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通商破壊作戦任務中のUボート


 【link】

D.B.E.ミニ型」(2010/10/10)◆英国の運河にドイツ潜水艦現る!? その正体は……

「Togetter」◆(2011/12/07)第二次世界大戦の潜水艦の話

「VOR」◆(2013/07/04) バルト海でドイツの潜水艦見つかる

『Uボート入門』(広田厚司著,光人社文庫,2003.6)

『海底からの生還』(ピータ・マース著,光文社,2005)

 原書は"The Terrible Hours: The Man Behind the Greatest Submarine Rescue in History"
 第二次大戦開戦の直前に沈没したUSS Squalus の救助及び潜水艦救難装置等の研究・開発についてです.
 メインは救難に関してですが,全体としては各種装置の開発のために官僚機構と戦い続けたモンセン提督の生涯についてといった感じです.

 技術研究・開発のみならず戦術や事故原因究明,実戦と全ての分野において偉業を成し遂げた軍人の鑑です.
 笑いあり,感動あり,涙もありで読んで損をしないどころか,読まないと損をした気になると思います.

 翻訳されたのは読んでいないので,できは分かりませんが.

------------@潜:軍事板,2001/09/28
青文字:加筆改修部分

『シーハンター』(K・プールマン著,朝日ソノラマ文庫,1986)

 大西洋における,護衛空母とUボートとの戦いを描いた一冊です.
 Uボートに対して猛威を振るうMk.24航空機雷.
 護衛空母の狭い甲板に着陸する米航空隊の高い技量.
 航空機に一方的にやられるばかりではなく,対空砲火で反撃するUボート.
――と,太平洋戦線とは随分違った戦いが行われていたのが良く分かります.

「帝國海軍も潜水艦を使って,通商破壊作戦をしていれば……」
って事を聞きますが,この本を読むと,
「結局一方的にボコボコされるんだろうな〜」
と思わずにはいれません.

------------ ベタ藤原 ◆MNjfnp0E :軍事板,2002/10/06
青文字:加筆改修部分

 【質問】
 ハヤカワ文庫の「潜水艦戦争1943-1945」ってどんなもん?
 上下セット500円で転がってたんだが.

 【回答】
 各国の潜水艦の戦記を時系列でいろいろ並べた本だったと思う
 WW2の潜水艦に興味があるなら面白いはず.
 日本の潜水艦の戦いぶりもそこそこ書いてあったと思う.

 基本的にオペレーションの記録だけど,元仏海軍水兵だけあって知識や調査はしっかりしてる.
 その値段なら間違いなく買い.
 ハヤカワNFの軍事モノは良作揃いで安心して読めるね.

 類書であまり触れられることのない,ソ仏海軍の潜水艦の作戦記録に紙面を割いてるのが非常に有難いとこ.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
「WW2の頃の潜水艦は防禦が弱いけど,攻撃は強い」
って考え方でいいですか?
 連合軍は通商破壊に主に潜水艦を使ったという印象があるので,こんなことを思ったのですが.

 【回答】
 攻撃が強いっていっても,魚雷以外は甲板上の小口径の砲くらいしかない.
 だからこそ,潜水できるという能力を使って,敵にこっそり忍び寄って魚雷をぶち込むっていう戦い方をするわけだし.
 第二次大戦当時の潜水艦は,「潜水も可能なフネ」という程度の性能だった.
 通常は水上航行し,敵に近づいたり敵に見つかりそうになったら潜行するというものだった.
 水上なら高速の貨物船程度は出たが,水中では人が小走りで走る程度の速度しか出せず,バッテリーの性能も低かったので,あまり長時間は動けなかった.
 積み込める空気の量もたいしたことないから,丸一日も潜行してたらかなりきついことになったし.
 その代わり,バラストとして大量の軽油を搭載できたので,長大な航続距離も持っていた.
 そうなると,通商破壊に用いるのが一番有効な使い方ということになる.
 要するに,強い弱いなんていうのは使い方次第ということ.

軍事板


 【質問】
 なんでアメリカとかドイツは潜水艦で輸送船を沈めちゃうんでしょうか?
 貴重な石油とか鉄鉱石とかなのですから,護衛を全滅させたあとは,輸送船ごと拿捕して本国に連行して利用すればいいと思うのですけれども・・・.

 特に太平洋戦争の末期には,日本側の護衛や迎撃なんて屁みたいなものだったのですから,潜水艦でなく駆逐艦や巡洋艦で拿捕してしまえばいいように思えるのですけれども・・・.

 【回答】
 簡単に思いつくだけで以下の問題があり,あまり資源の横取りは有効的な手段ではありませんね.
 たぶん実際もそんな理由で行われなかったんでしょう.

(1)接敵に問題
 洋上艦で接敵しようとすると,近付こうとするのが輸送船団にバレます.
 それ以前に「この海域にハンターがいますよ」というのがバレバレでその海域を輸送船団は前もって避けてしまい,意味がなくなります.

(2)効率に問題
 完全に鹵獲資源を自分達の物にするのに
「危険を冒して接敵」
→「抵抗覚悟で拿捕(危険回避ロス)」
→「捕虜を隔離・監視(人員配置ロス)」
→「資源・輸送船・捕虜を追撃から護衛(行動選択・危険回避ロス)」
→「捕虜を収容所に収監(人員配置・資源消費ロス)」
という手間が余分にかかります.

 それに引き換え,その場で沈めてしまえば相手の生産力・士気にダメージをあたえられ,早期戦争決着の足がかりにもなります.

 アメリカは自分たちの戦時標準船の建造が軌道に乗っていたので, わざわざ規格の違う船を拿捕して,船員の訓練に時間をとられることをする必要がありませんでした.

 ただし,通商破壊戦を行っていたドイツ海軍艦艇の中には,船を拿捕してドイツ本国へ送り届けた例がないわけではありません.希な例ですが.


 【質問】
 WW2時の潜水艦による魚雷攻撃の事で疑問なんですが,攻撃目標の艦船の敵味方の識別はどうやってたんですか?
 北大西洋みたいな海域ならほとんどは連合軍商船だったと思うので,U-ボートは大丈夫だと思うんですが,地中海やら太平洋は敵味方の艦船が入り混じって,よくわからなかったんじゃないんですか?
 電波かなんか出してたのか,それとも潜望鏡覗く人が判別のプロフェッショナルだったのか・・・

 【回答】
 マストの標識灯の着け方を決めておいて区別したりしてました.

 でも基本的には,目視(潜望鏡含む)で艦の形を確認し,識別表と照らし合わせて判断しました.
 あと,
「うちの国の使ってる航路からしてこの海域に味方はいない・・・筈だ」
とか,
「出撃前に『この海域では味方がいるかもしれんから注意しろ』と言われてるから注意しないとな・・・」
とか.

 でもそんなに完璧な判断などできよう筈もないので
「・・・絶対今の味方なんじゃ・・・」
という事は結構あった.
 黙ってりゃ分からないし(笑).

 光人社文庫の潜水艦乗りの体験記で,獲物を得られずに帰投する途中で,輸送艦を護衛してきて,上陸を見守りながら停泊中とおぼしい艦隊に出くわしたけど,夜中だったので艦形が判然としないし,出航したときには味方の勢力範囲だったあたりなので,味方だとマズイと判断して何もせずに帰投して,後で聞いたら全部敵.とんでもない大魚をのがしたと分かったなんて話もあります.

 それとは別に,インド洋のほうで船を見つけたけど,様子がおかしいので見送ったら,捕虜交換のための船で,撃たなくて良かったと胸をなで下ろした話とかも.

 なお,敵か味方か聞くわけに行かないのは当たり前として,単に電波を出しただけで,味方にも敵にも居場所を知らせてしまうことになるから御法度でした.



 【質問】
 カタリナとか対潜哨戒機が潜水艦を攻撃するときも,イラスト&勘って事?

 【回答】
 プラス「状況」.

 また,当時の潜水艦は現代のと違って非戦闘時は水上航行が当たり前なので,逆に味方機であれば手を振って識別したりしてたみたい.

 確かソノラマ戦記だったと思うが,
敵機に接近されて急速潜航が間に合わない

急速潜航を命じると同時に,艦長と信号旗手は艦橋に残って敵機に必死に手を振ってみせる

敵機のパイロット,一瞬攻撃を躊躇.投弾しないままフライパス

通り過ぎた敵機が旋回して戻ってくる前に急速潜航して難を逃れた

てなエピソードが載ってた.

 また,日米の特定の時期以降の米側に限っては,見つけた潜水艦は結果としてすべて攻撃.
 なぜかというと,アメリカの潜水艦にはちゃんとしたレーダーがあるので,飛行機の接近を早く察知できるのが当たり前で,天敵である飛行機の接近を察知したなら,のんびりと敵味方を判別しようとしたりしないで,とりあえずさっさと潜航するのが当たり前なのに対して,日本の潜水艦にはまともなレーダーがないせいで,機影が見えるまでモタモタしているのが常だったから,「モタモタしているなら原則として日本の潜水艦」と判定できてしまったからだとか.(ー人ー)なむー

 つーか,対潜哨戒機にとって
「全ての不明目標は敵である」
ってのが基本だしね.

 味方に爆撃されかけた潜水艦は,アメリカやイギリスに結構いた.

 【質問】
 第二次世界大戦中の対潜攻撃は,どうやって行ったのでしょうか?
 現在の様なソナーがついているとは思えず,潜水艦が潜望鏡だけ出して魚雷を撃てば,やりたい放題の様な気がします.

 【回答】
航空機
 上空を飛行して、海面下に船影が見えたら、爆弾を投下して攻撃.
 夜間、浮上航行中の潜水艦を強力はサーチライトで目潰しして攻撃.
 磁気探知で地磁気の乱れを発見して[攻撃.

艦船
 聴音機で海中の音を聞いてそれによって攻撃.
 アスディックにより,深度と位置を特定して攻撃.

 攻撃武器としては、爆雷,ヘッジホッグ,ボフォース,対潜水艦ロケットなど.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 潜水艦がもう逃げられないと悟った時

浮上

乗員達は急いで海に飛び込んで脱出

空の潜水艦はキングストン弁を開いておいて自沈

乗員は敵駆逐艦に助けられてウマー

ということは多々,あったんでしょうか?

 【回答】
 強制浮上に追い込む事自体はよくあった.

 普通は浮上降伏したとしても沈める.

 米英軍に鹵獲が試みられた,あるいは鹵獲が成功した艦としては
U33.U110.U570.U559.U505
がある.
 全潜水艦に対する割合から言えば,非所に小さい.

 あと,乗員は助かったが,暗号や機密が漏れて最終的に枢軸国にダメージを与えているので,ウマーではない.
 ただし米英軍は上記潜水艦,特にU570 U505を拿捕して,暗号資料の奪取や潜水艦の情報収集をしている.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 映画「U-571」や「Uボート」では,異常に駆逐艦を怖がってますが,何で潜水艦は駆逐艦にやられっぱなしだったんでしょうか?

 【回答】
 WW2の可潜艦にとっては海面に浮上出来ない状況は非常に辛いです.
(水中での巡航速力はたかが3ノット(5.4キロ/時)程度です)
 浮上出来なければ移動には制約を受けるし,艦内の酸素には限りがあるし,バッテリーにも充電出来ません.
 いつかは浮上しなければいけませんが,その時に探知攻撃されればアウトです(充電と酸素補給に関してはシュノーケルの装備で改善をみますが)
 ですから対潜側から見れば,可潜艦時代の潜水艦は海面にさえ浮上させなければさして怖くないのです.

 ただ,言うは易し,
 潜水艦を昼夜浮上させない為には海上から空から陸から,あらゆる索敵手段を駆使して洋上を隙間無く監視し,潜水艦が浮上すれば短時間でこれを補足し攻撃出来るシステムと戦力を,広大な洋上に展開しなければなりません.
 これが大仕事で,これを作れるかが大規模な潜水艦戦に勝てるか否かの条件になります.

 で!,Uボートが大西洋上で1隻の駆逐艦にビビるのは,何も駆逐艦だけが怖いのではないのです.
 連合軍の隙間無く埋められた対潜網の中で発見され24時間監視され制圧される状況に陥るのが非常に怖いのです.
 対して太平洋では,米潜水艦が日本近海でも商船はおろか軍艦から対潜艦艇まで手当たり次第に沈めています,
 これは日本側の対潜警戒網が大西洋の様な密度を持たず,米潜水艦は日中でも夜間でも堂々と浮上して魚雷尽きるまで攻撃が出来たからです.

 「潜水艦対駆逐艦」では1対1なら怖くはないです,潜水艦にとっては,その背後にいる敵が怖いのです.

軍事板


 【質問】
 大戦時にドイツや日本の潜水艦は,米軍の駆逐艦に簡単に発見されてポコポコ沈められたんですよね?
 なぜ現代の潜水艦に比べて発見されやすかったのですか?

 【回答】
 大戦時と現代の対潜水艦オペレーションを一緒くたにしてはいけない.
 戦争してるなら怪しいコンタクトを見つければ,一発ぶち込めばそれがなんだか判るわけだが,冷戦中や現代では例え,それが敵性国の艦であるという疑いがあってもそういうわけにはいかない.
 だから慎重にコンタクトの元を追跡して,それが鯨だったってのもない話じゃないよ.

 あと,大戦中の潜水艦(というか可潜艦)は浮上して,目視で敵艦を捜索したり充電を行ったりしてたから,それを見つければよく,現代のレベルから言えば比較的発見は容易といえる.

 また,日独両方とも
1.暗号解読され,居場所や行動予定がわかった
2.潜水艦よりの短波無線発信により居場所が絞り込まれた
3.レーダーにより夜間や視界不良時でも明確に探知された.
4.護衛空母を含むハンターキラーグループにより,潜水艦を追い詰めて攻撃
のパターンは一緒です.
 1と2と3にて潜水艦の最大の武器である,「どこにいるかわからない」という利点が失われています.
 構造とか騒音とかそれ以前の問題です.

 ただ,オペレーションリサーチによって対Uボート戦術が固まるまで,開戦から数年を要していることは頭の隅に入れておいてください.
 つまり日本の潜水艦は,対Uボート戦術がほぼ確立されたころに米海軍と戦ったのです.
 ボコボコにされるのはある意味当然ですね.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 駆逐艦の対潜攻撃の,戦術のようなものってありますか?
 主に大西洋でのですが.

 【回答】
 基本的に駆逐艦1隻vs潜水艦というのは,ほとんどなかった.
 連合国軍側は船団の直衛とは別に,護衛空母1隻と10隻前後の駆逐艦から成る,ハンターキラーチームを編成し,航空機を用いて積極的に索敵・撃沈に勤めていた.

 大戦中・後期に登場して,かなり効果のあった武器を,いくつかあげてみると,前方投射のできるヘッジホッグ,航空機搭載の音響追尾魚雷,及びレーダーがある.

 しかしながら,最も効果をあげたのは暗号解読技術.
 ドイツの潜水艦の哨戒区と居場所,数等が分かりきっていたので,そこへハンターキラーチームを送りこむだけで,かなりの確率で戦果をあげていた.

軍事板,2001/04/14(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 連合軍の艦長の中で,潜水艦キラーみたいな人っていたんですか?
 潜水艦撃沈王みたいな感じで.

 【回答】
 Uボートキラーとして有名なのが,英海軍のドナルド・マッキンタイヤ中佐です.
 第5護衛隊司令としてHX112船団の護衛を行っていた1941年3月17日に,彼が指揮した駆逐艦「ウォーカー」と護衛隊は一日で,ドイツ海軍最高のUボートエースであるオットー・クレッチマーのU-99,およびヨアヒム・シュプケのU-100の二隻を撃沈しています.
 後にB2護衛隊の司令に転じた彼は,ここでも数隻のUボートを沈めています.

 太平洋戦線では日本潜水艦を6隻撃沈したエースがいます.
 ウォルター・ペンドルトン少佐は護衛駆逐艦「イングランド」DE-635の艦長として,1944年5月19日からわずか13日のうちに伊16潜を始めとする日本潜水艦6隻連続撃沈の偉業を成し遂げ,ペンドルトン少佐は大統領感状を授与された上で中佐に昇進しています.

名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 爆雷がどのくらいの距離で爆発したら,潜水艦は沈むのでしょうか?
 『U571』では,かなりの至近距離でも沈みませんでしたが・・・.

 【回答】
 現代の爆雷は誘導魚雷の形をとってあり,基本的に直撃破壊します.
 第二次大戦頃のいわゆる爆雷の場合,私の手元には有効半径を明示した資料がないのですが,信頼できそうなサイト,
http://warships1.com/Weapons/WAMUS_ASW.htm
には,122kgのTNTを搭載した1943年就役の爆雷が,潜水艦の6-7.5mで起爆するようセットされていた,という記述があります.
 当時のアメリカの爆雷の装薬は,136-272kg程度が普通だったようですから,おそらく7-10m程度が確実な危害半径だったのではないでしょうか.
 案外近いですね.

軍事板,2001/05/26(土)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 誘導魚雷がない第二次大戦時は,潜水艦で潜水艦を沈めるのは無理だったのでしょうか?

 【回答】
 浮上航行中の潜水艦を,潜航中の潜水艦が撃沈した例はいくつかある.
 日本海軍も,当時まだ対日参戦していなかったソ連の潜水艦を撃沈したことがある.

 潜航中の潜水艦を潜航中の潜水艦が撃沈した戦闘は,唯一,WW2中にイギリスの潜水艦がドイツの潜水艦を潜望鏡で確認,雷撃により撃沈した例があるだけ.
 潜望鏡深度で潜航中の潜水艦を,同じく潜望鏡深度で潜航中の潜水艦が攻撃したという,

軍事板,2009/06/22(月)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ドイツやアメリカの潜水艦は,露天艦橋って印象があるのですが,日本海軍は屋根付き艦橋(正確な用語しりません)が多い気がします.
 メリット・デメリットを教えてください.

 【回答】
 露天艦橋のメリット…….
 何といっても操艦に関する必要最低限のものがついているだけだから,艦橋を小型に作れる.
 これは水上航行中に敵の目視やレーダーによる探知を避けるために有効です.
 現に米海軍の潜水艦は多くが,大戦中に艦橋構造物をシルエットの小さい簡素な構造のものに,逐次改造しています.
 まあ後は見張りがしやすく,航行中に風を直に感じられるとか(笑)

 デメリットですが,やはり波を被りやすく,当直に上がっている将兵にはかなり環境が厳しくなります.
 それと,水中航行時にあの無骨な形状は整流を乱し大きな抵抗になります.
 ですので初の水中高速潜水艦であるドイツのXXI型や,戦後の米海軍のGUPPY改造艦など,水中航行を重視する艦は艦橋を綺麗に整形してあります.

 日本海軍の潜水艦に閉囲式艦橋が多いのは,艦隊決戦に用いるために浮上時に二〇kt以上の速力と,大航続力を要求された特異性からじゃないかな.
 それゆえに艦橋の設備が充実していて,操艦に支障が出ないように波を被らない閉囲式にしたのではないかと.

名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板,2007/07/01(日)


 【質問】
 WW2の日独の潜水艦の電子装備は,ほぼ同じ技術レベル?

 【回答】
 電子装備が同等ということはない気がする.

 たとえば逆探.
 日本潜水艦への逆探装備は,超短波用のE27が先行型で1943年,本格装備は1944年後半.
 遣独潜水艦が積んでたというのがこれ.
 時期的に連合軍の対水上用レーダーは検出不能.
 マイクロ波用の逆探は1944年末に完成し,潜水艦用改良品は終戦直前の1945年7月.

 一方,ドイツだと,1942年8月から超短波用FuMB1メトックスが出回り,年末には標準装備.
 マイクロ波用FuG350ナクソスは1943年9月から出回り始める.

 レーダーでもドイツでは1941年からFuMO29ゼータクトの装備が始まり,1943年にはFuMO30が標準装備になってます.さらにFuMO61/65も登場.
 日本側では1943年に22号の試験が始まり,13号の装備が始まったのは1944年末.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 第二次大戦当時のフネでディーゼルは,信頼性の点で見送りになったが,でも潜水艦では使用されてたようですね.
http://www.puchrizon-toy.com/?prid=9260218

 何ででしょう?

バルセロニスタの一人,2009年11月21日 18:20

 【回答】
 蒸気タービンは,始動に数時間から半日かかるからです.
 しかし,潜水艦は潜行と浮上を繰り返すので,すぐに起動できる機関が必要です.
 そこで,すぐに始動でき,燃費が良く,重油を使えるディーゼルエンジンが使用されました.

極東の名無し三等兵,2009年11月21日 21:46

 補足すると,ボイラーの火を落としていた場合には,より時間がかかります.

 ご紹介のあった時間は,基本的にボイラーが生きているか,それともホットバンキングと呼ばれる運転時圧力にてボイラーの圧力が保持された状態であった場合となります.

 おまけのお話ですが,現代でもボイラーの低温時からの起動に関しては,相当程度の時間がかかります.
 ボイラーをお釈迦にしても構わない緊急時ならお話は別ですが,通常の場合,毎時55度が温度上昇,もしくは低下時の制限となっています.
 ですから,温度変化だけで4-6時間は最低限かかり,ボイラーの脱気運転を考えればもっと時間がかかることとなります.

 これはアメリカの機械学会で定められたもので,この範囲内であればどのような変化率でも構わないのですが,これを超えた温度変化を行った場合,ボイラーの余寿命の評価
(設計ではそれも数回見込みますが確実に寿命を縮めることになります)
を行わなければならず,基本的に緊急事態における急速減圧以外では行うことはありません.

 因みに原子炉の場合も,所謂圧力容器と呼ばれるもの(他には化学生成プラントの反応器などがある)は全て同様の制限がかかっており,その厳守は我が専門分野では絶対条件になっています.

 また,艦船や発電用クラスのデカ物となれば,蒸気タービンも化け物のような大きさであり,その熱膨張の大きさも半端ではなく,緊急起動で蒸気タービンの回転翼と固定翼の間の間隔が,熱伝達の時間差によって不均一になると接触・破損の恐れも有ります.
 それ故,停泊時において高温停止状態としてボイラーを運転時に近いような温度で待機させた場合と,そうでない場合では極めて大きな違いが出てくるわけです.
 実際の軍用舶用蒸気タービンの場合の数値は,当然のことながら秘密となるでしょうが,上記ご紹介の数字は,高温待機の場合としての目安と考えていただければ,ほぼ間違いないところと言えます.

 以上,ご参考まで.

へぼ担当,2009年11月21日 23:52

 はい,ご指摘があった理由で,軍艦を含めて蒸気タービンを使った船舶では,停泊中もボイラーを動かしています.
 たいていは,補助ボイラーか,複数あるボイラーのうちの一基を使います.
 おかげで停泊中でもご飯が炊けます.

 仰るとおり,上記の時間は,蒸気圧を上げ,タービンの暖機運転を行うのにかかる時間でした.
 海上自衛隊の数値については,目安がこちらに載っていました.
> http://navgunschl.sblo.jp/article/28535457.html
> 気醸 : 普通 1時間30分, 至急 1時間
> 暖機 : 普通 1時間30分, 至急 45分

極東の名無し三等兵,2009年11月22日 00:45

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ワルター機関を潜水艦に積んで性能アップ!って,ほんとに可能だったの?

 【回答】
 一世代前の架空戦記物に良く 『ワルター機関を潜水艦に積んで性能アップ!』 って話が良くあったのですが……第二次世界大戦後,イギリスはドイツから奪取したワルター機関技術を発展,改良した機関を積んだ 『エクスプローラ級』 潜水艦を試作的に建造したそうな.
 だがよ〜 燃料が過酸化水素の一種である,HTPだったもんで
「やっぱり,そういう爆発しやすいモノを,密閉された潜水艦内に入れるのって危ないよね」
って事で,結局,実戦力化されなかったそうな.

▼ で,潜水艦用ワルター機関を初めて搭載したのが,1995年に就役した,スエーデンのゴトランド級が初めてだそうなんです……

 と,すると 『ワルター機関を潜水艦に積んで性能アップ!』 って話は夢物語なんだなぁ…… と (w`;  

ベタ藤原 in mixi

▼ なお,ワルター機関とスターリングエンジンは別物です.
 ワルター機関の定義は「過酸化水素水を利用する熱機関」であり,過酸化水素水を用いるものならロケット噴射でもタービン駆動でもワルター機関ですが,ゴトランドのスターリングエンジンは過酸化水素水ではなく,液体酸素を使用しますので,ワルター機関扱いにはなりません.
 スターリングエンジンは外燃機関であり,作動原理もワルター・タービン駆動(内燃機関)とは異なります.

 間接式ワルター・タービンは,最終的な過程が蒸気タービンと同じなので外燃機関となりますが,やはりスターリングエンジンとは構造が全く異なります.

JSF in 「軍事板常見問題 mixi支隊」,2009年06月15日
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 晴嵐みたいに,潜水艦から偵察ヘリみたいなのを飛ばす研究とかしていたところはありますか?

 【回答】
 晴嵐は偵察機じゃない.
 少数奇襲攻撃することが目的の攻撃機.

 潜水艦に偵察機を搭載した例なら各国にある.

 ドイツではオートジャイロ,フォッケ・アハゲリスFA-330「バッハシュテルツェ」を,Uボートに搭載する計画があった.
 一人乗り.
 回転翼を回した揚力で空に舞い上がり,ワイヤーでUボートに曳航されて飛ぶ一種の凧で見張り用に使った.
 安全に浮揚させるには,最低でも36km/hの速度で引っ張ってやる必要があった.

 アメリカ海軍では,S-1潜水艦にマーチンMS-1型複葉偵察機を試験的に搭載していた.
 1923年くらいのこと.

 この他にも,イギリスやフランスの巨砲を搭載した大型潜水艦には,偵察用に小型水上飛行機を搭載していたものがあった.
 シュルクーフはその一例.

FA-330写真


 【質問】
1 第2次大戦期の日本の潜水艦ですが,敵対潜艦に追われ,さだめれれた最大深度を超えてさらに深く潜らなければならないことも珍しくなかったとの事.
 生還した艦で最も深く潜った艦は何と言う艦(イ−○○号とか)で何メートルまで潜ったのでしょうか?

2 同様に外国の第2次大戦期潜水艦で大深度潜航をして生還を果した艦があれば艦名と深度をお教えくだされば幸いです.

3 本来の潜航可能深度を超えて潜った潜水艦は生還できたとしても,港に戻った後,整備担当者から
「水圧による金属疲労でガタがきてます.
 次に潜れば安全深度でもいきなり圧壊するかも.
 だからもう出港させられません.
 この艦は廃艦にするしかありません」
ということもあるのでしょうか?

 【回答】
1 伊1潜水艦は推定180mまで潜ったとされる.
  目盛が150mまでしかないので推定.
  ただし爆雷で深度計異常との説も.ちなみに旧式艦で当時の安全深度は64mに制限中.
  あと,厳密には生還できず,浮上後に交戦擱坐して放棄.
  日本の潜水艦では,伊201型が設計深度は最大.安全深度110m(設計限界は165m)

2 実戦例ではU-175が推定300m以上潜った記録がある.
  これも目盛り振り切れ.
  あと,浮上後に砲戦で撃沈.XIC型で理論上は230mが限界.こいつも深度計異常説はある.
  XXI型のU-2513は,戦後の米軍のテストで約300mまで潜ったという.

3 一回の大深度潜航の影響の例は知らないけど,老朽化してきた潜水艦は深度制限しながら使う.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「ジパング」という漫画で,第二次世界大戦時の太平洋戦線のアメリカの潜水艦が,ボトム(海底に沈む事)を二日以上(三日以上?)してるんですが,艦内の二酸化炭素濃度は有害レベルにならないのでしょうか?

 【回答】
 1957年8月中旬にウラジオストックの偵察任務についていた米潜水艦”ガジオン"SS-567は,ソ連水上艦に発見されたため実に64時間の連続潜航を余儀なくされました.
 この結果,艦内の二酸化炭素濃度もかなり危険なレベルに達したたため,やむなく浮上しました.
 幸い,ソ連は”ガジオン"を沈めようとはしませんでした.

 艦内には二酸化炭素を吸収するため水酸化リチウム結晶入りの容器がおかれていましたが,完全に吸収することは出来ず,また一酸化炭素を吸収することは出来ませんでした.
 要するに,二日以上の連続潜航は非常に困難だということです.

名無し軍曹


 【質問】
 『Uボート977』(朝日ソノラマ⇒学研M文庫)を読んでのことです.
 シュノーケル航行中,深度調節に失敗して海面下にシュノーケルが潜ってしまい空気を取り入れられなくなると,艦内の空気をディーゼル機関が吸引して艦内が物凄い陰圧になったり排気が充満したり,とても大変な目にあった,と書いてありました.
 実際,排気が充満なんかしたら,CO中毒になったりするんじゃないか?と思いました.
 潜水艦がシュノーケルを使い始めた頃,うまく操作出来ず,乗組員がCO中毒になったなんて事はあったのでしょうか?
 また,現在のディーゼル潜水艦では,シュノーケル航行中に間違って海面下に潜ってしまった場合,同じ様に艦内の空気をヂーゼルエンジンが吸い込んで陰圧になったり,排気が艦内に充満したりしてしまう事があるんでしょうか?

 【回答】
 最初のSnorkelは,単純な延長チューブで,頂部が水面に隠れた場合は,管からの浸水を防ぐ手段が無かったりしました.
 オランダ海軍が,頂部に球状の浮子を使って水に浸かった場合は,自動的に弁が閉じる方式を開発します.
 ドイツが開発したのは,オランダが開発したのが,直接エンジンに繋がる送気管であったのに対し,管を単純に艦に引込み,通常の方法でディーゼルは吸気するものでした.

 但し,その空気の必要量は,1時間当り4700m^3に上ります.
 このバルブが突然閉鎖した場合は,外気からの供給が喪われますが,取り敢ず,前期の構造から,主機の短時間の継続稼働は可能でした.
 しかし数分使うと,乗員はCO中毒より,空気必要量の喪失から,目眩,呼吸困難,鼓膜破裂,意識喪失,そして,窒息死になる可能性があります.

 従ってSnorkelの運転中は,吸気弁が閉まる度に主機を止めるように,機関兵が常時監視していました.
 後に,このバルブは自動化されています.

 現在のものは,これを発展させたものですが,それでも,操作を誤れば,陰圧になる可能性は十分にあり得ます.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 軍事板,2007/06/08(金)
青文字:加筆改修部分

▼ 昔,元潜水艦乗りの知り合いがいると書いたけど,今の自衛隊の場合でも,シュノーケルが波を被って閉鎖されると,陰圧となって耳がツーンとすると言ってました.

nullpo in FAQ BBS,2010/5/3(月) 8:17
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 第二次大戦中,なぜソ連潜水艦の戦果は乏しかったのか?

 【回答】
 第二次大戦時,世界でも有数の潜水艦保有国だったソヴィエト連邦.
 しかし,その数の割に,実戦ではイマイチでした.

 以下は,大祖国戦争におけるソ連潜水艦の戦果です.
(カッコ内は撃沈した船舶数)

●D型潜水艦
D-2「ナロドヴォレツ」:2隻
D-3「クラスノヴァルデーツ」:11隻
D-4「レヴォルツィオネル」:6隻

●L型潜水艦
L-3「フルンゼネツ」:16隻
L-4「ガリバリディエツ」:4隻
L-6「カルボナリ」:4隻

●Shch型潜水艦
Shch-301「シチューカ」:2隻
Scch-303「エルシュ」:9隻
Scch-304「コムソモーレッツ」:11隻
Scch-119「ベルーガ」:2隻
Scch-201「サザン」:8隻
Scch-202「セルト」:6隻
Scch-308「セムガ」:2隻
Scch-205「ネルパ」:3隻
Scch-207「カサツカ」:4隻
Scch-306「ピクシャ」:1隻
Scch-307「トレスカ」:11隻
Scch-310「ベルハー」:22隻
Scch-311「クムジャー」:5隻
Scch-211:1隻

●S型潜水艦
S-1:1隻
S-4:9隻
S-7:9隻
S-9:3隻
S-11:1隻
S-12:9隻
S-13:19隻
S-31:8隻
S-33:9隻
S-34:1隻
S-51:7隻
S-54:1隻
S-56:13隻(ウラジオストクで記念艦)
S-101:16隻(この他,独潜U-639を撃沈)
S-102:4隻
S-14:3隻
S-15:3隻
S-103:3隻
S-104:3隻(この他,独特設駆潜艇「Uj-1209」を撃沈)

 戦争全般を通じて267隻の潜水艦を保有していた割には,お世辞にも「大活躍」したとは言えませんね.
 しかも,沈めたのは商船,輸送船ばかりで,空母とか戦艦とかは沈めていない.

 ただ,267隻の潜水艦を保有したと言っても,一番多かったクラスは,水中排水量200〜350tの沿岸防御用小型潜水艦M型(100隻)ですが,これは基本的には自国基地近辺の哨戒用であり,航続距離が短かったので,ドイツみたいな陸軍国相手では,あんまり使い道が無かったんだね.
(自国近海までドイツ艦隊がやって来るわけじゃないし)

 それに,太平洋艦隊に配備されていた潜水艦は「遊兵」になってしまったし・・・・
(一部はパナマ運河経由などで北方艦隊に転属したが)

 いちばん多くの潜水艦が配備されていたのはバルト艦隊だが,ドイツ軍の進撃により基地を失っていき,同艦隊の潜水艦はレニングラードに閉じ込められてしまった.
 更に追い討ちを掛けるようにドイツは,フィンランドからバルト3国を横切る壮大な防潜網を築き上げた.
 ソ連潜水艦は,この防潜網を突破しようとしたが,ことごとく失敗し,多くの艦が犠牲になった.
 黒海艦隊も,ドイツ軍の進撃により次々と基地を失い,セヴァストーポリまで陥とされては,活動は低調と成らざるを得ない.

 そもそも,潜水艦は,海軍国あるいは海洋国家を相手にした場合に有効な兵器と成り得るのであり,ドイツのような陸軍国・大陸国相手じゃ,あんまり使い道無いのよね(^^;

 ソ連潜水艦の活動が低調だった理由は,まず,この辺りに求めるべきでしょう.

 バルト海の防潜網が無力化された1944年中期以降は,バルト艦隊潜水艦はけっこう戦果を挙げているから,ソ連潜水艦は,決してへタレだったわけでは無いです.

(写真)現在,記念館として保存されているD型潜水艦

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/8/21(火) 午後 9:25


 【質問】
 2次大戦中にドイツのUボートはハフ=ダフというUボートの無線を探知する連合軍の装置によって手も足も出なくなったそうですが,これに対してドイツ海軍は対策を立てられなかったのでしょうか?

 【回答】
 基本的にドイツ海軍の首脳は,HF/DF装置があることは知っていましたが,その装置は地上設置であり,艦艇に装備しているとは思いもよりませんでした.
 また,送信時間が20秒あれば,位置が特定できるというのも知りませんでした.

 このため,通信は出来るだけ控える命令は出されていましたが,一方で,彼らは艦の状態,位置,状況を絶えず,詳細に報告する様に求めてもいました.

 しかし,戦争が続くにつれて,こう言った楽観的な考えは影を潜め,出撃から帰投まで艦長は一切の通信をしなくなります.
 こうしたものの対抗手段として,手動でのキー打鍵を中止し,機械式の打鍵を試みました.
 KZG44/2 Kurierがそれで,7文字を0.4秒と言う時間でバースト送信し,同時に送信時の周波数を継続連鎖的に変えるものです.
 この装置は,1944年中頃に実用化され,約20隻に搭載されました.

 また,敗戦時試験中でしたが,使い捨て交信ブイ(記録装置と送信機,時限信管を持つもので,予め艦内で電文を入れておき,送信周波数と送信開始時間を設定,洋上で事前設定の遅延時間を待ち,該当時間が来たら報告を送信,自動で回没するもの)というのも考えられていました.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2004/08/18
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 大戦中,イギリスの潜水艦はUボートほど活躍できなかったんでしょうか?

 【回答】
 そんなことはありません.
 イギリスの潜水艦は北海等では哨戒に,地中海では通商破壊などで大活躍しています.
 有名どころでは
リュッツォーを大破させたスピアフィッシュ,
地中海の通商破壊で活躍したアップホルダー,
足柄をしとめたトレンチャント
などがいます.

 特にマルタを根拠地に北アフリカ向け輸送船の通商破壊を行った,アップホルダーを始めとするイギリス潜水艦の活躍は,船体と同じ重さの金に相当するとまで言われています.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 イギリスのX型多砲塔潜水艦についての詳細お願いします.

 【回答】
 X1は,1923年6月16日に試作艦としてChatnam造船所で竣工しました.
 この艦は,戦後の潜水艦標準を設定することと,大航続力の潜水艦の可能性を探ること,主砲に火器管制装置を取り付け,駆逐艦と交戦出来ることを目的としています.

 その艦体構造は,従来の英国潜水艦よりも近代的で,二重船殻構造になっています.
 また,その艦体を構成する鋼板も厚いものを使用し,設計上350ft,実際のテストでは200ftまで潜水できる様になっていました.
 燃料タンクは殆どが船殻の外殻部に置かれ,内殻部には総燃料搭載量の約1割弱の40.5tしか搭載していません.

 ディーゼル機関は,海軍省式のもので,片舷出力3,000bhpのものを2基搭載し,軸を直結駆動していました.
 また,補助機関と言うか,電動機への動力伝達用に,賠償艦として引き渡されたU126のディーゼル機関を2基 搭載しており,これらはそれぞれ1,200bhpの出力を発揮しますが,これを用いて発電機を動かし,その発電機から供給された電力で,電動機を回す仕組みで,この電動機出力が各々1,000bhpとなり,総出力8,000bhpに達しました.
 但し,この補助機関は動力ロスが大きく,1,000bhp分が消滅し,結局は総出力が7,000bhpになり,水上速力19.5kts,水中では8ktsを発揮し,空気清浄機のおかげで,2日半の潜行が可能とされていました.

 主砲は,駆逐艦と同じ5.2in42口径Mk.I速射砲を連装砲塔に2基,魚雷発射管は前部にのみ21in 魚雷発射管が6門あり,12本のMk.IV魚雷を持っていました.

 進水は1921年11月2日,完成は1925年9月23日ですが,試験ではこれら複雑な機構故に機械故障に悩まされました.
 就役後は,建造地のChatnamに配備され,1933年12月には繋留状態となり,1937年に結局解体されました.

 ちなみに,この潜水艦に付いた渾名は,"White Elephant"だったそうです.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/02/19
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ヨーロッパの対潜水艦戦について
WW1でイギリスはアズデックなどの探査装置でUボートに対し優位に立つことができましたが
WW2初期ではまたコテンパにやられています.
 その後,レーダーなどにより連合国側は1943年には優位に立っています.

 WW1末期とWW2初期でドイツの潜水艦の能力に飛躍的な向上があったのでしょうか?
(その間イギリス海軍の駆逐艦などの防御兵器は進化が無かったということでしょうか?)

 それともドイツの潜水艦運用方法(群狼作戦)などが功を奏したのでしょうか?

 【回答】
 HF/DFとかRDFの開発は当然大きいです.

 しかしながら,先ず,船団護衛の為の体制が明確になっていなかったのと,護衛艦艇が不足していたことが挙げられるでしょう.
 初期の頃は,船団を組むと言うのが船主に嫌われ,単独航海が多かったのですが,これをUボートに狙われて,撃沈されています.
 船団護衛する側も,第一次大戦に捕鯨トローラーを原型としたスループの量産が為されていましたが,戦後,これらは解役され,量産原型として30年代に数隻建造されただけの状態で,1939年から急に量産体制を整えるにしても時間が無かった訳で.
 また,建造されたスループも,海象条件の厳しい北大西洋では余り使えなかったので,旧式駆逐艦を船団護衛専用に改造したり,米国から旧式駆逐艦50隻の引き渡しを受けたりするなど,苦戦しています.

 ASDICに関しては,開戦当初は第一次大戦から余り性能が向上してなかったりしますが,その後は改善され,性能が上がっています.

 また,対潜機の航続距離が不足したのと,その作戦範囲が南米近辺からの基地が利用出来なかった為,大西洋上にぽっかり穴が空いていたこともあります.

 潜水艦の速度や航続性能自体は,そんなに変わってませんが,
・艦が小型になったことで探知されにくくなったこと,
・電池性能が上がり,信頼性が向上したこと,
・高抗張力鋼を開発し,潜航深度が上がったこと,
・電気溶接技術を発展させて,ブロック建造法による大量生産が可能になったこと
などがありますね.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2006/03/12(日)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 アメリカの潜水艦は,第二次大戦中の大西洋でどんな活動をしていたのですか?

 【回答】
 参戦前の初期(1941年6月)より,Uボートの哨戒任務に使用されています.
 その中には,自軍の艦艇による誤攻撃で失われた艦もあります.
 1942年には,86回の哨戒活動を行っています.

 1942年9月には英国に初めて米国の潜水艦4隻が配備され,11月のトーチ作戦に参加しました.
 但し,これらの艦の任務は主に偵察並びに揚陸部隊の誘導に当たっています.
 欧州方面では更に,ビスケー湾を中心に27回哨戒任務を行いますが,戦果は0でした.

 結局,1943年7月にこれら大西洋域での活動は中止され,太平洋方面への回航が行われています.
 これは,Uボートの活動が猖獗を極めたというのもありますが,逆に米国のものは大型(英国やドイツに比べ)潜水艦であり,大西洋や欧州水域での通商破壊に向いていないと言うこともあります.

眠い人◆gQikaJHtf2


 【質問】
 WW2米潜水艦の活動について,詳しい書籍があれば教えてください.

 【回答】
 個々の艦に関して米潜水艦の行動を日本語の分野で,一番詳細に書いてるのは日本語版Wikipediaだと思う.
 ほぼ全艦の行動記録,日時撃沈船舶が翻訳されたんだし.
 全体行動はともかく,個別に戦果・損害を把握できるようになった.

軍事板,2009/11/09(月)
青文字:加筆改修部分


◆◆◆◆Uボート


 【質問】
 Uボートって何?
 3行で教えて!

 【回答】
 ドイツ語のUnterseebootの略で,一般的にはドイツ潜水艦の通称.
 主力艦その他水上艦艇が劣勢であったドイツは,潜水艦保有を積極的に進め,第1・第2次両大戦において潜水艦による通商破壊作戦,泊地攻撃などを行い,多大な戦果をあげた.
 反面,戦争後半には連合国が有効な対策を編み出した事もあり,全ドイツ軍の他のあらゆる部隊よりも死亡率が高かったという.

【ぐんじさんぎょう】,2016/06/02 20:00
を加筆改修

 【質問】
 Uボートの良書ない?
 『デーニッツと「灰色狼」』見て嵌った.

 【回答】
「鉄の棺 Uボート死闘の記録」(ヘルベルト・ヴェルナー)
 大西洋で何度も死地をくぐって生き延びた艦長の手記.

「Uボートエース 異色の撃沈王その生涯と死闘の記録」(ジョーダン・ヴォース)
 複雑な人間でもあったUボートエース,ヴォルフガング・リュートの生涯を丹念に追ったもの.

 「鉄の棺」で興味深かったのは,敗戦後に連合軍に尋問された際の,
「おめー,ナチだから潜水艦の艦長になれたんだろ.ほれ,はよゲロせいや」
っつー記述.
 今も昔も,ナチに対する考えが変わってないってのがよーわかる.

 あとは未読だが,プリーンやクレーマーの手記,クレッチマーの伝記なんかもある.
 小説だが映画も有名になった「Uボート」とか.

 映画なら「眼下の敵」もいい.
 ついでにちょっと毛色は違うが「シャドウ・ダイバー」(ロバート・カーソン)もお薦め.

軍事板,2009/07/09(木)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 第二次大戦中のUボート隻数・戦果推移を教えてください.

 【回答】
WW2 Uボート戦力(+戦果)推移

  在籍 前線 後方 出撃 戦果
1939/09  57隻 39隻 18隻 23隻 258t/隻・日 (48隻 178,621t)
   /10  51隻 39隻 12隻 10隻 503t/隻・日 (33隻 156,156t)
   /11  52隻 33隻 19隻 16隻 151t/隻・日 (27隻  72,721t)
   /12  54隻 34隻 20隻   8隻 410t/隻・日 (39隻 101,823t)

1940/01  54隻 33隻 21隻 11隻 478t/隻・日 (53隻 163,029t)
   /02  50隻 35隻 15隻 15隻 419t/隻・日 (50隻 182,369t)
   /03  50隻 34隻 16隻 13隻 173t/隻・日 (26隻  69,826t)
   /04  47隻 34隻 13隻 24隻   42t/隻・日 (6隻  30,927t)
   /05  49隻 31隻 18隻   8隻 248t/隻・日 (14隻 61,635t)
   /06  51隻 27隻 24隻 18隻 694t/隻・日 (63隻 356,937t)
   /07  53隻 30隻 23隻 11隻 592t/隻・日 (39隻 197,878t)
   /08  55隻 27隻 28隻 13隻 715t/隻・日 (55隻 287,136t)
   /09  61隻 27隻 34隻 13隻 739t/隻・日 (59隻 284,577t)
   /10  68隻 30隻 38隻 12隻 936t/隻・日 (66隻 363,267t)
   /11  74隻 24隻 50隻 11隻 550t/隻・日 (36隻 181,695t)
   /12  83隻 27隻 56隻 10隻 826t/隻・日 (46隻 256,310t)

1941/01  94隻 22隻 72隻   8隻 540t/隻・日 (23隻 129,711t)
   /02  103隻 21隻 82隻 12隻 730t/隻・日 (47隻 254,118t)
   /03  109隻 27隻 82隻 13隻 586t/隻・日 (41隻 236,549t)
   /04  121隻 28隻 93隻 19隻 420t/隻・日 (41隻 239,719t)
   /05  139隻 33隻 106隻 24隻 486t/隻・日 (63隻 362,268t)
   /06  150隻 38隻 112隻 32隻 339t/隻・日 (66隻 325,817t)
   /07  169隻 53隻 116隻 27隻 134t/隻・日 (26隻 112,624t)
   /08  184隻 64隻 120隻 36隻 76t/隻・日 (27隻 85,603t)
   /09  197隻 73隻 124隻 36.5隻 193t/隻・日 (57隻 212,237t)
   /10  219隻 75隻 144隻 36隻 153t/隻・日 (28隻 170,786t)
   /11  238隻 81隻 157隻 38隻 66t/隻・日 (15隻 76,056t)
   /12  250隻 88隻 162隻 25隻 120t/隻・日 (23隻 93,226t)

1942/01  262隻 91隻 171隻 42隻 231t/隻・日 (56隻 301,224t)
   /02  276隻 101隻 175隻 50隻 296t/隻・日 (72隻 429,255t)
   /03  288隻 111隻 177隻 48隻 341t/隻・日 (93隻 507,514t)
   /04  302隻 119隻 183隻 49隻 284t/隻・日 (81隻 418,161t)
   /05  318隻 124隻 194隻 61隻 326t/隻・日 (129隻 616,926t)
   /06  336隻 126隻 210隻 59隻 359t/隻・日 (136隻 636,926t)
   /07  346隻 138隻 208隻 70隻 215t/隻・日 (96隻 467,051t)
   /08  358隻 149隻 209隻 86隻 220t/隻・日 (117隻 587,245t)
   /09  366隻 172隻 194隻 100隻 153t/隻・日 (96隻 461,794t)
   /10  374隻 195隻 179隻 105隻 179t/隻・日 (89隻 583,690t)
   /11  385隻 207隻 178隻 95隻 281t/隻・日 (126隻 802,160t)
   /12  403隻 204隻 199隻 97隻 112t/隻・日 (64隻 337,618t)

1943/01  419隻 213隻 206隻 92隻 107t/隻・日 (44隻 307,196t)
   /02  421隻 221隻 200隻 116隻 111t/隻・日 (67隻 362,081t)
   /03  432隻 229隻 203隻 116隻 176t/隻・日 (110隻 633,731t)
   /04  435隻 236隻 199隻 111隻 86t/隻・日 (50隻 287,137t)
   /05  420隻 240隻 180隻 118隻 64t/隻・日 (45隻 237,137t)
   /06  428隻 214隻 214隻 86隻 29t/隻・日 (17隻 76,090t)
   /07  417隻 207隻 210隻 84隻 91t/隻・日 (46隻 237,777t)
   /08  413隻 174隻 239隻 59隻 50t/隻・日 (20隻 92,443t)
   /09  424隻 165隻 259隻 60隻 54t/隻・日 (16隻 98,852t)
   /10  425隻 175隻 250隻 86隻 34t/隻・日 (20隻 91,295t)
   /11  429隻 162隻 267隻 78隻 13t/隻・日 (9隻 30,726t)
   /12  452隻 159隻 293隻 67隻 26t/隻・日 (8隻 55,794t)

1944/01  456隻 169隻 287隻 66隻 36t/隻・日 (11隻 74,816t)
   /02  455隻 168隻 287隻 68隻 34t/隻・日 (14隻 66,043t)
   /03  453隻 168隻 285隻 68隻 44t/隻・日 (16隻 94,721t)
   /04  453隻 163隻 290隻 57隻 36t/隻・日 (9隻 62,149t)
   /05  449隻 162隻 287隻 43隻 18t/隻・日 (4隻 24,423t)
   /06  435隻 178隻 257隻 47隻 40t/隻・日 (12隻 57,406t)
   /07  423隻 177隻 246隻 34隻 58t/隻・日 (14隻 61,395t)
   /08  406隻 158隻 248隻 51隻 57t/隻・日 (17隻 91,454t)
   /09  401隻 146隻 255隻 68隻 24t/隻・日 (8隻 50,790t)
   /10  403隻 131隻 272隻 45隻 1.2t/隻・日 (4隻 1,659t)
   /11  418隻 130隻 288隻 41隻 20t/隻・日 (5隻 25,193t)
   /12  428隻 135隻 293隻 51隻 33t/隻・日 (11隻 53,268t)

1945/01  453隻 139隻 314隻 39隻 55t/隻・日 (14隻 67,410t)
   /02  453隻 156隻 297隻 47隻 57t/隻・日 (18隻 75,911t)
   /03  445隻 165隻 280隻 56隻 37t/隻・日 (15隻 65,901t)
   /04  389隻 166隻 223隻 54隻 39t/隻・日 (12隻 64,532t)
   /05  349隻 ??隻 ??隻 45隻 7.6t/隻・日 (4隻 10,722t)

ゆうか ◆9a1boPv5wk in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 Uボート艦長の階級は?

 【回答】
 他の国では,潜水艦の艦長ってたいてい中佐か少佐なんだけど,Uボートの艦長ではエースとなった撃沈王の艦長でさえ,大尉どまりが多い.
 いくら小型でも潜水艦艦長の階級が大尉なんてのは,かつてのドイツくらいなものだろうね.
 ちなみに北朝鮮の同クラスの潜水艦でも,艦長は佐官.
 第二次大戦までの潜水艦の艦長列伝を読むと,その点,個人的に面白く感じられる.

 ドイツの潜水艦がいかに小さな――日米の艦隊型潜水艦よりずっと艦型が小さく,乗員の数も少ない――,水上艦でいえば魚雷艇どまりの船にすぎなかったか,何気に分かる傍証だな.
(沢山建造したせいもあるが)
 でも,魚雷艇や水雷艇なんかよりずっと高価なんだがな.

軍事板,2007/04/21(土)〜04/22(日)
青文字:加筆改修部分

 映画「Uボート」の艦長も,階級は大尉でしたね.
 Uボート・エースの経歴を見た限りでは,佐官に昇進するあたりで陸上勤務に転属されることも多かったみたいですね.

フナムシ in mixi,2009年08月25日 23:55

 Uボートっていう映画,ありましたね.
 終始暗いイメージの映画でした.

割れ煎 in mixi,2009年08月26日 00:32

 日本でも呂号潜のような小型潜水艦は,大尉が艦長をつとめていましたよー
 小型潜の多いソ連も,同じだったと思う(こっちはソースが無い)

極東の名無し三等兵 in mixi,2009年08月26日 01:36

 極東の名無し三等兵さんの補足

 呂号の潜艦長なら大尉と言うわけではなく,大尉潜艦長もありえたという話.
 基本は少・中佐が潜艦長を勤めます.
 また伊号の潜艦長でも,旧式艦の場合は大尉の潜艦長もありえました.

 Uボートの場合は,大尉が基本で稀に少佐が艦長.
 Uボートって大抵は排水量1,000tに満たないけど,伊号潜の場合は最低でも1,000t(1等潜水艦の基準が1,000以上.
 ざっと調べた限りでは,潜高型の1,070tが最小.)で,2,000tオーバーの艦も珍しくなかった.

鉄底海峡 in mixi,2009年08月26日 06:52


 【質問】
 Uボート乗組員には,どんな人が選ばれたの?

 【回答】
 Uボートは苛酷な勤務であり,忍耐と体力/精神力を要求されるため,その乗組員は原則として健康良好な志願者のみ採用されました.
(時には特殊任務遂行上,科学者や諜報員,特殊部隊隊員のようなスペシャリストを,乗員に加えました)
 それゆえ高い士気と練度を誇っていましたが,43年後半以降 Uボートの損害が増大すると兵員の補充が志願者のみではまかなえなくなり,急速なドイツ潜水艦部隊の質低下をまねきました.
 Uボート乗組員は4万人のうち,終戦まで生き残った者は30%ほどでした.

 【参考ページ】
http://hp.vector.co.jp/authors/VA009078/aw/UB.htm
http://www.uboataces.com/articles-life-uboat.shtml
http://www.uboataces.com/ref-crew.shtml
http://www.uboat.net/men/crew/
http://www.mikekemble.com/ww2/uboat.html

【ぐんじさんぎょう】,2008/12/8 23:50
に加筆

 軍医についてだけど,大佐クラス(駆逐隊/潜水隊)でやっと軍医がつく日本海軍と違い,軍医ではないが各種の薬を処方できる衛生兵が各艦に乗ってたらしいですね.
 まあ薬の処方の仕方は,今で言う准看護婦さんが「家庭の医学」みてーな本みて処方するくらいのレベルだったと想像してますが.

へち in mixi,2008年12月11日 20:10

 あったら怖い,「ホリプロ・Uボート乗員スカウト・キャラバン」

消印所沢 in mixi,2008年12月07日 01:50

 Uボート人間コンテスト,琵琶湖で開催.

udon in mixi,2008年12月07日 02:06

>健康良好な志願者

 有望と…φ(゚∀゚)

コタロ@12/28・N24a in mixi,2008年12月07日 02:10

>苛酷な勤務

 苦しくてついつい呻いてしまう「うう,ボート」だったのですね,わかります.

井上@Kojii.net in mixi,2008年12月07日 09:29

 健康良好(性的な意味で)で性格最低な男子高校生だと,Niceボート乗組員になれるのですね,わかります.

 Nボート乗組員は,最終話まで生き残った者はごく一部(肉体部分的な意味で)

ぎんなんそう in mixi,2008年12月09日 20:19

(写真1)映画『Uボート』より
(写真2)Uボート艦内で調理をする乗組員
(いずれも画像掲示板より引用)


 【質問】
 空母機に撃沈されたUボートの数と艦名は?

 【回答】
コア(5):U67,U84,U185,U378,U487,
ガダルカナル(4):U68,U505(捕獲),U515,U544,
ボーグ(8):U86,U118,U217,U527,U543,U569,U850,U1229,
カード(7):U117,U402,U422,U460,U525,U584,U847,
サンティー(1):U160,
ブロック・アイランド(3):U220,U801,U1059,
フェンサー(4):U277,U666,U674,U959,
アクティヴィティ(1):U288(トラッカー機と共同),
フォーミダブル(1):U331(空軍機と共同),
ヴィンデックス(2):U344,U765,
トラッカー(1):U355,
カンパニア(1):U365,
チェイサー(2):U366,U973,
クロータン(1):U490,
サンティー(1):U509,
ヴィクトリアス(1):U517,
アーチャー(1):U752,
ソロモンズ(1):U860,
カンパニア(1):U921,

で計46隻.

 出典は「Uボート総覧」と「The U-boat Offencive 1914-1945」

ゆうか ◆9a1boPv5wk in FAQ BBS
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 Uボートでは,トイレの便器の中は海中にまんまスルー?
 海中投棄だろけど,一旦汚物タンクへ?

 【回答】
 Uボートは一回毎に手押しポンプで排出.
 もちろん水圧に対抗して排出できる深度で.
 この手順を覚える事が,潜水艦乗りの第一歩だったらしい。

 深深度潜航時には使えないので,バケツで代用.
 これが爆雷攻撃時には必ずと言っていいほど,床を転げまわる(笑)

 日本もそれだったけど,友永技術少佐のお陰で,伊号だけは汚物タンクに溜められて一括排出可能になった.
 当時の日本人は食物繊維を良くとる関係で,一日一回以上糞をする習慣だったから,そうじゃないと混雑時はかなり辛かったと思われ。

軍事板,2007/06/15(金)〜06/17(日)


 【質問】
 帝国海軍の潜水艦乗りは出港時にコンドーム渡されたってマジですか?
 マジなら理由を教えてください.
 港に着いた時にコンドームをもらい,売春宿に行くとかなら解るんですが.

 【回答】
 それ,ドイツだろ.
 第二次世界大戦中,ナチスドイツの潜水艦Uボートにはいざというときに膨らませて海面にばら撒き,敵のレーダー?を撹乱させるという目的で,乗務員1人あたり40個に相当する数のコンドームが搭載されていた.
http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%A5%B3%A5%F3%A5%C9%A1%BC%A5%E0

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ハンス・ローゼって誰?

 【回答】
 21万t撃沈のUボート・エース.
 撃沈した商船からの脱出艇を必ず確認し,医療・食料を提供した上で,場合によっては味方の艦艇が現れるまで艇を曳航したりとか,撃沈した駆逐艦が救難信号を出せなかった代わりに,自ら救難信号を打電,艦の沈没位置や漂流中の救命艇の状態まで連絡したりと,無制限潜水艦戦と言う勝つための効率を求めた戦争に変化していく中,騎士道を求めた最後のUボート乗りだったりする.
 戦後多くの連合軍潜水艦乗りが,彼に会いたがったとか.

軍事板,2006/03/21(火)


 【質問】
 実際のU-571ってどんな働きをしたんですか?
 検索しても映画の話ばっかりで・・・

 【回答】
 「VIIC型潜水艦の年表の続き」(from 「T-Keyのみりたりーなページ」)
他によれば,以下の通り.

'41.05.22 就役.艦長はヘルムート・メールマン大尉.
'41.08〜  作戦任務に従事(哨戒11回) 通算戦果7隻(47,169t)撃沈,1隻(11,394t)損傷
'43.03.22 北大西洋にて連合軍機の攻撃を受け,損傷を負う,
'44.01.28 アイルランド西方沖にて濠飛行艇の攻撃を受け沈没(艦長グスタフ・リュッソウ中尉)


 【質問】
 XXI型Uボートは,第二次大戦のレベルからしたらそんなにスゴい潜水艦なんですか?

 【回答】
 第二次世界大戦時までの潜水艦は,「水に潜ろうと思えば潜れる」という程度の潜航能力や水中行動能力しか持っていなかった.
 普段は普通に水上航行し,危険な時や戦闘時だけ水面下に潜って行動した.

 なので艦体も水上航行に適した形をしていたし,完全に水中に潜ってバッテリーで航行すると,2時間も航行すると電池が切れる上に,速度も数ktがせいぜいだった.

 そんな中で,「常に水中を航行する」ことを前提に艦形がデザインされ,バッテリーの容量も多い設計(その他,開発が上手く行けばヴァルター機関という新型エンジンを積む予定だった)のXXI型の設計は潜水艦の世界を変えるだけの革新性があった.

 潜水艦の概念を変えた存在なのである.

 潜行中はトイレが使えず,バケツで代用する以外は.


 【質問】
 XXI型Uボートが本格稼動してたら英米海軍の対潜部隊は太刀打ちできなかった,と聞きますが,潜水艦の水中速度が格段に速くなったというだけで,そんなに問題なんですか?
 ソナーで捕捉できないわけではないし,護衛艦のほうが足が速いことには変わりないというのに.

 【回答】
1.大抵の護衛艦より足が速い
2.21型を追跡可能な速度では,当時のソナーは雑音だらけで探知できない

 つまり従来の積極的な対潜戦術がほとんど使えなくなったのです.
 たまたま探知範囲に21型が入ってくれば捕捉できるけど,高速で逃げられたらすぐに探知範囲外に逃げられてしまう,
 追跡するために速度を上げたら,今度はソナー性能の限界で探知できなくなってしまう.
 これは事実上,21型を捕捉可能な範囲が,従来のUボートよりはるかに狭くなったことを意味します.

軍事板,2009/08/05(水)
青文字:加筆改修部分

▼ 水上艦が潜航中の潜水艦を追うには,聴音か探信による,相手の進路や位置や速度の情報がいる.
 そしてこれは15ktを超えると,著しく装置の精度・距離が落ちる.
 まして駆逐艦で30ktなんて出したら,聴音も探信も使用不能.
 潜水艦が水中で15kt以上出せる価値は,そこにある.

 勿論,最高速度は爆雷攻撃直後の離脱くらいにしか使えないだろうけど,ウルスラ使用の静粛走行時で7〜9ノット出せるの大きい.
 Z形の水中最高速に匹敵するんだから,離脱にはかなり貢献するだろな.

 それにXXIの水中の静音性はかなり優秀だったらしい.
 戦後,米が接収したXXIで試験をした所,XXIの最高速(17ノット)の時と,自国の潜水艦の最高速(8ノット)で音は同じだったらしい.
 仮に8ノットで潜航していたら,被発見率はかなり低かったんだろうな.
 実際,終戦時にXXIでシュネーが,重巡ノーフォークとその護衛駆逐艦に対して模擬襲撃をかけたが,発見されず離脱したらしいし.
 まあ,艦隊も終戦で油断していたかもしれないが.
 ちなみにこのときは,エーリヒ・トップが作ったXXI型用教本通りの襲撃をおこなっている.

軍事板,2007/07/22(日)〜07/23(月)
青文字:加筆改修部分

▼ 言ってみれば英対潜部隊と独Uボートの力関係が,開戦当初に戻されたようなものです.
 言ってみれば英米護衛艦艇と独Uボートの1対1の力関係が,開戦当初に戻されたようなものです.▲
 その時期もUボートは撃沈されてましたが,損害を補って余りある戦果を挙げてましたね?
 あの悪夢が再来することを意味したわけです.

軍事板,2009/08/05(水)
青文字:加筆改修部分

▼ ただし実際は,複数隻の駆逐艦が潜水艦の相手するのが常である上,WW2初期には乏しかった海上航空戦力が,連合国側には相当程度充実していたため,実戦でXXI型がどのくらい戦果を挙げられる可能性が高くなったかといえば未知数.

軍事板,2009/08/15(土)
青文字:加筆改修部分

 例えば『Uボート入門』に,本文中と巻末のリストにXXI型に関するデータあるが,本文中にあるのは,出撃したうちの2隻(U-2511,U-3008)で,そのうち被探知後に逃げ切ったのはU-2511の一例のみ(そもそも探知されなかった2例の記述もあり).
 巻末のリストは,どの艦が実戦参加して,どれだけの戦果を挙げたかという記述のみで,「XXI型は大戦終盤かなり逃げ切ってる」といえるようなデータや記述は見当たらない.

軍事板,2007/07/22(日)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 なぜ大戦中のドイツはXXI型潜水艦をもっと早く開発しなかったんでしょう?
 複殻構造も,大容量のバッテリーも,大馬力のモーターも,シュノーケルも,それほど画期的なアイデアとも思えません.

 【回答】
 大戦前期,連合国の機体が効果的なエアカバーを提供しない時期では,Uボートは潜航より浮上航行の時間の方が多かったため,水中を高速で航行する潜水艦なんてのは必要なかった訳で.

 それと蓄電池の大容量化は,即ちセル数の多さに繋がります.
 しかし,電池工場は国内に二カ所,それでは足りずに更に二カ所追加で新工場を建設しますが,軍需省の優先度が低く,なかなか稼働に至ってなかったり.

 シュノーケルにしても,オランダが実用化したのは,エンジンに直結する複雑な構造だった訳で…ちなみに,XXI型のディーゼルは空気容量が,4,700立方メートルも必要だ,と.
 ついでに,これを動かすと聴音機が使えないし,潜航状態が長引くと電装品がやられたり,使用中は最高速度が6ノットで,それ以上だと潜望鏡が振動で見れなくなると.

眠い人 ◆gQikaJHtf2

 潜水艦自体,第一次大戦で大活躍したにもかかわらず,戦果に比して「等閑視」されたといってよい状況のままでおかれたことの余波でしょう.
 ヒトラー政権がいかに潜水艦に理解がなかったかについては,「灰色の狼」を読めば分かるかと.

 また,発明の類いは,出来た後では「何だ」と拍子抜けするような単純なアイデアであることも珍しくないです.


 【質問】
 Uボートに航空機が接近し,Uボートの急速潜航が間に合いそうもないときに,とりあえず機銃で対抗しておいて,機を見て潜航するという方針をとった時期がありませんでしたか?

 【回答】
 ごく限られたある時期にはね.

 デーニッツは
「潜行して逃げるくらいなら浮上して戦え!」
「そして機銃でたたき落としてしまえ!」
と言って,ビスケー湾用に対空兵装を強化し,艦橋に装甲を張った対空Uボートも作られた.

 デーニッツは間違ってた(勿論本人もすぐに気づくが)

 対空Uボートは,あんまり役に立たなかった.
 一機や二機なら機銃でなんとかなっても,敵機の大軍に囲まれるとどうしようもない.

 そうした対空強化Uボートがどういう目に遭ったかは,U-977の戦記に詳しい.
 相手が鈍重な哨戒機1機だと,機銃で追っ払って潜航する時間を稼げるが,2機だと難しくなる.
 チャンスを掴めないでいると,あとからあとから飛行機が来るし,駆逐艦までやってくる……

 カタリナ飛行艇ではなく,B-24とかが襲ってきた大戦晩年にゃ・・・

 どんな目に逢うかはゲーム『Silent Hunter 3』をどうぞ.
 B-24の爆撃で上がる水柱はもう,笑えるほど.

軍事板,2007/07/17(火)・改


 【質問】
 ナチス補給潜活動状況は?

 【回答】
 「Uボート総覧」(大日本絵画)によれば,

U-459が6回出撃して延べ65隻,
U-460が6回出撃して延べ82隻,
U-461が6回出撃して延べ69隻,
U-462が4回出撃して延べ54隻,
U-463が5回出撃して延べ73隻,
U-464が1回出撃して0,
U-465が2回出撃して延べ22隻,
U-466が3回出撃して延べ41隻,
U-467が1回出撃して0,
U-468が1回出撃して0,
U-116が3回出撃して延べ23隻,
U-117が4回出撃して延べ26隻,
U-118が4回出撃して延べ24隻,
U-119が2回出撃して延べ16隻,
U-219が2回出撃して延べ5隻,
U-220が1回出撃して0,

 ということで,42年前半までに完成した5隻は対米戦などでかなりの成果を挙げてますが,連合軍の徹底的な覆滅によって,43年半ばまでには大半が撃沈されてます.

ゆうか ◆9a1boPv5wk in FAQ BBS
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 今でも動くUボートってあるの?

 【回答】
 可動艦はないようです.

 戦後の一時期という事でしたら,新生ドイツ連邦海軍が1956年に,カテガット海峡で自沈した]]V型「U-2365」を引き揚げ,「ハイ」(鮫)として57年に再就役させ,更にもう1隻「ヘヒト」(川鱒)を続いて再就役させました.

 さらに]]T型「U-2540」が引き揚げられて再就役,「ヴィルヘルム・バウアー」として,各種訓練用の民間船籍の練習潜水艦として活躍しました.
 この]]T型は対水上戦闘に加え,対潜戦闘も考慮した設計で,現在で言うハンター・キラー潜水艦に近い性能を持っていました.
 水中抵抗を抑える為に流線型に整形された船体は,大容量のバッテリーにより,水中17ktという,当時の潜水艦の中では桁違いの性能を誇っていました.
 更にシュノーケル設備も備えており,浮上せずにバッテリーの充電も行え,レーダー探知防止コーティングを施された船体と優秀なソナーを備えると言う,現代潜水艦と遜色のない性能を持つ当時無敵の潜水艦でした.
(もっとも,実戦参加前に終戦を迎えたので,無敵なのは当然ですが)

 しかし残念ながら,現在は総て退役しております.

 他には記念艦としてUボートの1号艇「U-1」が保存されており,現在ミュンヘンのドイツ博物館にカットモデルとして展示されています.

 Uボートの展示
http://www.uboat.net/special/museums/
に一覧があります.
 Type of siteでMuseumを選んでもいいし,Site by countryで詳しく見てもいいでしょう.
 目星を付けてから改めて検索して,具体的な展示内容とか開館日とか調べてください.

 余談ながら「ヴィルヘルム・バウアー」とは某黒騎士とは何ら関係なく,「ブラントタオハー」という名の自作潜水船でドイツ人として始めて水深16mまで“沈没”した人物です.
 沈没後約6時間経って脱出して来て,見物人を驚愕させました.
 ちなみに,この「ブラントタオハー」も1972年に引き揚げられ,ドレスデンの戦争博物館に展示されています.

 【参考画像】
Uボート絵葉書集


◆◆◆◆潜水艦装備

 【質問】
 WWUにおける潜水艦の魚雷発射手順を教えて下さい.魚雷の設定,発射後の行動等,できれば計算方法も教えて下さい.

 【回答】
UボートVII以降の場合ですが….
 1. 聴音,見張りなどで目標を発見する.
 2. 艦長は水上攻撃か潜航襲撃かを決定する.
 2'. (水上襲撃の場合)主席将校が攻撃を指揮し,艦上の照準器を用いて計算値を入力.
 3. (潜航襲撃の場合)艦長は攻撃用潜望鏡を用いて標的を観測し,その大きさ,速力,進路,吃水を判定し,その結果を
   主席将校にその情報を口頭で伝達.
   同時に,自艦との相対速力,相対針路を推定し,これも主席将校に口頭で伝達.
 3'. 艦長は算定値の向上を企図して観測を行なうか,被発見率の低下を企図してその数値を信用するかを考えてどちらの
   方策が必要かを選択し,魚雷到達時の未来位置の推定から使用魚雷の選択をし,標的の前方位置を占めるように,針路
   を考え,標的の重要性,天候,その他情報を吟味して魚雷発射本数を決め,(誘導魚雷の場合)魚雷発射後の捜索パターン
   を決定する.
 4. 主席将校は,魚雷戦計算盤に,雷速,艦長の推定した目標との推定距離,推定標的斜進角,推定的速,標的回頭率に
   関する修正要素を入力.
   魚雷戦計算盤では以上の数値を元に,方位角,収斂点,射角,最大射程を計算し,発射管室の開角受信機に発射開角
   を送信.
 5. 目標前方に針路を取り,魚雷発射位置を占位する.(発射距離は約900〜3000m)
 5'. 水雷科下士官は主席士官の指示に従って,発射管に魚雷を挿入(基本的に定期点検時を除き,挿入しっぱなしの状態に
   なっていましたが)
 6. 指示計を確認し,各発射管に手動(改良型は自動)でジャイロ斜進角を入力し,魚雷調整を行なう.
 7. 主任士官の発射命令に従い,魚雷を発射.
 8. 魚雷員が目標到達までの時間を計測.
 8'. 艦長が再攻撃の検討を行なう.または脱出手段の設定などを行なう.

眠い人 ◆gQikaJHtf2

Uボート17A型図解
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 映画「Uボート」にて,魚雷の狙いを付けるシーンで「後部マストの少し前を狙え」という台詞が出てくるのですが,当時の潜水艦はどのようにして魚雷の照準を付けていたのでしょうか?

 【回答】
 魚雷はジャイロと縦舵によって一定の進路を保って直進しますが,この進路は発射管の角度ではなく,発射時に魚雷に与えた進路を維持します.
 この進路と発射管の方向の角度を斜進角といいます.
 魚雷発射時に照準装置で算出した斜進角を,発射装置のダイアルなどで入力することで,魚雷は勝手にその方向へ進みます.
 ただしその進路に達するまでは回頭を続けるので,斜進角が大きい場合は直進になかなかならず,誤差も大きくなるので当たりにくくなります.

軍事板


 【質問】
 ある国の潜水艦用魚雷を,他の国が使う事はできなかったの?

 【回答】
 無理です.
 水上艦の魚雷に比べ,潜水艦の魚雷はいずれも全長が短いですから,発射管に入れる時点で支えます.
 また,米国の潜水艦魚雷を,英国の潜水艦から発射可能かと言うと,これも難しいでしょう.
(発射は可能であっても,諸元が違うので,命中は困難になるか,と)

 他国の魚雷を発射するのは,例えば,A国から輸出された潜水艦に,A国で装備している魚雷を使うと言うのなら可能でしょうね.
 日本から輸出されたタイの潜水艇に日本の魚雷を装備するとか,エストニアの潜水艦に英国の魚雷を装備するとか….

 後,スウェーデンの魚雷は,ドイツの魚雷とほぼ同じものなので,流用は可能(元々,Versailles条約で禁止された魚雷の研究を,スウェーデンで行っていた)だと思いますが,1910年代なら兎も角,第二次大戦では,そんな例は極めて少ないと思います.

眠い人 ◆gQikaJHtf2 :軍事板,2005/08/16(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 有名な映画「眼下の敵」じゃ,魚雷1発命中程度じゃ駆逐艦が沈まなかったんだけど,魚雷の威力ってその程度のものなの?

 【回答】
 駆逐艦は魚雷1本当たれば轟沈します.
 「眼下の敵」の米護衛駆逐艦の被雷シーンの方がぬるいのです.

 2千トン以下の駆逐艦クラスで土手っ腹に潜水艦の21インチ魚雷(炸薬300キロ以上)を喰らったら,まず船体が折れます.
 ただし当たり所(艦首や艦尾等)では,吹き飛んだ艦首や艦尾以外の残った部分で自力航行出来て帰投した幸運な例もありますが.
 土手っ腹に魚雷喰らって搭載魚雷が誘爆して・・・となったら,まさに轟沈でしょう.

 「眼下の敵」って魚雷1本当てた時点でUボート側の勝ちなんだけど.あの映画見た元Uボート乗りって憤慨したろうなぁ.

軍事板


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