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◆◆◆巡洋艦 orosz Cruisers
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<◆ロシア海軍 目次
<ロシアFAQ目次
「ロシア・ソ連海軍」:巡洋艦「アヴローラ」へモーターボート衝突
「六課」◆(2010/2/3)ロシア海軍は巡洋艦「アヴローラ」を除籍しない
「六課」ACS◆(2013/06/25) スラヴァ級ロケット巡洋艦はセヴェロドヴィンスクで近代化される
◆スラヴァ級「モスクワ」
「ロシア・ソ連海軍」:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」最新動向
「ロシア・ソ連海軍」:親衛ロケット巡洋艦モスクワ近影(2008年8月17日)
「ロシア・ソ連海軍」:スラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」近影(2008年4月)
「ロシア・ソ連海軍」:スラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」,大西洋上で戦闘訓練(2008年1月21日)
「ロシア・ソ連海軍」:ミサイル巡洋艦「モスクワ」,ミサイル攻撃訓練を実施
「ロシア・ソ連海軍」:ロケット巡洋艦モスクワ近影(2008年5月6日)
「六課」◆(2012/02/24) 親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は100万ルーブルを寄付された
「六課」ACS◆(2013/06/18) 親衛ロケット巡洋艦モスクワは遠距離航海の準備を終えた
「六課」ACS◆(2013/07/07) ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った
「六課」ACS◆(2013/07/12) ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ入る
「六課」ACS◆(2013/07/18) ロケット巡洋艦モスクワは大西洋で有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射した
「六課」ACS◆(2013/08/02) ロケット巡洋艦モスクワは8月4日にハバナを訪れる
「六課」ACS◆(2013/08/13) 親衛ロケット巡洋艦モスクワはパナマ運河を通過した
「六課」ACS◆(2013/08/13) 親衛ロケット巡洋艦モスクワはニカラグアを訪れた
「六課」ACS◆(2013/08/16) ニカラグア大統領は親衛ロケット巡洋艦モスクワを訪れた
「六課」ACS◆(2013/08/16) 親衛ロケット巡洋艦モスクワはニカラグアを去る
「六課」ACS◆(2013/08/28) ベネズエラ大統領は親衛ロケット巡洋艦モスクワを訪れた
「六課」ACS◆(2013/08/30) 黒海艦隊のミサイル巡洋艦はベネズエラを去った
「六課」ACS◆(2013/09/05) 親衛ロケット巡洋艦モスクワは9月17日に地中海東部へ到着する
「六課」ACS◆(2013/09/11) 親衛ロケット巡洋艦モスクワはジブラルタル海峡を通過して地中海東部へ向かっている
「六課」ACS◆(2013/09/20) 親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる
「六課」ACS◆(2013/11/18) 黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリへ戻った
「六課」ACS◆(2013/12/19) ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはドック入りした
「六課」ACS◆(2014/02/28) ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは訓練を終えてセヴァストーポリへ帰港した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/05/13) 近代化改装される親衛ロケット巡洋艦モスクワに代わる黒海艦隊旗艦は2015年に選ばれる
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/05/15) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2015年末から近代化改装を開始する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/8/13) ロシアとエジプトの大統領はロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワを訪れた
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/8/14) 親衛ロケット巡洋艦モスクワは近代化により艦対空ミサイルを新型に更新する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/9/3) ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ行く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/9/7) ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ向かった
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/9/18) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理されるかもしれない
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/13) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/23) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/19) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再びスリランカを訪れた
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/23) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを去った
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/8) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシンガポールを訪れた
◆スラヴァ級「マルシャル・ウスチーノフ」
「六課」ACS◆(2013/04/04) ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2014年に復帰する
「六課」ACS◆(2013/06/02) ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフの太平洋艦隊転属計画は無い
「六課」ACS◆(2013/06/15) ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは6月22日に進水する
「六課」ACS◆(2013/06/20) ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する
「六課」ACS◆(2013/11/24) ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装される
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/1) ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末にロシア海軍へ復帰する
◆スラヴァ級「ワリャーグ」
「六課」ACS◆(2013/04/22) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは遠距離航海へ行く
「六課」ACS◆(2013/06/18) 親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海でミサイル発射訓練を行なう
「六課」ACS◆(2013/08/27) 太平洋艦隊のロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリアへ行く
「六課」ACS◆(2013/09/18) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインド洋(アデン湾)へ向かう
「六課」ACS◆(2013/09/18) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海へ行く
「六課」ACS◆(2013/09/19) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海へ行くかもしれない
「六課」ACS◆(2013/10/01) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインド洋へ入る
「六課」ACS◆(2013/10/04) ロシア太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦ワリャーグはスリランカを訪れた
「六課」ACS◆(2013/10/08) ロシア太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦ワリャーグはスリランカを去り,アデン湾へ向かった
「六課」ACS◆(2013/10/14) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオマーンのサラーラへ寄港した
「六課」ACS◆(2013/11/03) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海へ入った
「六課」ACS◆(2013/11/07) 重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海中部で合流した
「六課」ACS◆(2013/11/11) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはアレクサンドリアを訪れた
「六課」ACS◆(2014/01/01) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海で新年を迎えた
「六課」ACS◆(2014/01/13) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは南シナ海へ戻ってきた
「六課」ACS◆(2014/01/23) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは1月25日にウラジオストクへ帰港する
「六課」ACS◆(2014/01/25) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ,ウラジオストク帰港
「六課」ACS◆(2014/03/27) ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦闘訓練を実施した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/9/25) ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦略演習ヴォストーク-2014で有翼ミサイルを発射した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/12/5) ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは韓国の仁川へ到着した
【質問】
大津事件(1891年)に遭う事になったロシア皇太子来日の際,皇太子が使用した軍艦は?
【回答】
装甲巡洋艦パミャト・アゾバ Pamyat Azova.
ドミトリイ・ドンスコイ Dmitri Donskoi より更に大型化,高速化された通商破壊戦用で,1888年進水.
上甲板両舷に20.3cm砲各1門,砲甲板両舷に15.2cm砲各6門を装備.
常備排水量6,000t.
計画速力18ノット.帆走設備あり.
日露戦争ではバルト海に留まって戦闘には参加せず,1910年頃除籍,解体された.
以上,ソースは「世界の船 1981年版」(朝日新聞社,1981/7),p.より.
Pamyat Azova
(画像掲示板より引用)
【質問】
ロシア海軍は1880年代,主任務の一つである通商破壊のため,どんな艦を建造したのか?
【回答】
上述のパミャト・アゾバの他,装甲巡洋艦ドミトリイ・ドンスコイ
Dmitri Donskoi が建造されている.
同艦は外洋における通商破壊に従事するために大型で,また,長期の遣外任務に備え,船体の水線下は海中生物付着を防ぐための銅版で覆われていた.さらに帆走も可能だった.燃料補給の頻度を減らすためと思われる.
進水年 | 1883 |
兵装 | 20.3cm砲×2(上甲板両舷) 15.2cm砲×7(砲甲板) |
常備排水量 | 5,893t |
速力 | 15.5knot |
最終状況 | 1905年,日本海海戦で大破,自沈 |
備考 |
【質問】
クレスタI型巡洋艦「ウラジオストク」の経歴は?
【回答】
1964年12月24日,レニングラード(現サンクトペテルブルク)市のジダーノフ名称記念造船工場(現セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工
1969年8月1日進水
1969年9月11日就役,赤旗2度授与バルト艦隊編入
1969年10月1日,赤旗北方艦隊転属
1970年,赤旗太平洋艦隊転属
1988年9月28日から1990年4月23日まで,ウラジオストク市ダーリ・ザヴォートでオーバーホール.
1990年4月19日,海軍総司令官は本艦の除籍を決定.
1991年1月1日,兵装撤去開始
1991年6月1日,スクラップとしてオーストラリアに売却
――というわけで,約20年ほど在籍しました.
ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/2/5(日) 午後 7:40
青文字:加筆改修部分
【質問】
クレスタII型巡洋艦「アドミラル・イサコーフ」について教えられたし.
【回答】
初代「アドミラル・イサコーフ」は,プロジェクト1134A大型対潜艦(クレスタII級)の2番艦でした.
1968年1月15日,「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工.
1968年11月22日,進水.
1970年12月28日,ソ連海軍へ納入.
1971年1月16日,赤旗北方艦隊へ編入されました.
1986年10月6日から1990年8月27日まで,ムルマンスク艦船修理工場でオーバーホールが行なわれました.
1993年6月30日,ロシア海軍から除籍されました.
新「六課」◆(2012/11/14)
青文字:加筆改修部分
【質問】
「キンダ」型ミサイル巡洋艦「アドミラル・ゴロフコ」について教えられたし.
【回答】
「キンダ」型ミサイル巡洋艦として知られるプロジェクト58ロケット巡洋艦の3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は,同型4隻の中で,唯一黒海艦隊に配属された艦である.
プロジェクト58は,計画当初,「駆逐艦」に分類されていたが,1番艦の就役を数ヵ月後に控えた1962年9月29日,「ロケット巡洋艦」に類別変更された.
プロジェクト58は,長距離対艦ミサイル「プログレス」(SS-N-3)を搭載する打撃巡洋艦であり,「プログレス」4連装発射機は,艦の前部と後部に配置され,次発装填機能も有していた.
この他,防空能力も充実しており,「ヴォルナM」(SA-N-1)艦対空ミサイル連装発射機1基,近接防御システム(CIWS)の走りであるAK-630
30mmガトリング砲4門,
更に,76mm連装砲2基,3連装533mm魚雷発射管2基を搭載する重武装艦であった.
本型は高圧ボイラーを搭載し,ボイラー4基で2基の蒸気タービン機関に蒸気を供給し,最大で91,000馬力の出力を発揮する.
本型の高圧ボイラーは成功作といえ,以後のソ連海軍蒸気タービン推進艦は,本型のボイラーと同系列もしくは発展型が使われるようになった.
「アドミラル・ゴロフコ」はレニングラード市のジュダーノフ造船工場で建造され,
1961年4月20日起工,
1962年6月18日進水,
1964年12月30日に就役した.
当初は駆逐艦として建造されていた為,予定艦名は「ドブレストニィ」だったが,ロケット巡洋艦に類別変更されたのに伴い,進水後の1962年10月31日,「アドミラル・ゴロフコ」と改名された.
就役した翌年の1965年1月22日,北方艦隊に編入されたが,1968年3月22日,黒海艦隊に転属した.
その後も黒海艦隊に在籍し続け,1982年6月から1989年3月までセヴァストポリ工廠でオーバーホールを行った.
1991年には予備役に編入され,セヴァストポリで係留保管される事になった.
ソ連邦解体後,他の同型艦は全て除籍されたが,本艦だけは残され,1995年,現役に復帰して黒海艦隊旗艦となった.
1999年3月,NATO軍によるユーゴスラヴィア空爆が行われたが,翌4月,本艦は,アドリア海に向かう情報収集艦を護衛する為,駆逐艦やフリゲートを率いて出港,ユーゴスラヴィア沖に展開した.
むろんこれには,「ショー・ザ・フラッグ」の意味合いも有った.
長期修理中だったミサイル巡洋艦「モスクワ」(旧スラヴァ)が戦列に復帰すると,旗艦任務を「モスクワ」に譲り渡した.
2001年から修理に入る予定だったが中止,2002年には除籍され,翌2003年に解体された.
1枚目:セヴァストポリ港内の「アドミラル・ゴロフコ」
2枚目:洋上の「アドミラル・ゴロフコ」
3枚目:2002年当時の「アドミラル・ゴロフコ」
「ロシア・ソ連海軍」,2007/1/7(日) 午後 9:31
【質問】
「スラヴァ」級巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」について教えてください.
【回答】
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は,プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」型)の2番艦です.
同艦は,1978年10月5日に61コムーナ記念ニコラーエフ造船工場において,「アドミラル-フロータ・ロボフ」の名前で起工され,1982年2月25日に進水.
1986年11月5日に,「マルシャル・ウスチーノフ」の名前で,北方艦隊へ編入されました.
1987年12月-1988年6月:地中海で戦闘勤務
1989年:地中海で戦闘勤務
1989年7月21〜29日:アメリカ合衆国のノーフォークを公式訪問
1991年7月16〜20日:アメリカ合衆国のメイポート訪問
1993年6月30日〜7月5日:カナダのハリファックス訪問
1994年〜1997年12月17日:サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で計画修理,ガスタービン機関を交換
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2001年1月:ムルマンスクの第35艦船修理工場で修理
2004年9月21日〜10月22日:艦船航空グループ(重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする「空母機動部隊」)の一員として北東大西洋への遠距離航海を実施
2008年7月:漁業保護の為,スピッツベルゲン周辺で行動
[ロシア海軍は,漁業保護の為,スピッツベルゲン付近でのプレゼンスを再開する]
2011年7月,オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市の「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました.
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はドック修理段階を開始した】
2012年10月26日
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造船・艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は,ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」のドックへの入渠操作を実行した.
巡洋艦のドック段階においては,船体の修理及び塗装,機器及びスクリューユニットグループ並びに艦底備品の修理が実施される.
巡洋艦の進水は,2013年5月に予定されている.
国家契約によると,ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は,2013年末に海軍の編制へ復帰しなければならない.
巡洋艦の中規模修理の為の国家契約は,2011年末に署名された.
同年,艦は「ズヴェズドーチカ」に到着した.
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「ズヴェズドーチカ」は,主に潜水艦(特に原子力潜水艦)の修理(オーバーホール)及び近代化改装を手掛けており,水上戦闘艦の修理は,今回の「マルシャル・ウスチーノフ」で2度目になります.
最初に「ズヴェズドーチカ」でオーバーホールを行なった水上戦闘艦は,プロジェクト956(ソブレメンヌイ型)駆逐艦「ベスストラーシヌイ」(現「アドミラル・ウシャコーフ」)です.
同艦は,2003年7月から2004年11月までオーバーホールを実施しました.
この他,2009年2月には,中華人民共和国海軍の「ソブレメンヌイ」型駆逐艦(プロジェクト956E)のオーバーホールを行なうと報じられましたが,実現には至りませんでした.
[ロシアの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は,中国海軍のソブレメンヌイ級駆逐艦の整備契約を結ぶ]
その「マルシャル・ウスチーノフ」ですが,オーバーホール完了後,太平洋艦隊へ転属するかもしれません.
『Deita.Ru』より
2011年3月24日11時55分配信
【太平洋艦隊はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を得る】
ロシア海軍総司令部の情報提供者によると,ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理完了後,太平洋艦隊へ行くとの事です.
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年3月27日11時07分配信
【巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2013年に太平洋艦隊へ増強されるかもしれない】
ロシア連邦海軍の高位の代理人(提督)によると,ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は,2013年に太平洋艦隊へ配置換えされるかもしれないとの事です.
現在,太平洋艦隊には同型艦の「ワリャーグ」が配備されていますが,もしも「マルシャル・ウスチーノフ」が極東へ回航されれば,太平洋艦隊の「スラヴァ」型ロケット巡洋艦は2隻になります.
近い将来,ウラジオストクの金角湾には,2隻の「スラヴァ」型ロケット巡洋艦が駐留しているかもしれません.
[戦術-技術特性と寸法]
基準排水量:9800トン
満載排水量:11280トン
全長:186.5メートル
幅:20.8メートル
全高:42.5メートル
吃水:7.6メートル
速力:32ノット
自立行動期間:30日
乗員:476名
[兵装]
16基の対艦ミサイル複合体「バザーリト」発射装置
2基の5連装533mm魚雷装置
2基の反応爆雷装置RBU-6000
1基の130mm砲装置AK-130
6基の30mm銃塔AK-630
2基の高射ミサイル複合体「オーサ-M」2連装発射装置
8基の高射ミサイル複合体S-300F「リフ」発射装置
艦上には対潜ヘリコプターKa-27を配置できる
【参考ページ】
新「六課」,2012/10/27
より再構成
【質問】
太平洋艦隊旗艦,スラヴァ級「ワリャーグ」について教えてください.
【回答】
太平洋艦隊に所属する行動可能な水上戦闘艦の中で最も大型であり,同艦隊の旗艦となっている親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
(満載排水量11,490t,全長186m)
(註:「在籍」だけしている艦艇も含めれば,満載排水量26,400tの原子力巡洋艦アドミラル・ラザレフが太平洋艦隊所属艦の中で最大になりますが,同艦は予備役保管中であり,行動可能な状態にはありません)
艦橋の両側に並べられた大型の長距離対艦ミサイル「バザリート」(SS-N-12)と煙突の後ろの垂直発射機に収められた長距離対空ミサイル「フォルト」(SA-N-6)を主兵装とする打撃巡洋艦です.
「Варяг(Varyag)」は,英語で言う「ヴァイキング」(Viking)に相当する単語です.
ロシア海軍にとっては由緒ある艦名らしく,「ワリャーグ」の名を冠した艦は,これまでに未完成艦を含め4隻有ります.
・初代:帝政ロシア海軍の巡洋艦.1901年竣工,1904年,韓国仁川沖で自沈
その後,日本に捕獲され「宗谷」と改名,1916年,ロシアに返還
・2代目:1965年に竣工した58(キンダ)型ロケット巡洋艦.太平洋艦隊に配備.1990年除籍
・3代目:1985年に起工した1143.6型重航空巡洋艦(改アドミラル・クズネツォフ級).
ソ連邦解体により1992年工事中止,
1998年,スクラップとして中国に売却,2001年,中国の大連港に回航.
そして「4代目」となるのが,現在のロケット巡洋艦「ワリャーグ」です.
奇しくも,この名を付けた艦は,全て極東方面に縁が有るようです.
本艦は1164型「スラヴァ」級の3番艦で,1979年7月31日起工,1989年12月25日に就役.
就役当初の名前は「チェルボナ・ウクライナ」でした.
1990年2月,極東方面に回航されましたが,当初は,カムチャツカ方面に配備されていた為,日本近海で視認される事は有りませんでした.
ソ連邦解体後もカムチャツカに駐留しておりましたが,1995年頃には「ワリャーグ」と改名され,ウラジオストクに戻り,ロシア太平洋艦隊の旗艦となりました.
翌1996年7月のロシア海軍創設300周年記念観艦式で,久々に西側にその姿を見せました.
1997年には,日露戦争で沈んだ「ワリャーグ」慰霊祭のため韓国仁川沖へ行きました.
1999年には小火災事故を起こし,ウラジオストクの艦船修理工場ダーリ・ザヴォートで修理.
修理後,中国の上海を訪問.
その後,どういうわけか西側では,本艦は行動可能状態に無いと見られておりました.
日本でも,かの有名な軍事評論家・田岡俊次が
「ロシア太平洋艦隊の行動可能な大型艦は2隻」
などとアチコチに書いており,それを鵜呑みにする人も多かったようです.
むろん,この「2隻」に「ワリャーグ」は含まれて居ませんでした.
しかし2002年10月,「ワリャーグ」は海上自衛隊の国際観艦式に参加する為に横須賀を訪問.稼動状態に有ることが確認されました.
その後,田岡氏は,自著で
「動けない状態に有るのを,油さして無理矢理持ってきたんだろう」
などと苦しい言い訳をしていたものです(笑)
「ワリャーグ」は一般公開され,当然,日本の軍事オタクも多数が見学しましたが,ヘリコプター格納庫の扉が汚かったらしく,
「あの中には絶対ヘリコプターは入っていない」
などと2ちゃんねる軍事板で断言するヤツも居ました.
その後に発行された『世界の艦船』誌には,日本と親善訓練を行った際,格納庫を開けて中に格納されていたKa-27ヘリコプターを出している「ワリャーグ」の写真が載せられておりました(笑)
それでも,
「イヤ,あのヘリコプターは飛べる状態には無い」
などと見苦しい言い訳をする2ちゃんねらーが居たものです(笑)
「ワリャーグ」は,日本に向かう途中で乗組員一人が事故死し,その遺体は,ボートでウラジオストクに運ばれたのですが,
「何故ヘリコプターで運ばなかったのか? これこそ,ヘリが使えない状態にある証拠だ」
などと抜かす2ちゃんねらーも居たが,緊急に陸上での処置を必要とする怪我人とか病人が出たのならばともかく,既に死亡した乗組員を運ぶのに,艦に搭載されている唯一のヘリコプターを使うわけないでしょ(笑)
〔略〕
2003年は,4月に行われた太平洋艦隊の演習に参加した後,ウラジオストクでオーバーホールを行っていたようです.
2004年2月には韓国と中国を訪問,その100年前の日露戦争の際に,韓国仁川沖で自沈した帝政ロシア時代の巡洋艦「ワリャーグ」の慰霊祭を執り行いました.
2005年10〜12月に掛けて,シンガポール,インドネシア,インドを訪問し,インド洋でインド海軍と共同演習を行いました.
2006年5月には,ウラジオストクのダーリ・ザヴォートで修理中の姿が目撃されております.
本艦の書類上のホームベースはストレロク基地(アブレーク湾,シュトコヴァ17)ですが,実際には,ウラジオストクに居る事が多いようです.
▼ 2006年春から長期オーバーホールが行われていた,太平洋艦隊のミサイル巡洋艦「ワリャーグ」(スラヴァ級)ですが,本日(1月16日),修理後の洋上テストが実施されました.
ロシア国防省公式サイトより.
――――――
「ワリャーグ」は,(艦隊)構成に復帰する
2008年1月16日
今朝,太平洋艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は,修理後の洋上テストを開始した.
テストは複数の段階に渡り,1週間以上継続される.
NATOによると,このクラスのロシア艦艇は「航空母艦キラー」と呼ばれており,「ワリャーグ」は,重要な水上および地上目標への打撃を可能にする強力な多用途ミサイル複合体によって武装している.
工廠では,これに加えて,ジェット爆雷装置,魚雷発射管,異なる口径および場所の幾つかの砲を取り付けた.
テストの完了および1月20日の艦の再就役後に,親衛ロケット巡洋艦は,砲およびミサイル射撃を含む戦闘訓練の活動的な段階に入り,沿岸および洋上での任務に復帰する.
近い将来,「ワリャーグ」乗組員は,親衛艦長エドゥアルト・モスカレンコ1等海佐と共に,多種の訓練および遠征への参加を待つ.
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Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/1/16(水) 午後 10:23
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【関連リンク】
「ロシア・ソ連海軍」:親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」近影(2008年8月16日)
「ロシア・ソ連海軍」:スラヴァ級ミサイル巡洋艦「ワリャーグ」復帰(2008年1月17日〜2月11日)
「六課」:親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」近影(2009年4月6日)
「六課」:親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」,中国訪問
「六課」:ワリャーグ部隊,ツシマ海峡通過
「六課」:巡洋艦「ワリャーグ」支隊,ウラジオストク帰港
「六課」:巡洋艦「ワリャーグ」支隊,ウラジオストク帰港(ロシア国防省発表)
「六課」◆(2011/12/02)親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」,ウラジオストク帰港(2011年12月2日)
【質問】
スラヴァ級ミサイル巡洋艦3隻の近況は?
【回答】
モスクワ(121):黒海艦隊,作戦可能状態.
マルシャル・ウスチノフ(055):北方艦隊,2007年中の定期修理を計画.
ワリャーグ(011):太平洋艦隊,2007年3月現在,ウラジオストクのダーリ・ザヴォートで修理中.
太平洋艦隊のワリャーグは,昨年(2006年)の春頃からダーリ・ザヴォートに係留,
修理が開始されているので,長期のオーバーホール中のようです.
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/4/5(木) 午後 11:02
▼ その後,「ワリャーグ」(スラヴァ級)は2008年1月,修理完了.▲
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Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/4/5(木) 午後 11:02
【珍説】
このクラス〔スラヴァ級〕は現ウクライナのニコライエフで建造され,ガスタービン4基のCOGAG機関も現在のウクライナで設計,製造されたものであり,大規模な修理や改修はニコライエフでしか行えないとされる.
それらの問題から,このクラスも早予備役に編入されて,退役に至るではないかとみられている.
岡部いさく in 『世界の艦船』2007年6月号 「ロシア艦艇最新事情」
【事実】
「このクラス(スラヴァ級)」のマルシャル・ウスチノフは,1990年代半ばにサンクトペテルブルクで「大規模な修理」を行ないましたが何か?(笑)
「このクラス」のワリャーグは,現在ウラジオストクで「大規模な修理」の真っ最中ですが何か?(笑)
〔略〕
そういやソ連邦解体直後,田岡俊次氏も,『世界の艦船』で似たような事を書いていたっけね.
田岡氏の受け売りか?(笑)
ああ,それと,スラヴァ級は,ガスタービン「6」基のCOGAGですが(失笑)
(M70巡航用ガスタービン×2基,M8KFブースト用ガスタービン×4基)
そも,最近のロシア海軍では,建造された造船所まで回航して「大規模な修理」という例は少数です.
例えば,キーロフ級原子力巡洋艦アドミラル・ナヒモフ(サンクトペテルブルクで建造)は,セヴェロドヴィンスク造船所で近代化改装工事を行っていますし,
インドに売却されたVSTOL空母アドミラル・ゴルシコフ(ウクライナで建造)は,これまたセヴェロドヴィンスク造船所で,CTOL空母への改造工事が行われております.
太平洋艦隊所属の水上艦も,極東の造船所(ダーリザヴォート)でオーバーホールや定期修理するというパターンが定着しております.
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/7/26(木) 午後 6:20
【質問】
改スラヴァ級について教えてください.
【回答】
「改スラヴァ級」ミサイル巡洋艦は,2003年にサンクトペテルブルク市で開催されたIMDS2003で模型が展示されたものです.
長距離防空ミサイルシステムが,ロシア海軍の現用スラヴァ級の「フォールト」(SA-N-6)から「フォールトM」(SA-N-20)に換装されています.
「フォールトM」は,ロシア海軍の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(キーロフ級)にも搭載されており,ミサイル管制レーダー(イルミネータ)が,「フォールト」の3R41「ヴォルナ」(トップドーム)から「30N6E」(フラップリッドB)に変更され,ミサイルの最大射程が150kmに延長されているのが特徴です.
スラヴァ級は,現在,最終艦(4番艦)がウクライナの造船所で艤装途中のまま放置されており,ロシアとウクライナは,今年になってから同艦の輸出で協力する事になりました.
買い手が付くかどうかは疑問ですが,もしも購入先が決まり,顧客の要望が有れば,防空ミサイルシステムを,既にほぼ搭載済みの「フォールト」から「フォールトM」に換装する可能性も有るでしょう.
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Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜,
2007/4/4(水) 午後 8:22
【質問】
プロジェクト84巡洋艦について教えられたし.
【回答】
ソ連海軍が1950年代に計画した対空防衛砲巡洋艦プロジェクト84.
(Артиллерийский Крейсер
Противовоздушной Обороны
Проект-84)
1954年,ソ連海軍総司令官ニコライ・クズネツォフ提督の要求により,設計がスタートしました.
【対空防衛砲巡洋艦プロジェクト84】
満載排水量:14,000〜15,000トン
全長:160〜180m
幅:19〜20m
速力:32ノット
航続距離:16ノットで5,000海里
兵装:
SM-48 180mm2連装砲×4
SM-52 100mm2連装砲×6
ZiF-75 57mm4連装砲×6
搭載機:Ka-15ヘリコプター×2
外見は,先に計画されたプロジェクト82重巡洋艦(スターリングラード級巡洋戦艦)を小型化したようなものになりました.
当時,対空ミサイルの開発はスタートしていましたが,何せ,この時には「未知の兵器」であり,クズネツォフ提督は,「保険用」として従来型の砲兵装巡洋艦の開発を命じたわけです.
当初の計画では,1958年に設計を完了し,1959年から建造を開始し,1964〜1965年に就役する事とされました.
建造は,レニングラードの第189造船所(バルチースキー・ザート),二コラエフの第444造船所(黒海造船工場)で行なわれる予定でした.
プロジェクト84は,合計で5隻の建造を想定していました.
主砲は,クズネツォフ提督の要求により,180mm砲とされました.
SM-48型180mm砲は,砲身仰角-3〜+76度,最大射高23km,最大射程36km,発射速度は毎分9〜10発の対空・対水上両用砲です.
この他,対空用の100mm砲および57mm砲が装備されました.
艦尾には,ヘリコプターKa-15が搭載される予定であり,発着甲板とエレベータ,そして艦内格納庫が設置されました.
しかし,クズネツォフ提督が1955年12月に海軍総司令官を解任された為,プロジェクト84に関する全ての作業は中止されました.
<プロジェクト84二面図>
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2009/11/18(水) 午後 6:02
【質問】
プロジェクト1080ミサイル巡洋艦について教えられたし.
【回答】
1970年代初頭,ソ連海軍が計画したミサイル巡洋艦.
プロジェクト1080は,対艦でも対潜でも無く,対地攻撃用に特化したミサイル巡洋艦でした.
[プロジェクト1080]
満載排水量:15,000〜16,000t
全長:215m
幅:26m
主機:巡航用ガスタービン×2基(12,000馬力),ブースト用ガスタービン×4基(80,000馬力)
速力:30〜32ノット
兵装:
「エリブルス-M」作戦・戦術複合体
「キンジャル」高射ミサイル8連装垂直発射機×8基
AK-726 76mm連装砲×2基
AK-630 30mmガトリング砲
RBU-6000ロケット爆雷12連装発射機×2基
搭載機:Ka-25ヘリコプター×2機
乗員:450〜500名
設計を担当したのは,ネフスコイェ計画設計局です.
同局は,ソ連海軍の航空機搭載艦(空母)や揚陸艦を設計しました.
主兵装の「エリブルス」は,西側コード名の「スカッド」弾道ミサイルといった方が分かりやすいでしょうか.
「エリブルス-M」は,「エリブルス」(スカッド)の海軍型です.
全高9.7m,幅1.1m,発射重量6.7t,射程距離1,000km,弾頭は通常型です.
開発は,モスクワ熱技術研究所が担当し,1974年にスタートしました.
プロジェクト1080は,50セル垂直発射筒を4基,合計200基の「エリブルス-M」弾道ミサイルを搭載する予定でした.
「キンジャル」(SA-N-9)は,ウダロイ型などに装備されている垂直発射方式の短距離対空ミサイルです.
主機は,プロジェクト1134B(カーラ級)と同じです.
兵装を見れば分かるように,このプロジェクト1080は,対地攻撃専門の巡洋艦です.
ソ連海軍が,このような特異な艦を計画したのは,地域紛争に介入する手段としてでした.
しかし,「エリブルス-M」の開発は,モスクワ熱技術研究所が「ピオネル」弾道ミサイル(SS-20)の開発を優先する為,中止されました.
搭載ミサイルの開発中止により,プロジェクト1080も中止されました.
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2009/10/6(火) 午後 10:19
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