では,MiG-29はSu-27に大きく劣る機体.
機内燃料での航続性能を比べると,MiG-29はSu-27の半分以下.
MiG-29は, ルーバー廃止したり背中を膨らましたりして燃料容量の増加に努めてるとか,ハードポイントを増やして,増槽付けても抱えられる武装が減らないようにするとかして,航続距離の増加に努めてる.
元々欧州機は長距離飛行をあまり前提にされないので航続距離はほどほどで,MiG-29もその流れ.
もともと防空軍で使う機体だし.
Su-27は元々は防空/制空戦闘機なので,高速性能が求められるためにエンジンが大きく,速度出す時に邪魔になる増槽を吊るさなくても十分な燃料搭載量があるように設計され,それもあって欧州機としては大柄.
そのためSu-27は,ソビエト機にしては珍しく発展性が大きかった.
MiG-29も海外セールスの為の発展性を考えると,小型軽量よりは大型汎用の方がいいと考え直され,最近の改良型はコンセプトがSu-27と同じになってきている.
軍事板
青文字:補修部分
MiG-29K



【質問】
ファルクラムとフランカーってwikiなどのカタログデータ(公表されている最新モデルくらいの)を見る限り,大きさとペイロード以外は,ほとんど性能差(航続距離など)がないように見えるのですが,ファルクラムはあんまり売れてなくて,フランカーばかり売れるのはなぜなのですか?
【回答】
正にその
>ペイロード
がSu-27シリーズの方がでかいから.
大量に機数を揃えられないなら,搭載能力に余裕があって「一機でいろんな任務ができる」機体の方が売れるのは必然.
あと,ソビエト時代から政府の覚えがめでたく,優遇されてて「親方赤旗」の体質が強いMiGと違い,冷遇されてたスホーイは外国への売込に熱心だった.
ロシア的に言えば「資本主義経済への意志」が強かったということ.
まあ,MiG-29も全く売れていないわけではありませんし……
MiG-29@Belarus

MIG-29@Bulgaria

MIG-29@Malaysia

【質問】
Su-27KUBとは?
【回答】
Su-33(Su-27K)の並列複座型として開発されたSu-27KUB(Su-33UB)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/6167080.html
同機は,1998年10月21日に製造が認可され,1999年4月28日に初飛行しました.
ただし,この時の試作1号機(T10KU-1)は,Su-27K増加試作機T10K-4を改造して造られました.
(Su-27K試作機)
写真で見ると,ツギハギっぽいですが,黄色く見える部分が新造パーツ,金属の地肌が見えている部分がT10K-4からの流用です.
1999年4月末に初飛行したT10KU-1は,同年9月3日,ウクライナにあるサキ飛行場の地上試験・訓練複合体「ニートカ」で初テストを実施.
一ヵ月後の10月6日,ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフへ初着艦しました.
2004年11月5日および6日にも,クズネツォフ艦上でテストされています.
http://www.sukhoi.org/news/company/?id=168
Su-27KUBは,2006年初頭までに,総計260回のテスト飛行を行っています.



Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/5/20(火) 午後 9:01
【質問】
ロシア海軍航空隊は地上型のSu-27も保有しているのか?
【回答】
ロシア海軍航空隊で,陸上用のSu-27「ジュラーヴリク」を保有しているのはバルト艦隊のみであり,
(北方艦隊には艦上機型のSu-33がある)
これらのジュラーヴリクは,第689独立戦闘機連隊の所属機です.
同連隊は,ジュラーヴリクを28機ほど保有しております.
なお,このジュラーヴリクは,空軍から移管された機体です.
カリーニングラードの北西に位置するチカロフスクChkalovsk飛行場には,このバルト艦隊所属の海軍航空隊が駐留しております.
google earthではSu-24×3機(偵察機型?),制空邀撃戦闘機Su-27×22機が見えます.
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/3/14(水) 午後 7:30
より再構成
【質問】
Su-33試作機について教えられたし.
【回答】
現在,ロシア海軍の主力艦上戦闘機となっているSu-33.
そのSu-33(Su-27K)の試験機,試作機と呼べる機体は,原寸模型も含め,これだけ製造されました.
まずは,Su-27K開発に至るまでの各種試験機
T10-3:陸上テスト機,カナード翼なし,1982年8月22日,初のスキージャンプ離陸
T10-24:1985年5月初飛行,初のカナード翼装備機
T10-25:カナード翼装備陸上テスト機,1985年9月1日初飛行
T10U-2(02):Su-27UBベースのテスト支援機
T10-K20(KTM):Su-27Kの原寸模型(モックアップ)
そして,本格的なSu-27Kの試作機T10Kが,まず2機製造されました.
T10K-1(37):1987年8月17日初飛行,1988年9月28日,事故で廃棄
T10K-2(39):1987年12月22日初飛行,1989年11月1日,空母初着艦
T10K-1は,当初,翼を折り畳む機構は未装備であり,1988年8月25日,折り畳み機構を追加する改修を終えましたが,それから一ヵ月後,事故を起こして廃棄されました.
さらに,Su-27K(Su-33)先行量産型とでも言うべき増加試作機,T10K-3〜T10K-9の7機が,コムソモリスク工場で製造されました.
T10K-3:1990年2月17日初飛行
T10K-4(59):1991年9月20日,複合体BS-2による初の自動着艦
T10K-5(69)
T10K-6(79)
T10K-7:ソヴィエト解体後,ウクライナへ譲渡
T10K-8:1991年7月11日,チムール・アパキージェ隊長が操縦して飛行テスト中に墜落
T10K-9(109)
これらの試作機は,ウクライナのサキ飛行場で各種テストを行なっていたのですが,ソヴィエト解体後,T10K-7以外はチムール・アパキージェ隊長に率いられ,ロシアへ行きました.
T10K-4(59)は,1998年,Su-27KUB(Su-33UB)の試作機・T10KU-1に改造されました.
T10KU-1は,T10K-4の胴体部をベースに,機首,主翼などを新造パーツにした機体です.
改造されたT10K-4改めT10KU-1は,1998年4月に初飛行しました.
そして現在,少なくとも3機のT10K試作機(T10K-5,T10K-6,T10K-9)が空母「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」航空隊,「2度に渡ってソヴィエト連邦英雄になったボリス・サフォーノフ名称記念・第279艦上戦闘機航空連隊」に配備されています.
この内,T10K-5(69)は,モスクワ航空ショーなどの航空機イベントで展示される事が多い機体です.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/23837216.html
2007年,中国はウクライナからSu-33の試作機であるT-10Kを1機輸入したといわれていますが
(『日本周辺国の軍事兵器』中国海軍・Su-33艦上戦闘機の【追記】参照)
これは,おそらくウクライナへ譲渡されたT10K-7の事でしょう.










Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/2/11(月) 午後 11:29
【関連リンク】
「Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜」:サキ飛行場のSu-33(61,72,79号機)
「Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜」:サキ飛行場のSu-33(60号機)
「Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜」:サキ飛行場のSu-33(80号機)
「ワレYouTube発見セリ」:Su-33 "Flanker-D"
【質問】
Su-33の後方監視用レーダーについて,日本語以外のソースが無いのでその信憑性に疑問があるとの話がありました.
http://www.milavia.net/aircraft/su-27/su-27_var.htm
によるとN012を搭載しているのは,Su-27M/27IB/32/32FN/34/35のみとの記述がありました.
手持ちの日本語や中国語の書籍を見ると後方監視用レーダーはSu-35からの搭載となっていました.
確たるロシア語や英語の記述が無いかと探してみましたが,語学力の不足から見つけ出すことが叶いませんでした.
もし,お分かりになることがありましたらご教授いただけましたら幸いです.
LM
【回答】
「Su-33の後方監視用レーダー」とは,エンジンの間の突起(テールコーン)に収められている,と一部で言われているものです.
(写真参照)
ここでLM様が言うところの「日本語のソース」の代表格は,コレでしょう.
http://www.masdf.com/spec/air/russia/su33.html
より.
同ページの「性能諸元」の「アビオニクス類」には,「N012警戒レーダー」と書かれています.
そこで,LM様の御指摘に従い,外国のサイトを見てみました.
<Jane's Intelligence Review1999年11月1日
http://www.aeronautics.ru/nws002/janes013.htm
N012は,Su-35から装備されたと記述されています.
ロシア語のページを見ても
http://www.paralay.narod.ru/bm.html
「Н012」は,「Су-27M/Су-35」から装備されたと書かれています.
他のサイトも同様でした.
確かに「Su-33が後方監視用レーダーを装備している」という情報は,「信憑性に疑問がある」でしょう.
従って,LM様の仰る通り,Н012(N012)は,Су-27К/Су-33(Su-27K/Su-33)には装備されていない,と見て宜しいでしょう.
では,Su-33の尾部突起(テールコーン)には何が入っているのかというと・・・
http://www.aeronautics.ru/archive/vvs/su33-01.htm
より.
――――――
"brake parachute replaced by SPO-15 (L-006) Beryoza RHAWS relocated from the intake sides"
ブレーキ・パラシュートは,インテーク側から再配置されたSPO-15(L-006)ベリョーザRHAWS(Radar Homing And Warning System,レーダー追跡/警戒システム)と取り替えられた.
――――――
Su-27初期型は,テールコーンにブレーキ・パラシュート(ドラッグシュート)が収納されていましたが,艦上機型Su-33では,これが廃止され,代わりに,Su-27初期型ではインテーク付近に有ったSPO-15(L-006)ベリョーザRHAWSが装備されているとの事です.
つまり,上記
http://www.masdf.com/spec/air/russia/su33.html
で
―――――――
"その際に「F-16に追尾されているのに,Su-33のパイロットは自機の翼端に並ばれるまで存在に気づかなかった」と言う一部のパイロットの話が,後々にはイスラエル空軍内全体に広まり話題となった.
その後,スホーイ設計局の会見で「警戒装置には重大な欠陥がある」と発表し,その話が作り話ではない事が判明した.
原因はテールコーン縮小のため後方警戒装置を機内スペースを潰して奥に設置した事らしいが,改修され問題が解決されたかは不明である."
――――――
と書かれているのは,インテーク付近からテールコーンに移設された「SPO-15(L-006)ベリョーザRHAWS」を指しているわけです.
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/3/29(土) 午前 1:22

【質問】
ヤコブレフYak-141とは?
【回答】
Yak-38の後継機として開発された超音速VSTOL戦闘機です.
しかし,ソヴィエト連邦解体直前に開発は凍結され,その後も再開される事は無く,唯一残った試作機(141号機)は,2000年代初頭,博物館入りしてしまいました.
ちなみに,ロシアでは,VTOL機を「СВВП」
Самолет Вертикального
Взлета и Посадки(垂直離陸及び着陸航空機)
と呼びます.
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/5/15(木) 午後 8:46
Yak-38襲撃機の後継として,1975年から開発がスタートしました.
当初は「Yak-41」(Як-41)と呼ばれておりましたが,改設計されて「Yak-41M」(Як-41М)となりました.
Yak-41Mは,試作機が2機(「75」,「77」)製造され,1987年3月9日,テスト飛行士アンドレイ・シニツィン(Андрей
Синицын)によって初飛行しました.
1989年12月29日,初のホバリング飛行.
その後,「Yak-41M」は「Yak-141」と改称されました.
陸上テストをひとおおり終えたYak-141は,1991年秋から艦上テストを開始しました.
1991年9月21日,シニツィンが操縦するYak-141試作機は,重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」へ初着艦.
しかし,それから2週間後の10月5日,テスト飛行士ウラジーミル・ヤキモフ(Владимир
Якимов)が操縦する75号機は,ゴルシコフへ着艦中,減速に失敗して甲板に激突,炎上して全損してしまいました.
この事故以降,Yak-141の艦上テストが実施される事は無く,Yak-141プロジェクト自体が中止されてしまいました.
Yak-141は,Yak-38の後継機としてキエフ級重航空巡洋艦への搭載が意図されていましたが,この当時,ソ連海軍に4隻が就役していたキエフ級のうち,動ける状態にあるのは4番艦「アドミラル・ゴルシコフ」だけでした.
当時,Su-27やMiG-29を運用できる「正規空母」の整備を着々と進めていたソ連海軍には,「前世代艦」キエフ級を修理・改装して使い続ける気は失せていたようです.
しかもキエフ級4隻のうち,1,2番艦は建造時にYak-141搭載を考慮しておらず,同機を搭載・運用する為には,大規模な近代化改装を実施する必要が有りました.
(ちなみに3番艦は,将来的にYak-141の搭載を考慮,4番艦は,当初からYak-141搭載を予定して建造)
だが現実的問題として,そのような大規模改装を行なう為には,建造元であるウクライナのチェルノモルスキー造船所まで回航しなければならず,たとえ回航したとしても,「正規空母」の建造で手一杯のチェルノモルスキー造船所に,ドックを長期間(おそらくは5年以上)に渡り占領するような改装工事を行なう余裕など,有る筈が無かった.
更には,アドミラル・クズネツォフ級やウリヤノフスク級空母を建造しているソ連海軍に,キエフ級の改装費用を拠出する余裕は無いでしょう.
予算だって無限に有る訳じゃ無いし・・・
このような当時の事情を考慮すれば,どのみち,Yak-141に未来は無かったでしょう.
たとえソヴィエト連邦が存続したとしても,せいぜい,「アドミラル・ゴルシコフ」用に少数機(約20機)が調達されれば「御の字」だっただろうね.
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/5/19(月) 午後 7:35
モスクワ郊外のモニノ空軍博物館に展示されているヤコブレフYak-141(141号機)



Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/5/15(木) 午後 8:46
【関連リンク】
「ワレYouTube発見セリ」:Yak-141 Freestyle
「ワレYouTube発見セリ」:Yak-141 FreeStyle
【質問】
「ロシア語で考えるのだ!」
の元ネタって何ですか?
【回答】
映画「ファイアーフォックス」から.
クリント・イーストウッドが旧ソビエトから超ハイテク戦闘機を奪取する,というシナリオで,この戦闘機がサイコミュっぽいシステム搭載のスゴいやつだったが,攻撃するのにロシア語で思考しないとFCSが動かないって言う設定だったことから来たセリフ.
【参考サイト】
http://thinkinrussian.org/
軍事板
【質問】
ロシアはステルス戦闘機開発に関して何か研究はしているんでしょうか?
【回答】
Sukhoi T-50というものを開発中.
PAK-FAがロシア的には通称でしょうが,ロシアでもT-50が通りやすいらしい.
とりあえず,F-35以上,F-22以下,ただしネットワーキングと情報収集能力については知らん,という機体に成長しつつあります.
配備予定は楽観的にはF-35と同時期.
ということは,まあ2020年あたりから飛び始めるような.
最大の問題はAESAの素子(ガリウム砒素だっけ)をちゃんと作る能力が,今のところロシアにはない,つまり,基幹部品を「西側」から買うしかないという点.
少ないバッチなら作れるそうですが,工業的に,しかも品質を管理して高性能AESAを国産できないらしい.
しかもAESAの能力をフルに発揮するソフトウェア/システム能力は,アメリカですらまだ開発中なわけで.
ステルスとか運動能力ならともかく,戦闘機の数だけU-2やEA-6が飛んでいるのと同じ,といわれる米のF-22,F-35と比べると,見劣りはします.
もっとも,そのような高度な能力は持っているだけでは使いこなせるものではなく,であれば,F-35もT-50も同じという話がありますが.
軍事板
青文字:加筆改修部分
◆◆攻撃機/爆撃機
【質問】
ソ連はいろいろな国に爆撃機を輸出していましたが,核兵器の運用能力を持つ機体を輸出していたのでしょうか?
【回答】
Tu-22とかTu-16とか昔の機体が輸出されてるかと.
そして,少なくともソ連で使われたTu-16やTu-22には核兵器運用能力があったかと.
とはいえ,核爆弾がなければ運用能力があっても意味がないのであんまり問題ではない.
ただ,リビアやイラクに輸出されたTu-22は,核攻撃関連のFCSは取り外してあったそうだ.
なお,ソビエト機の場合(特に戦略兵器になるようなものは)輸出されたとは言っても,実際の運用は軍事顧問団のソビエト軍人が行ってたりしたから,本国仕様のままでもあまり問題は無かったかも.
フォートレススキー(Tu-4)なんかは元々のB-29に核攻撃専用のFCSがあったりしてるわけでもない(核爆弾の信管起動なんかは全部手動)ので,そういう意味では本国仕様も輸出仕様も差は無いだろう.
Tu-16はまんまコピーした中国のH-6型が核攻撃実験を行ってるところから見て,最初に提供された本国仕様も核攻撃関連の装備を取り外してはいなかったということになるだろう.
【質問】
ロシア海軍航空隊のSu-24について教えられたし.
【回答】
ロシアの戦闘爆撃機スホーイSu-24(Су-24)は,並列複座と可変後退翼が特徴です.
西側では「フェンサー」Fencerのコード名で知られている機体です.
ロシアでは,「前線爆撃機」と呼ばれています.
(Фронтовой Бомбардировщик)
前線爆撃機タイプは,初期型Su-24(Су-24)と,改良型Su-24M(Су-24М)が有ります.
この他,Su-24MR(Су-24МР)と呼ばれる偵察機型も有ります.
ロシア海軍航空隊で使われているSu-24系列機は,ロシア空軍の機体と同一です
ロシア海軍航空隊が保有するSu-24/Su-24M及びSu-24MRは,以下の通りです.
[バルト艦隊航空隊]ВВС-БФ
・チェルニャホフスク飛行場Черняховск
第4独立航空連隊(4-й ОМШАП)
Su-24M前線爆撃機×24,Su-24MR前線偵察機×8
[黒海艦隊航空隊]ВВС-ЧФ
・グヴァルデイスコエ飛行場Гвардейское
第43独立航空連隊(43-й ОМШАП)
Su-24前線爆撃機×18,Su-24MR前線偵察機×4
空気取り入れ口の前に,ロシア海軍旗「聖アンドレイ」(白地に青い×)が描かれています.
ロシア空軍のSu-24/Su-24Mは,近代化改装されてSu-24M2になる予定ですが,海軍所属機がM2仕様に改装される予定は無いようです.
更に,ロシア空軍のSu-24/Su-24Mは,将来的には,新型多用途戦闘爆撃機Su-34によって代替されますが,海軍航空隊がSu-34(海軍向けはSu-32FN)を導入する計画はありません.



Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/5/7(水) 午後 9:08
【関連リンク】
「ロシア・ソ連海軍」:グヴァルデイスコエ飛行場のSu-24
「ロシア・ソ連海軍」:チェルニャホフスク飛行場のSu-24
【質問】
B-29のソ連版コピーであるTu-4は,エンジンばかりか機体の採寸もヤード・ポンド法のままで無理やりメートル法に直しているため,半端な数値となって誤差が出ている,とウィキペディアにありましたが,コピーといえどもソ連式に設計しなおしているとも聞きます.真実はどっちですか?
【回答】
Tu-4は,1944年7月29日に不時着して手に入ったB-29-5-BW(42-6256)のほぼ忠実なコピーで,これをメートル法に換算して治具などを作っています.
他に,1944年8月20日に不時着したB-29A-1-BN(42-93829),1944年11月21日に不時着したB-29-5-BW(42-6358)を参考にしています.
一方で,戦前にTupolevを中心として,戦略爆撃機を製作する動きがありました.
これがProject64で,当初はTu-2の主翼延長型だったのですが,そのうち,我らが輝ける太陽,Iosif
Vissarionovich Stalinが,公式ルートで米国よりB-29のレンドリースを申し入れ,その供与を前提に,Project64を開発することになり,Priorityがが最高に引揚げられました.
これはTuporev設計局で開発され,翼型はNACA-2330,液冷で排気タービン付のAM-44TKエンジン(2200hp)を4発装備し,四枚ペラを回し,乗員は正副操縦士と,爆撃手兼航海士,機関士,レーダー操作手と銃手と尾部銃手の7名,3つの砲塔に連装B-20を装備し,5tの爆弾を持ち,航続距離と燃料搭載量はB-29より短く,フラップや三車輪式降着装置は,油圧駆動と言う代物です.
同機は風洞実験まで行きましたが,結局は,ソ連式B-29は機体の供与が成されず,絵に描いた餅になり,1946年初頭で研究は破棄され,Tupolev
OKBは,Tu-4として,B-29をコピーする道に邁進することになります.
眠い人◆gQikaJHtf2
【質問】
バックファイアは「米本土も爆撃可能なため,第2次戦略兵器制限交渉(SALTII)で,保有を認める代わりに空中給油装置撤去を条件としたほど,米側が恐れた兵器だ」(野口裕之
in 産経新聞,2007/5/16)って本当?
【回答】
SALT2でTu-22Mはその中途半端な大きさが災いして,戦略爆撃機扱いして大幅削減を要求するアメリカと,中距離爆撃機扱いして削減を免れたいソ連との交渉の末に,妥協案として中距離爆撃機扱いだが空中給油装置は撤去するという事が決定した経緯の筈です.
アメリカはTu-22Mを恐れたというより,自軍に同サイズの機体が無かったので,Tu-22Mが条約を素通りするのはズルイ,と感じただけのような気がします.
【質問】
Tu-95はアップグレードされる予定はないの?
【回答】
その必要性がないので,まず,ありえない.
Tu-95他が使ってる「大直径低速回転二重反転ターボプロップ」という形式は,ターボジェットエンジンの燃費の悪さと,巡航速度飛行時の性能低下を解決するために考え出されたので,大推力高バイパス比のターボファンエンジンが実用化された後では,存在意義があまりない.
ソビエト/ロシアがこの方式を長らく使っていたのは,ターボファンエンジンの開発が遅れたから.
Tu-95のエンジンを換装してターボファン機にするくらいだったら,後継機のTu-160を生産した方がよい.
Tu-95を今でも使っているのは
*戦略爆撃機として後継になるはずのTu-160の導入が,冷戦の終結で不用になってしまった
巡航ミサイル発射母機として使うなら,今のままでも充分
*偵察機や哨戒機としての任務に使うなら,わざわざエンジンを換装しなくても今のままで充分
だから.
要は,わざわざお金をかけてアップグレードする必要性が薄いということ.
Tu-95のエンジンはターボプロップエンジンとしては究極のエンジンといってよいので,別のに替える必要性は薄い.
ターボプロップエンジンはプロペラブレードを鎌形にするなどして更なる進歩を遂げたが,高速飛行に向かないなどの問題もあり,ロシアが根本的に戦略爆撃兵力を整備し直す必要性を感じる(そしてそれを可能にする予算を得る)までは,Tu-95は今のままで使われ続けると思われる.
B-52と同じく,原型機初飛行から一世紀経っても現役かも・・・.
軍事板
【質問】
Tu-95には最後尾に機銃がついてますが,これの操作方法を教えてください.
【回答】
Tu-95は尾部に専任の銃手席があり,有視界に照準レーダーを併用する.
「銃手」といっても,第二次大戦の爆撃機のように機関砲を人力で操作しているわけではなく,機関砲そのものは機力作動の砲座に据え付けてあり,銃手はそれをリモコンパネルで操作する.
ちなみにTu-95の銃手席の写真はこれ.

ガラス張りになっているのが銃手席.
ガラス窓の上の角みたいなものが射撃管制レーダー.
尚この機関砲は23mmのガスト式(機関銃を横に2つ並べて,互いの後座運動で相互に作動する方式)なので,やや変則的だが2連X2連装の,4連装機銃ということになる.
あと,ソビエト/ロシアの大型軍用機はほとんどが尾部,垂直尾翼の後部付根に,上のTu-95のものと同じ銃座を持っている(アエロフロータが運用している機も,元が軍用機であるものは銃座がある.但し,平時は機関砲は未装備).
例外は空中給油機の イリューシンIL-78”マイダス”,Tu-22”ブラインダー”とTu-22M(Tu-26)”バックファイア”くらい.
マイダスは尾部銃座を撤去して,空中給油装置の操作員と操作パネルが設置されている.
(つまり尾部のガラス窓は同じようにある)
後者二機種は尾部銃座はあるが,完全リモコン式で銃座は無人.
操作は操縦室の操作パネルで行う(航法士が操作するようだ).
機関砲はTu-22とTu-22Mの初期型はガスト式連装23mm二連装,Tu-22Mの後期型がガスト式連装23mmの1基.
照準はTVカメラと射撃照準レーダーによる.
Tu-22M初期型の尾部銃座

同後期型.

あと,Tu-22の乗員の内訳は英語の資料によると
*機長兼主任操縦士
*航法士兼副操縦士兼システム担当士官
*機関砲手兼レーダー警戒士
となっているので,銃手は専任の模様(Tu-22Mの機銃を誰が担当してるのかは不明).
軍事板
【質問】
ハインド・ヘリには何故,兵員室があるの?
【回答】
開発当初の構想では,
(1) 兵員をヘリで輸送
(2) そのヘリで兵員の戦闘を支援
というためのヘリだったため.
つまりハインドは攻撃専用のヘリコプターというわけではない.
Mi-8「ヒップ」輸送ヘリのコンポーネントを流用しているのも,そのため.
しかし実際には,この兵員室はほとんど使われることはなかった.
負傷兵やスペツナズの輸送に使われたくらい.
もちろん,後継機のMi-28ハボックやKa-50ホーカムでは兵員室を廃止している.
兵員室があることにより,大型化したり,エンジンが並ぶ格好の配置になって,エンジン部分に被弾したときの生存性が低くなったりしていたからね.
ハインドはヴェトナム戦争の影響で開発されたはずだが,どこをどう読み間違ったのやら…….

(画像掲示板より引用 原出典不明)
消印所沢
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(ニニニニ==-
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()ハ()〈)γ⌒ヽ ヽ/
|「「| |「「|〈)〈)二()ハ()ニニ)
λ 人/
ノ__ノノ__ノ 、/
l二ニ二_,,ノ_ノソ―'''''"" ̄ノ,__,,ノノ
人_ ノ__ヽ _:::::::―''''"
!|_|,;/ |l|_l ̄
【質問】
今日,映画で白人傭兵の乗ったハインドに民兵がAKとかM16で応戦してたんですが,ハインドってAKのような火器で撃ち落とせるんでしょうか?
【回答】
ハインドは要所要所が装甲されてるから,アサルト・ライフル程度じゃ早々落ちないだろうなぁ.
でも,機体くまなく装甲があるわけじゃないし,”パイロットが一発食らったらどうするか”
と言う問題もある
(ハインドはキャノピーは防弾になってるけど).
ローターヘッドや後部ローターのシャフトとか,装甲しにくい場所もあるからね.
そんなとこを狙ってAK-47の弾倉一個撃たれてたら,運の悪い奴は落ちる.
ただ,ほとんど効果はなくても,大概のパイロットは銃撃されたら怯む.
被害がなくても,自機にガンガン弾が当たってる状態を許容出来るほど肝の座ってる人もそうそういないので,とりあえず追い払うくらいならアサルトライフルで撃つのも効果なしとはいえない.

【質問】
Mi-17に電子妨害型というのがあるみたいなのですが,どの位の範囲に効果があり,どんな状況で使うのですか?
【回答】
Mi-8MTPB(Mi-17PP)のジャミング範囲は,D/Fバンドで30度の範囲,
他の周波数で120度の範囲.
残念ながら一般的な距離はわからない.
ジャミングの有効距離は,信号対ノイズで決まるから,信号と送受信装置が決まらないと有効距離も出ないだろう.
用途,レーダー妨害.
機種によっては通信妨害,電子妨害収集も.
左右の着陸脚の後ろに付いているパネル,テールブーム両側,エンジン下方のキャビン両側にレドーム(星マークがついてる出っ張り).
電子妨害機は,Azaliya SPS-63, 66, 68シリーズのジャマー.
ちょっと調べてみたら,ソ連の艦船搭載センチメートル波レーダー相手に,130kmで妨害を行うことができた,というデータがあった.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
今日の昼のニュースによると,ロシアがMDに対抗して今までの4倍の威力のある気化爆弾を開発に成功して,それは小型の核兵器並の威力があるそうですが,そんなにすごいものなのでしょうか?
【回答】
幾ら強力とは言え,使い辛い面制圧通常兵器の一つに過ぎず,戦略・戦術に影響を及ぼすような物ではない.
ちなみに最小クラスの戦術核兵器デイビー・クロケットは,爆発力10tの弾を投射できた
それと比べても,もう1桁小さな威力.
ロシア軍がを開発した新兵器は.愛称は「Папа всех бомб」(パーパ・フシェフ・ボーンブ),“全ての爆弾の父”です.(公式名称はまだ無い)
我輩は爆弾である.公式な名前はまだない.
最大の破壊力「真空爆弾」投下実験に成功…ロシアが発表
[9/12 読売新聞]
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ロシア空軍参謀本部のアレクサンドル・ルクシン次長は11日,露テレビ局「第1チャンネル」の番組で,通常兵器では世界最大の破壊力をもつ「真空爆弾」の投下実験に成功したことを明らかにした.
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以上は読売新聞の記事です.
以下はロシアの経済紙「ヴズグリャート」の記事です.
(リンク先にはロシア国営放送第1チャンネル提供の動画もあります)
Папа всех бомб (ВИДЕО):全ての爆弾の父(動画)
[9/12 ВЗГЛЯД(ヴズグリャート)]
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Самую мощную вакуумную бомбу в мире, соизмеримую по эффективности с ядерным боеприпасом, испытали в России.
Взрывчатое вещество, использованное в новой бомбе, имеет большую разрушительную силу, чем тротил. У этой авиабомбы пока нет официального названия, лишь секретный шифр.
Российская авиабомба существенно превосходит американский аналог по всем параметрам.
ロシアは世界で最も強力な真空爆弾をテストしました.
それは核兵器に相応する威力があります.
新型爆弾の爆薬は,通常のTNT火薬よりも大きな破壊力を持っています.
この航空機搭載型爆弾には,まだ公式名称がありません(秘密の通称だけある).
このロシアの航空機搭載型爆弾は,全てのパラメータに置いて大幅にアメリカの類似物を上回ります.
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ロシアではこの爆弾の種類を「вакуумная
бомба(ヴァークウゥムナヤ ボーンバ)」としています.
英訳すると「vacuum bomb」,和訳だと「真空爆弾」になりますが,これは元々,燃料気化爆弾(Fuel-Air
Explosive, FAE)の別名です.
だから,真空爆弾という全くの新兵器が開発されたわけではなく,原理的には従来からある燃料気化爆弾の発展系(大型化)となります.
「真空」とすると,まるで窒息効果があるように思われますが,野外で燃料気化爆弾を使用した場合,燃料の燃焼に伴う窒息効果があるような範囲なら,どっちみち先に爆風効果で殺傷されてしまいます.
そしてこの兵器の特性上,爆風範囲は広いのですが対装甲貫徹力は低いので,戦車や装甲車などで構成される敵装甲部隊には殆ど効果が有りません.
ロシア人設計者がこの新型爆弾を「Папа
всех бомб(パーパ・フシェフ・ボーンブ,全ての爆弾の父)」という名称(正式名ではない)で呼んでいるのは,アメリカ軍のMOAB(Massive
Ordnance Air Blast bomb)こと俗称「Mother
Of All Bomb(全ての爆弾の母)」と対比させているのでしょう.※
「Папа всех бомб」はMOABより若干軽く(9t),MOABの4倍の爆発力(TNT火薬相当で44t),倍の殺傷半径(300m)を喧伝していますが,実はそもそも対比されるMOABは燃料気化爆弾ではない――スラリー爆薬,トリトナル,H6など諸説有るが燃料散布は行われない通常爆発方式――ので,直接比較する事に特に意味は有りません.
また,「Папа всех бомб」はTNT換算で44トン級の爆発力,つまり0.044キロトンですので,核兵器と比較できるような破壊力でもありません.
(広島型原爆は13キロトン級)
※ロシア人は,クレムリンにある大砲の王様に見られるような表現,「偉大なる父」というものを好む性向によるものが大部分で,アメリカへの対抗心のみ記述するのは不適切だと思います.
なお,ニュースは「MDに対抗して」ではなく,「MDで対立するアメリカに対抗して」と言ってるわけだが,
♪爆弾の父がいる
♪爆弾の母がいる
♪そして MOP がここにいる
♪空を見ろ 山を見ろ 宇宙を見ろ
♪イランから 迫り来る キノコ雲
♪何かが欧州に起きるとき
♪ミズーリの B-2 が飛び立って
まで作ったところで力尽きました.
井上@Kojii.net
〔ロシアは対テロに使う気らしいが,〕気化爆弾をどうテロ対策に使うつもりなんだろう・・・・
seld
既にベスラン学校占拠事件で,RPO-A Schmelを使用した実績があります.
■北オセチア学校占拠事件,真実はどこに?
3月に,ロシアのモスコフスキー・コムソモーレッツ紙は,ベスラン事件の証拠品についての連載を載せた.
強行突入に使われた戦車のキャノン砲もあった.
そこにはウラジカフカスの軍関係者のコメントとして,
「シュメル型火炎放射器やRPG−25グレネード弾,T−72型戦車が突入に使われ,人質たちにも重軽傷を負わせた」
とある.
7月21日のモスクワタイムスによると,ロシアのニコライ・シャペル副検事総長は,ベスランの学校で火炎放射器が使われた事実を認めつつ,それらは天井を焼いただけで,決して室内の火災の原因にはなっていないと言い放った.
ジェーン情報グループの指摘では,<シュメル>は秘密保護上,火炎放射器と呼ばれているが,実際にはロケット推進の砲弾を発射するRPO−Aというタイプの燃料気化爆弾であり,シャペルの言う<治安部隊の使った火炎放射器>が命中すると火球が生まれ,周囲を激しく破壊する.
JSF
その証拠画像


CRS@空挺軍
こんなあからさまな証拠画像があるとは・・・
JSF
殺る気がすごい国だな・・・
鳥取の赤い雨
◆◆防空
【質問】
ロシア陸軍はなんで対空車両が充実しているんでしょうか?
また,逆にアメリカはなんで対空車両の性能があんまり良くないのでしょうか?
【回答】
第二次大戦でドイツの急降下爆撃機と対戦車攻撃機にボコボコにされた経験と,自軍の対戦車攻撃機がドイツ軍に大打撃を与えた経験から,地上部隊,特に機甲部隊に対する航空攻撃の脅威を実感していたため.
特に戦後ソビエトの空軍は,地上軍支援と対戦略爆撃機防空に特化していて,自軍が完全な制空権を取って完璧な航空防護を行うのは無理だと考えたので,機甲部隊が自前で防空することが重要だった.
逆にアメリカは,第二次大戦でほとんど常に完璧な制空権を奪取していて,ドイツの航空部隊に地上部隊を攻撃されて大打撃をこうむる・・・ということがなかったので,対空兵器が発達しなかった.
戦後もアメリカは自国の空軍力に絶大な自信を持っていたので,やはり対空兵器に力を入れなかった.
軍事板
運用イメージ画像

CRS in mixi支隊
【質問】
ロシア軍の対空自走砲「シルカ」について教えてください.
【回答】
ZSU-23-4 「シルカ」(ロシア語:ЗСУ-23-4
«Шилка»ゼーエースウー・ドヴァーッツァチ・チトィーリェ・シールカ)はソ連時代に開発された自走式高射機関砲です.
水陸両用戦車であったPT-76のプラットフォームに23
mm機関砲を4 門装備したのがこの車輌です.
ZSU-23-4は優れた火力と命中率を誇り,低高度を飛行する航空機にとって大きな脅威でした.
要目ですが,キエフの大祖国戦争博物館で展示されているZSU-23-4ZSU-23-4は,280
馬力のV6Rディーゼルエンジン1 基と520 ?の燃料タンク2
基を備え,通常で400 km走行できました.
これに加え,動力補助装置として74 馬力のガスタービンエンジンも搭載しています.
前線での燃料事情が必ずしも良好ではないだろうとの予測に立っていたんですね.
機関砲は,RPK-2ヴィユーガ30 mmレーダーにリンクした液冷式のAZP-85
23mm機関砲です.
また,増加兵装として6 基の9K38「イグラー」,または側面に9K38-M「イグラー1」を装備できました.
各機関砲は,毎分1000発の機関砲弾を発射できます.つまり,4
門で毎分4000発の砲弾を打ち上げることが可能であるとされています.
でも現実には,オーバーヒートから砲身を守るため,射撃には各砲につき50発ずつが配分されなかったそうです.
従って,ZSU-23-4が実際に射撃できるのは毎分200発だということですね.
この冷却システムだけがシルカの欠陥で,冷却不足のため,射撃を続けているとすぐにシステムがダウンするという問題がしばしば発生したそうです.
それと,重装甲車輌ではないので,対戦車ロケット弾や砲弾などの攻撃に晒されると,けっこう簡単にあぼーんされてしまったそうです.
シルカという名前の由来ですが,これはシルカ川にちなみます.
防空兵器には河川名に由来する愛称をつけるというのがソ連の方針でしたので.
あと,このシルカはアフ【ガ】ーン紛争にも投入されたようです.
レーダーを外し,主に補給コンボイの護衛に就きました.
高射機関砲は俯角がとれるので,高地からの攻撃にも対応でき,発射速度も速いので「アフ【ガ】ーン版挽肉製造機」となることができました.
CRS in mixi支隊
なお,
「シルカって何ですか?」
「知るか!」
という,ボケとツッコミは,もはや陳腐ですので注意してください.




CRS in mixi支隊
【質問】
S-300の誘導方式の質問なのですが,S-300はパトリオットのように発射機車両とレーダー車両がありますよね.
あれって,レーダー車両がミサイルへの慣性誘導信号発射も兼ねているのですか?
【回答】
S-300の構成は,
司令車(1台)
広域捜索レーダー車(1台)
区画捜索レーダー車(1台)
多チャンネルミサイル誘導レーダー車(1〜4台)
ミサイル発射車(1〜24台)
ミサイルローダー兼発車車(1〜24台)
およびミサイル,
……という構成になっており,
捜索レーダー(9S15 Bill Board:広域

9S19 High Screen:区画

と誘導レーダー(9S32 Grill Pan)

は別の車両です.
軍事板
【質問】
イーゴリ・クリモフ暗殺事件とは?
【回答】
2003/6/8朝,ロシア最大の軍産複合体である対空兵器企業統合体「コンツェルンPVO」の社長代行クリモフが,自宅から出勤するところを拳銃で撃たれた事件.
江頭寛によれば,そこから歩いて2分のところにはロシア内務省の建物があり,護衛もつけていなかったのは,そのせいで油断していたのではないかと噂されたという.
彼は「シロヴィキ」グループから軍産複合体に送り込まれた人物で,その葬儀には軍産複合体関係者が殆ど出席しなかったほど敵が多かったという.
その本質として,ロシアの兵器輸出の主力商品である対空兵器を巡る,クリモフと,当時の産業技術相で,エリツィン政権から軍産複合体担当副首相だったイリヤ・クレバノフとの対立があった,と江頭は述べる.
クレバノフは対空兵器部門を統合するため,「コンツェルンPVO」から兵器産業を切り離そうと務めたが,同社に自分の補佐官クリモフを送り込んで機構固めを図っていた大統領府副長官ヴィクトル・イワノフは,それを許さなかったという.
2003年11月,クレバノフは産業科学技術相を解任され,北西管区大統領代行に就任.
これで,軍産複合体からクレバノフはほぼ完全に排除され,イワノフが新たな軍産複合体のボスとなったという.
詳しくは,江頭寛著『プーチンの帝国』(草思社,2004.6.22),p.267-276を参照されたし.
【質問】
「防衛システム」とは?
【回答】
「防衛システム(オボロニーチェリヌイエ・シスチェームイ」は,1995年,「S-300」システム生産に関わる数企業が集まって結成された企業グループ.
江頭寛によれば,軍高官および「インテルロス」グループ総帥ウラジーミル・ポターニンが,これを主導.
ポターニンは兵器輸出利権に目をつけ,最も国際競争力の高い対空兵器生産企業のグループ化を目指したという.
しかし,S-300を開発した「アルマズ」社や,Tor-M1システムを扱っている「アンテイ」社はこれに抵抗.それがクリモフやセルゲイ・シチトコの暗殺につながった,と江頭は述べている.
詳しくは,江頭寛著『プーチンの帝国』(草思社,2004.6.22),p.269-271を参照されたし.
【質問】
「アルマズ・アンティ」とは?
【回答】
S-300を開発した「アルマズ」社,Tor-M1システムを扱っている「アンティ」社を軸に,ロシア国内の対空兵器関連企業40社以上を統合する企業グループ.
のちの「コンツェルンPVO」.
2002年4月の大統領令で創設.
「防衛システム」翼下の企業も,これに移管された.
江頭寛によればこれは,「防衛システム」を中心に対空兵器部門を統合してその利権を得ようとしたイリヤ・クレバノフ&ウラジーミル・ポターニンの構想に抵抗した両社が,大統領府副長官ヴィクトル・イワノフを「アンティ」理事長に迎え,その影響力を使って切り返しに成功したものだという.
これにより,イワノフはロシア軍産複合体の新たなボスとなったという.
詳しくは,江頭寛著『プーチンの帝国』(草思社,2004.6.22),p.276-277を参照されたし.
【関連リンク】
株式会社「対空防衛コンツェルン"アルマーズ-アンテイ"」公式サイト