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「VOR」◆(2013/03/29) サイバー安全保障のスペシャリスト諸氏,日本警察で中国語・ロシア語を習得する
『公安は誰をマークしているか』(大島真生著,新潮新書,2011.8)
『スパイと公安警察 実録・ある公安警部の30年』(泉修三著,バジリコ,2009.1)
『秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』(竹内明著,講談社,2009.1)
【反論】
これ以上警察の情報収集能力を高めることは反対.
警察は公安を切り離せよ.
だいたい何で警察が,防衛情報にまで幅を利かせているんだ?
【再反論】
相手が正規軍ならともかく,現在の情勢だと,自衛隊と警察の情報の収集対象はかなり被るね.
どちらも国内でテロリストが攻撃を行うことを警戒しているし,警察は予防と取締り,自衛隊はそれらとの戦闘に備えて情報を集める必要がある.
あと,防衛庁には警察からの出向もいるし(こっちは政治的理由だが)
過去の安保闘争などは,自衛隊の治安出動が必要になる程の戦力ではなく,また政治的にも自衛隊が出動するのは非現実的だったから,警察が対応せざるを得なかった.
しかし近年,例えば地下鉄サリン事件などを見ても,自衛隊が攻撃に対処することが必要な場合もある.
だから,警察だから,自衛隊だからということではなく,統合的に運用することが必要だと思うけどな.
自衛隊が収集した情報が警察にとって有用な場合もあるし,その逆もある.
そういう考えがあるからこそ,治安出動に備えた演習が,あちこちで行われているんでないの?
警察の情報収集能力が高まることが問題なのでなく,それをなるべく他の機関で共有できる環境がないのが,問題だと思うけどな.
ま,結局は政治の話なわけだが.
軍事板,2003/04/01
青文字:加筆改修部分
【反論】
警察と防衛庁の情報関連の関係は,警察が防衛庁の情報を一方的に吸い上げていくだけで,つまり警察と防衛の関係は”対等じゃない”んだよ.
まぁ,警察は一流官庁だけど,防衛庁は(最近は力をつけつつあるけど)三流官庁だから仕方ないけど.
治安出動でも,統合作戦の主導権を持つのは間違いなく”警察”で,警察が”ノー”と言ったら防衛は何もできないよ.
(ただしケースによっては,責任を恐れるあまり,防衛に一任することもあるとは思うけど)
あと,国内の情報機関でも,警察が突出しているんじゃないかな.
やっぱり,情報を持つとどうしても強くなってしまうから,あまりに多くの情報を持つべきではないと思うよ.
ついでに言えば,警察出身の政治家や国家公安委員会を経験した政治家は,その情報を使って選挙対策を有利に進めたりしてる上に,政敵の動向を調べてるらしい.
【再反論】
それはアンチ警察にはなっているが,日本がどのように情報収集し,それをどう処理して活かしていくかという事にはなっていない.
というか,警察の自衛隊の統合運用自体がまだ流動的なのに,主導もへったくれもないと思うが.
治安出動要件に関しては,治安を乱す事態が起きた場合は警察,海上保安庁がまず動いて死ぬの決まりなっているので,こいつらが弱音を出さない限り,出動決定が難しいということならば分かるが.
いずれにしても統合運用とは,1000年以上の昔から日本に根付いた合議を乗り越えて,いかにトップダウンで役所を動かすかがポイントだからな.
今の延長線上で語ってもそれは,俺の発言意図とは乖離している.
【再再反論】
統合というか合同というか,前の治安出動の訓練も警察庁が防衛庁に声をかけたからこそ実現したんだろうけどな.
防衛庁が警察庁に声をかけても実現はしないよ.
>俺の発言意図とは乖離している
これは同意.
>治安出動はこいつらが弱音を出さない限り出動決定が難しい
法律面での整備(警察・防衛間での治安出動協定や自衛隊法)での整備は終わっているから,警察庁次第だな.
>日本がどのように情報収集し,それをどう処理して活かしていくか
情報の運用で理想的なのは官邸あたりにでも,警察・公安・外務・防衛あたりで「統合情報組織」でも作ることだけど,まぁこれは,官邸の力が強くなる(逆にいえば官庁は弱体化する)ので,官庁がそろって反対している.
でも,官庁の垣根を越えて運用するのならば,自分たちよりも大きな力を持つ組織が運用する必要があると思うよ.
今なら官邸だけど,理想でいえば平時からしっかりと,どんな危機がおきても対応できるように(パニックにならないように)訓練された組織は必要だと思う.
軍事板,2003/04/01
青文字:加筆改修部分
【質問】
新新FAQに
>いまでも世界中(モチロン日本でも)の秘密警察が用いております.
って書いてあるんだけど,日本に今でも秘密警察あるの?
あと,防諜のために停電をわざと起こすようなこと日本でもやってるの?
【回答】
警察の公安部は一応,「秘密警察」の定義に入る.
定義はwikiだとこうなってる
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%98%E5%AF%86%E8%AD%A6%E5%AF%9F
その他だとこう.
http://pol.cside4.jp/gaikou/47.html
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E3%81%B2%E3%81%BF&match=&itemid=17216300
というか,秘密性が高いところから通称として秘密警察って言われて広まっただけのような.
したがって,公安警察を「秘密警察(機密警察)」と呼ぶかどうかは,個人の自由ということで.
でも,一応の日本の法律では「政治犯」「思想犯」に分類される犯罪も,それを罰する刑罰もないので,日本の公安警察を「秘密警察」と呼ぶのが一般的か?といえば,多分呼ばない.
次に電波傍受のほうだが,警視庁公安部には電波情報収集の部署がある.
公表されてるのが正しいなら,府中に本部がある.
ただし,
>防諜のために停電をわざと起こす
なんて事例は,日本では聞いたことがない.
スパイ防止法さえ日本にはない,という事実と合わせて考えると…….
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
「サクラ」の誕生は?
【回答】
戦後直後,武力革命を標榜した日本共産党などの左翼集団によって,日本全土で治安が悪化した頃に,GHQ指令によって創設されたという.
以下引用.
「サクラ」が一般の目に触れることになったのは,これまで一度だけだ.
1985年に発生した日本共産党幹部宅盗聴事件である.
その時,極秘機関≠ニして「サクラ」の文字が誌面に何度も乱舞した.
だがそれでも,その巨大なシステム≠フほんの一部が露顕したに過ぎなかった.
例えば,かつて「サクラ」が全盛の時代,その人数は全国都道府県警察に属する公安警察官の実に3分の1以上にのぼっていたという事実を想像し,理解することは難しいだろう.
また,それら数万名にものぼる公安警察官の活動の全てを,東京・警察庁のある部門で一括指揮していたという姿も,なかなか飲み込めないかもしれない.
〔略〕
アメリカ軍を主体とするGHQは,悪名高い特別高等警察の解体を含め,国家警察そのものを粉砕した.
だから戦後数年間,地方警察がバラバラに治安を維持していた.
ところがである.
武力革命を標榜した日本共産党などの左翼集団によって,日本全土で治安が悪化し,GHQの能力の限界を超えた.
そのため,日本人の手に治安権限を委譲することに迫られ,まず全国警察を束ねる組織,国家警察が復活した.
GHQが真っ先に日本国家警察に要求したのは,治安維持の実行部隊である機動隊の創設だけではなかった.
密かにもう一つの秘密指令を発した.それが「サクラ」の誕生だった.
「サクラ」に与えられた任務は,日本共産党や過激派集団の組織,メンバーの実態を掴み(実態解明作業),違法行為者の検挙(容疑解明作業)することであり,そのためには組織内部から情報を入手して破壊工作を防圧≠キること,つまり組織内に協力者を獲得し,運営することが急務とされた.
だが,その予算や装備は絶対的に不足していた.
そのため,アメリカ情報機関がその支援を行った.「サクラ」はアメリカ情報機関によって支えられた――決して明らかにされることはない秘史である.
だが当時は,綺麗ごとでは済まされないほど治安状況は悪化していた.
そのため,秘聴や封書開封がなされることもあった.
このあたりの様子から,公安警察についてダーティなイメージが作り上げられてゆく.輪をかけたのが日本共産党や過激派による徹底した宣伝工作だ.公安警察=悪者というイメージを日本人の心に植え込んだ≠フだ.
麻生幾 in "SAPIO" 2004/12/22号,p.23-24
ただし,本情報は「麻生幾」「SAPIO」のコンボなので,クロス・チェックを各自で行われたし.
「サクラ」のやっている(とされる)ことが,公安調査庁と被っているような気もするのだが…….
【質問】
「サクラ」はどのような活動を行っているのか?
【回答】
協力者を獲得しての情報収集活動であるという.
以下引用.
「サクラ」の任務は「協力者獲得作業」の一言に尽きる.
それは鉄壁なシステムによって運営されていた.
ファースト・ステップは工作会議における獲得作業対象の選定だ.
そして,いかにして相手を獲得していくのか,その作戦を綿密に立てる.
対象者の広範囲探索(コウタン),基礎調査(キチョウ),接触(マルセツ),獲得,育成というレベルにおいて綿密な手順を作り上げるのだ.
ゴーサインを出すのは彼らが所属する部門(組織管理上)の長ではない.全てが東京にいる「ある人物たち」にお伺いを立てるのだ.
東京・警察大学校.その一角にある部屋へ全国から「サクラ」要員が出向き,10数名ほどの「指導」と呼ばれた係員から直接的に指揮を受けた.
そここそが「サクラ」の心臓部だった.
トップはキャリアの理事官.彼は「サクラの校長」という符号で呼ばれた.
その下に1名の理事官付,さらに対象ごとに「指導」の係員が存在した.
キャリアは2年ほどで替わっていくが,「指導」の係官こそ実質的な「サクラ」の指揮官たちであり,全国公安警察を一手に束ねたのだ.
「サクラ」の掟≠ヘ鉄壁無比なものだった.
最も過酷なことは,獲得作業がスタートすると,常に「指導」たちへの細かい報告が求められたことだった.
特に4半期に1度の報告は「シーズン・レポート(SR)」と呼ばれ,公安警察官を震え上がらせた.
そして獲得作業の手順とその成果について,「指導」から徹底して追及されたのだ.
「サクラ」の凄さと恐怖は,この「SR」にこそある,と語るOBもいるほどだ.
麻生幾 in "SAPIO"2004/12/22号,p.24
「指導」が公安警察官たちに絶大な威力を持っていたのはそれだけではない.
最も大きいものが「予算」だ.「拠点設営費」,「作業費」,そして情報提供の「報酬金」の全てが国家予算から賄われ,つまりは「指導」が握っていた.
だからこそ「指導」の言葉は絶対であり,神≠ニも同じ存在となった.
その一方で,目標を達成した公安警察官は褒め称えられた.東京で盛大かつ密やかな表彰式が警察庁長官列席の上,執り行われてきた.
麻生幾 in "SAPIO"2004/12/22号,p.24-25
ただし,本情報は「麻生幾」「SAPIO」のコンボなので,クロス・チェックを各自で行われたし.
【質問】
「サクラ」は「チヨダ」,さらに「ゼロ」へと改編されたことで,能力はどのように変化したのか?
【回答】
「チヨダ」への改編では,外事警察を指揮下に置くことで,かえって強化されたという.
「ゼロ」への改編では,一括指揮していたシステムを廃止.役割はそれぞれの部門に分散されたが,全国規模で対処すべき案件に対して弱体化したのではないかという懸念の声もあるという.
以下引用.
名前を「チヨダ」に変更し,「指導」たちの場≠煢焜槙ヨの警察合同庁舎内へと密かに移転した.
しかし弱体化したかといえばそうではない.逆に強化された.
それまで外国の諜報活動と戦う「外事警察」の協力者獲得作業は「サクラ」とある部分,一線を画していた.
だが,外事警察独自の「指導」の机が,「チヨダ」の「指導」たちの横へ引っ越し≠ニいう形で「チヨダ」の全指揮下に入ったのである.
さらにオウム真理教事件を契機に,またこの名前がマスコミに漏れ,再び名前が「0(ゼロ)」に変えられた.今度こそ存在を消す≠ニいう思いが込められたのである.
〔略〕
変化はそれだけではなかった.
日本共産党を主敵≠ニするのはあまりにも時代にそぐわなくなったからだ.北朝鮮の脅威,国際テロ,組織犯罪…….今,そこにある危機≠ェ明らかに変化していった.いつまでも山深い日本共産党支部に協力者を獲得する時代ではなくなったのだ.
警視庁には「公安総務課」という「サクラ」の要員だけで発足した組織がある.
数百名を抱えるこの巨大組織に課せられた任務は,その殆どが日本共産党の調査であり,まさに「サクラ」の象徴だった.
だが,時代の波がここをも襲った.
オウム真理教事件での華々しい活躍以降,公安総務課は,外国人による組織犯罪やイスラム過激派対策の任務も付与された.
また,追尾や視察などを専門とする「特殊部隊」的な部門も誕生した.
そして3年前.「サクラ」から生き続けたこのシステムは,ある歴史に幕を閉じた.
それは「0(ゼロ)」名称がなくなっただけではなかった.
全ての部門の「協力者獲得作業」を一括指揮していたシステムを廃止.役割はそれぞれの部門に引き渡されることになった.各部門の専門性,複雑性が高まったこと――つまりは時代の趨勢――で,一括指揮することへの矛盾が発生したからだ.「0(ゼロ)」の指揮官が警察庁内で幅を利かすことへの批判も根底にあった.
だが現在,危惧する声が警察内部にもある.
つまり,オウム真理教事件では,電撃的な指示が「チヨダ」ラインで全国を瞬時のうちに駆け巡り,逃亡幹部の逮捕や,隠匿していた劇薬物の押収にも成功した.
再び全国規模で対処すべき犯罪集団が現れたらどうするんだ,と.
麻生幾 in "SAPIO" 2004/12/22号,p.25
ただし,本情報は「麻生幾」「SAPIO」のコンボなので,クロス・チェックを各自で行われたし.
【質問】
公安警察の刑事の特色は?
【回答】
北朝鮮嫌いや過激派嫌いが多いという.
また,実務に当たっては違和感のない風貌でいることが多いとか.
以下引用.
警察内には様々な部署がある.
それぞれが地域防犯や生活安全に重要な役割を担っているのだが,実際に警察に入ると,
「自分は将来,○○課で働きたい」
というふうに展望を抱くようになる.
もちろん,所属部署の好みは個人差によるところが大きいのだが,現実問題として凶悪犯人を追い詰めたいというアクティヴな性格を持つ者は,殆どが私服で捜査ができる刑事になりたいという意識を持っている.
特に最近では「捜査系」「生活安全系」「公安系」の刑事になりたいという希望者が圧倒的に多い.
捜査系はいわゆる殺人,傷害,詐欺,汚職,窃盗,暴力団関係といった事件を担当する.
生活安全系には水商売がらみの捜査に加え,銃器や麻薬の取締が含まれているので,風俗関係が好きな人にはいい職場といえる.
また,北朝鮮嫌いや過激派嫌いといった傾向の人には公安希望者が多いのが実情だ.
北芝健著『警察裏物語』(バジリコ,2006/6/16),p.65
潜入捜査をはじめとする特殊任務をこなす公安の刑事はもっと,バラエティーに富んでいる.
かつて過激派を捜査の対象としていた公安一課には,極左っぽい風貌の人もいるが,総じて町工場の事務員といった風情.ちょっと見た感じはぎりぎりホワイトカラーというところだ.
中には長髪の者もいるが,カジュアルな雰囲気がこの課の刑事の特徴と言えるだろう.
労働団体を担当してきた公安2課は,一課と違ってブルーカラー・タイプが圧倒的に多い.
刑事は担当する分野によって,違和感のない風貌でいることで,捜査をより円滑に進めているのだ.
北芝健著『警察裏物語』(バジリコ,2006/6/16),p.44
【質問】
刑事警察と公安警察との間には,対立はあるのか?
【回答】
以前はあったが,今は組織変革によって対立は緩和されたという.
以下引用.
警察組織の中で刑事警察と公安警察は激しく対立していた.
それが,2003年4月に「組織犯罪対策部」ができたことで変わった.
これは刑事警察と公安警察が融合された,警察機構最大の変革といえる.
この変革の大きな遠因となったのは,昭和50年代に起きた「連続企業爆破事件」だった.
大地の牙というテロ組織が次々と大手企業をターゲットに犯罪を重ねた事件だ.
このとき,刑事と公安が捜査一課の特別捜査本部の下に入り,捜査を始めた.
ところが,公安部だけは特別に,かつて消防庁の入っていたビルの一室に「極左本部」というのを秘密裏に作っていた.
ここが東アジア反日武装戦線「大地の牙」という組織を検挙してしまった.
刑事警察には公安の独自の捜査が全く知らされていなかったので,刑事警察の刑事たちは激怒した.
〔略〕
捜査一課の特別捜査本部は全く蚊帳の外に置かれてしまった.
この時,刑事警察と公安警察が殴り合いこそしないものの,お互いが反目し合うという異常な状況になってしまった.
しかし,その後は公安と刑事が表立って反目するようなことはなく,オウム真理教による凶悪なテロ事件では,むしろ公安と刑事が足並みを揃え,協力し合うような形で事件解決に当たった.
2002年9月27日,新宿・歌舞伎町の喫茶店「パリジェンヌ」で関東の広域組織,住吉会の二次団体「大昇会」の幹部が,中国東北部出身のマフィアらによって銃で頭を撃ち抜かれ,殺害されるという事件が起きた.
これを機に
「外国人マフィアvs日本人ヤクザ」
の抗争の図式が一気に表面化し,歌舞伎町は戦乱状態に陥った.
こうなると外国人犯罪だから公安が担当するとか,日本の組織暴力団の事件だから捜査4課が担当だというような明確な住み分けができなくなった.
この事件の半年後の2003年4月,警察機構は大きく変革され,それまでの刑事部と生活安全部,公安部の一部を合体させ,新たに組織犯罪対策部を立ち上げた.
北芝健著『警察裏物語』(バジリコ,2006/6/16),p.190-191
ただ,組織が合体したからといって,簡単に仲直りができるような単純なものでもないと思えるのだが.
なお,北芝はこんな「協力」エピソードも紹介している.
I巡査部長はボディビルダーで第2機動隊の潜水班にいたころから新宿2丁目に出入りし,美少年と酒を飲んでは少年を酔っ払わせ,自宅のアパートに連れ込んでいるという噂が絶えなかった.
ところが,このI巡査部長が所轄に移動してきたのだ.
しかも,このIの態度が極めて悪い.下の者に当り散らす一方で,上司にはぺこぺこ頭を下げながらおべっかを使う.
そんな様子を見ていて,周りからのIの評判は極めて悪かった.
そこで,ある男が公安部の刑事に頼んで,Iの持ち物を調べてもらった.
すると,ロッカーにしまいこまれたIのショルダーバッグの中から,ホモ雑誌が出てきたという報告があったのだ.
噂は本当だった.
北芝健著『警察裏物語』(バジリコ,2006/6/16),p.32
【質問】
大森義夫とは?
【回答】
メール・マガジン「国際インテリジェンス機密ファイル」,2008/12/23付によれば,元内閣情報調査室室長.
1939年生まれ.
63年東京大学法学部卒と同時に警察庁に入庁,香港総領事館領事,警視庁公安部長,警察大学校長などを経て93年内閣官房に出向し,内閣情報調査室長.
同年NECに入社,常務,専務などを経て04年6月から顧問.
05年には外務省の「対外情報機能強化に関する懇談会」座長.
詳しくは同メルマガを参照されたし.
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