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(こちらより引用)
「FLOT.com」◆(2010/08/13) На Балтийском флоте состоялся День памяти моряков,
погибших на подводной лодке "Курск"
バルチック艦隊,潜水艦"クルスク"沈没メモリアルデーを開催
「FLOT.com」◆(2010/08/13) Спасательная служба ВМФ полностью модернизирована
после гибели "Курска"
海軍の救難能力は,"クルスク"沈没事件後,完全に向上している
「VOR」◆(2012/08/12)ロシア 原子力潜水艦「クルスク」の犠牲者追悼
「六課」◆(2010/01/17)解体されるオスカーII級原潜クルスク
「六課」◆(2010/03/27)オスカーII級原潜「ヴォロネシ」は,今年夏に海洋試験を開始する
「六課」◆(2011/12/12)オスカーII級ミサイル原潜は「オーニクス」と「カリブル」を装備する
新「六課」◆(2012/03/13)オスカーII級原潜「オムスク」は近代化の準備を進める
新「六課」◆(2012/03/23)オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する
新「六課」◆(2012/08/06) オスカーII級ミサイル原潜スモレンスクは再進水した
「六課」ACS◆(2013/04/03) 太平洋艦隊のオスカーII級原潜3隻は2020年までに近代化される
「六課」ACS◆(2013/10/20) オスカーII級原潜オリョールはオーバーホールを行なう
「六課」ACS◆(2013/12/05) オスカーII級原潜イルクーツクは高度な近代化を実施する
「六課」ACS◆(2013/12/11) オスカーII級原潜トムスクは2014年4月に復帰する
「六課」ACS◆(2013/12/30) オスカーII級原潜スモレンスクは修理を終えて基地へ戻った
「六課」ACS◆(2014/01/01) オスカーII級原潜スモレンスクは2014年に北極点へ行く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/04/10) オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事を行なう
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/9) ロシア海軍北方艦隊の親衛原子力水中巡洋艦ヴォロネジは白海で遭難した小型艇を救助した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/16) オスカーII級原潜トムスクは進水した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/18) ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦イルクーツクは汎用ミサイル発射機を装備する
【質問】
オスカーII型原潜「ヴォロネシ」について教えられたし.
【回答】
北方艦隊の原子力潜水艦K-119「ヴォロネシ」は,セヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で1988年に建造された.
同艦は,多用途潜水艦プロジェクト949A「アンテイ」である.
このクラスの原子力潜水艦は,全長155m,排水量18,000t,潜航深度480m,水中速力33ノット,乗員130名である.
プロジェクト949Aの基本的な兵装は,24基の対艦ミサイル(PKR)「グラニト」である.
「ヴォロネシ」は,2007年頃にセヴェロドヴィンスクへ回航された.
セヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」社において定期整備と近代化改装を行なう予定.
詳しくは
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」,2009/2/2(月)
午後 11:16
を参照されたし.
▼ 数年前からセヴェロドヴィンスク市において近代化改装が行われていた,オスカーII級(Osukar-II)ミサイル原潜(SSGN)K-119「ヴォロネジ」ですが,ようやく艦隊へ復帰します.
ロシア海軍ポータルサイト『フロート・コム』より.
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原子力潜水艦「ヴォロネジ」は近代化を終えた
2011年11月24日
セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は,プロジェクト949A原子力潜水艦K-119「ヴォ??ロネジ」の修理および近代化,それに続く工場試験を完了した.
「イタルタス通信」は,同社報道官ナジェージダ・シェルビニナの発表を報じた.
北方艦隊の一員である潜水艦は,コラ半島の常駐地へと去った.
「ヴォロネジ」の基地到着後,同艦を艦隊へ引き渡す為の署名が行なわれるだろう.
「ヴォ??ロネジ」は2006年に「ズヴェズドーチカ」へ到着した.
主タービンの応急修理の実施,更には,が計画された.[原文ママ]
K-119の修理と近代化は,2009年3月に実施された.
艦の機器の復帰準備および中規模修理後,同艦は2009年5月に再び進水し,海上において近代化が行われた.
潜水艦の建造作業は,1988年まで3年半を掛けて実施された.
[中略]
多用途潜水艦プロジェクト949Aは全長154メートル,幅18.2メートル,排水量24000トンであり,最大速力32ノットを可能とする.
艦は120日の自立航行が出来る.
潜水艦は,24基の有翼ミサイル「グラニート」発射機で武装している.
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「コラ半島の常駐地」というのは,ザーパドナヤ・リッツァのロパトキナ湾を指しています.
ここには,オスカーII級ミサイル原潜と,プロジェクト671RTMK(ヴィクターIII級)原潜で構成される,第11潜水艦師団が駐留しています.
「原子炉の活動区域の交換」というのは,核燃料棒の交換の事でしょう.
「有翼ミサイル」は,いわゆる「巡航ミサイル」です.
ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2011/11/24(木) 午後 7:38
▲
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」,2009/5/26(火) 午後 8:45
【質問 kérdés】
原潜「クラスノダール」について教えてください.
Kérem, a nukleáris tengeralattjáró "Krasznodar"ról mondja
meg.
【回答 válasz】
K-148「クラスノダール」はプロジェクト949A(オスカーII型)原子力潜水艦の1番艦.
K-148 "Краснодар Krasznodar" a Projekt 949A (Oszkár II típus) első nukleáris tengeralattjáró.
(写真1)
1982年7月22日起工.
1985年3月3日進水.
1986年9月30日,海軍へ納入.
同年10月12日,海軍旗を初掲揚.
同年11月5日,赤旗北方艦隊へ編入.
当初は「巡洋潜水艦」に分類.
1992年7月3日,「原子力水中巡洋艦」に艦種変更.
1993年4月6日,「クラスノダール」と命名.
同年,新型ミサイル発射実験実施.
1995年,パトロール活動従事.
1996年,オーバーホールを行なう為,セヴェロドヴィンスクへ回航されたが,資金の割り当て無く,修理作業未着手.
1998年7月28日,海軍の戦闘編制から除外され,予備役保管.
2010年,ロシア海軍から除籍.
ロシア海軍から除籍された最後のソヴィエト潜水艦となった.
同年11月,大手艦船修理工場「ネルパ」工場へ回航.
2011年7月,イタリアから資金提供を受け,原子炉から燃料棒を回収する作業開始.
213年4~5月,使用済み核燃料を抜き取り.
2014年3月17日10:45,解体作業中,ゴム・コーティングに引火して火災発生.
15:00頃,鎮火.
負傷者は無く,周囲の建物にも被害は無かった.
核燃料は既に無く,放射性物質漏洩も無かったという.
2015年,原子炉区画揚陸.
【参考ページ Referencia Oldal】
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-1383.html
http://www.defesaaereanaval.com.br/tag/k-148-krasnodar/
http://rusnavy.com/news/navy/index.php?ELEMENT_ID=16575
http://www.deepstorm.ru/DeepStorm.files/45-92/nsrs/949A/K-148/K-148.htm
http://blog.fontanka.ru/posts/185088/ ※写真1引用元
mixi, 2017.10.22
【質問】
オスカーII型原潜「クルスク」の略歴を教えられたし.
【回答】
プロジェクト949A原子力潜水巡洋艦の10番艦・K-141「クルスク」К-141"Курск"は,セヴェロドヴィンスク市のセヴマシュ・プレドプリャーチェで建造.
1990年3月22日起工,
1994年5月16日進水,
1994年12月30日就役.
1995年3月1日,北方艦隊に編入.
1998年までは,訓練に明け暮れた.
1999年7月5日~10月19日,大西洋及び地中海で行動.
2000年5月,洋上行動.
同年,「ロケット射撃功績賞」授与.
2000年8月12日,北方艦隊演習に参加したクルスクが,魚雷発射訓練を行おうとした所,突如,第1区画(魚雷発射管区画)で爆発が起こった.
この時に爆発した魚雷は,
650mm対艦重魚雷であるという説,
533mm対潜ミサイルであるという説,
高速水中ロケット「シュクヴァール」であるという説
が有る.
(ロシア国内においては,650mm対艦重魚雷説が有力らしい)
どれを「犯人」にするのかはともかく,この第一次爆発により,第1区画,第2区画(発令所)は10秒で全滅.
この爆発で空気供給がストップした第3,第4区画の乗員は脱出しようとしたが,間に合わず全滅.
爆発から130秒後,2基のOK-650B型原子炉は自動停止したが,魚雷発射管室の魚雷が誘爆,第1~第5区画までが破壊された.
第6区画(原子炉室)では,生き残った乗員が原子炉を閉鎖したが,その直後,第6区画も侵水.
残った最後の23名は,最後尾の第9区画へ退避したが,8月12日午後6時以降,艦内の酸素が尽きて絶命.
K-141クルスクは,北緯69度40分,東径37度35分の海域に没した.
118名の乗員全てを道連れにして・・・
それから1年が経った2001年8月より,引揚作業が開始された.
爆発事故が起こった艦首部分は切断され,10月には船体の浮揚に成功した.
クルスクは,ムルマンスク郊外ロスリャコヴォ町の浮きドックPD-50へ曳航された.
2002年4月14日,クルスクは,PD-50を出渠.
4月26日,船舶修理工廠「ネルパ」に到着した.
クルスクは,同工廠で2003年までに解体された.
「クルスク」
faq39m949Ak.jpg
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Морские Силы~ロシア・ソ連海軍~
2007/8/14(火) 午前 10:00
【質問】
クルスクが沈んだ原因は何だったのですか?
【回答】
艦首の魚雷発射管室で650mm対艦重魚雷,いわゆるウェーキホーミング魚雷が爆発したためではないか,と考えられています.
ロシアSSGNクルスクの沈没時,ノルウェーの地震観測所が2分の間隔を置いて起こった爆発音を採取しており,一回目の爆発はTNT火薬100kg相当,2分後の2回目の爆発はTNT約2トン相当と推定されています.
一回目の爆発の原因は,沈没時にはクルスクの潜望鏡が上昇状態にあったことや,艦首発射管室右舷の損傷状態などから短魚雷の弾頭が該当する,と推定されました.
沈没状況としては,
・まず魚雷発射管内部でSS-N-15対潜ミサイルの短魚雷弾頭が,何らかの原因で爆発,その影響でクルスクは俯角10度,速力10ktで海底に衝突し,その衝撃で発射管室の魚雷も誘爆,沈没
と言う状況と,
・搭載していた新型魚雷の1液式燃料が一回目の爆発で流出して発射管室で発火,その影響で他の魚雷が誘爆した
という状況の二つが考えられる沈没原因です.
まだページが有るかどうか判りませんが,クルスク引揚げ公式HPを記して置きます.
http://www.kursk141/org/
ただし,
A. V. Polutov著「ソ連/ロシア原潜建造史」(海人社,2005/11/17)
では,
「爆発原因はいまだ特定できずにいる」(p.95)
とされている.
軍事板,2006/01/06(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
ロシア海軍の潜水艦クルスクって,どうなったんでしょうか?
ロシアはクルスクが海中で座礁したあとも,助けなかった.
その結果,乗組員は全員死んだらしいのです.
あれから何年か経ちますが,クルスクは海中から引き揚げられたのでしょうか?
【回答】
露原潜「クルスク」引き揚げは,2001年6月に「クルスク財団」が設立されたところから始まりました.
しかし同財団は,サルベージ前に資金難から瓦解.
そこでロシア政府はオランダの企業共同体(デモエト社&シミル社)と直接契約し,ロシア海軍の支援の下,8月から 引揚げが開始されました.
まず爆発の危険性のある艦首をセイルの前で切り離し,9月末から大型バージ「ジャイアント4」により船体の引き上げが開始され10月初旬には浮揚に成功しました.
その後,「ジャイアント4」はムルマンスク外港のロスリャコヴォに到着.
ここでクルスクを海中に保持したまま放射能漏洩対策などが行われ,浮きドックに固定した後に排水.
クルスクの内部に監察チームが入れたのは10月末です.
そして,現地で武装や船体などが解体されました.
なお,引き上げにかかった費用は1億3,300万ドルに達します.
名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE(青文字)他
クルスク引き揚げの概念図
(画像掲示板より引用)
【質問】
「ロシアの注射」って何?
【回答】
ロシア原潜「クルスク」沈没事故の際,その救助活動が進まないことに,その原潜の乗組員の母親が国に抗議して興奮していたところ,後ろからしのび寄って来た女性に注射を打たれ,その瞬間に気を失ってしまった,という事件.
プーチン首相が元KGBということもあって,「抗議する女性を背後からロシア当局が,注射で黙らせた」かのごとく報じられた.
しかしAFP通信によれば,その女性,ナージャ・トゥリクは心臓に持病があり,「一緒にいた夫が,私の具合の悪くなったのを見て医者に助けを求めただけ」と,報道を否定している.
「恐ロシア」感情のせいで,否定報道こそ当局の工作ではないかと疑っている人もいるようだが.
【参考ページ】
http://www.1101.com/torigoe/archive/2000-08-27.html
http://www2g.biglobe.ne.jp/aviation/submarine00.html
「ロシアにおける注射問題について」キャッシュ
http://mentai.2ch.net/ihou/kako/967/967157090.html
http://home.att.ne.jp/apple/tamaco/gallery/000826Russia/index.html
【関連リンク】
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=iD-nVAFTV_g
【ぐんじさんぎょう】,2009/8/29 21:00
に加筆
いつもと変わらない,夕暮れ間近の教室.
残すは学活の時間のみ.
みんなそれぞれに帰り支度をしたり,部活の用意をしたりと雑然としている.
しかし,先生が入ってきた直後,一人のブス山さんが手を挙げた事から波乱は起きる.
何でも,
「自分が男子から変なあだ名で呼ばれているので,注意して欲しい」
との事.
先生は
「本当の事なのか?」
と問う.
静まる教室.
男子は全員,「何を今さら」という表情.
それに対しブス山さんは,涙を流しながら紛糾.
次第に数名の女子も論議に参加し出すも,男子は沈黙を続ける.
しかし,よせばいいものを男子の一人が
「っせんだよ,歯グキ!」
とポツリ.
この言葉に,ブス山さんはさらにヒートアップ.
ジェンダー論だの何だのを持ち出し,気が付けば一人しゃべり場状態.
もはや先生すらも彼女を止めることはできず,ブス山さん以外の全員が,ここから脱出したいと望むのみ.
……と,こんな経験を誰もが1回はした20世紀.
しかし21世紀,この商品さえあれば,不測の事態からも脱出可能.
その名も,『ロシアの注射』!
この注射液,成分は心臓病の常備薬と記されているが,これをチクリと刺すだけで,どんなに興奮していたブス山さんも,すぐに冷静を取り戻すという.
これさえあれば,もう『ドラゴンボール』の再放送を見逃すこともなし.
せひ開発を.
おててつないで in 「深夜の馬鹿力」,2001.3.5付放送
【質問】
オスカーII型原潜「オムスク」について教えられたし.
【回答】
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【K-186「オムスク」 プロジェクト949A】
プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII級)原子力水中巡洋艦K-186「オムスク」は,1989年7月13日にセヴェロドヴィンスクで起工され,1993年5月8日に進水,1993年12月15日にロシア海軍へ引き渡されました.
1994年1月21日,赤旗北方艦隊に編入され,ザーパドナヤ・リッツァ基地へ配備されました.
1994年9月14日,赤旗太平洋艦隊へ転属し,カムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地へ移動しました.
2010年7月~8月には,戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました.
そして現在もヴィリュチンスク基地に駐留しています.
K-186「オムスク」を始めとするプロジェクト949A原子力水中巡洋艦は近代化が予定されています.
[オスカーII級原潜「オムスク」は近代化の準備を進める]
[オスカーII級ミサイル原潜は「オーニクス」と「カリブル」を装備する]
近代化されたプロジェクト949Aは,今後もロシア海軍の主戦力として留まります.
[ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る]
新「六課」,2013/12/24
青文字:加筆改修部分
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より.
【原子力巡洋艦「オムスク」は近代化の準備を進めている】
2012年3月13日
[中略]
2001年以降,原子力水中ロケット巡洋艦「オムスク」は州政府の後援を受けている事を想い起す.
同州は,乗組員の生活環境及び日常生活を改善する為の財政支援を提供している.
潜水艦乗員の子供達は,毎年,療養治療所を利用し,オムスク州の医療機関で検査を受けている.
退役した予備士官及び准士官には,雇用支援が提供される.
現在,潜水艦では,30名のオムスク出身の乗組員が勤務している.
新「六課」,2012/03/13
青文字:加筆改修部分
遠距離航海からヴィリュチンスクへ戻った「オムスク」
faq130831om.jpg
faq130831om2.jpg
(こちらより引用)
【質問】
オスカーII型原潜「トヴェリ」について教えてください.
【回答】
計画949A(オスカーOscar II 型)戦略原潜の一隻.
1988.2.9,セベロドビンスクにて起工された.
1991年,北方艦隊に就役.
1992.2.29 「カサートカ Касатка(ハナゴンドウの意味)」と命名.
1993年9月,太平洋艦隊に移籍した.
1996.9.20,「ヴィリュチュンスク Vilyuchinsk
Вилючинск」へ改名
1996年12月,右舷シャフトを損傷.
1997~2001年,修理.
2011.1.28 「トヴェリ Тверь(シャチの意味)」と改名.
【参考ページ】
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-477.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Russian_submarine_K-456_Vilyuchinsk
http://www.deepstorm.ru/DeepStorm.files/45-92/nsrs/949A/K-456/K-456.htm
К-456 ≪Тверь≫ ? Википедия
【ぐんじさんぎょう】,2013/06/02 20:00
を加筆改修
【質問】
オスカーII型原潜「トムスク」の略歴を教えられたし.
【回答】
プロジェクト949A原子力潜水巡洋艦の11番艦・K-150「トムスク」は,西側では,オスカーII型巡航ミサイル原潜(SSGN)として知られています.
セヴェロドヴィンスク市のセヴマシュ・プレドプリャーチェで建造.
1991年8月27日起工,
1996年7月20日進水,
1996年12月30日就役.
1997年3月17日,北方艦隊に編入.
1998年9月,北氷洋経由で太平洋方面に回航.20日で5,100海里を航行し,この内3,500海里は,氷の下でした.
同年10月9日,太平洋艦隊に編入.
現在,太平洋艦隊の第16潜水艦戦隊・第10潜水艦師団に所属しております.
なお,K-150の艦名については,一時期,「サンクト・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」と言われており,『世界の艦船』では,何故か英訳名「セント・ジョージ・ザ・ヴィクトリアス」と表記されていました(笑)
(何でロシア海軍の艦艇が英語名なんだよ(^^;)
どうも,同じく太平洋艦隊所属の戦略原潜K-433「シヴァトイ・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(常勝聖人ゲオルギー)と混同されていたようです.
949A型原潜は,本艦に続いて2隻が起工されましたが,1隻は工事中止,
もう1隻も工事中断しましたが,2000年8月のクルスク爆沈事故に建造が再開されました.
しかし,80パーセント完成した2006年7月,国防省は同艦の建造中止を決定.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/1723651.html
今度は,再開される事は無いでしょう.
従って,この「トムスク」が,949A(オスカーII)型ミサイル原潜の最終艦になります.
ちなみに,949A(オスカーII)型ミサイル原潜は,ウォーターラインシリーズ(1/700スケール)でタミヤからプラモデルが発売されています.
商品名は「クルスク」ですが,「トムスク」と「オムスク」(K-186)のデカールも付属しており,「トムスク」として作る事も出来ます.
「トムスク」
faq39m949At.jpg
faq39m949At02.jpg
Морские Силы~ロシア・ソ連海軍~
2007/8/9(木) 午後 7:25
【質問 kérdés】
原潜「トムスク」火災事故について教えてください.
Kérem, a nukleáris tengeralattjáró "Tomszk" tűzeről mondja meg.
【回答 válasz】
2013年9月16日4時30分頃(モスクワ時間),沿海地方ボリショイ・カーメニ市の艦船修理工場「ズヴェズダー」で修理中の原子力潜水艦「トムスク」(プロジェクト949A)で火災が発生.
「トムスク」はバラストタンクの溶接作業中だった.
この火災により,船体外部のゴムコーティングとタンク内部の古い塗料が燃えた.
海軍,非常事態省の緊急消防隊が急行し,モスクワ時間11時(現地時間18時)には完全に鎮火.
潜水艦の内部では無く,潜水艦の外部で火災が発生したため,機器に影響はなかった.
15名の軍人が負傷し,病院に運ばれた.
この火災による黒煙はボリショイ・カーメニ市内からも見えていたが,市民の間にパニックは起こらず,市民の避難も行われなかった.
火災原因は,修理作業実行時の安全対策違反であると推定されている.
溶接作業を行なう際には近くに可燃物を置かない,或いは,可燃物の近くでは溶接作業を行なってはならないとされていたが,火災発生時,溶接作業現場(バラストタンク)には,古い塗料及び防音ゴムコーティングという「可燃物」が存在していた.
なお,「トムスク」はドック入り前に原子炉を停止していたという.
また,魚雷なども搭載されていなかった.
【参考ページ Referencia Oldal】
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-1083.html
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-1084.html
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000012491.html
http://qq2q.biz/GmnD
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-09/17/content_30051705.htm
mixi, 2017.10.11
【質問】
オスカーII型の未成艦「ベルゴロド」について教えられたし.
【回答】
プロジェクト949A(オスカーII型)ロケット原子力潜水艦の12番艦K-139(К-139)は,
1992年4月20日,ロシア海軍籍に登録
1992年7月24日,セヴェロドヴィンスク市セヴマシュで起工(建造番号664)
1993年4月6日,「ベルゴロド」Белгороодと命名
1995年~1997年,V.アブハリモフが初代艦長に任命.
しかし,当時のロシア海軍の極度の財政難の為,1997年に建造工事はストップ,本艦は,ロシア海軍籍から抹消されました.
この時,「ベルゴロド」は75パーセント完成していました.
2000年9月,改正型のプロジェクト949AMとして建造再開.
949AMは,ミサイル複合体の誘導装置が改良されています.
2006年7月20日,セルゲイ・イワノフ国防相(当時)は,報道機関に対し本艦の建造中止を示唆.
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/1723651.html参照)
2日後の7月22日,正式に工事中止を決定.
この時,「ベルゴロド」は85パーセント完成していました.
『世界の艦船』2007年6月号「再生図るロシア海軍」(アンドレイ・ポルトフ)では,本艦は「竣工した」と書かれていますが,間違いです.
その後,ロシア日刊紙『コメルサント』は,ロシアが本艦のインドへのリースを提案したと報じました.
・・・・実現する可能性は,限り無くゼロに近いでしょうが・・・・
faq39m949AMb.jpg
faq39m949AMb02.jpg
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ~ロシア・ソ連海軍~
2008/3/29(土) 午後 10:34
▼しかし,その工事は再開されるようです.
――――――
失われた潜水艦「クルスク」と同型の原子力潜水艦の建造は続行される
サンクトペテルブルク,6月26日(ロシア通信社ノーボスチ)
2000年に失われた潜水艦「クルスク」と同タイプの多用途打撃原子力潜水艦「ベルゴロド」の建造は続行される.
金曜日,ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将は,ロシア通信社ノーボスチに伝えた.
原子力潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト949A)は,同プロジェクトシリーズの最新艦である.
現在,「セヴマシュ」工場(セヴェロドヴィンスク)における工事進捗度は70~80パーセントと評価されている.
「これまでに私達は,この艦の完成に便宜を図るか,或いは,新シリーズの多用途打撃原子力潜水艦セヴェロドヴィンスク型の建造へ資金を拠出するかについての問題で,正確な方向性を定められませんでした.
この潜水艦はセヴマシュに在り,その建造工事は続行されます」
海軍総司令官は言った.
ロシア連邦海軍総司令部の情報筋がロシア通信社ノーボスチに伝えた所では,射程が増大した最新巡航ミサイル複合体によって武装する原子力潜水艦セヴェロドヴィンスク型により,これらのタイプの原子力潜水艦の再装備の可能性についての問題点は解決された.
(2009年6月26日16時15分)
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オスカーII型の元々の主兵装は,長距離巡航ミサイル「グラニト」ですが,この記事では,同型が新世代原潜セヴェロドヴィンスク型と同じ,巡航ミサイル(オニクス)を装備する可能性を示唆しています.
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」,
2009/6/27(土) 午後 10:14
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▼ 2012年2月9日,ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は,『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューを受けました.
【ロシア海軍総司令官へのインタビュー】
この中でヴィソツキー総司令官は,まだ完成していないオスカーII級ミサイル原潜最終艦「ベルゴロド」の今後について述べました.
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【原子力潜水艦「ベルゴロド」は特殊作戦に従事する為に完成させる-ロシア連邦海軍総司令官】
モスクワ,2月9日-ロシア通信社ノーボスチ,セルゲイ・サフロノフ
多用途原子力潜水艦プロジェクト949AM「ベルゴロド」は,「セヴマシュ」(セヴェロドヴィンスク)で完成され,特殊作戦任務に従事する.
ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は,ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し語った.
原子力潜水艦 「ベルゴロド」の建造は,2000年に同型の潜水艦「クルスク」が喪失した後に凍結された.
「ベルゴロドは,特殊プロジェクトとして完成します.
潜水艦は,全ての複雑な特殊作戦任務を行ないます」
総司令官は述べた.
ロシア連邦海軍の戦闘編制には,何隻かの特殊作戦を実施する為の潜水艦が在る.
しかし,それらに関する情報は,軍と国家の秘密である.
〔後略〕
(2012年2月9日11時07分配信)
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オスカーII級「ベルゴロド」は,セヴェロドヴィンスク市のセヴマシュ造船所で完成度80パーセント程度のまま建造工事が凍結されていました.
[オスカーII型原潜最終艦,建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]
未だ進水もしていない「ベルゴロド」は,セヴマシュ造船所の屋内ドック内に置かれたままでしたが,ようやく日の目を見る事になりそうです.
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より.
【プロジェクト09774特務原子力潜水艦(ヤンキーストレッチ)】
【プロジェクト09786特務原子力潜水艦(デルタストレッチ)】
「ベルゴロド」も,このような艦になるのでしょうか.
ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/2/10(金) 午後 4:42
青文字:加筆改修部分
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