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DOD Dictionary of Military and Associated Terms
DSI日米国防組織情報(訳語に便利)
タームワークス(軍事用語日米対訳)
【質問】
軍事用語の英訳に自信がない場合,どうやって調べたらいいでしょうか?
【回答】
1 2ch.英語板で該当するスレッドを探す
2 英会話学校に入り母語を英語とする講師に質問する
3 ネットで英作文を添削してくれる商売があるから,それを利用
4 " "で括ってはググり,そいう並べ方をしている人が英語圏にいるか,延々と探す
……という手がある.
残念ながら,兵器関係の英語を読める人は多いんだけど,書ける人はまだまだいないよん.
レスはあんまし返ってこない可能性が高い.
軍事板
【質問】
軍事用語等で分からないものがあるとき,英語圏の人にはどういうふうに質問すればいいのか?
【回答】
メール・マガジン[軍隊式英会話術] vol.05(2008/8/1付)によれば,
(1)まず「分からない」という事実を伝える.
分かっていないのに,あいづちをうったり微笑んでいたりすると,話がどんどん先に進んでしまい,あとあと気まずい思いをすることになる.
(1-a) その場で会話を止める.
"Excuse me"
"Pardon me"
"Sorry"
(1-b)次に,何が分からないのかを伝える.
"I don't understand what you just said"
(今言ったこと分かりません)
"Pardon me. Would you paraphrase it
in easy English?"
(すいません.簡単な英語で言ってください)
(1-c)軍事用語(military terminology)は,辞書に載っていない場合もある.
略語(abbreviation)等.
"Sorry. I am not following you. What
do you mean by TDY or FTX?"
(すいません.あなたの言っていることが分かりません.TDYとかFTXって何ですか?)
"Excuse me. You lost me here. Would
you paraphrase in normal English?"
(すいません.分からなくなりました.普通の英語に言い直していただけませんか?)
詳しくは,同メール・マガジンを参照されたし.
【質問】
偏見かもしれんが,元自衛官の翻訳はおおむね当てにならないような気がするのですが?
出版社も経歴だけで翻訳を任せるなよ.
【回答】
それは「トム・クランシーの海兵隊」のことかー
!
翻訳関係はインターネット普及以前と以後で,事情が著しく異なります.
事典をネットで拾え,かつウィキペディアという百科事典があり,各種公開情報や新聞データベースを無料で閲覧できる今では,単語レベルでの訳語選択は極めて楽になりました.
また,原文の背景調査などもネット上で詳しいサイト,きちんとした権威あるサイトを知っておけば段違いにはかどります.
一方でネットが普及したことで,家庭翻訳者やSOHOなどが翻訳界に出現し,翻訳用ソフトの導入で,原文の文脈や背景を知らなくても一応,単語レベルでは適切に日本語化できる能力のある人や企業が増えましたが.
ネット上のエントリで,良訳を無料で閲覧できるとなると,読み手はそれを基準に考えますから,良訳できる人以外の二番手にとっては,きつい世の中になったとも言えます.
そして,軍事の専門家が翻訳スキルもちとは限りませんから.
訳語選択が正確になれば,そりゃプロ翻訳者の訳文のほうが読みやすいでしょう.
翻訳英文法とか読むと,なかなか難しいようです.
ちなみに,「誤訳の多い軍事用語」でぐぐると,出てくるページがちょっとオモシロイ.
軍事板,2009/07/01(水)
青文字:加筆改修部分
【質問】
自分自身で翻訳しようとすると,人名一つ訳すのに挫折しそうなのですが.
【回答】
人名は割りと簡単.
ぶっちゃけネイティブに喋らせればよい.
ネット上でも(結局は合成音だけど),テキスト入れるだけで音がでる.
それも英語ならイギリス,アメリカ,オーストラリア,カナダと結構幅広くやってくれる.
これが普段使ってるところ.
http://tts.loquendo.com/ttsdemo/default.asp?page=id&language=en
まれにWとかYの発音がおかしかったり
(フランス語やスペイン語でスペルの組み合わせで,アルファベットそのままで発音されたり)
男女の発音の違い,もしかしたら個人ごとになんらかの方言が入ってるかもしれませんが,結構便利です.
(ただし歴史上の有名人じゃなきゃ,意外と読めないかも.
ヴェルサーチをヴァーセースと読むという有名なネタもありますが・・・.
また,ドイツの人名や固有名詞も方言でかなり違いますし,カタカナ表記した時の「丸め方」にケチつけるヤツとか,院生みたいな知識自慢したがる人に難癖つけられることもあります)
むしろ法律名や組織名,役職名とか部課名だ・・・
コロコロ変わるとどうなってるのかさっぱりです.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
おかしな訳語を目にしたことはありますか?
【回答】
・ジョン・コルヴィル著『ダウニング街日記 首相チャーチルのかたわらで』を面白く読んでいるんだが,カタパルト作戦のところで,フランス艦隊と前置きしておいて巡洋戦艦「シュトラスブルグ」とかやっちゃう訳.
フランスに喧嘩売ってるんだろうか.
あと,英海軍の装甲巡が船団護衛中に沈んでる,とかいう記述があって,
「それはありえねぇ」
と思って,艦名から当たりつけて探したら,補助巡洋艦だった.
大胆にも"Merchant"と言う単語に目を瞑ったらしい
orz
軍事がからっきしなのは,駆逐艦コサックの艦種が「戦艦」って書いてあった時点で覚悟してたんだが,ストラスブールって地名だし,歴史畑の人でもなかったのかも知れない.
ついでにデファイアントが「新開発された夜間戦闘機」とかいう風に注釈が書いてあったのは,著者が騙されてるんだか,訳者が間違ってるんだか不明(笑)
・地名とか固有名詞は戦記と一般本で異なる事が多いよね.
「ペリュリュー・沖縄戦記」でも,ウルシー環礁をウリシーと書いてるんで,そこだけ違和感あった.
スペルはUlithiなので,確かに予備知識がなければ普通にウリシーと訳すよなぁ.
逆から言えば,ウルシーと呼んでいたら軍オタと判断できるワケで.
・俺も前読んでたら選帝侯が選挙侯になっててさ.
いや,用語としては選挙侯もあるし,ドイツ王の選挙もしてたんだから選帝侯だと語弊があるのも勿論,理解してるんだが,それでも選帝侯っていう単語が染み付いちゃってるこの頭には,ちょっとつらいものがあったわ.
あと,スツーカがシュトゥーカになってたり.
発音的には後者が正しいのかな?
でもスツーカはもう,日本では一般名詞だよね.
・ちょっと方向性が違うかもしれんが,チトーの伝記の訳本を読んでて,「7個の親衛隊山岳部隊が・・」とかかれていて,
「えっと,ユーゴスラビアでSSの山岳・・・プリンツ・オイゲンのことか!!」
と腰砕けになったことがある.
・「自動推進砲」という訳を見たことがある>自走砲.
他の迷訳としては「二重目的速射砲」(両用砲),「鉄拳44」(パンツァーファウスト44)かな.
・『ゲリラ戦争』の新訳,AMAZONで訳がひどいって書いてあったから,新訳を立ち読みして自分が持ってる旧訳と比較してみた.
新訳のP53あたり,旧訳で「自動小銃」って訳されてるところが,新訳では全部「ガランド」になってるもんだから,「FALなどのガランド」なんていうわけわからん表現が….
軍事板
青文字:加筆改修部分
▼ 某,研究者の中の研究者向けの本しか出してない零細出版社の愚痴になるが,超多忙の時のミスで,OCRで読み取ったデータをチェックせずに,そのまま出版してしまい,それはそれは最初から最後まで,すごい誤字まみれになって結局,出版から1年経ってから気づいて,全部交換対応する事になった.
だが,それだけ誤植がすごくても,誰も指摘なく,それでミスに気づくのが遅れた.
実は誰も本を読んでいないのではないかと,読者は積読しかいないのかと・・・
軍事板,2011/04/23(土)
青文字:加筆改修部分
▲
▼『ザ・コールデスト・ウインター』
やはり兵器に詳しい翻訳者ではなかったようで……
p.125,T-34の主砲が35mm砲(85mm砲の見間違え?
よりによってT-34スペック紹介の時だから,まずいミス.
p.119に「50ミリ口径機関銃」が出てきました.
こういう書かれ方です.
「砲手に待てと指示した(略)76ミリ砲で撃ちこんだ.
同時に50ミリ口径機関銃を発射,人間の鎖を一掃した」
p.218にも「50mm機関銃」.
まぁ,米軍定番の謎の装備ですな.
後のページでは,50mm機関砲を4つにたばねた超兵器が出てきます.
完璧に勘違いしていますな.
そんな超兵器があるもんだから,40mm機関砲の記述に矛盾が生じています.
なんで40mm砲の方が威力も重量もあるのかが,理解できないだろ(笑)
敵戦車の主砲が35mm砲で,米軍で頼りにされてる機関銃が50mm機関砲.
矛盾して存在理由がはっきりしない40mm機銃.
こりゃ,一般の読者の脳内がどういうイメージになるのか分かりませんよ.
あと,420mm迫撃砲ってのは一体何ですか?
下巻では「四.二迫撃砲」になりました.
(なんで漢字になったのでしょうか・・・)
米軍の装備で,射程3600mだそうです.
あまりに非常識なサイズなので,これは変だなと思ったのですが,迫撃砲は全く詳しくないので,ググッて調査中です.
4.2インチ(107mm)を間違えたのかな・・・
時期的にはM2?
他の部分の翻訳は完璧なのに.
軍事板,2010/05/23(日)〜05/24(月)
青文字:加筆改修部分
▲
▼ ものすごい誤字を見た……
イカロスから最近出たアイオワ級のムック本,本来「アイオワ級戦艦」と紹介されるべきとこで,「ニミッツ級戦艦」と堂々と書いてありよる……
執筆者が悪いのか,校正が悪いのか.
そういえば,書籍は版数を重ねるごとに,誤字脱字が増えるとか読んだことがある(笑)
あ,内容自体は良書だと思うよ?
各艦の略歴や装備の変遷なんかが,手堅く纏めてあるし.
「空母エンタープライズ」も名著中の名著だが,なぜか米軍の主力機関銃は,「12.5mm」で通している.
あらゆる場面で12.5mmが登場してくるので困る.
翻訳や脚注(日本側の該当する艦船など)の適切さからいって,12.7mm機関銃を間違えるような事はありえないんだが,なぜかM2機関銃はまともに扱われる事がないのが,軍事書籍の不思議.
(軍事書籍じゃないけど,戸田奈津子さんの「50mm砲」は凄かった)
軍事板,2010/09/26(日)〜09/27(月)
青文字:加筆改修部分
サンケイ本の「シンガポール」で,英軍がバズーカで反撃したり,バズーカ装備の装甲車(キャリア)が云々,といった記述を見たなぁ
.
マレー戦線の頃だし,あれは対戦車ライフルを間違って訳しちゃったんだろうなぁ.
極東にもPIATは廻されたけれど,マレー戦だと,さすがに時代先取り過ぎちゃうしね.
英国人が書いたシンガポール陥落の本で,No.76SIPグレネード(制式火炎瓶)がシンガポールにあったって書いてあるから,最悪それかも.
軍事板,2010/09/26(日)〜09/27(月)
青文字:加筆改修部分
▲
▼ ブルーレイ版「地獄の黙示録」を購入したところ,日本語吹き替えでPBRの武装は50mm砲になってました・・・
キャリバー50の定番誤訳ですが,思うに似たような米軍の映画で,どれにも50mm砲,50mm機関砲が登場するから,そういう物が存在すると思い込んでる翻訳者がいるのでは?
軍事板,2011/09/25(日)
青文字:加筆改修部分
▲
最近,産経やSAPIOでも妙な訳語が多い.
つぼにはまった訳語:ロケットプロペラ手榴弾 from SAPIO
Cpt.hige
「プライベートライアン」で,吸着爆弾って訳が適切なのに,引っ付き爆弾なんて訳がありましたね.
OOM-7大佐
軍事とは違いますが,原子力分野で単にfluxというとほぼ「中性子束」のことを意味します(誤解を避けるためneutron
fluxという場合があります).他のケースでは例えばheat
fluxだと熱流束を意味します.
しかし,あるメーカーが出してきた技術検討書(原文は英文で)では,機械翻訳にでもかけたのでしょうか,見事に「流速」で統一.(他,全く意味の分からない,形にならない日本語など,ひどい物でした.)
もうアホかとバカかと.
お前,金をもらっているくせに,この体たらくは何だ.一度でも読み返したことがあるのか?また,うちの会社(本店)もひどい物で,中身を読んで,おかしいと思わないのか?
「誤訳や明らかな間違いばかりで全く信用に値せず.差し戻しの上,再検討必須.」と上司に報告した上で,関係箇所(情報発信箇所)に問い合わせましたが,絶句していましたね,みんな.
うちの内情でお恥ずかしい限りですが,重要な技術判断を行う場合,できる限り1次資料を参照すること.また,一読してみて,果たしてそれが本当かどうか,判断できる能力を自分が身につけるのは当たり前として,部下や後輩をいかに育成しなければならないか,痛感した一件でした.
へぼ担当
US Marine Corps 米国海軍
いや,いたんですよ.本当にこのように認識されていた方が.
英語・仏語の翻訳の仕事をやっていらっしゃる方とかいう話でしたが.仏語と間違えたんですかねえ.
ゆきかぜまる
▼ 〔略〕
>US Marine Corps 米国海軍
> いや,いたんですよ.本当にこのように認識されていた方が.
経験からすれば,そういう人がいてもおかしくないと思います.
まぁ通訳者にもいろいろいますが.少なくとも通訳の学校に来る人の中には,その違いがピンと来ない人(アメリカ在住経験者でなければ)が,結構な割合でいました.
そういう人は授業でたまたま,その単語がでてきて解説されなければ,ずっと一緒くたに考えてたかもしれませんね.
まぁ説明したとしても,海軍と海兵隊って言っても,それだけでは何が違うのか分かってもらえず,陸海空三軍以外の編制もあるってところから説明しないといけなくてぇ(*1).
ちなみに私がみた一番酷いのは,,,,Jane's
USAF(PCのフライトシミュレーター)シリーズの,初期の頃の日本語版マニュアルです.
具体的にはもう覚えてませんが,日本語として成立してなくって誤訳ってレベルじゃねーぞ,ってくらいです.(*2)
>同じ翻訳にしてもその分野に対する理解,
>少なくともその分野に詳しい方のしっかりとした監修が不可欠
いつもそう思います.
以下のサイトはその例になると思います.
http://kodaman-empire.kir.jp/Napoleon/movie/TR-watJE.html
映画「ワーテルロー」(軍版でもかつて独立スレが立っていた,)の全ての台詞のみならず,詳しい解説まで英語で書いていて,それと映画での字幕(旧版)全て書き起こしてつっこみを入れています.
さらに,2004年秋にBSでこの映画が放映された際につけられた,字幕(新版)翻訳にも突っ込みいれています(旧版より悪くなってる).
ただ,個人的にはナポレオン戦争の背景を知らないであろう字幕翻訳者に,そこまでを求めるのは酷かな〜と思いますが.
映画字幕関連で思い出したのですが,映画「グラディエーター」で,主人公がザマの会戦を模した戦いで,歩兵隊を率いてチャリオット部隊(ヌミディア騎兵?)と戦っていた場面で,主人公が剣で二つの方角を指して
「Single column! Single column!」
と叫ぶ場面があります.
これは
「おめーら並んで一列x2の陣形を組み,チャリオットを失った騎兵を両側から挟みこんで叩け!」
っていうところなんですが,字幕にでてたのは
「隊列を整えろ」
好意的に解釈すれば,はしょり過ぎって事ですかね.
ちなみに翻訳は戸田奈津子さんです(*3).
---------------
*1: 防空軍を空軍と訳してるのも結構みましたね.
*2: そういえば,翻訳の支援サイトの中では,英文雑誌の記事単位での翻訳の依頼とかあります.その中には軍事や安全保障の記事の翻訳とかもあるので,みなさん小遣い稼ぎにどうですか?
*3: 映画字幕で有名な戸田奈津子さんについては誤訳にはテンプレサイトができています.例えば映画「グラディエーター」については上記のほかにも,こちらに.
Fabius (KT) in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
〔略〕
仰るとおり
「その分野に対する理解,少なくともその分野に詳しい方のしっかりとした監修が不可欠」
と考えます.これは私自身も前から主張しているのですが,様々に難しい点がありなかなかうまくいっていないようです.
軍事分野について,逆心や元帥は別格としても,日本語文であってもググったのをコピペしただけで同じ記事の中で思いっきり矛盾していたり,物理法則を完全に無視したり,「電波ゆんゆん」になっているものは,むしろ,まともなものを探した方が早いほど多いのであって.
何も翻訳に限らない問題と考えます.
そう言う私自身も,ひとたび専門外になればまるでダメなのですが(大汗).
ただ,例えば軍用ITの分野なら井上@Kojii.netさんなど,その道の先達のデータベースを作っておき,必要に応じて無理無い範囲でご意見を伺うなど,本mixi支隊参加+お知り合いの方だけでもかなりの部分を解決できるように愚考します.
それにしても同じ英語でも,書いた人のお国柄(母国語)が出る物と考えています.
私がヤングな学部3年生の頃,研修で海外の論文を訳したんですが,そのとき著者が確かイタリア人だかなんだかで,英語が訳の分からんところが多くて,TAと頭抱えたことがありましたね.
でも,知り合いに話したら「スペイン人の書いた英語よりはマシだ」とか言われましたが.
最近見かけたひどい訳は「飛天夢圓」ですかねぇ.
神舟について書いた興味深い本なんですが,まるっきり機械翻訳にぶち込んだのか,全体的に日本語がヘンで,サターンVを「土星」V号はご愛敬としても,「宇宙飛行士救命の宝物」「弾射椅子」とか…
ゲームの話ですが,CoD4というかアクティビジョンジャパンの訳は酷い.
Steady Aim(照準安定)が「昇順安定」になってたり,ストッピングパワーを無理矢理訳して「動力を止めろ」にしたり,デザートイーグルをディーグルと意味不明な略語にしたり.
劇中でもコールサイン「デルタ1・エクスレイ」を,「デルタ1・X線」と表記してたしなあ.
▲
Volunteer army
「ボランティア軍」
・・・なんだ,また戸田奈津子か,と思ったら・・・
実際にこんな訳をしているサイトがあった(笑)
英文市場調査報告書 核・生物・化学(NBC)テロへの対策市場
http://www.infoshop-japan.com/study/bc12488_biological_tero.html
>ロイヤリスト・ボランティア軍
Kirov山田
高校時代新聞を読んでると,「米国の国家防衛隊が・・・」
ってそんな組織あったかな?で調べてみると
National Guard
Drake
「バターン 遠い道のりのさきに」(Lester
I. Tenny著,梨の木舎)
にあったのが,
「武装1個師団(機甲師団のことか?)」
「高爆弾砲団(高射砲部隊?)」
消印所沢
>「武装1個師団(機甲師団のことか?)」
無防備マンの配下に「非武装1個師団」が存在するのですよ.
Cpt.hige
訳語ではないのですが,某シモダ大先生の火葬戦記,「孔明の艦隊」に,
”航空戦闘機”
なる用語が出てきて悶絶したことがあります.
毛利
某 AML で話題になっているそうなので.
Directed Energy Weapon : 演出された勢いの兵器
「何を演出するのさ」
「謎の超兵器に決まってるじゃないか !!!!!1」
井上@Kojii.net
「航空戦闘機」と似たようなもんで,「施条ライフル」というのを見たことがあります.
mj
今日読了した「沖縄 日米最後の激闘」より.
曲射砲艦?
百五十ミリ曲射砲?…米軍や日本軍にそんなんありましたっけ?
三百二十ミリ曲射砲?(日本)
これらは榴弾砲やないんか,と小一時間(ry
五十ミリ迫撃砲千百門…これって,例の重擲弾筒の事かな?
自動操縦砲…え〜っと…自走砲のことでつか.
MI7型自動操縦砲…説教台のこととちゃうんかい.
火炎砲車…う〜みゅ.
ちなみに,米国は震洋艇のエンジンをChevrolet製と評価していたみたいですね.
眠い人 ◆gQikaJHtf2
▼眠い人氏
アレはアレな訳の多い本だから,苦笑いしながら読むがベストな本です.
旧版から問題になってるんだから,直せよ.
ベタ藤原
「トム・クランシーの海兵隊」が東洋書林から出たので買ってみたんですが.とにかく翻訳がすごすぎないですか,これ.
特に上巻の第五章が超絶ものでありまして.
「液体冷却ターボ充電ディーゼルエンジン」
「M九九mm拳銃」(M9 9mm 拳銃)
「アダ・コード三〇万〜五〇万ライン」(それは
Ada)
「黒鉛エポキシ樹脂複合翼」(ロシアの原子炉か
?)
「同志打ち」(怒れ共産党)
「MZ3/A3」(←M2/3 A3 だろ)
「海上模様五」(Sea State 5 なら "海洋状況
5")
「射手座席」(射出座席 ?)
「主契約社はイスラエル飛行機業界」(IAI 社だってば)
「(AH-1Z の) 複合四枚ばね回転翼」
「CH-54 ターヘ社製『フライング・クレーン』」
「スペシャル・フォース」や「空母」は,ずっとマトモだったのに
orz
井上@Kojii.net
なんとなく,原稿をスキャンして翻訳ソフトに掛けて,出てきた結果を文章が壊れない程度に編集して,そのまま出した本のような気がしてきた.
訳者どなたなんです?
眠い人 ◆gQikaJHtf2
橋本金平氏という,海自出身の人.
翻訳って,名前が出ているのは一人だけでも実際には何人もで共同作業してることがあるみたいなので,このパートを担当した人が特にアレだったのかも.
でも,後で訳文のチェックぐらいするだろうに…
正直,「どこの英文科の女子大生にやらせたんだよ」と思ってしまったのは秘密です.
誤訳と違いますけど,USS Wasp のことを随所で「ワプス」って書いてるし…
〔略〕
そもそも編集者はこの文面を見てなんとも思わなかったのかと.そこが納得いかないのです.
といったところで,皆様御存知の伏見威蕃氏による翻訳講座.
なかなか勉強になります.
http://blog.so-net.ne.jp/iwan-wanian-ume/archive/c88318
井上@Kojii.net
> 翻訳講座
ご紹介くださり有り難うございます.
常々英文を読み,報告する度にもやもやした物を残しながら,自分の知識を総動員して「意訳!」と断っていたのですが,考え方は誤っていなかったと言うことで一安心です.
やはり,同じ翻訳にしてもその分野に対する理解,少なくともその分野に詳しい方のしっかりとした監修が不可欠と考えます.
それがないため,せっかくの労作も「全く持って理解不能・意味不明.原著持ってこい!」となったものがどれだけあるか.
それにしても同じ英語でも,書いた人のお国柄(母国語)が出る物と考えています.
私の勝手な感覚ですが,日本人や東アジア人が書いた英語は母国語の言語構造が同じなため,同じように考え,同じような英語を書くため,比較的理解しやすいケースが多い印象があります.
<ネイティブに言わせれば,それこそ理解不能らしいのですが.
その次はネイティブ,3,4が無くて,相性が最悪なのは中近東(イスラエル込み)でしょうか.米国亡命イラン人(留学帰りの超が付くエリートだった)の英語には本当に苦労させられた物です.
その点も含めて,長い目で生暖かく見守ると,誤訳もさらに楽しめるのではないでしょうか(笑).
へぼ担当
逆に,翻訳者は「もっと分かりやすい日本語にしたい」という意欲も能力も持っているにもかかわらず,発注元が「原語に忠実に」といって押し切って,結果として妙ちきりんな日本語ができちゃったりすることもあります.
ただし,今回のケースがそれだったとは考えにくいのです.
「ワプス」は論外としても,全般的に用語・表記の統一が取れてないところを見ると,まともなグロッサリーひとつ作ってなかったんじゃないかと…
orz
井上@Kojii.net
朝鮮半島有事なら「悲惨な攻撃に」…ペース米統参議長
(読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/abomb_north/story/25yomiuri20061025i114/
>誘導装置の装備がない「ダム爆弾」を多く使用せざるを得ないため
ダム爆弾…ランカスターでも使うんでしょうか?
原文は下記.
軍事情報
米統合参謀本部議長 ペース海兵隊大将の会見全文
http://okigunnji.com/015/post_294.html
>So you would end up not having all of the
precision weapons that you might otherwise
have going into a second theater, wherever
it might happen to be, and therefore you
would end up using more "dumb bombs,"
so to speak, more brute force than you would
otherwise.
ゆきかぜまる
外務省などに要請文 米軍機低空飛行訓練中止求める
http://www.news.tss-tv.co.jp/news_html/061109-120.html
----------------------------------------------------ここから引用----
アメリカ軍機の低空飛行訓練が増えているとして県の担当者が9日,外務省などを訪れ訓練の中止などを求める要請文を手渡しました.
外務省を訪れたのは県国際室の脇本修自室長らで,担当者に低空飛行訓練の実態を明らかにすることや,県民の生活地域での訓練を行なわないことなどを求める要請分を手渡しました.
この中で,アメリカの空母艦載機部隊が岩国基地への移設にからみ,夜間離着陸訓練を含むFCLP=陸軍空母離着陸訓練のための施設を,岩国基地から半径180キロ以内に建設するようアメリカ軍が求めている問題で,県は事実関係の確認を求めました.
これに対し外務省の担当者は「2009年7月以降のできるだけ早い時期に候補地を選定する」とした日米合意に従ってアメリカ側と協議を進めていることを認めましたが,具体的な候補地などについてはコメントを避けたということです.
-----------------------------------------------------引用ここまで---
>FCLP=陸軍空母離着陸訓練
あきつ丸のことでつか?
http://www.h3.dion.ne.jp/~okumoto/page026.html
消印所沢
映画「アポロ13」に出てくる字幕「空母イオージマ」は,いつになったら訂正するんだろうか.
消印所沢
訳者がなっちだから,無理かも.
Tono
>「アポロ13」
たしかスイッチの開閉も取り違えてた記憶があるなぁ.
まあなっちだから(ry
zen
まあ,スイッチの開閉は,電気科や回路設計した事ある人間を除いたら,必ず一度は間違えるから,もう,気にしたら負ける方向で.
「カナダの旗の下で」
取り上げてるテーマ自体は良いんですけど….
まず,口絵写真のCaptionに,ブレン・ガン・キャリアが掲載されているのですが,これが,「ブレン銃運搬車」.
Canadian Car & Factories 「カナダ自動車鋳造所」
Uボートの備砲は「10.5センチ甲板機関砲」
"a piece of cake" 「ケーキの一切れ」
HMS 「イギリス艦」 HMCS 「カナダ艦」…
まぁ訳は正解な訳だが,海軍基地なら単純に基地にすればええんとちゃうんか,と小一時間(ry.
paratroops 「パラシュート隊員」
(註には"Fallschirmjager"と書かれていて,「降下猟兵」と書いているのに…ちなみに,イタリア戦線のドイツ兵は悉くこう書かれていたり)
Gen.Stuart Scout Tank 「スチュアート将軍偵察用戦車」
MarkV Panther 「マークVパンテル戦車」
Mark IV 「マークIV」って第一次大戦の遺物でつか?
脳内補完が必要な本でした.
眠い人 ◆gQikaJHtf2
>「マークVパンテル戦車」
パンサー砲塔型の菱形戦車です,たぶん.
消印所沢
ああ,MarkIVは,Shaman戦車と同等の能力を持っているのです.
ちなみに,"a piece of cake"って朝飯前という意味だったりするのですが,ディエップ上陸作戦を立てたカナダ軍の司令官がこう宣ったそうで,この司令官へは,毎年ディエップ上陸作戦の日になると腐りかけのケーキが送られていたそうな.
眠い人 ◆gQikaJHtf2
うーん,これはこれで……
faq25b01m04p.jpg
寄星蟲
>寄星蟲 氏
GJ.
しかしマトモに見える不思議.
D-A
チハタンよりはるかに強そうです!
Cpt.hige
以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より
青文字:加筆改修部分
【質問】
軍事の本にCOMPLEX CONTINGENCY OPERATIONSという単語が何回も出てくるんですが,和訳したらどういう訳になるんでしょうか?
【回答】
複合要因偶発作戦行動.
事前の長期計画に基づいたものではない作戦行動を,それも突発的な原因では無く,様々な原因が絡み合った結果として起こさなければならなくなった自体の事.
911テロとその後の「テロ戦争」なんかはまさにこの例.
軍事板
【質問】
「jinking(ジンキング)=防御時の機動」という説明があったのですが,何かもっといい日本語訳知っている人いますか?
ちなみに,Duringthejinkingretirement〜…という英文があるんですけど,「防御時の機動をしながら帰還する間」って訳せばいいんでしょうか?
教えてください.
【回答】
「jinking」には「之の字運動」という確立した訳語があります
しかし,若い人はかえって混乱するかも知れないので,ジンキングのままでいいのではないでしょうか.
軍事板
【質問】
Rogerの意味・語源をよろしければ教えて下さい.
【回答】
元々,無線電信の頃のルールとして,相手の信号を受け取ったら,Rの1文字を打ち返していました.Recived( 受信した)の頭文字です.
無線電話になってから,フォネティック・コードというものが出来ました.
アルファベットを口頭で伝えるとき,間違いを起こさないためのものです.
そのアルファベットを頭文字に持つ単語を使って,誤解が起こらないようにするのです.
現在一般的なコードでは,RはRomeoを使うのですが,以前はRはRogerを使っていました.
受信のRだから,Rogerというわけです.
語源は米国トラック無線からです.
この語源からわかると思いますが,本来Rogerは相手のいうことを聞き取ったというだけの意味で,Yesの意味はありません.
軍事板
▼ Rogerの語源は分かってません.
一説には1931年に,Clevelandで最初の管制官だったRogerという人の名前に由来するというもので,彼は交信の最後に,自分の名前でRogerというので,それから来た,という説です.
Fabius(KT) in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2011年04月10日 22:26
▲
【質問】
Larger thatとアイカビー(?)の違いは何でしょうか?
▼ 「ブラックホークダウン」を見ていて思ったんですが,ラジャーとコピーの使い分けって何なんでしょうか?
また,返事のとき,ウーアと言っているように聞こえるんですが,この意味とスペルを教えてください.
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【回答】
アイカビー,はI copyでしょう.その命令を確認しました,の意味です.
Larger that は roger thatのことかな.rogerはreceivedのRから派生した無線用語.それを受信しました,という意味になりますが,通常は「了解」と訳されます.
Roger thatとI copyでは,後者の方が「言われたことをちゃんと確認しました」というニュアンスが強いかな.
軍事板,2006/03/29(水)
青文字:加筆改修部分
▼ copyは言ってる内容を理解しました,wilcoは言われたとおりにやります,です.
Rogerも「聞き取れて理解した」という意味ではありますが,どの様に理解しているかは不明で,その点Copyはあなたの意図も含めて理解したよ,というニュアンスが含まれていると思われます.
従って航空英語ではRogerは使うな,copyと言って管制官の意図を理解している事を示せと教えられます.
Fabius(KT) in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2011年04月10日 22:26
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▼roger:当方了解した,その通りに実行する
copy:当方留意する(実行するかどうかは言明無し)
http://en.wikipedia.org/wiki/Procedure_word
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=i%20copy%20that
http://www.hobby.net.au/flex/how-to-cb-radio/1854/cb-radio-code.cfm
など見ると,
"Roger" - This means that you understand
and have heard the message.
"Wilco" - Mostly a military term,
"wilco" is short for "Will
comply".
"Wilco" - "wilco" is
short for "Will comply".※
"Copy" - The same as "roger".
"I copy" means "I heard what
you said."
"Over" - This term means that it
is the other person's turn to talk.
▼ 「copy that」も「roger」も,元は慣用です.
正式には「acknowledge」で,国連軍では「了解」はこれを使います.
また米軍では,これは「指揮官了解」という意味になります.
(上の「copy that」も「roger」も,通信にあたる人間が正しく承ったということであって,そこから宛て先該当指揮官に書面・口頭で通報されます.
特に急ぐ場合,あるいは確達を期す場合には,
「指揮官了解を乞う」
「指揮官了解」
として通話・通信を行います.
相手部隊指揮官宛の親展のようなものですね)
copyの使い方ですが,「ちゃんと聞こえて意味が分かった」と言う意味でI
copyとかI copy thatと使います.
つまりコピーって「復唱」の事なんです.
聞こえたことを確認するために,相手の言った全文を繰り返すのが,めんどいというかイチイチ煩雑ですし,通信ではそういうの簡略化しますから,全部復唱しないで「コピー」って返します.
一方,Rogerは厳密にいうと,「受信メッセージが無事届きましたよ」だけの意味になります.
仮に指示に対する返答に"Roger"と答えた場合は,指示に従うとも従わないとも答えていない曖昧さが残ることになるので,指示に従うとの意思を明確に伝えるには,"Wilco"と答えるべきという考え方があります.
つまり,Wilco(I will comply)付けないと「
了解した,その通りに実行する 」になりません.
民間航空では「ラジャー」は,曖昧で管制とこちらの意図の齟齬が起きるので,使用は戒められています.
なお,飛行機方面では「roger, all copy」というのも使用されますが,これは通常航空機の通話・通信は書写などの形で記録を残さないため,特に記録する必要がある場合に,
「書写にて記録した」
という報告を兼ねて行われます.
軍事板,2010/10/29(金)
青文字:加筆改修部分
「ウーア」ですが,BHD原作上巻に表記がありました.
レンジャー独特の応答とのことです.
スペルは「Hooah」,作中での日本語表記は「ウーォッ」.
由来については,ソースが不明ながらも「航空軍事用語辞典++」に表記がありました.
http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?Hoo-ah
>先住民族の挨拶である「ハウ」が語源
Nanashia in FAQ BBS,2011/4/8(金) 16:24
青文字:加筆改修部分
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▼※>"Wilco" - Mostly a military
term, "wilco" is short for "Will
comply".
民間航空無線でも普通に使います.
Fabius(KT) in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2011年04月10日 22:26
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【質問】
「ステート」と「ネーション」の違いは?
【回答】
前者は,「政府」.
後者は,その政府が掌握している国民,経済,社会の全部のことだという.
以下引用.
日本で国際関係を専門に論じている人の中でも,かなり多くの人が,英語で「国」を意味すると思われる「ステート(the state)」と「ネーション(the nation)」の違いをハッキリと区別できていないようです.
だからといって彼らを責めるわけでもないのですが,ここら辺は基本中の基本なので,やはりしっかりとお勉強しておかないとまずいですよね.
ということで,この違いを正確に区別するとどうなるのでしょうか.
「どちらも“国”のことでしょ?」というのは,完全に“ブッブー”です.
「国家と民族のこと?」というのもいい線いってますが,やっぱり“ブッブー”.
「国家と国民のこと?」というはかなり惜しいですが,それでも“ブッブー”.
じゃあ正しい答えはどうなんだよ!というと,ズバリこういうことです.
●ステート(the state): 簡単にいえば「政府」のこと.
●ネーション(the nation): 「政府」がコントロールしている,国民,経済,社会の総体のこと.
これを日本の例で考えると,ステートは「日本政府」のことであり,ネーションは「日本」ということになりますね.
簡単なようですが,これを正確に理解している日本の知識人というのはなかなかおりません.
まあ,欧米の知識人でもわかっていない人というのは多少いるみたいなんですが・・・.
でもこれをしっかりと区別しておくことは非常に大事なことです.
http://geopoli.exblog.jp/1520886/
ということで,「ユナイテッド・ステーツ」は「(州)政府の集合体」,「ユナイテッド・ネーションズ」は「国家の連合体」,すなわち「連合国」ということになりますな.
また,サッカーの「インテルナシオナル」が「インテルステート」ではないのも,上記により納得できます.
それにしても「ナショナル」は,御大層な名前をつけたものです.
【質問】
よく「バンドオブブラザーズ」とかで「気を付け!」と訳される英語の綴りを教えて下さい.
「テーンハ!」ッと聞こえるような感じがするのですが・・お願いします(´・ω・`)
【回答】
Ten hut!
アルクに書いてあったよ.
>【間投】 気を付け◆軍隊用語◆【語源】本来「気を付け!」は
Attention! で,
>「ショ」を強く発音するが,さらに気合いを入れて,「ショ」の部分を「ハッ」と発音した.
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