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(朝目新聞より引用)
「Strategy Page」◆(2013/04/17) WEAPONS: Laser Weapons That Seem To Work
「Technobahn」◆(2009/03/26) ノースロップグラマン,105KWの実用レーザー兵器システムを発表
「YouTube」◆(2013/05/08) ADAM High Energy
Laser Destroys Qassam-like Rocket Target
ロッキード・マーティンの破壊レーザー兵器ADAMの新しい動画
「ワレYouTube発見セリ」:Dazzler(米海兵隊,レーザーのテスト)
【質問】
レーザーとビームって,どう違うのですか?
【回答】
ビーム(beam)は,目に見える見えないを問わず,光・電磁波・荷電粒子の束などを意味します.
マクドナルドやコンパニオンのおねーさんの微笑み光線も,このbeamという単語を使います.(マジで)
対してレーザー(LASER)は
"Light Amplification by Stimulated Emission
of Radiation"
の頭文字を取ったもので,「誘導放射による光の増幅」という意味です.
詳しく知りたかったらここでも読んで.
http://www.lasa.gr.jp/laser_outline.htm
で,正しくはレーザーを起こす機械をレーザー発振器,そこから出る光線をレーザー光線,またはレーザービームと呼びます.
もっとも,最近は「発振器」も「ビーム」も略されてしまって,全部ひっくるめて「レーザー」ですけど.
つまり,レーザーはビームの一種であって,別物ではないのです.
名指しさん :軍事板,2001/03/04(日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
レーザー光線による武器は実用化されてますか?
【回答】
目標指示,測距,索的等に広く実用化されています.(例:「ベープウエイ」レーザー誘導爆弾)
(軍事板)
また,アメリカでは,ミサイル迎撃用レーザーを搭載したジャンボ・ジェットが,開発段階にあります.
MDA (Missile Defense Agency) のディレクターを務めていた
Ronald Kadish元空軍中将によれば,ブースト段階にある弾道ミサイルをレーザーで要撃する米空軍の
ABL (Airborne Laser) は,当初に予定されていた今後
2 年以内の配備こそ難しくなったものの,計画は着実に進展していると説明しています.
ただし,必要な技術をモノにして,それを機体にインテグレーションする作業を所定の期間と予算で実現するのは難しいそうです.
レーザーはまだ使えなくても,ABL のセンサーを使って他のミサイル要撃システムを作動させる使い方は実現可能です.
しかし,それよりむしろ,現時点での投入を見送って,システム全体のインテグレーションを進める方が得策だと判断されました.
ただ,ABL のセンサーを利用することの利点は検討されています.
ABL 計画の短期目標としては,以下の 2 点が掲げられています.
・レーザーを機体に搭載しない状態で,"First
Light" 演習で実際に撃って機能させてみる
・レーザーの光学系を機体に組み込んで,検証を行う
これらの目標が実現された後で,実際にミサイルを相手にして要撃試験を実施することになりますが,その時期は
2005 年に予定されています.
中国には,刑務所内の暴徒鎮圧目的で,暴徒の目に照射するレーザー銃(殺傷能力なし)が存在します.
ただ,大出力で食らったら網膜をやられるかも.
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq46n.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq46n02.jpg
この「ポケモン・アタック」について研究されるようになったきっかけは,単発機パイロットが目の前のプロペラによって被害が出たことからで,研究はかなり昔から行われています.
空中戦で太陽の方向からの攻撃が有効なのは当然ですが,相手が目の前にプロペラのある航空機が迎撃してきた場合にはこれが起こりえます.
コレのせいで空間失調をこいて墜落したと思える例も有るそう.
あと最近は,IRSTの有効性が見直されているので,そっちにも.
ただ,相手が戦闘機とかだと,当てるのが難しいでしょうね.
IRシーカーやビデオに対してのアクティブな妨害手段としても,すでに運用されています.
ただ,この類のミサイルは近距離なので,「相手にレーザーを食らわせる前に食らっちゃった」事が多く,あまり役に立たないから,あまり話題にならないと思われ.
フォークランド紛争では,当時は非公開でしたが,英海軍がアルゼンチン側の攻撃機(のパイロット)を対象としたレーザーを装備して使いました.効果は有ったそうです.戦争法規の類ではダメっぽいですが.
まあ,WW2当時でも,航空機の低空進入や雷撃の際,サーチ・ライトをモロに当てられて墜落したり攻撃中止してブレイクした,という例は普通ですから.
例えば工作船なら,武装はほとんど目視が必要なので,知らないフリしてFCSのレーザーを食らわせるのは,かなり有効でしょう.
コレは「索敵,標準としての手段」を「中の人」が食らったという事で法的問題も少なそうなので良さげ.
レーダー,たとえばAMRAAMとかだとジャムったのが目標ならば,「トラック・オン・ジャム」モードにさくっと切り替えてパッシブでジャミング発信位置を補足しちゃいますが.
(戦闘機/攻撃機のの固定平装のECMは正面からかなり狭い範囲のみなのが普通だったりします)
近距離のミサイルの多くはビデオカメラかIRシーカーなので,逃げられなくなる前に有効に使えれば期待できるでしょう.
#イスラエルの旅客機が使った防御手段って何だろうなあ.
【質問】
よく戦車や戦車橋などに搭載されてるレーザー探知機ですが,あの小さなセンサーで探知できる原理が分かりません.
車体の大きさと比較すると,センサー部にレーザー光が都合よく照射される可能性は,気休め程度でしかないと思うのです.
いったいどうやって実用性を確保しているのでしょうか?
【回答】
測距用レーザー光はかなり拡がるため,あの程度の配置で感知することが出来ます.
あまり狭い測距光にすると,車両の動きや動揺などでわずかに揺れるだけでも測距が出来なくなりますし,静止していても正確に照準する必要があるため,時間がかかります.
また,間にわずかな障害物が入るだけでも遮断されてしまいます.
離れた距離から照射することもありますから,わずかな角度のブレでも照射点はかなり動きます.
あまり細いビームでは,目標を外してしまい,実用にならないのです.
レーザーというと,せいぜい鉛筆の太さぐらいのビームを想像しがちですが,むしろサーチライトぐらいの光束を想像してください.
航空用のレーザー照射器を考えるとわかりやすいかもしれません.
スター・ストリークなど,地上からレーザーを照射し,セミアクティブに対空ミサイルを誘導する方式がありますが,もしレーザーがペンシルビームだったら,高速で移動する機体に,その細いビームを照射し続けるのは大変です.
そこで昔の空襲で使われたようなサーチライトを振り回す感じで,太いレーザービームを使用し,敵の機体を捉えるわけです.
ですから,航空機やヘリのレーザー被照射警戒装置も数ヶ所で済ませています.
その検知装置ですが,基本的には照射されたレーザービームが反射する時の拡散波を検出する方式です.
ですから,サーチライトタイプならダイレクトに,ペンシルビームタイプなら拡散波を検出します.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
レーザー測距装置って,どういう仕組みで距離を割りだすんですか?
一秒に300万Km進む光をソナーみたいに使えるんでしょうか?
【回答】
レーザーが目標に反射して帰ってくるまでの時間を計る.
十分に精度の高い時計があれば,細かな距離まで計測できる.
0.1μm程度の精度を持つものは,普通に民生用に使われてる.
ごく普通の腕時計に搭載されている水晶振動子でも,ボタン電池程度の電圧で,3万Hzの周波数で振動する.
端折って言えば,3万分の1秒を計測できる精度になる.
まあ,周波数を分母とする単位の精密時間の計測ができるってわけだ.
普通の腕時計程度では,ちょっと光を使用する計測には無理があるが,お宅のパソコンのCPUは何「MHz」だい?…それとも「GHz」?
それだって光を利用した距離の計測をするには,十分にすぎるクロックの精度を持ってる.
今のテクノロジーでは光の行き帰りの時間を利用して,距離を計測することはそんなに難しいことじゃないわけだ.
【質問】
日本の法律ではレーザーは武器に入りますか?
【回答】
レーザーは銃砲刀剣等には入らず,その意味では武器ではありません.
しかし,クラス2を超えるレーザーは消費生活用製品安全法により,一般への販売は禁止されています.
ただし工業用レーザーモジュールはこの限りではなく,武器として扱われていません.
強力なレーザーは武器輸出3原則に触れる可能性がありますが,これは政策であって法律ではありません.
法律に詳しくないので,フォローをお待ちしますが,どうもレーザーを武器として制限する法律はないように思えます.
私も仕事で数Wのレーザーを所有していますが,武器所持許可証などを要求されることはなく,売買にも届出は不要です.
まあ,数Wでは煙草に火を付けるのが精一杯ですが.
【質問】
「エース・コンバット」シリーズに登場するストーンヘンジ(架空の巨大対空砲の名称)やエクスキャリバー(架空の超高層レーザー兵器の名称)が実際にあった場合どれぐらい有効ですか?
【回答】
レーザーは大気中で減衰するので,超長距離でなぎ払えるレベルを確保しようとすると,とんでもない電力が必要になる.
また,そんな大設備を防御する手段が必要になる(戦争になれば真っ先にミサイルの的)し,
発電施設から本体から反射用衛星のコストまで考えると…弾道ミサイル何十発分になるのやら.
あと,現在の技術であそこまでのサイズにおさめられるかっていうと微妙.
さらに,電力からレーザーを生成する効率はとてもひくい.もっとも効率がよいレーザーでも30%程度だ.
無論,効率がよければ万事解決というわけでもなく,波長や出力などの要素もある.
(自由電子レーザーなどごく一部の例外をのぞけば,選択した方式で波長が決まる.)
んで,効率の残りは全部熱になると言っていい.
レーザーの「効率」ってのはレーザーのコア部分の効率であって,コアに大電力を流し込むための電源部ほかのロスは含んでない.
合計した効率が10%として,100MWのレーザーを考えると,900MW分の発熱が各部で発生する.
これらをきちんと冷却せねばならない訳だ.空冷じゃあ足りない世界に入ってくる.
各部を容器に密閉して,高圧をかけた冷却材を循環させるとか感じになるんじゃなかろうか.
冷却したとしても劣化が起きないわけでもなく,「一発撃つたびにクソ高いレーザーのコアと電源部がほとんど使い捨て」ということにもなりかねない.
【質問】
イラクだかレバノンだかで怪光線兵器が使用されてる↓と聞いたのですが,詳細お願いします.
http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-July/007918.html
【回答】
たぶんそれは低致死性兵器のことだと思う.
群集が集まって投石してきたとき,石でも当たれば人は死ぬし,骨は折れる.
けれども銃を撃ってきたわけじゃないから,銃を撃つわけにもいかん.
ということで,電磁波を集団にまとめて浴びせ,あまり後に引かない苦痛を与えて群衆を散らすなどの効果を狙っている.
ただ,あまり先例が無いし,実際に後遺症が無いかとかそういうのが不明な分野である.
また,致死性が低いとはいえ,それも状況次第な面はあるだろう.
軍事板
ミサイルの材質が金属でなくセルロースの可能性があるな.
金属だと,周囲に破片が飛んで関係無い人間まで巻き込む可能性が高まるが,セルロースだとそれが幾分減少し,熱と爆圧で着弾地点にいる人間だけ殺傷できる可能性が高まる.
まあ街中でやってんだから,あんま関係無いような気もするが,非人道的という非難を多少減らせる効果は望める.
「異常な火傷を引き起こすレーザー兵器が使われている」
「バスを乗用車サイズに圧縮してしまう超兵器が出現」
「『レーザー』という一般名称では括りきれない『光速』技術が使われていると考えられる」
とエスカレート.
それはひょっとして,ギャグで言っているのか?
いや,驚いた.
ひょっとして,何年か前に業界雀の間で話題になった「ボーイングの反重力研究」が,いつの間にか具体的な製品になって,"謎の超兵器"としてイスラエルに秘密供与されていたんだろうか.
そんなアホな.
THEL(Tactical High Energy Laser)だって,依然として研究開発段階にとどまっているというのに.
ついでに書けば,どこぞで槍玉に挙がっていたADS(Active
Denial System)は,まだイラクに送り込まれていない.スケジュールが遅れていて,投入は来年の話.
誰かタイムマシンでも開発したんか?
人体が長さ1m程度に縮んだとか,バスが乗用車サイズまで圧縮されたとか・・・
もうその状況を達成するには,電磁波兵器じゃ説明が付きません.重力波兵器の使用を疑った方がいい.グ,グラビティ・ブラスト?
・・・なんだか,アメリカ軍のパナマ侵攻を扱ったバーバラ・トレント監督のドキュメンタリー映画「The
Panama Deception」を思い出しますね.
これは1993年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞作品で,NHKも放映した真面目な記録映画なのですが,次の一点だけ耳を疑うような証言があります.
〔略〕
『アメリカ軍は新兵器「レーザー光線」まで使ったんだ!』
『光線を浴びてドロドロに溶けてしまった人もいるよ』
『レーザー光線は車もまっぷたつにするんだ!』
〔略〕
この証言者はジャンキー(麻薬中毒患者)などではなくパナマ大学のサイモン教授です.
この件はレーザー誘導爆弾の攻撃を勘違いしたらしく,誘導用レーザーが硝煙を通過する際に光の筋として見えてしまい,その直後に爆発,
目撃者は飛行機と爆弾に気付かずに,レーザー砲による攻撃を受けたと勘違い.
その後,噂に尾ひれがついて広まって現地マスコミが報道し,大学教授まで信じ込んでしまったというお話です.
目撃者の証言を鵜呑みにするとトンでもない事になるという,よい事例でしょう.
アメリカが攻撃型レーザー兵器を開発している事は確かです.イスラエルもヒズボラのカチューシャロケット迎撃用に,アメリカと共同でTHEL(戦術高エネルギーレーザー)を開発中です.
また,電磁波を応用した無力化兵器(催涙ガスやゴム弾と同じ使い方の非殺傷兵器)なども開発中です.
しかし,アメリカのレーザー兵器開発は何十年も前から行われていますが,未だに実用化は出来ていません.
せいぜい出来たのは目潰し用のレーザーぐらい.(失明者を大量に出すのは残酷とすぐに国際法で禁止された)
人体を一瞬で焼き尽くしてしまうようなレーザー砲があるとしたら,それはとても凄まじい出力のレーザーになるでしょう.
・・・そんなものが既にあるなら,ミサイル・ディフェンスは百発百中でしょうし,レーザー核融合も簡単に出来そうなものですが・・・そんな話は聞かないですね.
「レンジでチン」タイプのマイクロ波電磁波兵器にしても,どうも以前に「電磁波で地震(津波)をおこす兵器」を真面目に語っていた連中と同じ匂いがします.
さて,AMLで配信されている記事には次のような一節があります.無力化非殺傷兵器についての話です.
>痛撃電磁波の配備は,明らかに国際法違反である.
>国際法は,苦痛を与えることを第一の目的とする兵器を禁じている.
これは嘘ですね,ハーグ陸戦法規23条第5項にあるのは「不必要な苦痛を与える兵器の禁止」ですから.英文だと「To
employ arms, projectiles, or material calculated
to cause unnecessary suffering.」ですから,どう解釈しても抵触しません.
それにしてもこのAMLの記事内容,非殺傷兵器と謎の超破壊兵器を混同するような書き方で,どうもいけませんね・・・紹介にあったビデオや写真も見てみましたが,何が問題なのか理解できませんでした.
「問題がある」と主張する人は,該当個所を纏めて示してほしいものです.
【質問】
米軍が2010年生産開始予定の光線銃は,どんなものなのか?
【回答】
レイセオン社が開発したもので,正式名称は積極拒否システム(Active
Denial System).
殺害能力はなく,暴徒鎮圧用として使われる予定.
以下引用.
2 光線銃の効能書
この光線銃の正式名称は積極拒否システム(Active Denial System)であり,マイクロ波のビームは500メートル(550ヤード)離れた位置にいる人にも有効であり,これまでのゴム弾等の非殺傷兵器の10数倍の有効距離があります.
このマイクロ波ビームは衣類を透過することができ,皮膚に当たると(家庭用の電子レンジは数センチの深さまで達するのに対し)0.4センチの深さまでしか達しませんが,当たった部位は54度に熱せられます.その結果,その人は爆風を浴びたような熱さを感じ,持っている物を落として逃げまどうというのです.
この光線銃は,暴徒と化した群衆を鎮圧する目的等に使用することが考えられています.
(以上,
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/6297149.stm
及び
http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,,1998406,00.html
(どちらも1月26日アクセス)による.)
現用兵器に関する太田の知識は,「クロス・チェックが必須」というレベルだが,本項目に関しては元ソースが明確なので,それなりに信頼性はあると判断される.
【珍説】
▼『米軍,イラクでエネルギー兵器を使用』
TUP通信をお読みの方はすでにご存知かもしれませんので,詳細は省きます.
1つめの誘電エネルギー兵器は,「活動拒絶システム(Active
Denial System)」を利用したもので,その特徴から,「激痛光線(painray)」と名づけられた.
この「活動拒絶システム」は,ミリメートルの「波」(電子レンジの中で使われるマイクロウェーブの親戚のようなもの)を95ギガヘルツの範囲で発射する.
国際法では,「痛み」を主な目的とした兵器の装備や使用を禁止しており,アメリカ軍がこの「激痛光線」を装備することは,確実に国際法違反である.
2つめの兵器は,電子レンジで使われているマイクロウェーブを応用させた兵器である.
これは,哺乳類を電子レンジに入れると爆発することに由来しているそうだ.
(以上,きっこの日記の記述を参照)
これらの兵器の詳細はこちらをお読み下さい.
きっこの日記
「OneWorldnet」の該当記事.英語です.
「5月16日に放送されたイタリアの通信社ビデオニュース」
メディアプレイヤーで見れます. 英語です
▼アメリカ,新兵器をイラクで使用 TUP通信のニュース
あつこば in mixi
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
非殺傷兵器が国際法違反? どんなマジックですか.
「無用な苦痛」を拡大解釈し過ぎ.
ハーグ陸戦法規23条5項は「不必要な苦痛を与える兵器の禁止」です.
「痛みを主目的とした」などとは書いてありません.
130度というのは華氏ですよ,摂氏にすると50数度.
戦場でスタンガンが使われれると国際法違反になるって感じの主張ですか?
そもそも95GHz帯って周波数がなんか変だな…と思って調べてみたんですが,遠赤外線より若干下でレーダーなどとして使われているような,ありふれた周波数帯のようで.
ちなみに電子レンジは2.4GHz帯です.
肥後守,竹輪,おぺ
以上,mixiより
これでも見て頭を冷やしてください.
■超兵器警報発令!
http://obiekt.seesaa.net/article/21258855.html
>これらの兵器の詳細はこちらをお読み下さい.
>きっこの日記
あつこばさん,ふざけてるんだったら本気で怒りますよ.
上記の「あ」氏の訳語って,すごいセンスしてますね.
活動拒絶システム(Active Denial System)
この場合の Active って Passive の対義語で,つまりは自ら何か行動を起こすことで
(敵を) 拒絶する,って意味じゃないのかなあ…
「誘電エネルギー兵器」にしても,DEW (Directed
Energy Weapon) のことなら,「指向性エネルギー兵器」だろうに.
……と書いたところで辞書を調べてみたら,「誘電
dielectric」とあったので苦笑.
スペルを見間違えたのか.
井上@Kojii.net in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
【質問】
飛行機にレーザーを設置して弾道ミサイルやら巡航ミサイルを迎撃する計画があるみたいなんですけど,船舶や地上に迎撃レーザーを設置する計画などはありますか?
無い場合なぜなんでしょうか?
PAC3なんてちょっとしか迎撃範囲がないらしいですし.
【回答】
レーザーか開発された直後から軍事用途への応用研究が始まっており,70年代にはすでに空対空,地対空ハードキルのデモンストレーションが行われています.
しかし研究が進めど,実用化時期は先延ばしされるのが常で,現在最も実用化に近いとされてるのがAL-1(空対空)とTHEL(地対空)です.
艦載CIWS用途も80年代以降かなり研究されており,IPS(統合電気推進)を行うDDXに将来的にはとかいう話はありますが,あまり期待は出来ません.
基本的にレーザーは低空で使うと,大気の影響(減衰・ブルーミング等)で有効射程が大変短くなり,DEWとしてのメリットが減じます.
また,弾道ミサイルの場合,現行の出力のレーザーとなると,脆弱なブースト段階の弾道ミサイルしか狙えません.
再突入時の弾頭は耐熱シールドで守られていて,生半可な出力ではどうにもなりません.
つまり地上配置となると,かなり遠くの弾道ミサイルの発射直後を狙う状況が多くなると思われますが,かなり大出力が必要になります.
しかしレーザーは,出力を上げすぎると大気がプラズマ化するという問題があるので,単純に上げるのも簡単ではありません.
おまけに水平線の向こうは当然狙えません.
確かSDIの頃に,衛星や航空機からレーザーを反射させて射程を広げる計画があったと思いますが(宇宙戦艦ヤマトのアレ),技術的に極めて難しいです.
ついでに,地上設置は気象条件が悪いと使えなくなります.
海上なら移動出来ますので,上記の問題はある程度緩和されます.
とはいえ,今度は揺れるという問題が出てきてしまいますが・・・・・
次に巡航ミサイル迎撃の場合,巡航ミサイル自体は無人航空機なので,通常の対空兵器で対応できるわけで,あえて巡航ミサイル迎撃にレーザーが使えると強調する意味はあんまりありません.
(巡航ミサイル防衛で問題になってるのは,巡航ミサイルの発見とインターセプターの誘導であって,最終段階の迎撃手段ではない)
まあ例えばF-35に,将来的にはレーザー砲を積む話はあります.
巡航ミサイルに対しても使えるでしょう.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
指向エネルギー兵器に対する防御服はあるでしょうか?
【回答】
あります.
まず,赤外レーザー(効率,減衰率の関係から実用的なレーザー兵器はまず赤外波長を使用します)に対する防御服ですが,金属蒸着,あるいは金属箔は適切な厚さを選べば,効率的に赤外光を反射します.
つまりは防寒用の例のアルミ箔.あれがけっこう有効.
もちろん一部は透過,吸収しますが,防弾ジャケット同様,破片(乱反射)あるいはしょぼい照射には耐えます.
次にマイクロ波.これも赤外同様,使用しやすい波長です.
これに対しては電子レンジの窓同様の格子,パンチメタルが有効です.
実用的には金属繊維を格子状に縫い込んだ生地ということになるでしょう.
これを上記の金属箔をカバーする形で使用すると,軽量で高出力に耐えることができます.
ただし頭部も(むしろ頭部を)カバーする必要があるため,実用上の工夫が要りそうです.
頭は網目状の金属繊維に,波長選択性のある透明樹脂などいかかでしょうか.
ともあれ,作れば作れます.
あとは出力と重量次第.
軍事板
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