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◆◆◆白燐の化学的性質
<◆◆白燐弾
<◆総記 目次
兵器FAQ目次


 【質問】
 白燐の主な性質を教えてください.

 【回答】
 まとめると,こんなところになるのでしょうか.

1.リンの煙幕生成は,以下の2段階の反応による.
  i) P4(s) + 5O2(g) = P4O10 (リンの燃焼反応)
  ii) P4O10 + 6H2O(g) = 4H3PO4 (燐酸煙幕の生成反応)

2.以上2つの反応は,その馬鹿でかい平衡定数や反応速度により
  「ノーマルな条件」では,経験的には速やかに完了すると考えられる.

3.上記2つの反応の進行を阻害する要因の1つとして
  「燃焼時における酸素供給不足」が考えられるが,
  (空中で燃えているリンが少々確認されるため)
  上記2の理由により,反応が阻害されている「度合い」は
  それほど高くないと思われる.

4.実際に白リン弾の被害に遭われた方はゼロではないと思われるが,
  よほど意図して使わない限り,その焼夷能力は不十分.

5.上記の仮説を覆し,白リン弾が「非常に危険だとするに十分な
  科学的・論理的かつ定量的なデータ及び説」が存在するなら,拝聴したい.
  (難しいとは思われますが)

kAssy

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「白燐=超有毒物質」論者の矛盾点は?

 【回答】
 そのサンプル例である,PIPPOちゃんのいままで言ってきたことをよく読んでいると,その場の流れで調べたことをコメントしてるのがよくわかるね
 言っていることに矛盾を感じないんだろうか...???

>>142 pippo
>酸素分子がなくても,人体細胞を構成する分子のなかの酸素原子を奪って燃焼するということ.脂溶性ということは,そうした分子と親和性が強いということ.
(白リン・黄リンの性質を見た後での感想にいった言葉)

>>152 pippo
>水分子と反応しないから,脂溶性なんじゃないか.
>脂溶性ということを全然分かってないのは,どうやら
(JSFさんのコメントの反論に言った言葉)

>>152 pippo
>脂溶性というのは,水溶性とは逆.だから水分子に対して親和性をもたないから,水分子の酸素を奪うことができない.水分子に対して親和性をもたないから,水に溶けない.

>>194 pippo
>燃焼するのはリン.脂肪と接触したらリンは脂肪の酸素を奪って燃える.

>>390 pippo
>つまり,燃えているリンに水をかけると,激しく反応し,ときには火災や爆発を生じるくらいなのだから,五酸化二リン自身を飛散させ,人体に危害を加えるおそれが,大なのです..

>>392 pippo
>リンに水をかけただけでは有毒のホスフィン(りん化水素:PH3)は生じないから,水をかけても大丈夫だ
という「通説」は崩れたのです.

>>426 pippo
>現代のマニュアルに「水をかけるな」と書いてありますので,もう一度勉強してください.
>噴霧状の放水は,そこに水ミストの壁を作って,そこに「五酸化リン」と「リン酸」を吸収させるから有効なのです.

>>427 pippo
>毒性が薄められていながら,粒がおおきくなって「白煙」一粒ごとの光の散乱効果も大きくなっているのです.もうそこでは,煙ではなく雲の中といってよいでしょう.でも写真写りだけはいいのです.見物のなかから死人なんか出るわけがないのです.

>>428 pippo
>それはともかくとして,きみは,きのうから,五酸化二リンの話をスルーしたくてたまらないようだが,五酸化二リンの危険性は,発熱を伴う激しい吸水性,炎の中で小爆発も怖いがそれより,激しい<水との反応性=吸水性>だ.
>怖いのは,離れたものに放射する熱ではないのだよ.JSFさんは,なにか勘違いが甚だしいようだね.

>>580 pippo
>白リンが燃え尽きて以後温度が下がってから,あるいは離れたところに拡散した煙は,殆どがリン酸類と水分子が水和したエアロゾルです.
>ここで,見逃してはならないのは,PH3 ホスフィン(リン化水素)が生成物として記載されていることだ.

>>584 pippo
>どうやら,米国の公的機関である保健福祉省は
ホスフィンの発生を充分に懸念していたようです.
>「リンは発火防止に水を使うぐらいだから,水蒸気とは反応するはずがない」
>という理由で,PH3ホスフィンが発生するとの記述を『デマ』だとい言い募ることが,じつは根拠に乏しい誤謬であることが分かりました.

>>878 pippo
赤リンと白リンは違う化学物質ですが,(以下略)

>>881 pippo
>4年前の米軍によるイラクのファルージャ虐殺直後は白燐弾の実体が不明でしたが,今回のガザでは患者も医師もいて実体が明らかになりつつあります.

>>950 pippo
>白リン弾は,その人体焼夷効果によって<化学兵器>としての疑いはもたれても,致死性のガスを発生する<毒ガス兵器>ではないようです.これは私の最初からの認識です.

うにうに♪

 以後のpippoの言動予想.

1.「今では自分の過去の発言が誤りだったと私は認めています.
  ですが問題はそんなところにはありません!」と開きなおる. 
                              単勝オッズ3.5倍

2.「あなたは案外おばかのようですね.貴方の調べたことが
  正しいという保証でも?」とやや逆ギレ.しかし理解していない. 
                              単勝オッズ18倍

3.このトピもいい加減968コメントなんで流れるに任せる.
 んで無かったことにする(自分の中で). 
                              単勝オッズ3.5倍

4.とりあえずはてなとかネット右翼被害相談所で
 無い頭寄せて文殊の知恵の合成に失敗してみる 
                              単勝オッズ1.2倍

 ほか出走馬無いですかー.

xotakk

 私は白りんより『シュール・ストレンミング』(スウェーデンの魚(ニシン)の缶詰.発酵して缶が膨張し爆発寸前状態にある)の缶詰を目の前で開けられたときのほうが死ぬ・・・

 開缶にあたっての4つの注意事項
1;家の中では開缶しない
2;開缶するときは必ず何か不用なものを身にまとう(缶の爆発の危険性あり)
3;開缶する前に必ず冷凍庫に入れてガス圧を下げておく(爆発防止)
4;風下に人がいないかどうかを確かめてから開缶

 白燐弾より,この缶詰を開けるほうが,人がいなくなるんじゃない?
 非常に臭くて目も痛くなって,鼻をふさいでも臭くて気持ち悪くなって吐き気がし,頭痛も起きる.
 少なくても数日は食事ができなくなり弱る.
(スウェーデン人には効かない)
 空中でシュール・ストレンミングをばら撒く兵器っていうのはどう?

 こんなデマ・ニュースにだまされる人たちもいなくなると思うのは私だけ?

うにうに♪

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/wp.htm
>Casualties from WP smoke have not occurred in combat operations.
>「WP(白燐)煙からの死傷者は戦闘で生じていません.」

>There are no reported deaths resulting from exposure to phosphorus smokes.
>「白燐煙に晒された状態が原因だと報告された死亡例はありません.」

>Generally, treatment of WP smoke irritation is unnecessary. Spontaneous recovery is rapid.
>「一般に,WP(白燐)煙焦燥の治療は不必要です.自発的回復は迅速です.」

 これらへのお答えはかんたんです.兵隊が「そこから退避できたから」.
 逆引きすれば,
家屋や穴の中に潜んでして,どこかに退避すしようともしない,
あるいはそれができない敵に有効なのです.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 退避できて無いですけど(笑)
 しかも一般人が.
http://obiekt.up.seesaa.net/image/smoke.gif

>家屋や穴の中に潜んでして,どこかに退避すしようともしない,
>あるいはそれができない敵に有効なのです.

 穴の中に白リン手榴弾を放り込むわけでもなく,遥か上空で空中炸裂させているのに何を言っているんだ?
 幾らでも出てくることが出来る.
 まぁ出てきたらそこを掃射するんだが.

 それとグロセキュの言う「死者は出ていない」とは,敵兵の事を含んでいるんだよ.

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【珍説】
 GlobalSecurity.orgは死者が出ていないから白リン煙は安全だ,という立場をとっていません.

>「There are no reported deaths resulting from exposure to phosphorus smokes. 」から十分判断出来ると思います.

 貴方まで,GlobalSecurity.orgのその一行だけをトリミングしたプロパガンダものを信じて,原文に目を通さず結論なさっていたとは驚きです.

以下引用
http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/wp.htm
White Phosphorus (WP)
White Phosphorus (WP) - Smoke の項
より

Most smokes are not hazardous in concentrations which are useful for obscuring purposes. However, any smoke can be hazardous to health if the concentration is sufficient or if the exposure is long enough. Medical personnel should be prepared to treat potential reactions to military smokes once such smokes have been introduced to the battlefield. Exposure to heavy smoke concentrations for extended periods (particularly if near the source of emission) may cause illness or even death.

ほとんどの煙は光の吸収目的に役立つ濃度では危険ではない.しかし.濃度が高すぎたり,被爆がとても長ければ,どんな煙も健康上の危険となり得る.医療従事者は,このような煙が戦場に導入されたら,軍用煙幕に起こり得る対処に備えなければならない.濃厚な煙に長期間曝されれば(特に放出源に近ければ),病気を生じたり,死ぬことすらありうるからだ.

Casualties from WP smoke have not occurred in combat operations.At room temperature, white phosphorus is somewhat volatile and may produce a toxic inhalational injury. In moist air, the phosphorus pentoxide produces phosphoric acid. This acid, depending on concentration and duration of exposure, may produce a variety of topically irritative injuries. Irritation of the eyes and irritation of the mucous membranes are the most commonly seen injuries. These complaints remit spontaneously with the soldier's removal from the exposure site. With intense exposures, a very explosive cough may occur, which renders gas mask adjustment difficult. There are no reported deaths resulting from exposure to phosphorus smokes. Generally, treatment of WP smoke irritation is unnecessary. Spontaneous recovery is rapid.

戦闘作戦では白リン弾の煙で犠牲者は出ていない.室温では白リンはいくらか揮発性があり吸毒性の傷害を引き起こす可能性がある.湿った空気中で五酸化リンはリン酸を生成する.この酸は,濃度と被爆時間により局所的な刺激性炎症を起こすかも知れない.目の刺激性炎症と粘膜の刺激性炎症はとてもよく見受けられる症状だ.これら症状は兵士が被爆場所から移動することで自然回復する.ひどく被爆すると,激しい咳が出て,ガスマスクの調整を難しくするかも知れない.白リンの煙に曝されたことによる死亡は報告されてない.一般的に,白リンの煙による炎症の治療は必要がない.自然治癒は速い.
(後略)

以下の最後の段落は,繰り返しですが,そこも翻訳しています.
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1889.html
をご参照あれ

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
>There are no reported deaths resulting from exposure to phosphorus smokes.
>Generally, treatment of WP smoke irritation is unnecessary. Spontaneous recovery is rapid.

 だからこの一文が大事なんだろうが.
 本当に文章の読解力がないやつだな,pippoちゃんは.

EAST

 長時間高濃度の暴露が危険というのは判ったさ.
 つか,それは俺も理解してる
(だから致死濃度だせと何度も書いとるわけで)

 でな?
 短時間の暴露なら事実上問題ないわけでさ.
 「長時間高濃度暴露したら危険だから,ちょっとでも暴露したら危険」は成り立たないの.
 んなこと言い出したら,地球上に生き物住めなくなるだろうが.

xotakk

 残念でなりませんが,この書き込みでアナタ(pippo)が今まで私が行ってきた議論を1ミリも理解していないということが(今まであえて直視するのを避けていましたが)判りました.

 再三書いているはずなのですが,私は「白リン弾」が「有毒とされる濃度」を問題としています.
 有毒とされる濃度がどの程度かという事を考えた上で,ガザで白リン弾が使われている状況で,その濃度に達しているか否かという点を,議論の主眼に置いているはずで,労働環境で高濃度の物に晒された場合の議論は,「完全に問題外」です.

 あなたが引用した文でしたら
>However, any smoke can be hazardous to health if the concentration is sufficient
>or if the exposure is long enough.
の部分の「if the concentration is sufficient or if the exposure is long enough」がどの程度で,それを超えているかいないかを考えているわけです.

 ですから,前にも書いた事の繰り返しですが,アナタが私に対して反論をするのなら,アナタの仰る「特異点」での濃度がその濃度を超えているか,ガザの人間がその「特異点」にどれだけ長い時間居続けているか,それを見極めればいい.
 労働環境での事故の事例と同等の濃度,時間白リン煙に晒されているという確固たる証拠を提示出来ればいいわけです.

>「There are no reported deaths resulting from exposure to phosphorus smokes. 」
の一文は,白リン弾に晒された人員がその濃度,時間の白リン煙には晒されていない事による物だと考えるのが妥当でしょう.
 「プロパガンダもの」と考える方がよほど曲解です.

あだ.

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
リンが完全に燃え終わった時の煙幕,
これはあなたがいう,燐酸などの2次生成物のミストでしょう.

しかし,人々の頭上に燃えた白リンをを降らせて,
http://jp.youtube.com/watch?v=ww4Ygbkxhks&NR=1
このように,重傷の火傷患者をうんだり,国連施設を炎上させたりするとき,

あなたの説はまったく成り立たないのです.

けっきょく
地上ではリンの一滴すら降らせないような
まるで天使のような「発煙弾」
これしか説明できないのです.

あなたは,現実の戦争被害に目をふさぐ為の「逆算」をしているにすぎません.
あの田母神元空漠長の,逆算から編み出した「コミンテルン陰謀説」と
なんら変わるところがないように思えてきました.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 まだ理解してないんだね.
 もう一度書こうか.

 まず白リンは燃焼してリン酸化物(五酸化二リン)を生成する.
 この粒子は空気中の水分を取り込み,爆発的に反応,瞬時に濃密な白色の煙を発生させる.

 これが白リン煙幕弾の煙幕生成過程.

 ようするにpippoが紹介した,「火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する」とは,既にこの状態の事を指している.

 既に水を得て反応しているものに,更に水を掛けて何か新たな反応が得られるとでも思ってるのが,pippoとギング部長の大間違いの原因.

 そして五酸化二リンのフュームの毒性は,急性吸入による最低危険レベルが0.02mg/m3.
 評価レベルは通常の家屋火災で発生する煙と同程度.

 何処が「強い毒性ガス」なんだね?
 このデータは国際化学物質安全性カードからで調べられる範囲だぞ.

 もうちょっと分かりやすく説明する必要があるのかな.

P:「五酸化二リンは水と激しく反応して危険です!」
J:「いや,反応した結果が,あの大量に発生する煙なんだけど?」

■五酸化二リンの粉末の入ったビーカー(100ml・乾燥剤として用いました)を片付けようとして,誤って流しで水を加えてしまいました.
 とたんに白煙が生じて上昇し,部屋の天井付近へたまりました.

http://q.hatena.ne.jp/1204390932

 この白い煙が白リン弾から発生する白煙のこと.

 白リン→燃焼→五酸化二リン→大気中の水分と反応→白煙が発生

 だから白煙に水を掛けても危険じゃ無いし,燃えてる白リンに水を掛けたら燃焼反応が抑制されて,五酸化二リンの発生そのものが止まるので,いきなり煙が急増したりはしない.

 もし水を掛けて煙が急増するなら,消火マニュアルにそう書いてあるはずだが,そのようなものは大戦中のマニュアルはおろか現代でのマニュアルでも記されていない.

 五酸化二リンは常温で固体なんだが,360℃で昇華して気体になるんだな.
 白リンの燃焼で生じる五酸化二リンは気体状ということになる.
 この場合,固体状の時よりも反応性は高く,大気中の水分と反応して煙を生み出す.
 五酸化二リンそのものは無色透明なので,そのままの状態では視界を遮る煙幕にはならない.

 つまりpippoの騒いでいる急激な反応とは,既に発生した結果がその煙に過ぎない.
 だから新たに水を掛けても,何か新しい事が起こるわけじゃない.

 固体状の五酸化二リンへ水を掛けた場合の注意書きを勘違いしちゃいけないって事だね.

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【珍説】
 ざっと読ましてもらいましたが,やっぱり
「もう他のものに火をつける物質はなくなってる」
という,「JSF一夜漬け修正理論」になってるですね.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 そんなことは書かれていないはずだが.
 勝手なデマを撒き散らすなよ.

 白リンが燃焼して発生する大量の煙は,五酸化二リンが大気中の水分と激しく反応している結果なの.
 既に反応しているのに,新たに水とどう反応すると言うんだ.

 過去の総合火力演習でも,小雨の中を白リン煙幕弾のデモンストレーションやってるが,晴れの日と特に変わらない反応だよ.

 もしお前さんの言うとおりなら,雨の中で白リン弾をつかったら凄いことになりそうなんだが,事実はそうではない.

 こちらは化学としても実体験としても理解している.
 お前さんの付け焼刃の知識じゃどうにもならんよ.

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【珍説】
消防作業中に<有毒ガス>を発生する可能性がある,だから消火が困難だった,という認識は,デマでもなんでもありません.それを<デマ>だというほうが<デマ>だと思いますが,あだ.さんはいかがお考えですか?

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 今までの議論(吸入毒性と濃度)とは微妙に焦点がずれていますが,今まで出た数値から考えれば「デマ,もしくは勘違い」と断言出来ると考えます.
 毒性があると言い難い,という数値は何度も出ていますが,「消火を困難にするほどの濃度の有毒ガスが発生する」と言い張れるだけの数値が,一度でも出てきましたか?

 そもそも消火法云々に関する議論は,既に終わった物と考えていたので,今更蒸し返されても正直反応に困ります.
 今現在のスタンスは何度も述べているとおりです.

あだ.

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「白燐火災は火が容易に消えない」とありますが,水で消せないのは何故?
 水をはじいてしまうから?

Xiao

 【回答】
 水で消せます.
 というより,理科室のビーカーの中に保管されている白燐は水に漬けてあるのです.
 空気を遮断すれば燃焼は止まります.
 空気が無くても燃焼する焼夷弾は,テルミット系だけです.

 ただし白燐が熱を帯びていたら,水で空気が遮断されていた事が解けて,つまり自ら出してしまえば,温度次第で再び発火します.

 また,白燐火災で水を用いて消火する場合は,霧状にしないと駄目なんですよ.
 ホースからそのまま出る直線状の水を掛けては駄目.

 空気遮断ならば砂を掛ける事も有効です.

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 人体に付着した白燐を洗い流す方法は,「砂をかける」?

 【回答】
 大量の水で洗い流す方が確実です.

週報 第336号(昭和18年3月24日号)防空を強化せよ
>黄燐焼夷弾の白煙は10分くらい吸っても無害とのことで,防毒面は附けずに消火活動を行うとのこと.

 なお白燐(黄燐)のガスはほぼ無害なので,防毒マスクは必要ありません.

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
蛮行 許しがたい イスラエルの国連施設空爆 国連スタッフら非難(松本眞志 in 「しんぶん赤旗」 2009/1/17)

 UNRWAのガザ地区を担当するジョン・ギング部長は,イスラエル軍が残虐兵器である白リン弾を多用しているとされることに言及.
 白リン弾が放つ炎に水をかけた場合,強い毒性ガスが発生するために消火活動が困難をきわめていると語りました.

 【回答】
http://www.pref.shiga.jp/e/imuyakumu/dokugeki/o01.html
によれば
・大規模火災の場合は霧状の水を多量に用いて消火する.
・棒状の水を注ぐと溶けた黄りんが細かい粒子となり,飛び散って危険である.

 要するに「天ぷら鍋火災の油にいきなり水をぶち込むな」という注意書きと同じなだけで,別に黄燐(白燐)へ水を掛けても猛毒ガスが発生するわけではない・・・

 詳しくは
「週刊オブイェクト」:白燐弾から強い毒性ガスが発生した主張するデマ報道
を参照されたし.


 白燐火災で水を用いて消火する場合は,霧状にしないと駄目なんですよ.
 ホースからそのまま出る直線状の水を掛けては駄目.
 そのへんの違いをギング所長は勘違いしたんでしょうね.

 ちなみに直線状の水を掛けてはならない理由は,毒ガスが発生するからではなく,液化した白燐が飛び散ってしまう為.
 要するに鍋の油の火災に水を勢いよくぶち込んではいけないのと同様の理屈です.
 だから霧状の水なら,どちらも上手く消火できます.

 もし水を掛けたら毒ガスが発生するなら,霧状の水でも駄目な筈.
 でもそうじゃないって事.

JSF in mixi
青文字:加筆改修部分

 なお,意図的なデマ報道なのか,それとも天然でやっているのか,については本サイトは言及を差し控える.


 【珍説】
 〔白リン弾の火災に〕使えた消化剤は 粉末消火薬剤,二酸化炭素,乾燥砂.
 水系消火薬剤は不可,とあります.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 その注意書きは固形状の五酸化二リンに対する記述なんですが,まだ理解してなかったのか.
 白リンの燃焼で生じる煙は,大気中の水分と既に反応している五酸化二リンのヒュームだ.
 だから燃えている白リンに水を掛けても,何か新しい毒ガスが発生するわけではない.
 一瞬だけ煙が出るのは継続される(大気中の水分の代わりに液体としての水分が反応)が,直後に白リンに水が掛かり酸素が遮断され火は消える.
 つまり五酸化二リンの発生も止まる.
 だから白リン火災への水の使用が可能となる.

JSF

 〔pippoが〕引用された「国際化学物質安全性カード(ICSC)日本語版」のサイトのトップページから,「必ずお読み下さい.」とある使用上の留意事項の項目に,以下のようにあります.
 引用の際には,このような注意書きには気をつけられた方がよろしいかと…

――――――
ご使用にあたっての留意事項

 ICSCは化学物質を取り扱う労働現場等を念頭において作成されていますので,記載されている毒性情報等は,一般社会で当該化学物質あるいはそれを含む製品に曝露した場合よりも,高濃度に曝露した場合の情報が中心となっています.
――――――

あだ.

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 現代の〔消火〕マニュアルに「水をかけるな」と書いてありますので,もう一度勉強してください.
 噴霧状の放水は,そこに水ミストの壁を作って,そこに「五酸化リン」と「リン酸」を吸収させるから有効なのです.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 現代の白リン火災消防マニュアルに水の使用が書かれている.
 勉強するのはお前のほうだ.

 棒状の水(ホースからの直線水流)が駄目なのは,勢いの良い水流が,熱で溶けた白リン(黄リン)が飛び散らせるからであって,五酸化二リンから強い毒性ガスが発生するとは一事も書かれていない.

http://www.pref.shiga.jp/e/imuyakumu/dokugeki/o01.html
>大規模火災の場合は霧状の水を多量に用いて消火する.
>棒状の水を注ぐと溶けた黄りんが細かい粒子となり,飛び散って危険である

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ニュースで結構な水圧で放水してる,ガザ地区からの映像がありましたが?

 【回答】
 火災の消火目標に直接かけるというよりかは,80度から70度くらいの角度で空に向かって放水することにより,霧状にして現場に雨を降らすように消火していたと印象があります.
 なので消火はそれなりに,白リンへ対応はしてたような感じでしたね.

ムツミ

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 白リン発煙弾として使用したか,白リン発炎弾として使用したかが問題なんじゃないの?
 白リン弾は煙幕弾としてしか使用しません,とは言えないと思うんだけど?
 炸裂に手加減を加えて反応を遅らせて,地上に落下するような使用法取ったら,〔略〕援助,備蓄燃料狙ったら化学消防車でも出さないと消せないと思うんだけどね.

ぶた 〆~~~~|_二郎_|

 【回答】
 着発で打ち込んだのが確認されたら言えるかも知れないが,現時点で確認されてるのはすべて空中炸裂.

肥後守

 1.そんなまどろっこしい物何のために使うの?
 完全に直撃させないかぎりやけどを負う程度.
 人殺したいとか,建物燃やしたいなら,もっと効率がよくてローコストな物が腐るほどあります.

 2.映像見るかぎり,相当上空で破裂させたものばかりなんだけど?
 いろいろ説明あるとおり,地面に着く前に相当量のリンが燃え尽きちゃいます.
 主目的の煙は燃え尽きる過程で,ちゃんと出てるので問題なし.

 3.黄燐焼夷弾は発煙弾と別物.

Xiao

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【質問】
 空中で爆発させることと,炸裂を加減させることは違うよ.
 地上に落ちる前に燃え尽きないように,炸裂に手を加えるわけだからね.
 消し止める方法に手がかかる火種ではないのかな?白リン火災は.

ぶた 〆~~~~|_二郎_|

 【回答】
 ちょっと調べてみたんですが,〔略〕黄リン(不純物が含まれる白リン)の消火方法は「大量の水による冷却消火」となっているようです.
 特に消し止める方法に手がかかる火種というわけでもなさそうですが…

 なにぶんネット情報(参考資料提示など特にはない)ものなので,誰かきちんとした参考書等の情報があればよろしくお願いします.

あだ.

 細かい事ですみませんが,黄燐は自然発火するので消防法では第3類(のうち禁水性以外)の危険物です.
 甲,乙,丙は危険物取扱者免状の種類です.
 甲種か乙3類の免状がないと取り扱いができません.
(分類)消防法 第三章 危険物 別表第一(第二条,第十条,第十一条の四関係) 参照
(リンク先の最後のほう)

(取扱者)危険物の規制に関する規則 第七章 危険物保安監督者及び危険物取扱者 (下記リンク先中盤,48条〜)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S34/S34F03101000055.html

 少量の場合は乾燥砂と水を併用して,反応が収まったら水バケツに,砂ごと回収すると聞いております.

ヂョウカァ

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
>「それが有害性を発揮する状況」というものの説明が必要でしょう.

はあ?有害な物質が発生する兵器が「無害」と言っているのはあなた方でしょう?

状況に話を進めても良いのですが,その場合「白燐弾の有害性」を蒸し返す方がいれば,あなたが「白燐弾の有害性は立証済み.後は有害性の“程度”の議論だ」と強硬に抗議していただけるんでしょうね?

光太郎
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 なんもわかっちゃいないな.
 有害な物質が発生するものが全て問題であるとすれば,少なくとも火鉢は使えない.
 なぜなら,常にC+CO2→2COという反応が起こって,非常に有害な一酸化炭素が発生している.

 それでも実際には問題なく使えているのは,一酸化炭素の濃度が上昇しないからだ.
 白リン弾によって発生する五酸化二リンやリン酸だって,有害であるがその濃度はそこまであがらない,と言ってるわけだ.

お(´・ω・)ぺ

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分

 光太郎氏の言っていることは,喩えるならこういうこと.

(1)光太郎氏
「水は電気分解されると酸素と水素が発生する.
 そして,酸素は高濃度の状況下では有害である.
 だから水は危険であり有害だ」

(2)葉月
「酸素が高濃度になるってどんな場合だよ.
 そんなレアケースを持ってこられて,危険だ,有害だ,と言われても」

(3)光太郎氏
「水から発生する酸素ははっきり有害ですよ.
 そうした極端な妄言言ってないで,現実を見てはどうですか?」
「状況に話を進めても良いのですが,その場合「水の有害性」を蒸し返す方がいれば,あなたが「水の有害性は立証済み.後は有害性の“程度”の議論だ」と強硬に抗議していただけるんでしょうね?」
「ところがその「基礎となるべき値」のみを取り上げて,「水は無害」と言い募っておられた方がいらっしゃいましたよね.
どっちが「非常に稀なケース」を元に議論を展開していたのかは自明ですが? 」

(4)反論
「だから,それが有害に作用する条件の蓋然性をry」

葉月@御剣財閥

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
燐酸と,リン酸塩,或いはリン酸基はそれぞれ違います.
リン酸基は細胞内で大活躍ですがそれは分子の部品としてです.

その親戚
リン酸エステルには「サリン」という怖いものがありますし,
有機リン殺虫剤もその仲間です.

人体の分子の部品としてなら,リン原子も骨の分子に無くてはならないものですが,
それが単体分子白リンとして撒かれれば,厄介な代物となるのです.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 高濃度のリン酸混合物(化合物じゃなくね)を吸入したり,暴露した皮膚から摂取している俺ら親子が生きているわけだ.
 未だにクソしつこくな.
 これを言うと物凄く不謹慎だが,俺ら親子は今回のガザ地区で白リン煙幕の中で過ごした人達と,同程度かそれ以上の量のリン酸を短時間で接種してた恐れがある.
 リン酸肥料の粉塵を吸い込んだ回数は2桁じゃ足りないし,経口摂取したことも何度もある.
 それでも,俺ら親子のみならず,日本全国の百姓が生き残ってたり天寿を全うしたわけだ.

 白リン弾で生成されるリン酸すらも危険と言及したのはお前.
 どう危険なのか説明してくれや,お願いでございますから.

 つかリン酸カルシウムも溶リン肥料も,高校生の頃は100kg単位で扱ってましたが,別にどってことなかったです.
 リン酸液肥の原液も一ビンまるまる浴びたことありますが,皮膚がただれるようなことも無かったですね.
 使う時は2000倍〜1万倍で使うことになってたんですが.

 でもその肥料,あとで販売停止になってやんの(笑)
 どういうことなの(笑)

 あと,リン酸カルシウムも安全とはされてるけれど,アレの溶けた水,5歳児に飲ませるとすっげぇ体調壊します.マジで.
 3日ぐらい.幻覚見えるし.
 あんなもんなんで飲んだのか,当時の俺に聞きたいです.
 お前バカだろうと.アホじゃなくてバカだろうと.
 濃度何%でそんなことになったのかは未だに謎.
 肥料だしリン酸カルシウムなんだから,相当安全なはずなんですがねぇ.
 なんか別のもんが混じってたとしか思えんです.

 あとなんか,白リンが主剤の土壌消毒剤のガスに巻かれて,すんげぇ体調崩したことありますが,今計算したら,1立方mあたりの白リンの量が,M825A1のそれと比べて2桁以上多くて吹いた(笑)
 土壌消毒剤は温室の中でリン炊いて3日間締め切って,出入り口開けて1日ほったらかしてから,水と石灰撒いて無毒化させるとかそんなことしてました.
 まだアレがあるかどうか知りません
(取り扱い難しいからもう売られてないかと).

>リン酸基は細胞内で大活躍ですがそれは分子の部品としてです.
>その親戚 リン酸エステルには「サリン」という怖いものがありますし,
>有機リン殺虫剤もその仲間です.

 で? それが白リン弾とどう関係すんだよ.
 「リンからサリンが」とか「有機リンが」とか言うなよ?
 それらの生成に,どんだけ無茶なカネの掛かりかたした施設が必要になると思ってんだ.
 白リンの燃焼による煙幕でそれらが得られるってんならその証拠もってこい.

>白リンとして撒かれれば,厄介な代物となるのです

 そんなもんはお前が指摘するまでもねぇだろ.

xotakk

>その肥料,あとで販売停止

 それが何時ごろの話か分かりませんが,リン鉱石自体は重要な戦略物資ですので・・
 どの国も輸出を渋っていたかと・・.
 慢性的な原料高騰で,商品の消滅が良くあったと記憶しています.

 ま,危険性うんぬんより,コストの問題でしょうね.

 んで,下水汚泥からリン肥料を生産する動きも有ったのですが・・
 下水汚泥の生物濃縮された重金属が問題になりまして・・
 今ひとつ普及していなかったかと・・.

 あと,燻蒸薬剤として「臭化メチル」が禁止されてしまいまして,コレの代替として「リン化水素」を使おうって話が有ったんですが・・
 「リン化水素」は抵抗性害虫が出現するので,長期的には使用することは好ましくないとの事で・・・.

 んで,「リン化水素」って国際化学物質安全性カード「リン (黄) 」の項目にある・・・

>強塩基と反応し,有毒な気体(ホスフィン)を生成する.

 この「ホスフィン」の事ですけどね.
 当然,毒性は有り,他の燻蒸薬剤と同じくらい(それ以下)注意すべき薬剤です.

 しかし化学の専門教育を受けていないと想定される,御百姓さん達に大量に使用させようって代物ですからね・・・
 その危険性は押して知るべしですね・・.

刑天

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
湿度に関しては私が間違っておりました.失礼しました.

白燐弾の煙についての有害性は

Q 白燐燃焼時に有害物質が生成され得るか?
A 生成され得る.

という部分については合意ができていると思いますが,如何ですか?

光太郎
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【回答】
Q 白燐燃焼時に有害物質が生成され得るか?
A 生成され得る.

Q 木炭燃焼時に有害物質が生成され得るか?
A 生成され得る.

Q 水素燃焼時に有害物質が生成され得るか?
A 生成され得る.

Xiao

Q 人間の呼吸時に有害物質が生成され得るか?
A 生成され得る.

Q 家庭用ストーブの使用時に有害物質が生成され得るか?
A 生成され得る.

とも言えてしまう.
 本当,「買ってはいけない」の論法と同じ.

ソムナムナー

 ……だからさ,有害物質が発生しても人体に危険な濃度に達しなきゃ白燐弾の煙は有害じゃないの.
 何回言えばわかるんだ?

地方妖怪PGERA

 だから,濃度と曝露時間が問題になるとあれほど(ry

EAST

 たとえば,有害物質として有名なダイオキシンは,都市の空気一呼吸分につき,分子100万個ほどの割合で含まれています.
 しかしそれで死んだやつはいません.
(まぁ,ダイオキシンが本当に有害かどうかという疑問もあるわけですが)

 分かりやすい「濃度によって危険かもしれないが大した問題ではないもの」の例
http://www.org-chem.org/yuuki/DDT/DDT.html
http://www.org-chem.org/yuuki/tenka/tenka.html
http://www.org-chem.org/yuuki/chemical/chemical.html
http://www.org-chem.org/yuuki/chemical/dioxin.html

C.Hinayama

「この世に毒でないものはない.あるものが毒になるか薬になるかはその用いる量によるのである」
パラケルスス (1493-1541)

ムツミ

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
520 2009年01月26日 17:48

鷲尾@とにかく平和を

JSFみたいな取り巻きに囲まれて自慰に耽っているバカには
このコミュくらいでしかニーズがないから仕方ないのだろうけど.

わたしゃこのトピではチャチャ入れ専門なんでアレだけど,
JSFは
・イスラエルは「白リン弾」を使用していない
・使用してたとしても軍事目標に対してだけである
・使用しても国際法規に抵触しない(が,「「残虐兵器」として規制を求める声が強い」)
・白リン弾には「反対派や規制派が述べるような危険」はない
と言いたいの? (´Д`)y-~~
それともアメリカや日本の軍事・防衛産業関係者から金貰って
イスラエルのスポークスマンを積極的にやって売文家もやってんの?

 〔記事転載部分省略〕

★あ,最後に,ここは軍ヲタの「自慰を開陳する場ではないので」,
  もう少し文章を練ってから書きましょうね!

あと,オマエの正体はつきとめるからな(´Д`)y-~~

 【回答】
 過去ログ読め.
 以上.

>オマエの正体はつきとめるからな

 うひょー,おっかねー(棒読み

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 燐が皮膚につくとどうなるんですか?
 石灰が付着したような感じ?

Xiao

 【回答】
 付着して燃えます.
 ただ粘着性はそれほど強くはないです.
 例えば大戦時の攻撃用白燐弾はゴムを充填し,焼けて解けたゴムと混じった白燐が人体に付着して燃えるという効果を発揮しますが,これは裏を返せば,白燐が単体ではそれほど粘着性が無いという証左になります.

JSF

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
さて,私の宿題であった23日からの議論を整理してみましたところ,JSF氏には,いくつかの混同が隠されていたことに気が付きました.それら混同は,JSF氏が意識したものか無意識なものかは,私にはわかりません.しかし,その混同を是正していけば,自ずとガザで使われた白リン弾の,非人道性が明らかになっていくはずです.

それは,次の『5つの混同』です.

JSF氏の
=========================
混同のT 燃えるリンの危険性と煙幕の危険性との混同
=========================

(1)白リン弾の非人道性は,燃えながら降り注ぐリンの火の玉の,「緩慢な貫通」ともいえる,深刻な人体損傷にあります.
(2)それをJSF氏は煙幕の危険性にスリカエ,その危険度の少なさから白リン弾弁護しようとしています.

実際にガザにおいて使われた「結果」は,白リン弾が焼夷効果をもって,非戦闘員である市民と民生施設(700人の避難民がいた国連学校を襲い全焼)を襲った,という隠しようがない事実です.

これは,リンの火傷と,そこからのリンの吸収が,人体に及ぼす影響を考察すれば,
しっかりと理解できるはずです.

JSF氏の
=========================
混同のU 燃えるリンの危険性と煙幕の危険性との混同
=========================

(1)白リンが燃え盛っている「時」の,燃え盛っている「場所」の煙と
(2)白リンが燃え「終わっ」て,光を良く散乱して漂う白い「煙幕」

前者には,まだ燃え残っているリンの蒸気やエアロゾルや.毒性が中程度のリン酸化物,それが水和したリン酸などが含まれています.そして,熱反応はますます亢進し酸素が消費されます.高温で酸素が不足した空気中では,毒性の高いガスが発生することもあります.消防士が気をつけねばならぬのはこれです.

燃焼時の一次的な反応と,煙の中の成分をみればわかることです.

後者は,毒性の軽いリン酸が次々と水和して,水滴の微粒子を大きくしていったもので,せいぜい鼻のど気管に軽い糜爛を起こす程度のものです.

この二つの「時」と「場」を峻別すればいいだけです.

JSF氏の
==============================
混同のV リンの「発火防止」と,燃えてるリンの「消火」の混同
==============================

(1)リンを水につけておくのは,それを酸素と触れさせないためです.
(2)燃えているリンに大量の水を掛けるのは,確実に温度を下げる為です.

水を使う目的が違います.

確かに噴霧状に水を掛けるのは,燃えながら溶けているリンを飛び散らせない為です.これまでの議論の結果,その点は私も良く分かりました.この方法は,リンが容器からこぼれて発火したようなときに有効です.リンの燃焼場所が1箇所であるような場合です.

大量の水を確実にかけて温度を下げ,リンの燃焼を食い止めます.

しかし,白リン弾による火事のように,リンの発火点が数多くあり,どこに付着,着火したかもわからない.その上,とても火勢を食い止めることができないようなときには,中途半端な放水が却って有毒ガスを発生させる要因ともなります.

JSF氏の
==================
混同のIV 白リン弾煙幕の主成分の混同
==================

(1)白い煙幕の主成分は五酸化リン
(2)白い煙幕の主成分はリン酸

これは,(1)から(2)に,この数日でJSF氏の説明が変わってきた点です.

以前からの週刊オブイエクトの文章は,煙の要素である五酸化リンは「乾燥剤に使われるくらいだから」大して危険じゃない,の論調に固執されていました.
ところが数日前からJSFさんは,五酸化リンは発生した刹那に水と反応してリン酸になっているのだから,というふうに,五酸化リンを「言葉の煙幕」の陰に隠そうとしています.

多分,五酸化リンの吸湿性が人体に深刻な影響を与えることを知って,ご自分の主張からその存在を消したくなったのではないか,と推察しますが,違っていたら教えてください.

ただ何の説明も無くそう主張を変えたので,JSFさんの信奉者の方々はいまだに本掲示板やオブイエクトの掲示板で,「白煙の主成分の五酸化リンは安全だ」を繰り返しています.

JSF氏の
==================
混同のV 白リン弾は155ミリ弾である
==================

(1)イスラエル軍は,81ミリと120ミリの迫撃砲弾を使ったといっているのに
(2)JSF氏は,そんなことはない155ミリだ

と言い張っています.

JSF氏は,イスラエル軍はホントのことを隠しているのでしょうか,それとも,JSF氏には,81ミリ弾や120ミリ弾では何かまずいことでもあるのでしょうか?
たとえば,焼夷用途に使いやすいかどうか,とかの.

<軍ヲタ>でない私には真意はわかりかねますが,何かとても不思議です.

JSF氏が155ミリだという根拠は今のところ見つかっていません.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 pippoは未だにstick to〜を「突き刺さる」と思い込んでるらしい.
 stickに突き刺さるという意味は確かにあるが,お前が「試訳(笑)」したstickの意味は単に「付着する」とか「くっつく」って意味だ.
 燃えてるリンが服につきゃ,そりゃ「貫通」はするかもな.
 たばこの火だって衣服に穴をあけるし,花火が衣服に当たれば当然穴が開くわな.
 つまり,燃焼してるものが当たれば服に穴はあくし,それが皮膚に達したら火傷はして当然だ.

 燃焼してる場所がどうのというが,密閉された室内で燃えでもしないかぎり,白リンが燃えたとしても致死性のガスが充満するわけじゃない.
 せいぜい目が痛いとか喉が痛いとか訴える程度だろうよ.
 お前は自分の翻訳(笑)した英文すらまともによんでないのか?
 そこには「白リンの煙による死者は報告されていない」としっかり書いてあるじゃないか.

 それに,昔使われた白リン焼夷弾(黄リン焼夷弾)だって,それは「焼夷弾として設計された」からこそ有効なのであって,発煙用の白燐弾じゃ焼夷作用は「運悪く燃えてるリンが直撃」しない限り期待出来ない.
 白リンに毒性があることは確かだが,それは白リンが皮膚に触れた場合に化学熱傷を起こすという意味であって,発煙弾が近くに撃ち込まれたからといって,すぐに致死性のガスが高濃度で発生するということじゃない.

 リンを使った発煙弾の斉射を,毎年何万という観衆がが目の前で目撃しているんだが?
 さらにはその下には多数の戦闘車両がいるんだが?
 煙だって観客席に流れてきて目の前が真っ白になって何もみえないことだってあるが,特に健康を害する人もいないぜ?
 開けた場所で白燐弾使うってのは,所詮その程度のことなんだよ.

 燃えている白リンに対して直接水をかけないのは,結局「天ぷら油火災に水を注ぐのと同じことになるから」だというのも,すでに書かれていることだと思うんだが?
 政府の資料では「湿った土などをかける」とあり,リンが付着した場合は「多量の水で洗い流す,石けんは使うな」とある.
 結局,湿った砂や土をかけるのは,白リンが飛び散ることを防ぎつつ酸素を遮断する目的で,霧状の水をかけるというのは,他の火災でもそうだが,インパルスガンを使った消火では気化熱の応用で火勢を弱めるためだよ.
 その点ではまあ「温度を下げるため」というのは間違っていない.
 だが,ガザ出使われた白燐弾による火災は,あくまでも「延焼」したものであって,白リンそのものが燃え続けたわけじゃない.
 リンの反応は激しいから,発煙弾なんてすぐに燃え尽きるもんだぞ?
 焼夷弾として設計されていない限りな.

 「酸素が少ない水」に白リンをつけると,有害なホスフィンが発生するとかいう話があったが,あれは「酸素が少ない」じゃなく,「アルカリ性の強い」水溶液の間違いだ.
 だからリンが付着した場合には,石けんを使ってはいけないんだよ.
 なぜなら石けん水はアルカリ性だから.

 さらに「五酸化二燐(十酸化四燐)が『安全』だ」とは誰も主張してないと思うが?
 問題はその濃度にあると何度も言われてるのが分からんのか.
 さっきも書いたが,狭い密室で大漁の白リンを燃焼させるならまだしも,開けた室外でたかだか数十グラムの白リンが燃焼したところで,その毒性などたかが知れている.

 155mm榴弾砲の発煙弾が用いられているのはほぼ確実.
 なにしろ報道写真にもばっちり写ってるからな.
 大体,迫撃砲のWPの用法もしらないで何が残虐兵器だよ.
 白燐弾が非人道的な残虐兵器だとしたら,死者の数は1000人じゃ済んでないぞ.
 本気で焼き払うつもりなら,それ専用に作られた焼夷弾が投下されて終わりだ.

 同じ場所に榴弾をぶち込んでも,被害はさらに大きかっただろうな.迫撃砲が使われていたとしても,迫撃砲弾のWPだってマーキングや煙幕に使われるものだし,通常の榴弾と交互に撃ち込んで心理的に敵を混乱させるのにも用いる.
 しかも,その発煙弾をぶち込んだあとには,「味方の部隊が」突撃する場合だって多いんだぜ?
 そんな致死性の高いものをぶちまけた中に,味方を突撃させるのか?

 一見すると理論的にやり込めているように見えそうなpippoのコメントだが所詮,理系が専門でもない私にこれだけ突っ込まれるような代物ってことだ.

 それはそうと,「試訳」トピがすっかり止まってるんだが,いつになったら試訳(笑)から完全版の翻訳に移るんだい?
 私は一応英語が専門だったんだが,理系の知識のない私でも爆笑ものの誤訳が多数みつかったんだが?

EAST

 そういやステッカーのつづりがstickerですものな.

 それにそもそも,酸素以外の不純物ありありの「大気中」で燃焼した白リンが,全部が全部5酸化2リンに変化できるはずも無く.

 そして相変わらず,軍オタであるか否かがレッテルになると思っているのが滑稽で仕方ない(笑)

 〔略〕

 んでだ.
 ピッポりんにはまだ
「大気中で燃焼した白リンが,全部が全部5酸化2リンになると思っているのかどうか?」

「実際にリン酸浴びて普通にぐだぐだ生きてるヤツがここにいる」
ことについて,まだ説明してもらってないわけだが.

xotakk

xotakk

>「白煙の主成分の五酸化リンは安全だ」を繰り返しています.

 マスタードガスの30倍は安全だ,ってWikipediaに書いてあったじゃねーか.ソースつきで.

ゆきかぜまる

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【珍説】
>発煙弾が近くに撃ち込まれたからといって,
>すぐに致死性のガスが高濃度で発生するということじゃない.

 私は「致死性のガスが高濃度で発生する」なんていってませんよ.

 白リン燃焼中は,致死性のガスが低濃度であっても発生する可能性はありますから,注意が必要です.
 一般市民のいるところで使うのは問題です.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
>白リン燃焼中は,致死性のガスが低濃度であっても発生する可能性はありますから

 致死性ガスの物質名&化学式を是非ご教授いただきたい.
 毎年実施している富士総合火力演習における,きわめて重大な問題となりうるので.

 …「致死性」の意味から,辞書を引きなおした方が良いんじゃないか?

Cpt.hige

 ひょっとしてピッポちゃんは,5酸化2リンを吸入して死のうと思ったら,それこそ閉じた口の中で結構な量を燃やすぐらいの勢いでやんなきゃならないのを,理解していないのではないか.
 M825の効果範囲内の大気体積で内蔵されるWPの量,計算したらとんでもなく薄い量だし,さらにそこから発生する5酸化2リンの量もずいぶん薄い.

 WPスモークを焼夷弾として使うなら,窓や壁の穴から子弾が飛び込むとか,そんなバクチ打たずに,モルタル壁ぐらいは貫通してから発火するように設計するもんだし.

 つうか自衛隊の総合火力演習のビデオみたら?

xotakk

「白リン燃焼中は,致死性のガスが低濃度であっても発生する可能性はありますから 」
は,少なくとも今回調べた三つの物質ではないはずですので,その成分と毒性,発生濃度に関して考証に足る資料を提示して頂きたいです.
 その資料が提示出来ない限り,論拠のない妄言と判断せざるを得ません.

あだ.

 ちなみに水,って知ってるか?
 これも『致死性』をもつんだけど,ある意味.

ゆきかぜまる

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【珍説】
 stick to〜 は「くっつく」ですね.わたしも貫通力のようには書いていませんので.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 お前,自分が「試訳(笑)トピ」で
“If burning particles of WP strike and stick to the clothing, take off the contaminated clothing quickly before the WP burns through to the skin.”

「もし白リン=WPの燃焼粒子が衣服に当たって突き刺さったら〜」
とか超訳してたのを忘れたのか?

 忘れてるとしたらよほど揮発性の脳みそしてるんだなぁ.
 可哀想なやつだ.

EAST

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【珍説】
>白リンそのものが燃え続けたわけじゃない.リンの反応は激しいから,発煙弾なんてすぐに燃え尽きるもんだぞ?

 そんなことはありませんよ.
 いつまでも白リンが燻りつづけている写真や映像が,いっぱいWEBで公開されています.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 「白リンがくすぶり続けてる!!!」とかいう動画を見たが,ありゃ再発火しても仕方ないだろ.
 酸素遮断しないで,しかも足で蹴ったり棒でつついたりしてる.
 そりゃ再発火もするわな.
 白リン(黄リン)の取り扱いを知らないでやってるのか,それともわざといじくり回して再発火させてるのか.

EAST

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 実際にM825A1白燐煙幕弾って,1発あたり何kg程度の白燐を搭載しているかご存知ですか?
 それが分かれば,多分濃度計算が出来るかと思うのですが…

kAssy

 【回答】
 約58kgの白リンが搭載されています.
 それが116個に分かれるので,ばら撒かれる白リンは一片辺り50gほどになりますですはい.

竹輪

 ありがとうございます.
http://obiekt.seesaa.net/article/112720265.html
で確認したところ5.8kgでした.
 確認を怠っちゃって申しわけないです.
 以下,軽く計算してみます.

 ・単純化のため,起こる反応は以下の2種類に限定
  1.P4(s) + 5O2(g) = P4O10 (?) (白リンの燃焼課程)
  2.P4O10(?) + 6H2O(l or g) → 4H3PO4(?) (燐酸煙幕の生成過程)
  
 ・1の反応より,P4O10の生成量は5.8×(282/122)= 13.4kg
 ・2の反応より,H3PO4の生成量は13.4+(13.4/282)× 6 × 18 = 18.5kg
 ・以上2つの反応は迅速に進むため,最終的には白リンは全てリン酸のフュームになると仮定

 ・燐酸の許容濃度は2mg/m3
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1008c.html
 ・18.5kgのリン酸を希釈するためには,18500000/2 = 9250000m3の大気が必要
 ・東京ドームの容積が1240000m3なので,希釈に必要な大気量は東京ドーム8個弱

 計算ミスがなければ,量的にはこのくらいの感覚でしょうか.
 後は有効範囲の空気体積がわかれば…

kAssy

 P2O5のLC50はマウスで271mg/m3/H
 H3PO4のLD50はラットで1530mg/kg
 271mg/m3のガス中で1時間いて半数死亡.

 竹輪さんが58kgのリンという数字を出してくれているので,それを元に計算すると,58kgのリンは133kgのP2O5になるので,
133×1000×1000/271=490774m3
に充満するとLC50に到達.
 この体積は79m立方くらいの体積になるわけで.一発の白リン弾をこの範囲で炸裂させることって可能なんですかね?

 しかも,全てのリンがP2O5にとどまったとしての話なんで.
 リン酸になったらもっと毒性下がっちゃうんで難しいですよね.

というわけで,
>・18.5kgのリン酸を希釈するためには,18500000/2 = 9250000m3の大気が必要

を前提で考えてみると,だいたい210m立方になります.
 高さ方向も考えてOKだと思うんで,こんなもんじゃないですかねぇ.

お(´・ω・)ぺ

 GlobalSecurity.orgのM825の項目によると

――――――
 The M825A1 White Phosphorus shell deploys 116 WP impregnated felt wedges that provide screening for about 5-10 minutes over a 125-250 meter area that obscures enemy vision or screens maneuvering elements.
――――――

とあり,125-250m以上のエリア(半径か直径かは判りませんが)を5-10分程覆うようですね.
 あとは破裂高度が判れば,そこを頂点とする三角錐状のエリアとして空気の体積が求められると思います.
 この資料によると効果時間が5-10分とのことなので,一時間あたり…として計算し直す必要があるかとおもいます.

あだ.

http://news.livedoor.com/article/detail/3979649/
 ひとまず,300mとしておきます.

 ・高度は300m,直径125mの円錐を効果範囲としてみる.
 ・白煙はずっとその円錐内に留まり続けると仮定.
 ・この円錐の体積は62.5×62.5×3.14×300/3 = 122万m3

 かなり小さめの円錐にリンの化学種が留まるとすると,
 18500000 / 1220000 = 15.2 mg/m3

 許容濃度よりはかなり高い数値ですが,LC50やLD50よりは低い.
 そんなところでしょうか.

 実際は煙幕の拡散が起こるでしょうし,効果範囲はもっと広いかもしれませんので,やはり吸引による毒性は「低そう」だと感じます.

kAssy

 1991年のヤツですけど・・
http://www.safe.nite.go.jp/pdf/sanei/210teian.pdf

――――――
燐酸 
H3PO4
CAS No,7664-38-2
許容濃度 1mg/m3

<前略>

4,ACGIHがTLVの根拠としている記述を整理すると以下のとおりである 2).

 (1) リン酸のTLV値は硫酸についての経験とデータ類推に基づいて勧告されている.

 (2) 0.8〜5.4mg/m3の範囲の濃度の五酸化二リンのヒュームは感知しうるが不快ではなく,3.6〜11.3mg/m3の間の濃度では,不慣れな作業者に咳嗽を引き起こしたが,耐える事が出来た.100mg/m3の濃度では,よく馴れた作業者を除いて耐えられなかった 5).

 (3) したがって,TLVとしての1mg/m3は,馴れていない作業者に対して咽頭の刺激を起こす濃度よりも低く,よく馴れた作業者に対して十分耐えられる濃度よりも低い 6).

 (4) AIHIのHygienic Guideによると,リン酸は硝酸または硫酸より障害性が低い.5)
――――――

刑天

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 オープン・スペースだけを問題にしても,ガザ市内のように狭い準閉鎖空間が多数あり,風向きしだいで急激に濃度が上がる事も考えられる,狭く,戦闘中で負傷しているかも知れず,部屋から出れば撃たれる危険があるという状況を無視しては説得力は無いでしょう?
 別に「毒ガス弾」とは思いませんけど,「可能性」を無視して「あり得る状況」を排除した片手落ちの証明では,意味は無いでしょう.

光太郎

 【回答】
 準閉鎖空間とはいかなる場所でしょうか,ご説明願います.

 部屋の中に居れば煙に対してまかれる可能性は低いはずです.
 戦闘中で運悪く足を負傷し,運悪く窓が全開,そこに運悪く白燐弾が着弾し窓から煙が大量に入ってきて,さらに運悪く風向きが変わり煙が逃げない.
 こういった極めて限られたケースをとりあげる方が,よっぽど説得力がありません.

コンスル

 だいたい,屋内の人間まで発生させたガスで殺すことを考えるなら,もっと効率のいい方法を考えるのが人間だというに.
 なんで窓から飛び込むような偶然を期待せにゃならんのだ?

 あ,ちなみに各種フィルムを見るとM825A1の爆発高度は,地表100m前後じゃないかと思われ.
 この辺は信管の調節具合でなんとでもなりますがねー.

 H100R200の円錐体が完全な密閉空間なら,ガスによる障害を負ってもおかしかないですが,天井吹き抜けである以上それはありえません.
 それこそ目も開けてられないくらい打ち込まないと,ピッポりんや光太郎ちゃんがそうであってほしいほどの効果は発生せんね.

 むしろ燃え尽きずに地表に落達した発煙子弾(とそれからこぼれた火の粉)による,化学やけどの危険性を勘案するべきだが,それは発煙によるものではない.

 と,まとめたら俺の俺の主張はこうなるわけだが
(そして2回ぐらいは言ったはずだが).

xotakk

 どこの部分に対する反論として「片手落ち」と仰られているのかが明確ではないので,上述の算出値に対して,として考えさせて頂きますが,この計算に関しては
・提示された資料から考え得る最も狭いと考えられる円錐内で
・発煙弾中のリンが速やかに完全に反応し
・白煙がその円錐内から拡散もせずとどまり続け
・発煙弾の効果時間(資料に寄るが5〜30分)を考慮に入れず1時間分として考え
た仮定の上で,言い換えるなら室内とさほど変わらない(むしろ室内ですらこの濃度にはならないかも知れない)値での算出値です.
 この計算が概算に過ぎないのは百も承知ですが,毒性が高いとは言えないとするには十分な値であると考えます.

あだ.

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分



 【反論】
ガザは中東最大の人口密集地であり,白燐弾が使われたのは「市街地」のビル密集地です.
建物は構造が複雑で,進入した煙はどこにどう滞留し,濃度が上がるか予測できないでしょう.
ビル火災の場合,煙による死者が火元と離れたところでも多く出る事例も存在します.
白燐弾は元々が「煙幕効果」のために使われるものですから,その発煙力は高いものでしょう.
それが建物に使われた場合,煙の濃度は一律にはなり得無いでしょう.
ですから,「オープンスペース」での計算を元に,被害を推定できないと思います.

>だいたい屋内の人間まで発生させたガスで殺すことを考えるなら
もっと効率のいい方法を考えるのが人間だというに

そうした「効果的な方法」は国際的条約によって禁止されています.
また白燐弾の煙の「対人効果」は,あくまでも二次的,副次的なもので,主目的として使ったとは,誰も主張していません.
問題は「白燐弾の煙が有害な影響を与ええるか?」ですよ.
ガザの状況,地形,白燐弾の一回の使用数など,個別の状況を無視して計算しても,白燐弾の無害性は証明されません.

>H100R200の円錐体が完全な密閉空間なら

非現実的な条件設定です.
ガザのような市街地の大半は「建物」です.一気に大量の煙が発生し,建物内に進入した煙が建物内でどこへどう滞留し,急激な濃度上昇を起こすか,誰にもわかりません.
また「煙がきたら逃げればいい」などというのも,「白燐弾を打ち込むのは,最前線」という現実を無視してます.

>むしろ燃え尽きずに地表に落達した発煙子弾(とそれからこぼれた火の粉)による
化学やけどの危険性を勘案するべきだが,それは発煙によるものではない.

そのとおりですね.誰も「有毒な発煙効果」が白燐弾使用の主眼とは主張していません.
副次的効果も無視できないと言っているだけです.

ちなみに,前に夜間の白燐弾投下場面をJSFさんにご紹介いただきましたが,白燐が落下した場所で「フラッシュ」が見られました.
これは比較的大き目の白燐片が落下時に散らばっているものと思われます.
この近くに人がいたらと思うと,ぞっとしますね.

光太郎

 【再反論】
 貴方の推測は一見的を射ているようで,全く明後日の方向に向いています.
 建物の中で大量に燃焼すればそのようになる可能性もあるかもしれませんが,今回問題にしている発煙弾はM825という,上空で破砕し白煙を散布する砲弾です.
(今のところそれ以外に関する議論に加わるつもりはありません)

 日本の比較的開放的な家屋であっても,隣の家の庭でゴミを焼いている煙が,家の中に大量に留まって窒息死に至る事が考えられるでしょうか?
 当然あり得ませんよね.
 貴方が言う
「煙がどこにどう滞留し,濃度が上がるか予測出来ない」
は,それぐらい突飛な主張ですので,考証するに値しないと考えます.
 もし白リン弾の白煙は毒性が高いから〜云々仰るつもりならば,これまでの私とpippoさんの議論を読み返して下さい.

>>H100R200の円錐体が完全な密閉空間なら
>非現実的な条件設定です.

 ええ,その通り非現実的条件設定です.
 非現実的なほど,実際より高濃度になるはずの条件設定であるにもかかわらず,マウスやラットの半数致死濃度にも遠く及ばない,という結果が出た設定です.
 実際に使用される発煙弾の煙が有毒とは言い難い,と主張するに十分なはずですが?

あだ.

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 私も,リンの燃焼がおわり,あたりに拡散されたあとの白煙は,よっぽど長時間それを吸いつづけていない限り,<有毒>とはいえないと思いますよ.
 私は最初から,燃焼中のリンの周囲を問題にしているのです.
 住民の人体被害はそこで起きているのですから.

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 じゃあ前出のJSFさんとのやりとりは何だろう…と思わなくもないですが,これからは「白リンと十酸化四リンが存在しうるか」に焦点を絞ってよいですか?

 確かに,私の概算は全ての白リンが以下の2段階反応で,全てリン酸になるとした上での"概算"です.
 1.P4(s) + 5O2(g) = P4O10 (?) logK > 40 (白リンの燃焼課程)
 2.P4O10(?) + 6H2O(l or g) → 4H3PO4(?) logK > 10(燐酸煙幕の生成過程)

 反応の平衡定数を付加しました.
(反応温度がわからなかったので,とりあえず2000℃まで100℃刻みに計算し,最小値から上記の範囲としました.)

 少なくとも,平衡定数は100億以上.
 これが,私が白リンと十酸化四リンの反応性は著しく高いとする根拠です.ひとまず.
 (厳密には平衡定数は「反応する傾向」を示す値であり,反応速度はまた別の話なのですが,平衡定数が100億以上あるのに,実際の反応はゆっくり,という事象があったら教えてください)

 あと,一応自分で計算した「円錐大気」中の酸素及び水蒸気量が,充分かどうかも計算しておきますね.
 ・酸素は20%,水蒸気量は…1%としておきます(イスラム圏はもっと乾いてそうですが)
http://www.jamstec.go.jp/frcgc/public/jp/f_str4.html

 ・円錐大気は122万m3とした(ちなみに東京ドームが124万m3)
 ・空気密度は1.2kg/m3ぐらいなので(昔,高校受験で計算しました)
 円錐大気の重量はおおよそ100万kg.よって,酸素量は20万kg,水蒸気量は1万kg.
 ・一方,1の反応に必要な酸素量は13.4 - 5.8= 7.6kg,
  2の反応に必要な水蒸気量は18.5 - 13.4 = 5.1kg

 充分みたいです.
 桁が4〜5桁違うようですし.

 ので.
 pippoさんはこれから,この辺を立証していけばいいのではないでしょうか?
 1.M852A1およびその子弾がどれくらいの高度で分裂,反応を開始したか
  (この高度が低くなればなるほど,効果範囲は狭まりますがリン濃度は高くなるので)
 2.弾頭の落下にかかる時間と,上記反応の速度との関係
  (少なくとも前者か充分小さくないと,おそらく完全に反応してしまいます)
 3.燃焼においては酸素濃度の低い領域ができて(燃焼に関しては詳しくは知らないのですが)
   1の反応が進みにくくなることも考えられるが,そのようなことが実際起きたか
 4.水蒸気量が何らかの要因により足りなくなって,
   2の反応が進みにくくなることも考えられるが,そのようなことが実際起きたか

kAssy

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
 確かに<吸引>ということに限定すれば,白リン,五酸化二リン,リン酸が重篤な傷害を起こす可能性は殆どないでしょう.
 しかし,これらの濃度は被爆地点周辺に一様に分散しているものではなく,燃えている白リンの塊の近傍では,相当な濃度に高まっていることが想定できます.
(数式では計算できない特異点です)

pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)

 【事実】
 いいえ.
 「特異点」という点ではその通りだと思いますが,「相当な濃度に高まっている」との想定は否定させて頂きます.
 燃焼を続けている白リンが,文字通り目と鼻の先にある状態で倒れている人間,などという想定ならばそれもあり得る話かも知れませんが,五酸化二リン,リン酸の濃度が一定値を超えると粘膜に刺激を受ける為,人間は何らかの待避行動を取るはずです.
 「特異点」にとどまる選択をするのは,火事が起こっても逃げない自殺志願者と同義です.

 また,そもそも全量が完全に反応しても,半数致死濃度に遠く及ばない状況であるのに,破片一つが燃えている=燃え残っている程度の反応量で,有毒と言うのはいささか不自然かと.
 目の前でリンを燃焼させる実験をやっても,部屋の換気をきちんとしていれば問題なし,とするのと同じ事でしょう.

 ガザで燃え残ったと思しきリンをつついて再発火させている,という動画がありましたが,あれこそが貴方の仰る「特異点」の状況だと思われます.
 この動画などでも,燃焼反応を起こして白煙を吹いているいるにもかかわらず,蹴り転がしたりしているようですね.
http://jp.youtube.com/watch?v=KiREokt8K0c

あだ.

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 燐寸(マッチ)博物館HPによると
「黄燐マッチは毒性が強く,製造に従事する人が,黄燐を含む蒸気を吸い込み,あごの骨が分解する治療不能の骨エソや骨火症をひき起こしたり,幼児がマッチの頭部をなめて命を落したり,殺人や自殺などに使用された事もあった」
http://www.tanaka-match.co.jp/museum/history/1.htm

 黄燐自体長期間吸引すると障害を発生したり,「なめ(舐め)」たりすると命に危険を及ぼすため,無害ではないんじゃないんですか?

 また,黄燐の酸化により生じる五酸化燐の固体微粒子と,五酸化燐と空気中の水分の反応により生じる,燐酸の液体微粒子が白煙の正体で,五酸化燐は殺傷力は低く少しくらいなら吸い込んでも殆ど生理的な害はないが,強い粘膜刺激性を持ち眼球,喉,肺を痛めつけ,催涙ガスと同様な効果を発揮する,ということを聞いたことあるんですけど,これも間違った情報なんでしょうか?

みるき〜☆にゃんこ

 【回答】
 リンの蒸気で骨壊疽が起こるのは,血中のリン酸濃度が高い状態が遷延した場合.
 骨の基質にもリンは含まれてますが,過剰なリンを排泄する際にカルシウムも一緒に排泄されてしまう.
 で,骨粗鬆症になる訳です.
 リンを含む食べ物を大量に,長期間たべ続けても骨が脆くなります.
 どちらかといえば,これは長期的な毒性に分類するのが妥当でしょう.

 で,マッチをなめて・・・っていう件.
 リン自体に化学熱傷を引き起こす作用があり,ベロベロなめると舌がえらいことになるのは,想像に難くありません.
 さらに,胃液と反応してホスフィン(燐化水素)が発生します.
 コイツのタチが悪いところは,粘膜障害性自体は強くないくせに,毒性だけはしっかりあるところ.
 吸入してもそれと気づきません・・・
 が,消化器症状,肝・腎・心臓障害を引き起こします.
 これは先ほどのとは違って急性毒性.
 つまりは,先ほどの「骨が・・・」って言うのとは別物ってことです.

 で,P5O2の件.
 高濃度のP5O2がたちこめている中にずっといた場合,粘膜上や空気中の水分と反応してリン酸となり,粘膜傷害を引き起こす,といった感じですね.
 これも急性毒性.
 通常使用が想定される状態,つまり屋外だと発生した白煙が飛ばされたりして,生理的に害となるレベルの濃度である時間が短い,という点であまり問題視されていないのかと.
 完全無風の洞窟にたたき込んだ場合や,それこそ絨毯爆撃のごとくぶちかまして,風などお構いなしに数十分にもわたって,白煙がもうもうと立ちこめた中にいれば,問題になってくるのかもしれません.

Dr_whitebear

以上,mixiより
青文字:加筆改修部分


 【反論】
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20090926/1253938410
本来,白燐弾が人体に(ほとんど)無害であることを主張したいのなら,主張する側が上の業界団体のように検証すべきなんですが,ネットの白燐弾擁護派は挙証責任を相手に押し付けて逃げています.

(引用権の範囲内において,引用させていただきました)

 【再反論】
 上記はgoogle検索中,たまたま発見したので,緩く再反論しておきます.
 挙証責任は第一に,害が「ある」と主張する側に帰するものです.
 「悪魔の証明」でgoogle検索なされることを,強くお勧めします.

 それに「ほとんど無害である」ことは,上述のような化学平衡の計算結果や,富士演習場で実際に白燐をかぶって無傷である人がいることなどによって,十分に「検証」されているかと存じます.

2011.12.18


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