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◆◆資源戦略
<◆戦略
<総記FAQ目次
資源の無駄遣い
(画像掲示板より引用)
「Boston Globe」●(2012/10/12) Coal power
is not dead
石炭火力のコストと埋蔵量から見て,その将来はこれから
「Business Journal」◆(2013/2/27) 損失800億円?アルジェ事件で露呈した海外資源ビジネスの実態…テロ,代金未払い
「CoalGuru.com」◯(2013/01/09) Growth
in thermal coal demand and supply to slow
down in 2013 - DB
世界的な傾向で,2013年,石炭需給は逼迫の見込み
「EE Times Japan」◯(2012/07/25)欧州の7団体,水素貯蔵システムの構築プロジェクトに着手
「Power Line」◯(2012/07/27)The Future of Global Energy? Looks Like Coal
「Rigzone」◯(2012/10/24) China's CBM Industry
to Grow on Rising Natural Gas Needs
中国の天然ガス需要を考えると,石炭ガス化は重要な手段
「Utility Product」●(2012/05/21)Solar,
wind power unlikely to become alternative
to atomic energy - expert(リンク切れ)
電力エネルギーの世界的権威,パワーエンジニアリングは,風力や太陽光では人類は生き残れないと
「VOR」◆(2012/03/19)地球上で 食糧の半分が捨てられている
>シカゴで行われているサミットで米国家資源保護評議会の専門家が地球上の食糧のうち廃棄される量についての新たなデータを発表.
>一方で国連の資料によると毎日10億人以上が飢えに直面しており,地球上の食糧の30〜50%は捨てられているとしている.
「VOR」◆(2012/05/04)学者ら 風力発電機は温暖化を促進する
>ニューヨーク大のゴエム教授は,アジアを中心に建設が進む風力発電機は逆に環境への深刻な脅威となっている,と語り,夜間地表に降りてきた冷気がタービンの羽により暖気と混ざる事から,実際に風力発電機が集中している地域では周辺地域より気温が1度高いとしている.
>残念ながら世界的にはこの様な意見には反対意見が多く,中国だけでも連日36基の風力発電機が新たに導入されている.
「VOR」◆(2012/05/15)40年で 人類地球上のバイオ資源 3分の1を破壊
「VOR」◆(2012/06/11)人類に最後は間もなく突然やってくる!?
>専門家らはグローバルな温暖化,人口増加,環境悪化など危機にさらされている地球のエコロジーバランスが今世紀中にもグローバルなエコシステムの取り返しのつかない崩壊をもたらす可能性がある,と警告.
「VOR」◆(2012/07/25)地球温暖化が危険なバクテリアの襲来を呼ぶ
「VOR」◆(2012/07/01)ノーベル賞学者ら ドイツ会合でエネルギー問題協議
「VOR」◆(2012/07/04)米国 100万世帯以上が停電
>先月末に米東部を襲った暴風雨により,多く地域で停電が発生.被害についてはAP通信が7州とコロンビア特別区で107万の住宅・企業,CNNが11州で120万世帯と伝えている.
>また倒木や信号機の停止により交通に支障が出ている他,停電により冷蔵庫が止まった事から食品が痛み出しており,ウェストバージニアでは国家警備隊が食料・飲料水の配給を行っている.
「VOR」◆(2012/07/27)学者 地球の未来のエネルギー源はヘリウム3
「VOR」◆(2012/08/03)世界のエネルギー資源,40年後に枯渇
「VOR」◆(2012/10/03)インドネシアでガスパイプライン爆発 3人死亡
「VOR」◆(2012/10/31)まもなく世界の終わりが到来する―気候変動と人口過剰
「痛いニュース(ノ∀`) ◆(2012/06/08)国連報告「地球は既に限界点」
> 北極などの氷床の融解,アフリカの砂漠化,熱帯雨林の森林破壊が,
>私たちが想像しているよりはるかに急速に進行していると指摘した.
「クーゲルシュライバー」◆(2014/05/09) 変電所にまつわる怪談とかないんですかw?ってふざけて聞いたら、社員と別な下請けの人がこの話を教えてくれた
「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2012/06/21)地球の鉱物資源は枯渇しつつあるのか?
「人民網」◇(2013/02/21) 小惑星に含まれる豊富な資源 各国が競って探査実施
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/01/27)レアメタル危機の深層 枯渇がありえないこれだけの理由
「地政学を英国で学んだ」◆(2012/12/28)地政学とシェール革命
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/08/13) ◆原子力から太陽光や小水力へ,エネルギーの多元化に未来を託す
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/10/07)◆ Sun 'Must Supply 10 Percent of Energy by
2025′| Climate Central
国連報告書,2025年には,太陽期限のエネルギーは10%へ
「日経」◯(2012/01/25) 米,エネルギー自給進む シェールガス・沖合油田開発で,輸入依存度35年には13%に イラン制裁,後押し
「ハムスター速報」◆(2010/10/04)ついにNASAが認めた!地球温暖化詐欺!
人によって引き起こされた核爆発以外の大爆発一覧 - Wikipedia
「暇は無味無臭の劇薬」◆(2013/05/03) 「火星最初の入植者となるべく2万人を超える人が火星片道旅行に応募」海外の反応
「フォーリン・アフェアーズ・ジャパン」◆(2012/11/01)「水資源危機」――2030年までに人類が1年あたりに必要とする水の量は「現時点で持続可能とされる供給量」を40%上回ると予測されている
『ウォーター 世界水戦争』(マルク・ド・ヴィリエ著,共同通信社,2002.5)
『地球温暖化バッシング 懐疑論を焚きつける正体』(レイモンド・S・ブラッドレー著,化学同人,2012.8)
『水資源の科学』(鹿園直建著,オーム社,2012/11/23)
「2ろぐちゃんねる」◆(2012/07/19)米国 「500テラワットのレーザー核融合発電所を建設する」
「Business Insider」◯(2012/03/09) The
Nuclear Revival: Mark Lackey
福島事故後も原発建設は一時も休むことなく続けられる,特に中国を中心に世界で65基の原子炉が準備中
「Open Democracy」◯(2012.8.18) Powerless power in the age of nuclear renaissance
「Togetter」◆(2010/11/11)へぼ担当(@hebotanto)氏によるクローズアップ現代「トリウム最前線」感想
「Togetter」◆(2010/11/30)「トリウム」を巡るあれこれ(続き)
「Togetter」◆(2012/05/08)帰ってきたトリウム溶融塩炉話
「VOR」◆(2012/10/02)全欧ストレス・テストで,フランス国内の原発全てにシステム上の欠陥見つかる
「VOR」◆(2013/05/17) IAEA事務局長,20年後,世界の原発の数は2倍に
「VOR」◆(2013/05/20) モスクワで世界原子力発電事業者協会定例会議
「Wall Street Daily」◯(2012/06/12)Now's
the Time to Get in on Nuclear Power
世界は再び気を取り直して,原発開発を推進し始めている
「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2012/07/22)原発 世界では原発回帰の動き 日本では拡大する脱原発デモ
「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2012/10/17)原発をめぐる様々な対応 リトアニア,シンガポール,ドイツ,そして日本
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2012/06/30) 見逃された原発の金融リスク(中) ――グリーンピース エネルギー投資シニアアドバイザー ギョルギー・ダロス氏に聞く
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/09/21)◆ アジア諸国が原子力利用の拡大に意欲,IAEA総会で|ロイター
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/11/05)◆ 「トリウム原発」という第3の選択肢は,原子力政策を変えるか|THE PAGE
『原子力教科書 ヒューマンファクター概論』(佐相邦英著,オーム社,2009/11)
『原子力発電システムのリスク評価と安全解析』(LEE McCORMICK著,丸善出版,2013/6/18)
「Edmonton Journal」◯(2012/05/31)US, China
to gain from natural gas glut if regulation
right, says IEA
IEA,シェールガスの影響,米国市場が世界に与えるインパクト大と
「National Geographic」◯(2012/05/30)International
Agency Calls for Action on Natural Gas Safety
IFAの長文レポート,シェールガスの取り扱いの安全厳重にと
「Platts」◯(2012/08/17) Shale gas producers must adhere to best practices: IEA head
「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2012/11/15)アメリカで拡大するシェールガス革命 日本への影響 国際関係・温暖化対策・原発政策にも影響
「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2013/02/18) シェールガスのもたらすエネルギー事情変化
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/01/15)世界のLNG市場に価格破壊 米国発「シェールガス革命」の衝撃
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2011/07/25)シェールガスが揺るがす 世界のエネルギー安全保障
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2013/05/27) 米国シェール解禁で始まる LNG価格正常化への挑戦
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2013/06/24) シェール革命で新興国はどうなるか?
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2013/09/24) 【橘玲の世界投資見聞録】シェール革命でアメリカは中東情勢に興味を失っていく
「地政学を英国で学んだ」◆(2012/12/30) シェール革命の地政学
「東洋経済オンライン」■(2013/02/02) シェール革命で世界はどう変わるか【上】
「東洋経済オンライン」■(2013-02-13) シェール革命で世界はどう変わるか【下】
「東洋経済オンライン」■(2013-06-21) シェール革命,「むしろ石油に脚光」
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/09/02)◆ シェールガス開発ラッシュ バブル化の兆しも…期待ますます膨らむ|Sankei Biz
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/09/22)◆ Frank Curzio: How to Play the Diesel/Natural
Gas Switch and US ...| IT Business Net
エネルギー専門家「天然ガスと米国のシェールガスの切り替え問題は難しい」
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/10/08)◆ Rocks to riches|Mizzima News
ミャンマーも含めてアジアではシェールガス開発に関心
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/10/15)◆ China Outmaneuvers US in Energy Game
| EconoMonitor (blog)
中国と米国の間,中東やロシアの石油,また米国内シェールガスの影響で,新しいゲームが始まっている
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/10/21)◆ シェールガスの「一物一価」が崩壊した理由|日経ビジネス オンライン
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/11/02)◆ 特集:シェール革命の真実|日経
「日刊 アジアのエネルギー最前線」(2013/11/28)◆ これが“宝”? 見た目はショボい「シェールガス」の現場|誠 Style
「日経」◯(2013/07/30) 石油大手を苦しめるシェールガス革命
「日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信」◆(2013/01/09) 「シェールガス革命」に注目せよ!
「日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信」◆(2013/04/02) シェールガス革命の地政学
「Strategy Page」◆(2013/05/16) ATTRITION:
The Cost Of Good Intentions
難民援助用の食糧の盗難
「VOR」◆(2012/07/31)人類 肉の代わりに昆虫を食べることになる
「VOR」◆(2012/09/25)大洋はいずれ人類の食料庫の役を終える
「VOR」◆(2012/10/31)バナナは将来パンにとって代わる?
> 国連の世界食糧安全保障委員会の報告の中で,地球温暖化の結果,バナナが何百万人もの人々の重要な食糧減になりうる,との予測がなされる.
> 専門家らの予測によると多くの発展途上国ではトウモロコシや米,小麦など主食食物の生産量は減少する一方,一連の主食食物に代わる事のできるバナナは,地球温暖化の影響から,農業でより重要な役割を演じる事ができるとしている.
> バナナ以外にも,南アジアのキャッサバも,小麦の代替食物として注目されている.
「VOR」◆(2013/05/14) 国連 飢えている人々に対して昆虫を食べるよう呼びかけ
「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2013/05/23) 世界の食糧難を救う「昆虫食」と「3Dプリンター」 銃も3Dプリンターで自宅製造
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2012/01/18) 人口70億人を突破した世界の食糧問題を考える(2) 食糧品が安い時代は終わった ――柴田明夫 資源・食糧問題研究所代表
「リアリズムと防衛を学ぶ」◆(2010/06/30)[離島防衛]魚や離島をめぐる戦い
『戦争と飢餓』(リジー・コリンガム著,河出書房新社, 2012.12)
【質問】
国家が「脆弱」かどうかは結局,資源の差と言えるのか?
【回答】
いや,そんなに単純な話じゃない.
これは,社会がその脆弱性に対して,いかに適応するか,その能力を持っているかにもよる.
ナイ教授は石油危機における例について,以下のように述べている.
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たとえばアメリカは,石油市場の変化への対応について,日本ほどたくみではなかった.
その上,民間の投資家や大企業,投機筋は,みな市場の状況を見て[石油の]供給不足は悪化するだろうと判断し,買いだめに走ったのである.
このような行動が供給不足をさらに悪化させ,需要を一段と増大させたもので,価格はますます押し上げられてしまった.
したがって,脆弱性の程度も一見したとこほど単純ではないのである.
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また,脆弱性は,それに対する「代替物」が存在するかどうか,また,多様な供給元が存在するかどうかにもよる.
これについて,ナイ教授はレスター・ブラウンの見解を引き合いに出して,以下のように述べている.
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1970年にワールド・ウォッチ・インスティチュートのレスター・ブラウン(Lester Brown)は,アメリカが天然資源の輸入依存を増大させている,
すなわち脆弱性を増大させていると警鐘を鳴らした.13の基本的工業原材料のうち,アルミ,クローム,マンガン,およびニッケルについて,アメリカはすでに90%近くを輸入に依存するようになるだろうと彼は予測したのである.
彼はこれがアメリカの脆弱性を劇的に増加させることにつながり,このような資源を生産している低開発国の力を大幅に上昇させるだろうと考えたのである.
しかし,1980年代に入ってみると,資源の価格は,上昇したのではなく低下した.
彼の予測は,どうなったしまったのか.
脆弱性を評価するに当ってブラウンは,生産者が人為的に価格を吊り上げることを防ぐことになった,代替資源の存在とか供給国の多様性についての考慮を充分に払わなかったのである.
さらに技術全体が発展する.
昨日のゴミは,新しい資源となるかもしれないのである,
企業は今や,打ち捨てられた廃鉱をまた掘り返している.
新しい技術によって,何年も前に絞りつくされたと考えられていた鉱石から,再び銅を抽出できるようになったからである.
また今日,銅の使用が減っているのは,光ファイバー・ケーブルの導入にもよっている.
光ファイバーはシリコンからできるが,その大元は砂である.
すなわち,原材料資源の不足に対するアメリカの脆弱性という予測は,技術と代替物についての考慮が充分に払われていなかったために外れることになったのである.
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<まとめ>
・脆弱性は,表面的な数次だけで判断できない.
・代替物の存在によっても,脆弱性は変化する.
・今日では,技術の発達によって,昔に打ち捨てられてしまった資源も再利用できるようになっている.
詳しくは,ジョゼフ・S・ナイ教授『国際紛争』(有斐閣,2005.4),第7章を参照されたし.
【質問】
原発以外の,エネルギー関連の事故の頻度は?
【回答】
1969〜1986年のデータであるが,
石炭
原因:採鉱事故
回数:62
施設:石炭鉱山
事故あたり死者数:10〜434
年平均死者数:200以上
石油
原因:転覆
回数:6
施設:石油プラットホーム
事故あたり死者数:6〜123
原因:火災/爆発
回数:15
施設:精製施設,タンク
事故あたり死者数:5〜145
年平均死者数:約25
原因:火災/爆発輸送事故
回数:42
施設:輸送中
事故あたり死者数:5〜500
年平均死者数:90以上
天然ガス
原因:火災/爆発
回数:24
施設:種々
事故あたり死者数:6〜452
年平均死者数:80以上
水力
原因:溢水
回数:>8
施設:ダム
事故あたり死者数:11〜2500
年平均死者数:200以上
つまり,回数は少ないが,でかい事故が1回(チェルノブイリ)起こるか,それよりも小規模だが,何度も事故が起こるかの違いだけであり,
「原子力でなければ安全だ」
という概念は誤りであり,どんな発電形態においても事故は,累積で見れば重大な損失をもたらすといえよう.
事実,メキシコ湾海底油田の事故が及ぼした重大な損失は,まだ記憶に新しいところ.
【参考ページ】
(財)日本原子力文化振興財団 『「原子力」図面集』(1991.5),p.151
原出典はDr. A. F. Fritzshe(スイス)
+++
【ぐんじさんぎょう】,2011/12/20 20:30
を加筆改修
【質問】
可採埋蔵量って何?
【回答】
http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data6007.html
によれば,究極可採埋蔵量と確認可採埋蔵量の2種類があります.
究極可採埋蔵量とは,あえて採取の経済的技術的条件を無視し,物理的に取り出すことが可能な埋蔵量のことです.
確認可採埋蔵量とは,現在の技術で採掘でき,その採掘が経済的に見合うという条件を満たす埋蔵量のことです.
水,ガスの注入などの2次的手段による回収可能分も含むのが普通だそうです.
詳しくは同ページを参照してください.
【質問】
途上国の飢餓はなぜ起こるのか?
【回答】
農学者・神門善久によれば,食糧の絶対量が不足しているのではなく,豊かな先進国が食糧を買い漁り,途上国の人々は「買い負け」しているからだという.
例えば戦後,飢餓人口の割合は一貫して低下傾向にあるが,過体重や肥満の人の割合はどんどん増えているという.
また例えば,2008年は穀物の出来が世界的に良く,同年後半には穀物価格も低下したが,同じ同年後半に途上国の飢餓人口が増加しており,これはリーマンショック以降の世界金融不安により,途上国の経済が不調に陥ったためだと,神門は説明している.
詳しくは,
『偽装農家』(神門善久著,飛鳥新社,2009.8.14),p.15-17
を参照されたし.
ただ,アメリカ人の肥満は,貧困の産物(貧しいからジャンクフードしか食えない⇒油ぎっとりなので肥満する)だという話もあるので……
【ぐんじさんぎょう】,2010/08/22 21:20
を加筆改修
1980年代,アフリカの飢餓が相当に深刻で,「ウィ・アー・ザ・ワールド♪」で有名なライブ・エイドなんかもあった頃,『なぜ世界の半分が飢えるのか?』(だったかな)という本を読んだ記憶がありまして.
重量的も,カロリー的にも,世界の穀物・雑穀類の生産量を合算すれば,飢餓が起こりようのない量が生産されているのだと主張されておりました.
では,なぜ飢餓が起こるのか.
結局は,流通・分配の問題で,飢餓が起こる地域は貧しく,端的に「買えない」.
そして,雑穀類の多くは,人間の食料としてではなく,飼料として買われていき,豊かな先進国の食肉を生産するために消尽されているのだと….
あと,これもめっちゃ古いNHK特集の『21世紀は警告する』で,やっぱり食糧危機の検証に当ててる回があって….
細かいところでですが,食料に対する文化背景を指摘してるものもあって.例えば,飢餓が深刻なある地域で,実は魚が食料にできないのかと.
しかし,その地域には,魚を食料にするという文化的な発想自体がなく,ましてや漁のノウハウもない….
でも逆に言えば,そこで魚が食べられることを知識として伝え,獲るノウハウさえ伝えれば…….
まったくの記憶頼みで申し訳ないのだけど,案外に,食糧危機に関しては,知恵しだいでまだまだ何とかする余地が大きいんじゃないのかと….
ソフトヒッター99 in mixi,2010年08月09日 22:41
【質問】
世界の水産資源の現状は?
【回答】
先日,クロマグロの漁獲規制が報道されていましたが,FAOによれば,世界の魚介類生産は過去30年でほぼ倍化しているそうです.
そのうち,養殖魚の生産比率は,1980年には全体の9%程度でしたが,2004年には43%に増加しています.
30年前には日本,米国,カナダ,EU諸国と旧ソ連で世界の漁業生産量の40%以上を占めていましたが,現在はその比率は20%を切るようになり,新興国が台頭してきています.
特に中国は,世界の漁業・養殖生産の3分の1を占めるまでに至りました.
現在,世界の海洋水産資源の内,4分の1は過剰利用か枯渇,2分の1は満限まで利用しており,適度或いは低利用,未利用なものは僅か4分の1に過ぎません.
その為,海面漁業から養殖漁業へと転換が図られていますが,世界の養殖生産量は,アジア・太平洋地域で92%(中国がうち70%を占める)と大部分を占めており,欧州が3.5%,南米が2.3%,北米は1.3%しかありません.
因みに日本は世界で7位の生産量を誇ります.
水産物は世界的な健康食ブームや新興国の台頭など需要が拡大を続けており,漁業・養殖生産量の38%が貿易に向けられています.
2006年の総漁獲量に占める製品比率は,冷凍魚介類が36%,非食用水産物が34%,缶詰が15%,活魚・生鮮・冷蔵が10%,塩干・燻製魚介類が5%,その貿易総額は715億米ドルであり,その品目別金額の比率は,小型海老類が16.5%,鱈などの海産底魚類が10.2%,鮪類が8.7%,鮭・鱒類が8.5%の順番となっています.
輸入に関しては,日本,EU,米国に大きく偏っている状況です.
大陸別の主要魚介類の消費量について見てみると,結構地域差があります.
鮭類では欧州が4割,北米が1割,日本が2割となっています.
海老類の場合は,日本を除くアジア諸国が消費の5割以上を占め,北米が2割,欧州が2割,日本1割となっています.
鮪になると,刺身用として日本が大半を消費していますが,缶詰用となると欧米が多くなります.
逆に鱈類は,欧州諸国が7割,北米2割,日本1割と欧州諸国の比率が高くなります.
最近台頭してきた中国は,元々が広大な国土に比べ海岸線の短い大陸国であることから,海産魚より淡水魚が好まれ,南方では古くから農村部で鯉や草魚が養殖されています.
その消費量は2003年には1970年代半ばの約5倍に当る25.4kgに達しましたが,その消費量の増加は鯉類など淡水魚及び貝類の増加により支えられています.
また,中国は世界の工場になっていますから,海外資本の工場が進出し,各国から輸入された魚介類を加工して輸出する形態が盛んで,最近では輸入量が増えてきています.
これらの輸入魚介類のうち,約3分の2は,ロシア,米国,EU,日本などの委託加工貿易によるものです.
ただ,1998年以降,中国では持家制度が導入されたことから,従来の社宅を出て自分の家で生活するようになり,社員食堂などで取っていた食事もそれを利用せず,外食の機会も増えてきていることから,水産物消費は徐々に増加して行っています.
韓国は肉食の国と言うイメージが良くありますが,意外に魚や野菜を主体にした食事を取っています.
ソウルオリンピック以降,先年の通貨危機までは,肉類の消費が急激に増えていたのですが,2003年以降は再び肉類より水産物の消費量が上回っています.
先日も触れた様に,韓国では白身魚が好まれ,消費量の最も多い魚種は,1980年まではスケトウダラ,1992年までは太刀魚,最近ではグチに人気が集まっています.
スケトウダラは,韓国名物チゲ鍋の具材として伝統的に需要が多く,経済水域が設定されてからはロシアと日本から輸入しています.
グチではシログチ,別名イシモチの方が有名かも知れませんが,これはかつて日本海や黄海で大量に漁獲され,塩干し加工をしたグルビと言うものにして,主に季節の贈答品として用いられています.
しかし,これも漁獲量が激減した為,輸入に頼っている他,代替原料として中国からフウセイと言う近縁種が大量に輸入されています.
EUでは狂牛病が問題になった1996年を境に,水産物消費が拡大しました.
地域特性から,主に鱈などに代表される白身魚が大部分を占め,鮭類,海老類の順に消費され,白身魚は1996〜2006年の10年で30%以上の伸びを見せています.
ただ,底魚であることから最近鱈は生産量が減少気味であることから,代わってベトナムからナマズを輸入しています.
鮭は同じ10年で80%,海老は10年で60%増加していますが,北海の漁業資源枯渇から考えると更に輸入量が増えていくと考えられています.
欧州の人々は真鱈やハドックと言った白身魚,特に鱈が好物だそうですが,北大西洋の真鱈生産量は,1974年の202万トンから年々減少し,2006年には78万トンにまで低下しています.
鱈は,生は勿論,塩蔵,半乾燥塩蔵,乾燥で販売され,半乾燥塩蔵のクリップフィッシュは,ポルトガルやスペイン,ブラジルなどで伝統的に消費され,乾燥したストックフィッシュは,イタリアとナイジェリアで多く消費されています.
また,ノルウェーはこの鱈資源の回復の為,官民挙げて真鱈の養殖生産技術の確立に血道を上げているそうです.
こうした鱈の需要拡大により,米国から日本への輸出量は50%以上から20%未満となり,輸入価格も1kg当たり300円前後だったものが550円に近くなってしまいました.
先ほどのベトナム産ナマズは新参者ですが,約半年で市場に出荷出来,生産コストが低く,価格,利用性,味,成長力が非常に有利な魚であり,その輸出量は,2004年の40万トンから2006年には倍の80万トンになりました.
輸出先はEUが12万トン,ロシアが4万トン,米国が2万トンとなっています.
米国は経済水域設定により国内生産量が拡大したのですが,反面,国民の健康志向が強まり,底魚類の食用消費量が拡大しました.
しかし,これまた過剰捕獲による生産量減少に見舞われ,ティラピアなどの淡水魚の消費量が拡大し,甲殻類の消費も増大しました.
この消費量に対応する為,米国は中国からのティラピア,ベトナムからナマズの輸入量を拡大させています.
今後も,こうした淡水魚の輸入が拡大すると考えられています.
それにしても,鮪の漁獲量を制限するとか言う前に,鱈のそれを何とかしろよと思うのは私だけでしょうかね.
眠い人 ◆gQikaJHtf2,2010/01/27 23:15
【質問】
シェール・ガスとは?
【回答】
泥岩に含まれる天然ガスであり,非在来型天然ガスの一種.
在来型との違いは,貯留層が砂岩でなく泥岩(頁岩)である点にある.
泥岩の中で,特に固く薄片状に剥がれやすい性質をもつシェール(頁岩)に含まれることから,シェールガスと呼ばれる.
商業的生産は米国でのみ行われており,1970年代末,東部のアパラチア山脈などから始まった.
シェールガスは,米国における非在来型天然ガスの生産において,タイトサンドガス,コール・ベッド・メタンに次ぎ第3位である.
シェールガスの原始埋蔵量はきわめて大きく,米国で数百から1,000,ミャンマー沖のガスが80TCFと言われているが,中国には100TCFのシェールガスが眠っているという.
世界では数千億TCF(兆立方フィート)との推定がある.
【参考ページ】
An Unconventional Source May Change Conventional
View of China Energy Strategy
【日刊 アジアのエネルギー最前線】,2009.10.20
【質問】
石炭の戦略的重要性は?
【回答】
炭素汚染が問題になっているものの,百万Btu当たりに換算すると石炭は1〜2ドルに対し,石油ガスは6〜12ドルと,安価である上,石炭の埋蔵量は世界で8,470億トンであり,133年間は使い続けることができると推測されているという.
一方,アジアは2007年には世界の石炭の60%を消費しており,2010年には64%となると予想されているという.
したがって当面の間,石炭の需要がなくなることはない様子.
詳しくは
Power of the future despite looking black
now
および
【日刊 アジアのエネルギー最前線】,2008/11/23付
を参照されたし.
【質問】
中国,インドという急成長しつつある2国は,エネルギー情勢にどのような影響を与えるのか?
また,エネルギー問題は,これからどうなっていくのか?
【回答】
この2国のエネルギーに対する影響は無視できないレベルになるのは必定だろう(もうなっているという意見もあるが)
まず,この2国は,世界で最も人口の多い国であり,近代化と工業化を行うにつれ,この両国は急速なエネルギー需要の増大を既に経験している.
ナイ教授は以下のように分析する.
--------------------------------------------------------
中国は新疆西部に,天然ガスとともに膨大な石油を埋蔵しているが,需要の増加に伴って,徐々に輸入に頼るであろう.
両国とも,化石燃料の使用から深刻な環境問題に直面しており,大気汚染の観点からグローバルな意味合いを有するかもしれない.
そして両国の成長は,地球規模での石油の需要を大きく左右するであろう.
--------------------------------------------------------
ちなみに補足であるが,アメリカが与える影響も,ナイ教授の見解を引用して説明しておく.
--------------------------------------------------------
アメリカもまた,エネルギーの必要から,引き続き石油の輸入に依存する見込みである.
したがって,ペルシャ湾のような地球最大の石油産出地域が,依然として地政学上の中心的な役割を果たすであろう.
ロシアのような新しい供給源にもかかわらず,現在から2030年までに地球規模で増大する需要の3分の2は,サウジアラビアとその近隣諸国に依存する,と専門家は予見している.
石油最大の産出国として,サウジアラビアの政治システムのいかなる変動も劇的な結果をも当たらす可能性があるのである.
--------------------------------------------------------
また,エネルギー問題に関してのこれからについては,以下の見解を引用する.
--------------------------------------------------------
ペルシャ湾からの供給が阻害されれば,価格は急騰するかもしれない.
石油を巡るドラマは,終わってはいないのである.
原材料は情報化時代の経済には工業化時代ほど重要ではないが,石油依然として重要である.
経済的相互依存のグローバルなネットワークの成長は,共通の利益を生む一方で,政治的問題をも生んでいる.
権力政治は,経済的グローバリゼーションの時代には,ますます複雑になっている.
-------------------------------------------------------
<まとめ>
・中国とインドは,これからのエネルギー事情に大きな影響を与える.(もう与えていると言うべきだろう)
・アメリカもまた,石油を輸入によって依存するため,ペルシャ湾の安全保障には敏感にならざるを得ない.
・石油に関するトラブルは,まだまだ続く.
・相互依存によるネットワークは,共通の利益を生む一方,政治的な闘争を呼び起こし,これによって,権力に対する考えは益々複雑になる.
私見:
グローバリゼーションと相互依存を一言で表すと「功罪半ばする」といったところでしょうか・・・.
グローバリゼーションは,地球規模での交易を可能にする一方,デマゴーグにだまされやすい人々の不満を煽り,また,たしかに,先進国による途上国の搾取,それを克服しようとすることによる競争の激化を生む.
相互依存は,共通の利益を生むことで,全面戦争への危機を下げるものの,政治的な紛争から衝突へ至る可能性は,もしかしたら引き上げてしまったかもしれません.
詳しくは,ジョゼフ・S・ナイ教授『国際紛争』(有斐閣,2005.4),第7章を参照されたし.
【質問】
国家の戦略資源としてウランが注目されないのは何故でしょうか?
発電が難しくても,石油やガスと比べるとコストパフォーマンスは,圧倒的に原子力の方が優れてると思うのですが.
【回答】
「注目されていない」というのが正しくない,
冷戦期アメリカ(おそらくソビエトも)は大量の濃縮ウランの生産・備蓄を行っていた.
(その備蓄放出で,民間の原発の稼動分の多くを賄っている程)
民間においては近年(この20年ほど)エネルギー価格が低く推移した為,ウラン価格も低迷,開発投資も滞っていたが,最近の原油高騰を受け急上昇,産出国の囲う込みに各国の動きが激しくなっている.
>石油やガスと比べるとコストパフォーマンスは圧倒的に原子力の方が優れてる
というのも正しくない.
現在発電コストで言えば石炭火力同等であり,その中に再処理・最終処分の費用は含まれていない.
更にワンスルー発電における資源量は石炭よりかなり少なく,有効利用するため増殖・再処理を行うと発電コストは倍以上になると試算されている.
軍事板
青文字:加筆改修部分
▼ ウラン,濃縮ウラン,ウラン濃縮役務・濃縮能力などについて,様々な点で事実誤認があるので,どこから直せばいいのか...というのが正直なところだが,全くの事実誤認,もしくは論拠不完全の以下の二点について,指摘することにする.
<高速増殖炉を中心とする核燃料サイクルについては,原子炉の炉型戦略も絡むため,ここでは触れないこととする.
必要な場合「炉型戦略」で検索すれば大量にヒットするはずであり,学会等でもセッションが組まれるほど,激しい討論が行われる分野である.
>冷戦期アメリカ(おそらくソビエトも)は大量の濃縮ウランの生産・備蓄を行っていた.
>(その備蓄放出で,民間の原発の稼動分の多くを賄っている程)
まず民生用か,軍事用か,で大きく事情(見方)が異なる.
備蓄放出の面は完全に軍事用備蓄分のお話である.
備蓄放出というのは,主に米ソ冷戦終結後,余剰となった(解体)核兵器等から得られた高濃縮ウランを,天然ウラン等
(劣化ウランの場合もあり得るが,わざわざそのような面倒な真似はしないのが普通)
で,一般の商業用軽水炉(PWRやBWRなどの原子力発電所)で使うようなレベルに希釈して,民間転用したことを指す.
ちなみにプルトニウムの場合でも同様のことが計画されていて,一部では試験的に先行実施されたと聞いている.(本格転用プラント建設+展開はこれからの模様)
この備蓄放出の効果は,実際の物理的(物量的)な効果だけではなく,むしろ投資家心理への効果が大きい側面があった.
さらに,この備蓄放出が実際に行われたのが,世界的に原子力開発が完全に停滞していたときのため,ウラン鉱山開発だけではなく,ウラン濃縮役務(ウラン濃縮工場)へも冷や水を浴びせる形となった.
一方,現在ではその備蓄放出が一段落して,先細りしていく中,逆に世界は原子力開発に進みつつあるため,一気に事情が逆転し,ウラン資源国での様々な動き
(例;オーストラリアのウラン鉱山開発政策変更,旧ソビエト諸国への注目など)
や米国における新規ウラン濃縮プラント構想などが一気に吹き出した,というのが正確なところである.
<なお,意外に知られていないが,ロシアのウラン濃縮能力(技術)は非常に洗練されたもので,規模・技術とも世界最高水準と評価されている.
また,劣化ウランについても,一部の方々が問題視する「劣化ウラン弾」以外にも様々な事情があるが,あまりに冗長となるため,ここでは触れないこととする.
>現在発電コストで言えば石炭火力同等であり,
>その中に再処理・最終処分の費用は含まれていない.
> 更にワンスルー発電における資源量は石炭よりかなり少なく,
>有効利用するため増殖・再処理を行うと発電コストは倍以上になると試算されている.
現在では,原油高など化石燃料資源高騰の影響を考慮しなければならないため,現在で同様の評価を行った場合,さらに原子力優位
(原子力の発電コストに占める(核)燃料関連コストは,他の発電方法に比べ圧倒的に低いため)
となるが,現在から見ると「原子力にとって最も厳しい状況」で行われた評価結果を以下に示す.
資源エネルギー庁 施策情報 電力・ガス・熱供給事業政策 電気事業制度改革 電気事業分科会 コスト等検討小委員会
第8回コスト等検討小委員会(平成15年12月25日)
(電気事業連合会資料)資料4 モデル試算による各電源の発電コスト比較
http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/bunkakai/cost/rireki/8th/cost8-4.pdf
(同資料改訂版)
http://www.meti.go.jp/policy/electricpower_partialliberalization/costdiscuss/siryou/4.pdf
(当該資料に対する比較的分かりやすい討論例)
エネルギー問題に発言する会,座談会議事概要
http://www.engy-sqr.com/member_discusion/document/pwrcost.htm
同内容については,専門家向けのため詳細にすぎる部分があるのはご容赦願いたいが,細密な評価を行うと,どうしても以上のような様相となる.
確かに,一般には「最終処分方法が未確定」ということで,コストを積み上げまくったり,簡単のために計算に入れていないことは往々にしてあるが,少なくとも厳密な検討の場に置いては
「再処理・最終処分の費用は含まれていない」
ような甘い前提条件で検討を行うことはない.
それほど当該業界は甘い物ではない,と断言できる.
また,2008年現在の化石燃料資源高騰下ではどのような状況になるか,結論は言うまでもないと考える.
以上,ご参考まで.
▲
【質問】
ウランはどこの国から産出しているの?
【回答】
2007年の世界のウラン生産量は41,279tU,18か国で生産されている.[1]
このうち主な生産国は,カナダ(9,476tU),オーストラリア(8,611tU),カザフスタン(6,637tU),ロシア(3,413tU),ニジェール(3,153tU),ナミビア(2,879tU),ウズベキスタン(2,320tU),米国(1,654tU)[1]
これら上位8か国で世界の生産量の92%を占める.[1]
世界で最も多くウラン既知資源を保有するのはオーストラリアであるが,生産のほうは,2010年より減産に転じており,2011年の生産量は5,983tU.[2]
一方,カザフスタンはウランの増産を図っており,2009年にはカナダを抜いて生産量世界第一位に躍り出ている.[2]
【参考ページ】
[1]http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=04-02-01-02
[2]http://www.aesj.or.jp/~recycle/nfctxt/nfctxt_2-1.pdf
【関連リンク】
資源について > 資源一覧 > ウラン
「JOPSS」◆ 世界のウラン鉱山便覧-アジア諸国-[pdf]
ウラン既知資源の分布状態
(上記[2]より引用)
【質問】
今世紀は水を巡り,争いが起こると言われてますが,どの様な理由で水が原因となり争いが起こるのでしょうか?
また,水が原因で争いが起こりそうな場所も,ご教授下さると嬉しいです.
【回答】
具体的な事例を言うのであれば,今まで中進国後進国だった国々が栄えてきて,工業力を発展させて来ている.
そして工業地帯を拡大させるには水が必要なんだ.
▼実際に世界中の多くの工業地帯は,五大湖工業地帯やメコンデルタなど水の恵まれた場所に設けられてる.
実際に世界中の多くの工業地帯は,五大湖工業地帯など水の恵まれた場所に設けられてる.▲
これにより一体どこがホットスポットになるかと言うとアジア地域だ.
中国は猛烈な工業化を強引に進めていて,その軋轢を中国は国外の国々にも押し付けようとしている.
インドシナに流れるメコン河のダム建設や,ブラマプトラ川の分水がそれにあたる.
これにより,インドシナ半島の国々の工業は大打撃を受けているし,そこへ出資している日本を始めとした海外諸国にも影響が出ている.
更にインドのブラマプトラ河の分水が始まってしまった場合,インド以外の地域にも多大な被害を与えてしまう.
また中国はアフガニスタンに流れ込む,イリ川やイルシュ川の分水も計画している.
これらが独占されてしまえば,中国以外のアジア諸国の繁栄は阻害され,工業の壊滅などの大損害を得てしまう.
今,これによりインドと中国の軍事的な緊張が高まっており,アジアの多くの地域でも争いの種が芽生えてる.
下手するとユーラシア大陸全土で,大きな戦争に発展する可能性すらある.
軍事板,2010/01/04(月)
青文字:加筆改修部分
▼ メコンデルタは工業地帯なんかじゃありません.
メコン川のダムの件も,そういう懸念もあるのですが,現状ではむしろ,雲南など上流地域での過剰伐採による(とされる)雨期の洪水規模拡大のほうが問題なので,短期的にはダムを造ってちゃんと治水してくれた方が,下流諸国は安心かも知れません.
HASU in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2010年01月12日 00:19
【参考ページ】
アジア経済を点検する 共通の構造的課題に挑戦する9ヶ国
第4回領域シンポジウム
ベトナム領メコン・デルタ開発の現状とその影響[PDF]
メコン河開発
メコンデルタの水利用と水資源
▲
【質問】
原子炉の種類は?
【回答】
様々な分類があるが,使用目的別では,以下のように分類される.
研究用原子炉
発電炉
推進炉
プルトニウム生産炉
地域熱供給炉
宇宙炉
なお,プルトニウム生産用と発電用とを兼ねた原子炉も,稀ではないという.
【参考ページ】
http://en.wikipedia.org/wiki/Nuclear_reactor
http://www.rist.or.jp/atomica/dic/dic_detail.php?Dic_Key=908
http://www.rist.or.jp/atomica/dic/dic_detail.php?Dic_Key=1190
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=03-04-11-03
友清裕昭『プルトニウム 超ウラン元素の正体』(講談社ブルーバックス,1995.7.20),p.42-44
+++
【ぐんじさんぎょう】,2012/02/11 20:10
を加筆改修
▼ 原子炉と言っても,その定義で全く様相が異なりますね.
一般的な定義では,核分裂連鎖反応を継続して行える装置(注意
臨界の定義とは異なる)であり,加速器駆動型に象徴される未臨界炉を含めるか?とのお話などがあります.
相違点は 自らの中で起こる が入るかどうかです.
ご参考まで.
へぼ担当 in mixi,2012年03月04日 02:32
▲
【質問】
常温核融合は現在の技術で可能なの?
【回答】
所属学会では「詐欺」扱いされて,10年以上経ちますが何か?
少なくとも再現性がない(信号がノイズ以下)以上,研究するのは妨げませんが,科学としては認められないというのが現在での結論です.
もちろん,全くあり得ないという否定は出来ませんが,最低限再現性を実証できなければ,トンデモの扱いから変わることはないでしょう.
<仕事モードになりましょうか?
へぼ担当 in 「軍事板常見問題 mixi別館」,2010年06月23日
19:50
青文字:加筆改修部分
【質問】
プルサーマルの始まりは?
【回答】
プルサーマルは,海外では昭和30〜40年代(1960年代)に開始され,その後,商業利用も行われている(これまで57基での導入実績).
1963年にベルゴニュークリア社が,発電炉(加圧水型軽水炉BR3)に装荷したのが,MOX燃料を装荷した世界最初.
その後,フランス,ドイツ,スイス,ベルギーにおいて,1980年代から利用が本格化した.
【参考ページ】
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=02-08-04-02
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=04-09-02-03
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=14-05-10-02
『知ってナットク原子力』(宅間正夫&藤森礼一郎著,日本電気協会新聞部,2005.2.25),p.90
【ぐんじさんぎょう】,2011/06/07 20:50
を加筆改修
【質問】
水資源の豊富な日本がアジア,アフリカ等に水を売れば大儲け出来るはずなのに,それをしないのは日本がその分野で一人勝ちしてしまうため,その企業が反感を買い輸送船や日本国内でテロなどが起こる可能性があるからと本で読んだような気がしたのですが,皆さんも同意見ですか?
私はカナダも水を輸出していますし,そうは思えないのですが.
【回答】
多分,貴方は水資源ビジネスを勘違いしている.
水資源ビジネスは大まかに分けると,「欧州や米国など豊かな先進国向けのミネラルウォーター・ビジネス」と,「アジアアフリカなど発展途上国,インフラ貧弱国における水道供給ビジネス」に大別されます.
このうちミネラルウォータービジネスは生産,輸送単価が高い日本製の水は,国際競争において不利
そもそも我が国は,降水量は豊富であっても,すぐに海に流れてしまうので,利用できる水量は多くない上に,国内の農業,工業用途で良質な水源は引っ張りだこだ.
水道供給ビジネスは現在過去の植民地時代から引きずる政治力と,高い経験・技術力を持つフランス系企業が牛耳っているものも,日本企業も水道技術関連の会社が連携して,海外進出に向けて官民共同で攻勢中.
日本が水道ビジネスで一人勝ち?
日本以外のライバル諸国の従業員が,一斉に謎の熱病で死に耐えない限りありえません.
日本は水道を”作る”のには高い技術力を民間が持っていますが,一番金になる”水道網を維持する”
経験が,圧倒的に足りません
(日本は水道の運営を民間ではなく,地方自治体が担っているところが大多数だ.
最近は民営化されてきているも,経験の差から日本国内でも,フランス企業がかなり食い込んできている)
ただ,水不足のオーストラリアに水売ろうって話は出てる.
日本総研かどこかが言い出しっぺで,石炭持ってきた帰りに,農業用水積んで帰ろうということらしい.
まだまだ検討中の段階.
・・・・・大儲けは無理そうだが(精々空船でオーストラリアに帰るよりはマシになる程度か?)
戦争・国防板,2009/08/24(月)
青文字:加筆改修部分
▼ 関係ないですけど,そういえば昔,タンカーの行きに屋久島あたりで水を油槽に汲んでアラブに運べば……なんて構想が新聞に出ていた記憶が・・・
飲み水に使えなくても,灌漑用途に使えるのではなんて話でしたねえ.
bugaisha in FAQ BBS,2009年11月21日(土) 22時44分
青文字:加筆改修部分
これかな?
――――――
対サウジ協力案件「水資源プロ」が浮上.両国関係修復の「象徴」期待
2000 年 5 月 1 日
日刊工業新聞
サウジアラビアの「水資源」に対する協力案件が,アラビア石油権益交渉で揺れた日本と同国の,関係修復の「象徴プロジェクト」として浮上してきた.
政府は,同国のムアンマル農業水資源相の来日を待って,具体化を図る.
砂漠国であるサウジにとって,水の確保は死活問題.
人口2000万人の半分は20歳以下で,人口増に対応する水資源確保は重要課題.
現在,水資源の80%以上を占める地下水は,同国が振興に力を入れている農業用に使い,4%を占める飲料用は,30基弱の海水淡水化プラントで生産している.
飲料水ではこれまで,日本から同国に向かう空タンカーを利用して,水輸送をする技術開発が民間で構想されたこともある.
――――――
あと,日本郵船には飲料水輸送事業に参画する意思はあるみたいです.
――――――
ノルウェーの水輸送会社に資本参加
2000年5月24日
当社は,本年2月,子会社であるMIZU-NYKを通じ,ノルウェーの水輸送会社ノルディック ウォーター サプライ社(以下ノルディック社)の株式の34%を取得,同社の経営権を獲得しました.
ノルディック社は,1991年に大容量バッグによる水輸送を目的として設立されたベンチャー企業で,会社設立以来,水輸送に耐えうるバッグの研究開発を行ってきました.
水輸送に使用されるバッグは,1万トンないし2万トンで飲料水を積み込み,海上をタグボートで曳航されます.
――――――
技術的な問題で今のところ,日本が外国に水を売ったところで大儲けはできないみたいですね.
バグってハニー in FAQ BBS,2009年11月23日(月)
12時58分
青文字:加筆改修部分
私が記憶していたのは,たぶんこれでもちょっとふれている元になった民間の構想です.
しかし,より具体的になっていますねえ.
bugaisha in FAQ BBS,2009年11月24日(火) 18時59分
青文字:加筆改修部分
▲
▼ wiki情報ですが.元々,淡水化プラントは日本製が多いです.
外交・政治的な面でみた場合,日本製淡水化プラントで水を作っても,タンカーで水を運んでも大差無いように思います.
おそらくはコスト面,特にタンクの掃除や水中の不純物除去がネックとなっているのでしょう.
日本から水を運ぶ場合,石油タンクに水を入れることになるので,タンクの掃除が大変です.
今でさえ,タンカーのバラスト水(※)による海洋汚染が問題になっています.もし,バラスト水中の汚れを取り除いても,淡水化プラントで海水から水を作るよりコスト面で有利ならば,この問題は発生していないはずです.
サウジなどの中東諸国の場合,火力発電所の排熱(100℃程度)を使って海水を蒸留して純水を作っていますので,それほどコストはかかっていないのかもしれません.
※空荷のタンカーはバランスが悪くなるので,船底に水を積んでバランスをとっています.
季節労働者@mixi in FAQ BBS,2009年12月7日(月)
15時58分
青文字:加筆改修部分
▲
▼ 補足させていただきます.
「バラスト水管理条約」との絡みで,日本からの淡水輸出が話題になっているようですね.
むやみやたらと海にバラスト水を廃棄できなくなるので,なんとか利用できないものか?という話のようです.
最近の例では,日本<->オーストラリアで,鉄鋼石のタンカーのバラスト水に日本の処理済下水を利用しようというものがあるようです.
(調査の段階のようですが)
http://water-news.info/1069.html
によれば,オーストラリアでは鉄鋼石鉱山の粉じん発生防止のため,海水を淡水化して散布しているそうで,かなりのコストになっているそうです.
HDK in FAQ BBS,2011/10/1(土) 19:22
青文字:加筆改修部分
▲
「豊富な水資源」(うそ)
(引用元:『ごっつええ感じ』)
【質問】
ブラマプトラ川流域を巡る係争とは,どのようなものか?
【回答】
[ 日刊アジアの開発問題 No.121 2007/09/16]によれば,2006年に中国政府が作成した,ブラマプトラ河のダム計画を巡るもの.
この中国の報告書は,ブラマプトラ河上流中国領内,中国ではヤルンツアンポ河と喚んでいるが,その所謂グレイトベンドと喚ばれる大屈曲点にダムを建設して,実に4,000万KWを発電し,水を分水して中国東北部に導水する計画.
この計画は,規模にもよるが,大屈曲点以降の下流のインド東北部及びバングラデシュが大きな影響を受けるため,インドは危惧しているという.
なお,同メール・マガジンのソースは,070916G
India, Economic Times.
▼ 本来,中国は国際河川であるとしても自国領内である限り,ダム開発についてほとんど妥協の姿勢を示したことはない,とインド側は見ている.
そのため,中国がチベットでダム開発を進めると言うならば,何がなんでも下流のダム開発を遅らせるわけにはいかない,と言うことでインドでは,スバンシリなどの大規模水力の促進が話題となっているという.
詳しくは,
「The Times of India」◆(2010/07/25)Water
wars: India, China & the Great Thirst
および
「日刊 アジアのエネルギー最前線」,2010/07/25付
を参照されたし.▲
【質問】
世界の天然ガス資源の現状は?
【回答】
天然ガスの埋蔵量は,日本でも結構ありますが,ロシアでは桁違いで47.66兆立方メートルに達します.
次いで多いのがイランで28.13兆立方メートル,カタールが25.36兆立方メートルと続き,以下は一桁となって,サウジアラビア,アラブ首長国連邦,ベネズエラ,アルジェリア,イラク,インドネシア,オーストラリア,マレーシア,中国,カナダ,ブルネイと続きます.
生産量は,ロシア,米国,カナダ,イラン,ノルウェー,英国,インドネシア,サウジアラビア,トルクメニスタン,オランダの順です.
米国のものは国内とアラスカで生産されているもので,ノルウェー,英国,オランダは北海油田からの副産物です.
このほか,アルジェリアの天然ガスはパイプラインによりイタリアに送られ,トルクメニスタンからはロシアを通じて,最終的には中国に送られる予定で工事が進められています.
ロシアのものは西シベリア北部のメドヴェーユ,ヤンブルグ,ウレンゴイが主生産地ですが,更に北極圏の凍土地帯でも開発が進み,他に東シベリア,サハリンでも生産されています.
これらロシアのガスは,国内需要を賄う他,海外に輸出されて外貨獲得源になっており,ウクライナを経由して欧州へと送られています.
ただ時々,ウクライナとの価格交渉が拗れて供給を停止するので,Nord
Streamと呼ばれるバルト海経由のパイプラインと,South
Streamと呼ばれる黒海,ブルガリア経由のパイプラインの建設を計画しています.
産出した天然ガスは-162度で液化します.
それがLNGですが,この時に容積は600分の1にまで縮まり,かつ液化の際に硫黄など各種の不純物を取り除く為,クリーンなエネルギーとなり,空気より軽く安全なものになります.
二酸化炭素排出量は石油の46%,石炭の57%で,窒素酸化物は石炭の20%,硫黄酸化物は先述のように0です.
日本が主に輸入しているのはインドネシアで,年間192.3億立方メートルを輸入し,次いでマレーシアから187.5億立方メートル,オーストラリアから年間167.1億立方メートル,以下カタール,ブルネイ,アラブ首長国連邦と続きます.
因みにLNGとしての輸入量は855.4億立方メートルで,世界需要の40%を占めており,輸送の為にLNGタンカーを現在250隻保有しています.
輸入したものの60%は電力用で,都市ガスやタクシーやバスの動力としては40%が割かれていますが,エネルギー消費率では,ロシアでは約50%が天然ガスで占められており,欧米でも約25%が天然ガスであるのに対し,日本は僅かに約15%でしかありません.
欧州への輸送はLNGによるタンカー輸送と言うのは非効率的で殆ど無く,大部分はパイプラインによる輸送です.
欧州へは,ロシアの他,北海,それにアルジェリアなどのアフリカ諸国からのパイプラインが張り巡らされています.
欧州を行き交うのは,EU幹線と呼ばれるパイプラインであり,イタリアではアルジェリアからシチリアを経てイタリア半島南部に到達し,そこから北部に向けて進み,スロヴェニアやオーストリアに向かうラインと,スイスに向かうラインの2系統を国家が建設しています.
ロシアのサハリンで産出する天然ガスを日本へパイプライン輸送すると言う話は随分前から俎上に上っていますが,結局は大泊(コルサコフ)にLNG基地が建設されて,そこから船舶輸送となってしまいました.
東シベリアのガスを極東ロシアから中国や日本,韓国に供給する話も進んでいましたが,これも頓挫しています.
にも拘わらず,韓国では国家によるパイプライン網を敷設しています.
中国では,新疆ウイグル自治区のタリム盆地,内モンゴルのオルドス盆地から北京,上海に向かう幹線が敷設されており,これがロシアやカザフスタン,トルクメニスタンへの接続を目指しています.
では,日本のパイプラインはと言うと,他の国々が国家事業として行っているのに対し,いずれも民間資本で細々と,しかも細切れに行っています.
例えば,国際石油開発帝石では,新潟〜長野〜群馬〜埼玉〜東京へと向かう東京パイプラインを1962年に完成させましたが,長野から分岐して山梨〜静岡へと向かうパイプラインを敷設しました.
これは静岡や直江津からのLNG輸送を狙ってのものとされています.
他に,石油資源開発が勇払ガス田から小樽や札幌,旭川へと送るパイプラインを設置している他,新潟〜仙台を結ぶ東北パイプラインを設置して,更にこれを福島や郡山へと伸ばしています.
これらの他,秋田では男鹿から能代市,由利ガス田から秋田市を結ぶものが設置されており,他に大阪ガスと関西電力の共同経営による姫路と滋賀を結ぶパイプライン,廿日市と広島を結ぶ広島ガスのパイプライン,柳井と山口を結ぶ中国電力のパイプラインに,九州電力,新日本製鐵,西部ガスが運営する戸畑と福岡など九州北部を結ぶパイプラインがあります.
何れにしても,長距離かつ幹線と呼ばれるパイプラインは殆ど整備されていないのが現状です.
土地の値段も高いですし,土地の権利に関しては複雑に入り組んだりもしていますからね.
ただ,日本海側にはガス田や油田は多々ありますが,LNG受入基地は今のところ日本海LNGの新潟東港のみです.
国際石油開発帝石が現在直江津に受入基地を建設中ですが,現時点では,新潟東港が動かなくなったら,仙台や静岡から融通しなければならなくなって,結構産業や市民生活に影響が出るのかも知れません.
この辺,国の政策は太平洋戦争の当時から変わっていないような気がするのですが.
眠い人 ◆gQikaJHtf2,2009/11/11 23:16
【質問】
シェール・ガスの戦略的価値は?
【回答】
石油メジャー,シェルは,シェールガスの革命的な出現に大きく賭ける考えで,間もなく原油とガスの生産が逆転することを視野に入れているという.
他のメジャーも,石油からガスへ大きく舵を切ろうとしているかのように見えるとする観測もある.
北米の他,中国,豪州,欧州での期待もあり,米国ではシェールガスで環境問題が起こっているが,克服されるだろうとという.
詳しくは,
「CTV News」◆(2010/09)Shell spending billions
to boost natural-gas development
および,
「日刊 アジアのエネルギー最前線」,2010/9/14付
を参照されたし.
【質問】
燐安の戦略的価値は?
【回答】
以下のメール・マガジンによれば,食糧確保・食糧安保につながる重要問題であるという.
現状,燐砿石と塩化加里のサプライヤーは世界で数社しかなく,略々完全な寡占天然資源だという.
――――――
肥料の3要素,窒素,燐酸,加里,それぞれ生産・販売形態は異なる.
窒素の原料は,天然ガス・ナフサ・アンモニア,原油や天然ガスの価格に直接影響される.
殆どが日々の相場で価格決定される.
燐酸の原料は,燐砿石と硫酸とアンモニア.
燐砿石生産者が燐安メーカーの大手であり,燐分の生産コストは基本的に変わらない筈である.
従い,アンモニアの価格上昇分だけがコストアップになる.
燐砿石は長期契約が殆どであるが,燐安は日々の相場で価格設定される.
加里の原料は塩化加里.
鉱区で掘ったままの形態で商品になるので,基本的にコストは変わらない.
時々スポットでの売買もあるが長期契約が殆どである.
燐砿石と塩化加里のサプライヤーは世界で数社しかなく,略々完全な寡占天然資源と言える.
最大の産出国は,燐砿石はモロッコ,加里はカナダ.
この2資源は,早急に,世界規模で,地球・人類の重要な資源として,何とかしなければならない課題だろう.
食糧確保・食糧安保につながる重要問題である.
国連管理下に置いても良い資源である.
日本には一切無い資源,全量輸入に頼っている.
有限な資源,今後もいつ何時暴騰するか判らない.
〔略〕
燐安に関しては,燐砿石サプライヤーの政治的判断で決められる色彩が濃いが,燐安メーカーの数が多く,日々大きく変動する相場商品である.
塩化加里は,カナダ・ロシア・フランス・ドイツの大手4社の略々独占状態,
‘暗黙のカルテル’体制の下,価格は政治的に設定され,しかも1年契約が殆どである.
――――――≪ WEB 熱線 第1103号 ≫「インド事報・インド徒然」,2008/11/26_Wed
まあ,根本的問題として,地球の資源は減ることはあっても増えることはないのだから,どのようなジャンルであれ,似たような問題が起こる可能性をはらんでいるわけだが.
近頃,中国などが宇宙開発に積極的なのは,資源を地球外に求めようという動きの現れだとする話もある.
【珍説】
719 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水)
18:00:49 ID:JZn7DcCq
http://obiekt.seesaa.net/article/105002040.html
食料自給率が低くても戦えるってそりゃイギリスは
アメリカの同盟国でアメリカから食い物貰ってたから戦えただろ
逆に当時の日本は対岸は敵だらけだったんだからな
JSFはホームラン級のバカだなWWW
JSFをジャパン・スポーツ・フィッシングからジャパン・スーパー・フールに
改名したらどうだろうw
【事実】
何で当時の日本と比べてんの?
誰も「過去の日本」の話なんかしとらんが?
お前は一体誰と闘ってるんだ?
http://obiekt.seesaa.net/article/105002040.html
より抜粋.
――――――
勿論,食料自給率が高い方が自衛しやすいのは確かで,戦後のイギリスは自給率UPに力を注いでいます.
ですが,自給率が低くても戦争を勝ち抜けた事例としては確かな話です.
強力な自国の海軍戦力がシーレーンを守り抜き,更に強力な海軍戦力を持つアメリカ軍の支援が得られたか らこその結果です.
――――――
「自給率が低い国は自衛できない」という主張がある
↓
いや,過去に自給率が低い国でも自衛できた例がある
↓
なぜ自衛できたのか?
↓
自国および同盟国等による強力な海軍戦力によりシーレーンを守れたから.
要するに,
「自給率の低い日本は自衛のためにも,自国および同盟国による強力な海軍力が必要ですね」
って話.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
724 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水) 18:20:45 ID:JZn7DcCq
〔略〕
>>722
そのシーレーンでもしドイツが核攻撃したらシーレーンなんか吹っ飛ぶだろ
日本のシーレーンだって核テロが起きれば海自なんて全滅だろW
糞ばかり食っていないで早く死ね
【事実】
意味不明.
当時のドイツに核兵器なんてありません.
また,現代のテロリストに1国の海軍を全滅させるほどの核兵器は,まだありません.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
727 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水) 18:31:11 ID:JZn7DcCq
〔略〕
どこの賎民だよ.確か報復のムフロンとか言う漫画で
都庁に航空機テロが発生したら食料輸入がストップするってあったぞ
シーレーンなんか経済の前では無力ですW
【事実】
漫画をソース(笑)
>都庁に航空機テロが発生したら食料輸入がストップ
(笑)
経済以前の問題だ(笑)
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
735 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水) 18:38:31 ID:JZn7DcCq
>>732
だからシーレーン防衛の海軍なんて核テロや核攻撃すれば
全滅なんだから意味ねーだろ.それより意味のないMDの金を
食料自給率向上に振り分けろってんだよ賎民
【事実】
米海軍を全滅させるほどの核テロや核攻撃を想定すると・・・おそらく核の冬により人類滅亡・・・?みたな話になるんですが・・・.
また,現代のタンカーとか数百隻固まって未だに護送船団方式で運んでるわけではありませんので,それを核攻撃で全滅させるには,何百発という核ミサイルが必要になるでしょう.
そういう状況ならもはや,上述のように人類滅亡?のような段階ですので,食糧自給率とは別次元の話になります.
さらに,MD予算を食料自給率問題にまわしたところで,そもそも日本列島だけで一億を肥える人口を養うのは不可能なんだから,意味ないかと.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
745 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水) 18:48:41 ID:JZn7DcCq
>>743
MD予算だけでなく在日米軍の思いやり予算(笑)も減らせ
アメリカの属国のままでは日本の食料自給率はアップせんわ
【事実】
属国の定義は置いといて・・・.
日米同盟解消したところで食料自給率が上がるとは思えないんですが・・・.
なにか妙案がおありで?
属国根性とか批判をしたところで,日米の力関係が変わるわけではないですよ.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
750 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水) 18:52:29 ID:JZn7DcCq
>>746
農民には一切の税金を免除すればいいW
みんな農家をやりたくなるだろW
【事実】
お金を無くせば泥棒がいなくなるだろ,と同レベルのアホ話ですね.
税金免除に加えて補助金漬けにでもしないと,新規参入する奴なんていないですよ.
初期投資がアホみたいにかかるもの.
そしてそんな施策をしたところで,日本列島だけではどうやっても一億を超える人口を養うのは不可能だと思われます.
まぁ,君の発想を取り入れて農業の拡大に力をそそいだとしましょう.
しかしながら,機械化された近代農業では,機械を動かす燃料等の資源が必須になります.
そういったものはどこから自給すればよいのでしょうか?
それを考えると,自給率を上げるのは必要だけど,それはシーレーンを守らなくていいという理由にはなりませんよね?
ところで,これはもはや日米同盟とは関係ない話ですね.
お疲れさん.
軍事板
青文字:加筆改修部分
食糧を臨時増産中(うそ)
(画像掲示板より引用)
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