c

「WW2別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ

◆◆◆◆◆◆◆国産車輌 Belföldi Gyártású Jármű
<◆◆◆◆◆◆装甲戦闘車輌 Páncélozott harcjármű
<◆◆◆◆◆車輌 Magyari jármű
<◆◆◆◆装備 Felszerelés
<◆◆◆ハンガリー陸軍 Magyar Honvédség a Második Világháborúban
<◆◆陸戦 目次 Földi Csata Index
<◆大西洋・地中海方面 目次 Atlanti-óceán és Földközi-tenger kerület Index
<第二次大戦FAQ


 【link】

『Zrínyi II Assault Howitzer: Armour of the Royal Hungarian Army』(Attilia Bonhardt 著,Peko Publishing,2015/5/19)


 【質問】
 ニコラス・ストラウスラーって誰?

 【回答】
 ニコラス・ピーター・ソレル・ストラウスラー Nicholas Peter Sorrel Straussler(1891~1966)は,アルヴィス・ストラウスラー Alvis Straussler 商会とかヴィッカースで軽戦車とか装甲車を設計していた人ですね.
 自動車技師であった彼は1928~1933年,フォールディング・ボート&ストラクチャーズ社 Folding Boats and Structures Ltd を経営.
 水陸両用車や路外走行用の軍用車輌の設計開発を得意分野とし,折り畳み式のものを含む多数の浮航装置の特許を取得しています.

 1930年代には,アルヴィス Alvis,ヴィッカース=アームストロング Vickers-Armstrong やハンガリーの企業で様々なプロジェクトに携わりました.
 そして彼は1937年~1938年にかけて,V-3,V-4という当時としてはわりに優れた軽戦車を開発しています.
 最初はアルヴィスで1937年に自社開発した軽戦車.
 エンジン二基で左右の履帯をそれぞれ駆動し,走行装置は一体構造としたものを車体中央に固定し,両端に大径の外部転輪と,小径の誘導輪で構成したボギーを前後に取り付けたもの.
 当時としては驚異的な67.5Km/hを狙ったけど,試作のみで中止.
 これはV.4と同じ機構ですね.

 装甲車のほうでは1933年にストラウスラーAC1を開発.
 英国ブレントフォード Brentford の Harlequin Avenue にストラウスラー・メカニゼーション Straussler Mechanization Ltd という会社を設立し,そこで開発されました.
 英国国籍も1933年2月に彼は取得しています.
 ちなみに組み立てはハンガリーのマンフレド・ヴァイス社 Manfred Weiss で行われました.

 次に開発されたのがAC1の改良型ストラウスラーAC2で,1935年のこと.
 これの試作車輌がマンフレド・ヴァイス社で2台製作され,1台は中東で使うために英国空軍で試験されましたが,ハンド・ブレーキに不具合が見つかり,もう1台は英国国外の顧客向けに,工場に残されました.

 1936.7.13,ストラウスラー・メカニゼーションはアルヴィスの出資でアルヴィス・ストラウスラーという協同会社となり,さらなる改良型アルヴィス・ストラウスラー AC3を開発.
 12両が同社で生産され,中東アデンの
英国空軍基地で使われました.
 また,オランダからも注文があり,インドネシアのジャワに配備するために改修したAC3Dが3両生産されました.

 一方,ハンガリー陸軍省はストラウスラーの合意を得て,マンフレド・ヴァイスに対し,工場に残っていたAC2を基にした装甲車8両を発注.
 これが39M
「チャバ Csaba」装甲車となります.

 で,大戦ではシャーマンDDなどに使用された折り畳みフロートを開発.
 その他,幾つかの英軍のプロジェクトに関わりました.

 戦後も主として水陸両用車方面で,様々な自動車の開発計画に携わりました.
 超低圧,路外走行用,ランフラットタイヤである「ライプソイド・タイヤ Lypsoid Tyre」もその一つです.

 1966.6.3,彼はロンドンで死去.
 生涯に取得した特許は30を数えました.

 結構,天才肌の人かも知れません.

眠い人 ◆ikaJHtf2(黄文字部分)他 : 軍事板,2002/08/07
青文字:加筆改修部分

 【参考ページ】
http://someinterestingfacts.net/straussler-armored-car-ac1-ac2-and-ac3/


 【質問】
 ストラウスラーV-3戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 トリアノン条約による軍備制限下で1933年,ニコラス・ストラウスラーによって開発された自称「農業トラクター vontató」
 様々な地形に対応できるよう,大小2つずつの転輪が,それぞれ独立して動くという変態設計.
 しかも両サイドにフロートをとりつけると水陸両用車になるという代物だった.
(というか,ストラウスラーは水陸両用車開発の専門家)
 試作車は1935年,ヴァイス・マンフレート社で完成したが,砲塔は搭載されないまま終わっている.
 しかし斬新過ぎたようで,同年,試作車は英国陸軍省にも持ち込まれて試験を受けたが,同省は対抗馬のマークVI軽戦車に軍配を上げた.
 日本にも持ち込まれたが,日本も,他のどの国も興味を示さずに終わった.

 【参考ページ】
Tanks!>Hungary(アーカイブ)
http://ftr.wot-news.com/2013/11/05/hungarian-armor-part-2-introduction-straussler-tanks/
http://tankarchives.blogspot.jp/2014/09/strausslers-tank.html
http://www.aviarmor.net/tww2/tanks/hungary/straussler_v3.htm

V-3四面図&写真
faq160430st.jpg
faq160430st2.jpg
faq160430st3.jpg
(こちらより引用)

mixi,2016.4.30


 【質問】
 ストラウスラーV-4戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 V-3戦車に対してハンガリー軍当局は好評価をし,ストラウスラーに対し,フル装備の戦車の試作を承認.
 そこで製作されたのがV-4戦車である.
 これはV-3と異なり,サスペンションを2個の支持転輪で支える方式.
 一部にリベットが使われた以外は溶接だった.
 37mm砲を長方形の砲塔に搭載し,160㏋エンジンで時速46kmを出した.
 フロートを装備して水陸両用で使えるのは,V-3と変わらず.
 1936年にヴァイス・マンフレート社において最初の試作車が完成し,ハンガリー軍当局による試験の前に英国と,そしておそらくイタリアにも売り込んでいる.

 1938年,試作車はハンガリーに戻り,40mm砲に換装してV-4/40と改名.
 再軍備を宣言したハンガリーにおいて,軍当局はV-4/40とドイツの1号戦車,そしてスウェーデンのランツヴェルク Landsverk L-60戦車とを比較試験した.
 しかしV-4/40試験の結果は芳しくなく,重量があり過ぎ,また,悪路で転倒し易いという欠点を見せた.
 結果,ハンガリー軍はL-60の採用を決定,これが「トルディ」としてライセンス生産されることになった.

 試作車輌は合計4台あったと言われる.

▼ 1両は1937年,イタリア陸軍が興味を示したため,イタリアへ送られた.
 移送されたのは,砲塔要員が1人のタイプ.
 同地で同車は試験されたが,採用とはならず,翌年ハンガリーへ送り返された.
 図1(図版番号faq190116v4)はイタリアでのもので,乗員も全てイタリア人.

 試験後のその後のそれらの行方は定かではないが,一説によれば1両をハンガリーに残し,3両は輸出されたという.
 輸出先はイタリアと見られている.

 ハンガリーの1両は,1945年にソ連軍に鹵獲され,クビンカでテストされたと言われており,今もクビンカのどこかに忘れ去られているのではないかと疑う歴史家もいるという.
 倉庫のどこかからひょっこり発見されたりしたら楽しいだろうね.

 【参考ページ】
http://web.archive.org/web/20071010131956/http://mailer.fsu.edu/~akirk/tanks/hun/Hungary.html
http://ftr.wot-news.com/2013/11/05/hungarian-armor-part-2-introduction-straussler-tanks/
http://tankarchives.blogspot.jp/2014/09/strausslers-tank.html
http://www.tanksinworldwar2.com/hungary-straussler-v-4.php
https://live.warthunder.com/post/675294/en/ ※図1引用元

V-4二面図&写真
faq160501st.jpg
faq160501st2.jpg
faq160501st3.jpg
(こちらより引用)

ドニエプル・モデルというメーカーから出ている,V-4戦車の模型
http://store.shopping.yahoo.co.jp/miniature-park/dm3590.html

mixi, 2016.5.1


 【質問】
 フェイェシュとファービアーンの戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 1930年代にフェイェシュ・イェネー Fejes Jenő とファービアーン・ラースロー Fábián László が陸軍の競争試作に応募した戦車.
 フェイェシュ・イェネーは自動車分野の発明家で,世界で初めて溶接製造によって自動車エンジンを作った人.
 ファービアーン・ラースローについてはgoogle検索程度の調査では不明.
 ぐぐってもオリンピック選手や作家の情報しか出てこない.
 英国のタンケッテ,カーデン・ロイド Carden-Loyd Mk. VIをベースにした設計で,そのうち一つは角ばった砲塔が進行方向左側にシフト配置されている.
 もう一つは丸形砲塔が中央にあり,模型から想像するに,フロートを両サイドにつけて水陸両用で使えるものだったらしい.

(ただし,下掲の模型に関しては,正確性を疑う声もある.
 また,下掲の想像図と4面図の転輪周りも,それぞれ異なっている.
 そもそも,ブログの記事一つと,それを基にしたであろう掲示板の情報しかない時点で,情報の正確さはかなり心もとないのだが…)

 詳細は不明であるところから想像するに,試作車輌は製作されていない模様.

 【参考ページ】
http://ftr.wot-news.com/2014/10/20/hungarian-branch-in-wot-part-2-light-tanks/
http://forum.worldoftanks.eu/index.php?/topic/128733-magyar-tankok/page__st__1340
http://magyarjarmu.hu/emberek/fejes-jeno/
http://www.repulomuzeum.hu/Hajtomuvek/Fejes.htm

フェイェシュ・ファービアーン戦車の想像図
こちらより引用)

同4面図
フェイェシュ・ファービアーン水陸両用?戦車・模型
こちらより引用)

mixi, 2016.5.12


 【質問】
 「トルディ」戦車のヴァリエーションを教えてください.

 【回答】
・38M 「トルディ」I(「トルディ」A20)
 初期生産型.

・38M 「トルディ」A40
 A20の主砲を40mm 42M戦車砲に換装.
 「トルディ」IIaに含むのが一般的だが,B20からの主砲換装型とは別種扱いされることもある.

・38M 「トルディ」II(「トルディ」B20)
 エンジン等,各コンポーネントをすべて国産品にした戦車.

・38M 「トルディ」IIa(「トルディ」B40)
 既存車輌の主砲を40mm42M戦車砲に換装.
 上述のように,A20の主砲換装型は,A40として別種扱いされることもある.

・43M 「トルディ」III(「トルディ」C40)
 最初から40mm砲を搭載して生産される予定だった車輌.
 生産中止.

・「トルディ」救護車(「トルディ」eü20)
 9輌もしくは12輌の「トルディ」I/IIを負傷者搬送型に改修したもの.
 砲塔右側のハッチが大型化され,医療機器のために20mm砲弾は184発に減らされた.
 1944年の6~7月に,ガンズ社は改修車輌を軍に引き渡した.

・「トルディ」対戦車自走砲
 75mm対戦車砲Pak40を搭載した対戦車自走砲型.
 試作車輌のみ.

 詳しくはそれぞれの別項を参照されたし.

 【参考ページ】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3_(%E6%88%A6%E8%BB%8A)
https://hu.wikipedia.org/wiki/38M_Toldi_I
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm

mixi, 2016.6.2


 【質問】
 「トルディ I」軽戦車について3行で教えてください.

 【回答】
 38Mトルディ I 軽戦車 38M Toldi I könnyű harckocsi は第二次大戦後,ハンガリー王国が初めて生産した戦車で,スウェーデンのランズベルク社 Landsverk ABから輸入したL-60軽戦車のライセンス生産版.
 武装を,スイスのゾーロトゥルン社からライセンス生産権を得た20mm対戦車銃36Mと,国産の8mm機関銃34/37Mに変更した上で,マーヴァグ MÁVAG,ガンズ GANZ 両社において,1940年4月から翌年5月までに80両が完成.
 ハンガリー陸軍「快速軍団」に配備されたが,相手がT-34だったので,とうてい太刀打ちできるはずもなく…

 【参考ページ】
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://www.militaryfactory.com/armor/detail.asp?armor_id=543
http://www.army-guide.com/eng/museum_product449.html

「トルディI」側面図
同じく三面図
こちらより引用)

写真集ページ
http://imgur.com/gallery/3w2v4

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/03 20:00
を加筆改修

 これ以前のハンガリー軍保有戦車がCV35豆戦車と,フィアット3000とかいうルノーFTの親戚(どちらもイタリアから輸入車)ですから,長足の進歩だったんですが,なんせ相手が悪すぎました・・

ギシュクラ in mixi,2016年04月03日 17:51


 【質問】
 「トルディ」Iの性能要目を教えてください.

 【回答】
全長:    4.75m
全幅:    2.14m
全高:    2.05m(2.02mとするサイトもあり),1.872 m(to the edge of the turret)
全備重量: 8.7t(8.5tというサイトもあり),8.25t(乗員無し)
Free ground clearence: 0.35 m
Tread: 2.066 m (between the two edges of tracks)
Width of tracks: 0.286x0.065 m
Number of tracks: 2x125
Ground pressure: 0.5 kp (kilopond)/cm2
車体容積: 7913 cm3
乗員:    3名(車長,砲手,操縦手)
エンジン:  ビュッシンク Bussing NAG L8V/36TR V型8気筒液冷ガソリン・ガソリン
最大出力: 155hp/3,000rpm
最大速度: 50km/h
ギア:    前進5,後進1
航続距離: 220km(200kmとするサイトもあり)
最小旋回半径: 4.5m
Crawl angle: 40°
Tilt angle: 25 °
Step climbing: 0.6 m
Trench bridging: 1.75 m
Ford ability: 0.7 m
主砲:    20mm対戦車銃36M×1 (52発)
有効射程距離: 1500m
最大射程: 5500m
初速:    850m/s
発射速度: 16/min
俯角仰角: -10° - +5°
貫徹能力: 100 m /90°/40 mm
       300 m /90°/35 mm
       500 m /90°/20 mm
副兵装:  8mm ゲバウエル Gebauer 機関銃34/37M×1 (2,400発)
装甲厚:   車体前面&側面13mm,後部7mm,上面&底面6mm,砲塔側面&マントレット13mm,砲塔上面5mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://ftr.wot-news.com/2013/11/06/hungarian-armor-part-3-toldi/
http://wio.ru/tank/hungary.htm

mixi, 2016.6.4

トルディI,IIの各部装甲厚
faq190203tl

こちらより引用)

twitter, 2019.2.3


 【質問】
 「トルディII」って何?

 【回答】
 「トルディI」と並行して生産された,ハンガリーの軽戦車.
 トルディIとの違いは,トルディIIが全コンポーネントを国産としている点で,トルディIがドイツのビューシンクNAG社製のL8V/36TR V型8気筒液冷ガソリン・エンジンを搭載していたのに対し,トルディIIはL8V/36TRエンジンをガンズ社でライセンス生産したVGT107 V型8気筒液冷ガソリン・エンジンを搭載.
 また,変速・操向機と転輪も,トルディIIでは国産のものが用いられていた.
 なので,トルディIとIIの外見上の違いは無いに等しく,生産後期のトルディIIが「輪っかアンテナ」でなく棒アンテナになっていることくらい.
 しかもこれも絶対的ではなく,実態としては車体前後の登録番号で見分けるしかない模様.
 登録番号は,
トルディI:H301~H380
トルディII:H381~H490
とされているが,サイトによっては,H385までがトルディIとされているところもある.

 生産数はトルディIが80両であるのに対し,トルディIIが110両.
 そのうちMÁVAG社製が42輌(H381~H422),GANZ社製が68輌(H423~H490輌)

 武装に差異はないので,トルディI同様,トルディIIもソ連軍の戦車には到底歯が立たず,生き残ったトルディI&IIの80輌は1943年から44年にかけ,主砲を51口径40mm42M戦車砲に換装された.
 これは「トルディIIa(別名トルディB40)」と呼ばれているが,40mm砲では焼け石に水で…

 【参考ページ】
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://kabanos.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/hobbyboss-135-3.html
http://groggywoker.blog114.fc2.com/blog-date-201203.html
http://ftr.wot-news.com/2013/11/16/hungarian-armor-part-4-toldi-ii-toldi-iia-toldi-iii/

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/06 20:00
を加筆改修


 【質問】
 「トルディ」IIの性能要目を教えてください.

 【回答】
全長:    4.75m
全幅:    2.14m
全高:    2.05m,1.872m(to the edge of the turret)
接地高:  0.35m
接地圧:  0.547 kp (kilopond)/cm2
重量:    8.7t,9.1t(フル装備,乗員なし),9.35t (operational with crew)
車体容積: 7913 cm3
乗員:    3名(車長,砲手,操縦手)
エンジン:  ガンズVGT107 V型8気筒液冷ガソリン
ギア:    前進5,後進1
最大出力: 155hp/3,000rpm
最大速度: 50km/h
航続距離: 220km
Crawl angle: 40°
Tilt angle: 25 °
Step climbing: 0.6 m
Trench bridging: 1.75 m
Ford ability: 0.7 m
最小旋回半径: 4.5m
Tread: 2.066 m (between the two edges of tracks)
Width of tracks: 0.286x0.065 m
Number of tracks: 2x125
武装:    20mm対戦車銃36M×1 (52発,ただし英文系サイトでは208発)
        8mm機関銃34/37M×1 (2,400発,ただし英文系サイトでは3200発))
有効射程: 1500m
最大射程: 5500m
主砲初速: 850m/s
発射速度: 毎分16発
俯角仰角: -10° - +5°
貫徹能力: 100 m /90°/40 mm
        300 m /90°/35 mm
        500 m /90°/20 mm
装甲厚:   6~13mm ※英文系サイトでは,最大35mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://www.tanks-encyclopedia.com/ww2/hungary/Toldi_Tank.php

2016.5.29


 【質問】
 「トルディ」IIaの性能要目を教えてください.

 【回答】
全長:    4.75m
全幅:    2.14m
Height (to the edge of the turret): 1.872 m
全高:    2.05m
接地高:  0.35m
接地圧:  0.547 kp (kilopond)/cm2
全備重量: 9.1t,9.35t(乗員含む)
車体容積: 7913 cm3
乗員:    3名(車長,砲手,操縦手)
エンジン:  ビューシンクNAG L8V/36TRまたはガンズVGT107 V型8気筒液冷ガソリン
ギア:    前進5,後進1
最大出力: 155hp/3,000rpm
最大速度: 48km/h
Tread: 2.066 m (between the two edges of tracks)
トラック幅: 0.286x0.065 m
トラック数: 2x125
航続距離: 220km
最小旋回半径: 4.5m
登坂能力: 40°
Tilt angle: 25 °
段差:   0.6 m
超壕能力: 1.75 m
渡渉能力: 0.7 m
武装:    40mm戦車砲37/42M×1(搭載弾数55)
        8mm機関銃34/40M×1(搭載弾数3200)
砲身長:  1.788m
最大射程: 8400m
砲弾初速: 800m/s
発射速度: 15-16/min
俯角仰角: -10° - +25 °
貫徹能力: 100 m /90°/46 mm
       300 m /90°/42 mm
       600 m /90°/36 mm
       1000 m /90°/30 mm
装甲厚:  操縦士前面35mm,車体23mm,側面13mm,後部7mm,上面&底面6mm,砲塔周囲および防盾35mm,砲塔上面5mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://www.k5.dion.ne.jp/~mhashi/38MTR2A.htm

2016.5.26


 【質問】
 「トルディ」A.40の性能要目を教えてください.

 【回答】
 ソースが掲示板出典のもの一つだけなので,信頼性にやや難があるが…

重量:   8.25 t,(乗員込みで)8.5 t
全長:   4.75 m
全幅:   2.14 m
全高:   2.02 m,(to the edge of the turret) 1.872 m
接地高:  0.35 m
Tread: 2.066 m (between the two edges of tracks)
Width of tracks: 0.286x0.065 m
Number of tracks: 2x125
接地圧:  0.5 kp (kilopond)/cm2
車体容積: 7913 cm3
エンジン: Bussing NAG type L8 V/36 Tr ガソリン・エンジン
       水冷,4ストローク8サイクル
最大出力: 155 hp, 18.2 hp/t
ギア:   前進5,後進1
最高速度: 50 km/h
航続距離: 200 km
最小旋回半径: 4.5 m
登坂能力: 40°
Tilt angle: 25 °
Step climbing: 0.6 m
超壕能力: 1.75 m
渡渉能力: 0.7 m
装甲:   前面13mm,後部7mm,上面&底面6mm,砲塔側面&マントレット13mm,砲塔上面6mm
Hull, driver's front and sides: 13 mm
主砲:   37/42.M 40 mm L/26 カノン砲 (搭載弾数: 55)
砲身長:  1.788 m
最大射程: 8400 m
初速:   800 m/s
発射速度: 15-16/min
俯角仰角: -10° - +25 °
貫徹能力: 100 m /90°/46 mm
       300 m /90°/42 mm
       600 m /90°/36 mm
       1000 m /90°/30 mm
機銃:   8mm機銃1 (搭載弾数: 2400)
Guidance: the machine gun was a coaxial gun, but it could be moved freely an additional 10° to all directions
乗員:   3(車長,砲手,操縦手)

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480

mixi,2016.6.3


 【質問】
 「トルディIII」って何?

 【回答】
 戦地から回収した中古のトルディ軽戦車は武装を更新しているのに,新規生産するトルディには古い装備をつけたままとはいかないよね?ということで,最初から40mm砲を搭載するために,砲塔を新しくしたのが,このトルディIII.
 またの名を43Mトルディ.
 1943年制式(Mod)のトルディという意味だ.
 兵装だけでなく,装甲も若干強化されていた.
 けれど既にハンガリー国内では,より強力な中戦車「トゥラン」の生産が始まっており,トルディIIIは1944年までに12両が完成したのみ.
 生産された車輌の活動については,何も記録が残っていない.
 いや,それどころか「軍に引き渡された車輌は無い」という話も…

 【参考ページ】
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://kleinpanzer.jimdo.com/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84-contents/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%BB%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7-hungaryan-afv/
http://ftr.wot-news.com/2013/11/16/hungarian-armor-part-4-toldi-ii-toldi-iia-toldi-iii/
http://thearmoredpatrol.com/2015/12/30/hungarian-half-blood-43m-toldi-iii/

トルディIII三面図
こちらより引用)

側面イラストおよびシュルツェンつきトルディIII写真
faq181229tl.jpg
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/07 20:00
を加筆改修


 【質問】
 「トルディ」IIIの性能 műszaki adatok は?

 【回答】
全長:    4.75m
全幅:    2.14m
全高:    2.05m
全備重量: 9.4t
Free ground clearence: 0.35 m
Tread: 2.066 m (between the two edges of tracks)
Width of tracks: 0.286x0.065 m
Number of tracks: 2x125
Ground pressure: 0.61 kp (kilopond)/cm2
車体容積: 7913 cm3
乗員:    3名(車長,砲手,操縦手)
エンジン:  Ganz ガンズVGT107 V型8気筒液冷ガソリン
最大出力: 155hp/3,000rpm
ギア:    前進5,後進1
最大速度: 48km/h
航続距離: 220km(190kmという数字もあり)
旋回半径: 4.5 m
超信地旋回: 2 m
最大登坂角度: 40°
Tilt angle: 25 °
超段能力: 0.6 m
超壕能力: 1.75 m
渡渉能力: 0.7 m
主砲:    40mm戦車砲37/42M×1(87発)
砲身長:   1.788 m
最大射程: 8400 m
初速:    800 m/s
発射速度: 15/min
俯角仰角: -10° - +25 °
貫徹能力: 100 m /90°/46 mm
        300 m /90°/42 mm
        600 m /90°/36 mm
        1000 m /90°/30 mm
副武装:   8mm機関銃37/42M×1(3200発)
装甲厚:   車体前面35mm,Hull, leaned 20 mm,側面13mm,後部10mm,上面&底面6mm,砲塔側面&マントレット35mm,砲塔上面6mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/38M.htm
http://ftr.wot-news.com/2013/11/16/hungarian-armor-part-4-toldi-ii-toldi-iia-toldi-iii/

mixi, 2016.6.26


 【質問】
 「トルディ」対戦車自走砲について,3行以上で教えてください.

 【回答】
 「トルディ」軽戦車一族の最終形態が,この「トルディ」対戦車自走砲 Toldi páncélvadász.
 ドイツの対戦車自走砲「マルダー」の成功に触発され,もはや第一線では通用しなくなったトルディの車体に,ドイツ製75mm対戦車砲Pak40を搭載した.
 砲塔は撤去され,代わりに砲は5~13mmの装甲板から成る砲廓で保護.
 他に,護身用の機関銃を搭載している.
 車体,エンジン,通信機器などは軽戦車型とほぼ同一.

 1944年春に試作されたが,他の戦車の生産が優先されたため,この対戦車自走砲型が量産されることはないまま,トルディ一族は終焉を迎えたのである.

 【参考ページ】
http://www.geocities.jp/grypf276/unit/tank21.html
http://forum.valka.cz/topic/view/32821/Harckocsi-Vadasz-Toldi

トルディ対戦車自走砲側面図および写真
faq160405hv.jpg
faq160405hv2.jpg
faq160405hv3.jpg
faq160405hv4.jpg
こちらより引用)

トルディ対戦車自走砲模型
こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/08 20:00
を加筆改修


 【質問】
 「トゥラーン」I中戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 「40M トゥラーン」中戦車 40M Turán közepes harckocsi は,第二次大戦緒戦の経過を鑑みて,トルディ軽戦車に代わる,より本格的な機甲戦力を手に入れたくて,チェコ・シュコダ社製のT-21中戦車をライセンス生産したもの.
 イタリアのM11/39中戦車やドイツのIV号中戦車の輸入等も検討されたが,ハンガリー陸軍技術研究所は1940年初めに,「チェコのシュコダ社製中戦車が現在最良のもの」と提言.
 これを受けてハンガリー陸軍は当時チェコを保護領としていた友好国ドイツに対して,S-IIa軽戦車(LTvz.35,ドイツ軍名称35(t)戦車)の生産供給を要請した.

 しかし当時シュコダ社はドイツ軍向けの生産で手一杯でハンガリー向けまではおぼつかなかったため,ドイツ側は適当な試作中戦車の提供と自国でのライセンス生産を提案した.
 それがT-21で,これはLT-35,いわゆる35(t)戦車の拡大・発展型として試作されたもの.
 リベット接合の車体・砲塔を持ち,LT-35譲りのボギー式リーフスプリングのサスペンション,空気圧式変速機を備えていた.

 ハンガリー陸軍はこの試作戦車をテストした後,制式採用.
 1940年9月,最初の230両の生産発注が行われた.
 ライセンス生産に当たっては,原型のT-21のシュコダA9・47mm砲は国産の51口径41M 40mm砲に改められ,砲塔形状も改変,エンジンも国産のヴァイス・マンフレード製のものになるなどの点が変更.
 生産に当たっては,ハンガリー各地の工場でパーツを生産し,それらをガンズ社,マーヴァグ社,ヴァイス・マンフレード社,MWG社に集めて主生産を行う方式をとった.

 しかし,開発と生産には時間を要し,国産トゥラーンの試作車の完成は1941年6月,生産車の部隊配備は1942年5月までずれ込んだ.
 1両で6,000km,2両合わせて1万kmにも達した走行試験等各種試験で様々な不具合箇所が指摘され,改善作業に追われたためである.
 そのため,対ソ戦ではドン川,ヴォルガ川を目指す大攻勢が開始されつつあるというのに,ハンガリー陸軍は戦車不足に直面.
 仕方なく1942年6月にはドイツから緊急にシュコダ社製の38(t)軽戦車102両とIV号中戦車若干の供給を受け,ハンガリー陸軍第1機甲師団に配備している.

 独ソ戦の戦訓により,75mm砲装備のトゥラーンIIが開発されることとなったが,その生産が始まって以降も,75mm砲生産の遅れのため,トゥラーン I も引き続き生産されている.
 総生産数,285両.
 ハンガリー陸軍第1機甲師団の他,第2機甲師団,第1騎兵師団へ配備されるも,初期故障が充分克服されておらず,一旦生産された車両も,変速・操向機を始め多くの改修が必要であった.
 隊員の訓練不足,維持管理体制の不備もあり,初期の40Mトゥラーン中戦車の運用成績は相当悪かったようである.

 【参考ページ】
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm
http://kleinpanzer.jimdo.com/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84-contents/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%BB%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7-hungaryan-afv/
http://blogs.yahoo.co.jp/kkpanzer/1797745.html

「トゥラーン」模型
http://blogs.yahoo.co.jp/kkpanzer/1797745.html

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/10 20:00
を加筆改修

http://www.fortepan.hu/_photo/display/72132.jpg

http://static.keptelenseg.hu/p/545b230a9012fd0092f6890c90fce013.jpg

 T21らしいです
http://files.brannamoc1938garda.webnode.cz/200004025-91dbc92d57/ST%20vz.%2039%20g.JPG

 T21
http://files.brannamoc1938garda.webnode.cz/200004023-249cb2576c/ST%20vz.%2039%20d.JPG

http://files.brannamoc1938garda.webnode.cz/200004021-1186312809/ST%20vz.%2039%20b.JPG

ギシュクラ in mixi,2016年04月11日
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「トゥラーン」Iの性能要目を教えてください.

 【回答】
全長:    5.55m
全幅:    2.44m,2.65m(スペースド・アーマー含む)
全高:    2.39m
Free ground clearence: 0.38 m
全備重量: 18.2t,18.7t(スペースド・アーマー含む)
車体容積: 14866 cm3
乗員:    5名(車長,操縦手,装填手,砲手,無線士)
エンジン:  マンフレード・ヴァイスV-8H 4ストロークV型8気筒液冷ガソリン
ギア:    前進6,後進6
最大出力: 260hp/2,200rpm
最大速度: 47km/h,46km/h(スペースド・アーマー含む)
航続距離: 165km
旋回半径: 12m
超信地旋回: 4m
Tread: 2.02 m (between the two edges of tracks)
Width of tracks: 0.42 m
Number of tracks: 2x106-107
接地圧:  0.61 kp (kilopond)/cm2,0.63 kp (kilopond)/cm2(スペースド・アーマー含む)
登坂角度: 45°
段差:    0.8 m
超壕能力: 2.2 m
渡渉能力: 0.9 m
武装:    51口径40mm戦車砲41M-40/51×1 (101発)
        8mm機関銃34/40M×2 (3,000発)
主砲弾初速: 850 m/s
発射速度: 12/min
貫通能力: 100 m /60°/45 mm
        500 m /60°/37 mm
        1000 m /60°/30 mm
最大射程: 4500m
砲塔長:  2.02m,3.2m(砲身含む)
砲塔幅:  1.85m
砲塔高:  0.825m
装甲厚:   正面50mm,側面&後部&砲塔全面25mm,上面&底面13mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm
http://live.warthunder.com/post/431232/en/ ※図版1引用元

(図版1)トゥラーン戦車の40mm砲側面図

2016.5.26


 【質問】
 「トゥラーン」II重戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 41M「トゥラーン」IIは「トゥラーン」I中戦車の主砲を75mm砲に替えただけの,ハンガリー陸軍自称「重戦車」.

 ハンガリー陸軍では1941年5月から「トゥラーン」Iに75mm戦車砲を搭載することを企図.
 1942年1月,トゥラーン中戦車の試験車体としての役目を終えていたT-21中戦車の内の1両に,MÁVAG社が開発した25口径75mm戦車砲41Mを搭載した試作車を完成させた.
 主砲の換装にあたっては砲基部が変更された他,砲塔は若干大型化され,特に俯角をかけた時の砲尾のクリアランスのため,砲塔上面に車長用張り出しを前方に延長するような大きな張り出しが設けられた.
 副武装や装甲厚等は「トゥラーン」Iと同じ.
 エンジンも同じだったため,「トゥラーン」IIでは戦闘重量が19.2tに増えた分,路上最大速度は43km/hと低下した.
 1942年5月までに実用試験を経て制式採用.

 量産は1943年春に開始され,最初の4両が軍に引き渡されたのが同年の5月.
 1944年6月までトゥラーンI中戦車と並行して生産され,合計139両が完成したという.
 中期以降の生産車では,ドイツ軍戦車と同様のシュルツェン(5mm厚程度の着脱鋼板による中空装甲)を車体と砲塔の側面に取り付ける改良が施されている.
 戦場に遺棄されたトゥラーンIIの写真を見ると,装甲板に細かい穴を多数開けた網状のシュルツェンとなっている.

 トゥラーンIIの武装を撤去して,砲塔内に3種類の無線機を搭載した,指揮戦車型の43Mトゥラーン無線戦車(ベゼルトゥラーン)も製作された.
 このベゼルトゥラーンの砲塔前面には指揮戦車であることが分からないように,ダミー砲が取り付けられていた.

 ハンガリー陸軍第1,第2機甲師団や第1騎兵師団などに配備された他,突撃砲の代わりに突撃砲大隊にも配備された.
 ブダペシュト攻防戦では,包囲されたブダペシュト市内に取り残されたハンガリー第2戦車師団のトゥラーンIIが多数,ソ連軍に破壊・鹵獲されている.

 【参考ページ】
Tanks!>Hungary(アーカイブ)
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm
http://military.sakura.ne.jp/army/hu_turan.htm
『バラトン湖の戦い』(大日本絵画,2000.4)

「トゥラーン」IIの有名な写真
こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/11 20:00
を加筆改修

https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/8c/70/12/8c70123774501217ed3824c0cc6b03e3.jpg

ギシュクラ in mixi,2016年04月11日
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「トゥラーン」IIの性能は?

 【回答】
全長:    5.55m
全幅:    2.44m,スペースド・アーマー付きで2.65m
全高:    2.43m
接地高:  0.38m
接地圧:  0.64 kp (kilopond)/cm2,スペースド・アーマー付きで0.66 kp (kilopond)/cm2
トレッド:  2.02m
トラック幅: 0.42m
トラック数: 2x106-107
全備重量: 19.2t,スペースド・アーマー付きで19.8t
車体容積: 14866 cm3
乗員:    5名(車長,操縦手,装填手,砲手,無線士)
エンジン:  ヴァイス・マンフレードV-8H 4ストロークV型8気筒液冷ガソリン
ギア:    前進6,後進6
最大出力: 260hp/2,200rpm
最大速度: 45km/h,スペースド・アーマー付きで43 km/h
航続距離: 150km
最小旋回半径: 12m
最小超信地旋回半径: 4m
登坂能力: 45°
段差限界高: 0.8 m
超壕能力: 2.2 m
渡渉能力: 0.9 m
懸架方式: リーフスプリング
武装:    25口径75mm 41.M L/25 戦車砲×1 (56発)
        34/40A M 8mm機関銃34/40M×2 (1,800発)
初速:    450 m/s
発射速度: 12/min
最大射程: 6300-8400 m
貫通能力: AP
       100 m /60°/56 mm,500 m /60°/51 mm,1000 m /60°/45 mm
       HEAT
       regardless of distance /60°/60-70 mm
砲塔長:  2.1m,3.3m(砲身含む)
砲塔幅:  1.85m
砲塔高:  0.85m
装甲厚:  正面60mm(50mmとしているページもあり),砲塔&側面25mm,後部:25mm,上面&底面13mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm

2016.5.19


 【質問】
 「トゥラーン」III重戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 「トゥラーン」III(43Mトゥラーン)重戦車は,対戦車能力向上のため,長砲身の43M.L/55 75mm砲を搭載した型.
 砲塔は後部がさらにかさ上げされ,最大装甲厚も90mmもしくは95mmに強化された.
 この装甲厚増加は,従来の車体に追加装甲板をボルト留め.
 シュルツェンも標準装備され,可能であればエンジン性能も向上させる予定であった.

 1943年8月にトゥラーンIの車体を改造してモックアップ砲を搭載した試作車が,マンフレード・ヴァイス社で製作された.
 同年12月には搭載砲の実物が組み込まれることが予定されたが,結局1944年6月に至っても試作車は完成しなかった.
 時間と資源の不足.
 …まあ,大戦末期のハンガリーは,サーラシ傀儡政権の下,ドイツに資源を差し出すための道具でしかなかったので.

 結局,43MトゥラーンIII重戦車は量産には至らず(ガンズ社で6両が生産されたという説もあるが…),実戦には間に合わなかったが,44M「タシュ」重戦車開発への道を開くこととなった.

 【参考ページ】
http://www.geocities.jp/grypf276/unit/tank5.html
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm
http://kleinpanzer.jimdo.com/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84-contents/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%BB%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7-hungaryan-afv/
http://ftr.wot-news.com/2014/06/04/hungarian-armor-part-7-turan-iii/

三面図
こちらより引用)

側面写真
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/12 20:00
を加筆改修

http://3.bp.blogspot.com/-Nst2zq3BbEc/VbtQQDTmJYI/AAAAAAAABCA/CsroA-BRRKQ/s1600/13468874785_eb9b4376e5_z.jpg

http://i.imgur.com/OblnUzp.jpg

https://pp.vk.me/c629325/v629325486/a72d/8owMRO9UdF4.jpg

ギシュクラ in mixi,2016年04月11日
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「トゥラーン」IIIの性能 műszaki adatok は?

 【回答】
全長:    5.53m,7.00m(砲身含む)
全幅:    2.44m,(スペースド・アーマー付きで)2.65m
全高:    2.43m(2.655mとしているものもあり)
全備重量: 21t,(スペースド・アーマー付きで)23.3t
Free ground clearence: 0.38 m
Tread: 2.02 m (between the two edges of tracks)
Width of tracks: 0.42 m
Number of tracks: 2x106-107
接地圧:  0.7 kp (kilopond)/cm2,(スペースド・アーマー付きで)0.78 kp (kilopond)/cm2
車体容積: 14866 cm3
乗員:    5名(車長,操縦手,装填手,砲手,無線士)
エンジン:  マンフレード・ヴァイスV-8H 4ストロークV型8気筒液冷ガソリン
最大出力: 260hp/2,200rpm
ギア:    前進6,後進6
最大速度: 40km/h
航続距離: 120km(165kmという数字もあり)
旋回半径: 12m
超信地旋回: 4m
最大登坂角度: 45°
超段能力 :0.8m
超壕能力 :2.2m
渡渉能力 :0.9m
主砲:    43口径75mm戦車砲43M-75/43×1 (32発)
最大射程: 7500-8600 m
初速:    770 m/s
発射速度: 12/min
貫徹能力:
       徹甲弾
       100 m /60°/85 mm
       300 m /60°/80 mm
       500 m /60°/76 mm
       1000 m /60°/66 mm
       100 m /90°/113 mm
       300 m /90°/106 mm
       500 m /90°/101 mm
       1000 m /90°/88 mm
       成形炸薬弾
       up to 1200 m/60°/90 mm
砲塔長:  2.28m,5.15m(砲身含む)
砲塔幅:  1.98m
砲塔高:  1.125m
副武装:  8mm機関銃34/40M×2 (1,800発,ただし3000発という数字もあり)
装甲厚:   車体正面75mm,側面・後部35mm,上面&底面13mm,砲塔正面60mm,砲塔側面35mm,砲塔後部55mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm
http://www.k5.dion.ne.jp/~mhashi/43MTO3.htm

mixi, 2016.6.25


 【質問】
 トゥラーンIIIって何故キューポラ(らしき物)が付いたんでしょうか?
 戦車長の視界を広めるためにキューポラを付けたなら,左右にもペリスコープがあってもいいと思うのですが,海外のイラストを見ると(トゥラーンIIIの鮮明な写真が無いので),前後左右にスリットやペリスコープがある日・独・ソ連などの戦車と違って,トゥラーンIIIには前後にしかペリスコープが付いてません.
 ひょっとして砲尾が長くなったから戦車長の位置が後ろにずれて,砲塔のリングよりも後ろにはみ出したから,砲塔の中に戦車長を収めるためにキューポラらしき物をつけて高さを稼いだのでしょうか?

 【回答】
 あんまり資料がないし内部配置が分かんないんですが,あのキューポラもどきはIから付いてます.
 IIでもどき前面が砲塔ほぼ前端までつながる傾斜装甲の大きな構造物に変わり,IIIで更にその構造物上に新しいキューポラもどきが乗る形になったと.
 側面から見ると,車長定位置はどの型もターレットリング内に収まってます.

 推測するしかないんですが,Iは砲塔シルエットを低くしたいが為に(実際すごく低い),装填手の作業スペースを避けて車長だけ段違いにしたんじゃないかと.
 IIはここが狙われ易かったので,傾斜装甲を付けて防御を強化したと.
 IIIは弾薬と砲尾が大型化したので,またスペースが足りなくなり,もう一度車長を高く上げなければならなかったんじゃないかと.
 そんなら砲塔自体を高くすればいいじゃないかと思いますが,生産治具の関係で外形寸法を大きく変えたくなかったと云う様な事情があったのかも知れません.

 トゥラーンはどこか九七式~一式~三式の生い立ちと似た所があって興味深い戦車です.
 最後の発展型が間に合わなかった所まで.
 ただ,目指したものが違った.
 武装選択に一貫した筋が通ってます.
 最初から60mm装甲を選んだのも見事.
 IV号戦車よろしくシュルツェンを纏った姿は,鎧武者の様で中々格好いいと思うんですが.

軍事板,2009/11/20(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「ズリーニ」II突撃砲について3行以上で教えてください.

 【回答】
 40/43M「ズリーニ Zrínyi」II,別名「ズリーニ105」は,ドイツ国防軍における突撃砲の成功に触発されたハンガリー陸軍が,「トゥラーン」中戦車の車体をベースとして独自に設計し,量産・実用化した突撃砲 rohamlöveg.
(roham = 攻撃,突撃,löveg = 銃砲)
 主砲には,不良在庫となっていたハンガリー製の105mm榴弾砲40Mを搭載.
 生産にあたっては,装甲板や砲は他社工場で製作され,ヴァイス・マンフレート社に引き渡されるという協同体制が組まれたが,その足並みが揃わず,最初の3両が完成したのは1943年9月.
 しかもこの3両は装甲鋼板が間に合わず軟鉄製で,訓練用のみに使われた.
 さらに1944年7月27日,工場がアメリカ軍の爆撃により破壊され,生産停止.
 その後,回収された装甲車体やエンジンを使い,ガンズ社で組立て再開されたが,こちらもガンズ社のあるブダペシュトの包囲・陥落に伴い,11月には生産が不可能となった.
 生産数は,ヴァイス・マンフレート社において合計60両,ガンズ社で1944年9月までに6両とされている.
 ガンズ社でのそれ以降の生産については不明.

 現在唯一現存する「ズリーニ」IIが,ロシアのクビンカ戦車博物館に展示されている.

 【参考ページ】
http://combat1.sakura.ne.jp/43M.htm
http://wbmuse.blog89.fc2.com/blog-entry-112.html
http://www.geocities.jp/grypf276/unit/tank5.html
http://www.amazon.co.jp/dp/4499230977

「ズリーニII」写真
(こちらより引用)


(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/14 20:00
を加筆改修

 写真・下は試作車か初期生産型らしいです.
 多くの車体は正面右の丸いハッチ?が廃止されています.

 クビンカのズリーニ
http://milstory.blogrepublik.eu/files/2013/07/zrinyi.jpg

ギシュクラ in mixi,2016年04月11日
青文字:加筆改修部分

 ズリーニ突撃砲の戦歴については,ラスト・オブ・カンプフグルッペ3 高橋 慶史著に詳しく書かれています.
 同書にはスロバキア軍についての章もあります.
(4巻にはスロバキア蜂起に関する章もあります.)

ギシュクラ in mixi,2016年05月22日


 【質問】
 「ズリーニ」IIの性能要目を教えてください.

 【回答】
全長:    5.90m
車体長:   5.45m,5.9m(砲身含)
全幅:    2.89m
全高:    1.90m
接地高:  0.38m
接地圧:  0.72 kp (kilopond)/cm2,0.75 kp (kilopond)/cm2(スペースド・アーマー付き)
トレッド:  2.398m
トラック数: 2x106-107
全備重量: 21.5t,22.5 t(スペースド・アーマー付き)
車体容積: 14866 cm3
乗員:    4名(車長・操縦士・装填手・砲手,各1)
エンジン:  マンフレード・ヴァイスV-8H 4ストロークV型8気筒液冷ガソリン
ギア:    前進6,後進6
最大出力: 260hp/2,200rpm
最大速度: 43km/h
懸架・駆動: リーフスプリング式サスペンション&装軌式,前方起動輪
航続距離: 220km(整地),160 km(不整地)
最小旋回半径: 12m
超信地旋回半径: 4m
登坂能力: 45度
渡渉能力: 0.9m
Step climbing: 0.8 m
超壕能力: 2.2m
武装:    20口径105mm榴弾砲40/43M×1 (52発)
装甲厚:   正面75mm,側面25m,後部25m,上面・底面13mm,スペースド・アーマー5mm
主砲:    40.M 105mm L/20榴弾砲
弾薬数:   定数52,実際には90~95
最大射程: 10500m
俯角仰角: -8°~ +25°
左右角度: 11°~ -11°
弾種:    徹甲弾 500 m /60°/70 mm
        対戦車榴弾 500 m /60°/80 mm

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://combat1.sakura.ne.jp/43M.htm

mixi, 2016.5.18

「ズリーニ」IIの各部装甲厚
faq190126zr

こちらより引用)

2019.1.26


 【質問 kérdés】
 「ズリーニ」II突撃砲の主砲は?
Milyen fegyverzet volt "Zrínyi" II rohamlövegben?

 【回答 válasz】
 ズリーニIIの主砲として搭載されたものは10.5cm 40.M戦車榴弾砲と言い,10.5cm 40.M榴弾砲を手直ししたものだった.
(図1)
(図2)
 手直しされた点は発射機構と安全装置で,砲の主要な構造には変わりはない.

 砲には空気圧式発射装置と,予備の機械的発射装置とがあった.
 安全装置は電気回路によるもので,砲を発射可能にするには親指でボタン2個を押して回路を閉じねばならず,そうでなければ発射できなかった.
 この手順は,射撃時に砲が装填手に当たってしまうことを防ぐためのものだった.

 砲弾により,この砲の特性も変化した.
 HE-T弾発射時は初速471 m/s,HEAT-T弾発射時は初速444 m/sだった.

 【参考ページ Referencia Oldal】
http://live.warthunder.com/post/431597/en/ ※図1引用元
http://ftr.wot-news.com/2014/02/17/4043m-zrinyi-ii-and-44m-zrinyi-i-assault-guns/ ※図2引用元

2017.5.27


 【質問】
 「ズリーニ」Iって何?
 3行以上で教えて!

 【回答】
 主力戦車「トゥラーン」がもはや改良の限界で,とてもこれ以上主力戦車として使用できなくなったことから,1943年に「ズリーニ105」発展型として構想された,対戦車戦闘用の駆逐戦車.
 これが44M「ズリーニ」I,またの名をズリーニ75」.
 「ズリーニ105」の車体を流用して,MÁVAG社が43M「トゥラーン」III重戦車用に開発した43口径75mm戦車砲43Mを搭載するものとされた.
 「ズリーニ75」試作車は,「ズリーニ105」突撃砲の試作車(H-801)の車体を再び改装して製作され,1944年2月には完成した.
 しかし結局,「ズリーニ」75突撃砲は試作車が完成しただけで,量産されなかった.
 これはディオーシュジュール Diósgyőr にある銃砲工場が資材不足のため,必要な75mm戦車砲を生産することが不可能だったからだといわれる.

 なお,「ズリーニ75」を「ズリーニ」I,「ズリーニ105」を「ズリーニ」IIと呼ぶこともあるが,なぜ先に開発された「ズリーニ」105が「ズリーニ」IIで,後に開発された「ズリーニ」75が「ズリーニ」Iとなったのかはよく分かっていない.
「きっと何かズリぃことでも考えていたんだろう」
というダジャレを思いついた自分を,我ながら罰したい.

 【参考ページ】
http://combat1.sakura.ne.jp/43M.htm
http://wbmuse.blog89.fc2.com/blog-entry-112.html
http://www.geocities.jp/grypf276/unit/tank5.html
http://www.baumann.co.jp/list/BRONCO/CB35121.htm
http://www.amazon.co.jp/dp/4499230977

「ズリーニ」I三面図
(こちらより引用)

同カラー側面図
(こちらより引用)

MAVAG社の工場で撮影されたZrinyi I
faq190106zr
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/15 20:00
を加筆改修


 【質問】
 「ズリーニ」Iの性能要目を教えてください.

 【回答】
全長:    5.5m,7.35m(砲身含む)
全幅:    2.89m
全高:    1.90m
全備重量: 21.5t,22.5t(スペースド・アーマー含む)
Free ground clearence: 0.38 m
Tread: 2.398 m (between the two edges of tracks)
Number of tracks: 2x106-107
Ground pressure: 0.72 kp (kilopond)/cm2
Ground pressure (with spaced armour): 0.75 kp (kilopond)/cm2
車体容積: 14866 cm3
乗員:    4名(車長,操縦手,装填手,砲手)
エンジン:  マンフレード・ヴァイスV-8H 4ストロークV型8気筒液冷ガソリン
最大出力: 260hp/2,200rpm
ギア:    前進6・後進6
最大速度: 43km/h,40km/h(スペースド・アーマー付き)
航続距離: 220km
燃料容量: 445リットル
最小旋回半径: 12m
超信地旋回半径: 4m
Crawl angle: 45°
Step climbing: 0.8 m
Trench bridging: 2.2 m
Ford ability: 0.9 m
武装:    43.M 75 mm L/55 cannon (搭載弾数52,実戦時には90~95発)
初速:    770m/s
発射速度: 毎分12発
俯角仰角: -8°~ +25°
水平可動範囲: 11°-11°
装甲厚:   車体正面75mm,側面&後部25mm,上面&底面13mm,スペースド・アーマー5mm
貫徹能力: 100 m /60°/85 mm
       300 m /60°/80 mm
       500 m /60°/76 mm
       1000 m /60°/66 mm
       100 m /90°/113 mm
       300 m /90°/106 mm
       500 m /90°/101 mm
       1000 m /90°/88 mm
無線機:  R-5/a

 【参考ページ】
http://forum.warthunder.com/index.php?/user/292258-hebime/?tab=reputation&app_tab=forums&type=received&st=480
http://forum.axishistory.com/viewtopic.php?t=5163
http://ftr.wot-news.com/2014/02/17/4043m-zrinyi-ii-and-44m-zrinyi-i-assault-guns/

mixi, 2016.6.12


 【質問 kérdés】
 43.M 75mm戦車砲って何?
Mi az 43.M 75 mm-es harckocsiágyú?

 【回答 válasz】
 トゥラーンIIIやズリーニIの主砲.
 元はドイツのPAK-40のライセンス生産版である43口径75mm 43.M対戦車砲.
 資材不足により対戦車砲としては未完成だったが,MÁVAG社では43MトゥラーンIII重戦車用の戦車砲へ転用.
 しかし結局トゥラーンIIIへ搭載されることは無く,さらにズリーニIの主砲へと転用された.

 (図1)はズリーニI試作車に搭載された43.Mを,運転士および装填手の側から撮影したもの.
 砲の向こう側の席が砲手席.
 503とナンバリングされているボトルは,タンクの内側から砲の空気圧を補充するために使用される.
 壁際にある折り畳まれた銃は,ハンガリー国産の39.Mキラーイ短機関銃.

 【参考ページ Referencia Oldal】
https://live.warthunder.com/post/737012/en/
http://live.warthunder.com/post/431232/en/ (※図1引用元)
http://combat1.sakura.ne.jp/43M.htm
http://combat1.sakura.ne.jp/40M.htm

twitter bot, 2019.1.11
に加筆改修


 【質問】
 「タシュ」重戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 44M「タシュ」重戦車 Tas nehéz harckocsi は,ソ連のT-34などに対抗し得るものとして,1943年春,ブダペシュトのヴァイス・マンフレート社において開発が始められた戦車.
 ヴァイス・マンフレート製V-8Hエンジンを2基搭載して速度は時速45km.
 長砲身の75mm戦車砲を搭載,傾斜装甲を採用し,最大装甲厚120mm,重量は38トンとする計画.
 ドイツの「パンター」中戦車よりも軽量だが,75mm砲搭載の戦車はハンガリーでは重戦車に分類されるので,誰が何と言おうと立派な重戦車.
 ついでに外見も何となく「パンター」戦車に似ているが,そこは深く突っ込んではいけない.

 ハンガリーの工業力では,試作品にまで装甲板を回す余裕がなかったので,ズリーニのときと同じように,試作車輌は軟鉄で作られることになった.
 搭載砲も国産の43M 75mm砲.
 量産車ではドイツの7.5 cm KwK 42が搭載される予定だったそうだが,果たして当時のドイツにもそんな余裕があったかどうか…

 とにもかくにもヴァイス・マンフレート社にて組み立てが始まったのだが,1944.7.27,工場が米軍機の爆撃を受ける.
 せっかくの試作車輌は破壊されてしまい,計画は放棄された.
「素直にパンター戦車のライセンス生産していたほうがマシだったんじゃないの?」
というのは,ただの素人考えだろうか?

 【参考ページ】
http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E6%88%A6%E8%BB%8A#.E3.82.BF.E3.82.B7.E3.83.A5.E9.87.8D.E6.88.A6.E8.BB.8A
https://twitter.com/61shikip/status/484896904816250880
http://kabanos.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-941d.html
http://ftr.wot-news.com/2013/06/17/hungarian-armor-part-1-44m-tas-and-tas-rohamloveg/
http://forum.axishistory.com/viewtopic.php?t=19899

「タシュ」4面図および完成予想図
faq160421ts.jpg
faq160421ts2.jpg
faq160421ts3.jpg
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/04/30 20:00
を加筆改修


 【質問】
 「タシュ」駆逐戦車について3行以上で教えてください.

 【回答】
 「タシュ Tas」駆逐戦車 Rohamlöveg は,「タシュ」重戦車が開発開始されると同時に,将来の戦車の発展を予期して構想されたもの.
 同時期のドイツ駆逐戦車が通常の戦車よりも安価かつ有用だったことにも影響を受けていた.
 計画ではドイツの71口径8.8 cm KwK 43を搭載し,正面装甲厚は120mmで傾斜装甲.
 4号駆逐戦車よりもやや曲面的であることから,外見はドイツ駆逐戦車よりもアメリカのT-28やソ連のJS系自走砲のほうに似通ってきている.
 待ち伏せ攻撃を想定し,車体は低く設計された.
 試作車輌2両が発注されたが,工場が空爆を受けたことにより,「タシュ」重戦車ともども計画は中止され,ハンガリーの戦車開発はここに終焉したのである.

 【参考ページ】
http://ftr.wot-news.com/2013/06/17/hungarian-armor-part-1-44m-tas-and-tas-rohamloveg/
https://en.wikipedia.org/wiki/44M_Tas
https://en.wikipedia.org/wiki/44M_Tas_Rohamlöveg
https://hu.wikipedia.org/wiki/44M_Tas

「タシュ」側面図
模型写真?
(こちらより引用)

「タシュ」カラー側面図
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2016/05/02 20:00
を加筆改修


 【質問 kérdés】
 「タシュ」駆逐戦車型は実在しなかったって本当?

 【回答 válasz】
http://www.tanks-encyclopedia.com/ww2/hungary/Tas-rohamloveg-fake-tanks
において,そのような主張がなされている.
 同ページによれば,第二次大戦当時,ハンガリー国防省はタシュ試作をヴァイス・マンフレート社に複数発注したが,その中に駆逐戦車型は無かったことが判明しているという.
 第二次大戦後,共産主義政権下では大戦中の戦車について研究することはタブーとなり,1970年代後半までは研究家は殆ど皆無だったため,今日,矛盾を含んだ記憶証言に頼らざるを得ない状況となっている.
 今日流布されている駆逐戦車型「タシュ」の模型や側面図などは全て,そうした回想に基づく想像図であり,複数の図の間で細部に違いが見られるのはそのためである――としている.

 この話の真偽だが,ホームページ一つの情報だけでは真偽不明というしかないので,情報の蓄積を今後も行っていく予定.

mixi, 2018.3.15


目次へ

「WW2別館」トップ・ページへ

「軍事板常見問題&良レス回収機構」准トップ・ページへ   サイト・マップへ