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「人民網」◇(2012/10/25)第2次大戦時の戦闘機「ブラックウィドウ」
>北京航天航空大学内の北京航空航天博物館
>北京航天航空大学の創立60周年にあたる今年,同館は年末に一般公開される.
『海兵隊コルセア空戦記 零戦と戦った戦闘機隊エースの回想』(グレゴリー・ボイントン著,潮書房光人社NF文庫,2013/2/28)
著者は海兵隊のエース,グレゴリー・ボイトン.
フライング・タイガーズ時代や,太平洋戦争時代の回想録で,面白い話がたくさんあるが,捕虜生活の部分が ,日本軍の捕虜の扱いや,捕虜に対する日本の民間人の接し方も書かれており,面白い.
訳者の申橋昭さんも元陸軍士官なので,訳もいい出来.
――――――軍事板,2011/03/07(月)
【質問】
昭和12年に日本海軍はアメリカからセバスキー2PA-B3複座戦闘機を25機ほど購入していますけれど,これらは中国戦線に投入して敵機撃墜や基地破壊等の記録に残る戦果を出したのでしょうか?
最高速度500キロ,航続距離4000km前後,余裕のある機体設計は,当時の単発戦闘機としては上々かと思うのですが.
【回答】
その高速と長大な航続距離に期待して1937年に購入,装備して,S号戦闘機という名称で準制式機の扱いで,第12航空隊に配備されましたが,He-112よりも更に運動性が悪く――日本海軍の戦闘機乗りは一撃離脱より巴戦信奉者が多かったので当然ですが――,操縦性は最悪という判定を下され,援護用には全く使用されず,2機が2年後に朝日新聞社に,1機が東京日日新聞社に払い下げされています.
東京日日新聞の機体は,1941年に爆発して大破.
朝日の機体も,神風号の飯沼飛行士が操縦中に胴体着陸をするなどして,戦争前までに全て喪われました.
そして,残りの機材は仕方ないので,陸上偵察機として使われた後,内地に於て操縦学生の訓練機や,整備学生の整備機材として使われました.
ちなみに,こいつを購入して霞ヶ浦で試験をした時,大仰角の急激な運動をすると必ず猛烈な不意自転が生じたのですが,この機体に付いてきたセバスキー社のテストパイロットは,この現象は,高速機で必ず発生する『スナップロール』と言うものだ,と丁寧に「解説」されたそうです.
この頃までに,日本海軍の操縦安定性に関する研究は,世界に比肩するくらいまでに至っていたのですが….
眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 軍事板
【質問】
この写真なんですが,どこの国のどういうシチュエーションなんでしょうか?
というか数多すぎるけど合成写真?
▼ 【回答】
ケータイで見てるんで確かなことは言えないが,九五戦ではなかろうか.▲
場所は満州でもちろん合成.
10機ぐらいの隊列を何回か重ねてあるんではなかったかな.
戦前の日本の優れた合成技術を示す写真の好例として有名なものではないかと思う.
80年代始めの『ワールドフォトプレス』に,日独の合成写真を扱ったムックがある.
で,どんなシチュエーションかといえば,当時は日中戦争の真っ只中で,従軍した兵士らのお土産用に,現地やら戦争の模様やらを記録した写真貼を売っていた.
その中の一枚で,
「わが軍はこんなに優勢です」
って言いたいための合成なんだ.
軍事板
青文字:加筆改修部分
▼ ためしに拡大してみたんですが,米軍のボーイングP-12に見えます.
どうですかね?
ゆずこせう in 「軍事板常見問題 mixi別館」
2010年08月09日 10:18
▲
▼ 『世界の空軍 昭和9年版』に掲載されていたのを見た覚えが….
確か,P-12で間違いないです.
戦闘機の列線で,果てしなく続くものですが,この時期の写真にはこうした感じのものがよく使われています.
もしかしたら,コラージュかも知れませんが.
英国はガチでやってたからなぁ,こうした写真.
眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 「軍事板常見問題 mixi別館」
2010年08月22日 23:25
▲
【質問 kérdés】
中華民国空軍のグラディエーター戦闘機について教えてください.
【回答 válasz】
中国空軍は日中戦争勃発後,各国から手当たり次第に軍用機を買い集めます.
英国空軍最後の複葉戦闘機となったGloster Gladiatorもその1つ.
元々は1934年にBristol BulldogやGloster Gauntletの後継機として開発されたものですが,既に十分な実績を積んでおり,様々な中小国空軍で利用されました.
一番有名なのはスウェーデンやフィンランドと言った北欧諸国のそれですが,中国も日中戦争勃発直後の1937年8月に中央政府が空軍向けに36機のGladiatorを購入します.
ただ,これらの機体は,その後性能向上が図られたMk.IIやMk.IIIではなく,香港で使われていた最初のMk.Iでした.
そう言う意味では,中国政府は英国に足下を見られて中古機を売りつけられたと言っても過言ではありません.
しかし,中国空軍にとってこの機体は非常に優秀な機体で,日本海軍が第一線に投入していた九六式艦上戦闘機には速度で劣るものの,高度性能や旋回半径などの機動性で勝り,中国空軍内ではこの機体は「格機」と呼ばれていたそうです.
36機のGladiatorは,第3大隊第28,29,32の各中隊に配備され,武漢航空戦や粤北追撃戦,桂南空戦に投入されています.
特に28中隊の陳瑞鈿隊長率いる部隊は,多数のの日本機と交戦して5機を撃墜し,隊長などが壮烈な戦死を遂げて全滅すると言う「格機」に相応しい最期を遂げています.
とは言え,多勢に無勢.
Gladiatorはどんどん数を減らしていき,1939年の冬期攻勢までで全ての機体が失われています.
眠い人 Álmos ember ◆gQikaJHtf2,2019-12-18
【質問】
太平洋戦争の初めにインドネシアのオランダ軍が使ったらしいCW-21という戦闘機について教えて下さい.
【回答】
CW-21は,Curtiss-WrightのCW-21Demonと言う輸出用戦闘機で,この会社のSaintLouis部門が,CW-19R複座多用途機を基に製作した輸出用単座戦闘機です.
1939年1月に原型機が初飛行,同年に中国が完成機3機と部品状態の機体32機を購入しました.
オランダには,脚を内側引込式(原型は後方引込)とし,7.7mm機関銃と12.7mm機関銃各1丁の武装を各々2門ずつに強化したCW-21Bが24機輸出されましたが,1機が日本軍に鹵獲され,他は殆どが破壊されました.
日本に鹵獲された機体は,飛行隊長の愛機となっていたそうです.
ちなみに,中国に輸出された部品は,3機組み立てられましたが,1941年12月23日に,米軍によって運用中,山に激突して全機失われています.
眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2006/03/24(金)
青文字:加筆改修部分
【質問】
WW2で日本軍が鹵獲して日本軍パイロットが操縦したことのある連合軍戦闘機を教えてください.
P51Dは知っています.
【回答】
米国:P51C,P40,F6F,(F4U=飛行テストの有無は不明)
英国:バッファローの英軍仕様,ハリケーン
ソ連:I152,I16,LaGG3
詳しくは「日本軍鹵獲機秘録」という本がある.
http://homepage2.nifty.com/muraji/gunji/hokaku.htm
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
日本にフォッケウルフが試験的に輸入されていたそうですが,何時ぐらいに来てどんな試験をやったか分かりますか?
【回答】
1943年1月に封鎖突破船によって輸入されました.
日本が輸入した最後のドイツ機です.
福生飛行場や所沢飛行場で試験飛行を行い,当時量産中の飛燕,鍾馗,隼,開発中のキ-84などと模擬空戦を行っています.
また,陸軍審査部,明野飛行学校の操縦士たちによって評価が行われ,加速性能と急降下性能が非常に優れているとされ,進歩的な操縦士達には非常に好評でした.
一方,技術的なものとしては,徹底的な量産構造,艤装,各システムの作動が確実な点が評価され,発動機関係の取り回しについては,飛燕を五式戦に変更する際の参考になりました.
眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2006/01/10(火)
青文字:加筆改修部分
【質問】
Fw190の日本での評価は?
【回答】
名パイロット荒蒔氏が「外国機ではベスト」の評価をしてます.
技術面では,捕獲機でもそうですが,見るべき目のある技術者は,構成部品の精度や内部艤装などで日本の遅れを痛感しています.
(開戦時に捕獲して英米の戦闘機でも「これはどえらい国と戦争する事になった」と感じた人は多いです)
ちなみに川崎の土井さんは,Fw190を参考に5式戦の首換えをやってます.
【質問】
日本が,鹵獲したムスタングを相手に模擬空戦をやったら,どうやっても勝てなかったというエピソードがありましたが,
1) 鹵獲機の燃料は米軍燃料のままでしたか?
2) エンジンをパクろうと試みなかったのですか?
【回答】
エンジンがすぐにパクれる様な物なら,最初から苦労はしてません.
ダイナモ(オルタネーターだったかな)が故障して修理できなくて飛ばせなくなったしねぇ.
もし何かのはずみでマーリンが数百台まとめて鹵獲できたら,そのまま使ったかもしれませんが,交換パーツの補充も出来ないのに,1台(1機)だけ入手したエンジン・敵機をどうしろと?
パッカードのようにロールスロイスから図面や製造資料一式を提供されたわけではないのです.
十分な技術力があったとしても,パーツから製造公差を推測しながらインチ単位の図面をメートル法に換算しながら作成して,試作して試験して生産ラインを起こして資材確保して生産するすまでには,短くても数年はかかります.
生産に入る頃には間違いなく時代遅れになっていて,しかもそれまでの技術体系とは異質のものを導入する必要はどこにもありません.
逆の例で言えば,アリューシャンやその前に中国で零戦を鹵獲していた米軍は,零戦の特性を把握して対零戦の戦術を編み出すのに利用しましたが,栄エンジンや零戦をコピーしようとはしなかったでしょ?
軍事板,2005/06/10(金)
青文字:加筆改修部分
光人社刊,押尾一彦・野原茂著の「日本軍捕獲機秘録」と言う本に書いてあるのですが,中国・漢口付近で飛行可能なP-51Cが捕獲されたのですが,性能調査後,その機体を使って国内の防空戦闘機部隊に対して巡回戦技指導を行ったのですが,その際に使用したのは,特別仕立ての希少な91オクタンガソリンで,あらかじめ巡回先に鉄道輸送で送っていたそうです.
最後は発電機が故障し,修理も試みたのですが適わず,そのまま放置されてしまったそうです.
つまり,補機類の修理やコピーも出来なかった訳で,それがエンジン本体のコピーなんて,とても出来ないでしょう.
この本には,他にもノルディン照準器やターボチャージャーをコピーしようとした話が出て来ますが,いずれも基礎的工業技術の格差が理由で,頓挫しています.
軍事板,2005/06/10(金)
青文字:加筆改修部分
燃料については,捕獲されたP-51Cを飛ばすために,特別に貯蔵してあったオクタン価100燃料を使用したそーです.
【質問】
フーファイターを今日はじめて知りました.
これって軍事板的には都市伝説みたいなもんですか?
【回答】
割と有名な話だと思いますが,日本本土夜間爆撃に参加したB-29のクルーの中で,どんなに振り払っても追尾してくるなぞの飛行物体を目撃したと言う証言が,相次いだことがあります.
陸軍航空隊上層部は徹底的な調査を行って,後日B-29のクルーに次のような通達をしました.
「諸君らが目撃したのは金星である.この時期,特に日本上空では,金星は通常より明るく輝いているのである」
出典は
「B-29日本爆撃30回の実録」ネコ・パブリッシング
でありんす.
名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE :軍事板,2005/10/07(金)
青文字:加筆改修部分
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