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「六課」:ラーダ級潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験は完了段階に入る
「六課」:「ラーダ」級2番艦と3番艦は,2013年および2015年に就役する
「六課」◆(2012/02/09)ロシア海軍はラーダ級潜水艦の建造を打ち切る
「六課」◆(2012/02/18)ロシア海軍はラーダ級を放棄しない
新「六課」◆(2012/03/11)統合造船業営団はラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクの試験を行なう
新「六課」◆(2012/04/02)ラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海及び白海で試験を行なう
新「六課」◆(2012/07/27) ロシア海軍はラーダ級潜水艦の建造を再開する
新「六課」◆(2012/08/19) ラーダ級潜水艦は近い将来にロシア海軍へ就役する
新「六課」◆(2012/09/02) ラーダ級潜水艦の建造は2013年に再開される
新「六課」◆(2012/09/22) 潜水艦ラーダ級2番艦にはリチウムイオン電池,3番艦にはAIPが搭載される
「六課」ACS◆(2013/02/03) ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクはバレンツ海での試験を未だ実施していない
「六課」ACS◆(2013/02/14) ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した
「六課」ACS◆(2013/02/14) 3ヶ国が潜水艦アムール-1650への関心を有する
「六課」ACS◆(2013/03/23) ラーダ級潜水艦2番艦クロンシュタットは2016年に就役する
「六課」ACS◆(2013/04/25) 潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊への移動準備を進める
「六課」ACS◆(2013/05/18) ラーダ級潜水艦の為の非大気依存発電装置は2015-2016年に完成する
「六課」ACS◆(2013/07/15) ラーダ級潜水艦2番艦クロンシュタットの建造再開の為の契約が締結された
「六課」ACS◆(2013/10/17) ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した
「六課」ACS◆(2014/02/20) ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存(AIP)機関を装備する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/03/19) AIP機関を装備する改ラーダ級潜水艦は2018年までに完成する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/7/25) ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/29) ラーダ級潜水艦クロンシュタットは2015年末に進水する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/21) ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される
【質問】
ロシア海軍最新鋭潜水艦ラダ Lada 型の建造目的は?
【回答】
本型は1番艦 Sankt Petersburg が1997年に起工,2004年4月に進水した,最新の通常動力潜水艦で,2005年中に就役すると伝えられている.
ただし,2番艦以降の建造計画はないようで,1番艦も輸出用のデモンストレーターとの見方が強い.
輸出ヴァージョンはアムール Amur 型と呼ばれている.
同型は開発元のルビン設計局とアドミラルティ造船所にとっては重要な輸出商品であるため,性能を実証・宣伝するための広告塔として,曲がりなりにも1隻は完成させることだろう.
水中排水量 | 2,650t |
全長 | 68m |
主機 | ディーゼル・エレクトリック |
水中速力 | 21ノット |
兵装 | 533mm魚雷発射管6門 |
1番艦は潜水艦用の長魚雷と機雷が搭載可能だというが,輸出向けのアムール型では,SS-N-27
SLCMシリーズをも抱き合わせにして,インドや中国といった得意先に売り込むつもりだという.
以上,ソースは「世界の艦船」2004年12月号,p.27
および p.147-148(by 宇垣大成).
消印所沢
少なくとも9隻造るつもりのようですが,何か?
http://www.kojii.net/news/news050923.html
(DefenseNews,2005/9/16)
ロシア海軍は,バルチック艦隊の潜水艦戦力を強化する構想を明らかにした.
現在の3隻に加えて,6-9隻のProject677Lada級を,今後2年以内に増強するとしている.
なお,「アムール」型には大小いくつものバージョンが有り,「サンクト・ペテルブルク」級ことラーダ型は,「アムール1650」型というバージョンになる.
アムール型の各バージョンは以下参照.
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ship/row/rus/677.htm
この中の「アムール1650」型に,ロシア海軍のプロジェクト番号677と,「ラーダ(愛しき妻)」のニックネームが与えられているわけだね.
ついでに書くと,サンクト・ペテルブルクは,竣工したようだが.
http://www.ships-net.co.jp/detl/200510/012-013.html
プロジェクト677「ラーダ」型1番艦「サンクト・ペテルブルク」
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/8/5(日) 午前 6:42
【質問】
「ラーダ」型はAIP(Air Independent Propulsion:非大気依存推進)システムを搭載しているの?
【回答】
少なくとも「サンクト・ペテルブルク」には搭載されていないようです.
おそらく,2番艦以降にも搭載されないでしょう.
(ラーダ型がAIPシステムの搭載も可能であるのは確かのようですが)
http://www.globalsecurity.org/military/world/russia/677.htm
より抜粋.
The Amur class will also include provisions for a fuel cell plant that can be installed during construction or modernisation to give air independent propulsion with oxygen/hydrogen and electric/ chemical generators.
However, the first submarines of the type will not be powered with such a plant.
The reason is high cost of air-indipendent power plants, as well as higher level of fire safety required to operate them.
According to estimates, Kristall-27E AIP system will increase the Amur Class submarines' submerged endurance by 15 to 45 days (the longer endurance is ensured by a short-term operation of the diesel engine in the snorkeling mode).
(アムール型は,酸素/水素および電気/化学ジェネレーターによる燃料電池プラント方式の非大気依存推進(AIP)システムを建造時または改装時に組み込む事が可能である.
しかしながら,そのようなプラントは,このタイプの一番艦には装備されないだろう.
理由は,それらを操作するのに必要な,より高いレベルの火災に対する安全性と,非大気依存推進の高いコストの為である.
評価によれば,「クリスタール-27E」AIPシステムは,アムール型潜水艦の水中行動日数を,15〜45日(より長い行動日数は,シュノーケル航行におけるディーゼルエンジンの短期任務によって保証される)増加させる)
上記にもあるように,ロシアのAIPシステムは,「クリスタール27E」と呼ばれる燃料電池方式です.
いちおう,現用のキロ型潜水艦への搭載も可能ではあるようです.
(ただし,船体を中央で切断し,その間に全長20mのAIP区画を挿入するというやり方になりますが)
〔略〕
なお,一部では「オーニクス」(SS-N-26)対艦ミサイルを搭載,などと書いているページも有りますが,このミサイルは,専用の3連装垂直発射機から発射されるものであり,小型のラーダ型に搭載できるようなシロモノでは有りません.
(というか,こんな事を書くヤツは,「クラブ」(SS-N-27)と「オーニクス」の区別が付いていないだけのような気が・・・・(^^;)
「サンクト・ペテルブルク」艦内を写した写真
撮影時期は,おそらく,今年(2007年)1月末から2月初頭と思われます.
(本艦は,この時期に最後の洋上テストを実施しているので)
ここに写っている人たちは,おそらく,アドミラルティ造船所の工事関係者でしょう.
(本艦は,まだ正式にロシア海軍へ引き渡されていないので)
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/8/5(日) 午前 6:42
【質問】
ラーダ型のAIPについてですが,「クリスタール27E」燃料電池システムの搭載予定は未定なのでしょうか?
ローテU in mixi
【回答】
ロシア海軍向けの「プロジェクト677」(サンクト・ペテルブルク&クロンシュタット)の他に,「アムール」型の「輸出型デモンストレーター」とやらも造るそうなので,そっちの方に「クリスタール27E」燃料電池システムが搭載されるかもしれませんね.
というかロシア海軍も,数を揃えたいのなら「アムール550」型を造ればいいのに(^^;
シア・クァンファ in mixi
「サンクト・ペテルブルク」艦内を写した写真
撮影時期は,おそらく,今年(2007年)1月末から2月初頭と思われます.
(本艦は,この時期に最後の洋上テストを実施しているので)
ここに写っている人たちは,おそらく,アドミラルティ造船所の工事関係者でしょう.
(本艦は,まだ正式にロシア海軍へ引き渡されていないので)
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/8/5(日) 午前 6:42
【質問】
「ラーダ」型建造における技術上の新機軸は?
【回答】
http://rian.ru/defense_safety/20090320/165521220.html
にて,ロシア海軍総参謀長代理オレグ・ブルツェフ海軍中将が述べたところによれば,
――――――
工業企業の最も重要な事として,艦隊による最初のテスト中,造船工場「アドミラルティ造船所」(サンクト・ペテルブルク市)と海洋工学中央設計局「ルビーン」の注意点を取り除く作業が増大した事を明らかにした.
〔略〕
ディーゼル・エレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」(プロジェクト677「ラーダ」)は,プロジェクト設計主任ユーリー・コルミツィンの下, 海洋工学中央設計局「ルビーン」で開発された.
「ラーダ」シリーズの潜水艦は,多くの新材料を採用している点,全ての構造,装置,設備,機器が新型である点,独創的な船体建造の点において,前型とは,実質的に,かなり異なる.
潜水艦の170以上の機器とシステムは,ロシアでは,これまでに作り出されなかったものである.
潜水艦は,完全な航海システムを備えている.
独創的な装置は,先導の安全を保障し,潜水艦の乗組員に,武器の目標を急速かつ高精度で指示する事を可能にする.
初めて潜水艦の設計に,ようやく航空宇宙産業の技術が適合されて使用された.
従って,例えば,航海システムの重量は,たったの50キログラムである.
潜水艦「サンクトペテルブルク」は,高められた静粛性を保障する新型水中音響コーティングを備えている.
特に,「ラーダ」シリーズの為に,全力運転時でも静粛な新しい動力電動機が開発された.
〔略〕
(2009年3月20日16時13分)
――――――
「ロシア・ソ連海軍」,2009/3/25(水) 午後
8:34
青文字:加筆改修部分
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