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「週刊オブイェクト」◆（2010年07月10日）欧州放射線リスク委員会は何度も妄言を繰り返すトンデモ集団
【反論】
――――――
佐藤（JIM-NETの佐藤真紀）さんは，その劣化ウラン弾のその後についての報告書を出されました．
ぜひ，皆さんも報告を読んでみてください．
http://www.jim-net.net/news/2011/01/post-22.php
劣化ウラン弾を禁止していくために，一歩でも前進する1年にしたいと思います．
福島瑞穂 in twitter
――――――
【再反論】
報告書を読ませて頂きました．
小児がん罹患率のデータを見る限り，最も高いバスラの数値でさえアメリカの罹患率と同程度．
これでは騒ぎようがないですね．
http://twitter.com/obiekt_JP/status/26995316364419072
現在までの知見に依れば，劣化ウラン弾微粉末吸引による被ばく程度では，放射能毒性はたかだか知れている．
勿論，真似したくはないが．一方，ウランの重金属としての毒性も余りよく分かっていない．
これはタングステンでもほぼ同様というわけで．
http://twitter.com/hebotanto/status/27002409775529984
報告読んだけど，自分は伝聞情報だけで，他人の疫学的調査を先入観で全否定してるけど，こういうの信用できるの？
http://twitter.com/nomaddaemon/status/26994579571998721
【珍説】
「有機ヨード剤は劣化ウランに効く」???
「人間の盾」で活動の代表，イラク救援募金５百万円流用
http://www.asahi.com/national/update/0202/019.html
「また，高橋代表は，休業中の神奈川県小田原市の医薬品会社が無許可の工場（貸倉庫）で製造・販売していた有機ヨード剤（商品名ネオマキス）を一般からの募金をもとにした資金で，これまでに２６０万円分以上購入．無許可製造の注射液などとともに，「劣化ウランの被害やがんに効く」などとしてイラクの病院などに届けていたことが分かり，神奈川県衛生部が調査を始めた」
【事実】
ヨード剤（ヨウ素剤）は，原発事故や核爆発の際に生じる放射性物質の中でも割合が高く，気化して拡散し吸入されやすい《放射性ヨウ素》が甲状腺に蓄積されるのを防ぐ為に《放射性ではない普通のヨウ素》を摂取し甲状腺を飽和させ，放射性ヨウ素を取り込まない為のモノ．
つまり，ヨード剤はなるべく事前に摂取すべきものであり，被爆後6時間を経過して服用しても効果は殆ど無い．ヨード剤は放射線障害治療薬ではない．放射性ヨウ素が甲状腺に蓄積すると，甲状腺がダメージを受ける．それをのを阻害する目的のものだ．
劣化ウランの場合，その粉塵を吸い込む事による，重金属中毒や内部被曝が問題だと推測されており，ヨウ素は無関係．
第一，劣化ウランは放射性ヨウ素など発生しない（劣化ウランは基本的に分裂せず壊変しかしない）し，ましてやガンに効くわけがない．（甲状腺ガンの治療に使われる場合があるのは《放射性ヨウ素131》の方）そう，ガン細胞を殺す為に敢えて放射性物質を使うのが放射線治療であり，ジャミーラ高橋氏は放射線治療と放射線障害治療を履き違えている．
発生した放射線障害について，これを治癒する根本的な治療法はない．
したがって，ネオマキスとかいう商品はどう見てもインチキ．それどころか無意味なヨウ素摂取で副作用が生じている可能性がある．
そもそも，原発事故などに備えて常備されているのはヨウ化カリウムという無機ヨード剤．「“有機”ヨード剤」ってなんだよソレ・・・まさかヨードホルムのことか？
注）ヨードホルムは有機ヨウ素化合物で，消毒薬です
そこでネオマキスや有機ヨードについてGoogleで調べて見ました．
反戦・平和 : ジャミーラ・高橋さんのメッセージ！
しかし，「有機 ヨード」で検索したのに，そのキーワードは見当たらない．まさか慌てて消したか？
しかし甘い．Googleのキャッシュには暫く残っている．だから検索でヒットする．
してその内容は・・・絶句！！ 以下，そのままコピペ．
「痒くて痛くて，堪らなかった足の甲．劣化ウランでのダメージは免疫性が落ち，被爆は体内で二乗倍に（つまり２は４に，４は１６に，１６は２５６に）被害が広がるはずが，私の場合はこのようにほとんど治りました．
有機ヨード液をつけたのです．つけると，痒みと痛みがスーと消え，翌日は皮膚がはがれたところに新しい皮膚が出来ているのです．ただし黒い溶液なので，衣服につけないように要注意．でも不思議な薬剤です．
私のウラン被害（イラクで劣化ウラン弾の打ち込まれたところやツワイサ原子力施設から持ち出されたイエローケーキなど見てまわって，体内被曝）でのダメージのいろいろな症状が，この有機ヨード剤を飲むことで解消してきています．
これは元素よう素（I）を，日本人の手で有機化したものです(世界中で，有機化されたよう素はこれしかない）．だから体に取り込んでも，ワカメや昆布を食べるように害がありません．４５億年が半減期と言うウラン元素（U）に対抗できるものは，この元素（I）くらいのものです．
この有機ヨード剤を，今イラクで使ってもらっています．その効果が実証され，たくさん欲しいと言うことになると頑張って送ってあげたいよ～．
ジャミーラ・高橋（2003-12-11）」
ヨード剤で自分の劣化ウラン障害が直りました，だぁ？
それは劣化ウラン障害じゃないっ！！
なるほど，ジャミーラは自分自身で「自分はイラクで劣化ウラン被害に遭いませんでした」と告白しているに等しい．
ヨード剤を患部に塗ったら直りましたって，
そりゃ消毒薬を塗ったら直るでしょ．劣化ウラン障害じゃないからね．
有機ヨード剤「ネオマキス」＝ヨードホルム説，最初は冗談のつもりだったのに現実味を帯びてきました・・・
ちなみに，ここにもジャミーラ氏の胡散臭い言い訳・・もとい，証言がまとめられてます．
http://www.geocities.jp/marikatokyo/infsk/n6o.htm
なんかヨード以外にも色々怪しい物質が入っていたみたいで・・・
ちと製薬データベースなどで探ってみたら，これはヨード経口剤の一種ですね．（主成分有機ヨウ素）
ヨード経口剤自身はヨード欠乏症の治療として非常に重要です．
ヨード欠乏症の治療は，ユニセフの治療における最重点項目の一つであり，ジャミーラさん達はこれと勘違いしていた可能性はあります．
http://www.netkobe.gr.jp/karez/imci/idd.htm
ただ，この錠剤は有機ヨウ素錠剤であり，有機ヨードである必要性は全くありません．
というか，所属団体内でも問題視されていたり．
因みに，国内販売価格は
■ヨウ化カリウム剤50mg，1000錠で20.000円
だそうでして．で，免疫力の向上はこれで十分．
・・・ぼったくり？（＾＾；；
ジャミラと高遠さんの関係
高遠菜穂子さんの有機ヨード疑惑について
http://f38.aaacafe.ne.jp/~mogumogu/1086830162(volunteerEX13).html
高遠さんの場合は，先ずジャミーラ高橋が有機ヨードに手を出していたと言う事実があり，
http://www.jca.apc.org/DUCJ/DUwatch/DUCJnl6.pdf
http://www.eeeweb.com/~backup/statement20040208log.html
高遠さんがジャミラと親しい関係になったという事実があり，
http://www.higashi-nagasaki.com/gs/GS2003_01.html
http://www.higashi-nagasaki.com/g_a/G53-55.html
http://www.higashi-nagasaki.com/g_a/G53-57.html
高遠さん自身が医薬品を運んでいたという事実がある．
http://great.mailux.com/file_view.php?id=UP4087871B996BD
高遠さんが運んでいた医薬品に有機ヨードや無許可の注射液が含まれていなかったか？
有機ヨードを売ってたサイト
http://www.imi.or.jp/~inets/data/_zenbun.htm
商材が，なまこ，名前知らないキノコ，タンカー，北の工作員系関係のイカ釣り船舶，中近東のあやしいお札，倒産した病院，廃油分離処理，etc.
怪しすぎ！！！！！！
ジャミラの仲間を紹介します
ジャミラを一人で宇宙に置き去りにするようなことはありません
ブンド（共産同）も絶賛！
世界中の人々の注目が攻撃を止めた
空爆下の抵抗――「人間の盾」http://www.bund.org/opinion/1109-5.htm
オウム真理教もジャミーラ高橋さんのアラブ文化協会と都内のモスクを支援しています
http://nagoya.aleph.to/jizen-katudo.html
http://nagano.aleph.to/zizen.html
そういえば麻原尊師も薬事法違反で不当逮捕されたことがありましたね
緑の党とも仲良し
http://www.geocities.jp/marikatokyo/infsk/n6zu9.htm
緑の党については↓
http://www.uranus.dti.ne.jp/~yuugeki/bokin.htm
ほかのおともだち
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/8925/tauros/log3/gomi-01.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~tetz/diary/kafka/devil4.html
《第二次イラク国際市民調査団》
調査団メンバー：
【Ａコース】
＊１－豊田護（４９歳 地方公務員）
２－山浦邦子（５６歳 パートタイマー）
３－秋吉隆雄（６１歳 日本基督教団牧師）
４－益子玄一郎（２８歳 米穀（有）自営）
５－小野万里子（４８歳 弁護士）
６－田中孝枝（２０歳 立命館大学学生）
７－大江厚子（４７歳 パン屋）
８－末木沙織（１８歳 横須賀高校生）←女子高生
９－後藤礼子（３９歳 病院職員）
【Ｂコース】
＊１－市川美紗（２８歳 保育士）
２－小林善樹（６９歳 アマチュア百姓）
３－吉村成夫（３７歳 朝日新聞社）←！！！！
４－相澤泰行（３１歳 サーティーンデザインズ（有）役員）
５－吉村誠司（３７歳 NPOスタッフ）
６－小野正春（６５歳 百万人署名活動家）
７－又木咲子（３８歳 イラストレーター）
８－五味宏基（３６歳 毎日新聞写真記者）←爆弾男
９－杉本祐一（４６歳 民宿経営）
１０－森元修一（３２歳 トイショップのスタッフ）
【Ｃコース】
＊１－若林徹（３４歳 高校教師）
＊２－竹村元一郎（３４歳 自動車会社勤務）
＊３－安田純平（２８歳 アラビア語学生）←自称ジャーナリストじゃなかったの？
＊４－神崎雅善（２３歳 フリーアルバイト）
＊５－神崎雅明（２３歳 派遣社員）
６－シャミル・常岡浩介（３３歳 ハッジのムスリム）←自称ジャーナリストじゃなかったの？
７－谷澤壮一郎（１９歳 宇都宮大学学生）
８－村岸由季子（３１歳 ダンサー/ジャパンダンスアート）
９－久保田弘信（３５歳 平和活動家）←自称ジャーナリストじゃなかったの？
１０－高橋千代（６２歳 アラブイスラーム文化協会）←ジャミラ本人
１１－通訳：Mr.アリ・イスマイール（イラク人）
右翼おばさん論客クライン孝子がなんかゆってます
「法務省公安の西道宏とジャミーラとの２０年に及ぶ関係です．
西は機密費の中から毎月１０万円をジャミーラに渡していただけではなく，ミイラ取りがミイラになり，彼女に情報を漏洩していたのです」
くわしくはマリカおばさんのページでどうぞ↓
http://danceart-web.hp.infoseek.co.jp/n6.htm
ちなみに，ジャミーラ高橋の後日談．
モスク側，全額を返金 イラク募金流用問題
「イラクの子どもを救うため」などとして集められた募金をジャミーラ・高橋・アラブイスラーム文化協会代表（６３）が流用していた問題で，募金５００万円を借用していた東京・大塚のモスクは４日までに，全額を同協会に返金した．
高橋氏は「モスクに用立てたことは不注意でした．おわび申し上げます」との声明を出した．うち２００万円はすでに募金団体の日本ボランティア会（渡辺千鶴会長）に返し，残り３００万円は劣化ウラン被害の調査をしているカナダの団体に寄付することで関係者の了解を求めている． 〔以下略〕(02/05 10:44)
http://www.asahi.com/national/update/0205/013.html
ユニセフ，募金２百万円受け取り拒否 イラク募金流用
「イラクの子どもを救うため」などとして集められた募金をアラブイスラーム文化協会のジャミーラ・高橋代表（６３）が流用していた問題で，高橋代表から募金２００万円の返還を受けた日本ボランティア会（渡辺千鶴会長）が，全額を日本ユニセフ協会に送金したものの，ユニセフ側が受け取りを拒否し，返金していたことが７日，わかった．
理由をユニセフ協会広報室は「日本ボランティア会が昨年，ユニセフへの寄付実績も委託もないのに，『イラク救援ユニセフ募金』などとして街頭募金を展開したため」とした．ユニセフは日本ボランティア会との関係について，これまでも「一切ありません」と注意を呼びかけていた．
ボランティア会の渡辺会長は今回が初の送金であると説明するとともに，拒否されたことは認めた．が，「送金前にユニセフを名乗った街頭募金はしていない」などと話している．同会はイラクで医療援助などをしている日本国際ボランティアセンター（ＪＶＣ）にも寄付を打診したが，ＪＶＣも６日，受け取りを断ることを決めた．
これによりアラブイスラーム文化協会で保管している３００万円も合わせ，計５００万円の市民の善意が宙に浮いた形になっている．日本ボランティア会では「イラク救援をしている団体で受け取ってもらえるところを探す」としている．(02/07 17:18)
http://www.asahi.com/national/update/0207/023.html
そして，とうとう逮捕されましたとさ……．
「万病に効く」と未承認薬販売，反戦市民団体代表ら逮捕
警視庁生活環境課などは22日，「万病に効く」とうたって未承認薬を無許可販売したとして，薬事法違反（無許可販売）の疑いで，東京都杉並区の市民団体代表，高橋千代容疑者（64）や神奈川県南足柄市の医薬品販売会社社長，巨海六一容疑者（78）ら3人を逮捕した．別の男1人についても逮捕状を取って所在確認を急いでいる．
調べでは，高橋容疑者は医薬品販売業の許可を得ていないのに，昨年5月から12月にかけ「がんや白血病，エイズなどさまざまな病気に効く」と効能をうたい，「ネオマキス」と称する未承認の医薬品640錠を，東京都三鷹市の男性会社員（37）ら3人に計6万4000円で販売した疑い．
巨海容疑者らは高橋容疑者ら4人に2万9400錠を売るなどした疑い．
イデ隊員「ジャミラ，お前，人間の心までなくしちまったのかよ」
（画像掲示板より引用）
【珍説】
バンカーバスターからクラスター爆弾から劣化ウラン弾までの「大量破壊兵器」（太字は原書ママ）を〔イラクでは〕存分に使って，（小林よしのり「戦争論３」
P. 36）
【事実】
これらを大量破壊兵器と呼ぶのは，軍事が分かっていない以外の何物でもありません．
通常，大量破壊兵器とはNBC兵器を指す言葉です．これはバンカーバスター，クラスター爆弾，劣化ウラン弾と比較しても桁違いの破壊力，殺傷力を持つからです．MOABでさえ，言ってみればただの10ｔ爆弾にすぎませんが，核は一番小型の野砲で撃てる大きさのものさえ，TNT換算で数百㌧級の破壊力があり，おまけに放射線の被害まであります．
劣化ウラン弾は爆弾ですらありません．
たかが用語の使い間違いではないかと，強弁するかもしれません．
しかし，仮にも「戦争論」と銘打って売っている本で，このような基本的な間違いをしているということは，基本が分かっていない人が書いた本だと見なされ，その分析や論説が怪しく見られても仕方ありません．
小林に限ったことではありませんが，「たかが」と開き直る人達は，己の不勉強を恥じるべきでしょう．
【珍説】
クラスター爆弾にも劣化ウランが使用されている!!（ぼたんの花）
【事実】
全く使われていませんので，安心して寝てください．なお，寝言は禁止です．
ちょっとの軍事知識があればクラスター爆弾に劣化ウランが使用されている訳がないと理解できるのですが，簡単に解説しましょう．
ＡＰＦＳＤＳ弾(装弾筒付翼安定徹甲弾・通称劣化ウラン弾)
戦車などを撃破するのに使われる徹甲弾の一種．
劣化ウランが使用されているのは，劣化ウランは比重が鉄の2.5倍，鉛の1.7倍あり，これを合金化して砲弾に用いると強力な貫通力を発揮するためである．
クラスター爆弾
航空機から投下されると，小型爆弾や地雷などを目標上空で散布，広範囲に被害を及ぼす爆弾．
クラスター爆弾は，子弾の運搬・散布を行なう，言わば荷物を運ぶトラックのようなもので，ディスペンサーと呼ばれる．火薬もしくは遠心力を利用して散布範囲を広げるタイプも開発されている．
通常爆弾より１発当たりの殺傷力は劣るが，広い範囲に分散した目標を，１度に破壊できるので，対空砲火陣地，飛行場，補給物資集積場や，散開した戦闘車両・トラック，歩兵などの攻撃に使用される．
ここまで読めばクラスター爆弾に劣化ウランが使用されていないのは理解できると思います．
戦車などの固い目標をピンポイント撃破するのが「劣化ウラン弾」であり，それと正反対に広い範囲に分散した柔らかい目標※を１度に破壊するのが「クラスター爆弾」なのです．
クラスター爆弾の子弾にも装甲貫通能力はありますが，目標上空で分離し，バラ撒かれるクラスター爆弾の子弾は“自由落下”してきます．
もちろん，砲弾よりも遥かに遅いスピードです．
劣化ウランによる貫通効果は，高速でないと意味がありません．
当然，劣化ウランを使う意味はないのです．
クラスター爆弾の子弾は成形炸薬を使用しています．これは爆風の威力を一点に集中し，発生した金属噴流（メタルジェット）で装甲を貫通するものです．
なお，発生するメタルジェットの素材は主に“銅”で構成されています．
クラスター爆弾の子弾には焼夷材としてジルコニウムを使用している種類のものもあります．ジルコニウム粉末は常温で自然発火する性質を持ちます．
ジルコニウムは原子炉の素材として使われる物質でもあり，早合点した人はウランの仲間かと誤解する人もいるようですが，事実は正反対で，ジルコニウムは中性子を吸収しない性質の為に放射性同位元素には変化しません．
※上記リンク先を参照すれば「ＣＢＵ-９７/Ｂ」と言うクラスター爆弾があります．
このクラスター爆弾は内蔵されている「ＢＬＵ-１０８/Ｂ」という小弾が装甲車輌を装甲の薄い上面から攻撃，破壊します．
APFSDSが目標とする戦車の正面装甲に比べれば，クラスター爆弾が目標とする上面装甲は薄いわけです．
分かりやすく書けば「(戦車の正面装甲という)固いものを撃破するAPFSDS」と「(戦車の正面装甲に比べれば)柔らかい目標を撃破するクラスター爆弾」という表現になります．
なお，現在の「ぼたんの花」の日記では，該当部分はこっそり削除されている．
【珍説】
米軍が使っている劣化ウラン弾の中には，日本の核燃料も含まれている．
新聞記事がありましたがその記事を探しましたがみつかりません
『ソース，ソース』と五月蝿い方へ
どうしてもソースが欲しければ，『イラクへ行けば』あります．
今まで私が見聞きしたもの，アフガン，イラクの侵略になるずっと以前からの数々の情報から出した私の結論は，憎しみの連鎖を増産して世界各国へのテロを増やす計画，ブッシュ政権の狙いは『崩したイラク復興計画』です．
（ぼたんの花）
【事実】
全く含まれていない．
そもそも減損ウラン徹甲弾は廃物利用であり，米国内では減損ウランは余っている．わざわざ他国の使用済み核燃料から砲弾に加工する必要など無い．
・・・新聞記事？なんのご冗談ですか？？？
独立行政法人科学技術振興機構(JST)のサイト「原子力図書館」によれば
劣化ウランとその利用 (04-02-01-11)原子力百科事典
［使用上の規制］
以上，一般産業分野での利用を述べたが，わが国では劣化ウランはウラン濃縮工程の副産物であり，「原子炉等規制法」により核燃料物質としての規制を受ける．したがって，劣化ウランの利用にあたってはこの法律を考慮しなければならない．
欧米における劣化ウランの法的位置づけは必ずしも一様ではないが，米国では天然ウランとともに原料物質に分類されており，環境保護法の10CFRpart40によれば，核燃料以外の特定の製品または機器への利用を法律で認めている．
国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の放射線防護基準では，放射性核種の危険度を４群に分類し，Ｕ－235，Ｕ－238および天然ウランは，危険度の最も低い第４群に属する．劣化ウランの放射線障害は主として透過力の小さい?線によるものであり，外部被ばくはほとんど問題にならない．経口または吸入摂取した場合には内部被ばくを受ける．
ウランは他の重金属と同様に化学毒性を持っているが，たとえば空気中の許容濃度限界は，Ｕ：0.2mg/m＊＊3， As：0.2mg/m＊＊3， Pb：0.15mg/m＊＊3， Hg：0.05mg/m＊＊3で，化学毒性は砒素と同程度，鉛や水銀よりも低い．
以上使用上の注意について述べたが，核燃料物質としての規制を受けることが，一般産業分野での利用の大きな障害になっている．
我が国では劣化ウランは「原子炉等規制法」により核燃料物質とされています．
よって原料物質に分類されていて，環境保護法の10CFRpart40によれば，核燃料以外の特定の製品または機器への利用を法律で認めている米国とは，大きな違いがあるという事を認識しないといけませんね．
しかし，核燃料物質が日本企業によって海外に売られていたとすれば重大な問題ですね．
欧米から処理済みの核燃料物質が日本に戻ってきた際は専用の巡視艇まで建造して護衛していましたがなぜ新聞記事などで大々的に報道されなかったんでしょうかねぇ？
【質問】
関西電力は，アメリカのウラン濃縮公社USEC社に，濃縮にともなって発生する劣化ウランの所有権を移転しています
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b151097.htm
どうやらこの所有権の移転は，国内法に抵触しないようです（平成１３年当時）．
もちろん，上の国会答弁にもあるように，USEC社は，
「だいじょぶ～，劣化ウラン弾製造のために使ってないよ～」
と関電さんには言っているようですが，さすがにこれを丸呑みするのは，ナイーブすぎる気が・・・
ＱＫ in FAQ BBS，2010/1/20(水) 17:30
青文字：加筆改修部分
【回答】
▼
米国等で保管されている劣化ウランの保管・管理状態について，私個人はコメントする立場にはなく，機微情報にも係るため，回答は差し控える．
ただ，一般論として言えるのは，基本的に個別管理がなされるために，所有権が関西電力から米国USEC社に移転された劣化ウランについて，米国USEC社はそれを管理・把握しているのは当然である．
そのため，政府答弁の通り
「関西電力株式会社から委託されたウラン濃縮に伴い発生した劣化ウランを劣化ウラン弾の製造のために使用したことはない」
との米国USEC社の説明に，合理的な疑いを掛ける余地はない．
一方，移転された分，
「本来，米国国内向けで発生した劣化ウランを余分に，劣化ウラン弾・装甲他の製造のために使用した（使用できた）のではないか？」
との指摘は，
「自衛隊インド洋派遣における給油支援により無償で供給された燃料が，イラク攻撃に転用されたのでは？」
との主張と，論理構成が全く同じである．
これはJSF氏などの指摘と同様，単なる水掛け論に過ぎず，失当であることを指摘するところである．
へぼ担当 by mail，2010年02月04日 21時32分
▲
この珍説の収録元となったページとか，読んでみそ．
http://plaza.rakuten.co.jp/botannohana/diary/200409100000/
その話は，そのときから出てており，「ぼたんの花」側は，それを根拠の一つとして
「米軍が使っている劣化ウラン弾の中には，日本の核燃料も含まれている」
と主張しているわけなんですね．
で，こちら側は
「政府答弁はこうだけど，それを否定し得るだけの証拠があるの？」
と聞いたら，
「ソースはイラクに行けばある」
ですよ？
そして
「これは憎しみの連鎖を増産して，世界各国へのテロを増やす計画」
だそうで．
【珍説】で，十分だと思うよ．
極東の名無し三等兵 in FAQ BBS，2010/1/21(木)
7:59
青文字：加筆改修部分
なるほど～，こんな経緯があったんですか・・・
たしかにこの劣化ウラン弾反対派らしき方は，結論が先にありき，としか言いようがないですね．
ウラン濃縮が看板とはいえ，ここしばらく，ロシアの核弾頭を核燃料化することで利益を得てきたUSEC社は，原子力平和利用という点で「ぼたんの花」さんの仲間みたいなものなのに
ただ，あっちの業者さんは何だかアバウトという警戒心はもっていた方がいいと思うんです．
某国の業者さんにまかせたＭＯＸ燃料のおかげで，日本のプルサーマル計画は壊滅寸前になりましたし・・・
そしてアメリカの余剰劣化ウランに，日本の電力さんが所有権を移したものも入っているのは，どうも事実っぽいですから，
「日本のは入っていない！」
と断言するのでなく，
「USEC社に所有権をゆずったのは事実，
その後の使用が心配なら，フロントエンドからバックエンドまで，きちんと国内で対応できるよう目指している政策を応援すべきだ」
という風に反論した方がよいと，個人的に思うのです．
ＱＫ in FAQ BBS，2010/1/21(木) 18:58
青文字：加筆改修部分
なお，質問者がソースとして挙げている，件の国会答弁書のページをよく読めばお分かりのように，USEC社に移転した劣化ウランは，関西電力が海外の事業者に委託して，海外でウラン濃縮を行った結果，発生したもの．
「日本国内でのウラン濃縮の派生物」ではないので，念のため．
1970年代中ごろまでは，商業用ウラン濃縮施設があったのはアメリカだけだったし．
また，プルサーマル計画に関して下手こいた「某国」とは米国ではなく，英国の原子燃料会社BNFLであり，
「あっちの業者さんは何だかアバウト」
と，海外業者を十把一からげに論じてしまうのは乱暴でしょう．
プルサーマル計画が頓挫している要因としては，
・BNFLのMOX燃料データ不正問題（1999.9～12）
・東電原発の自主点検データ不正問題（2002年）
・美浜原発の死亡事故（2004.8.9）
が挙げられており，仮にBNFLを「何だかアバウト」だとすれば，日本側は「もっとアバウト」と言えてしまうのではないかと．
ゆえに，「アバウト」さをもって根拠とすることはできないかと愚考いたします．
【質問】
AtOMICAにも載っていないような話なので，質問させていただきます．
そもそも電力会社と言うのは濃縮ウランの，海外業者への発注に関し，その過程で出る劣化ウランの所有権まで有するのが普通なのでしょうか？
素人が考えますに，カスタマーが任意の製品を欲し，その購入をした場合，その任意の製品が製造される過程で発生した産業廃棄物(少なくとも日本ではそう）の所有権まで有するなど，通常考えられないのですが．
件の質問者がソースとして提示している国会答弁書にあります「所有権の移転」というのは，要するに
「そんなの要らないから，そっちで処分して」
ということではないかと理解したのですが，どうなのでしょうか？
そういう契約に関することは，atomicaにもないようなので……
ご多忙のところ恐縮ですが，企業秘密に触れない範囲で結構でございますので，お教え願えれば幸いです．
それではよろしくお願い申し上げます．
消印所沢
【回答】
以下，公式見解にて答弁する．
私個人が所属する弊社が関与しない他私企業，外国公社の間での私的商取引について，私個人は関与する立場にはなく，関知するものでもない．
よって，回答を控えさせていただく．
...とやると元も子もないのですが，仮に知っていても私的商取引のため，なかなか公に話せないことが多いことがこの問題にはあります．
その前提を元に以下，一般論を．
原則として，電力会社の濃縮ウラン調達というのは，「濃縮ウラン」そのものを購入することは極めて希であり 原則として天然ウランの形態で調達した物を，アメリカUSEC社他（日本国内では日本原燃(JNFL)）にて濃縮してもらう
（この行為を「濃縮役務」と言います）
こととなります．
つまり，
「天然ウランをうまく濃縮してね」
と手渡し，
「渡したウランは濃縮ウランはもちろん，劣化ウランも返してね．劣化ウランとはいえ『特別の事情や許可』がない限り，所有権は放棄・移転しないよ．」
という過程をとっているわけです．
これには，大きく分けて以下の2つの側面が関係しています．
１．日本の原子力の基本戦略として，核燃料サイクル確立によって長期のエネルギー資源確保を絶対条件とする．
そのためには，そのままでは核燃料として使えない劣化ウランであっても，中性子を照射してプルトニウムとすれば，非常に有効な資源となる．
そのため，準エネルギー資源として劣化ウランとは言えども，日本国の政策として放棄するつもりはない．
２．日本にあるウラン資源はその国内需要を満たすものではなく，ほぼ全量が海外からの輸入である．
この際，核燃料物質そのものであるウランの日本への移転に当たっては，日米原子力協定など原子力二国間協定に基づき，平和目的を前提に極めて厳格に行われる．
それを担保するために，移転される核燃料に対しては「国籍」という概念を付け，平和目的以外に用いられることのないよう，厳重な制限が掛けられる．
そのため，日本国内での使用に当たっても様々な制約が付くと共に，日本国政府とIAEAによる査察体勢で，その担保を実効性のあるものにする体勢を取っている．
よって絶対原則として，劣化ウランと言えども，当該国（複数にまたがることが多い）の原子力二国間協定に基づき，日本に移転された核燃料物質は，当該国籍を有する国全ての許可（承認）無き限り，日本の一存だけで他国に譲渡・売却することが出来ない．
なお，以上の事情はNPT加盟非核保有国の全てに当てはまる．
＜ちなみに韓国がUAEへの原発パッケージ輸出で大喜びしているが，上記の事情は韓国にとっても同じ事．
仮に核燃料の成型加工を韓国国内で行ったとしても，その元々のウランを供給した国（現実にはそれだけにあらず）が拒否権を発動すれば，UAE他他国に譲渡・売却することは出来ない．
実際にそれが行われるかどうかは，今後の国際情勢次第であるが，核燃料を巡る取り扱いはここまで厳しい物と理解していただければ幸いであり，韓国の動きについて，私個人は比較的冷静に見ている所以でもある．＞
主に以上の2点から，「ウラン濃縮『役務』」という言葉が表すとおり，現在の日本国内の体制下における濃縮ウラン調達に当たっては，単純に当該国から濃縮ウランを買ってくるわけではなく，あくまでも天然ウランを預け，濃縮工程
（これだけを指して濃縮役務という場合もある）
を経て，全量返還してもらうのが基本である．
すなわち「ウラン濃縮」という「サービス（役務）」を受けているのであり，濃縮ウランそのものを購入しているわけではない．
＜例外は少数例かつ極めて特殊なため，ここではこれ以上触れない．少なくとも現在の電力会社に係る事項ではない．＞
一方，指摘の通り，現在の日本国内では劣化ウランの需要は，六ヶ所村に建設申請中のMOX燃料製造プラントが稼働しない限り僅かな量であり，海外でのMOX燃料製造や「もんじゅ」の燃料製造でも，所要の量が国をまたがる劣化ウランの移転無しに十分まかなえるところ．
そのため，現在までのところ，海外濃縮役務分については，ほぼ全量，濃縮役務委託先での保管を依頼しており，厳密に取り扱われている．
核不拡散上の観点からことほど左様に，ここまで厳しい取り扱いがなされているところであり，照会のあった事例については，極めて例外的な事例と言える．
法的側面（国内法）及び政府見解は，先に紹介のあった通り，
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b151097.htm
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海外の事業者に委託して行うウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランの所有権を受託者に移転することについては，原子力基本法（昭和三十年法律第百八十六号）等にこれを禁止する規定は存在しない．
また，御指摘の原子力委員会長期計画策定会議第二分科会報告（平成十二年六月五日）は，
「なお，国内でのウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランは，将来の高速増殖炉等への利用に備え，適切に貯蔵していくことが望まれます．」
と述べているが，海外の事業者に委託して行うウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランの取扱い方等については，何ら言及していない．
現時点では，海外の事業者に委託して行うウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランの取扱い方等については，政府として特定の見解を有していない．
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である．
なお，以上の回答は当該質問趣意書に対するものであり，日米原子力協定等に触れていないのは，そこまで触れる必要がなかっただけであり，
「それに拘束されない，と日本国政府が答弁したわけではない．」
ことに注意が必要である．
以下はケースバイケースとも言えるが，実際の核燃料物質の所有権移転については，これら日米原子力協定等，当該物質に係る「国籍」を持つ原子力二国間協定にて，厳しく制約が掛けられているのは言うまでもない．
そして，当該対象国外が絡んだ場合，当然ながらその同意を取り付ける必要があるため，複数国の国籍が絡む場合，非常に扱いが難しい物となるのが大原則である．
そのため，劣化ウランの関西電力から米国USEC社への所有権移転については，当該ウランが米国籍しか有していなかったもの，と推測するのが妥当なところであり，その場合については改めて政府間での協議を行う必要はない．
もちろん，核燃料物質の移転については厳しい制限が課せられているが，例外的に当該国への「返還」にあたっては，他国（国際機関含む）の国籍無き限り，IAEA及び当該国の査察等による確認以外，事実上その制約はないと考えて良い．
そのため，当該所有権の移転について，過去においても，現在においても，何ら違法性や瑕疵があるものではない．
一方，商業的な側面として，劣化ウランの保管に関し，それに関する費用（保管費用；劣化ウランを収納する物や土地賃借代等）が発生するのは物理的に避けられない．
これ以上は私企業の私的商取引の内容に係るため，内容については踏み込まないが，その保管費用と劣化ウランの価値を勘案し，関西電力と米国USEC社との間で所有権移転の合意が結ばれても不思議ではないところであり，上記の条件を満たせば，何ら違法性や国際約束への違反等を有するものでもない．
（ただし，これらの条件を満たすのが難しいのは言うまでもない．）
へぼ担当 by mail，2010年02月04日 21時32分
原子力二国間協定の最大の肝である「国籍」の概念については，原子力従事者であってもほとんど知られておらず，僅かにIAEA査察他で対応した人間に限られます．
まあ，それ以外の方にとっては，知らなくても実務が進むところではありますが，いざというときに致命的に効いてくる概念であり，各種設計等に巧妙に隠された仕掛け（「大人の事情」というところですか）ですので，その点については，今後とも併せてご認識いただければ，諸問題に係る事情についても理解がスムーズになるかと考えます．
この概念を一から説明するのは大変ですし，内実は極めて難解な物．
その一方で，どのような場面で最悪の形で効いてくるのか，説明するのは自分自身の首を絞めることにもなりかねないため，あまり公に語られることがなかったのでは，と考えます．
以上，取り急ぎ．
へぼ担当 by mail，2010年02月04日 22時32分
【珍説】
米国の戦争は新兵器の実験場でもあるわけで，『ミニ原爆』なども使われていればもう全て，放射能汚染されているわけで，劣化ウラン弾どころでは無いとおもいます．（ぼたんの花）
【事実】
米国に限らず，戦争には新兵器投入が付き物．例えばロシア軍はチェチェン紛争でＦＡＥ兵器を大量投入し，戦果を挙げている．
なお，『ミニ原爆』等という物は使用されていない．使用されていない物を危険だと言い張るならば，『ビッグ水爆』だって危険でしょうね．
ちなみに関係無いですが，「ＭＯＡＢ」はイラク戦争で使われてはいません．もちろんMOABは核兵器ではありません．
【珍説】
1985.08.21の毎日新聞に『墜落ジャンボ機・尾翼の「重し」劣化ウラン』との記事が載っている．
この重しが未回収のままになっていて，「無害なのであえて公表しなかった」と日航側のコメントが載っている．
(中略)
『辻栄一・科学技術庁原子力安全局長の話．
「日航など航空会社から飛行機のバランスをとるために劣化ウランを使用したいと申し出があったので，各社ごとに一括して使用許可を与えている．
（中略）
劣化ウランの放射線レベルは極めて低く，近くに立っているぐらいではなんの影響も無い」』
原子力資料情報室．高木仁三郎世話人の話（元都立大助教授）
『ウランは酸化しやすいので，何かで封じ込めて使っているのだろうが，放射物質としての危険性もさることながら，化学毒性が強いので，飛散して体内に入れば極めて危険であり，問題だ』
【事実】
当時，問題になり，救助隊の懸念材料になったのは９２個の医療用ラジオ・アイソトープであり，劣化ウランのことは一切問題になっていない．
非営利の調査研究機関「原子力資料情報室」に，どれほどの権威と情報の正確性があるのか疑問が残る．
実際の経過は，以下のようなものである．
午後８時１６分
政府対策本部の設置が決定される．
日本アイソトープ協会から”事故機に医療用ラジオアイソトープ（放射性物質）が９２個積載されていた”と警察庁に届け出がでる．
午前２時
市ヶ谷の東部方面総監部から陸上自衛隊大宮駐屯地の科学学校に「日航１２３便には医療用ラジオアイソトープ（放射性物質）が積載されていた．その種類，放射能の強度は不明．人員，装備を整え出動準備せよ」と災害派遣準備命令が下る．
午前４時５０分
科学技術庁が”アイソトープは人体に支障なし”と発表する．
午前９時２０分
松本連隊情報小隊１４人が墜落現場直前に到着する．
この部隊は現場を目前にしながらも２時間後，本隊３００人と合流するまでアイソトープ情報のために待機し続け，現場に入らなかった．すでに東部方面総幹部からアイソトープの無害発表が出ていたのだが現場までにそれが通じていなかったのだ．
http://cat.zero.ad.jp/%7Ezak46939/_osutaka/osutaka12.html
松本連隊情報小隊１４人の件については，迅速な情報伝達という面で自衛隊に非があるかもしれないが，大規模災害特有の情報錯綜という面も否めない．
結論：始めに結論ありきではどれほどよい資料・文献があっても意味がない．
この調子では，その内，「槍には/日本刀には/飯盒には劣化ウランが使われている」と言い出す奴が出てきても不思議ではないだろうな……．
【質問】
http://blog.mag2.com/m/log/0000154606/108266072.html
というメルマガで，劣化ウラン弾が地球温暖化を加速させていると書かれているのですが，劣化ウラン弾は地上に拡散すると，どのくらいの熱量を出すのですか？
【回答】
そうですねえ．
仮に100% U-238とすると，一トンあたりなんと0.1ワットもの熱量を放出することになりますね．
120mm戦車砲弾でも劣化ウランの貫通体部分は10kgぐらいだから，1ワット出すには1000発撃つ必要があります．
それだけの発射薬の放出するカロリーを考えると，確かに問題だと思います（棒読み）
U-238は撃っても撃たなくても，精錬しなくても，同じだけの熱量を出しますから，採掘できるぐらい地表近くにあるウランの地球温暖化に及ぼす影響はどっちみち同じ，という話は置くとして．
……というわけで，その記事の信憑性は実に怪しい．
劣化ウランの微粒子が地球温暖化の原因になるなんて話は，聞いたことがない．
それに，世界中で吐き出されてる二酸化炭素とかの方が，量がはるかに膨大．
もしウラン化合物に温室化ガスとしての効果があったとしても，炭酸ガスに比べたら屁みたいなものだ．
青文字：加筆改修部分
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