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◆◆◆◆「安全限界」
<◆◆◆白燐の化学的性質
<◆◆白燐弾
<◆総記 目次
<兵器FAQ目次
――――――
あだ.さんがいろいろ調べていただいた「安全限界」の数値は,労働衛生上の数値で,それはそれで重要ですが,いま私がJSFさんと論争しているのは,白リン弾使用が「非人道的」であったかどうかという問題ですので,ひとまずは後回しにさせていただきます.
(そもそも私は,JSFの根拠を尋ねたかったのでした.)
――――――pippo
……とありますが,本当に後回しにしていい程度の数値なのですか?
【回答】
安全限界に関しては,この濃度の物をある一定以上時間連続して吸入した場合悪影響の出ない最高濃度(例えばACGIHのTLV-TWAで8時間/日or40時間/週)であり,有毒と言えるか否かの境界線を探る上で重要な濃度であると考えています.
せいぜい30分程度の煙幕内に居ただけで,重度の障害や致死に至る濃度は当然,この安全限界よりずっと上であると考えられるので,この濃度がそのままデータとして利用出来るわけではないでしょうが,参考程度にはなるでしょう.
今まで調べた結果から言わせて頂きますと,発煙弾として用いられる限り,少なくともリン,五酸化二リン,リン酸に関しては,とても有毒とは考えられそうにないと言うのが自分の出した結論です.
貴方がこの議論をここで打ち切ろうと仰るのなら,発煙弾として用いられる以上有毒であるとされる濃度には達していないという事で,合意して頂けた物と考えさせて頂きます.
従って少なくとも五酸化二リンに関して,さも毒性がある濃度に達しているかのように書かれる発言は,取り下げて頂きたい.
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【質問】
「安全限界濃度」の数値は,様々な物質の相対的な危険度を,同じ条件,同じ曝露方法で相対的に比較推定する範囲では有効?
【回答】
ええ,その通りです.
ですので「半数致死濃度」ではなく,「安全限界濃度」を中心に話を進めていたのだと考えています.
(途中で議論に参加させて頂いて気が付いた事ですけどね(^^;)
言うまでもなく,半数致死濃度>安全限界濃度ですから,安全限界濃度を基準にすれば毒性は否定出来ると考えました.
安全限界濃度は平均して,その濃度に長期間晒され続けた場合でも,問題が起こらない濃度であるはずで,短期的にその値を少し超えたからといって即危険と言える濃度ではない,という事です.
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【質問】
>短期的にその値を少し超えたからといって即危険と言える濃度ではない
少し超えたぐらいでは仰るとおりです.
しかし<特異点>ではどうか?
私の<特異点>イメージは,時間がたった<やけぼっくり>状態では有りません.
(これが皮膚についたらやばいのですが).
イメージはコチラです.
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp?cmd=upload&act=open&pageid=1892&file=%E7%99%BD%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%BC%BE%E7%81%AB%E3%81%AE%E7%8E%89%E6%94%BB%E6%92%83.jpg
火の玉に囲まれ,発生真っ盛りの煙に包まれたら,ということです.
仮にガスが致死性でなくても,その影響で逃げられないということも考えられます.
消防士にはエアタンク付の防護マスクをつけよ,とHPAがいってるくらいですから.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【回答】
まず,提示されたリンクの画像を見る事が出来ません.
サイト自体も一部規制がかかっているので,出来ればその画像の大本となったデータを示すページ,もしくは書籍を提示して頂けると助かります.
>1)特異点について
この辺に認識の相違を感じずには居られませんが,この写真を見る限り,そんなに酷い煙のようには見えないのですが…
以前他の方々が提示された戦車の煙幕展開の映像などと大差ないように思います.
右の写真の方では破片が落下しきって,比較的高濃度の煙が辺りに広まっている所なのでしょうが,隣にいる人物はガスマスクでも装着しているのでしょうか?
特に逃げ回っているようには受け取れません.
…というより,落下中火の粉が降り注いでくる時に避難していたとすればその後改めて近づいてきてますよね.
まぁ,感覚的な物で議論をしても仕方がないので,この状況でどの程度までなら濃度が上がるとお考えでしょうか?
出来れば数値化出来るレベルの話でお願いしたいです.
あだ.
【珍説】
<特異点>とい表現を用いたのは,ガスが領域に一様な組成で一様な濃度で存在している,という前提での,<危険なことあるまいがな>という議論は.非現実だと言ってるにすぎません.
燃えている近くに行けば<有毒なガス>も濃いだろう.消防士はガスマスクをつけよ,と厳重にいわれている.
あだ.さん も
特異点の存在を認めたのなら,それをもとに,安全性を証明してみてください.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
予想通り話題反らしに入ったようで.
今までのアナタの言動を見る限り,こうなるのは火を見るより明らかだったんで,だから感覚的な話はしたくないってんですけどね.
何度でも書きますよ?
アナタが「特異点」を主張したいのなら,アナタの言う「特異点」がどれだけの濃度でどれくらいの時間発生し,その上その中に人員が居た事を示してください.
〔略〕
アナタは白リンによる労働災害の現場で,「ガスが領域に一様な組成で一様な濃度で存在している」とでも思ってるんでしょうか?
んなわけないですよね?
ICSCのデータでもMSDSのデータでも,そこを勘案した上で「平均的な濃度」を取って,多少なりとも濃度にばらつきがあろうと安全に作業出来るように,「安全限界」を定めて毒性を考えてあるはずなんですが.
平均値を考えて使う物を,「平均と誤差のある部分がある」からといって「無用」とする考え方の方が,よっぽど非合理で非現実的です.
平均値って何の為に出すか判ってます?
そもそも濃度の意味判ってます?
私が提示した条件は,アナタの反論の通り無理難題です.
当然ですよね,アナタが「特異点」等という「非合理で非現実的」な主張を続けるワケですから,それの証明も非合理で非現実的にならざるを得ません.
よって
>あだ.さん も
>特異点の存在を認めたのなら,それをもとに,安全性を証明してみてください.
そもそも認めてないって事ですね.
アナタが言い出した事ですので,アナタが証明して下さい.
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【珍説】
そうしたこと〔白燐弾の毒性〕の判断は,一義的には実際の事故例や被害例から判断すべきで,平均濃度などから思弁的に議論するのは,それを補強する為のものであるべきです.
(しかし,原爆被害についても,水俣病などの公害被害などについても,加害者側はいつも議論の順番を逆転させ,思弁を煙幕として用い,実際の被害の事実を見えなくすることに奔走してきました.それは厳に慎みたいと思っています.)
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
これも議論の筋から外れますが,貴方が訳を途中まで行っていたGlobalSecurity.orgの記事のWhite Phosphorus (WP) - Smokeの項末尾,
「There are no reported deaths resulting from exposure to phosphorus smokes. 」
から十分判断出来ると思います.
「白リン弾による被害者」と言われる人々がガス,粉塵の吸入による死傷ではない,という考えは,これまでの議論で確信が強まったと考えています.
それが本当に白リン弾による被害ならば,それ以外の「経皮毒性」「熱傷」,さもなくば「他の物質への引火による火事の二次被害」のどれかでしょう.
あだ.
【珍説】
>アナタが「特異点」を主張したいのなら,
>アナタの言う「特異点」がどれだけの濃度でどれくらいの時間発生し,
>その上でその中に人員が居た事を示してください.
〜〜〜〜〜〜〜〜
〔略〕
貴方の同じ質問には何度も応えていますよ.
===============
燃えている近くに行けば<有毒なガス>も濃いだろう.消防士はガスマスクをつけよ,と厳重にいわれている.
あだ.さん も
特異点の存在を認めたのなら,それをもとに,安全性を証明してみてください.
=========
と.
〔略〕
でもまあ,いいでしょう.
1回だけ答えましょう.こんなことは,言わずもがなのことです.
いいですか,
・燃焼してガスを発生しているところの,ガスや微粒子濃度の総和をA(g/m3)としてその成分の過重平均毒性をk(/g)とし,
・あなたのいう円錐空間に一様に拡散し終わったときの,ガスや微粒子濃度の総和をC(g/m3)としてその成分の過重平均毒性をn(/g)とし,
・その中間位置中間時刻におけるガスや微粒子濃度の総和をB(g/m3)として,その成分の過重平均毒性をm(/g)としたとき,
中間位置中間時刻における被爆毒性mBは
kA>mB>nC
であることは組成や温度などにかかわらず,明白なことです.
これは,時間と空間によってガスや微粒子の種類や組成が変わっても,自明なことです.
kAは燃焼場そのものですから,温度効果を除いても,殆ど致死性またはそれに準ずると仮定しても妥当です.(7cmx7cmの着地したばかりのWedge
が燃え上がっているその上50cmの空間,800℃といわれる燃焼場を想定してみてください.リンの蒸気と五酸化リンの蒸気や微粒子,そして雑多な燃焼ガス)
どなたかの円錐形の拡散領域ではどなたかの計算によれば,労働衛生上の吸引限界よりも1桁高いとか(検算はしていません),どなたかを仮に信じれば,nC はそんな程度になります.
だとすれば,致死性のレベルから急性傷害殆どなしまでの成分・濃度分布が,中間帯に存在しているのは明らかです.
どのように存在分布しているかを描くためには,習志野に行って,ガスクロを数百基設置して,白リン弾を爆発測定するか,つくばの研究所の爆発風洞を使ってシミュレーション実験を繰り返す必要があるでしょう.
しかし,最大値をしめす地点と最小値をしめす地点が連続した空間内にあれば,その空間の中に中間値を示す場所が必ず存在することは,これは単なる国語の常識として自明です.これで存在証明は終わりです.上記のような測定をするには及びません.
じつは単純なことです.
1と10があれば,かならず2も5も6も8もある.
これを否定するには場が不連続であることを証明しなくてはなりません.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あだ.さん も
特異点(燃焼点)の存在を認めたのなら,それをもとに安全性を証明してみてください.
7cmx7cmの着地したばかりのWedge が燃え上がっているその上50cmの空間,800℃といわれる燃焼場のガスが,温度効果を除いたとしてどれだけ<安全)かを.
そして消防士がガスマスクを必ずつけるという通則が,間違いであるという根拠を.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
〔略〕
>貴方の同じ質問には何度も応えていますよ.
>
>===============
>燃えている近くに行けば<有毒なガス>も濃いだろう.消防士はガスマスクをつけよ,と厳重にいわれている.
以前に「当然「発煙弾」以外での「労働環境」での事故の事例は論外」と書いてますよ.
つまり答えになってない.
確か「濃度以外の話するなら話題そらしととります」とも書きましたよね?
君はきちんと読んでから反論して下さい.
>いいですか, 〜 以降
>〜これを否定するには場が不連続であることを証明しなくてはなりません.
まで
長々とお疲れ様です.
この証明部分のみに関しては間違いは無さそうです.
…まさかこんな意味のない証明を出されるまで,自分が過小評価されてるとは思ってませんでしたが.正直ショックです.
一点だけ評価するなら,君が「特異点」と言い張る仮定を
「7cmx7cmの着地したばかりのWedge が燃え上がっている,その上50cmの空間,800℃といわれる燃焼場」
とした事ですかね.
Wedgeの厚み,構造,組成,すなわち白リンの量が不明確で,空間の面積も設定されてないので,このままでは計算が出来ませんが.
そしてこれで,君がやっぱりこれまでの議論を理解出来てない事が判りました.
特に注釈を入れずに書いてきましたが,例えばTLV-TWAでは8時間/日及び40時間/週で連続して吸入し続けた場合の値が提示され,半数致死濃度では1時間もしくは4時間辺りの半数致死に至る値が書かれています.
(もし君がこの部分を理解してなかったのならば,私の説明不足もあるかも知れませんので,その点に置いては謝罪します.
同様の資料を当たって提示しあってる段階で,その程度の事は既に理解出来ている物と勘違いしてました.)
んで,何故「全体の白リン重量/エリアの体積」の計算で,概算をすませてOKとしているのかというと,「時間経過と共に濃度が変化する」ためです.
つまりガスや粉塵濃度は,その値を考え得る極大値(反応速度の問題などから実際はもっと小さい)として,以後拡散し下がり続けます.
つまり,前にも書いたとおり,この手の値は「平均値を考えて使う物」なんですよ.
だから
「平均値って何の為に出すか判ってます?」
という質問が来るんです.
ピンポイントでみれば,部分ごとの濃度にばらつきがあるのは当然の事なんですよ.
でもそれじゃ考えられないでしょう?
例えるなら,
「普段は臭いを感じる程度の車の排気ガスを,車内を密閉し引き込めば中で人は死に至る.
しかしマフラーの排気を集めて一回深く吸い込んでも,せいぜい咳き込む程度」
って事です.
車内に引き込もうが,他の物で集めようが,その部分の濃度は同じですが,晒されてる時間が明らかに違う.
一回吸う程度の物は,時間あたりに晒された濃度で考えれば,非常に希薄な濃度と近い結果になります.
これを混同してはいけません.
もし一回吸い込んだだけで死に至る程の濃度だとすれば,車を車庫に入れたり車の後ろを通っただけで死者が出ますよ.
以上の説明で,特異点を認める事の非合理さが少しは判りましたかね?
前も書きましたが,私は君の言う「特異点」を認めてません.
考証の必要なし,と切り捨てています.
〔略〕
それでも君が「特異点」に固執したいというなら,君が「特異点」の一例を示してくれたんで,何度も書いたこちらの質問が変わりますね.
君が示した「特異点」内の1時間あたりの濃度と毒性を示し,その範囲内に毒性が発現する程度,人員が居続けた事例を示して下さい.
本来はこの議論に時間の概念を加える必要性なんて,殆ど無いんですがね.
そんな無意味な「特異点」を強行に主張しない限り.
…ついでに,先ほどの証明に反論を一つ加えるならば.
君の示したC,すなわち「円錐内での完全燃焼時の濃度」は,考え得る限りの極大値であり,限られた範囲に一様に拡散した場合の最大値です.
実際には当然ありえない高濃度です.
毒性の一番高い所とかなり高い所で比較して,間をとっても意味がありませんね.
ですから,このような形で証明を考えたいのならば,最小値nCに当たる部分には,反応開始直後の全体の毒性(Sとします),すなわちS
≒0を入れるのが妥当です.
…結果が変わりますねぇ.
〔略〕
君が「結果」として書いてる部分は変わらない.間のどこかにあるでしょう.
しかし「8〜10の間にある」,と「0〜10の間にある」,の意味は同じですか?
分散は? 期待値は? 標準偏差は?
だから「こんな意味のない証明」と書いたんですが.
あだ.
(強調:編者)
pippoの場合,単に自説へ都合の良い数字を取り上げてるだけだと思いますよ.
愚者@ネタ切れよ!
いえ,恥ずかしながら私自身,一瞬「あぁ,なるほどなぁ」とか思っちゃったので(^^;
よく読むと
「欲しい濃度は最大値と最小値の間にある」
というだけの文なんですけど,わざわざ小難しく書いてあって,これまでの流れをよく知らない人が読むと,これは納得しちゃうかもなぁ…とか思いまして(^^;
あだ.
(強調:編者)
つかよう,子弾が偶然何発か同じ路地に落ちてきて,身動きできなかったヒトが死んだり具合悪くなったっつうなら,まだわかるんですが(それこそ濃度と時間の問題なわけで),誰が好き好んで燃え盛る子弾の直上に顔差し出すんだろ?
瓦礫に挟まれて身動き出来ないならともかく,身動き出来るならせめてもその場から逃げると思うし,そんな状況だと白煙の中のpippophin心配するより,子弾から剥離した表層のWPを被る心配するだろ
(そしてそれで怪我を負ったとしても,白煙のせいでもpippophinのせいでもないし,WPスモークはそういった偶然による敵兵殺傷を意図して設計されているわけではない)
だからよう,露天でWPスモーク炊いて発生するかどうかわからんpippophinなんかうっちゃって,子弾直撃なり屋根で跳ね返った子弾が撒き散らしたリン片浴びちゃったとか,そっち追求しとけって.
xotakk
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【珍説】
<平均値>の問題.
動物実験では,一様な平均的な濃度の<ガス>を曝露させます.
濃い所と薄いところがない状態です.
それは白リン弾の<火の玉いっぱい>が燃えている,濃度にばらつきがある状態とは違います.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
そりゃ動物実験じゃ,出来る限り均一に維持するでしょうね.
で,君はこれらのデータが利用される労働環境では,動物実験と同じように平均値が維持された状態で,有毒とされる物質が発生するとでも思ってるんですか?
平均値とばらつきがあったらデータが使えないと言うなら,ICSCでもなんでも危険な濃度を示す事自体が無駄になっちゃうんですが?
まぁ「濃度など無関係」と言うなら,あれだけ噛み砕いた例えが理解出来ないのも合点がいくんですがね.
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【反論】
> しかし「8〜10の間にある」,と「0〜10の間にある」,の意味は同じですか?
「0〜10の間に必ずある」のは,私が最初から言ってる,消防の消火や救助作業に困難をきたす,厳重注意しなくてはならないガスの濃度です.
それは,定量的には決められていない濃度で,イメージ的には半致死量の相当下で吸引濃度限界の相当上の値です.
たとえば,労働環境で守られねばならない吸引濃度限界の,1桁とか2桁上の濃度とか.ガスの吸引だけでは命にかかわる急性症状にはならないが,中度の症状によって火災に巻き込まれたり,救助作業ができるものが出来なくなったり,消火活動に支障をきたすなど,結果として人命にもかかわる量,あるいはそれ以上の量ということです.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【再反論】
いや,だからそれがどの程度発生するか示せない限り,全体の濃度の平均から判断するしかないでしょ?って書いてるんですがね.
白リン弾の用いられた,せいぜい建物が建ってる程度の解放された空間で,君がイメージする「特異点」が,平均濃度で考えると問題があるほど高濃度,かつ長時間発生するというなら,その状況を示す物を提示しなさい,と言ってるんですよ?
いい加減,議論をループさせるのはやめて下さいませんかね?
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【珍説】
>いや,だからそれがどの程度発生するか示せない限り,全体の濃度の平均から判断するしかないでしょ?って書いてるんですがね.
どうして,半径数メートルの火炎近傍の拡散まえの事象を,半径数百メートルの拡散後の円錐領域平均値で考えなくてはならないのですか?
それは設定自体が非科学的です.
数字が計算できれば科学だというのは,現代人特有の勘違いかもしれません.
わたしのイメージは915に示しました.繰り返すしかありません.あなたの議論の方がループなのですから.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「0〜10の間に必ずある」のは,私が最初から言ってる,消防の消火や救助作業に困難をきたす,厳重注意しなくてはならないガスの濃度です.それは,定量的には決められていない濃度で,イメージ的には半致死量の相当下で吸引濃度限界の相当上の値です.たとえば,労働環境で守られねばならない吸引濃度限界の,1桁とか2桁上の濃度とか.ガスの吸引だけでは命にかかわる急性症状にはならないが,中度の症状によって火災に巻き込まれたり,救助作業ができるものが出来なくなったり,消火活動に支障をきたすなど,結果として人命にもかかわる量,あるいはそれ以上の量ということです.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その数値は測定されていませんが,あなたが自明だという証明によって,火炎点近傍にあることは確かです.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
そもそも,議論に何一つ関わってこない無意味な証明に対して,わざわざ「0〜10の間にある」を否定して「8〜10の間」と訂正してあげてるのに,理解出来てないのは君でしょう?
0から最大値まで幅がある狭いエリアごとの瞬間の濃度と,全体の濃度の平均とを,基準が違うのに一緒くたにしちゃダメだよ?
消防署の対応は労働災害の現場,その場合の濃度を他トピで概算してた人が居ましたけど,オーダー何桁違いましたか?
1〜2桁どころじゃなかった気がするんですが?
「それは答えになってない」
と,きちんと答えて差し上げたのはガン無視ですか?
なんで「具体的事例を出せ」の答えが,「推定(妄想)される状況」なんですかね?
こっちは君の勝手なイメージなんて全く尋ねてない.
白リン弾の効果範囲でその状況が起こっていた事を示しなさい,って言ってるんですけど?
特異点なんて無理矢理な想定をするのは構いませんが,そんなとても一般的ではない想定を持ち出してきた以上,それが合理的であるという証明は必要ですよ?
さもなくば誰も納得しません,
現に君の発言,妄想扱いされてますよね?,このトピックで.
君が自明だという「証明」ってなんですか?
前述の無意味な証明の事ですか?
もし人を納得させたいなら,もう少し人に判る文章を書いた方がイイですよ?
「特異点」の「想定される状況」は聞き飽きたんで,いい加減それが存在し,作用した証明を出しなさい.
書き方こそ違えど,ここの所ずっとそれしか尋ねてませんよ?
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【珍説】
>密閉された反応塔や反応炉で効率的に起きる反応が,
もう間違ってますね.危険な物質は通常「効率的」でない反応で多く発生もするし,長時間発生し続けるものです.
白燐弾の燃焼によって有害な物質が発生するにしても,そうした物質は煙幕弾としての白燐弾にとって「余計物」です.
煙幕展開は通常の軍事行動では,その後の歩兵の前進に繋がります.
また「効率的な燃焼」で有害物質が多量長時間発生するなら,白燐弾が単なる「発煙弾」とされるわけはありません.
白燐弾の煙幕への暴露においてどこを見ても「開放された」場所では,「安全性に問題はない」と書かれています.
つまりは「開放されていない」「狭い場所」では安全性に疑問があるという事です.
事実を元に,現実的に考えましょうね.
光太郎
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
いったい何を言ってるんだ…
危険な物質であろうとなかろうと,反応は反応.
効率的でない反応なんてそうそう起こるものではない.
自然発火性のリンの場合,ほとんどは五酸化二リンになり,さらにその五酸化二リンは水と反応してリン酸になる.
もちろんここにいる人のほとんどは,それらの物質が有害でないなどとは言っていない.
ただし,濃度が害を与える程度になることは考えにくい,と言っているわけですよ.
お(´・ω・)ぺ
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【珍説】
>1.リンの煙幕生成は,以下の2段階の反応による.
i) P4(s) + 5O2(g) = P4O10 (リンの燃焼反応)
ii) P4O10 + 6H2O(g) = 4H3PO4 (燐酸煙幕の生成反応)
そう単純なものでないことはあきらかです.
>2.以上2つの反応は,その馬鹿でかい平衡定数や反応速度により
「ノーマルな条件」では,経験的には速やかに完了すると考えられる.
速やかに完了というデータは,なんら示されていません.
>3.上記2つの反応の進行を阻害する要因の1つとして
「燃焼時における酸素供給不足」が考えられるが,
(空中で燃えているリンが少々確認されるため)
上記2の理由により,反応が阻害されている「度合い」は
それほど高くないと思われる.
「燃焼時における酸素供給不足」は,燃焼反応の阻害ではありません.高温のリン蒸気の反応力の強さによって,酸素が燃焼場で不足することは,有りうることです.
>4.実際に白リン弾の被害に遭われた方はゼロではないと思われるが,
よほど意図して使わない限り,その焼夷能力は不十分.
白リン弾の被害者はゼロどころか多数に及んでいることは明らかです.焼夷能力は国連学校と援助物資を燃やし尽くして証明されました.
>5.上記の仮説を覆し,白リン弾が「非常に危険だとするに十分な
科学的・論理的かつ定量的なデータ及び説」が存在するなら,拝聴したい.
ずでに何度もお勧めしている資料,
TOXICOLOGICAL PROFILE FOR
WHITE PHOSPHORUS
=========================
アメリカ毒性物質疾病登録機関(ATSDR)
http://www.atsdr.cdc.gov/toxprofiles/tp103.pdf
をお読みください.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
1.一応,Wikipediaの記述をそのまま書いてみました.
そう単純ではないことは,そらそうなのですが,
その他のリン種の量比は熱平衡的には無視しても平気な量であることは
熱力学平衡計算で確認しましたので.
(自分で納得しているだけなので,公開の予定はありません)
2.これは,そうですね.
ただ,平衡定数がばかでかいことだけは「厳然たる事実」です.
反応速度定数については絶対にデータがあるはずなんですが
(そもそも反応速度を押さえることなしに兵器の設計など不可能でしょうし)
見つけられてません.情報提供求むです.
ただ,経験的にはむっちゃ速いですよ,上の2つの反応.
3.とりあえず,「酸素の量」は十分です.これも計算可能な事実です.
(このトピックでは僕とDr_whitebearさんが計算しています)
あとは供給速度の問題ですが,こればかりはなんとも.実際の燃焼場が「わからん」ので.
4.そうなんですか?
意図して使えば焼夷能力は期待できそうな「気はします」が,
「実際にそう使われたと報告するレポート」があるなら拝見したいです.
5.僕とpippoさんの「種々の報告書に対する解釈の違い」ですので,
報告書を見てという提案は,辞退致します.
ちなみに,普通ガスの組成分析にはGC/MSとか使いますけど,
検出自体はng/m3 〜 μg/m3のオーダーで出来ますよ.
問題となる濃度域の,ゆうに1000倍以上希薄なガスでも「検出そのもの」は可能です.
kAssy
>「燃焼時における酸素供給不足」は,燃焼反応の阻害ではありません.高温のリン蒸気の反応力の強さによって,酸素が燃焼場で不足することは,有りうることです.
ありえないよ....
>速やかに完了というデータは,なんら示されていません.
その場で化学反応しているから反応熱も出たりとかしているわけでしょ?
反応しているその場で,反応が遅いって言っているほうが矛盾しているでしょ?
うにうに♪
>焼夷能力は国連学校と援助物資を燃やし尽くして証明されました.
国連学校が消し炭になったという証拠plz
ニュース記事でもいいからさー
C.Hinayama
レベル的に”木造家屋を消し炭にする恐怖のマッチ”ですな.
くるりん★ポポフ
>ずでに何度もお勧めしている資料,
君,「定量的」の意味全く理解してないでしょ?
この資料には,十分高濃度な白リン煙に被爆した場合の影響や,その濃度に関する記述はあるが,白リン発煙弾の煙がその濃度に達する証明は,一切書かれてないんだよ?
相変わらず全く解答になってない.
あだ.
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【反論】
------------
(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20090926/1253938410
コメント欄より)
名無し88mm神信者 2009/10/04 18:52
>いい加減な検証
そもそも化学平衡の計算結果をもちだして,燃焼に伴う不安定物質の生成を否定するという発想がどうかしていたりする.
化学平衡の計算結果は,常温常圧の大気中にホスフィンを放出した場合,最終的に分解する事を教えてくれるが,そこに至るまでにどれだけの時間がかかるかは教えてくれない.まして,高温低酸素の燃焼黄リンの近傍でホスフィンが生成される事を否定する物ではない.
------------
(引用権の範囲内において,引用させていただきました)
【再反論】
上記もgoogle検索中,たまたま発見したので,緩く再反論しておきます.
化学平衡を否定するからには,そのような現象が物理的に可能であることを証明する必要があります.
科学的に起こりえる可能性のまずないものを,証拠もなく「起こる」と断言するのはオカルトです.
白燐弾はオカルト兵器か何かですか?
また,
>そこに至るまでにどれだけの時間がかかるかは教えてくれない.
と書いておられますが,それはつまり,上述項目のこの部分をお読みになっていないことを意味しますね.
>>速やかに完了というデータは,なんら示されていません.
>
> その場で化学反応しているから反応熱も出たりとかしているわけでしょ?
> 反応しているその場で,反応が遅いって言っているほうが矛盾しているでしょ?
よく読みもせず,ろくな論拠もなく反論することは,「いい加減な検証」なのではありませんか?
2011.12.18
【珍説】
〔黄燐は〕皮膚に付着するだけでも火傷や骨の壊疽を起こすので,決して直接触れてはならない.
酸素分子がなくても,人体細胞を構成する分子のなかの酸素原子を奪って燃焼するということ.
脂溶性ということは,そうした分子と親和性が強いということ.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
>酸素分子がなくても,人体細胞を構成する分子のなかの酸素原子を奪って燃焼するということ.
ここは笑う所か?
化学を理解していない人間が出鱈目を言うんじゃない.
例えば人体を構成する「水分」,つまりH2Oは酸素原子を含んでいるが,白燐はこの酸素原子を奪って燃焼に使えるとお前は主張するわけか?
ところで白燐は水に漬けて保存する事を知ってるか?
・・・無知って怖いわ.
「脂溶性があったら酸素を奪って燃える」?
脂溶性の浸透性と燃焼はイコールじゃない.
脂肪の燃焼の意味を勘違いしてないか?
あー,分かった,「化学火傷」のメカニズムを理解してないのか,pippoは.
JSF
pippoさんとやら,有機化合物内に含まれている酸素を使って反応する,ってどこの世界の超物質ですか?
あなたは分子中の原子が,中学の時に実験室においてあった原子式モデルのように存在するとでもお思いで?
エネルギー保存の法則はご存知?
高校の化学の授業からやり直してください.
こぎつねまる
濃硫酸だったら有機化合物から無理矢理水素と酸素を引っ張ってきてくれますが,黄リンまでそんなことしてくれるなんて初耳ですよね(笑)
Dr_whitebear
疎水性と酸化還元反応に,どのような関係があるのですか?
蛋白質を中心とする有機化合物から,酸素を奪うほどの強力な還元性が燐にあるとでも?
で,かつての燐マッチは,軸の主成分であるセルロースから酸素を奪って,自然発火してたとでも?
刑天
よくよく読んでみたらもっとあり得ないことが…
>疎水性分子(骨格,筋肉もそうだ)
某医学部で6年間勉強してきましたが,筋肉が疎水性だなんて話は初めて聞きました.
こんな単純なところで間違えてるようだと,もしかするとオイラ国家試験落ちちゃうかもしれませんね(笑)
ちなみに,親水性だったら脂溶性じゃないってのも正しいとは言えませんな.
貴方がどうやって食器についた油汚れを落としているのか,よ〜く考えて.
あと,マヨネーズがどうやってできてるのかってのもよ〜く,ね.
もう何か,エセ科学とかそういう次元を遙かに超越してます.
教科書を引っ張り出すのも面倒なのでコピペで失礼しますよ〜.
万有製薬のサイトより,真ん中ぐらい,「治療」カテゴリ「初期救急治療」の項より抜粋.
―――――――
リンによる熱傷は,空気との接触を避けるためにすぐ水中に浸す.
リンの粒子は水中でていねいに取り除く;次いで傷を1%の硫酸銅溶液で洗うと・・・
――――――以下略
「酸素分子がなくても,人体細胞を構成する分子のなかの酸素原子を奪って燃焼する」のであれば,こんな治療は無意味.
水中にたたき込んでも,脂質等の分子から酸素原子を奪い燃焼を続けるんですよね?
一刻も早く浸透している部位を,デブリドマン(有り体に言えば,切り落とす)せねばなりません.
どちらが間違っているのか,私には何とも言えません.
あくまでコレは2次資料.
見た人が判断することですな.
で,これとは別に目に白煙が入ったとか,吸入したとかで粘膜障害を来し得ますが,これは白リンの燃焼自体とは無関係.
むしろ燃焼した後の五酸化二リンが,空気中ないし粘膜上の水分と反応して生じるリン酸による組織障害です.
Dr_whitebear
つうかさぁ,白リンがふりかかったとするじゃん.大気中で.
周り中に酸素ありまくるのに,なんでアミノ酸なんて比較的安定な化合物から酸素取り出してまで燃えなきゃいけないの?
つーか燐が人体の上で燃えるのと,それが元で人体が燃えるのは,全くべつの可燃性物質による燃焼プロセスがなんだが.
そしてpippoちゃんが「そうあれかし」と望むほど,人体内のリンは多くない.
xotakk
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
【珍説】
もし〔白燐弾が有害に作用した〕<事実>がありながら,<条件>うんだらかんだらいうのは,水俣病を知っていながら非を認めようとしなかった(株)チッソと同じになっちゃうよ.
pippo
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
いえ,なりませんね.
「タバコを吸っている最中にクモ膜下出血で死んだ」という<事実>があるからと言って,「タバコはクモ膜下出血の主因である」なんて言ったらバカでしょ?
因果関係をしっかりさせなきゃ.
んで,白燐弾の使用によって生じる物質が有害に働くためには,それなりの<条件>が必要だということは分かっているわけで.
そして私は,その条件が起こる蓋然性の説明を求めているのですよ.
言ってること分かりますか?
葉月@御剣財閥
・凶悪犯罪を起こした犯人の99%が,過去24時間以内にDHMOを摂取している.だからDHMOは人間の脳に作用し,理性を失わせる物質である.
・癌患者の100%が,過去20年以内にDHMOを多量に摂取している.よってDHMOは極めて発ガン性の高い物質である.
事実がありながら条件を無視するっての,はこういう事なわけで……
なんでDHMOは禁止されないんでしょうね(笑)
ふゆみ
以上,mixiより
青文字:加筆改修部分
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