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◆◆◆ロシア海軍ソマリア沖派遣
<◆◆海賊横行問題
<◆ソマリア
<Africa FAQ 目次
ソマリア沖に展開するロシア海軍一覧図(2009年1月末)
Танкер ≪Московский университет≫ освобожден от пиратов
「VOR」◆(2012/08/29)ロシア人乗組員を乗せたタンカー 西アフリカ沖で乗っ取られる
「VOR」◆(2012/08/31)海賊にシージャックされたタンカー解放 ロシア人船員全員無事
「ロシア・ソ連海軍」:フリゲート「ネウストラシムイ」,ソマリアへ
「ロシア・ソ連海軍」:ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」,アデン入港
「ロシア・ソ連海軍」:ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイは,火曜日からアデン湾でパトロールを始める
「ロシア・ソ連海軍」:ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」関連ニュース3題
ソマリア海賊終了のお知らせ
「ロシア・ソ連海軍」:ソマリア海賊は,初めてロシア海軍警備艦「ネウストラシムイ」と出会った
「ロシア・ソ連海軍」:「ネウストラシムイ」,ソマリア海賊を追い払う
「ロシア・ソ連海軍」:ソマリア、「ネウストラシムイ」の援助を得て海賊と戦わんと欲っす
「ロシア・ソ連海軍」:警備艦「ネウストラシムイ」は,2008年12月末までソマリア沿岸に留まる
「ロシア・ソ連海軍」:ロシア海軍の全ての艦隊は,ソマリア海賊と戦う
「ロシア・ソ連海軍」:警備艦ネウストラシムイは,FESCOの船を護衛した
「ロシア・ソ連海軍」:ネウストラシムイ」は5隻の船をエスコートする
「ロシア・ソ連海軍」:「ネウストラシムイ」は,2008年末までアフリカの角海域に留まる
「ロシア・ソ連海軍」:「アドミラル・ヴィノグラドフ」は,ソマリア沖で5隻の船を護衛する
「ロシア・ソ連海軍」:ロシア海軍警備艦「ネウストラシムイ」,ソマリア沖より帰還(2009年2月8日)
「ロシア・ソ連海軍」:「ネウストラシムイ」,再びソマリアへ?
「ロシア・ソ連海軍」:ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」,3隻の海賊船を拘留
「六課」:大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」,ソマリアへ
「六課」:大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は,アデン湾で商船護衛任務の遂行を続ける
「六課」:大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は,ソマリア海賊を撃退した
「六課」:ロシア海軍総参謀長第一代理は語る(その3・ソマリア海賊)
「六課」:ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊はアデン湾で商船護衛を始める
「六課」:ロシア太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」,中国へ向けて出港
「六課」:ロシア太平洋艦隊ソマリア派遣隊は,亡きツシマの英雄を追悼する
「六課」:ロシア太平洋艦隊ソマリア派遣隊第2陣,対馬海峡通過
「六課」:ロシアは,拘束した海賊をイランおよびパキスタンへ引き渡す
「六課」:ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊,ウラジオストクへ帰港(その3)
「六課」:ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊,ウラジオストクへ帰港(ロシア国防省公式サイト)
「六課」:大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」艦上で海賊の取調が行なわれた
●第4次隊
「六課」:ロシア海軍第4次ソマリア派遣隊は,6月中に出港する
「六課」:ロシア海軍「派遣海賊対処水上部隊」,ツシマ海峡通過
「六課」:ロシア海軍第4次ソマリア派遣隊,ウラジオストク出港(その1)
「六課」:ロシア海軍第4次ソマリア派遣隊,ウラジオストク出港(その2)
「六課」:ロシア海軍「派遣海賊対処水上部隊」は,7月下旬にアデン湾へ到着する
「六課」:ロシア海軍第4次「派遣海賊対処水上部隊」は,10月末までアデン湾に留まる
「六課」:(2009/7/30)ロシア海軍「派遣海賊対処水上部隊」,アデン湾到着
「六課」:ロシア海軍は,貨物船捜索の為,カーボベルデへ向かう
「六課」:(2009/8/18)ロシア海軍フリゲート,貨物船「アークティック・シー」ハイジャック犯を拘束
「WP」:Russia Detains 8 in Hijacking of
Ship
「六課」:(2009/8/21)ロシア海軍はソマリア沖で商船護衛を続ける
「六課」:(2009/8/24)大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は,ソマリア沖で商船を護衛する
「六課」:(2009/9/3)ロシア海軍はソマリア沖で7隻の船を護衛する
「六課」:(2009/9/9)貨物船「アークティック・シー」は地中海へ向かう
「六課」:(2009/9/18)ロシア・中国海軍,アデン湾で対海賊演習
「六課」:(2009/9/22)ロシア・中国海軍はソマリア沖で23隻の船舶を護衛した
「六課」:(2009/10/2)ロシア海軍ソマリア派遣隊はセーシェルを訪問する
「六課」:(2009/10/22)ロシア海軍ソマリア派遣隊,マレーシア訪問
「六課」:(2009/10/30)ロシア警備艦「ラドヌイ」はセヴァストーポリへ戻る
「六課」:(2009/11/13)ロシア海軍第4次ソマリア派遣隊は11月16日に帰港する
「六課」:(2009/11/16)ロシア海軍第4次ソマリア派遣隊,ウラジオストクへ帰港
●第5次隊
「六課」:(2009/11/19)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」,ソマリアへ
「六課」:(2009/11/29)ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」,再びソマリアへ?
「六課」:(2009/12/3)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は商船護衛を開始する
「六課」:(2009/12/5)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は7隻の商船を護衛する
「六課」:(2009/12/6)ロシア海軍航空隊,ソマリア沖に進出?
「六課」:(2009/12/12)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は商船護衛を続ける
「六課」:(2010/1/4)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」の新年のスケジュール
「六課」:(2010/1/5)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」,東方へ
「六課」◆(2010/1/12)駆逐艦「アドミラル・チャバネンコ」は3隻の船舶を護衛する
「六課」◆(2010/01/19)大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」のソマリア沖海賊対処任務は1月下旬に完了する
「六課」◆(2010/1/21)ロシア海軍はソマリア海賊と話し合わない
●第6次隊
「六課」:(2009/12/28)大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」,ソマリアへ
「六課」◆(2010/1/12)フリゲート「ネウストラシムイ」,再びソマリアへ
「六課」◆(2010/1/14)ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」はスエズ運河を通過する
「六課」:(2010/1/25)警備艦「ネウストラシムイ」はソマリアへ戻って来た
「六課」◆(2010/2/1)ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」はソマリア沖で民間船護衛を続ける
「六課」◆(2010/2/5)ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾での民間船護衛を続ける
「六課」◆(2010.2.7)ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」,ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)
「六課」◆(2010.2.7)相変わらずロシアは無視したがるCNN
「六課」◆(2010/2/19)大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」は2月24日にアデン湾へ出発する
「六課」◆(2010/02/24)大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」支隊はソマリアへ出発した
「六課」◆(2010/03/02)ロシア海軍ソマリア派遣隊,ツシマ海峡通過
「六課」◆(2010/03/15)ロシア海軍は,拘留した海賊をソマリランド共和国へ引き渡す
「週刊オブイェクト」◆(2010年06月17日)ロシア海軍の海賊取り締まり方針は「捜索撃滅せよ」のみと判明
●2011年
「六課」◆(2011/12/09)太平洋艦隊ソマリア海賊対処部隊は12月10日に出港する
「六課」◆(2011/12/10)「アドミラル・トリブツ」は再びソマリア沖へ行く
「六課」◆(2011/12/11)「アドミラル・トリブツ」はソマリア沖へ向け出港した
「六課」◆(2011/12/12)ロシア海軍総司令部は2011年のソマリア海賊対処活動を総括した
「六課」◆(2011/12/14)ロシア海軍ソマリア海賊対処部隊,ツシマ海峡通過
●2012年
「VOR」◆(2012/01/22)ロシア太平洋艦隊 第7回遠征部隊 アデン湾で商船護衛
「VOR」◆(2012/02/24)ロシア ソマリア海賊退治への参加継続
「VOR」◆(2012/11/02)ロシア太平洋艦隊,対海賊国際ミッション遂行に出発
「六課」◆(2012/01/12)新たなロシア海軍ソマリア海賊対処部隊はアデン湾に到着した
「六課」◆(2012/01/16)大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」部隊はアデン湾において海賊対処任務を開始した
「六課」◆(2012/01/19)NATO海賊対処部隊司令官,大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」訪問
「六課」◆(2012/1/22)ロシア海軍太平洋艦隊第7次海賊対処任務部隊は,アデン湾を東へ進む
「六課」◆(2012/02/07)ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処任務部隊は,アデン湾で民間船を護衛する
「六課」◆(2012/02/11)ロシア太平洋艦隊第6次海賊対処任務部隊,ツシマ海峡を通過
「六課」◆(2012/02/12)ロシア太平洋艦隊第6次ソマリア海賊対処部隊はウラジオストクへ帰港する
「六課」◆(2012/02/12)ロシア太平洋艦隊第6次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻ってきた
「六課」◆(2012/02/23)アデン湾海賊対処部隊の乗員はロシア大統領選挙の期日前投票を行なった
「六課」◆(2012/03/02)アメリカとロシアの海賊対処部隊幹部は会談した
「六課」◆(2012/03/02)ロシア海軍海賊対処部隊,セーシェル訪問
新「六課」◆(2012/04/24)大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはクレタ島を訪問した
海賊対処任務に就く途上
新「六課」◆(2012/04/24) 黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフはアデン湾へ行く
新「六課」◆(2012/03/26)ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はアデン湾における任務を完了する
新「六課」◆(2012/03/27)北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはアデン湾へ行く
新「六課」◆(2012/04/07)北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはアデン湾へ向かった
新「六課」◆(2012/04/10)大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはソマリア沖への航海を続ける
新「六課」◆(2012/04/17)大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはジブラルタル海峡を通過した
新「六課」◆(2012/04/29)ロシア海軍海賊対処部隊は地中海で合流した
新「六課」◆(2012/05/03)ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻った
新「六課」◆(2012/05/16)大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはアデン湾で海賊対処任務に就いた
新「六課」◆(2012/05/25) 大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは2度目の船団護衛を開始する
新「六課」◆(2012/06/21) 大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは4度目の船団護衛を開始する
新「六課」◆(2012/07/09) アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される
新「六課」◆(2012/07/19) 大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはアデン湾海賊対処任務を終えた
新「六課」◆(2012/08/04) ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流する
新「六課」◆(2012/10/17) ロシア海軍は2013年にアデン湾海賊対処任務を再開する
新「六課」◆(2012/10/26) 大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは11月初頭にアデン湾へ向かう
新「六課」◆(2012/11/02) ロシア海軍第14次アデン湾海賊対処部隊はウラジオストクを出港した
新「六課」◆(2012/11/12) ロシア黒海・太平洋艦隊合同任務部隊は12月にソマリア沖で海賊対処任務に就く
新「六課」◆(2012/11/14) ロシア黒海艦隊アデン湾派遣部隊は11月下旬にスエズ運河を通過する
> これは,ロシア海軍が2008年10月にソマリア沖での海賊対処任務を開始して以来,最大規模の海賊対処任務部隊です.
新「六課」◆(2012/11/18) ロシア海軍のヘリ空母ミストラル航空隊はソマリア海賊と戦う
新「六課」◆(2012/11/21) ロシア黒海艦隊及び太平洋艦隊の艦船はソマリア沖へ向かう
> これは,ロシア海軍が2008年10月にソマリア沖での海賊対処任務を開始して以来,最大規模の海賊対処任務部隊です
新「六課」◆(2012/11/22) ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した
新「六課」◆(2012/12/05) 黒海艦隊艦船のソマリア行きは取り止めとなる
「六課」ACS◆(2012/12/09) 北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスク,ソマリア沖へ
「六課」ACS◆(2012/12/12) ロシア海軍はソマリア沖海賊対処任務を続ける
「六課」ACS◆(2012/12/18) 大型対潜艦セヴェロモルスクはソマリア沖へ向かった
「六課」ACS◆(2012/12/26) 北方艦隊アデン湾海賊対処部隊は英仏海峡を通過する
「六課」ACS◆(2012/12/26) ロシア海軍艦船は地中海とアデン湾へ派遣される
「六課」ACS◆(2012/12/29) 太平洋艦隊海賊対処部隊はアラビア海で新年を迎える
「六課」ACS◆(2012/12/29) 北方艦隊アデン湾海賊対処部隊はビスケー湾で新年を祝う
「六課」ACS◆(2012/12/31) ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊は新年を祝う
●2013年
「六課」ACS◆(2013/01/14) 北方艦隊海賊対処部隊はクレタ島を訪れた
「六課」ACS◆(2013/01/15) ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた
「六課」ACS◆(2013/01/17) ロシア北方艦隊海賊対処部隊はスペインのセウタ港で20万ユーロを支出した
「六課」ACS◆(2013/01/26) 北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた
「六課」ACS◆(2013/02/01) 北方艦隊海賊対処部隊は紅海へ入った
「六課」ACS◆(2013/02/04) 太平洋艦隊海賊対処部隊はセーシェル諸島を訪問する
「六課」ACS◆(2013/02/04) 北方艦隊海賊対処部隊はアデン湾で任務に就く
「六課」ACS◆(2013/02/16) ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はタンザニアを訪問する
「六課」ACS◆(2013/02/20) ロシア海軍はタンザニアで対海賊演習を行なった
「六課」ACS◆(2013/02/21) 北方艦隊海賊対処部隊はアデン湾でNATO海軍と合同演習を行なう
「六課」ACS◆(2013/03/03) アデン湾のロシア・NATO海軍合同演習は完了した
「六課」ACS◆(2013/03/04) ロシア海軍第14次海賊対処部隊は帰路に就いた
「六課」ACS◆(2013/03/06) ロシア海軍第15次海賊対処部隊はアデン湾で船団護衛を続ける
「六課」ACS◆(2013/03/08) ロシアとNATOはアデン湾での燃料補給について話し合う
「六課」ACS◆(2013/03/13) ロシア海軍第15次海賊対処部隊はアデン湾を西へ向かう船団を護送する
「六課」ACS◆(2013/03/16) バルト艦隊のフリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ行く
「六課」ACS◆(2013/03/18) フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった
「六課」ACS◆(2013/03/19) ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した
「六課」ACS◆(2013/03/21) 大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾を東へ進む船団を護衛する
「六課」ACS◆(2013/03/21) バルト艦隊海軍歩兵はアデン湾海賊対処任務に参加する
「六課」ACS◆(2013/03/24) ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊,ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)
「六課」ACS◆(2013/03/26) 大型対潜艦セヴェロモルスクは商船を護衛してアデン湾を西へ進む
「六課」ACS◆(2013/03/30) 太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった
「六課」ACS◆(2013/04/03) 北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾海賊対処任務を完了する
「六課」ACS◆(2013/04/05) 2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した
「六課」ACS◆(2013/04/05) 北方艦隊海賊対処部隊はスエズ運河を北上した
「六課」ACS◆(2013/04/05) 太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った
「六課」ACS◆(2013/04/06) 太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った (04/05)
「六課」ACS◆(2013/04/06) 北方艦隊海賊対処部隊はスエズ運河を北上した (04/05)
「六課」ACS◆(2013/04/11) 北方艦隊海賊対処部隊は地中海へ入った
「六課」ACS◆(2013/04/18) 太平洋艦隊アデン湾海賊対処部隊は釜山を去り,ウラジオストクへ向かった
「六課」ACS◆(2013/04/21) ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った
「六課」ACS◆(2013/04/24) 警備艦ネウストラシムイはドバイを訪れた
「六課」ACS◆(2013/04/27) フリゲート「ネウストラシムイ」はドバイを出港してアデン湾へ向かった
「六課」ACS◆(2013/04/30) 警備艦ネウストラシムイは3度目のアデン湾海賊対処任務に就く
「六課」ACS◆(2013/05/02) 警備艦ネウストラシムイはアデン湾で船団護送任務を開始する
「六課」ACS◆(2013/05/15) ロシア海軍地中海作戦部隊はアデン湾海賊対処任務に加わるかもしれない
「六課」ACS◆(2013/10/17) フリゲート「ネウストラシムイ」は3度アデン湾から帰ってきた
●2014年
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/05/05) ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはアデン湾で海賊対処任務に就いた
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/05/13) ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは5隻の民間船を護送した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/5) ロシア海軍太平洋艦隊艦船はスリランカを訪問する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/17) ロシア海軍太平洋艦隊艦船はベトナムのカムラン湾を訪問した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/21) ロシア海軍太平洋艦隊艦船はベトナムのカムラン湾を去り,ウラジオストクへ向かった
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/30) ロシア太平洋艦隊インド洋派遣部隊は7月1日にウラジオストクへ帰港する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/7/1) ロシア太平洋艦隊インド洋派遣部隊(アデン湾海賊対処部隊)はウラジオストクへ帰ってきた
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/8/28) バルト艦隊のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は海賊対処任務の為にアデン湾へ行く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/9/2) アデン湾へ向かうロシア海軍フリゲート「賢公ヤロスラフ」は補給船と合流した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/9/6) バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/12) ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港訪問を終え、アラビア海へ向かった
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/16) ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはパキスタンを訪れた
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/22) ロシア海軍のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は太平洋へ向かった
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/28) ロシア海軍のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」はスリランカを去り、インドネシアへ向かった
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/13) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/10/23) ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/1) ロシアはIl-38のジブチ配備をフランスに求めた
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/2) ロシア海軍第14次アデン湾海賊対処部隊はウラジオストクを出港した
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/9) ロシア太平洋艦隊及び黒海艦隊の艦船はソマリア沖へ行く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/12) ロシア黒海・太平洋艦隊合同任務部隊は12月にソマリア沖で海賊対処任務に就く
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/14) ロシア黒海艦隊アデン湾派遣部隊は11月下旬にスエズ運河を通過する
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/18) ロシア海軍のヘリ空母ミストラル航空隊はソマリア海賊と戦う
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/21) ロシア黒海艦隊及び太平洋艦隊の艦船はソマリア沖へ向かう
「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/11/22) ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した
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【質問】
ロシア海軍によるソマリア沖海賊対処任務の概要を教えられたし.
【回答】
現在,ロシア海軍は,「世界最悪の海賊多発海域」であるソマリア沖(アデン湾)で海賊対処任務に従事しています.
ロシア海軍が,ソマリア沖への軍艦派遣を最初に示唆したのは,2008年2月3日です.
その後,2008年6月3日には
「ロシア海軍は,ソマリアへ向かう為の準備が出来ている」
と発表されました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/32215825.html
実際にロシア海軍艦艇がソマリアへ向かったのは,それから約3ヶ月後でした.
2008年9月24日,海軍歩兵を乗せたバルト艦隊の警備艦「ネウストラシムイ」(プロジェクト11540)がバルチースクを出港しました.
最初の警備艦「ネウストラシムイ」派遣は,「テストケース」だったようです.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35703397.html
ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー提督は,
「最初の実験である警備艦ネウストラシムイによる与えられた課題の達成は,同地域に常時存在するロシア連邦の海軍力の果断な行動の必要性を見せました」
と言っています.
以後は,プロジェクト1155/11551大型対潜艦(ウダロイ型/ウダロイII型)が派遣されています.
これまでにロシア海軍がソマリア沖へ派遣した艦艇は,以下の通りです.
[第1次派遣隊(2008年9月24日出港,2009年2月8日帰港)]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/1039747.html
指揮官:バルト艦隊第128水上艦旅団司令オレグ・グリノフ1等海佐
警備艦「ネウストラシムイ」,中型海上給油船「エリニヤ」
2008年10月28日から2009年1月7日までアデン湾の海賊対処任務に従事
[第2次派遣隊(2008年12月9日出港,2009年4月18日帰港)]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/1039748.html
指揮官:太平洋艦隊沿海州異種兵力小艦隊司令官代理ヴィクトル・ソコロフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラドフ」,大型海上給油船「ボリス・ブートマ」,中型海上給油船「ぺチェンガ」,救助曳航船「フォーチィ・クリロフ」
2009年1月7日から3月17日までアデン湾の海賊対処任務に従事
[第3次派遣隊(2009年3月29日出港,2009年7月1日帰港)]
指揮官:太平洋艦隊第11対潜艦旅団司令イリダル・アフメロフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」,中型海上給油船「イルクト」「イジョーラ」,海洋曳航船MB-37
2009年4月27日から6月7日までアデン湾の海賊対処任務に従事
[第4次派遣隊(2009年6月29日出港,2009年11月16日帰港)]
指揮官:太平洋艦隊北東軍兵力集団参謀長・司令官第一代理セルゲイ・アレクミンスキー海軍少将
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」,大型海上給油船「ボリス・ブートマ」,海洋曳航船MB-99
2009年7月30日から10月15日までアデン湾の海賊対処任務に従事
[第5次派遣隊(2009年10月末頃出港)]
指揮官:北方艦隊第2対潜艦師団司令エフゲニー・イルザ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」,大型海上給油船「セルゲイ・オシポフ」,中型海上給油船「レナ」(バルト艦隊)
2009年12月4日からアデン湾の海賊対処任務に従事
この他,2009年2月上旬,同海域でインド海軍と合同演習を行なう為,北方艦隊の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」が短期間ソマリア沖に滞在しています.
海賊と交戦した事例も有ります.
第1次派遣隊の「ネウストラシムイ」は,3回に渡ってソマリア海賊を追い払っています.
2008年11月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35474214.html
2008年11月16日
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35532966.html
2009年1月1日
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/37064178.html
第2次派遣隊の「アドミラル・ヴィノグラドフ」は,2009年1月13日にソマリア海賊3名を拘留しました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/36597191.html
第3次派遣隊の「アドミラル・パンテレーエフ」は,2009年4月28日にソマリア海賊29名を拘留しました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38397500.html
この他に,インド訪問を終えてアデン湾へ向かっていた原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は,2月12日,ソコトラ島南東でソマリア海賊10名を拘留しています.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/37155958.html
第2次ソマリア派遣隊の「アドミラル・ヴィノグラドフ」は,中国海軍と合同で船舶護衛を行ない,海賊対処演習を行ないました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/37102226.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/37122268.html
第4次ソマリア派遣隊の「アドミラル・トリブツ」は,中国海軍と合同で船舶護衛を行ない,海賊対処演習を行ないました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/39986276.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40005355.html
アデン湾におけるロシア海軍の海賊対処行動は,NATOやEUと連携して行なわれています.
「独自活動」というのは,ただ単に,NATOやEU艦隊の指揮下に入っていないというだけです.
「ネウストラシムイ」は,,イギリス海軍フリゲートと共同作戦を行なっています.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35474214.html
「ネウストラシムイ」は,フランス海軍哨戒機「アトランティック」から連絡を受け,遭難船を救助しています.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/36485902.html
2009年12月2日,アデン湾に到着した第5次派遣隊の指揮官エフゲニー・イルザは,イージス巡洋艦「チョーシン」へ行き,第151合同任務部隊(Combined
Task Force 151)司令官スコット・サンダース少将と会談しています.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40530257.html
ロシア海軍のアデン湾での海賊対処任務は,今後も継続されます.
次回の第6次派遣隊は,太平洋艦隊の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とする部隊になります.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40624935.html
2009年4月中旬,ロシア海軍総司令部のスタッフは,ソマリア沖の海賊対処任務が,哨戒艦および大型対潜艦により遂行されると発言しました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38200351.html
この他,海軍航空隊が派遣される可能性も有ります.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40499570.html
ロシア連邦NATO駐在代表ドミトリー・ロゴージンは,
「おそらくは,航空隊の出番が有り得るかもしれません.それは海軍航空隊になるでしょう」
「そうですね,少なくとも西側は,海軍航空隊が同地に進出する事を望んでおりますよ」
と発言しました.
ロシア海軍がアデン湾に海賊対処部隊を派遣する理由は,極東方面とヨーロッパ方面を往航するロシア船舶の安全保障の為です.
例えば,ウラジオストクには,極東海上汽船会社(FESCO)という船舶運航会社があり,同社の船は,ヨーロッパ方面へ貨物を運んでいます.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38471316.html
当然,その途中で,アデン湾を通過します.
その逆に,ヨーロッパ方面から極東へ貨物を運ぶロシア船も存在します.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38680329.html
当然,その途中で,アデン湾を通過します.
ロシアの船舶運航会社も,ロシア海軍のアデン湾(アフリカの角)滞在を望んでいます.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/39153750.html
こういった「国内事情」により,ロシア海軍は,アデン湾へ艦艇を派遣しています.
2008年秋,読売新聞は,ロシア海軍は有料でソマリア沿岸の船の護衛を検討していると報じた事が有りましたが,むろん「ガセ」です.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35837272.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35908593.html
しかし,日本の「軍事専門家」は,この辺りの事情が全く分かっていません.
例えば,岡部いさく
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/okabe.cfm?i=20090310ci000ci&p=2
>ウクライナ船籍のファイナ号にはウクライナ人だけではなくロシア人も3人乗り組んでいました.
>それが海賊の人質になったためか,ファイナ号乗っ取りの直後に,
>ロシア海軍は新鋭フリゲイト・ネウストラシムイをバルト海からソマリア沖の海賊対処に派遣することにしました.
ネウストラシムイが出港したのは,ファイナ号が乗っ取られる前ですが何か?
だいだい,基本的に寒冷地での作戦しか想定していないロシア海軍が,アデン湾で作戦行動を行なう為には,出港する前(1ヶ月くらい前)から,熱帯地用の特別な準備を行なう必要があるわけだが.
あと,艦もドック入りして整備する必要が有るね.
ロシア海軍は,1ヶ月前からファイナ号乗っ取りを予測していたんですか?(爆笑)
岡部いさくは,ロシア海軍が「メンツ」や「自国の存在誇示」だけでアデン湾に艦艇を派遣していると思い込んでいるようです(失笑)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/okabe.cfm?i=20090317ci000ci&p=3
>中国,ロシア,インドのように,海軍艦艇をソマリア沖に派遣することで自国の存在を誇示したい国
岡部いさくは,ロシアにもアデン湾を通航する民間船舶が有る事を知らないようです.
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2010/1/5(火) 午後 0:36
【質問】
なぜロシア海軍はソマリア沖の船団護衛活動に熱心なのか?
【回答】
たとえば,
――――――
【「アドミラル・パンテレーエフ」は,アデン海峡から最初の船舶キャラバンを通過させた】
ウラジオストク,5月4日(ロシア通信社ノーボスチ特派員アナトーリー・イリョーホフ)
アフリカの角において海賊鎮圧の国際任務へと参加する太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は,最初の商船キャラバンのアデン湾通航に取り掛かった.
月曜日(5月4日),太平洋艦隊の情報・広報サービス代表は,ロシア通信社ノーボスチに伝えた.
〔略〕
「5月2日夕方,ウラジオストク時間で日曜日(5月3日)の朝,大型対潜艦"アドミラル・パンテレーエフ"は,極東海上汽船会社(FESCO)のコンテナ運搬船"ディオミド"を含む6隻の船舶から成る多国籍キャラバンの通航を開始しました.
(キャラバンは)太平洋艦隊軍艦の保護の下,アデン湾西部地点から東方へ向かいます」
と,太平洋艦隊代理人は述べた.
〔略〕
――――――
記事中に出てくる
「極東海上汽船会社」
Дальневосточное морское
пароходство
(Far East Shipping Company, FESCO)
は,ウラジオストクに本社が有るロシアの船舶運行会社です.
従業員は総計約3,400人,所属船舶は68隻です.
同社の船は,極東方面とヨーロッパ方面を行き来しており,当然,その途中で「海賊多発海域」アデン湾を通過します.
むろん,同社以外にも,ヨーロッパ方面と極東方面を行き来する,つまり,アデン湾を通過するロシア船は多数有ります.
ロシア海軍がアデン湾(ソマリア沖)の対海賊作戦に加わっているのは,まず第一に,こういった国内事情が有るのです.
日本では,この辺りの事情は全く知られていないか,或いは無視されていますが.
ウラジオストク南西にあるFESCOの停泊所
今回,「アドミラル・パンテレーエフ」に護衛された同社所属のコンテナ運搬船「ディオミド」
「ロシア・ソ連海軍」,2009/5/4(月) 午後 8:54
青文字:加筆改修部分
【質問】
ロシアは独自行動なんですね.
でもミサイルフリゲート一隻で足りるんでしょうか?
キズメガネ in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
青文字:加筆改修部分
【回答】
とりあえず,ロシア製戦車とロシア人船員を積んでハイジャックされたままのウクライナ船籍のファイナ(Faina)を見守るという任務に就くんだそうです.
それ以外にも,ネウストラシムイのイゴール・ディガロ(Igor
Dygalo)海軍大佐によると,米国やフランス,そのほか各国艦艇と協調してさまざまな任務に就くとのこと.
http://en.rian.ru/russia/20081022/117882030.html
「独自行動」というのは,CTF-150(指揮は各国で持ち回り)の指揮下には入らないということなんだと思います.
米国はファイナ周辺に6艘出しているとのことなので,それと比べると少ないですね.
バグってハニー in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
青文字:加筆改修部分
なお,その後,続々と増強されていっています.
【質問】
「アークティック・シー」失踪事件について教えられたし.
【回答】
http://www.rian.ru/defense_safety/20090908/184229103.html
によれば,15名のロシア人乗員が乗る乾燥積荷船「アークティック・シー」は,フィンランドからアルジェリアに向かう途中の2009年7月末,謎の失踪を遂げた後,8月16日,カーボベルデ近郊の大西洋上で発見された.
取調べの情報によると,「アークティック・シー」は,8名のエストニア人,ラトビア人,ロシア人によって乗っ取られた.
ロシア連邦海軍警備艦「ラドヌイ」は,一発も発砲する事なく,船の乗組員を解放した.
もともと,警備艦「ラドヌイ」は,3隻の揚陸艦と共にバルト海で2009年9月に実施される演習「ザーパド(西方)2009」に参加する為,セヴァストーポリを出港し,バルト海へ向かっていた.
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/39739352.html参照)
その途中で,貨物船「アークティック・シー」の捜索を命ぜられた.
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/39775825.html参照)
日本のメディアは,ロシア海軍が「アークティック・シー」の捜索・救出の為,わざわざ軍艦を出動させたと思っているようですが,それは違います.
大西洋で消息を絶った船を捜索するのであれば,バルト艦隊の艦(例えばネウストラシムイとか)が派遣されていますよ.
演習「ザーパド(西方)2009」は,昨日(9月8日)からバルト海で始まっており,
http://arms-tass.su/?page=article&aid=75236&cid=44
によると黒海艦隊,北方艦隊,バルト艦隊の艦艇が参加しているとの事ですから,「ラドヌイ」と一緒に出港した黒海艦隊の3隻の揚陸艦は演習に参加しているようです.
メディアはまた,乾燥積荷船が材木だけを運んでいなかったとの推測を書き立てた.
とりわけ突出した異説では,麻薬や遠距離ミサイルS-300とされていた.
ロシア連邦検察庁付置取調委員会(СКП)が火曜日に報告したように,調査グループは「アークティック・シー」号の点検を行ない,申告された運搬品である材木および板材以外の積荷が存在したか否かを明らかにしなかった.
「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2009/9/9(水) 午後 8:36
青文字:加筆改修部分
【質問】
ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフは,どんな人物なのか?
【回答】
2011年12月10日,ロシア海軍太平洋艦隊のソマリア海賊対処部隊がウラジオストクを出港しました.
[「アドミラル・トリブツ」はソマリア沖へ向け出港した]
今回のソマリア海賊対処部隊は,この3隻です.
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
海洋救助曳航船MB-37
ロシア海軍ポータルサイト『フロート・コム』より.
【次の太平洋艦隊艦艇支隊は,船舶航行の安全保障を提供する】
2011年12月12日
今回のソマリア海賊対処部隊指揮官は,第44対潜艦旅団司令イリダル・アフメロフ1等海佐です.
[イリダル・フェルディナンドヴィッチ・アフメロフ]
イリダル・フェルディナンドヴィッチ・アフメロフは1965年8月7日,カザンに生まれました.
現在46歳です.
1987年に太平洋艦隊マカロフ記念海軍高等学校を卒業し,カムチャツカ小艦隊所属の警備艦「ストロゼヴォイ」に配属されました.
1994年以降,第44対潜艦旅団所属の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」通信長,大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」副長を務めました.
2003年にクズネツォフ海軍大学校を修了し,大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」艦長に任命されました.
2008年6月7日,第44対潜艦旅団司令に任命されました.
少尉に任官してから一貫して対潜艦で勤務しており,そのほとんどがウダロイ型です.
つまり,対潜水艦戦闘のエキスパート,の筈です.
今回,彼の「旗艦」となる大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は,彼が29歳の時に初めて勤務したウダロイ型です.
アフメロフ氏は,以前にも海賊対処部隊指揮官としてアデン湾へ2回行っています.
1度目は,2009年に大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(かつて彼が副長を務めた艦)に乗って行き,4月29日,ソマリア海賊29名を拘留する成果を上げました.
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊,海賊を拘留]
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊,海賊を拘留(イタルタス通信)]
この時の動画
【Russian marines captures the pirates and
destroys enemy ship】
1:19辺りからのやり取り
負傷したまま転がっている海賊「見て下さい・・・これは漁船です・・・漁船ですよ・・・」
海軍歩兵「なぜ貴様は俺に嘘をつくんだ? これのどこが漁船だ?!」
あとで海賊船は沈められました.
『ニコニコ動画』にも同じ動画がアップされています.
【拿捕したソマリアの海賊船を調査後爆破するロシア海軍】
「ロシアは怖い」「ロシアは横暴だ」というのが,一般的な感想のようです.
2度目は,2010年に大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」に乗って行き,5月5日にはロシアのタンカー「モスクワ大学」をソマリア海賊から救出しました.
この時,拘留した海賊10名をその場でボートに乗せて,海上に放逐し(当然ながら彼らはその後死亡),国際的に問題視されました.
日本でも話題になりました.
が,ロシア本国では,全く問題視されず,アフメロフ氏は英雄として迎えられました.
ロシア連邦政府や海軍総司令部から見れば,アフメロフ氏は,海賊対処任務で最も成果を挙げている海軍士官という事になるからです.
例え,その手法に問題が有ったとしても・・・
他のロシア海軍海賊対処部隊は,ここまでの強硬手段は取っていない事から見て,アフメロフ氏は,「敵」に対しては情け容赦ない人のようです.
対潜戦闘の専門家の筈のアフメロフ氏には,ソマリア海賊との戦いは全くの「畑違い」なのですが.
日本では,ロシア海軍はソマリア海賊に容赦ないというイメージが定着していますが,正確には,アフメロフ氏がソマリア海賊に容赦ないと言うべきでしょう.
ロシア海軍にだって,様々な人が居るんだからね.
海賊対処任務部隊の指揮官にしたって,事なかれ主義の人も居れば,アフメロフ氏のように積極的に戦闘を望む人も居るだろうし.
ロシア海軍にしてみれば,必ずしもソマリア海賊と積極的に戦う必要はありません.
言い換えれば,積極的に海賊を捜し出し,撃滅する必要性は皆無なのです.
「ロシア海軍はアデン湾で海賊と戦う」というのは,あくまでも単なるスローガンに過ぎません.
ロシア海軍アデン湾派遣部隊の最優先任務は,海賊の撃滅ではなく,護衛する民間船を海賊から護る事,つまり,民間船を海賊に乗っ取られない事です.
海賊と戦闘にならず,無事に商船キャラバンを通航させれば,それに越した事はないのです.
ロシア側の報道を見ても,
「ロシア海軍艦艇支隊は,アデン湾で商船コンボイを無事に先導した」
などといった記事がほとんどを占め,ソマリア海賊と戦火を交えた例は「レアケース」です.
日本では,その「レアケース」ばかりが大々的に取り上げられているに過ぎない.
ロシア海軍アデン湾派遣部隊の将兵達は,例えソマリア海賊と直接戦火を交えなくとも,滞りなく任務を果たして帰還すれば,「彼らはアデン湾で長期の戦闘当直任務に就き,立派にその任務を全うした」と称賛され,海軍軍人として「箔がつく」のですから.
2010年7月,アフメロフ氏はメドベージェフ大統領から,「祖国への貢献に対する」勲章を授与されました.
写真右側がアフメロフ氏です.
ロシア側の報道を見ても,アフメロフ氏は英雄扱いです.
いちおう,彼が海賊10名を死なせた事を報じている所もありますが,それほど大きくは扱われていません.
【太平洋艦隊艦艇支隊はアデン湾海域へ行った】
このページの動画で,0:31から登場する士官がアフメロフ氏です.
アデン湾へ行く度に,ソマリア海賊を血祭りにあげている「猛将」アフメロフ氏ですが,今度も何かやらかすのでしょうか・・・・?
ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2011/12/14(水) 午後 10:14
青文字:加筆改修部分
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